JP2003309238A - タワー型ヒートシンク - Google Patents

タワー型ヒートシンク

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JP2003309238A JP2002112748A JP2002112748A JP2003309238A JP 2003309238 A JP2003309238 A JP 2003309238A JP 2002112748 A JP2002112748 A JP 2002112748A JP 2002112748 A JP2002112748 A JP 2002112748A JP 2003309238 A JP2003309238 A JP 2003309238A
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    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0275Arrangements for coupling heat-pipes together or with other structures, e.g. with base blocks; Heat pipe cores

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱的特性に優れしかも、生産性に優れたタワ
ー型ヒートシンクを提供する。 【解決手段】 管状の複数本のヒートパイプ3がベース
部2に立設され、そのヒートパイプ3におけるベース部
2とは反対側の端部側に複数のフィン10が装着された
タワー型ヒートシンク12において、前記ベース部2に
電子部品1が熱伝達可能に取り付けられ、その電子部品
1が基板6に対して非接触状態となるように前記ベース
部2が前記基板6に搭載され、その基板6の周縁部を保
持してベース部2に対して固定する固定部材7が設けら
れるとともに、その固定部材7とベース部2との間にプ
ラスチックシート8が介在されている。また、ヒートパ
イプ3がベース部2に沿わせた蒸発部とその蒸発部に対
して湾曲させられたベース部2に対して立設されている
凝縮部とを備え、フィン10が装着されていない湾曲部
分で、ベース部2の表面から所定高さの部分をフィン1
0と平行な方向の送風に対して遮断する遮蔽壁11が設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベース部に立設
した伝熱部材に放熱フィンを取り付けた構造のタワー型
ヒートシンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒートシンクは発熱部材もしく
は高温部に接触させられて、これら発熱部材や高温部の
実質的な放熱面積を拡大する機能を備えたものである。
したがって、この種のヒートシンクにおいては、放熱面
を形成するフィンが可及的に多数設けられていればよい
が、冷却対象物に対する汎用性を持たせるためにベース
部にフィンを装着した構造のものが一般に使用されてい
る。しかしながら、ベース部に薄板状のフィンを多数取
り付けることは困難であるため、放熱フィンの枚数、す
なわち実質的な放熱面積が制約を受ける不都合があっ
た。
【0003】これに対して、ベース部に支柱などの伝熱
部材を立設し、その伝熱部材に放熱フィンを取り付けた
構造のタワー型ヒートシンクにおいては、フィンを伝熱
部材に嵌合させるなどのことにより、多数の放熱フィン
を設けることができるので、その枚数や放熱面積の制約
が少なくなる利点がある。この種のタワー型ヒートシン
クの一例が米国特許第5,412,535号明細書に記
載されており、このヒートシンクは前記伝熱部材として
ヒートパイプもしくは、ベ−パーチャンバーを用いたも
のである。すなわち、ベース部に中空のコンテナを立設
し、その内部をヒートパイプ化する一方、そのコンテナ
の外面に多数のフィンを嵌合させたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のヒートパイプ式のタワー型ヒートシンクにおい
ては、台形のヒートパイプもしくはベ−パーチャンバー
が、ベース部からフィンへの熱伝達を媒介し、しかもそ
の熱伝達が作動流体の潜熱の形で行われるので、ベース
部から放熱フィンに至る部分での熱抵抗を小さくするこ
とができる。しかしながら、フィンが取り付けられてい
るヒートパイプもしくはベ−パーチャンバーが、多数の
フィンを取り付ける支柱としての機能を兼ね備える必要
があるから、ヒートパイプあるいはベ−パーチャンバー
としての熱的特性のみで、その構造を決めることができ
ず、その結果、構造が特殊なものとなるので製造性に欠
ける不都合があった。特に上記の明細書に記載された構
造では、ヒートパイプもしくはベ−パーチャンバーを一
本設けた構造であるから、そのヒートパイプもしくはベ
−パーチャンバーを台形のものとせざるをえず、この点
でも構造が特殊化され、生産性に欠ける不都合があっ
た。
【0005】さらにまた、上記従来のタワー型ヒートシ
ンクでは、ヒートパイプ用コンテナもしくはベ−パーチ
ャンバー用コンテナが下端で開口した形状であり、その
開口端をベース部で密封する構造であるから、作動流体
がベース部に直接接触することによる熱抵抗の低減を計
ることができるもののベース部とヒートパイプもしく
は、ベ−パーチャンバーとを同時に組み立てなければな
らず、その点での構造の特殊化に加えヒートパイプもし
くはベーパーチャンバーの密封に特殊な技術が要求さ
れ、コストの低廉化を計ることが困難であった。
【0006】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであって、熱的特性に優れしかも、生産性
に優れたタワー型ヒートシンクを提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、
管状の複数本のヒートパイプがベース部に立設され、そ
のヒートパイプにおけるベース部とは反対側の端部側に
複数のフィンが装着されたタワー型ヒートシンクにおい
て、前記ベース部に発熱部材が熱伝達可能に取り付けら
れ、その発熱部材が所定の基板部に対して非接触状態と
なるように前記ベース部が前記基板部に搭載され、その
基板部の周縁部を保持してベース部に対して固定する固
定部材が設けられるとともに、その固定部材とベース部
との間に断熱層が介在されていることを特徴とするタワ
ー型ヒートシンクである。
【0008】したがって、請求項1の発明では、タワー
型ヒートシンクにおいて、ベース部自体に固定する機能
を持たせないので発熱部材、または所定の基板部とベー
ス部との固定の構造が簡単になる。また、固定部材と前
記ベース部との間に断熱層が介在されているので、前記
発熱部材が非接触状態となっている前記基板部への熱伝
達が防止される。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の構成
に加えて、前記ヒートパイプが前記ベース部に沿わせた
蒸発部とその蒸発部に対して湾曲させられた前記ベース
部に対して立設されている凝縮部とを備え、前記フィン
が前記湾曲している部分よりも先端部側に装着されてお
り、かつフィンが装着されていない部分で、前記ベース
部の表面から所定高さの部分を前記フィンと平行な方向
の送風に対して遮断する遮蔽壁が設けられていることを
特徴とするタワー型ヒートシンクである。
【0010】したがって、請求項2の発明では、強制冷
却のときに、ヒートパイプのフィンが装着されていない
部分が、遮蔽壁によって空気流から遮蔽されている。そ
のため、前記空気流がフィンを迂回することを防止でき
る。換言すれば、フィンを密にしても送風された空気が
フィンを通過する。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図に示す具体例
を参照して説明する。図1に示す例は、LSIなどの電
子部品1を冷却するように構成した例であり、図1はそ
の全体的な構成を示す正面図である。図1において、発
熱部材に相当する電子部品1を熱授受可能に接触させる
ベース部2が、銅もしくはその合金などの熱伝導性の良
好な金属によって平板状に形成されている。そのベース
部2の下面が電子部品1を接触もしくは接合させる面と
されている。
【0012】ベース部2の表面には、凹溝2Aが設けら
れている。この凹溝2Aに、ヒートパイプ3の基端部4
が嵌め込まれており、ヒートパイプ3の基端部4のうち
前記凹溝2Aから突出している部分を上部カバー5が覆
っており、ベース部2の表面に密着固定されている。し
たがって、基端部4は、ベース部2および上部カバー5
によって狭持されている。
【0013】ベース部2の周縁には、基板6と固定する
固定部材7が接続されている。固定部材7はアルミニウ
ムもしくはその合金などの材料から形成されている。す
なわち、固定部材7よりもベース部2の方が熱伝導性に
優れている構成とされており、ベース部2に熱が集まり
易くなっている。また、ベース部2と固定部材7との間
には、プラスチックシート8が設けられており、いわゆ
る断熱層とされている。
【0014】ヒートパイプ3は、ほぼ直角に湾曲されて
L字状に形成されている。このL字状の一方の端部周辺
が基端部4とされており、ベース部2と上部カバ−5と
によって狭持されて、固定されている。
【0015】また、ヒートパイプ3の前記L字状の他方
の端部である先端部9周辺には、放熱のための多数のフ
ィン10が設けられており、放熱部とされている。この
フィン10は、アルミニウムあるいはその合金などの金
属からなる環状をなす薄板状の部材であり、ヒートパイ
プ3に嵌合させるための三つの取付孔10Aが形成され
ている。各フィン10は、ヒートパイプ3に嵌合させら
れた状態で、ヒートパイプ3の前記他方の端部の直角方
向に、平行に所定の間隔で配置され、ハンダ付けあるい
はカシメなどの適宜の手段でヒートパイプ3に固定され
ている。このフィン10同士の間隙が、図示しないファ
ン等で強制冷却を行った際の通風路となっている。
【0016】ヒートパイプ3の前記L字状の湾曲部分5
Aの周辺は、フィン10が設けられていない部分とされ
ている。すなわち、基端部4または放熱部以外の部分と
されている。このヒートパイプ3における湾曲部分5A
を囲むようにベース部2に壁部が設けられており、遮蔽
壁11とされている。言い換えると、図示しないファン
等で送風した際のフィン10の通風方向において、通風
路以外の部分を塞ぐように遮蔽壁11が、ベース部2の
表面に立設されている。
【0017】ヒートパイプ3の先端部9は、ベース部2
の表面方向に湾曲部分5Aを挟んで一個置きに配置され
ている。したがって、ヒートパイプ3がベース部2の表
面上で、平行に隣接する他のヒートパイプ3と互いに反
対の向きに配置されている。その結果、ベース部2の表
面上で先端部9を頂点とした三角形が形成されている。
この状態を図4に示す。
【0018】上述のような構成で、タワー型ヒートシン
ク12が形成されている。
【0019】上述のタワー型ヒートシンク12が使用さ
れた状態を説明する。まず、タワー型ヒートシンク12
を電子部品1に取り付ける。このとき、電子部品1とベ
ース部2とが接触する。この電子部品1が動作を行うこ
とにより熱が生じる。電子部品1に生じた熱は、ベース
部2に伝達される。このベース部2には、管状の複数本
のヒートパイプ3の基端部4が、ベース部2に設けられ
ている凹溝2Aに嵌め込まれて固着されているので、ヒ
ートパイプ3とベース部2との熱伝達面積が広くなって
いる。そのため、ベース部2の熱が効率良くヒートパイ
プ3に伝達され、フィン10まで熱輸送される。
【0020】また、ヒートパイプ3の基端部4が、ベー
ス部2および上部カバ−5によって狭持されているの
で、基端部4の外面全体がベース部2との間の熱伝達面
となり、熱抵抗が小さくなる。その結果、電子部品1に
生じた熱が、効率よくフィン10まで熱輸送される。
【0021】また、ベース部2と固定部材7との間に
は、プラスチックシート8が設けられており、いわゆる
断熱層とされている。したがって、ベース部2から固定
部材7を経由する基板6への熱伝達が防止される。
【0022】一方、図示しないファン等によって放熱部
が送風されて強制冷却される。放熱部には、平行に配置
された薄板状のフィン10が多数設けられているので、
タワー型ヒートシンク12の放熱面積が増加される。
【0023】前記ヒートパイプ3の先端部9は、三角形
の頂点とされている。そのため、ヒートパイプ3および
フィン10およびベース部2が、いわゆる枠組構造にな
るので、タワー型ヒートシンク12の強度が向上する。
【0024】また、ベース部2自体に固定する機能を持
たせないので電子部品1、または所定の基板6とベース
部2との固定の構造が簡単になる。
【0025】また、前記拡散によるベース部2の温度降
下が低減される。そのため、基端部4の周辺が高温に保
持される。同時に、ベース部2の熱が基端部4に伝達さ
れる。基端部4に伝達された熱は、ヒートパイプ3の内
部の作動流体によって、放熱部に熱輸送される。この放
熱部に輸送された熱はフィン10に伝達される。
【0026】このとき、ヒートパイプ3の基端部4また
は放熱部以外の剥き出しの湾曲部分5Aが、ベース部2
に立設されている遮蔽壁11によって前記空気流から遮
蔽されている。そのため、前記空気流がフィン10を迂
回することが防止される。換言すれば、フィン10がヒ
ートパイプ3に密に配置されても、送風された空気がフ
ィン10を通過する。
【0027】上述の具体例によると、タワー型ヒートシ
ンク12において、管状の複数本のヒートパイプ3の基
端部4が、ベース部2の表面に沿わせて固着されている
ので、ベース部2とヒートパイプ3との熱伝達面積が広
くなる。そのため、ベース部2からヒートパイプ5に効
率良く熱を伝達することができる。また、ヒートパイプ
5とベース部2との固定部分が大きく形成されているの
で、前記ヒートパイプ5とベース部2とを固定し易くす
ることができる。その結果、タワー型ヒートシンク12
の生産性を向上することができる。
【0028】また、ヒートパイプ3の湾曲部分5Aが、
ベース部2に立設されている遮蔽壁11によって送風さ
れた空気から遮蔽されている。そのため、前記空気流が
フィン10を迂回することが防止されて、前記送風され
た空気がフィン10を通過するので、タワー型ヒートシ
ンク12の放熱性を向上することができる。また、遮蔽
壁11によってフィン10の設けられた放熱部を独立さ
せることができる。その結果、前記ヒートパイプ5の湾
曲部分にフィン10を設ける必要がなくなるので、タワ
ー型ヒートシンク12の生産性を向上することができ
る。
【0029】また、ベース部2自体に固定する機能を持
たせないので電子部品1、または所定の基板6とベース
部2との固定の構造が簡単になる。そのため、タワー型
ヒートシンク12の製造性を向上することができる。ま
た、ベース部2に電子部品1が固定されているので、電
子部品1に生じた熱を効率良くベース部2に伝導するこ
とができる。したがって、タワー型ヒートシンク12の
熱的特性を向上することができる。
【0030】また、ベース部2の表面に密着固定された
上部カバー5によって、前記ヒートパイプ3の基端部4
の外面全体がベース部2との間の熱伝達面となり、熱抵
抗が小さくなる。その結果、タワー型ヒートシンク12
の熱的特性を向上することができる。また、上部カバー
5とベース部2とによってヒートパイプ3の固定の際に
仮止めできる。その結果、タワー型ヒートシンク12の
製造時に、フィン10の取り付け等の微調整を行うこと
ができる。そのため、タワー型ヒートシンク12の生産
性を向上することができる。
【0031】また、前記ヒートパイプ3の先端部9が、
多角形の頂点とされていることにより、そのため、ヒー
トパイプ3およびフィン10およびベース部2が、いわ
ゆる枠組構造になるので、タワー型ヒートシンク12の
強度を向上することができ、仮止め等を行うことができ
る。したがって、タワー型ヒートシンク12の生産性を
向上することができる。また、フィン10同士の間隔を
大きく形成できるので、薄板状のフィン10は放熱面積
の広いフィンを使用することができる。その結果、タワ
ー型ヒートシンク12の放熱性を向上することができ
る。
【0032】また、ベース部2と固定部材7との間に、
プラスチックシート8が設けられて断熱層とされている
ので、ベース部2に伝達された大部分の熱がベース部2
に拡散されずに、基端部4に伝達される。したがって、
前記拡散による温度降下を減少することができる。その
ため、基端部4の周辺を高温に保持することができる。
基端部4の周辺が高温に保たれると、ヒートパイプ3内
部の作動流体の沸騰および蒸発が効率よく行われる。そ
の結果、ヒートパイプ3の熱輸送の効率を向上すること
ができる。すなわち、タワー型ヒートシンク12の放熱
性を向上することができる。そのため、基板6を熱保護
するためのカバー等を固定部材7に設ける必要がなくな
る。したがって、タワー型ヒートシンク12の生産性を
向上することができる。
【0033】また、放熱部に薄板状のフィン10が多数
設けられているので、放熱面積を増加することができ
る。その結果、タワー型ヒートシンク12の放熱性を向
上することができる。
【0034】また、ヒートパイプ3が伝熱管とされてい
ることにより、熱の移動がヒートパイプ3の内部の作動
流体の潜熱としておこなわれるので、フィン10に対す
る熱の移動が促進され、その結果、放熱効率を向上させ
ることができる。
【0035】また、ベース部2がの固定部材7よりも熱
伝導性の良い材料で形成されているので、電子部品1か
らベース部2に伝達される大部分の熱を、基端部4に伝
達することができるので、電子部品1に生じた熱を放熱
部まで効率よく熱輸送することができる。したがって、
タワー型ヒートシンク12の放熱性を向上することがで
きる。
【0036】なお、この発明は上記の具体例に限定され
ない。すなわち、この発明における断熱層は、上述した
プラスチックシート8による断熱層に限られないのであ
って、例えば、ベース部2と固定部材7との間に隙間が
設けられて、前記隙間に介在する空気によって断熱され
る断熱層が形成されていてもよい。要は、ベース部と固
定部材との間が断熱層が形成されていればよい。
【0037】また、上記の具体例のタワー型ヒートシン
ク12では、三本のL字状に湾曲された形状のヒートパ
イプ3が使用されたが、この発明のタワー型ヒートシン
クは、上述のヒートパイプの形状および本数に限定され
ない。例えば、U字状に湾曲された形状のヒートパイプ
を使用し、その中間部をベース部に固定する構成として
もよい。
【0038】さらに、上記の具体例のタワー型ヒートシ
ンク12では、ヒートパイプ3の湾曲部分5Aが、遮蔽
壁11によって空気流から遮蔽されたが、この遮蔽壁の
構成は、上述の遮蔽壁11の構成に限定されない。例え
ば、各ヒートパイプ3の前記部分の周囲をフィルム状の
部材によって覆って前記空気流から遮蔽してもよい。要
は、ヒートパイプのフィンが配列されていない部分が空
気流から遮蔽されていればよく、その遮蔽壁は任意の部
材でよい。
【0039】ところで、この発明では、ヒートパイプを
立設したベース部を固定部材によって基板に固定するよ
うに構成されている。したがってこの発明では、ベース
部を、発熱部材を取り付けることのできる範囲で小型化
することができる。そのため、ベース部は熱伝導性のよ
い金属とし、固定部材は安価な素材によって構成するこ
とができる。例えばベース部を銅製とし、固定部材をア
ルミニウム製とすることができる。こうすることによ
り、ヒートシンクの全体としてのコストを低廉化するこ
とができる。その場合、上記の断熱層を介在させなくて
もよい。また、発熱部材は、基板に取り付けられるな
ど、基板部に接触していてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、タワー型ヒートシンクにおいて、固定部材とベー
ス部との間に断熱層が設けられているので、発熱部材か
ら基板部への熱伝達を防止することができ、そのため基
板への熱影響を防止もしくは抑制することができる。
【0041】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、強制冷却のときに、ヒートパイプのフ
ィンが装着されていない部分が、遮蔽壁によって空気流
から遮蔽されている。そのため、前記空気流がフィンを
迂回することが防止され、その結果、送風された空気が
フィンを通過するので、フィンから効率良く放熱するこ
とができる。その結果、タワー型ヒートシンクの熱的特
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のタワー型ヒートシンクの一例を示
す図である。
【図2】 図1における発明の要部の拡大図である。
【図3】 この発明のヒートパイプの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…電子部品、 2…ベース部、 3…ヒートパイプ、
6…基板、 7…固定部材、 8…プラスチックシー
ト、 10…フィン、 11…遮蔽壁、 12…タワー
型ヒートシンク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の複数本のヒートパイプがベース部
    に立設され、そのヒートパイプにおけるベース部とは反
    対側の端部側に複数のフィンが装着されたタワー型ヒー
    トシンクにおいて、 前記ベース部に発熱部材が熱伝達可能に取り付けられ、
    その発熱部材が所定の基板部に対して非接触状態となる
    ように前記ベース部が前記基板部に搭載され、その基板
    部の周縁部を保持してベース部に対して固定する固定部
    材が設けられるとともに、その固定部材とベース部との
    間に断熱層が介在されていることを特徴とするタワー型
    ヒートシンク。
  2. 【請求項2】 前記ヒートパイプが前記ベース部に沿わ
    せた蒸発部とその蒸発部に対して湾曲させられた前記ベ
    ース部に対して立設されている凝縮部とを備え、前記フ
    ィンが前記湾曲している部分よりも先端部側に装着され
    ており、かつフィンが装着されていない部分で、前記ベ
    ース部の表面から所定高さの部分を前記フィンと平行な
    方向の送風に対して遮断する遮蔽壁が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタワー型ヒートシン
    ク。
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