JP2003309141A - 接続高さ管理方法とパッケージの組立方法およびパッケージ組立装置 - Google Patents

接続高さ管理方法とパッケージの組立方法およびパッケージ組立装置

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JP2003309141A
JP2003309141A JP2002114053A JP2002114053A JP2003309141A JP 2003309141 A JP2003309141 A JP 2003309141A JP 2002114053 A JP2002114053 A JP 2002114053A JP 2002114053 A JP2002114053 A JP 2002114053A JP 2003309141 A JP2003309141 A JP 2003309141A
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semiconductor element
connection
package
substrate
protruding electrode
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JP2002114053A
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Shinya Matsumura
信弥 松村
Yoshiaki Takeoka
嘉昭 竹岡
Junichi Sugano
純一 菅野
Yasushi Takemura
康司 竹村
Kazuhiro Ishikawa
和弘 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
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    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧接による接続工法を用いたパッケージ組み
立てにおいて、接続の良否を左右する接続高さの管理を
短時間に確認可能な接続高さ管理方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 圧接をさせた状態の突起電極2の先端の
直径Dを基板4の一方4aの面と対向する他方の面4b
から測定し、突起電極2の先端の直径と前記接続高さと
の相関関係から、半導体素子1と基板4との適正な前記
接続高さHを得るための圧接条件を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体の組み立てに
おいて、半導体素子と配線基板が圧接により接続される
パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のパッケージは、図13
(a)(b)に示すように構成されている。
【0003】配線基板5に半導体素子1を圧接による接
続工法で取り付けるに際しては、図13(b)に示すよ
うに半導体素子1の回路面に形成されている突起電極2
を配線基板5の配線部に圧接させて電気接続するととも
に、この状態の配線基板5と半導体素子1とを間に介在
させた封止接着樹脂3で接着して前記電気接続状態を安
定に維持してパッケージを構築している。
【0004】この圧接による接続工法では、図13
(b)に示す接続高さHの管理が、接続の良否を左右す
るので、従来では、所定の条件で組み立てたパッケージ
の接続部の断面を研磨などの手段にて取り出して、その
接続高さHを測定することで管理している。
【0005】図12はこの従来の接続高さ管理フローを
示している。図12のフローに基づき接続高さ管理手順
を説明する。ステップS1とステップS2およびステッ
プS3において、パッケージ組み立てに必要な部材、突
起電極2が形成された半導体素子1と配線基板5と封止
接着樹脂3を供給して、ステップS4で所定の接合条件
によりフリップチップ接合ならびに本圧着接合してパッ
ケージを図13に示すように組み立てる。
【0006】次に、接続高さHを測定するためにステッ
プS5では、組み立てられたパッケージを研磨などの手
段により図13(b)に示す接続断面を取り出す。ステ
ップS6では接続断面に現れた接続高さHを測定し、ス
テップS7で規格値と比較する。
【0007】接続高さHが規格値に入っている場合はス
テップS8で生産を実施し、外れている場合はステップ
S9で接合条件の設定を変更し、ステップS1,ステッ
プS2に戻って上記記載の手順をステップS7において
接続高さHが規格値に入るまで繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、圧接によ
る接続工法を用いたパッケージにおいて接続の良否を左
右する従来の接続高さ管理方法は、所定の条件で組み立
てたパッケージの接続部の断面を研磨などの手段にて取
り出してその高さを測定することで管理していたため、
接続高さの確認に非常に長い時間が必要であり、生産ま
でのロスが大きいという問題がある。
【0009】さらに、パッケージの品種が変わる場合に
は、接合条件の決定までに長い時間が必要であり、生産
までのロスが大きいという問題がある。そこで本発明
は、圧接による接続工法を用いたパッケージ組立方法に
おいて、接続の良否を左右する接続高さの管理を、短時
間に確認可能なパッケージの組立方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の圧接による接続工法を用いたパッケー
ジ組立方法における接続高さの管理方法は、接合時の突
起電極の接続高さを突起電極の先端の寸法により接続高
さを管理することを特徴とする。
【0011】本発明によれば、圧接による接続工法を用
いたパッケージ組立方法において、接続の良否を左右す
る接続高さの管理を短時間に確認可能であるという効果
が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の接続高さ
管理方法は、半導体素子の接続端子としての突起電極を
基板の一方の面に圧接させ、この状態の前記配線基板と
半導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着して
電気接続状態を維持したパッケージおいて、前記圧接さ
せた状態の前記半導体素子と基板との接続高さが規定値
に近づくよう前記圧接の条件をコントロールするに際
し、前記圧接をさせた状態の前記突起電極の先端の直径
を前記基板の一方の面と対向する他方の面から測定し、
前記突起電極の先端の直径と前記接続高さとの相関関係
から、適正な前記接続高さを得るための圧接条件を決定
することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項2記載の接続高さ管理方法
は、請求項1において、突起電極の形状が突起電極の高
さによりその先端の寸法が一義的に決定できる形状であ
ることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項3記載のパッケージの組立
方法は、請求項1記載の接続高さ管理方法を用いて、接
合完了後の前記突起電極の先端の直径を前記基板の一方
の面と対向する他方の面から測定し、接続高さが適正に
なった圧接条件を自動設定して生産することを特徴とす
る。
【0015】本発明の請求項4記載のパッケージの組立
方法は、請求項1記載の接続高さ管理方法を用いて、接
合完了前の前記突起電極の先端の直径を前記基板の一方
の面と対向する他方の面から測定し、接続高さが適正に
なるように圧接条件を自動設定して接合し生産すること
を特徴とする。
【0016】本発明の請求項5記載のパッケージの組立
方法は、請求項4において、前記基板は透明なガラスか
らなることを特徴とする。本発明の請求項6記載の接続
高さ管理方法は、半導体素子と基板のうちで一方に形成
された突起電極を他方に圧接させ、この状態の前記配線
基板と半導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接
着して電気接続状態を維持したパッケージおいて、前記
圧接させた状態の前記半導体素子と基板との接続高さが
規定値に近づくよう前記圧接の圧接条件を決定するに際
し、半導体素子に代わるダミーチップを使用し、前記突
起電極をダミーチップの一方の面に圧接させ、前記圧接
をさせた状態の前記突起電極の先端の直径を前記ダミー
チップの一方の面と対向する他方の面から測定し、前記
突起電極の先端の直径と前記接続高さとの相関関係か
ら、適正な前記接続高さを得るための圧接条件を決定す
ることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項7記載の接続高さ管理方法
は、請求項6において、突起電極の形状が突起電極の高
さによりその先端の寸法が一義的に決定できる形状であ
ることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項8記載のパッケージの組立
方法は、請求項6記載の接続高さ管理方法を用いて圧接
条件を自動設定し、ダミーチップを半導体素子に代え
て、半導体素子と基板を本圧着接合して生産することを
特徴とする。
【0019】本発明の請求項9記載のパッケージの組立
方法は、半導体素子と基板のうちで一方に形成された突
起電極を他方に圧接させ、この状態の前記配線基板と半
導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着して電
気接続状態を維持したパッケージを繰り返し生産するに
際し、生産中に請求項6記載の接続高さ管理方法を実行
するように半導体素子に代わってダミーチップを供給し
てテスト組み立てを実行してテスト組み立て接合中の圧
接条件を変更しながら圧接条件を自動設定して、この自
動設定された圧接条件でその後のパッケージを繰り返し
生産することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項10記載のパッケージ組立
装置は、半導体素子の接続端子としての突起電極を基板
の一方の面に圧接させ、この状態の前記配線基板と半導
体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着して電気
接続状態を維持したパッケージの生産に使用されるパッ
ケージ組立装置であって、前記圧接をさせた状態の前記
突起電極の先端の直径を前記基板の一方の面と対向する
他方の面から測定する認識カメラと、測定した前記突起
電極の先端の直径に基づいて前記配線基板と半導体素子
の間の適正な前記接続高さを得て圧接条件を決定してそ
の後のパッケージ組み立て時における圧接運転を制御す
る制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0021】本発明の請求項11記載のパッケージ組立
装置は、請求項10において、前記認識カメラを、半導
体素子と基板とを突起電極を介して圧接する処理を実行
するステージとは別の検査ステージに載置されたサンプ
ルを撮影するように配置したことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項12記載のパッケージ組立
装置は、請求項10において、前記認識カメラを、半導
体素子と基板とを突起電極を介して圧接する処理を実行
するステージに載置されたサンプルを撮影するように配
置したことを特徴とする。
【0023】本発明の請求項13記載のパッケージ組立
装置は、半導体素子と基板のうちで一方に形成された突
起電極を他方に圧接させ、この状態の前記配線基板と半
導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着して電
気接続状態を維持したパッケージを繰り返し生産するに
際し、生産中に半導体素子に代わってダミーチップを供
給してテスト組み立てを実行する第1の制御手段と、テ
スト組み立て接合したサンプルの突起電極の先端の直径
をダミーチップを通して測定する認識カメラと、測定し
た前記突起電極の先端の直径に基づいて前記配線基板と
半導体素子の間の適正な前記接続高さを得て圧接条件を
決定してその後のパッケージ組み立て時における圧接運
転を制御する第2の制御手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0024】以下、本発明の各実施の形態を図1〜図1
1に基づいて説明する。なお、従来例を示す図13と同
一の構成には同一の符号を付して説明する。 (実施の形態1)図1〜図3は本発明の(実施の形態
1)を示す。
【0025】図1は本発明の(実施の形態1)の接続高
さ管理フローを示し、従来例を示した図12のステップ
S5の研磨工程と、ステップS6の接合高さHの測定、
およびステップS7の接合高さHの規格値との比較との
3つの工程に代わって、図1では、ステップS5aとス
テップS5bに置き換えられて、従来の研磨工程を必要
としていない。
【0026】この(実施の形態1)の接続高さ管理方法
では、図2に示すように裏面の方向(矢視A)から突起
電極2の先端の頭頂径Dが観察できるように、透明なガ
ラスからなるガラス基板4が配線基板5に代わって使用
する。
【0027】図1のフローに基づき接続高さ管理手順を
説明する。ステップS1とステップS2およびステップ
S3において、パッケージ組み立てに必要な部材、突起
電極2が形成された半導体素子1とガラス基板4と封止
接着樹脂3を供給して、ステップS4で所定の接合条件
によりフリップチップ接合ならびに本圧着接合してパッ
ケージを図2に示すように組み立てる。
【0028】詳しくは、ガラス基板4に、封止接着樹脂
3としての封止接着フィルムが貼り付けられる。次に突
起電極が裏面に形成された半導体素子1を反転し、封止
接着フィルムが貼り付けられたガラス基板4に設定され
た圧接条件で圧接接合される。
【0029】次に、ガラス基板4の裏面より圧接接合さ
れた突起電極2の先端部の頭頂径Dを測定する。この頭
頂径Dが規格値の範囲に入っているかをステップS5b
で作業者が判断し、規格値内であればステップS8で生
産を開始する。もし規格値から外れている場合は、ステ
ップS9で接合条件の設定を変更し、ステップS1,ス
テップS2に戻って上記記載の手順をステップS5bに
おいて突起電極2の先端部の頭頂径Dが規格値に入るま
で繰り返す。
【0030】突起電極の接続高さHと頭頂径Dの関係
は、図2に示すように圧接のための加圧力が大きい場
合、半導体素子1とガラス基板4の間の接続高さHは低
くなり、頭頂径Dは大きくなる。
【0031】また、圧接のための加圧力が小さい場合、
半導体素子1とガラス基板4の間の接続高さHは高くな
り、頭頂径Dは小さくなる。この関係をある突起電極の
形状で求めたものを図3に示す。
【0032】接続高さHと頭頂径Dの関係を信頼率95
%の区間推定を行い、接続高さH=20〜25μmに管
理する場合には、図3のグラフより頭頂径D=46〜5
2μmで管理できることが判る。
【0033】このように、(実施の形態1)によれば、
圧接による接続工法を用いたパッケージ組立方法におい
て、接続の良否を左右する接続高さの管理を短時間に確
認可能であるという効果が得られる。
【0034】(実施の形態2)図4と図5は、(実施の
形態1)記載の接続高さ管理方法を用いて、圧接条件を
自動設定する装置を示す。
【0035】図4は本発明の(実施の形態2)の接続高
さ自動設定フローを表し、図5はこの装置を示す。圧接
力を受ける半導体素子1とガラス基板4とが載置される
ステージ6の上方には、半導体素子1に当接可能に加圧
シリンダ8によって駆動されるツール7が設けられてい
る。10は電空レギュレータで、加圧シリンダ8への加
圧エアーの供給圧力を電気信号で制御可能な調整器であ
る。ツール7のステージ6に対する相対位置はツール駆
動モータ9によって加圧シリンダ8の位置を上下動させ
て調節可能である。
【0036】12は検査ステージで、ステージ6での加
圧処理の完了したパッケージが載置される。11は頭頂
径測定用の認識カメラで、検査ステージ12に載置され
たパッケージのガラス基板4を介して前記矢視Aから突
起電極2の先端部の頭頂径Dを測定する。
【0037】図4のフローに基づき図5の設備による接
続高さ自動設定の動作を説明する。ステップS0では、
接続高さHを設備に入力する。次に、ステップS1〜ス
テップS3では、突起電極2が形成済の半導体素子1と
ガラス基板4が供給され、図示されない封止接着フィル
ム貼付装置によりガラス基板4には封止接着樹脂3とし
ての封止接着フィルムが貼り付けられる。
【0038】その後に図示されない半導体素子実装装置
にて突起電極が回路面に形成された半導体素子1を反転
して、ステップS4では、封止接着フィルムが貼り付け
られたガラス基板4に実装しステージ6に供給され、設
備に入力された接続高さHに対応する圧力で制御された
ツール7で突起電極が回路面に形成された半導体素子1
をガラス基板4に圧接接合する。
【0039】ステップS5aでは、半導体素子1のガラ
ス基板4への圧接接合が完了したサンプルを検査ステー
ジ12に移動し、接合された突起電極2の頭頂径Dを頭
頂径測定用認識カメラ11で測定する。
【0040】頭頂径Dが、規格値(事前に図3のように
接続高さと頭頂径の関係を求めたテーブルや、計算式な
ど)に入っていればステップS5cでそのときの加圧力
でステップS8で生産を開始する。
【0041】ステップS5bにおいて、もし規格値から
はずれている場合は、測定値から圧接条件、すなわち加
圧シリンダ8へ供給する空気圧を電空レギュレータ10
により変更し上記の手順を繰り返す。
【0042】なお、圧接接合のステージ6と検査ステー
ジ12を別としているが図7に示すように同一のステー
ジで作業するようにしても良い。なお、図4のフローチ
ャートを実行するパッケージ組立装置は、マイクロコン
ピュータを主要部とする制御手段で実行されている。具
体的には、この(実施の形態2)のパッケージ組立装置
は、半導体素子の接続端子としての突起電極を配線基板
5の一方の面に圧接させ、この状態の前記配線基板と半
導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着して電
気接続状態を維持したパッケージの生産に使用されるパ
ッケージ組立装置であって、前記圧接をさせた状態の前
記突起電極の先端の直径Dを前記基板の一方4aの面と
対向する他方の面4bから測定する認識カメラ11と、
測定した前記突起電極の先端の直径に基づいて前記配線
基板と半導体素子の間の適正な前記接続高さHを得て圧
接条件を決定してその後のパッケージ組み立て時におけ
る圧接運転を制御する制御手段とで構成されている。
【0043】このようにこの(実施の形態2)によれ
ば、圧接による接続工法を用いたパッケージ組立装置に
おいて、接続の良否を左右する接続高さの管理を自動で
行うことができる。
【0044】(実施の形態3)図6と図7は本発明の
(実施の形態3)を示す。上記の(実施の形態2)で
は、ステップS4で本圧着接合の完了したサンプルの突
起電極2を測定したが、この(実施の形態3)では圧接
接合のステージ6と検査ステージ12を図7に示すよう
に同一のステージで作業するようにし、本圧着接合の途
中のツール7からの加圧力を調整する点が異なってい
る。
【0045】図6のフローに基づき図7の設備による接
続高さ自動設定の動作を説明する。ステップS0では、
接続高さHを設備に入力する。ステップS1〜ステップ
S3では、突起電極2を形成済の半導体素子1とガラス
基板4が供給され、図示されない封止接着フィルム貼付
装置によりガラス基板4には封止接着フィルムが貼り付
けられる。その後に図示されない半導体素子実装装置に
て半導体素子1を反転し、封止接着フィルムが貼り付け
られたガラス基板4に実装する。
【0046】ステップS4aでは、突起電極が回路面に
形成された半導体素子1が実装されたガラス基板4がス
テージ6に供給され、圧接接合を開始する。まず設備に
入力された接続高さHに対応する圧力より低い圧力で制
御されたツール7で突起電極が回路面に形成された半導
体素子1をガラス基板4に圧接接合を開始する。
【0047】その圧接中にステップS5aにおいて、半
導体素子1が圧接接合されているガラス基板4をステー
ジ6の下方より、接合されている突起電極2の頭頂径D
を頭頂径測定用認識カメラ11で測定する。
【0048】ステップS5bでは、頭頂径Dが、規格値
(事前に図3のように接続高さと頭頂径の関係を求めた
テーブルや、計算式など)に入っていればステップS5
cでそのときの圧接圧力を設備の加圧力とし、ステップ
S8で生産を開始する。
【0049】もし規格値からはずれている場合は、ステ
ップS9を実行して測定値から圧接条件すなわち加圧シ
リンダー8へ供給する空気圧を電空レギュレータ10に
より圧力を増加させステップS5aに戻って頭頂径Dを
再度測定する。これを接合が完了するまでの間、頭頂径
Dが規格値に適合するまで上記の手順を繰り返す。
【0050】このようにこの(実施の形態3)によれ
ば、圧接による接続工法を用いたパッケージ組立装置に
おいて、接続の良否を左右する接続高さの管理を自動で
行うという効果が得られる。
【0051】さらに、接続高さ管理の自動設定に必要な
部材が少なく、かつ短時間で自動設定できるという効果
が得られる。(実施の形態4)図8と図9は本発明の
(実施の形態4)を示す。
【0052】上記の各実施の形態では、突起電極2が半
導体素子1の回路面に形成されていたために、突起電極
2の先端の頭頂径Dを基板を通して測定できるようにガ
ラス基板4を使用したが、この(実施の形態4)では基
板側に突起電極2を設け、この場合の接続高さHを管理
できるように、半導体素子1に代わってガラスダミーチ
ップ13を突起電極2に押圧してガラスダミーチップ1
3を通して突起電極2の先端の頭頂径Dを測定して最適
な加圧力を決定する点が異なっている。
【0053】図8は本発明の(実施の形態4)の接続高
さ自動設定フローを表す。図9は本発明の(実施の形態
4)の圧接接続装置を示す。図8のフローに基づき図9
の設備による接続高さ自動設定の動作を説明する。
【0054】ステップS0では、接続高さHを設備に入
力する。ステップS1aとステップS2aでは、突起電
極2形成済の配線基板5とガラスダミーチップ13が供
給され、図示されない封止接着フィルム貼付装置により
突起電極2形成済の配線基板5にはステップS3で封止
接着フィルムが貼り付けられる。その後に図示されない
半導体素子実装装置にてガラスダミーチップ13を封止
接着フィルムが貼り付けられた突起電極2形成済の配線
基板5に実装する。
【0055】ステップS4では、ガラスダミーチップ1
3が実装された突起電極2形成済の配線基板5がステー
ジ6に供給され、設備に入力された接続高さHに対応す
る圧力で制御されたツール7でガラスダミーチップ13
を突起電極2形成済の配線基板5に圧接接合する。
【0056】ステップS5aでは、ガラスダミーチップ
13が圧接接合された配線基板5を検査ステージ12に
移動し、接合された突起電極2の頭頂径Dをガラスダミ
ーチップ13を通して頭頂径測定用認識カメラ11で測
定する。
【0057】ステップS5bでは、頭頂径Dと規格値
(事前に図3のように接続高さと頭頂径の関係を求めた
テーブルや、計算式など)を比較して、頭頂径Dが規格
値に入っていればステップS5cでそのときの圧接圧力
を設備の加圧力とし、ステップS8で生産を開始する。
【0058】もし規格値からはずれている場合は、ステ
ップS9を実行して測定値から圧接条件すなわち加圧シ
リンダー8へ供給する空気圧を電空レギュレータ10に
より圧力を増加させステップS1aに戻って頭頂径Dを
再度測定する。これを接合が完了するまでの間、頭頂径
Dが規格値に適合するまで上記の手順を繰り返す。
【0059】このようにこの(実施の形態4)によれ
ば、圧接による接続工法を用いたパッケージ組立装置に
おいて、接続の良否を左右する接続高さの管理を自動で
行うという効果が得られる。
【0060】具体的には、半導体素子1と配線基板5の
うちで一方に形成された突起電極2を他方に圧接させ、
この状態の前記配線基板と半導体素子とを間に介在させ
た封止接着樹脂で接着して電気接続状態を維持したパッ
ケージを繰り返し生産するに際し、生産中にこの(実施
の形態4)の接続高さ管理方法を実行するように、生産
開始に際して、または幾つかのパッケージを生産するた
びに、半導体素子1に代わってダミーチップ13を供給
して図9に示したテスト組み立てを実行してテスト組み
立て接合中の圧接条件を変更しながら圧接条件を自動設
定して、この自動設定された圧接条件でその後のパッケ
ージを繰り返し生産することによって、長期間にわたっ
て安定した自動運転を期待できる。
【0061】なお、図8のフローチャートを実行するパ
ッケージ組立装置は、マイクロコンピュータを主要部と
する第1,第2制御手段で実行されている。具体的に
は、この(実施の形態4)のパッケージ組立装置は、半
導体素子1と配線基板5のうちで一方に形成された突起
電極を他方に圧接させ、この状態の前記配線基板と半導
体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着して電気
接続状態を維持したパッケージを繰り返し生産するに際
し、生産中に半導体素子1に代わってダミーチップ13
を供給してテスト組み立てを実行する第1の制御手段
と、テスト組み立て接合したサンプルの突起電極の先端
の直径Dをダミーチップ13を通して測定する認識カメ
ラ11と、測定した前記突起電極の先端の直径に基づい
て前記配線基板と半導体素子の間の適正な前記接続高さ
Hを得て圧接条件を決定してその後のパッケージ組み立
て時における圧接運転を制御する第2の制御手段とで構
成されている。
【0062】なお、(実施の形態1)から(実施の形態
4)で説明したフロー(図1、図4、図6、図8)およ
び圧接接続装置の概略図(図5、図7、図9)では、封
止樹脂フィルム(NCF)を用いる圧接接合となってい
るが、封止樹脂ペースト(NCP)、異方性導電フィル
ム(ACF)、異方性導電ペースト(ACP)などどの
ような材料の組み合わせでも同様の効果を得ることが出
来る。
【0063】なお、図10(a)〜(e)は各実施の形
態の突起電極の形状例を示す。図11は、図10(d)
の場合の所定の接続高さを示している。
【0064】
【発明の効果】以上のように発明の接続高さ管理方法に
よると、圧接をさせた状態の突起電極の先端の直径をパ
ッケージの外側から測定し、前記突起電極の先端の直径
と前記接続高さとの相関関係から、適正な前記接続高さ
を得るための圧接条件を決定するので、所定の条件で組
み立てたパッケージの接続部の断面を研磨などの手段に
て取り出してその高さを測定して管理する必要がなくな
り、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)の接続高さ管理フロ
ーの一例
【図2】本発明の接続部の断面と突起電極の先端部の概
略図
【図3】突起電極の接続高さと先端の寸法の関係を示す
グラフの一例
【図4】本発明の(実施の形態2)の接続高さ自動設定
フローの一例
【図5】本発明の(実施の形態2)の圧接接続装置の概
略図
【図6】本発明の(実施の形態3)の接続高さ自動設定
フローの一例
【図7】本発明の(実施の形態3)の圧接接続装置の概
略図
【図8】本発明の(実施の形態4)の接続高さ自動設定
フローの一例
【図9】本発明の(実施の形態4)の圧接接続装置の概
略図
【図10】図10(a)〜(e)は各実施の形態の突起
電極の形状例を示す斜視図
【図11】図10(d)の場合の所定の接続高さを示す
グラフ
【図12】従来の接続高さ管理フロー
【図13】圧接による接続工法を用いたパッケージの外
形および、接続断面の概略図
【符号の説明】
1 半導体素子 2 突起電極 3 封止接着樹脂 4 ガラス基板 5 配線基板 6 ステージ 7 ツール 8 加圧シリンダ 9 ツール駆動モータ 10 電空レギュレータ 11 認識カメラ 12 検査ステージ H 接続高さ D 頭頂径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 竹村 康司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石川 和弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5F044 QQ02 QQ04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子の接続端子としての突起電極を
    基板の一方の面に圧接させ、この状態の前記配線基板と
    半導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着して
    電気接続状態を維持したパッケージおいて、前記圧接さ
    せた状態の前記半導体素子と基板との接続高さが規定値
    に近づくよう前記圧接の条件をコントロールするに際
    し、 前記圧接をさせた状態の前記突起電極の先端の直径を前
    記基板の一方の面と対向する他方の面から測定し、 前記突起電極の先端の直径と前記接続高さとの相関関係
    から、適正な前記接続高さを得るための圧接条件を決定
    する接続高さ管理方法。
  2. 【請求項2】突起電極の形状が突起電極の高さによりそ
    の先端の寸法が一義的に決定できる形状であることを特
    徴とする請求項1記載の接続高さ管理方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の接続高さ管理方法を用い
    て、接合完了後の前記突起電極の先端の直径を前記基板
    の一方の面と対向する他方の面から測定し、接続高さが
    適正になった圧接条件を自動設定して生産するパッケー
    ジの組立方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の接続高さ管理方法を用い
    て、接合完了前の前記突起電極の先端の直径を前記基板
    の一方の面と対向する他方の面から測定し、接続高さが
    適正になるように圧接条件を自動設定して接合し生産す
    るパッケージの組立方法。
  5. 【請求項5】前記基板は透明なガラスからなることを特
    徴とする請求項4記載のパッケージの組立方法。
  6. 【請求項6】半導体素子と基板のうちで一方に形成され
    た突起電極を他方に圧接させ、この状態の前記配線基板
    と半導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着し
    て電気接続状態を維持したパッケージおいて、前記圧接
    させた状態の前記半導体素子と基板との接続高さが規定
    値に近づくよう前記圧接の圧接条件を決定するに際し、 半導体素子に代わるダミーチップを使用し、前記突起電
    極をダミーチップの一方の面に圧接させ、 前記圧接をさせた状態の前記突起電極の先端の直径を前
    記ダミーチップの一方の面と対向する他方の面から測定
    し、 前記突起電極の先端の直径と前記接続高さとの相関関係
    から、適正な前記接続高さを得るための圧接条件を決定
    する接続高さ管理方法。
  7. 【請求項7】突起電極の形状が突起電極の高さによりそ
    の先端の寸法が一義的に決定できる形状であることを特
    徴とする請求項6記載の接続高さ管理方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載の接続高さ管理方法を用いて
    圧接条件を自動設定し、 ダミーチップを半導体素子に代えて、半導体素子と基板
    を本圧着接合して生産するパッケージの組立方法。
  9. 【請求項9】半導体素子と基板のうちで一方に形成され
    た突起電極を他方に圧接させ、この状態の前記配線基板
    と半導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着し
    て電気接続状態を維持したパッケージを繰り返し生産す
    るに際し、 生産中に請求項6記載の接続高さ管理方法を実行するよ
    うに半導体素子に代わってダミーチップを供給してテス
    ト組み立てを実行してテスト組み立て接合中の圧接条件
    を変更しながら圧接条件を自動設定して、この自動設定
    された圧接条件でその後のパッケージを繰り返し生産す
    るパッケージの組立方法。
  10. 【請求項10】半導体素子の接続端子としての突起電極
    を基板の一方の面に圧接させ、この状態の前記配線基板
    と半導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着し
    て電気接続状態を維持したパッケージの生産に使用され
    るパッケージ組立装置であって、 前記圧接をさせた状態の前記突起電極の先端の直径を前
    記基板の一方の面と対向する他方の面から測定する認識
    カメラと、 測定した前記突起電極の先端の直径に基づいて前記配線
    基板と半導体素子の間の適正な前記接続高さを得て圧接
    条件を決定してその後のパッケージ組み立て時における
    圧接運転を制御する制御手段とを設けたパッケージ組立
    装置。
  11. 【請求項11】前記認識カメラを、半導体素子と基板と
    を突起電極を介して圧接する処理を実行するステージと
    は別の検査ステージに載置されたサンプルを撮影するよ
    うに配置した請求項10記載のパッケージ組立装置。
  12. 【請求項12】前記認識カメラを、半導体素子と基板と
    を突起電極を介して圧接する処理を実行するステージに
    載置されたサンプルを撮影するように配置した請求項1
    0記載のパッケージ組立装置。
  13. 【請求項13】半導体素子と基板のうちで一方に形成さ
    れた突起電極を他方に圧接させ、この状態の前記配線基
    板と半導体素子とを間に介在させた封止接着樹脂で接着
    して電気接続状態を維持したパッケージを繰り返し生産
    するに際し、生産中に半導体素子に代わってダミーチッ
    プを供給してテスト組み立てを実行する第1の制御手段
    と、テスト組み立て接合したサンプルの突起電極の先端
    の直径をダミーチップを通 して測定する認識カメラと、 測定した前記突起電極の先端の直径に基づいて前記配線
    基板と半導体素子の間の適正な前記接続高さを得て圧接
    条件を決定してその後のパッケージ組み立て時における
    圧接運転を制御する第2の制御手段とを設けたパッケー
    ジ組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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