JP2003308634A - 光記録媒体及び光記録/再生方法 - Google Patents

光記録媒体及び光記録/再生方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、室内光などの環境光により光退色
することのない光記録媒体を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、フォトクロミック化合物を含
有してなる光メモリー層を有する光記録媒体において、
1光子フォトクロミック反応が誘起される波長域の光を
実質的に遮蔽することができ、かつフォトクロミック化
合物の2光子フォトクロミック反応を誘起することがで
きる波長の光を透過することができるカット層を設けた
ことを特徴とする光記録媒体、及びその記録/再生方法
に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトクロミック
化合物の2光子光反応を用いた光記録に供する光記録媒
体に関する。詳しくは、フォトクロミック化合物を含む
光メモリー層と、1光子フォトクロミック反応が誘起さ
れる波長域の光を実質的に遮蔽するカット層を設けたこ
とを特徴とする光記録媒体、当該光記録媒体を含有する
光記録基板、及びその記録/再生方法に関する。さら
に、詳細には、該カット層は2光子フォトクロミック反
応を誘起可能な波長域の光は透過することを特徴とする
光記録媒体と2光子光反応を用いた光記録/再生方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】フォトクロミック材料とは、光の作用に
より色の異なる2つの異性体を可逆的に生成する分子ま
たは分子集合体を含む材料を言う。このフォトクロミッ
ク材料は、光照射により、色のみならず屈折率、誘電
率、酸化/還元電位など様々の物性が可逆に変化するこ
とから、光機能材料としての応用が期待されている.特
に期待されているのは、光記録媒体への応用である。
【0003】現在市場に出ている追記型・書き換え可能
型の光ディスクは、いずれもヒートモード記録である。
すなわち、レーザ光を細く絞り込み記録媒体中で熱に変
換し、熱プロセスによる記録層の物性変化等により記録
している。追記型では、記録薄膜の熱による溶融、昇
華、分解に伴う穴形成・変形等により記録を行ってい
る。光磁気記録では、磁化薄膜に磁場を与えながらレー
ザ光で加熱し、磁化反転させることにより記録を行い、
読み出しは再生光の偏光面の回転を用いている。相変化
記録は、非晶質と結晶の間、あるいは2つの結晶構造の
間の相変化を、熱反応により誘起し、そのことによる光
の反射率の違いを記録に用いている。いずれも光エネル
ギーを熱エネルギーに変換して用いているため、光が本
来備えている種々の特性(波長、偏光、位相など)を記
録に十分活かすことができていない。また、従来は主に
光の短波長化によって記録密度を向上させてきたが、こ
の方法には限界がある。このような光磁気記録材料や相
変化記録材料などの光のエネルギーを熱に変換して記録
を行うヒートモード記録に対して、フォトクロミツク分
子材料は、光反応により可逆的に構造が変化し、吸収ス
ペクトルその他の特性が変化する材料であり、このよう
な光反応を直接利用する光メモリーは、「フォトンモー
ド記録」と呼ばれている。フォトンモード記録は、 (1)波長、偏光や非線型光学特性などの光が有する、
あるいは光が関わる種々の特性を直接利用するため記録
の高密度化、大容量化ができる。 (2)光反応は分子−フォトンレベルでの反応であり、
また熱拡散・物質移動を伴わないため、分子レベルの極
めて高い解像度の記録ができる。 (3)光反応であるため、高感度で超高速(10−9
ec以下)の記録が可能で ある。 などのヒートモード記録にない特徴があり、将来の光記
録方式として注目されている。
【0004】図1に代表的なフォトクロミック材料、お
よびその反応を示す。フォトクロミック反応は、光の作
用により単一の化学種が分子量を変えることなく、化学
結合の組み替えにより、吸収スペクトルの異なる2つの
異性体を可逆的に変化する現象であり、これら2つの異
性体は、分子構造が異なっていることから、吸収スペク
トルのみならず、蛍光特性,屈折率,双極子モーメント
などの様々な分子物性が異なっている。例えば、チオイ
ンジゴのトランス体は、量子収率0.6と高い蛍光量子
収率を持つが、そのシス体は無蛍光性である。アゾベン
ゼンのトランス体の双極子モーメントは、0.5Dであ
るのに対し、そのシス体は3.1Dと大きな極性を持
つ。これらの分子物性の変化が単に照射波長を変えるだ
けで得られるところにフォトクロミック反応の特徴があ
り、これらの分子物性変化を活かせる方向にフォトクロ
ミズムの応用分野がある。光記録はその1つである。繰
り返し耐久性のあるフォトクロミック分子として最初に
報告されたのは、図1に示すスピロピランの類縁体であ
るナフトオキサジン系化合物である。この分子は、繰り
返し耐久性には優れていたが、光生成した光着色体が熱
的に不安定であり、暗所に放置していても元の異性体へ
戻る性質を持つ。このことは、記録の不安定性を意味
し、メモリ材料としては実用的なものではなかった。光
着色体を安定化させるために、フォトクロミック分子を
高分子媒体に分散させ、高分子の分子運動性を制御する
ことにより反応を制御する方法などが数多く試みられて
きたがいずれも十分に安定化させることに成功していな
い。フォトクロミック分子における熱的安定性を根本的
に解決してきたのが、図1に示されるフルギド誘導体や
ジアリールエテン誘導体であり、これらのフォトクロミ
ック分子を用いたメモリー材料の開発が行われている。
【0005】さらに、フォトクロミック材料を光記録媒
体へ応用する際の最大の問題点は、光記録が室内光など
の環境光で消滅することである。フォトクロミック反応
は、可逆反応であり、太陽光や蛍光灯などの可視光線や
紫外線などを吸収して逆反応による記録の消滅が発生す
ることである。フォトクロミック反応により生成した着
色異性体の光退色反応の量子収率が10−2程度である
と、通常室内の蛍光灯で数時間後には、ほぼ退色してし
まう。このことを防ぐ方法として2つの方法が考えられ
る。一つは、フォトクロミック反応を誘起する波長域の
光を遮断することであり、もう一つは、光退色反応の量
子収率が10−3以下の化合物を設計、合成することで
ある。しかしながら、フォトクロミック反応を誘起する
波長域の光を遮断すると情報の記録ができなくなり、ま
た量子収率が10−3以下の化合物を用いた場合には、
書き込んだ情報記録を変更することが困難になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、室内光などの環境光により光退色することのない
光記録媒体を提供することにある。このような光記録媒
体を用い、記録および消去に2光子反応を利用すればラ
イトワンス型、又は書き換え可能型の光メモリーシステ
ムの実現を可能とすることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、フォトクロ
ミック反応において2光子反応を利用することにより、
環境光に影響される1光子フォトクロミック反応を抑制
して光退色を防ぎ、なおかつ、2光子反応を妨げないカ
ット層として、ロングパスフィルムフィルターを用いる
ことが有効であることを見出した。
【0008】即ち、本発明は、フォトクロミック化合物
を含有してなる光メモリー層を有する光記録媒体におい
て、1光子フォトクロミック反応が誘起される波長域の
光を実質的に遮蔽するカット層を設けたことを特徴とす
る光記録媒体に関する。より詳細には、本発明は、フォ
トクロミック化合物を含有してなる光メモリー層を有す
る光記録媒体において、1光子フォトクロミック反応が
誘起される波長域の光を実質的に遮蔽することができ、
かつフォトクロミック化合物の2光子フォトクロミック
反応を誘起することができる波長の光を透過することが
できるカット層を設けたことを特徴とする光記録媒体に
関する。また、本発明は、前記した本発明の光記録媒体
が、基板上に設けられている光記録基板に関する。さら
に、本発明は、光メモリー素子の情報の記録/再生方式
において、2光子光反応記録のための光および再生光と
して、フォトクロミック化合物の長波長側に吸収をもつ
異性体の吸収波長よりも長波長の光を用い、かつ当該光
がフォトクロミック化合物の吸収波長を実質的に遮蔽し
ているカット層を通して照射されることを特徴とする光
メモリー素子の記録/再生方法に関する。
【0009】本発明の詳細を図2に基づいて説明する。
図2の細い実線及び破線は、それぞれフォトクロミック
化合物の両異性体AおよびBの吸収スペクトルを示し、
太い実線及び破線はカット層がフィルターXの場合とY
の場合のそれぞれの光特性を例示したものである。ま
た、フォトクロミック化合物A及びBのそれぞれの吸収
波長領域がλ(A)及びλ(B)で示されている。λ
(P)は2光子反応の場合の高強度短パルスレーザー光
の波長を示している。この波長はフォトクロミック化合
物Aの吸収波長の2倍の波長である。カット層がフィル
ターXの場合はλ(B)よりも長波長の光は透過する
が、それよりも短い波長の光は完全に遮蔽するものであ
り、カット層がフィルターYの場合はλ(A)よりも長
波長の光は透過するが、それよりも短い波長の光は完全
に遮蔽するものである。図2のλ(P)は、A→Bのフ
ォトクロミック反応を2光子反応により誘起できる光の
波長を示している。この波長域の光はフィルターX及び
Yは透過することができるので、この波長λ(P)を用
いれば、2光子反応によりAからBへの光記録が可能に
なり、フィルターXを用いれば、その記録は室内光など
の環境光により消滅させられることなく安定に存在し続
けることになる。
【0010】本発明の光記録媒体は、フィルターXをカ
ット層として使用した場合には、1光子フォトクロミッ
ク反応のA→Bの反応(本明細書では、この反応を1光
子フォトクロミック反応の光着色反応、又は単に光着色
反応という。)も、1光子フォトクロミック反応のB→
Aの反応(本明細書では、この反応を1光子フォトクロ
ミック反応の光退色反応、又は単に光退色反応とい
う。)も防止することができる。しかし、波長λ(P)
を用いた2光子反応によりAからBへの光記録は可能と
なる構造になっている。また、フォトクロミック化合物
として光退色反応(B→Aの1光子フォトクロミック反
応)の量子収率が10−3以下のフォトクロミック化合
物を用いる場合には、通常の環境光での光退色反応は生
起しないと考えられることから、フィルターYをカット
層として使用することができる。即ち、光退色反応(B
→Aの1光子フォトクロミック反応)の量子収率が10
−3以下であることから、環境光によるB→Aの1光子
フォトクロミック反応は現実的には無視することがで
き、A→Bの1光子フォトクロミック反応(1光子フォ
トクロミック反応の光着色反応)が生起するλ(A)の
波長領域のみを完全に遮蔽することができれば、環境光
による影響を遮断することが可能となる。
【0011】2光子反応とは、1光子フォトクロミック
反応における吸収波長よりも長波長(通常は吸収波長の
2倍の波長)の高強度で短いパルスレーザー光で光励起
した場合に、1光子フォトクロミック反応と同じ光反応
が実現する。例えば、365nmに吸収波長を有するフ
ォトクロミック化合物を、730nmの高強度で短いパ
ルスレーザー光で光励起させると、365nmの光を照
射したのと同じ光反応が実現する。このような吸収波長
よりも長波長の高強度で短いパルスレーザー光で光励起
を2光子反応という。2光子反応は、通常、高強度で短
いパルス状の光によってのみ生起するものであり、通常
の環境光のような弱くてパルス状でない光によっては生
起しないとされている。したがって、原理的には2光子
反応の波長λ(P)は可視領域や紫外領域などのいずれ
の領域であってもよいが、2光子反応の波長λ(P)は
通常フォトクロミック化合物の吸収波長の約2倍の波長
を使用することから、可視長波長域、赤外あるいは遠赤
外領域などの領域になる。
【0012】以下に本発明を詳しく説明する。ここで
は、フォトクロミック化合物の両異性体を次式の反応で
示されるAおよびBとする。Aが短波長域に吸収スペク
トルを与え、Bが長波長域に吸収スペクトルを与えると
する。
【0013】
【化3】
【0014】1光子フォトクロミック反応とは、Aから
Bへの光着色反応と、その逆のBからAへの光退色反応
からなっている。AからBへの光着色反応(記録書き込
みに相当する)は、Aの吸収端近くの波長の2倍の波長
の短パルスレーザを照射すると、2光子反応が誘起され
光着色体Bが生成し記録が書き込まれることになる。カ
ット層を設けないと、この光着色体は室内光などの環境
光による光退色反応により徐々に消滅する。しかし、光
着色体Bの吸収スペクトルを遮蔽するカット層を設ける
と、光退色反応を誘起する波長域の光がとどかないた
め、光着色体Bは光を吸収することなく、安定に存在す
る。記録の読み出しは、記録書き込みと同じ波長の光も
しくはカット層による吸収もなく屈折率変化の大きい波
長域の光を用いて行う。消去は、光着色体の吸収極大波
長の2倍の波長の短パルスレーザを照射することによ
り、光着色体が光励起され消去される。
【0015】また、2光子反応を用いると光メモリ層表
面のみならず深さ方向へ多層3次元記録することも可能
になる。2光子反応では光のパワー密度の二乗に比例し
て反応が進むため、光の集光スポット部でのみ効率よく
2光子反応による情報の記録(例えば、AからBへの反
応)が形成されることになる。また、2光子反応で使用
使用される光の波長は、フォトクロミック化合物の吸収
がない波長であるために、厚い記録層の深層部分に書き
込みを行う場合でも、光のロスなしにエネルギーが光記
録媒体のメモリー層の深部にまで伝達させることができ
る。
【0016】例えば、フォトクロミック化合物Aとして
450nm以下の波長域に吸収を有する次式で示される
【0017】
【化4】
【0018】ジアリールエテン分子を用いた場合、光着
色体Bはより長波長域の500〜600nm付近にも吸
収が生じる。そこで化合物Aの状態を初期状態として、
Tiサファイアレーザの波長760nmのパルス光を用
いて2光子反応により分子をB状態へと光異性化させて
記録が行われた。再生には両状態とも1光子吸収を有し
ない波長633nmのレーザー光を用いて、反射型共焦
点顕微鏡の光学系により屈折率変化を検出した。記録の
書き込みは、波長760nmのパルスレーザー光の集光
スポット部を、第1層、第2層、及び第3層(面内間隔
5μm、層間隔20μm)とした。これらの各層にそれ
ぞれ異なるデータを記録し読み出すことに成功している
が、さらなる多層化も可能である。この三次元記録によ
りテラバイトクブスのメモリを実現することも可能とな
る。この例の場合には、600nm付近にで光の吸収が
変化するフィルターをカット層に設けることにより、6
00nm以下の波長による環境光の影響を受けない本発
明の光記録媒体とすることができる。
【0019】本発明の光記録媒体の例を図3及び図4に
例示する。図3に例示される本発明の光記録媒体は、光
記録媒体の基板3とフォトクロミック化合物を含む光メ
モリ層2からなる光記録媒体において、フィルターなど
からなるカット層1を有することを第一の特徴とするも
のであり、さらに当該カット層1が光メモリ層2のフォ
トクロミック化合物の1光子フォトクロミック反応が誘
起される波長域の光を遮蔽するものであることを第二の
特徴とするものである。図4に示される本発明の他の態
様は、光メモリー層2の両側にロングパスフィルターな
どからなるカット層1及びカット層4を有するものであ
り、基板3側からの光の入射もカットできる構造になっ
ている。
【0020】本発明のメモリー層に使用されるフォトク
ロミック化合物としては、2光子反応によるフォトクロ
ミック反応を生起することができるものであれば、特に
制限はない。ライトワンス記録には、光退色反応の量子
収率が10−3以下のフォトクロミック化合物を用いる
ことができる。このようなフォトクロミック化合物を用
いた場合には、カット層として図2におけるフィルター
Yが使用可能となる。熱退色反応をしないフォトクロミ
ック化合物としては、図1に示されるフォトクロミック
化合物にうち、フルギド系化合物あるいはジアリールエ
テン系化合物が挙げられる。さらに、下記一般式(I)
〜(IV)で示されるジアリールエテン系フォトクロミッ
ク化合物がより繰り返し耐久性が高いことから好まし
い。
【0021】
【化5】
【0022】(式中、Xは、置換基を有してもよいアル
キル基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置換基を
有してもよいアリール基、置換スルフォニル基を表し、
A及びBは、それぞれ独立して次式[i]または[i
i]、
【0023】
【化6】
【0024】(式中、Rは、置換基を有してもよいア
ルキル基、置換基を有してもよいアルコキシル基、ハロ
ゲン原子、シアノ基又は、式Q−Ar(式中、Arは置
換基を有してもよいアリール基を表し、Qは化学結合、
又はリンカー基を表す。)を表し、R、Rは、そ
れぞれ独立して、水素原子、置換基を有してもよいアル
キル基、置換基を有してもよいアルコキシル基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、又は式−Q−Ar(式中、Arは置
換基を有してもよいアリール基を表し、Qは化学結合、
又はリンカー基を表す。)を表し、Yは−O−または−
S−を表す。)を表す。)
【0025】前記式におけるアルキル基としては、炭素
数1〜30、炭素数1〜20、又は炭素数1〜10の直
鎖状又は分枝状の低級アルキル基が好ましく、例えば、
メチル基、エチル基、i−プロピル基などが挙げられ
る。アルコキシ基としては、前記したアルキル基からな
る炭素数1〜30、炭素数1〜20、又は炭素数1〜1
0の直鎖状又は分枝状の低級アルコキシ基が好ましく、
例えば、メトキシ基、エトキシ基、i−プロポキシ基な
どが挙げられる。ハロゲン原子としては、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子などが挙げられる。また、アリール
基としては、炭素数5〜30、炭素数5〜20、又は炭
素数5〜15の単環式、多環式、若しくは縮合環式、又
はこれらの組み合わせからなる芳香族炭素環式基、又は
これらの炭素原子の中の1個以上の炭素原子が酸素原
子、窒素原子又は硫黄原子で置換された芳香族複素環式
基が挙げられる。アリール基の例としては、フェニル
基、ナフチル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基な
どが挙げられる。式Qで示されるリンカー基としては、
炭素数1〜10、炭素数1〜5、又は炭素数2〜4の直
鎖状又は分枝状の低級炭化水素基、例えば、低級アルキ
レン基、低級アルケニレン基、低級アルキニレン基であ
り、これらの炭素原子の1個以上が酸素原子、窒素原子
又は硫黄原子で置換されていてもよい。好ましいリンカ
ー基としては、エチレン基、エチニレン基、酸素原子、
窒素原子などのπ電子系を形成し得るものが挙げられ
る。
【0026】前記したアルキル基やアルコキシ基は無置
換のものであってもよいが、置換基を有していてもよ
い。このような置換基としては、1個又は2個以上のフ
ッ素原子や塩素原子などのハロゲン原子、シアノ基、ニ
トロ基、カルボキシル基、アミド基、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基などが挙げられる。好ましい置換基として
はハロゲン原子やシアノ基が挙げられる。例えば、フッ
化アルキル基、クロロアルキル基などのハロゲン化アル
キル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、フ
ッ化アルコキシ基、クロロアルコキシ基などのハロゲン
化アルコキシ基、シアノアルコキシ基、アルコキシアル
コキシ基などが挙げられる。前記したアリール基は無置
換のものであってもよいが、置換基を有してもよい。こ
のような置換基としては、1個又は2個以上のアルキル
基、アルコキシ基、フッ素原子や塩素原子などのハロゲ
ン原子、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、アミド
基、アルキルチオ基などが挙げられる。例えば、アルキ
ルアリール基、アルコキシアリール基、フッ化アリール
基、クロロアリール基などのハロゲン化アリール基、シ
アノアリール基、ニトロアリール基などが挙げられる。
【0027】上記したジアリールエテン系の化合物の
内、Rにメトキシ基、Rにフェニル基を持つジアリ
ールエテン化合物は、その開環量子収率が10−3以下
と極端に小さい(K.Shibata et al. Chem. Lett. 618
(2001))。この場合には、カット層のフィルターとし
て、開環体の吸収スペクトルを遮蔽するだけで十分であ
る(図2参照)。長波長側に吸収をもつ異性体(閉環
体)の吸収スペクトルよりも長波長の光により無色開環
体から青色長波長側に吸収をもつ異性体(閉環体)への
2光子フォトクロミック反応を誘起させ、光記録を行
い、読み出しは長波長側に吸収をもつ異性体(閉環体)
の吸収スペクトル域における吸収強度の変化を検出すれ
ば、ライトワンス記録が可能になる。この場合は、開環
反応量子収率が低いことから、環境光下においても記録
は消滅することはなく、また、読み出しにより記録が消
滅することもない。
【0028】本発明のカット層は、フォトクロミック化
合物の1光子フォトクロミック反応が誘起される波長域
の光を実質的に遮蔽するもの、即ち、通常の室内の使用
において、環境光による光退色反応に必要な光量を、そ
れ以下の光量に遮断できるものである。また、本発明の
カット層は、フォトクロミック化合物の光退色反応の量
子収率が10−3以下の場合には、環境光による光退色
が実質的に起こらないのので、1光子フォトクロミック
反応の光着色反応が誘起される波長域の光のみを実質的
に遮蔽するカット層(例えば、図2のフィルターY)で
あってもよい。そして、本発明のカット層は、フォトク
ロミック化合物の2光子フォトクロミック反応を誘起す
ることができる波長の光を透過するものである。本発明
のカット層におけるカットする特定の波長は、前記した
図2に示したように、メモリー層に使用するフォトクロ
ミック化合物の吸収波長に応じて設定することができ
る。本発明のカット層に使用されるフィルターの具体例
としては、光学機器で使用されているロングパスフィル
ムフィルターが挙げられる。このようなロングパスフィ
ルムフィルターは、各波長に対応したものが既に市販さ
れており、市販のフィルターを使用することができる。
本発明のカット層は、図3に示されるようにメモリー層
の片側に設けられていてもよいが、より完全に環境光を
遮蔽するために図4に示されるようにメモリー層の両側
に設けられていてもよい。
【0029】本発明の光記録媒体は、コンピューター関
係におけるビットの記録媒体として使用することもでき
る。また、環境光により消滅することのない2光子ホロ
グラム記録への応用も可能である。さらに、記録により
着色することから、各種の光学材料として応用すること
もできる。また、本発明の光記録媒体は、図3及び図4
に示されるように基板に固着して使用するのが好まし
い。このように、本発明は、本発明の光記録媒体を基板
上に固着した光記録基板を提供するものでもある。図3
及び図4では基板は光の入射側と反対方向に設けられて
いる例を示しているが、基板が光の入射方向の側に有っ
てもよい。この場合には、本発明のカット層はメモリー
層の両側に設けなければならない。また、メモリー層の
側面からの環境光を遮蔽するためにカット層をさらに側
面に設けることが必要な場合もある。さらに、基板自体
の光のフィルター作用がある場合には、基板自体を本発
明のカット層として使用することも可能である。本発明
の光記録基板は、基板、メモリー層、カット層の他に、
さらに表面に保護層を有してもよい。さらに、基板の内
容を示す印刷層を設けてもよい。
【0030】本発明は、光メモリー素子の情報の記録/
再生方式において、2光子光反応記録のための光および
再生光として、フォトクロミック化合物の長波長側に吸
収をもつ異性体の吸収波長よりも長波長の光を用い、か
つ当該光がフォトクロミック化合物の吸収波長を実質的
に遮蔽しているカット層を通して照射されることを特徴
とする光メモリー素子の記録/再生方法を提供するもの
である。本発明の記録/再生方法としては、従来のよう
な単層方式でもよいが、前記したように2光子光反応に
よれば、多層三次元記録方式とすることもでき、いずれ
の記録/再生方式も採用することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定される
ものではない。
【0032】実施例1 (1)光記録媒体の調製 下記のジアリールエテン(1)をPMMAに重量分率1
0%で混入した薄膜(厚さ約1mm)を光メモリ層とし
た。
【0033】
【化7】
【0034】光メモリ層は、PMMA 900mgとジ
アリールエテン(1)100mgを酢酸エチルに溶解
し、それをテフロン(登録商標)板上にキャストして作
製した。この薄膜表面に、フィルムフィルター(FUJIFI
LM FILTER SC 62)を貼り付けカット層とした。光記録
媒体の構成は図3のようになる。記録および再生光はカ
ット層側から入射した。 (2)記録/再生/消去光 書き込みには、エルビウムドープファイバーレーザーを
用いた。波長は780nm、発振周波数50MHz、パ
ルス幅160fs、平均強度14mW、ピーク強度1.
8kWを用いた。約80msの光照射によりスポット書
き込みは完了した。書き込まれたスポットは、反射型共
焦点顕微鏡により、633nmの波長の光により読み出
すことが出来た。用いたフィルムフィルターの633n
mの透過率は70%以上であった。600nm以下の波
長において、その透過率が0.01%以下であったこと
から、書き込まれたスポットは、室内光の元で、1週間
放置しても、消えることはなかった。比較実験として行
ったカット層を設けない場合には、スポット記録は2時
間で消滅した。スポット記録は、1064nmの短パル
ス光照射により消去可能になる。
【0035】実施例2 (1)光記録媒体の調製 下記のジアリールエテン(2)を重量分率で10%混入
したポリスチレン薄膜(厚さ約1mm)を光メモリ層と
した。
【0036】
【化8】
【0037】光メモリ層は、ポリスチレン900mgと
ジアリールエテン(2)100mgをトルエンに溶解
し、それをテフロン(登録商標)板上にキャストして作
製した。この薄膜両面に、フィルムフィルター(FUJIFI
LM FILTER SC 42)を貼り付けカット層とした。光記
録媒体の構成は図4のようになる。記録および再生光は
カット層側から入射した。 (2)記録/再生/消去光 記録書き込みには、チタンサファイアレーザー780n
m、発振周波数80MHz、パルス幅90fs、平均出
力900mWを約100ms照射した。照射焦点位置が
青く着色し、書き込みが確認された。再生には、633
nmの吸収変化を用いた。書き込み点では透過率が10
〜15%減少していた。このスポット記録は、室内光に
1ヶ月放置しても消えることはなかった。比較実験とし
て行ったカット層を設けていない場合は、室内光照射下
約3時間で全体が青く着色して、記録スポットが確認で
きなくなった。
【0038】
【発明の効果】本発明は、フォトクロミック材料による
フォトンモード記録の最大の欠点であった環境光による
記録の書き換えの問題を解決したものであり、フォトン
モード記録による大容量の光記録媒体の実用化に大きく
貢献するものである。また、本発明の光記録媒体は2光
子反応による三次元記録方式にも対応しており、多層光
記録媒体の実用化を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、種々のフォトクロミック化合物及びそ
のフォトクロミック反応を示す。
【図2】図2は、本発明のカット層の機能を説明する図
である。細実線及び破線はフォトクロミック化合物A及
びBの吸収スペクトルを示し、太実線及び破線はカット
層の光特性を示す。図2の横軸は波長を示す。
【図3】図3は、本発明の光記録媒体の積層構造を例示
したものである。
【図4】図4は、本発明の光記録媒体の積層構造を例示
したものである。
【符号の説明】
1は、カット層を示す。 2は、光メモリー層を示す。 3は、光記録媒体の基板を示す。 4は、光メモリー層の基板側に設けられたカット層を示
す。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトクロミック化合物を含有してなる
    光メモリー層を有する光記録媒体において、1光子フォ
    トクロミック反応が誘起される波長域の光を実質的に遮
    蔽するカット層を設けたことを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 カット層が、フォトクロミック化合物の
    光退色反応の量子収率が10−3以下の場合には、1光
    子フォトクロミック反応の光着色反応が誘起される波長
    域の光のみを実質的に遮蔽するカット層である請求項1
    に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 カット層が、フォトクロミック化合物の
    2光子フォトクロミック反応を誘起することができる波
    長の光を透過するものである請求項1又は2に記載の光
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 カット層が、ロングパスフィルムフィル
    ターからなる請求項1〜3のいずれかに記載の光記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 カット層が、メモリー層の両側に設けら
    れている請求項1〜4のいずれかに記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 フォトクロミック化合物が、ジアリール
    エテン系フォトクロミック化合物である請求項1〜5の
    いずれかに記載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】 ジアリールエテン系フォトクロミック化
    合物が、次式で示される一般式[I]〜[IV]、 【化1】 (式中、Xは、置換基を有してもよいアルキル基、置換
    基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよい
    アリール基、置換スルフォニル基を表し、A及びBは、
    それぞれ独立して次式[i]または[ii]、 【化2】 (式中、Rは、置換基を有してもよいアルキル基、置
    換基を有してもよいアルコキシル基、ハロゲン原子、シ
    アノ基又は、式Q−Ar(式中、Arは置換基を有して
    もよいアリール基を表し、Qは化学結合、又はリンカー
    基を表す。)を表し、R、Rは、それぞれ独立し
    て、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換
    基を有してもよいアルコキシル基、ハロゲン原子、シア
    ノ基、又は式−Q−Ar(式中、Arは置換基を有して
    もよいアリール基を表し、Qは化学結合、又はリンカー
    基を表す。)を表し、Yは−O−または−S−を表
    す。)を表す。) で表されるジアリールエテン系フォトクロミック化合物
    である請求項6に記載の光記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の光記録
    媒体が、基板上に設けられている光記録基板。
  9. 【請求項9】 光記録基板が、表面に保護層を有するも
    のである請求項8に記載の光記録基板。
  10. 【請求項10】 光メモリー素子の情報の記録/再生方
    式において、2光子光反応記録のための光および再生光
    として、フォトクロミック化合物の長波長側に吸収をも
    つ異性体の吸収波長よりも長波長の光を用い、かつ当該
    光がフォトクロミック化合物の吸収波長を実質的に遮蔽
    しているカット層を通して照射されることを特徴とする
    光メモリー素子の記録/再生方法。
  11. 【請求項11】 記録/再生が、多層三次元記録方式で
    ある請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 フォトクロミック化合物が、ジアリー
    ルエテン系フォトクロミック化合物である請求項10又
    は11に記載の方法。
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