JP2003308506A - Icカードとicカードの製造方法 - Google Patents

Icカードとicカードの製造方法

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JP2003308506A
JP2003308506A JP2002112891A JP2002112891A JP2003308506A JP 2003308506 A JP2003308506 A JP 2003308506A JP 2002112891 A JP2002112891 A JP 2002112891A JP 2002112891 A JP2002112891 A JP 2002112891A JP 2003308506 A JP2003308506 A JP 2003308506A
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克巳 志水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM挿抜試験に対して耐久性の高いICカ
ードとその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のICカードは、モールド樹脂部
がモジュール基板に対して直方体状の凸部を有するIC
モジュール10をカード基体に装着したICカードにお
いて、ICモジュールを装着するためにカード基体に形
成した凹孔とモールド樹脂部が接着テープで固定される
ように前記ICモジュールのモールド樹脂部全面に熱反
応性接着テープ14を貼着したことを特徴とする。本発
明のICカードの製造方法は、モールド樹脂部がモジュ
ール基板に対して直方体状の凸部を有するICモジュー
ルのモールド樹脂部全面に熱反応性接着テープを貼り込
んだ後、ICモジュール装着用凹部に前記ICモジュー
ルを嵌合し、熱圧をかけて固定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICカードとI
Cカードの製造方法に関する。詳しくは、接触型ICカ
ードや基板付きICモジュールを使用する非接触型IC
カードにおいて、ICモジュール装着用凹部とそれに嵌
合するICモジュール間に生じる間隙をできるだけ小さ
くしてICカードの耐久性を高める技術に関する。従っ
て、本発明の利用分野は、ICカードの製造や使用分野
に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、ICカードの製造工程において
は、ICカードの耐久性を高める改善が種々検討されて
いる。すなわち、ICカードの使用中においてICモジ
ュールがカード基体から脱落したり、ATM(Automati
c teller machine) での挿抜によりICカードが破損す
ることを防止するためにICモジュールの装着方法につ
いて各種の研究・改良が図られている。
【0003】図3、図4は、ICモジュールの装着方法
の従来例を示す図である。近年、一般的に採用されてい
る装着方法は、図3のICモジュール装着部断面が示す
ように、2段の段階深さを有する凹孔20をカード基体
に形成し、浅く切削(ザグリ)した第1凹部21で、I
Cモジュール10の基板11を受け、より深く切削した
第2凹部22にICモジュール10のモールド樹脂部1
2が嵌合するようにしている。ICモジュール10の基
板11と第1凹部の面との間は熱反応性(ホットメルト
型)接着テープ8を溶融してICモジュールを凹孔20
内に固定するものである。なお、図示の容易のため、モ
ールド樹脂部は厚い直立方体状に図示されているが、実
際は、薄いプレート状のものである。
【0004】このような装着方法は、非接触ICカード
(端子基板を有するICモジュールを使用するもの)ま
たは接触型非接触型共用ICカード(2wayICカー
ド)の場合も同様であって、特開平2000−207518号公報
には、図4図示のような装着方法が記載されている。非
接触型ICカードの場合は、カード基体内のアンテナコ
イル接続端子4とICモジュール側端子とを導電性材料
9で接続する必要がある他は、接触型ICカードの場合
と同様である。ただし、前記公開公報の場合は、第1凹
部21の周囲に応力吸収溝23を設けることを記載して
いるが、当該吸収孔は接触型ICカードでも採用される
場合がある。
【0005】なお、参考のためであるが、図5に、汎用
のICモジュールの形状を示す斜視図を示す。ICモジ
ュールの製造方法には、(1)基板上のICチップの全
周囲を型で囲み、型内にモールド樹脂を圧入し熱硬化さ
せるトランスファーモールド法と、(2)ICチップの
平面周囲のみを枠型で囲み、モールド樹脂を滴下するか
またはスクリーン印刷等で樹脂を印刷し、樹脂が完全硬
化する前に枠型を外して固めるポッティング法または印
刷法とがある。
【0006】前者のトランスファーモールド法の場合
は、ICモジュール10は図5(A)のような立方体状
樹脂で囲まれた一定厚みの平面形状となるが、後者のポ
ッティング法、印刷法の場合は、枠型を外した際、樹脂
が多少流れるので、図5(B)のようにモールド樹脂部
がモジュール基板11に対して平たい凸状の曲面を有す
るICモジュールとなり易い。ICモジュール10は、
厚み0.68〜0.84mmのカード基体内に納めるた
め、モールド樹脂部12の実際の厚みは、0.4〜0.
7mm程度に形成される。したがって、本発明で使用す
るICモジュールは、前者(1)の製造方法で製造した
ICモジュールになる。ICカード用ICモジュールは
表面側端子面とともにCOT(Chip On Tape)として製
造されることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したICモジュー
ルの装着方法は、ICカード開発当初に比較して格段の
耐久性を示すものであるが、近年、ICカードの汎用化
に伴い、ICカードに要求される品質には、ますます高
いレベルが求められてきている。従来品の問題点の一つ
は、ICカードをATMで扱う際に、搬送ローラを通過
する繰り返し試験(ATM挿抜試験)において、数百回
の試験ではICモジュール装着凹孔部下面の薄肉部に破
損または亀裂15(図3、図4)が生じるという問題が
ある。
【0008】この破損または亀裂は、ICモジュール底
部と凹孔底部との間に僅かな隙間ができているために、
カード基体底面薄肉部がATMのローラ間通過時の変形
を繰り返し受け、ついには金属疲労のような現象によ
り、亀裂または割れが入るものと考えられる。そこで、
本発明ではこの問題を解決するため、ICモジュール底
部と凹孔底部間の間隙を極力少なくすることを研究して
完成したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1は、モールド樹脂部がモジュール基板に対して
直方体状の凸部を有するICモジュールをカード基体に
装着したICカードにおいて、ICモジュールを装着す
るためにカード基体に形成した凹孔とモールド樹脂部が
接着テープで固定されるように前記ICモジュールのモ
ールド樹脂部全面に熱反応性接着テープを貼着したこと
を特徴とするICカード、にある。
【0010】上記第1の発明において、モールド樹脂部
底面と凹孔底面の間に空気溜まりがあるようにすること
ができ、また、ICモジュールが接触型、非接触型、接
触非接触兼用型のいずれかの用途のICカード用ICモ
ジュールである、ようにすることもできる。
【0011】本発明の第2は、カード基体表面からIC
モジュール装着用凹部を切削してICモジュールを装着
するICカードの製造方法において、モールド樹脂部が
モジュール基板に対して直方体状の凸部を有するICモ
ジュールのモールド樹脂部全面に熱反応性接着テープを
貼り込んだ後、ICモジュール装着用凹孔内に前記IC
モジュールを嵌合し、熱圧をかけて固定することを特徴
とするICカードの製造方法、にある。
【0012】本発明の第3は、カード基体内にアンテナ
コイルとアンテナコイル接続端子を埋設して設けた後
に、カード基体表面からICモジュール装着用凹部を切
削してICモジュールを装着するICカードの製造方法
において、モールド樹脂部がモジュール基板に対して直
方体状の凸部を有するICモジュールのモールド樹脂部
全面に熱反応性接着テープを貼り込んだ後、ICモジュ
ール装着用凹孔内に前記ICモジュールを嵌合し、熱圧
をかけて固定することを特徴とするICカードの製造方
法、にある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は、本発明のICカード
のICモジュール装着部を示す図、図1(A)は平面
図、図1(B)は、図1(A)のA−A線断面図であ
る。ICカードの厚み方向縮尺は横方向に対して拡大図
示している。
【0014】図1(A)のように、ICモジュール10
の端子基板11の表面側には通常の接触端子のように8
個の端子(C1〜C8)板が形成されている。端子板の
サイズや形状は、ISO規格内で自由に設計でき、図示
のものに限定されない。図1(B)には、図1(A)の
A−A線断面が図示が図示されている。浅く切削(ザグ
リ)した第1凹部21と第2凹部22があるのは、図3
の場合と同様である。本発明のICカードの特徴は、カ
ード基体に形成した凹孔20とモールド樹脂部が接着テ
ープで固定されるように前記ICモジュールのモールド
樹脂部全面に熱反応性接着テープ14を貼着したことに
ある。いわゆるホットメルト型の接着テープであって、
ICモジュールのモールド樹脂形状に切断したテープ片
をモールド樹脂面に貼着してからICモジュールを凹孔
内に装着する。ICモジュールを固定する際には、熱圧
がかけられるので、テープが溶融または半溶融してIC
モジュールを凹孔内に強固に固定するものである。熱反
応性接着テープは、さらに第1凹部の端子基板11を貼
着する接着テープ8を兼ねるように、COTの背面全面
に貼着してもよい。
【0015】こうすることにより、モールド樹脂底面1
0bと第2凹部の底面22bの間が形成する空間容積が
減少する。従って、底面部材20BがATMローラによ
り受ける変形も最小にすることができ、結果的に底面の
破損や亀裂を生じ難くし耐久性を高めることができる。
通常、ICモジュールの固定はモジュールの周囲のみを
加熱するので、モールド樹脂底面の熱反応性接着テープ
は完全には溶融しないし、テープの厚みは間隙の厚みよ
りは薄いものを使用するので空気溜まりが残り、モジュ
ール固定後に間隙がテープ材料で完全に充填されること
にはならないが、少なくとも完全に空間であるよりは空
隙が少なくなるので、底面部材の変形が少なくなり、ク
ッション材的役割として接着テープが機能することもあ
って、上記効果が得られる。
【0016】従来も熱反応性接着テープを使用していた
が、熱圧工程で熱が接着テープを介して裏面に回り込
み、カード裏面を熱変形させることを防止することと、
モールド凸部に接着テープを貼り込むことにより接着テ
ープにしわ、よじれが発生して接着テープ貼り込み時の
蛇行や品質悪化を防止するため、モールド部を逃がすよ
うに打ち抜き加工した上でICモジュールに貼着してい
た。本発明では、敢えて熱反応性接着テープを打ち抜か
ず、全面に貼り込むことでモジュールと凹孔底面の接触
部に接着テープが入り、空間容積が減少し、応力を緩和
し底面の破損や亀裂を生じ難くし耐久性を高めることが
できる。凹孔底面とモールド樹脂の底面10bとの間に
空気溜まりを残すことで熱変形も回避できる。
【0017】本発明に使用するICモジュールは、通常
は接触型ICカード用ICモジュールであるが、非接触
型、接触非接触兼用型のいずれかであってもよい。非接
触型の場合は、ATM機のように搬送ローラ間を通して
読み取りすることは少ないが、接触型カード的に使用さ
れる場合は、搬送ローラ間を通すことも行われる。接触
非接触兼用型の場合も同様である。接触非接触兼用型の
場合は、図1(A)に示した表面側端子(C1〜C8)
以外にICチップ側にアンテナコイルに接続する端子が
設けられ、図4のように接続されることになる。
【0018】このようなICカードは、次の工程で製造
することができる。ICモジュールはトランスファーモ
ールドされたものとする。これらのモジュールが直方体
状のモールド樹脂面を有するからである。モールド樹脂
部に熱反応性接着テープを熱圧をかけて貼着(ラミネー
ト)する。ICモジュールへのダメージをより少なくす
るためには全面貼り付け方式が望ましい。次にまず、印
刷済みのカード基体にザグリ加工を行う。カード基体の
切削は、第1凹部と第2凹部を有する従来型の切削法で
あって良い。カード基体は前記のように厚み0.68〜
0.84mmに形成するので、凹孔の全深さを0.65
mm程度とすると凹孔の底面には30〜190μmの範
囲の残肉が残ることになる。通常は、150μm程度の
肉厚を残すようにする。
【0019】接着テープ貼り付け済みの前記ICモジュ
ールをCOTから打ち抜いて、ザグリ加工済みのカード
基体に嵌合させ、熱圧をかけて接着テープを溶かし熱反
応にて両者を接着させる。ICモジュールの装着は、図
2図示のような、ヒーターブロック5をICモジュール
面にあてがって、熱圧をかけることにより接着テープを
溶かすと同時に凹孔内に固定する。ヒーターブロック5
は内部に発熱源を有し、ICモジュール端子面の周囲だ
けを1mm程度の幅で押圧できる形状にされている。以
下、具体的実施例に基づきより詳細に説明する。
【0020】
【実施例】(実施例1)図1、図2を参照して本発明の
実施例を説明する。 <ICカード用ICモジュールの準備>端子基板が形成
され、ICチップが実装されたCOT(ガラスエポキシ
基材、厚み160μm)のICチップやワイヤボンディ
ング部を型で囲みエポキシ系樹脂を圧入してトランスフ
ァーモールドした。なお、端子基板11の大きさは1
3.0mm×11.8mmとし、モールド部は8.0m
m×8.0mm、モールド部の基板面からの頂部高さ
は、440μmとなるようにした(図5(A)参照)。
このモールド部を含むCOT裏面全面に、熱反応性接着
テープ(ポリエステル樹脂系、厚み50μm)をモール
ド部に圧がかからないようモールド部に対応する凹部を
備えたプレス板により熱圧(130°C、10kgf/
cm2 、5秒)をかけてラミネートした。なお、ラミネ
ート時に接着テープは約10μm圧縮される。
【0021】<ICカード用基体の準備>カード基体の
コアシートとして、表面印刷済みの白色硬質塩化ビニー
ルシート(厚み310μm)と、同様に表面印刷済みの
白色硬質塩化ビニールシート(厚み310μm)を使用
し、その上下面に厚み100μmの透明塩化ビニールシ
ート2枚を使用し、プレス機による熱圧融着(150°
C、20kgf/cm2 、30分)によりカード基体1
を準備した。積層後は若干の収縮のため、カード厚み
は、総厚800μmとなった。
【0022】ICモジュール装着部の凹孔20をNC切
削加工により形成した。まず、ICモジュール基板11
と接着テープ8の厚みの合計厚さに相当する深さに第1
凹部21を切削した。この段階で第1凹部21の大きさ
は、13.1mm×11.9mm(角部の曲率半径2.
5mm)、深さは200μmとした。このように、実際
の端子基板サイズより各0.1mm程度大きく開口する
のが好ましい。続いて、さらにモジュールのモールド樹
脂部が嵌合する部分(大きさ8mm×8mm)の第2凹
部22を切削した。切削には切削幅1.0mmのエンド
ミルを使用した。第2凹部は第1凹部よりもさらに45
0μm深くなるようにした。
【0023】したがって、第2凹部22の下面には、厚
み150μmの底面部材20Bが残ることになった(図
1(B)参照)。凹孔20の深さが650μm、モジュ
ールの基板を含めた総厚みが600μmとなるが、モー
ルド樹脂面に接着テープ(厚み50μm)14を貼着す
る場合は、計算上、モジュール底面下にクリアランス
(空間)は生じないことになる。もっとも、接着テープ
の圧縮により10μm程度のクリアランスが生じる余地
はある。
【0024】第1凹部21面上に、厚み50μmのポリ
エステル樹脂系接着テープ8を仮置きした後、凹孔内に
先に準備したICモジュール10をCOTから抜き取っ
て嵌め込み、ヒーターブロック5で加熱加圧(160°
C、5秒)してICモジュール10を装着した。
【0025】(実施例2)実施例1と同一条件でICモ
ジュール付きCOT、およびカード基体を準備したが、
凹孔の形成は総深さが610μmになるように形成し、
熱反応性接着テープ14と底面部材20Bとの間にクリ
アランス(空気だまり)が生じるようにした。
【0026】(比較例)実施例1と同一条件でICモジ
ュール付きCOT、およびカード基体を準備したが、凹
孔の形成は次のようにし、熱反応性接着テープ14をモ
ールド樹脂面にラミネートすることはしなかった。第1
凹部21は実施例1と同一に、大きさは13.1mm×
11.9mm(角部の曲率半径2.5mm)、深さ20
0μmとした。第2凹部22は大きさ8.0mm×8.
0mm、第1凹部よりもさらに450μm深くなるよう
にした。この凹孔内に先に準備したICモジュールを実
施例1と同一の条件で装着し、ICカードを製造した。
【0027】この実施例1、実施例2と比較例のサンプ
ル各10点について、ATM挿抜試験(ATM機にIC
カードを挿入し抜き出す試験の繰り返し)を行ったとこ
ろ、比較例のサンプルは平均500回程度でカード基体
の凹孔下面に亀裂、割れまたは損傷が生じたが、実施例
1、実施例2のものは、1250回以上の試験で、亀
裂、割れ、損傷が生じることはなかった。表1に試験結
果を示す。表中の分母はサンプル数、分子は各挿抜回数
で、裏面の亀裂、割れ、損傷が確認された累計枚数を意
味している。
【0028】
【表1】
【0029】なお、試験に使用したATM装置は、一般
的な銀行ATM機複数社のローラ配列、ローラ形状及び
圧力を分析して、これに近似する条件を再現するように
製作した試験機であり、その基本構成はISO1037
3−3:2001(E)AnnexAに記載されるとおりで
ある。
【0030】
【発明の効果】上述のように、本発明のICカードで
は、ATM装置の挿抜によりモジュール下面の基体が損
傷を受け難く高い耐久性を有する。さらに、ICモジュ
ール裏面の熱反応性接着テープと凹孔下面との間に空気
溜まりを残す場合には、ICモジュールとカード基体と
の接触によるモジュールへのダメージが一層小さくなる
効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のICカードのICモジュール装着部
を示す図である。
【図2】 ICモジュールをヒーターブロックで装着す
る状態を示す図である。
【図3】 従来のICモジュールの装着方法の一例を示
す図である。
【図4】 従来のICモジュールの装着方法の他の例を
示す図である。
【図5】 汎用のICモジュールの形状を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 カード基体 4 アンテナコイル接続端子 5 ヒーターブロック 8 接着テープ 9 導電性材料 10 ICモジュール 10b モールド樹脂底面 11 モジュール基板 12 モールド樹脂部 14 熱反応性接着テープ 15 亀裂 20 凹孔 20B 底面部材 21 第1凹部 22 第2凹部 22b 第2凹部の底面 23 応力吸収溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド樹脂部がモジュール基板に対し
    て直方体状の凸部を有するICモジュールをカード基体
    に装着したICカードにおいて、ICモジュールを装着
    するためにカード基体に形成した凹孔とモールド樹脂部
    が接着テープで固定されるように前記ICモジュールの
    モールド樹脂部全面に熱反応性接着テープを貼着したこ
    とを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 モールド樹脂部底面と凹孔底面の間に空
    気溜まりがあることを特徴とする請求項1記載のICカ
    ード。
  3. 【請求項3】 ICモジュールが接触型、非接触型、接
    触非接触兼用型のいずれかの用途のICカード用ICモ
    ジュールであることを特徴とする請求項1記載のICカ
    ード。
  4. 【請求項4】 カード基体表面からICモジュール装着
    用凹部を切削してICモジュールを装着するICカード
    の製造方法において、モールド樹脂部がモジュール基板
    に対して直方体状の凸部を有するICモジュールのモー
    ルド樹脂部全面に熱反応性接着テープを貼り込んだ後、
    ICモジュール装着用凹孔内に前記ICモジュールを嵌
    合し、熱圧をかけて固定することを特徴とするICカー
    ドの製造方法。
  5. 【請求項5】 カード基体内にアンテナコイルとアンテ
    ナコイル接続端子を埋設して設けた後に、カード基体表
    面からICモジュール装着用凹部を切削してICモジュ
    ールを装着するICカードの製造方法において、モール
    ド樹脂部がモジュール基板に対して直方体状の凸部を有
    するICモジュールのモールド樹脂部全面に熱反応性接
    着テープを貼り込んだ後、ICモジュール装着用凹孔内
    に前記ICモジュールを嵌合し、熱圧をかけて固定する
    ことを特徴とするICカードの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180297253A1 (en) * 2015-10-13 2018-10-18 Tesa Se Method for joining two components of different materials

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US20180297253A1 (en) * 2015-10-13 2018-10-18 Tesa Se Method for joining two components of different materials

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