JP2003308467A - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003308467A
JP2003308467A JP2002110846A JP2002110846A JP2003308467A JP 2003308467 A JP2003308467 A JP 2003308467A JP 2002110846 A JP2002110846 A JP 2002110846A JP 2002110846 A JP2002110846 A JP 2002110846A JP 2003308467 A JP2003308467 A JP 2003308467A
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Yasushi Usui
康 碓井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便に、クレジットカードの申込みを行える
ようにする。 【解決手段】 個品割賦の契約を行ったユーザが、最終
的に個品割賦の契約を結ぶか否かの意志を確認する画面
上に、クレジットカード申込み欄161を設ける。クレ
ジットカード申込み欄161には、例えば、“クレジッ
トカードの同時申込みをする”といった文章が表示され
ており、その文章の対応する部分にチェック欄が設けら
れている。顧客は個品割賦の申込みをすると同時に、ク
レジットカードの契約の申込みも同時に行いたい場合、
クレジットカード申込み欄のチェック欄をチェックす
る。本発明は、個品割賦やクレジットカードの申込みを
処理する装置に適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、商品
の購入の際の割賦に関わる処理やクレジットカードに関
する処理を行う装置に用いて好適な情報処理装置および
方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】商品を購入する際、その代金の支払い方
法には様々な形態がある。例えば、現金で支払う、クレ
ジットカードで支払う、割賦契約を結ぶことにより支払
うなどの形態がある。クレジットカードにより支払う場
合、一括払いで支払う、分割して支払うなどの形態があ
る。そのようなクレジットカードによる分割払いとは別
に、個別の商品毎に分割払いの契約をクレジットカード
会社(信販会社)と結ぶ形態の支払い(個品割賦)もあ
る。
【0003】個品割賦とは、上述したように、個々の商
品の購入毎に信販会社と割賦の契約を結ぶ支払い形態で
ある。この個品割賦は、信販会社が商品の代金を加盟店
に一旦支払い、その後、立て替えた商品の代金を顧客か
ら分割で返済を受ける仕組みになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】個品割賦は、上述した
ように、信販会社が顧客に代わって一旦代金を加盟店に
支払うため、その代金を後で確実に回収できる顧客とだ
け契約を結ぶ必要がある。そのため、信販会社は、個品
割賦の契約を顧客と結ぶ場合、その顧客の個人情報を取
得し、その個人情報から契約を結ぶか否かを決定する。
個人情報としては、多岐にわたる情報が取得される。
【0005】信販会社は、一般的に、個品割賦に関する
契約を取り扱うとともに、クレジットカードに関する契
約も取り扱う。クレジットカードは、予め信販会社と顧
客が契約を結び、顧客は、契約が終結した後、クレジッ
トカードにより商品を購入することができる。クレジッ
トカードが用いられて購入された商品の代金は、一旦信
販会社が加盟店側に支払い、その後、顧客から代金を徴
収する。
【0006】クレジットカードにおける処理と個品割賦
における処理は、基本的に、一旦代金を信販会社が加盟
店に支払い、その後、顧客から回収するといった点で
は、同じであると考えられる。従って、クレジットカー
ドの契約が信販会社と顧客との間で結ばれるとき、個品
割賦の契約が結ばれるときと同様に、信販会社は、その
顧客に支払い能力があるか否かを多岐にわたる個人情報
を取得することにより判断し、最終的な契約が結ぶ。
【0007】クレジットカードに関する契約と、個品割
賦に関する契約は、別々に行われているため、顧客は、
クレジットカードに関する契約と個品割賦に関する契約
を、同一の信販会社と結びたいとき、それぞれの契約書
をそれぞれ記載しなくてはならず、面倒であるという問
題があった。
【0008】また、契約が別々に行われていることによ
り、例えば、信販会社は、クレジットカードの契約を結
んでいない顧客と個品割賦の契約は結んだが、その顧客
に簡便にクレジットカードの契約を行わせる仕組みがな
いために、クレジットカードの契約数を増やすことがで
きないといった問題があった。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、個品割賦の契約とクレジットカードの契約
を、顧客側で簡便に行えるようにし、信販会社側でクレ
ジットカードに関する契約数を増やすようにすることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明を適用した情報処
理装置は、クレジットカードの申込みを行うか否かを選
択するための選択肢を、個品割賦の契約に関する画像内
に表示させるための制御を行う表示制御手段と、表示制
御手段により表示が制御された選択肢が選択されること
により、クレジットカードの申込みを行うとの指示があ
ったと判断された場合、個品割賦の契約に関する処理を
実行するとともに、クレジットカードの申込みに関する
処理も実行する実行手段とを含むことを特徴とする。
【0011】前記実行手段は、個品割賦の契約に関する
処理を実行するうえで取得された情報から、クレジット
カードの申込みに関する処理に必要な情報を抽出し、ク
レジットカードの申込みに関する処理を実行するように
することができる。
【0012】本発明を適用した情報処理方法は、クレジ
ットカードの申込みを行うか否かを選択するための選択
肢を、個品割賦の契約に関する画像内に表示させるため
の制御を行う表示制御ステップと、表示制御ステップの
処理で表示が制御された選択肢が選択されることによ
り、クレジットカードの申込みを行うとの指示があった
と判断された場合、個品割賦の契約に関する処理を実行
するとともに、クレジットカードの申込みに関する処理
も実行する実行ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】本発明を適用した記録媒体のプログラム
は、クレジットカードの申込みを行うか否かを選択する
ための選択肢を、個品割賦の契約に関する画像内に表示
させるための制御を行う表示制御ステップと、表示制御
ステップの処理で表示が制御された選択肢が選択される
ことにより、クレジットカードの申込みを行うとの指示
があったと判断された場合、個品割賦の契約に関する処
理を実行するとともに、クレジットカードの申込みに関
する処理も実行する実行ステップとを含むことを特徴と
する。
【0014】本発明を適用したプログラムは、個品割賦
に関する処理とクレジットカードに関する処理を行う情
報処理装置を制御するコンピュータに、クレジットカー
ドの申込みを行うか否かを選択するための選択肢を、個
品割賦の契約に関する画像内に表示させるための制御を
行う表示制御ステップと、表示制御ステップの処理で表
示が制御された選択肢が選択されることにより、クレジ
ットカードの申込みを行うとの指示があったと判断され
た場合、個品割賦の契約に関する処理を実行するととも
に、クレジットカードの申込みに関する処理も実行する
実行ステップとを実行させることを特徴とする。
【0015】本発明を適用した情報処理装置および方
法、並びにプログラムにおいては、クレジットカードの
申込みを行うか否かを選択するための選択肢が、個品割
賦の契約をするための画像の一部に設けられ、顧客がそ
の選択肢を選択すると、顧客が個品割賦とクレジットカ
ードの両方の契約を所望したと判断され、両方の処理が
実行される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明を適用し
た情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図であ
る。ネットワーク10は、インターネットやLAN(Lo
cal Area Network)などから構成されるネットワークで
あり、このネットワーク10には、顧客コンピュータ1
1、加盟店コンピュータ12、および割賦処理コンピュ
ータ13が接続されている。
【0017】図1には説明の都合上、それぞれ1台のコ
ンピュータしか示していないが、複数のコンピュータが
接続されていても良いし、例えば、割賦処理コンピュー
タ13が1台でなく、複数のコンピュータから構成され
るようにしても良い。
【0018】顧客コンピュータ11は、ネットワーク1
0を介して接続されている加盟店コンピュータ12が提
供するWebページ上で商品を購入する際に、ユーザが
用いるコンピュータである。Webページとは、HTM
L(Hyper Text Markup Language)およびWebブラウ
ザの働きで表示される個々のページを意味する。顧客コ
ンピュータ11は、加盟店コンピュータ12が提供する
Webページを参照できる機能を有する。
【0019】加盟店コンピュータ12は、割賦処理コン
ピュータ13を管理する会社(信販会社)と加盟店契約
を結んでいる店が管理するコンピュータである。加盟店
コンピュータ12は、自己の会社が販売する商品に関す
る情報を管理し、その商品に関する情報をWebページ
上でユーザに提供する。取り扱われる商品は、動産、不
動産、サービスなどであり、割賦販売の対象となりうる
ものである。
【0020】割賦処理コンピュータ13は、個品割賦に
関する情報を処理するために信販会社に設けられたコン
ピュータであり、ネットワーク10を介して接続されて
いる顧客コンピュータ11から個品割賦の申し込みを処
理するように構成されている。以下の説明において、割
賦という記載は特に断りの場合、個品割賦を示す(また
は、個品割賦を含む)ものとする。
【0021】図2は、顧客コンピュータ11の内部構成
例を示す図である。顧客コンピュータ11のCPU(Ce
ntral Processing Unit)31は、ROM(Read Only M
emory)32に記憶されているプログラムに従って各種
の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)3
3には、CPU31が各種の処理を実行する上において
必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入出
力インタフェース35は、キーボードやマウスから構成
される入力部36が接続され、入力部36に入力された
信号をCPU31に出力する。また、入出力インタフェ
ース35には、ディスプレイやスピーカなどから構成さ
れる出力部37も接続されている。
【0022】さらに、入出力インタフェース35には、
ハードディスクなどから構成される記憶部38、およ
び、インターネットなどのネットワークを介して加盟店
コンピュータ12や割賦処理コンピュータ13とデータ
の授受を行う通信部39も接続されている。ドライブ4
0は、磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディ
スク53、半導体メモリ54などの記録媒体からデータ
を読み出したり、データを書き込んだりするときに用い
られる。
【0023】加盟店コンピュータ12や割賦処理コンピ
ュータ13の内部構成は、基本的に顧客コンピュータ1
1と同様であるので、その記載および説明は省略する。
顧客コンピュータ11、加盟店コンピュータ12、およ
び割賦処理コンピュータ13は、図2に示した内部構成
に限らず、必要に応じ、機能を追加したり削除したりす
ることは可能であり、その機能に対応した内部構成をも
つことが可能である。
【0024】次に、図3のフローチャートを参照してユ
ーザが加盟店コンピュータ12が提供するWebページ
を参照して商品の購入を決定するまでの処理について説
明する。顧客コンピュータ11は、ステップS11にお
いて、ユーザの指示により加盟店コンピュータ12にア
クセスを開始する。ユーザは、顧客コンピュータ11に
対して、所定の処理、例えば、Webブラウザを立ち上
げ、URL(UniformResource Locator)を入力するな
どの操作を行うことにより、自己の顧客コンピュータ1
1と加盟店コンピュータ12をネットワーク10を介し
て接続させる。
【0025】顧客コンピュータ11と加盟店コンピュー
タ12がネットワーク10を介して接続されると、加盟
店コンピュータ12は、自己の店で扱っている商品の情
報などを含むWebページデータを顧客コンピュータ1
1に対して提供する。提供されたWebページデータに
基づく画面が、ステップS12において、ユーザの顧客
コンピュータ11の出力部37としてのディスプレイ上
に表示される。
【0026】ステップS12において顧客コンピュータ
11のディスプレイ上に表示される画面の一例を、図4
に示す。ディスプレイ61には、商品の画像が表示され
る商品画像表示部71、その商品の機能などを説明する
文章などが表示される表品説明表示部72、商品の価格
が表示される価格表示部73の各表示部が表示される。
これらの表示部に表示された情報を参考として、ユーザ
がその商品の購入を決定したときには、“購入”ボタン
74が操作される。また、この商品を購入しさらに続け
て買い物をするときに操作される“カートに入れる”ボ
タン75もディスプレイ61上に表示される。
【0027】このような画面を参照し、ユーザは、購入
したい商品を探し出す。このようなユーザによる商品の
選択が行われている間、顧客コンピュータ11は、ステ
ップS13において、商品選択処理として、加盟店コン
ピュータ12と必要に応じWebページデータの授受を
行ったり、ボタン操作が行われたか否かを監視したりと
いった処理を行う。
【0028】商品が選択されることにより“購入”ボタ
ン74が操作されると、その情報は、加盟店コンピュー
タ12に送信される。加盟店コンピュータ12は、ステ
ップS22において、支払い方法に関する画面のデータ
を顧客コンピュータ11に対して送信する。顧客コンピ
ュータ11のディスプレイ61上には、支払い方法の選
択画面として、例えば、図5に示すような画面が表示さ
れる。
【0029】図5に示した例では、支払い方法として、
支払い方法選択項目表示部81に、“クレジットカー
ド”、“個品割賦”、“代引”、および“コンビニ決
済”という4つの選択項目が表示されている。各項目に
は、チェック欄が設けられており、選択されたチェック
欄と選択されていないチェック欄は区別が付くようにさ
れている。また、この場合、4つのチェック欄のうち、
1つのチェック欄しか選択できないようにされている。
図5に示した例では、“個品割賦”が選択された例を示
している。
【0030】ユーザは、選択した支払い方法で良けれ
ば、“決定”ボタン82を操作し、この商品の購入をキ
ャンセルするときは“キャンセル”ボタン83を操作す
る。以下の説明においては、“個品割賦”が選択され、
“決定”ボタン82が操作されたとして説明する。
【0031】ステップS14において、ユーザが商品の
購入代金を個品割賦の契約を結ぶことにより支払うと決
定した場合、その情報は、加盟店コンピュータ12に送
信される。加盟店コンピュータ12は、ステップS23
において、契約している信販会社の割賦処理コンピュー
タ13に対して、個品割賦の申し込みがあったこと、お
よび、そのことに関するデータを送信する。
【0032】個品割賦の申し込みに関わる処理は、顧客
(顧客コンピュータ11)と信販会社(割賦処理コンピ
ュータ13)との間で行われる。そのため、ユーザが個
品割賦で代金を支払うとした商品に関する情報や、どの
店で購入したかを区別するための情報などが、加盟店コ
ンピュータ12から割賦処理コンピュータ13に対して
送信される。
【0033】商品に関する情報としては、商品に割り当
てられた識別コード、商品名、個数、価格などの情報が
送信される。店の情報としては、その店に割り当てられ
たサプライヤコード、その店の系列店の店を区別する店
舗コード、個別割賦の料率を指定する料率コードなどが
送信される。
【0034】ここで、送信される店の情報についてさら
に説明する。図6に一例を示すように、割賦処理コンピ
ュータ13の記憶部102には、店を限定するための店
データベース102が記憶されている。店データベース
102に記憶されているデータは、サプライヤコード、
店名、店舗コード、支店名、住所である。なお、これら
のデータ以外のデータをさらに記憶させるようにしても
良いし、これらのデータを必ずしも全て記憶する必要は
ない。
【0035】図6に示した例では、サプライヤコードと
して“X0001”が付与されたのは、店名が“A店”
であることを示している。“A店”には、複数の支店が
あり、それらの支店毎に、店舗コードが割り当てられて
いる。また、店舗コード毎に、その店舗が存在する住所
が関連付けられて記憶されている。
【0036】加盟店コンピュータ12からサプライヤコ
ードと店舗コードが送信されることにより、それらのコ
ードを受信した割賦処理コンピュータ13側では、顧客
に商品を販売した店舗(加盟店)を一意に決定すること
ができる。
【0037】割賦処理コンピュータ13の記憶部102
には、図7に示すような料率に関する料率データベース
103も記憶されている。料率データベース103に
は、サプライヤコード、店舗コード、料率コード、支払
い回数に応じた料率、ボーナス支払いの料率が、それぞ
れ関連付けられて記憶されている。
【0038】支払い回数により料率が異なり、ボーナス
で支払うか否かによっても料率は異なってくる。また、
店舗毎に料率を変えることも可能であるし、1店舗で
も、複数の料率を設定し、商品によりその料率を変化さ
せることも可能である。従って、割賦処理コンピュータ
13側では、加盟店コンピュータ12が送信してきた、
どの料率を適用するかを示す料率コードをもとに、適用
する料率を決定する。
【0039】図8乃至図10に示したフローチャートを
参照して、割賦処理コンピュータ13が行う割賦処理に
ついて説明する。ステップS41において、割賦処理コ
ンピュータ13は、顧客コンピュータ11に対して、表
紙のデータを送信する。このような表紙のデータが送信
されることにより、顧客コンピュータ11のディスプレ
イ61上には、例えば、図12に示すような画像が表示
される。
【0040】図12に示したような画面は、ユーザ(顧
客)が前の画面で、商品の支払い方法として個品割賦を
選択し、そのために、その個品割賦の契約が、商品を販
売した店でなく信販会社との間で結ばれるということを
ユーザに認識させるために表示させる。このような画面
は、必ずしも表示される必要はなく、表示させる必要が
ないと判断されるときには、表示されないようにしても
良い。
【0041】割賦処理コンピュータ13は、表紙の画面
のデータを送信すると、ステップS42において、個品
割賦の処理、主に、支払い額の算出に必要な情報を取得
する。この際取得されるデータとしては、顧客が購入し
ようとしている商品に関する情報、個品割賦の対象とな
る合計購入金額などの情報である。このような情報は、
加盟店コンピュータ12が、ステップS23(図3)の
処理として送信した情報に含まれている。
【0042】情報が取得されると、ステップS43にお
いて、支払い方法選択画面のデータが送信される。この
ようなデータが送信されることにより、顧客コンピュー
タ11のディスプレイ61上には、例えば、図13に示
すような画面が表示される。図13に示した例では、顧
客が購入を決定した商品に関する情報が商品情報表示部
111に表示され、その下側に、支払い方法として選択
できる項目が支払い方法選択表示部112に表示されて
いる。
【0043】この場合、支払い方法選択表示部112に
は、“分割払い”、“ボーナス一括払い”、および、
“ボーナス二回払い”の3つの支払い方法の選択肢が表
示されている。このうち、“分割払い”のボタンが操作
されたか否かが、ステップS44において判断される。
【0044】ステップS44において、“分割払い”の
ボタンが操作されたと判断された場合、ステップS50
に進み、操作されていないと判断された場合、ステップ
S45に進む。ステップS45において、“ボーナス一
括払い”のボタンが操作されたのか否かが判断される。
ステップS45において“ボーナス一括払い”のボタン
が操作されたと判断された場合、ステップS46に進
み、ボーナス一括払いの時の支払い金額のシミュレーシ
ョンが行われる。
【0045】このボーナス一括払いのシミュレーション
は、まず、料率データベース103から適用される料率
が読み出され、その読み出された料率と合計購入金額が
乗算されることにより、ボーナス時に一括して支払う金
額が算出される。合計購入金額は、図13に示したよう
な画面を表示させる際に取得した情報(URLのパラメ
ータ)から取得されるようにしても良いし、HTMLの
タグを解析することにより取得されるようにしても良
い。
【0046】シミュレーション結果は、ステップS47
において顧客コンピュータ11に対して送信され、顧客
に提供される。
【0047】一方、ステップS45において、“ボーナ
ス一括払い”のボタンが操作されたのではないと判断さ
れた場合、“ボーナス二回払い”のボタンが操作された
と判断できるため、ステップS48において、ボーナス
二回払いのシミュレーションが行われる。このステップ
S48とステップS49における処理は、基本的にステ
ップS46とステップS47の処理と同様であるので、
その説明は省略する。
【0048】一方、ステップS44において、“分割払
い”のボタンが操作されたと判断された場合、ステップ
S50に進み、分割払いの処理が実行される。ステップ
S50における分割払いの処理について説明する前に、
図9のフローチャートを参照して割賦処理の他の方法に
ついて説明する。
【0049】図8に示したフローチャートを参照して説
明した処理においては、サプライヤコードなどをURL
に含め、そのURLから必要に応じ情報を抽出して用い
るようにしたが、それらの管理すべき情報に対してID
を付与して管理し、必要に応じて管理している情報を用
いるようにしても良い。そのようにした場合には、図9
に示したようなフローチャートに従って処理が実行され
る。
【0050】図8に示したフローチャートと図9に示し
たフローチャートは、重複する部分があり、重複する部
分に関しての説明は適宜省略する。ステップS61にお
いて、表紙のデータが送信されると、ステップS62に
おいて、セッションID(Session ID)が付与(発行)
される。ステップS63において、発行したセッション
IDと関連付ける情報を取得する。この際、取得される
情報は、図8のステップS42のところで説明した情報
と同じである。
【0051】セッションIDにより情報を管理するよう
にした場合、記憶部102には、図11に示したような
セッションデータベース104がさらに記憶される。セ
ッションデータベース104には、セッションID、サ
プライヤコード、店舗コード、料率コード、および、価
格がそれぞれ関連付けられて記憶される。この他の情報
として、割賦処理コンピュータ13が管理するWebペ
ージに来る前のWebページ(加盟店コンピュータ12
が管理するWebページ)を、処理が終了した時点で、
戻すページとして記憶するようにしても良い。
【0052】セッションデータベース104に情報が書
き込まれた後に、ステップS65において、分割払いが
選択された場合、ステップS66に進む。ステップS6
6において、処理の対象となるセッションIDが取得さ
れる。そして、取得されたセッションIDに関連付けら
れている情報が、ステップS67において読み出され
る。このようにして読み出された情報が用いられて、ス
テップS68の処理が行われる。
【0053】ステップS65において、分割払いが選択
されたのではないと判断され、ステップS69に進み、
ボーナス一括払いが選択されたか否かが判断される。ス
テップS69において、ボーナス一括払いが選択された
と判断された場合、ステップS70,S71に進み、ス
テップS66,S67と同様の処理が行われる。そし
て、ステップS72,73において、ボーナス一括払い
のシミュレーションが行われるわけだが、その処理につ
いては、図8のステップ46,S47と同様の処理であ
り、既に説明したので、その説明は省略する。
【0054】一方、ステップS69において、ボーナス
一括払いが選択されたのではないと判断された場合、ス
テップS74,S75に進み、ステップS66,S67
と同様の処理が行われる。そして、ステップS76,7
7において、ボーナス二回払いのシミュレーションが行
われるわけだが、その処理については、図8のステップ
48,S49と同様の処理であり、既に説明したので、
その説明は省略する。
【0055】図10は、図8のステップS50、また
は、図9のステップS68において行われる分割払いの
処理の詳細について説明するためのフローチャートであ
る。
【0056】ステップS91において、購入金額の合計
額に関する情報が取得される。これは、上述したよう
に、URLのパラメータから、HTMLのタグを解析す
ることにより、または、セッションIDを管理するよう
にしたときにはそのセッションIDを用いた処理により
取得される。購入金額の合計額が取得されると、料率デ
ータベース103が参照される。料率データベース10
3のうち、参照される部分は、加盟店コンピュータ12
から提供された情報に含まれていた、サプライヤコー
ド、店舗コード、および、料率コードが一致する情報に
対応する部分である。
【0057】ステップS93において、参照されている
部分から、1つの料率が読み出される。例えば、図7に
示した料率データベース103のうち、サプライヤコー
ドが“X001”、店舗コードが“01”、および料率
コードが“001”が一致する情報に対応する部分の料
率が参照されている場合、回数“1”のところの料率で
ある“4.5%”がまず読み出される。このように、回
数の小さい方の料率から読み出すようにしても良いし、
回数の大きい方の料率から読み出すようにしても良い。
以下の説明においては、回数の小さい方の料率から読み
出すとする。
【0058】ステップS93において読み出された料率
が用いられて、ステップS94において支払い合計額が
算出される。支払い合計額とは、顧客が、割賦の契約を
結び、選択した回数で支払いをしたときに、最終的に支
払うべき額の合計金額である。例えば、この支払いの合
計額は、ステップS91において取得された購入金額の
合計額に、ステップS93において読み出された料率を
乗算することにより算出される。
【0059】もちろん、支払い回数などにより、さらに
計算を行うこともあり、また、他の計算の仕方により算
出されることもある。従って、計算方法は、そのシステ
ムに応じて適した方法が用いられればよい。以下の説明
においても、計算の方法は、一例にすぎない。また、こ
こでは、料率が料率データベース103に記憶されてい
ると説明するが、年率など、他のデータが記憶されてい
る場合には、その記憶されているデータに対応した計算
により算出される。
【0060】算出された支払いの合計額が用いられて、
ステップS95において、月々の支払い額が算出され
る。この算出は、ステップS94において算出された支
払い額の合計額を、支払い回数で除算することにより算
出される。
【0061】このようにして、月々の支払い額が算出さ
れるわけだが、支払い合計額が少額のとき(購入金額の
合計額が少額のとき)や、支払い回数が多くなり1回当
たりの支払い額が少額になったとき、例えば、1回の支
払いが100円などと算出されることが考えられる。そ
のような少額の支払いを限度なく認めるように設定して
しまうと、何かと不都合が生じてしまうために、何らか
の制限を設けた方が良い。
【0062】そこで、ステップS96において、算出さ
れた月々の支払い額は、最低金額以上であるか否かが判
断される。最低金額は、例えば、3000円などと設定
される。最低金額が3000円と設定されている場合、
一回の支払い額が3000円以上であるか否かが判断さ
れる。ステップS96において、月々の支払い額が、最
低金額以上であると判断された場合、ステップS97に
進み、最低金額以上ではないと判断された場合、ステッ
プS101に進む。
【0063】ここで、月々の支払い額が最低金額以下で
ある状況について考える。上述したように、最低金額以
下となる状況としては、購入金額が少額なために、割賦
することにより1回あたりの支払い額が最低金額以下に
なる場合と、支払い回数が多くなったために、1回あた
りの支払い額が少額になり、その結果1回あたりの支払
い額が最低金額以下になった場合とが考えられる。
【0064】例えば、ステップS93において、料率の
読み込みを支払い回数の少ない方から順次読み込むよう
に設定してある場合で、購入金額が少額のために、1回
あたりの支払い額が最低支払い額以下になってしまった
ときは、それ以降、すなわち、さらに多い回数の割賦に
すれば、さらに1回あたりの支払い額は少額になり、必
ず、最低金額以下であると判断されるので、結果とし
て、さらに多い支払い回数での割賦のシミュレーション
を行う必要はない。
【0065】また、同じ理由により、1回、ステップS
96において、月々の支払い額が最低金額以下であると
判断された場合、さらに多い支払い回数の割賦のシミュ
レーションをしたとしても、さらに1回あたりの支払い
額が小さくなっていくだけなので、仮に、支払い回数を
順次多くしていき、繰り返し割賦のシミュレーションを
したとしても、ステップS96において、NOと判断さ
れるので、実質、シミュレーションを行う意味がない。
【0066】従って、ステップS96において、月々の
支払い額が最低金額以下であると判断された時には、割
賦のシミュレーションを終了し、ステップS101に進
み、そこまでの処理で算出されたシミュレーション結果
を顧客に送信するようにする。
【0067】一方、ステップS96において、月々の支
払い額が最低金額以上であると判断された場合、ステッ
プS97に進み、算出された金額に、端数があるか否か
が判断される。例えば、10円単位で金額を設定する場
合、1回の支払い額が、1982円などと算出されたと
きには、その2円を端数とし、ステップS97におい
て、端数ありと判断され、ステップS98に進む。
【0068】ステップS98において、端数の組み込み
の処理が行われる。端数の組み込みの処理とは、例えば
一例としてあげるなら、10回払いのときの割賦のシミ
ュレーションを行っているときに、端数ありと判断され
た場合、2回目乃至10回目の支払いの額は端数なしの
金額で、かつ、同一の金額とし、2回目乃至10回目の
支払いの額では支払いきれない額を、1回目(初回)の
支払いの額として設定するといったような処理である。
【0069】例えば、ステップS94において算出され
た支払いの合計額が19825円であり、10回払いの
シミュレーションを行っている場合、10回とも同一な
額で支払うとすると、1回あたりの支払い金額は、19
82.5円となる。しかしながら、10円単位で扱うた
め、かつ、0.5円などと、実質支払い不可能な金額が
算出されてしまう。
【0070】このような場合、ステップS98の処理と
して、例えば、2回目乃至10回目の支払い額は、19
80円と同一の額として、残りの2005(=1982
5−1980×9)円を1回目の支払い額と設定する。
1回目の支払い額は、たとえ10円単位で設定してあっ
たとしても、例外的に1円単位でも処理できるようにす
ることにより、端数を処理することが可能となる。勿
論、端数は四捨五入して1回目の支払いから端数を出さ
ないようにしてもよい。
【0071】勿論、上述した端数の処理は、一例であ
り、他の処理を行うようにしても良い。
【0072】ステップS98において、端数の処理が終
了されると、ステップS99に進む。ステップS99の
処理には、ステップS97において端数はないと判断さ
れたとき、すなわち、ステップS98における端数の処
理を行う必要がないときもくる。ステップS99におい
て、ワークテーブルに、シミュレーション結果が書き込
まれる。
【0073】ステップS100において、次の料率があ
るか否かが判断される。例えば、図7を参照するに、回
数が“1”のときのシミュレーションが終了した時点で
は、次に、回数“2”の料率が設定されているため、ス
テップS100においては、次の料率があると判断され
ることになる。
【0074】ステップS100において、次の料率があ
ると判断されると、ステップS93に戻り、それ以降の
処理が繰り返される。ステップS93乃至S100の処
理が繰り返されるということは、ワークテーブルに、設
定されている支払い回数毎の、有効なシミュレーション
結果が書き込まれることになる。このようにして書き込
まれたワークテーブルのシミュレーション結果は、ステ
ップS100において、次の料率がないと判断される
と、ステップS101に進み、顧客コンピュータ11に
対して送信される。
【0075】ステップS101において、割賦処理コン
ピュータ13から顧客コンピュータ11に対してシミュ
レーション結果が送信されることにより、顧客コンピュ
ータ11のディスプレイ61上には、例えば、図14に
示したような画面が表示される。図14に示した画面で
は、上側に、再シミュレーション用の設定欄141が設
けられており、その下側には、“再シミュレーションす
る”ボタン122が設けられている。
【0076】“再シミュレーションする”ボタン122
の下側には、シミュレーション結果表示部123にシミ
ュレーション結果が表示されている。このシミュレーシ
ョン結果表示部123の各シミュレーション結果には、
チェック欄が設けられており、そのチェック欄がチェッ
クされたシミュレーション結果が、選択された割賦回数
であることを示す。顧客は、選択した割賦回数で良けれ
ば、“確定”ボタン124を操作し、再度シミュレーシ
ョンを行いたい場合などは、“戻る”ボタン125を操
作する。
【0077】図10のフローチャートの説明に戻り、ス
テップS101においてシミュレーション結果が送信さ
れた結果、図14に示したような画面が、顧客コンピュ
ータ11のディスプレイ61上に表示されると、ユーザ
からの返答待ちの状態となる。そして、ステップS10
2において、“再シミュレーションする”ボタン122
が操作されたか否かが判断される。
【0078】ステップS102において、“再シミュレ
ーションする”ボタン122が操作されたと判断された
場合、ステップS103に進む。ステップS103に処
理が進む場合、図14に示した画面のうち、設定部12
1の所定の欄に、ユーザが所望の条件を設定し、“再シ
ミュレーション”ボタン122を操作したと判断するこ
とが可能である。この場合、月々の支払いの他に、ボー
ナス時には、月々の支払いの他に支払いを行うというシ
ミュレーションである。そこで、ステップS103にお
いて、ボーナス支払い以外の支払い額が算出される。
【0079】例えば、設定部121にユーザが、ボーナ
ス加算額として50000円と設定し、そのときの支払
い合計額が90000円であった場合、ステップS10
3においては、90000−50000=40000と
いった計算が行わる。この40000が、ボーナス支払
い以外の支払い額として設定される。この算出の際に
は、ボーナス加算月も考慮して、計算を行う必要があ
る。
【0080】例えば、ボーナス加算月が、6月と12月
である場合、申し込みの処理(上述してきたような処
理)が2月に行われているときには(ここでは、説明の
都合上、日にちまでは考慮しない)、割賦回数が3回の
ときには、実際に支払いが行われるのは、3月、4月、
5月の3回であるので、6月のボーナス加算月は含まれ
ないことになる。勿論、ボーナス支払額以外の支払い額
が0円以下になってしまうような場合などはシミュレー
ションする必要がないため、そのような場合はシミュレ
ーションされないように設定される。
【0081】従って、このようなときには、ボーナス加
算額がユーザにより設定されたとしても、実質支払いに
は関係ないため、ボーナス加算額は0円としてシミュレ
ーションされる。この例の場合、4回以上の割賦回数で
あると、ボーナス加算月を含むため、ボーナス加算額を
考慮したシミュレーションが行われる。
【0082】また、上述した例と同じ条件のときに、支
払い回数が18回であった場合、その年の6月、12
月、翌年の6月と、計3回のボーナス月を含むことにな
る。この場合、3回のボーナス月があることを考慮して
シミュレーションが行われる。
【0083】このようなことを考慮すると、一般的に、
ステップS103における計算は、支払い合計額から、
(ボーナス加算額×ボーナス月到来回数)を減算する計
算となる。このボーナス月到来回数は、システムの日付
を用いて算出される。すなわち、システム上、決算日が
10日に設定してある場合、例えば、2月10日までに
結ばれた契約は、その2月の契約とし、2月10日過ぎ
に結ばれた契約は、3月に結ばれた契約として、シミュ
レーションが実行される。
【0084】ステップS103において、ボーナス支払
い以外の支払い額が算出されると、その額について、ス
テップS95以下の処理が繰り返し行われる。なお、ス
テップS103からステップS95に処理が進んだ場
合、ステップS100において、次の料率があると判断
されたときには、その料率すなわち回数により、ボーナ
ス到来回数が変化しないか否かを判断し、変化すると判
断されるときには、ボーナス支払い以外の支払い額を再
度算出し直し、その支払い額に対して、ステップS95
以降の処理を行う必要がある。
【0085】このような処理を実行させるために、ステ
ップ73からステップS95に処理が進んだ時の例外的
な処理として、ステップS100からステップS93に
処理が進むときに、その間の処理として、ボーナス到来
回数に変化があるかという判断を行うステップを設け、
あるときには、再度ボーナス支払い以外の支払い額の算
出の処理を実行するというステップを設けるようにして
も良い。
【0086】ステップS102において、“再シミュレ
ーションする”ボタン122が操作されたのではないと
判断された場合、図10の処理、および図8(または図
9)に示したフローチャートに基づく割賦処理が終了さ
れる。ステップS102において、“再シミュレーショ
ンする”ボタン122が操作されたのではないと判断さ
れる状況は、図14に示したような画面において、“確
定”ボタン124が操作されたか、または、“戻る”ボ
タン125が操作された場合であると判断できる。
【0087】“戻る”ボタン125が操作されたと判断
されるときには、前の画面、この場合、図13に示しよ
うな画面に戻り、その画面における処理が再度実行され
る。
【0088】“確定”ボタン124が操作されたと判断
されるときには、ユーザが選択した支払い回数で割賦契
約が仮成立したとして、処理が進められる。割賦契約が
仮成立したと判断された時の処理について説明する。こ
こで、仮成立としたのは、この後の処理により、契約が
成立しないことが考えられるためである。
【0089】仮成立した後の割賦処理コンピュータ13
の処理について、図15のフローチャートを参照して説
明する。ステップS121において、割賦処理コンピュ
ータ13は、契約が仮成立したことに伴い、その契約に
対して同意するか否かを再度顧客に問うための画面のデ
ータを送信する。このような同意画面のデータが送信さ
れることにより、顧客コンピュータ11のディスプレイ
61上には、図16に示したような画面が表示される。
【0090】図16に示した同意画面には、“同意しま
す”ボタン141と“同意しません”ボタン142が設
けられている。顧客は、これらのボタンの上側に記載さ
れている文章の内容を理解し、同意すると決定した場
合、“同意します”ボタン141を操作し、同意しない
と決定した場合、“同意しません”ボタン142を操作
する。
【0091】割賦処理コンピュータ13は、ステップS
122において、顧客は、契約に対して同意したか否か
を判断する。この判断は、顧客が、“同意します”ボタ
ン141または“同意しません”ボタン142を操作し
た結果、顧客コンピュータ11から割賦処理コンピュー
タ13に対して送信されたデータを判断することにより
行われる。
【0092】ステップS122において、顧客が契約に
対して同意したと判断された場合、換言すれば、顧客が
“同意します”ボタン141を操作したと判断された場
合、ステップS123に進み、同意していないと判断さ
れた場合、換言すれば、顧客が“同意しません”ボタン
142を操作したと判断された場合、ステップS130
に進む。
【0093】ステップS123において、顧客の個人情
報を入力してもらうための情報入力画面のデータが送信
される。情報入力画面のデータが送信されることによ
り、顧客コンピュータ11のディスプレイ61上には、
図17に示すような画面が表示される。情報入力画面に
は、“次へ”ボタン151と“リセット”ボタン152
が設けられている。これらのボタンの上側に、顧客が自
己の情報を入力する個人情報入力表示部153が表示さ
れている。
【0094】顧客が入力するべき情報は、多岐にわたる
ため、複数のページに分割されて顧客に提供される。
“次へ”ボタン151が操作されると、次のページに画
面が切り替えられ、“リセット”ボタン152が操作さ
れると、そのページにおいて入力された情報を再度入力
するモードにされる。
【0095】“次へ”ボタン151が操作されると、図
18に示したような画面に表示が切り替えられる。図1
8に示した画面においても、さらに続きのページが存在
するため、“次へ”ボタン151が表示されている。図
18に示したような画面において“次へ”ボタン151
が操作されると、さらに次のページに表示が切り替えら
れ、例えば、図19に示したような画面が表示される。
【0096】図19に示したような画面において、1画
面では表示しきれない状態であるとき、ユーザは、画面
をスクロールすることにより全画面を参照することがで
きるようになっている。図19に示したような画面にお
いて、“次へ”ボタン151が操作されると、図20に
示したような画面に表示が切り替えられる。図20に示
した画面は、顧客が前の画面までで入力した情報が一覧
表示される画面である。
【0097】図20に示した画面では、入力した情報が
多いために1画面では表示しきれず、画面をスクロール
することにより、全内容が確認できるようになってい
る。図20に示した画面をスクロールすることにより、
図21に示したような画面が表示される。図21に示し
たような画面においては、3つのボタンが画面の下側に
設けられている。これらのうちの1つのボタンが操作さ
れると、そのデータが割賦処理コンピュータ13に対し
て送信される。
【0098】“この内容で申込みをする”ボタン171
は、図20と図21に示したような画面を参照して、顧
客がそれらの情報で間違いないと判断したときに操作さ
れる。“申込内容を修正する”ボタン172は、顧客が
再度情報を入力し直したいと判断したときに操作され
る。“申込をキャンセルする”ボタン173は、顧客が
この割賦契約自体の申込みをキャンセルすると判断した
ときに操作される。
【0099】個人情報を入力する画面において、例え
ば、主婦や学生という属性をもつ顧客が割賦の契約をし
ていると判断された場合、上述した画面を用いて入力さ
れる情報以外の情報を入力するための他の画面(不図
示)がさらに表示されるようにしても良い。
【0100】ところで、個品割賦とは、上述したよう
に、個々の商品の購入毎に信販会社と割賦の契約を結ぶ
代金の支払い形態である。この個品割賦は、信販会社が
商品の代金を加盟店に一旦支払い、その後、立て替えた
商品の代金を顧客から分割で返済を受ける仕組みになっ
ている。
【0101】そのため、信販会社は、個品割賦の契約を
顧客と結ぶ場合、図17乃至図19を参照して説明した
ような、多岐にわたる個人情報を顧客に入力してもら
い、その個人情報を取得し、その個人情報から契約を結
ぶか否かを決定する。
【0102】信販会社は、一般的に、個品割賦に関する
契約を取り扱うとともに、クレジットカードに関する契
約も取り扱う。クレジットカードは、予め信販会社と顧
客が契約を結び、顧客は、契約が終結した後、クレジッ
トカードを用いて商品を購入することができる。クレジ
ットカードが用いられて購入された商品の代金は、一旦
信販会社が加盟店側に支払い、その後、顧客から代金を
徴収する。
【0103】クレジットカードにおける処理と個品割賦
における処理は、基本的に、一旦代金を信販会社が加盟
店に支払い、その後、顧客から回収するといった点で
は、同じであると考えられる。従って、クレジットカー
ドの契約が信販会社と顧客との間で結ばれるとき、個品
割賦の契約が結ばれるときと同様に、信販会社は、その
顧客に支払い能力があるか否かを、図17乃至図19に
示したような多岐にわたる個人情報を顧客に入力しても
らい取得し、その顧客の個人情報を参照して契約を終結
するか否かを判断し、最終的な契約を結ぶ。
【0104】クレジットカードに関する契約と、個品割
賦に関する契約は、別々に行われているため、顧客は、
クレジットカードに関する契約と個品割賦に関する契約
を、同一の信販会社と結びたいとき、それぞれの契約書
をそれぞれ記載しなくてはならず、換言すれば、図17
乃至図19に示したような画面を用いた入力を、それぞ
れの契約毎に、すなわち異なるタイミングで2回入力し
なくてはならず、そのようなことは顧客側にとっては面
倒であるといった問題があった。
【0105】そのために、個品割賦の契約はしても、ク
レジットカード契約までは行わないといったような状況
が発生する可能性があった。
【0106】このような状況は、個品割賦の契約を結
び、クレジットカードの契約も結ぶ可能性のある顧客を
取り逃がしてしまうことになり、せっかくの契約の機会
を顧客および信販会社の双方が逃してしまうことにな
る。従って、このような事態は好ましくなく、せっかく
の機会を双方が逃さない仕組みをもうける方が良い。そ
こで、図21に示したように、顧客が個品割賦の契約を
終結する最終段階のページに、クレジットカード申込欄
161を設ける。
【0107】このクレジットカード申込み欄161に
は、例えば、“クレジットカードの同時申込みをする”
といった文章を表示し、その文章の前にチェック欄を設
ける。すなわち、クレジットカード申込み欄161は、
クレジットカードの同時申込みをするか否かを選択でき
る選択肢としての機能を有する。
【0108】このチェック欄がチェックされた場合、チ
ェックされたことを顧客に認識させるような表示にされ
る。顧客は、個品割賦の契約とともに、クレジットカー
ドの契約も行いたい場合、このクレジット申込み欄16
1のチェック欄をチェックするだけでよい。
【0109】このように、チェック欄をチェックするだ
けで、顧客は、個品割賦の契約を結ぶために入力した個
人情報を再度入力するようなことなく、クレジットカー
ドの契約までも結ぶことができるため、効果として、顧
客側にとっては、クレジットカードの契約にかかる煩わ
しい処理を行わなくてすみ、クレジットカードの契約を
結ぼうという気持ちを高められ、クレジットカードを扱
う信販会社側にとっては、クレジットカードの契約率を
高めることできるといったようなことを期待することが
できる。
【0110】なお、本実施の形態においては、図21に
示したような顧客が個品割賦を契約を終結する最終段階
のページに、クレジットカード申込み欄161を設けた
が、他のページに設けるようにしても良い。
【0111】図15のフローチャートの説明に戻り、ス
テップS125において、顧客コンピュータ11から送
信されてきたデータは、“申込内容を修正する”ボタン
172が操作されたことを示すデータであるか否かが判
断される。ステップS125において、修正であると判
断されると、ステップS123に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。
【0112】一方、ステップS125において、顧客コ
ンピュータ11から送信されたデータは、入力した個人
情報の修正を希望するものではないと判断された場合、
ステップS126に進み、“この内容で申込みをする”
ボタン171が操作されたことを示すデータであるか否
かが判断される。ステップS126において、“この内
容で申込みをする”ボタン171が操作されたのではな
いことを示すデータであると判断された場合、換言すれ
ば、この場合、“申込みをキャンセルする”ボタン17
3が操作されたことを示すデータである場合、ステップ
S130に進む。
【0113】ステップS130における処理には、ステ
ップS122において、同意しなかったと判断された場
合も来る。すなわち、ステップS130に処理が来るの
は、顧客が割賦の契約を終結しなかった時である。その
ような場合には、他のWebページにとばす処理が実行
される。他のWebページとは、例えば、割賦処理コン
ピュータ13に処理が移行される前のWebページ(加
盟店コンピュータ12が管理するWebページ)や、割
賦処理コンピュータ13を管理する信販会社の紹介ペー
ジなどである。
【0114】一方、ステップS126において、“この
内容で申込みをする”ボタン171が操作されたことを
示すデータであると判断された場合、ステップS127
に進む。ステップS127において、クレジットカード
の同時申込みがあったか否かが判断される。この判断
は、顧客コンピュータ11から送信されてきたデータを
参照することにより行われる。
【0115】顧客コンピュータ11からのデータに、ク
レジットカード申込み欄161のチェック欄がチェック
されたことを示すデータ(フラグ)を含ませるようにし
た場合、個品割賦コンピュータ13は、顧客コンピュー
タ11からのデータ内に含まれるフラグを参照して、ス
テップS127の処理を行う。
【0116】顧客コンピュータ11からのデータに、ク
レジットカード申込み欄161のチェック欄がチェック
された場合のみ、そのことを示すデータを含ませるよう
にした場合、個品割賦コンピュータ13は、顧客コンピ
ュータ11からのデータ内に、そのようなデータが含ま
れているか否かを判断することによりステップS127
の処理を行う。
【0117】ステップS127において、クレジットカ
ードの同時申込みがあったと判断された場合、ステップ
S128に進み、クレジットカードの同時申込みはなか
ったと判断された場合、換言すれば、個品割賦の契約だ
けが申し込まれたと判断された場合、ステップS128
の処理はスキップされ、ステップS129に進む。ステ
ップS128において、クレジットカードの申込みの処
理が、個品割賦の申込みの処理とともに行われる。ステ
ップS128において行われるクレジットカードの申込
みの処理については、図23のフローチャートを参照し
て後述する。
【0118】ステップS129において、契約完了告知
画面のデータが送信される。このような契約完了告知画
面のデータが送信されることにより、顧客コンピュータ
11のディスプレイ61上には、例えば、図22に示す
ような画面が表示される。
【0119】図22に示すような画面が表示されること
により、顧客に割賦契約が信販会社との間で終結したこ
とを認識させることができる。図22に示した画面にお
いて、“終了”ボタン181が操作されると、割賦処理
コンピュータ13における処理が終了する。“終了”ボ
タン181が操作された場合、ステップS130と同様
の処理が行われることにより、他のWebページにとば
す処理が実行されるようにしても良いし、他の処理が実
行されることにより、割賦処理コンピュータ13自体の
処理は終了されるようにしても良い。
【0120】図23のフローチャートを参照して、図1
5のステップS128において行われるクレジットカー
ドの申込みの処理について説明する。クレジットカード
と個品割賦の契約が同時に申し込まれた場合、ステップ
S141において、クレジットカードデータベースに書
き込まれるデータが、既に個品割賦の契約において取得
されているデータ内から抽出される。
【0121】ステップS141における処理は、必ずし
も必要がある処理ではなく、例えば、クレジットカード
の契約に必要なデータと、個品割賦の契約に必要なデー
タが異なる場合、クレジットカードの契約に必要なデー
タを、個品割賦の契約に必要なデータから抽出する必要
があるが、クレジットカードの契約に必要なデータと、
個品割賦の契約に必要なデータが同じ場合、データを抽
出するといった処理は必要がない。
【0122】ステップS142において、抽出されたデ
ータが、データベースに書き込まれる。ここで、データ
ベースについて説明する。割賦処理コンピュータ13
は、記憶部101に、図24に示すような個品割賦デー
タベース201と図25に示すようなクレジットカード
データベース202を記憶している。
【0123】図24に示した個品割賦データベース20
1は、個品割賦の契約に関わるデータを記憶するデータ
ベースであり、記憶されるデータとしては、“承認番
号”、“申込み番号”、“個人情報”、“契約金額”、
“支払い回数”、および、“購入商品情報”である。な
お、この記憶されるデータの項目は、一例であり、限定
を示すものではなく、これらの項目以外の項目を設け、
記憶するようにしても良い。
【0124】“承認番号”は、個品割賦の契約が審査の
結果、契約が成立した場合に、その契約を識別するため
の番号として付与される。従って、審査の結果、契約が
不成立となったときには、承認番号は付与されない。ま
た、審査中にも承認番号は付与されない。承認番号の欄
には、これらの状態が識別できるようなデータまたは承
認番号が記憶される。
【0125】“申込み番号”は、加盟店側で、顧客との
間で交わした契約を識別できるように割り振った番号で
ある。“個人情報”は、顧客の個人情報であり、図17
乃至図19に示したような画面に対して入力された情報
が書き込まれる。“契約金額”、“支払い回数”、“購
入商品情報”などは、対象となっている個品割賦の契約
に関する情報である。
【0126】“承認番号”以外は、審査が行われる前の
段階、例えば、図15のフローチャートのステップS1
27の処理が実行される前後で個品割賦データベース2
01に書き込まれ、記憶される。
【0127】図25に示したクレジットカードデータベ
ース202は、クレジットカードの契約に関わるデータ
を記憶するデータベースであり、記憶されるデータとし
ては、“カード番号”、“独自番号”、“個人情報”、
“限度額”、および、“有効期限”である。
【0128】“カード番号”は、クレジットカードの契
約が成立した後に付与される番号であり、クレジットカ
ードを一意に識別するための番号である。“独自番号”
は、クレジットカードに含まれるICが保持する番号で
ある。この独自番号は、例えば、近年普及しつつあるネ
ット上での取引に用いられる。
【0129】ネット上で、クレジットカード番号を流す
ことは、セキュリティ上好ましくないが、ネット上での
取引では、クレジットカード番号が用いられることが多
い。そこで、セキュリティのことを考え、ネット上で
は、クレジットカード番号のかわりに、独自番号を流す
ようにする。独自番号は、それ自体に意味はなく、悪意
を持った第3者に盗まれたとしても問題ない番号とされ
ている。
【0130】顧客は、ネット上で商品の購入を行い、そ
の商品の代金をクレジットカードで支払う場合、ネット
に接続できる装置(例えば、顧客コンピュータ11)に
接続され、クレジットカードが装着されることにより、
独自番号を読み取ることができる所定の装置に自己のク
レジットカードを装着する。所定の装置は、装着された
クレジットカードのICから独自番号を読み出す。読み
出された独自番号は、ネットを介して、例えば、割賦処
理コンピュータ13に送信される。
【0131】独自番号を受信した割賦処理コンピュータ
13は、図25に示したような独自番号とクレジットカ
ード番号が関連付けられて記憶されているクレジットカ
ードデータベース202を記憶しており、その記憶して
いるクレジットカードデータベース202を参照するこ
とにより、受信した独自番号に対応するクレジットカー
ド番号を読み出し、その読み出したクレジットカード番
号を用いてネット上での取引に関わる処理を実行する。
【0132】このように、ネット上の送受信にはクレジ
ットカード番号は用いられないため、クレジットカード
番号が授受されることによる発生するセキュリティ上の
問題を解決することができる。
【0133】独自番号は、クレジットカードの契約が成
立した後、実際にクレジットカードが作成された時点で
割り振られる番号であるので、クレジットカードデータ
ベース202に書き込まれるのは、他のデータより後の
時点である。
【0134】クレジットカードデータベース202に記
憶されるデータの説明に戻り、“個人情報”は、個品割
賦データベース201に記憶されている“個人情報”と
同じ、または、その一部である。一部が記憶される際に
は、ステップS141における処理が実行されることに
より抽出されたデータが記憶される。
【0135】“限度額”は、クレジットカードを用いて
1ヶ月間に取引できる上限額である。この“限度額”
は、予めデフォルトとして所定の額が設定されているよ
うにしても良いし、個人情報に応じ、決定されるように
しても良い。“有効期限”は、契約が成立したクレジッ
トカードを使用できる期限である。
【0136】図23のフローチャートの説明に戻り、ス
テップS142において、クレジットカードデータベー
ス202に、個人情報が書き込まれる。この段階では、
審査が行われていないために、個人情報のみが書き込ま
れる。
【0137】ステップS143において、クレジットカ
ードの契約を成立させる(許可する)か否かの審査が行
われる。割賦処理コンピュータ13においては、一旦、
図21に示すような画面が、顧客コンピュータ11上に
表示されることにより、顧客とのやりとりは終了する
が、その終結された割賦契約に対して、また、クレジッ
トカードの契約に対して、審査という処理を別途行う必
要がある。審査についての詳細な説明は省略するが、審
査の上、問題が発生しなければ、割賦契約またはクレジ
ットカードの申込みの契約は終結したとして処理が進め
られ、問題が発生したようなときは、一旦終結された割
賦契約であっても、解約する処理が実行される。
【0138】審査は、割賦処理コンピュータ13が行っ
ても良いし、人により行われるようにしても良い。割賦
処理コンピュータ13で行われる場合、例えば、取得さ
れた個人情報に対して、予め設定された基準を参照して
点数を付けていき、その点数の合計点により、審査を通
過させるか否かを判断するような仕組みを設けても良
い。
【0139】ステップS143における審査の結果が用
いられ、ステップS144以降の処理が実行される。ス
テップS144において、審査の結果、クレジットカー
ドの契約と個品割賦の契約は、両方とも不成立であると
結論付けられたか否かが判断される。ステップS144
において、クレジットカードの契約と個品割賦の契約、
両方とも不成立であったと判断された場合、ステップS
145に進み、個品割賦データベース201とクレジッ
トカードデータベース202の、それぞれ所定の欄に、
不成立であったことを示すデータが書き込まれる。
【0140】一方、ステップS144において、クレジ
ットカードの契約と個品割賦の契約、両方とも不成立で
はなく、どちらか一方、または両方が成立したと判断さ
れた場合、ステップS146に進み、個品割賦の契約は
成立したが、クレジットカードの契約は不成立であった
か否かが判断される。ステップS146において、個品
割賦の契約は成立したが、クレジットカードの契約は不
成立であったと判断された場合、ステップS147に進
む。
【0141】ステップS147において、個品割賦デー
タベース201に所定のデータが書き込まれるわけだ
が、その書き込まれるデータとしては、“承認番号”で
ある。承認番号は、上述したように、個品割賦の契約が
成立した際に付与される番号である。従って、ステップ
S147に処理がきたときに、承認番号が付与され、そ
の付与された承認番号が、個品割賦データベース201
内の対応する欄に書き込まれる。
【0142】一方、ステップS146において、個品割
賦の契約は成立したが、クレジットカードの契約は不成
立であったと判断されなかった場合、ステップS148
に進む。ステップS148に処理が進む場合は、個品割
賦の契約とクレジットカードの契約の両方の契約が成立
であると判断されたときである。
【0143】状況としては、上述した3つの状況以外
に、個品割賦の契約は不成立であるが、クレジットカー
ドの契約は成立するといった場合も考えられるが、1商
品に関する個品割賦の契約が不成立であるのに、クレジ
ットカードに関する契約を成立させることはないという
前提のもと、ここでは説明をしている。従って、図23
におけるフローチャートでは、このような状況に対する
処理は含んでいない。
【0144】このような状況が発生するような場合も許
容するとした場合、このような状況に対応する処理を設
ける必要がある。
【0145】ここでは、個品割賦の契約は不成立である
が、クレジットカードの契約は成立するといった状況は
許容しないという前提のもと説明を続けるが、このよう
な状況が発生するような場合も許容するとしたときに
は、このような状況に対応する処理を設ける必要があ
る。このような前提のため、ステップS148に処理が
進む場合は、個品割賦の契約もクレジットカードの契約
も両方とも成立したと判断されたときである。
【0146】ステップS148において、ステップS1
47と同様の処理が行われることにより、承認番号が付
与され、その付与された承認番号が個品割賦データベー
ス201に書き込まれる。そして、ステップS149に
おいて、クレジットカード番号が付与され、その付与さ
れたクレジットカード番号が、クレジットカードデータ
ベース202の所定の欄に書き込まれる。また、クレジ
ットカード番号が付与されると、限度額や有効期限も設
定され、それぞれ所定の欄に書き込まれる。
【0147】ステップS150において、クレジットカ
ード内のICに記憶されている独自番号が、クレジット
カードデータベース202の所定の欄に書き込まれる。
この書き込みは、上述したように、独自番号が割り振ら
れた時点で行われるものである。
【0148】ステップS145、ステップS147、ま
たは、ステップS150の処理が終了した場合、ステッ
プS151に進み、審査結果の通知が行われる。この審
査結果の通知は、顧客に対して行われるわけだが、その
通知は、郵送、電子メールなどが用いられて行われる。
通常、個品割賦の契約やクレジットカードの契約が行わ
れると、紙媒体の契約書もかわされる。紙媒体の契約書
の中には、銀行口座など、代金の引き落としに関する情
報などが記載され、判子が押される用紙が含まれること
が多い。判子などが押される用紙は、ネットワーク上で
の授受は行えないため、郵送により授受される必要があ
る。このような用紙を、審査結果の通知として郵送する
ようにしても良い。
【0149】郵送する場合、データベース内が検索され
ることにより、例えば、1週間以内に契約された顧客の
一覧が表示され、順次送付先が印刷されるような機能を
割賦処理コンピュータ13に持たせるようにしても良
い。
【0150】上述した実施の形態においては、ネットワ
ーク10を介して接続されたコンピュータを用いて行わ
れる商品の割賦契約を例に挙げて説明したが、たとえ
ば、顧客が店舗に直接出向いて商品を購入するような場
合においても適用することができる。また、図14に示
したような支払い回数に応じた支払い額の一覧表示は、
コンピュータに接続されたディスプレイ上のみでユーザ
に提供されるものではなく、例えば、紙媒体などで提供
されるようにしても良い。
【0151】上述したように、個品割賦の契約の申込み
と、クレジットカードの契約の申込みを同時に行えるよ
うにしたので、顧客側にとっては、多岐にわたる個人情
報を2度にわたって入力するような煩わしいことをしな
くても、簡便にクレジットカードの契約の申込みを行う
ことができ、信販会社側にとっては、個品割賦だけの契
約を行うつもりであった顧客をクレジットカードの契約
まで行わせ、クレジットカードの契約数を増すことを期
待することが可能となる。
【0152】また、信販会社側にとっては、個品割賦の
契約で既に審査が終了した顧客に対して、クレジットカ
ードの契約のための審査を別に行わなくてはならないと
いった二重審査を行わなくてすみ、個品割賦およびクレ
ジットカードの、それぞれの契約に対する処理の軽減を
はかることができ、処理のスムーズ化をはかることがで
きる。
【0153】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピ
ュータ、または、各種のプログラムをインストールする
ことで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎
用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイン
ストールされる。
【0154】記録媒体は、図2に示すように、顧客コン
ピュータ11などとして用いられるパーソナルコンピュ
ータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配
布される、プログラムが記録されている磁気ディスク5
1(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク52
(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Di
gital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク53
(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半
導体メモリ54などよりなるパッケージメディアにより
構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれ
た状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されて
いるROM32や記憶部38が含まれるハードディスク
などで構成される。
【0155】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも
時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実
行される処理をも含むものである。
【0156】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0157】
【発明の効果】以上の如く本発明を適用した情報処理装
置および方法、並びにプログラムによれば、クレジット
カードの申込みを行うか否かを選択するための選択肢
を、個品割賦の契約をするための画像の一部に設け、顧
客がその選択肢を選択すると、顧客が個品割賦とクレジ
ットカードの両方の契約を所望したと判断し、両方の処
理を実行するようにしたので、顧客側にとっては、多岐
にわたる個人情報を複数回入力するような煩わしいこと
をしなくても、簡便にクレジットカードの契約の申込み
を行うことができ、信販会社側にとっては、個品割賦だ
けの契約を行うつもりであった顧客をクレジットカード
の契約まで行わせ、クレジットカードの契約数を増すこ
とを期待することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した割賦契約を行う際のシステム
の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】顧客コンピュータ11の内部構成例を示す図で
ある。
【図3】顧客コンピュータ11と加盟店コンピュータ1
2との間で行われる処理について説明するフローチャー
トである。
【図4】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上に
表示される画面の一例を示す図である。
【図5】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上に
表示される画面の一例を示す図である。
【図6】割賦処理コンピュータ13の記憶部102に記
憶されている店データベース102の一例を示す図であ
る。
【図7】割賦処理コンピュータ13の記憶部102に記
憶されている料率データベース103の一例を示す図で
ある。
【図8】割賦処理コンピュータ13が行う割賦処理のシ
ミュレーションの処理を説明するフローチャートであ
る。
【図9】割賦処理コンピュータ13が行う割賦処理の他
のシミュレーションの処理を説明するフローチャートで
ある。
【図10】図8のステップS50または図9のステップ
S68における分割払いの処理の詳細を説明するフロー
チャートである。
【図11】割賦処理コンピュータ13の記憶部102に
記憶されているセッションデータベース104の一例を
示す図である。
【図12】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図13】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図14】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図15】割賦処理コンピュータ13が仮成立後に行う
処理について説明するフローチャートである。
【図16】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図17】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図18】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図19】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図20】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図21】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図22】顧客コンピュータ11のディスプレイ61上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図23】図15のステップS128におけるクレジッ
トカードの申込み処理の詳細を説明するフローチャート
である。
【図24】割賦処理コンピュータ13の記憶部102に
記憶されている個品割賦データベース201の一例を示
す図である。
【図25】割賦処理コンピュータ13の記憶部102に
記憶されているクレジットカードデータベース202の
一例を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク, 11 顧客コンピュータ, 1
2 加盟店コンピュータ, 13 割賦処理コンピュー
タ, 61 ディスプレイ, 71 商品画像表示部,
72 商品説明表示部, 73 価格表示部, 81
支払い方法選択項目表示部, 101 記憶部, 1
02 店データベース, 103 料率データベース,
104 セッションデータベース, 111 商品情
報表示部, 112 支払い方法選択表示部, 121
設定欄, 123 シミュレーション結果表示部,
153 個人情報入力表示部, 161 クレジットカ
ード申込み欄

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個品割賦に関する処理とクレジットカー
    ドに関する処理を行う情報処理装置において、 前記クレジットカードの申込みを行うか否かを選択する
    ための選択肢を、前記個品割賦の契約に関する画像内に
    表示させるための制御を行う表示制御手段と、 前記表示制御手段により表示が制御された前記選択肢が
    選択されることにより、前記クレジットカードの申込み
    を行うとの指示があったと判断された場合、前記個品割
    賦の契約に関する処理を実行するとともに、前記クレジ
    ットカードの申込みに関する処理も実行する実行手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記実行手段は、前記個品割賦の契約に
    関する処理を実行するうえで取得された情報から、前記
    クレジットカードの申込みに関する処理に必要な情報を
    抽出し、前記クレジットカードの申込みに関する処理を
    実行するさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】 個品割賦に関する処理とクレジットカー
    ドに関する処理を行う情報処理装置の情報処理方法にお
    いて、 前記クレジットカードの申込みを行うか否かを選択する
    ための選択肢を、前記個品割賦の契約に関する画像内に
    表示させるための制御を行う表示制御ステップと、 前記表示制御ステップの処理で表示が制御された前記選
    択肢が選択されることにより、前記クレジットカードの
    申込みを行うとの指示があったと判断された場合、前記
    個品割賦の契約に関する処理を実行するとともに、前記
    クレジットカードの申込みに関する処理も実行する実行
    ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 個品割賦に関する処理とクレジットカー
    ドに関する処理を行う情報処理装置のプログラムであっ
    て、 前記クレジットカードの申込みを行うか否かを選択する
    ための選択肢を、前記個品割賦の契約に関する画像内に
    表示させるための制御を行う表示制御ステップと、 前記表示制御ステップの処理で表示が制御された前記選
    択肢が選択されることにより、前記クレジットカードの
    申込みを行うとの指示があったと判断された場合、前記
    個品割賦の契約に関する処理を実行するとともに、前記
    クレジットカードの申込みに関する処理も実行する実行
    ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み
    取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  5. 【請求項5】 個品割賦に関する処理とクレジットカー
    ドに関する処理を行う情報処理装置を制御するコンピュ
    ータに、 前記クレジットカードの申込みを行うか否かを選択する
    ための選択肢を、前記個品割賦の契約に関する画像内に
    表示させるための制御を行う表示制御ステップと、 前記表示制御ステップの処理で表示が制御された前記選
    択肢が選択されることにより、前記クレジットカードの
    申込みを行うとの指示があったと判断された場合、前記
    個品割賦の契約に関する処理を実行するとともに、前記
    クレジットカードの申込みに関する処理も実行する実行
    ステップとを実行させるプログラム。
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