JP2003308466A - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003308466A
JP2003308466A JP2002110845A JP2002110845A JP2003308466A JP 2003308466 A JP2003308466 A JP 2003308466A JP 2002110845 A JP2002110845 A JP 2002110845A JP 2002110845 A JP2002110845 A JP 2002110845A JP 2003308466 A JP2003308466 A JP 2003308466A
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JP2002110845A
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Yasushi Usui
康 碓井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ側で行われる割賦処理に関わる処理を
軽減する。 【解決手段】 ネットワーク上で、商品の購入に対して
割賦契約が結ばれる場合、その商品を扱っている店の情
報、商品の情報、価格といったデータや、適用される料
率に関するデータが取得される。適用される料率に従っ
て、全ての支払い回数に対して支払い額が算出される。
その算出された結果は、シミュレーション結果表示部1
43に一覧表示される。ユーザは、一覧表示された支払
い回数と支払い額が対応付けられた一覧表から、所望の
支払い回数(支払い額)を選択する。本発明は、割賦契
約を結ぶ処理を実行するコンピュータに適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、商品
の購入の際の割賦に関わる処理を行う装置に用いて好適
な情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】商品を購入する際、その代金の支払い方
法には様々な形態がある。例えば、現金で支払う、クレ
ジットカードで支払う、割賦契約を結ぶことにより支払
うなどの形態がある。クレジットカードにより支払う場
合、一括払いで支払う、分割して支払うなどの形態があ
る。そのようなクレジットカードによる分割払いとは別
に、個別の商品毎に分割払いの契約をクレジットカード
会社(信販会社)と結ぶ形態の支払い(個品割賦)もあ
る。
【0003】個品割賦とは、上述したように、個々の商
品の購入毎に信販会社と割賦の契約を結ぶ支払い形態で
ある。この個品割賦は、信販会社が商品の代金を加盟店
に一旦支払い、その後、立て替えた商品の代金を顧客か
ら分割で返済を受ける仕組みになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】個品割賦の契約を行う
際、支払い回数を設定することがある。支払い回数に応
じて、1回あたりの支払い代金が異なってくる。そのた
め、支払い回数に応じた1回あたりの支払い代金をシミ
ュレーションした後に、所望の支払い代金になる回数で
割賦契約を結ぶ場合がある。
【0005】コンピュータを用いて割賦のシミュレーシ
ョンを実行した場合、例えば、図1に示したように、コ
ンピュータのディスプレイ1上に、割賦可能回数が回数
表示部11に表示される。回数表示部11に表示されて
いる回数(数字)には、チェック欄が設けられており、
そのチェック欄にチェックがされた状態で、“シミュレ
ーション”ボタン12が操作されると、そのチェックさ
れた回数に応じた1回あたりの支払い金額が算出(シミ
ュレーション)される。
【0006】算出された結果は、例えば、図2に示すよ
うな画面でユーザに提供される。図2に示した例は、1
0回払いが選択されたときのシミュレーション結果が、
結果表示部13に表示されている。ユーザは、このシミ
ュレーション結果で良ければ“確定”ボタン14を操作
し、再度シミュレーションを行いたいときは“戻る”ボ
タン15を操作する。
【0007】“戻る”ボタン15が操作されると、図1
に示したような画面に表示が切り替えられ、ユーザは、
所望の支払い回数を再度選択し、“シミュレーション”
ボタン12を操作する。
【0008】このように、ユーザは、支払い金額が所望
の金額となるまで、図1と図2の画面を切り替えながら
複数回、同様な操作を行わなくてはならず、手間がかか
り面倒であるという課題があった。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ユーザが支払い回数を決定する際の処理を
簡略化できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明を適用した情報処
理装置は、支払い回数に応じた料率に関するデータを記
憶する記憶手段と、記憶手段から商品の代金に適用する
料率を読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読
み出された料率に基づき、商品の代金を分割払いしたと
きの支払い額を、支払い回数毎に算出する算出手段と、
算出手段により算出された支払い額を保持する保持手段
と、保持手段に保持されている支払い額を、支払い回数
と関連付けた一覧表形式で提供する提供手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0011】前記記憶手段は、商品を扱う店のコード、
複数の前記支払い回数に応じた料率を識別するための料
率コード、支払い回数毎の料率を、それぞれ関連付けて
記憶し、前記読み出し手段は、店のコードと料率コード
を取得し、その取得された店コードと料率コードに基づ
き、商品の代金に適用する料率を読み出すようにするこ
とができる。
【0012】本発明を適用した情報処理方法は、支払い
回数に応じた料率に関するデータの記憶を制御する記憶
制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御
されたデータからの商品の代金に適用する料率の読み出
しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ス
テップの処理で読み出しが制御された料率に基づき、商
品の代金を分割払いしたときの支払い額を、支払い回数
毎に算出する算出ステップと、算出ステップの処理で算
出された支払い額の保持を制御する保持制御ステップ
と、保持制御ステップの処理で保持された支払い額を、
支払い回数と関連付けた一覧表形式で提供する提供ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0013】本発明を適用した記録媒体は、商品の代金
の支払いに関する処理を実行する情報処理装置のプログ
ラムであって、支払い回数に応じた料率に関するデータ
の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステッ
プの処理で記憶が制御されたデータからの商品の代金に
適用する料率の読み出しを制御する読み出し制御ステッ
プと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御さ
れた料率に基づき、商品の代金を分割払いしたときの支
払い額を、支払い回数毎に算出する算出ステップと、算
出ステップの処理で算出された支払い額の保持を制御す
る保持制御ステップと、保持制御ステップの処理で保持
された支払い額を、支払い回数と関連付けた一覧表形式
で提供する提供ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】本発明を適用したプログラムは、商品の代
金の支払いに関する処理を実行する情報処理装置を制御
するコンピュータに、支払い回数に応じた料率に関する
データの記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御
ステップの処理で記憶が制御されたデータからの商品の
代金に適用する料率の読み出しを制御する読み出し制御
ステップと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが
制御された料率に基づき、商品の代金を分割払いしたと
きの支払い額を、支払い回数毎に算出する算出ステップ
と、算出ステップの処理で算出された支払い額の保持を
制御する保持制御ステップと、保持制御ステップの処理
で保持された支払い額を、支払い回数と関連付けた一覧
表形式で提供する提供ステップとを実行させることを特
徴とする。
【0015】本発明を適用した情報処理装置および方
法、並びにプログラムにおいては、商品の代金に適用す
る料率が、記憶されているデータないから読み出され、
読み出された料率に基づき、商品の代金を分割払いした
ときの支払い額が、支払い回数毎に算出され、算出され
た支払い額が、支払い回数と関連付けられた一覧表形式
でユーザなどに提供される。
【0016】前記商品とは、動産、不動産、サービスな
ど、代金の支払い対象となるものである。また、前記分
割払いは、クレジットカードによるもの、個品割賦によ
るものなどを含む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図3は、本発明を適用し
た情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図であ
る。ネットワーク30は、インターネットやLAN(Lo
cal Area Network)などから構成されるネットワークで
あり、このネットワーク30には、顧客コンピュータ3
1、加盟店コンピュータ32、および割賦処理コンピュ
ータ33が接続されている。
【0018】図3には説明の都合上、それぞれ1台のコ
ンピュータしか示していないが、複数のコンピュータが
接続されていても良いし、例えば、割賦処理コンピュー
タ33が1台でなく、複数のコンピュータから構成され
るようにしても良い。
【0019】顧客コンピュータ31は、ネットワーク3
0を介して接続されている加盟店コンピュータ32が提
供するWebページ上で商品を購入する際に、ユーザが
用いるコンピュータである。Webページとは、HTM
L(Hyper Text Markup Language)およびWebブラウ
ザの働きで表示される個々のページを意味する。顧客コ
ンピュータ31は、加盟店コンピュータ32が提供する
Webページを参照できる機能を有する。
【0020】加盟店コンピュータ32は、割賦処理コン
ピュータ33を管理する会社(信販会社)と加盟店契約
を結んでいる店が管理するコンピュータである。加盟店
コンピュータ32は、自己の会社が販売する商品に関す
る情報を管理し、その商品に関する情報をWebページ
上でユーザに提供する。取り扱われる商品は、動産、不
動産、サービスなどであり、割賦販売の対象となりうる
ものである。
【0021】割賦処理コンピュータ33は、個品割賦に
関する情報を処理するために信販会社に設けられたコン
ピュータであり、ネットワーク30を介して接続されて
いる顧客コンピュータ31から個品割賦の申し込みを処
理するように構成されている。以下の説明において、割
賦という記載は特に断りの場合、個品割賦を示す(また
は、個品割賦を含む)ものとする。
【0022】図4は、顧客コンピュータ31の内部構成
例を示す図である。顧客コンピュータ31のCPU(Ce
ntral Processing Unit)51は、ROM(Read Only M
emory)52に記憶されているプログラムに従って各種
の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)5
3には、CPU51が各種の処理を実行する上において
必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入出
力インタフェース55は、キーボードやマウスから構成
される入力部56が接続され、入力部56に入力された
信号をCPU51に出力する。また、入出力インタフェ
ース55には、ディスプレイやスピーカなどから構成さ
れる出力部57も接続されている。
【0023】さらに、入出力インタフェース55には、
ハードディスクなどから構成される記憶部58、およ
び、インターネットなどのネットワークを介して加盟店
コンピュータ32や割賦処理コンピュータ33とデータ
の授受を行う通信部59も接続されている。ドライブ6
0は、磁気ディスク71、光ディスク72、光磁気ディ
スク73、半導体メモリ74などの記録媒体からデータ
を読み出したり、データを書き込んだりするときに用い
られる。
【0024】加盟店コンピュータ32や割賦処理コンピ
ュータ33の内部構成は、基本的に顧客コンピュータ3
1と同様であるので、その記載および説明は省略する。
顧客コンピュータ31、加盟店コンピュータ32、およ
び割賦処理コンピュータ33は、図4に示した内部構成
に限らず、必要に応じ、機能を追加したり削除したりす
ることは可能であり、その機能に対応した内部構成をも
つことが可能である。
【0025】次に、図5のフローチャートを参照してユ
ーザが加盟店コンピュータ32が提供するWebページ
を参照して商品の購入を決定するまでの処理について説
明する。顧客コンピュータ31は、ステップS11にお
いて、ユーザの指示により加盟店コンピュータ32にア
クセスを開始する。ユーザは、顧客コンピュータ31に
対して、所定の処理、例えば、Webブラウザを立ち上
げ、URL(UniformResource Locator)を入力するな
どの操作を行うことにより、自己の顧客コンピュータ3
1と加盟店コンピュータ32をネットワーク30を介し
て接続させる。
【0026】顧客コンピュータ31と加盟店コンピュー
タ32がネットワーク30を介して接続されると、加盟
店コンピュータ32は、自己の店で扱っている商品の情
報などを含むWebページデータを顧客コンピュータ3
1に対して提供する。提供されたWebページデータに
基づく画面が、ステップS12において、ユーザの顧客
コンピュータ31の出力部57としてのディスプレイ上
に表示される。
【0027】ステップS12において顧客コンピュータ
31のディスプレイ上に表示される画面の一例を、図6
に示す。ディスプレイ81には、商品の画像が表示され
る商品画像表示部91、その商品の機能などを説明する
文章などが表示される商品説明表示部92、商品の価格
が表示される価格表示部93の各表示部が表示される。
これらの表示部に表示された情報を参考として、ユーザ
がその商品の購入を決定したときには、“購入”ボタン
94が操作される。また、この商品を購入しさらに続け
て買い物をするときに操作される“カートに入れる”ボ
タン95もディスプレイ81上に表示される。
【0028】このような画面を参照し、ユーザは、購入
したい商品を探し出す。このようなユーザによる商品の
選択が行われている間、顧客コンピュータ31は、ステ
ップS13において、商品選択処理として、加盟店コン
ピュータ32と必要に応じWebページデータの授受を
行ったり、ボタン操作が行われたか否かを監視したりと
いった処理を行う。
【0029】商品が選択されることにより“購入”ボタ
ン94が操作されると、その情報は、加盟店コンピュー
タ32に送信される。加盟店コンピュータ32は、ステ
ップS22において、支払い方法に関する画面のデータ
を顧客コンピュータ31に対して送信する。顧客コンピ
ュータ31のディスプレイ81上には、支払い方法の選
択画面として、例えば、図7に示すような画面が表示さ
れる。
【0030】図7に示した例では、支払い方法として、
支払い方法選択項目表示部101に、“クレジットカー
ド”、“個品割賦”、“代引”、および“コンビニ決
済”という4つの選択項目が表示されている。各項目に
は、チェック欄が設けられており、選択されたチェック
欄と選択されていないチェック欄は区別が付くようにさ
れている。また、この場合、4つのチェック欄のうち、
1つのチェック欄しか選択できないようにされている。
図7に示した例では、“個品割賦”が選択された例を示
している。
【0031】ユーザは、選択した支払い方法で良けれ
ば、“決定”ボタン102を操作し、この商品の購入を
キャンセルするときは“キャンセル”ボタン103を操
作する。以下の説明においては、“個品割賦”が選択さ
れ、“決定”ボタン102が操作されたとして説明す
る。
【0032】ステップS14において、ユーザが商品の
購入代金を個品割賦の契約を結ぶことにより支払うと決
定した場合、その情報は、加盟店コンピュータ32に送
信される。加盟店コンピュータ32は、ステップS23
において、契約している信販会社の割賦処理コンピュー
タ33に対して、個品割賦の申し込みがあったこと、お
よび、そのことに関するデータを送信する。
【0033】個品割賦の申し込みに関わる処理は、顧客
(顧客コンピュータ31)と信販会社(割賦処理コンピ
ュータ33)との間で行われる。そのため、ユーザが個
品割賦で代金を支払うとした商品に関する情報や、どの
店で購入したかを区別するための情報などが、加盟店コ
ンピュータ32から割賦処理コンピュータ33に対して
送信される。
【0034】商品に関する情報としては、商品に割り当
てられた識別コード、商品名、個数、価格などの情報が
送信される。店の情報としては、その店に割り当てられ
たサプライヤコード、その店の系列店の店を区別する店
舗コード、個別割賦の料率を指定する料率コードなどが
送信される。
【0035】ここで、送信される店の情報についてさら
に説明する。図8に一例を示すように、割賦処理コンピ
ュータ33の記憶部121には、店を限定するための店
データベース122が記憶されている。店データベース
122に記憶されているデータは、サプライヤコード、
店名、店舗コード、支店名、住所である。なお、これら
のデータ以外のデータをさらに記憶させるようにしても
良いし、これらのデータを必ずしも全て記憶する必要は
ない。
【0036】図8に示した例では、サプライヤコードと
して“X0001”が付与されたのは、店名が“A店”
であることを示している。“A店”には、複数の支店が
あり、それらの支店毎に、店舗コードが割り当てられて
いる。また、店舗コード毎に、その店舗が存在する住所
が関連付けられて記憶されている。
【0037】加盟店コンピュータ32からサプライヤコ
ードと店舗コードが送信されることにより、それらのコ
ードを受信した割賦処理コンピュータ33側では、顧客
に商品を販売した店舗(加盟店)を一意に決定すること
ができる。
【0038】割賦処理コンピュータ33の記憶部121
には、図9に示すような料率に関する料率データベース
123も記憶されている。料率データベース123に
は、サプライヤコード、店舗コード、料率コード、支払
い回数に応じた料率、ボーナス支払いの料率が、それぞ
れ関連付けられて記憶されている。
【0039】支払い回数により料率が異なり、ボーナス
で支払うか否かによっても料率は異なってくる。また、
店舗毎に料率を変えることも可能であるし、1店舗で
も、複数の料率を設定し、商品によりその料率を変化さ
せることも可能である。従って、割賦処理コンピュータ
33側では、加盟店コンピュータ32が送信してきた、
どの料率を適用するかを示す料率コードをもとに、適用
する料率を決定する。
【0040】図10乃至図12に示したフローチャート
を参照して、割賦処理コンピュータ33が行う割賦処理
について説明する。ステップS41において、割賦処理
コンピュータ33は、顧客コンピュータ31に対して、
表紙のデータを送信する。このような表紙のデータが送
信されることにより、顧客コンピュータ31のディスプ
レイ81上には、例えば、図14に示すような画像が表
示される。
【0041】図14に示したような画面は、ユーザ(顧
客)が前の画面で、商品の支払い方法として個品割賦を
選択し、そのために、その個品割賦の契約が、商品を販
売した店でなく信販会社との間で結ばれるということを
ユーザに認識させるために表示させる。このような画面
は、必ずしも表示される必要はなく、表示させる必要が
ないと判断されるときには、表示されないようにしても
良い。
【0042】割賦処理コンピュータ33は、表紙の画面
のデータを送信すると、ステップS42において、個品
割賦の処理、主に、支払い額の算出に必要な情報を取得
する。この際取得されるデータとしては、顧客が購入し
ようとしている商品に関する情報、個品割賦の対象とな
る合計購入金額などの情報である。このような情報は、
加盟店コンピュータ32が、ステップS23(図5)の
処理として送信した情報に含まれている。
【0043】情報が取得されると、ステップS43にお
いて、支払い方法選択画面のデータが送信される。この
ようなデータが送信されることにより、顧客コンピュー
タ31のディスプレイ81上には、例えば、図15に示
すような画面が表示される。図15に示した例では、顧
客が購入を決定した商品に関する情報が商品情報表示部
131に表示され、その下側に、支払い方法として選択
できる項目が支払い方法選択表示部132に表示されて
いる。
【0044】この場合、支払い方法選択表示部132に
は、“分割払い”、“ボーナス一括払い”、および、
“ボーナス二回払い”の3つの支払い方法の選択肢が表
示されている。このうち、“分割払い”のボタンが操作
されたか否かが、ステップS44において判断される。
【0045】ステップS44において、“分割払い”の
ボタンが操作されたと判断された場合、ステップS50
に進み、操作されていないと判断された場合、ステップ
S45に進む。ステップS45において、“ボーナス一
括払い”のボタンが操作されたのか否かが判断される。
ステップS45において“ボーナス一括払い”のボタン
が操作されたと判断された場合、ステップS46に進
み、ボーナス一括払いの時の支払い金額のシミュレーシ
ョンが行われる。
【0046】このボーナス一括払いのシミュレーション
は、まず、料率データベース123から適用される料率
が読み出され、その読み出された料率と合計購入金額が
乗算されることにより、ボーナス時に一括して支払う金
額が算出される。合計購入金額は、図15に示したよう
な画面を表示させる際に取得した情報(URLのパラメ
ータ)から取得されるようにしても良いし、HTMLの
タグを解析することにより取得されるようにしても良
い。
【0047】シミュレーション結果は、ステップS47
において顧客コンピュータ31に対して送信され、顧客
に提供される。
【0048】一方、ステップS45において、“ボーナ
ス一括払い”のボタンが操作されたのではないと判断さ
れた場合、“ボーナス二回払い”のボタンが操作された
と判断できるため、ステップS48において、ボーナス
二回払いのシミュレーションが行われる。このステップ
S48とステップS49における処理は、基本的にステ
ップS46とステップS47の処理と同様であるので、
その説明は省略する。
【0049】一方、ステップS44において、“分割払
い”のボタンが操作されたと判断された場合、ステップ
S50に進み、分割払いの処理が実行される。ステップ
S50における分割払いの処理について説明する前に、
図11のフローチャートを参照して割賦処理の他の方法
について説明する。
【0050】図10に示したフローチャートを参照して
説明した処理においては、サプライヤコードなどをUR
Lに含め、そのURLから必要に応じ情報を抽出して用
いるようにしたが、それらの管理すべき情報に対してI
Dを付与して管理し、必要に応じて管理している情報を
用いるようにしても良い。そのようにした場合には、図
11に示したようなフローチャートに従って処理が実行
される。
【0051】図10に示したフローチャートと図11に
示したフローチャートは、重複する部分があり、重複す
る部分に関しての説明は適宜省略する。ステップS61
において、表紙のデータが送信されると、ステップS6
2において、セッションID(Session ID)が付与(発
行)される。ステップS63において、発行したセッシ
ョンIDと関連付ける情報を取得する。この際、取得さ
れる情報は、図10のステップS42のところで説明し
た情報と同じである。
【0052】セッションIDにより情報を管理するよう
にした場合、記憶部121には、図13に示したような
セッションデータベース124がさらに記憶される。セ
ッションデータベース124には、セッションID、サ
プライヤコード、店舗コード、料率コード、および、価
格がそれぞれ関連付けられて記憶される。この他の情報
として、割賦処理コンピュータ33が管理するWebペ
ージに来る前のWebページ(加盟店コンピュータ32
が管理するWebページ)を、処理が終了した時点で、
戻すページとして記憶するようにしても良い。
【0053】セッションデータベース124に情報が書
き込まれた後に、ステップS65において、分割払いが
選択された場合、ステップS66に進む。ステップS6
6において、処理の対象となるセッションIDが取得さ
れる。そして、取得されたセッションIDに関連付けら
れている情報が、ステップS67において読み出され
る。このようにして読み出された情報が用いられて、ス
テップS68の処理が行われる。
【0054】ステップS65において、分割払いが選択
されたのではないと判断され、ステップS69に進み、
ボーナス一括払いが選択されたか否かが判断される。ス
テップS69において、ボーナス一括払いが選択された
と判断された場合、ステップS70,S71に進み、ス
テップS66,S67と同様の処理が行われる。そし
て、ステップS72,73において、ボーナス一括払い
のシミュレーションが行われるわけだが、その処理につ
いては、図10のステップ46,S47と同様の処理で
あり、既に説明したので、その説明は省略する。
【0055】一方、ステップS69において、ボーナス
一括払いが選択されたのではないと判断された場合、ス
テップS74,S75に進み、ステップS66,S67
と同様の処理が行われる。そして、ステップS76,7
7において、ボーナス二回払いのシミュレーションが行
われるわけだが、その処理については、図10のステッ
プ48,S49と同様の処理であり、既に説明したの
で、その説明は省略する。
【0056】図12は、図10のステップS50、また
は、図11のステップS68において行われる分割払い
の処理の詳細について説明するためのフローチャートで
ある。
【0057】ステップS91において、購入金額の合計
額に関する情報が取得される。これは、上述したよう
に、URLのパラメータから、HTMLのタグを解析す
ることにより、または、セッションIDを管理するよう
にしたときにはそのセッションIDを用いた処理により
取得される。購入金額の合計額が取得されると、料率デ
ータベース123が参照される。料率データベース12
3のうち、参照される部分は、加盟店コンピュータ32
から提供された情報に含まれていた、サプライヤコー
ド、店舗コード、および、料率コードが一致する情報に
対応する部分である。
【0058】ステップS93において、参照されている
部分から、1つの料率が読み出される。例えば、図9に
示した料率データベース123のうち、サプライヤコー
ドが“X001”、店舗コードが“01”、および料率
コードが“001”が一致する情報に対応する部分の料
率が参照されている場合、回数“1”のところの料率で
ある“4.5%”がまず読み出される。このように、回
数の小さい方の料率から読み出すようにしても良いし、
回数の大きい方の料率から読み出すようにしても良い。
以下の説明においては、回数の小さい方の料率から読み
出すとする。
【0059】ステップS93において読み出された料率
が用いられて、ステップS94において支払い合計額が
算出される。支払い合計額とは、顧客が、割賦の契約を
結び、選択した回数で支払いをしたときに、最終的に支
払うべき額の合計金額である。例えば、この支払いの合
計額は、ステップS91において取得された購入金額の
合計額に、ステップS93において読み出された料率を
乗算することにより算出される。
【0060】もちろん、支払い回数などにより、さらに
計算を行うこともあり、また、他の計算の仕方により算
出されることもある。従って、計算方法は、そのシステ
ムに応じて適した方法が用いられればよい。以下の説明
においても、計算の方法は、一例にすぎない。また、こ
こでは、料率が料率データベース123に記憶されてい
ると説明するが、年率など、他のデータが記憶されてい
る場合には、その記憶されているデータに対応した計算
により算出される。
【0061】算出された支払いの合計額が用いられて、
ステップS95において、月々の支払い額が算出され
る。この算出は、ステップS94において算出された支
払い額の合計額を、支払い回数で除算することにより算
出される。
【0062】このようにして、月々の支払い額が算出さ
れるわけだが、支払い合計額が少額のとき(購入金額の
合計額が少額のとき)や、支払い回数が多くなり1回当
たりの支払い額が少額になったとき、例えば、1回の支
払いが100円などと算出されることが考えられる。そ
のような少額の支払いを限度なく認めるように設定して
しまうと、何かと不都合が生じてしまうために、何らか
の制限を設けた方が良い。
【0063】そこで、ステップS96において、算出さ
れた月々の支払い額は、最低金額以上であるか否かが判
断される。最低金額は、例えば、3000円などと設定
される。最低金額が3000円と設定されている場合、
一回の支払い額が3000円以上であるか否かが判断さ
れる。ステップS96において、月々の支払い額が、最
低金額以上であると判断された場合、ステップS97に
進み、最低金額以上ではないと判断された場合、ステッ
プS101に進む。
【0064】ここで、月々の支払い額が最低金額以下で
ある状況について考える。上述したように、最低金額以
下となる状況としては、購入金額が少額なために、割賦
することにより1回あたりの支払い額が最低金額以下に
なる場合と、支払い回数が多くなったために、1回あた
りの支払い額が少額になり、その結果1回あたりの支払
い額が最低金額以下になった場合とが考えられる。
【0065】例えば、ステップS93において、料率の
読み込みを支払い回数の少ない方から順次読み込むよう
に設定してある場合で、購入金額が少額のために、1回
あたりの支払い額が最低支払い額以下になってしまった
ときは、それ以降、すなわち、さらに多い回数の割賦に
すれば、さらに1回あたりの支払い額は少額になり、必
ず、最低金額以下であると判断されるので、結果とし
て、さらに多い支払い回数での割賦のシミュレーション
を行う必要はない。
【0066】また、同じ理由により、1回、ステップS
96において、月々の支払い額が最低金額以下であると
判断された場合、さらに多い支払い回数の割賦のシミュ
レーションをしたとしても、さらに1回あたりの支払い
額が小さくなっていくだけなので、仮に、支払い回数を
順次多くしていき、繰り返し割賦のシミュレーションを
したとしても、ステップS96において、NOと判断さ
れるので、実質、シミュレーションを行う意味がない。
【0067】従って、ステップS96において、月々の
支払い額が最低金額以下であると判断された時には、割
賦のシミュレーションを終了し、ステップS101に進
み、そこまでの処理で算出されたシミュレーション結果
を顧客に送信するようにする。
【0068】一方、ステップS96において、月々の支
払い額が最低金額以上であると判断された場合、ステッ
プS97に進み、算出された金額に、端数があるか否か
が判断される。例えば、10円単位で金額を設定する場
合、1回の支払い額が、1982円などと算出されたと
きには、その2円を端数とし、ステップS97におい
て、端数ありと判断され、ステップS98に進む。
【0069】ステップS98において、端数の組み込み
の処理が行われる。端数の組み込みの処理とは、例えば
一例としてあげるなら、10回払いのときの割賦のシミ
ュレーションを行っているときに、端数ありと判断され
た場合、2回目乃至10回目の支払いの額は端数なしの
金額で、かつ、同一の金額とし、2回目乃至10回目の
支払いの額では支払いきれない額を、1回目(初回)の
支払いの額として設定するといったような処理である。
【0070】例えば、ステップS94において算出され
た支払いの合計額が19825円であり、10回払いの
シミュレーションを行っている場合、10回とも同一な
額で支払うとすると、1回あたりの支払い金額は、19
82.5円となる。しかしながら、10円単位で扱うた
め、かつ、0.5円などと、実質支払い不可能な金額が
算出されてしまう。
【0071】このような場合、ステップS98の処理と
して、例えば、2回目乃至10回目の支払い額は、19
80円と同一の額として、残りの2005(=1982
5−1980×9)円を1回目の支払い額と設定する。
1回目の支払い額は、たとえ10円単位で設定してあっ
たとしても、例外的に1円単位でも処理できるようにす
ることにより、端数を処理することが可能となる。勿
論、端数は四捨五入して1回目の支払いから端数を出さ
ないようにしてもよい。
【0072】勿論、上述した端数の処理は、一例であ
り、他の処理を行うようにしても良い。
【0073】ステップS98において、端数の処理が終
了されると、ステップS99に進む。ステップS99の
処理には、ステップS97において端数はないと判断さ
れたとき、すなわち、ステップS98における端数の処
理を行う必要がないときもくる。ステップS99におい
て、ワークテーブルに、シミュレーション結果が書き込
まれる。
【0074】ステップS100において、次の料率があ
るか否かが判断される。例えば、図9を参照するに、回
数が“1”のときのシミュレーションが終了した時点で
は、次に、回数“2”の料率が設定されているため、ス
テップS100においては、次の料率があると判断され
ることになる。
【0075】ステップS100において、次の料率があ
ると判断されると、ステップS93に戻り、それ以降の
処理が繰り返される。ステップS93乃至S100の処
理が繰り返されるということは、ワークテーブルに、設
定されている支払い回数毎の、有効なシミュレーション
結果が書き込まれることになる。このようにして書き込
まれたワークテーブルのシミュレーション結果は、ステ
ップS100において、次の料率がないと判断される
と、ステップS101に進み、顧客コンピュータ31に
対して送信される。
【0076】ステップS101において、割賦処理コン
ピュータ33から顧客コンピュータ31に対してシミュ
レーション結果が送信されることにより、顧客コンピュ
ータ31のディスプレイ81上には、例えば、図16に
示したような画面が表示される。図16に示した画面で
は、上側に、再シミュレーション用の設定欄141が設
けられており、その下側には、“再シミュレーションす
る”ボタン142が設けられている。
【0077】“再シミュレーションする”ボタン142
の下側には、シミュレーション結果表示部143にシミ
ュレーション結果が表示されている。このシミュレーシ
ョン結果表示部143の各シミュレーション結果には、
チェック欄が設けられており、そのチェック欄がチェッ
クされたシミュレーション結果が、選択された割賦回数
であることを示す。顧客は、選択した割賦回数で良けれ
ば、“確定”ボタン144を操作し、再度シミュレーシ
ョンを行いたい場合などは、“戻る”ボタン145を操
作する。
【0078】このように、シミュレーション結果表示部
143に、可能な割賦回数に対しての全てのシミュレー
ション結果が一覧表示されることにより、所望の支払い
金額の割賦回数を容易に素早く認識することが可能とな
り、使い勝手を向上させることが可能となる。
【0079】例えば、シミュレーション結果表示部14
3に1つのシミュレーション結果しか表示しないような
場合、ユーザがそのシミュレーション結果が所望の結果
ではないと判断した場合、前の画面に戻り、再度、支払
い回数を選択し、結果を参照し、決定するといった動作
を行わなくてはならず、このような動作を繰り返し行っ
ているうちに、商品の購買欲がそがれ、商品の購入を断
念してしまうといったことがあった。
【0080】しかしながら、図16に示すように、回数
毎のシミュレーション結果を一覧表示することにより、
動作を繰り返す必要がなく、所望の割賦回数を選択する
ことができ、ユーザの購買欲がそがれるようなことを防
ぐことができ、商品の購入率を向上させることを期待す
ることが可能となる。
【0081】図12のフローチャートの説明に戻り、ス
テップS101においてシミュレーション結果が送信さ
れた結果、図16に示したような画面が、顧客コンピュ
ータ31のディスプレイ81上に表示されると、ユーザ
からの返答待ちの状態となる。そして、ステップS10
2において、“再シミュレーションする”ボタン142
が操作されたか否かが判断される。
【0082】ステップS102において、“再シミュレ
ーションする”ボタン142が操作されたと判断された
場合、ステップS103に進む。ステップS103に処
理が進む場合、図16に示した画面のうち、設定部14
1の所定の欄に、ユーザが所望の条件を設定し、“再シ
ミュレーション”ボタン142を操作したと判断するこ
とが可能である。この場合、月々の支払いの他に、ボー
ナス時には、月々の支払いの他に支払いを行うというシ
ミュレーションである。そこで、ステップS103にお
いて、ボーナス支払い以外の支払い額が算出される。
【0083】例えば、設定部141にユーザが、ボーナ
ス加算額として50000円と設定し、そのときの支払
い合計額が90000円であった場合、ステップS10
3においては、90000−50000=40000と
いった計算が行わる。この40000が、ボーナス支払
い以外の支払い額として設定される。この算出の際に
は、ボーナス加算月も考慮して、計算を行う必要があ
る。
【0084】例えば、ボーナス加算月が、6月と12月
である場合、申し込みの処理(上述してきたような処
理)が2月に行われているときには(ここでは、説明の
都合上、日にちまでは考慮しない)、割賦回数が3回の
ときには、実際に支払いが行われるのは、3月、4月、
5月の3回であるので、6月のボーナス加算月は含まれ
ないことになる。勿論、ボーナス支払額以外の支払い額
が0円以下になってしまうような場合などはシミュレー
ションする必要がないため、そのような場合はシミュレ
ーションされないように設定される。
【0085】従って、このようなときには、ボーナス加
算額がユーザにより設定されたとしても、実質支払いに
は関係ないため、ボーナス加算額は0円としてシミュレ
ーションされる。この例の場合、4回以上の割賦回数で
あると、ボーナス加算月を含むため、ボーナス加算額を
考慮したシミュレーションが行われる。
【0086】また、上述した例と同じ条件のときに、支
払い回数が18回であった場合、その年の6月、12
月、翌年の6月と、計3回のボーナス月を含むことにな
る。この場合、3回のボーナス月があることを考慮して
シミュレーションが行われる。
【0087】このようなことを考慮すると、一般的に、
ステップS103における計算は、支払い合計額から、
(ボーナス加算額×ボーナス月到来回数)を減算する計
算となる。このボーナス月到来回数は、システムの日付
を用いて算出される。すなわち、システム上、決算日が
10日に設定してある場合、例えば、2月10日までに
結ばれた契約は、その2月の契約とし、2月10日過ぎ
に結ばれた契約は、3月に結ばれた契約として、シミュ
レーションが実行される。
【0088】ステップS103において、ボーナス支払
い以外の支払い額が算出されると、その額について、ス
テップS95以下の処理が繰り返し行われる。なお、ス
テップS103からステップS95に処理が進んだ場
合、ステップS100において、次の料率があると判断
されたときには、その料率すなわち回数により、ボーナ
ス到来回数が変化しないか否かを判断し、変化すると判
断されるときには、ボーナス支払い以外の支払い額を再
度算出し直し、その支払い額に対して、ステップS95
以降の処理を行う必要がある。
【0089】このような処理を実行させるために、ステ
ップ73からステップS95に処理が進んだ時の例外的
な処理として、ステップS100からステップS93に
処理が進むときに、その間の処理として、ボーナス到来
回数に変化があるかという判断を行うステップを設け、
あるときには、再度ボーナス支払い以外の支払い額の算
出の処理を実行するというステップを設けるようにして
も良い。
【0090】ステップS102において、“再シミュレ
ーションする”ボタン142が操作されたのではないと
判断された場合、図12の処理、および図10(または
図11)に示したフローチャートに基づく割賦処理が終
了される。ステップS102において、“再シミュレー
ションする”ボタン142が操作されたのではないと判
断される状況は、図16に示したような画面において、
“確定”ボタン144が操作されたか、または、“戻
る”ボタン145が操作された場合であると判断でき
る。
【0091】“戻る”ボタン145が操作されたと判断
されるときには、前の画面、この場合、図15に示しよ
うな画面に戻り、その画面における処理が再度実行され
る。
【0092】“確定”ボタン144が操作されたと判断
されるときには、ユーザが選択した支払い回数で割賦契
約が仮成立したとして、処理が進められる。割賦契約が
仮成立したと判断された時の処理について説明する。こ
こで、仮成立としたのは、この後の処理により、契約が
成立しないことが考えられるためである。
【0093】仮成立した後の割賦処理コンピュータ33
の処理について、図17のフローチャートを参照して説
明する。ステップS121において、割賦処理コンピュ
ータ33は、契約が仮成立したことに伴い、その契約に
対して同意するか否かを再度顧客に問うための画面のデ
ータを送信する。このような同意画面のデータが送信さ
れることにより、顧客コンピュータ31のディスプレイ
81上には、図18に示したような画面が表示される。
【0094】図18に示した同意画面には、“同意しま
す”ボタン161と“同意しません”ボタン162が設
けられている。顧客は、これらのボタンの上側に記載さ
れている文章の内容を理解し、同意すると決定した場
合、“同意します”ボタン161を操作し、同意しない
と決定した場合、“同意しません”ボタン162を操作
する。
【0095】割賦処理コンピュータ33は、ステップS
122において、顧客は、契約に対して同意したか否か
を判断する。この判断は、顧客が、“同意します”ボタ
ン161または“同意しません”ボタン162を操作し
た結果、顧客コンピュータ31から割賦処理コンピュー
タ33に対して送信されたデータを判断することにより
行われる。
【0096】ステップS122において、顧客が契約に
対して同意したと判断された場合、換言すれば、顧客が
“同意します”ボタン161を操作したと判断された場
合、ステップS123に進み、同意していないと判断さ
れた場合、換言すれば、顧客が“同意しません”ボタン
162を操作したと判断された場合、ステップS128
に進む。
【0097】ステップS123において、顧客の個人情
報を入力してもらうための情報入力画面のデータが送信
される。情報入力画面のデータが送信されることによ
り、顧客コンピュータ31のディスプレイ81上には、
図19に示すような画面が表示される。情報入力画面に
は、“次へ”ボタン171と“リセット”ボタン172
が設けられている。これらのボタンの上側に、顧客が自
己の情報を入力する個人情報入力表示部173が表示さ
れている。
【0098】顧客が入力するべき情報は、多岐にわたる
ため、複数のページに分割されて顧客に提供される。
“次へ”ボタン171が操作されると、次のページに画
面が切り替えられ、“リセット”ボタン172が操作さ
れると、そのページにおいて入力された情報を再度入力
するモードにされる。
【0099】“次へ”ボタン171が操作されると、図
20に示したような画面に表示が切り替えられる。図2
0に示した画面においても、さらに続きのページが存在
するため、“次へ”ボタン171が表示されている。図
20に示したような画面において“次へ”ボタン171
が操作されると、さらに次のページに表示が切り替えら
れ、例えば、図21に示したような画面が表示される。
【0100】図21に示したような画面において、1画
面では表示しきれない状態であるとき、ユーザは、画面
をスクロールすることにより全画面を参照することがで
きるようになっている。図21に示したような画面にお
いて、“次へ”ボタン171が操作されると、図22に
示したような画面に表示が切り替えられる。図22に示
した画面は、顧客が前の画面までで入力した情報が一覧
表示される画面である。
【0101】図22に示した画面では、入力した情報が
多いために1画面では表示しきれず、画面をスクロール
することにより、全内容が確認できるようになってい
る。図22に示した画面をスクロールすることにより、
図23に示したような画面が表示される。図23に示し
たような画面においては、3つのボタンが画面の下側に
設けられている。これらのうちの1つのボタンが操作さ
れると、そのデータが割賦処理コンピュータ33に対し
て送信される。
【0102】“この内容で申込みをする”ボタン181
は、図22と図23に示したような画面を参照して、顧
客がそれらの情報で間違いないと判断したときに操作さ
れる。“申込内容を修正する”ボタン182は、顧客が
再度情報を入力し直したいと判断したときに操作され
る。“申込をキャンセルする”ボタン183は、顧客が
この割賦契約自体の申込みをキャンセルすると判断した
ときに操作される。
【0103】個人情報を入力する画面において、例え
ば、主婦や学生という属性をもつ顧客が割賦の契約をし
ていると判断された場合、上述した画面を用いて入力さ
れる情報以外の情報を入力するための他の画面(不図
示)がさらに表示されるようにしても良い。
【0104】図17のフローチャートの説明に戻り、ス
テップS125において、顧客コンピュータ31から送
信されてきたデータは、“申込内容を修正する”ボタン
182が操作されたことを示すデータであるか否かが判
断される。ステップS125において、修正であると判
断されると、ステップS123に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。
【0105】一方、ステップS125において、顧客コ
ンピュータ31から送信されたデータは、入力した個人
情報の修正を希望するものではないと判断された場合、
ステップS126に進み、“この内容で申込みをする”
ボタン181が操作されたことを示すデータであるか否
かが判断される。ステップS126において、“この内
容で申込みをする”ボタン181が操作されたのではな
いことを示すデータであると判断された場合、換言すれ
ば、この場合、“申込みをキャンセルする”ボタン18
3が操作されたことを示すデータである場合、ステップ
S128に進む。
【0106】ステップS128における処理には、ステ
ップS122において、同意しなかったと判断された場
合も来る。すなわち、ステップSS128に処理が来る
のは、顧客が割賦の契約を終結しなかった時である。そ
のような場合には、他のWebページにとばす処理が実
行される。他のWebページとは、例えば、割賦処理コ
ンピュータ33に処理が移行される前のWebページ
(加盟店コンピュータ32が管理するWebページ)
や、割賦処理コンピュータ33を管理する信販会社の紹
介ページなどである。
【0107】一方、ステップS126において、“この
内容で申込みをする”ボタン181が操作されたことを
示すデータであると判断された場合、ステップS127
に進む。ステップS127において、契約完了告知画面
のデータが送信される。このような契約完了告知画面の
データが送信されることにより、顧客コンピュータ31
のディスプレイ81上には、例えば、図24に示すよう
な画面が表示される。
【0108】図24に示すような画面が表示されること
により、顧客に割賦契約が信販会社との間で終結したこ
とを認識させることができる。図24に示した画面にお
いて、“終了”ボタン191が操作されると、割賦処理
コンピュータ33における処理が終了する。“終了”ボ
タン191が操作された場合、ステップS128と同様
の処理が行われることにより、他のWebページにとば
す処理が実行されるようにしても良いし、他の処理が実
行されることにより、割賦処理コンピュータ33自体の
処理は終了されるようにしても良い。
【0109】割賦処理コンピュータ33においては、顧
客とのやりとりは終了するが、その終結された割賦契約
に対して審査という処理を別途行う必要がある。審査に
ついての詳細な説明は省略するが、審査の上、問題が発
生しなければ、割賦契約は終結したとして処理が進めら
れ、問題が発生したようなときは、一旦終結された割賦
契約であっても、解約する処理が実行される。
【0110】審査は、割賦処理コンピュータ33が行っ
ても良いし、人により行われるようにしても良い。割賦
処理コンピュータ33で行われる場合、例えば、取得さ
れた個人情報に対して、予め設定された基準を参照して
点数を付けていき、その点数の合計点により、審査を通
過させるか否かを判断するような仕組みを設けても良
い。
【0111】上述した実施の形態においては、ネットワ
ーク30を介して接続されたコンピュータを用いて行わ
れる商品の割賦契約を例に挙げて説明したが、たとえ
ば、顧客が店舗に直接出向いて商品を購入するような場
合においても適用することができる。また、図16に示
したような支払い回数に応じた支払い額の一覧表示は、
コンピュータに接続されたディスプレイ上のみでユーザ
に提供されるものではなく、例えば、紙媒体などで提供
されるようにしても良い。
【0112】このように、本実施の形態においては、割
賦契約時における支払い回数に応じた支払い額を一覧表
示させるので、顧客は、所望の支払い回数の選択を容易
に行うことが可能となる。このため、支払い回数を選択
する際に煩わしいといったことがなく、煩わしさのため
に購入を断念してしまうような、購買欲がそがれてしま
うようなことを防ぐことができ、商品の販売額を増すこ
とを期待することができる。
【0113】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピ
ュータ、または、各種のプログラムをインストールする
ことで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎
用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイン
ストールされる。
【0114】記録媒体は、図4に示すように、顧客コン
ピュータ31などとして用いられるパーソナルコンピュ
ータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配
布される、プログラムが記録されている磁気ディスク7
1(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク72
(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Di
gital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク73
(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半
導体メモリ74などよりなるパッケージメディアにより
構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれ
た状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されて
いるROM52や記憶部78が含まれるハードディスク
などで構成される。
【0115】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも
時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実
行される処理をも含むものである。
【0116】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0117】
【発明の効果】以上の如く、本発明を適用した情報処理
装置および方法、並びにプログラムによれば、商品の代
金に適用する料率を、記憶されているデータないから読
み出し、読み出された料率に基づき、商品の代金を分割
払いしたときの支払い額を、支払い回数毎に算出し、算
出された支払い額を、支払い回数と関連付けた一覧表形
式でユーザに提供するようにしたので、ユーザは、分割
払いにおける支払い額と支払い回数を容易に決定するこ
とが可能となり、ユーザが分割払いにおける支払い額や
支払い回数を決定する処理により商品の購入を断念した
り、購買欲をそがれてしまうようなことを防ぐことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の割賦契約を行う際にディスプレイ上に表
示される支払い回数の設定画面の一例を示す図である。
【図2】図1に示したような支払い画面において、支払
い回数が選択された際に支払い額のシミュレーション結
果を表示する画面の一例を示す図である。
【図3】本発明を適用した割賦契約を行う際のシステム
の一実施の形態の構成を示す図である。
【図4】顧客コンピュータ31の内部構成例を示す図で
ある。
【図5】顧客コンピュータ31と加盟店コンピュータ3
2との間で行われる処理について説明するフローチャー
トである。
【図6】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上に
表示される画面の一例を示す図である。
【図7】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上に
表示される画面の一例を示す図である。
【図8】割賦処理コンピュータ33の記憶部121に記
憶されている店データベース122の一例を示す図であ
る。
【図9】割賦処理コンピュータ33の記憶部121に記
憶されている料率データベース123の一例を示す図で
ある。
【図10】割賦処理コンピュータ33が行う割賦処理の
シミュレーションの処理を説明するフローチャートであ
る。
【図11】割賦処理コンピュータ33が行う割賦処理の
他のシミュレーションの処理を説明するフローチャート
である。
【図12】図10のステップS50または図11のステ
ップS68における分割払いの処理の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図13】割賦処理コンピュータ33の記憶部121に
記憶されているセッションデータベース124の一例を
示す図である。
【図14】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図15】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図16】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図17】割賦処理コンピュータ33が仮成立後に行う
処理について説明するフローチャートである。
【図18】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図19】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図20】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図21】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図22】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図23】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【図24】顧客コンピュータ31のディスプレイ81上
に表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
30 ネットワーク, 31 顧客コンピュータ, 3
2 加盟店コンピュータ, 33 割賦処理コンピュー
タ, 81 ディスプレイ, 91 商品画像表示部,
92 商品説明表示部, 93 価格表示部, 10
1 支払い方法選択項目表示部, 121 記憶部,
122 店データベース, 123 料率データベー
ス, 124 セッションデータベース, 131 商
品情報表示部, 132 支払い方法選択表示部, 1
41 設定欄, 143 シミュレーション結果表示
部, 173 個人情報入力表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の代金の支払いに関する処理を実行
    する情報処理装置において、 支払い回数に応じた料率に関するデータを記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段から前記商品の代金に適用する料率を読み
    出す読み出し手段と、 前記読み出し手段により読み出された前記料率に基づ
    き、前記商品の代金を分割払いしたときの支払い額を、
    前記支払い回数毎に算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された前記支払い額を保持する
    保持手段と、 前記保持手段に保持されている前記支払い額を、前記支
    払い回数と関連付けた一覧表形式で提供する提供手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記商品を扱う店のコ
    ード、複数の前記支払い回数に応じた料率を識別するた
    めの料率コード、および支払い回数毎の料率を、それぞ
    れ関連付けて記憶し、 前記読み出し手段は、前記店のコードと前記料率コード
    を取得し、その取得された前記店コードと前記料率コー
    ドに基づき、前記商品の代金に適用する前記料率を読み
    出すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 商品の代金の支払いに関する処理を実行
    する情報処理装置の情報処理方法において、 支払い回数に応じた料率に関するデータの記憶を制御す
    る記憶制御ステップと、 前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御されたデータ
    からの前記商品の代金に適用する料率の読み出しを制御
    する読み出し制御ステップと、 前記読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御され
    た前記料率に基づき、前記商品の代金を分割払いしたと
    きの支払い額を、前記支払い回数毎に算出する算出ステ
    ップと、 前記算出ステップの処理で算出された前記支払い額の保
    持を制御する保持制御ステップと、 前記保持制御ステップの処理で保持された前記支払い額
    を、前記支払い回数と関連付けた一覧表形式で提供する
    提供ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 商品の代金の支払いに関する処理を実行
    する情報処理装置のプログラムであって、 支払い回数に応じた料率に関するデータの記憶を制御す
    る記憶制御ステップと、 前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御されたデータ
    からの前記商品の代金に適用する料率の読み出しを制御
    する読み出し制御ステップと、 前記読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御され
    た前記料率に基づき、前記商品の代金を分割払いしたと
    きの支払い額を、前記支払い回数毎に算出する算出ステ
    ップと、 前記算出ステップの処理で算出された前記支払い額の保
    持を制御する保持制御ステップと、 前記保持制御ステップの処理で保持された前記支払い額
    を、前記支払い回数と関連付けた一覧表形式で提供する
    提供ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが
    読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  5. 【請求項5】 商品の代金の支払いに関する処理を実行
    する情報処理装置を制御するコンピュータに、 支払い回数に応じた料率に関するデータの記憶を制御す
    る記憶制御ステップと、 前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御されたデータ
    からの前記商品の代金に適用する料率の読み出しを制御
    する読み出し制御ステップと、 前記読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御され
    た前記料率に基づき、前記商品の代金を分割払いしたと
    きの支払い額を、前記支払い回数毎に算出する算出ステ
    ップと、 前記算出ステップの処理で算出された前記支払い額の保
    持を制御する保持制御ステップと、 前記保持制御ステップの処理で保持された前記支払い額
    を、前記支払い回数と関連付けた一覧表形式で提供する
    提供ステップとを実行させるプログラム。
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