JP2003308311A - 構造化文書処理方法とそのプログラム、及び構造化文書と構造化文書のデータ構造 - Google Patents

構造化文書処理方法とそのプログラム、及び構造化文書と構造化文書のデータ構造

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 画像ファイルなどを複数組み合わせてブロッ
ク6〜8とし、各ブロックに対して、構造化文書2に、
ブロック内の各ファイルへのリンク先、ブロック内での
各ファイルの関連性を属性情報として記述する。構造化
文書4では、ジョブの対象となるファイルのリンク先
と、ジョブ実行時のファイル間の順序やファイル内での
ジョブでの処理範囲内などを属性情報として記述する。
構造化文書4をジョブを実行するサーバなどへ転送する
と、サーバは実行時に必要なファイルを取得してジョブ
を実行する。 【効果】 複数のファイルを互いに関連付けて管理で
き、かつファイルの処理を指示する際にファイル自体を
転送する必要がなく、処理側では実行時までファイルを
保存する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は構造化文書に関し、特に
複数のファイルを互いに関連付けて管理し操作するため
の、構造化文書の処理方法とそのプログラム、及び構造
化文書とそのデータ構造に関する。
【0002】
【従来技術】JPEG(Joint Photographic Experts Grou
p)やGIF(Graphic Interchange Format)などの規格で
は、画像イメージにページの概念がない。そこで複数の
画像イメージを管理する場合、TIFF(Tag Image File F
ormat)やPDF(Portable Document Format)などのペー
ジの概念のあるフォーマットに変換する必要がある。と
ころでTIFFやPDFにはページの概念があるが、一部のペ
ージのみを再加工しても、あるいは単に画像の順序を変
えるだけでも、ファイルを上書きする必要がある。一般
に画像ファイルは大きく重いファイルであるので、ファ
イルの変更は大変である。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、複数のファイルを物
理的には別々のファイルとしたままで、あたかも1つの
ファイルのように扱い得るようにすることにある(請求
項1,3,5,9)。この発明の他の課題は、複数のフ
ァイルを用いたジョブを簡単に指示できるようにすると
共に、ジョブの指示側と被指示側との間の、ジョブ対象
のファイルの転送を不要にし、被指示側では実行時まで
ジョブ対象のファイルを記憶する必要をなくすようにす
ることにある(請求項2,4,6,10)。請求項7,
8の発明での追加の課題は、複数のファイルに対する取
り扱いをより容易にすることにある。
【0004】
【発明の構成】この発明の構造化文書の処理方法は、複
数のファイルへのリンク情報とファイル間の関連性を属
性情報として記述した構造化文書を作成し、該構造化文
書でのリンク情報に従って前記複数のファイルにアクセ
スし、かつ記述された関連性に従って前記複数のファイ
ルのデータを配置するようにしたものである(請求項
1)。
【0005】この発明の構造化文書の処理プログラム
は、複数のファイルに対する、リンク情報の入力とファ
イル間の関連性の入力とを受け付けるための命令と、該
リンク情報とファイル間の関連性を構造化文書でのファ
イルの属性情報として付与するための命令とを備えたも
のである(請求項9)。
【0006】またこの発明の構造化文書の処理方法は、
複数のファイルへのリンク情報と各ファイルに対する処
理を属性情報として記述した構造化文書を作成し、該構
造化文書でのリンク情報に従って前記複数のファイルに
アクセスし、かつ記述された処理に従って、前記複数の
ファイルを処理するようにしたものである(請求項
2)。
【0007】またこの発明の構造化文書の処理プログラ
ムは、複数のファイルに対する、リンク情報の入力と処
理内容の入力とを受け付けるための命令と、該リンク情
報と処理内容とを属性情報として付与した構造化文書を
作成するための命令とを備えたものである(請求項1
0)。
【0008】またこの発明は、複数のファイルへのリン
ク情報とファイル間の関連性を属性情報として記述し
た、構造化文書にある(請求項3)。またこの発明は、
複数のファイルに対して、該ファイルへのリンク情報と
処理の内容を属性情報として記述した、構造化文書にあ
る(請求項4)。
【0009】この発明は、複数のファイルへのリンク情
報とファイル間の関連性を属性情報として記述した、構
造化文書のデータ構造にある(請求項5)。またこの発
明はさらに、複数のファイルに対して、該ファイルへの
リンク情報と処理の内容を属性情報として記述した、構
造化文書のデータ構造にある(請求項6)。
【0010】ここで複数のファイルを1つのブロックと
して、ブロック内の各ファイルへのリンク情報とファイ
ル間の関連性をブロックの属性情報として記述すると、
互いに関連したファイルを1つのブロックにまとめて扱
うことができ、複数のファイルの取り扱いがより容易に
なる(請求項7)。また複数のブロックからなるグルー
プを設けて、グループ内の各ブロックの属性情報とブロ
ック間の関連性をグループの属性情報として記述する
と、ブロック間の関連性を容易に定義できる(請求項
8)。
【0011】
【発明の作用と効果】この発明の構造化文書の処理方法
では、複数のファイルを物理的には別々のファイルとし
たままで、構造化文書での記述により、所定の関連性を
持たせて結びつける。このため以下の作用効果が得られ
る。 ・構造化文書の記述のみで複数のファイルを組み合わせ
ることができ、ファイル自体は別々の場所に散在しても
良い、 ・ファイルのフォーマットを統一する必要がなく、テキ
ストファイルとイメージファイルのように種類の異なる
ファイルでも、組み合わせることができ、 ・構造化文書の記述を変更すれば、ファイルの指定や組
み合わせを容易に変更でき、 ・一部のイメージファイルのようにページの概念のない
ファイルフォーマットでも、構造化文書を用いてファイ
ル間の順序を与えて、画像を所定の順序で配置すること
ができ、 ・複数のファイルを物理的な1つのファイルにまとめず
に、複数のファイルにアクセスして所定の順序に並べて
利用できる(請求項1)。
【0012】この発明の構造化文書や構造化文書のデー
タ構造、あるいは構造化文書の処理プログラムでは、以
下の効果が得られる。 ・構造化文書の記述のみで複数のファイルを組み合わせ
ることができ、ファイル自体は別々の場所に散在しても
良い、 ・ファイルのフォーマットを統一する必要がなく、テキ
ストファイルとイメージファイルのように種類の異なる
ファイルでも、組み合わせることができ、 ・構造化文書の記述を変更すれば、ファイルの指定や組
み合わせを容易に変更でき、 ・一部のイメージファイルのようにページの概念のない
ファイルフォーマットでも、構造化文書を用いてファイ
ル間の順序を与えて、画像を所定の順序で配置すること
ができる(請求項3,5,9)。
【0013】この発明の構造化文書の処理方法や処理プ
ログラム、構造化文書やそのデータ構造では、複数のフ
ァイルを物理的には別々のファイルとしたままで、構造
化文書での記述により処理を記述できる。 ・構造化文書でリンク情報を記述し、処理を記述するこ
とにより、物理的に1つのファイルを構成せずに、記憶
場所が散在しても、ファイルのフォーマットが異なって
も、これらのファイルを組み合わせて処理することがで
きる。 ・ファイルの処理を別のサーバなどで行う場合、処理を
依頼する側から転送する必要があるのは構造化文書のみ
で、ファイル自体を依頼側からサーバ側などへ転送する
必要がない。 ・ファイルの処理を別のサーバなどで行う場合、サーバ
などの側では、処理を実行するまでファイル自体を記憶
する必要がない(請求項2,4,6,10)。
【0014】この発明の構造化文書のデータ構造で、複
数のファイルからなるブロックを設けてその属性情報と
して、ブロック内のファイルへのリンク情報とファイル
間の関連性を記述すると、互いに関連したファイルを1
つのブロックとして、ファイル間の関連性を定義できる
ので、ファイルの管理やジョブの指定がより容易になる
(請求項7)。ここで複数のブロックからなるグループ
を設けて、グループ内のブロックの属性情報とブロック
間の関連性をグループの属性情報とすると、複数のブロ
ックをその関連性に応じてグループにまとめ、ブロック
間の関連性を定義できるので、より多数のファイルに対
する管理やジョブの指定がより容易になる(請求項
8)。
【0015】
【実施例】図1〜図6に、実施例を示す。図1に、実施
例の構造化文書2,4を示すと、これらは例えばXML
(エクステンシブル・マークアップ・ランゲッジ)で記
述され、構造化文書の言語の種類自体は任意であるが、
例えばXML以上の拡張性(属性情報の定義の自由度)を
持つものが好ましく、例えばHTMLは適用困難であるが、
XHTMLであれば適用が可能である。構造化文書2は複数
のファイルを管理するための管理用の構造化文書で、構
造化文書4は複数のファイルに対してジョブを指定する
ための構造化文書である。構造化文書2で管理されるフ
ァイルは、複数のファイルで1つのブロックを成し、図
1には例えば6〜8の3つのブロックを示す。そして一
般に複数のブロックを1つの構造化文書2で管理する
が、ブロックは少なくとも1つあればよい。また構造化
文書2側から個々のファイルへのパスをツリー構造と見
立てた場合に、構造化文書2と複数のブロックとの間に
グループを設け、複数のブロックを1つのグループとし
て互いに関連付けても良い。
【0016】各ブロック内のファイルの種類は任意であ
るが、例えば画像ファイルを含むものとし、これ以外に
テキストファイルや音声ファイルなどを伴っていても良
い。またファイルの形式は任意で、画像ファイルの場
合、JPGファイルやPDFファイルあるいはTIFファイルな
どでもよい。1つのブロックには複数のファイルがあ
り、これらのファイルは、ブロック内で所定の順序にあ
る、あるいはファイルとファイルとが関係しているなど
の意味において、互いに関連付けられている。そして構
造化文書2では、複数のファイルが互いに関連付けられ
て1つのブロックを成し、このようなブロックが1つ以
上存在することを記述するため、例えばブロックのID
と、ブロックを構成する各ファイルのファイル名とリン
ク情報(ファイルにアクセスるためのアドレス)、並び
にブロック内での各ファイルの位置付け(ファイル間の
関連性)を、ブロックの属性情報として構造化する。ま
た複数のブロックを1つのグループにまとめて互いに関
連付ける場合、グループのID、並びにグループを構成
する各ブロックの属性情報と、グループ内でのブロック
間の順序などのブロック間の関連性を示す情報を、グル
ープの属性情報として記憶する。
【0017】構造化文書2はこのようなデータ構造を持
つので、次のような特徴がある。 ・ブロック内の各ファイルは物理的には別ファイルであ
る。このためブロックを構成する複数のフィアルをまと
めて、1つの新たなファイルを作成したりする必要はな
い。 ・ブロック内の各ファイルには関連性が指定されている
ので、これらは互いにバラバラなファイルではない。例
えばファイル間の順序を指定し、あるいはファイルに対
してページを割り当てることにより、文書ファイルや画
像ファイルを用いて、大きな文書を構成できる。 ・これらのファイルはブロック内でのファイル間の関連
性により関連づけられているが、ブロックを構成するフ
ァイルの削除や追加などが容易にできる。 ・ブロックを構成するファイルのフォーマットは任意で
あり、異種のフォーマットのファイルや、テキストファ
イルと画像ファイルの混在などを認めることができ、フ
ァイルのフォーマットを統一する必要がない。 ・ブロックの数が多い場合でも、グループを設けること
により容易にファイルの管理ができ、ブロックの関連性
がグループの属性情報に記述されている。
【0018】構造化文書4は、構造化文書2で管理して
いるファイルに対してジョブを指定するための構造化文
書である。構造化文書4の言語は例えばXMLとし、XHTML
などのXMLと同様の拡張性のある言語が好ましく、HTML
言語は好ましくない。構造化文書4ではジョブの種類を
指定すると共に、各ジョブに用いるファイルと、そのジ
ョブでのファイルの処理範囲、並びにジョブに用いる複
数のファイルに対して、ファイル間の関連性、例えばフ
ァイルの処理順序を指定する。ジョブに用いるファイル
は原則として複数であるが、1ファイルのみを処理する
ジョブでも良い。
【0019】図1の実線は構造化文書2と各ファイルと
の関係を示し、破線は構造化文書4と各ファイルとの関
係を示す。そして構造化文書4では、各ジョブに対して
ファイルを指定するため、そのリンク情報を指定すると
共に、ジョブ内でのファイル間の関連性を記述する。ま
た必要な場合、ジョブ終了後の処置やジョブ実行中のト
ラブルの発生などのイベントに対する処置を記述する。
【0020】このように構造化文書4では、ジョブの内
容と、このジョブに用いるファイル名及びリンク情報、
並びにジョブ内でのファイルの関連性を属性情報として
構造化する。これ以外にジョブ実行後の処理やジョブ実
行中のイベント発生に対する処理などを記述する場合、
実行後の処理の内容を属性情報として記述し、またイベ
ントとそれに対する処理の内容を属性情報として記述す
る。なお構造化文書2,4では、ファイル名を属性情報
とすることとしたが、ファイル名自体は必ずしも必要な
ものではない。
【0021】構造化文書4でも、同様に複数のファイル
をまとめて1つのブロックとしてジョブを指定し、複数
のブロックをまとめて1つのグループとしてジョブを指
定しても良い。この場合、ブロックの属性情報には、ブ
ロックを構成する複数のファイルへのリンク情報と、ジ
ョブでのファイル間の関連性、例えばそのジョブでファ
イルを処理する順序、などを記述する。またグループの
属性情報には、グループ内のブロックの属性情報と、そ
のジョブでのブロック間の関連性、などを記述する。
【0022】構造化文書4を用いてジョブを指定する
と、次のような作用が得られる。 ・構造化文書2からジョブの対象としたいファイルをピ
ックアップするなどにより、ジョブ対象のファイルを簡
単に指定できる。 ・複数のファイルを処理するジョブを指定する際に、実
際に複数のファイルをまとめて1つのファイルを構成す
る必要がない。 ・ファイル内での処理範囲を指定することにより、ジョ
ブの内容を細かく指定できる。 ・ジョブの処理を実行するサーバなどに対しては、構造
化文書4のみを転送すれば良く、処理対象のファイル自
体を転送する必要はない。 ・ジョブを実行するサーバなどの側では、構造化文書4
を入力されることにより、ジョブの予約がなされ、ジョ
ブが実行可能な段階になって初めて必要なファイルを文
書管理サーバなどから取得して実行すればよい。このた
め実行待ちの段階で大きなファイルを記憶しておく必要
がない。 ・多数のファイルを用いたジョブが複数ある場合でも、
関連したファイルを1つのブロックにまとめて扱うこと
ができ、しかもブロック内でのファイルをジョブでの必
要性に応じて関連付けることができる。 ・複数のブロックをグループにまとめて、ブロック間の
関連性を記述できるので、大規模なジョブを効率的に管
理できる。
【0023】図2に、図1の構造化文書2,4を用いる
のに適したLAN10の例を示す。12は例えばメール
サーバで、14はファクシミリサーバで、G3ファクシ
ミリなどの送受信を行うほか、メールサーバ12などを
介してインターネットファクシミリの送受信なども行
う。ファクシミリサーバ14は、ファクシミリ以外にプ
リンタ機能とコピー機能、並びにイメージスキャナ機能
を備えた複合機で、LAN10に対する画像の入出力の
サーバとして作用する。16は文書管理サーバで、ファ
クシミリサーバ14で処理した画像データは、例えば文
書管理サーバ16で管理される。18はクライアント端
末で、パーソナルコンピュータなどを用い、図1の構造
化文書2,4などを作成し、構造化文書2は文書管理サ
ーバ16などに記憶させ、構造化文書4は構造化文書2
を参照して作成し、「ファクシミリ」、「プリント」な
どのジョブを指定して、ファクシミリサーバ14などに
実行させる。
【0024】この結果、図2の場合、ジョブをXML形式
で記載した構造化文書は、クライアント端末18で作成
され、ジョブの実行を担当するファクシミリサーバ14
などに転送される。ファクシミリサーバ14は、ジョブ
を実行可能な状態になると、例えば該当するジョブが待
ち行列での先頭などに達すると、文書管理サーバ16に
対して、ジョブ管理用の構造化文書に記述されたリンク
情報を送信し、該当するファイルの転送を要求する。こ
れに対して文書管理サーブ16は該当ファイルを転送
し、ファクシミリサーバ14はファクシミリやプリント
などのジョブを実行する。
【0025】図3に、ファイル管理用の構造化文書の作
成アルゴリズムを示す。先ず1ブロック分のファイルに
対してリンク情報と関連性とを記述し、このためブロッ
クに加えるべきファイルを選択して、例えばそのファイ
ル名を入力し(ステップ1)、続いてリンク情報を記述
し(ステップ2)、ブロック内でのファイルの順序など
の関連性を記述する(ステップ3)。該当するブロック
に収容すべき他のファイルがあれば、同様の処理を行い
(ステップ4)、1ブロック分のファイルの属性情報の
入力が終了すると、ファイルブロックの作成のサブルー
チンを終了する。
【0026】このようにして所要数のブロックについ
て、ファイル名とリンク情報並びにブロック内での関連
性などの属性情報の入力を行い(ステップ5)、複数の
ファイルのブロックをグループ化する場合(ステップ
6)、グループ化するブロックを例えばブロックIDで
指定し、それらの関連性を記述する。ブロックIDの指
定やそれらの関連性は、グループの属性情報となる。こ
のようにしてグループの作成を終了すると(ステップ
7,ステップ8)、図1の構造化文書2を作成できる。
【0027】図1の構造化文書4の作成例を図4に示
す。最初のジョブのブロックを作成し、ステップ11で
ジョブ毎にその種類を記述し、これをジョブの属性情報
とする。次いでこのジョブで実行するファイルを選択
し、具体的にはファイル名とリンク情報を記述し、ジョ
ブとの関連性、例えばジョブ内での実行の順序や、その
ジョブでそのファイルを処理する範囲などを記述する
(ステップ12)。このようにして1つのジョブに対し
て、少なくとも1個以上で原則として複数のファイルに
つき、ファイル名とリンク情報並びに関連性を記述す
る。これらのデータはジョブブロックの属性情報となる
(ステップ13)。ジョブのブロックが複数ある場合同
様の処置を各ジョブ毎に行う(ステップ14)。ジョブ
のブロックをグループ化する場合(ステップ15)、ス
テップ16でグループ内の各ブロックの属性情報とブロ
ック間の関連性をグループの属性情報として記述し、グ
ループの作成が終わるまでグループの属性情報の作成を
繰り返す(ステップ17)。
【0028】グループ化が終了すると結合子からステ
ップ18へ進み、ジョブ実行後の後処理などが必要な場
合(ステップ18)、ジョブの種類毎に後処理などの内
容を記述し、これを後処理の属性情報とする(ステップ
19)。またジョブ実行中のトラブルなどのイベント発
生に対して処置を記述する場合、イベントの種類とそれ
に対する処置を属性情報として記述する。このようにし
て図1の構造化文書4を作成すると、処理を実行するサ
ーバへ構造化文書を転送する(ステップ20)。この
時、処理対象のファイル自体は転送する必要がなく、ま
た処理対象のファイル自体は物理的にはバラバラで良
く、1つにまとめたファイルを作成する必要もない。さ
らにどのファイルをどのように処理するかは適宜に指定
して容易に変更することができ、ファイル内での処理範
囲も容易に指定できる。
【0029】図1の構造化文書4の転送を受けたサーバ
側では、該当するジョブへの実行の順番が来るのを待っ
て、必要なファイルを取得し、実行する。このためサー
バ側でジョブの指示を受けた後、実行までの間、大きな
画像ファイルなどを保管する必要がない。
【0030】図5に、ファイル管理用の構造化文書の例
を示す。この構造化文書はXML形式で記述され、画像デ
ータを中心とする3つのブロックがあり、それらのブロ
ックIDは001〜003である。各ブロックに対して、ブロ
ックを構成するファイルの名称とリンク情報が記述さ
れ、ここではファイル間の関連性として各ファイルが占
めるページを記述してある。例えば<FileID>001での1
ページには”file01234”が割り当てられ、そのフォー
マットは”jpg”で、2〜4ページには”file01235”が
割り当てられ、そのフォーマットは”tif”である。こ
のようにファイルのフォーマットは任意であり、<FileI
D>002(ブロック2)での”file01239”のように画像フ
ァイル以外のファイルが混在していても良い。
【0031】図5では、<FileID>001のブロック1と<Fi
leID>003のブロック3とがグループ”G01”を構成し、
そのグループに関する権限を有する端末のアドレスが指
定され、ブロックとブロックとの関連性として、<FileI
D>001のブロックに続いて、<FileID>003のブロックが配
置されることが指定されている。また<FileID>002のブ
ロックは単独で1つのグループ”G02”を構成してい
る。
【0032】図6に、このようなファイルに対する、G
3ファクシミリとインターネットファクシミリを内容と
するジョブを指定した構造化文書を示す。この構造化文
書もXML言語で記載され、最初のジョブとして”SendFax
Job”が指定され、これはG3ファクシミリを送信する
ことで、ブロック”001”の”file01234”から1ページ
抽出してファクシミリし、”file01235”から2〜4ペ
ージを抽出してファクシミリし、”file01236”からは
5ページ目を抽出してファクシミリすることが指定され
ている。なお各ファイルに対してその全ページをファク
シミリ範囲として指定する必要はなく、ファイルの処理
範囲の単位、ここでは例えばページ単位、で指定すれば
よい。そしてG3ファクシミリ送信の”SendFaxJob”と
のジョブ指定では、ファイル名とそれらの順序が指定さ
れている。ここではファイルの指定の前に、ブロックを
指定しているが、ブロックの指定はなくても良い。
【0033】次のジョブはインターネットファクシミリ
を送信することで、ブロック”003”が指定され、”fil
e01240”から1ページを抽出し、”file01241”から2
〜10ページを抽出して送信することが指定されてい
る。”file01240”と”file01241”とではフォーマット
が異なるが、このようなことは問題とならない。
【0034】ジョブ実行時の補助的な後処理として、ト
ラブル発生時の対策に関するジョブが指定され、ファク
シミリ送信に関しては、トラブル発生時にはレポートを
指定された宛先へ送信することが指定されている。また
インターネットファクシミリに対しては、リストのレポ
ートを所定の形式で作成することが指定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例での、構造化文書により、複数のファ
イルをブロック化して管理し、かつこれらのファイルに
対するジョブを指定することを示す図
【図2】 実施例での構造化文書をLANでのファイル
管理に用いた例を示す図
【図3】 実施例でのファイル管理用の構造化文書の作
成アルゴリズムを示すフローチャート
【図4】 実施例でのジョブ管理用構造化文書の作成ア
ルゴリズムを示すフローチャート
【図5】 実施例でのファイル管理用構造化文書の例を
示す図
【図6】 実施例でのジョブ管理用構造化文書の例を示
す図
【符号の説明】
2,4 構造化文書 6〜8 ファイルのブロック 10 LAN 12 メールサーバ 14 ファクシミリサーバ 16 文書管理サーバ 18 クライアント端末

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイルへのリンク情報とファイ
    ル間の関連性を属性情報として記述した構造化文書を作
    成し、該構造化文書でのリンク情報に従って前記複数の
    ファイルにアクセスし、かつ記述された関連性に従って
    前記複数のファイルのデータを配置するようにした、構
    造化文書の処理方法。
  2. 【請求項2】 複数のファイルへのリンク情報と各ファ
    イルに対する処理を属性情報として記述した構造化文書
    を作成し、該構造化文書でのリンク情報に従って前記複
    数のファイルにアクセスし、かつ記述された処理に従っ
    て、前記複数のファイルを処理するようにした、構造化
    文書の処理方法。
  3. 【請求項3】 複数のファイルへのリンク情報とファイ
    ル間の関連性を属性情報として記述した、構造化文書。
  4. 【請求項4】 複数のファイルに対して、該ファイルへ
    のリンク情報と処理の内容を属性情報として記述した、
    構造化文書。
  5. 【請求項5】 複数のファイルへのリンク情報とファイ
    ル間の関連性を属性情報として記述した、構造化文書の
    データ構造。
  6. 【請求項6】 複数のファイルに対して、該ファイルへ
    のリンク情報と処理の内容を属性情報として記述した、
    構造化文書のデータ構造。
  7. 【請求項7】 複数のファイルからなるブロックを設け
    て、ブロック内の各ファイルへのリンク情報とファイル
    間の関連性とを、前記ブロックの属性情報として記述し
    た、請求項5または6の構造化文書のデータ構造。
  8. 【請求項8】 複数のブロックからなるグループを設け
    て、グループ内の各ブロックの属性情報とブロック間の
    関連性を、前記グループの属性情報として記述した、請
    求項7の構造化文書のデータ構造。
  9. 【請求項9】 複数のファイルに対する、リンク情報の
    入力とファイル間の関連性の入力とを受け付けるための
    命令と、該リンク情報とファイル間の関連性を構造化文
    書でのファイルの属性情報として付与するための命令と
    を備えた、構造化文書の処理プログラム。
  10. 【請求項10】 複数のファイルに対する、リンク情報
    の入力と処理内容の入力とを受け付けるための命令と、
    該リンク情報と処理内容とを属性情報として付与した構
    造化文書を作成するための命令とを備えた、構造化文書
    の処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301752A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Olympus Corp ファイル管理方法及びファイル管理ソフトウェア

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