JP2003307887A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003307887A
JP2003307887A JP2002116475A JP2002116475A JP2003307887A JP 2003307887 A JP2003307887 A JP 2003307887A JP 2002116475 A JP2002116475 A JP 2002116475A JP 2002116475 A JP2002116475 A JP 2002116475A JP 2003307887 A JP2003307887 A JP 2003307887A
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Hideki Fujita
秀樹 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速の画像形成装置で幅の狭いシート状の転
写材への画像出力を大量に行った直後の幅の広いシート
状の転写材への画像出力時の画像ムラを抑制することが
できる画像形成装置を提供すること. 【解決手段】 幅W1以下の異なった幅を有するシート
状転写材上に画像を形成可能である画像形成装置であっ
て、前記幅W1よりも小なる幅W2を有する転写材への
一連の画像形成の直後に前記幅W2よりも大なる幅W3
を有する転写材への一連の画像形成を行う場合、前記幅
W1よりも小なる幅W2を有する転写材への一連の画像
形成の期間P2又はその直後の期間P3において、該転
写材の通過領域Ztiより外側の領域Zteに存在す
る、前記現像剤担持部材上のトナーを、前記静電潜像担
持部材へ転移させる.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の粉体トナーによる電子写真方式を
用いた画像形成装置であって、異なった幅を有するシー
ト状転写材上に画像を形成可能な画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、画像形成装置として急速に普及し
つつあるディジタル複写機を例にとって、電子写真方式
を用いた画像形成装置における画像形成動作について概
説する。
【0003】ディジタル複写機とは、図13に示すよう
な構成の画像形成装置をいい、該装置には,画像を電気
信号として入力する画像入力部91が配設されている。
該画像入力部91は、一般にCCD素子等によって構成
され、原稿からの反射光を光電変換によって電気信号に
変換するものである。
【0004】この変換された信号は、画像処理回路92
に入力され、8bitのディジタル信号にA/D変換さ
れた後、シェーディング補正及びLog変換が行われ
る。
【0005】したがって、変換後の画像データは原稿の
濃淡情報を8bit、すなわち0−255の階調で表す
ことができる。
【0006】さらに、このように処理を加えられた画像
データは、変調回路によって、そのデータ値の大きさに
比例したパルス幅、強度等に変調される。
【0007】半導体レーザ31は、この変調された信号
に基づいて駆動され、その出力光を走査することによ
り、画像データ値の大きさに応じた光出力が空間的に形
成される。
【0008】この光出力により潜像担持部材1を露光す
ることによって、読み込んだ画像データに対応する電荷
分布からなる潜像が潜像担持部材1上に形成され、この
電荷分布により形成される潜像を現像装置4によって顕
像化することによって、トナーが消費されることにな
る。
【0009】アナログ複写機の場合(図14)は、原稿
台911に載置された、画像情報を記録した原稿dへ,
蛍光灯やハロゲンランプ等から光を照射し、反射した光
を光電変換によって電気信号に変換する点が異なるのみ
であるので、詳述しない。
【0010】潜像担持部材1は、感光層11を有し、中
空のドラム状に形成されるのが一般的であり、軸X1を
中心としてA方向に回転駆動される(図15)。
【0011】現像装置4は、現像剤を収容する現像容器
41と現像剤担持部材42等から構成される(図1
0)。
【0012】現像剤担持部材42は、複数の磁極を有す
る固定された永久磁石44を内包したローラ状部材であ
り、該磁石の磁力により、磁性を有する現像剤を吸引す
る。
【0013】現像剤担持部材42上に担持された現像剤
は、現像剤担持部材42の軸X2を中心とする回転とと
もにB方向に搬送され、現像剤層規制部材43により、
薄層に形成され、現像領域Z1にて所定の間隙(距離G
1)を以って対向する潜像担持部材1上の静電潜像を現
像する。
【0014】前記間隙には、電源49により、電圧が周
期的に変化する現像バイアスE1が印加される。
【0015】こうして現像されたトナー画像は、転写領
域Z2において転写装置61によりC方向へ搬送される
シート状の転写材mに転写され、該転写材mは、分離装
置62により像担持部材1より分離される。
【0016】トナー像を担持した転写材mは、定着装置
7へ搬送され、そこで、トナーは転写材mに定着され、
最終プリントとして排出される。
【0017】ここで、X1、X2は平行であり、これら
二の軸とCは垂直である(図15)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】一般に、画像形成装置
は、複数の大きさのシート状転写材を使用可能である
(例 JIS規格のA3,A4 米国等での業界標準で
あるLETTER、LEGAL)。
【0019】さらに、同一のシート状転写材でも、画像
形成装置の転写材収容装置90への載置方法には2通り
ある(図11)。
【0020】なお、901,902は、シート状転写材
の寸法及び載置方法に応じて移動させ、シート状転写材
を固定する案内部材である。
【0021】ここで、幅の狭いシート状転写材での出力
を連続して行った場合、現像剤担持部材上の転写材が通
過する領域Ztiのトナーは消費されるが、それより外
側の領域Zteのトナーは消費されない(図12)。
【0022】この場合、トナーが消費されないと、現像
担持部材や現像剤層形成部材の近傍において受ける圧縮
力や摩擦による熱によりトナーとしての性質が劣化し、
結果として画像濃度等が低下する。
【0023】幅の狭いシート状転写材での出力を連続し
て行った後に、幅の広いシート状転写材での出力を行う
と、幅方向で画像ムラが生じる(図16)。
【0024】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、高速の画像形成装置で幅の狭いシート状の転写材
への画像出力を大量に行った直後の幅の広いシート状の
転写材への画像出力時の画像ムラを抑制することができ
る画像形成装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1記載の発明は、無端移動する潜像担持部材、粉
体トナーを含む現像剤を収容する現像容器並びに該現像
容器の開口部に配設されて現像領域Z1において該潜像
担持部材に対向して無端移動する現像剤担持部材を備え
た現像装置及び前記潜像担持部材上に形成されたトナー
画像を、転写領域Z2において転写材へ転移するための
転写装置を備え、幅W1以下の異なった幅を有するシー
ト状転写材上に画像を形成可能である画像形成装置であ
って、前記幅W1よりも小なる幅W2を有する転写材へ
の一連の画像形成の直後に前記幅W2よりも大なる幅W
3を有する転写材への一連の画像形成を行う場合、前記
幅W1よりも小なる幅W2を有する転写材への一連の画
像形成の期間P2又はその直後の期間P3において、該
転写材の通過領域Ztiより外側の領域Zteに存在す
る、前記現像剤担持部材上のトナーを、前記静電潜像担
持部材へ転移させることとした。
【0026】上記目的を達成すべく、請求項2記載の発
明は、請求項1に記載の画像形成装置において,期間P
2又はP3において前記静電潜像担持部材へ転移させ
る、該転写材の通過領域Ztiより外側の領域Zteに
存在する前記現像剤担持部材上のトナーの量を、現像剤
担持部材の現像剤存在領域の幅W1よりも小なる幅W2
を有する転写材の出力回数に応じて変化させる。ことと
した。
【0027】上記目的を達成すべく、請求項3記載の発
明は、請求項1乃至2の一に記載の画像形成装置におい
て、一様に帯電された潜像担持部材上の、トナーが付着
すべき領域の電位を光により低下させることとした。
【0028】上記目的を達成すべく、請求項4記載の発
明は、請求項1乃至3の一に記載の画像形成装置におい
て、現像剤は、一成分磁性であることとした。
【0029】上記目的を達成すべく、請求項5記載の発
明は、請求項1乃至4の一に記載の画像形成装置におい
て、現像剤を構成するトナーの重量平均粒径は、9um
以下であることとした。
【0030】上記目的を達成すべく、請求項6記載の発
明は、請求項1乃至5の一に記載の画像形成装置におい
て、現像剤担持部材の移動速度は、420mm/s以上
であることとした。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0032】(第1の実施の形態)本発明の最良の実施
の形態たる第1の実施の形態を説明する。ただし、従来
例に係る画像形成装置との共通箇所には同一符号を付し
て説明を省略する。本画像形成装置は、A4サイズの転
写材の両面に85頁/分の速度で画像形成可能なデジタ
ル複写機プリンタである。
【0033】図2は現像装置4の断面図であり、該現像
装置4は、現像剤を収容せしめる樹脂製の現像容器41
のほか、現像剤担持部材たる非磁性金属製のスリーブ4
2、樹脂性の現像剤攪拌/搬送部材45a,45b,4
5c、非磁性金属製の現像剤量規制部材43等を備えて
いる。
【0034】現像容器41は、最大奥行320mm最大
高さ45mm最大幅約120mmの現像剤収容空間を有
し、3つの現像剤攪拌領域からなる。
【0035】最上流の現像剤攪拌領域40aには、攪拌
半径23mmの現像剤攪拌搬送部材48a,中流の現像
剤攪拌領域40bには、攪拌半径31mmの現像剤攪拌
搬送部材45b,最下流の現像剤攪拌領域40cには、
攪拌半径18mmの現像剤攪拌搬送部材45c,が配設
されており、移動速度780mm/sにて回転する。
【0036】スリーブ42は、厚さ0。7mm,外径3
2。3mmの中空円筒形状を呈し,S1,S2,S3,
N1,N2及びN3の6つの磁極を有する固定された永
久磁石44を内包しており、該磁石の磁力により、磁性
を有するトナーを吸引し、スリーブ42上に担持された
トナーは、磁性金属製のトナー量規制部材43により、
薄層に形成され、現像領域にて215umの間隙を以っ
て対向する静電潜像担持部材1上の静電潜像を現像す
る。
【0037】スリーブ42は,その中央部42cがガラ
ス微粒子の吹き付け処理により粗面化されており,この
部分にのみ現像剤を担持する。中央部42cの幅W1は
307mmである。スリーブ42の端部42eは,鏡面
に仕上げられている。スリーブ42の全幅Wは,326
mmである。トナー量規制部材43は、厚さ1。6m
m,幅314mmの板状に形成され、スリーブ42との
間隙は230umである。スリーブ42は、アルミ合金
の基材上に厚さ19umのニッケル‐リンめっき層、さ
らにその上に厚さ1umのクロムめっき層が形成された
中空円筒で、580mm/sの速度にて、B方向に回転
する。上記間隙には、電源48により、振幅1000
V、周波数2700Hzの矩形交流電圧に280Vの直
流電圧を重畳したものが印加される。
【0038】潜像担持部材1は、450mm/sの速度
で回転する外径108mm、幅W3=360mmのドラ
ム状を呈し、一次帯電装置2により、一様に450Vの
電位にされたのち、レーザ光による潜像形成がなされ
る。
【0039】画像濃度により異なるが、トナーが付着す
べき領域では、レーザ光照射により最低50Vまで電位
が低下する〔図6〕。
【0040】本発明の実施の形態に係る画像形成装置で
使用可能な最大のシート状の転写材のサイズはJIS規
格A3であるところ、JIS規格B4,A4,A5,A
6等のサイズの転写材をその長辺が搬送方向に平行にな
るように使用し、複数回の出力を実行した場合,及びJ
IS規格A5,A6等のサイズの転写材をその短辺が搬
送方向に平行になるように使用し、複数回の出力を実行
した場合,これらの転写材の幅W2は、JIS規格A3
の幅W1より小であるため、W2なる幅を有する領域Z
tiより外側の領域Zteに存在する現像剤担持部材上
のトナーが消費されないこととなり、直後にJIS規格
A3サイズ等、幅W2より大なる幅を有する転写材等に
画像出力を行うと、幅方向で画像ムラが生じるのは前述
のとおりである。
【0041】そこで、転写材の幅が、幅W1より小なる
転写材への画像形成を行った直後に行うW2より大なる
幅を有する転写材への画像出力命令を受けた直後から、
幅W2より外側の領域Zteに存在する現像剤担持部材
上のトナーを消費させ、幅W5を有するZtwなるトナ
ー帯部を潜像担持部材上に形成する〔図1〕〔図2〕。
【0042】ただし、転写材汚れを防止するため、転写
材とは長手方向にW6、進行方向にL2なる距離を以っ
て形成する点及びトナー帯形成の手段が、画像露光の強
度を通常の0(相対値)からIv(相対値)へ増加させ
ることにより、潜像担持部材の電位をΔVsだけ低下さ
せる。
【0043】表1に示す如く、Iv及びΔVsは、幅W
1よりも小なる幅W2を有する転写材の出力回数Nms
が大きくなるにつれて増加する。
【0044】現像剤としては、磁性粒子を樹脂中に分散
した1成分磁性トナーが使用される。トナーの重量平均
径は7μmである。
【0045】トナーの粒度分布は種々の方法により測定
できるがここでは、コールター社のコールターカウンタ
ーTA−II型(商標)を用いた。電解液として1%N
aCl水溶液中に界面活性剤を数滴加えたものに、数m
gの試料を数分間、超音波分散させ100μmのアパー
チャーを通して、2〜40μmの粒子の粒度分布を計数
した。トナーのバインダー(結着樹脂)は一般的にはス
チレン系のスチレンアクリル共重合体、スチレンブタジ
エン共重合体等や、フェノール樹脂、ポリエステル等、
があげられる。ここでは、スチレンアクリル共重合体と
スチレンブタジエン共重合体を8:2の割合で用いた。
【0046】電荷制御剤(通常はトナーに内添されてい
るが外添も可能)として、ニグロシン、4級アンモニウ
ム塩、トリフェニルメタン、イミダゾール等が用いられ
るが、ここではトリフェニルメタンを(樹脂成分100
に対して)2部内添した。
【0047】また加熱定着用トナーの場合、いわゆるワ
ックスを内添分散させるが、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、パラフィン等があげられ
る。
【0048】磁性を帯びさせるために、マグネタイト、
フェライト等の酸化鉄を分散させるが、その量は60〜
100部程度が一般的である。
【0049】トナーへの外添剤は、主として流動性付与
のためのシリカを0。1〜5質量部程度外添する。この
シリカは、トナー粒子と現像剤担持部材の間に介在し現
像剤担持部材の摩耗を軽減する働きも持つ。またトナー
同志の凝集を防ぎ現像剤担持部材に接しているトナー
と、接していないトナーの入れ替わりを促進する役割も
ある。さらに、トナーにはチタン酸ストロンチウム等を
外添する場合もある。これは、ドラムに対する研磨剤の
役割を果たし、ドラムにフィルミング的に付着するトナ
ーを研磨除去する効果がある。
【0050】常温常湿環境(23℃、60%RH以下同
じ)の現像剤担持部材上の帯電量は8〜12mC/k
g,塗布量は、0。7〜0。9mg/cmである。
【0051】表2に、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置の性能を示した。
【0052】記載のデータは、常温常湿環境において、
図4に示す画像を、図3に示す順番で転写材の大きさ及
び出力頁枚数(Nms1,Nms2)を変えながら複写
することを500回反復した場合のものである。ΔDr
は、直径5mmで画像反射濃度0。3の円形原稿を複写
したA4サイズのコピー上の前側2点奥側2点合計4点
の平均値と、中央4点の平均値との差である。画像反射
濃度は、Macbeth社の反射濃度計RD914型
(商標)を用いて測定した。ηtctsmiは、トナー
消費率(単位:mg/頁)であり、次式で与えられる。
【0053】(式1) ηtctsmi =(Wdevai− Wdevaf)
/2001 さらに、Wdevaiは、現像装置の初期重量(単位:
mg)、Wdevafは、現像装置の画像出力後の重量
(単位:mg)である。
【0054】ここでいう画像出力とは、常温常湿環境に
おいて、図3に示す順番で転写材の大きさを変えながら
図4に示す画像形成を行った場合のものである。
【0055】トナー飛散は、常温常湿環境において、図
4に示す画像をA4サイズの転写材へ両面連続10万頁
複写した後の画像形成装置内部のトナー汚れを主観的に
評価したもので、◎は、「ほとんど汚れていない」、○
は、「うっすらと汚れている」、△は、「かなり汚れて
いるが、画像上には現れない」、×は、「かなり汚れて
おり、画像上に現れることがある」という意味である。
【0056】画質も、常温常湿環境において、図4に示
す画像をA4サイズの転写材へ両面連続10万頁複写し
た後の主観的に評価に基づく。表2を参照すれば、本発
明の優位性が理解できる。
【0057】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。なお、既に説明した実施の形
態との共通箇所の説明は省略する。
【0058】本発明の実施の形態は、Iv及びΔVs
は、出力回数Nmsにかかわらず一定である点が第1の
実施の形態と大きく異なり、Iv=40、ΔVs=75
である。
【0059】その他の点については同様であるので、説
明を割愛する。
【0060】表2を参照すれば、ΔDrが第1の実施の
形態には劣るものの、従来技術に対する本発明の優位性
が理解できる。
【0061】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。なお、既に説明した実施の形
態との共通箇所の説明は省略する。
【0062】本発明の実施の形態は、転写材の幅が、幅
W1より小なる転写材への画像形成を行った直後に行う
W2より大なる幅を有する転写材への画像出力命令を受
けた直後から、幅W2より外側の領域Zteに存在する
現像剤担持部材上のトナーを消費させ、幅W5を有する
Ztwなるトナー帯を潜像担持部材上に形成する〔図
1〕〔図5〕点が第1の実施の形態と大きく異なる。
【0063】さらに、転写材汚れを防止するため、潜像
担持部材上において、転写材の両端からW5なる距離を
以って形成する点も異なる。
【0064】又,トナー帯形成の手段は、画像露光の強
度を通常の0(相対値)から80(相対値)へ増加させ
ることにより、潜像担持部材の電位を150V低下させ
ることであるため、トナー帯Ztwの画像反射濃度は、
本発明の第1の実施の形態よりもは高くなる。
【0065】その他の点については第1の実施の形態と
同様であるので、説明を割愛する。
【0066】表2を参照すれば、トナー飛散が第1の実
施の形態には劣るものの、従来技術に対する本発明の優
位性が理解できる。
【0067】(第4の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。なお、既に説明した実施の形
態との共通箇所の説明は省略する。
【0068】本発明の実施の形態は、画像形成方式がア
ナログである点が前述の実施の形態と大きく異なる。す
なわち、入力画像たる原稿からの反射光を、デジタル処
理せずに、潜像担持部材へ照射する。よって、コンピュ
ータ等からの情報を出力するプリンタとして使用できな
いのはいうまでもない。
【0069】さらに、一次帯電装置2により帯電された
潜像担持部材1のトナーが付着すべき領域では、電位は
低下せず、トナーが付着すべきでない領域の電位が最低
で50Vまで電位が低下する〔図7〕。
【0070】さらに、トナーは、本発明において磁性ト
ナーに使用される結着樹脂として、例えば、ビニル系モ
ノマーの単重合体または共重合体さらに、ポリエステ
ル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フエノール樹
脂、脂肪族または脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹
脂、ハロパラフイン、パラフインワツクス等;が挙げら
れる。これらは、単独または混合して使用できる。
【0071】なかでも、トナーの現像特性を考慮すると
スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂
が結着樹脂として特に好ましく用いられる。
【0072】上述したような結着樹脂は、トナーとして
の耐オフセツト性を考慮した場合、架橋剤で架橋された
ビニル系重合体,ビニル系共重合体またはそれらの混合
物であることがさらに好ましい。
【0073】架橋剤は、他のモノマー成分100部に対
して、0。01−5部(さらには0。03−3部)用い
ることが好ましい。
【0074】これらの架橋剤のうち、芳香族ジビニル化
合物(特にジビニルベンゼン)及び芳香族基及びエーテ
ル結合を含む鎖で結ばれたジアクリレート化合物類が挙
げられる。この両者のうち、少なくとも一方が結着樹脂
に使用されることが特に好ましい。
【0075】本発明の磁性トナーに含まれる磁性材料と
しては、マグネタイト、マグヘマタイト、フエライトの
如き酸化鉄、及び他の金属酸化物を含む酸化鉄;Fe,
Co,Niのような金属、或いは、これらの金属とA
l,Cu,Pb,Mg,Sn,Zn,Sb,Be,B
i,Cd,Ca,Mn,Se,Ti,W,Vのような金
属との合金、及びこれらの混合物等が挙げられる。
【0076】本発明の磁性トナーは、荷電制御剤とし
て、アセチルアセトン金属錯体、サリチル酸金属錯体、
アルキルサリチル酸金属錯体、ジアルキルサリチル酸金
属錯体、ナフトエ酸金属錯体、モノアゾ金属錯体が特に
好ましく用いられる。
【0077】常温常湿環境の現像剤担持部材42上での
トナーの帯電量は−6〜10mC/kg,塗布量は、
0。7〜0。9mg/cmである。
【0078】現像剤担持部材42は、負帯電性トナーへ
の帯電性能を最適化すべく、その最外層に、フェノール
等の樹脂にカーボングラファイト等の導電性粒子を分散
させた厚さ10から14μmの層を備える。
【0079】また、転写材汚れを防止するため、潜像担
持部材上において、転写材の両端からW5なる距離を以
って形成する点も異なる。
【0080】ここで、アナログ方式の画像形成装置の例
に漏れず、本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、
潜像担持部材上1において、領域Zte及びそれぞれの
転写材とその次に搬送される転写材の間の領域へのトナ
ー付着を防止するための非画像部露光装置3’を備える
(図8)が、トナー帯形成の手段は、潜像担持部材上1
において、それぞれの転写材とその次に搬送される転写
材の間の領域にトナーが付着するような時期に非画像部
露光装置3’を構成する発光手段31’を消灯するかま
たは発光手段31’からの光を遮断する遮断部材32’
を作動させる(F方向に動く)ことによる。
【0081】その他の点については第1の実施の形態と
同様であるので、説明を割愛する。
【0082】表2を参照すれば、画質が第1の実施の形
態には劣るものの、従来技術に対する本発明の優位性が
理解できる。
【0083】(第5の実施の形態)本発明の実施の形態
においては、現像剤は、磁性キャリアと非磁性トナーか
ら構成される二成分である点が、発明の実施の形態1と
異なる。
【0084】ただし,二成分現像剤を用いる現像装置に
おいては,内部を循環するキャリアと画像形成により消
費されることにより補給されるトナーとの十分な混合の
ための攪拌が重要であるため,この目的を達成するため
の現像剤攪拌搬送部材は,スクリュー状のものを用いる
ことが一般的である。
【0085】現像剤攪拌搬送部材48aは,現像剤をK
1方向へ移動させ,現像剤攪拌搬送部材48bは,現像
剤をK2方向へ移動させる(図9)。
【0086】2つの現像剤攪拌領域40a及び40b
は,それぞれ,現像容器の一部としての隔壁40dによ
り仕切られており,現像剤は該隔壁を乗り越えることが
できない。ただし,端部においては約1cmの切欠部を
有し,現像剤がC方向に移動できる。
【0087】また、最下流に位置する現像剤攪拌搬送部
材48cは,円筒状の部材48ccの外周に8枚の羽根
48が取着して成る。
【0088】さらに,キャリアとトナーの混合比率も一
定に維持することも重要であるため,現像容器40の底
部には,該混合比率の検知部材が配設されており,トナ
ー補給装置を制御する。
【0089】表2によれば,トナー飛散の点で発明の実
施の形態1には及ばないものの,従来技術の実施の形態
に比して優位性を有することが理解できる。
【0090】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態を説明するが、発明の実施の形態1との共
通箇所の説明は省略する。
【0091】本発明の実施の形態においては、現像剤を
構成するトナーの重量平均粒径は、10umである点が
発明の実施の形態1と異なる。表2によれば,画質の点
で発明の実施の形態1には及ばないものの,従来技術の
実施の形態に比して優位性を有することが理解できる。
【0092】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態を説明するが、発明の実施の形態1との共
通箇所の説明は省略する。
【0093】本発明の実施の形態においては、現像剤担
持部材の外周移動速度が400mm/sと低速である点
が発明の実施の形態1と異なる。
【0094】さらに,潜像担持部材の外周移動速度すな
わち画像形成速度も低く(225mm/s)せざるを得
ないため,画像出力速度も低く(A4サイズの転写材の
両面に45頁/分)なる。
【0095】画像出力生産性の点で発明の実施の形態1
には及ばないものの,表2によれば,それ以外の点でほ
ぼ同等の性能を有することが理解できる。
【0096】(従来技術による形態1)本形態に係る画
像形成装置は、幅W1よりも小なる幅W2を有する転写
材への一連の画像形成の直後に前記幅W2よりも大なる
幅W3を有する転写材への一連の画像形成を行う場合、
前記幅W1よりも小なる幅W2を有する転写材への一連
の画像形成の期間P2又はその直後の期間P3において
も、該転写材の通過領域Ztiより外側の領域Zteに
存在する、前記現像剤担持部材上のトナーを、前記静電
潜像担持部材へ転移させることがない点のみが、前述の
本発明の第1の実施の形態と異なる。
【0097】(従来技術による形態2)本形態に係る画
像形成装置は、幅W1よりも小なる幅W2を有する転写
材への一連の画像形成の直後に前記幅W2よりも大なる
幅W3を有する転写材への一連の画像形成を行う場合、
前記幅W1よりも小なる幅W2を有する転写材への一連
の画像形成の期間P2又はその直後の期間P3において
も、該転写材の通過領域Ztiより外側の領域Zteに
存在する、前記現像剤担持部材上のトナーを、前記静電
潜像担持部材へ転移させることがない点のみが、前述の
本発明の第5の実施の形態と異なる。
【0098】以上本発明の実施の形態をいくつか掲げた
が、これらに限定されるものではなく、例えば、二以上
の現像剤担持装置を有する現像装置や、トナー規制装置
として現像剤担持装置に接触する方式の現像装置、現像
剤担持装置及び当該現像剤担持装置に内包される磁界発
生装置が共に回転する現像装置、静電潜像担持部材に接
触する現像装置を有する画像形成装置等でもよい。
【0099】転写装置についても、転写材又は潜像担持
部材に接触するブレード、ベルト、ローラ等を備える方
式であってもよい。換言すれば、本発明の属する技術分
野における通常の知識を有する者にとって、あるいは、
本発明の趣旨に鑑みれば些細な置換、転用、付加等と認
められるすべての変更は、本発明の思想の範疇内に包含
されることは勿論である。
【0100】
【表1】
【0101】
【表2】
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速の画像形成装置で幅の狭いシート状の転写材への画
像出力を大量に行った直後の幅の広いシート状の転写材
への画像出力時の画像ムラを抑制することができる画像
形成装置を提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置要部の立面図である。
【図2】現像装置の断面図である。
【図3】画像出力の手順を示す図である。
【図4】出力画像を示す図である。
【図5】画像形成装置要部の立面図である。
【図6】潜像担持部材の電位を説明する図である。
【図7】潜像担持部材の電位を説明する図である。
【図8】非画像域露光装置の斜視図である。
【図9】現像装置の立面図である。
【図10】現像装置の断面を示す正面図である。
【図11】シート状転写材の載置方法を説明する図であ
る。
【図12】領域Zti及び領域Zteを説明する図であ
る。
【図13】ディジタル複写機の断面を示す正面図であ
る。
【図14】アナログ複写機の断面を示す正面図である。
【図15】潜像担持部材、現像担持部材及び転写材の位
置的関係を示す斜視図である。
【図16】画像ムラを説明する図である。
【符号の説明】
d 現像剤 1 静電潜像担持部材 4 現像装置 41 現像容器 42 現像剤担持部材(スリーブ) 45 現像剤攪拌搬送部材 61 転写装置 m シート状の転写材 Z1 現像領域 Z2 転写領域 Zti 転写材の通過領域 Zte Ztiの外側の領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507 G03G 15/08 507A 21/14 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA45 DC10 EA07 EC06 EC08 EC14 ED07 EE01 EF09 EF11 2H076 AB05 CA16 CA17 CA18 2H077 AA15 AB02 AB14 AB15 AB18 AC02 AC04 AD02 AD06 AD13 AD18 AD23 AD36 BA03 CA02 CA19 DA20 DA22 DB06 DB13 EA03 FA03 FA04 FA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端移動する潜像担持部材、粉体トナー
    を含む現像剤を収容する現像容器並びに該現像容器の開
    口部に配設されて現像領域Z1において該潜像担持部材
    に対向して無端移動する現像剤担持部材を備えた現像装
    置及び前記潜像担持部材上に形成されたトナー画像を、
    転写領域Z2において転写材へ転移するための転写装置
    を備え、幅W1以下の異なった幅を有するシート状転写
    材上に画像を形成可能である画像形成装置であって、 前記幅W1よりも小なる幅W2を有する転写材への一連
    の画像形成の直後に前記幅W2よりも大なる幅W3を有
    する転写材への一連の画像形成を行う場合、前記幅W1
    よりも小なる幅W2を有する転写材への一連の画像形成
    の期間P2又はその直後の期間P3において、該転写材
    の通過領域Ztiより外側の領域Zteに存在する、前
    記現像剤担持部材上のトナーを、前記静電潜像担持部材
    へ転移させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 期間P2又はP3において前記静電潜像
    担持部材へ転移させる、該転写材の通過領域Ztiより
    外側の領域Zteに存在する前記現像剤担持部材上のト
    ナーの量を、現像剤担持部材の現像剤存在領域の幅W1
    よりも小なる幅W2を有する転写材の出力回数に応じて
    変化させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 一様に帯電された潜像担持部材上の、ト
    ナーが付着すべき領域の電位を光により低下させる請求
    項1又は2の一に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像剤は、一成分磁性である請求項1乃
    至3の一に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 現像剤を構成するトナーの重量平均粒径
    は、9um以下である請求項1乃至4の一に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 現像剤担持部材の移動速度は、420m
    m/s以上である請求項1乃至5の一に記載の画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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