JP2003307423A - シミュレーター、ナビゲーションシステム、およびプログラム - Google Patents

シミュレーター、ナビゲーションシステム、およびプログラム

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JP2003307423A
JP2003307423A JP2002114499A JP2002114499A JP2003307423A JP 2003307423 A JP2003307423 A JP 2003307423A JP 2002114499 A JP2002114499 A JP 2002114499A JP 2002114499 A JP2002114499 A JP 2002114499A JP 2003307423 A JP2003307423 A JP 2003307423A
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Japan
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simulator
movement simulation
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movement
simulation
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Takehisa Yamaguchi
武久 山口
Takeshi Satake
剛 佐竹
Sadao Morikawa
禎夫 森川
Akira Horikawa
顕 堀川
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実在する場所に基づく仮想的な空間を移動す
る移動シミュレーションの結果を実際の移動時に直接利
用可能なシミュレーターを提供する。 【解決手段】 シミュレーター3が、ネットワーク10
0を介して、情報管理サーバ10からデータを受信し
て、実在する場所に基づく仮想的な空間を自動車20で
走行する移動シミュレーションを実施する。その移動シ
ミュレーションに基づいて、実在する場所における位置
情報と、自動車20に搭載されたカーナビシステム20
0における表示や音声の出力動作を制御する出力制御情
報とを関連づけた制御データを作成し、自動車20がシ
ミュレーター3において移動シミュレーションを行った
実在する場所を実際に走行して移動する際に、自動車2
0に搭載されたカーナビシステム200が現在の位置を
検出して、現在の位置に対応する移動シミュレーション
での映像や音声を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実在する場所に基
づく仮想的な空間を移動するシミュレーション技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、実在する種々の場所におけるドラ
イブに関し、リアルな仮想的な空間で疑似走行(いわゆ
る、「バーチャルドライブ」)を体験することが可能な
シミュレーターが存在しており、ゲームセンターなど他
の場所に居ながらにして見知らぬ土地でのバーチャルド
ライブを体験し、楽しむことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシミュレーターにおいては、ユーザーは見知ら
ぬ土地でのバーチャルドライブを体験することができる
が、その装置における体験はその場で完結してしまい、
上記ユーザーが実際にバーチャルドライブを体験した場
所に行く際には、バーチャルドライブでの体験を思い出
しながらドライブをする以外は、特にバーチャルドライ
ブの結果を直接利用することができなかった。
【0004】また、上述した問題点は、バーチャルドラ
イブのみに限らず、その他実在する種々の場所に基づく
仮想的な空間を移動するシミュレーション一般に共通す
る問題である。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、実在する場所に基づく仮想的な空間を移動する
移動シミュレーションの結果を実際の移動時に直接利用
可能なシミュレーターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、実在する場所に基づく仮想的
な空間を移動する移動シミュレーションを行うシミュレ
ーターにおいて、ユーザーの操作に基づいて前記移動シ
ミュレーションを制御する制御手段と、前記移動シミュ
レーションに基づいて、前記実在する場所における位置
情報と、前記実在する場所を実際に移動するときの出力
装置における出力動作を制御する出力制御情報と、を関
連づけた制御データを作成するデータ作成手段とを備え
ることを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、ナビゲーション
システムであって、ユーザーの操作に基づいて、実在す
る場所に基づく仮想的な空間を移動する移動シミュレー
ションを行うシミュレーターと、前記実在する場所を実
際に移動する際に、現在の位置を検出して、前記現在の
位置に基づいた出力動作を行う出力装置とを備え、前記
シミュレーターが、前記移動シミュレーションに基づい
て、前記実在する場所における位置情報と、前記出力装
置における前記出力動作を制御する出力制御情報とを関
連づけた制御データを作成することを特徴とする。
【0008】また、請求項3の発明は、実在する場所に
基づく仮想的な空間を移動する移動シミュレーションを
行うシミュレーターにおいて、ユーザーの操作に基づい
て、前記移動シミュレーションを制御する制御手段と、
前記移動シミュレーションの移動経路に関連して実在施
設の情報を表示する表示手段と、前記表示手段の表示情
報に対するユーザーの応答操作に基づいて、前記実在施
設に関する予約を行う予約手段とを備えることを特徴と
する。
【0009】また、請求項4の発明は、シミュレーター
に含まれるコンピュータによって実行されることによ
り、前記シミュレーターを、請求項1または請求項3に
記載のシミュレーターとして機能させるプログラムであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】<1.ナビゲーションシステムの概要>図
1は、本発明の実施形態にかかるナビゲーションシステ
ム1の概要を示す図である。
【0012】図1に示すナビゲーションシステム1で
は、実在する場所に基づく仮想的な空間を自動車で走行
するバーチャルドライブをパーソナルコンピュータ(以
下、「パソコン」と称す)3において移動シミュレーシ
ョンとして実施し、パソコン3において、その移動シミ
ュレーションに基づいて、実在する場所における位置情
報と、実在する場所を実際にドライブしながら移動する
ときに出力装置として働く、自動車20に搭載されたカ
ーナビゲーションシステム(以下、「カーナビシステ
ム」と称す)200における表示や音声の出力動作を制
御する出力制御情報とを関連づけた制御データを作成す
る。なお、パソコン3は移動シミュレーションを行うシ
ミュレーターとして働くため、以下、パソコン3をシミ
ュレーター3と称す。
【0013】また、シミュレーター3において作成され
た制御データをカーナビシステム200に入力すること
で、自動車20が、シミュレーター3において移動シミ
ュレーションを行った実在する場所を実際に走行して移
動する際に、カーナビシステム200が、現在の位置を
検出して、現在の位置に基づく移動シミュレーションで
の結果を出力する出力動作を行う。
【0014】図1に示すように、実在する場所に基づく
仮想的な空間を移動する移動シミュレーションを行うシ
ミュレーター3と、上記移動シミュレーションに関する
データ(移動シミュレーションデータ)を配信する情報
配信業者の情報管理サーバ10と、音楽情報を配信する
音楽配信業者の音楽情報管理サーバ11と、その他種々
の店舗や施設などに設けられた複数のパソコン30a,
30bと、携帯電話などの無線通信装置からのデータを
受信する受信局260と、がネットワーク100に接続
されており、シミュレーター3と情報管理サーバ10と
は相互にデータを送受信し合うことができる。
【0015】シミュレーター3では、ネットワーク10
0を介してユーザーの要求に応じて情報管理サーバ10
から移動シミュレーションデータを受信し、移動シミュ
レーションを行うことができる。
【0016】また、パソコン30a,30bと情報管理
サーバ10とも相互にデータを送受信し合うことがで
き、パソコン30a,30bからネットワーク100を
介して、店舗や駐車場などの施設の情報を情報管理サー
バ10に提供することができ、逆に、情報管理サーバ1
0からパソコン30a,30bに各種情報を送信するこ
ともできる。つまり、シミュレーター3とパソコン30
a,30bとはネットワーク100および情報管理サー
バ10を介して、相互にデータを送受信し合うことがで
きる。シミュレーター3とパソコン30a,30bとの
間のデータの送受信については、シミュレーター3の動
作説明の際にさらに詳述する。
【0017】ここで、「ネットワーク」とは、データ通
信を行う通信回線網であり、具体的には、インターネッ
ト、LAN、WAN、CATVなどの、電気通信回線
(光通信回線を含む)により構成される各種の通信回線
網である。ネットワークに対する接続形態は、専用回線
などを利用した常時接続であってもよいし、アナログ回
線あるいはデジタル回線(ISDN)などの電話回線を
利用したダイアルアップ接続などの一時的な接続のいず
れであってもよい。また、その伝送方式は、無線方式お
よび有線方式のいずれであってもよい。
【0018】<1−1.シミュレーター3について>図
2は、本発明の実施形態にかかるシミュレーター3の概
要を説明する図であり、図2(a)は、パソコン3の外
観を示し、図2(b)は、シミュレーター3における機
能ブロック図を示している。
【0019】図2(a)に示すように、シミュレーター
3は、箱状の形状を有する処理部35と、操作部32
と、表示部34とを有している。
【0020】処理部35の前面には、光ディスク91を
挿入するドライブ101と、メモリカード92を挿入す
るドライブ102とが設けられている。
【0021】また、操作部32は、マウス111とキー
ボード112とを有しており、ユーザーから処理部35
に対する入力操作を受付ける。
【0022】表示部34は、例えばCRTで構成され、
表示手段として機能する。
【0023】また、図2(b)に示すように、シミュレ
ーター3の処理部35は、上記の操作部32および表示
部34に接続する入出力I/F36と、入出力I/F3
6に電気的に接続する制御部37とを備えている。ま
た、処理部35は、制御部37に電気的に接続する記憶
部39と、入出力I/F38とを備えている。
【0024】入出力I/F36は、操作部32および表
示部34と制御部37との間でデータの送受信をコント
ロールするためのインターフェースである。
【0025】記憶部39は、例えばハードディスクとし
て構成されており、移動シミュレーションを行うための
シミュレーションプログラムなどを格納する。
【0026】入出力I/F38は、ドライブ101、1
02を介して、記録メディアである光ディスク91、メ
モリカード92に対するデータの入出力を行うためのイ
ンターフェースである。また、入出力I/F38は、ネ
ットワーク100に電気的に接続され、ネットワーク1
00を介した情報管理サーバ10と処理部35とのデー
タの送受信もコントロールする。
【0027】制御部37は、CPU37aおよびメモリ
37bを有しており、パソコン3の動作を統括制御し、
ユーザーの操作やシミュレーションプログラムなどに基
づいて移動シミュレーションを制御する部位である。つ
まり、ユーザーによる操作部32の種々の操作に基づい
て、制御部37でシミュレーションプログラムが実行さ
れることにより、ユーザーは、移動シミュレーションを
行って、実在する場所に基づくバーチャルドライブを体
験することができる。
【0028】制御部37のメモリ37bには、光ディス
ク91に記録されているシミュレーションプログラムな
どのプログラムデータを入出力I/F38を介して格納
することができる。これにより、この格納したプログラ
ムをシミュレーター3における移動シミュレーションに
反映することができる。
【0029】また、制御部37は、ユーザーの操作に基
づいて当該制御部37で制御される移動シミュレーショ
ンに基づいて、移動シミュレーションでの仮想的な空間
に対応する実在する場所における位置情報と、実在する
場所を実際にドライブしながら移動するときに、出力装
置として働く自動車20に搭載されたカーナビシステム
200における表示や音声の出力動作を制御する出力制
御情報とを関連づけたデータを制御データとして作成す
る。そして、制御部37で作成された制御データは、入
出力I/F38と、ドライブ101または102とを介
して、記録メディアである光ディスク91、メモリカー
ド92に記録することができる。シミュレーター3にお
ける各種動作および制御データの作成については、シミ
ュレーター3の動作説明の際にさらに説明する。
【0030】<1−2.カーナビシステム200につい
て>図3は、自動車20に搭載されているカーナビシス
テム200の機能ブロック図を示している。
【0031】カーナビシステム200は、図3に示すよ
うに、自車位置特定手段(現在位置検出手段)として働
くジャイロコンパス24(以下、「ジャイロ」とも呼
ぶ)とGPS(Global Positioning System)25、カ
ーナビ制御部27、カーナビモニタ部23、カーナビス
ピーカ部28、地図データベース233、操作パネル2
35、およびカーナビ着装部21を備える車内セット
に、携帯電話26を着脱自在に接続して構成される。
【0032】カーナビ制御部27は、プログラム等や変
数を記憶する不揮発性メモリ(ROM)27bと、ワー
クエリアおよびVRAMとして機能するメモリ(RA
M)27aと、ROM27b中のプログラムに従った情
報処理を実行するCPU27cとを備えて構成されてい
る。そして、カーナビ制御部27はジャイロ24および
GPS25に接続されているため、ジャイロ24より取
得される自車の進行方向と、GPS25より取得される
自車の現在位置とを、地図データベース233と比較す
ることにより、カーナビモニタ部23に現在の自車の位
置と進行方向を地図上に表示することができる。なお、
地図データベース233は、例えば、ハードディスクと
して構成されており、地図情報などを記憶する。
【0033】カーナビ着装部21は、記録メディアであ
る光ディスク91またはメモリカード92などを着装す
るドライブである。そして、上述したシミュレーター3
において作成した制御データを記録した記録メディアで
ある光ディスク91またはメモリカード92を、カーナ
ビ着装部21に着装し、操作パネル235の移動シミュ
レーションボタン(図示省略)を押下すると、記録メデ
ィアである光ディスク91またはメモリカード92から
地図データベース233に、記録メディアに記録されて
いる制御データが入力されて記憶される。
【0034】そして、制御データが地図データベース2
33に入力されて記憶されると、自動車20が、シミュ
レーター3において移動シミュレーションを行った実在
する場所を実際に走行して移動する際に、カーナビ制御
部27は、GPS25より取得される自車の現在の位置
と、制御データに含まれる位置情報と比較することによ
り、カーナビモニタ部23に現在の自車の位置に対応す
る移動シミュレーションの結果である映像を出力する出
力動作を行う。
【0035】カーナビスピーカ部28は、カーナビ制御
部27の制御によって出力されるカーナビモニタ部23
における映像と同期した音声や警告音を制御データに基
づいて出力する。例えば、右折すべき交差点の少し手前
から、「次、右折して下さい!」との警告音声などを出
力する。また、カーナビスピーカ部28は、カーナビ制
御部27の制御の下で、地図データベース233に記憶
される制御データに含まれる出力制御情報に基づいて、
各種音楽を出力する。制御データに基づく音楽の出力に
ついてはさらに後述する。
【0036】携帯電話26は、カーナビシステム200
とネットワーク100とが各種データを送受信するため
の無線通信装置として使用され、携帯電話26は、カー
ナビ制御部27の制御の下で、受信局30cを介してネ
ットワーク100との間で、各種データの送受信を行
う。
【0037】<1−3.シミュレーター3の動作につい
て><1−3−1.移動シミュレーションについて>図
4は、移動シミュレーションにおけるドライブルートの
設定について示す図である。ユーザーが、シミュレータ
ー3において、記憶部39に格納されるシミュレーショ
ンプログラムを起動させた状態で、操作部32を種々操
作することによって出発地と目的地とを入力すると、ネ
ットワーク100を介して、情報管理サーバ10に、ユ
ーザーが入力した出発地と目的地に応じた地図情報を送
信するように要求する。
【0038】そして、その要求に応じて、情報管理サー
バ10からネットワーク100を介して、必要な地図情
報がユーザーのシミュレーター3に送信され、その地図
情報が記憶部39に記憶されて、図4に示すように表示
部34上に表示される。
【0039】さらに、ユーザーは、マウス111および
キーボード112からなる操作部32を種々操作するこ
とによって、図4に示すように、表示部34上に表示さ
れる地図情報上において、マウスポインタMPを移動さ
せつつ、マウス111の決定ボタン(図示省略)を押下
して、通過点CP1を設定することによって、出発地S
Pから目的地DPまでのドライブルートを設定する。な
お、図4では、ドライブルートを設定するために1点の
通過点CP1しか設定していないが、これに限られるも
のではなく、2点以上の複数の通過点(CP1,CP
2,CP3,・・・)を設定することによって、ドライ
ブルートを設定するようなものであっても良い。
【0040】また、上述したように、ユーザー自らが通
過点CP1を設定することでドライブルートを設定する
ことができるが、ドライブルートの設定はシミュレーシ
ョンプログラムにしたがって自動で行うこともできる。
【0041】さらに、図4に示すように、地図情報とと
もに表示部34の右上に出発時刻を設定する出発時刻設
定ボックスSTが表示され、出発時刻設定ボックスST
にマウスポインタMPを合わせて、マウス111の決定
ボタンを押下することによって、出発時刻設定ボックス
STにカーソルが出現し、キーボード112からの文字
の入力後、キーボード112の"リターン"キーの押下に
よって、出発時刻を設定することができる。
【0042】図5は、表示部34上に表示される移動シ
ミュレーションを例示する図である。図4で示した表示
部34上に表示される地図情報上において、出発地SP
から目的地DPまでのドライブルート、および出発時刻
を設定し、キーボード112の”リターン”キーを押下
すると、ユーザーが設定した内容に応じた移動シミュレ
ーションデータが情報管理サーバ10からネットワーク
100を介したシミュレーター3へ送信され、記憶部3
9に移動シミュレーションデータが記憶されて、移動シ
ミュレーションが開始される。
【0043】そして、表示部34上には、図5に示すよ
うに、表示部34全体に自動車の運転席からの視点に対
応した、実在する場所に基づく道路や風景などを含む仮
想的な空間の緻密な映像が表示され、表示部34の左下
に時刻を示す時刻表示TDおよび走行速度を示す速度表
示SDとが表示される。
【0044】また、ユーザーは操作部32を種々操作す
ることによって、走行速度など種々の走行条件を、設定
・変更することができ、その走行条件が表示部34上に
表示される移動シミュレーションに反映される。
【0045】なお、この移動シミュレーションでは、実
際のドライブルートの時間帯に応じた平均的な交通量に
基づいて、交通量が変化したり、時間帯によって、周囲
の明暗などが変化する。このように、移動シミュレーシ
ョンには、実際の環境が反映されたり、移動シミュレー
ション中のユーザーの種々の操作に基づいて走行条件を
変更することができるため、あたかも実在する場所をド
ライブしているかのような体験をすることができる。
【0046】また、ここでは、移動シミュレーションに
基づいて、移動シミュレーションでの仮想的な空間に対
応する実在する場所における位置情報と、自動車20に
よって、その移動シミュレーションと対応する実在する
場所を実際にドライブしながら移動するときにカーナビ
システム200における表示や音声の出力動作を制御す
る出力制御情報とを関連づけて制御データとして記憶部
39に一時的に記憶する。つまり、移動シミュレーショ
ンでの仮想的な空間に対応する実在する場所における位
置情報と、移動シミュレーションでの映像や音声を含む
出力制御情報とを関連づけた制御データを作成して記憶
部39に記憶する。
【0047】そして、移動シミュレーション終了後、記
憶部39に記憶された制御データを記録メディアである
光ディスク91やメモリカード92に記録して、自動車
20のカーナビシステム200に入力することによっ
て、自動車20による実際のドライブ時に、カーナビモ
ニタ部23に現在の自車の位置に対応する、移動シミュ
レーションの映像を表示する。
【0048】ここでは、移動シミュレーションが、実在
する場所に基づく仮想的な空間を自動車で走行するバー
チャルドライブであるため、実際のドライブによる移動
前に、実在する詳細な場所における移動シミュレーショ
ンを体験することができ、さらに、実際のドライブ時
に、カーナビモニタ部23に現在の自車の位置に対応す
る移動シミュレーションの映像を表示するため、確実に
目的地に着くことができる。
【0049】また、カーナビシステム200において、
現在の自車の位置に対応する実在する場所に基づく道路
や風景などを含む仮想的な空間の緻密な映像を表示する
には、情報量は膨大となるが、ナビゲーションシステム
1においては、事前に、限られたドライブルートに応じ
た移動シミュレーションに必要な情報のみを情報管理サ
ーバ10から受信するため、実際のドライブ時に、カー
ナビシステム200において仮想的な空間の緻密な映像
を表示するために必要な情報量を最小限とすることがで
きる。
【0050】<1−3−2.移動シミュレーションにお
ける施設の予約について>図6は、移動シミュレーショ
ンにおける施設の予約を行う画面を例示する図である。
シミュレーター3の表示部34上に表示される移動シミ
ュレーションには、その移動経路に沿って実在する店舗
や駐車場などの各種施設の情報が現れ、表示部34上に
おいてマウスポインタMPを移動させつつ、上記各種施
設にマウスポインタMPを合わせて、マウス111の決
定ボタンを押下すると、移動シミュレーションが一時停
止して、情報管理サーバ10から各種施設に関する情報
がシミュレーター3に送信されて、図6に示すように、
予約設定ボックスREが表示される。なお、予約設定ボ
ックスREが表示されている間は、移動シミュレーショ
ン内では時間は経過しない。
【0051】図6では、一例として、道路の左側のレス
トランに対して予約設定ボックスREが表示されている
状態を示している。図6に示すように、予約設定ボック
スREには、「店名」、「料理の種類」、および「店の
評価」などの各種情報が表示される。
【0052】また、図6に示すように、予約設定ボック
スRE内には、テーブル予約ボタンTR、駐車場予約ボ
タンPR、およびメニュー予約ボタンMRが表示され、
それらのボタンにマウスポインタMPを合わせて、マウ
ス111の決定ボタンを押下することによって、図示を
省略するが、「テーブル予約」、「駐車場予約」、およ
び「メニュー予約」に関する詳細情報が予約設定ボック
スRE内に表示され、ユーザーは、マウス111やキー
ボード112の各種操作によって、「テーブル予約」、
「駐車場予約」、および「メニュー予約」に関する各種
予約情報を設定することができる。例えば、図6に示す
ように、レストラン3について、5月5日の午後1時に
テーブルを予約し、駐車場スペースを1台分確保し、さ
らに、メニューについてもSPランチAを2人分予約す
るように設定することができる。
【0053】上述したように各種予約情報の設定後、キ
ーボード112の”リターン”キーを押下することによ
って、制御部37の制御の下で、ネットワーク100お
よび情報管理サーバ10を介してレストラン3に備えら
れたパソコン(例えば、パソコン30a)に上述した各
種予約情報を送信することによって、その各種予約情報
に沿って、実際にレストランをオンライン予約する。
【0054】このように、移動シミュレーションにおい
て、移動経路に関連して、実在するレストランのテーブ
ルや駐車場やメニューの予約など、実在施設の情報が表
示され、その表示された情報に対して、上述した予約情
報の設定および送信などの、ユーザーの応答操作に基づ
いて、実在する施設に関するオンライン予約を行うよう
な構成とすることによって、実際のドライブなどの移動
前に、シミュレーター3での移動シミュレーションにお
いて、予めレストランや駐車場などの施設のオンライン
予約をすることができるため、実際の移動時における時
間的な無駄や、失態を無くすことができるなど、上記移
動シミュレーションの結果を実際の移動時に直接利用す
ることができる。
【0055】また、ここでは、制御部37において、上
述した各種予約情報を出力制御情報に組み込んで制御デ
ータを作成して記憶部39に一時的に記憶し、移動シミ
ュレーション終了後、記憶部39に記憶された制御デー
タを記録メディアである光ディスク91やメモリカード
92に記録する。
【0056】その後、制御データを自動車20のカーナ
ビシステム200に入力することによって、実際のドラ
イブの移動時に、予約したレストラン3の近隣まで到着
すると、カーナビ制御部27の制御の下で、携帯電話2
6から受信局260、ネットワーク100を介して、レ
ストラン3のパソコン30aに到着間近であることを知
らせる情報を送信する。このような構成とすることによ
って、テーブルの準備や、メニューの準備などレストラ
ン3などにおける待ち時間を短くすることができるた
め、さらに、実際の移動時における時間的な無駄を省く
ことができる。
【0057】また、実際のドライブの移動時に、カーナ
ビ制御部27の制御の下で、現在の自車の位置、現在の
時間、現在の走行速度、および移動シミュレーションの
結果などから予想到着時刻を推定し、予想到着時刻を携
帯電話26から受信局260、ネットワーク100を介
して、レストラン3のパソコン30aに送信する。この
ような構成とすることによって、渋滞などで予定よりも
到着が遅れそうになった場合などは、レストラン3にお
いてテーブルや駐車場などの予約時間の調整を行うこと
ができるため、到着した際に、テーブルや駐車場などが
確保されていないなどといった失態を無くすことができ
る。
【0058】<1−3−3.移動シミュレーションにお
ける音楽の設定について>図7は、移動シミュレーショ
ンにおける音楽情報の設定画面を示す図である。シミュ
レーター3の表示部34上に移動シミュレーションが表
示されている状態で、キーボード112の"S"キーを押
下すると、上述した予約設定ボックスREを表示したと
きと同様に、移動シミュレーションが一時停止する。そ
して、音楽情報管理サーバ11からの音楽情報に関する
データが送信されて、図7に示すように、音楽設定ボッ
クスSBが表示される。なお、音楽設定ボックスSBが
表示されている間は、移動シミュレーション内では時間
は経過しない。
【0059】図7に示すように、音楽設定ボックスSB
には、「ポップス」、「ロック」、および「ジャズ」な
どの音楽のジャンルを選択することができるポップス選
択ボタンPB、ロック選択ボタンBB、およびジャズ選
択ボタンJBが表示され、それらのボタンのうちいずれ
かのボタンにマウスポインタMPを合わせて、マウス1
11の決定ボタンを押下することによって、図示を省略
するが、「ポップス」、「ロック」、および「ジャズ」
それぞれの曲名についてのリストアップ表示がなされ、
ユーザーは、マウス111やキーボード112の各種操
作によって、「ポップス」などの曲名を設定することが
できる。例えば、図7に示すように、「ポップス」につ
いて、"ポップス1"という曲を選曲して選曲情報を設定
することができる。
【0060】上述したように選曲情報を設定した後、キ
ーボード112の”リターン”キーを押下することによ
って、ネットワーク100および情報管理サーバ10を
介して音楽情報管理サーバ11から、設定した選曲情報
に沿って、音楽情報を受信し、記憶部39に記憶する。
そして、音楽情報の受信終了後、一時停止していた移動
シミュレーションが再開され、受信した音楽情報に基づ
く曲の演奏(出力)が開始される。
【0061】また、受信した音楽情報を出力制御情報に
組み込んで制御データを作成して一時的に記憶部39に
記憶する。
【0062】そして、移動シミュレーション終了後、記
憶部39に記憶された制御データを記録メディアである
光ディスク91やメモリカード92に記録して、その制
御データを自動車20のカーナビシステム200に入力
することによって、実際のドライブなどの移動時に、所
定の場所まで移動すると、制御データ内の予め設定され
た音楽情報に基づいて、カーナビシステム200のカー
ナビスピーカ部28から曲が出力される。なお、ここで
は、音楽情報を出力制御情報に組み込んで制御データを
作成したが、これに限れられるものではなく、例えば、
「波音」や「小鳥のさえずり」などの効果音に関する音
声情報を出力制御情報に組み込むようなものでも良い。
【0063】したがって、ここでは、事前の移動シミュ
レーションにおいて実際の移動時におけるカーナビスピ
ーカ部28を含む出力装置であるカーナビシステム20
0の出力動作を事前に設定することができるため、実際
の移動時には、出力装置に対して煩雑な操作をすること
なく、事前の移動シミュレーションに沿って、実際の移
動を楽しむことができる。
【0064】<1−3−4.シミュレーター3の動作フ
ローについて>図8は、シミュレーター3の動作の一例
を示すフローチャートであり、ここでのシミュレーター
3の各種動作は、記憶部39に格納されるシミュレーシ
ョンプログラムに基づいて制御部37によって制御され
る。
【0065】まず、シミュレーター3において、記憶部
39に格納されるシミュレーションプログラムを起動さ
せると、シミュレーションプログラムによる処理を開始
し、ステップS1に進む。
【0066】ステップS1では、移動シミュレーション
データを配信する情報管理サーバ10にアクセスし、ス
テップS2に進む。
【0067】ステップS2では、ユーザーの操作に基づ
いて出発地と目的地を設定し、ステップS3に進む。具
体的には、上述したように、シミュレーションプログラ
ムを起動させた状態で、操作部32を種々操作すること
によって出発地と目的地とを入力することによって、出
発地と目的地とを設定する。
【0068】ステップS3では、ステップS2において
設定した出発地と目的地に応じて、情報管理サーバ10
からネットワーク100を介して、必要な地図情報を受
信し、ステップS4に進む。なお、受信した地図情報は
記憶部39に一時的に記憶され、配信された地図情報は
表示部34上に表示される。
【0069】ステップS4では、ユーザーの操作に基づ
いてドライブルートと出発時刻を設定し、ステップS5
に進む。具体的には、図4に示すように、表示部34上
に表示される地図情報上において、ユーザーによるマウ
ス111とキーボード112の各種操作によって、出発
地SPから目的地DPまでのドライブルートと出発時刻
を設定する。
【0070】ステップS5では、制御部37が移動シミ
ュレーションを実施するか否かを判別する。ここでは、
ユーザーがキーボード112の"リターン"キーを押下す
ると、移動シミュレーションを実施すると判別し、ステ
ップS6に進む。また、ユーザーがキーボード112
の"ESC"キーを押下すると、移動シミュレーションを
実施しないと判別し、シミュレーションプログラムによ
る処理を終了する。
【0071】ステップS6では、ステップS4において
ユーザーが設定したドライブルートと出発時刻に応じた
移動シミュレーションデータを情報管理サーバ10から
ネットワーク100を介して受信し、ステップS7に進
む。なお、移動シミュレーションデータは記憶部39に
記憶される。
【0072】ステップS7では、移動シミュレーション
が開始され、ステップS8に進む。ここでは、図5に示
すように、ステップS6において受信した移動シミュレ
ーションデータに基づいて、表示部34全体に自動車の
運転席からの視点に対応した実在する場所(ステップS
4で示したドライブルート)に基づく仮想的な映像が表
示され、移動シミュレーションでの仮想的な空間に対応
する実在する場所における位置情報と、移動シミュレー
ションでの映像と音声を含む出力制御情報とを関連づけ
た制御データを作成して記憶部39に記憶する。
【0073】ステップS8では、ユーザーの操作に基づ
いて、音楽情報、および店舗などの予約情報などの各種
情報収集と、および予約設定などの各種設定を行い、ス
テップS9に進む。
【0074】例えば、音楽情報については、ユーザーの
操作に基づいて、移動シミュレーションを一時停止し
て、音楽情報管理サーバ11からの音楽情報に関するデ
ータを受信し、その音楽情報に関するデータから、図7
で示したようにユーザーの操作によって選曲情報を設定
すると、音楽情報管理サーバ11から設定した選曲情報
に沿って音楽情報を受信する。その後、一時停止してい
た移動シミュレーションが再開され、受信した音楽情報
に基づく曲の演奏が開始される。そして、この音楽情報
を出力制御情報に組み込んで制御データを作成して記憶
部39に記憶する。
【0075】また、予約情報および予約設定について
は、ユーザーの操作に基づいて、移動シミュレーション
を一時停止して、図6で示したように、店舗や駐車場な
どの実在する施設に関する各種予約情報を設定し、その
各種予約情報をネットワーク100および情報管理サー
バ10を介して、予約にかかる実在する施設に備えられ
たパソコン(例えばパソコン30a)に送信し、その各
種予約情報に沿って、実在する施設に関する予約を行
う。そして、設定した各種予約情報を出力制御情報に組
み込んで制御データを作成して記憶部39に記憶する。
【0076】ステップS9では、移動シミュレーション
を終了し、ステップS10に進む。
【0077】ステップS10では、制御部37がドライ
ブルートの修正がないか否かについて判別する。ここで
は、移動シミュレーションが終了すると、表示部34上
に、ドライブルートの修正をするか否かを問う表示がな
され、ユーザーがキーボード112の"Y"キーを押下す
ると、ドライブルートの修正がないと判別されて、ステ
ップS11に進む。一方、"N"キーを押下すると、ドラ
イブルートの修正があると判別されて、ステップS4に
戻る。
【0078】ステップS11では、ステップS10にお
ける判別結果に基づいてドライブルートを確定し、ステ
ップS12進む。
【0079】ステップS12では、制御部37がカーナ
ビシステム200用の出力制御データを作成するか否か
について判別する。ここでは、表示部34上に、カーナ
ビシステム200に適合した制御データを作成するか否
かを問う表示がなされ、ユーザーがキーボード112
の"Y"キーを押下すると、カーナビシステム200に適
合したカーナビ用の制御データを作成すると判別して、
ステップS13に進む。一方、"N"キーを押下すると、
カーナビシステム200に適合したカーナビ用の制御デ
ータを作成しないと判別して、シミュレーションプログ
ラムによる処理を終了する。
【0080】ステップS13では、制御部37がカーナ
ビシステム200に適合したカーナビ用の制御データを
作成し、ステップS14に進む。ここでは、ステップS
7〜S9において、記憶部39に記憶した、移動シミュ
レーションでの仮想的な空間に対応する実在する場所に
おける位置情報と、移動シミュレーションでの映像と音
声、および音楽情報、各種予約情報などを含む出力制御
情報とを関連づけた制御データに基づいて、カーナビ用
の制御データを作成する。
【0081】ステップS14では、ステップS13にお
いて作成されたカーナビ用の制御データを入出力I/F
38を介して記録メディアである光ディスク91、メモ
リカード92に記録し、シミュレーションプログラムに
よる処理を終了する。
【0082】以上のように、本発明の実施形態では、実
在する場所に基づく仮想的な空間を移動する移動シミュ
レーションに基づいて作成した、実在する場所における
位置情報と出力情報とを関連づけた制御データに基づい
て、出力装置が、上記実在する場所を実際に移動すると
きに、現在の位置を検出して、出力動作を行うような構
成とすることによって、上記移動シミュレーションの結
果に基づいて、上記実在する場所を実際に移動するとき
に出力装置の出力動作を制御することができるため、上
記移動シミュレーションの結果を実際の移動時に直接利
用することができる。
【0083】また、事前の移動シミュレーションにおい
て実際の移動時における出力装置の出力動作を予め設定
することができるため、実際の移動時には、出力装置に
対して煩雑な操作をすることなく、事前の移動シミュレ
ーションに沿って、実際の移動を楽しむことができる。
【0084】<2.変形例>以上、この発明の実施形態
について説明したが、この発明は上記説明した内容のも
のに限定されるものではない。
【0085】◎上述した実施形態では、出力装置が自動
車20に搭載されたカーナビシステム200であった
が、これに限られるものではなく、例えば、出力装置は
歩行者が持ち歩くことができる携帯電話などであっても
良い。
【0086】◎また、以上の実施形態では、シミュレー
ターがパソコン3であってが、これに限られるものでは
なく、例えば、シミュレーターは通信機能付きのゲーム
機などであっても良い。
【0087】◎また、以上の実施形態では、シミュレー
ターであるパソコン3と、出力装置であるカーナビシス
テム200とは、別々に分離した装置であったが、これ
に限られるものではなく、例えば、カーナビシステムが
シミュレーターの機能を有し、シミュレーターと出力装
置とが一体となったものであっても良い。
【0088】◎また、以上の実施形態では、出力装置で
あるカーナビシステム200において、移動シミュレー
ションでの映像と音声を出力していたが、これに限られ
るものではなく、移動シミュレーションでの音声のみを
出力するようなものであっても良い。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、実在する場所に基づく仮想的な空間を移動する
移動シミュレーションに基づいて、実在する場所におけ
る位置情報と、その実在する場所を実際に移動するとき
に出力装置の出力動作を制御する出力制御情報とを関連
づけた制御データを作成するような構成とすることによ
って、上記移動シミュレーションの結果に基づいて、上
記実在する場所を実際に移動するときに出力装置の出力
動作を制御することができるため、上記移動シミュレー
ションの結果を実際の移動時に直接利用することができ
る。また、事前の移動シミュレーションにおいて実際の
移動時における出力装置の出力動作を設定することがで
きるため、実際の移動時には、出力装置に対して煩雑な
操作をすることなく、事前の移動シミュレーションに沿
って、実際の移動を楽しむことができる。
【0090】また、請求項2の発明によれば、実在する
場所に基づく仮想的な空間を移動する移動シミュレーシ
ョンに基づいて作成した、実在する場所における位置情
報と出力情報とを関連づけた制御データに基づいて、出
力装置が、上記実在する場所を実際に移動するときに、
現在の位置を検出して、出力動作を行うような構成とす
ることによって、上記移動シミュレーションの結果に基
づいて、上記実在する場所を実際に移動するときに出力
装置の出力動作を制御することができるため、上記移動
シミュレーションの結果を実際の移動時に直接利用する
ことができる。また、事前の移動シミュレーションにお
いて実際の移動時における出力装置の出力動作を予め設
定することができるため、実際の移動時には、出力装置
に対して煩雑な操作をすることなく、事前の移動シミュ
レーションに沿って、実際の移動を楽しむことができ
る。
【0091】また、請求項3の発明によれば、実在する
場所に基づく仮想的な空間を移動する移動シミュレーシ
ョンにおいて、移動経路に関連して実在施設の情報が表
示され、その表示された情報に対するユーザーの応答操
作に基づいて、実在する施設に関するオンライン予約を
行うような構成とすることによって、実際のドライブな
どの移動前に、移動シミュレーションにおいて、予めレ
ストランや駐車場などの施設のオンライン予約をするこ
とができるため、実際の移動時における時間的な無駄
や、失態を無くすことができるなど、上記移動シミュレ
ーションの結果を実際の移動時に直接利用することがで
きる。
【0092】また、請求項4の発明によれば、請求項1
および請求項3に記載の発明と同様な効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるナビゲーションシステム1の概
要を示す図である。
【図2】本発明にかかるシミュレーター3の概要を示す
図である。
【図3】カーナビゲーションシステム200について示
す図である。
【図4】移動シミュレーションにおけるドライブルート
の設定について示す図である。
【図5】表示部14上に表示される移動シミュレーショ
ンを例示する図である。
【図6】移動シミュレーションにおける施設の予約を行
う画面を例示する図である。
【図7】移動シミュレーションにおける音楽情報の設定
画面を示す図である。
【図8】シミュレータ装置3の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ナビゲーションシステム 3 シミュレーター 10 情報管理サーバ 11 音楽情報管理サーバ 23 カーナビモニタ部 25 GPS 27 カーナビ制御部 28 カーナビスピーカ部 32 操作部 34 表示部(表示手段) 36 入出力I/F 37 制御部(制御手段、データ作成手段、予約手段) 38 入出力I/F 39 記憶部 91 光ディスク 92 メモリカード 100 ネットワーク 200 カーナビシステム(出力装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 禎夫 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 堀川 顕 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HC23 HC27 HD03 HD16 HD21 HD26 2F029 AA02 AB01 AB07 AB12 AC02 AC09 AC13 AC16 AC18 AC20 5H180 AA01 BB04 BB12 BB13 CC12 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実在する場所に基づく仮想的な空間を移
    動する移動シミュレーションを行うシミュレーターにお
    いて、 ユーザーの操作に基づいて前記移動シミュレーションを
    制御する制御手段と、前記移動シミュレーションに基づ
    いて、前記実在する場所における位置情報と、前記実在
    する場所を実際に移動するときの出力装置における出力
    動作を制御する出力制御情報と、を関連づけた制御デー
    タを作成するデータ作成手段と、を備えることを特徴と
    するシミュレーター。
  2. 【請求項2】 ナビゲーションシステムであって、 ユーザーの操作に基づいて、実在する場所に基づく仮想
    的な空間を移動する移動シミュレーションを行うシミュ
    レーターと、 前記実在する場所を実際に移動する際に、現在の位置を
    検出して、前記現在の位置に基づいた出力動作を行う出
    力装置と、を備え、 前記シミュレーターが、 前記移動シミュレーションに基づいて、前記実在する場
    所における位置情報と、前記出力装置における前記出力
    動作を制御する出力制御情報とを関連づけた制御データ
    を作成することを特徴とするナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 実在する場所に基づく仮想的な空間を移
    動する移動シミュレーションを行うシミュレーターにお
    いて、 ユーザーの操作に基づいて、前記移動シミュレーション
    を制御する制御手段と、 前記移動シミュレーションの移動経路に関連して実在施
    設の情報を表示する表示手段と、 前記表示手段の表示情報に対するユーザーの応答操作に
    基づいて、前記実在施設に関する予約を行う予約手段
    と、を備えることを特徴とするシミュレーター。
  4. 【請求項4】 シミュレーターに含まれるコンピュータ
    によって実行されることにより、前記シミュレーター
    を、請求項1または請求項3に記載のシミュレーターと
    して機能させるプログラム。
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