JPH1127749A - ソフトウェアのメンテナンスシステム、そのシステムに適した基地局側装置、およびソフトウェアのメンテナンス方法 - Google Patents

ソフトウェアのメンテナンスシステム、そのシステムに適した基地局側装置、およびソフトウェアのメンテナンス方法

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JPH1127749A
JPH1127749A JP9179529A JP17952997A JPH1127749A JP H1127749 A JPH1127749 A JP H1127749A JP 9179529 A JP9179529 A JP 9179529A JP 17952997 A JP17952997 A JP 17952997A JP H1127749 A JPH1127749 A JP H1127749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末装置のソフトウェアの更新や追加の実行
前に、その更新や追加の是非についての適切な判断材料
をユーザに与える。 【解決手段】 車両から情報センタへバージョンアップ
の要求とともに車両側の保有ソフト/ハード情報が送ら
れる(S14)。この情報に基づいて、情報センタはバ
ージョンアップ候補たる対象ソフトウェアを選び、対象
ソフトウェアによって実現される機能を示すデモ画像を
送信する(S68)。ユーザは、デモ画像を判断材料と
して、ダウンロードの許可を出す。さらに情報センタ
は、バージョンアップに伴うハードウェア変更の要否も
車両に送る。この情報がユーザに提示され、ダウンロー
ド実行の是非の判断材料とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置と基地局
側装置が通信手段を介して接続されたシステムであっ
て、端末側のソフトウェアのメンテナンスを行うシステ
ムに関する。また、本発明は、上記システムにおけるソ
フトウェアのメンテナンス方法に関する。ここで、メン
テナンスとは、端末装置のソフトウェアの更新、端末装
置への新規ソフトウェアの追加、端末装置のソフトウェ
アの削除などをいう。本発明は、車両に搭載された端末
装置に好適に適用される。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるナビゲーション装置が
周知である。また、ナビゲーション装置を含む車載マル
チメディア装置も登場しており、車載マルチメディア装
置は、さらに、電話やエアコンの制御などの多様な機能
を備えるようになっている。このような車載電子機器と
情報センタとを通信手段を介して接続し、両者の間で交
通情報をはじめとする各種情報の通信を行うことが提案
され、一部に実現されている。このシステムでは、情報
センタがホストとして機能し、車両あるいは車載電子機
器が端末装置(以下、車載端末装置という)として機能
する。
【0003】従来、車載端末装置では、購入当初から組
み込まれているソフトウェアを使い続けるのが普通であ
った。ところが、近年、車載端末装置の機能の多様化に
伴い、様々なソフトウェアが使用されるようになってい
る。これらのソフトウェアはかなりの頻度で更新され、
また、新規のソフトウェアも次々と出てくる傾向にあ
る。車両のユーザは、新しいソフトウェアを入手して車
載端末装置の機能を向上することを望むが、どのような
ソフトウェアが入手可能であり、また、どのようなソフ
トウェアが自分の端末装置に適しているかを知ることは
容易でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、車載端末装置
のソフトウェアをメンテナンスするサービスを提供する
ことが望まれる。このサービスでは、車載端末装置のハ
ードウェア環境や、すでにもっているソフトウェアに基
づいて、その車載端末装置で効果的な機能を発揮できる
ソフトウェアが提供される。ソフトウェアのメンテナン
スは、丁度、車両メンテナンス、すなわち、車両の仕様
(車種や年式)に対応して適当なエンジン部品やシャシ
部品の交換や追加を行い車両の機能向上を図ることと似
ている。メンテナンスシステムは、下記のようなもので
あることが望ましい。
【0005】(1)バージョンアップ用のソフトウェア
や、新規のソフトウェアは、通信手段を介して、情報セ
ンタなどから供給する。ユーザが車両を販売店等へ持ち
込む手間を省くためである。
【0006】(2)例えば、パーソナルコンピュータ用
のソフトウェアは汎用性が高く、多くの機種で問題なく
使える。これに対し、車載端末装置用のソフトウェアは
汎用性が限られている。車両のユーザは、車載端末装置
のソフトウェアに関する知識も持ち合わせていない。そ
こで、ユーザに代わり、どのソフトウェアを入手するの
が良いかを判断する。この判断のため、車載端末装置が
備えているハードウェアやソフトウェアを調べる。ハー
ドウェアには、車種や年式などの車両仕様も含まれる。
例えば、車種ごとにオーディオシステムが違うといった
ことがあるからである。そして、ソフト、ハードの調査
結果に基づいて、車載端末装置の機能を効果的に向上で
きるソフトウェアを決定し、このソフトウェアを車載端
末装置へ送る。
【0007】参考として、端末装置としてのパーソナル
コンピュータを含むネットワークシステムでは、端末装
置へソフトウェアをダウンロードすることが頻繁に行わ
れる。しかし、これは、ユーザが入手したいソフトウェ
アを決め、端末装置を操作し、ソフトウェアの送信をホ
ストコンピュータへ要求するものである。上記のような
メンテナンス機能をもつことは一般的ではない。
【0008】また、特開平8−212060号公報に記
載の電子メールシステムでは、端末装置が持っているソ
フトウェアのバージョンを考慮したメンテナンスを行う
ことが提案されている。端末装置は、バージョンアップ
要求とともに、自己の保有するソフトウェアのバージョ
ン情報をホストコンピュータに送信する。ホストコンピ
ュータは、上記端末装置に新バージョンのソフトウェア
を返信する。端末装置は、返信されたソフトウェアを記
憶媒体に格納する。しかし、このシステムも、車両ごと
に車載端末装置や車両自身の仕様が異なる状況で、効果
的に役立つものとはいえない。
【0009】さらに、上記の(1)、(2)に述べたメ
ンテナンスシステムが実現したとしても、下記の問題が
残る。車載端末装置へバージョンアップ用のソフトウェ
アをダウンロードするとき、車載端末装置のユーザは、
どのような新しい機能が追加されるのか、どのような機
能アップが行われるのかをダウンロード前に確認できな
い。新規のソフトウェアについても、その機能をダウン
ロード前に実際に確認することはできない。
【0010】そのため、ソフトウェアをダウンロードし
てみてから、実際の表示や使い勝手が気に入らず、ユー
ザの望む機能が実現されないと分かることがある。ま
た、新しいソフトウェアが、端末装置の保有するハード
ウェアやソフトウェアの環境に、ユーザの望む状態で適
合しないことがある。例えば、新規ソフトウェアが極め
て遅い速度でしか動作しないといったような状況であ
る。また、ユーザは、新しいソフトウェアにより実現さ
れる機能と、そのソフトウェアを取り入れる際に発生す
る費用とを予め対比することはできない。ダウンロード
後に、バージョンアップ等に伴ってハードウェアの変更
とそのための費用が必要だと分かることがある。上記の
如く、端末装置のソフトウェアをバージョンアップ等す
るメンテナンスを行っても、ユーザが真に必要とするソ
フトウェアを入手できない可能性がある。
【0011】以上では、車載端末装置を例に取り上げ
た。しかし、同様の問題は、他の種類の端末装置でも発
生しうる。コンピュータを備えた電子機器の普及に伴
い、ユーザを支援して、その電子機器が用いるソフトウ
ェアをメンテナンスするサービスの提供が望まれる。
【0012】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、メンテナンスによってソフトウェア
の更新、追加等が行われることの是非の判断を下すため
の判断材料をユーザに与え、端末装置に真に適した機能
をもつソフトウェアを用いてメンテナンスが行われるよ
うにすることにある。
【0013】本発明の他の目的は、上記の判断材料の一
つとして、ソフトウェアの変更とともに必要となるハー
ドウェアの変更に関する情報をユーザに提供可能にする
ことにある。
【0014】また本発明の他の目的は、提供されるソフ
トウェアの持つ機能を直感的に判断できるかたちで上記
の判断材料をユーザに与えることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明のメンテナンスシステムは、基地局側装置
と、該基地局側装置に通信手段を介して接続された端末
装置を含み、基地局側から端末装置へソフトウェアをダ
ウンロードして端末装置側のソフトウェアのメンテナン
スを行う。基地局側装置は、端末装置に保有されたソフ
トウェアおよびハードウェアを示す保有ソフト/ハード
情報に基づき、提供候補たる対象ソフトウェアを決定す
る候補決定手段と、前記対象ソフトウェアにより実現さ
れる機能を示す機能情報を生成する機能情報生成手段と
を有し、前記機能情報を含む確認情報を端末装置へ送信
する。端末装置は、前記対象ソフトウェアのダウンロー
ドに先立って前記確認情報をユーザに提示してダウンロ
ード実行の許可を求める許可要求手段を有し、ユーザに
よる許可後に前記対象ソフトウェアをダウンロードす
る。好ましくは、端末装置は、前記基地局側装置に対し
て、ソフトウェア提供の要求とともに、前記保有ソフト
/ハード情報を送信する。
【0016】なお、上記の基地局側装置は、対象ソフト
ウェアを、基地局側装置が予め用意しているものから選
んでもよい。あるいは、基地局側装置の外部から通信手
段を使って入手してもよい。
【0017】また、上記の許可要求手段は、例えば、確
認情報を、ディスプレイ表示や音声出力といった形でユ
ーザに提示し、そして、ユーザの許可を、スイッチ操作
や音声入力といった形で受ける。端末装置の制御部が許
可要求手段としての役割を果たせばよい。
【0018】本発明によれば、基地局側装置は、保有ソ
フト/ハード情報に基づき、提供候補たる対象ソフトウ
ェアを決定する。ここでは、端末装置側の環境に適した
ソフトウェアが選ばれる。しかし、この対象ソフトウェ
アの入手をユーザが本当に望むとは限らない。そこで、
対象ソフトウェアにより実現される機能を示す機能情報
が生成され、この機能情報を含む確認情報が端末装置へ
送信される。端末装置では、確認情報をユーザに提示し
てダウンロード実行の許可が求められる。ユーザは、対
象ソフトウェアの機能を確認した上でダウンロード実行
の許可を出す。これにより、対象ソフトウェアがダウン
ロードされ、端末装置にセットアップされる。このよう
に、本発明によれば、対象ソフトウェアの機能が端末装
置に適しているか否かを判断してダウンロード実行を決
めるための判断材料がユーザに与えられる。従って、端
末装置のメンテナンスに際し、ユーザが真に必要とする
ソフトウェアの更新や追加を行うことができる。
【0019】好ましくは、基地局側装置は、前記保有ソ
フト/ハード情報に基づいて、端末側のハードウェア環
境を前記対象ソフトウェアに適合させるためのハードウ
ェア変更の要否を判定し、判定結果を前記確認情報に含
めて送信する。これにより、対象ソフトウェアを使用す
るためにハードウェアを変えてやる必要があることがユ
ーザに分かる。ユーザは、ハードウェア変更の要否を、
ダウンロード実行の是非を判断するための判断材料にす
ることができる。上記の判定結果には、ハードウェアを
変更するためのサービスに関する情報を適宜含めること
が好ましい。
【0020】好ましくは、前記機能情報は、前記対象ソ
フトウェアがダウンロードされたとした場合に端末装置
の表示手段に表示される画像であるデモンストレーショ
ン画像を含む。これにより、ユーザは、入手前の対象ソ
フトウェアの機能を前もって体験できるので、その対象
ソフトウェアを入手すべきか否かを直感的に判断でき
る。
【0021】(2)また、本発明の一態様の基地局側装
置は、端末装置側のソフトウェアのメンテナンスを行う
ために、通信手段を介して端末装置へソフトウェアを送
信する。この基地局側装置は、端末装置より、端末装置
が保有するソフトウェアおよびハードウェアを示す保有
ソフト/ハード情報を受信する受信手段と、前記保有ソ
フト/ハード情報に基づき、提供候補たる対象ソフトウ
ェアを決定する候補決定手段と、決定した対象ソフトウ
ェアにより実現される機能を示す機能情報を生成する機
能情報生成手段と、前記機能情報を含む確認情報を端末
装置へ送信する送信手段とを含み、端末装置でのダウン
ロードの実行の可否をユーザに判断させるために、前記
確認情報を端末装置に提供する。このような基地局側装
置からソフトウェアや確認情報の提供を受けることで、
端末装置のメンテナンスが好適に遂行され、(1)に述
べた効果が得られる。
【0022】(3)また、本発明のメンテナンス方法
は、基地局側装置から端末装置へ通信手段を介してソフ
トウェアをダウンロードして、端末装置側のソフトウェ
アのメンテナンスを行う方法である。このメンテナンス
方法は、端末装置から基地局側装置へ、端末装置が保有
するソフトウェアおよびハードウェアを示す保有ソフト
/ハード情報を送信する工程と、基地局側装置にて、前
記保有ソフト/ハード情報に基づき、提供候補たる対象
ソフトウェアを決定する候補決定工程と、基地局側装置
にて、決定した対象ソフトウェアにより実現される機能
を示す機能情報を生成する機能情報生成工程と、基地局
側装置から端末装置へ、前記機能情報を含む確認情報を
送信する工程と、端末装置にて、前記対象ソフトウェア
のダウンロードに先立って前記確認情報をユーザに提示
してダウンロード実行の許可を求める工程と、ユーザに
よる許可後に前記対象ソフトウェアをダウンロードする
工程とを含む。この態様によれば、上記の(1)にて説
明した効果が、メンテナンス方法の態様にて実現され
る。
【0023】また、本発明の一態様のメンテナンス方法
は、提供候補たる対象ソフトウェアのダウンロードに先
立って、その対象ソフトウェアによって実現される機能
を示す機能情報を端末装置のユーザに提示してダウンロ
ード実行の許可を求め、ユーザによる許可後に前記対象
ソフトウェアをダウンロードする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下実施形態という)を、図面に基づいて説明する。
本実施形態では、車両に搭載されたナビゲーション装置
が、本発明の端末装置に相当する。そして、ナビゲーシ
ョン装置のソフトウェアのメンテナンス、すなわち、ナ
ビゲーション装置の機能を効果的に向上させるソフトウ
ェアの更新や追加が行われる。
【0025】図1は、本実施形態の全体構成を示すブロ
ック図である。本実施形態のシステムは、端末装置とし
ての車載ナビゲーション装置と、基地局側装置としての
情報センタを含む。ナビゲーション装置において、ナビ
ゲーションECU1はCPUを有し、装置全体を制御し
ている。
【0026】ナビゲーションECU1には記憶媒体3が
接続されている。記憶媒体3には、各種のソフトウェア
が記憶されており、ソフトウェアは、ナビゲーションE
CU1へ読み出されて実行される。これにより、ソフト
ウェアの持つ機能がナビゲーション装置で発揮される。
また、記憶媒体3には、全国の道路情報などを含む地図
データが記憶されている。地図データは、現在位置周辺
の地図を表示するために用いられたり、走行目的地まで
の最適経路を探索するために用いられる。また、記憶媒
体3には、図2に示すような車両情報、ハードウェア情
報およびソフトウェア情報が記憶されている。車両情報
は、ナビゲーション装置が搭載されている車両の車種や
年式を含んでおり、車両情報を参照することにより、車
両が備える装備が特定される。ハードウェア情報は、図
2に示すように、ナビゲーション装置が備えるハードウ
ェアの仕様を示しており、CPUのタイプ、クロック周
波数、RAMの容量、表示解像度、表示色数、表示用I
Cのタイプ、スピーカ数などを含む。ソフトウェア情報
は、記憶媒体3で記憶している各種ソフトウェアとその
バージョンを示す情報である。図2に示すように、ナビ
ゲーション用ソフトウェア、ブラウザソフトウェア、音
声合成用ソフトウェア、OSなどの名称とバージョン情
報が含まれている。
【0027】また、ナビゲーションECU1には、GP
S装置5が接続されており、GPS(グローバルポジシ
ョニングシステム)装置5は、人工衛星から送られる電
波を利用して現在位置を検出し、ナビゲーションECU
1へ送る。
【0028】さらに、ナビゲーションECU1には、入
力インターフェース部7を介して入力装置9が接続さ
れ、出力インターフェース部10を介して出力装置11
が接続されている。入力装置9は、ユーザがナビゲーシ
ョン装置に対する各種の指示を入力するための装置であ
る。入力装置9は、ジョイスティック・スイッチや音声
認識装置を含む。ジョイスティック・スイッチは、ユー
ザによって手動操作される。音声認識装置からは、ユー
ザの音声による指示が入力される。ソフトウェアのメン
テナンスを行うときのユーザの指示も、入力装置9から
入力される。
【0029】出力装置11は、ディスプレイやスピーカ
を有する。ナビゲーションの際は、出力装置11にて画
面表示が行われ、音声案内が出力される。ディスプレイ
には、ユーザからの指示を受け付けるための画像(いわ
ゆるダイアログ画面に相当)も表示される。ソフトウェ
アのメンテナンスの際にも、このダイアログ画面が表示
される。また、上記のダイアログ画面が表示されると
き、スピーカからは、ユーザに対して指示の入力を要求
するための音声案内が適宜出力される。
【0030】ナビゲーションECU1は、前述のよう
に、装置全体を制御しており、記憶媒体3から読み出し
たソフトウェアを実行して各種のナビゲーションを行
う。例えば、GPS装置5の出力を基に、記憶媒体3か
ら現在位置周辺の地図を読み出して、出力装置11のデ
ィスプレイに表示させる。また、ユーザにより入力装置
9から走行目的地が入力されると、地図データを用いて
目的地までの最適経路を探索、設定する。経路探索は、
ダイクストラ法などを用いた通常の方法で行われる。設
定された最適経路は、ディスプレイ上に、他の道路と区
別して表示される。また、設定経路に基づき、経路案内
として、右左折すべき交差点に接近したときに交差点の
拡大表示が行われ、進行方向を示す音声案内が出力され
る。
【0031】さらに、ナビゲーションECU1には、送
受信回路13が接続されている。ナビゲーションECU
1は、送受信回路13を制御して、情報センタとの間で
データ通信を行う。メンテナンス用のソフトウェアも、
この送受信回路13を用いて取得される。
【0032】次に、情報センタの構成について説明す
る。メンテナンス処理部20は、センタ側のシステム全
体を制御している。メンテナンス処理部20には、送受
信回路22が接続されている。メンテナンス処理部20
は、送受信回路22を用いて上記の車載ナビゲーション
装置との間でデータ通信を行う。
【0033】また、メンテナンス処理部20は、センタ
内記憶媒体24と接続されている。センタ内記憶媒体2
4は、車両へ提供するための各種のソフトウェアを記憶
している。またセンタ内記憶媒体24には、上記の提供
用ソフトウェアを動作させるために必要なハードウェア
環境を判定するための情報が記憶されている。さらに、
各ハードウェア環境において、ソフトウェアがどのよう
に動作するかを求めるための情報が記憶されている。具
体的には、図1に例示するように、各種のナビゲーショ
ン装置用のCPUの処理能力値や、各種のソフトウェア
がハードウェアに対して要求する能力値や、各種のハー
ドウェアが持つ能力値が記憶されている。また、ソフト
ウェアと、そのソフトウェアを好適に動作させるのに必
要なハードウェア仕様との対応関係(必要関係)が記憶
されている。さらに、車載ナビゲーション装置のために
市場で提供されているソフトウェアおよびハードウェア
に関する最新情報が記憶されている。
【0034】メンテナンス処理部20は、センタ内記憶
媒体24からソフトウェアを読み出して、送受信回路2
2を介して車両へ送信する処理を行う。また、メンテナ
ンス処理部20は、後述するように、ソフトウェアの送
信の前に、センタ内記憶媒体24の記憶データを用い
て、車載ナビゲーション装置へ提供するソフトウェアの
候補たる対象ソフトウェアを検索する。また、メンテナ
ンス処理部20では、対象ソフトウェアのデモ画面の作
成や、対象ソフトウェアに関わるハードウェア提供サー
ビスのための案内の作成が行われる。対象ソフトウェア
に関する情報や、デモ画面、ハードウェア提供サービス
の案内も、メンテナンス処理部20から、送受信回路2
2を介して車両へ送られる。
【0035】その他、メンテナンス処理部20は通信網
26と接続されている。メンテナンス処理部20は、通
信網26を介して、外部より必要なデータを入手する。
例えば、最新のソフトウェアやハードウェアに関する情
報や、最新のソフトウェア自体が入手される。これらの
データは、適宜、センタ内記憶媒体24に書き込まれ、
あるいは直接に送受信回路22から車載ナビゲーション
装置へ送られる。
【0036】次に、図3を参照し、車載ナビゲーション
装置のソフトウェアをメンテナンスするときの処理を説
明する。図3において、左半部(S10〜S42)は、
車両側で行われる処理である。また図3の右半部(S5
0〜S74)は情報センタ側で行われる処理である。メ
ンテナンスの過程では、車両と情報センタの間で複数回
のデータのやりとりが行われる。なお、ここでは、車両
側の記憶媒体3に記憶されているソフトウェアの更新
(バージョンアップ)を行う場合を中心に説明するが、
新規ソフトウェアの追加の際も同様の処理が行われる。
【0037】まず、図4に示すアプリケーション・メニ
ューから、ユーザによる項目の選択が行われる(S1
0)。アプリケーション・メニューには、メンテナンス
関連項目として、「バージョンアップ」および「新規ア
プリケーション追加」が設けられている。ユーザは、選
択した項目を入力装置9から入力する。この時、ジョイ
スティック・スイッチを用いて手操作で選択項目が入力
されてもよく、また、音声認識装置に対して音声で選択
項目が入力されてもよい(以下の入力作業も同様とす
る)。ここでは、ユーザが、「バージョンアップ」を選
択したものとする。
【0038】メンテナンスを指示する項目が入力される
と、ナビゲーションECU1は、記憶媒体3から図2に
示した車両情報、ハードウェア情報およびソフトウェア
情報を読み出し、これらの情報を選択項目に付加する
(S12)。車両情報などを付加された選択項目は、送
受信回路13を用いて情報センタへ送信される(S1
4)。
【0039】情報センタでは、車両からのデータが受信
されると(S50)、メンテナンス処理部20が、セン
タ内記憶媒体24に記憶されているソフトウェアから、
バージョンアップ対象の候補となるソフトウェア(対象
ソフトウェア)を検索する(S52)。車両から送られ
たソフトウェア情報が参照され、車両側でもっているソ
フトウェアの最新バージョンが対象ソフトウェアとして
選ばれる。この際、対象ソフトウェアとしては、車両の
ハードウェア環境で動作させることができるものが選ば
れる。この判断は、車両情報やハードウェア情報に基づ
いて行われる。ハードウェアを追加してやれば好適に動
作させることができるものも対象ソフトウェアとして選
ばれる。ただし、車両側のハードウェアを全面的に変更
しなければならないようなソフトウェアは、対象ソフト
ウェアとはならない。
【0040】メンテナンス処理部20は、検索処理によ
り対象ソフトウェアが見つかったか否かを判断する(S
54)。1または複数の対象ソフトウェアが見つかった
場合には、そのソフトウェアを示す案内情報を作成する
(S56)。
【0041】このとき、メンテナンス処理部20では、
デモンストレーション画像(以下デモ画像という)の作
成が開始される。デモ画像は、対象ソフトウェアによる
バージョンアップが行われたと仮定した場合において、
ソフトウェア実行時に車両側のディスプレイに表示され
る画像である。すなわち、デモ画像は、まだバージョン
アップが行われていないにもかかわらず、バージョンア
ップ後の状況を仮想的に提示するための画像である。デ
モ画像は、車両情報やハードウェア情報、ソフトウェア
情報を参照して作成される。完成後のデモ画像を車両で
表示すれば、車両毎に、その車両のハードウェア環境
で、その車両が保有している他のソフトウェアとともに
対象ソフトウェアが実行されたときに、ディスプレイ上
で発揮される対象ソフトウェアの機能がユーザに提示さ
れる。
【0042】次に、メンテナンス処理部20は、上記の
対象ソフトウェアによるバージョンアップを行った場合
に、車載ナビゲーション装置に新規ハードウェアを追加
することが必要か否かを判断する(S58)。必要でな
い場合には、S56で作成した案内情報を車両側へ送信
する(S62)。新規ハードウェアが必要な場合、その
ハードウェアを示す情報を、S56で作成した案内情報
に追加し(S60)、案内情報を車両側に送信する(S
62)。
【0043】また、S60では、新規ハードウェアを車
載ナビゲーション装置に追加したと仮定した場合のデモ
画像の作成が開始される。上記のS56では、現状のハ
ードウェア環境を前提としたデモ画像の作成が開始され
ている。2つのデモ画像作成は並行して、あるいは順次
行われる。従って、新規ハードウェアが必要な場合、新
規ハードウェアを追加したときと、追加しないときの2
つのデモ画像が作成される。
【0044】その他、S54で、対象ソフトウェアが見
つからなかったときは、その旨を車両に送信する。
【0045】車両側において、ナビゲーションECU1
は、案内情報を受信すると(S16)、図5に示すバー
ジョンアップ(1)の画面をディスプレイに表示させ
る。バージョンアップ(1)の画面には、情報センタで
メンテナンス処理部20が検索した対象ソフトウェアが
列挙される。ユーザは、列挙された対象ソフトウェアか
ら、1または複数のソフトウェアを選択する(S1
8)。なお、この段階で、ユーザは「キャンセル」の選
択により、バージョンアップを中止することもできる。
【0046】ここでは、S18にて、図5に示される
「3D拡大案内図モジュール」というソフトウェアが選
択されたとする。そして、「3D拡大案内図モジュー
ル」については、情報センタで、S58にて新規ハード
ウェア「3Dボード」が必要と判断されたとする。「3
Dボード」が必要であることは、案内情報とともに情報
センタより通知済みである。
【0047】S18で対象ソフトウェアが選択される
と、図6に示すバージョンアップ(2)の画面がディス
プレイ上に表示される(S20)。バージョンアップ
(2)は、ユーザに対して対象ソフトウェアのインスト
ールの許可を要求するための画面である。画面上には、
選択項目として、「インストール・ディーラに連絡」、
「インストールしない」および「機能確認」が表示され
る。
【0048】なお、本実施形態のシステムでは、後述す
るように、指示:「インストール」が入力されると、情
報センタから車両へのソフトウェアのダウンロードと、
ダウンロードしたソフトウェアのセットアップとの両方
が行われる。従って、インストールの許可(許可要求)
は、ダウンロードの許可(許可要求)をも含んでいる。
【0049】また、バージョンアップ(2)の画面に
は、新規ハードウェアが必要な場合、ハードウェアの情
報も表示される。上記のように「3D拡大案内図モジュ
ール」には「3Dボード」が必要なので、その旨が表示
されている。
【0050】ただし、S18にて新規ハードウェアが不
要な対象ソフトウェアが選択された場合、当然、バージ
ョンアップ(2)の画面にハードウェアの案内は表示さ
れない。また、選択項目としては「インストール・ディ
ーラに連絡」の代わりに「インストール」とのみ表示さ
れる。ディーラに連絡してハードウェアを手配する必要
がないからである。
【0051】ユーザは、S20にて「インストール」を
選択してしまってもよい。あるいは、この時点で「イン
ストールしない」を選択してバージョンアップを中止し
てもよい。インストール前に対象ソフトウェアの機能を
確認したい場合には、「機能確認」を選択する。
【0052】ナビゲーションECU1は、ユーザにより
「機能確認」が選択されたか否かを判断し(S22)、
機能確認が選択された場合には、デモ画像要求を情報セ
ンタへ送信する(S24)。情報センタ側では、前述の
ように、メンテナンス処理部20が、デモ画像を作成を
行っている。メンテナンス処理部20は、車両側からデ
モ画像要求を受信し(S64)、デモ画像の作成を完了
すると(S66)、デモ画像を車両側へ送信する(S6
8)。
【0053】ここで、前述のように、新規ハードウェア
が不要な対象ソフトウェアについては、S56で現状の
ハードウェア環境を前提としたデモ画像のみが作成され
ている。この場合、1つのデモ画像が送信される。一
方、新規ハードウェアが必要な対象ソフトウェアについ
ては、さらに、新規ハードウェア追加を仮定したデモ画
像が作成されている。この場合、2つのデモ画像が送信
される。本実施形態で取り上げている例は後者に該当す
る。
【0054】車両側では、デモ画像が受信されると(S
26)、ナビゲーションECU1は、図7に示すように
デモ画像をディスプレイに表示させる(S28)。右半
部には、新規ハードウェア(3Dボード)を追加しない
状態でのデモ画像が表示される。左半部には、新規ハー
ドウェアを追加した状態でのデモ画像が表示される。3
Dボードを追加しなければ、本当は図7左半部の画像は
表示できない。しかし、本実施形態では、情報センタで
3Dボードの追加を仮定したデモ画像を作成している。
従って、新規ハードウェアたる3Dボードを持っていな
くとも、3Dボード搭載時の状況を擬似的に表現できて
いる。なお、当然ながら、新規ハードウェアが不要な場
合は、1つのデモ画像のみが表示される。
【0055】図7の画面を見ることにより、ユーザは、
バージョンアップ後のソフトウェアの機能を確認でき
る。デモ画像が表示されるので、ユーザはバージョンア
ップにより得られる機能を直感的に判断することができ
る。そして、この機能が、表示の好みや使い勝手の面か
らユーザが望むものか否かを判断できる。またハードウ
ェアを追加した場合と、しない場合のデモ画像が同時に
表示されるので、バージョンアップとともにハードウェ
アを追加する必要性を容易に理解することができる。そ
して、対象ソフトウェアが、ハードウェアを追加してま
で入手したいソフトウェアであるか否かを判断できる。
【0056】デモ画像の表示の後、ナビゲーションEC
U1は、図6に示したバージョンアップ(2)の画面
(インストール実行許可要求画面)を再表示させる(S
29)。ユーザは、画面を見て、「インストール・ディ
ーラーに連絡」または「インストールしない」を選択す
る。S29での選択後、またはS22にて「機能確認」
が選択されていない場合には、S30へ進む。S30で
は、ユーザがバージョンアップすなわち「インストール
・ディーラに連絡」を選択したのか否かを判定する。N
O(「インストールしない」を選択)のときは、バージ
ョンアップ処理を中止する(S32)。
【0057】S30でバージョンアップ(インストール
・ディーラーに連絡)が選択されたときは、対象ソフト
ウェアのダウンロードを実行する(S34)。ナビゲー
ションECU1は、送受信回路13を用いて、対象ソフ
トウェアの送信を情報センタに対して要求する。情報セ
ンタのメンテナンス処理部20は、要求に応えて対象ソ
フトウェアをセンタ内記憶媒体24から読み出し、送受
信回路22を用いて送信する(S70)。送信された対
象ソフトウェアは、車両側で記憶媒体3に書き込まれ、
セットアップされる。
【0058】次に、ナビゲーションECU1は、ハード
ウェアの発注が必要か否かを判断する(S36)。新規
ハードウェアが不要な対象ソフトウェアに関しては、S
36がNOであり、S42へ進みバージョンアップサー
ビスを完了する。
【0059】本実施形態で取り上げている例では、新規
ハードウェア「3Dボード」の発注が必要である。そこ
で、ナビゲーションECU1は、ハードウェア発注の要
求を情報センタへ送信する(S38)。
【0060】発注要求を受けたメンテナンス処理部20
は、この発注要求を、通信網26を介して担当ディーラ
へ連絡する(S72)。担当ディーラは、例えば車両を
販売したディーラ、車両の整備を担当しているディー
ラ、あるいは、ユーザが指定したディーラである。ユー
ザの指定はS38で発注要求とともに送られてもよい。
メンテナンス処理部20は、担当ディーラが発注を受け
たことを示す確認情報、および、ディーラ来店の案内連
絡を車両側へ送信する(S74)。ディーラ来店の案内
とは、担当ディーラのサービス可能な日時などである。
車両側では、ナビゲーションECU1が、図8のバージ
ョンアップ(3)の画面に示すように、確認と案内連絡
をディスプレイに表示させ(S40)、バージョンアッ
プサービスを完了する(S42)。このように、本実施
形態では、ソフトウェアのバージョンアップにともなっ
て必要となるハードウェアの案内から手配までの一連の
手続きも行われる。なお、S38での発注要求は、情報
センタではなく、担当ディーラへ直接送信されてもよ
い。この場合、担当ディーラから車両へは、電話や電子
メールを使って発注の確認と案内連絡を返信してもよ
い。
【0061】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明した。実施形態によれば、車両から送られた車両情
報、ハードウェア情報およびソフトウェア情報に基づい
て、その車両に適当なバージョンアップ候補の対象ソフ
トウェアが検索される。そして、この対象ソフトウェア
によりバージョンアップした場合に実現される機能が、
デモ画像という形でユーザに提示される。デモ画像を見
て、ユーザは、対象ソフトウェアを入手することの是非
を判断できる。さらに、バージョンアップにともなって
必要となるハードウェアの変更についての情報がユーザ
に提示され、これを見てユーザはバージョンアップの是
非を判断できる。従って、本実施形態によれば、適切な
判断材料を与えてバージョンアップの是非の判断をユー
ザに仰ぐことにより、真にユーザが必要とするバージョ
ンアップを行うことができる。
【0062】(1)なお、本発明の確認情報が、上記の
実施形態では複数回に分けて情報センタから車載端末装
置へ送られている。図3のS62での案内情報では、対
象ソフトウェアの情報とハードウェア変更の要否が送ら
れる。後段のS68では、確認情報の一部としてのデモ
画像が送られる。これに対し、確認情報は一括して情報
センタから車載端末装置へ送られてもよい。
【0063】(2)また、上記では、ソフトウェアのバ
ージョンアップを行う場合を中心に説明したが、新規な
ソフトウェアの追加に関しても、同様の処理により、同
様の効果が得られる。ユーザが図4の画面から新規アプ
リケーション追加を選択した場合も、車両から情報セン
タへ、選択項目とともに、車両情報、ハードウェア情報
およびソフトウェア情報が送られる。メンテナンス処理
部20は、車両側にないソフトウェアの最新バージョン
を、提供候補たる対象ソフトウェアとして選ぶ。もちろ
ん、車両側のハードウェア環境に適したソフトウェアが
対象ソフトウェアとして選ばれる。
【0064】(3)また、図3の手順に従ったメンテナ
ンスにより、ナビゲーション装置の記憶媒体3に記憶さ
れているソフトウェアを削除することもできる。この場
合は、車両側から送られた車両情報、ハードウェア情報
およびソフトウェア情報に基づき、情報センタのメンテ
ナンス処理部20が、車両の記憶媒体3に記憶されてい
る不要なソフトウェアを検索する。そして検索したソフ
トウェアを削除した後にナビゲーション装置で実現され
る機能を示すデモ画像が作成され、車両側でディスプレ
イ上に表示される。ユーザは、デモ画像を見て、ソフト
ウェア削除の実行を許可するか否かを判断できる。
【0065】(4)また、本実施形態では、バージョン
アップに伴ってハードウェアの追加が必要か否かを判断
した。ハードウェア追加は、ハードウェア変更の一形態
である。変形例として、その他のハードウェア変更の判
断も行われてもよい。例えば、ハードウェアの入替えで
ある。この場合にも、メンテナンス処理は、上記と同様
に行えばよい。また、ハードウェアの変更には、上記の
例のようなボードの追加だけでなく、より小さな単位
(チップなど)、大きな単位(ディスプレイなど)の変
更も含まれる。
【0066】(5)また、本実施形態では、バージョン
アップ後のソフトウェアの機能を確認するためにデモ画
像を表示した。これに対し、デモ画像の代わりに、文章
や記号などをディスプレイに表示してもよい。また、出
力装置11のスピーカを用いて、バージョンアップ後の
機能を音声で説明してもよい。また、音声案内ソフトな
どに関しては、バージョンアップ後の機能を音声にて実
演してもよい。
【0067】(6)また、本実施形態では、ソフトウェ
アとハードウェアの両方を考慮した判断を行っている。
これに対し、両者の一方のみに判断を絞り、簡易な構成
としてもよい。例えば、ハードウェア環境は考慮せず
に、ソフトウェアの更新、追加のみを行う。十分なハー
ドウェア環境が満たされている状況で好適に有効であ
る。
【0068】(7)その他、本実施形態で車両側および
情報センタ側に備えられる記憶媒体は、光、磁気、電気
などの手法でアクセスできるものであれば、特に限定さ
れない。例えば、車両側の記憶媒体としては、ハードデ
ィスクやSRAMなどが好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 図1の車載ナビゲーション装置の記憶媒体に
記憶されている車両情報、ハードウェア情報およびソフ
トウェア情報の内容を示す図である。
【図3】 図1のシステムにて行われるソフトウェアの
メンテナンス処理を示すフローチャートである。
【図4】 ユーザがソフトウェアのメンテナンスを指示
するための入力画面を示す図である。
【図5】 情報センタにて選択された対象ソフトウェア
から所望のものを選択するための入力画面を示す図であ
る。
【図6】 図5で選択された対象ソフトウェアのインス
トール実行許可をユーザに求める画面を示す図である。
【図7】 図6の画面で機能確認が選択された場合に表
示されるデモ画像を示す図である。
【図8】 対象ソフトウェアのバージョンアップととも
に新規ハードウェアを発注したときの、発注確認画面を
示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションECU、3 記憶媒体、9 入力装
置、11 出力装置、13 送受信回路、20 メンテ
ナンス処理部、22 送受信回路、24 センタ内記憶
媒体。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局側装置と、該基地局側装置に通信
    手段を介して接続された端末装置を含み、基地局側から
    端末装置へソフトウェアをダウンロードして端末装置側
    のソフトウェアのメンテナンスを行うシステムにおい
    て、 基地局側装置は、 端末装置に保有されたソフトウェアおよびハードウェア
    を示す保有ソフト/ハード情報に基づき、提供候補たる
    対象ソフトウェアを決定する候補決定手段と、前記対象
    ソフトウェアにより実現される機能を示す機能情報を生
    成する機能情報生成手段とを有し、前記機能情報を含む
    確認情報を端末装置へ送信し、 端末装置は、 前記対象ソフトウェアのダウンロードに先立って前記確
    認情報をユーザに提示してダウンロード実行の許可を求
    める許可要求手段を有し、ユーザによる許可後に前記対
    象ソフトウェアをダウンロードすることを特徴とするソ
    フトウェアのメンテナンスシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 前記端末装置は、前記基地局側装置に対して、ソフトウ
    ェア提供の要求とともに、前記保有ソフト/ハード情報
    を送信することを特徴とするソフトウェアのメンテナン
    スシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載のシ
    ステムにおいて、 前記基地局側装置は、 前記保有ソフト/ハード情報に基づいて、端末側のハー
    ドウェア環境を前記対象ソフトウェアに適合させるため
    のハードウェア変更の要否を判定し、判定結果を前記確
    認情報に含めて送信することを特徴とするソフトウェア
    のメンテナンスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 前記機能情報は、前記対象ソフトウェアがダウンロード
    されたとした場合に端末装置の表示手段に表示される画
    像であるデモンストレーション画像を含むことを特徴と
    するソフトウェアのメンテナンスシステム。
  5. 【請求項5】 端末装置側のソフトウェアのメンテナン
    スを行うために、通信手段を介して端末装置へソフトウ
    ェアを送信する基地局側装置であって、 端末装置より、端末装置が保有するソフトウェアおよび
    ハードウェアを示す保有ソフト/ハード情報を受信する
    受信手段と、 前記保有ソフト/ハード情報に基づき、提供候補たる対
    象ソフトウェアを決定する候補決定手段と、 決定した対象ソフトウェアにより実現される機能を示す
    機能情報を生成する機能情報生成手段と、 前記機能情報を含む確認情報を端末装置へ送信する送信
    手段と、 を含み、端末装置でのダウンロードの実行の可否をユー
    ザに判断させるために、前記確認情報を端末装置に提供
    することを特徴とする基地局側装置。
  6. 【請求項6】 基地局側装置から端末装置へ通信手段を
    介してソフトウェアをダウンロードして、端末装置側の
    ソフトウェアのメンテナンスを行う方法において、 端末装置から基地局側装置へ、端末装置が保有するソフ
    トウェアおよびハードウェアを示す保有ソフト/ハード
    情報を送信する工程と、 基地局側装置にて、前記保有ソフト/ハード情報に基づ
    き、提供候補たる対象ソフトウェアを決定する候補決定
    工程と、 基地局側装置にて、決定した対象ソフトウェアにより実
    現される機能を示す機能情報を生成する機能情報生成工
    程と、 基地局側装置から端末装置へ、前記機能情報を含む確認
    情報を送信する工程と、 端末装置にて、前記対象ソフトウェアのダウンロードに
    先立って前記確認情報をユーザに提示してダウンロード
    実行の許可を求める工程と、 ユーザによる許可後に前記対象ソフトウェアをダウンロ
    ードする工程と、 を含むことを特徴とするソフトウェアのメンテナンス方
    法。
  7. 【請求項7】 基地局側装置から端末装置へ通信手段を
    介してソフトウェアをダウンロードして、端末装置側の
    ソフトウェアのメンテナンスを行う方法において、 提供候補たる対象ソフトウェアのダウンロードに先立っ
    て、その対象ソフトウェアによって実現される機能を示
    す機能情報を端末装置のユーザに提示してダウンロード
    実行の許可を求め、ユーザによる許可後に前記対象ソフ
    トウェアをダウンロードすることを特徴とするソフトウ
    ェアのメンテナンス方法。
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