JP2003307170A - エンジン点火制御方法及び装置 - Google Patents
エンジン点火制御方法及び装置Info
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Abstract
の方法及び装置を提供する。 【解決手段】 毎クランク角の180°回転ごとに参照
シリンダーに関してドゥウェルオン時期及び点火時期を
計算して、計算されたデータに基づいて前記参照シリン
ダーあるいは他のシリンダーを点火する。ドゥウェルオ
ン時期及び点火時期の到達を確認するためのタイマー駆
動区間は、設定された参照角程度まで最少化することが
でき、点火されるシリンダーの切換過程で発生する可能
性のある失火は、強制ドゥウェルオン/点火オンにより
防止される。また、タイマー駆動時間を調節することに
よって、ミッシングパルスによる影響を除去することが
できる。
Description
に、エンジンの点火を制御する方法及び装置に関する。
の性能に与える影響が非常に大きいので、シリンダーご
とに正確に駆動されなければならない。
程の上死点(TDC;Top Dead Cente
r)を基準にしてクランク軸の回転角度で表示され、ク
ランク軸の回転角度は、クランクポジションセンサー
(CPS;Crank Position Senso
r)によって検出される。通常、クランクポジションセ
ンサーは、複数個の歯が形成されたのこぎり歯ギヤ(t
oothed gear)とのこぎり歯の回転を検出し
てパルス信号を発生するマグネチックセンサーとから構
成される。のこぎり歯ギヤには、クランク軸の特定の位
置を表示するように歯(tooth)が一つ以上抜けた
部分があるが、これをミッシングトゥース(missi
ng tooth)区間という。
のこぎり歯ギヤに形成された歯の個数に依存する。 即
ち、ミッシングトゥースを含んで30個の歯から形成さ
れたのこぎり歯ギヤでは、マグネチックセンサーでのパ
ルス間角度は12°であり、したがって12゜の解像度
を有することになる。
像度より精密に制御されなければならず、このようなの
こぎり歯ギヤを利用して適切な点火タイミングに到達し
たか否かを検出するためには、パルスの検出だけでな
く、パルスとパルスとの間の時間の流れを検出するため
にタイマーが用いられる。
によってBTDC18゜(TDC以前18゜)の点火タ
イミングを具現するためには、理論的には、BTDC2
4゜のパルスを検出し、残り6°に該当する時間はタイ
マーを利用して時間の流れを測定しなければならない。
ところが、通常は、タイマー駆動命令時点からタイマー
駆動までの間の時間遅延などを考慮して、BTDC36
゜のパルスを検出して、残り18゜に該当する時間をタ
イマーで測定している。つまり、二つのパルスに該当す
る角度より小さい角度はタイマーに依存しているのであ
る。
電流を発生させなければならないが、このためには、点
火コイルの1次電流が流れる時間を設定された時間
(“ドゥウェル時間”という)に維持する必要がある。
このようなドゥウェル時間(Dwell Perio
d)が始まる時点(“ドゥウェルオンタイミング(Dw
ell On Timing)”という)に1次電流が
流れ始め、ドゥウェルオンタイミングからドゥウェル時
間が経過した後に1次電流が遮断されると、点火装置の
点火が始まってこの時点が点火タイミングとなる。
には、エンジン回転数によってドゥウェルオンタイミン
グに該当するクランク角(以下、“ドゥウェル角”とい
う)が大きく変わるようになる。
ゥウェルオンタイミングをクランクポジションセンサー
から得られるクランク角に基づいて精密にそして正確に
検出しなければならず、このような精密性及び正確性を
向上させるために多くの研究が行われている。
目的は、より精密で正確にエンジンの点火を制御するた
めの方法及び装置を提供することにある。
るための本発明のエンジン点火制御装置は、シリンダー
内でスパークを発生させる点火プラグを備えたエンジン
の点火タイミングを制御する装置であって、エンジンの
クランク軸の設定された回転角度ごとにパルス信号を発
生するクランクポジションセンサー;エンジンのエンジ
ン回転数を検出するエンジン回転数検出器;外部から印
加される電流の制御によってドゥウェルオン及び点火オ
ン駆動され、点火オン駆動時に点火プラグのスパーク発
生に必要な電圧を発生させる点火コイル;及びクランク
ポジションセンサーからのパルス信号及びエンジン回転
数検出器からのエンジン回転数に基づいて、点火コイル
をドゥウェルオン及び点火オン制御する電子制御ユニッ
ト;を含み、電子制御ユニットは、後述する本発明のエ
ンジン点火タイミング制御方法を行う。
ェルオンタイミングの二重運用として、エンジン回転数
に基づいて、参照シリンダーのドゥウェル角及び点火角
を計算する段階;参照シリンダーの設定された第1参照
パルスの発生時点から参照シリンダーのドゥウェルオン
タイミングまでのドゥウェルオン予備期間に対応する第
1パルスの個数と第1タイマー駆動角度とを計算するド
ゥウェルオン予備期間決定段階;第1パルスの個数をク
ランク角180°に対応する設定パルスの個数と比較す
る段階;第1パルスの個数と設定パルスの個数との比較
の結果に基づいて、点火されるシリンダーを決定する点
火シリンダー決定段階;及び参照シリンダーに関する第
1パルスの個数及び第1タイマー駆動角度、そして点火
角に基づいて、点火されるシリンダーの点火プラグを点
火する点火段階;を含む。
見後、プログラム遂行余裕時間確保のためクランクポジ
ションセンサーのミッシングパルス以降に発生する2番
目のあるいはこれと180°のクランク角差を有するパ
ルスに設定されるのが好ましい。
参照角を利用してタイマー駆動区間最少化のため参照シ
リンダーを基準にした第1参照パルスのBTDC角度か
らドゥウェル角及び点火角を減算した角度差をパルス間
角度で割る第1演算の余りの値と設定参照角とを比較す
るドゥウェルオンタイミング余り比較段階;第1演算の
余りの値が設定参照角を超過する場合に、第1演算の商
を第1パルスの個数として、第1演算の余りを第1タイ
マー駆動角度として設定する段階;及び第1演算の余り
の値が設定参照角を超過しない場合に、第1演算の商か
ら1を引いた値を第1パルスの個数として、第1演算の
余りにパルス間角度を足した値を第1タイマー駆動角度
として設定する段階;を含むのが好ましい。
としてパルス間角度より小さく、タイマーの駆動に必要
な命令遂行期間より大きく設定されるのが好ましく、通
常の場合には約5゜に設定されるのが好ましい。
と比較して点火されるシリンダーを決定するため比較の
結果、第1パルスの個数が設定パルスの個数より大きい
場合には、参照シリンダー以外の他のシリンダーを点火
されるシリンダーに、そうでない場合には、参照シリン
ダーを点火されるシリンダーに決定するのが好ましい。
駆動について点火されるシリンダーが参照シリンダーと
同一でない場合に、第1パルスの個数から設定パルスの
個数を減算する段階;設定された第1参照パルスの発生
時点から第1パルスの個数のパルスを計数する段階;第
1パルスの個数のパルスを計数した後、第1タイマー駆
動角度に該当する時間の間タイマーを駆動する段階;及
び第1タイマー駆動角度の終了時に点火されるシリンダ
ーの点火コイルをドゥウェルオン駆動する段階;を含む
のが好ましい。
ルオンのため、 点火されるシリンダーが参照シリンダ
ーと同一でない状態から同一な状態に切換されたかを判
断する段階;及び点火されるシリンダーが参照シリンダ
ーと同一でない状態から同一な状態に切換されたと判断
された場合に、他のシリンダーの点火コイルを強制ドゥ
ウェルオン駆動する段階;をさらに含むのが好ましい。
は、第1参照パルスから第1パルスの個数以降のパルス
がミッシングパルスを含むミッシングパルス領域に該当
するかを判断する段階;ミッシングパルス領域に該当す
る場合に、第1参照パルスから第1パルスの個数以降の
パルスがミッシングパルス領域に含まれない値に第1パ
ルスの個数を減算する段階;及び第1パルスの個数の減
算個数にパルス間角度をかけた角度を第1タイマー駆動
角度に合算する段階;をさらに含むのが好ましい。
ス及びミッシングパルス直後のパルスを含むのが好まし
い。
された第2参照パルスの発生時点から点火されるシリン
ダーの点火タイミングまでの点火オン予備期間に対応す
る第2パルスの個数と第2タイマー駆動角度とを計算す
る点火オン予備期間決定段階;第2参照パルスの発生時
点から第2パルスの個数のパルスを計数する段階;第2
パルスの個数のパルスを計数した後、第2タイマー駆動
角度に該当する時間の間タイマーを駆動する段階;及び
第2タイマー駆動角度の終了時に点火されるシリンダー
の点火コイルを点火オン駆動する段階;を含むのが好ま
しい。
を利用し、点火オンのためのタイマー駆動最少化のた
め、点火されるシリンダーを基準にした第2参照パルス
のBTDC角度から点火角を減算した角度差をパルス間
角度で割る第2演算の余りの値と設定参照角とを比較す
る点火オンタイミング余り比較段階;第2演算の余りの
値が設定参照角を超過する場合に、第2演算の商を第2
パルスの個数として、第2演算の余りを第2タイマー駆
動角度として設定する段階;及び第2演算の余りの値が
設定参照角を超過しない場合に、第2演算の商から1を
引いた値を第2パルスの個数として、第2演算の余りに
パルス間角度を足した値を第2タイマー駆動角度として
設定する段階;を含むのが好ましい。
タイマーの駆動に必要な命令遂行期間より大きく設定さ
れるのが好ましく、通常は約5゜に設定されるのが好ま
しい。
のため点火されるシリンダーが参照シリンダーと同一で
ない状態から同一な状態に切換された場合に、点火され
るシリンダーの点火コイルを点火オン駆動する段階と同
期化して、他のシリンダーの点火コイルを点火オン駆動
する段階をさらに含むのが好ましい。
ョンセンサーの精密度は、のこぎり歯ギヤの歯の総数に
依存する。本発明はその総数に関係なく適用可能である
が、以下では、一例としてミッシングトゥースを含み
(即ち、ミッシングトゥースも形成されたものとして計
数して)30個の歯が形成されたのこぎり歯ギヤを用い
る前提で、本発明の好ましい実施例を説明する。
sing edge)あるいは下降エッジ(falli
ng edge)のいずれを基準にしても支障がなく、
本発明の実施例では一例として下降エッジを基準にして
説明する。
ングトゥースの位置は、任意の位置とすることができ、
本発明の実施例ではBTDC96゜及びBTDC108
゜に該当する歯(即ち、1番シリンダーのTDCに対応
する歯から8番目及び9番目以前の歯)がミッシング
(missing)されたものを参照して説明する。
ジンのクランクポジションセンサーから得られる波形及
びその波形の進行中に一例として2、3番シリンダーの
点火が行われる過程を図式化したタイミング図(tim
ing diagram)である。
パルスを参照しなければならない。図1では、2、3番
シリンダーのドゥウェルオンタイミングの到達を判断す
るためには、1、4番シリンダーを基準にしたBTDC
72゜(つまり、2、3番シリンダーを基準にしたBT
DC252゜;図1の時点参照)のパルスを参照し、
2、3番シリンダーの点火タイミングの到達を判断する
ためには、2、3番シリンダーを基準にしたBTDC7
2゜(図1の時点参照)を参照して示した。
ら特定の期間が経過した時点にドゥウェルオンタイミン
グが到達するが、特定の期間の経過は、のこぎり歯ギヤ
の歯として計数される期間(図1の時点乃至時点区
間)は計数し、残りの期間(図1の時点乃至時点区
間)はタイマーによって時間の経過を検出する。
特定の期間が経過した時点に点火タイミングが到達する
が、特定の期間の経過は、のこぎり歯ギヤの歯として計
数される期間(図1の時点乃至時点区間)は計数
し、残りの期間(図1の時点乃至時点区間)はタイ
マーによって時間の経過を検出する。
定のシリンダーでの点火が必要であるので、ドゥウェル
オンタイミング及び点火タイミングは180゜ごとの毎
参照パルスごとに判断される。
の実施例のエンジン点火制御方法及び装置を詳細に説明
する。このような前提は、本発明を実施しようとする形
態によって当業者が多様に変更可能なものであり、前提
によって本発明の保護範囲を限定すると解釈すべきでは
ない。図2は、本発明の実施例のエンジン点火制御装置
を示したブロック図である。
エンジン点火制御装置は、シリンダー内でスパークを発
生させる点火プラグ271、272、273、274を
備えたエンジンの点火時期を制御する装置であって、エ
ンジンのクランク軸の設定された回転角度ごとにパルス
信号を発生させるクランクポジションセンサー210、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出器22
0、外部から印加される電流の制御によってドゥウェル
オン及び点火オン駆動され、点火オン駆動時に点火プラ
グ271、272、273、274のスパーク発生に必
要な電圧を発生させる点火コイル261、262、クラ
ンクポジションセンサー210からのパルス信号及びエ
ンジン回転数検出器220からのエンジン回転数に基づ
いて、点火コイル261、262をドゥウェルオン及び
点火オン制御する電子制御ユニット(Electron
ic Control Unit;以下、“ECU”と
する)250を含む。ECU250内には、タイマー2
55が内蔵されている。
61、262のうちの第1点火コイル261は第1、4
番シリンダーに装着された第1、4番点火プラグ27
1、274に連結され、第2点火コイル262は第2、
3番シリンダーに装着された第2、3番点火プラグ27
2、273に連結された構成を示した。しかし、この例
は、同期して回転する第1、4番シリンダーを同期点火
し、同様に、第2、3番シリンダーを同期点火する一例
であり、各シリンダーにはその他様々な構成で点火コイ
ルを配置することができるのが当業者に自明であるの
で、この一例の点火コイル配置によって本発明の保護範
囲を限定すると解釈すべきではない。
例として12゜ごとにパルス信号を発生させ、1、4番
シリンダーを基準にしたBTDC96゜及びBTDC1
08゜のパルス(以下、“ミッシングパルス”とする)
信号は発生させない。
よって動作するプロセッサーを含んで構成され、この
時、設定されたプログラムは、後述する本発明の実施例
の点火制御方法を行うための一連の命令とすることがで
きる。
方法を添付した図面を参照して詳細に説明する。図3及
び図4は、本発明の実施例のエンジン点火制御方法を示
したフローチャートである。
ンク軸が180°回転する時ごとにシリンダーを交互に
計算される。つまり、本発明の実施例の点火制御方法
は、クランク軸の回転にともなって持続的に繰り返され
る。
準にして示した図1のタイミング図を参照して本発明の
実施例を説明する。まず、エンジン回転数に基づいて参
照シリンダーのドゥウェル角及び点火角を計算する(S
310)。この段階(S310)で2、3番シリンダー
のドゥウェル角及び点火角が計算される。
た第1参照パルスの発生時点(図1の時点参照;以
下、“ドゥウェルオン参照パルス”という)から参照シ
リンダーのドゥウェルオンタイミング(図1の時点参
照)までのドゥウェルオン予備期間に対応する第1パル
スの個数(以下、“ドゥウェルオンカウント”という)
と第1タイマー駆動角度(以下、“ドゥウェルオン余り
角”という)とを計算する(S320)。
ように、クランクポジションセンサーのミッシングパル
ス以降に発生する2番目あるいはこれと180°のクラ
ンク角差を有するパルスのうちの一つである。即ち、
2、3番シリンダーに関してはミッシングパルス以降に
発生する2番目のパルスが、そして1、4番シリンダー
に関してはミッシングパルス以降の2番目のパルスと1
80°のクランク角差を有するパルス(図1の時点参
照)がドゥウェルオン参照パルスに設定されている。
オン余り角とを計算する過程(S320)をより具体的
に説明する。まず、参照シリンダー(一例として2、3
番シリンダー)を基準にしたドゥウェルオン参照パルス
のBTDC角度(つまり、252°)からドゥウェル角
及び点火角を減算した角度差をパルス間角度(つまり、
12°)で割る第1演算の余りの値と設定参照角(つま
り、一例として5°)とを比較する(S325)。即
ち、“第1演算”は{252−(ドゥウェル角+点火
角)/12}の値を計算する。
位置を変更する場合には変わる可能性があり、その変わ
った値は当業者が自明に理解することができる。また、
12°はクランクポジションセンサー210の解像度に
よる数値であって、これも異なる解像度のクランクポジ
ションセンサー210を用いる場合には当業者が自明に
変更することができる。
タイマーの駆動に必要な命令遂行期間より大きく設定さ
れたもので、5°の値は、通常の制御ユニットの命令遂
行性能を考慮して好ましいと判断される値に設定された
ものである。
る場合には、第1演算の商(quotient)をドゥ
ウェルオンカウント値として、第1演算の余り(rem
ainder)をドゥウェルオン余り角として設定する
(S330)。
ない場合には、第1演算の商から1を引いた値をドゥウ
ェルオンカウント値に、第1演算の余りにパルス間角度
(つまり、12°)を足した値をドゥウェルオン余り角
として設定する(S335)。
点火角が27度である場合には、第1演算の余りの値は
5°で設定参照角より大きくないので、ドゥウェルオン
カウントは第1演算の商から1を減算した値である9の
値を有するようになり、ドゥウェルオン余り角は17°
の値を有するようになる。
あり点火角が26度である場合には、第1演算の余りの
値は6°で設定参照角より大きいので、ドゥウェルオン
カウントは第1演算の商である10の値を有するように
なり、ドゥウェルオン余り角は6°の値を有するように
なる。
を駆動する角度区間を調節することができるようにな
り、したがって、タイマーの駆動によってクランク軸の
回転をモニタリングする区間を最少化にすることができ
る。
余り角とを計算した後には、ドゥウェルオンカウント値
をクランク角180°に対応する設定パルスの個数(一
例としてクランクポジションセンサーの解像度が12°
である場合には15)と比較して(S340)、この比
較の結果に基づいて、点火されるシリンダーを決定する
(S345、S350)。
火時期がクランク角180°を先行するシリンダーであ
る。点火されるシリンダーの決定は、より具体的に、比
較(S340)の結果、ドゥウェルオンカウント値が設
定パルスの個数より大きい場合には、参照シリンダー以
外の他のシリンダーを点火されるシリンダーに(S34
5)、そうでない場合には、参照シリンダーを点火され
るシリンダーに決定(S350)する。
参照シリンダーに関するドゥウェルオンカウント、ドゥ
ウェルオン余り角、そして点火角に基づいて点火される
シリンダーの点火プラグを点火するが、以下にこれに関
してより具体的に説明する。
ダーとが異なる場合には、ドゥウェルオンカウントを設
定パルスの個数(一例として15)だけ減算する(S3
65)。点火されるシリンダーのドゥウェルオンタイミ
ングは、参照シリンダーのドゥウェルオンタイミングよ
り180°先行するためである。
ゥウェルオンカウントが十分に大きい場合、つまり、参
照シリンダーのドゥウェルオンタイミングまで多くの時
間がかかる場合には、それ以前に点火することができる
他のシリンダーを点火することによって、現在適切な値
に計算されたドゥウェル角及び点火角をより速く点火時
期制御に活用することができるようになる。
(S355)した後には、図4に示すように、ドゥウェ
ルオン参照パルス(つまり、現在処理中のシリンダーを
基準にしたBTDC252°)の発生時点からドゥウェ
ルオンカウントだけのクランクポジションセンサー21
0の出力パルスの個数を計数して(S430)、その
後、ドゥウェルオン余り角をタイマーでモニター(S4
35)して、ドゥウェルオン余り角の終了時点に点火さ
れるシリンダーの点火コイルをドゥウェルオン駆動する
(S440)。
同一の場合には、ドゥウェルオン駆動過程がより複雑で
ある。エンジン回転数が増加する時に発生する可能性の
ある失火(misfire)に対する対応ロジックが必
要なためである。
ル角及び点火角が小さい値に計算され、したがって、比
較段階(S340)でドゥウェルオンカウントの値は設
定パルスの個数(つまり、15)より大きい値を有する
ようになるので、点火されるシリンダーは参照シリンダ
ーとは異なるシリンダーとなる。
ェル角及び点火角が大きい値を有するようになり、比較
段階(S340)でドゥウェルオンカウントの値は設定
パルスの個数(つまり、15)より小さい値を有するよ
うことになり、現在処理中の参照シリンダーを点火す
る。
失火するシリンダーが発生することがある。一例として
図4に示すように、直前(図4の時点参照)の点火時
期制御では、1、4番シリンダーのドゥウェル角(図4
のDA2参照)に関して計算された値に基づいて2、3
番シリンダーを点火する。この時、エンジン回転数が増
加(つまり、S340段階のドゥウェルオンカウント値
が減少)する場合に、現在(図4の時点参照)は2、
3番シリンダーのドゥウェル角(図4のDA3参照)に
関して計算された値に基づいて再び2、3番シリンダー
を点火する。したがって、1、4番シリンダーは一回の
失火が発生する。エンジン回転数が減少する過程では失
火の問題は発生しない。
れるシリンダーが参照シリンダーと同一でない状態から
同一な状態に切換されたかを判断して(S360)、判
断の結果、点火されるシリンダーが参照シリンダーと同
一でない状態から同一な状態に切換されたと判断された
場合には、他のシリンダーの点火コイルを強制ドゥウェ
ルオン駆動する(S365)。
同一でない状態から同一な状態に切換されたか否かは、
点火するシリンダーが参照シリンダーと同一であるので
(S350段階参照)、直前の点火シリンダーが現在点
火するシリンダーと同一であるかをさらに判断すること
によって可能である。
ウェルオンカウント以降のパルスがミッシングパルスに
該当する場合には、ドゥウェルオンタイミングに誤差が
発生するようになる。
らドゥウェルオンカウント以降のパルスがミッシングパ
ルスを含むミッシングパルス領域に該当するかを判断し
て(S370)、ミッシングパルス領域に該当する場合
には、ドゥウェルオン参照パルスからドゥウェルオンカ
ウント以降のパルスがミッシングパルス領域に含まれな
いように、ドゥウェルオンカウント及びドゥウェルオン
余り角を調整する(S390、S395)。
(図1のミッシングパルスの直前のパルスに該当する)
を減算して(S395)、ドゥウェルオンカウントが減
算された個数(ドゥウェルオンカウント−11)にパル
ス間角度(12°)をかけた角度をドゥウェルオン余り
角に合算する(S390)。ミッシングパルス領域は、
ミッシングパルス及びミッシングパルス直後のパルスを
含むと設定するのが好ましい。
ルスからドゥウェルオンカウント以降のパルスがミッシ
ングパルス領域に該当するか否かは、まず、参照シリン
ダーが2、3番シリンダーのうちの一つであるかの判断
(S375)、2、3番シリンダーのいずれでもない場
合には、ドゥウェルオンカウントが11を超過するか否
かに対する判断(S380)とを組み合わせて行われ
る。
は、現在の参照シリンダーが2、3番シリンダーである
場合には、ドゥウェルオンタイミングがミッシングパル
ス領域に該当する可能性がなく、また、ミッシングパル
ス直前のパルスは、2、3番シリンダーの点火オンに関
する参照パルスであるBTDC72°のパルス(つま
り、1、4番シリンダーに関するドゥウェルオン参照パ
ルス;図1の時点参照)から11番目のパルスである
ためである。
オンカウント以降のパルスがミッシングパルス領域に該
当するかの判断過程(S370)及びその判断の結果に
よってドゥウェルオンカウントとドゥウェルオン余り角
とを調整する過程(S390、S395)は、ミッシン
グパルスの発生角度、クランクポジションセンサーの解
像度、その他様々な実施例の変更によって変更できる
が、これにともなう必要な変更は当業者に自明である。
一な場合に、このように失火、ミッシングパルスなどに
対処するための必要な過程を行った後には、点火するシ
リンダーが参照シリンダーと異なる場合と同様に、ドゥ
ウェルオンカウントだけのパルスを計数して(S43
0)、ドゥウェルオン余り角をタイマーでモニター(S
435)して、ドゥウェルオン余り角の終了時点に点火
されるシリンダーの点火コイルをドゥウェルオン駆動す
る(S440)。
プラグを点火オン駆動する過程に関して説明する。ま
ず、参照シリンダーに関して設定された第2参照パルス
の発生時点(図1の時点参照;以下、“点火オン参照
パルス”という)から参照シリンダーの点火オンタイミ
ング(図1の時点参照)までの点火オン予備期間に対
応する第2パルスの個数(以下、“点火オンカウント”
という)と第2タイマー駆動角度(以下、“点火オン余
り角”という)とを計算する(S410)。
(一例として2、3番シリンダー)を基準にした点火オ
ン参照パルスのBTDC角度(つまり、72°)から点
火角を減算した角度差をパルス間角度(つまり、12
°)で割る第2演算の余りの値と設定参照角(つまり、
一例として5°)とを比較する(S415)。即ち、
“第2演算”は{72−点火角/12}の値を計算す
る。
態によって変更することが出来、このような実施の形態
によって変更される値は当業者に自明である。設定参照
角は、パルス間角度より小さく、タイマーの駆動に必要
な命令遂行期間より大きく設定したもので、5°の値
は、通常の制御ユニットの命令遂行性能を考慮して好ま
しいと判断される値に設定したものである。
る場合には、第2演算の商を点火オンカウント値とし
て、そして第2演算の余りを点火オン余り角として設定
する(S420)。第2演算の余り値が設定参照角を超
過しない場合には、第2演算の商から1を引いた値を点
火オンカウント値として、第2演算の余りにパルス間角
度(つまり、12°)を足した値を点火オン余り角とし
て設定する(S425)。
余り角の計算過程(S410)は、ドゥウェルオン駆動
の開始段階(S430)以前に行われる。このように計
算された点火オンカウント及び点火オン余り角に基づい
て点火されるシリンダーを点火する過程(S450、S
455、S460)は、ドゥウェルオン駆動過程(S4
30、S435、S440)と並行して行われる。
スの発生時点(BTDC72°)から点火オンカウント
のパルスを計数して(S450)、点火オン余り角に該
当する時間をタイマーでモニターして(S455)、点
火オン余り角の終了時に点火されるシリンダーの点火コ
イルを点火オン駆動する(S460)。
460)と同時に、点火されるシリンダーが参照シリン
ダーと同一でない状態から同一な状態に切換された場合
(S465段階で判断)には、点火されるシリンダーの
点火コイルを点火オン駆動する段階(S460)と同期
化して、他のシリンダーの点火コイルを点火オン駆動す
る(S470)。
ーのドゥウェルオンタイミングがドゥウェルオン参照タ
イミングから十分に時間がかかる場合には、参照シリン
ダーに関し計算されたデータに基づいて他のシリンダー
をまず点火駆動することによって、適切な点火タイミン
グを迅速に適用することができる。したがって、高いエ
ンジン回転数でも点火時期を精密に制御することができ
る。
余り角を設定参照角と比較し、それに基づいてその値を
調整することによって、タイマーで時間を測定する角度
範囲を減らすことができる。
ダーとが異なる状態から同一な状態に切換される瞬間
に、現在決定した点火シリンダー以外の他のシリンダー
を強制点火駆動することによって、失火を防止すること
ができる。また、パルスの計数を終了する時点がミッシ
ングパルス領域である場合を避けるようになるので、エ
ンジンの誤作動を防止することができる。
られる波形及びその波形の進行中にシリンダーの点火が
行われる過程を図式化したタイミング図(timing
diagram)の一例である。
ク図である。
たフローチャートである。
方法を示したフローチャートである。
が発生することがあることを説明するための図面であ
る。
Claims (24)
- 【請求項1】 エンジン回転数に基づいて、参照シリン
ダーのドゥウェル角及び点火角を計算する段階;前記参
照シリンダーの設定された第1参照パルスの発生時点か
ら前記参照シリンダーのドゥウェルオンタイミングまで
のドゥウェルオン予備期間に対応する第1パルスの個数
と第1タイマー駆動角度とを計算するドゥウェルオン予
備期間決定段階;前記第1パルスの個数をクランク角1
80°に対応する設定パルスの個数と比較する段階;前
記第1パルスの個数と前記設定パルスの個数との比較の
結果に基づいて、点火されるシリンダーを決定する点火
シリンダー決定段階;及び前記参照シリンダーに関する
前記第1パルスの個数及び第1タイマー駆動角度、そし
て点火角に基づいて、前記点火されるシリンダーの点火
プラグを点火する点火段階;を含むことを特徴とするエ
ンジン点火制御方法。 - 【請求項2】 前記第1参照パルスは、 クランクポジションセンサーのミッシングパルス以降に
発生する2番目あるいはこれと180°のクランク角差
を有するパルスであることを特徴とする、請求項1に記
載のエンジン点火制御方法。 - 【請求項3】 前記ドゥウェルオン予備期間決定段階
は、 前記参照シリンダーを基準にした前記第1参照パルスの
BTDC角度から前記ドゥウェル角及び前記点火角を減
算した角度差をパルス間角度で割る第1演算の余りの値
と設定参照角とを比較するドゥウェルオンタイミング余
り比較段階;前記第1演算の余りの値が前記設定参照角
を超過する場合に、前記第1演算の商を前記第1パルス
の個数として、前記第1演算の余りを前記第1タイマー
駆動角度として設定する段階;及び前記第1演算の余り
の値が前記設定参照角を超過しない場合に、前記第1演
算の商から1を引いた値を前記第1パルスの個数とし
て、前記第1演算の余りにパルス間角度を足した値を前
記第1タイマー駆動角度として設定する段階;を含むこ
とを特徴とする、請求項1に記載のエンジン点火制御方
法。 - 【請求項4】 前記設定参照角は、パルス間角度より小
さく、タイマーの駆動に必要な命令遂行期間より大きく
設定されることを特徴とする、請求項3に記載のエンジ
ン点火制御方法。 - 【請求項5】 前記設定参照角は約5゜に設定されるこ
とを特徴とする、請求項3に記載のエンジン点火制御方
法。 - 【請求項6】 前記点火シリンダー決定段階は、 前記比較の結果、前記第1パルスの個数が前記設定パル
スの個数より大きい場合には、前記参照シリンダー以外
の他のシリンダーを点火されるシリンダーに、そうでな
い場合には、前記参照シリンダーを点火されるシリンダ
ーに決定することを特徴とする、請求項1に記載のエン
ジン点火制御方法。 - 【請求項7】 前記点火段階は、 点火されるシリンダーが前記参照シリンダーと同一でな
い場合に、前記第1パルスの個数から前記設定パルスの
個数を減算する段階;前記設定された第1参照パルスの
発生時点から前記第1パルスの個数のパルスを計数する
段階;前記第1パルスの個数のパルスを計数した後、前
記第1タイマー駆動角度に該当する時間の間タイマーを
駆動する段階;及び前記第1タイマー駆動角度の終了時
に点火されるシリンダーの点火コイルをドゥウェルオン
駆動する段階;を含むことを特徴とする、請求項6に記
載のエンジン点火制御方法。 - 【請求項8】 前記点火段階は、点火されるシリンダー
が前記参照シリンダーと同一でない状態から同一な状態
に切換されたかを判断する段階;及び点火されるシリン
ダーが前記参照シリンダーと同一でない状態から同一な
状態に切換されたと判断された場合に、前記他のシリン
ダーの点火コイルを強制ドゥウェルオン駆動する段階;
をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載のエン
ジン点火制御方法。 - 【請求項9】 前記第1参照パルスから前記第1パルス
の個数以降のパルスがミッシングパルスを含むミッシン
グパルス領域に該当するかを判断する段階;ミッシング
パルス領域に該当する場合に、前記第1参照パルスから
前記第1パルスの個数以降のパルスがミッシングパルス
領域に含まれない値に前記第1パルスの個数を減算する
段階;及び前記第1パルスの個数の減算個数にパルス間
角度をかけた角度を前記第1タイマー駆動角度に合算す
る段階;をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記
載のエンジン点火制御方法。 - 【請求項10】 前記ミッシングパルス領域は、前記ミ
ッシングパルス及びミッシングパルス直後のパルスを含
むことを特徴とする、請求項9に記載のエンジン点火制
御方法。 - 【請求項11】 前記点火段階は、 前記点火されるシリンダーの設定された第2参照パルス
の発生時点から前記点火されるシリンダーの点火タイミ
ングまでの点火オン予備期間に対応する第2パルスの個
数と第2タイマー駆動角度とを計算する点火オン予備期
間決定段階;前記第2参照パルスの発生時点から前記第
2パルスの個数のパルスを計数する段階;前記第2パル
スの個数のパルスを計数した後、前記第2タイマー駆動
角度に該当する時間の間タイマーを駆動する段階;前記
第2タイマー駆動角度の終了時に点火されるシリンダー
の点火コイルを点火オン駆動する段階;をさらに含むこ
とを特徴とする、請求項7に記載のエンジン点火制御方
法。 - 【請求項12】 前記点火オン予備期間決定段階は、前
記点火されるシリンダーを基準にした前記第2参照パル
スのBTDC角度から前記点火角を減算した角度差をパ
ルス間角度で割る第2演算の余りの値と前記設定参照角
とを比較する点火オンタイミング余り比較段階;前記第
2演算の余りの値が前記設定参照角を超過する場合に、
前記第2演算の商を前記第2パルスの個数として、前記
第2演算の余りを前記第2タイマー駆動角度として設定
する段階;及び前記第2演算の余りの値が前記設定参照
角を超過しない場合に、前記第2演算の商から1を引い
た値を前記第2パルスの個数として、前記第2演算の余
りにパルス間角度を足した値を前記第2タイマー駆動角
度として設定する段階;を含むことを特徴とする、請求
項11に記載のエンジン点火制御方法。 - 【請求項13】 前記設定参照角は、パルス間角度より
小さく、タイマーの駆動に必要な命令遂行期間より大き
く設定されることを特徴とする、請求項12に記載のエ
ンジン点火制御方法。 - 【請求項14】 前記設定参照角は約5°に設定される
ことを特徴とする、請求項12に記載のエンジン点火制
御方法。 - 【請求項15】 前記点火段階は、点火されるシリンダ
ーが前記参照シリンダーと同一でない状態から同一な状
態に切換された場合に、前記点火されるシリンダーの点
火コイルを点火オン駆動する段階と同期化して、前記他
のシリンダーの点火コイルを点火オン駆動する段階をさ
らに含むことを特徴とする、請求項12に記載のエンジ
ン点火制御方法。 - 【請求項16】 シリンダー内でスパークを発生させる
点火プラグを備えたエンジンの点火タイミングを制御す
る装置であって、 前記エンジンのクランク軸の設定された回転角度ごとに
パルス信号を発生させるクランクポジションセンサー;
前記エンジンのエンジン回転数を検出するエンジン回転
数検出器;外部から印加される電流の制御によってドゥ
ウェルオン及び点火オン駆動され、点火オン駆動時に前
記点火プラグのスパーク発生に必要な電圧を発生させる
点火コイル;前記クランクポジションセンサーからのパ
ルス信号及び前記エンジン回転数検出器からのエンジン
回転数に基づいて、前記点火コイルをドゥウェルオン及
び点火オン制御する電子制御ユニット;を含み、 前記電子制御ユニットは、 エンジン回転数に基づいて、参照シリンダーのドゥウェ
ル角及び点火角を計算する段階;前記参照シリンダーの
設定された第1参照パルスの発生時点から前記参照シリ
ンダーのドゥウェルオンタイミングまでのドゥウェルオ
ン予備期間に対応する第1パルスの個数と第1タイマー
駆動角度とを計算するドゥウェルオン予備期間決定段
階;前記第1パルスの個数をクランク角180°に対応
する設定パルスの個数と比較する段階;前記第1パルス
の個数と前記設定パルスの個数との比較の結果に基づい
て、点火されるシリンダーを決定する点火シリンダー決
定段階;及び前記参照シリンダーに関する前記第1パル
スの個数及び第1タイマー駆動角度、そして点火角に基
づいて、前記点火されるシリンダーの点火プラグを点火
する点火段階;を行うための一連の命令を行うことを特
徴とするエンジン点火制御装置。 - 【請求項17】 前記ドゥウェルオン予備期間決定段階
は、 前記参照シリンダーを基準にした前記第1参照パルスの
BTDC角度から前記ドゥウェル角及び前記点火角を減
算した角度差をパルス間角度で割る第1演算の余りの値
と設定参照角とを比較するドゥウェルオンタイミング余
り比較段階;前記第1演算の余りの値が前記設定参照角
を超過する場合に、前記第1演算の商を前記第1パルス
の個数として、前記第1演算の余りを前記第1タイマー
駆動角度として設定する段階;及び前記第1演算の余り
の値が前記設定参照角を超過しない場合に、前記第1演
算の商から1を引いた値を前記第1パルスの個数とし
て、前記第1演算の余りにパルス間角度を足した値を前
記第1タイマー駆動角度として設定する段階;を含むこ
とを特徴とする、請求項16に記載のエンジン点火制御
装置。 - 【請求項18】 前記設定参照角は、パルス間角度より
小さく、タイマーの駆動に必要な命令遂行期間より大き
く設定されたことを特徴とする、請求項17に記載のエ
ンジン点火制御装置。 - 【請求項19】 前記点火シリンダー決定段階は、 前記比較の結果、前記第1パルスの個数が前記設定パル
スの個数より大きい場合には、前記参照シリンダー以外
の他のシリンダーを点火されるシリンダーに、そうでな
い場合には、前記参照シリンダーを点火されるシリンダ
ーに決定することを特徴とする、請求項16に記載のエ
ンジン点火制御装置。 - 【請求項20】 前記点火段階は、 点火されるシリンダーが前記参照シリンダーと同一でな
い場合に、前記第1パルスの個数から前記設定パルスの
個数を減算する段階;前記設定された第1参照パルスの
発生時点から前記第1パルスの個数のパルスを計数する
段階;前記第1パルスの個数のパルスを計数した後、前
記第1タイマー駆動角度に該当する時間の間タイマーを
駆動する段階;及び前記第1タイマー駆動角度の終了時
に点火されるシリンダーの点火コイルをドゥウェルオン
駆動する段階;を含むことを特徴とする、請求項19に
記載のエンジン点火制御装置。 - 【請求項21】 前記点火段階は、 点火されるシリンダーが前記参照シリンダーと同一でな
い状態から同一な状態に切換されたかを判断する段階;
及び点火されるシリンダーが前記参照シリンダーと同一
でない状態から同一な状態に切換されたと判断された場
合に、前記他のシリンダーの点火コイルを強制ドゥウェ
ルオン駆動する段階;をさらに含むことを特徴とする、
請求項20に記載のエンジン点火制御装置。 - 【請求項22】 前記電子制御ユニットは、 前記第1参照パルスから前記第1パルスの個数以降のパ
ルスがミッシングパルスを含むミッシングパルス領域に
該当するかを判断する段階;ミッシングパルス領域に該
当する場合に、前記第1参照パルスから前記第1パルス
の個数以降のパルスがミッシングパルス領域に含まれな
い値に前記第1パルスの個数を減算する段階;及び前記
第1パルスの個数の減算個数にパルス間角度をかけた角
度を前記第1タイマー駆動角度に合算する段階;をさら
に行うことを特徴とする、請求項20に記載のエンジン
点火制御装置。 - 【請求項23】 前記点火段階は、前記点火されるシリ
ンダーの設定された第2参照パルスの発生時点から前記
点火されるシリンダーの点火タイミングまでの点火オン
予備期間に対応する第2パルスの個数と第2タイマー駆
動角度とを計算する点火オン予備期間決定段階;前記第
2参照パルスの発生時点から前記第2パルスの個数のパ
ルスを計数する段階;前記第2パルスの個数のパルスを
計数した後、前記第2タイマー駆動角度に該当する時間
の間タイマーを駆動する段階;前記第2タイマー駆動角
度の終了時に点火されるシリンダーの点火コイルを点火
オン駆動する段階;を含むことを特徴とする、請求項2
0に記載のエンジン点火制御装置。 - 【請求項24】 前記点火オン予備期間決定段階は、 前記点火されるシリンダーを基準にした前記第2参照パ
ルスのBTDC角度から前記点火角を減算した角度差を
パルス間角度で割る第2演算の余りの値と前記設定参照
角とを比較する点火オンタイミング余り比較段階;前記
第2演算の余りの値が前記設定参照角を超過する場合
に、前記第2演算の商を前記第2パルスの個数として、
前記第2演算の余りを前記第2タイマー駆動角度として
設定する段階;及び前記第2演算の余りの値が前記設定
参照角を超過しない場合に、前記第2演算の商から1を
引いた値を前記第2パルスの個数として、前記第2演算
の余りにパルス間角度を足した値を前記第2タイマー駆
動角度として設定する段階;を含むことを特徴とする、
請求項23に記載のエンジン点火制御装置。
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