JP2001263212A - 内燃機関の電子制御装置 - Google Patents

内燃機関の電子制御装置

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JP2001263212A JP2000071756A JP2000071756A JP2001263212A JP 2001263212 A JP2001263212 A JP 2001263212A JP 2000071756 A JP2000071756 A JP 2000071756A JP 2000071756 A JP2000071756 A JP 2000071756A JP 2001263212 A JP2001263212 A JP 2001263212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カム軸の角速度変動によりクランク角検出手
段の出力に角度誤差が生じた場合でも、正確に点火時期
が制御できる内燃機関の電子制御装置を得る。 【解決手段】 左右のバンク列1aと1bとを持つV型
多気筒内燃機関1と、一方のバンク列1aのカム軸に設
けられ回転角信号を出力するクランク角検出手段12
と、内燃機関の点火すべき気筒の判別信号を生成する気
筒判別手段14と、内燃機関の吸入空気量を計測する吸
入空気量計測手段4と、吸入空気量と回転角信号と気筒
判別信号などを入力して回転速度と点火時期とを演算す
るECU18とを備え、このECU18が、クランク角
検出手段12からの回転角信号を入力して同一バンク列
の信号周期の変化状態から次回の信号周期を予測演算
し、この予測結果に基づいて次回の点火時期を設定する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、V型多気筒内燃
機関の点火時期を制御する電子制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】V型多気筒内燃機関では左右のバンク列
の各シリンダヘッド内にそれぞれカム軸が設けられ、各
カム軸はクランク軸からタイミングベルトなどにより駆
動されると共に、いずれか一方のカム軸にはクランク角
検出手段が設けられ、このクランク角検出手段の回転角
信号により点火時期の制御がなされている。しかし、タ
イミングベルトには若干の弛みがあり、カム軸に加わる
吸気弁または排気弁の揚程に対するバルブスプリングの
反力などの回転抵抗があるために、クランク軸とカム軸
とは完全な同期回転ができず、カム軸の回転には角速度
に変動が生じてクランク角検出手段の回転角信号と実際
のクランク軸の回転角との間にはずれが生じ、従って、
点火時期にも正規の点火時期に対してずれが生じてい
た。
【0003】このような点火時期のずれを補正する技術
としては、特開平3−18666号公報にその一例が開
示されている。この技術は、クランク角検出手段が設け
られている側のバンク列が他の側のバンク列に対して点
火時期に遅れが生じることに着目し、気筒判別手段によ
りいずれの側の点火であるかを判別し、クランク角検出
手段が設けられていない側のバンク列についてはクラン
ク角検出手段の出力により点火時期を設定し、クランク
角検出手段が設けられている側のバンク列については回
転速度と進角補正値とをパラメータとした補正テーブル
マップにより点火時期を補正するようにしたものであ
る。
【0004】また、カム軸の角速度に変動が生じた場合
の点火時期の補正に関する技術としては、V型多気筒内
燃機関用の点火装置ではないが、特公昭58−5115
5号公報にその技術が開示されている。この技術は回転
速度に応じた点火時期を設定するに際し、前回と今回の
クランク角検出手段の信号周期から次回の信号周期を演
算して予測し、最大進角位置にある第一の基準位置信号
からの角度を演算して演算された角度で点火するように
設定すると共に、上死点位置に第二の基準位置信号を設
け、角速度に急変が生じて演算による点火が遅れた場合
にはこの第二の基準位置信号にて強制的に点火を行い、
点火時期の遅れによるトラブルを避けるようにしたもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来装置
において、前者は補正テーブルマップを使用して左右の
各バンク列間の点火時期のずれを補正するものであり、
一方のバンク列の点火時期を基準とした補正であるた
め、バンク列間の点火時期のずれは補正できるが、カム
軸の角速度の変動に起因するクランク軸とカム軸との絶
対的な角度のずれは補正できず、従って、クランク軸の
回転角に対する適正な点火時期を得ることは困難であっ
た。また、後者の技術では前回と今回とのクランク角検
出手段の信号周期の差をそのまま次回と今回との周期の
差として予測するので、やはり、カム軸の角速度の変動
に起因するクランク軸とカム軸との絶対的な角度のずれ
は補正できず、角度のずれによって生じた前回と今回と
の周期偏差による次回の予測周期には誤差が生じ、点火
時期にもずれを生ずるものであった。
【0006】この発明は、このような課題を解決するも
のであり、V型多気筒内燃機関において、クランク軸と
カム軸との間に角度差が生じ、クランク角検出手段の出
力に角度誤差が生じても正確な点火時期の制御が可能に
なる点火時期制御用の内燃機関の電子制御装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる内燃機
関の電子制御装置は、左右のバンク列を有するV型多気
筒の内燃機関と、この内燃機関の左右のバンク列の内、
一方のバンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力す
るクランク角検出手段と、内燃機関の点火すべき気筒の
判別信号を生成する気筒判別手段と、内燃機関の吸入空
気量を計測する吸入空気量計測手段と、少なくとも吸入
空気量と回転角信号と気筒判別信号とを入力して回転速
度と点火時期とを演算するECUとを備え、このECU
がクランク角検出手段の回転角信号から信号周期を演算
し、同一バンク列の信号周期の変化状態から次回の信号
周期を予測演算し、この予測結果に基づいて次回の点火
時期を設定するように構成したものである。
【0008】また、左右のバンク列を有するV型多気筒
の内燃機関と、この内燃機関の左右のバンク列の内、一
方のバンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力する
クランク角検出手段と、内燃機関の点火すべき気筒の判
別信号を生成する気筒判別手段と、内燃機関の吸入空気
量を計測する吸入空気量計測手段と、少なくとも吸入空
気量と回転角信号と気筒判別信号とを入力して回転速度
と点火時期とを演算するECUとを備え、このECUが
クランク角検出手段の回転角信号から信号周期を演算
し、一方のバンク列の信号周期の変化状態と、他方の前
回の信号周期とから、他方のバンク列の次回の信号周期
を予測演算し、この予測結果に基づいて点火時期を設定
するように構成したものである。
【0009】さらに、回転速度と、回転速度および吸入
空気量から演算される充填効率との少なくとも一方から
回転角信号位置の補正量をマップ検索し、この補正量に
より点火時期を補正するようにしたものである。さらに
また、一方のバンク列の信号周期と他方のバンク列の信
号周期とからバンク列間の信号周期の偏差を演算し、こ
の偏差から補正量を演算して点火時期を補正するように
したものである。また、複数の回転速度範囲を設定し、
この回転速度範囲毎に点火時期の補正量を設定するよう
にしたものである。
【0010】さらに、左右のバンク列を有するV型多気
筒の内燃機関と、この内燃機関の左右のバンク列の内、
一方のバンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力す
るクランク角検出手段と、内燃機関のクランク軸に設け
られ回転角信号を出力する失火センサと、内燃機関の点
火すべき気筒の判別信号を生成する気筒判別手段と、内
燃機関の吸入空気量を計測する吸入空気量計測手段と、
少なくとも吸入空気量と回転角信号と気筒判別信号とを
入力して回転速度と点火時期とを演算するECUとを備
え、このECUがクランク角検出手段の回転角信号から
信号周期を演算し、この信号周期の変化状態から次回の
信号周期を予測演算して点火時期を設定すると共に、ク
ランク角検出手段から得た回転角信号位置と、失火セン
サから得た回転角信号位置との偏差から補正量を演算
し、この補正量により点火時期を補正するように構成し
たものである。
【0011】さらにまた、信号周期の演算結果から、各
バンク毎に対応した信号周期の変動が所定値を越えたと
判定されたとき、クランク角検出手段の特定の角度信号
に対応して点火がなされるように構成したものである。
【0012】また、左右のバンク列を有するV型多気筒
の内燃機関と、この内燃機関の左右のバンク列の内、一
方のバンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力する
クランク角検出手段と、内燃機関のクランク軸に設けら
れ回転角信号を出力する失火センサと、内燃機関の点火
すべき気筒の判別信号を生成する気筒判別手段と、内燃
機関の吸入空気量を計測する吸入空気量計測手段と、少
なくとも吸入空気量と回転角信号と気筒判別信号とを入
力して回転速度と点火時期とを演算するECUとを備
え、このECUがクランク角検出手段の回転角信号から
信号周期を演算し、この信号周期の変化状態から次回の
信号周期を予測演算すると共に、前記クランク角検出手
段による回転角信号の変動が大きくなる回転領域を記憶
しておき、この回転領域内では失火センサの回転角信号
から得た信号周期の変化状態から次回の信号周期を予測
演算し、これらの予測結果に基づいて次回の点火時期を
設定するようにしたものである。
【0013】さらに、点火時期を決定する回転速度が複
数の信号周期から演算されるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図3
は、この発明の実施の形態1の内燃機関の電子制御装置
を説明するためのもので、図1は内燃機関のシステム構
成図、図2は動作説明用のタイムチャート、図3は動作
説明用のフローチャートであり、これらの構成と動作と
はV型6気筒の内燃機関の場合を一例として示したもの
である。
【0015】図1において、1は左側バンク列1aと右
側バンク列1bとからなるV型多気筒の内燃機関、2は
吸気温センサ3を有するエアクリーナ、4は吸入空気量
を計測するエアフローセンサなどの吸入空気量計測手
段、5はアイドル回転制御バルブ(ISCバルブ)6と
スロットルセンサ7とを有するスロットルボディ、8は
EGRバルブ、9は吸気管10に設けられた燃料噴射
弁、11は図示しない点火プラグに接続された点火コイ
ル、12は例えば内燃機関1の左側バンク列1aのカム
軸に設けられたクランク角検出用ロータ13aに設けら
れた歯の位置を検出するクランク角検出手段(クランク
角センサ)、14は気筒識別用ロータ13bに設けられ
た歯の位置を検出する気筒識別センサ、15は内燃機関
1のクランク軸に設けられ、クランク軸の回転角を検出
してその変動により失火を検出する失火センサ、16は
排気管17に設けられたO2 センサ、18はこれらの各
センサ類からの信号を入力して内燃機関1を制御するE
CUである。
【0016】このような構成を持つ内燃機関の電子制御
装置において、クランク角検出手段12は図2の(b)
に示すように、例えば各気筒の上死点前75°の信号B
75と上死点前5°の信号B5との位置信号を基準位置
信号として生成し、B5の信号は図2の(a)に示す気
筒判別信号と共に、両者の論理から点火すべき気筒の判
別を行うように設定されている。また図2の(e)は失
火センサ15から得たクランク軸の回転角信号パルスで
あり、図2の(d)は実際のクランク軸の回転角をクラ
ンク角検出手段12の信号(b)と対比して示したもの
で、(b)に示したクランク角検出手段12の信号は、
上記したようにカム軸に角速度の変動があるため、実際
のクランク軸の回転角(d)に対しては角度差が生じて
いる。
【0017】この角度差の状態を示したのが図2の
(c)であり、一方のバンク列の周期であるT(I−
3)、T(I−1)、T(I+1)と、他方のバンク列
の周期であるT(I−2)、T(I)との間には時間的
に長短の差が生じ、クランク角検出手段12による計測
周期の基準位置信号B75とB5との信号位置は、実際
のクランク位置に対してずれが発生している。従って、
基準位置信号により決定される点火時期にも本来の点火
時期に対しては角度差が生じ、一方のバンク列では進
み、他方のバンク列では遅れることになる。なお、図
2、および、以下の動作説明においてT(I)は今回の
計測周期、T(I−1)は前回の計測周期、T(I−
2)は前々回すなわち二回前の計測周期、T(I−3)
は三回前の計測周期を示し、T(I+1)は次回の周期
を示すもので、6気筒の内燃機関の場合は各周期がクラ
ンク軸の回転角度の120°に相当する。
【0018】以上に説明した信号位置と実際のクランク
位置との誤差に対し、この発明の実施の形態1の内燃機
関の電子制御装置においては、ECU18が図3のフロ
ーチャートに示したように動作して点火時期を補正す
る。なお、この動作は基準位置B75の信号を基にして
動作するものである。図3のフローチャートにおいて、
まず、ステップ101においてはクランク角検出手段1
2の基準位置B75の信号周期T(I)を計測し、ステ
ップ102においてはクランク角検出手段12の今回の
信号周期T(I)と前回の信号周期T(I−1)とから
内燃機関の回転速度Nを演算する。次にステップ103
では吸入空気量計測手段4の信号から吸入空気量Qを演
算し、ステップ104にてこの吸入空気量Qと内燃機関
の回転速度Nとから充填効率ECを演算する。
【0019】続いてステップ105に進み、次回の信号
周期の予測値T(I+1)’を演算する。すなわち、前
回の信号周期T(I−1)と三回前の信号周期T(I−
3)との差がT(I−1)−T(I−3)≧k1×T
(I−1)であり内燃機関が減速状態にあるときには、 T(I+1)’=T(I−1)+k2×(T(I−1)
−T(I−3)) として求め、また、|T(I−1)−T(I−3)|<
k1×T(I−1)で回転速度の変化が所定値以下のと
きには、 T(I+1)’=T(I−1) として求め、さらに、T(I−3)−T(I−1)≧k
1×T(I−1)となって内燃機関が加速状態にあると
きには、 T(I+1)’=T(I−1)−k2×(T(I−3)
−T(I−1)) として演算し、予測する。なおここで、k1、k2は係
数であり、また、V型6気筒の内燃機関では、T(I−
1)とT(I−3)とT(I+1)’の信号周期は同一
バンク列の信号周期ということになる。
【0020】さらに、ステップ106では、内燃機関の
回転速度Nと充填効率ECとの値によりマップ検索して
目標点火時期(目標進角量)ADVを演算し、ステップ
107では回転速度Nと充填効率ECとの少なくとも一
方から予め記憶されたマップの検索により、クランク角
検出手段12の基準位置信号B75と実際のクランク位
置とのずれ量を補正するための点火時期補正量TDを読
みとり演算する。続いてステップ108では制御すべき
点火時期を、 θ=ADV+TD として演算し、さらに、ステップ109において、基準
位置信号B75すなわちBTDC75°の位置から点火
するまでの時間Tθを、 Tθ=(75°−θ)×T(I+1)’/120° として演算する。
【0021】続いてステップ110では |T(I)−T(I−2)|≧k3×T(I) が成立するかどうかを判定してNOであればステップ1
11にてBTDC75°の位置からTθ後に点火信号が
発生するようにタイマをセットし、YESであればステ
ップ112に進んでBTDC5°のB5信号にて強制的
に点火信号を発生させるようにフラグF1をセットし、
点火コイルの通電を開始する。なお、ここで、k3は係
数である。
【0022】以上のように、この発明の実施の形態1の
内燃機関の電子制御装置による点火位置の演算では、左
側バンク列と右側バンク列とでクランク角検出手段12
が計測する信号周期が図2のように交互に異なることに
対し、ステップ105にて同一バンク列の前回と前々回
との信号周期からその変化量を演算して次回の信号周期
を予測し、さらにステップ107でクランク角検出手段
12の基準位置信号のずれ量をマップに記憶した値から
補正するので、バンク列毎に精度の高い信号周期の予測
ができ、角度の誤差も修正されて点火時期が設定される
ことになる。また、ステップ110にて同一バンク列に
おける信号周期の急変動を検知し、信号周期に急変動が
あった場合にはB5位置にて強制点火するので正確に周
期の急変動判定を行うことができ、点火時期の大きな変
動を防止することができる。さらに、回転速度と充填効
率とから目標進角量を設定するので適正な点火時期を得
ることができることになる。
【0023】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2の内燃機関の電子制御装置の動作説明用フローチャ
ートであり、この実施の形態ではECU18は次のよう
に動作する。なお、図4のフローチャートにおいて、ス
テップ201から204までの動作は、実施の形態1の
ステップ101からステップ104までの動作と同一で
あり、ここでの説明は省略する。
【0024】ステップ205では次回の信号周期の予測
値T(I+1)’を次のように予測演算する。すなわ
ち、T(I)−T(I−2)≧k1×T(I)で内燃機
関が減速状態にあるとき、 T(I+1)’=T(I−1)+k2×(T(I)−T
(I−2)) として求め、また、|T(I)−T(I−2)|<k1
×T(I)で、回転速度の変化が少ないときには、 T(I+1)’=T(I−1) として求め、さらに、T(I−2)−T(I)≧k1×
T(I−1)で内燃機関が加速状態にあるとき、 T(I+1)’=T(I−1)−k2×(T(I−2)
−T(I)) として予測する。ここで、周期T(I)とT(I−2)
とは同一バンク列の信号周期であるが、両者と予測周期
T(I+1)’とは異なるバンク列の信号周期である。
しかし、予測周期T(I+1)’に対してはこの両者は
時間的に最も近い信号周期であり、この両者から信号周
期の変動を検知して予測周期と同一バンク列の前回の信
号周期T(I−1)に加算するため、より高精度で予測
ができることになる。
【0025】ステップ206では実施の形態1のステッ
プ106と同様に内燃機関の回転速度Nと充填効率EC
との値によりマップを検索して目標点火時期(目標進角
量)ADVを演算し、ステップ207ではスロットルセ
ンサ7の動きの監視から運転が定常状態であるかどうか
を判定し、定常状態であればステップ208にて左バン
ク列の信号周期と右バンク列の信号周期との偏差から点
火時期の補正量TDを TD=((T(I)−T(I−1))×2×k5×12
0)/(T(I)+T(I−1)) として演算し、ステップ209において、このTDの所
定の回転速度ゾーン毎の値をTDxとして記憶する。こ
こでTDxは、 TDx=(TD(I−1)+TD)/2 として前回の値との平均値をとり、例えば、2000r
pm以下と、4000rpm以下と、4000rpm以
上とに分けて異なるアドレスに格納する。
【0026】続いてステップ210に進むが、ステップ
207にてスロットルセンサ7に所定以上の動きがあ
り、定常状態でないと判断されればステップ207から
ステップ210にジャンプすることになる。ステップ2
10では制御点火時期を、 θ=ADV+TDx として演算し、さらに、ステップ211において、基準
位置B75すなわちBTDC75°の信号位置から点火
するまでの時間Tθを、 Tθ=(75°−θ)×T(I+1)’/120° として演算する。なお、このステップ211は実施の形
態1のステップ109とは同一処理であり、このステッ
プ以降も実施の形態1とは同一処理となる。
【0027】以上のように、この実施の形態ではステッ
プ205において、予測周期に対して時間的により近い
他方のバンク列の信号周期の偏差を用い、予測対象のバ
ンク列の周期予測を行うようにしたので予測精度を高め
ることができ、また、ステップ208と209とにおい
て、スロットル操作の安定状態を検知して各バンク列間
の信号周期差から回転ゾーン毎の補正量を設定するよう
にしたので、バンク列間のずれを高精度に補正すること
ができ、実施の形態1の場合と同様に各バンク列毎に精
度の高い点火時期の設定ができると共に、周期の急変動
に対しても点火時期の大きな変動を防止することができ
るものである。
【0028】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3の内燃機関の電子制御装置の動作説明用フローチ
ャートであり、実施の形態3の制御内容は実施の形態1
の制御内容と比べ、ステップ307の点火時期の補正量
の演算方法のみが異なるものであるが、以下に順を追っ
て説明すると、ステップ301ではクランク角検出手段
12が出力するB75の信号周期T(I)を計測し、ス
テップ302においてこの信号周期の今回測定値T
(I)と前回測定値T(I−1)とから回転速度Nを演
算する。ステップ303では吸入空気量計測手段4の信
号から吸入空気量Qを演算し、ステップ304において
はこの吸入空気量Qと内燃機関の回転速度Nとから充填
効率ECを演算する。
【0029】ステップ305では次回の信号周期の予測
値T(I+1)’を演算するが、演算内容は実施の形態
1のステップ105と全く同一であるので説明は省略す
る。ステップ306において回転速度Nと充填効率EC
との値によりマップから目標点火時期ADVを演算す
る。ステップ307において点火時期の補正量を設定す
るが、この設定は次のようにして行われる。すなわち、
クランク角検出手段12が出力するBTDC75°の信
号発生時期をB75とし、失火センサ15が出力する角
度信号の内BTDC75°に相当する位置信号の発生時
期をB75’とするとき、点火時期補正量TDは、 TD=(B75−B75’)×120×2/(T(I)
+T(I−1)) として演算される。すなわち、クランク角検出手段12
からの信号周期に対するB75とB75’との角度偏差
量を点火時期補正量TDとするものである。
【0030】ステップ308では制御点火時期を、 θ=ADV+TD として演算し、ステップ309において、基準位置信号
B75の信号位置から点火するまでの時間Tθを Tθ=(75°−θ)×T(I+1)’/120° として演算する。さらに、ステップ310では |T(I)−T(I−2)|≧k3×T(I) が成立するかどうかを判定してNOであればステップ3
11にてBTDC75°の位置からTθ後に点火信号が
発生するようにタイマをセットし、YESであればステ
ップ312に進んでBTDC5°のB5信号にて強制的
に点火信号を発生させるようにフラグF1をセットし、
通電を開始する。
【0031】以上のように実施の形態3の内燃機関の電
子制御装置においては、ステップ307において、点火
時期をクランク角検出手段12の信号と、クランク軸に
設けられた失火センサ15が出力する角度信号との角度
偏差を基にして補正するようにしたので、クランク角検
出手段12が出力する信号位置の各バンク毎の誤差とカ
ム軸の角速度変動に起因する誤差とを修正することがで
きると共に、実施の形態1の場合と同様の効果を得るこ
とができるものである。
【0032】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4の内燃機関の電子制御装置の動作を説明するフロ
ーチャートであり、この実施の形態では次のようにして
点火時期の予測を行う。まず、ステップ400において
内燃機関の回転速度が所定値のk6とk7との間にある
かどうかを判定する。この所定値k6とk7とは、この
間においてカム軸の角速度変動が大きく、クランク角検
出手段12の信号が実際のクランク位置に対して誤差が
大きくなる運転ゾーンに設定される。この判定がNOの
場合にはクランク角検出手段12の出力による点火時期
予測が可能であり、上記の実施の形態1などの処理をす
るためにステップ419に進む。
【0033】ステップ400の判定がYESであればス
テップ401でクランク角検出手段12による点火時期
の予測処理を禁止し、ステップ411に進んで失火セン
サ15が出力する回転角信号に基づく処理にはいる。こ
のステップ411からステップ414までの処理は、実
施の形態1のステップ101からステップ104までと
は回転角検出手段が、クランク角検出手段12と失火セ
ンサ15とが替わるだけであるので説明は省略する。続
いてステップ415にて失火センサ15による次回の信
号周期を予測演算するが、この演算内容は次の通りであ
る。
【0034】予測値T(I+1)’は今回の周期T
(I)と前回の周期T(I−1)とが、T(I)−T
(I−1)≧k1×T(I)で内燃機関が減速状態にあ
るとき、 T(I+1)’=T(I)+k2×(T(I)−T(I
−1)) として演算され、|T(I)−T(I−1)|<k1×
T(I)で回転速度の変化が所定値以下のときには、 T(I+1)’=T(I) として求められ、T(I−1)−T(I)≧k1×T
(I)で内燃機関が加速状態にあるときには、 T(I+1)’=T(I)−k2×(T(I−1)−T
(I)) として予測する。ここでは周期検出が失火センサ15で
あるからバンク列間の誤差はなく、異なるバンク列間の
周期を使用して予測ができることになる。
【0035】続いてステップ416では、内燃機関の回
転速度Nと充填効率ECとの値によりマップを検索して
目標点火時期(目標進角量)θを演算し、ステップ41
7にてθに対応するB75信号からの時間Tθを Tθ=(75−θ)×T(I+1)’/120° として演算し、ステップ418ではこの時間Tθによる
タイマを設定し、B75信号からTθ後に点火信号が発
生するようにする。
【0036】以上のように、実施の形態4の内燃機関の
電子制御装置においては、カム軸の角速度変化が大き
く、クランク角検出手段12の信号が実際のクランク位
置に対して誤差が大きくなる運転ゾーンにおいては失火
センサ15の角度信号により信号周期を予測し、点火信
号を発生するようにしたので、クランク角検出手段12
の角度誤差による影響を受けることなく、常に内燃機関
の回転速度に適応した位置における点火が可能になるも
のである。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明によれ
ば、左側バンク列と右側バンク列とでクランク角検出手
段が計測する信号周期が異なるV型内燃機関において、
予測対象バンク列の前回の信号周期に対し、いずれかの
側の同一バンク列の前回と前々回との信号周期の変化状
態から次回の信号周期を予測演算すると共に、実際の角
度とのずれ量をマップにより補正するようにし、また、
スロットル操作の安定期間においてバンク列間の偏差か
ら点火時期補正量を回転ゾーン毎に設定するようにした
ので、さらに、点火時期をクランク軸に設けた失火セン
サの角度信号を基にして補正するようにしたり、回転変
動が大きい運転ゾーンにおいては失火センサの角度信号
により信号周期の予測をするようにしたので、クランク
角検出手段の出力信号に角速度の変動があったり、バン
ク列間の偏差による角度誤差が生じても、常に正確な点
火時期の制御が可能になる優れた内燃機関の電子制御装
置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の内燃機関の電子制
御装置を説明する構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の内燃機関の電子制
御装置を説明するタイムチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1の内燃機関の電子制
御装置の動作説明用フローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2の内燃機関の電子制
御装置の動作説明用フローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3の内燃機関の電子制
御装置の動作説明用フローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4の内燃機関の電子制
御装置の動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
1 V型多気筒内燃機関、1a 左側バンク列、1b
右側バンク列 2 エアクリーナ、3 吸気温センサ、4 吸入空気量
計測手段、5 スロットルボディ、6 ISCバルブ、
7 スロットルセンサ、9 燃料噴射弁、10 吸気
管、11 点火コイル、12 クランク角検出手段、1
3a クランク角検出用ロータ、13b 気筒識別用ロ
ータ、14 気筒識別センサ、15 失火センサ、18
ECU。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G022 BA01 CA00 CA04 CA05 DA03 EA01 EA07 FA02 FA06 FA09 GA01 GA02 GA05 GA16 3G084 BA06 BA17 CA04 CA05 CA06 DA23 DA25 DA28 EA04 EA11 EB08 EB25 FA07 FA10 FA24 FA33 FA34 FA38 FA39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のバンク列を有するV型多気筒の内
    燃機関、この内燃機関の左右のバンク列の内、一方のバ
    ンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力するクラン
    ク角検出手段、前記内燃機関の点火すべき気筒の判別信
    号を生成する気筒判別手段、前記内燃機関の吸入空気量
    を計測する吸入空気量計測手段、少なくとも前記吸入空
    気量と前記回転角信号と前記気筒判別信号とを入力して
    回転速度と点火時期とを演算するECUを備え、このE
    CUが前記クランク角検出手段の回転角信号から信号周
    期を演算し、同一バンク列の信号周期の変化状態から次
    回の信号周期を予測演算し、この予測結果に基づいて次
    回の点火時期を設定するように構成したことを特徴とす
    る内燃機関の電子制御装置。
  2. 【請求項2】 左右のバンク列を有するV型多気筒の内
    燃機関、この内燃機関の左右のバンク列の内、一方のバ
    ンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力するクラン
    ク角検出手段、前記内燃機関の点火すべき気筒の判別信
    号を生成する気筒判別手段、前記内燃機関の吸入空気量
    を計測する吸入空気量計測手段、少なくとも前記吸入空
    気量と前記回転角信号と前記気筒判別信号とを入力して
    回転速度と点火時期とを演算するECUを備え、このE
    CUが前記クランク角検出手段の回転角信号から信号周
    期を演算し、一方のバンク列の信号周期の変化状態と、
    他方の前回の信号周期とから、他方のバンク列の次回の
    信号周期を予測演算し、この予測結果に基づいて点火時
    期を設定するように構成したことを特徴とする内燃機関
    の電子制御装置。
  3. 【請求項3】 回転速度と、回転速度および吸入空気量
    から演算される充填効率との少なくとも一方から回転角
    信号位置の補正量をマップ検索し、この補正量により点
    火時期を補正するように構成したことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の内燃機関の電子制御装置。
  4. 【請求項4】 一方のバンク列の信号周期と他方のバン
    ク列の信号周期とからバンク列間の信号周期の偏差を演
    算し、この偏差から補正量を演算して点火時期を補正す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項
    に記載の内燃機関の電子制御装置。
  5. 【請求項5】 複数の回転速度範囲を設定し、この回転
    速度範囲毎に点火時期の補正量を設定することを特徴と
    する請求項4に記載の内燃機関の電子制御装置。
  6. 【請求項6】 左右のバンク列を有するV型多気筒の内
    燃機関、この内燃機関の左右のバンク列の内、一方のバ
    ンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力するクラン
    ク角検出手段、前記内燃機関のクランク軸に設けられ回
    転角信号を出力する失火センサ、前記内燃機関の点火す
    べき気筒の判別信号を生成する気筒判別手段、前記内燃
    機関の吸入空気量を計測する吸入空気量計測手段、少な
    くとも前記吸入空気量と前記回転角信号と前記気筒判別
    信号とを入力して回転速度と点火時期とを演算するEC
    Uを備え、このECUが前記クランク角検出手段の回転
    角信号から信号周期を演算し、この信号周期の変化状態
    から次回の信号周期を予測演算して点火時期を設定する
    と共に、前記クランク角検出手段から得た回転角信号位
    置と、前記失火センサから得た回転角信号位置との偏差
    から補正量を演算し、この補正量により前記点火時期を
    補正するように構成したことを特徴とする内燃機関の電
    子制御装置。
  7. 【請求項7】 信号周期の演算結果から、各バンク毎に
    対応した信号周期の変動が所定値を越えたと判定された
    とき、クランク角検出手段の特定の角度信号に対応して
    点火がなされるように構成したことを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれか一項に記載の内燃機関の電子制
    御装置。
  8. 【請求項8】 左右のバンク列を有するV型多気筒の内
    燃機関、この内燃機関の左右のバンク列の内、一方のバ
    ンク列のカム軸に設けられ回転角信号を出力するクラン
    ク角検出手段、前記内燃機関のクランク軸に設けられ回
    転角信号を出力する失火センサ、前記内燃機関の点火す
    べき気筒の判別信号を生成する気筒判別手段、前記内燃
    機関の吸入空気量を計測する吸入空気量計測手段、少な
    くとも前記吸入空気量と前記回転角信号と前記気筒判別
    信号とを入力して回転速度と点火時期とを演算するEC
    Uを備え、このECUが前記クランク角検出手段の回転
    角信号から信号周期を演算し、この信号周期の変化状態
    から次回の信号周期を予測演算すると共に、前記クラン
    ク角検出手段による回転角信号の変動が大きくなる回転
    領域を記憶しておき、この回転領域内では失火センサの
    回転角信号による信号周期の変化状態から次回の信号周
    期を予測演算し、これらの予測結果に基づいて次回の点
    火時期を設定するように構成したことを特徴とする内燃
    機関の電子制御装置。
  9. 【請求項9】 点火時期を決定する回転速度が複数の信
    号周期から演算されることを特徴とする請求項1〜請求
    項8のいずれか一項に記載の内燃機関の電子制御装置。
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