JP2003306168A - フードロックの取付け構造 - Google Patents
フードロックの取付け構造Info
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- JP2003306168A JP2003306168A JP2002109340A JP2002109340A JP2003306168A JP 2003306168 A JP2003306168 A JP 2003306168A JP 2002109340 A JP2002109340 A JP 2002109340A JP 2002109340 A JP2002109340 A JP 2002109340A JP 2003306168 A JP2003306168 A JP 2003306168A
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車が歩行者に衝突して歩行者の上半身が
エンジンフードの前部に打ち付けられた時に、エンジン
フードの前端が下方へ撓み変形するようにし、歩行者が
受ける衝撃を緩和すること。 【解決手段】 自動車のエンジンルームの前端上部のラ
ジエータサポートアッパ２に、エンジンフード５を閉状
態にロックせしめるフードロック１を固定し、かつフー
ドロック１とエンジンルームの前端下部のフロントクロ
スメンバ３との間に、上下方向にフードロックサポート
ブレース４を架設してフードロック１を支持せしめたフ
ードロックの取付け構造において、フードロックサポー
トブレース４にはその下部に、フロントクロスメンバ３
側へ屈曲する屈曲部４ｂを設け、屈曲部４ｂから延出す
る下端部４ｃの下端末４８をフロントクロスメンバ３と
結合する構造とした。
エンジンフードの前部に打ち付けられた時に、エンジン
フードの前端が下方へ撓み変形するようにし、歩行者が
受ける衝撃を緩和すること。 【解決手段】 自動車のエンジンルームの前端上部のラ
ジエータサポートアッパ２に、エンジンフード５を閉状
態にロックせしめるフードロック１を固定し、かつフー
ドロック１とエンジンルームの前端下部のフロントクロ
スメンバ３との間に、上下方向にフードロックサポート
ブレース４を架設してフードロック１を支持せしめたフ
ードロックの取付け構造において、フードロックサポー
トブレース４にはその下部に、フロントクロスメンバ３
側へ屈曲する屈曲部４ｂを設け、屈曲部４ｂから延出す
る下端部４ｃの下端末４８をフロントクロスメンバ３と
結合する構造とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフードロッ
クの取付け構造、特に、フードロックとフロントクロス
メンバとの間にフードロックサポートブレースを架設し
たフードロックの取付け構造に関する。
クの取付け構造、特に、フードロックとフロントクロス
メンバとの間にフードロックサポートブレースを架設し
たフードロックの取付け構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６に示すように、フードロック１は、
エンジンルームＥを開閉するエンジンフード５の裏面前
端に固着されたストライカ５０を係脱可能に係止してエ
ンジンフード５を閉状態にロックするラッチ機構で、エ
ンジンルームＥの前端上部に車幅方向に設けられたラジ
エータサポートアッパ２にボルト締め固定され、かつ、
フードロック１とエンジンルームＥの前端下部に車幅方
向に設けられたフロントクロスメンバ３との間に上端を
フードロック１およびラジエータサポートアッパ２に固
定し、下端をフロントクロスメンバ３に結合した直線状
のフードロックサポートブレース４Ａを上下方向に架設
してフードロック１を支持せしめている。図６中、６は
ラジエータサポートアッパ２とフロントクロスメンバ３
間に設置されたラジエータで、Ｇはフロントグリル、Ｂ
はフロントバンパ、Ｂ１はバンパリインフォースメント
である。尚、図例ではフードロックサポートブレース４
Ａはラジエータ６の後面側に設置されているが、前面側
に設置したものもある。
エンジンルームＥを開閉するエンジンフード５の裏面前
端に固着されたストライカ５０を係脱可能に係止してエ
ンジンフード５を閉状態にロックするラッチ機構で、エ
ンジンルームＥの前端上部に車幅方向に設けられたラジ
エータサポートアッパ２にボルト締め固定され、かつ、
フードロック１とエンジンルームＥの前端下部に車幅方
向に設けられたフロントクロスメンバ３との間に上端を
フードロック１およびラジエータサポートアッパ２に固
定し、下端をフロントクロスメンバ３に結合した直線状
のフードロックサポートブレース４Ａを上下方向に架設
してフードロック１を支持せしめている。図６中、６は
ラジエータサポートアッパ２とフロントクロスメンバ３
間に設置されたラジエータで、Ｇはフロントグリル、Ｂ
はフロントバンパ、Ｂ１はバンパリインフォースメント
である。尚、図例ではフードロックサポートブレース４
Ａはラジエータ６の後面側に設置されているが、前面側
に設置したものもある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車が歩
行者に衝突した場合、歩行者は下半身に受けた衝撃の反
動で上半身がエンジンフード５の上に倒れ込み、頭部や
肩等がエンジンフード５の前部に打ち付けられることが
起こり得る。このとき、エンジンフード５が歩行者の打
ち付け荷重で撓み変形し、歩行者への衝撃を緩和するこ
とが望ましい。しかしながら、エンジンフード５の前端
では上方から作用する打ち付け荷重Ｆに対し、フードロ
ックサポートブレース４Ａとラジエータサポートアッパ
２が突っ張りとなってフードロック１の下方への変位お
よびエンジンフード５の下方への撓み変形が制約され、
歩行者の打ち付け荷重を十分に吸収することができな
い。
行者に衝突した場合、歩行者は下半身に受けた衝撃の反
動で上半身がエンジンフード５の上に倒れ込み、頭部や
肩等がエンジンフード５の前部に打ち付けられることが
起こり得る。このとき、エンジンフード５が歩行者の打
ち付け荷重で撓み変形し、歩行者への衝撃を緩和するこ
とが望ましい。しかしながら、エンジンフード５の前端
では上方から作用する打ち付け荷重Ｆに対し、フードロ
ックサポートブレース４Ａとラジエータサポートアッパ
２が突っ張りとなってフードロック１の下方への変位お
よびエンジンフード５の下方への撓み変形が制約され、
歩行者の打ち付け荷重を十分に吸収することができな
い。
【０００４】そこで本発明はかかる事情に鑑み、車両が
歩行者に衝突して歩行者の大きな打ち付け荷重がエンジ
ンフードの前部に作用したときに、フードロックおよび
ラジエータサポートアッパが落ち込み変位し、エンジン
フードが撓み変形して歩行者の打ち付け荷重を吸収する
ようにした自動車のフードロックの取付け構造を提供す
ることを課題としてなされたものである。
歩行者に衝突して歩行者の大きな打ち付け荷重がエンジ
ンフードの前部に作用したときに、フードロックおよび
ラジエータサポートアッパが落ち込み変位し、エンジン
フードが撓み変形して歩行者の打ち付け荷重を吸収する
ようにした自動車のフードロックの取付け構造を提供す
ることを課題としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のエン
ジンルームの前端上部に設けたラジエータサポートアッ
パに、エンジンフードを閉状態にロックせしめるフード
ロックを固定し、該フードロックとエンジンルームの前
端下部に設けたフロントクロスメンバとの間に、上下方
向にフードロックサポートブレースを架設したフードロ
ックの取付け構造において、前記フードロックサポート
ブレースにはその下部に、前記フロントクロスメンバ側
へ屈曲する屈曲部を設けて、該屈曲部から延出する下端
部を前記フロントクロスメンバに結合した構造とする
（請求項１）。エンジンフードの前部に歩行者が衝突し
てエンジンフードの前部を介してフードロックサポート
ブレースに上方から歩行者の打ち付け荷重が作用する
と、フードロックサポートブレースは屈曲部が折れ曲が
るとともに下端部が変形してフードロックおよびラジエ
ータサポートアッパが落ち込み変位する。これによりエ
ンジンフードの前部が大きく撓み変形して歩行者への衝
撃を緩和する。
ジンルームの前端上部に設けたラジエータサポートアッ
パに、エンジンフードを閉状態にロックせしめるフード
ロックを固定し、該フードロックとエンジンルームの前
端下部に設けたフロントクロスメンバとの間に、上下方
向にフードロックサポートブレースを架設したフードロ
ックの取付け構造において、前記フードロックサポート
ブレースにはその下部に、前記フロントクロスメンバ側
へ屈曲する屈曲部を設けて、該屈曲部から延出する下端
部を前記フロントクロスメンバに結合した構造とする
（請求項１）。エンジンフードの前部に歩行者が衝突し
てエンジンフードの前部を介してフードロックサポート
ブレースに上方から歩行者の打ち付け荷重が作用する
と、フードロックサポートブレースは屈曲部が折れ曲が
るとともに下端部が変形してフードロックおよびラジエ
ータサポートアッパが落ち込み変位する。これによりエ
ンジンフードの前部が大きく撓み変形して歩行者への衝
撃を緩和する。
【０００６】前記フードロックは、これを前記ラジエー
タサポートアッパの後面に固定し、前記フードロックサ
ポートブレースは、これをラジエータの後面に沿い該後
面と間隔をおいて配し、上端をフードロックおよびラジ
エータサポートアッパの後面に固定し、前記屈曲部から
前斜め下方へ延出する傾斜下端部を前記フロントクロス
メンバの後面に結合する（請求項２）。フードロックサ
ポートブレースはその屈曲部がフロントクロスメンバと
の結合部から後方へオフセットされているので前記打ち
付け荷重により傾斜下端部には前記結合部を回転中心と
する回転力が作用し、傾斜下端部は下方へ倒れ変形す
る。
タサポートアッパの後面に固定し、前記フードロックサ
ポートブレースは、これをラジエータの後面に沿い該後
面と間隔をおいて配し、上端をフードロックおよびラジ
エータサポートアッパの後面に固定し、前記屈曲部から
前斜め下方へ延出する傾斜下端部を前記フロントクロス
メンバの後面に結合する（請求項２）。フードロックサ
ポートブレースはその屈曲部がフロントクロスメンバと
の結合部から後方へオフセットされているので前記打ち
付け荷重により傾斜下端部には前記結合部を回転中心と
する回転力が作用し、傾斜下端部は下方へ倒れ変形す
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明のフードロックの取
付け構造を示す自動車の前面部の縦断面図で、図２ない
し図４はそれぞれ図１の各部位での横断面図を示す。図
１に示すように、自動車のエンジンルームＥの前端上部
には、下方へ開く断面逆Ｕ字形の金属板からなるラジエ
ータサポートアッパ２が車幅方向に設置してある。ラジ
エータサポートアッパ２に対向してエンジンルームの前
端下部には、アウタパネル３ａとインナパネル３ｂとで
閉断面をなすフロントクロスメンバ３が車幅方向に設置
してある。ラジエータサポートアッパ２とフロントクロ
スメンバ３との上下間にはラジエータ６が立設してあ
り、ラジエータサポートアッパ２およびフロントクロス
メンバ３でラジエータ６を支持している。ラジエータサ
ポートアッパ２、ラジエータ６およびフロントクロスメ
ンバ３の前方にはフロントグリルＧやフロントバンパＢ
およびバンパリインフォースメントＢ１等が設けてあ
る。
付け構造を示す自動車の前面部の縦断面図で、図２ない
し図４はそれぞれ図１の各部位での横断面図を示す。図
１に示すように、自動車のエンジンルームＥの前端上部
には、下方へ開く断面逆Ｕ字形の金属板からなるラジエ
ータサポートアッパ２が車幅方向に設置してある。ラジ
エータサポートアッパ２に対向してエンジンルームの前
端下部には、アウタパネル３ａとインナパネル３ｂとで
閉断面をなすフロントクロスメンバ３が車幅方向に設置
してある。ラジエータサポートアッパ２とフロントクロ
スメンバ３との上下間にはラジエータ６が立設してあ
り、ラジエータサポートアッパ２およびフロントクロス
メンバ３でラジエータ６を支持している。ラジエータサ
ポートアッパ２、ラジエータ６およびフロントクロスメ
ンバ３の前方にはフロントグリルＧやフロントバンパＢ
およびバンパリインフォースメントＢ１等が設けてあ
る。
【０００８】エンジンフード５の裏面前端には幅方向中
央に下方へ突出するストライカ５０が設けてあり、ラジ
エータサポートアッパ２には、ストライカ５０と対向す
る位置にフードロック１が設けてある。フードロック１
はエンジンフード５のストライカ５０を係脱可能に係止
するラッチ機構で、図１および図２に示すように、前面
の左右両側に設けた一対の取付けアーム１１をラジエー
タサポートアッパ２の後面２１に重ね、両取付けアーム
１１がラジエータサポートアッパ２の後面２１にボルト
締め固定してある。
央に下方へ突出するストライカ５０が設けてあり、ラジ
エータサポートアッパ２には、ストライカ５０と対向す
る位置にフードロック１が設けてある。フードロック１
はエンジンフード５のストライカ５０を係脱可能に係止
するラッチ機構で、図１および図２に示すように、前面
の左右両側に設けた一対の取付けアーム１１をラジエー
タサポートアッパ２の後面２１に重ね、両取付けアーム
１１がラジエータサポートアッパ２の後面２１にボルト
締め固定してある。
【０００９】そして、フードロック１とフロントクロス
メンバ３との間には、これらを架けわたすフードロック
サポートブレース４が設置してある。図１ないし図３に
示すように、フードロックサポートブレース４は、前壁
４１と、後壁４２および前後壁４１，４２の一方の側縁
間をつなぐ側壁４３を備えた断面ほぼコ字形の金属長尺
体で、側壁４３には壁面中央に長手方向に沿って補強ビ
ード４４が形成してあり、後壁４２のブレース開口側の
側縁には後方へ屈曲するフランジ４５が形成してある。
メンバ３との間には、これらを架けわたすフードロック
サポートブレース４が設置してある。図１ないし図３に
示すように、フードロックサポートブレース４は、前壁
４１と、後壁４２および前後壁４１，４２の一方の側縁
間をつなぐ側壁４３を備えた断面ほぼコ字形の金属長尺
体で、側壁４３には壁面中央に長手方向に沿って補強ビ
ード４４が形成してあり、後壁４２のブレース開口側の
側縁には後方へ屈曲するフランジ４５が形成してある。
【００１０】フードロックサポートブレース４は、図２
に示すように、上方へ突出する前壁４１の上端部４６を
ラジエータサポートアッパ２の後面２１下端部にボルト
締め固定するとともに、後壁４２の上端部４７とフード
ロック１の下縁フランジ１２とをボルト締め固定して、
ラジエータ６の後面と間隔をおいて前記後面に沿うよう
にほぼ垂直に配設してある。
に示すように、上方へ突出する前壁４１の上端部４６を
ラジエータサポートアッパ２の後面２１下端部にボルト
締め固定するとともに、後壁４２の上端部４７とフード
ロック１の下縁フランジ１２とをボルト締め固定して、
ラジエータ６の後面と間隔をおいて前記後面に沿うよう
にほぼ垂直に配設してある。
【００１１】図１、図４および図５に示すように、フー
ドロックサポートブレース４の下部には、ほぼ垂直な一
般部４ａから屈曲部４ｂを介してフロントクロスメンバ
３側に向け前斜め下方へ傾斜状に延びる傾斜下端部４ｃ
が形成してある。前記フランジ４５は一般部４ａのみに
形成され、傾斜下端部４ｃには形成されていない。そし
て、傾斜下端部４ｃの下端から下方へ屈曲し、前壁４１
と側壁４３とで断面ほぼＬ字形をなす下端末部４８が、
フロントクロスメンバ３の後面部上端から突出するアウ
タパネル３ａとインナパネル３ｂとの上縁結合フランジ
３１にボルト締め固定してある。フードロックサポート
ブレース４は予めラジエータサポートアッパ２とフロン
トクロスメンバ３間に架けわたしておき、その後にフー
ドロック１をラジエータサポートアッパ２とフードロッ
クサポートブレース４の上端に固定する。
ドロックサポートブレース４の下部には、ほぼ垂直な一
般部４ａから屈曲部４ｂを介してフロントクロスメンバ
３側に向け前斜め下方へ傾斜状に延びる傾斜下端部４ｃ
が形成してある。前記フランジ４５は一般部４ａのみに
形成され、傾斜下端部４ｃには形成されていない。そし
て、傾斜下端部４ｃの下端から下方へ屈曲し、前壁４１
と側壁４３とで断面ほぼＬ字形をなす下端末部４８が、
フロントクロスメンバ３の後面部上端から突出するアウ
タパネル３ａとインナパネル３ｂとの上縁結合フランジ
３１にボルト締め固定してある。フードロックサポート
ブレース４は予めラジエータサポートアッパ２とフロン
トクロスメンバ３間に架けわたしておき、その後にフー
ドロック１をラジエータサポートアッパ２とフードロッ
クサポートブレース４の上端に固定する。
【００１２】自動車が歩行者に衝突して歩行者の頭部や
肩等がエンジンフード５の前端に打ち付けられると、エ
ンジンフード５を介して打ち付け荷重Ｆがほぼ垂直方向
のフードロックサポートブレース４の一般部４ａに作用
する。一般部４ａの下端の屈曲部４ｂはフロントクロス
メンバ３に結合された下端末部４８よりも後方にオフセ
ットされているから、傾斜下端部４ｃにはフロントクロ
スメンバ３との結合部を回転中心とする回転力が作用す
る。これにより、フードロックサポートブレース４のう
ち比較的剛性の小さい下端末部４８は折れ曲がるととも
に、屈曲部４ｂは更に屈曲して傾斜下端部４ｃは下方へ
回動する。これによりフードロック１は下方へ変位する
とともにラジエータサポートアッパ２は下方へ撓み変形
し、これらと一体にエンジンフード５は打ち付け荷重Ｆ
の大きさに応じて下方へ撓み変形する。このエンジンフ
ード５の撓み変形により歩行者の打ち付け荷重Ｆが吸収
され、歩行者の衝撃が緩和される。
肩等がエンジンフード５の前端に打ち付けられると、エ
ンジンフード５を介して打ち付け荷重Ｆがほぼ垂直方向
のフードロックサポートブレース４の一般部４ａに作用
する。一般部４ａの下端の屈曲部４ｂはフロントクロス
メンバ３に結合された下端末部４８よりも後方にオフセ
ットされているから、傾斜下端部４ｃにはフロントクロ
スメンバ３との結合部を回転中心とする回転力が作用す
る。これにより、フードロックサポートブレース４のう
ち比較的剛性の小さい下端末部４８は折れ曲がるととも
に、屈曲部４ｂは更に屈曲して傾斜下端部４ｃは下方へ
回動する。これによりフードロック１は下方へ変位する
とともにラジエータサポートアッパ２は下方へ撓み変形
し、これらと一体にエンジンフード５は打ち付け荷重Ｆ
の大きさに応じて下方へ撓み変形する。このエンジンフ
ード５の撓み変形により歩行者の打ち付け荷重Ｆが吸収
され、歩行者の衝撃が緩和される。
【００１３】前述の実施形態ではフードロックサポート
ブレースをラジエータの後方側に配設したが、フードロ
ックサポートブレースをラジエータの前方側に配設して
もよく、ラジエータの後方側に配設した場合と同様の打
ち付け荷重吸収効果が奏される。しかしながら、ラジエ
ータの前方は、これと、フロントグリルやフロントバン
パおよびバンパリインフォースメントとの間隔が狭いの
で、フードロックサポートブレースの屈曲形状が制約さ
れる。この点、フードロックサポートブレースをラジエ
ータの後方側に配設した方が設計自由度が大きい。
ブレースをラジエータの後方側に配設したが、フードロ
ックサポートブレースをラジエータの前方側に配設して
もよく、ラジエータの後方側に配設した場合と同様の打
ち付け荷重吸収効果が奏される。しかしながら、ラジエ
ータの前方は、これと、フロントグリルやフロントバン
パおよびバンパリインフォースメントとの間隔が狭いの
で、フードロックサポートブレースの屈曲形状が制約さ
れる。この点、フードロックサポートブレースをラジエ
ータの後方側に配設した方が設計自由度が大きい。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、車両が歩行者に衝突し
て歩行者の上半身がエンジンフードの前部に打ち付けら
れた場合、エンジンフードの前部は、フードロックサポ
ートブレースやラジエータサポートアッパに制約される
ことなく歩行者の打ち付け荷重の大きさに応じて下方へ
撓み変形するから、歩行者が受ける衝撃を効果的に緩和
することができる。
て歩行者の上半身がエンジンフードの前部に打ち付けら
れた場合、エンジンフードの前部は、フードロックサポ
ートブレースやラジエータサポートアッパに制約される
ことなく歩行者の打ち付け荷重の大きさに応じて下方へ
撓み変形するから、歩行者が受ける衝撃を効果的に緩和
することができる。
【図１】本発明のフードロック取付け構造を示す自動車
の前面部の縦断面図である。
の前面部の縦断面図である。
【図２】フードロックの固定部を示す図１のII−II線に
沿う位置での断面図である。
沿う位置での断面図である。
【図３】図１のIII −III 線に沿う位置での断面図であ
る。
る。
【図４】図１のIV−IV線に沿う位置での断面図である。
【図５】衝突荷重によるフードロックサポートブレース
の変形を示す図である。
の変形を示す図である。
【図６】図１に対応して従来のフードロック取付け構造
を示す自動車前面部の概略縦断面図である。
を示す自動車前面部の概略縦断面図である。
１ フードロック
２ ラジエータサポートアッパ
２１ 後面
３ フロントクロスメンバ
３１ 後面（結合フランジ）
４ フードロックサポートブレース
４ａ 一般部
４ｂ 屈曲部
４ｃ 下端部（傾斜下端部）
４８ 下端末部
５ エンジンフード
５０ ストライカ
６ ラジエータ
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2E250 AA21 HH02 JJ31 LL15 MM05
PP02
3D003 AA05 BB01 CA04 CA08 CA09
DA04
3D038 AA10 AB01 AC01 AC10 AC12
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車のエンジンルームの前端上部に設
けたラジエータサポートアッパに、エンジンフードを閉
状態にロックせしめるフードロックを固定し、該フード
ロックとエンジンルームの前端下部に設けたフロントク
ロスメンバとの間に、上下方向にフードロックサポート
ブレースを架設したフードロックの取付け構造におい
て、 前記フードロックサポートブレースにはその下部に、前
記フロントクロスメンバ側へ屈曲する屈曲部を設けて、
該屈曲部から延出する下端部を前記フロントクロスメン
バに結合したことを特徴とするフードロックの取付け構
造。 - 【請求項２】 請求項１に記載のフードロックの取付け
構造において、 前記フードロックは、これを前記ラジエータサポートア
ッパの後面に固定し、前記フードロックサポートブレー
スは、これをラジエータの後面に沿い該後面と間隔をお
いて配し、上端をフードロックおよびラジエータサポー
トアッパの後面に固定し、前記屈曲部から前斜め下方へ
延出する傾斜下端部を前記フロントクロスメンバの後面
に結合したフードロックの取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002109340A JP3849566B2 (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | フードロックの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002109340A JP3849566B2 (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | フードロックの取付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003306168A true JP2003306168A (ja) | 2003-10-28 |
| JP3849566B2 JP3849566B2 (ja) | 2006-11-22 |
Family
ID=29392834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002109340A Expired - Fee Related JP3849566B2 (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | フードロックの取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3849566B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005042337A1 (de) * | 2003-10-31 | 2005-05-12 | Peguform Gmbh | Trägerstruktur für ein fahrzeug |
| EP2052950A2 (en) | 2007-10-26 | 2009-04-29 | Nissan Motor Co., Ltd. | Front structure of a vehicle body |
| JP2012153297A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Honda Motor Co Ltd | フードロック装置 |
| JP2019059307A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両におけるラッチ機構の取り付け構造 |
| CN112601694A (zh) * | 2018-08-31 | 2021-04-02 | 丰田铁工株式会社 | 罩锁定装置的组装结构 |
| EP4289707A1 (en) * | 2022-06-07 | 2023-12-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle |
-
2002
- 2002-04-11 JP JP2002109340A patent/JP3849566B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| EP2052950A2 (en) | 2007-10-26 | 2009-04-29 | Nissan Motor Co., Ltd. | Front structure of a vehicle body |
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