JP2003306084A - 収納用具 - Google Patents

収納用具

Info

Publication number
JP2003306084A
JP2003306084A JP2002114517A JP2002114517A JP2003306084A JP 2003306084 A JP2003306084 A JP 2003306084A JP 2002114517 A JP2002114517 A JP 2002114517A JP 2002114517 A JP2002114517 A JP 2002114517A JP 2003306084 A JP2003306084 A JP 2003306084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
black box
bag body
storage
carpet
storage tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002114517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4170012B2 (ja
Inventor
Toshiharu Sekiyama
俊治 関山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2002114517A priority Critical patent/JP4170012B2/ja
Publication of JP2003306084A publication Critical patent/JP2003306084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4170012B2 publication Critical patent/JP4170012B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線をカーペットの下に通す作業を必要とす
ることがなく、簡易にブラックボックスを収納すること
が可能な収納用具を提供すること。 【解決手段】 自動車の車内のフロア面12に設置され
ると共に、各種電子機器やメカ機構を内蔵しているブラ
ックボックス11を収納するための収納用具10であ
り、内部にブラックボックス11を収納するための開口
部24を有したバッグ本体20を有している。また、バ
ッグ本体20に内蔵されると共に、ブラックボックス1
1がバッグ本体20に収納された場合に、該ブラックボ
ックス11を外部衝撃から保護するための保護手段30
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載機器のブラッ
クボックスを収納する収納用具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内には、各種車載用電子機器
が搭載されるのが一般的となっている。かかる車載用電
子機器においては、意匠を持たずに、各種電子部品やメ
カ機構を単に収納しているケース体が存することが多
い。以下、このケース体をブラックボックスと呼ぶこと
にする。
【0003】かかるブラックボックスの代表例として
は、TVのチューナーや、DSP(Digital Signal Pro
sessor)ユニット、携帯電話用ハンズフリー・ユニッ
ト、パワーアンプ・ユニット等がある。ここで、図6に
示すように、車内にブラックボックス1を取り付ける場
合、運転席や助手席の座席2の下に存するスペース部3
に取り付けるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転席や助
手席の座席2の下には、後席側に向けて送風する、エア
・コンディショナーの吹出し口4(図6参照)や、不図
示のパワーシート機構、或いは既に電子機器等が設置さ
れていることがある。そのような場合には、図6に示す
ようなブラックボックス1を設置するためのスペースを
十分に取ることができない。特に、欧州車では、かかる
ブラックボックス1を座席2の下に取り付けることは、
構造上不可能となっている。
【0005】また、上述のブラックボックス1のフロア
面5(図6参照)へ取り付ける場合は、面ファスナー
(登録商標名;マジックテープ)を用いて、該フロア面
に存するカーペットに対して行うことが多い。しかしな
がら、近年はカーペットの材質が、リサイクル等を考慮
して、面ファスナーによる取付固定ができないものに変
わってきている。
【0006】さらに、図6に示すブラックボックス1を
運転席や助手席の座席2の下に設置する場合にはカーペ
ットの下に配線を通して、該配線が露出しないようにし
ている。ところが、配線をカーペットの下に通す場合、
座席2を外す等の作業が必要となり、作業が大変なもの
となる。また、座席2の下のみならず、パワーアンプや
チェンジャーのように、トランク部にブラックボックス
1を設置する場合もある。しかしながら、この場合に
も、配線が露出しないように、該配線をカーペットの下
に通す作業が必要となり、座席2の下にブラックボック
ス1を設置するよりも、その作業が大変なものとなる。
【0007】本発明は、上記の事情に基づきなされたも
ので、その目的とするところは、配線をカーペットの下
に通す作業を必要とすることがなく、簡易にブラックボ
ックスを収納することが可能な収納用具を提供しよう、
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、自動車の車内のフロア面に設置されると
共に、各種電子機器やメカ機構を内蔵しているブラック
ボックスを収納するための収納用具であって、内部にブ
ラックボックスを収納するための開口部を有したバッグ
本体と、バッグ本体に内蔵されると共に、ブラックボッ
クスがバッグ本体に収納された場合に、該ブラックボッ
クスを外部衝撃から保護するための保護手段と、を具備
するものである。
【0009】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、バッグ本体を構成するシート状部材は、該バッグ本
体内部への液体の浸透を防止する浸透防止構造となって
いるものである。
【0010】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、バッグ本体には配線取出口が形成されていて、
ブラックボックスから延出する配線が、この配線取出口
を介して該バック本体の内部から外部に導出されるもの
である。
【0011】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、バッグ本体には、フロアマットへの取付固定を行
うための固定手段が設けられているものである。
【0012】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、保護手段は、金属部材を断面コ字状に折り曲げ
ることにより形成されるものである。
【0013】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、保護手段の内部には、ブラックボックスを冷却す
るための冷却手段が設けられるものである。
【0014】さらに、他の発明は、上述の発明に加えて
更に、冷却手段は、水冷方式を採用するものである。
【0015】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、冷却手段は、空冷方式を採用するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1から図3に基づいて説明する。なお、この実
施の形態では、カーペットが収納用具としての機能を兼
ね備える、収納カーペット10について説明する。
【0017】図1は、収納カーペット10の構成を示す
斜視図である。この図に示す収納カーペット10は、内
部にブラックボックス11を収納するためのバッグ本体
20を有している。このバッグ本体20は、例えば2枚
の平面状のシート状部材21、又は2枚の平面状のシー
ト状部材21に加えてサイド側に対応するシート状部材
21を縫い合わせることにより、構成されるものであ
る。
【0018】このシート状部材21は、非浸透性を有す
る材質から形成されていて、例えば雨天時に靴や傘等か
ら水が滴下される場合、或いはジュース等の飲料をこぼ
した場合でも、内部に水(液体)が染み込まないように
なっている。すなわち、バッグ本体20は、液体が浸透
するのを防止する、浸透防止構造となっている。このた
め、バッグ本体20の内部にブラックボックス11を収
納した場合に、液体が浸透して、ブラックボックス11
に悪影響を与えるのを防止することができる。
【0019】なお、シート状部材21は、水(液体)を
染み込ませないために、例えばゴム、ナイロン(デュポ
ン社の商標名;ポリアミド系の合成高分子化合物)、ビ
ニールやポリエステルを材質の一部とすることで、浸透
防止構造が形成されている。しかしながら、かかる材質
を用いる以外の方法、手段によって、浸透防止構造を構
成しても良い。また、これらの浸透防止構造を構成する
材質以外に、カーペットとしての機能をも奏させるた
め、例えば表面に起毛部材を貼り付けて、フロア面12
(図3参照)と同様の手触りとなるようにするのが好ま
しい。
【0020】ここで、バッグ本体20は、その両端部分
に配線取出口22が形成されている。配線取出口22
は、図1に示すように、重ねられた2枚のシート状部材
21のうち、その両端側に縫い合わされていない非縫合
の部分を設けることにより形成される。この非縫合の部
分からなる配線取出口22は、バッグ本体20の夫々の
端部に複数(図1においては、夫々3箇所)設けられる
のが好ましい。
【0021】なお、非縫合部によって配線取出口22を
構成せずに、例えばバッグ本体20が一枚部材から構成
される場合には、該バッグ本体20の両端部分を複数箇
所切り裂くことにより、配線取出口22を形成しても良
い。また、配線取出口22は、必ずしもバッグ本体20
の両端側に設けなくても良く、例えばシート状部材21
の両端以外のシート面の中途部分に設けるようにしても
良い。
【0022】このバッグ本体20には、ブラックボック
ス11を内部に収納し、又は取り出すための、チャック
部23が設けられている。チャック部23は、図1に示
すように、シート状部材21の直線状の開口部24に、
例えばジッパー25が取り付けられている。そして、こ
のジッパー25が開閉自在に設けられることで、チャッ
ク部23が構成されている。なお、このチャック部23
は、バッグ本体20内部への、ブラックボックス11及
び後述する補強部材30の出し入れを良好にするため
に、十分な大きさに形成されている。
【0023】このバッグ本体20の内部には、ブラック
ボックス11を外部衝撃から保護する、保護手段として
の補強部材30が挿入される。補強部材30は、図1に
示すように、例えば金属板を断面コ字状に折り曲げるこ
とにより形成されるものである。すなわち、1つの平面
部30aと、2つの側面部30b,30cとを有する構
成である。また、補強部材30は、外部衝撃が付与され
た場合でも、ブラックボックス11を保護するために十
分な強度を有して構成されている。
【0024】この補強部材30は、側面部30b,30
cの突出側端部で自動車の車内のフロア面12に当接す
る。それによって、補強部材30は、両側面部30b,
30cの間に所定の収納スペース31を形成し、この収
納スペース31にブラックボックス11を収納する構成
となる。また、補強部材30のうち、収納スペース31
の上方側(フロア面12から離間する側)には、平面部
30aが位置する。それによって、外部衝撃が付与され
ても、この平面部30aで外部衝撃を受け止める構成と
なる。
【0025】なお、上述のように側面部30b,30c
がフロア面12に当接するのは、収納カーペット10が
フロア面12に当接し、その上にフロアマット13が覆
い被される状態の場合である。しかしながら、フロアマ
ット13がフロア面12に直接当接する状態とし、この
フロアマット13の上に収納カーペット10を設置する
ようにしても良く、この場合は側面部30b,30cは
フロア面12に当接せずに、フロアマット13を挟んで
対向する状態となる。また、補強部材30は、その材質
が金属に限られるものではなく、想定される外部衝撃に
耐え得るものであれば、例えば樹脂や強化プラスチック
を用いても良い。
【0026】このバッグ本体20には、固定手段として
の、一対のベルト40が取り付けられている。ベルト4
0は、図2に示すように、フロアマット13に対して収
納カーペット10を取付固定するためのものである。こ
のベルト40は、バッグ本体20の裏面側(チャック部
23が設けられている側)に、その一端側が取り付けら
れている。また、ベルト40は、フロアマット13(図
2参照)を巻回するのに十分な長さを有していて、該ベ
ルト40の延出側端部は、面ファスナー部41となって
いる。
【0027】このうち、一方のベルト40の他端側(延
出側端部)は、フック部41aからなる面ファスナー部
41となっている。また他方のベルト40の他端側(延
出側端部)は、ループ部41bからなる面ファスナー部
41となっている。そのため、これらフック部41aか
らなる面ファスナー部41とループ部41bからなる面
ファスナー部41とが係合して、両者が良好に接合され
る構成である。
【0028】なお、ベルト40は、図2に示すように一
対設けられるものとはせずに、1本だけ設けると共に、
このベルト40の長さを1本でフロアマット13を十分
巻回可能なものとしても良い。その場合には、該ベルト
40の延出側端部に面ファスナー部41のフック部41
a又はループ部41bを設けると共に、バッグ本体20
の裏面に面ファスナー部41のループ部41b又はフッ
ク部41aを設けるようにすれば良い。
【0029】以上のような構成を有する収納カーペット
10を使用する場合の手順について説明する。この収納
カーペット10を使用するに際しては、まず、該収納カ
ーペット10の内部に補強部材30を設置する。補強部
材30は、図1に示すように、平面部30aがチャック
部23から離れる状態で、収納カーペット10の内部に
設置される。なお、本実施の形態では、補強部材30の
側面部30b、30cが、チャック部23の開口方向と
略平行となるように設置されている。
【0030】この後に、ブラックボックス11を、バッ
グ本体20の内部に収納する。この場合、ブラックボッ
クス11は、一対の側面部30b,30cの間の収納ス
ペース31に存することとなる。このブラックボックス
11の収納後に、ジッパー25を閉じる。
【0031】次に、収納カーペット10を、例えばフロ
アマット13の裏面側に取り付ける。この取り付けに際
しては、該収納カーペット10をフロアマット13の裏
面側に位置させると共に、フロアマット13に一対のベ
ルト40を巻回させる。一対のベルト40が一定の張力
を有する状態で巻回された後に、双方のベルト40の面
ファスナー部41を面接触状態で押圧する。それによっ
て、双方のベルト40の面ファスナー部41が接合さ
れ、収納カーペット10がフロアマット13の裏面側に
取り付けられた状態となる。
【0032】最後に、収納カーペット10が取り付けら
れたフロアマット13を、例えば運転席側又は助手席側
のフロア面12に設置する(図3参照)。なお、運転の
邪魔とならないよう、助手席側のフロア面12に収納カ
ーペット10を設置するのが通常である。また、後席の
フロアマット13に設置することも、勿論可能である。
以上のようにして、収納カーペット10へのブラックボ
ックス11の内蔵、及びフロア面12への設置が終了す
る。
【0033】なお、収納カーペット10をフロアマット
13に取付固定せずに、単にフロア面12に置いて、そ
の上にフロアマット13をかけるようにしても良い。ま
た、上述の取り付けでは、収納カーペット10がフロア
マット13によって覆われて、露出しない配置の場合に
ついて述べている。しかしながら、収納カーペット10
はフロアマット13の上に露出させるように、フロアマ
ット13の表面側に配置することもできる。この場合、
側面部30b,30cがフロアマット13の表面に当接
するようにし、該フロアマット13から平面部30aが
離間するように配置する。
【0034】このような構成の収納カーペット10を用
いると、フロアマット13の裏面側又は表面側に、ブラ
ックボックス11を収納した状態で設置可能となる。そ
れによって、運転席や助手席の座席下のスペースにブラ
ックボックス11を収納できない場合でも、収納カーペ
ット10を利用してブラックボックス11を良好に収納
可能となる。また、運転席や助手席の座席下のスペース
にブラックボックス11を収納できない場合でも、該ブ
ラックボックス11をトランク部に収納させる必要がな
くなる。
【0035】また、特にフロアマット13の裏面側に収
納カーペット10を設置した場合には、車載機器とブラ
ックボックス11とを結ぶ配線が、フロアマット13に
より隠されて露出しない。しかも、フロアマット13の
裏面側に、ブラックボックス11を収納する収納カーペ
ット10を設置するので、ブラックボックス11と車載
機器との距離が短くなり、配線の露出が問題とならなく
なる。このため、配線が邪魔となることがなく、またフ
ロア面12の見栄えも良好なものとなる。
【0036】なお、フロアマット13の表面側に収納カ
ーペット10を設置した場合には、配線をシート側の配
線取出口22から導出して、フロアマット13のシート
側の縁部まで表に露出した状態とする。これに加え、こ
のフロアマット13のシート側の縁部からは配線がボン
ネット側を向くように向きを変え、さらに該フロアマッ
ト13の下に潜り込ませれば、足元に存する配線が邪魔
になるのを防ぐことができる。
【0037】また、フロア面12に存する既設のカーペ
ットの下に配線を通す作業を行わずに済むので、ブラッ
クボックス11を設置する際に座席を外す等、手間のか
かる作業を省くことが可能となる。
【0038】さらに、補強部材30を収納カーペット1
0の内部に設置して、ブラックボックス11を同様に収
納カーペット10の内部に収納し、ジッパー25を閉じ
るという、簡単な作業でブラックボックス11の収納が
終了する。このため、誰でも簡単に、ブラックボックス
11の収納作業が行える。しかも、フロアマット13に
対してベルト40を巻回固定してフロアマット13へ収
納カーペット10を取り付け、それをフロア面12に置
くことにより、ブラックボックス11の設置作業が終了
する。そのため、ブラックボックス11の設置作業も簡
単なものとなる。
【0039】なお、ベルト40により、フロアマット1
3に対して収納カーペット10を取付固定した場合に
は、収納カーペット10がフロア面12を移動して、適
正位置からずれるのを防止することができる。また、フ
ロアマット13に対して収納カーペット10を巻回固定
せずに、単にフロア面12に対して収納カーペット10
を置くようにした場合は、ブラックボックス11の設置
作業が一層簡易なものとなる。
【0040】また、バッグ本体20は、液体が浸透する
のを防止する、浸透防止構造となっている。このため、
例えば水やジュースをフロアマット13にこぼした場
合、或いは雨に濡れた傘をフロアマット13に載置した
場合でも、バッグ本体20の内部に水やジュース等の液
体が浸透するのを防止可能となる。それにより、液体が
ブラックボックス11の内部に入り込み、水等によって
ブラックボックス11の作動に悪影響が生じるのを防止
することができる。
【0041】また、補強部材30をバッグ本体20に内
蔵させ、さらに該補強部材30の収納スペース31にブ
ラックボックス11を収納している。このため、外部衝
撃が収納カーペット10に対して付与されても、平面部
30aで外部衝撃が受け止められる。それによって、か
かる外部衝撃からブラックボックス11を保護すること
が可能となる。
【0042】さらに、バッグ本体20に配線取出口22
が設けられているので、バッグ本体20の内部にブラッ
クボックス11を収納しても、配線が邪魔とならず、良
好に外部に導出することができる。このため、本実施の
形態の収納カーペット10は、一層使い勝手の良いもの
となる。
【0043】また、補強部材30も、金属部材(金属
板)をコ字状に折り曲げることにより構成されるので、
簡単に形成することができる。これと共に、金属部材を
使用することで、強度も十分なものとすることができ
る。
【0044】以上、本発明の一実施の形態について述べ
たが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。例えば、図4に示すように、補強部材30により形
成される収納スペース31に、冷却手段としての水枕5
0を設置するようにしても良い。例えばブラックボック
ス11がアンプである場合には、発生する熱が比較的大
きいものとなる。このような場合に、水枕50を設置す
ると、収納されたブラックボックス11を良好に冷やす
ことができる。すなわち、水枕50を設置することで、
ブラックボックス11からの発熱を吸収することが可能
となる。このため、水枕50を設置した場合には、一種
の水冷式の構造となる。
【0045】また、図5に示すように、補強部材30を
金属板とすると共に、この金属板を適宜折り曲げて凹凸
部61を形成し、冷却手段としてのヒートシンク構造6
0を設けるようにしても良い。このように、補強部材3
0にヒートシンク構造60を設けた場合にも、ブラック
ボックス11からの発熱を放熱することができ、それに
よってブラックボックス11を冷やすことができる。な
お、この場合には、一種の空冷式の構造となる。
【0046】さらに、上述の実施の形態では、収納カー
ペット10はフロアマット13に取り付けられるものと
して説明している。しかしながら、収納カーペット10
の大きさをフロアマット13の大きさに対応させること
により、この収納カーペット10がフロアマット13の
機能をも兼ね備えるものとしても良い。この場合には、
収納カーペット10を単にフロア面12に対して置くだ
けで済むので、ブラックボックス11の設置作業が一層
簡単なものとなる。
【0047】また、上述の実施の形態では、シート状部
材21を2枚縫い合わせることによって、バッグ本体2
0が構成されるものとしているが、1枚のシート状部材
21を2つ折りにして、開放している端部側、及び開放
しているサイド側を縫い合わせるようにしても良い。
【0048】また、補強部材30には、フロア面12へ
の接触・配置を良好にするために、側面部30b,30
cの端部に、平面部30aと平行となるようなフランジ
部を形成しても良い。この場合には、側面部30b,3
0cの突出側端部がフロア面12に引っ掛かったするの
を防止できる。また、補強部材30に荷重が付加された
場合でも、フランジ部によって荷重を分散することで、
フロア面12が傷付かない構成となる。
【0049】また、上述の実施の形態では、収納カーペ
ット10は、ベルト40によってフロアマット13に取
付固定される構成となっている。しかしながら、ベルト
40によらずに、例えばフロアマット13の裏面側や表
面側に貼付することにより、該収納カーペット10をフ
ロアマット13に対して取付固定する構成としても良
い。また、既設のカーペットの取り外しが容易なタイプ
の場合、かかる既設のカーペットに対して、例えばベル
ト40を巻回させて、該収納カーペット10を取り付け
るようにしても良い。
【0050】さらに、補強部材30の平面部30aに複
数の突起を形成し、この突起が足の裏のつぼを刺激する
ことによって、健康器具としての作用効果をも奏するよ
うにしても良い。また、補強部材30は、上述の実施の
形態では、2つの側面部30b、30cを有するものと
なっているが、補強部材30の構成はこれには限られ
ず、例えば4つの側面部を有する開いた箱状としても良
い。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、配線をカーペットの下
に通す作業を必要とすることがなく、簡易にブラックボ
ックスを収納することができる。すなわち、例えばフロ
アマットの裏面側又は表面側に、ブラックボックスを収
納した状態で設置可能となる。それにより、運転席や助
手席の座席下のスペースにブラックボックスを収納でき
ない場合でも、ブラックボックスを良好に収納可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る収納カーペットの
構成を示す斜視図であり、内部に補強部材が収納された
状態を示す図である。
【図2】図1の収納カーペットがベルトの巻回によって
フロアマットに取り付けられた状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の収納カーペットが、フロアマットの下側
でフロア面に置かれた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の変形例に係り、収納スペースに水枕を
設置した場合の様子を示す斜視図である。
【図5】本発明の変形例に係り、金属板からなる補強部
材を適宜折り曲げて、ヒートシンク構造として用いた場
合の様子を示す斜視図である。
【図6】従来の座席下のスペース部にブラックボックス
を設置する設置態様を示す側面図である。
【符号の説明】
10…収納カーペット(収納用具) 11…ブラックボックス 12…フロア面 13…フロアマット 20…バッグ本体 21…シート状部材(非浸透構造) 22…配線取出口 23…チャック部 24…開口部 25…ジッパー 30…補強部材(保護手段) 30a…平面部 31…収納スペース 40…ベルト(固定手段) 41…面ファスナー部(固定手段の一部) 50…水枕(冷却手段の一例) 60…ヒートシンク構造(冷却手段の一例)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車内のフロア面に設置されると
    共に、各種電子機器やメカ機構を内蔵しているブラック
    ボックスを収納するための収納用具であって、 内部に上記ブラックボックスを収納するための開口部を
    有したバッグ本体と、 上記バッグ本体に内蔵されると共に、上記ブラックボッ
    クスが上記バッグ本体に収納された場合に、該ブラック
    ボックスを外部衝撃から保護するための保護手段と、 を具備することを特徴とする収納用具。
  2. 【請求項2】 前記バッグ本体を構成するシート状部材
    は、該バッグ本体内部への液体の浸透を防止する浸透防
    止構造となっていることを特徴とする請求項1記載の収
    納用具。
  3. 【請求項3】 前記バッグ本体には配線取出口が形成さ
    れていて、前記ブラックボックスから延出する配線が、
    この配線取出口を介して該バック本体の内部から外部に
    導出されることを特徴とする請求項1又は2記載の収納
    用具。
  4. 【請求項4】 前記バッグ本体には、フロアマットへの
    取付固定を行うための固定手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の収納
    用具。
  5. 【請求項5】 前記保護手段は、金属部材を断面コ字状
    に折り曲げることにより形成されることを特徴とする請
    求項1から4のいずれか1項に記載の収納用具。
  6. 【請求項6】 前記保護手段の内部には、前記ブラック
    ボックスを冷却するための冷却手段が設けられることを
    特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の収納
    用具。
  7. 【請求項7】 前記冷却手段は、水冷方式を採用するこ
    とを特徴とする請求項6記載の収納用具。
  8. 【請求項8】 前記冷却手段は、空冷方式を採用するこ
    とを特徴とする請求項6記載の収納用具。
JP2002114517A 2002-04-17 2002-04-17 収納用具 Expired - Fee Related JP4170012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114517A JP4170012B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 収納用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114517A JP4170012B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 収納用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003306084A true JP2003306084A (ja) 2003-10-28
JP4170012B2 JP4170012B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=29396299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002114517A Expired - Fee Related JP4170012B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 収納用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4170012B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4170012B2 (ja) 2008-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6367536B1 (en) Vehicle window screen
US6851704B2 (en) Air bag assembly
US6595568B1 (en) Multi-purpose liner for vehicle compartment
US5676288A (en) Bicycle cover
US7621557B2 (en) Vehicle seat air bag guide having flexible panel with inner extremity grommet securement
US6695380B1 (en) Vehicular floor panel
US20100139573A1 (en) Pet carrier strapping system
US6040764A (en) Bicycle cover with an attachable alarm system
US6986447B2 (en) Television tote bag
JP2001347914A (ja) エアバッグ装置
US5855406A (en) Storage and deployment system for automobile covers
US5938263A (en) Protector for a pickup truck
US20010045758A1 (en) Vehicle cover
JP2003306084A (ja) 収納用具
US6371342B2 (en) Cargo retention system
US20020038962A1 (en) Truck panel cover
JPH07285406A (ja) 助手席用エアバッグ装置
JPH10287196A (ja) エアバッグ装置を装備した車両用シート
JP2004359044A (ja) 車載器具の取付方法および構造
KR20080025112A (ko) 원터치 자동차용 보호커버
JP3045640B2 (ja) 車両用バックドア
JP3145690U (ja) 自動車用雨避け装置
JP2008024167A (ja) 車両用ラゲッジボード
JP3357938B2 (ja) 側突用エアバッグ装置
JP2000255355A (ja) 簡易セパレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070921

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070921

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20080715

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20080806

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees