JP2003306021A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003306021A
JP2003306021A JP2002112346A JP2002112346A JP2003306021A JP 2003306021 A JP2003306021 A JP 2003306021A JP 2002112346 A JP2002112346 A JP 2002112346A JP 2002112346 A JP2002112346 A JP 2002112346A JP 2003306021 A JP2003306021 A JP 2003306021A
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昭 山口
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毅 義則
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗車時の快適性が損なわれてしまうことを最
小限にしつつ、降車時のヒートショック低減を図る。 【解決手段】 現在地から降車予定地までの車両の所要
走行時間を推定し、所要走行時間が所定時間以内である
場合に、車室内温度Trを外気温度Tamに近づけるよ
うに空調制御するヒートショック低減制御を行う。これ
により、降車時における車室内温度Trと外気温度Ta
mとの温度差ΔTを小さくできるので、降車時のヒート
ショック低減を図ることができる。また、所要走行時間
が所定時間tc以内となるまではヒートショック低減制
御は行われないので、少なくとも所要走行時間が所定時
間tc以内となるまでは温度的な快適性が損なわれない
ようにできる。以上により、上記目的を達成することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、乗員により設定された設定温度、車室内温度、外気
温度等に基づき、車室内が設定温度となるように自動空
調制御する機能を備えた車両用空調装置がある。
【0003】しかしながら、上記自動空調制御を行いつ
つ走行した後において、降車時の車室内温度と外気温度
との温度差が大きいと、降車した乗員に大きな温度スト
レスいわゆるヒートショックが加わっていまい、急激な
体調変化をもたらす場合もある。例えば、夏期の冷房運
転時には、乗車時には快適な環境温度に維持される反
面、降車時には環境温度が急激に高温となるため、上記
ヒートショックが乗員に加わってしまう。
【0004】これに対して、上記温度差が小さくなるよ
うに自動空調制御することも考えられるが、この場合に
は、乗車時の温度的な快適性が損なわれてしまう。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、乗車時の快適性
が損なわれてしまうことを最小限にしつつ、降車時のヒ
ートショック低減を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、現在地から降車予定地
までの車両の所要走行時間を推定し、所要走行時間が所
定時間以内である場合に、車室内温度を外気温度に近づ
けるように空調制御するヒートショック低減制御を行う
ことを特徴とする。
【0007】これにより、降車時における車室内温度と
外気温度との温度差を小さくできるので、降車時のヒー
トショック低減を図ることができる。また、所要走行時
間が所定時間以内となるまではヒートショック低減制御
は行われないので、少なくとも所要走行時間が所定時間
以内となるまでは温度的な快適性が損なわれないように
できる。以上により、上記目的を達成することができ
る。
【0008】なお、上記所要走行時間を、請求項2に記
載の発明のように、現在地から降車予定地までの距離と
車速とから推定するようにして好適である。また、降車
予定地を、請求項3に記載の発明のように、ナビゲーシ
ョン装置にて設定された目的地、経由地および立ち寄り
地のいずれかの地点とするようにして好適である。
【0009】ここで、車室内温度と外気温度との温度差
が非常に大きい場合には、降車時点で車室内温度を十分
に外気温度に近づけることができないといった不具合
や、急激に空調制御値を変化させてしまい乗員に不快感
を与えてしまうといった不具合が考えられる。これに対
し、請求項4に記載の発明では、車室内温度と外気温度
との温度差が大きいほど所定時間を長く設定するので、
上記不具合を解消できる。
【0010】請求項5に記載の発明では、現在地から降
車予定地までの距離が所定距離以下である場合に、車室
内温度を外気温度に近づけるように空調制御するヒート
ショック低減制御を行うことを特徴とする。
【0011】これにより、降車時における車室内温度と
外気温度との温度差を小さくできるので、降車時のヒー
トショック低減を図ることができる。また、現在地から
降車予定地までの距離が所定距離以下となるまではヒー
トショック低減制御は行われないので、少なくとも所定
距離以下となるまでは温度的な快適性が損なわれないよ
うにできる。以上により、上記目的を達成することがで
きる。
【0012】請求項6に記載の発明では、車両運転中の
乗員に降車して休憩するように促す休憩誘導手段を備
え、休憩誘導手段の作動にともない、車室内温度を外気
温度に近づけるように空調制御するヒートショック低減
制御を行うことを特徴とする。
【0013】これにより、降車時における車室内温度と
外気温度との温度差を小さくできるので、降車時のヒー
トショック低減を図ることができる。また、休憩誘導手
段が作動するまではヒートショック低減制御は行われな
いので、少なくとも休憩誘導手段が作動するまでは温度
的な快適性が損なわれないようにできる。以上により、
上記目的を達成することができる。
【0014】なお、休憩誘導手段の一例として、乗員の
五感のうち少なくとも1つを刺激して誘導することが挙
げられる。具体的には、請求項7に記載の発明のよう
に、音声装置、表示装置および振動発生装置のうち少な
くとも1つの装置により刺激を与えることが挙げられ
る。
【0015】また、休憩誘導手段の一例として、請求項
8に記載の発明のように、連続走行時間が所定時間を経
過したタイミングで自動的に刺激を与えるようにしても
よいし、請求項9に記載の発明のように、乗員の疲れ度
合が所定の度合を超えている場合に、刺激を与えるよう
にしてもよい。
【0016】また、休憩誘導手段の一例として、降車し
て休憩するか否かを乗員に問い合わせる手段が挙げら
れ、この場合には、請求項10に記載の発明のように、
問い合わせに対して乗員が休憩するとの指示を出した場
合にはじめて、ヒートショック低減制御を行うようにし
て好適である。
【0017】ここで、車室内温度と外気温度との温度差
が所定の温度差よりも小さい場合には、ヒートショック
を受ける度合が小さい。そこで、請求項11に記載の発
明のように、車室内温度と外気温度との温度差が所定の
温度差よりも小さい場合には、ヒートショック低減制御
を禁止するようにして好適である。
【0018】請求項12に記載の発明では、空調制御値
の単位時間当たり変化量が所定の上限変化量以下となる
ようにヒートショック低減制御を行うことを特徴とす
る。これにより、空調制御値の急激な変化により乗員が
不快に感じてしまうことを防止できる。
【0019】ここで、ヒートショック低減制御にて車室
内温度を外気温度にあまりに近づけすぎると、ヒートシ
ョック低減制御時における温度的な快適性が著しく損な
われてしまうといった不具合が考えられる。
【0020】そこで、冷房運転時には、請求項13に記
載の発明のように、車室内に吹き出される空調風の温度
が所定の上限温度以下となるようにヒートショック低減
制御を行い、暖房運転時には、請求項14に記載の発明
のように、車室内に吹き出される空調風の温度が所定の
下限温度以上となるようにヒートショック低減制御を行
うようにすれば、上記不具合を解消できる。
【0021】請求項15に記載の発明では、空調制御値
が段階的に変化するようにヒートショック低減制御を行
うことを特徴とするので、急激に空調制御値を変化させ
てしまい乗員に不快感を与えてしまうといった不具合を
解消できる。
【0022】ここで、ヒートショック低減制御時には、
車室内温度が外気温度に近づくことによる快適性悪化は
避けられない。しかしながら、請求項16に記載の発明
では、冷房運転中にヒートショック低減制御を行うとき
には、空調風の送風量を増大させることを特徴とするの
で、上記ヒートショック低減制御時の快適性悪化を低減
できる。また、請求項17に記載の発明では、暖房運転
中にヒートショック低減制御を行うときには、空調風の
送風量を減少させることを特徴とするので、上記ヒート
ショック低減制御時の快適性悪化を低減できる。
【0023】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図に
基づいて説明する。
【0025】(第1実施形態)図1は第1実施形態の全
体構成図であり、車両用空調装置の冷凍サイクルRには
冷媒を吸入、圧縮、吐出する圧縮機1が備えられてい
る。圧縮機1は動力断続用の電磁クラッチ2を有し、圧
縮機1には電磁クラッチ2およびベルト3を介して車両
エンジン4の動力が伝達される。電磁クラッチ2への通
電は空調用電子制御装置5により断続され、電磁クラッ
チ2への通電の断続により圧縮機1の運転が断続され
る。
【0026】圧縮機1から吐出された高温、高圧の過熱
ガス冷媒は凝縮器6に流入し、ここで、図示しない冷却
ファンより送風される外気と熱交換して冷媒は冷却され
て凝縮する。この凝縮器6で凝縮した冷媒は次に受液器
7に流入し、受液器7の内部で冷媒の気液が分離され、
冷凍サイクルR内の余剰冷媒(液冷媒)が受液器7内に
蓄えられる。
【0027】この受液器7からの液冷媒は膨張弁(減圧
手段)8により低圧に減圧され、低圧の気液2相状態と
なる。膨張弁8は蒸発器9の出口冷媒の温度を感知する
感温部8aを有する温度式膨張弁である。この膨張弁8
からの低圧冷媒は蒸発器(冷房用熱交換器)9に流入す
る。この蒸発器9は車両用空調装置の空調ケース10内
に設置され、蒸発器9に流入した低圧冷媒は空調ケース
10内の空気から吸熱して蒸発する。蒸発器9の出口は
圧縮機1の吸入側に結合され、上記したサイクル構成部
品によって閉回路を構成している。
【0028】空調ケース10において、蒸発器9の上流
側には送風機11が配置され、送風機11には遠心式送
風ファン12と駆動用モータ13が備えられている。送
風ファン12の吸入側には内外気切替箱14が配置さ
れ、この内外気切替箱14内の内外気切替ドア14aに
より外気導入口14bと内気導入口14cを開閉する。
これにより、内外気切替箱14内に外気(車室外空気)
または内気(車室内空気)が切替導入される。内外気切
替ドア14aはサーボモータからなる電気駆動装置14
eにより駆動される。
【0029】空調装置通風系のうち、送風機11下流側
に配置される空調ユニット15部は、通常、車室内前部
の計器盤内側において車両幅方向の中央位置に配置さ
れ、送風機11部は空調ユニット15部に対して助手席
側にオフセット配置される。
【0030】空調ケース10内で、蒸発器9の下流側に
はエアミックスドア19が配置されている。このエアミ
ックスドア19の下流側には車両エンジン4の温水(冷
却水)を熱源として空気を加熱する温水式ヒータコア
(暖房用熱交換器)20が設置されている。この温水式
ヒータコア20の側方(上方部)には、温水式ヒータコ
ア20をバイパスして空気を流すバイパス通路21が形
成されている。
【0031】エアミックスドア19は回動可能な板状ド
アであり、サーボモータからなる電気駆動装置22によ
り駆動される。エアミックスドア19は、温水式ヒータ
コア20を通過する温風とバイパス通路21を通過する
冷風との風量割合を調節するものであって、この冷温風
の風量割合の調節により車室内への吹出空気温度を調節
する。従って、本例においては、エアミックスドア19
により車室内への吹出空気の温度調節手段が構成され
る。
【0032】温水式ヒータコア20の下流側には下側か
ら上方へ延びる温風通路23が形成され、この温風通路
23からの温風とバイパス通路21からの冷風が空気混
合部24で混合して、所望温度の空気を作り出すことが
できる。
【0033】さらに、空調ケース10内で、空気混合部
24の下流側に吹出モード切替部が構成されている。す
なわち、空調ケース10の上面部にはデフロスタ開口部
25が形成され、このデフロスタ開口部25は図示しな
いデフロスタダクトを介して車両フロントガラス内面に
空気を吹き出すものである。デフロスタ開口部25は、
回動自在な板状のデフロスタドア26により開閉され
る。
【0034】また、空調ケース10の上面部で、デフロ
スタ開口部25より車両後方側の部位にフェイス開口部
27が形成され、このフェイス開口部27は図示しない
フェイスダクトを介して車室内乗員の上半身に向けて空
気を吹き出すものである。フェイス開口部27は回動自
在な板状のフェイスドア28により開閉される。
【0035】また、空調ケース10において、フェイス
開口部27の下側部位にフット開口部29が形成され、
このフット開口部29は図示しないフットダクトを介し
て車室内乗員の足元に向けて空気を吹き出すものであ
る。フット開口部29は回動自在な板状のフットドア3
0により開閉される。
【0036】上記した吹出モードドア26、28、30
は共通のリンク機構(図示せず)に連結され、このリン
ク機構を介してサーボモータからなる電気駆動装置31
により駆動される。
【0037】次に、本実施形態における電気制御部の概
要を説明すると、蒸発器9の温度センサとしてサーミス
タからなる温度センサ32を有している。この温度セン
サ32は空調ケース10内で蒸発器9の空気吹出直後の
部位に配置され、蒸発器吹出温度Teを検出する。
【0038】空調用電子制御装置5には、上記の温度セ
ンサ32の他に、空調制御のために、車室内温度Tr、
外気温度Tam、日射量Ts、温水温度Tw等を検出す
る周知のセンサ33〜36から検出信号が入力される。
また、車室内計器盤近傍に設置される空調制御パネル3
7には乗員により手動操作される操作スイッチ37a〜
37eが備えられ、この操作スイッチ37a〜37eの
操作信号も空調用電子制御装置5に入力される。
【0039】この操作スイッチとして、具体的には、温
度設定信号Tsetを発生する温度設定スイッチ37
a、風量切替信号を発生する風量スイッチ37b、吹出
モード信号を発生する吹出モードスイッチ37c、内外
気切替信号を発生する内外気切替スイッチ37d、エア
コンスイッチ37e等が設けられている。
【0040】吹出モードスイッチ37cは、フェイスモ
ード、フットモード、バイレベルモード、フットデフモ
ード、デフロスタモードの各モードを手動操作で切り替
えるものである。また、エアコンスイッチ37eは、圧
縮機1のオンオフ信号を発生するとともに蒸発器9の目
標温度TEOをフロスト防止用の低めの温度にする信号
を発生する。
【0041】さらに、空調用電子制御装置5は、エンジ
ン用電子制御装置38に接続されており、エンジン用電
子制御装置38から空調用電子制御装置5には車両エン
ジン4の回転数信号、車速信号等が入力される。
【0042】また、空調用電子制御装置5は、車両に搭
載されたナビゲーション装置の作動を制御するナビ用制
御装置39に接続されており、ナビ用電子制御装置39
から空調用電子制御装置5にはナビ情報等が入力され
る。
【0043】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明する。空調用電子制御装置5はCPU、ROM、
RAM等からなる周知のマイクロコンピュータと、その
周辺回路にて構成されるものであり、図2のフローチャ
ートは上記マイクロコンピュータにより実行される制御
処理の概要を示している。そして、図2の制御ルーチン
は、車両エンジン4のイグニッションスイッチがオンさ
れて制御装置5に電源が供給されとスタートする。
【0044】先ず、ステップS10ではフラグ、タイマ
ー等の初期化がなされ、次のステップS20で空調制御
パネル37の操作スイッチ37a〜37eの操作信号を
読み込む。
【0045】そして、ナビ情報読込手段としてのステッ
プS30では、センサ32〜36からの検出信号、エン
ジン用電子制御装置38からの車速信号その他の車両環
境状態の信号と、現在地から目的地までの距離および目
的地の外気温度の信号が少なくとも含まれたナビ情報と
が読み込まれる。
【0046】次に、温度差低減補正値算出手段としての
ステップS40において、ステップS50の目標吹出温
度TAO算出に用いる温度差低減補正値Tdを、図3の
フローチャートに従って決定する。以下に、ステップS
40における決定フローチャートを説明すると、はじめ
に、所要走行時間算出手段としてのステップS401で
は、ナビ情報のうちの現在地から目的地までの距離と、
エンジン用電子制御装置38からの車速信号とから、現
在地から目的地までの所要走行時間を推定、算出する。
なお、本実施形態では、ナビゲーション装置にて乗員が
設定した目的地を、降車予定地とみなしている。
【0047】次に所定時間判定手段としてのステップS
402では、算出された所要走行時間が、予め設定され
た所定の時間以内であるか否かを判定する。そして、所
定時間以内でなければステップS403に進み温度差低
減補正値Tdを0に決定し、所定時間以内であればステ
ップS404に進む。
【0048】そして、温度補正値Td算出手段としての
ステップS404では、センサ33からの検出信号によ
る車室内温度Trと、ナビ情報による目的地の外気温度
との温度差を算出し、ステップS405にて、算出され
た温度差が所定値以内であるか否かを判定する。そし
て、所定値以内であればステップS403にてTd=0
とし、所定値以内でなければ、ステップS406に進
み、下記数式1に基づいて温度差低減補正値Tdを算出
する。
【0049】
【数1】Td=(Tam−Tr)/α 但し、Tr:内気センサ33により検出される車室内温
度 Tam:外気センサ34により検出される外気温度 α:温度差低減定数 以上のステップS401〜S406により温度差低減補
正値Tdが決定されてステップS40の処理が終了する
と、ステップS50に進み、車室内へ吹き出される空調
風の目標吹出温度TAOを算出する。この目標吹出温度
TAOは車室内を温度設定スイッチ37aの設定温度T
setに維持するために必要な吹出温度であり、下記数
式2に基づいて算出される。
【0050】
【数2】TAO=Kset×(Tset+Td)−Kr
×Tr−Kam×Tam−Ks×Ts+C 但し、Ts:日射センサ35により検出される日射量 Kset、Kr、Kam、Ks:制御ゲイン C:補正用の定数 なお、ステップS403にてTd=0と決定された場合
のTAOに基づく空調制御を通常空調制御と呼び、ステ
ップS406にてTd=(Tam−Tr)/αと決定さ
れた場合のTAOに基づく空調制御を、ヒートショック
低減制御と呼ぶ。
【0051】そして、数式2に示されるように、ヒート
ショック低減制御によれば、夏期の冷房運転時にはTA
Oの値が高くなるようにTdにより補正されることとな
り、車室内温度Trが外気温度Tamに近づくこととな
る。一方、冬期の暖房運転時にはTAOの値が低くなる
ようにTdにより補正されることとなり、車室内温度T
rが外気温度Tamに近づくこととなる。
【0052】次に、ステップS60にて送風機11によ
り送風される空気の目標送風量、具体的には送風機駆動
用モータ13の印加電圧であるブロワ電圧Veを上記T
AOに基づいて決定する。このブロワ電圧Veの決定方
法は周知であり、上記TAOの高温側(最大暖房側)お
よび低温側(最大冷房側)でブロワ電圧(目標風量)V
eを大きくし、上記TAOの中間温度域でブロワ電圧
(目標風量)Veを小さくする。
【0053】次に、ステップS70にて内外気モードを
決定する。この内外気モードは例えば設定温度Tset
に対して車室内温度Trが所定温度以上、大幅に高いと
き(冷房高負荷時)に内気モードとし、その他の時は外
気モードとする。あるいは、上記TAOが低温側から高
温側へ上昇するにつれて、全内気モード→内外気混入モ
ード→全外気モードと切替設定してもよい。
【0054】次に、ステップS80にて上記TAOに応
じて吹出モードを決定する。この吹出モードは周知のご
とくTAOが低温側から高温側へ上昇するにつれてフェ
イスモード→バイレベルモード→フットモードと切替設
定される。
【0055】次に、ステップS90にて、エアミックス
ドア19の目標開度SWを上記TAO、蒸発器吹出温度
Te、及び温水温度Twに基づいて次の数式3により算
出する。
【0056】
【数3】SW=〔(TAO−Te)/(Tw−Te)〕
×100(%) ここで、エアミックスドア19の目標開度SWは、エア
ミックスドア19の最大冷房位置(図1の実線位置)を
0%とし、エアミックスドア19の最大暖房位置(図1
の一点鎖線位置)を100%とする百分率で表される。
【0057】次に、ステップS100に進み、エアコン
スイッチ37eがONされている場合には、蒸発器9の
着霜を防止できる最低温度域にて目標吹出温度TAOに
応じた目標蒸発器温度TEOを決定する。そして、TE
Oと温度センサ32により検出される蒸発器吹出温度T
eとを比較して電磁クラッチ2への印加電圧Vcを決定
し、圧縮機作動の断続(ON−OFF)を決定する。一
方、エアコンスイッチ37eがOFFされている場合に
は圧縮機1のOFF信号を出力する。
【0058】次に、ステップS110に進み、上記ステ
ップS60〜S100で決定された制御状態が得られる
ように、各種アクチュエータ部(2、13、14e、2
2、31)に制御信号が出力される。次のステップS1
20で制御周期τの経過を判定すると、ステップS20
に戻る。
【0059】図4は、上記ステップS10〜S120に
基づいた空調制御により、出発地にて冷房運転を開始し
てから目的地に到着するまでの、車室内温度Trの変化
の推移を示す図である。この図に示すように、冷房運転
開始時点から目的地に近づくまでは通常空調制御を行
う。これにより、t1時間が経過すると、外気温度Ta
mよりも高温であった車室内温度Trは外気温度Tam
よりも低温になり、t1経過後は車室内温度Trをこの
低温に維持して、乗員の快適性を保持する。
【0060】その後、ステップS401にて算出された
所要走行時間が所定の時間tc以内となって時間t2を
経過し、かつ、ステップS404にて算出された車室内
温度Trと目的地の外気温度との温度差ΔTが所定の温
度差より大きい温度差であれば、ヒートショック低減制
御が行われることとなる。これにより、目的地に到着し
た時点では、温度差ΔTが、ヒートショック低減制御開
始前の時点に比べて小さくなる。
【0061】以上により、本実施形態によれば、現在地
から降車予定地である目的地に近づくまでは通常空調制
御により、温度的な快適性が損なわれないようにでき
る。また、降車予定地に近づくとヒートショック低減制
御が行われるので、目的地に到着して降車する時には、
車室内温度Trと外気温度Tamとの温度差ΔTを小さ
くできるので、降車時のヒートショック低減を図ること
ができる。
【0062】(第2実施形態)本実施形態では、空調制
御値としての目標吹出温度TAOの単位時間当たり変化
量が所定の上限変化量以下となるようにヒートショック
低減制御を行うようにしている。すなわち、冷房運転時
には、車室内に吹き出される空調風の温度が所定の上限
温度以下となるようにヒートショック低減制御を行い、
一方、暖房運転時には、車室内に吹き出される空調風の
温度が所定の下限温度以上となるようにヒートショック
低減制御を行う。
【0063】図5は、本実施形態に係る温度補正値Td
決定ステップS40の一部を示すフローチャートであ
り、上記第1実施形態におけるステップS406にて算
出されたTdを決定値とするのではなく、ステップS4
06の算出後、図5に示すステップS407〜S410
の処理により、Tdを決定している。
【0064】ステップS407では、ステップS406
で算出されたTdが、制御周期τの間隔における変化許
容幅Tmaxを超えているか否かを判定する。なお、変
化許容幅Tmaxは、上記特許請求の範囲に記載の上限
変化量に対応するものである。
【0065】そして、ステップS408において、Td
oldに上限数値Tmaxを代入する。なお、Tdol
dとは、先回制御に使用した値である。また、ステップ
S408にてTdをTdnewとする。次に、ステップ
S409において、(Td−Tdnew)>Tmaxで
あるか否かを判定し、YESであればTdnewを制御
に使用し、NOであればステップS410にてTdne
w’=TdとしてTdnew’を制御に使用する。な
お、ステップS407にてNOと判定された場合も、ス
テップS410にてTdnew’を制御に使用する。
【0066】以上により、本実施形態によれば、Tdの
算出において、算出されたTdが所定の制御周期τ毎
の、所定の許容変化割合Tmaxを超える場合、Tdを
所定の上限変化割合ずつ段階的に変化させることとな
る。これにより、空調制御状態の急変を防止することが
できる。
【0067】(第3実施形態)本実施形態では、図6に
示す、ブロワ電圧Veと目標吹出温度TAOとの関係を
示す特性図に基づいて、図2のステップS60において
ブロワ電圧Veを決定している。図6中の実線は通常空
調制御時に用いる特性図を示し、点線はヒートショック
低減制御時に用いる特性図を示している。これによれ
ば、冷房運転中にヒートショック低減制御を行うときに
は、空調風の送風量を増大させるように補正される。
【0068】ここで、ヒートショック低減制御が行われ
ると、TAOが外気温度Tamに近づくように補正され
ることにより、乗員に吹き出される空調風の吹出温度が
夏期には高く、冬期には低くなってしまい、温感フィー
リングが悪くなる。
【0069】これに対し、本実施形態によれば、冷房運
転時には、TAOが高く補正されることにより吹出温度
が高くなってしまうものの、空調風の送風量が増大する
ので、上記温感フィーリングの悪化を低減できる。ま
た、暖房運転時には、TAOが低く補正されるものの、
空調風の送風量が減少するので、温感フィーリングの悪
化を低減できる。
【0070】(第4実施形態)本実施形態では、目的地
の外気温度Tamと車室内温度Trとの温度差ΔTの値
に応じて、ヒートショック低減制御開始タイミングを設
定する。すなわち、温度差ΔTが大きいほど、図4に示
す所定時間tcを長く設定する。この設定にあたり、単
位時間当たりのTAOの変化が大きいことによる、単位
時間あたりの乗員の温熱感の変化が大きすぎないよう
に、所定時間tcを設定する。
【0071】これにより、降車時点で車室内温度Trを
十分に外気温度Tamに近づけることができないといっ
た不具合や、ヒートショック制御により急激にTAOが
変化してしまい乗員に不快感を与えてしまうといった不
具合を解消できる。
【0072】(第5実施形態)上記第1〜第4実施形態
では、所要走行時間が前記所定時間以内である場合に、
車両が降車予定地に近づいたと見なしてヒートショック
低減制御を行うのに対し、本実施形態では、現在地から
降車予定地までの距離が所定距離以下である場合に、車
両が降車予定地に近づいたと見なしてヒートショック低
減制御を行う。これにより、上記第1〜第4実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0073】(第6実施形態)本実施形態では、車両運
転中の乗員に降車して休憩するように促す休憩誘導手段
を備えている。そして、休憩誘導手段の作動にともな
い、車室内温度Trを外気温度Tamに近づけるように
空調制御するヒートショック低減制御を行う。
【0074】これにより、降車時における車室内温度T
rと外気温度Tamとの温度差ΔTを小さくできるの
で、降車時のヒートショック低減を図ることができる。
また、休憩誘導手段が作動するまではヒートショック低
減制御は行われないので、少なくとも休憩誘導手段が作
動するまでは温度的な快適性が損なわれないようにでき
る。
【0075】なお、休憩誘導手段として、音声装置、表
示装置および振動発生装置等により乗員に刺激を与える
ことが挙げられる。また、休憩誘導手段として、連続走
行時間が所定時間を経過したタイミングで自動的に刺激
を与えるようにしてもよいし、乗員の疲れ度合が所定の
度合を超えている場合に、刺激を与えるようにしてもよ
い。
【0076】また、休憩誘導手段の一例として、降車し
て休憩するか否かを乗員に問い合わせる手段が挙げら
れ、この場合には、上記問い合わせに対して乗員が休憩
するとの指示を出した場合にはじめて、ヒートショック
低減制御を行うようにして好適である。
【0077】(他の実施形態)本発明の実施にあたり、
車室内温度Trと外気温度Tamとの温度差ΔTが大き
いほど所定時間を長く設定するようにしてもよい。これ
により、車室内温度Trと外気温度Tamとの温度差Δ
Tが非常に大きい場合における、降車時点で車室内温度
Trを十分に外気温度Tamに近づけることができない
といった不具合や、急激に空調制御値を変化させてしま
い乗員に不快感を与えてしまうといった不具合を解消で
きる。
【0078】また、上記第1実施形態では、ナビ情報お
よび車速信号から現在地から目的地までの所要走行時間
を推定しているが、ナビ情報および車速信号に加え、I
TS情報をも鑑みて上記所要走行時間を推定するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る全体システム図で
ある。
【図2】第1実施形態による空調制御の全体概要を示す
フローチャートである。
【図3】図2中の温度差低減補正値Td決定ステップに
よるルーチンを示すフローチャートである。
【図4】出発地にて冷房運転を開始してから目的地に到
着するまでの、車室内温度Trの変化の推移を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2実施形態に係る、温度差低減補正
値Tdを決定するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態に係る、ブロワ電圧Ve
と目標吹出温度TAOとの関係を示す特性図である。
【符号の説明】
Tam…外気温度、Tr…車室内温度、tc…所定時
間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60H 1/00 103 B60H 1/00 103S 103V (72)発明者 原田 茂樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在地から降車予定地までの車両の所要
    走行時間を推定し、 前記所要走行時間が前記所定時間以内である場合に、車
    室内温度を外気温度に近づけるように空調制御するヒー
    トショック低減制御を行うことを特徴とする車両用空調
    装置。
  2. 【請求項2】 前記所要走行時間を、現在地から降車予
    定地までの距離と車速とから推定することを特徴とする
    請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記降車予定地を、ナビゲーション装置
    にて設定された目的地、経由地および立ち寄り地のいず
    れかの地点とすることを特徴とする請求項1または2に
    記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 車室内温度と外気温度との温度差が大き
    いほど、前記所定時間を長く設定することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
  5. 【請求項5】 現在地から降車予定地までの距離が所定
    距離以下である場合に、車室内温度を外気温度に近づけ
    るように空調制御するヒートショック低減制御を行うこ
    とを特徴とする車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 車両運転中の乗員に降車して休憩するよ
    うに促す休憩誘導手段を備え、前記休憩誘導手段の作動
    にともない、車室内温度を外気温度に近づけるように空
    調制御するヒートショック低減制御を行うことを特徴と
    する車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記休憩誘導手段は、音声装置、表示装
    置および振動発生装置のうち少なくとも1つの装置によ
    り前記刺激を与えるようになっていることを特徴とする
    請求項6に記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記休憩誘導手段は、連続走行時間が所
    定時間を経過したタイミングで自動的に前記刺激を与え
    るようになっていることを特徴とする請求項6または7
    に記載の車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 前記休憩誘導手段は、乗員の疲れ度合が
    所定の度合を超えている場合に、前記刺激を与えるよう
    になっていることを特徴とする請求項6または7に記載
    の車両用空調装置。
  10. 【請求項10】 前記休憩誘導手段は、降車して休憩す
    るか否かを乗員に問い合わせる手段であり、 前記問い合わせに対して乗員が休憩するとの指示を出し
    た場合にはじめて、前記ヒートショック低減制御を行う
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の車両用空調
    装置。
  11. 【請求項11】 車室内温度と外気温度との温度差が所
    定の温度差よりも小さい場合には、前記ヒートショック
    低減制御を禁止することを特徴とする請求項1ないし1
    0のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  12. 【請求項12】 空調制御値の単位時間当たり変化量が
    所定の上限変化量以下となるように前記ヒートショック
    低減制御を行うことを特徴とする請求項1ないし11の
    いずれか1つに記載の車両用空調装置。
  13. 【請求項13】 冷房運転時には、車室内に吹き出され
    る空調風の温度が所定の上限温度以下となるように前記
    ヒートショック低減制御を行うことを特徴とする請求項
    1ないし12のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  14. 【請求項14】 暖房運転時には、車室内に吹き出され
    る空調風の温度が所定の下限温度以上となるように前記
    ヒートショック低減制御を行うことを特徴とする請求項
    1ないし12のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  15. 【請求項15】 空調制御値が段階的に変化するように
    前記ヒートショック低減制御を行うことを特徴とする請
    求項1ないし14のいずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
  16. 【請求項16】 冷房運転中に前記ヒートショック低減
    制御を行うときには、空調風の送風量を増大させること
    を特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載
    の車両用空調装置。
  17. 【請求項17】 暖房運転中に前記ヒートショック低減
    制御を行うときには、空調風の送風量を減少させること
    を特徴とする請求項1ないし16のいずれか1つに記載
    の車両用空調装置。
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