JP2003305930A - リボン巻き取り機構 - Google Patents
リボン巻き取り機構Info
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- JP2003305930A JP2003305930A JP2002114710A JP2002114710A JP2003305930A JP 2003305930 A JP2003305930 A JP 2003305930A JP 2002114710 A JP2002114710 A JP 2002114710A JP 2002114710 A JP2002114710 A JP 2002114710A JP 2003305930 A JP2003305930 A JP 2003305930A
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- Japan
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- winding
- bobbin
- ribbon
- take
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トルククラッチにとって最適なトルクおよび
スリップ量によって巻き取りボビンを回転させることに
より、安定的に巻取りコアにインクリボンを巻き取る。 【解決手段】 巻き取りボビン20に、トルククラッチ
を介して巻き取りボビン用モータ28を接続し、巻き取
りボビン20の回転速度を測定するエンコード板22お
よびフォトセンサ23を配設し、フォトセンサ23から
の検出結果に基づいて巻き取りボビン用モータ28の駆
動速度をトルククラッチに一定のトルクが作用するよう
に制御する制御部24を有する。
スリップ量によって巻き取りボビンを回転させることに
より、安定的に巻取りコアにインクリボンを巻き取る。 【解決手段】 巻き取りボビン20に、トルククラッチ
を介して巻き取りボビン用モータ28を接続し、巻き取
りボビン20の回転速度を測定するエンコード板22お
よびフォトセンサ23を配設し、フォトセンサ23から
の検出結果に基づいて巻き取りボビン用モータ28の駆
動速度をトルククラッチに一定のトルクが作用するよう
に制御する制御部24を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリボン巻き取り機構
に係り、特にトルククラッチを介してモータに接続され
ている巻き取りボビンを有するリボン巻き取り機構に関
する。
に係り、特にトルククラッチを介してモータに接続され
ている巻き取りボビンを有するリボン巻き取り機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、サーマルヘッドを発熱させる
ことによってインクリボンのインクを記録紙上に転写さ
せて所望の記録を行うサーマルプリンタが知られてい
る。前記インクリボンは、リボンカートリッジの内部に
おいて送り出しコアおよび巻き取りコアに巻回されてい
る。
ことによってインクリボンのインクを記録紙上に転写さ
せて所望の記録を行うサーマルプリンタが知られてい
る。前記インクリボンは、リボンカートリッジの内部に
おいて送り出しコアおよび巻き取りコアに巻回されてい
る。
【0003】このようなサーマルプリンタにおいては、
インクリボンを巻き取るためのリボン巻き取り機構が設
けられており、このリボン巻き取り機構は、前記サーマ
ルプリンタのうち前記インクリボンのリボンカートリッ
ジが着脱可能なカートリッジ搭載部に配設されている。
インクリボンを巻き取るためのリボン巻き取り機構が設
けられており、このリボン巻き取り機構は、前記サーマ
ルプリンタのうち前記インクリボンのリボンカートリッ
ジが着脱可能なカートリッジ搭載部に配設されている。
【0004】一般に、前記リボンカートリッジ搭載部の
うちインクリボンカートリッジの巻き取りコアに対応す
る位置には、この巻き取りコアを回転させるための巻き
取りボビンが前記巻き取りコアと係合可能となるように
配設されており、また送り出しコアに対応する位置に
は、送り出しボビンが前記送り出しコアと係合可能とな
るように配設されている。
うちインクリボンカートリッジの巻き取りコアに対応す
る位置には、この巻き取りコアを回転させるための巻き
取りボビンが前記巻き取りコアと係合可能となるように
配設されており、また送り出しコアに対応する位置に
は、送り出しボビンが前記送り出しコアと係合可能とな
るように配設されている。
【0005】また、前記巻き取りボビンには、前記イン
クリボンを一定の張力をもって前記巻き取りコアに巻き
取るためにこの巻き取りボビンの回転を調整するトルク
クラッチが嵌合されており、さらに、前記巻き取りボビ
ンには、このトルククラッチを介して前記巻き取りボビ
ンを回転駆動させるためのモータが接続されている。そ
して、これらの巻き取りボビン、トルククラッチ、モー
タ等によりリボン巻き取り機構が構成されている。
クリボンを一定の張力をもって前記巻き取りコアに巻き
取るためにこの巻き取りボビンの回転を調整するトルク
クラッチが嵌合されており、さらに、前記巻き取りボビ
ンには、このトルククラッチを介して前記巻き取りボビ
ンを回転駆動させるためのモータが接続されている。そ
して、これらの巻き取りボビン、トルククラッチ、モー
タ等によりリボン巻き取り機構が構成されている。
【0006】このようなリボン巻き取り機構において
は、前記モータが駆動されると、巻き取りボビンが回転
し、この巻き取りボビンの回転に伴って、前記巻き取り
コアが回転してインクリボンを巻き取っていた。このと
き、巻き取りボビンに一定以上のトルクが加わった場合
には、トルククラッチの摩擦力に抗して滑りが生じ、こ
れによりリボン巻き取り機構は、インクリボンに加わる
負荷を吸収してインクリボンの張力を一定に保持してい
た。
は、前記モータが駆動されると、巻き取りボビンが回転
し、この巻き取りボビンの回転に伴って、前記巻き取り
コアが回転してインクリボンを巻き取っていた。このと
き、巻き取りボビンに一定以上のトルクが加わった場合
には、トルククラッチの摩擦力に抗して滑りが生じ、こ
れによりリボン巻き取り機構は、インクリボンに加わる
負荷を吸収してインクリボンの張力を一定に保持してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記巻き取り
コアに巻回されているインクリボンの外径は、インクリ
ボンの巻き取りを開始した巻頭と比較して、巻き取られ
るに従って徐々に大きくなり、巻末で最大の外径とな
る。
コアに巻回されているインクリボンの外径は、インクリ
ボンの巻き取りを開始した巻頭と比較して、巻き取られ
るに従って徐々に大きくなり、巻末で最大の外径とな
る。
【0008】そのため、前記リボン巻き取り機構によれ
ば、インクリボンの張力を一定に保持しようとすると、
前記インクリボンの外径が大きくなるに従ってトルクク
ラッチのスリップ量が増大し、前記モータを一定速度に
よって回転させたとしても、巻き取りコアの回転速度は
下がっていく。このとき、図5に示すように、前記巻き
取りボビンとトルククラッチとのスリップ量は、インク
リボンの外径が大きくなるのと比例して増加する。ま
た、図6に示すように、前記トルククラッチに作用する
トルクは、前記トルククラッチのスリップ量が増加する
に従って大きくなる。
ば、インクリボンの張力を一定に保持しようとすると、
前記インクリボンの外径が大きくなるに従ってトルクク
ラッチのスリップ量が増大し、前記モータを一定速度に
よって回転させたとしても、巻き取りコアの回転速度は
下がっていく。このとき、図5に示すように、前記巻き
取りボビンとトルククラッチとのスリップ量は、インク
リボンの外径が大きくなるのと比例して増加する。ま
た、図6に示すように、前記トルククラッチに作用する
トルクは、前記トルククラッチのスリップ量が増加する
に従って大きくなる。
【0009】一方、前記トルククラッチには、インクリ
ボンの張力を一定に維持するために最適なトルク量およ
びスリップ量がある。しかし、前述のリボン巻き取り機
構によれば、図6に示すように、前記巻き取りコアの巻
頭部分ではトルクが小さすぎ、一方巻末部分ではトルク
が大きすぎるため、最適なトルクによって巻き取りボビ
ンを回転させることができなかった。このため、インク
リボンの巻き取りが不安定となってしまい、この結果、
インクリボンが巻き締まったり、または緩く巻かれてし
まう場合があった。このようにインクリボンの巻き取り
にむらが生じるとインクリボンを巻き取る際に張力が変
化することがあり、これにより記録媒体上に良好な記録
を得ることができない場合があるという問題を有してい
た。
ボンの張力を一定に維持するために最適なトルク量およ
びスリップ量がある。しかし、前述のリボン巻き取り機
構によれば、図6に示すように、前記巻き取りコアの巻
頭部分ではトルクが小さすぎ、一方巻末部分ではトルク
が大きすぎるため、最適なトルクによって巻き取りボビ
ンを回転させることができなかった。このため、インク
リボンの巻き取りが不安定となってしまい、この結果、
インクリボンが巻き締まったり、または緩く巻かれてし
まう場合があった。このようにインクリボンの巻き取り
にむらが生じるとインクリボンを巻き取る際に張力が変
化することがあり、これにより記録媒体上に良好な記録
を得ることができない場合があるという問題を有してい
た。
【0010】また、インクリボンが巻き締まった場合
は、巻き取った後のインクリボンに段ずれが生じてしま
い、その結果として巻き取り張力が小さくなって巻き太
り現象が生じ、また巻き緩んだ場合も巻き太り現象が生
じ、この結果インクリボンの巻末部分では、インクリボ
ンが巻き取れなくなってしまうという問題があった。
は、巻き取った後のインクリボンに段ずれが生じてしま
い、その結果として巻き取り張力が小さくなって巻き太
り現象が生じ、また巻き緩んだ場合も巻き太り現象が生
じ、この結果インクリボンの巻末部分では、インクリボ
ンが巻き取れなくなってしまうという問題があった。
【0011】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、トルククラッチにとって最適なトルクによって
トルククラッチを回転させることにより、安定的に巻き
取りコアにインクリボンを巻き取ることができるリボン
巻き取り機構を提供することを目的とする。
であり、トルククラッチにとって最適なトルクによって
トルククラッチを回転させることにより、安定的に巻き
取りコアにインクリボンを巻き取ることができるリボン
巻き取り機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るリボン巻き取り機構は、送り出しコア
と巻き取りコアとに巻回され、プラテンと記録ヘッドと
の間に案内されるインクリボンを巻き取るリボン巻き取
り機構であって、前記送り出しコアが係合する送り出し
ボビンおよび前記巻き取りコアが係合する巻き取りボビ
ンを回転可能に配設し、前記巻き取りボビンに、トルク
クラッチを介して巻き取りボビン用モータを接続し、前
記巻き取りボビンの回転速度を測定する測定手段を配設
し、前記測定手段からの検出結果に基づいて前記巻き取
りボビン用モータの駆動速度を前記トルククラッチに一
定のトルクが作用するように制御する制御部を有するこ
とを特徴とする。
め、本発明に係るリボン巻き取り機構は、送り出しコア
と巻き取りコアとに巻回され、プラテンと記録ヘッドと
の間に案内されるインクリボンを巻き取るリボン巻き取
り機構であって、前記送り出しコアが係合する送り出し
ボビンおよび前記巻き取りコアが係合する巻き取りボビ
ンを回転可能に配設し、前記巻き取りボビンに、トルク
クラッチを介して巻き取りボビン用モータを接続し、前
記巻き取りボビンの回転速度を測定する測定手段を配設
し、前記測定手段からの検出結果に基づいて前記巻き取
りボビン用モータの駆動速度を前記トルククラッチに一
定のトルクが作用するように制御する制御部を有するこ
とを特徴とする。
【0013】この本発明に係るリボン巻き取り機構によ
れば、前記一定のトルクをトルククラッチにおける最適
なトルクとすることにより、巻き取りボビンの回転速度
に基づいて、巻き取りボビン用モータの駆動速度をトル
ククラッチに最適なトルクがかかるようにすることがで
きるので、これにより、巻き取りコアにインクリボンを
巻き取る巻き取り速度を一定とすることができる。
れば、前記一定のトルクをトルククラッチにおける最適
なトルクとすることにより、巻き取りボビンの回転速度
に基づいて、巻き取りボビン用モータの駆動速度をトル
ククラッチに最適なトルクがかかるようにすることがで
きるので、これにより、巻き取りコアにインクリボンを
巻き取る巻き取り速度を一定とすることができる。
【0014】また、本発明に係る他のリボン巻き取り機
構は、前記測定手段を、前記巻き取りボビンに固着した
エンコード板と、前記エンコード板の回転速度を検出す
るフォトセンサとにより構成したことを特徴とする。
構は、前記測定手段を、前記巻き取りボビンに固着した
エンコード板と、前記エンコード板の回転速度を検出す
るフォトセンサとにより構成したことを特徴とする。
【0015】この本発明に係る他のリボン巻き取り機構
によれば、エンコード板およびフォトセンサを用いて容
易にトルククラッチの回転速度を測定することができ
る。
によれば、エンコード板およびフォトセンサを用いて容
易にトルククラッチの回転速度を測定することができ
る。
【0016】さらに本発明に係る他のリボン巻き取り機
構によれば、前記インクリボンの搬送経路のうち前記プ
ラテンおよび前記記録ヘッドと前記巻き取りコアとの間
に、巻き取りピンチローラを配設し、前記巻き取りピン
チローラに、トルククラッチを介してピンチローラ用モ
ータを接続したことを特徴とする。
構によれば、前記インクリボンの搬送経路のうち前記プ
ラテンおよび前記記録ヘッドと前記巻き取りコアとの間
に、巻き取りピンチローラを配設し、前記巻き取りピン
チローラに、トルククラッチを介してピンチローラ用モ
ータを接続したことを特徴とする。
【0017】この本発明に係る他のリボン巻き取り機構
によれば、巻き取りボビン用モータとは別に巻き取りピ
ンチローラ専用のピンチローラ用モータが配設されてい
るので、巻き取りピンチローラを、前記巻き取りボビン
とは別に独自の速度をもって回転させることができる。
によれば、巻き取りボビン用モータとは別に巻き取りピ
ンチローラ専用のピンチローラ用モータが配設されてい
るので、巻き取りピンチローラを、前記巻き取りボビン
とは別に独自の速度をもって回転させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリボン巻き取
り機構の実施形態を図1から図4を参照して説明する。
り機構の実施形態を図1から図4を参照して説明する。
【0019】図1は、本実施形態に係るリボン巻き取り
機構が設けられたサーマルプリンタの一実施形態を示す
概念図であり、図1に示すように、前記サーマルプリン
タ1は、プラテンローラ2を有している。このプラテン
ローラ2の一端部には、プラテンローラ用ギア3が同軸
状に固着されており、このプラテンローラ用ギア3は、
伝達ギア4を介して前記プラテンローラ2を回転駆動さ
せるためのプラテンローラ用モータ5の出力軸に固着さ
れたモータ用ギア6に噛合されている。
機構が設けられたサーマルプリンタの一実施形態を示す
概念図であり、図1に示すように、前記サーマルプリン
タ1は、プラテンローラ2を有している。このプラテン
ローラ2の一端部には、プラテンローラ用ギア3が同軸
状に固着されており、このプラテンローラ用ギア3は、
伝達ギア4を介して前記プラテンローラ2を回転駆動さ
せるためのプラテンローラ用モータ5の出力軸に固着さ
れたモータ用ギア6に噛合されている。
【0020】また、前記プラテンローラ2の周面に対向
する位置には、複数の発熱素子(図示せず)が整列配置
されたサーマルヘッド10が記録媒体8およびインクリ
ボン9を介して、前記プラテンローラ2に圧接可能に配
設されている。
する位置には、複数の発熱素子(図示せず)が整列配置
されたサーマルヘッド10が記録媒体8およびインクリ
ボン9を介して、前記プラテンローラ2に圧接可能に配
設されている。
【0021】さらに、前記インクリボン9は、図示しな
いリボンカートリッジの内部において一端を送り出しコ
ア12に、他端を巻き取りコア13に接続されて前記送
り出しコア12および巻き取りコア13に巻回されてお
り、このリボンカートリッジは、前記サーマルプリンタ
1のカートリッジ搭載部(図示せず)に着脱可能に搭載
されている。
いリボンカートリッジの内部において一端を送り出しコ
ア12に、他端を巻き取りコア13に接続されて前記送
り出しコア12および巻き取りコア13に巻回されてお
り、このリボンカートリッジは、前記サーマルプリンタ
1のカートリッジ搭載部(図示せず)に着脱可能に搭載
されている。
【0022】また、前記カートリッジ搭載部には、前記
インクリボン9を前記巻き取りコア13に巻き取るため
のリボン巻き取り機構15が設けられている。
インクリボン9を前記巻き取りコア13に巻き取るため
のリボン巻き取り機構15が設けられている。
【0023】前記カートリッジ搭載部のうち前記送り出
しコア12に対応する位置には、前記送り出しコア12
を回転させるための送り出しボビン16が配設されてお
り、さらに前記カートリッジ搭載部には、送り出しピン
チローラ17および複数の送り出しガイドローラ18が
配設されている。
しコア12に対応する位置には、前記送り出しコア12
を回転させるための送り出しボビン16が配設されてお
り、さらに前記カートリッジ搭載部には、送り出しピン
チローラ17および複数の送り出しガイドローラ18が
配設されている。
【0024】また、前記カートリッジ搭載部のうち前記
巻き取りコア13に対応する位置には、前記巻き取りコ
ア13を回転させるための巻き取りボビン20が配設さ
れている。この巻き取りボビン20は、内部が空洞に形
成されており、この巻き取りボビン20の内周面は、摩
擦係数が高くなるように形成されている。
巻き取りコア13に対応する位置には、前記巻き取りコ
ア13を回転させるための巻き取りボビン20が配設さ
れている。この巻き取りボビン20は、内部が空洞に形
成されており、この巻き取りボビン20の内周面は、摩
擦係数が高くなるように形成されている。
【0025】さらに、前記巻き取りボビン20の近傍に
は、例えばステッピングモータにより構成された巻き取
りボビン用モータ28が配設されており、この巻き取り
ボビン用モータ28の出力軸29には、モータ用ピニオ
ンギア30が固着されている。また、前記モータ用ピニ
オンギア30には、巻き取りボビン用ギア27が噛合さ
れており、この巻き取りボビン用ギア27には、前記巻
き取りボビン20の内部に係合される外周面の摩擦係数
が高くなるように形成された駆動軸26が固着されてい
る。そして、前記巻き取りボビン20は、トルククラッ
チの従動側の軸とされ、前記駆動軸26は、トルククラ
ッチの駆動側の軸とされている。そして、前記巻き取り
ボビン20は、この駆動軸26が回転すると、前記駆動
軸26の外周面と前記巻き取りボビン20の内周面との
摩擦力によって回転するようになっている。
は、例えばステッピングモータにより構成された巻き取
りボビン用モータ28が配設されており、この巻き取り
ボビン用モータ28の出力軸29には、モータ用ピニオ
ンギア30が固着されている。また、前記モータ用ピニ
オンギア30には、巻き取りボビン用ギア27が噛合さ
れており、この巻き取りボビン用ギア27には、前記巻
き取りボビン20の内部に係合される外周面の摩擦係数
が高くなるように形成された駆動軸26が固着されてい
る。そして、前記巻き取りボビン20は、トルククラッ
チの従動側の軸とされ、前記駆動軸26は、トルククラ
ッチの駆動側の軸とされている。そして、前記巻き取り
ボビン20は、この駆動軸26が回転すると、前記駆動
軸26の外周面と前記巻き取りボビン20の内周面との
摩擦力によって回転するようになっている。
【0026】また、この巻き取りボビン20には、図2
に示すように、測定手段としての前記巻き取りボビン2
0の回転数を測定するための円形状のエンコード板22
がこの巻き取りボビン20と同軸となるように固着され
ており、このエンコード板22は、前記巻き取りボビン
20とともに回転するようになっている。また、このエ
ンコード板22の周縁は、図3に示すように、円周方向
において半径の増減を繰り返すように凹凸形状に形成さ
れている。
に示すように、測定手段としての前記巻き取りボビン2
0の回転数を測定するための円形状のエンコード板22
がこの巻き取りボビン20と同軸となるように固着され
ており、このエンコード板22は、前記巻き取りボビン
20とともに回転するようになっている。また、このエ
ンコード板22の周縁は、図3に示すように、円周方向
において半径の増減を繰り返すように凹凸形状に形成さ
れている。
【0027】さらに、前記エンコード板22の近傍に
は、前記エンコード板22の周縁部分の上下に所定間隔
をもって配置された測定手段としてのフォトセンサ23
が配設されている。このフォトセンサ23は、前記エン
コード板22の凹凸形状の周縁部分に対して発光すると
ともに、エンコード板22の凹部を透過した光を受光す
ることにより、このエンコード板22の回転数を検出
し、検出信号を制御部24に送るようになっている。
は、前記エンコード板22の周縁部分の上下に所定間隔
をもって配置された測定手段としてのフォトセンサ23
が配設されている。このフォトセンサ23は、前記エン
コード板22の凹凸形状の周縁部分に対して発光すると
ともに、エンコード板22の凹部を透過した光を受光す
ることにより、このエンコード板22の回転数を検出
し、検出信号を制御部24に送るようになっている。
【0028】そして、前記制御部24は、前記検出信号
に基づいて、前記巻き取りボビン用モータ28の回転速
度をトルククラッチに最適なトルクが作用するような速
度に制御するようになっている。
に基づいて、前記巻き取りボビン用モータ28の回転速
度をトルククラッチに最適なトルクが作用するような速
度に制御するようになっている。
【0029】さらに、前記カートリッジ搭載部には、内
部が空洞の巻き取りピンチローラ32が配設されてお
り、この巻き取りピンチローラ32の内周面は摩擦係数
が高くなるように形成され、トルククラッチの従動側の
軸とされている。また、この巻き取りピンチローラ32
の内部には、図4に示すように、摩擦係数が高い外周面
を有する駆動軸33が係合され、トルククラッチの駆動
側の軸とされている。そして、前記ピンチローラ32
は、この駆動軸33が回転すると、前記駆動軸33の外
周面と前記巻き取り用ピンチローラ32の内周面との摩
擦力によって回転するようになっている。さらに、この
駆動軸33には、ピンチローラ用ギア34が固着されて
おり、このピンチローラ用ギア34は、ピンチローラ用
モータ35の出力軸36に固着されたモータ用ピニオン
ギア37に噛合されている。
部が空洞の巻き取りピンチローラ32が配設されてお
り、この巻き取りピンチローラ32の内周面は摩擦係数
が高くなるように形成され、トルククラッチの従動側の
軸とされている。また、この巻き取りピンチローラ32
の内部には、図4に示すように、摩擦係数が高い外周面
を有する駆動軸33が係合され、トルククラッチの駆動
側の軸とされている。そして、前記ピンチローラ32
は、この駆動軸33が回転すると、前記駆動軸33の外
周面と前記巻き取り用ピンチローラ32の内周面との摩
擦力によって回転するようになっている。さらに、この
駆動軸33には、ピンチローラ用ギア34が固着されて
おり、このピンチローラ用ギア34は、ピンチローラ用
モータ35の出力軸36に固着されたモータ用ピニオン
ギア37に噛合されている。
【0030】また、前記カートリッジ搭載部には複数の
巻き取りガイドローラ39が配設されており、このよう
に、送り出しボビン16、巻き取りボビン20、巻き取
りボビン用モータ28、エンコード板22、フォトセン
サ23、ピンチローラ32等によってリボン巻き取り機
構15は構成されている。
巻き取りガイドローラ39が配設されており、このよう
に、送り出しボビン16、巻き取りボビン20、巻き取
りボビン用モータ28、エンコード板22、フォトセン
サ23、ピンチローラ32等によってリボン巻き取り機
構15は構成されている。
【0031】そして、前記リボンカートリッジがカート
リッジ搭載部に搭載されると、インクリボン9は、送り
出しボビン16に係合された送り出しコア12から送り
出しピンチローラ17および複数の送り出しガイドロー
ラ18に支持されながら、プラテンローラ2とサーマル
ヘッド10との間に案内されるようになっている。さら
に、このインクリボン9は、前記プラテンローラ2と前
記サーマルヘッド10との間から複数の巻き取りガイド
ローラ39および巻き取りピンチローラ32に支持され
ながら、巻き取りボビン20に係合された巻き取りコア
13に案内されるようになっている。
リッジ搭載部に搭載されると、インクリボン9は、送り
出しボビン16に係合された送り出しコア12から送り
出しピンチローラ17および複数の送り出しガイドロー
ラ18に支持されながら、プラテンローラ2とサーマル
ヘッド10との間に案内されるようになっている。さら
に、このインクリボン9は、前記プラテンローラ2と前
記サーマルヘッド10との間から複数の巻き取りガイド
ローラ39および巻き取りピンチローラ32に支持され
ながら、巻き取りボビン20に係合された巻き取りコア
13に案内されるようになっている。
【0032】また、前記記録媒体8は一対のローラ4
1,42に巻回されており、前記サーマルプリンタ1に
は、前記一対のローラ41,42をそれぞれ支持するた
めの一対のボビン43,44が回転可能に配設されてい
る。これらボビン43,44には、それぞれボビン用ギ
ア45,46が固着されており、これらボビン用ギア4
5,46のうち一方の巻き取った記録媒体8を巻き戻す
ためのボビン用ギア45は、伝達ギア47を介して巻き
戻し用モータ48の出力軸56に固着されたモータ用ギ
ア49に噛合されている。さらに、他方の記録媒体8を
巻き取るためのボビン用ギア46は、ピニオンギア50
を介して巻き取り用モータ51の出力軸57に固着され
たモータ用ギア52に噛合されている。
1,42に巻回されており、前記サーマルプリンタ1に
は、前記一対のローラ41,42をそれぞれ支持するた
めの一対のボビン43,44が回転可能に配設されてい
る。これらボビン43,44には、それぞれボビン用ギ
ア45,46が固着されており、これらボビン用ギア4
5,46のうち一方の巻き取った記録媒体8を巻き戻す
ためのボビン用ギア45は、伝達ギア47を介して巻き
戻し用モータ48の出力軸56に固着されたモータ用ギ
ア49に噛合されている。さらに、他方の記録媒体8を
巻き取るためのボビン用ギア46は、ピニオンギア50
を介して巻き取り用モータ51の出力軸57に固着され
たモータ用ギア52に噛合されている。
【0033】そして、前記記録媒体8は、一方のローラ
41からプラテンローラ2の近傍に配設されたガイドロ
ーラ54に支持されてプラテンローラ2の周面に沿いな
がらサーマルヘッド10およびインクリボン9とプラテ
ンローラ2との間に案内され、さらにプラテンローラ2
の周面に沿いながらこのプラテンローラ2の近傍に配設
されたガイドローラ55に支持されて他方のローラ42
に案内されるようになっている。
41からプラテンローラ2の近傍に配設されたガイドロ
ーラ54に支持されてプラテンローラ2の周面に沿いな
がらサーマルヘッド10およびインクリボン9とプラテ
ンローラ2との間に案内され、さらにプラテンローラ2
の周面に沿いながらこのプラテンローラ2の近傍に配設
されたガイドローラ55に支持されて他方のローラ42
に案内されるようになっている。
【0034】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0035】まず、プラテンローラ用モータ5を駆動
し、モータ用ギア6および伝達ギア4を介してプラテン
ローラ用ギア3を回転させることにより、プラテンロー
ラ2を回転させるとともに、巻き取り用モータ51を駆
動し、モータ用ギア52およびピニオンギア50を介し
てボビン用ギア46を回転させることにより、他方のボ
ビン44を介して他方のローラ42を回転させて、記録
媒体8を搬送方向(図1に示す矢印A)に搬送させる。
し、モータ用ギア6および伝達ギア4を介してプラテン
ローラ用ギア3を回転させることにより、プラテンロー
ラ2を回転させるとともに、巻き取り用モータ51を駆
動し、モータ用ギア52およびピニオンギア50を介し
てボビン用ギア46を回転させることにより、他方のボ
ビン44を介して他方のローラ42を回転させて、記録
媒体8を搬送方向(図1に示す矢印A)に搬送させる。
【0036】これと同時に、ピンチローラ用モータ35
を駆動し、モータ用ピニオンギア37を介してピンチロ
ーラ用ギア34を回転させることにより巻き取りピンチ
ローラ32を回転させる。
を駆動し、モータ用ピニオンギア37を介してピンチロ
ーラ用ギア34を回転させることにより巻き取りピンチ
ローラ32を回転させる。
【0037】さらに、巻き取りボビン用モータ28を駆
動し、モータ用ピニオンギア30を介して巻き取りボビ
ン用ギア27を回転させることにより、駆動軸26を介
して巻き取りボビン20を回転させ、これにより巻き取
りボビン20に係合された巻き取りコア13を回転させ
て、インクリボン9を巻き取りながら搬送方向(図1に
示す矢印B)に搬送させる。
動し、モータ用ピニオンギア30を介して巻き取りボビ
ン用ギア27を回転させることにより、駆動軸26を介
して巻き取りボビン20を回転させ、これにより巻き取
りボビン20に係合された巻き取りコア13を回転させ
て、インクリボン9を巻き取りながら搬送方向(図1に
示す矢印B)に搬送させる。
【0038】このとき、巻き取りボビン20の回転とと
もにエンコード板22が回転され、フォトセンサ23に
よって前記エンコード板22の周縁部分に光を発すると
ともにこの光を受けてこの受光結果を制御部24に送
る。ここで、エンコード板22の円周縁は凹凸形状に形
成されているので、制御部24は、前記受光結果に基づ
きエンコード板22の凹部または凸部が所定時間あたり
何回フォトセンサ23の間を通過したかを演算し、これ
によりエンコード板22すなわち巻き取りボビン20の
回転速度を測定する。
もにエンコード板22が回転され、フォトセンサ23に
よって前記エンコード板22の周縁部分に光を発すると
ともにこの光を受けてこの受光結果を制御部24に送
る。ここで、エンコード板22の円周縁は凹凸形状に形
成されているので、制御部24は、前記受光結果に基づ
きエンコード板22の凹部または凸部が所定時間あたり
何回フォトセンサ23の間を通過したかを演算し、これ
によりエンコード板22すなわち巻き取りボビン20の
回転速度を測定する。
【0039】そして、前記制御部24は、この巻き取り
ボビン20の回転速度に基づいて巻き取りボビン用モー
タ28の駆動速度をトルククラッチに最適なトルクがか
かる速度に制御する。このとき、このインクリボン9が
あまり巻かれておらずインクリボン9の外径が小さいの
で、巻き取りボビン20の回転は速くトルククラッチ2
6のスリップ量は少ない。そこで、巻き取りボビン用モ
ータ28を所定の高い周波数によって駆動させて、駆動
軸26を早く回転させることができるが、巻き取りコア
13に巻回されたインクリボン9の外径が徐々に大きく
なるに従い、巻き取りボビン20にスリップが生じ、巻
き取りボビン20の回転が徐々に遅くなる。そのため、
フォトセンサ23により逐次検出される巻き取りボビン
20の回転速度に応じて、巻き取りボビン用モータ28
の駆動周波数を低下させるように制御し、トルククラッ
チ26を徐々に遅く回転させる。
ボビン20の回転速度に基づいて巻き取りボビン用モー
タ28の駆動速度をトルククラッチに最適なトルクがか
かる速度に制御する。このとき、このインクリボン9が
あまり巻かれておらずインクリボン9の外径が小さいの
で、巻き取りボビン20の回転は速くトルククラッチ2
6のスリップ量は少ない。そこで、巻き取りボビン用モ
ータ28を所定の高い周波数によって駆動させて、駆動
軸26を早く回転させることができるが、巻き取りコア
13に巻回されたインクリボン9の外径が徐々に大きく
なるに従い、巻き取りボビン20にスリップが生じ、巻
き取りボビン20の回転が徐々に遅くなる。そのため、
フォトセンサ23により逐次検出される巻き取りボビン
20の回転速度に応じて、巻き取りボビン用モータ28
の駆動周波数を低下させるように制御し、トルククラッ
チ26を徐々に遅く回転させる。
【0040】本実施形態によれば、巻き取りボビン20
の回転速度に基づいて巻き取りボビン用モータ28の駆
動速度をトルククラッチに最適なトルクがかかる駆動速
度に制御することができるので、インクリボン9を巻き
取りコア13に巻き取る巻き取り速度を一定にすること
ができる。
の回転速度に基づいて巻き取りボビン用モータ28の駆
動速度をトルククラッチに最適なトルクがかかる駆動速
度に制御することができるので、インクリボン9を巻き
取りコア13に巻き取る巻き取り速度を一定にすること
ができる。
【0041】また、リボン巻き取り機構15には、前記
巻き取りボビン用モータ28とは別に巻き取りピンチロ
ーラ32専用のピンチローラ用モータ35が配設されて
いるので、前記巻き取りピンチローラ32は、前記巻き
取りボビン20とは別に独自の速度をもって回転するこ
とができる。
巻き取りボビン用モータ28とは別に巻き取りピンチロ
ーラ32専用のピンチローラ用モータ35が配設されて
いるので、前記巻き取りピンチローラ32は、前記巻き
取りボビン20とは別に独自の速度をもって回転するこ
とができる。
【0042】したがって、本リボン巻き取り機構15
は、インクリボン9の巻き取り速度を一定にすることが
できるので、巻き取りコア13にインクリボン9を安定
して巻き取ることができ、これによりインクリボン9を
トルククラッチ26によって一定の張力に保持すること
ができる。この結果、インクリボンが巻き締まり過ぎた
りまたは巻き緩んだりしてしまうことを防止することが
できるので、インクリボン9の張力が変化してしまうの
を防止することができ、これにより記録媒体8上に良好
な記録を得ることができる。
は、インクリボン9の巻き取り速度を一定にすることが
できるので、巻き取りコア13にインクリボン9を安定
して巻き取ることができ、これによりインクリボン9を
トルククラッチ26によって一定の張力に保持すること
ができる。この結果、インクリボンが巻き締まり過ぎた
りまたは巻き緩んだりしてしまうことを防止することが
できるので、インクリボン9の張力が変化してしまうの
を防止することができ、これにより記録媒体8上に良好
な記録を得ることができる。
【0043】また、インクリボン9が巻き締まりまたは
巻き緩んでしまうことを防止することより、巻き取った
インクリボン9のリボンカートリッジを再利用すること
ができる。
巻き緩んでしまうことを防止することより、巻き取った
インクリボン9のリボンカートリッジを再利用すること
ができる。
【0044】また、トルククラッチ26にとって最適な
トルクおよびスリップ量によってトルククラッチ26を
回転させることができるので、トルククラッチ26の使
用可能な期間をより長くすることができる。
トルクおよびスリップ量によってトルククラッチ26を
回転させることができるので、トルククラッチ26の使
用可能な期間をより長くすることができる。
【0045】さらに、巻き取りピンチローラ32は巻き
取りボビン20の回転速度に依存せず独自のピンチロー
ラ用モータ35によって独自の速度をもって回転するの
で、インクリボン9の張力をより一定に維持することが
でき、この結果、記録媒体8上により良好な記録を得る
ことができる。
取りボビン20の回転速度に依存せず独自のピンチロー
ラ用モータ35によって独自の速度をもって回転するの
で、インクリボン9の張力をより一定に維持することが
でき、この結果、記録媒体8上により良好な記録を得る
ことができる。
【0046】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、必要に応じて種々変更することが可能で
ある。
ものではなく、必要に応じて種々変更することが可能で
ある。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るリボン
巻き取り機構によれば、インクリボンの巻き取り速度を
一定にすることができるので、巻き取りコアにインクリ
ボンを安定して巻き取ることができ、これによりインク
リボンをトルククラッチによって一定の張力に維持する
ことができる。この結果、インクリボンが巻き締まり過
ぎたりまたは巻き緩んだりしてしまうことを防止するこ
とができるので、インクリボンの張力が変化してしまう
のを防止することができ、これにより記録媒体上に良好
な記録を得ることができる。
巻き取り機構によれば、インクリボンの巻き取り速度を
一定にすることができるので、巻き取りコアにインクリ
ボンを安定して巻き取ることができ、これによりインク
リボンをトルククラッチによって一定の張力に維持する
ことができる。この結果、インクリボンが巻き締まり過
ぎたりまたは巻き緩んだりしてしまうことを防止するこ
とができるので、インクリボンの張力が変化してしまう
のを防止することができ、これにより記録媒体上に良好
な記録を得ることができる。
【0048】また、インクリボンの巻き締まりまたは巻
き緩みを防止することにより、巻き取ったインクリボン
のリボンカートリッジを再利用することができる。
き緩みを防止することにより、巻き取ったインクリボン
のリボンカートリッジを再利用することができる。
【0049】また、トルククラッチにとって最適なトル
クおよびスリップ量によってトルククラッチを回転させ
ることができるので、トルククラッチの使用可能な期間
をより長くすることができる。
クおよびスリップ量によってトルククラッチを回転させ
ることができるので、トルククラッチの使用可能な期間
をより長くすることができる。
【0050】また、本発明に係る他のリボン巻き取り機
構によれば、エンコード板およびフォトセンサによって
容易にトルククラッチの回転速度を測定することができ
るので、より簡易に安定してインクリボンを巻き取りコ
アに巻き取ることができる。
構によれば、エンコード板およびフォトセンサによって
容易にトルククラッチの回転速度を測定することができ
るので、より簡易に安定してインクリボンを巻き取りコ
アに巻き取ることができる。
【0051】さらに、本発明に係る他のリボン巻き取り
機構によれば、巻き取りピンチローラは巻き取りボビン
の回転速度に依存せず独自のピンチローラ用モータによ
って独自の速度をもって回転するので、インクリボンの
張力をより一定に維持することができ、この結果、記録
媒体上により良好な記録を得ることができる。
機構によれば、巻き取りピンチローラは巻き取りボビン
の回転速度に依存せず独自のピンチローラ用モータによ
って独自の速度をもって回転するので、インクリボンの
張力をより一定に維持することができ、この結果、記録
媒体上により良好な記録を得ることができる。
【図1】 本発明に係るリボン巻き取り機構が設けられ
たプリンタの位置実施形態を示す概念図
たプリンタの位置実施形態を示す概念図
【図2】 図1に示すリボン巻き取り機構の巻き取りボ
ビンを示す断面図
ビンを示す断面図
【図3】 図2に示す巻き取りボビンに設けられたエン
コード板を示す正面図
コード板を示す正面図
【図4】 図1に示すリボン巻き取り機構のピンチロー
ラを示す断面図
ラを示す断面図
【図5】 従来のトルククラッチのスリップ量と巻き取
りボビンの外径との関係を示すグラフ
りボビンの外径との関係を示すグラフ
【図6】 従来のトルククラッチのスリップ量とトルク
クラッチに係るトルクとの関係を示すグラフ
クラッチに係るトルクとの関係を示すグラフ
1 サーマルプリンタ
2 プラテンローラ
5 プラテンローラ用モータ
8 記録媒体
9 インクリボン
10 サーマルヘッド
12 送り出しコア
13 巻き取りコア
15 リボン巻き取り機構
16 送り出しボビン
17 送り出しピンチローラ
20 巻き取りボビン
22 エンコード板
23 フォトセンサ
24 制御部
26 トルククラッチ
28 巻き取りボビン用モータ
32 巻き取りピンチローラ
33 トルククラッチ
35 ピンチローラ用モータ
Claims (3)
- 【請求項1】 送り出しコアと巻き取りコアとに巻回さ
れ、プラテンと記録ヘッドとの間に案内されるインクリ
ボンを巻き取るリボン巻き取り機構であって、前記送り
出しコアが係合する送り出しボビンおよび前記巻き取り
コアが係合する巻き取りボビンを回転可能に配設し、前
記巻き取りボビンに、トルククラッチを介して巻き取り
ボビン用モータを接続し、前記巻き取りボビンの回転速
度を測定する測定手段を配設し、前記測定手段からの検
出結果に基づいて前記巻き取りボビン用モータの駆動速
度を前記トルククラッチに一定のトルクが作用するよう
に制御する制御部を有することを特徴とするリボン巻き
取り機構。 - 【請求項2】 前記測定手段を、前記巻き取りボビンに
固着したエンコード板と、前記エンコード板の回転速度
を検出するフォトセンサとにより構成したことを特徴と
する請求項1に記載のリボン巻き取り機構。 - 【請求項3】 前記インクリボンの搬送経路のうち前記
プラテンおよび前記記録ヘッドと前記巻き取りコアとの
間に、巻き取りピンチローラを配設し、前記巻き取りピ
ンチローラに、トルククラッチを介してピンチローラ用
モータを接続したことを特徴とする請求項1または請求
項2に記載のリボン巻き取り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114710A JP2003305930A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | リボン巻き取り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114710A JP2003305930A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | リボン巻き取り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003305930A true JP2003305930A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29396413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002114710A Withdrawn JP2003305930A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | リボン巻き取り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003305930A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9370950B2 (en) | 2014-03-04 | 2016-06-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printer |
KR101669150B1 (ko) | 2014-10-15 | 2016-10-25 | 주식회사 엘씨케이 | 약제 자동 포장기의 인쇄장치 |
-
2002
- 2002-04-17 JP JP2002114710A patent/JP2003305930A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9370950B2 (en) | 2014-03-04 | 2016-06-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printer |
KR101669150B1 (ko) | 2014-10-15 | 2016-10-25 | 주식회사 엘씨케이 | 약제 자동 포장기의 인쇄장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |