JP2003305888A - プリンタにおける位置調整方法 - Google Patents

プリンタにおける位置調整方法

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JP2003305888A JP2002111186A JP2002111186A JP2003305888A JP 2003305888 A JP2003305888 A JP 2003305888A JP 2002111186 A JP2002111186 A JP 2002111186A JP 2002111186 A JP2002111186 A JP 2002111186A JP 2003305888 A JP2003305888 A JP 2003305888A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、プリンタの製造工程におい
て、印刷ヘッドと縁なし印刷用のインク吸収スポンジと
の相対的な位置関係を自動的に調整できるようにするこ
とである。 【解決手段】 本発明は、インク吸収体の最端部に合わ
せてセットされた定型サイズ用紙について、エッジセン
サにより用紙の左右端部位置を検出するとともに、前記
印刷用紙の先端部位置を検出し、所定のマージン幅をと
って形成される領域に対して塗りつぶし印刷を行い、用
紙端部位置と所定のマージンとの誤差により補正値を算
出し、該補正値により印刷ヘッドとインク吸収体の位置
関係を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタにおける
部材位置調整方法に関し、特に、縁なし印刷可能なプリ
ンタの製造段階における印刷ヘッドとインク吸収体との
位置関係の調整方法に関する。
【0002】
【従来技術】インクジェット方式のプリンタは、副走査
方向(縦方向または印刷用紙の長さ方向)に複数の記録
素子(ノズル)が配列された印刷ヘッドを、主走査方向
(横方向または印刷用紙の幅方向)に往復移動させなが
ら所定の記録素子から印刷用紙にインクを吹きつけ、さ
らに副走査方向に印刷用紙を搬送させることで、印刷用
紙に対して印刷を行う。
【0003】近年、印刷用紙の印刷面全体に印刷するい
わゆる縁なし印刷を可能にしたプリンタが登場してい
る。このような縁なし印刷可能なプリンタは、印刷用紙
上に余白が生じないように印刷用紙の縁部をわずかに越
えてインクを吐出させているため、印刷ヘッドが通過す
る印刷用紙の縁部のあたりにインク吸収スポンジを配置
して、インクの飛翔によるプリンタ内部の汚れを防止し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタの
製造工程において、作業者は、規格仕様書にしたがって
個々の部品を組み立てている。実際問題として、個々の
部品を組み立てた時点で、部品間の相対的な位置関係に
誤差を含んでしまう場合もある。このような場合、作業
者は、規格仕様書にしたがうように、この誤差をファー
ムウェアで調整を行っている。
【0005】例えば、印刷ヘッドとインク吸収スポンジ
との位置関係においては、印刷用紙の縁部にちょうど対
応した、印刷ヘッドがインクを吐出する実効可動域の端
部をカバーする位置に、作業者はインク吸収スポンジを
配置する必要がある。しかるに、従来は、作業者がテス
ト動作させながら目視により確認しながら調整を行って
いたため、作業が煩雑で時間がかかり、また、作業者個
人のばらつき誤差を含んでしまうという課題があった。
【0006】そこで、本発明は、プリンタの製造工程に
おいて、印刷ヘッドと縁なし印刷用のインク吸収スポン
ジとの相対的な位置関係を自動的に調整できるようにす
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、複数の記録素子が配置された印刷ヘッドお
よび印刷用紙の端部を検出するためのエッジセンサを搭
載し、主走査方向に往復移動するキャリッジと、前記記
録素子から吐出されるインクを吸収するインク吸収体を
有し、前記印刷ヘッドに対接し、搬送される前記印刷用
紙を支持するプラテンとを備えたプリンタにおける位置
調整方法において、前記インク吸収体の最端部に合わせ
てセットされた定型サイズの印刷用紙について、前記キ
ャリッジを往復移動させて前記エッジセンサにより前記
印刷用紙の左右端部位置を検出するとともに、前記印刷
用紙を搬送させて前記エッジセンサにより前記印刷用紙
の先端部位置を検出する段階と、前記検出した印刷用紙
の端部から所定のマージン幅をとって形成される領域に
対して塗りつぶし印刷を行う段階と、前記キャリッジを
往復移動させて前記エッジセンサにより前記印刷用紙の
左右端部位置から前記塗りつぶし領域までの距離をそれ
ぞれ検出するとともに、前記印刷用紙を搬送させて前記
エッジセンサにより前記印刷用紙の先端部位置から前記
塗りつぶし領域までの距離および前記印刷用紙の後端部
位置から前記塗りつぶし領域までの距離を検出する段階
と、前記それぞれ検出した塗りつぶし印刷を行った領域
までの距離と前記所定のマージン幅とに基づいて所定の
補正値を算出する段階と、前記算出した所定の補正値を
記憶する段階と、を備えたことを特徴とする位置調整方
法である。
【0008】ここで、前記所定の補正値を算出する段階
において、前記印刷用紙の先端部位置から前記塗りつぶ
し領域までの距離と前記印刷用紙の後端部位置から前記
塗りつぶし領域までの距離との差分値と、前記所定のマ
ージン幅に基づいて、トップマージンに関する補正値を
算出することを特徴としている。
【0009】また、前記所定の補正値を算出する段階に
おいて、前記印刷用紙の左右一方の端部位置から前記塗
りつぶし領域までの距離と前記印刷用紙の他方の端部位
置から前記塗りつぶし領域までの距離との差分値と、前
記所定のマージン幅に基づいて、サイドマージンに関す
る補正値を算出することを特徴としている。
【0010】さらに、前記所定の補正値を算出する段階
において、前記インク吸収体の最端部に合わせてセット
された側の印刷用紙の端部位置と前記算出したサイドマ
ージンに関する補正値に基づいて、インク吸収体位置に
関する補正値を算出することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0012】まず、本発明に係る位置調整方法を説明す
る前に、本発明が適用されてなるプリンタの構成につい
て説明する。
【0013】図1は、本実施形態に係るプリンタ1の側
断面概略図である。プリンタ1は、印刷用紙としてのロ
ール紙Pに対する印刷処理およびカット処理を行う機構
を有する印刷機構部11と、この印刷機構部11に供給
すべきロール紙Pをセットする用紙セット部12を備え
る。
【0014】ロール紙Pは、軸部121に挿通された状
態で回転可能にセットされ、前後一対の従動ローラ12
2および駆動ローラ123に当接している。この駆動ロ
ーラ123は、ロール紙モータ124によって駆動され
る。ロール紙モータ124が正転駆動されると、駆動ロ
ーラ123からロール紙Pに回転力が伝達されて、ロー
ル紙Pは印刷機構部11側に送り出される方向に回転す
る。一方、ロール紙モータ124が逆転駆動されると、
駆動ローラ123からロール紙Pに回転力が伝達され
て、ロール紙Pは巻き取られる方向に回転する。
【0015】送り出されるロール紙Pの搬送経路に相当
する位置には、給紙機構部13が配設されている。給紙
機構部13は、支持アーム131の先端部に支持された
給紙従動ローラ132と給紙駆動ローラ133とを備え
ている。ロール紙Pはこれらローラ132,133に狭
持された状態で印刷機構部11側に供給される。印刷機
構部11には、給紙機構部13のローラ132,133
から送り出される搬送経路に沿って、搬送ローラ11
1、排紙ローラ112が配置されている。これらローラ
111,112はいずれも、下側に位置する駆動ローラ
と上側に位置する従動ローラとから構成され、ロール紙
Pを狭持している。紙送り方向において搬送ローラ11
1と排紙ローラ112との間には、プラテン113が配
置されている。
【0016】印刷機構部11は、キャリッジ軸114を
備え、このキャリッジ軸114にキャリッジ115が摺
動可能に支持されている。そして、図示しないキャリッ
ジモータが駆動されることで、キャリッジ115はキャ
リッジ軸114に沿ってその軸方向(主走査方向)に往
復動する。キャリッジ115の下面には、印刷ヘッド1
16が取り付けられている。この印刷ヘッド116の記
録素子(ノズル)からインク滴が吐出されてロール紙P
に定着することで、印刷が行われる。印刷ヘッド116
は、図示しないインクカートリッジからインクの供給を
受ける。このキャリッジ115にはまた、印刷用紙Pの
主走査方向の縁部を検出するためのエッジセンサが設け
られている。なお、このエッジセンサは、後述するよう
に、印刷用紙P上の形成された濃淡画像を検出するため
にも使用される。
【0017】さらに、このキャリッジ115には、カッ
ター装置15が設けられている。このカッター装置15
は、印刷がなされ送り出されてきたロール紙Pを所定サ
イズの単票用紙とするために、ロール紙Pの所定位置で
カットするものである。カット装置15は、可動刃が固
定刃に切断可能に係合した状態でロール紙Pの幅方向
(主走査方向)に移動することにより、ロール紙Pを切
断する。カッター装置15によって切断されたロール紙
Pは、カッター装置15の補助駆動ローラ153により
印刷機構部11の外部に排出される。カッター装置15
と印刷ヘッド116の間には、用紙検出センサ117が
配設され、この用紙検出センサ117から出力される検
出信号に基づいて、印刷ヘッド116の下流側における
ロール紙Pの有無が判断される。
【0018】図2は、プリンタ1の概略機能構成を説明
するためのブロックダイアグラムである。同図に示すよ
うに、図1に示したプリンタ1を機能的に説明すれば、
プリンタ1全体の動作を司る制御装置21と、この制御
装置21の制御の下、搬送した印刷用紙にインクを定着
させて、画像形成処理を行うプリントエンジン22とに
分けることができる。プリントエンジン22は、上述し
た印刷機構部11に対応し、同図では、その構成部材の
うち、代表的なものを示している。
【0019】制御装置21は、外部のホストコンピュー
タから送信されるプリントジョブデータに基づいて、ロ
ール紙Pに対する印刷処理を実行するため、プリントエ
ンジン22を制御する。インターフェース23は、ケー
ブルを介して接続されたホストコンピュータとの間で通
信を行うための機能を提供している。プリンタ1は、イ
ンターフェース23を介してホストコンピュータからプ
リントジョブデータを受信する。ホストコンピュータと
の接続は、ネットワーク接続であってもよいし、シリア
ルまたはパラレル接続であってもよく、適宜選択的に使
用することができる。
【0020】システム部24は、プロセッサ241、R
OM242、RAM243および書換え可能な不揮発性
RAM244等から構成されている。本実施形態では、
書換え可能な不揮発性RAM244には、プリンタ1の
製造工程の一部である印刷ヘッド116の位置調整工程
において入力される位置補正データが記憶される。
【0021】プロセッサ241は、主記憶装置として機
能するRAM243を用いながらROM242に記憶さ
れた各種の制御プログラムを実行し、プリンタ1を統括
的に制御する。言い換えれば、各種の制御プログラムは
プロセッサ141に実行されることにより、他のハード
ウェアと共働して、プリンタ1に所定の機能を実現させ
る。一般的に、このシステム部24によってジョブ解釈
機能、印刷制御機能、カッター装置制御機能等が実現さ
れる。ジョブ解釈機能は、インターフェース23を介し
て受信したプリントジョブデータを解釈して、イメージ
データを生成する機能である。生成されたイメージデー
タは、RAM243の一部として構成されるイメージバ
ッファメモリに書き込まれる。また、印刷制御機能は、
イメージバッファメモリに書き込まれたイメージデータ
に基づき駆動回路部15を制御し、間接的にプリントエ
ンジン22を制御する機能である。
【0022】駆動回路部25は、プリントエンジン22
のメカニカルな部材をそれぞれ駆動制御するためのもの
であり、プリントエンジン22の構成に応じて適宜に構
成されている。
【0023】図3は、キャリッジ115周辺の構成を示
す側断面図である。上述したように、キャリッジ115
の下面には、印刷ヘッド116が取り付けられている。
印刷ヘッド116は、各インク色に対応する列ごとに所
定数配列された記録素子を有している。例えば、7列あ
るうちのそれぞれの列には96個の記録素子が配置され
る。各インク色の一例として、第1列から順番に、BK
(黒)、Lk(ライトブラック)、C(シアン)、Lc
(ライトシアン)、M(マゼンダ)、Lm(ライトマゼ
ンダ)およびY(イエロー)が割り当てられる。
【0024】また、図4は、キャリッジ115の部分構
成を示す部分平面図であり、キャリッジ115に設けら
れた印刷ヘッド116、カッター装置15およびエッジ
センサ41の位置関係を示している。同図中、印刷ヘッ
ド116の一番左下端にある記録素子は、黒インク用の
一番目の記録素子(BK#1)であり、このBK#1か
らの相対距離が調整されることとなる。
【0025】このような印刷ヘッド116に対接する位
置には、プラテン113が配置されている。プラテン1
13は、搬送される印刷用紙Pを支持するためのもので
ある。具体的には、このプラテン113は、図5に示す
ように、主走査方向に延伸されてなる部材であり、所定
の間隔で印刷用紙Pに当接することでこれを支持する突
起状のリブ51が複数設けられている。また、相互に隣
り合うリブによって形成される複数の領域のうち、印刷
用紙Pの縁部に対応する位置の領域には、インク吸収ス
ポンジ52が設けられている。つまり、印刷用紙Pによ
って覆われてしまう位置の領域には、インク吸収スポン
ジ52は設けられていない。なお、インク吸収スポンジ
52は、さまざまなサイズの印刷用紙Pに対応すべく、
その縁部に対応する位置に複数設けられることが好まし
い。
【0026】次に、以上のような構成を有するプリンタ
に関し適用される本発明に係る位置調整方法について説
明する。本位置調整方法の主たる目的は、印刷ヘッド1
16、インク吸収スポンジ42を備えたプラテン113
およびその他の関連する部材を本体内部に取り付けた段
階で、印刷用紙Pの縁部に対応するインク吸収スポンジ
42の位置を印刷ヘッド116を制御する制御装置21
に正しく認識させることである。制御装置21は、イン
ク吸収スポンジ52の位置を印刷ヘッド116の基準原
点からの距離によって認識する。
【0027】図6は、本実施形態の位置調整方法の手順
を説明するためのフローチャートである。まず、図7に
示すように、定型サイズ(例えばA4サイズ等)の印刷
用紙Pは、その縁部(左端部)が最も印刷ヘッド116
側のインク吸収スポンジ52の左端部位置に合うよう
に、セットされる(STEP601)。この場合、印刷
用紙Pの先端は、カッター溝位置に対応する位置である
ことが好ましい。なお、ここでは、用紙送り方向に向か
って印刷用紙Pの上下左右を定める。この状態で、プリ
ンタ1の制御装置21は、原点位置からキャリッジ11
5を駆動させて、印刷用紙幅(左サイドL)を検出する
とともに、搬送ローラを駆動させて、印刷用紙先端部位
置を検出し、その値(移動距離)を保持しておく(ST
EP602)。
【0028】次に、制御装置21は、検出した用紙端部
位置および用紙先端部位置から内側に所定のマージン幅
をとって形成される領域Dに対して黒塗り印刷を行う
(STEP603)。所定のマージン幅は、エッジセン
サによる印刷用紙Pの端部の検出に影響がない程度であ
ることが好ましく、本例ではそれぞれ50mmとしてい
る。なお、副走査方向については、最初にセットされた
位置から50mmだけ印刷用紙Pを搬送制御する。ま
た、黒塗り印刷を行う際の解像度も、使用される印刷用
紙Pの材質等に基づいて適宜定められる。次に、制御装
置21は、エッジセンサにより、黒塗り印刷した領域D
の3辺(トップT、右サイドLおよびボトムB)のそれ
ぞれについて、印刷用紙Pの対応する辺までの距離の値
を検出する(STEP604)。これは、最初に設定し
たマージン幅(本例では50mm)は、調整前のマージ
ン幅であり正確な値ではないからであり、ここで検出さ
れた値との差分を補正値としている。
【0029】各項目について検出を終えた制御装置21
は、トップTからボトムBまでの距離の差分値と、マー
ジン距離(50mm)とに基づいて、トップマージン補
正値を算出し、このトップマージン補正値をエッジセン
サとBK#1との副走査方向の位置調整量として記憶す
る(STEP605)。また、制御装置21は、左サイ
ドLから右サイドRまでの距離の差分値と、マージン距
離(50mm)とに基づいて、サイドマージン補正値を
算出し、このサイドマージン補正値をエッジセンサとB
K#1との主走査方向の位置調整量として記憶する(S
TEP606)。さらに、制御装置21は、左サイド位
置とこの算出したサイドマージン補正値とに基づいてイ
ンク吸収スポンジ52の左端部位置補正値を算出し、そ
れを記憶する(STEP607)。
【0030】次に、制御装置は、カッター装置15を制
御して、印刷用紙Pの先端を最小カット長(例えば20
mm)で切断し、先に算出したトップマージン補正値を
考慮して、切断後の用紙先端位置を検出する(STEP
608)。そして、制御装置21は、検出した切断後の
用紙先端位置と切断後のマージン距離(本例では30m
m)とに基づいてカッター位置補正値を算出し、これを
記憶する。
【0031】以上のように、本実施形態では、制御装置
は、印刷ヘッド116のBK#1を基準にして補正値を
検出するようにしている。したがって、本実施形態によ
れば、インク吸収スポンジ52の左端部にセットされた
印刷用紙Pについて、キャリッジ115に設けられたエ
ッジセンサを用いて印刷用紙Pの端部を検出し、さらに
その検出した端部から所定のマージン幅をとって形成さ
れる領域Dに黒塗り印刷を行っているので、印刷用紙P
の端部位置とその黒塗り印刷領域Dとの関係から、各種
の補正値を自動的に算出することができるようになる。
【0032】なお、上記実施形態は、本発明を説明する
ための例示であり、本発明をこの実施形態にのみ限定す
る趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限
り、さまざまな形態で実施することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、プリンタの製造工程に
おいて、印刷ヘッドと縁なし印刷用のインク吸収スポン
ジとの相対的な位置関係を自動的に調整できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されてなるプリンタの側断面概略
図である。
【図2】本発明が適用されてなるプリンタの概略機能構
成を説明するためのブロックダイアグラムである。
【図3】本発明が適用されてなるプリンタが備えるキャ
リッジ周辺の構成を示す側断面図である。
【図4】本発明が適用されてなるプリンタが備えるキャ
リッジの構成を示す部分平面図である。
【図5】本発明が適用されてなるプリンタが備えるプラ
テンの構成を示す部分平面図である。
【図6】本発明の一実施形態の位置調整方法の手順を説
明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態の位置調整方法において印
刷用紙とプラテンとの位置関係を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…プリンタ 11…印刷機構部 113…プラテン 115…キャリッジ 116…印刷ヘッド 12…用紙セット部 13…給紙機構部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録素子が配置された印刷ヘッドお
    よび印刷用紙の端部を検出するためのエッジセンサを搭
    載し、主走査方向に往復移動するキャリッジと、前記記
    録素子から吐出されるインクを吸収するインク吸収体を
    有し、前記印刷ヘッドに対接し、搬送される前記印刷用
    紙を支持するプラテンとを備えたプリンタにおける位置
    調整方法において、 前記インク吸収体の最端部に合わせてセットされた定型
    サイズの印刷用紙について、前記キャリッジを往復移動
    させて前記エッジセンサにより前記印刷用紙の左右端部
    位置を検出するとともに、前記印刷用紙を搬送させて前
    記エッジセンサにより前記印刷用紙の先端部位置を検出
    する段階と、 前記検出した印刷用紙の端部から所定のマージン幅をと
    って形成される領域に対して塗りつぶし印刷を行う段階
    と、 前記キャリッジを往復移動させて前記エッジセンサによ
    り前記印刷用紙の左右端部位置から前記塗りつぶし領域
    までの距離をそれぞれ検出するとともに、前記印刷用紙
    を搬送させて前記エッジセンサにより前記印刷用紙の先
    端部位置から前記塗りつぶし領域までの距離および前記
    印刷用紙の後端部位置から前記塗りつぶし領域までの距
    離を検出する段階と、 前記それぞれ検出した塗りつぶし印刷を行った領域まで
    の距離と前記所定のマージン幅とに基づいて所定の補正
    値を算出する段階と、 前記算出した所定の補正値を記憶する段階と、を備えた
    ことを特徴とする位置調整方法。
  2. 【請求項2】前記印刷用紙の先端部位置から前記塗りつ
    ぶし領域までの距離と前記印刷用紙の後端部位置から前
    記塗りつぶし領域までの距離との差分値と、前記所定の
    マージン幅に基づいて、トップマージンに関する補正値
    を算出することを特徴とする請求項1記載の位置調整方
    法。
  3. 【請求項3】前記印刷用紙の左右一方の端部位置から前
    記塗りつぶし領域までの距離と前記印刷用紙の他方の端
    部位置から前記塗りつぶし領域までの距離との差分値
    と、前記所定のマージン幅に基づいて、サイドマージン
    に関する補正値を算出することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の位置調整方法。
  4. 【請求項4】前記インク吸収体の最端部に合わせてセッ
    トされた側の印刷用紙の端部位置と前記算出したサイド
    マージンに関する補正値に基づいて、インク吸収体位置
    に関する補正値を算出することを特徴とする請求項3記
    載の位置調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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