JP2003305809A - プラスチック成形品及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック成形品及びその製造方法

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JP2003305809A
JP2003305809A JP2002109154A JP2002109154A JP2003305809A JP 2003305809 A JP2003305809 A JP 2003305809A JP 2002109154 A JP2002109154 A JP 2002109154A JP 2002109154 A JP2002109154 A JP 2002109154A JP 2003305809 A JP2003305809 A JP 2003305809A
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plastic
thermoplastic
reinforcing filler
transfer surface
plastic molded
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Jun Watabe
順 渡部
Yasuki Sugimoto
泰規 杉本
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度、高精度なミラー等の光学部品をプラ
スチック成形によって形成し、加熱、冷却時の収縮、膨
張に伴う反り変形を防止する。 【解決手段】 ガラス繊維、炭素繊維及びマイカ等の強
化充填材を含む熱可塑性プラスチック複合材(FRP基
材)1の反射面2側に強化充填材を含まない熱可塑性プ
ラスチック部材からなり表面に金属反射膜6が形成され
たプラスチックシート3が積層されている。また、反射
面と対抗する面(対抗面)4にも、強化充填材を含まな
い熱可塑性プラスチック部材からなるプラスチックシー
ト5が積層されている。プラスチックシート3,5は、
同一材質から構成されているのが好ましい。対抗面4に
も強化充填材を含まない樹脂を積層することで、成形品
の温度変化に伴う反り変形を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成形
品及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、反りが生
ずることなく高精度かつ高強度なミラーやリフレクタと
いった光学部品等のプラスチック成形品及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタ、複写装置等の光
走査に用いられるfθミラー、プロジェクションテレビ
の光路偏向用に用いられる大型ミラーには、軽量化、低
コスト化、少量多品種への対応等の理由によりプラスチ
ックミラーが多用されている。プラスチックで作製され
たミラーは、その剛性が低く、特にミラー形状が大型化
した場合、十分な強度が得られず自重で変形してしまう
といった問題がある。また、車両に搭載されるミラー等
は、走行時の振動の影響を受けやすく、ミラーの剛性が
要求される。更には、プラスチック自体の線膨張係数が
大きいため、環境温度変動によって形状精度が悪化する
といった問題がある。例えば、光走査に利用されるfθ
ミラーは、高速回転するポリゴンミラーからの熱の影響
を受けやすく、プロジェクション用のミラーは光源から
の熱を受けやすいためこのような問題点に対する対策が
重要である。
【0003】このような問題点に対して、一般にミラー
を繊維強化プラスチックで作製し、蒸着等の手段により
その反射部形成面に金属反射膜を形成することによっ
て、ミラーの剛性を大きくし、かつ温度変動の影響を少
くするようにしている。しかしながら、繊維入り樹脂で
構成される部材表面には、繊維が析出しており、形成す
る金属反射膜の厚さが薄すぎると繊維析出部を蒸着膜で
カバーしきれず反射率が低下してしまう。一方、繊維析
出部をカバーする程度に厚く金属反射膜を形成する場合
は、成膜に多大な時間を要するとともに、均一に膜を形
成するのが難しく表面に微細なホール(欠陥)が生じて
しまう。これも結果として反射率を低下させる要因とな
る。
【0004】以上のような問題に対して、例えば、特開
平7−230003号公報(繊維強化プラスチック製反
射鏡およびその製造方法)、及び特開平6−18278
3号公報(プラスチックミラーの製造方法およびその製
造装置およびプラスチック成形品の製造方法)の発明が
提案されている。図8は、特開平7−230003号公
報、特開平6−182783号公報に記載されたような
プラスチックミラーを概略的に示す図で、図8(A)は
通常使用温度における断面図、図8(B)は高温におけ
る断面図である。図8のプラスチックミラーは、繊維強
化プラスチック101上に金属反射膜が形成されたプラ
スチックフィルム102を積層することによって、剛性
を有し、かつ前記のような鏡面部への繊維の析出を防ぐ
構成である。
【0005】しかしながら、繊維強化プラスチックは、
繊維が入っていないプラスチックと比較して線膨張係数
や収縮率が小さいため、前記従来例においては次のよう
な問題点が生じる。繊維強化プラスチック101の線膨
張係数は、反射部材を構成している強化充填材が含有さ
れていない金属反射膜が形成されたプラスチックフィル
ム102より小さいため、使用環境温度が高くなると図
8(B)の矢印が示す方向に応力が発生し、結果として
線膨張係数が大きいプラスチックフィルム102側が凸
形状になるような反り変形が発生する。一方、使用環境
温度が低くなると、逆にプラスチックフィルム102側
が凹形状になるような反り変形が発生する。つまり、使
用温度環境によって、形状精度が悪化する、またその影
響で表面に金属反射膜が剥離したり亀裂が入り、反射率
が低下するといった問題が生じる。
【0006】図9は、従来のプラスチックミラーの製造
方法及び製造されたプラスチックミラーを概略的に示す
図で、図9(A)はプラスチックミラーが金型によって
製造される様子を示す断面図、図9(B)はプラスチッ
クミラーを金型から取り外す様子を示す断面図、図9
(C)は製造されたプラスチックミラーを示す断面図で
ある。特開平6−182783号公報の発明において
は、図9(A)に示すように、金属反射膜が形成された
プラスチックフィルム102とガラス繊維等の繊維強化
プラスチック101を金型103内で加熱一体化し、冷
却後、図9(B)に示すように、金型を取り外しプラス
チックミラーを取り出すようにしている。その場合に
は、金属反射膜が形成されたプラスチックフィルム10
2の収縮率が繊維強化プラスチック21の収縮率より大
きいため、一体化されたプラスチックミラーが金型から
取り出されて冷却される過程で、図9(C)の矢印の方
向に応力が発生し、図9(C)に示すように収縮量が大
きいプラスチックフィルム102側が凹形状になるよう
に反り変形し、形状精度が悪化するといった問題が生じ
る。また、先ほどと同様に、その影響で表面に金属反射
膜が剥離したり亀裂が入り反射率が低下するといった問
題が生じる。
【0007】尚、このような問題点はプラスチックミラ
ーに限らず、例えば特開平5−185466号公報(複
合樹脂成形加工法)に示されるような、繊維強化プラス
チックと繊維を含まないプラスチックを複合化すること
によって、外観品位の悪化を防ぐようにした外装部品等
にも発生する問題である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来例の問題点を解決するためになされたもので、特に
繊維強化プラスチック部材を用いた外観品質及び強度が
要求される製品、例えばレーザビームプリンタ、ファク
シミリ、複写装置等のレーザ光学走査系やプロジェクシ
ョンテレビの光路偏向用に用いられる大型ミラー等に適
用されるプラスチックミラー等の光学部品に対し、高強
度、高精度なプラスチック成形品およびその製造方法を
提供するものである。また、高強度、高精度な光学部品
等をプラスチック成形によって形成する際、加熱、冷却
時の収縮、膨張に伴って反り変形が生じることのないプ
ラスチック成形品およびその製造方法を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維強化プラ
スチックの転写面側に繊維等の強化充填材を含有しない
プラスチック部材を積層することで構成されている、高
強度で外観品質の良いプラスチック成形品において、前
記転写面と対抗する面にも前記転写面に積層された部材
と同等の熱膨張、収縮量を有する部材を積層すること
で、加熱・冷却時の収縮・膨張に伴う反り変形を防止す
るもので、請求項1の発明は、少なくとも1以上の転写
面を有するプラスチック成形品であって、強化充填材を
含む熱可塑性プラスチック複合材の前記転写面側に強化
充填材を含まない熱可塑性プラスチック部材が積層され
るとともに、前記転写面と対抗する面側の少なくとも1
部に強化充填材を含まない熱可塑性プラスチック部材が
積層されることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1のプラスチッ
ク成形品において、前記転写面と対抗する面側に積層さ
れる熱可塑性プラスチック部材の線膨張係数は、前記転
写面側に積層される熱可塑性プラスチック部材の線膨張
係数と同等であることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1のプラスチッ
ク成形品において、前記転写面と対抗する面側に積層さ
れる熱可塑性プラスチック部材の成形収縮率は、前記転
写面側に積層される熱可塑性プラスチック部材の成形収
縮率と同等であることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1のプラスチッ
ク成形品において、前記転写面と対抗する面側に積層さ
れる熱可塑性プラスチック部材の断面積は、前記転写面
側に積層される熱可塑性プラスチック部材の断面積と同
等であることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1のプラスチッ
ク成形品において、前記プラスチック成形品は、前記転
写面側に積層される熱可塑性プラスチック部材の表面に
金属反射膜が形成されている反射ミラーであることを特
徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項5のプラスチッ
ク成形品において、前記転写面と対抗する面側に積層さ
れる熱可塑性プラスチック部材の表面に金属反射膜が形
成されることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項5または6のプ
ラスチック成形品において、前記金属反射膜は、反射膜
を有する熱可塑性プラスチックシートによって形成され
ることを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項1のプラスチッ
ク成形品の製造方法において、前記強化充填材を含む熱
可塑性プラスチック複合材と前記強化充填材を含まない
熱可塑性プラスチック部材の少なくとも一方が軟化温度
以上に加熱されることによって、両部材を密着させるこ
とを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項1のプラスチッ
ク成形品の製造方法において、前記転写面側及び該転写
面に対抗する面側に配置される前記強化充填材を含まな
い熱可塑性プラスチック部材の間に、溶融された強化充
填材を含む熱可塑性プラスチックを射出、充填すること
によって前記熱可塑性プラスチック部材が密着、一体化
されることを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項1のプラスチ
ック成形品の製造方法において、前記強化充填材を含む
熱可塑性プラスチック複合材の前記転写面側及び該転写
面に対抗する面側に前記強化充填材を含まない熱可塑性
プラスチック部材を配置し、少なくとも前記強化充填材
を含まない熱可塑性プラスチック部材の軟化温度以上に
加熱し圧力を付加することによって、前記熱可塑性プラ
スチック部材が密着、一体化されることを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項10のプラス
チック成形品の製造方法において、前記強化充填材を含
む熱可塑性プラスチック複合材の軟化温度が前記強化充
填材を含まない熱可塑性プラスチック部材の軟化温度よ
り高いことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に示す実施例に基づいて説明する。 (実施例1)図1は、本発明の第1実施例のプラスチッ
クミラーを示す断面図である。第1実施例のプラスチッ
クミラーにおいては、ガラス繊維、炭素繊維及びマイカ
等の強化充填材を含む熱可塑性プラスチック複合材(以
下、FRP基材という)1の反射面2側に上述したよう
な強化充填材が含まれていない熱可塑性プラスチック部
材からなるプラスチックシート(以下、転写面NO−F
RPシートという)3が積層されている。更に、前記反
射面2と対抗する面(対抗面)4側にも、強化充填材が
含まれていない熱可塑性プラスチック部材からなるプラ
スチックシート(以下、対抗面NO−FRPシートとい
う)5が積層されている。転写面NO−FRPシート3
と対抗面NO−FRPシート5は、同一材質から構成さ
れているのが好ましいが、必ずしも同一材質に限られる
ものではない。更に、前記転写面NO−FRPシート3
及び対抗面NO−FRPシート5上には、Al,Cr,
Ag等の金属反射膜6,7が形成されている。なお、本
実施例において、金属反射膜6,7は表層部側にある
が、FRP基材1との密着面側にあってもかまわない。
表層部側に金属反射膜が形成されている場合は、反射膜
の機械的、経時的劣化を防ぐためにSiO等の保護層が
最表面に形成されていることが望ましい。
【0021】ここで、前記FRP部材1としては、例え
ばガラス繊維が含有されているポリカーボネイト樹脂、
AS樹脂、ABS樹脂、ポリエーテルイミド樹脂等の射
出成形によって加工しやすいものが好ましいが、ガラス
繊維、炭素繊維、マイカ等の強化充填材を含有している
ものであれば上記のものに限らない。一方、対抗面NO
−FRPシート5に適用する樹脂は、転写面NO−FR
Pシート3と同材質のものが好ましいが、線膨張係数及
び収縮率が転写面NO−FRPシート3と同等のもので
あれば異なる材料を用いることも可能である。
【0022】本発明によれば、反射面2とその対抗面4
にほぼ同等の熱膨張率、収縮率を有する部材を積層して
いるため、図1の矢印で示されるように、表裏で均等の
応力が発生するため、互いの応力がつりあい、図8,9
に示される従来例のような凹形状や凸形状への反り変形
が生じない。また、基材としてFRP基材1を用いてい
るため、製造されるプラスチックミラーの機械的強度も
十分確保できる。
【0023】更に、本発明においては、転写面NO−F
RPシート3に金属反射膜6が形成されているものを用
いることで、成形品を作製後、真空蒸着等により金属膜
をつけるといった工程を省力することができ、プラスチ
ックミラーの低コスト化を図ることができる。この場合
には、金属の膨張・収縮量は樹脂と比較してかなり小さ
いため、環境温度変動によって反射面と対抗面に同一材
料を積層したとしても、膨張・収縮による反り変形が生
じるといった問題が生じる。そこで、本発明において
は、対抗面NO−FRPシート5にも転写面NO−FR
Pシート3と同様に金属反射膜7が形成されているもの
を用いることで、やはり互いの膨張・収縮による応力を
釣り合わせることで、前述したような反り変形を押さえ
ることができる。
【0024】(実施例2)図2は、第2実施例のプラス
チックミラーを示す断面図である。第2実施例のプラス
チックミラーにおいては、対抗面NO−FRPシート5
が反射面と対抗する面(対抗面)4の全面に配置されて
いる必要はなく、図2に示すように対抗面4の外周部に
のみ対抗面NO−FRPシート5が形成されるように積
層されていても効果がある。
【0025】(実施例3)図3は、第3実施例のプラス
チックミラーを示す断面図である。第3実施例のプラス
チックミラーにおいては、FRP基材1全体が転写面N
O−FRPシート3、または対抗面NO−FRPシート
5で覆われている。
【0026】なお、膨張・収縮に伴う応力の大きさは、
その構成樹脂の弾性係数に起因する。従って、本発明に
おいては反射面2側とその対抗面4側に積層される転写
面NO−FRPシート3と対抗面NO−FRPシート5
の断面積をほぼ同等とすることで、前記膨張・収縮に伴
う応力の大きさを略等しくさせ、成形品の反りをより一
層少なくさせている。すなわち、図2に示す第2実施例
のプラスチックミラーのように、成型品の外周部にのみ
対抗面NO−FRPシート5が形成されるように積層し
た場合には、対抗面4に積層された対抗面NO−FRP
シート5の厚さを厚くし、反射面に積層された転写面N
O−FRPシート3の断面積と略同等としておくこと
で、十分な反り低減効果が得られる。
【0027】本発明においては、FRP基材1とNO−
FRPシート3,5の少なくともどちらか一方を軟化温
度以上にすることで、反り変形を生じさせることなく両
者を密着させることができる。この場合には、軟化温度
以上に加熱された樹脂が金型のキャビティ面にならって
変形するために忠実に金型鏡面を転写し、結果として高
精度な成形品を作製することができる。
【0028】以下、プラスチックミラーの製造方法につ
いて説明する。 (実施例4)図4は、プラスチック成形金型を用いた第
4実施例の製造方法を経時的に示す断面図で、図4
(A)はプラスチック成形金型のキャビティに熱可塑性
のプラスチックシートを設置した状態を示す断面図、図
4(B)はキャビティに溶融プラスチックを射出、充填
した状態を示す断面図、図4(C)はプラスチック成形
金型からプラスチック成型品を取り出した状態を示す断
面図である。プラスチック成形金型8に形成された所定
容積のキャビティ9を画成するキャビティ面に、成形品
に鏡面を転写するミラー面10を有し、キャビティ9内
に開口しキャビティ9内に強化充填材を含有している溶
融したプラスチック16を射出、充填する図示しないゲ
ートを有している。また、前記キャビティ9内のミラー
面10及びミラー面と対抗する面11には、ポリカーボ
ネイト樹脂からなる熱可塑性のプラスチックシート1
2,13が備えられている。なお、前記プラスチックシ
ート12,13には金属反射膜14,15が形成されて
いる。更には、前記プラスチックシート12,13はキ
ャビティ9内に溶融したプラスチック16が充填された
ときに皺が発生しないような適度な張力で金型にはさま
れた状態で固定されており、図示しないシート搬送装置
により成形毎に間欠的に作動するようになされている。
【0029】次いで、第4実施例の製造方法の動作につ
いて説明する。キャビティ9内にガラス繊維が30%含
有されたポリカーボネイト樹脂からなる溶融プラスチッ
ク16が図示しないゲートを介して射出充填される。そ
の時、キャビティ9内に発生する樹脂圧力によってキャ
ビティ9内に備えられているプラスチックシート12,
13が、ミラー面10及びミラー面と対抗する面11の
形状に変形され形状が転写されるとともに、前記プラス
チックシート12,13と強化充填材を含有している溶
融したプラスチック16(FRP基材1)が図4(B)
に示すように密着一体化される。次いで、溶融したプラ
スチック16(FRP基材1)がその軟化温度以下の温
度まで冷却固化した後、型開きして一体化されたプラス
チックミラーが図4(C)に示すように取り出される。
【0030】第4実施例によれば、溶融したプラスチッ
ク16が射出・充填時の圧力を発生させることで、容易
にFRP基材1とプラスチックシート12,13との一
体化が実現するとともに、前記圧力によってプラスチッ
クシート12,13がキャビティ形状に変形すること
で、ミラー面10を忠実に転写することができる。ま
た、鏡面部にはプラスチックシート12があるために、
FRP基材1の繊維が析出し面精度を悪化させることも
ない。本実施例に用いたFRP基材1の構成樹脂である
ガラス繊維が30%含有されたポリカーボネイト樹脂の
線膨張係数は2.2×10-5/K、成形収縮率は0.25
%に対して、プラスチックシート12,13として用い
たガラス繊維の入っていないポリカーボネイト樹脂の線
膨張係数は7×10-5/K、成形収縮率は0.7%と非
常に差があるが、ミラー面10だけでなく、ミラー面と
対抗する面11にも同一材料で構成されるプラスチック
シート13が存在するために、一体化した成形品を金型
から取り出して室温まで冷却する間の収縮過程において
は、図1に示すように両者の応力が釣り合いをとるため
に反り変形が生じない。また、前述したようにミラー面
10とミラー面と対抗する面11に設置されるプラスチ
ックシート12,13は、本実施例のように同一材質で
ある必要はなく、少なくとも線膨張係数及び収縮率がF
RP基材1より小さいものであれば反りを低減する効果
がある。
【0031】図5は、第4実施例の変形例を示す断面図
である。図5に示すように、プラスチックシート12,
13の設置に関しては、キャビティ9内に外部と連通し
ている真空吸引口17を設け、プラスチックをキャビテ
ィ9内に充填する前に、真空吸引によって予めキャビテ
ィ形状にプラスチックシート12,13を変形密着させ
ておくことで、プラスチックを充填したときに流動の影
響でシートに亀裂や皺が発生するといったことを防ぐこ
とができる。
【0032】(実施例5)図6は、プラスチック成形型
部材を用いた第5実施例の製造方法を経時的に示す断面
図で、図6(A)は上下型部材間にプラスチック基材と
プラスチックシートをセットした状態を示す断面図、図
6(B)は上下型部材でプラスチック基材とプラスチッ
クシートを一体化する状態を示す断面図、図6(C)は
上下型部材からプラスチック成型品を取り外した状態を
示す断面図である。第5実施例の製造方法においては、
上型部材18aと下型部材18bが対向する位置に設置
され、上型部材18aには成形品に鏡面を転写するミラ
ー面19が形成されている。上型部材18a及び下型部
材18bには、プラスチック基材20を加熱するための
手段としてヒータ19a,19bが備えられている。加
熱手段としても本実施例のようなヒータに限らず、水や
油等の熱媒体を用いることももちろん可能である。プラ
スチック基材20はガラス繊維が30%含有されたポリ
エーテルイミド樹脂からなり、予め略最終形状に加工さ
れている。プラスチック基材20の反射面及び反射面と
対抗する面上にはポリカーボネイト樹脂からなる熱可塑
性のプラスチックシート21,22が備えられている。
なお、プラスチックシート21,22には金属反射膜2
3,24が形成されている。プラスチック基材20及び
プラスチックシート21,22は、図示しない基材供給
装置及びシート搬送装置によりプレス毎に間欠的に作動
するようになされている。
【0033】次に、第5実施例の製造方法の動作につい
て説明する。上下型部材18a,18bが加熱手段であ
るヒータ19a,19bによって、プラスチックシート
21,22の軟化温度以上である160℃に加熱される
(ポリカーボネイトの軟化温度は150℃)(図6
(A))。次いで、ミラー面19が形成されている上型
部材18aがシート下方に移動し、プラスチック基材2
0及びプラスチックシート21に加圧力が発生する(図
6(B))。ここで、プラスチックシート21,22は
軟化温度以上に加熱されているためプラスチック基材2
0と密着一体化するとともに、上型部材18a上に形成
されているミラー面19を転写する。本実施例でプラス
チック基材20に用いたポリエーテルイミドの軟化温度
は210℃と高温であるが、少なくともプラスチックシ
ート21,22が軟化していれば密着可能であり、プラ
スチック基材20の軟化温度以上にまで加熱する必要は
ない。次いで、プラスチックシート21,22が、その
軟化温度以下の温度まで冷却固化した後、型開きして一
体化されたプラスチックミラーが取り出される(図6
(C))。本実施例のように、プラスチック基材20の
軟化温度がプラスチックシート21,22の軟化温度よ
り高いものを用いた場合には、プラスチック基材20の
軟化温度以下の温度で密着が可能であるため、冷却する
のは熱容量の小さいプラスチックシート21,22だけ
となり、成形サイクルを短くすることができる。第5実
施例においては、プラスチックシート21,22を軟化
温度以上に加熱溶融させているため、プラスチック基材
20の精度が悪くても、プラスチックシート21,22
が軟化して変形し、その形状を補正することができる。
従って、プラスチック基材20には精度が要求されな
い。
【0034】図7は、第5実施例の変形例を示す断面図
で、図7(A)は上下型部材間にプラスチック基材とバ
ルク状プラスチックをセットした状態を示す断面図、図
7(B)は上下型部材でバルク状プラスチックをシート
状にし、プラスチック基材とプラスチックシートを一体
化する状態を示す断面図である。第5実施例の変形例の
製造方法においては、プラスチック基材20に密着され
るプラスチック部材はシート状でなければならない必要
はなく、図7(A)に示すように、バルク状プラスチッ
ク25,26用い、バルク状プラスチック25,26を
軟化させた後、図7(B)に示すように、上下型部材1
8a,18b間で所望の厚さ、大きさに延伸させ、シー
ト状とすることも可能である。
【0035】以上の実施例4,5においては、反射ミラ
ーの製造方法について述べてきたが、本発明は繊維強化
プラスチックと繊維を含まないプラスチックを複合化さ
せた外装成形品に関しても適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を奏する。請求項1の発明は、
強化充填材を含む熱可塑性プラスチック複合材を用いる
ことで、高強度な成形品を作製することができるととも
に、その転写面に強化充填材を含まない熱可塑性プラス
チック部材を積層することで、転写面への繊維の析出を
防ぎ、高精度な面を維持できる。また、転写面と対抗す
る面にも強化充填材を含まない樹脂を積層することで、
成形品の反り変形を抑制することができる。
【0037】請求項2の発明は、転写面及びその対抗面
に積層される熱可塑性プラスチック部材として、その線
膨張係数が同等なものを用いることで、使用時の環境変
動による形状の変化を防ぐことができる。
【0038】請求項3の発明は、転写面及びその対抗面
に積層される熱可塑性プラスチック部材として、その成
形収縮率が同等なものを用いることで、成形時に金型か
ら取り出した後、室温まで冷却される間に発生する収縮
変形を防ぐことができる。
【0039】請求項4の発明は、転写面及びその対抗面
に積層される熱可塑性プラスチック部材の断面積を同等
とすることで、より一層、膨張・収縮時の変形を少なく
できる。
【0040】請求項5の発明は、プラスチック成形品の
転写面側に金属反射膜が形成されていることで、形状精
度及び強度に優れたプラスチック成形品を提供すること
ができる。
【0041】請求項6の発明は、転写面と対抗する面に
積層された熱可塑性プラスチック部材表面にも金属反射
膜が形成されていることで、金属と樹脂の膨張・収縮量
の差に起因して生じるプラスチック成形品の変形を防ぐ
ことができる。
【0042】請求項7の発明は、転写面側及び対抗する
面に積層される熱可塑性プラスチック部材として、反射
膜を有する熱可塑性プラスチックシートを用いること
で、成形後の後蒸着工程を防ぐことができ、プラスチッ
ク成形品のコストを下げることができる。
【0043】請求項8の発明は、強化充填材を含む熱可
塑性プラスチック複合材と前記強化充填材を含まない熱
可塑性プラスチック部材の少なくともどちらか一方を構
成部材の軟化温度以上に加熱することによって、両者を
強固に密着させることができる。
【0044】請求項9の発明は、強化充填材を含まない
熱可塑性プラスチック部材の間に溶融した強化充填材を
含む熱可塑性プラスチックを射出、充填することで、前
記部材を簡易かつ強固に密着させるとともに、充填時に
発生する圧力で強化充填材を含まない熱可塑性プラスチ
ック部材を変形させ、金型転写面を忠実に転写すること
ができる。
【0045】請求項10の発明は、強化充填材を含む熱
可塑性プラスチックの転写面及びそれに対抗する面に強
化充填材を含まない熱可塑性プラスチック部材を配置す
るとともに、少なくとも前記強化充填材を含まない熱可
塑性プラスチックの軟化温度以上に加熱し圧力を付加す
ることによって、前記部材を簡易かつ強固に密着させる
とともに、強化充填材含む熱可塑性プラスチック複合材
の形状精度を軟化した強化充填材を含まない熱可塑性プ
ラスチック部材で補正し、形状精度の高い成形品を得る
ことができる。
【0046】請求項11の発明は、強化充填材を含む熱
可塑性プラスチック複合材の軟化温度が強化充填材を含
まない熱可塑性プラスチック部材の軟化温度より高い部
材を使用することで、密着時に強化充填材を含まない熱
可塑性プラスチック部材だけを溶融させれば良く、成形
サイクルを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のプラスチックミラーを示す断面
図である。
【図2】 第2実施例のプラスチックミラーを示す断面
図である。
【図3】 第3実施例のプラスチックミラーを示す断面
図である。
【図4】 プラスチック成形金型を用いた第4実施例の
製造方法を経時的に示す断面図である。
【図5】 第4実施例の変形例を示す断面図である。
【図6】 プラスチック成形金型を用いた第5実施例の
製造方法を経時的に示す断面図である。
【図7】 第5実施例の変形例を示す断面図である。
【図8】 従来のプラスチックミラーを示す断面図であ
る。
【図9】 従来のプラスチックミラーの製造方法及び製
造されたプラスチックミラーを示す断面図である。
【符号の説明】
1…強化充填材を含む熱可塑性プラスチック複合材(F
RP基材)、2…反射面、3…強化充填材を含まない熱
可塑性プラスチック部材(転写面NO−FRPシー
ト)、4…反射面と対抗する面(対抗面)、5…強化充
填材を含まない熱可塑性プラスチック部材(対抗面NO
−FRPシート)、6,7…金属反射膜、8…プラスチ
ック成形金型、9…キャビティ、10…ミラー面、11
…ミラー面と対抗する面、12,13…プラスチックシ
ート、14,15…金属反射膜、16…溶融プラスチッ
ク、17…真空吸引口、18a…上型部材、18b…下
型部材、19…ミラー面、19a,19b…ヒータ、2
0…プラスチック基材、21,22…プラスチックシー
ト、23,24…金属反射膜、25,26…バルク状プ
ラスチック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA37 AB01D AB01E AB10 AB13 AC05 AG00 AK01A AK01B AK01C AK45 AK74 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10D CA23B DG01 JA02A JA02C JA03A JA03C JB16A JB16B JB16C JN06D JN06E 4F206 AA13 AA28 AB11 AD03 AD05 AD10 AF14 AG03 AH78 AM35 JA07 JB22 JF05 JF35 JL02 JQ06 JQ81

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1以上の転写面を有するプラ
    スチック成形品であって、強化充填材を含む熱可塑性プ
    ラスチック複合材の前記転写面側に強化充填材を含まな
    い熱可塑性プラスチック部材が積層されるとともに、前
    記転写面と対抗する面側の少なくとも1部に強化充填材
    を含まない熱可塑性プラスチック部材が積層されること
    を特徴とするプラスチック成形品。
  2. 【請求項2】 前記転写面と対抗する面側に積層される
    熱可塑性プラスチック部材の線膨張係数は、前記転写面
    側に積層される熱可塑性プラスチック部材の線膨張係数
    と同等であることを特徴とする請求項1記載のプラスチ
    ック成形品。
  3. 【請求項3】 前記転写面と対抗する面側に積層される
    熱可塑性プラスチック部材の成形収縮率は、前記転写面
    側に積層される熱可塑性プラスチック部材の成形収縮率
    と同等であることを特徴とする請求項1記載のプラスチ
    ック成形品。
  4. 【請求項4】 前記転写面と対抗する面側に積層される
    熱可塑性プラスチック部材の断面積は、前記転写面側に
    積層される熱可塑性プラスチック部材の断面積と同等で
    あることを特徴とする請求項1記載のプラスチック成形
    品。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック成形品は、前記転写面
    側に積層される熱可塑性プラスチック部材の表面に金属
    反射膜が形成されている反射ミラーであることを特徴と
    する請求項1記載のプラスチック成形品。
  6. 【請求項6】 前記転写面と対抗する面側に積層される
    熱可塑性プラスチック部材の表面に金属反射膜が形成さ
    れることを特徴とする請求項5記載のプラスチック成形
    品。
  7. 【請求項7】 前記金属反射膜は、反射膜を有する熱可
    塑性プラスチックシートによって形成されることを特徴
    とする請求項5または6記載のプラスチック成形品。
  8. 【請求項8】 前記強化充填材を含む熱可塑性プラスチ
    ック複合材と前記強化充填材を含まない熱可塑性プラス
    チック部材の少なくとも一方が軟化温度以上に加熱され
    ることによって、両部材を密着させることを特徴とする
    請求項1記載のプラスチック成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記転写面側及び該転写面に対抗する面
    側に配置される前記強化充填材を含まない熱可塑性プラ
    スチック部材の間に、溶融された強化充填材を含む熱可
    塑性プラスチックを射出、充填することによって前記熱
    可塑性プラスチック部材が密着、一体化されることを特
    徴とする請求項1記載のプラスチック成形品の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記強化充填材を含む熱可塑性プラス
    チック複合材の前記転写面側及び該転写面に対抗する面
    側に前記強化充填材を含まない熱可塑性プラスチック部
    材を配置し、少なくとも前記強化充填材を含まない熱可
    塑性プラスチック部材の軟化温度以上に加熱し圧力を付
    加することによって、前記熱可塑性プラスチック部材が
    密着、一体化されることを特徴とする請求項1記載のプ
    ラスチック成形品の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記強化充填材を含む熱可塑性プラス
    チック複合材の軟化温度が前記強化充填材を含まない熱
    可塑性プラスチック部材の軟化温度より高いことを特徴
    とする請求項10記載のプラスチック成形品の製造方
    法。
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