JP2003305504A - リングの圧延方法及び装置 - Google Patents

リングの圧延方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属リングの厚さのバラツキを低減できる圧延
方法及び装置を提供する。 【解決手段】テンションローラ2a,2bに金属リング
Wを掛け渡し、ガイドローラ4,圧延ローラ5の間に金
属リングWを挟持し、テンションローラ2a,2bを離
間する方向に変位させつつ、圧延シリンダ14により圧
延ローラ5を金属リングWに押圧して圧延する。シリン
ダロッド15と圧延シリンダ14との間に介在する規制
部材25により、シリンダロッド15の下降位置を機械
的に規制する。金属リングWの圧延量が所定の量に達し
た後、さらに金属リングWの圧延を所定時間継続する。
金属リングWが掛け渡されるテンションローラ2a,2
bと、ガイドローラ4と、圧延ローラ5と、圧延ローラ
5を金属リングWに押圧する圧延シリンダ14とを備え
る。シリンダロッド15と圧延シリンダ14との間に介
在してシリンダロッド15の下降位置を機械的に規制す
る規制部材25を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機用ベル
ト等に用いられる金属リングの圧延方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】無段変速機用ベルト等に用いられる積層
リングは、超強力鋼であるマルエージング鋼の薄板の端
部同士を溶接して円筒状のドラムを形成し、該ドラムを
所定幅に裁断して薄板状の金属リングとした後、該金属
リングを圧延して所定の周長とすることにより製造され
ている。
【0003】従来、前記金属リングの圧延装置として、
特開平11−290908号公報記載の装置が知られて
いる。前記公報記載の圧延装置は、薄板状の金属リング
が掛け渡される1対のテンションローラを水平方向に所
定の間隔で離間させて備え、さらに前記両テンションロ
ーラの中間に備えられるガイドローラと、該ガイドロー
ラとの間に前記金属リングを挟持する圧延ローラとを備
えるものである。
【0004】前記装置では、前記テンションローラの少
なくとも一方が、シリンダにより駆動されて、他方のテ
ンションローラから離間する方向に変位自在とされてい
る。また、前記圧延ローラは圧延シリンダのシリンダロ
ッドに接続された支持部材に軸支され、該圧延シリンダ
により該シリンダロッドを介して前記金属リング方向に
押圧されるようにされている。
【0005】前記圧延装置によれば、前記1対のテンシ
ョンローラに前記金属リングを掛け渡した状態で、前記
圧延シリンダにより前記圧延ローラを前記金属リングに
押圧し、該圧延ローラと前記ガイドローラとの間に前記
金属リングを挟持する。そして、前記圧延ローラを回転
駆動することにより、前記金属リングを圧延する。同時
に、前記テンションローラの少なくとも一方をシリンダ
により駆動して、他方のテンションローラから離間する
方向に変位せしめて、前記圧延により延長された周長に
相当する変位を前記金属リングに与え、該金属リングに
張力を付与する。
【0006】前記圧延装置は、前記圧延時に前記金属リ
ングの周長を測定し、該周長が所望の値に達したなら
ば、前記圧延を終了する。前記金属リングの周長は、前
記1対のテンションローラの軸間距離の関数として求め
ることができるので、前記圧延装置では前記シリンダに
より変位せしめられるテンションローラの変位量をエン
コーダにより測定する。前記エンコーダは、前記変位量
が所定の値に達したならば圧延の完了を検出し、電気信
号を出力することにより、テンションローラを変位せし
めるシリンダ及び圧延シリンダを停止する。前記圧延シ
リンダは、前記停止後、前記圧延ローラの前記金属リン
グに対する押圧を解除する。前記圧延装置は、機能が簡
略化されているため、容易に制御することができる。
【0007】しかしながら、前記圧延装置では、前記圧
延ローラが前記圧延シリンダにより前記金属リング方向
に押圧される構成となっているため、該圧延ローラが前
記ガイドローラとの間に該金属リングを挟持すると、前
記シリンダロッドが該ガイドローラからの反力により撓
み、圧延された該金属リングの厚さの設定寸法に対する
バラツキが大きくなることがある。
【0008】また、前記エンコーダにより圧延の完了が
検出された直後に圧延を終了すると、金属リングのスプ
リングバックのために圧延量が不十分になり、該スプリ
ングバックを考慮して圧延量の設定を大きくすると、圧
延された金属リングの厚さが設定寸法より薄くなって、
該金属リングの厚さの設定寸法に対するバラツキが生じ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑み、圧延された金属リングの厚さのバラツキを低減
することができる圧延方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のリングの圧延方法は、1対のテンション
ローラに薄板状の金属リングを掛け渡し、両テンション
ローラの中間に備えられたガイドローラと圧延ローラと
の間に該金属リングを挟持して、両テンションローラを
相対的に互いに離間する方向に変位させつつ、該圧延ロ
ーラを軸支する支持部材に接続されたシリンダロッドを
備える圧延シリンダにより該圧延ローラを該金属リング
に押圧して該金属リングを圧延する圧延方法において、
該シリンダロッドの作動部分に係合する規制部材により
該シリンダロッドの下降位置を規制しつつ、該金属リン
グの圧延量が所定の量に達した後、さらに該金属リング
の圧延を所定時間継続することを特徴とする。
【0011】本発明の圧延方法では、前記規制部材を用
いて前記シリンダロッドの下降位置を規制することによ
り、前記圧延ローラを前記金属リングに押圧する押圧力
の過剰部分が削減されるので、該シリンダロッドが前記
ガイドローラから受ける反力を抑制し、該シリンダロッ
ドの撓みを防止することができる。
【0012】また、本発明の圧延方法では、前記シリン
ダロッドの撓みが防止された状態で前記金属リングの圧
延を行い、該金属リングの圧延量が所定の量に達した後
には、さらに該金属リングの圧延を所定時間継続するの
で、該金属リングのスプリングバックを防止することが
できる。
【0013】従って、本発明の圧延方法によれば、圧延
された金属リングの厚さのバラツキを低減することがで
きる。
【0014】本発明の圧延方法は、薄板状の金属リング
が掛け渡される1対のテンションローラと、両テンショ
ンローラの中間に備えられたガイドローラと、該ガイド
ローラとの間に該金属リングを挟持して圧延する圧延ロ
ーラと、該圧延ローラを軸支する支持部材に接続され、
該支持部材を介して該圧延ローラを該金属リングに押圧
するシリンダロッドを備える圧延シリンダとを備え、該
シリンダロッドの作動部分に係合して該シリンダロッド
の下降位置を規制する規制部材を備える圧延装置によ
り、有利に実施することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照しながら
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本実施形態の圧延装置の一部を切り欠いて示す正面
図である。
【0016】図1示のように、本実施形態の圧延装置1
は、薄板状の金属リングWが掛け渡される1対のテンシ
ョンローラ2a,2bを水平方向に所定の間隔で離間さ
せて備えている。テンションローラ2a,2bの中間に
は、バックアップローラ3、ガイドローラ4、圧延ロー
ラ5が垂直方向に並設されて、圧延手段を構成してい
る。
【0017】圧延装置1は基台6上にケーシング7を備
え、ケーシング7は金属リングWの着脱のために前面が
開放されている。一方、ケーシング7の側壁には、各ロ
ーラ2a,2b,4,5を備える部分に対応する凹部7
aが設けられている。
【0018】テンションローラ2aは背面側でケーシン
グ7に軸支されており、テンションローラ2bは背面側
で軸支部材8に軸支されている。軸支部材8は、凹部7
aを通って、ケーシング7側方の基台6上に設けられた
レール部材9に摺動自在に係合された摺動部材10に取
着されている。この結果、軸支部材8は、摺動部材10
の進退に従ってテンションローラ2bをテンションロー
ラ2aから離間する方向に変位自在とされている。尚、
テンションローラ2bを変位させる機構については後述
する。
【0019】バックアップローラ3は、ケーシング7内
の基台6上に設けられたベースユニット11に軸支さ
れ、テンションローラ2a,2bの中間の下方に配設さ
れている。ガイドローラ4は背面側でケーシング7に軸
支されて、テンションローラ2a,2bの中間に備えら
れており、テンションローラ2a,2bに掛け渡された
金属リングWをバックアップローラ3との間に挟持する
ようになっている。
【0020】圧延ローラ5は、支持部材12に軸支され
てガイドローラ3の上方に配設されている。支持部材1
2は、フランジ13を介して、ケーシング7の上方に設
けられた圧延シリンダ14のシリンダロッド15に接続
され、昇降自在とされている。シリンダロッド15は圧
延シリンダ14を貫通して設けられ、圧延シリンダ14
の内壁に沿って摺動するピストン16を備えている。ま
た、シリンダロッド15は、圧延シリンダ14の外部に
突出する端部15aに係止部材17が螺着されている。
圧延シリンダ14の上縁と係止部材17との間には、複
数のスプリング18が配設されている。
【0021】圧延シリンダ14の内部は、ピストン16
により、上部室14aと下部室14bとに区画されてい
る。そこで、圧延シリンダ14は、図示しない油圧ユニ
ットから上部室14aに油圧が供給されるときにはピス
トン16を介してシリンダロッド15を下降させ、下部
室14bに油圧が供給されるときにはピストン16を介
してシリンダロッド15を上昇させることができる。
【0022】圧延シリンダ14は、前記機構によりピス
トン16を介してシリンダロッド15を下降させ、バッ
クアップローラ3に支持されたガイドローラ4と圧延ロ
ーラ5との間に金属リングWを挟持せしめる。同時に、
圧延シリンダ14は、支持部材12を介して圧延ローラ
5を金属リングWに押圧する。圧延ローラ5は、背面側
に配設されたモータ(図示せず)の回転軸に自在継手を
介して接続されることにより回転駆動され、ガイドロー
ラ4と圧延ローラ5との間に挟持される金属リングWを
圧延する。
【0023】次に、テンションローラ2bを変位させる
機構について説明する。レール部材9の側方の基台6上
には支柱19が立設されており、支柱19に第1シリン
ダ20が取着されている。第1シリンダ20のシリンダ
ロッド21は、レール部材9に摺動自在に係合された摺
動部材22に取着され、摺動部材22をレール部材9に
沿って進退自在としている。
【0024】摺動部材22上には第2シリンダ23が設
けられており、第2シリンダ23のシリンダロッド24
は、レール部材9に摺動自在に係合された摺動部材10
に接続されている。この結果、摺動部材10は第2シリ
ンダ23のシリンダロッド24により、レール部材9に
沿って進退自在とされている。
【0025】また、摺動部材10は前述のようにテンシ
ョンローラ2bが軸支された軸支部材8を備えている。
従って、軸支部材8、テンションローラ2bもまた、第
2シリンダ23のシリンダロッド24により、摺動部材
10と共に進退自在とされる。
【0026】そして、圧延シリンダ14の上縁には、シ
リンダロッド15の下降位置を規制するための規制部材
としてのシム25が配設されている。シム25は、平板
状の金属、樹脂等の剛体であって、スプリング18,1
8の間に等間隔に2〜4枚が配置される。
【0027】シム25は、シリンダロッド15が下降せ
しめられたときに、その上面がシリンダロッド15の端
部15aに螺着された係止部材17に当接することによ
り、シリンダロッド15に係合してシリンダロッド15
の下降位置を規制することができる。シム25は、厚さ
の異なるものを用いることにより、シリンダロッド15
の下降位置を調整することができ、シリンダロッド15
の外周側から内周側に向けて着脱自在に挿入される。
【0028】次に、圧延装置1の作動について説明す
る。
【0029】本実施形態において、金属リングWは無段
変速機用ベルト等に用いられる積層リングの材料であ
る。金属リングWは、超強力鋼であるマルエージング鋼
の薄板の端部同士を溶接して形成された円筒状のドラム
を、溶接歪みを除去するために溶体化処理した後、所定
幅に裁断することにより形成されている。
【0030】圧延装置1では、まず、ケーシング7の開
放された前面側から金属リングWがテンションローラ2
a,2bに掛け渡される。次いで、第1シリンダ20が
作動し、シリンダロッド21に接続された摺動部材22
をレール部材9に沿って、テンションローラ2bがテン
ションローラ2aから離間する方向に移動させる。尚、
本実施形態ではテンションローラ2aはケーシング7に
軸支されて固定されているために移動せず、テンション
ローラ2bのみが変位する。
【0031】摺動部材22には第2シリンダ23が取着
されているので、第1シリンダ20により摺動部材22
を前記のように移動させると、同時に第2シリンダ23
も移動する。この結果、第2シリンダ23のシリンダロ
ッド24、摺動部材10、軸支部材8を介してテンショ
ンローラ2bがテンションローラ2aから離間する方向
に変位せしめられ、テンションローラ2a,2bに掛け
渡された金属リングWに張力が付与される。第1シリン
ダ20は、第2シリンダ23を金属リングWの圧延開始
位置、例えばテンションローラ2a,2bに掛け渡され
た金属リングWが前記張力の付与により緊張状態となる
と、その位置で停止する。
【0032】次に、圧延シリンダ14が作動されて、フ
ランジ13に案内されたシリンダロッド15が支持部材
12を押圧し、これにより支持部材12に軸支された圧
延ローラ5が下降せしめられてリングWに押圧される。
このとき、シリンダロッド15は、係止部材17がシム
25に当接することによりシム25と係合し、その下降
位置が規制されるので、ガイドローラ4から反力を受け
ることがなく、撓みが防止される。また、シリンダロッ
ド15は、前記のように下降せしめられることにより、
スプリング18を圧縮する。
【0033】そして、図示しないモータにより圧延ロー
ラ5が回転駆動されることにより、バックアップローラ
3に支持されたガイドローラ4と圧延ローラ5との間に
挟持された金属リングWの圧延が開始される。
【0034】圧延が開始されると、金属リングWは次第
に周長が延長されるが、第1シリンダ20が停止される
と代わって第2シリンダ23が作動され、前記圧延シリ
ンダ14の作動と同時に、テンションローラ2bがテン
ションローラ2aから離間する方向に変位せしめられ
る。これにより、金属リングWは前記圧延による延長分
に見合う変位が付与されて、該変位に伴う張力により緊
張状態を維持しつつ、圧延が行われる。
【0035】次に、圧延が進行してテンションローラ2
bの変位量が所定の量に達したことが図示しないエンコ
ーダにより検出されると、金属リングWの周長が所定の
長さに達したものとして、該エンコーダから圧延の完了
を検出したことを示す電気信号が出力される。
【0036】前記エンコーダとしては、例えば、エンコ
ーダの回転軸の先端に備えられたローラを、摺動部材1
0の移動する部分に設け、摺動部材10の移動に従って
該ローラが摺動部材10に当接して回転するようにした
もの等を用いることができる。前記エンコーダによれ
ば、まず前記ローラが摺動部材10に当接して回転し始
めた時点の角度を開始角度として記憶しておき、摺動部
材10の移動に従って該ローラが回転するときに該開始
角度からの回転角を検出することにより、摺動部材10
の変位量を検出し、該変位量から間接的にテンションロ
ーラ2bの変位量を検出することができる。
【0037】前記電気信号が出力されると、図示しない
タイマが作動し、前記のようにシリンダロッド15によ
り圧延ローラ5が金属リングWに押圧された状態のま
ま、さらに所定時間、前記圧延が継続される。そして、
前記タイマがタイムアップすると、圧延シリンダ14、
第2シリンダ23が停止され、前記圧延が終了される。
【0038】本実施形態の圧延装置1によれば、前記圧
延の間、シリンダロッド15の下降位置がシム25によ
って機械的に規制されているので、シリンダロッド15
の撓みを防止することができる。また、前記圧延の完了
後、前記のようにしてさらに所定時間、前記圧延が継続
されることにより、金属リングWのスプリングバックを
防止することができる。
【0039】従って、圧延された金属リングWの厚さの
バラツキを低減して、所定の設計寸法の厚さを備える金
属リングWを得ることができる。
【0040】また、圧延シリンダ14は、前記タイマが
タイムアップすると、上部室14aに対する油圧の供給
を停止する一方、下部室14bに対して油圧を供給し、
ピストン16を介してシリンダロッド15を上昇させる
ことにより、金属リングWに対する押圧を解除する。前
記圧延シリンダ14自体による前記押圧の解除は、前記
機械的機構により行われるために、0.01〜0.1秒
の時間を要する。この間、圧延ローラ15は金属リング
Wに押圧されたままとなっているので、前記圧延中の回
転の慣性によりさらに回転し、圧延の終了後に金属リン
グWがさらに余分に圧延される虞がある。
【0041】しかし、前記タイマがタイムアップして圧
延シリンダ14が停止すると、直ちにスプリング18が
前記圧縮された状態から原形に復帰するように働いて、
その付勢力が係止部材17を介してシリンダロッド15
に作用する。この結果、シリンダロッド15は、上方に
移動せしめられ、前記押圧が解除される。
【0042】従って、圧延装置1では、圧延シリンダ1
4が停止すると直ちに前記押圧が解除され、金属リング
Wが余分に圧延されることを防止して、所定の周長に圧
延されたリングWを得ることができる。
【0043】尚、本実施形態では、シリンダロッド15
の下降位置を規制する規制部材としてシム25を用いて
いるが、前記規制部材はシリンダロッド15の作動部分
に係合して前記下降位置を規制することができるもので
あれば、どのようなものであってもよい。このような規
制部材として、例えば圧延シリンダ14内部の下部室1
4bの下端部とピストン16との間に配設されるもの等
を挙げることができる。但し、本実施形態のように、圧
延シリンダ14の外部に配設されるシム25とすること
により、保守管理が容易になるとの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧延装置の一構成例を示す正面図。
【符号の説明】
1…圧延装置、 2a,2b…テンションローラ、 4
…ガイドローラ、 5…圧延ローラ、 12…支持部
材、 14…圧延シリンダ、 15…シリンダロッド、
25…規制部材、 W…金属リング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対のテンションローラに薄板状の金属リ
    ングを掛け渡し、両テンションローラの中間に備えられ
    たガイドローラと圧延ローラとの間に該金属リングを挟
    持して、両テンションローラを相対的に互いに離間する
    方向に変位させつつ、該圧延ローラを軸支する支持部材
    に接続されたシリンダロッドを備える圧延シリンダによ
    り該圧延ローラを該金属リングに押圧して該金属リング
    を圧延する圧延方法において、 該シリンダロッドの作動部分に係合する規制部材により
    該シリンダロッドの下降位置を規制しつつ、該金属リン
    グの圧延量が所定の量に達した後、さらに該金属リング
    の圧延を所定時間継続することを特徴とするリングの圧
    延方法。
  2. 【請求項2】薄板状の金属リングが掛け渡される1対の
    テンションローラと、両テンションローラの中間に備え
    られたガイドローラと、該ガイドローラとの間に該金属
    リングを挟持して圧延する圧延ローラと、該圧延ローラ
    を軸支する支持部材に接続され、該支持部材を介して該
    圧延ローラを該金属リングに押圧するシリンダロッドを
    備える圧延シリンダとを備える圧延装置において、 該シリンダロッドの作動部分に係合して該シリンダロッ
    ドの下降位置を規制する規制部材を備えることを特徴と
    するリングの圧延装置。
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