JP2003304368A - 記録制御装置及び該装置における制御方法 - Google Patents

記録制御装置及び該装置における制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合ファクシミリ装置の主制御部がローカル
でスキャナやプリンタ等のハードウェア資源を必要とす
る動作を行おうとした場合には、情報処理端末の指示と
の間でハードウェア資源の競合によるトラブルが発生す
る虞がある。 【解決手段】 複数の論理チャネルを有し外部処理装置
141からの記録データを受信する第1インターフェー
ス116と、記録データに基づいて画像を記録する記録
部115と、記録部115と接続するための第2インタ
ーフェース部114と、第1インターフェース113に
より受信した記録データがある場合、記録セマフォが獲
得できると第2インターフェース114を介して記録部
115に記録データを伝送して記録させる。また、ロー
カルでの記録の場合は、記録セマフォが獲得できた場合
に、第2インターフェース114を通じて記録部115
に記録データを伝送して記録させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録部における記
録処理を制御する記録制御装置及び該装置における制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の情報処理端
末に接続可能なファクシミリ装置として、例えば特開平
7−288625号公報等に記載されているように、セ
ントロニクス等の双方向パラレルポート(IEEE12
84準拠)、又はユニバーサルシリアルバス(Universa
l Serial Bus: USB)を介して、コンピュータ機器であ
る情報処理端末に接続できるファクシミリ装置が知られ
ている。このように互いに接続されたファクシミリ装置
と情報処理端末とを備える画像処理システムにおいて、
ファクシミリ装置と情報処理端末との接続形態は、単一
の物理インターフェース上に単一の論理インターフェー
スだけを設けたものであった。このため、プリンタ、ス
キャナ、ファクシミリ通信等の複数の機能を併せ持つ複
合ファクシミリ装置を、この情報処理端末で制御しよう
とした場合に、そのファクシミリ装置が備えている複数
の機能を同時に動作させることが不可能なため、複合フ
ァクシミリ装置のメリットを十分に生かせていなかっ
た。また、無理に同時動作を行わせるためには、以下の
作業が必要であった。
【0003】情報処理端末は、本来の制御コマンドに対
して、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ通信等の機能
を特定するヘッダ情報を制御コマンドの先頭に付加し、
編集した上でパケット化し、そのパケット化したデータ
を複合ファクシミリ装置に送信する必要があった。それ
ゆえに情報処理端末にインストールするドライバの改造
作業の負荷、制御の複雑さ、スループットの点で大きな
問題があった。
【0004】更に、情報処理端末からパケット化された
データを受信する複合ファクシミリ装置では、そのデー
タがプリンタを使用するデータなのか、スキャナを使用
するデータなのか、ファクシミリ通信に関するデータな
のかを特定するために、そのパケット化されたデータを
解析する必要があり、更には制御コマンドの先頭に付加
されているヘッダ情報を削除、編集する必要があり、そ
のための制御の複雑さ、スループットの点で大きな問題
があった。
【0005】そこで近年、情報処理端末とファクシミリ
装置の物理インターフェースにUSBを採用し、USB
規格で定める複数の論理チャネルを設ける(USB複合
デバイス)ことにより、プリンタ、スキャナ、デジタル
カメラ、ファクシミリ通信等の機能の同時動作を簡単に
実現する手法が提案されている。この場合、複数の論理
チャネルを設けることにより、制御コマンドに機能を示
すヘッダ情報を付加する必要がなくなり、制御の簡素
化、スループットの向上が期待できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報処
理端末とファクシミリ装置の物理インターフェースにU
SBを採用し、USB規格で定める複数の論理チャネル
を設けることにより新たな問題も発生している。従来の
単一の論理インターフェースしか持たない複合ファクシ
ミリ装置では、情報処理端末が、プリンタ(記録部)、
スキャナ、ファクシミリ通信等の機能を特定するヘッダ
情報を制御コマンドの先頭に付加し、編集した上でその
データをパケット化して複合ファクシミリ装置に送信し
ていた。このため、このファクシミリ装置では、その受
信したデータがプリンタにより記録を行うためのデータ
なのか、スキャナに関するデータなのか、ファクシミリ
通信に関するデータなのかを特定するために、そのパケ
ット化されたデータを解析した上で動作を開始してい
た。このため、記録処理、原稿画像の読み取り、ファク
シミリ送受信といった全ての動作は、そのファクシミリ
装置の主制御部で管理されるため、プリンタ等の同一の
ハードウェア資源を必要とする動作間の競合によるトラ
ブルは発生しなかった。
【0007】しかし、最近の複合型ファクシミリ装置で
は、複数の論理チャネルを使用して情報処理端末からの
制御コマンドをファクシミリ装置内部の主制御部によっ
て解析することなく各部に直接伝送されて、各部がその
情報処理端末の指示に従って独立して動作可能となって
いる。このため、このファクシミリ装置の主制御部がロ
ーカルで、例えば記録部を使用してコピー等の記録動作
を行おうとした場合には、外部の情報処理端末からの指
示による動作と、ローカルな動作との間でハードウェア
資源の競合によるトラブルが発生する虞がある。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、セマフォを用いて、ハードウェア資源の排他制御を
行う記録制御装置及び該装置における制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】又本発明の目的は、記録部を使用した記録
制御を行う場合に記録セマフォを獲得して記録処理を開
始することにより、外部処理装置からの記録データや、
他のデータ源からの記録データに基づく記録部を使用し
た記録処理の競合を防止した記録制御装置及び該装置に
おける制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録制御装置は以下のような構成を備える。
即ち、複数の論理チャネルを有し、当該複数の論理チャ
ネルの第1論理チャネルを使用して外部処理装置からの
記録データを受信する第1インターフェース手段と、記
録データに基づいて画像を記録する記録部と、前記記録
部と接続するための第2インターフェース手段と、前記
第1インターフェース手段により受信した記録データが
ある場合、記録セマフォが獲得できると前記第2インタ
ーフェース手段を介して前記記録部に伝送して記録させ
る第1記録制御手段と、記録セマフォが獲得できた場合
に、前記第2インターフェース手段を通じて前記記録部
に記録データを伝送して記録させる第2記録制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために本発明の記録制
御方法は以下のような工程を備える。即ち、複数の論理
チャネルを有し外部処理装置からの記録データを受信す
る第1インターフェースを介して受信した記録データ
を、記録セマフォが獲得できた場合に、記録データに基
づいて画像を記録する記録部と接続するための第2イン
ターフェースを介して前記記録部に伝送して記録させる
第1記録制御工程と、記録セマフォが獲得できた場合
に、前記第2インターフェースを通じて前記記録部に記
録データを伝送して記録させる第2記録制御工程と、を
有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係る印刷制
御装置の一例である複合型ファクシミリ装置100の概
略構成を示すブロック図である。但し、本実施の形態で
は、複合型ファクシミリ装置の場合で説明するが、本発
明はこれに限定されるものではなく、プリンタ部を有
し、そのプリンタ部を使用した印刷処理が自装置で生成
された記録データに基づいて実行されると共に、インタ
ーフェースを介してコンピュータ機器を接続し、そのコ
ンピュータ機器からの記録データに基づいてその記録部
により記録を行うことができる装置或いはシステムであ
れば、本発明に含まれる。
【0014】図において、CPU101は、ROM10
2に記憶されている制御プログラムに従って、このファ
クシミリ装置100全体の動作を制御する主制御部であ
る。ROM102は、CPU101が実行する制御プロ
グラムや、組込みオペレーティングシステム(OS)プ
ログラム、及び各種データを記憶している。この実施の
形態では、ROM102に格納されている各制御プログ
ラムは、ROM102に格納されている組込みOSの管
理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフト
ウエア制御を行うと共に、後述する各種制御を実行して
いる。RAM103は、例えばSRAMやDRAM等で
構成され、プログラム制御用の変数、オペレータが登録
した設定値、この装置100の管理データ等を格納する
とともに、CPU101による制御動作時に各種ワーク
データを格納するワーク用バッファ領域が設けられてい
る。画像メモリ104はDRAM等で構成され、スキャ
ナ等の読取部107で読み取った画像データや、通信回
線131を介して受信した画像データ等を蓄積する。デ
ータ変換部105は、外部処理装置141から入力され
たページ記述言語(PDL)等を解析してイメージデー
タに展開したり、キャラクタデータをイメージデータに
展開したり、また画像データの変換等を行う。読取部1
07は、CISイメージセンサ(密着型イメージセン
サ)によって原稿を光学的に読み取り、電気的な画像デ
ータに変換した画像信号を出力する。読取制御部106
は、この画像信号を入力して2値化処理や中間調処理等
の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力す
る。尚、この実施の形態では、読取制御部106は、原
稿を搬送しながら読み取りを行うシート読取制御方式
と、原稿台にある原稿をスキャンするブック読取制御方
式の両制御方式の読取部107に対応している。
【0015】操作表示部108は、数値入力キー、文字
入力キー、ワンタッチ電話番号キー、モード設定キー、
決定キー、取り消しキー等を備えて、オペレータが画像
送信の相手先データを決定したり、設定データの登録動
作を行うための操作部と、各種キー、LED(発光ダイ
オード)とLCD(液晶ディスプレイ)等を有し、オペ
レータによる各種入力操作や、ファクシミリ装置100
の動作状況、ステータス状況の表示等を行う表示部等を
備えている。通信制御部109は、モデム(変復調装
置)や、NCU(網制御装置)等を備え、アナログの通
信回線(PSTN)131に接続され、T30プロトコ
ルでの通信制御、通信回線に対する発呼と着呼等の回線
制御を行っている。しかし、この通信制御部109によ
る制御はアナログ回線との通信制御に限定されず、デジ
タル回線との通信制御機能を備えていても良いことはも
ちろんである。解像度変換処理部110は、画像データ
を例えばミリ単位からインチ単位への解像度変換等の変
換制御を行うとともに、画像データの拡大・縮小処理も
可能である。
【0016】符号復号化処理部111は、このファクシ
ミリ装置100で扱う画像データの符号化(MH、M
R、MMR、JBIG、JPEG等)及び復号処理や、
拡大・縮小処理を行う。記録制御部112は、プリンタ
等の記録部115で印刷される画像データに対し、図示
しない画像処理制御部を介して、スムージング処理や記
録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施して高精
細な画像データに変換し、USBホスト制御部114
(後述)に出力する。また、USBホスト制御部114
を制御することにより、定期的に記録部115の動作状
況データを取得する役割も果たす。USBファンクショ
ン制御部113は、USBインターフェース116の通
信制御を行うものであり、USB通信規格に従ってプロ
トコル制御を行い、CPU101が実行するUSB制御
タスクからのデータをパケットに変換して外部処理装置
141に送信する、USBパケット送信を行ったり、逆
に、外部処理装置141からのUSBパケットを受信し
てデータに変換し、CPU101に対して送信したりす
る。USBホスト制御部114は、USB通信規格で定
められたプロトコルで通信を行うための制御部である。
このUSBホスト制御部114におけるUSB通信規格
は、双方向のデータ通信を高速に行うことができる規格
であり、1台のホスト(マスタ)に対し、複数のハブ又
はファンクション(スレーブ)を接続することができ
る。このUSBホスト制御部114は、USB通信にお
けるホストの機能を有している。記録部115は、例え
ばレーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等の
印刷装置であり、カラー画像データ又はモノクロ画像デ
ータに基づいて画像を記録媒体に印刷する。この記録部
115とUSBホスト制御部114とは、USB通信規
格で定められたプロトコルで通信を行い、特に記録部1
15はファンクション機能を有している。117はタイ
マで、CPU101の指示に従って所定時間の計時を行
ったり、或いはCPU101により指定された時間が経
過するとCPU101に対して割込み等を発生して、そ
の指定された時間が経過したことを通知する。
【0017】尚、本実施の形態においては、記録機能の
USB通信は1対1の接続形態を用いる。以上説明した
構成要素101〜106、108〜114,117は、
CPU101が管理するCPUバス121を介して相互
に接続されている。
【0018】次に、USBファンクション制御部113
のUSBインターフェースにおける構成を詳細に説明す
る。
【0019】図2は、本実施の形態に係るUSBファン
クション制御部113のUSBインターフェースを説明
する概念図である。
【0020】最も大きい枠で示されるデバイス(Devic
e)201は、USB通信規格において1つだけ定義す
ることができ、この装置100全体の属性を示してい
る。このデバイス201の属性は、デバイス記述(Devi
ce Descriptor)で表現され、このデバイス記述には、
装置の製造者ID、製品ID、リリース番号、コンフィ
グレーション(Configuration)数などが含まれてい
る。本実施の形態においては、このコンフィグレーショ
ン数は「1」である。
【0021】このデバイス201には、コンフィグレー
ションが1つ(Cofiguration1(202))定義されて
いる。このCofiguration1(202)の属性は、コンフ
ィグレーション記述(Configuration Descriptor)で表
現され、このコンフィグレーション記述には、そのコン
フィグレーションのインターフェース(Interface)数
などが含まれている。本実施の形態においては、このイ
ンターフェース数は「3」である。
【0022】このCofiguration1(202)には、イン
ターフェースが3つ(Interface0〜Interface2(20
4,207,211))定義されている。これら3つの
インターフェース(Interface0〜Interface2(204,
207,211))の各属性は、インターフェース記述
(Interface Descriptor)で表現され、このインターフ
ェース記述には、各インターフェースのエンドポイント
(Endpoint)数、クラスコードなどが含まれている。本
実施の形態においては、Interface0(204)は記録部
115用であり、このInterface0(204)のエンドポ
イント数は「2」である。また、Interface1(207)
は読取部107用であり、このInterface1(207)の
中のエンドポイント数は「3」である。また、Interfac
e2(211)はファクシミリ送受信用に使用され、この
Interface2(211)のエンドポイント数は「3」であ
る。
【0023】ここで、記録部115用に使用するInterf
ace0(204)の中には、エンドポイントが2つ(Endp
oint1, Endpoint2(205、206))定義されてお
り、これら2つのEndpoint1, Endpoint2(205、20
6)の各属性は、エンドポイント記述(Endpoint Descr
iptor)で表現され、このエンドポイント記述には、そ
のエンドポイント番号、通信方向、転送タイプ、パケッ
トサイズなどが含まれている。そして、Endpoint1(2
05)は、主に外部処理装置141から記録部115に
送信される制御データの受信や印刷データの受信のため
に使用され、Endpoint2(206)は、主に受信した印
刷データに基づく動作状況を、記録部115から外部処
理装置141に送信するために使用される。
【0024】また読取部107用に使用するInterface1
(207)の中には、エンドポイントが3つ(Endpoint
3, Endpoint4, Endpoint5(208、209、21
0))定義されている。これらEndpoint3, Endpoint4,
Endpoint5(208、209、210)の各属性は、エ
ンドポイント記述で表現され、このエンドポイント記述
には、そのエンドポイント番号、通信方向、転送タイ
プ、パケットサイズなどが含まれている。そして、Endp
oint3(208)は、主に読取部107から外部処理装
置141に読取データを送信するために使用され、Endp
oint4(209)は、主に外部処理装置141からの制
御データを受信するために使用される。またEndpoint5
(210)は、主に読取部107でスキャンが起動され
たことを、読取部107から外部処理装置141に通知
するために使用される。
【0025】更に、ファクシミリ送受信用に使用するIn
terface2(211)には、エンドポイントが3つ(Endp
oint6, Endpoint7, Endpoint8(212、213、21
4))定義されている。これらEndpoint6, Endpoint7,
Endpoint8(212、213、214)の各属性は、エ
ンドポイント記述で表現され、このエンドポイント記述
には、そのエンドポイント番号、通信方向、転送タイ
プ、パケットサイズなどが含まれている。ここでEndpoi
nt6(212)は、主に外部処理装置141からの制御
データの受信やファクシミリ送信データの受信のために
使用される。またEndpoint7(213)は、主にファク
シミリ受信データや、ファクシミリ送受信の通信状況を
外部処理装置141に送信するために使用される。更に
Endpoint8(214)は、主にファクシミリ受信が終了
したことを外部処理装置141に通知するために使用さ
れる。
【0026】次に、記録部115のUSBインターフェ
ースにおける構成を詳細に説明する。
【0027】図3は、本実施の形態に係るファクシミリ
装置100における記録部115のUSBインターフェ
ースを説明する概念図である。
【0028】最も大きい枠で示されるデバイス(Devic
e)301は、USB通信規格において1つだけ定義す
ることができ、この装置100全体の属性を示してい
る。このデバイス301の属性は、デバイス記述(Devi
ce Descriptor)で表現され、このデバイス記述には、
装置の製造者ID、製品ID、リリース番号、コンフィ
グレーション(Configuration)数などが含まれてい
る。この実施の形態においては、コンフィグレーション
数は「1」である。このデバイス301には、コンフィ
グレーションが1つ(Configuration1(302))定義
されている。このConfiguration1(302)の属性は、
コンフィグレーション記述(Configuration Descripto
r)で表現され、このコンフィグレーション記述には、
そのコンフィグレーションの中のインターフェース数な
どが含まれている。本実施の形態においては、このイン
ターフェース数は「1」である。
【0029】このConfiguration1(302)には、イン
ターフェースが1つ(Interface0(304))定義され
ており、このInterface0(304)の属性は、インター
フェース記述(Interface Descriptor)で表現され、こ
のインターフェース記述には、そのインターフェースの
中のエンドポイント(Endpoint)数、クラスコードなど
が含まれている。この実施の形態においては、この印刷
用に使用するInterface0(304)の中のエンドポイン
ト数は「2」である。このConfiguration1(302)に
おいて、Endpoint0(403)は、この装置100の制
御用に用いられており、装置の構成データの送信経路と
なっている。また、このファクシミリ装置100におい
ては、CPU101が記録部115の動作状況を送信す
るためにも使用される。
【0030】印刷用に使用するInterface0(304)の
中には、エンドポイントが2つ(Endpoint1, Endpoint2
(305、306))定義されており、これらEndpoint
1, Endpoint2(305、306)の各属性は、エンドポ
イント記述(Endpoint Descriptor)で表現され、この
エンドポイント記述には、そのエンドポイントのエンド
ポイント番号、通信方向、転送タイプ、パケットサイズ
などが含まれている。この内、Endpoint1(305)
は、主にCPU101或いは外部処理装置141からの
制御データの受信や印刷データの受信のために使用され
る。またEndpoint2(306)は、主に受信した印刷デ
ータに基づく動作状況を、CPU101或いは外部処理
装置141に送信するために使用される。
【0031】次に、上述の構成を備える複合ファクシミ
リ装置100の基本的な動作について説明する。
【0032】本実施の形態に係るファクシミリ装置10
0は、PC等の外部処理装置141とUSBを介して接
続される(第1インターフェース手段)。このファクシ
ミリ装置100内で外部処理装置141との通信を受け
持つのはUSBファンクション制御部113であり、こ
のUSBは、図2に示したように複数のインターフェー
スを有している。これら複数のインターフェースの中
で、記録部115(プリンタ)用に使用されるInterfac
e0(204)が第1論理チャネルであり、外部処理装置
141からの制御データ及び印刷データの受信用のEndp
oint1(205)と、記録部115から外部処理装置1
41に動作状況を送信するためのEndpoint2(206)
とを有している。
【0033】又、このファクシミリ装置100の記録部
115と、CPU101とはUSBを介して接続されて
おり、記録部115による記録処理がCPU101によ
り制御される(第2インターフェース手段)。ファクシ
ミリ装置100内で、記録部115との通信を受け持つ
のはUSBホスト制御部114であり、このUSBは図
3に示したように1つのインターフェース(Interface
0)を有している。このInterface0(304)(第2論
理チャネル)は、CPU101からの制御データ及び印
刷データの受信用のEndpoint1(305)と、記録部1
15の動作状況をCPU101に送信するためのEndpoi
nt2(306)とを有している。
【0034】このファクシミリ装置100のCPU10
1は、外部処理装置141からUSBファンクション制
御部113のEndpoint1(205)経由で受信した制御
データ及び印刷データを、USBホスト制御部114の
Endpoint1(305)を経由して記録部115に転送す
る。この際、転送するデータには一切の編集を行わな
い。
【0035】同様に、USBホスト制御部114のEndp
oint2(306)経由で受信した記録部115からの動
作状況を、USBファンクション制御部113のEndpoi
nt2(206)を経由して外部処理装置141に転送す
る。この際も、転送するデータには一切の編集を行わな
い。これによりデータは完全に透過的に通信されるた
め、外部処理装置141と記録部115が恰も直結され
ているかのように、外部処理装置141が記録部115
を制御して印刷を行い、その動作状況を知ることができ
る。
【0036】以上の構成において、外部処理装置141
よりの記録データにより記録部115が印刷を行ってい
る際には、CPU101は、その記録データの解析を行
う必要がないためCPU101の処理が軽減される。ま
た、記録部115を変更してもCPU101の動作が影
響されないため任意の機種のプリンタを記録部115と
して選択できる。また外部処理装置141でも、ベース
としているプリンタドライバをそのまま利用できるの
で、新規にプリンタドライバを開発したり実装する手間
がなくなるという利点がある。
【0037】以下、本実施の形態を詳しく説明する前
に、本実施の形態の特徴について簡単に説明する。
【0038】本実施の形態は、記録部115に対して記
録セマフォを設定することを特徴としている。ここで、
資源(記録部115)の数は「1」であるから、一つの
アプリケーションが記録セマフォを取得すれば、それ以
後、その記録セマフォを取得したアプリケーションがそ
の記録セマフォを解放するまで、他のアプリケーション
はその記録セマフォを取得できなくなる。これにより記
録部115の排他制御を可能にしている。
【0039】また本実施の形態では、主制御部(CPU
101)がローカルで記録部115を使用する、例えば
コピー等の記録動作を行う場合には、その記録タスクは
まず記録セマフォの取得を試み、その取得に成功した場
合にのみ記録部115を使用して記録(コピー)を行
う。ローカルでの記録中は外部処理装置141からの記
録データの受信を禁止するので、このローカルでの記録
中は、外部処理装置141からの記録データが記録部1
15に入力される危険がなくなる。そしてローカルでの
記録終了後、その記録タスクは、記録セマフォを解放す
ると共に外部処理装置141からの記録データの受信を
許可し、その外部処理装置141からの記録データに基
づく記録部115を用いた記録を可能とする。
【0040】他方、外部処理装置141により記録を行
う場合には、外部とのUSBインターフェース116
(USBファンクション制御部113)を介して記録デ
ータを受信した時点で、外部処理装置141からの記録
データによる記録のために記録セマフォの取得を行う。
これにより外部処理装置141からの記録データによる
記録が開始され、その記録中は、主制御部(CPU10
1)がローカルで記録を行うことができなくなり記録部
115の排他使用が実現できる。
【0041】また外部処理装置141からの記録データ
の受信により記録セマフォの取得を行った場合は、それ
以後は、USBホスト制御部114により記録部115
の動作状況を監視し、記録部115の動作状況が「動作
中」となった後に「スタンバイ」に戻るとその記録処理
を終了したとみなして記録セマフォを解放する。また、
記録セマフォの取得後、所定の時間内に記録部115の
動作状況が「動作中」とならなかった場合は、「動作
中」の時間が短かったために「動作中」を示すステータ
スを見落としたと判断し、その記録セマフォを解放する
ことにより、より安全性を高めている。
【0042】以下、具体例を挙げて、本実施の形態に係
る複合型ファクシミリ装置の記録動作を詳細に説明す
る。
【0043】図4は、本発明の実施の形態に係る複合型
ファクシミリ装置におけるコピー或いはレポート出力、
受信画像の記録等により、ローカルで記録を行う場合の
処理を示すフローチャートである。尚、この処理を実行
するプログラムはROM102に記憶されている。
【0044】このファクシミリ装置100がローカルで
記録処理を開始する場合、まずステップS401で、U
SBファンクション制御部113に対して外部処理装置
141からの制御データ及び印刷データの受信に使用す
るEndpoint1(205)の受信を禁止する設定を行う。
次にステップS402に進み、USBファンクション制
御部113は、図2のUSB機能で示した様に複数のエ
ンドポイントを有しており、それぞれのエンドポイント
は、それぞれ独立して送信及び受信の可否が設定でき
る。各エンドポイントは、対応する非図示の送受信バッ
ファを有しており、受信が許可されている場合には、受
信したデータが自動的に、そのバッファに格納される
が、受信が禁止されている場合には、そのバッファにデ
ータは格納されず、パケットの転送終了時にホスト(外
部処理装置141)に対してNAK(否定応答)が返さ
れる。
【0045】次にステップS402に進み、USBファ
ンクション制御部113のEndpoint1(205)に対応
する送受信バッファのチェックを行う。この時、ステッ
プS401で受信禁止の設定を行った時点で既に、外部
処理装置141からのデータ転送が開始されていた場合
には、そのバッファにデータが格納されているので、そ
の場合にはステップS407に進み、USBファンクシ
ョン制御部113のEndpoint1(205)の受信禁止の
設定を解除し、ローカルでの記録動作を開始しないまま
エラー終了する。
【0046】一方ステップS402で、送受信バッファ
が空であった場合はステップS403に進み、記録セマ
フォの取得を試みる。この記録セマフォは、オペレーテ
ィングシステム(OS)が提供する記録部の資源管理機
構であり、プリンタ等の記録部の資源(ハードウェア資
源)を必要とするアプリケーションは、そのOSに対し
て、その資源に対応する記録セマフォの取得を要求し、
それが受け入れられた場合にのみ、そのアプリケーショ
ンが、その資源(記録部)を操作することにより、その
記録部における排他処理を実現するものである。このス
テップS403で記録セマフォの取得に失敗した場合に
は、既に外部処理装置141からの記録データに基づく
記録動作が開始されているのでステップS407に進
み、USBファンクション制御部113のEndpoint1
(205)の受信禁止の設定を解除し、ローカルでの記
録動作を開始しないままエラー終了する。
【0047】一方ステップS403で、記録セマフォの
取得に成功した場合はステップS404に進んで、ロー
カルでの記録を行う。このローカルでの記録は、CPU
101がUSBホスト制御部114のEndpoint1(30
5)を経由して記録部115に制御データ及び印刷デー
タを伝送することにより実行される。そしてCPU10
1から全ての記録データの伝送が終了するとステップS
405に進み、そのセマフォを解放してステップS40
6に進み、USBファンクション制御部113のEndpoi
nt1(205)の受信禁止の設定を解除して正常終了す
る。
【0048】以上が、ローカルで記録を行う場合の制御
処理の流れである。
【0049】図5は、本発明の実施の形態に係る複合型
ファクシミリ装置100における、外部処理装置141
からの記録データに基づいて記録を行う場合の処理を示
すフローチャートである。尚、この処理を実行するプロ
グラムはROM102に記憶されている。
【0050】まずステップS501で、USBファンク
ション制御部113のEndpoint1(205)の送受信バ
ッファをチェックする。ここで、このバッファにデータ
があれば外部処理装置141からの記録データの転送が
開始されているのでステップS502へ進み、そのバッ
ファが空であれば、まだ記録データの伝送が開始されて
いないのでステップS501へ戻る。ステップS502
では、記録セマフォの取得を試みる。ここで、この記録
セマフォの取得に失敗した場合は、ローカルな記録のた
めにセマフォが取得されているのでステップS503に
進み、受信バッファをクリアして、そこに記憶されてい
た内容を破棄した上でステップS501に戻る。
【0051】一方ステップS502で、記録セマフォが
取得できた場合はステップS504に進み、タイマ11
7による計時値を「0」に初期化して計時を開始させ、
RAM103に設けられたフラグをオフに初期化する。
【0052】次にステップS505に進み、USBファ
ンクション制御部113のEndpoint1(205)を経由
して受信したデータを、USBホスト制御部114のEn
dpoint1(305)を経由して記録部115に伝送す
る。そして次のステップ以降では記録終了のチェックを
開始する。まずステップS506で、前述のフラグがオ
フかどうかをチェックする。前述の様に、このフラグ
は、記録開始時にステップS504でオフに初期化され
ている。ステップS506でフラグがオフの場合はステ
ップS507へ進み、記録部115の動作状況をチェッ
クする。
【0053】本実施の形態では、記録部115の動作状
況は、CPU101がUSBホスト制御部114のEndp
oint2(306)を経由して記録部115の動作状況を
読み取ることにより行う。この動作状況の取得は、PC
とプリンタの間で一般的に行われているもので公知の技
術であるが概略を説明すると、CPU101は予め記録
部115に対して返送する動作状況を指定しておく。こ
の動作状況には、例えば動作ステータス、ビジーステー
タス、警告ステータス、オペレータコール・ステータ
ス、サービスコール・ステータス等がある。これらステ
ータス情報は、それぞれ「DJS(動作ステータ
ス)」,「DBS(ビジーステータス)」,「DWS
(警告ステータス)」,「DOC(オペレータコールス
テータス)」,「DSC(サービスコールステータ
ス)」と表記される。これらのステータスの中で必要と
するものをステータス指定コマンドに続いて送信する。
【0054】本実施の形態では、ステータス指定コマン
ドはSSRであり、動作ステータス「DJS」とビジー
ステータス「DBS」を必要とする場合には、「SSR
=DJS,DBS」というように、2つのコマンドをカ
ンマで連結して送信する。これを受信した記録部115
は、その指定された内容を記憶し、以後ステータス要求
があると指定されたステータスを返送する。この返送フ
ォーマットは、「コマンド:ステータス」で、全てAS
CIIコードで表されている。
【0055】このステータスの要求は、USBホスト制
御部114のUSBのEndpoint2(306)に対してIn
トークンを与えることで行われる。即ち、CPU101
は、記録部115の動作状況を知りたい場合には、US
Bホスト制御部114に対してInトークンを発行した
後、そのUSBホスト制御部114から受信したデータ
を検索し、必要としているコマンドの後に続くステータ
スを抽出することで、その記録部115の動作状況を知
ることができる。ここでは記録部115が動作中である
かどうかが知りたいので、返送フォーマット「コマン
ド:ステータス」のコマンド「DJS(動作ステータ
ス)」の後に続くステータスコードを読みとることによ
り、記録部115が「動作中」かどうかを判定できる。
【0056】このステップS507における判定結果が
「動作中」を示していればステップS509に進み、フ
ラグをオンしてステップS505へ戻る。そして、それ
以後は、USBファンクション制御部113のEndpoint
1(205)に受信したデータがあれば、USBホスト
制御部114のEndpoint1(305)経由で記録部11
5に転送しながら、記録終了のチェックを繰り返す。
尚、記録部115が「動作中」とは、記録部115が実
際に記録中である場合、或いは回復動作中等であり、記
録部115が受信したデータに対して行う処理の全てに
対して処理中であることを示すステータスである。
【0057】こうしてステップS507で、記録部11
5が「動作中」でなくなるとステップS510に進み、
タイマ117による計時時間をチェックする。このタイ
マ117は、前述した様に、記録開始時にステップS5
04で「0」に初期化されて計時が起動されている。こ
のステップS510で、タイマ117による計時値が閾
値以上であったら、外部処理装置141から送られてき
た記録データが無効なデータであったか、或いは「動作
中」のステータスが極めて短い時間しか有効とならなか
ったために見落としたものと判断してステップS511
へ進み、記録セマフォを解放して処理を終了する。尚、
この実施の形態では、この閾値は15秒としている。ま
たステップS510で、タイマ117の計時値が閾値以
下の場合はステップS505に戻って前述の処理を繰り
返す。
【0058】一方、ステップS506でフラグがオフで
なかった場合は、記録部115が、受信したデータの処
理を既に開始していることを示しているのでステップS
508に進み、記録部115の動作状況をチェックす
る。ここでもステップS507と同様に、USBホスト
制御部114のEndpoint2(206)を経由して、記録
部115の動作状況を入力してチェックする。このチェ
ックの結果、「動作中」であれば、記録部115の処理
が継続しているのでステップS505へ戻り、前述の処
理を繰り返す。こうしてステップS508で、記録部1
15の動作状況が「動作中」ではなくなると、記録部1
15における処理が終了したものと判断してステップS
510へ進み、記録セマフォを解放して処理を終了す
る。
【0059】(その他の実施の形態)本発明の目的は前
述したように、実施形態の機能を実現するソフトウェア
のプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は
装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても達成され
る。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコ
ード自体が前述した実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。このようなプログラムコードを
供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ
ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性の
メモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0060】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機
能が実現される場合も含まれている。
【0061】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態の機能が実現される
場合も含む。
【0062】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、複合ファクシミリ装置における記録動作の排他処理
を容易に実現でき、その複合ファクシミリ装置の記録部
(プリンタ装置)の実用性を大幅に高めることができ
る。
【0063】また排他処理を実現するにあたり、CPU
(制御部)による記録データの解析を必要としないた
め、CPUの処理に負担を与えることなく、かつ、記録
データの言語仕様に依存しないために記録部の機種選択
が自由に行えるというメリットがある。
【0064】また、新規にハードウェアを必要とせず
に、上記目的を達成できるため低コストで実現できると
いう効果がある。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
マフォを用いて、ハードウェア資源の排他制御を行う記
録制御装置及び該装置における制御方法が提供できた。
【0066】又本発明によれば、記録部を使用した記録
制御を行う場合に記録セマフォを獲得して記録処理を開
始することにより、外部処理装置からの記録データや、
他のデータ源からの記録データに基づく記録部を使用し
た記録処理の競合を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複合型ファクシミリ
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る複合型ファクシミリ
装置のUSBインターフェースを説明する概念図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る複合型ファクシミリ
装置の記録部のUSB構成を説明する概念図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る複合型ファクシミリ
装置におけるコピー或いはレポート出力、受信画像の記
録等により、ローカルで記録を行う場合の処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る複合型ファクシミリ
装置における外部処理装置からの記録データに基づいて
記録を行う場合の処理を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP07 HJ08 HQ20 5B021 AA01 AA05 AA19 BB00 CC05 5C062 AA05 AA14 AB22 AB38 AC41 AC43 BA04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の論理チャネルを有し、当該複数の
    論理チャネルの第1論理チャネルを使用して外部処理装
    置からの記録データを受信する第1インターフェース手
    段と、 記録データに基づいて画像を記録する記録部と、 前記記録部と接続するための第2インターフェース手段
    と、 前記第1インターフェース手段により受信した記録デー
    タがある場合、記録セマフォが獲得できると前記第2イ
    ンターフェース手段を介して前記記録部に伝送して記録
    させる第1記録制御手段と、 記録セマフォが獲得できた場合に、前記第2インターフ
    ェース手段を通じて前記記録部に記録データを伝送して
    記録させる第2記録制御手段と、を有することを特徴と
    する記録制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2記録制御手段は、前記第2イン
    ターフェース手段を通じて前記記録部に記録データを伝
    送して記録させる前に、前記第1インターフェース手段
    による前記外部処理装置からの記録データの受信を禁止
    することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2記録制御手段は、前記記録部に
    おける動作状況を取得する取得手段を有し、前記取得手
    段により取得した前記動作状況が前記記録部が記録動作
    中でないことを示している場合に、前記第2インターフ
    ェース手段を通じて前記記録部に記録データを伝送して
    記録させることを特徴とする請求項1又は2に記載の記
    録制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1インターフェース手段はUSB
    通信規格に対応しており、該USB通信規格のインター
    フェースを複数設けることで前記複数の論理チャネルを
    形成し、前記第1論理チャネルは複数のエンドポイント
    を有して双方向で通信が可能であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の記録制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2インターフェース手段はUSB
    通信規格に対応しており、該USB通信規格のインター
    フェースを一つ有して第2論理チャネルを形成し、前記
    第2論理チャネルは複数のエンドポイントを有して双方
    向で通信が可能であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の記録制御装置。
  6. 【請求項6】 前記記録部から前記第2論理チャネルが
    有する第3エンドポイントを通してデータを受信し、当
    該データを前記第1論理チャネルが有する第4エンドポ
    イントを通して前記外部処理装置へ伝送する伝送制御手
    段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の記
    録制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第1記録制御手段は、前記取得手段
    により取得された前記動作状況が動作中でなくなると前
    記記録セマフォを解放することを特徴とする請求項3に
    記載の記録制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第1記録制御手段は、前記取得手段
    により取得された前記動作状況が、所定時間経過後も動
    作中にならない場合は前記記録セマフォを解放すること
    を特徴とする請求項3に記載の記録制御装置。
  9. 【請求項9】 複数の論理チャネルを有し外部処理装置
    からの記録データを受信する第1インターフェースを介
    して受信した記録データを、記録セマフォが獲得できた
    場合に、記録データに基づいて画像を記録する記録部と
    接続するための第2インターフェースを介して前記記録
    部に伝送して記録させる第1記録制御工程と、 記録セマフォが獲得できた場合に、前記第2インターフ
    ェースを通じて前記記録部に記録データを伝送して記録
    させる第2記録制御工程と、を有することを特徴とする
    記録制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第2記録制御工程では、前記第2
    インターフェースを通じて前記記録部に記録データを伝
    送して記録させる前に、前記第1インターフェースを介
    して前記外部処理装置からの記録データの受信を禁止す
    ることを特徴とする請求項9に記載の記録制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第2記録制御工程では、前記記録
    部における動作状況を取得する取得工程を有し、前記取
    得工程で取得した前記動作状況が前記記録部が記録動作
    中でないことを示している場合に、前記第2インターフ
    ェースを通じて前記記録部に記録データを伝送して記録
    させることを特徴とする請求項9又は10に記載の記録
    制御方法。
  12. 【請求項12】 前記第1インターフェースはUSB通
    信規格に対応しており、該USB通信規格のインターフ
    ェースを複数設けることで前記複数の論理チャネルを形
    成し、前記第1論理チャネルは複数のエンドポイントを
    有して双方向で通信が可能であることを特徴とする請求
    項9又は10に記載の記録制御方法。
  13. 【請求項13】 前記第2インターフェースはUSB通
    信規格に対応しており、該USB通信規格のインターフ
    ェースを一つ有して第2論理チャネルを形成し、前記第
    2論理チャネルは複数のエンドポイントを有して双方向
    で通信が可能であることを特徴とする請求項9又は10
    に記載の記録制御方法。
  14. 【請求項14】 前記記録部から前記第2論理チャネル
    が有する第3エンドポイントを通してデータを受信し、
    当該データを前記第1論理チャネルが有する第4エンド
    ポイントを通して前記外部処理装置へ伝送する伝送制御
    工程を更に有することを特徴とする請求項13に記載の
    記録制御方法。
  15. 【請求項15】 前記第1記録制御工程では、前記取得
    工程で取得された前記動作状況が動作中でなくなると前
    記記録セマフォを解放することを特徴とする請求項11
    に記載の記録制御方法。
  16. 【請求項16】 前記第1記録制御工程では、前記取得
    工程で取得された前記動作状況が、所定時間経過後も動
    作中にならない場合は前記記録セマフォを解放すること
    を特徴とする請求項11に記載の記録制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項9乃至16のいずれか1項に記
    載の記録制御方法を実行することを特徴とするプログラ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項9乃至16のいずれか1項に記
    載の記録制御方法を実行するプログラムを記憶したこと
    を特徴とする、コンピュータにより読み取り可能な記憶
    媒体。
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