JP2003303973A - 薄膜トランジスタアレイ基板及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ基板及びそれを用いた液晶表示装置

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JP2003303973A JP2002108790A JP2002108790A JP2003303973A JP 2003303973 A JP2003303973 A JP 2003303973A JP 2002108790 A JP2002108790 A JP 2002108790A JP 2002108790 A JP2002108790 A JP 2002108790A JP 2003303973 A JP2003303973 A JP 2003303973A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光リークの発生が抑制されたTFTアレイ基板
及びそのTFTアレイ基板を用いた表示特性の劣化及び
点欠陥の発生が抑制された液晶表示装置を提供するこ
と。 【解決手段】本発明にかかるTFTアレイ基板は絶縁性
基板上に設けられたゲート配線4と、ゲート配線4と絶
縁膜を介して交差するソース配線5と、ソース配線と接
続されたソース電極3と、ソース電極3と対向して設け
られたドレイン電極2と、ソース電極3とドレイン電極
2の下層に設けられた半導体層1を備えている。そして
ドレイン電極2の下に位置する半導体層1がゲート配線
4に内包されるとともに、ソース電極3の端面と半導体
層1の端面とがゲート配線上で交わっていない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタ及
びこれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いた表示装置は、通常、対向す
る2枚の絶縁性基板の間に液晶などの表示材料が狭持さ
れると共に、この表示材料に選択的に電圧が印加される
ように構成される。これらの絶縁性基板の少なくとも一
方には薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す)などの
スイッチング素子およびこれと接続する画素電極などが
形成された基板(以下、TFTアレイ基板と称する)を
用いる。該TFTアレイ基板には、該スイッチング素子
に信号を与えるための信号配線(ソース配線、ゲート配
線)がマトリクス状に形成されている。
【0003】従来のTFTの構造を図5、図6に示す。
図5はボトムゲート型構造のTFT部の平面図であり、
図6は図5におけるA−A断面図である。ここで1は半
導体層、2はドレイン電極、3はソース電極、4はゲー
ト配線、5はソース配線を示す。TFTの一般的な製造
方法を図5を用いて説明する。まず絶縁性基板上にA
l、Cr、Mo、Ti、W等の導電膜をスパッタ装置に
より成膜する。そして写真製版工程、エッチング工程及
びレジスト除去工程によりゲート配線4を形成する。次
にゲート配線が形成された絶縁性基板上にSiNx等の
絶縁膜、及びa−Si膜の半導体膜をプラズマCVD装
置により成膜する。ここで半導体膜表面ににはP、As
等の不純物をドープして、オーミック層としてn+a−
Si層を形成する。そして写真製版工程、エッチング工
程及びレジスト除去工程により半導体層1を形成する。
さらにその上からドレイン電極2、ソース電極3、ソー
ス配線5を形成するためのAl、Cr、Mo、Ti、W
等の導電膜をスパッタ装置により形成する。そして写真
製版工程、エッチング工程及びレジスト除去工程により
ドレイン電極2、ソース電極3及びソース配線5を形成
する。これにより図5のようなTFT構造が得られる。
この段階でのA−A断面を図6に示す。ドレイン電極2
の下の半導体層1はゲート配線4よりはみ出した構造と
なる。
【0004】さらにこの後に層間絶縁膜であるSiNx
膜を形成し、写真製版工程、レジスト除去工程、エッチ
ング工程によりコンタクトホールを形成する。そしてI
TO膜等の透明性導電膜を成膜する。写真製版工程、レ
ジスト除去工程、エッチング工程により画素電極を形成
する。コンタクトホールを介してドレイン電極2とIT
O膜とが接触し、スイッチング素子と画素電極が接続さ
れる構造となる。以上のような工程でTFTが形成さ
れ、このTFTをアレイ状に設けたTFTアレイ基板が
液晶表示装置に用いられる。
【0005】図5に示す構造ではゲート配線4とソース
配線5とがゲート絶縁膜を介して交差している。ゲート
配線4上でソース配線5とソース電極3が接続してい
る。そしてゲート電極を介して前記ソース電極3と対向
する位置にドレイン電極2が設けられている。このソー
ス電極3の全域、ソース配線5の一部及びドレイン電極
2の一部の下層に半導体層1が設けられた構造となる。
そしてこのドレイン電極2の下に設けられた半導体層1
はゲート配線4からはみ出した構造となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、ゲート配線4からはみ出した部分の半導体層1にT
FTアレイ基板の下方からバックライト光が照射される
と半導体層1中に電荷が誘起される。このような状態で
は、画素電極に蓄積された電荷が、ドレイン電極2下に
発生したキャリアを介してTFT部の半導体層1(チャ
ネル)に流入する。さらにソース配線5とゲート配線4
との交差部近傍の半導体層1にバックライト光が照射さ
れることにより、TFT部の半導体層1(チャネル)に
存在する電荷(キャリア)は、ソース配線5下の半導体
層1に発生したキャリアを介してソース配線5に流入す
る。以上のメカニズムにより、画素電極の電荷がソース
配線5に流出することでリーク電流が生じる。この光リ
ークにより、クロストーク、輝度ムラ、コントラスト低
下など表示特性の低下が発生する。
【0007】従って液晶表示装置では半導体層1の下の
ゲート配線4からはみ出した部分によって光リークが発
生する。この対策として半導体層1のはみ出し量を減少
させた構造のTFTが用いられることがある。この構造
を図7に示す。図7は上述の製造方法と同様の製造方法
で形成したTFTであり、図5と同じ製造段階での平面
図である。この構造ではゲート配線4上で半導体層1を
島化しており、半導体層1パターンが全てゲート配線4
上に内包されている。従ってバックライトからに光がゲ
ート配線4によって遮られ、半導体層1中に誘起される
電荷が少なくなる。よって光リークに対して強いTFT
を形成することができ、輝度ムラやコントラスト低下な
ど表示特性の低下が抑制される。
【0008】しかし、図7に示すようなTFTを用いた
場合、ある確率で点欠陥が発生する問題がある。解析を
行った結果、この点欠陥はTFTリーク電流が大きくな
ることにより生じていることがわかった。
【0009】このように、従来の液晶表示装置では、バ
ックライトを照射した場合に輝度ムラやコントラスト低
下などの表示特性が劣化するといった問題点や、点欠陥
が生じるという問題点があった。
【0010】我々は、上記問題点を解決するため、様々
な形状のTFTを作成し点欠陥の発生との相関を調べ
た。その結果、ゲート電極上にてa−Siの端部がソー
ス配線とドレイン電極の両方と交わるようにa−Siを
配置した場合に点欠陥が発生しやすく、いずれかの一方
の交点をゲート電極の外側になるように配置すると点欠
陥が発生しにくくなることが明らかになった。
【0011】この理由としては、点欠陥を生じたTFT
のリークパスの端面がa−Siの端面を介するものであ
り、該リークパスの導電率はゲート配線からの電界によ
り変動することが考えられる。すなわち保持期間中のゲ
ート配線からの電界により点欠陥となる画素のa−Si
端面の導電率が低くなる。全てのa−Si端面がゲート
配線上に配置されている場合はリークパスとして機能す
るが、その一部がゲート配線上になければその部分が高
抵抗となりリークパスが分断されるためにリーク電流が
流れない。本発明にかかる薄膜トランジスタは、この実
験結果を反映したものである。
【0012】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、光リークの発生が抑制されたTF
Tアレイ基板及びそのTFTアレイ基板を用いた表示特
性の劣化及び点欠陥の発生が抑制された液晶表示装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる第1の薄
膜トランジスタアレイ基板は絶縁性基板上の画素を構成
する画素電極を駆動するゲート配線(例えば、本実施の
形態におけるゲート配線4)と、前記ゲート配線と絶縁
膜を介して交差するソース配線(例えば、本実施の形態
におけるソース配線5)と、前記ソース配線と接続され
たソース電極(例えば、本実施の形態におけるソース電
極3)と、前記ソース電極と対向して設けられ、かつ前
記画素電極と接続されたドレイン電極(例えば、本実施
の形態におけるドレイン電極2)と、前記ソース電極及
び前記ドレイン電極と接続されるとともに、当該ソース
電極とドレイン電極の下層に設けられた半導体層(例え
ば、本実施の形態における半導体層1)を備えた薄膜ト
ランジスタアレイ基板において、前記ドレイン電極の下
に位置する半導体層が前記ゲート配線に内包されるとと
もに、前記ソース電極の端面と前記半導体層の端面とが
前記ゲート配線上で交わらないことを特徴とするもので
ある。これにより点欠陥の発生を防止しながら、光リー
クの発生を抑制することができる。
【0014】本発明にかかる第2の薄膜トランジスタア
レイ基板は、上述の第1の薄膜トランジスタアレイ基板
であって、前記半導体層は、前記ソース配線のソース電
極と反対側の側面よりも内側に設けられたことを特徴と
するものである。これにより光リークの発生を抑制する
ことができる。
【0015】本発明にかかる第3の薄膜トランジスタア
レイ基板は、上述の第1または第2いずれかの薄膜トラ
ンジスタアレイ基板であって、前記ソース配線の下に位
置する半導体層は、前記ゲート配線の外側の近傍に端部
を有することを特徴とするものである。
【0016】本発明にかかる薄膜トランジスタは液晶表
示装置に用いることができる。これにより表示特性の優
れた液晶表示装置を提供することができる。
【0017】本発明にかかる薄膜トランジスタは光リー
クに強いため横方向電界方式の液晶表示装置に用いるこ
とが好適である。これにより表示特性の優れた液晶表示
装置を提供することができる。
【0018】上述の液晶表示装置は、光リークに強いた
め正面輝度が3000cd/m2以上のバックライトを
備えた液晶表示装置にもちいることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1.本発明に
かかるTFTの構造を図1を用いて説明する。図1はT
FTの平面図であり、以下の製造工程により製造され
る。ここで1は半導体層、2はドレイン電極、3はソー
ス電極、4はゲート配線、5はソース配線を示す。まず
絶縁性基板上にAl、Cr、Mo、Ti、W等の金属又
はこれらを主成分とする合金をスパッタ装置により10
0〜500nm程度の厚さで成膜する。そして写真製版
工程、エッチング工程及びレジスト除去工程によりパタ
ーニングし、ゲート配線4を形成する。次に導電膜がパ
ターニングされた絶縁性基板上にSiNx等の絶縁膜、
及びa−Si膜の半導体膜をプラズマCVD装置により
それぞれ150〜500nm、50〜300nm程度の厚さ
で成膜する。ここで半導体膜表面にPをドープして、オ
ーミック層としてn+a−Siを形成する。そして写真
製版工程、エッチング工程及びレジスト除去工程により
半導体層1を形成する。さらにその上からドレイン電極
2、ソース電極3、ソース配線5を形成するためのA
l、Cr、Mo、Ti、W等の金属又はこれらを主成分
とする合金をスパッタ装置により100〜500nm程
度の膜厚で形成する。この導電膜を写真製版工程、エッ
チング工程及びレジスト除去工程によりパターニング
し、ドレイン電極2、ソース電極3及びソース配線5を
形成する。これにより図1に示すTFT構造が得られ
る。
【0020】さらにこの後に層間絶縁膜であるSiNx
膜を300nm程度の膜厚で形成する。そして写真製版
工程、レジスト除去工程及びエッチング工程によりコン
タクトホールを形成する。そしてITO膜等の透明性導
電膜を100nm程度の膜厚で成膜する。写真製版工
程、エッチング工程及びレジスト除去工程により画素電
極を形成する。ここでコンタクトホールを介してドレイ
ン電極とITO膜とが接触し、スイッチング素子と画素
電極が接続される構造となる。以上のような工程でTF
Tアレイ基板が形成される。このTFTアレイ基板を用
いることにより液晶表示装置が形成される。横方向電界
方式の液晶表示装置に用いるTFTアレイ基板を作成す
る際にはITOの代わりにCr、Al、Mo、Ti、W
等の金属を用いて画素電極を形成してもよい。またドレ
イン電極2をその横方向電界方式の画素電極としてもよ
い。
【0021】図1に示す構造ではゲート配線4とソース
配線5とが、ゲート絶縁膜を介して交差している。そし
てそのゲート配線4上で、ソース配線5の一部とソース
電極3が接続している。さらにゲート配線4上に設けら
れたゲート電極の上でソース電極3と対向する位置にド
レイン電極2が設けられている。このドレイン電極2は
ゲート配線からはみ出した構造をとり画素電極と接続さ
れ、スイッチング素子となる。そしてこのソース電極3
の全域、ドレイン電極2の一部及びソース配線5の一部
の下に半導体層1が設けられている。そのソース配線5
の下に設けられた半導体層1はゲート配線4の外側の近
傍でソース配線5の内側から外側へ交差している構造と
なる。
【0022】ここではドレイン電極2の一部の下に設け
られた半導体層1はゲート配線4上に内包された構造と
なる。従ってバックライトの照射された光がゲート配線
4で遮られ半導体層1に照射されない構造となる。よっ
てTFT部の半導体層1(チャネル)に誘起される電荷
(キャリア)が減少する。これにより光リークの発生を
抑制することができる。よって輝度ムラやコントラスト
低下等の表示特性の劣化を抑制できる。
【0023】またソース電極3の下の全域に渡って、半
導体層1が設けられている。そしてソース配線5とゲー
ト配線4が交差する部分の外側近傍で半導体層1とソー
ス配線5が交差した構造となる。そのためゲート配線4
上で半導体層1の端面とソース電極3の端面とが交差し
た部分が存在しない。従って半導体層1端面のリークパ
スが発生せず、リーク起因による点欠陥の発生が抑制さ
れる。
【0024】本発明の実施の形態2.本発明にかかる実
施の形態2のTFT構造を図2に示す。この実施の形態
2にかかるTFT構造の構成は図1と同様なので説明を
省略する。また製造方法も同様であるため説明を省略す
る。
【0025】本実施の形態でもソース電極3の下の全域
に渡って、半導体層1が設けられており、この点では実
施の形態1と同じである。従ってゲート配線4上で半導
体層1の端面とソース電極3の端面とが交差した部分が
存在しないため、実施の形態1と同様に、半導体層1端
面のリークパスが発生せず、リーク起因による点欠陥の
発生が抑制される。
【0026】本実施の形態ではソース配線5の下の半導
体層1が、ソース配線5を介してソース電極3の反対側
の側面においてソース配線5の内側に設けられている点
で上記の実施の形態1と異なる。この構造ではソース配
線5が形成されている領域でゲート配線4からはみ出し
た半導体層1の面積が小さくなる。従って、ソース配線
5とゲート配線4との交差部近傍の半導体層1において
光照射による電荷(キャリア)の発生が抑制される。こ
れによりTFT部の半導体層(チャネル)からソース配
線に流入するリーク電流をさらに抑制することができ
る。よって輝度ムラやコントラスト低下など表示特性の
低下が抑制される。
【0027】本発明の実施の形態3.本発明にかかる実
施の形態3のTFT構造を図3に示す。この実施の形態
3にかかるTFT構造の構成は図1と同様なので説明を
省略する。また製造方法も実施の形態1と同様であるた
め説明を省略する。
【0028】本実施の形態では上述の実施の形態2で示
した構造のTFTにおいて、ソース配線5下の半導体層
1の端面がゲート配線4との外側の近傍に設けられてい
る点で上述の実施の形態1、2と異なる。この構造で
は、ソース配線5の下においてゲート配線4からはみ出
した半導体層1の面積をさらに小さくすることができ
る。従って、半導体層1の大部分でバックライトがゲー
ト配線4によって遮られ、ソース配線5の下層の半導体
層1において光照射による電荷(キャリア)の発生がさ
らに抑制される。これによりTFT部の半導体層1(チ
ャネル)からソース配線5に流入するリーク電流をさら
に抑制することができる。よって光リークに対して強く
なり、液晶表示装置において輝度ムラ、コントラスト低
下などの表示特性の低下が抑制される。
【0029】図3では、実施の形態2で示した図2のT
FTアレイ基板の半導体層1の端面をゲート配線の外側
の近傍に設けたが、これに限らず実施の形態1で示した
図1のTFTアレイ基板においてソース配線5の下の半
導体層1の端面をゲート配線の外側の近傍に設けても同
様の結果が得られる。
【0030】その他の実施の形態.上記の実施の形態3
ではソース配線5の下層の半導体層1の端面をソース配
線5とゲート配線4との交差部近傍の両側に設けたが、
図4に示す様に片側のみ設けても、はみ出した半導体層
1の面積をさらに小さくすることができる。これによ
り、リーク電流を抑制することができる。よって輝度ム
ラ、コントラスト低下など表示特性の低下が抑制され
る。
【0031】図4ではソース配線5の下においてソース
電極3側に半導体層1の端面を設けたが、ドレイン側に
半導体層1を設けても同様の効果をえることができる。
【0032】本発明にかかるTFTアレイ基板は実施の
形態1で示した製造方法で挙げた膜厚、膜種に限らず、
他の膜種、膜厚を有するTFT構造でも、当該半導体層
1の構造が同様であれば同様の効果が得られる。例えば
導電膜はAl、Cr、Mo、Ti、W以外にもNi、A
g、Ta、Cu等の金属及びこれらを主成分とした合金
でもよい。さらに絶縁膜はSiNxに限らずSiO2で
もよい。また半導体層1はa−Si膜(アモルファスシ
リコン)に限らずp−Si膜(ポリシリコン)でもよ
い。オーミック層を形成するためにPをドープしてn+
a−Si層を形成したがAsをドープしてもよい。さら
にはBをドープしてオーミック層としてp+a−Si層
を形成してもよい。ドープの方法としては成膜中に所定
の不純物を含んだガスを導入する方法や、イオンドーピ
ング方法、イオン注入方法を用いるとよい。また成膜方
法はスパッタ法、プラズマCVD法に限らず蒸着法、減
圧CVD法、常圧CVD法を用いてもよい。
【0033】本発明にかかるTFTアレイ基板を液晶表
示装置に用いることにより輝度ムラ、コントラスト低下
など表示特性の低下が抑制され、かつ点欠陥の少ない表
示特性の優れた高品質の液晶表示装置を製造することが
できる。
【0034】さらに本発明にかかるTFTアレイ基板は
リーク電流が小さいので、保持容量が小さく、リーク電
流に対して敏感な反応を示す横方向電界方式の液晶表示
装置(IPS方式TFT−LCD)に用いることが好適
である。
【0035】また本発明にかかるTFTアレイ基板は、
光リークが小さいためバックライトの正面輝度が高い液
晶表示装置に用いることが好適である。例えばバックラ
イトの正面輝度が3000cd/m2以上の液晶表示装
置に用いることも可能である。これにより高輝度であ
り、かつ光リークによる輝度ムラやコントラスト低下な
どが抑制された高品質の液晶表示装置を提供することが
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、光リークが抑制された
TFTアレイ基板、及びそのTFTアレイ基板を用いた
表示特性の劣化及び点欠陥の発生が抑制された液晶表示
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるTFT構造を示
す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態2にかかるTFT構造を示
す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態3にかかるTFT構造を示
す平面図である。
【図4】本発明のその他の実施の形態にかかるTFT構
造を示す平面図である。
【図5】従来のTFT構造を示す平面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】従来のTFT構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 半導体層 2 ドレイン電極 3 ソース電極 4 ゲート配線 5 ソース配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/35 H01L 29/78 618C (72)発明者 中山 明男 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内 Fターム(参考) 2H091 FA41Z GA02 GA13 LA17 2H092 JA26 JA28 JA33 JA37 JA41 JA46 JA47 JB01 JB33 JB61 KA05 KB04 KB13 MA07 MA08 MA27 NA22 5C094 AA03 BA03 BA43 CA19 EA04 EA07 JA20 5F110 AA06 AA21 BB01 CC07 EE02 EE03 EE04 EE06 EE43 EE44 FF02 FF03 FF29 FF30 FF32 GG02 GG13 GG15 GG23 GG25 GG26 GG44 GG45 GG47 HK02 HK03 HK04 HK06 HK09 HK16 HK21 HK25 HK32 HK33 HK34 HK35 HK37 HK39 HL07 HL22 HL23 HM04 HM05 NN04 NN24 NN44 QQ01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板上の画素を構成する画素電極を
    駆動するゲート配線と、 前記ゲート配線と絶縁膜を介して交差するソース配線
    と、 前記ソース配線と接続されたソース電極と、 前記ソース電極と対向して設けられ、かつ前記画素電極
    と接続されたドレイン電極と、 前記ソース電極及び前記ドレイン電極と接続されるとと
    もに、当該ソース電極とドレイン電極の下層に設けられ
    た半導体層を備えた薄膜トランジスタアレイ基板におい
    て、 前記ドレイン電極の下に位置する半導体層が前記ゲート
    配線に内包されるとともに、 前記ソース電極の端面と前記半導体層の端面とが前記ゲ
    ート配線上で交わらないことを特徴とする薄膜トランジ
    スタアレイ基板。
  2. 【請求項2】前記半導体層は、前記ソース配線のソース
    電極と反対側の側面よりも内側に設けられたことを特徴
    とする請求項1記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  3. 【請求項3】前記ソース配線の下に位置する半導体層
    は、前記ゲート配線の外側の近傍に端部を有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の薄膜トランジスタアレ
    イ基板。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3いずれか記載の薄膜トラン
    ジスタ基板を用いた液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3いずれか記載の薄膜トラン
    ジスタ基板を用いた横方向電界方式の液晶表示装置
  6. 【請求項6】正面輝度が3000cd/m2以上のバッ
    クライトを備えた請求項4又は5記載の液晶表示装置。
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