JP2003303167A - バス制御装置 - Google Patents

バス制御装置

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JP2003303167A JP2002109380A JP2002109380A JP2003303167A JP 2003303167 A JP2003303167 A JP 2003303167A JP 2002109380 A JP2002109380 A JP 2002109380A JP 2002109380 A JP2002109380 A JP 2002109380A JP 2003303167 A JP2003303167 A JP 2003303167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ATA規格準拠デバイスとATA規格非準拠デ
バイスとが共有バスを使用するシステムにおいて、ウル
トラDMA転送実行中に優先順位の高いATA規格非準
拠デバイスからのバス要求割り込みが発生した場合に、
ウルトラDMA転送の一時停止中に共有バスを解放する
ことを可能にする。 【解決手段】バス要求割り込みに応じて共有バスの解放
タイミングを制御するために、ホストコントローラ(バ
ス制御LSI1)内に共有バス6の解放タイミングを制
御するタイミング制御回路3を備え、ATA規格準拠デ
バイスから出力されるデータの共有バスへの転送を抑止
するために、ATAバス9と共有バス6との間に前記タ
イミング制御回路3により制御されるバススイッチ7を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDやハードデ
ィスク等の高速なデータ転送が要求されるATA規格準
拠デバイスと、ATA規格非準拠の通常のデバイスとが
共有バスを使用するシステムにおいて、共有バスを制御
するバス制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ATA規格において高速なDMA転送を
実現するためのウルトラDMAと呼ばれる転送方式があ
る。ウルトラDMAはATA規格準拠のデバイスとホス
トコントローラの間でデータを高速に転送するための規
格であり、次の5つの制御信号を使用し転送制御を行
う。
【0003】DMA要求信号(DMARQ) DMA許可信号(NDMACK) リード信号(NDIOR) ライト信号(NDIOW) ウエイト信号(NIORDY)
【0004】このうち、DMA許可信号、リード信号、
ライト信号は、定常時“H”で、動作時に反転して
“L”になる信号であり、ウエイト信号は定常時“H”
で、動作時に反転を繰り返しデータの送受信に使用され
る。以下、図5のタイミングチャートを参照しながら、
ウルトラDMAの転送開始から終了までのシーケンスお
よび特徴について説明する。
【0005】まず、ウルトラDMA転送を開始する際に
は、ホストコントローラからデバイスにPIO転送によ
りウルトラDMAを開始するためのコマンドを送出す
る。それを受けてデバイス側がDMA要求信号を送出
し、ホストコントローラに対してウルトラDMA転送を
要求する。次に、ホストコントローラはDMA許可信号
を送出し、ウルトラDMA転送開始を許可する。ここま
でのやりとりは通常のDMA転送と同様である。
【0006】この後、デバイスからホストコントローラ
へのデータ転送の場合は、ホストコントローラはリード
信号およびライト信号を送出し、デバイスに対してデー
タ送出を許可する。通常のDMAであれば、リード信号
とライト信号はリードタイミングやライトタイミングを
デバイスに伝え、それと同期してデバイス側からデータ
の送出やデータの取り込みが行われるが、ウルトラDM
Aの場合は、リード信号とライト信号はデータ転送の一
時停止や終了をデバイスに対し要求するために使用され
る。
【0007】一方、通常のDMAにおけるウエイト信号
は、デバイス側から出力されるデータを取り込むタイミ
ングとして使用される。すなわち、デバイスはウエイト
信号と同期してデータを送出し、ホストコントローラは
ウエイト信号のエッジでデバイスからのデータを受信す
ることになる。また、データ転送中はリード信号を反転
させることにより、デバイス側へデータ転送を一時停止
することを要求できる。また、ライト信号を反転させる
ことにより、デバイス側でデータ転送を終了することを
要求することができる。
【0008】ここでデータ転送の一時停止と終了の違い
は、データ転送の一時停止の場合は、デバイス側にウエ
イト信号のエッジ生成を一時的に停止させるだけである
が、終了の場合には、DMA要求信号とDMA許可信号
の関係を解除し、さらに、DMA許可信号に合わせてそ
れまで転送したデータのCRC計算結果をホストコント
ローラからデバイスに送出し、デバイス側でCRCチェ
ックを行うことになる。
【0009】またATA規格は専有バスの規格である
が、LSIのピン数削減などの理由から通常のバスと共
有される場合がある。そのようなシステムにおいては、
ウルトラDMA転送実行中に他のATA規格でないデバ
イスからのバスリクエストが発生した場合には、一旦、
ウルトラDMA転送を終了し共有バスを解放する必要が
あった。
【0010】その場合に、他のデバイスのバス調停優先
順位を低くすることも可能ではあるが、ウルトラDMA
転送は大量のデータ転送に使用されることが多く長時間
バスを専有するため、他のデバイスのバスリクエストは
長時間待たされてしまうケースが多くなってしまう。そ
のため、他のデバイスのバス調停優先順位を高く設定す
る場合が多く、他のデバイスからのバスリクエストが発
生する度にウルトラDMA転送を終了し共有バスを解放
していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウルト
ラDMA転送の終了シーケンスはCRCの確認を含むた
め、他のバス調停優先順位の高いデバイスからのバスリ
クエストが発生する度にウルトラDMA転送を終了する
のでは、ウルトラDMA転送の転送速度を低下させてし
まうという問題があった。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ATA規格準拠デバイスとATA規格非準拠デバイ
スとが共有バスを使用するシステムにおいて、ウルトラ
DMA転送実行中に優先順位の高いATA規格非準拠デ
バイスからのバスリクエストが発生した場合においても
ウルトラDMA転送を終了させず、一時停止中にバスを
解放することによりデータ転送性能を向上させることが
可能なバス制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るバス制御装置は、ATA規
格準拠デバイスとATA規格非準拠デバイスとが共有バ
スを使用するシステムにおいて、ATA規格準拠デバイ
スからのデータ転送中に生じたバス要求割り込みに応じ
てATA規格準拠デバイスから出力されるデータの前記
共有バスへの転送を抑止するデータ転送抑止手段(バス
スイッチ7)と、前記バス要求割り込みに応じて前記共
有バスの解放タイミングを制御するタイミング制御手段
(タイミング制御回路3)とを具備するものである。
【0014】ウルトラDMA転送の一時停止時にバスを
解放する際、ホストコントローラからデバイスに一時停
止要求を出した後、ホストコントローラはある一定時間
はデバイスからのデータを受信する必要がある。また、
デバイスはウルトラDMA転送の一時停止中にデータを
出力し続けている場合もある。
【0015】上記構成によれば、データ転送中に生じた
バス要求割り込みに応じて、共有バスへのデータ転送の
抑止タイミングと共有バスの解放タイミングを適切に設
定することで、これらのタイミング問題を解決すること
ができ、ウルトラDMA転送の一時停止中にバスを解放
することが可能になる。
【0016】本発明の請求項2に係るバス制御装置は、
請求項1記載のバス制御装置において、前記データ転送
抑止手段は、ATA規格準拠デバイスが接続されるバス
と共有バスとの間に設けられタイミング制御手段からの
制御信号により制御されるバススイッチで実現されるも
のである。
【0017】上記構成によれば、タイミング制御手段か
らの制御信号により制御されるバススイッチを用いるこ
とで、容易に前記データ転送抑止手段を実現することが
できる。
【0018】本発明の請求項3に係るバス制御装置は、
請求項1記載のバス制御装置において、前記データ転送
抑止手段は、ATA規格準拠デバイスに内蔵されるデー
タ出力回路が前記バス要求割り込みに応じた制御信号を
受けて共有バスへのデータ出力を抑止する機能で実現さ
れるものである。
【0019】上記構成によれば、バス要求割り込みに応
じた制御信号を受けて共有バスへのデータ出力を抑止す
る機能をATA規格準拠デバイスに内蔵することで、容
易に前記データ転送抑止手段を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1に係るバ
ス制御装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1はバス制御LSI、2はウルトラDMAコントロ
ーラ、3はタイミング制御回路、4はバスコントロー
ラ、5はDMA制御装置、6は共有バス、7はバススイ
ッチ、8は通常デバイス、9はATAバス、10はHD
D、11はDVD−ROMである。
【0021】ATAバス9と共有バス6はバススイッチ
7により接続されており、ATAバス9にはATA規格
のデバイスであるHDD10およびDVD−ROM11
が接続されている。また共有バス6にはATA規格では
ない通常デバイス8が接続されている。バス制御LSI
1は、HDD10およびDVD−ROM11に対してウ
ルトラDMA転送を行うためのウルトラDMAコントロ
ーラ2と、共有バス6およびATAバス9を制御するバ
スコントローラ4と、通常デバイス8に対してDMA転
送を行うためのDMA制御装置5とを内蔵している。
【0022】なお、図1ではDMA制御装置5や通常デ
バイス8がそれぞれ1つだけであるが、複数であっても
構わない。また、本発明の特徴であるタイミング制御回
路3もバス制御LSI1に内蔵され、ウルトラDMAコ
ントローラ2とバスコントローラ4の間に位置し、ウル
トラDMAコントローラ2とバスコントローラ4の制御
およびバススイッチ7の制御を行っている。
【0023】図3はデバイスからホストコントローラへ
のデータ転送の動作例を示すタイミングチャートであ
る。以下、図1および図3を用いて、デバイス(HDD
10)からホストコントローラ(バス制御LSI1)へ
のウルトラDMA転送シーケンスについて説明する。
【0024】まず、デバイスからDMA要求信号が送出
されると、ウルトラDMAコントローラ2は共有バス6
のバス権を獲得するためにバス権要求信号1(BRQ1)を
送出し、タイミング制御回路3はすぐにバス権要求信号
0(BRQ0)を送出してバスコントローラ4に対してバス
権を要求する。
【0025】バスコントローラは、タイミング制御回路
3からのバス権要求信号0を受けて、他に優先されるバ
ス権要求信号が来ていないことを確認後、バス使用許可
信号0(BACK0)を送出し、タイミング制御回路3に対
してバスの使用を許可する。
【0026】タイミング制御回路3は、バスコントロー
ラ4からのバス使用許可信号0を受けてバス使用許可信
号1(BACK1)を送出し、バススイッチ方向制御信号(D
IR)によりバススイッチ7の転送方向がATAバス9か
ら共有バス6への方向になるように制御し、かつ、バス
スイッチ制御信号(BUF)によりバススイッチ7をオン
にする。
【0027】その後、ウルトラDMAコントローラ2
は、タイミング制御回路3からバス使用許可信号1を受
けて共有バスの使用許可を認識し、DMA許可信号を送
出しウルトラDMA転送を開始する。すなわち、ライト
信号およびリード信号を送出し、ウエイト信号のエッジ
によるデータ受信を開始する。
【0028】次に、ウルトラDMA転送中に通常デバイ
ス8から共有バス6の使用要求が送出された場合につい
て説明する。ここで通常デバイス8のバス使用要求はH
DD10に比べて優先順位が高いものとする。
【0029】上記ウルトラDMA転送において幾つかの
データを受信後、通常デバイス8から共有バス6のバス
使用要求信号A(DRQA)が送出された場合、DMA制御
回路5はバス権要求信号A(BRQA)を送出しバスコント
ローラ4に対して共有バス6のバス権を要求する。
【0030】しかしながら、共有バス6はHDD10お
よびウルトラDMAコントローラ2との間のウルトラD
MA転送によって使用されている。そこでバスコントロ
ーラ4は、DMA転送停止要求信号0(STOP0)を送出
し、タイミング制御回路3に対しウルトラDMA転送の
一時停止を要求する。
【0031】タイミング制御回路3はすぐにDMA転送
停止要求信号1(STOP1)を送出し、それを受けてウル
トラDMAコントローラ2はリード信号を反転させ、H
DD10に対しウルトラDMA転送の一時停止を要求す
る。HDD10はリード信号の反転を受け取ると、AT
A規格によって定められた一定時間だけ追加でデータを
転送することができるが、その一定時間をタイミング制
御回路3内タイマにより計測する。
【0032】タイミング制御回路3は、一定時間経過し
たと判断した後に、バス権要求信号1およびバス使用許
可信号1はそのままにして、バス権要求信号0をオフに
し、かつ、バススイッチ制御信号によりバススイッチ7
をオフにしてATAバス9と共有バス6を切り離す。
【0033】バスコントローラ4は、バス権要求信号0
がオフになったことを認識し、バス使用許可信号A(BA
CKA)を送出しDMA制御回路5に共有バス6のバス権
を与える。これにより、DMA制御回路5は共有バス6
を使用し通常デバイス8のDMA転送を行うことができ
る。この間、HDD10とウルトラDMAコントローラ
2との間のウルトラDMA転送は継続中であるが一時停
止中となる。
【0034】その後、通常デバイス8のDMA転送が終
了すると、通常デバイス8はバス使用要求信号Aをオフ
にし、それを受けてDMA制御回路5はバス権要求信号
Aをオフにする。それを受けてバスコントローラ4はバ
ス使用許可信号Aをオフにし、それを受けてDMA制御
回路5は共有バスを解放する。
【0035】バスコントローラ4は、共有バス6が解放
されたことから、DMA転送停止要求信号0をオフに
し、それを受けてタイミング制御回路3はDMA転送停
止要求信号1をオフにし、かつ、バススイッチ制御信号
によりバススイッチ7をオンにする。ウルトラDMAコ
ントローラ2はDMA転送停止要求信号1がオフになっ
たことを認識してリード信号を送出し、HDD10との
間のウルトラDMA転送の一時停止状態を解除しデータ
転送を再開する。
【0036】ウルトラDMAコントローラ2とHDD1
0との間のウルトラDMA転送が終了したときは、図5
に示すように、HDD10からのDMA要求信号がオフ
になり、それを受けてウルトラDMAコントローラ2は
バス権要求信号1をオフにする。それを受けてタイミン
グ制御回路3はバス権要求信号0をオフにする。それを
受けてバスコントローラ4はバス使用許可信号0をオフ
にし、タイミング制御回路3はバス使用許可信号1をオ
フにし、ウルトラDMAコントローラ2はDMA許可信
号をオフにし、同時にCRCの確認も行う。その後、タ
イミング制御回路3はバススイッチ制御信号によりバス
スイッチ7をオフにし、ウルトラDMA転送が終了す
る。
【0037】図4はホストコントローラからデバイスへ
のデータ転送の動作例を示すタイミングチャートであ
る。以下、図1および図4を用いて、ホストコントロー
ラ(バス制御LSI1)からデバイス(HDD10)へ
のウルトラDMA転送シーケンスについて説明する。
【0038】まず、デバイスからDMA要求信号が送出
されると、ウルトラDMAコントローラ2は共有バス6
のバス権を獲得するためにバス権要求信号1を送出し、
タイミング制御回路3はすぐにバス権要求信号0を送出
してバスコントローラ4に対してバス権を要求する。
【0039】バスコントローラは、タイミング制御回路
3からのバス権要求信号0を受けて、他に優先されるバ
ス権要求信号が来ていないことを確認後、バス使用許可
信号0を送出し、タイミング制御回路3に対してバスの
使用を許可する。
【0040】タイミング制御回路3は、バスコントロー
ラ4からのバス使用許可信号0を受けてバス使用許可信
号1を送出し、バススイッチ方向制御信号によりバスス
イッチ7の転送方向が共有バス6からATAバス9への
方向になるように制御し、かつ、バススイッチ制御信号
によりバススイッチ7をオンにする。
【0041】その後、ウルトラDMAコントローラ2
は、タイミング制御回路3からバス使用許可信号1を受
けて共有バスの使用許可を認識し、DMA許可信号を送
出しウルトラDMA転送を開始する。すなわち、ライト
信号を送出し、リード信号のエッジに合わせてデータ送
信を開始する。
【0042】次に、ウルトラDMA転送中に通常デバイ
ス8から共有バス6の使用要求が送出された場合につい
て説明する。ここで通常デバイス8のバス使用要求はH
DD10に比べて優先順位が高いものとする。
【0043】上記ウルトラDMA転送において幾つかの
データを送信後、通常デバイス8から共有バス6のバス
使用要求信号Aが送出された場合、DMA制御回路5は
バス権要求信号Aを送出しバスコントローラ4に対して
共有バス6のバス権を要求する。
【0044】しかしながら、共有バス6はHDD10お
よびウルトラDMAコントローラ2との間のウルトラD
MA転送によって使用されている。そこでバスコントロ
ーラ4は、DMA転送停止要求信号0を送出し、タイミ
ング制御回路3に対しウルトラDMA転送の一時停止を
要求する。タイミング制御回路3はすぐにDMA転送停
止要求信号1を送出し、それを受けてウルトラDMAコ
ントローラ2はリード信号のエッジ生成およびデータ送
出を停止する。
【0045】その後、デバイスからホストコントローラ
へのデータ転送のときのように一定時間待つ必要はな
く、すぐにタイミング制御回路3は、バス権要求信号1
およびバス使用許可信号1はそのままにして、バス権要
求信号0をオフにし、かつ、バススイッチ制御信号によ
りバススイッチ7をオフにしてATAバス9と共有バス
6を切り離す(ただしこの場合は切り離さなくても構わ
ない)。
【0046】バスコントローラ4は、バス権要求信号0
がオフになったことを認識し、バス使用許可信号Aを送
出しDMA制御回路5に共有バス6のバス権を与える。
これにより、DMA制御回路5は共有バス6を使用し通
常デバイス8のDMA転送を行うことができる。この
間、HDD10とウルトラDMAコントローラ2との間
のウルトラDMA転送は継続中であるが一時停止中とな
る。
【0047】その後、通常デバイス8のDMA転送が終
了すると、通常デバイス8はバス使用要求信号Aをオフ
にし、それを受けてDMA制御回路5はバス権要求信号
Aをオフにする。それを受けてバスコントローラ4はバ
ス使用許可信号Aをオフにし、それを受けてDMA制御
回路5は共有バスを解放する。
【0048】バスコントローラ4は、共有バス6が解放
されたことから、DMA転送停止要求信号0をオフに
し、それを受けてタイミング制御回路3はDMA転送停
止要求信号1をオフにし、かつ、バススイッチ制御信号
によりバススイッチ7をオンにする。ウルトラDMAコ
ントローラ2はDMA転送停止要求信号1がオフになっ
たことを認識し、HDD10との間のウルトラDMA転
送の一時停止状態を解除し、リード信号のエッジ生成と
データ送信を再開する。
【0049】ウルトラDMAコントローラ2とHDD1
0との間のウルトラDMA転送が終了したときのシーケ
ンスは、デバイスからホストコントローラへのデータ転
送のときと同じである。
【0050】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2に係るバス制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図2において、符号1から11で示す各ブロック
は、図1の同一符号を付したブロックと同等の機能と役
割を持つ。
【0051】実施の形態2の実施の形態1との相違点
は、図1のバススイッチ7が存在しない代わりに、AT
A規格準拠のHDD10やDVD−ROM11に、ウル
トラDMA転送を一時停止してから一定時間経過後(追
加転送データ送出終了後)はデータをATAバス9に出
力しない機能を付加していることである。
【0052】すなわち、ウルトラDMA転送一時停止中
は、実施の形態1ではバススイッチ7によりHDD10
からの出力データを共有バス6から切り離していたが、
実施の形態2では、HDD10自体がデータをATAバ
ス9に出力しないため、バススイッチは不要となり、バ
ススイッチの制御信号も不要となる。また、ウルトラD
MA転送の一時停止後の一定時間計測はATA規格準拠
のHDD10やDVD−ROM11の内部でも行われる
ことになる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATA規格準拠デバイスとATA規格非準拠デバイスと
が共有バスを使用するシステムにおいて、ATA規格準
拠デバイスからのデータ転送中に割り込みが生じた場合
に、共有バスへのデータ転送の抑止手段を備え、共有バ
スの解放タイミングを適切に制御することで、ウルトラ
DMA転送の一時停止中に共有バスを解放することが可
能となり、データ転送性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るバス制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係るバス制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるデバイスからホス
トコントローラへのウルトラDMAデータ転送の動作例
を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施の形態におけるホストコントロー
ラからデバイスへのウルトラDMAデータ転送の動作例
を示すタイミングチャートである。
【図5】ウルトラDMAデータ転送の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】 1 バス制御LSI 2 ウルトラDMAコントローラ 3 タイミング制御回路 4 バスコントローラ 5 DMA制御回路 6 共有バス 7 バススイッチ 8 通常デバイス 9 ATAバス 10 HDD 11 DVD−ROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATA規格準拠デバイスとATA規格非
    準拠デバイスとが共有バスを使用するシステムにおい
    て、 前記ATA規格準拠デバイスからのデータ転送中に生じ
    たバス要求割り込みに応じて前記ATA規格準拠デバイ
    スから出力されるデータの前記共有バスへの転送を抑止
    するデータ転送抑止手段と、 前記バス要求割り込みに応じて前記共有バスの解放タイ
    ミングを制御するタイミング制御手段と、を具備するこ
    とを特徴とするバス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記データ転送抑止手段は、前記ATA
    規格準拠デバイスが接続されるバスと前記共有バスとの
    間に設けられ前記タイミング制御手段からの制御信号に
    より制御されるバススイッチであることを特徴とする請
    求項1記載のバス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記データ転送抑止手段は、前記ATA
    規格準拠デバイスに内蔵されるデータ出力回路が前記バ
    ス要求割り込みに応じた制御信号を受けて前記共有バス
    へのデータ出力を抑止する機能であることを特徴とする
    請求項1記載のバス制御装置。
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