JP2003302444A - 試験装置 - Google Patents

試験装置

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JP2003302444A JP2002073816A JP2002073816A JP2003302444A JP 2003302444 A JP2003302444 A JP 2003302444A JP 2002073816 A JP2002073816 A JP 2002073816A JP 2002073816 A JP2002073816 A JP 2002073816A JP 2003302444 A JP2003302444 A JP 2003302444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、試験装置に関し、例えば集積回路
の各種特性の試験に供する半導体試験装置に適用して、
蓄積電荷による高電圧の印加を簡易かつ確実に防止する
ことができるようにする。 【解決手段】 本発明は、測定対象に接続されたケーブ
ルの蓄積電荷を放電させる放電回路4、6を設け、制御
プログラムによる試験の指示に対応して、この放電回路
4、6の動作を下位のプログラムにより制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験装置に関し、
例えば集積回路の各種特性の試験に供する半導体試験装
置に適用することができる。本発明は、測定対象に接続
されたケーブルの蓄積電荷を放電させる放電回路を設
け、制御プログラムによる試験の指示に対応して、この
放電回路の動作を下位のプログラムにより制御すること
により、蓄積電荷による高電圧の印加を簡易かつ確実に
防止することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造工程においては、半導
体試験装置により種々の特性を測定して出荷するように
なされている。
【0003】このような半導体試験装置においては、複
数台の測定ユニット、スイッチユニットを所定の制御回
路により制御して、またプローブを交換することによ
り、種々の試験対象について、種々の項目を試験できる
ようになされている。
【0004】すなわち測定ユニットは、電源回路、電圧
測定回路、電流測定回路等をユニット化した装置であ
り、制御回路の制御により、これら回路の動作を立ち上
げ、出力端子より所定の電圧、電流を出力し、また測定
端子を介して測定対象の電圧、電流等を測定する。スイ
ッチユニットは、制御回路の制御により、これら測定ユ
ニットの出力端子、測定端子とプローブとの間の接続を
切り換える。プローブは、電気的接点であるコンタクト
ピンを所定ピッチにより配置して構成され、これらコン
タクトピンが測定対象の端子にぞれぞれ接触して各端子
との間の導通を確保できるようになされている。
【0005】これにより半導体試験装置においては、例
えば所定の集積回路の特性を測定する場合、この集積回
路のパッケージ形状、端子配列に対応するようにプロー
ブが交換されるようになされている。また測定する項目
に応じて、スイッチユニットの設定が切り換えられ、ま
た測定ユニットの設定が切り換えられるようになされて
いる。すなわち例えば集積回路の所定の端子間におい
て、漏れ電流を測定する場合には、漏れ電流測定用の高
電圧を出力し、またこの高電圧により流れる電流を測定
するように、測定ユニットが設定され、またこの測定ユ
ニットを対応する端子に接続するように、スイッチユニ
ットの設定が切り換えられる。またこのようにして漏れ
電流を測定した後に、例えばこの集積回路の電圧電流特
性を測定する場合、電圧電流特性の測定に対応して低電
圧の所定範囲をスキャンして電流を測定するように、測
定ユニットの設定が切り換えられ、またこの測定ユニッ
トを対応する端子に接続するようにスイッチユニットの
設定が切り換えられるようになされている。
【0006】このような半導体試験装置においては、測
定ユニットからプローブまでの接続が比較的長いことに
より、これらの間における浮遊容量が数千〔pF〕もの
値になる。これにより半導体試験装置においては、この
ような試験項目の切り換えにより、試験対象への印加電
圧を高電圧から低電圧に切り換える場合、一連の処理手
順を示す制御プログラムにより、それまで印加していた
高電圧による電圧を一旦低い電圧に切り換え、浮遊容量
に蓄積した電荷を十分に放電させた後、スイッチユニッ
トの接続を切り換え、これにより測定対象に予定外の高
電圧を印加しないようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように制
御プログラムの記述により、浮遊容量に蓄積した電荷を
放電させて予定外の高電圧を印加しないようにする場
合、制御プログラムの記述を間違う場合もあり、またこ
のような高電圧の印加を防止する手順を記述し忘れる場
合もある。
【0008】このような場合、半導体製造装置における
試験においては、蓄積電荷が放電させないで接続が切り
換えられることにより、高電圧の印加が禁止される端子
間に、瞬間的に高電圧が印加され、その結果、測定対象
の特性を劣化させ、さらには測定対象を静電破壊するこ
とになる。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、蓄積電荷による高電圧の印加を簡易かつ確実に防止
することができる試験装置を提案しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、測定対象に電圧を印加し
て測定対象の特性を試験する試験装置において、測定対
象に電圧を印加する電源回路と、電圧の印加結果を測定
する測定回路と、少なくとも測定対象に接続されたケー
ブルの蓄積電荷を放電させる放電回路と、電源回路、測
定回路、放電回路の動作を制御する制御回路とを備え、
制御回路は、制御プログラムを下位のプログラムで解析
して電源回路、測定回路、放電回路の動作を制御するこ
とにより、制御プログラムに記述された試験項目を順次
実行し、制御プログラムによる試験の指示に対応して、
下位のプログラムにより、制御プログラム中の試験項目
を実行している期間の間だけ、対応するケーブルについ
て、放電回路による放電の動作を中止制御する。
【0011】また請求項2の発明においては、放電回路
が、ケーブルをアースラインに短絡させるスイッチ回路
であるようにする。
【0012】請求項1の構成によれば、制御回路が、制
御プログラムによる試験の指示に対応して、下位のプロ
グラムにより、制御プログラム中の試験項目を実行して
いる期間の間だけ、対応するケーブルについて、放電回
路による放電の動作を中止制御することにより、試験を
実施している期間の間だけ、電源回路による電圧を測定
対象に印加し、測定終了後においては、蓄積電荷を放電
させることができる。これによりこの蓄積電荷による高
電圧の印加を防止することができる。また制御回路にお
いては、この放電回路の制御を、制御プログラムによる
試験の指示に対応して、下位のプログラムにより実行す
ることにより、制御プログラムにおいて、高電圧の印加
を防止する処理手順が記述されていない場合でも、試験
を実施している期間の間だけ、電源回路による電圧を測
定対象に印加し、測定終了後においては、蓄積電荷を放
電させることができ、これにより簡易かつ確実に、蓄積
電荷による高電圧の印加を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0014】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体試験装
置を示すブロック図である。この半導体試験装置1にお
いて、測定ユニット2A〜2Nは、電源回路、電圧測定
回路、電流測定回路等をユニット化した装置であり、制
御回路3の制御によりこれら回路の動作を立ち上げ、出
力端子より所定の電圧、電流を出力し、また測定端子を
介して測定対象の電圧、電流等を測定する。すなわち測
定ユニット2A〜2Nにおいて、電源回路2AAは、測
定対象の特性試験用の電源を制御回路3の制御により出
力し、測定ユニット2A〜2Nにおいては、この電源の
印加により測定対象に流れる電流等を測定する測定回路
を内蔵するようになされている。測定ユニット2A〜2
Nは、この測定回路による測定結果を制御回路3の指示
により制御回路3に通知する。
【0015】測定ユニット2A〜2Nは、それぞれこの
ような電圧、電流を出力するホット側、コールド側によ
る1対の出力端子と、電流、電圧測定用であるホット
側、コールド側による1対の測定端子を有し、半導体試
験装置1では、これら出力端子及び測定端子がケーブル
によりリレーユニット4を介してスイッチユニット5に
接続されるようになされている。
【0016】リレーユニット4は、制御回路3の制御に
より、これら測定ユニット2A〜2Nとスイッチユニッ
ト5とを接続するケーブルについて、これらのケーブル
の蓄積電荷を放電させる放電回路であり、制御回路3の
制御により放電の処理を中止する。具体的に、リレーユ
ニット4は、測定ユニット2A〜2Nとスイッチユニッ
ト5とを接続する各ラインに設けられたリレーであり、
制御回路3により放電が指示された場合には、オン状態
に切り換わって、これらのラインをそれぞれアースライ
ンに短絡させ、蓄積電荷を放電されるようになされてい
る。
【0017】スイッチユニット5は、制御回路3の制御
により、測定ユニット2A〜2N側に配置されたリレー
ユニット4と、プローブ7側に配置されたリレーユニッ
ト6との接続を切り換える機構であり、マトリックス状
に配置した複数スイッチの接点を切り換えることによ
り、測定対象に応じて、測定ユニット2A〜2Nからの
ラインをプローブ7の対応するラインに接続するように
なされている。
【0018】リレーユニット6は、制御回路3の制御に
より、スイッチユニット5とプローブ7とを接続するケ
ーブルについて、蓄積電荷を放電させる放電回路であ
り、制御回路3の制御により放電の処理を中止する。具
体的に、リレーユニット6は、スイッチユニット5とプ
ローブ7とを接続する各ラインに設けられたリレーであ
り、制御回路3により放電が指示された場合には、オン
状態に切り換わって、これらのラインをそれぞれアース
ラインに短絡させ、蓄積電荷を放電されるようになされ
ている。
【0019】プローブ7は、コンタクトピンを所定ピッ
チにより配置して構成され、これらコンタクトピンが図
示しないコネクタを介してリレーユニット6に接続され
るようになされている。これらによりこの半導体試験装
置1においては、測定対象に応じてプローブ7を交換
し、測定ユニット2A〜2Nの設定、スイッチユニット
5の設定を切り換えることにより、所望する測定対象を
試験することができるようになされている。また測定ユ
ニット2A〜2Nの設定、スイッチユニット5の設定を
切り換え、測定項目を切り換えることができるようにな
されている。
【0020】制御回路3は、この半導体試験装置1の各
部を制御するシステムコントローラであり、コンピュー
タにより構成される。制御回路3は、基本プログラムで
あるシステムソフト、この基本プログラムに対して上位
のアプリケーションプログラムによる制御プログラムが
実装される。制御回路3は、ユーザーにより選択された
制御プログラムの記述に従って、制御プログラムから発
行されるコマンド等をシステムソフトにより解析して各
部に制御データを出力することにより、また各部より得
られるステータス等のデータを制御プログラムに返すこ
とにより、この制御プログラムに記述された試験項目を
逐次実行するようになされている。
【0021】すなわち制御プログラムにおいては、実施
する試験項目が、試験の条件と共に記述される。ここで
試験の条件とは、例えば試験項目が漏れ電流の測定であ
った場合、電源として機能させる測定ユニット、電流を
測定する測定ユニット、測定対象の端子、印加する電
圧、電圧の印加時間等である。また試験項目が電圧電流
特性の場合、同様に電源として機能させる測定ユニッ
ト、電流を測定する測定ユニット、測定対象の端子、印
加する電圧の範囲、可変ピッチ等である。制御プログラ
ムにおいては、この記述に従ってシステムソフトにコマ
ンド等を発行し、また測定結果を制御プログラムの指定
により記録する。
【0022】制御回路3は、これらの処理において、下
位のプログラムであるシステムソフトにより、測定対象
に電圧を印加して制御プログラム中の試験項目を実行し
ている期間の間だけ、対応するケーブルについて、リレ
ーユニット4、6による放電の動作を中止制御する。こ
れにより制御回路3は、例えば所定の端子間で漏れ電流
を測定した後、異なる端子間で電圧電流特性を試験する
場合、漏れ電流測定のために、スイッチユニット5、測
定ユニット2A〜2Nの設定を切り換えている期間の
間、全てのラインを接地するように、リレーユニット
4、6を制御し、試験の開始により対応するラインだけ
接地を中止して電源電圧を立ち上げる。またこのように
して漏れ電流の測定を終了すると、一旦、全てのライン
を接地するように、リレーユニット4、6を制御し、続
く電圧電流特性の測定のために、スイッチユニット5、
測定ユニット2A〜2Nの設定を切り換えて試験を開始
すると、対応するラインだけ接地を中止する。また電圧
電流特性の測定を終了すると、全てのラインを接地する
ように、リレーユニット4、6を制御する。
【0023】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、この半導体試験装置1において
は、測定対象に対応するプローブ7がセットされ、また
この測定対象にて試験する試験項目、試験条件がオペレ
ータにより制御プログラムに記述される。半導体試験装
置1においては、測定対象が所定位置にセットされる
と、この制御プログラムにより、試験が開始される。
【0024】すなわち半導体試験装置1においては、試
験の内容に応じて、スイッチユニット5が設定されて測
定対象の端子と測定に供する測定ユニット2A〜2Nが
接続され、この測定に供する測定ユニット2A〜2Nの
動作が立ち上げられる。これにより例えば測定ユニット
2Aに内蔵の電源より高電圧を印加して流れる電流が測
定され、漏れ電流が測定される。また同様に、測定ユニ
ット2Aに内蔵の電源より、所定範囲で順次段階的に印
加電圧が可変され、この印加電圧に対応する電流が測定
され、電圧電流特性が測定される。
【0025】半導体試験装置1においては、このように
して各項目を試験するにつき、実際に電圧を印加して試
験している期間の間だけ、対応するラインについて、放
電回路であるリレーユニット4、6による接地が解除さ
れ、これにより試験が終了した後においては、直後に、
ケーブルに蓄積された蓄積電荷が放電される。これによ
り半導体試験装置1においては、この蓄積電荷による試
験対象への高電圧の印加が防止される。
【0026】半導体試験装置1においては、このような
リレーユニット4、6による接地の解除が、制御プログ
ラムのコマンドを解析して各部を制御する下位のプログ
ラムであるシステムソフトにより実行されることによ
り、オペレータにおいて、従来のような高電圧の印加を
防止する一連の処理手順を制御プログラムに記述し忘れ
た場合であっても、確実に蓄積電荷による試験対象への
高電圧の印加を防止することができる。またこのような
高電圧の印加を防止する一連の処理手順を制御プログラ
ムに記述しなくてもよいことにより、制御プログラムの
作成が簡易化される。
【0027】なおこのような高電圧の印加を確実に防止
できることにより、続く試験については、このような高
電圧の印加による影響を回避することができ、その分、
試験精度も向上させることができる。また試験直後にプ
ローブ7を交換する等の、メンテナンス時においても、
蓄積電荷が放電されていることにより、蓄積電荷による
感電事故、この感電事故による二次的な事故を防止する
ことができる。
【0028】またこれらとは逆に、高電圧の印加を防止
する一連の処理手順を記述してなる制御プログラムによ
り試験する場合でも、何ら、問題なく試験することがで
き、これにより従来装置に使用した制御プログラムを有
効に利用することもできる。
【0029】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、測定対象に接続されたケーブルの
蓄積電荷を放電させる放電回路を設け、制御プログラム
による試験の指示に対応して、この放電回路の動作を下
位のプログラムにより制御することにより、蓄積電荷に
よる高電圧の印加を簡易かつ確実に防止することができ
る。
【0030】(2)第2の実施の形態 図2は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体試験装
置を示すブロック図である。この半導体試験装置11に
おいては、スイッチユニット15に放電回路であるリレ
ーユニット16が組み込まれるようになされている。な
おこの図2においては、プローブの構成を省略して示
す。
【0031】すなわちこの半導体試験装置11におい
て、切り換えユニット(MPX)19は、制御回路13
の制御により、試験対象である半導体(DUT)18A
及び18Bを交互にスイッチユニット15に接続する。
これにより半導体試験装置11は、2つの試験対象を交
互に試験することができるようになされ、その分、試験
対象の切り換えに要する待ち時間を省略して、効率良く
試験できるようになされている。
【0032】スイッチユニット15は、制御回路13の
制御により、測定ユニット2A〜2N側と、切り換えユ
ニット19との接続を切り換える機構であり、マトリッ
クス状に配置した複数スイッチの接点を切り換えること
により、測定対象に応じて、測定ユニット2A〜2Nか
らのラインを切り換えユニット19の対応するラインに
接続するようになされている。
【0033】スイッチユニット15において、リレーユ
ニット16は、このように切り換えユニット19からの
各ラインを接地抵抗16Aにより接地可能に、スイッチ
回路を配置して構成される。これにより半導体試験装置
11では、このスイッチ回路の接点の切り換えにより、
切り換えユニット19に接続されるケーブルについて、
さらには切り換えユニット19を介して試験対象18
A、18B側に延長するケーブルについて、蓄積電荷を
放電させることができるようになされている。
【0034】制御回路13は、第1の実施の形態につい
て上述した制御回路3と同様に、コンピュータにより構
成されるシステムコントローラであり、上位の制御プロ
グラムの記述に従って、下位のシステムソフトにより各
部に制御データを出力することにより、この制御プログ
ラムに記述された試験項目を逐次実行する。制御回路1
3は、これらの処理において、下位のプログラムである
システムソフトにより、測定対象に電圧を印加して制御
プログラム中の試験項目を実行している期間の間だけ、
対応するケーブルについて、リレーユニット16による
放電の動作を中止制御する。これによりこの半導体試験
装置11においても、制御プログラムによる試験の指示
に対応して、放電回路の動作を下位のプログラムにより
制御して蓄積電荷を放電させることにより、浮遊容量の
蓄積電荷による高電圧の印加を簡易かつ確実に防止する
ことができるようになされている。
【0035】なおこの半導体試験装置11においては、
同様の制御回路13の制御により、又は測定ユニット2
A〜2Nに内蔵の電源回路2AA〜2ANの機能によ
り、測定対象への電圧の印加が終了すると、端子電圧を
0〔V〕に立ち下げるようになされ、これによりスイッ
チユニット15から測定ユニット2A〜2Nまでの間の
ケーブルについても、蓄積電荷を放電させて一段と信頼
性を確保するようになされている。因みに、このような
スイッチユニット15から測定ユニット2A〜2Nまで
の間のケーブルについては、リレーユニット16の接点
の切り換えと、スイッチユニット15における接点の切
り換えとの連動によっても、実行することができる。
【0036】図2の構成によれば、スイッチユニット1
5に放電回路を組み込むようにしても、第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。
【0037】(3)他の実施の形態 なお上述の第1の実施の形態においては、測定ユニット
側、プローブ側にそれぞれ放電回路であるリレーユニッ
トを設けて蓄積電荷を放電させる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、実用上十分な場合には、何
れか一方のみに放電回路を配置するようにしてもよい。
【0038】また上述の実施の形態においては、漏れ電
流、電圧電流特性を試験する場合を例に説明したが、本
発明はこれに限らず、種々の項目を試験する場合に広く
適用することができる。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、測定対象
に接続されたケーブルの蓄積電荷を放電させる放電回路
を設け、制御プログラムによる試験の指示に対応して、
この放電回路の動作を下位のプログラムにより制御する
ことにより、浮遊容量の蓄積電荷による高電圧の印加を
簡易かつ確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体試験装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1……半導体試験装置、2A〜2N……測定ユニット、
3……制御回路、4、6……リレーユニット、5……ス
イッチユニット、7……プローブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月29日(2002.3.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体試験装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る半導体試験装置
を示すブロック図である。
【符号の説明】 1、11……半導体試験装置、2A〜2N……測定ユニ
ット、3、13……制御回路、4、6、16……リレー
ユニット、5、15……スイッチユニット、7……プロ
ーブ
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 邦夫 東京都港区新橋4丁目6番8号 株式会社 シバソク内 Fターム(参考) 2G003 AG03 AH00 AH01 AH07 2G036 CA00 CA11 2G132 AA00 AE12 AE22 AE23 AE26 AE27 AF01 AL00 AL31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象に電圧を印加して前記測定対象の
    特性を試験する試験装置において、 前記測定対象に前記電圧を印加する電源回路と、 前記電圧の印加結果を測定する測定回路と、 少なくとも前記測定対象に接続されたケーブルの蓄積電
    荷を放電させる放電回路と、 前記電源回路、前記測定回路、前記放電回路の動作を制
    御する制御回路とを備え、 前記制御回路は、 制御プログラムを下位のプログラムで解析して前記電源
    回路、前記測定回路、前記放電回路の動作を制御するこ
    とにより、前記制御プログラムに記述された試験項目を
    順次実行し、 前記制御プログラムによる試験の指示に対応して、前記
    下位のプログラムにより、前記制御プログラム中の試験
    項目を実行している期間の間だけ、対応するケーブルに
    ついて、前記放電回路による放電の動作を中止制御する
    ことを特徴とする試験装置。
  2. 【請求項2】前記放電回路が、 前記ケーブルをアースラインに短絡させるスイッチ回路
    であることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
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