JP2003302438A - コネクタ誤接続防止回路 - Google Patents

コネクタ誤接続防止回路

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JP2003302438A
JP2003302438A JP2002110755A JP2002110755A JP2003302438A JP 2003302438 A JP2003302438 A JP 2003302438A JP 2002110755 A JP2002110755 A JP 2002110755A JP 2002110755 A JP2002110755 A JP 2002110755A JP 2003302438 A JP2003302438 A JP 2003302438A
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connector
signal line
discrimination
discriminating
circuit
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JP2002110755A
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Sadahiro Yoshida
禎宏 吉田
Kiyoshi Kuroiwa
清 黒岩
Tomonobu Kawamura
智信 川村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の同型コネクタを用いても、1本のコネ
クタ判別用信号線で容易にコネクタ誤接続を判別可能と
し、接続異常判別の信頼性を向上させたコネクタ誤接続
防止回路を得る。 【解決手段】 複数のコネクタを有する電気機器に設け
られたコネクタ誤接続防止回路であって、コネクタケー
ブルを介して複数のコネクタに個別の基板を接続させる
ためのコネクタ誤接続防止回路において、コネクタの信
号線束は、伝送用信号線およびコネクタ判別用信号線を
有し、電気機器は、コネクタ判別用信号線に対応した判
別回路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント配線板
と関連する複数のコネクタが搭載された電気機器のため
のコネクタ誤接続防止回路に関し、特に電気機器上のプ
リント配線板の外部からコネクタに接続されるコネクタ
ケーブルの誤接続を確実に防止したコネクタ誤接続防止
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気機器には、機能割当てが
互いに異なる複数のコネクタが設けられており、コネク
タケーブルを有する複数の基板を各コネクタに接続する
場合には、コネクタの誤接続を回避する必要がある。
【0003】図10は一般的な電気機器に設けられたコ
ネクタおよびコネクタケーブルを示す斜視図であり、1
12Aおよび112Bはコネクタ、212Aおよび21
2Bはコネクタケーブルである。
【0004】たとえば、図10のように、複数の同型の
コネクタ112Aおよび112Bが搭載された電気機器
に対して、外部からコネクタケーブル212Aおよび2
12Bを接続する場合に、以下のような問題が生じる。
【0005】すなわち、各コネクタが同型の場合には、
コネクタケーブル212Aをコネクタ112Aに接続
し、且つコネクタケーブル212Bをコネクタ112B
に正規接続されるべきであるにもかかわらず、矢印のよ
うに入れ換わって、コネクタケーブル212Aをコネク
タ112Bに誤接続し、コネクタケーブル212Bをコ
ネクタ112Aに誤接続してしまうおそれがある。
【0006】また、従来より、上記のような誤接続を防
止するための構成も種々提案されている。たとえば、図
11は誤接続防止機能を有するコネクタおよびコネクタ
ケーブルを示す斜視図である。
【0007】図11には、誤接続を防止するために、互
いに形状の異なる誤接続防止型のコネクタ113Aおよ
び113Bと、コネクタ113Aのみに接続可能な誤接
続防止型のコネクタケーブル213Aと、コネクタ11
3Bのみに接続可能な誤接続防止型のコネクタケーブル
213Bとを用いた構造が示されている。
【0008】この場合、各コネクタ112Aおよび11
2Bには、正規のコネクタケーブル212Aおよび21
2Bの凸部のみと係合可能な凹部が形成されており、矢
印のように入れ換わって誤接続されることはない。
【0009】しかしながら、図11に示した従来構成
は、コネクタ数に応じてそれぞれ形状の異なるコネクタ
と、各コネクタに個別に対応したコネクタケーブルとを
あらかじめ準備しておく必要があり、多数のコネクタに
接続する場合には実用的ではない。
【0010】そこで従来より、上記のような問題点を解
決するために、たとえば特開昭55−54477号公報
に記載されたコネクタの誤接続防止回路が提案されてい
る。図12〜図14は上記公報に記載された従来のコネ
クタの誤接続防止回路を示す回路構成図である。
【0011】図12は各コネクタに対する正規接続状
態、図13は誤接続状態、図14は接続不完全状態をそ
れぞれ示している。図12〜図14において、100は
プリント配線板と関連した複数のコネクタ101A〜1
01Cを有する電気機器である。各コネクタ101A〜
101Cは、たとえば5ピンの信号線束を有する。
【0012】電気機器100は、異常接続(誤接続)を
判別するためのナンドゲートからなる判別回路103B
と、各コネクタ101A〜101C毎の異常接続(誤接
続)を判別するためのナンドゲートからなるバイナリィ
信号判別回路104A〜104Cと、バイナリィ信号判
別回路104A〜104Cの各入力電圧をプルアップす
るための抵抗器102とを備えている。
【0013】各バイナリィ信号判別回路104A〜10
4Cは、コネクタ101A〜101Cの信号線束のうち
の各2ビット分の信号線を反転して取り込み、これらの
論理積結果を反転して判別回路103Bに入力してい
る。
【0014】判別回路103Bは、各バイナリィ信号判
別回路104A〜104Cの出力信号を反転して取り込
み、これらの論理積結果を反転して、異常判別信号とし
て出力する。
【0015】200A〜200Cは、各コネクタ101
A〜101Cに個別に接続されるコネクタケーブルであ
り、それぞれ、コネクタ判別用の2ビット(4、5ピ
ン)のデジタル信号線202Aおよび202Bを有して
いる。
【0016】301A〜301Cは、各コネクタケーブ
ル200A〜200Cを介して、各コネクタ101A〜
101Cに個別に接続される複数の基板である。各基板
301A〜301Cは、デジタル信号線202Aおよび
202Bに個別に対応した2ビットラインを有する。
【0017】各基板301A〜301C毎の2ビットラ
インは、少なくとも一方が接地されており、たとえば、
基板301A内においては両方が接地され、基板301
B内においては「5ピン」のみが接地され、基板301
C内においては「4ピン」のみが接地されている。
【0018】すなわち、各コネクタケーブル200A〜
200Cのデジタル信号線202Aおよび202Bに関
し、コネクタケーブル200Aに接続された基板301
Aではデジタル信号線202Aおよび202Bが接地さ
れ、コネクタケーブル200Bに接続される基板301
Bではデジタル信号線202Aのみが接地され、コネク
タケーブル200Cに接続される基板301Cではデジ
タル信号線202Bのみが接地される。
【0019】一方、電気機器100のコネクタ101A
〜101Cにおいて、抵抗器102は、デジタル信号線
202Aおよび202Bからの入力信号をそれぞれプル
アップして、各バイナリィ信号判別回路104A〜10
4Cに入力する。
【0020】これにより、バイナリィ信号判別回路10
4Aは、デジタル信号線202Aおよび202Bが両方
とも「Lレベル」の場合のみにLレベル信号を出力し、
それ以外の場合にはHレベル信号を出力する。
【0021】また、バイナリィ信号判別回路104B
は、デジタル信号線202Aが「Lレベル」で、且つデ
ジタル信号線202Bが「Hレベル」の場合のみにLレ
ベル信号を出力し、それ以外の場合にはHレベル信号を
出力する。
【0022】同様に、バイナリィ信号判別回路104C
は、デジタル信号線202Aが「Hレベル」で且つデジ
タル信号線202Bが「Lレベル」の場合のみにLレベ
ル信号を出力し、それ以外の場合にはHレベル信号を出
力する。
【0023】これにより、判別回路103Bは、全ての
入力が「Lレベル」の場合のみにLレベル信号を出力
し、正規接続状態であると判別することができる。図1
2の場合は、判別回路103Bの入力信号が全て「Lレ
ベル」であって、Lレベル信号(正規判別信号)を出力
する状態を示している。
【0024】なお、ここでは、それぞれ3個のコネクタ
101A〜101C、コネクタケーブル200A〜20
0Cおよび基板301A〜301Cを示したが、必要に
応じて任意数だけ接続され得る。また、コネクタ101
A〜101Cのピン数も任意数だけ設定され得る。
【0025】図13の場合は、コネクタの誤接続が発生
して、たとえばコネクタ101Aにコネクタケーブル2
00Bが接続され、且つコネクタ101Bにコネクタケ
ーブル200Aが接続された状態を示している。
【0026】この場合、デジタル信号線202Aが「L
レベル」で且つデジタル信号線202Bが「Hレベル」
の状態になるので、バイナリィ信号判別回路104Aは
Hレベル(異常)信号を出力する。
【0027】同様に、デジタル信号線202Aおよび2
02Bが両方とも「Lレベル」の状態になるので、バイ
ナリィ信号判別回路104BはHレベル(異常)信号を
出力する。これにより、判別回路103Bは、Hレベル
信号を出力し、異常が発生したことを容易に知ることが
できる。
【0028】また、図14の場合は、コネクタの接続不
完全状態が発生して、たとえばコネクタ101Cにコネ
クタケーブル200Cが未接続の状態を示している。こ
の場合、デジタル信号線202Aおよび202Bが両方
とも「Hレベル」の状態になるので、バイナリィ信号判
別回路104CはHレベル信号を出力し、コネクタ誤接
続(図13)の場合と同様に、異常を検出することがで
きる。
【0029】しかしながら、上記構成によれば、たとえ
ばコネクタ数が増加するとチェック用(コネクタ判別
用)のデジタル信号線の数も著しく増加するので、コネ
クタのピン数を増やす必要がある。
【0030】たとえば、コネクタ数が5個の場合には、
2ビットのデジタル信号線では足りなくなるので、3ビ
ット(3本)のチェック用信号線が必要になり、判別信
号線が増加したことによって接続異常判別の信頼性を損
なうおそれがある。
【0031】また、コネクタへのコネクタケーブルの誤
挿入があった場合には、そのままではシステム的に正常
動作できないので、コネクタを正しく接続し直さなけれ
ばならず、作業コストが増加するうえ、作業ミスの可能
性があることから、結局、接続異常判別の信頼性を損な
うおそれがある。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】従来のコネクタ誤接続
防止回路は以上のように、コネクタチェック用に複数ビ
ットのデジタル信号線202A、202Bを設け、各デ
ジタル信号線202A、202Bのバイナリィコードに
基づいて接続異常を判別しているので、コネクタ数の増
加にともなってデジタル信号線の数も増加させる必要が
あり、接続異常判別の信頼性を損なうおそれがあるとい
う問題点があった。
【0033】また、誤接続が発生した場合には、コネク
タを正しく接続し直す必要があり、作業ミスなどに起因
して接続異常判別の信頼性を損なうおそれがあるという
問題点があった。
【0034】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、複数の同型コネクタを用いて
も、たとえば1本のコネクタ判別用信号線で容易にコネ
クタ誤接続を判別し、接続異常判別の信頼性を向上させ
たコネクタ誤接続防止回路を得ることを目的とする。
【0035】また、この発明は、誤接続が発生した場合
に、自動的に誤接続状態を判別して接続状態を変更する
ことにより、コネクタの接続修正作業を行うことなくシ
ステム的に正常動作可能にしたコネクタ誤接続防止回路
を得ることを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコネクタ
誤接続防止回路は、複数のコネクタを有する電気機器に
設けられたコネクタ誤接続防止回路であって、コネクタ
ケーブルを介して複数のコネクタに個別の基板を接続さ
せるためのコネクタ誤接続防止回路において、コネクタ
の信号線束は、伝送用信号線およびコネクタ判別用信号
線を有し、電気機器は、コネクタ判別用信号線に対応し
た判別回路を有するものである。
【0037】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路のコネクタ判別用信号線は、コネクタ判別用アナロ
グ信号を出力するものである。
【0038】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路の判別回路は、コネクタ判別用アナログ信号の電位
レベルを計測するウインドコンパレータと、ウインドコ
ンパレータの出力レベルに応じてコネクタの接続状態を
判別する論理回路とを含むものである。
【0039】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路のコネクタ判別用信号線は、複数のコネクタ毎に各
1本ずつ設けられ、基板は、コネクタ判別用信号線に接
続される接地線を有し、接地線の接地抵抗値は、基板毎
に個別に異なるものである。
【0040】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路のコネクタ判別用信号線は、シリアル式コネクタ判
別用デジタル信号を出力するデジタル信号線からなるも
のである。
【0041】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路のコネクタ判別用信号線は、コネクタ毎に各1本ず
つ設けられ、基板は、デジタル信号線に接続されるシリ
アルコードラインを有し、シリアルコードラインから基
板毎に個別に異なるシリアルコードを出力するものであ
る。
【0042】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路の判別回路は、デジタル信号判別回路を含み、デジ
タル信号判別回路は、シリアル式コネクタ判別用デジタ
ル信号に基づいて、コネクタの接続状態を判別するもの
である。
【0043】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路の判別回路は、コネクタの伝送用信号線およびコネ
クタ判別用信号線に接続された交換器を含み、交換器
は、コネクタ判別用信号線から入力されるコネクタ毎に
割り当てられた固有の判別信号に基づいて、コネクタの
伝送用信号線との接続を正規接続状態に変更するもので
ある。
【0044】また、この発明に係るコネクタ誤接続防止
回路の判別回路は、複数のコネクタの伝送用信号線およ
びコネクタ判別用信号線に接続された処理回路を含み、
処理回路は、コネクタ判別用信号線から入力されるコネ
クタ毎に割り当てられた固有の判別信号と、伝送用信号
線から入力される本来の信号とを一組の信号として処理
し、正規接続状態に変更するものである。
【0045】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。図1および図2はこの発明の実施の形態1を示す
回路構成図であり、図1は各コネクタに対する正規接続
状態、図2は誤接続状態をそれぞれ示している。
【0046】図1および図2において、前述(図12参
照)と同様のものについては、同一符号を付して、また
は、符号の後に「A」を付して詳述を省略する。108
A〜108Cは電気機器100Aに設けられた複数のチ
ェック端子であり、それぞれ、各コネクタ101A〜1
01Cに個別に対応している。
【0047】203はコネクタ判別用信号線であり、各
コネクタ101A〜101Cに個別に対応して各1本ず
つ設けられており、各コネクタ101A〜101C毎の
コネクタ判別用アナログ信号を各チェック端子108A
〜108Cに供給する。
【0048】311A〜311Cは複数の基板であり、
それぞれ、各コネクタ判別用信号線203に接続された
接地線を有する。各接地線は、接地抵抗器102A〜1
02Cを有し、各接地抵抗器102A〜102Cは、互
いに異なる接地抵抗値を有している。
【0049】各コネクタ101A〜101Cに接続され
るコネクタケーブル200A〜200Cは、それぞれア
ナログ信号線からなるコネクタ判別用信号線203を有
し、各コネクタ判別用信号線203は、各基板311A
〜311C内の接地抵抗器102A〜102Cに接続さ
れている。
【0050】また、電気機器100Aの各コネクタ10
1A〜101Cにおいて、コネクタ判別用信号線203
の信号レベルは、各抵抗器102によりプルアップされ
て、各チェック端子108A〜108Cに供給される。
4001はテスタであり、コネクタ接続状態の判別時に
おいて、各チェック端子108A〜108Cの出力電圧
VA〜VCを測定するのに用いられる。
【0051】図1において、コネクタ101Aに接続さ
れたコネクタ判別用信号線203は、基板311A内の
接地抵抗器102Aを介して接地され、コネクタ101
Bに接続されたコネクタ判別用信号線203は、基板3
11B内の接地抵抗器102Bを介して接地され、コネ
クタ101Cに接続されたコネクタ判別用信号線203
は、基板311C内の接地抵抗器102Cを介して接地
される。
【0052】これにより、電気機器100Aのプリント
配線板上のチェック端子108Aからは、抵抗器102
および接地抵抗器102Aの各抵抗値とにより分圧され
た電圧VAが出力される。
【0053】また、チェック端子108Bからは、抵抗
器102および接地抵抗器102Bの各抵抗値により分
圧された電圧VBが出力され、チェック端子108Cか
らは、抵抗器102および接地抵抗器102Cの各抵抗
値により分圧された電圧VCが出力される。
【0054】各接地抵抗器102A〜102Cの抵抗値
は既知なので、図1のように各コネクタ101A〜10
1Cが正しく接続されていれば、各チェック端子108
A〜108Cの出力電圧も既知である。
【0055】したがって、たとえば、テスタ401で各
チェック端子108A〜108Cの出力電圧VA〜VC
を測定することにより、各コネクタ101A〜101C
が正規に接続されていることを確認することができる。
【0056】図1では、テスタ401によりチェック端
子108Cの出力電圧VCが測定される場合を示してい
るが、コネクタ誤接続判別時に全てのチェック端子10
8A〜108Cの出力電圧VA〜VCが測定されること
は言うまでもない。
【0057】図2の場合は、コネクタ誤接続が発生した
状態、たとえばコネクタ101Aにコネクタケーブル2
00Bが接続され、且つコネクタ101Bにコネクタケ
ーブル200Aが接続された状態を示している。
【0058】この場合、チェック端子108Aからは、
抵抗器102および接地抵抗器102Bの各抵抗値によ
り分圧された電圧VBが出力され、チェック端子108
Bからは、抵抗器102および接地抵抗器102Aの各
抵抗値により分圧された電圧VAが出力される。
【0059】このとき、各チェック端子108A、10
8Bにおいて、コネクタ誤接続で入れ換わった出力電圧
VB、VAは、テスタ401により測定されるので、コ
ネクタ誤接続状態を判別することができる。
【0060】このように、コネクタ判別用信号線203
を各コネクタ101A〜101Cに設けることにより、
コネクタ判別用信号線を1本のみに減らすことができ、
簡便なアナログ信号判別回路を構成することができる。
【0061】また、コネクタ数および基板数が増加して
も、コネクタ数と同数の各基板内に個別の接地抵抗器を
設け、コネクタ数と同数の異なる接地抵抗値を設定すれ
ば、各1本のみのコネクタ判別用信号線203を設けれ
ばよく、各コネクタのピン数が増加することもないの
で、コネクタ誤接続判別の信頼性が損なわれることはな
い。
【0062】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、各チェック端子108A〜108Cの出力電圧VA
〜VCを測定するためにテスタ401を用いたが、電気
機器内に、チェック端子108A〜108C毎の出力電
圧レベル判別用のウインドコンパレータと、各ウインド
コンパレータの出力レベル(異常有無)を判別する判別
回路とを設けてもよい。
【0063】図3はウインドコンパレータおよび判別回
路を設けたこの発明の実施の形態2を示す回路構成図で
あり、前述(図1参照)と同様のものについては、同一
符号を付して、または、符号の後に「B」を付して詳述
を省略する。
【0064】図3において、120A〜120Cはウイ
ンドコンパレータであり、各チェック端子108A〜1
08Cに対応して設けられている。121Bはオアゲー
トからなる論理回路であり、各ウインドコンパレータ1
20A〜120Cの出力レベルの論理和をとって異常
(誤接続)の有無を判別する判別回路を構成している。
【0065】各チェック端子108A〜108Cの後段
に個別に接続されたウインドコンパレータ120A〜1
20Cは、各チェック端子108A〜108Cの出力電
圧VA〜VCが所定の許容値範囲内の場合には、正規接
続状態を示すLレベル信号を出力し、各出力電圧VA〜
VCが許容値範囲外の場合には、異常(誤接続)を示す
Hレベル信号を出力する。
【0066】たとえば、コネクタ101Aに接続された
ウインドコンパレータ120Aは、チェック端子108
Aの出力電圧VAが許容値範囲「A±1%」以内の場合
にはLレベル信号を出力し、それ以外の(許容値範囲を
逸脱した)場合にはHレベル信号を出力するように設定
されている。
【0067】同様に、各コネクタ101B、101Cに
接続されたウインドコンパレータ120B、120C
は、チェック端子108B、108Cの出力電圧VB、
VCがそれぞれ「B±1%」、「C±1%」以内の場合
にはLレベル信号を出力し、それ以外の場合にはHレベ
ル信号を出力するように設定されている。
【0068】各ウインドコンパレータ120A〜120
Cの出力レベルは論理回路121Bに入力され、論理回
路121Bの出力は、全てのウインドコンパレータの出
力レベルがLレベルの場合のみに「Lレベル」となり、
正規接続状態と判別される。図3はコネクタ接続が正規
状態の場合を示しているので、論理回路121Bの出力
レベルは「Lレベル」となる。
【0069】一方、前述のようにコネクタの誤接続状態
や未接続状態などが発生した場合には、各チェック端子
108A〜108Cの本来の出力電圧VA〜VCとは異
なる電圧値となり、ウインドコンパレータ120A〜1
20Cの少なくとも1つの出力レベルが「Hレベル」と
なるので、論理回路121Bの出力レベルも「Hレベ
ル」となり、異常状態を判別することができる。
【0070】このとき、論理回路121Bからの「Hレ
ベル(異常信号)」の出力に応答して、システムの安全
動作(たとえば、システム停止)を実行するように構成
しておけば、装置を安全に停止状態(または、起動でき
ない状態)にすることができる。
【0071】このように、ウインドコンパレータ120
A〜120Cを設けてアナログ信号レベルを判別するこ
とにより、前述の作用効果に加えて、システムを安全な
状態に確保することができる。
【0072】実施の形態3.なお、上記実施の形態1、
2では、コネクタ判別用信号線203としてアナログ信
号線を用いたが、デジタル信号線を用いてもよい。
【0073】図4および図5はコネクタ判別用信号線2
03としてデジタル信号線を用いたこの発明の実施の形
態3を示す回路構成図であり、図4は各コネクタに対す
る正規接続状態、図5は誤接続状態をそれぞれ示してい
る。
【0074】図4および図5において、前述(図1参
照)と同様のものについては、同一符号を付して、また
は、符号の後に「C」を付して詳述を省略する。321
A〜321Cは各コネクタケーブル200A〜200C
に接続された複数の基板である。
【0075】各基板321A〜321Cは、それぞれデ
ジタル信号線からなるコネクタ判別用信号線203に接
続されるシリアルコードラインを有し、各シリアルコー
ドラインには、個別のシリアルコード生成器106A〜
106Cが接続されている。
【0076】これにより、各基板321A〜321Cの
シリアルコードラインは、各コネクタ判別用信号線20
3に対するシリアル式コネクタ判別用デジタル信号とし
て、個別に異なるシリアルコードを出力するようになっ
ている。
【0077】たとえば、基板321A〜321C毎の個
別シリアルコードとして、シリアルコード生成器106
Aには「111000」が格納され、シリアルコード生
成器106Bには「110100」が格納され、シリア
ルコード生成器106Cには「1100100」が格納
されている。
【0078】一方、電気機器100Cにおいて、107
A〜107Cはシリアルコード判別器であり、それぞ
れ、各コネクタ101A〜101Cの5番目のピン(コ
ネクタ判別用信号線203)に接続されている。
【0079】シリアルコード判別器107A〜107C
は、正規接続された場合の各基板321A〜321C毎
の正規シリアルコードが格納された一致判別回路からな
り、入力されたシリアルコードと正規シリアルコードと
を比較し、両者が一致すれば正規接続を示す「Lレベル
信号」を出力し、不一致であれば異常接続を示す「Hレ
ベル信号」を出力する。
【0080】すなわち、シリアルコード判別器107A
は、シリアルコード生成器106Aからシリアルコード
「111000」が入力された場合のみに「Lレベル信
号」を出力し、それ以外の場合には「Hレベル信号」を
出力する。
【0081】同様に、シリアルコード判別器107B、
107Cは、シリアルコード生成器106B、106C
からのシリアルコード「110100」、「11001
0」が入力された場合のみに「Lレベル信号」を出力
し、それ以外の場合には「Hレベル信号」を出力する。
【0082】103Cはオアゲートからなる論理回路で
あり、各シリアルコード判別器107A〜107Cの論
理和をとって、異常(誤接続)の有無を示すHレベル信
号またはLレベル信号を出力する。論理回路103C
は、シリアルコード判別器107A〜107Cと関連し
て、コネクタの接続状態(誤接続)を判別するための判
別回路を構成している。
【0083】図4において、コネクタ101Aの5番目
のピンは、コネクタ判別用信号線203を介してシリア
ルコード生成器106Aに接続され、コネクタ101B
の5番目のピンは、コネクタ判別用信号線203を介し
てシリアルコード生成器106Bに接続され、コネクタ
101Cの5番目のピンは、コネクタ判別用信号線20
3を介してシリアルコード生成器106Cに接続され
る。
【0084】すなわち、各コネクタ判別用信号線203
は、各コネクタ101A〜101Cを介して、各基板3
21A〜321C内のシリアルコード生成器106A〜
106Cと、電気機器100C内の各シリアルコード判
別器107A〜107Cとを接続する。
【0085】したがって、電気機器100Cにおいて、
シリアルコード「111000」はシリアルコード判別
器107Aに入力され、シリアルコード「11010
0」はシリアルコード判別器107Bに入力され、シリ
アルコード「110010」はシリアルコード判別器1
07Cに入力される。
【0086】これにより、各シリアルコード判別器10
7A〜107Cに入力されるシリアルコードは、各基板
321A〜321C毎の正規のシリアルコードと一致
し、各シリアルコード判別器107A〜107Cから
は、いずれも「Lレベル信号」が出力される。
【0087】この結果、論理回路103Cに対する全入
力が「Lレベル」となるので、論理回路103Cの出力
レベルは「Lレベル」となり、正規接続状態と判別する
ことができる。
【0088】一方、図5においては、コネクタ誤接続が
発生し、基板321A(コネクタケーブル200A)と
基板321B(コネクタケーブル200B)とが入れ換
わって、コネクタ101Aにコネクタケーブル200B
が接続され、コネクタ101Bにコネクタケーブル20
0Aが接続されている。
【0089】この場合、電気機器100C内のシリアル
コード判別器107Aには、シリアルコード生成器10
6Bからのシリアルコード「110100」が入力さ
れ、シリアルコード判別器107Bには、シリアルコー
ド生成器106Aからのシリアルコード「11100
0」が入力される。
【0090】したがって、シリアルコード判別器107
Aおよび107Bが異常接続を示す「Hレベル信号」を
出力するので、論理回路103Cの出力レベルは「Hレ
ベル」となり、異常(誤接続)が発生したことを容易に
判別することができる。
【0091】このように、シリアル式コネクタ判別用の
デジタル信号を出力する1本のコネクタ判別用信号線2
03を各コネクタ101A〜101Cに設けりととも
に、各デジタル信号に対応した判別回路を設けることに
より、コネクタ判別用信号線を1本に減らすことができ
る。
【0092】また、この場合も、コネクタ数が増加して
も、コネクタ数に応じた数の相互に異なるディジタルコ
ードを、各基板毎のシリアルコードとして送信すればよ
いので、コネクタ判別用信号線203を各1本ずつ設け
ればよく、誤接続判別の信頼性を損なうこともない。
【0093】実施の形態4.なお、上記実施の形態1〜
3では、コネクタ判別用信号線203を用いて誤接続を
判別するのみであったが、複数ビットのコネクタ判別用
信号線に応動する交換器を設けて、誤接続判別時に自動
的に正規接続状態に変更可能に構成してもよい。
【0094】図6および図7はコネクタ判別用信号線お
よび伝送用信号線に関連する交換器を設けたこの発明の
実施の形態4を示す回路構成図であり、図6は各コネク
タに対する正規接続状態、図7は誤接続状態をそれぞれ
示している。
【0095】図6および図7において、前述(図12、
図1参照)と同様のものについては、同一符号を付し
て、または符号の後に「D」を付して詳述を省略する。
205A〜205Cは電気機器100D内の最終的な伝
送用信号線である。109A〜109Cは電気機器10
0D内に設けられた複数の交換器であり、各コネクタ1
01A〜101Cと、各伝送用信号線205A〜205
Cとの間に挿入されている。
【0096】201A〜201Cはコネクタケーブル2
00A〜200Cの3ビット分の伝送用信号線、204
A〜204Cはコネクタ101A〜101Cの3ビット
分の伝送用信号線、331A〜331Cは各コネクタケ
ーブル200A〜200Cに接続された複数の基板であ
る。
【0097】コネクタケーブル200A〜200Cは、
それぞれ、伝送用信号線201A〜201Cと、各2ビ
ットのコネクタ判別用信号線202Aおよび202Bと
を有する。ここでは、コネクタ判別用信号線202Aお
よび202Bとして、デジタル信号線を用いているが、
アナログ信号線を用いてもよい。
【0098】各基板321A〜321C内において、コ
ネクタ判別用信号線202Aおよび202Bは、前述
(たとえば、図12参照)のように、互いに異なる信号
レベルの組み合わせとなるように選択的に接地されてい
る。
【0099】たとえば、基板331Aにおいてはコネク
タ判別用信号線202Aおよび202Bの両方が接地さ
れ、基板331Bにおいてはコネクタ判別用信号線20
2Aのみが接地され、基板331Cにおいてはコネクタ
判別用信号線202Bのみが接地されている。
【0100】各交換器109A〜109Cは、バイナリ
ィ信号判別回路104A〜104Cと、並列のリレース
イッチ群からなるセレクタ111とを有する。バイナリ
ィ信号判別回路104A〜104Cは、各コネクタ判別
用信号線202Aおよび202Bの信号レベルに応答し
て動作するナンドゲートからなる。
【0101】各交換器109A〜109C内のセレクタ
111は、バイナリィ信号判別回路104A〜104C
の出力信号により動作して、各伝送用信号線205A〜
205Cに正規の信号レベルを導出する。
【0102】各コネクタ101A〜101Cのコネクタ
判別用信号線202Aおよび202Bの信号レベルは、
抵抗器102によりプルアップされて、各交換器109
A〜109C内のバイナリ信号判別回路104A〜10
4Cに入力される。また、コネクタ−交換器間の伝送用
信号線204A〜204Cの信号レベルは、各交換器1
09A〜109C内のセレクタ111に入力される。
【0103】交換器109A内の3つのバイナリィ信号
判別回路104Aは、各コネクタ101A〜101Cの
コネクタ判別用信号線202Aおよび202Bの信号レ
ベルを確認し、両方とも「Lレベル」を示すナンドゲー
トから「Lレベル」を出力する。
【0104】続いて、交換器109A内のセレクタ11
1は、コネクタ−交換器間の伝送用信号線204A〜2
04Cのうち、「Lレベル」を出力したバイナリィ信号
判別回路104Aに対応した信号線を選択し、最終的な
伝送用信号線205Aから出力する。
【0105】同様に、交換器109B内の3つのバイナ
リィ信号判別回路104Bは、各コネクタ101A〜1
01Cのコネクタ判別用信号線202Aおよび202B
の信号レベルを確認し、交換器109B内のセレクタ1
11は、コネクタ−交換器間の伝送用信号線204A〜
204Cのうち、コネクタ判別用信号線202Aのみが
「Lレベル」を示すコネクタに対応した信号線を選択
し、最終的な伝送用信号線205Bから出力する。
【0106】また、交換器109C内の3つのバイナリ
ィ信号判別回路104Cは、各コネクタ101A〜10
1Cのコネクタ判別用信号線202Aおよび202Bの
信号レベルを確認し、交換器109C内のセレクタ11
1は、コネクタ−交換器間の伝送用信号線204A〜2
04Cのうち、コネクタ判別用信号線202Bのみが
「Lレベル」を示すコネクタに対応した信号線を選択
し、最終的な伝送用信号線205Cから出力する。
【0107】図6においては、各コネクタケーブル20
0A〜200Cがそれぞれ正規のコネクタ101A〜1
01Cに接続されているので、各コネクタ101A〜1
01Cの3ビット分の伝送用信号線204A〜204C
がそのまま、最終的な伝送用信号線205A〜205C
に接続されている。
【0108】一方、図7においては、コネクタ誤接続に
より、コネクタ101Aにコネクタケーブル200Bが
接続され、コネクタ101Bにコネクタケーブル200
Cが接続され、コネクタ101Cにコネクタケーブル2
00Aが接続されている。
【0109】この場合、コネクタ101Aではコネクタ
判別用信号線202Aのみが「Lレベル」の状態、コネ
クタ101Bではコネクタ判別用信号線202Bのみが
「Lレベル」の状態、コネクタ101Cではコネクタ判
別用信号線202Aおよび202Bが両方とも「Lレベ
ル」の状態になる。
【0110】したがって、交換器109A内の3つのバ
イナリィ信号判別回路104Aは、コネクタ101Cに
対応したナンドゲートのみから「Lレベル」を出力し、
コネクタ−交換器間の伝送用信号線204C(正規の信
号線)を最終的な伝送用信号線205Aに接続する。
【0111】同様に、交換器109B内の3つのバイナ
リィ信号判別回路104Bは、コネクタ101Aに対応
したナンドゲートのみから「Lレベル」を出力し、コネ
クタ−交換器間の伝送用信号線204A(正規の信号
線)を最終的な伝送用信号線205Bに接続する。
【0112】また、交換器109C内の3つのバイナリ
ィ信号判別回路104Cは、コネクタ101Bに対応し
たナンドゲートのみから「Lレベル」を出力し、コネク
タ−交換器間の伝送用信号線204B(正規の信号線)
を最終的な伝送用信号線205Cに接続する。
【0113】この結果、コネクタケーブル200Aの伝
送用信号線201Aが伝送用信号線205Aに接続さ
れ、コネクタケーブル200Bの伝送用信号線201B
が伝送用信号線205Bに接続され、コネクタケーブル
200Cの伝送用信号線201Cが伝送用信号線205
Cに接続される。
【0114】また、図7では誤接続の一例を示したが、
コネクタケーブル200A〜200Cとコネクタ101
A〜101Cとの接続組み合わせが異なる場合でも、交
換器109A〜109Cの切換機能により、各コネクタ
ケーブル200A〜200Cの伝送用信号線201A〜
201Cを電気機器100D内の各伝送用信号線205
A〜205Cに正規接続することができる。
【0115】このように、電気機器100D内に交換器
109A〜109Cを設け、各コネクタ101A〜10
1Cに割り当てられた固有の判別信号に基づいて、伝送
用信号線204A〜204Cとの接続を変更可能に構成
することにより、どのコネクタケーブルをどのコネクタ
に接続しても、各伝送用信号線204A〜204Cと対
応する電気機器内の伝送用信号線205A〜205Cと
が、自動的に正規接続される。
【0116】したがって、前述の作用効果に加えて、コ
ネクタ101A〜101Cへのコネクタケーブル200
A〜200Cの接続が簡便になり、作業コストを軽減す
ることもできる。
【0117】さらに、ここでは、コネクタ判別信号をデ
ジタルのバイナリィ信号としたが、たとえば前述の実施
の形態2と同様にアナログ信号とした場合でも、検出電
圧に応じてスイッチの切り換が可能な交換器を用いれ
ば、同様な動作が可能なことは言うまでもない。
【0118】実施の形態5.なお、上記実施の形態4で
は、交換器109A〜109Cを介して正規接続状態に
変更可能に構成したが、処理回路を用いて、コネクタ毎
に割り当てられた固有の判別信号と、本来の信号とを一
組の信号として処理してもよい。
【0119】図8は電気機器内に処理回路を設けたこの
発明の実施の形態5を示す回路構成図であり、正規接続
状態を示している。図8において、前述(図6参照)と
同様のものについては、同一符号を付して、または符号
の後に「E」を付して詳述を省略する。
【0120】150は電気機器100E内に設けられた
CPUであり、処理回路を構成している。151A〜1
51CはポートA〜Cであり、各コネクタ101A〜1
01Cからの5ビット分の信号を各一組の信号として取
り込み、バスを介してCPU150に入力する。
【0121】これにより、CPU150は、各コネクタ
101A〜101Cの伝送用信号線に接続され、各コネ
クタ101A〜101C毎に固有に割り当てられた2ビ
ット分のコネクタ判別用信号線202Aおよび202B
からの判別信号と、伝送用信号線204A〜204Cか
らの本来の3ビット分の信号とを一組の信号として処理
する
【0122】前述(図7参照)と同様に、各コネクタケ
ーブル200A〜200Cは、本来接続したい3ビット
分の伝送用信号線201A〜201Cと、2ビット分の
コネクタ判別用信号線202Aおよび202Bとを有
し、各基板331A〜331C内で相互に異なるように
接地されている。
【0123】図8のように、各コネクタ101A〜10
1Cからの信号をCPU150に直接的に取り込む回路
構成によれば、CPU150において、たとえば本来の
伝送用信号線201Aとコネクタ判別信号202Aおよ
び202Bとの組み合わせを新たな一組の信号として処
理することができる。
【0124】すなわち、CPU150は、コネクタ10
1A〜101Cとコネクタケーブル200A〜200C
との組み合わせのうち、どのコネクタにどのコネクタケ
ーブルが接続されたとしても、CPU150に読み込ま
れる一組の信号セットとして、コネクタ判別用信号線2
02Aおよび202Bの情報も入力されるので、コネク
タ誤接続が発生しても、それを認識して自動的に変更処
置することができる。
【0125】なお、図8においては、コネクタ判別信号
としてデジタルのバイナリィ信号を用いたが、たとえば
前述の実施の形態2と同様にアナログ信号を用いてもよ
い。図9はコネクタ判別信号としてアナログ信号を用い
た場合の回路構成図であり、前述(図1〜図3、図8参
照)と同様のものについては、同一符号を付して、また
は符号の後に「F」を付して詳述を省略する。
【0126】図9において、152A〜152Cは電気
機器100F内のA/D変換器であり、コネクタ101
A〜101Cの各コネクタ判別用信号線203と各ポー
ト151A〜151Cの入力端子との間に挿入されてい
る。
【0127】この場合、各基板311A〜311Cは、
コネクタ判別用信号線203に接続された接地抵抗器1
02A〜102Cを有している。各ポート151A〜1
51Cは、コネクタ判別用信号線203からのコネクタ
判別信号を、A/D変換器152A〜152Cを介して
デジタル変換後に取り込み、CPU150Fに入力す
る。
【0128】CPU150Fは、A/D変換された1ビ
ット分(または、複数ビット分)のコネクタ判別信号
と、本来の4ビット分の信号とに基づいて、前述と同様
に、新たな一組の信号として処理する。
【0129】このように、CPU150Eまたは150
Fを設け、各コネクタ101A〜101Cからの入力信
号を各一組の信号として処理することにより、前述の交
換器109A〜109Cを設けることなく、どのコネク
タにどのコネクタケーブルを接続しても、コネクタ10
1A〜101Cの伝送用信号線204A〜204Cと電
気機器内の伝送用信号線205A〜205Cとを自動的
に正規接続することができ、コネクタ接続が簡便にな
る。
【0130】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
のコネクタを有する電気機器に設けられたコネクタ誤接
続防止回路であって、コネクタケーブルを介して複数の
コネクタに個別の基板を接続させるためのコネクタ誤接
続防止回路において、コネクタの信号線束は、伝送用信
号線およびコネクタ判別用信号線を有し、電気機器は、
コネクタ判別用信号線に対応した判別回路を有するの
で、複数の同型コネクタを用いても、たとえば1本のコ
ネクタ判別用信号線で容易にコネクタ誤接続を判別し、
接続異常判別の信頼性を向上させたコネクタ誤接続防止
回路が得られる効果がある。
【0131】また、この発明によれば、コネクタ判別用
信号線は、コネクタ判別用アナログ信号を出力するの
で、複数の同型コネクタを用いても、たとえば1本のコ
ネクタ判別用信号線で容易にコネクタ誤接続を判別し、
接続異常判別の信頼性を向上させたコネクタ誤接続防止
回路が得られる効果がある。
【0132】また、この発明によれば、判別回路は、コ
ネクタ判別用アナログ信号の電位レベルを計測するウイ
ンドコンパレータと、ウインドコンパレータの出力レベ
ルに応じてコネクタの接続状態を判別する論理回路とを
含むので、複数の同型コネクタを用いても、たとえば1
本のコネクタ判別用信号線で容易にコネクタ誤接続を判
別し、接続異常判別の信頼性を向上させたコネクタ誤接
続防止回路が得られる効果がある。
【0133】また、この発明によれば、コネクタ判別用
信号線は、複数のコネクタ毎に各1本ずつ設けられ、基
板は、コネクタ判別用信号線に接続される接地線を有
し、接地線の接地抵抗値は、基板毎に個別に異なるの
で、複数の同型コネクタを用いても、たとえば1本のコ
ネクタ判別用信号線で容易にコネクタ誤接続を判別し、
接続異常判別の信頼性を向上させたコネクタ誤接続防止
回路が得られる効果がある。
【0134】また、この発明によれば、コネクタ判別用
信号線は、シリアル式コネクタ判別用デジタル信号を出
力するデジタル信号線からなるので、複数の同型コネク
タを用いても、たとえば1本のコネクタ判別用信号線で
容易にコネクタ誤接続を判別し、接続異常判別の信頼性
を向上させたコネクタ誤接続防止回路が得られる効果が
ある。
【0135】また、この発明によれば、コネクタ判別用
信号線は、コネクタ毎に各1本ずつ設けられ、基板は、
デジタル信号線に接続されるシリアルコードラインを有
し、シリアルコードラインから基板毎に個別に異なるシ
リアルコードを出力するので、複数の同型コネクタを用
いても、たとえば1本のコネクタ判別用信号線で容易に
コネクタ誤接続を判別し、接続異常判別の信頼性を向上
させたコネクタ誤接続防止回路が得られる効果がある。
【0136】また、この発明によれば、判別回路は、デ
ジタル信号判別回路を含み、デジタル信号判別回路は、
シリアル式コネクタ判別用デジタル信号に基づいて、コ
ネクタの接続状態を判別するので、複数の同型コネクタ
を用いても、たとえば1本のコネクタ判別用信号線で容
易にコネクタ誤接続を判別し、接続異常判別の信頼性を
向上させたコネクタ誤接続防止回路が得られる効果があ
る。
【0137】また、この発明によれば、判別回路は、コ
ネクタの伝送用信号線およびコネクタ判別用信号線に接
続された交換器を含み、交換器は、コネクタ判別用信号
線から入力されるコネクタ毎に割り当てられた固有の判
別信号に基づいて、コネクタの伝送用信号線との接続を
正規接続状態に変更するので、誤接続が発生した場合
に、自動的に誤接続状態を判別して接続状態を変更する
ことができ、コネクタの接続修正作業を行うことなくシ
ステム的に正常動作可能にしたコネクタ誤接続防止回路
が得られる効果がある。
【0138】また、この発明によれば、判別回路は、複
数のコネクタの伝送用信号線およびコネクタ判別用信号
線に接続された処理回路を含み、処理回路は、コネクタ
判別用信号線から入力されるコネクタ毎に割り当てられ
た固有の判別信号と、伝送用信号線から入力される本来
の信号とを一組の信号として処理し、正規接続状態に変
更するので、誤接続が発生した場合に、自動的に誤接続
状態を判別して接続状態を変更することができ、コネク
タの接続修正作業を行うことなくシステム的に正常動作
可能にしたコネクタ誤接続防止回路が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における正規接続状
態を示す回路構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における誤接続状態
を示す回路構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における正規接続状
態を示す回路構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3における正規接続状
態を示す回路構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3における誤接続状態
を示す回路構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4における正規接続状
態を示す回路構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4における誤接続状態
を示す回路構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態5における正規接続状
態を示す回路構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態5における誤接続状態
を示す回路構成図である。
【図10】 従来のコネクタおよびコネクタケーブルの
接続構造を示す斜視図である。
【図11】 誤接続防止機能を備えた従来のコネクタお
よびコネクタケーブルの接続構造を示す斜視図である。
【図12】 従来のコネクタ誤接続防止回路における正
規接続状態を示す回路構成図である。
【図13】 従来のコネクタ誤接続防止回路における誤
接続状態を示す回路構成図である。
【図14】 従来のコネクタ誤接続防止回路における未
接続状態を示す回路構成図である。
【符号の説明】
100A〜100F 電気機器、101A〜101C
コネクタ、102A〜102C 接地抵抗器、103C
論理回路(デジタル信号判別回路)、104A〜10
4C バイナリィ信号判別回路、106A〜106C
シリアルコード生成器、107A〜107C シリアル
コード判別器、108A〜108C チェック端子、1
09A〜109C 交換器、111 セレクタ、120
A〜120C ウインドコンパレータ、121B 論理
回路(判別回路)、150E、150F CPU(処理
回路)、200A〜200C コネクタケーブル、20
1A〜201C 伝送用信号線、202A、202B、
203 コネクタ判別用信号線、204A〜204C、
205A〜205C 伝送用信号線、311A〜311
C、321A〜321C、331A〜331C 基板、
401 テスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 智信 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G014 AA01 AA07 AB43 AB60 AC18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコネクタを有する電気機器に設け
    られたコネクタ誤接続防止回路であって、コネクタケー
    ブルを介して前記複数のコネクタに個別の基板を接続さ
    せるためのコネクタ誤接続防止回路において、 前記コネクタの信号線束は、伝送用信号線およびコネク
    タ判別用信号線を有し、 前記電気機器は、前記コネクタ判別用信号線に対応した
    判別回路を有することを特徴とするコネクタ誤接続防止
    回路。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ判別用信号線は、コネクタ
    判別用アナログ信号を出力することを特徴とする請求項
    1に記載のコネクタ誤接続防止回路。
  3. 【請求項3】 前記判別回路は、 前記コネクタ判別用アナログ信号の電位レベルを計測す
    るウインドコンパレータと、 前記ウインドコンパレータの出力レベルに応じて前記コ
    ネクタの接続状態を判別する論理回路とを含むことを特
    徴とする請求項2に記載のコネクタ誤接続防止回路。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ判別用信号線は、前記複数
    のコネクタ毎に各1本ずつ設けられ、 前記基板は、前記コネクタ判別用信号線に接続される接
    地線を有し、前記接地線の接地抵抗値は、前記基板毎に
    個別に異なることを特徴とする請求項1から請求項3ま
    でのいずれか1項に記載のコネクタ誤接続防止回路。
  5. 【請求項5】 前記コネクタ判別用信号線は、シリアル
    式コネクタ判別用デジタル信号を出力するデジタル信号
    線からなることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ
    誤接続防止回路。
  6. 【請求項6】 前記コネクタ判別用信号線は、前記コネ
    クタ毎に各1本ずつ設けられ、 前記基板は、前記デジタル信号線に接続されるシリアル
    コードラインを有し、前記シリアルコードラインから前
    記基板毎に個別に異なるシリアルコードを出力すること
    を特徴とする請求項5に記載のコネクタ誤接続防止回
    路。
  7. 【請求項7】 前記判別回路は、デジタル信号判別回路
    を含み、 前記デジタル信号判別回路は、前記シリアル式コネクタ
    判別用デジタル信号に基づいて、前記コネクタの接続状
    態を判別することを特徴とする請求項5または請求項6
    に記載のコネクタ誤接続防止回路。
  8. 【請求項8】 前記判別回路は、前記コネクタの伝送用
    信号線および前記コネクタ判別用信号線に接続された交
    換器を含み、 前記交換器は、前記コネクタ判別用信号線から入力され
    る前記コネクタ毎に割り当てられた固有の判別信号に基
    づいて、前記コネクタの伝送用信号線との接続を正規接
    続状態に変更することを特徴とする請求項1から請求項
    7までのいずれか1項に記載のコネクタ誤接続防止回
    路。
  9. 【請求項9】 前記判別回路は、前記複数のコネクタの
    伝送用信号線および前記コネクタ判別用信号線に接続さ
    れた処理回路を含み、 前記処理回路は、前記コネクタ判別用信号線から入力さ
    れる前記コネクタ毎に割り当てられた固有の判別信号
    と、前記伝送用信号線から入力される本来の信号とを一
    組の信号として処理し、正規接続状態に変更することを
    特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に
    記載のコネクタ誤接続防止回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101963641A (zh) * 2009-07-24 2011-02-02 上海长顺电梯电缆有限公司 一种导线束检测系统
WO2014082275A1 (zh) * 2012-11-30 2014-06-05 华为技术有限公司 线缆插接情况的检测方法及装置
CN113064770A (zh) * 2021-03-04 2021-07-02 山东英信计算机技术有限公司 一种防止slimline线缆接错的装置、系统及方法

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