JP2003301611A - 屋根上工事用日よけ装置 - Google Patents

屋根上工事用日よけ装置

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JP2003301611A JP2002110277A JP2002110277A JP2003301611A JP 2003301611 A JP2003301611 A JP 2003301611A JP 2002110277 A JP2002110277 A JP 2002110277A JP 2002110277 A JP2002110277 A JP 2002110277A JP 2003301611 A JP2003301611 A JP 2003301611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瓦葺きなど屋根上の作業現場の環境を改善す
る日よけ装置を、建物周囲に足場を組むことなく、屋上
で簡単に組み立てができるようにする。 【解決手段】 屋根Aに、支柱1と、この支柱上部に着
脱可能に連結する連結部材2とを運び、屋根上で4本の
支柱1と連結部材2を連結して基準枠10を形成する。
この基準枠10から順次に、別の連結部材2の一方端を
連結して他方端に別の支柱1を設けて延長し、延長した
支柱1相互を連結部材2で連結して作業場の必要な部分
を覆う枠組み20を形成し、この枠組み20の上に日よ
けシート4を設ける。支柱1と連結部材2との連結には
支柱1上端に設けた係合軸12に連結部材2の係合孔を
挿通するか、支柱1上部の角孔を有する係合筒14に、
連結部材2の可動係合片25を挿通し屋根の傾斜に合わ
せて締め付け固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場の瓦工事
や葺き替え、塗装など、屋根上での作業における環境を
改善する日よけ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋の建築や改修現場の屋外作
業、とくに瓦工事のように屋根上での作業は、直射日光
と屋根の照り返しを受けるため、夏の炎天下のように日
差しが強いときは疲労が大きく、高所作業のため危険度
が大きい。また、雨天の作業も考慮して、例えば特開平
7−18874号や特開平11−229607号のよう
に建物の外周を囲む足場を設け、両側の足場間に屋根の
上方を覆う日よけシートをワイヤーで吊持させ、あるい
は特開平10−266578号のように建物を囲む足場
の上部にクレーンで吊ったシートをかぶせ、建物全体を
覆うようにした全天候型足場装置が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、建築物の全
体を覆う足場は、仮設費用が大きく、装置も大掛かりに
なり一般住宅の建築、とくに屋根だけの短期間の工事に
は不向きであった。本発明は、従来のように足場を組む
必要がなく、屋根上での作業だけで簡単に組み立てがで
きる日よけ装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、支柱と連結部
材を屋上に運び上げ、屋根上とくに棟を跨いだ両側の位
置に4本の支柱を配置し、両端部をこの支柱相互の上部
に着脱可能に連結させる連結部材を、棟の方向と棟を横
切る方向にそれぞれ連結して基準枠を形成し、この基準
枠から順次に前記基準枠と同様の連結部材と支柱を連結
して、支柱相互が連結部材で連結された枠組みを形成さ
せ、この枠組みの上に日よけシートを張って屋根上工事
用日よけ装置を構成させる。最初に形成する基準枠は、
屋根上の適宜の場所に設けることができるが、棟を跨い
だ位置に形成させるのが好ましく、この基準枠の支柱を
軸方向に分割して、連結部材を取り付けたのちに必要な
高さに継なぐようにしてもよい。
【0005】なお、支柱と連結部材との好ましい連結手
段としては、支柱の上部に抜け止めを有する係合軸(角
形軸が好ましい)をそなえ、連結部材の両端部に前記抜
け止めを通す孔とこの孔に続いて係合軸を挿通する長孔
を設けて、係合軸と前記長孔によって着脱可能に連結さ
せる。また、支柱上端部の周りにそれぞれ軸方向の角孔
を有する係合筒を直角方向に4個そなえ、連結部材の両
端部には、固定した固定係合片や回動可能に取り付けら
れ任意の角度で固定させる可動係合片を設け、この固定
係合片や可動係合片を支柱に設けた係合筒の角孔に差し
込んで連結するようにしている。
【0006】なお、支柱に連結した連結部材をクランプ
する筋交いを設けて、連結部を補強することができる。
また、必要によって、前記枠組みの数箇所の連結部材
に、屋根の縁に着脱可能に連結するロープを取り付ける
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】屋根の上、とくに棟を跨いだ四辺
形の角になる位置にそれぞれ支柱を配置し、その上部を
連結部材で連結して基準枠を形成させ、前記基準枠の支
柱上部に、それぞれ一方端を連結させ他方端を別の支柱
の上部に着脱可能に連結する連結部材を取り付けて基準
枠から順次に延長させ、屋根上の必要な部分を覆う枠組
みを形成させる。要すれば、連結部材で延長する都度あ
るいは適宜の枠組みをしたのちに、全部または必要個所
の支柱と連結部材とを筋交いで連結して補強し、この枠
組みの上に日よけシートを張って屋根上工事用日よけ装
置を構成させる。
【0008】なお、支柱は軽量化のためパイプを用いる
のが好ましく、上部に連結部材の端部との係合手段をそ
なえており、連結部材は同様のパイプを用いて両端部に
前記係合手段に着脱可能に挿通させて連結し、相互の抜
け止めを設けている。なお、係合手段としては、支柱上
部に係合軸を設け、連結部材の両端部に設けた長孔を係
合軸に通して連結させ、とくに前記係合軸は、長孔と嵌
合する部分を長孔の幅に合わせた角形にすることが望ま
しい。また、支柱の上端部の外周に軸方向の挿入孔をそ
なえた係合筒を設け、連結部材の両端部に設けた係合片
を前記挿入孔に上方から嵌合させるようにしている。ま
た、連結部材両端部の連結部は、パイプのままでもよい
が、片側あるいは両側から圧縮して偏平な圧潰部にして
おくのが好ましく、支柱と連結部材とを連結する筋交い
を設けて枠組みを強固にすることが望ましい。
【0009】基準枠は、棟を跨いで形成させると作業が
容易で安定がよく、基準枠およびその後の組立作業を円
滑に行える利点があるが、傾斜した部分に基準枠を組む
こともできる。また、基準枠に用いる支柱を、分割して
軸方向に継なぐようにしておけば、基準枠の支柱と連結
部材との連結を低い位置で行い、支柱を伸ばして所要の
高さにすることができ、確実な組み立て作業を容易に行
うことができるが、他と同じ支柱を使ってもよい。ま
た、枠組みの数箇所の連結部材とくに外側の連結部材
に、屋根の縁に連結するロープを取り付けておけば、枠
組みが一層安定し、風による被害を防ぐことができる。
【0010】
【実施例】これを図に示す実施例について説明する。図
1は本発明の実施例を示す側面図、図2はその上面図
で。Aは屋根、Bはその棟、1は屋根Aの上に載置した
支柱で、図3に例示するように、適宜の大きさの鉄ある
いはアルミのパイプの上端に抜け止め11をそなえた係
合軸12を取り付け、下方端に屋根の傾斜に合わせるよ
うに回動する下駄13を設けている。2は連結部材で、
鉄あるいはアルミのパイプを用い、図4および図5に例
示するように、パイプの両端部に前記支柱の抜け止め1
1を通す孔21と、この孔21に続く長孔22をそなえ
て係合軸12を挿通させるようにしており、支柱1の係
合軸12に着脱可能に連結される。3は筋交い、4は日
よけシートで、寒冷紗のようなメッシュ織布を用い、適
宜な箇所で連結部材2に結び付けている。
【0011】なお、支柱1および連結部材2は、瓦葺き
などを行うため組み立てた支柱を持ち上げる場合があ
り、運搬や組み立てのためにも、パイプなどの軽い素材
が望ましいが、風により吹き飛ばされないために適当な
重量がある方がよい。係合軸12は、長孔22の幅に合
わせた角形にして長孔の両側に面接触させることによ
り、支柱1に連結した連結部材2の横振れを小さくでき
る。また、連結部材2の両端を押圧して偏平な圧潰部2
3にして、連結した重なり部分の厚さを小さくして係合
軸を短くするようにしている。筋交い3は、図6および
図7に示すように、一方端部をあらかじめ支柱1に締め
付けねじ5で取り付け、他方端部に連結部材2を挟むク
ランプ6を設けて、蝶ねじ7で締め付けるようにしてお
り、支柱と連結部材2との連結角度に応じてクランプ位
置を調整する。
【0012】屋根Aの上に支柱1と連結部材2を運び、
棟Bの両側に跨がる四辺形の角になる位置にそれぞれ支
柱1を配置し、この4本の支柱1の上端にそれぞれ連結
部材2を、支柱1の抜け止め11を連結部材2の孔21
に通して係合軸12が長孔22に嵌合するようにずらせ
て連結し、支柱1と連結部材2に筋交い3を取り付けて
棟Bを跨いだ基準枠10を形成させる。
【0013】この基準枠10の各支柱1の係合軸12
に、別の連結部材2の一方端を重ねて同様に係合連結さ
せ、この連結部材2の他方端を、別の支柱1に連結して
基準枠を延長させ、延長した支柱にさらに連結部材2を
連結し、延長した支柱相互を連結して必要な大きさの格
子状の枠組み20を形成させ、延長する都度、または枠
組みを終わってから必要箇所の支柱1と連結部材2に筋
交い3を取り付けて補強する。この枠組み20の上に日
よけシート4をかぶせる。なお、日よけシート4は、寒
冷紗のようなメッシュ織布を用いれば風の影響が少ない
が、薄い布地やビニール布など適宜のシートを用い、脱
落しないように連結部材2または支柱1に結び付けてお
けばよい。
【0014】支柱1に係合軸12を設けて連結部材2を
挿通させる場合は、図6に示されているように、複数個
の連結部材2が重なって係合され、屋根の傾斜によって
連結部材2が傾いた状態で連結されるので、場所によっ
て係合軸12の必要な長さが異なり、係合軸を一定の長
さにしておけば抜け止め11との間に遊びを生じる。こ
の遊びは実用的には差し支えないが、図8の実施例のよ
うに、係合軸12の下方にねじ8を設け、支柱1にねじ
結合させることにより、支柱1の上端と抜け止め11の
間隔を調節して遊びをなくすことができる。
【0015】最初に組み立てる基準枠10は、棟Bを跨
いで屋根の中央部に設け、図2では連結部材2の長さを
2種類にして矩形の枠組み20を形成しているが、これ
に限られず基準枠10は任意の位置に設けることができ
る。しかし、棟Bを跨ぐ位置に設けることにより、基準
枠10の連結部材2がいずれも水平方向になり、滑りが
なく安定がよいので、組み立てが容易になる利点があ
る。また、基準枠として用いる支柱を、図6のように軸
方向に分割して継なぐようにしておけば、組み立て時に
連結部材2の位置が低くなり連結作業を容易にすること
ができる。なお、連結部材2は、180cmないし36
0cm程度の長さにして支柱1の数を少なくするように
しているが、枠組みの単位を正方形にすれば、連結部材
2を1種類に統一することができる。
【0016】屋根上での作業は、とくに工期が短い場合
は通常好天の時に行われ、日よけシート4に軽いメッシ
ュ状のシートを用い、枠組み20を棟Bの両側に跨がっ
て設置することにより、風で枠組み20が飛ばされたり
崩れるなどの影響を受けることはないが、要すれば図9
に示すように、連結部材2に結び付けたロープ9を引っ
掛け金具11により屋根の縁に着脱可能に連結させてお
くことができる。なお、ロープ9は支柱1の上部に結び
付けてもよく、引っ掛け金具11に替えて屋根の縁に仮
に打ち込んだ釘などに連結するようにしてもよい。ま
た、図では枠組み20の端を構成する連結部材に結んで
いるが、支柱1とロープ9の角度が小さい場合は、枠組
み20の端から内側の連結部材に結び付けて引っ張り効
果を強くすればよい。このロープ9は、妻側にも設ける
ことができ、とくに、日よけ装置を棟Bから片寄らせて
設ける場合は反対側の縁に連結することで枠組みとシー
トを有効に保持できる。
【0017】図10ないし図16は、支柱1および連結
部材2の別の実施例を示すもので、先の実施例と同じ部
分には同一の符号を付している。支柱1は適宜の大きさ
のパイプで、その上方端の周りに軸方向の角孔15を有
する係合筒14をそれぞれ直角方向に4個そなえ、下方
端にコ字状の下駄13をピン16で取り付けている。2
は連結部材で、パイプの両端に圧潰部23を設け、前記
角孔15に嵌合させる可動係合片25をピン24で回動
自由に取り付けている。26は可動係合片25に設けた
抜け止め孔で、係合筒14に挿入したのち図示しない抜
け止めピンを挿入する。
【0018】屋根Aの棟Bを挟んで両側に跨がる四辺形
の角になる位置にそれぞれ支柱1を配置し、この4本の
支柱1相互の対向する係合筒14の角孔15に、それぞ
れ連結部材2の両端部を、連結部材2に対して90°に
ねじ27で締め付け固定させた可動係合片25を挿入し
て連結させ、基準枠10を構成し、抜け止めピンを抜け
止め孔26に挿入する。この基準枠10の4本の支柱1
の別の係合筒14に、別の連結部材2の一方端の可動係
合片25を挿入して連結させ、この連結部材2の他方端
の可動係合片25を別の支柱1の係合筒14に挿入して
基準枠10を延長させ、順次に必要なだけ連結延長させ
るとともに、それぞれの可動係合片25は、棟Bと平行
な連結部材では90°に、屋根の傾斜方向の連結部材で
は、傾斜に合わせた角度でねじ27によって締め付け固
定させる。
【0019】なお、係合筒14の角孔15を丸孔に替
え、可動係合片25を丸棒にして連結することもできる
が、角形にすることにより連結方向を直角に保持できる
とともに、左右の振れを防止できる利点がある。図16
は、支柱1と連結部材2の間に筋交い3を設けた状態を
示しており、図6の実施例と同様であるが、2方向のみ
を示している。なお、係合筒14を長くして可動係合片
25との嵌合部を長くしておけば、連結が強固になり、
筋交いを省略することが可能になる。
【0020】図17およ図18は連結部材の別の実施例
で、連結部材2の両端部に可動結合片25とともに、連
結部材2の同じ側に直角方向に突出させた固定結合片2
8を設けている。このため、支柱1に対して直角に連結
部材2を連結する場合は、固定結合片28を結合筒14
の角孔15に挿入して連結し、屋根の傾斜によって支柱
1との連結角度が直角以外のときは、可動結合片25を
結合筒14に挿入させる。これにより、支柱1に対して
直角に連結する場合の連結部材の保持が確実になり、ね
じ27の緩みなどによる枠組みの強度低下を防ぎ、とく
に基準枠の形成を簡単確実に行うことができる。
【0021】なお、両端部に固定係合片28だけを設け
た連結部材2を別個に設け、可動係合片25だけをそな
えた連結部材との2通りの連結部材を用い、支柱1に直
角方向に連結する場合は、固定係合片の連結部材を用い
て連結を確実にすることができる。
【0022】
【発明の効果】このように本発明は、作業をする屋根の
上で、4本の支柱と連結部材によって基準枠を形成し、
基準枠と同様の支柱と連結部材を用いて基準枠から必要
な大きさに連結延長して枠組みを形成させ、この枠組み
の上に日よけシートをかぶせるようにしているので、建
物の側面に足場を設ける必要がなく、組み立てが容易に
なり、1人での組み立ても可能であり、低費用で良好な
作業環境を作ることができ、一般住宅の建築や修理に有
効である。
【0023】最初に組み立てる基準枠を、棟を挟んで両
側に跨がった位置に形成させるようにすれば、屋根の上
でも基準枠の連結部材が水平方向に連結され、平地と同
様に作業を行うことができ、基準枠を強固に形成でき、
枠組みの安定が保たれる効果があり、基準枠の支柱を分
割して継なぐようにしておけば、基準枠の組み立て作業
をさらに容易に行うことができる。
【0024】支柱と連結部材との連結手段として、支柱
の上部に抜け止めを有する係合軸をそなえ、連結部材に
前記抜け止めを通す孔とこの孔に続く長孔を設けて、係
合軸を長孔に着脱可能に連結することにより連結を簡単
にし、組み立て時間を短縮できる。
【0025】また、支柱の上部に軸方向の角孔を有する
係合筒を連結方向に設け、連結部材の両端部に前記角孔
に挿通させる可動係合片をそなえて、角孔と可動係合片
の嵌合によって連結させ、可動係合片を屋根の傾斜に合
わせて角度で連結部材に締め付け固定させるようにすれ
ば、連結作業が簡単になり、傾斜の異なる屋根にも使用
できる効果があり、係合筒の長さに応じて枠組みが強固
になる利点がある。
【0026】なお、支柱の全部あるいは必要なものに、
連結部材と連結する筋交いを設けることによって枠組み
の強度を補強でき、この筋交いの連結部材側の位置を調
整してクランプすれば、あらかじめ同じ長さの筋交いを
支柱に取り付けておくことができる。
【0027】基準枠を形成した支柱相互を連結部材で連
結し延長させた枠組みを構成しているので、通常の天候
では、風に対しても十分な強度を保持できるが、適宜の
連結部材を選択して、複数箇所で屋根の縁に着脱可能に
連結するロープをそなえておけば、強い風にも十分な強
度を保持し、枠組みのつぶれや脱落なども防ぐことがで
き、とくに屋根上の片側の傾斜部分だけに日よけを設け
る場合に、日よけ装置を確実に保持できる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】支柱の例を示す側断面図である。
【図4】連結部材の例を示す平面図である。
【図5】図4の側面図で、一部を断面で示している。
【図6】連結部分を示す側面図で、基準枠との連結部分
を示している。
【図7】図6のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図8】支柱の別の例を示す側断面図である。
【図9】補強を増大させた実施例を示す枠組みの部分図
である。
【図10】支柱の異なる実施例を示す側面図である。
【図11】図10の中央側断面図である。
【図12】図10の拡大した上面図である。
【図13】連結部材の異なる実施例を示す側面図であ
る。
【図14】図13の下面図である。
【図15】図13のY−Y線に沿う拡大した側断面図で
ある。
【図16】異なる実施例における連結状態を示す正面図
である。
【図17】さらに異なる連結部材を示す側面図である。
【図18】図17のZ−Z線に沿う拡大した側断面図で
ある。
【符号の説明】
A 屋根 B 棟 1 支柱 2 連結部材 3 筋交い 4 日よけシート 9 ロープ 10 基準枠 11 抜け止め 12 係合軸 13 下駄 14 係合筒 15 角孔 20 枠組み 21 孔 22 長孔 23 圧潰部 25 可動係合片 26 抜け止め孔 28 固定係合片 30 引っ掛け金具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月19日(2002.4.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図17および図18は連結部材の別の実施
例で、連結部材2の両端部に可動結合片25とともに、
連結部材2の同じ側に直角方向に突出させた固定結合片
28を設けている。このため、支柱1に対して直角に連
結部材2を連結する場合は、固定結合片28を結合筒1
4の角孔15に挿入して連結し、屋根の傾斜によって支
柱1との連結角度が直角以外のときは、可動結合片25
を結合筒14に挿入させる。これにより、支柱1に対し
て直角に連結する場合の連結部材の保持が確実になり、
ねじ27の緩みなどによる枠組みの強度低下を防ぎ、と
くに基準枠の形成を簡単確実に行うことができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根上で、上部に係合手段をそなえた4
    本の支柱と、前記係合手段に着脱可能に連結される連結
    部材により基準枠を形成し、前記基準枠から順次に、そ
    れぞれ一方端を連結させ他方端を別の支柱の上部に着脱
    可能に連結させた連結部材を連結して、屋根上の必要な
    部分を囲む枠組みを形成し、この枠組みの上に日よけシ
    ートを設けたことを特徴とする屋根上工事用日よけ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支柱が上部に抜け止めを有する係合
    軸をそなえ、連結部材の両端部に前記抜け止めを通す孔
    と、この孔に続いて係合軸を挿通する長孔を設け、前記
    係合軸と長孔との係合によって着脱可能に連結させる請
    求項1の屋根上工事用日よけ装置。
  3. 【請求項3】 前記支柱が上部に軸方向の角孔を有する
    係合筒をそなえ、連結部材の両端部に前記角孔に挿通す
    る可動係合片を回動可能に設け、この可動係合片を角孔
    に挿入して支柱と連結部材を連結させ、前記可動係合片
    を屋根の傾斜に合わせた角度で連結部材に締め付け固定
    させることを特徴とする請求項1の屋根上工事用日よけ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記支柱が上部に軸方向の角孔を有する
    係合筒をそなえ、連結部材の両端部に回動可能に設け前
    記角孔に挿通する可動係合片と、両端部の同じ側にそれ
    ぞれ直角方向に突出させて固定した固定係合片とを設
    け、この可動係合片を支柱と連結部材が直角に連結され
    るときは固定係合片を、直角以外の角度で連結されると
    きは可動係合片を、それぞれ係合筒の角孔に挿入して支
    柱と連結部材を連結させ、前記可動係合片を屋根の傾斜
    に合わせた角度で連結部材に締め付け固定させることを
    特徴とする請求項1の屋根上工事用日よけ装置。
  5. 【請求項5】 前記基準枠が,棟を跨いだ位置で形成さ
    れている請求項1ないし4のいずれかに記載した屋根上
    工事用日よけ装置。
  6. 【請求項6】 前記基準枠の支柱が、軸方向に分割さ
    れ、連結部材を連結したのちに高さを調節するようにし
    た請求項1ないし5のいずれかに記載した屋根上工事用
    日よけ装置。
  7. 【請求項7】 前記支柱と連結部材とを連結する筋交い
    を設けた請求項1ないし6のいずれかに記載した屋根上
    工事用日よけ装置。
  8. 【請求項8】 前記枠組みの数箇所の連結部材に、屋根
    の縁に連結するロープを取り付けている請求項1ないし
    7のいずれかに記載した屋根上工事用日よけ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007137343A1 (en) * 2006-05-26 2007-12-06 Bruce Charles Turner Construction shelter

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