JP2003301457A - 鋼管杭の継手構造および継杭方法 - Google Patents

鋼管杭の継手構造および継杭方法

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JP2003301457A JP2002106041A JP2002106041A JP2003301457A JP 2003301457 A JP2003301457 A JP 2003301457A JP 2002106041 A JP2002106041 A JP 2002106041A JP 2002106041 A JP2002106041 A JP 2002106041A JP 2003301457 A JP2003301457 A JP 2003301457A
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Shingo Mizutani
慎吾 水谷
Kimihisa Takano
公寿 高野
Akitoshi Toyohara
陽登志 豊原
Yuuichi Tatsumi
夕一 辰見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭貫入時の抵抗を小さくできる鋼管杭の継手
構造及び継杭方法を得る。 【解決手段】 継杭する2本の鋼管杭31,33の端部
にそれぞれ接合されると共に内周面に凹凸部35a,3
7aを有する円筒状の外側継手管35,37と、外側継
手管35,37の内周面にこれら2つの外側継手管3
5,37の両方に亘って配置できると共に外側継手管3
5,37の凹凸部35a,37aに嵌合可能な凹凸部3
9aを有する円弧状部材39とを備え、凹凸部35a,
37a,39aを相互に嵌合させるように外側継手管3
5,37の内周部に円弧状部材39を配置して両者を接
合することで2本の鋼管杭31,33を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼管杭の継手構造及
び継杭方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソイルセメント合成鋼管杭などの鋼管杭
の鋼管は施工現場において溶接接合により継杭して施工
されるのが一般的である。しかしながら、溶接による継
杭では、溶接部の品質が溶接工の技量に左右されるこ
と、施工が天候に左右されることなどから、溶接に替
わる継杭方法の開発が望まれている。
【0003】溶接に替わる鋼管の接続方法として、例え
ば特開平11−81304号公報に鋼管の接続構造が提
案されている。図10は同公報に開示された鋼管の接続
構造の説明図である。同公報に開示された鋼管の接続構
造は、図10に示すように、接続する鋼管杭10、11
の突き合わせ端縁部10a、11aにこの鋼管杭の径よ
り小さい外径の円筒状接続部1、21を固定し、この円
筒状接続部1、21の側面上にネジ孔3、23を設け、
上記の円筒状接続部1、21を突き合わせ、これらの円
筒状接続部1、21の外周を、円弧状に分割され、ボル
ト挿通孔を穿った分割円筒状継手6で被い、この分割円
筒状継手6の各ボルト挿通孔と上記各ネジ孔3、23を
合わせ、これらにボルト12を通して締め付けることに
よって上記鋼管杭10、11同士を接続し、上記円筒状
接続部1、21に固定された各分割円筒状継手6及び各
ボルト12は上記接続する鋼管杭10、11の外径より
突出しないようにしたものである。また、これらのネジ
孔3に続く円筒状接続部1の外面には、環状凹凸部4が
設けられ、この環状凹凸部4は分割円筒状継手6の内面
に設けられた凹凸部9と係止して応力伝達を効果的にし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−81304号公報に記載の鋼管の接続構造には以
下のような問題点が有る。 (1)円筒状接続部1、21の外周に分割円筒状継手6
を鋼管杭10、11の外径より突出しないようにボルト
接合するためには、図10に示されるように、円筒状接
続部1、21における分割円筒状継手6の取付部を内側
に凹ます必要があり、そのため円筒状接続部1、21が
断面で見たときに屈曲した形状となり、強度上問題があ
る。 (2)上記継手構造においては建設現場において分割円
筒状継手6を保持しながらボルト接合する必要がある
が、どのような手段で保持するかに関しては記載がな
い。仮に人力で保持するとすれば安全上望ましくないの
は言うまでもなく、また人力で保持できるような大きさ
に分割する必要も生じ、大径、厚肉の鋼管杭の場合には
分割数が多くなり、現場での作業性を含めた継手費用が
高くなるという問題がある。本発明は上記課題を解決す
るためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋼管杭の継
手構造は、継杭する2本の鋼管杭の端部にそれぞれ接合
されると共に内周面に凹凸部を有する円筒状の外側継手
管と、該外側継手管の内周面にこれら2つの外側継手管
の両方に亘って配置できると共に前記外側継手管の凹凸
部に嵌合可能な凹凸部を有する円弧状部材とを備え、前
記凹凸部を相互に嵌合させるように前記外側継手管の内
周部に前記円弧状部材を配置して両者を接合することで
前記2本の鋼管杭を接合するものである。
【0006】また、外側継手管と円弧状部材の接合をボ
ルト接合とし、該ボルトは前記円弧状部材を前記外側継
手管に対して離接可能に保持できるものである。
【0007】また、互いに当接する外側継手管の端部に
相互に嵌合可能な嵌合部を設け、該嵌合部をテーパー状
にしたものである。
【0008】また、互いに当接する外側継手管の端部に
回転に対して抵抗となるトルク抵抗要素を設けたもので
ある。
【0009】また、外側継手管の内周部に、施工時にお
いて円弧状部材を仮保持可能な張出部を設けたものであ
る。
【0010】本発明に係る継杭方法は、継杭する2本の
鋼管杭の端部にそれぞれ接合されると共に内周部に凹凸
部を有する円筒状の外側継手管と、該外側継手管の内周
面にこれら2つの外側継手管の両方に亘って配置できる
と共に前記外側継手管の凹凸部に嵌合可能な凹凸部を有
する円弧状部材とを用いたものであって、下側の前記外
側継手管の内周部に前記円弧状部材を仮置き可能な張出
部を設けておき、前記円弧状部材を前記張出部に仮置き
した状態で前記内側継手管にボルトにより仮固定して、
上杭を下杭の上部に設置した後に、前記ボルトを締め付
けることにより前記円弧状部材と前記外側継手管の凹凸
部を相互に嵌合させるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の鋼
管杭の継手構造であり、杭の中心から左半分を示してい
る。本実施の形態に係る鋼管杭の継手構造は、接続する
上下の鋼管31,33の端部にそれぞれ円筒状の外側継
手管35,37を溶接し、この外側継手管35,37の
端部をつき合わせた状態で、外側継手管35,37の内
周部に両方の外側継手管35,37に亘って配置される
円弧状部材39をボルト41で接合したものである。
【0012】図2は外側継手管35,37及び円弧状部
材39の分解図であり、この図2及び図1に基づいて各
部材及び構造をさらに詳細に説明する。外側継手管3
5,37における鋼管31,33との接続部の反対側の
端部には段部が形成されており、互いに突き合わせる外
側継手管35,37の先端が互いに嵌合できるように雄
型・雌型になっている。この嵌合部は、図3の拡大図に
示すように、端部がテーパ状になっており、建設現場に
おいて外側継手管35,37を接続する際に位置決めや
芯合わせを容易にできるようになっている。
【0013】また、外側継手管35,37の基端側の内
周部には内側に出っ張る張出部35b,37bが形成さ
れている。さらに、外側継手管35,37の内周面には
環状の凹凸部35a,37aが形成されており、この凹
凸部35a,37aが円弧状部材39に形成した環状の
凹凸部39aと嵌合可能になっている。円弧状部材39
は円筒体を円周方向に4分割した形状のものである。外
側継手管35,37と円弧状部材39にはこれらを接合
するボルト41を挿入するためのボルト穴45,47,
49,51が設けられている。
【0014】ボルト41は、図4に示すように、頭部に
六角穴41aを有し、かつ頭部41bの外周部及び軸部
41cの先端側にネジ加工したものである。上側の外側
継手管35に設けられたボルト穴45は、図2に示すよ
うに、ボルト41の頭部が挿入可能な大径部45aと、
これより小径の小径部45bとからなる。下側の外側継
手管37に設けられたボルト穴47は、図2に示すよう
に、ボルト41の頭部が挿入可能に形成され、その内周
面にはボルト41の頭部のネジが螺合可能なようにネジ
加工がなされている。
【0015】円弧状部材39の上側のボルト穴49はボ
ルト41の軸部のネジが螺合可能なようにネジ加工がな
されている。円弧状部材39の下側のボルト穴51はボ
ルト41の軸部が挿入可能な小径部51aと、これより
大径でボルト41の軸部に螺合するナット53(図1,
図5参照)が挿入可能な大径部51bからなる。
【0016】下側の外側継手管37及び円弧状部材39
にそれぞれ上記構成のボルト穴47、51を設け、これ
らを上記構成のボルト41で接合するようにしたこと
で、外側継手管37及び円弧状部材39にボルト41を
挿通してボルト41を回転させることにより外側継手管
37と円弧状部材39とを接触させたり離したりするこ
とができる(本発明においてこれを「離接可能」と表現
している)。
【0017】次に、これらの外側継手管35,37及び
円弧状部材39を使って鋼管杭31,33を接続する手
順を図5に基づいて説明する。予め工場等において、上
側の鋼管31の端部に雄型の外側継手管35の一方の端
縁部を溶接する。下側の鋼管33の端部には雌型の外側
継手管37の一方の端部を溶接する。また、円弧状部材
39を外側継手管37の張出部37bに保持させた状態
で円弧状部材39をボルト41で仮固定しておく。つま
り、外側継手管37のボルト穴47にボルト41の頭部
を螺合させ、ボルト41の軸部を円弧状部材39のボル
ト穴51に挿入し、さらにボルト41の軸部にナット5
3を螺合させた状態で該ナット53を円弧状部材39の
ボルト穴51の大径部51bに収納する。このとき、ナ
ット53はボルト41のネジ部の最も奥にねじ込んで締
めた状態にしておき、ナットが容易に回転しないように
しておく。
【0018】上記のような状態で鋼管31,33を建設
現場に持ち込み、下側の鋼管33の外側継手管37を固
着していない方の先端を土中に打ち込む(図5
(a))。打ち込みが進み、上側の鋼管31を接続する
段になったときには、ボルト41を回転させてねじ込む
ことにより、円弧状部材39を外側継手管37に形成し
た張出部37b上を滑らせて内側に移動する。このと
き、ナット53はボルト41の軸部に固く締め込まれて
いるので、ボルト41と共にボルト穴51の大径部51
b内で回転する。円弧状部材39を内側に移動した状態
で、上側の鋼管31に接合した雄型の外側継手管35を
円弧状部材39の外側を滑らすようにして挿入して(図
5(b))、外側継手管35,37の先端部どうしを当
接させる(図5(c))。
【0019】この状態で、ボルト41を逆回転させるこ
とにより、円弧状部材39がナット53に押されるよう
にして張出部37b上を滑って外側に移動し、円弧状部
材39の凹凸部39aと外側継手管35,37の凹凸部
35a,37aを相互に嵌合させる。最後に上側のボル
ト41を締め付ける。これにより、二つの鋼管は強固に
連結される。
【0020】以上のように連結された鋼管31,33の
連結部分の応力は、圧縮力に対しては外側継手管35,
37間の接触面で抵抗する。また、引張力に対しては外
側継手管35,37の内面に設けられた凹凸部35a,
37aと円弧状部材39の外周面に設けられた凹凸部3
9aの剪断、支圧で抵抗する。曲げ力に対しては最大応
力となる箇所の応力的性状が圧縮と引張力の場合と同じ
であるため、圧縮力、引張力と同様な機構で抵抗し、剪
断曲げの場合の剪断力は外側継手管35,37間の当接
面の凹凸部で抵抗する。
【0021】以上のように、本実施の形態おいては、外
側継手管35,37を接合する円弧状部材39を外側継
手管35,37の内側に配置するようにしたので、外側
継手管35,37の外側に円弧状部材39が出っ張るこ
とがない。そのため、鋼管31,33と外側継手管3
5,37を面一にして杭貫入時の抵抗を小さくできる。
もっとも、この実施の形態においては、鋼管31,33
の板厚中心と、外側継手管35,37と円弧状部材39
の接合部の径方向中心とを杭軸に平行な同軸上に配置し
て、内側継手管に作用する付加モーメントの影響を可及
的に小さくし、これによって、内側継手管板厚を薄くす
ることを優先しているため、外側継手管35,37が鋼
管31,33の外周面より若干だけ出っ張っている。し
かし、貫入抵抗を小さくすることを優先させようとすれ
ば、外側継手管35,37の外周面が鋼管31,33の
外周面と一致するように設定すればよく、この場合には
付加モーメントを考慮して各部材の板厚を設定すればよ
い。
【0022】また、ボルト41によって外側継手管37
に円弧状部材39を離接可能に保持できるようにしたの
で、鋼管31,33の接合に際して円弧状部材39を別
途保持する必要がなく、作業効率が向上する。
【0023】なお、上記の実施の形態においては、ボル
ト41として図4に示した同様の形式のものを使用した
が、外側継手管35と円弧状部材39を接合するボルト
は頭部にネジのない通常のものを使用してもよい。
【0024】実施の形態2.図6は本発明の他の実施の
形態の説明図、図7は図6の分解図であり、図1、図2
と同一部分には同一の符号を付している。この実施の形
態2においては、雌型の外側継手管37の長さを雄型の
外側継手管35の長さよりも長く設定して、円弧状部材
39と雌型の外側継手管37を1本のボルト41で接合
するようにしたものである。
【0025】その他の構成は実施の形態1と同様であ
り、また作業手順も図8に示す通りで、実施の形態1と
同様である。
【0026】本実施の形態によれば、固定用のボルト本
数を低減することができ、またその分作業工数も減らす
ことができ、作業効率を向上させることができる。
【0027】実施の形態3.図9は本発明の他の実施の
形態の説明図であり、図1と同一部分には同一の符号を
付している。この実施の形態3においては、一方の外側
継手管35の先端部に複数の突起55を設け、他方の外
側継手管37の先端部に前記複数の突起55が挿入でき
る孔57を設けたものである。
【0028】このように外側継手管35,37の先端部
に複数の突起55及び孔57を設けることで、これらが
トルク抵抗要素として作用し、外力(トルク)に抵抗す
ることができる。
【0029】なお、上記実施の形態では、本発明の継手
構造を鋼管杭の連結に使用しているが、鋼管杭に限ら
ず、広く杭以外の鋼管を連結する場合に採用できるもの
である。また、円弧状部材39として円筒状部材を4分
割したものを採用したが、4分割に限定されるものでは
ない。さらに、外側継手管35,37の内周面に形成す
る凹凸部35a,37a、円弧状部材39に形成する凹
凸部39aとして環状のものを示したが、これは環状に
繋がっていなくて、断続的になっていてもよい。
【0030】
【実施例】上記実施の形態で述べた継手構造を実際に設
計した場合の例を以下に示す。外径φ609.6mm×
板厚t12mmの鋼管(材質SKK400)に対して7
80N/mm2材で継手を製造した場合、以下の形状と
なる。 ・外側継手管:外径φ620.6mm×板厚t31mm×長さL134.5mm 環状凹凸部:高さh5mm×幅b11.4mm、各管に2段 ・円弧状部材:外径φ602.6mm×板厚t22mm×長さL179.2mm 環状凹凸部:高さh5mm×幅b11.4mm、4段 (注)環状凹凸部の凹と凸には、施工性を考慮して0.
5mm程度のクリアランスを設けておく。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
外側継手管同士を接合する円弧状部材を外側継手管の内
側に配置するようにしたので、外側継手管の外側に円弧
状部材が出っ張ることがない。そのため、鋼管杭と外側
継手管を面一にして杭貫入時の抵抗を小さくできる。
【0032】また、ボルトによって外側継手管に円弧状
部材を離接可能に保持できるようにしたので、鋼管杭の
接合に際して円弧状部材を別途保持する必要がなく、作
業効率が向上する。
【0033】さらに、互いに当接する外側継手管の端部
に相互に嵌合可能な嵌合部を設け、該嵌合部をテーパー
状にしたので、建設現場において外側継手管相互を接続
する際に位置決めや芯合わせを容易にできる。また、互
いに当接する外側継手管の端部に回転に対して抵抗とな
るトルク抵抗要素を設けたので、外力(トルク)に対し
ても十分に抵抗することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る鋼管の継手構造
を説明する縦断面図である。
【図2】 図1に示した実施の形態の分解図である。
【図3】 図1の一部拡大図である。
【図4】 本発明の一実施の形態に用いるボルトの説明
図である。
【図5】 図1に示した実施の形態の作業工程の説明図
である。
【図6】 本発明の他の実施の形態に係る鋼管の継手構
造を説明する縦断面図である。
【図7】 図6に示した他の実施の形態の分解図であ
る。
【図8】 図6に示した他の実施の形態の作業工程の説
明図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態の説明図である。
【図10】 従来の鋼管の継手構造の説明図である。
【符号の説明】
31,33 鋼管 35,37 外側継手管 35a,37a 凹凸部 39 円弧状部材 41 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊原 陽登志 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 辰見 夕一 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 Fターム(参考) 2D041 DB02 DB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継杭する2本の鋼管杭の端部にそれぞれ
    接合されると共に内周面に凹凸部を有する円筒状の外側
    継手管と、該外側継手管の内周面にこれら2つの外側継
    手管の両方に亘って配置できると共に前記外側継手管の
    凹凸部に嵌合可能な凹凸部を有する円弧状部材とを備
    え、前記凹凸部を相互に嵌合させるように前記外側継手
    管の内周部に前記円弧状部材を配置して両者を接合する
    ことで前記2本の鋼管杭を接合することを特徴とする鋼
    管杭の継手構造。
  2. 【請求項2】 外側継手管と円弧状部材の接合をボルト
    接合とし、該ボルトは前記円弧状部材を前記外側継手管
    に対して離接可能に保持できることを特徴とする請求項
    1記載の鋼管杭の継手構造。
  3. 【請求項3】 互いに当接する外側継手管の端部に相互
    に嵌合可能な嵌合部を設け、該嵌合部をテーパー状にし
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の鋼管杭の継手
    構造。
  4. 【請求項4】 互いに当接する外側継手管の端部に回転
    に対して抵抗となるトルク抵抗要素を設けたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の鋼管杭の継手構
    造。
  5. 【請求項5】 外側継手管の内周部に、施工時において
    円弧状部材を仮保持可能な張出部を設けたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の鋼管杭の継手構
    造。
  6. 【請求項6】 継杭する2本の鋼管杭の端部にそれぞれ
    接合されると共に内周部に凹凸部を有する円筒状の外側
    継手管と、該外側継手管の内周面にこれら2つの外側継
    手管の両方に亘って配置できると共に前記外側継手管の
    凹凸部に嵌合可能な凹凸部を有する円弧状部材とを用い
    た継杭方法であって、 下側の前記外側継手管の内周部に前記円弧状部材を仮置
    き可能な張出部を設けておき、前記円弧状部材を前記張
    出部に仮置きした状態で前記内側継手管にボルトにより
    仮固定して、上杭を下杭の上部に設置した後に、前記ボ
    ルトを締め付けることにより前記円弧状部材と前記外側
    継手管の凹凸部を相互に嵌合させることを特徴とする鋼
    管杭の継杭方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031716A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toshiba Corp 基礎台構築方法およびタービン発電機基礎台
JP2017031590A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 新日鐵住金株式会社 鋼管杭継手の回転抑止構造

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