JP2003301396A - スーパカレンダ制御装置 - Google Patents

スーパカレンダ制御装置

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JP2003301396A
JP2003301396A JP2002107371A JP2002107371A JP2003301396A JP 2003301396 A JP2003301396 A JP 2003301396A JP 2002107371 A JP2002107371 A JP 2002107371A JP 2002107371 A JP2002107371 A JP 2002107371A JP 2003301396 A JP2003301396 A JP 2003301396A
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健一 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質の確保が容易で、また操業能率を向上さ
せることのできるスーパカレンダ制御装置を得る。 【解決手段】 メイン及びヘルプのカレンダロール1
a,1bは、カレンダロール加圧装置9により所定の圧
力で相互に押し付けられながら、電動機3a,3bによ
って駆動される。ニップロス分トルク補正回路7は、ニ
ップ圧力設定器9aからのニップ圧力信号に基づいてニ
ップロス分トルクを求め、ニップロス分トルク分担演算
回路11から上記ニップロス分トルクをメイン及びヘル
プのカレンダロール1a、1bに所定の比率で分配する
ようにメイン及び各ヘルプ駆動制御装置4a,4bに補
正信号を出力する。ヘルプのカレンダロール1bに直接
ニップロス分トルクを配分することにより、応答の遅れ
や過度の負荷変動を防止して、紙の品質を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙を製造する工
程、特に仕上げ工程に設置され、重ね合わせられたカレ
ンダロール各々を駆動するスーパカレンダ制御装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパカレンダは、多段に積み重ね合わ
せられた複数のカレンダロールの各々を所定の回転速度
で駆動しながら押し付けて所定の圧力をかけ、カレンダ
ロール間を通る紙の表面に艶を出す装置である。一般的
に、通紙時はカレンダロール同士の間は所定の間隙を有
するように開放されており、通紙が終了するとカレンダ
ロールを紙を介して相互に接触させ徐々に加速し、所定
の速度以上になればカレンダロールを加圧して押しつけ
ながら操業速度まで上げて行く。
【0003】また、操業運転中においてカレンダロール
間を紙継ぎ目が通過する時には、あらかじめカレンダロ
ールを開放し、紙継ぎ目が通過した後再びカレンダロー
ルを押し付けるという操業を行う。このようにカレンダ
ロール間の開放から、カレンダロールが相互に接触し更
に圧力を加えて行くという操業や、圧力をかけている状
態から開放するという操業においては、カレンダロール
におけるメカニカルロストルクの変動を補正することに
より、速度変動を極力抑える制御を行っている。
【0004】具体的には、カレンダロールの開放から接
触時あるいは接触状態から開放するときのトルク変動、
すなわち各カレンダロール間で負荷の受け渡しが発生し
ないように、各カレンダロールのロール単体のメカニカ
ルロス分トルクを各カレンダロールの駆動制御装置に対
して補正する回路を設けている。
【0005】また、カレンダロール相互を接触から所定
の圧力に達するまで徐々に加圧していく過程において
は、この圧力により生じるメカニカルロス分トルクすな
わちニップロス分トルクも変化する。このため、圧力検
出装置を設けこの圧力検出装置からの圧力信号を用いて
ニップロス分トルクをメインのカレンダロールを駆動す
る電動機に対して補正する制御を行っている。
【0006】図9は、このような従来の例えば特開平7
−238487号公報に示されたスーパカレンダ制御装
置の構成を示すブロック図である。図9において、1a
はメインのカレンダロール、1bはヘルプのカレンダロ
ール、2は製品である紙、3aはカレンダロール1aを
駆動するメイン電動機、3bはカレンダロール1bを駆
動するヘルプ電動機である。メイン及びヘルプのカレン
ダロール1a,1bは、図9のように上下方向に多段に
積み重ねられ、各カレンダロール1a,1bの間に製品
となる紙2が通され、加圧されながら艶出しされる。
【0007】4aはメイン電動機3aを制御するメイン
駆動制御装置、4bはヘルプ電動機3bを制御するヘル
プ駆動制御装置である。5は速度基準設定回路であり、
メイン駆動制御装置4a及びヘルプ駆動制御装置4bに
基準速度信号を出力する。6はメカニカルロス分トルク
補正回路であり、メイン及びヘルプのカレンダロール1
a,1bのロール単体のメカニカルロス分トルクをメイ
ン駆動制御装置4a及びヘルプ駆動制御装置4bに対し
て補正信号を出力することにより補正する。
【0008】7はニップロス分トルク補正回路であり、
後述のカレンダロール加圧装置9のニップ圧力設定器9
aからのニップ圧力信号に基づいてニップロス分トルク
を求めてこのニップロス分トルクに応じた出力信号を出
力する。ニップロス分トルクは、ニップ圧力設定器から
の圧力信号に基づいてあらかじめ設定しておいたテーブ
ル(ファンクションジェネレータ)から求める。8は開
閉接点であり、カレンダロール1a,1bが開放されて
いる時に開となり、紙を介して相互に接触しているとき
に閉成する。
【0009】9はカレンダロール加圧装置であり、例え
ば空気圧シリンダ(図示しない)を用いてカレンダロー
ル1aを図9の上方向に押圧して、カレンダロール1
a,1b及び各カレンダロール1b,1b同士を押しつ
けニップ圧力を発生させる。カレンダロール加圧装置9
には、ニップ圧力設定器9aが設けられており、このニ
ップ圧力設定器9aから出力されるニップ圧力信号に基
づき上記空気圧シリンダの空気圧を制御し所定のニップ
圧力を発生させる。また、このニップ圧力信号がニップ
ロス分トルク補正回路7に出力される。
【0010】10は負荷分担演算回路であり、メインの
カレンダロール1aの実負荷トルクを各ヘルプのカレン
ダロール1bにて負荷分担させるためのものである。1
2はフイードバック回路であり、メインのカレンダロー
ル1aの実負荷トルクを、負荷分担演算回路10にフイ
ードバックする。
【0011】次に、動作について説明する。メインのカ
レンダロール1a及びヘルプのカレンダロール1bは、
メイン及びヘルプ電動機3a,3bによって駆動され
る。メイン及びヘルプ電動機3a,3bは、メイン及び
ヘルプ駆動制御装置4a,4bによって速度基準設定回
路5で設定された速度になるように制御される。また、
メインのカレンダロール1a及びヘルプのカレンダロー
ル1bは、カレンダロール加圧装置9により所定の圧力
で相互に押し付けられる。
【0012】上記カレンダロールの駆動に際し、メイン
のカレンダロール1a及びヘルプのカレンダロール1b
の各ロール自体の持つロール単体メカニカルロス分トル
クを各メイン駆動制御装置4a及びヘルプ駆動制御装置
4bのおのおのに対応して設けられたメカニカルロス分
トルク補正回路6から補正信号を与えることにより補正
している。また、カレンダロール加圧装置9のニップ圧
力設定器9aからのニップ圧力信号に基づいてニップロ
ス分トルクを求め、メイン駆動制御装置4aにニップロ
ス分トルク補正回路7から補正信号を与えることにより
補正している。
【0013】さらに、メイン駆動制御装置4aで計測し
たメインのカレンダロール1aの実負荷トルクをフイー
ドバック回路12により負荷分担演算回路10へ入力し
て、負荷分担演算回路10にて演算し、各ヘルプ駆動制
御装置4bに補正信号を出力し、負荷分担させている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、カレンダ
ロールの開放から接触、接触から加圧、加圧から開放と
いう操業において、安定した操業を行うためにはメカニ
カルロス分トルクの補正をできるだけ正確にかつ応答良
く行う必要がある。しかしながら、上記のような従来の
ものにおいては以下に述べるような問題点があった。
【0015】a)ニップロス分トルクは、メインのカレ
ンダロール1a及び各ヘルプ1bのカレンダロールで分
担するべきであり、従来の方式においては、カレンダロ
ール加圧装置9のニップ圧力設定器9aからのニップ圧
力信号に基づいてニップロス分トルクを求め、これに基
づいてメイン駆動制御装置4aを介してメインのカレン
ダロール1aのトルクを補正する。これによって、メイ
ンのカレンダロール1aの実負荷が増加した分が各ヘル
プのカレンダロール1bに負荷分担される。この場合、
一度メインのカレンダロールロール1aを経由して負荷
が受け渡しされるため応答が遅れ、また負荷変動を伴う
ため製品である紙に対して悪影響を与え、品質の確保が
困難である。
【0016】b)ニップロス分トルクは、ニップ圧力設
定器からの圧力信号に基づいてあらかじめ設定しておい
たテーブル(ファンクションジェネレータ)から求めて
いるが、実際の操業において同じニップ圧力でも操業中
のカレンダロールの回転速度(以下操業速度という)に
よってニップロス分トルクが変化する事が実測データか
ら明らかになっている。従って、ある速度でニップ圧力
とニップロス分トルクを計測し設定したテーブルでは、
操業速度が変わると実際のニップロス分トルクと補正す
るトルクとの間に誤差が生じる。
【0017】c)一般的に、メインのカレンダロール及
びヘルプのカレンダロールは紙の幅方向の押しつけ圧力
分布を均一に制御するためにスイミングカレンダロー
ル、クラウンカレンダロール(後述の図8参照)等のカ
レンダロール内部に潤滑油を使用するカレンダロールを
用いており、カレンダロールのメカニカルロスはこの潤
滑油の粘度によって大きく変化する。
【0018】この潤滑油の粘度は油温に依存するため、
操業速度や周囲温度の変化により油温が変化すると、メ
カニカルロスも変化し、正確な補正が行えないため、実
際の操業においては潤滑油の温度を安定させるためにカ
レンダロール単体で長時間の慣らし運転が必要である。
また、周囲温度の変化に合わせて補正するトルク分の値
を度々設定しなおす等、運転員への多大な負担と操業能
率の低下を招くという問題があった。
【0019】この発明は、上記のような問題点を解消し
て品質の確保が容易で、また操業能率を向上させること
のできるスーパカレンダ制御装置を得ることを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスーパカレンダ制御装置においては、複数
のカレンダロールをそれぞれ駆動装置により回転駆動し
ながら所定の圧力でシート材料を挟み込んで加工し次行
程へ送出するスーパカレンダ制御装置であって、カレン
ダロールのニップ圧力を検出して圧力信号を発するニッ
プ圧力検出手段、ニップ圧力に基づいてニップロス分ト
ルクを求める手段、ニップロス分トルクが各カレンダロ
ールに所定の比率で負担されるように各駆動装置のトル
クを補正するニップロス分トルク補正手段を備えたもの
である。ニップロス分トルク補正手段によりニップロス
分トルクが各カレンダロールに所定の比率で負担される
ように各駆動装置のトルクを補正するので、各カレンダ
ロールのニップロス分トルクの補正の応答が良くなると
ともにメインのカレンダロールの負荷変動を抑え、ニッ
プ圧力の変化に対してシート状部材に悪影響を与えな
い。
【0021】そして、ニップロス分トルクを求める手段
はニップ圧力検出手段からの圧力信号とカレンダロール
の回転速度とに基づきニップロス分トルクを求めるもの
であることを特徴とする。ニップロス分のトルクをニッ
プ圧力とカレンダロールの回転速度から求めるので、任
意の速度及びニップ圧力での操業において常に適切にニ
ップロス分トルクを補正することができ、ニップ圧力の
変化に対してシート状部材に悪影響を与えない。
【0022】さらに、カレンダロールは内部に潤滑油が
供給されるものであり、潤滑油を所定の温度に制御する
潤滑油温度制御装置を設けたことを特徴とする。カレン
ダロール単体の摩擦抵抗に影響を与える潤滑油を所定の
温度に制御することにより、潤滑油の温度の変化によっ
て生じる摩擦抵抗の変動を防止できる。また、操業の開
始に先立ち潤滑油の温度を所望の温度にするための慣ら
し運転を要しない。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1は、ニップ圧力設定器からのニップ圧力信号に基
づいて求められたニップロス分トルクを、所定の比率、
例えば各カレンダロールを駆動する電動機の容量比で分
配して各電動機の駆動トルクを補正するようにしたもの
である。図1、図2は、この発明の実施の形態1を示す
ものであり、図1はスーパカレンダ制御装置の構成を示
すブロック図、図2はカレンダロールの速度及びニップ
圧力の変化を示す説明図である。
【0024】図1において、1aはメインのカレンダロ
ール、1bはヘルプのカレンダロール、2は製品である
長尺のシート状の紙、3aはカレンダロール1aを駆動
するメイン電動機、3bはカレンダロール1bを駆動す
るヘルプ電動機である。メイン及びヘルプのカレンダロ
ール1a,1bは、図1のように上下方向に多段に積み
重ねられ、各カレンダロール1a,1bの間に製品とな
る紙2が通され、加圧されながら艶出しされる。
【0025】4aはメイン電動機3aを制御するメイン
駆動制御装置、4bはヘルプ電動機3bを制御するヘル
プ駆動制御装置である。5は速度基準設定回路であり、
メイン駆動制御装置4a及びヘルプ駆動制御装置4bに
基準速度を設定するための基準速度信号を出力する。6
はメカニカルロス分トルク補正回路であり、メイン及び
ヘルプのカレンダロール1a,1bのロール単体のメカ
ニカルロス分トルクをメイン駆動制御装置4a及びヘル
プ駆動制御装置4bに対して補正信号を出力し補正す
る。
【0026】7はニップロス分トルク補正回路であり、
後述のカレンダロール加圧装置9のニップ圧力設定器9
aからのニップ圧力信号に基づいてニップロス分トルク
を算出してこのニップロス分トルクに応じた出力信号を
出力する。ニップロス分トルクは、例えばニップ圧力に
比例する一次関数として算出する。8は開閉接点であ
り、カレンダロール1a,1bが開放されている時に開
となり、紙を介して相互に接触しているときに閉成す
る。
【0027】9はカレンダロール加圧装置であり、例え
ば空気圧シリンダ(図示しない)を用いてカレンダロー
ル1aを図1の上方向に押圧して、カレンダロール1
a,1b及び各カレンダロール1b,1b同士を押しつ
けニップ圧力を発生させる。カレンダロール加圧装置9
には、ニップ圧力設定器が9aが設けられており、この
ニップ圧力設定器9aから出力されるニップ圧力信号に
基づき上記空気圧シリンダの空気圧を制御して所定のニ
ップ圧力を発生させる。また、上記ニップ圧力信号がニ
ップロス分トルク補正回路7に出力される。
【0028】10は負荷分担演算回路であり、メインの
カレンダロール1aの実負荷トルクを各ヘルプのカレン
ダロール1bにて負荷分担させるためのものである。1
2はフイードバック回路であり、メインのカレンダロー
ル1aの実負荷トルクを、負荷分担演算回路10にフイ
ードバックする。
【0029】11はニップロス分トルク分担演算回路で
あり、ニップロス分トルク補正回路7の出力信号に基づ
いてニップロス分トルクをメインのカレンダロール1a
及びヘルプのカレンダロール1bに所定の比率で分配す
るように、メイン及び各ヘルプ駆動制御装置4a,4b
に補正信号を出力する。上記所定の比率は、例えばメイ
ン電動機3a及びヘルプ電動機3bの容量比で分配する
ように定める。
【0030】なお、この実施の形態では、カレンダロー
ル1a、1bの回転速度を検出する簡易な手段として速
度基準設定回路5の設定値から回転速度を得ている。ま
た、メカニカルロス分トルク補正回路6と、メイン駆動
制御装置4a及びヘルプ駆動制御装置4bにて、メカニ
カルロス分トルク補正手段を構成している。ニップロス
分トルク分担演算回路11とメイン駆動制御装置4a及
びヘルプ駆動制御装置4bにて、ニップロス分トルク補
正手段を構成している。
【0031】次に、以上のように構成された制御装置の
動作について説明する。メインのカレンダロール1a及
びヘルプのカレンダロール1bは、メイン及びヘルプ電
動機3a,3bによって駆動される。メイン及びヘルプ
電動機3a,3bは、メイン及びヘルプ駆動制御装置4
a,4bによって速度基準設定回路5で設定された速度
になるように制御される。また、メインのカレンダロー
ル1a及びヘルプのカレンダロール1bは、カレンダロ
ール加圧装置9により所定の圧力で相互に押し付けられ
る。
【0032】通常の操業手順においては、まず各メイン
のカレンダロール1a及びヘルプのカレンダロール1b
間に所定の間隙を有するいわゆるカレンダロールが開放
された状態で、通紙速度といわれる一定の低速度にて、
メインのカレンダロール1a及びヘルプのカレンダロー
ル1bを駆動し、図1の上方から順に各カレンダロール
1b間及びカレンダロール1b,1a間に紙2を通して
いく。
【0033】この通紙作業が終了後、メインのカレンダ
ロール1a及びヘルプのカレンダロール1bを互いに押
しつけてカレンダロールを閉状態にして徐々に速度を加
速させていき、一定の時間後に所定の操業速度となるよ
うにメイン及びヘルプ電動機3a,3bにより各カレン
ダロール1a,1bを回転駆動する。
【0034】上記カレンダロールの駆動に際し、メイン
のカレンダロール1a及びヘルプのカレンダロール1b
の各ロール自体の持つロール単体メカニカルロス分トル
クを各メイン駆動制御装置4a及びヘルプ駆動制御装置
4bのおのおのに対応して設けられたメカニカルロス分
トルク補正回路6から補正信号を与えることにより補正
している。
【0035】このとき、メインのカレンダロール1aの
ニップ圧力は、図2に示すように通紙速度以下では上方
の各ヘルプのカレンダロール1bの自重による加圧のま
まとし、通紙速度から所定の操業速度までの加速する時
及び操業速度に達した後は、加速時の速度及び操業速度
に応じた最適なニップ圧力にて加圧するようにしてい
る。
【0036】そして、カレンダロールが閉状態になる
と、開閉接点8が閉じてニップロス分トルク補正回路7
の出力信号がニップロス分トルク分担演算回路11に入
力され、ニップロス分トルク分担演算回路11はニップ
ロス分トルクをメイン及びヘルプのカレンダロール1b
に所定の比率で分配するように、メイン及び各ヘルプ駆
動制御装置4a,4bに補正信号を出力する。メイン及
び各ヘルプ駆動制御装置4a,4bは、この補正信号に
基づいてメイン及びヘルプカレンダロール1a,1bを
駆動するトルクを補正する。
【0037】さらに、所定の操業速度及び所定のニップ
圧力にて運転されている途中に、連続して操業するため
に前工程にて紙2をつなぎ合わせた継ぎ目がこれらカレ
ンダロールを通過する時は、カレンダロール保護のため
にあらかじめメインのカレンダロール1a及び各ヘルプ
のカレンダロール1b間を開放しておき、紙継ぎ目が通
過した後再度加圧するという操業を行う。
【0038】以上のように、この発明の実施の形態によ
れば、ニップ圧力設定器9aからのニップ圧力信号に基
づいて求めたニップロス分トルクを、ニップロス分トル
ク分担演算回路11で設定された所定の比率でメイン及
びヘルプ電動機に分担させるように、メイン駆動制御装
置4a及びヘルプ駆動制御装置4bにそれぞれ補正信号
を与えるようにしたので、メインのカレンダロール1a
のトルクを必要以上に増減させることがなくなり、補正
の制御遅れや負荷変動を無くし、紙に対して悪影響を与
えないようにできる。従って、製品である紙の品質の確
保が容易であり、また安定した操業を行うことができ
る。
【0039】実施の形態2.上記実施の形態1では、ニ
ップロス分トルクはニップ圧力設定器9aからのニップ
圧力信号の関数として算出しているが、この実施の形態
2では、さらにカレンダロールの運転速度の要素を加味
し、カレンダロールの現在運転速度とニップ圧力の関係
からニップロス分トルクを求めて補正をするようにした
ものである。
【0040】図3〜図6は、この発明の実施の形態2を
示すものであり、図3はスーパカレンダ制御装置の構成
を示すブロック図である。図4はカレンダロールの回転
速度とニップロス分トルクとの関係を示す説明図、図5
はニップ圧力とニップロス分トルクとの関係を示す説明
図、図6はニップロス分トルク補正回路の構成を示す構
成図である。
【0041】図3において、17はニップロス分トルク
補正回路であり、カレンダロール加圧装置9のニップ圧
力設定器9aからのニップ圧力信号に基づいてニップロ
ス分トルクを導き出す。その他の構成については、図1
に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当す
るものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0042】ニップロス分トルク補正回路17は、図6
に示すように第1の演算回路17aと第2の演算回路1
7bを有する。このニップロス分トルク補正回路17に
カレンダロール加圧装置9のニップ圧力設定器9aから
のニップ圧力信号Pが入力され、カレンダロールの回転
速度とニップ圧力との関係について実測により得られた
データに基づいてカレンダロールの回転速度とニップ圧
力とに応じたニップロス分トルクを求める。
【0043】すなわち、図4のような圧力P1,P2,
P3,P4をパラメータとしたカレンニップロス分トル
ク補正回路17ダロールの回転速度とニップロス分トル
クの関係の実測データから折れ線C1,C2,C3,C
4が得られたとする。そして、この折れ線C1,C2,
C3,C4を近似曲線D1,D2,D3,D4で近似す
る。例えば、回転数Nが600rpmのときの圧力Pと
ニップロス分トルクTpとの関係を近似曲線D1,D
2,D3,D4から求めるとは図5のようになる。この
ときのニップロス分トルクTpとニップ圧力Pとの関係
は、次の近似式で表される。 Tp=f(P)
【0044】次に、このTpに回転数Nの変化にともな
う補正係数Kを乗算する。例えば、補正係数Kは、次式
で表される。 K=1+(N−600)/1500 従って、任意の回転数N及びニップ圧力Pにおけるニッ
プロス分トルクTは次の式により求められる。 T=(1+(N−600)/1500)・f(P)
【0045】このようにして求められたニップロス分ト
ルクTに応じた出力信号が出力される。そして、カレン
ダロール1a,1bが閉状態になると、開閉接点8が閉
じてニップロス分トルク分担演算回路11に入力され
る。ニップロス分トルク分担演算回路11はニップロス
分トルクをメイン及び各ヘルプのカレンダロール1bが
所定の比率で分担するように、メイン及び各ヘルプ駆動
制御装置4a,4bに補正信号を出力する。メイン及び
各ヘルプ駆動制御装置4a,4bは、この補正信号に基
づいてメイン及びヘルプカレンダロール1a,1bを駆
動するトルクを補正する。
【0046】以上のように、この発明によれば、実測デ
ータに基づくカレンダロールのニップ圧力と操業速度と
の関係よりニップロス分トルクを求めニップロス分トル
ク補正回路17を備えたので、任意の速度及びニップ圧
力での操業において常に適切にニップロス分トルクを補
正することができる。従って、ニップ圧力の変化に対し
て製品である紙に悪影響をあたえず、より安定した操業
を行うことができる。
【0047】実施の形態3.この発明の実施の形態3
は、メインのカレンダロール及び各ヘルプのカレンダロ
ール内を循環している潤滑油の温度を制御し、常時所定
の温度に保つようにしたものである。図7、図8はこの
発明の実施の形態3を示すもので、図7はスーパカレン
ダ制御装置の構成を示すブロック図、図8はクラウンロ
ールの構成を示す説明図である。
【0048】図7において、21はタンク、22は潤滑
油であり、潤滑油22はタンク21に貯留され、メイン
のカレンダロール1a及び各ヘルプのカレンダロール1
b内を循環して、再びタンク21に戻る。23は温度検
出器であり、タンク21内の潤滑油22の温度を検出す
る。24は温度制御装置であり、温度検出器23の検出
信号に基づいて制御信号を発信する。25は加熱装置で
あり、タンク21に設けられた電気ヒータにより潤滑油
22の温度を所定の温度になるように加熱する。25は
冷却装置であり、冷却水を図示しない熱交換器に通水す
ることによりタンク21内の潤滑油22の温度を所定の
温度になるように冷却する。
【0049】温度制御装置24の制御信号が加熱装置2
5及び冷却装置25に出力され、ヒータのオンーオフ制
御あるいは冷却水のオンーオフ制御により潤滑油22の
加熱あるいは冷却を行うことにより潤滑油22の温度を
所定の温度に保つよう制御する。その他の構成について
は、図1に示した実施の形態1と同様のものであるの
で、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0050】因みに、図8(a)は一般的なコントロー
ルドクラウンロールタイプのカレンダロール31の構造
を示したものであり、回転するシェル32は内部が空洞
となっており、回転しない内部構造物33を構成するセ
ンターシャフト34、移動部材35、丸棒状のサポート
36を介して移動部材34に支えられたシュー37を有
する。
【0051】なお、シュー37とシェル32との間に
は、油膜38が形成されており、両者間の摩擦抵抗を軽
減する。そして、図8(a)の矢印Gから油圧を加え、
移動部材35に力を与え、シュー37をシェル32に押
圧することによりシェル32にに半径方向から圧力をか
けながらシェル32を支持する。これにより、カレンダ
ロール31の変形を機械的に防止し、カレンダロール間
の幅方向の押しつけ圧力分布が均一になるように制御で
きる。なお、シュー37を図5(b)のように上下方向
に2箇所設けてシェル32を上及び下方向に押圧するダ
ブルシュー形コントロールドクラウンロールタイプのも
のもある。
【0052】カレンダロールは一般的に上記のような構
造になっている。このため、カレンダロールのシェル3
2とシュー37との摩擦部に、タンク21から潤滑油2
2(図7参照)を供給し、油膜38を形成しながら回転
させている。しかし、この潤滑油22の粘度によってカ
レンダロール31のメカニカルロスは大きく変化する。
さらに、この潤滑油22の粘度は、主に潤滑油温度に依
存している。
【0053】そこで、この発明の実施の形態3は、温度
制御装置24により、カレンダロール単体の摩擦抵抗に
影響を与える潤滑油を所定の温度に制御することによ
り、潤滑油の温度の変化によって生じるカレンダロール
単体のメカニカルロス分トルクの変動を防止するように
した。また、潤滑油が所定の温度のときのメイン及びヘ
ルプのカレンダロールのメカニカルロス分トルクを計測
しておけば、従来のように周囲温度の変化により潤滑油
温度が変化したため設定したメカニカルロス分トルクの
補正値に誤差が生じるという問題を解消することができ
る。
【0054】さらに、この発明の実施の形態3では、上
記潤滑油22の温度を所定の温度に制御することができ
るため、従来のように運転開始後潤滑油の温度が上昇し
安定するまで長時間慣らし運転をしないと安定した操業
が出来ないといった問題も解消することができる。従っ
て、操業能率を向上させることができる。なお、実施の
形態3では、全てのカレンダロールの潤滑油の温度を制
御するものを示したが、カレンダロールの中でも、樹脂
で製作された樹脂製のカレンダロール群やロール面が弾
性を有する弾性部材で形成された弾性カレンダロール群
等の少なくとも一部のカレンダロールについて、このよ
うな温度制御を行っても同様の効果を奏する。
【0055】なお、上記各実施の形態では、ニップロス
分トルク補正回路7,17に入力されるニップ圧力信号
は、カレンダロール加圧装置9に設けられたニップ圧力
設定器9aから得るものを示したが、他の方法例えばカ
レンダロールにニップ圧力を与える空気圧や油圧の圧力
を直接検出して得てもよい。また、実施の形態2におい
て、ニップロス分トルクTを計算式によって求めるもの
を示したが、テーブル形式でデータを保持するようにし
てもよい。テーブル形式でデータを持てば参照速度が速
くなるので迅速に補正ができる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】本発明のスーパカレンダ制御装置において
は、複数のカレンダロールをそれぞれ駆動装置により回
転駆動しながら所定の圧力でシート材料を挟み込んで加
工し次行程へ送出するスーパカレンダ制御装置であっ
て、カレンダロールのニップ圧力を検出して圧力信号を
発するニップ圧力検出手段、ニップ圧力に基づいてニッ
プロス分トルクを求める手段、ニップロス分トルクが各
カレンダロールに所定の比率で負担されるように各駆動
装置のトルクを補正するニップロス分トルク補正手段を
備えたものであるので、ニップロス分トルク補正手段に
よりニップロス分トルクが各カレンダロールに所定の比
率で負担されるように各駆動装置のトルクを補正するの
で、各カレンダロールのニップロス分トルクの補正の応
答が良くなるとともにメインのカレンダロールの負荷変
動を抑え、ニップ圧力の変化に対してシート状部材に悪
影響をあたえず品質の確保が容易である。
【0058】そして、ニップロス分トルクを求める手段
はニップ圧力検出手段からの圧力信号とカレンダロール
の回転速度とに基づきニップロス分トルクを求めるもの
であることを特徴とするので、任意の速度及びニップ圧
力での操業において常に適切にニップロス分トルクを補
正することができ、ニップ圧力の変化に対してシート状
部材に悪影響を与えない。従って、シート状部材の品質
の確保が容易であり、また安定した操業を行うことがで
きる。
【0059】さらに、カレンダロールは内部に潤滑油が
供給されるものであり、潤滑油を所定の温度に制御する
潤滑油温度制御装置を設けたことを特徴とするので、カ
レンダロール単体の摩擦抵抗に影響を与える潤滑油を所
定の温度に制御することにより、潤滑油の温度の変化に
よって生じる摩擦抵抗の変動を防止でき、シート状部材
の品質を容易に確保できる。また、操業の開始に先立ち
潤滑油の温度を所望の温度にするための慣らし運転を要
しないので、操業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるスーパカレン
ダ制御装置の構成を示す構成図である。
【図2】 時間経過に対するカレンダロールの速度及び
ニップ圧力の関係を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2であるスーパカレン
ダ制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 カレンダロールの回転速度とニップロス分ト
ルクとの関係を示す説明図である。
【図5】 ニップ圧力とニップロス分トルクとの関係を
示す説明図である。
【図6】 ニップロス分トルク補正回路の構成を示す構
成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3であるスーパカレン
ダ制御装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 クラウンロールの構成を示す説明図である。
【図9】 従来のスーパカレンダ制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1a メインのカレンダロール、1b ヘルプのカレン
ダロール、2 紙、3a メイン電動機、3b ヘルプ
電動機、4a メイン駆動制御装置、4b ヘルプ駆動
制御装置、5 速度基準設定回路、6 メカニカルロス
分トルク補正回路、7 ニップロス分トルク補正回路、
9 カレンダロール加圧装置、10 負荷分担演算回
路、12 フィードバック回路、11 ニップロス分ト
ルク分担演算回路、17 ニップロス分トルク補正回
路、22 潤滑油、23 温度検出器、24 温度制御
装置、25 加熱装置、25 冷却装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 太亮 北海道江別市王子1番地 王子製紙株式会 社江別工場内 Fターム(参考) 4L055 CH02 CH30 DA09 DA16 DA17 DA30 FA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカレンダロールをそれぞれ駆動装
    置により回転駆動しながら所定の圧力でシート材料を挟
    み込んで加工し次行程へ送出するスーパカレンダ制御装
    置であって、上記カレンダロールのニップ圧力を検出し
    て圧力信号を発するニップ圧力検出手段、上記ニップ圧
    力に基づいてニップロス分トルクを求める手段、上記ニ
    ップロス分トルクが上記各カレンダロールに所定の比率
    で負担されるように上記各駆動装置のトルクを補正する
    ニップロス分トルク補正手段を備えたスーパカレンダ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスーパカレンダ制御装
    置において、ニップロス分トルクを求める手段はニップ
    圧力検出手段からの圧力信号とカレンダロールの回転速
    度とに基づきニップロス分トルクを求めるものであるこ
    とを特徴とするスーパーカレンダ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスーパカレンダ制御装
    置において、カレンダロールは内部に潤滑油が供給され
    るものであり、上記潤滑油を所定の温度に制御する潤滑
    油温度制御装置を設けたことを特徴とするスーパカレン
    ダ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3512997A4 (en) * 2016-09-15 2020-02-26 Valmet AB PULP WASHING AND DEHYDRATION APPARATUS, CONTROL SYSTEM FOR SUCH APPARATUS, AND PULP TREATMENT METHOD IN SUCH APPARATUS
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