JP2003300670A - ソレノイドコイルの製造装置及び製造方法 - Google Patents

ソレノイドコイルの製造装置及び製造方法

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JP2003300670A
JP2003300670A JP2002107995A JP2002107995A JP2003300670A JP 2003300670 A JP2003300670 A JP 2003300670A JP 2002107995 A JP2002107995 A JP 2002107995A JP 2002107995 A JP2002107995 A JP 2002107995A JP 2003300670 A JP2003300670 A JP 2003300670A
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wire rod
solenoid coil
bobbin
wire
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JP2002107995A
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Katsutoshi Nishikawa
勝敏 西川
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Hamanakodenso Co Ltd
Original Assignee
Hamanakodenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線材の高占積率を実現するソレノイドコイル
の製造装置を提供する。 【解決手段】 ソレノイドコイルの製造装置10は、回
転軸線O周りに回転可能に設けられボビン52を回転軸
線Oと同心上に一体回転可能に保持する保持部16、保
持部16を回転駆動する駆動手段17、線材60を保持
部16に固定する固定手段18、保持部16と一体回転
可能に且つ保持部16との一体回転により受ける遠心力
により保持部16に対し相対変位可能に保持部16に支
持される重量部20を備える。固定手段18は、ボビン
52の巻芯54の外周上から巻芯一端部54aのフラン
ジ56aに係合して屈曲し巻芯他端部54bとは反対側
に向かって延伸する線材60の先端部60aを固定す
る。重量部20は、一体に回転する保持部16に対し上
記遠心力により相対変位することで、線材60のうち屈
曲部60bと先端部60aとの間にテンションを掛け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイドコイル
の製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボビンの巻芯に導電性の線材が積
層状に巻線されるソレノイドコイルが知られている。ソ
レノイドコイルとしては、ボビンにおいて巻芯の一端部
又は両端部に径方向外側に突出するフランジを設けたも
のや、そのようなフランジを設けないもの等がある。
【0003】ソレノイドコイルを製造する製造装置の一
例が図に示されている。図10(A)の製造装置1は、
ボビン2の巻芯3の両端部3a,3bにフランジ4a,
4bを有するソレノイドコイルを製造する装置である。
この製造装置1においては、回転軸線Xに周りに回転可
能な保持部7に対しボビン2を回転軸線Xと同心上に一
体回転可能に保持させる。続いて、ボビン2に巻線する
線材6を巻芯3の外周上に引き込んで巻芯一端部3aの
フランジ4aに係合させた後、固定手段8により線材先
端部6aをフランジ4aの巻芯他端部3bとは反対側に
おいて保持部7に固定する。あるいは固定手段8により
線材先端部6aをフランジ4aの巻芯他端部3bとは反
対側において保持部7に固定した後、線材6をフランジ
4aに係合させて巻芯3の外周上に引き込む。いずれの
場合にも線材6は、図10(A),(B)に示すよう
に、ボビン2の巻芯3の外周上から巻芯一端部3aのフ
ランジ4aに係合して屈曲し巻芯他端部3bとは反対側
に向かって延伸する状態となる。この状態で駆動手段9
により保持部7を回転駆動すると、ボビン2が保持部7
と一体に回転し、巻芯3の外周に線材6が巻線される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記製造装置1
では、線材6の保持部7への固定並びにフランジ4aへ
の係合を実施する際に、それら固定、係合の順が上述の
いずれであっても、図11に示すように、フランジ4a
への係合により形成される線材6の屈曲部6bが巻芯3
外周の巻線領域Yに突出することがある。この場合、図
11において線材断面に符号j,sを付して示すよう
に、2層目以降の巻線時に屈曲部6bが邪魔すること
で、本来巻かれるはずの層とは異なる層に線材6が巻か
れてしまう。また、図11において線材断面に符号j,
rを付して示すように、上記異なる層に巻かれた線材部
分(j)により、それに接触して巻かれる線材部分
(r)が本来巻かれる位置から径方向内側にずれてしま
う。このような線材6の乱巻きが発生すると、巻線領域
Yにおける線材6の占積率が低下するため、製品におい
て所望の性能が得られなくなる。本発明の目的は、線材
の高占積率を実現するソレノイドコイルの製造装置及び
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のソレノイドコイルの製造装置によると、固定手段は、
保持部に保持されるボビンの巻芯の外周上から巻芯一端
部のフランジに係合して屈曲し巻芯の他端部とは反対側
に向かって延伸する線材についてその延伸先端部を保持
部に固定する。そして重量部は、駆動手段で回転駆動さ
れる保持部との一体回転により遠心力を受けることで保
持部に対し相対変位して、線材のうち屈曲部と延伸先端
部との間にテンションを掛ける。これにより線材の屈曲
部は、延伸先端部側に向かって引張られることで、巻芯
外周の巻線領域への突出量が低減される。したがって、
積層状に巻線される線材に対し屈曲部が干渉し難くなる
ので、線材の乱巻きが防止されて、巻線領域における線
材の占積率が高められる。
【0006】本発明の請求項2に記載のソレノイドコイ
ルの製造装置によると、固定手段は、保持部に保持され
るボビンの巻芯の外周上から、巻芯一端部に当接する当
接部に係合して屈曲し巻芯の他端部とは反対側に向かっ
て延伸する線材についてその延伸先端部を保持部に固定
する。そして重量部は、駆動手段で回転駆動される保持
部との一体回転により遠心力を受けることで保持部に対
し相対変位して、線材のうち屈曲部と延伸先端部との間
にテンションを掛ける。これにより線材の屈曲部は、延
伸先端部側に向かって引張られることで、巻芯外周の巻
線領域への突出量が低減される。したがって、積層状に
巻線される線材に対し屈曲部が干渉し難くなるので、線
材の乱巻きが防止されて、巻線領域における線材の占積
率が高められる。
【0007】本発明の請求項3及び4に記載のソレノイ
ドコイルの製造装置は、一端部が回動軸線周りに回動可
能に保持部に支持される腕部をさらに備える。重量部
は、この腕部の他端部側に一体回動可能に設けられ、遠
心力により上記回動軸線周りに回転することで屈曲部と
延伸先端部との間において線材を押圧する。したがっ
て、遠心力を受ける重量部により線材にテンションを掛
ける構成を比較的簡素に実現できる。
【0008】本発明の請求項5及び6に記載のソレノイ
ドコイルの製造装置は、一端部が移動軸線に沿って往復
移動可能に保持部に支持される腕部をさらに備える。重
量部は、この腕部の他端部側に一体移動可能に設けら
れ、遠心力により上記移動軸線に沿う一方向に移動する
ことで屈曲部と延伸先端部との間において線材を押圧す
る。したがって、遠心力を受ける重量部により線材にテ
ンションを掛ける構成を比較的簡素に実現できる。
【0009】本発明の請求項7に記載のソレノイドコイ
ルの製造方法によると、請求項1〜6のいずれか一項に
記載のソレノイドコイルの製造装置を用い、保持工程に
おいて保持部にボビンを保持させ、固定工程において、
線材が巻芯の外周上からフランジ又は当接部に係合して
屈曲し巻芯の他端部側に向かって延伸するようにその線
材の延伸先端部を保持部に固定手段で固定する。さらに
巻線工程において、駆動手段により保持部を回転駆動す
ることで、遠心力により重量部を保持部に対して相対変
位させて線材のうち屈曲部と延伸先端部との間にテンシ
ョンを掛けつつ、その線材を巻芯に積層状に巻線する。
このように線材の巻線時には、線材のうち屈曲部と延伸
先端部との間にテンションを掛けるため、線材の屈曲部
は延伸先端部側に向かって引張られて、巻線領域への突
出量を低減される。したがって、積層状に巻線される線
材に対し屈曲部が干渉し難くなるので、線材の乱巻きが
防止されて、巻線領域における線材の占積率が高められ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第一実施例)本発明の第一実施例によるソレノイドコ
イルの製造装置(以下、コイル製造装置という)を図1
及び図2に示す。本実施例のコイル製造装置10は、図
3に示すフランジ付きソレノイドコイル50を製造する
装置である。
【0011】まず、ソレノイドコイル50について説明
する。ソレノイドコイル50は、ボビン52と巻線部5
3とから構成されている。ボビン52は、円筒状の巻芯
54と、その巻芯54の両端部54a,54bに設けら
れたフランジ56a,56bとを有する。フランジ56
a,56bは共に、外径が巻芯54よりも大径の概ね円
環板状に形成され、巻芯54の中心軸線Nと同心上に設
けられている。これにより各フランジ56a,56b
は、巻芯54の対応する端部54a,54bから径方向
外側に突出している。一方のフランジ56aには、板厚
方向に貫通すると共に外周縁部から概ね径方向内側に向
かって延びる切欠き58が設けられている。切欠き58
については、挿入される線材60がその長さ方向に摺動
可能な大きさに形成されている。巻線部53は、巻芯5
4外周の巻線領域αにおいて積層状に巻線された複数層
(本実施例では4層)の線材60により形成されてい
る。線材60としては、導電性を有する例えば銅線等の
金属線を用いることができる。
【0012】次に、コイル製造装置10について説明す
る。コイル製造装置10は、テンション装置11、トラ
バース装置12、巻線装置14等を有している。テンシ
ョン装置11は、線材60に所定の大きさのテンション
を掛けつつ線材60をトラバース装置12に供給する。
【0013】トラバース装置12は、テンション装置1
1より供給される線材60を保持しつつ、巻線装置14
の保持部16の回転軸線Oに平行な方向(図1(A)の
上下方向)に往復移動可能である。トラバース装置12
は図示しない制御装置により移動位置を制御され、巻線
装置14に保持されるボビン52への巻線位置に応じた
位置に線材60を供給する。トラバース装置12による
ボビン52への線材供給方向は、上記回転軸線Oに概ね
垂直な方向に設定されている。巻線装置14は、トラバ
ース装置12により供給される線材60をボビン52に
巻線する。巻線装置14は、保持部16、駆動手段とし
ての駆動部17、固定手段としての固定部18、腕部1
9、重量部20を備えている。
【0014】保持部16は、治具芯22、スリーブ2
4、チャック25から構成されている。概ね円柱状の治
具芯22は、その中心軸線に一致する回転軸線O周りに
回転可能に設けられている。治具芯22の一端部の外周
に概ね円筒状を呈するスリーブ24の一端部が嵌合固定
され、そのスリーブ24の他端部の内周にチャック25
が嵌合固定されている。これにより、スリーブ24及び
チャック25は治具芯22と一体に回転軸線O周りに回
転可能である。チャック25は、ソレノイドコイル50
を構成するボビン52のフランジ56aを回転軸線Oと
同心上に一体回転可能に保持する。チャック25及びス
リーブ24には、各々の外周壁に開口し、チャック25
に保持されたボビン52の切欠き58近傍からフランジ
56aのフランジ56bとは反対側(すなわち巻芯54
の端部54bとは反対側)に向かって延びるスリット2
6が形成されている。スリット26のチャック25側部
分については、線材60がその長さ方向に通過可能な大
きさに形成されている。スリット26のスリーブ24側
部分については、線材60がその長さ方向に通過可能な
大きさであって、腕部19及び重量部20を収容可能な
大きさに形成されている。
【0015】駆動部17は、駆動軸28と、図示しない
駆動源とから構成されている。駆動軸28には、その駆
動軸線Pと同心上に治具芯22の反スリーブ側端部が連
結固定されている。駆動源は、駆動軸28を駆動軸線P
周りに回転駆動することで、保持部16(治具芯22)
を回転軸線O周りに回転駆動する。駆動源としては例え
ば電動モータが使用される。
【0016】固定部18は、治具芯22の反スリーブ側
端部にその治具芯22と一体回転可能に設けられてい
る。具体的に固定部18は、突出軸30、第一挟持板3
1、第二挟持板32、付勢部材としてのコイルばね33
から構成されている。突出軸30は、治具芯22の外周
壁のうちスリット26のスリーブ24側部分の端部近傍
位置から回転軸線Oに垂直な方向に突出している。第一
挟持板31及び第二挟持板32は概ね円環板状に形成さ
れている。第一挟持板31は、突出軸30の突出先端部
に同心上に嵌合固定されている。第二挟持板32は第一
挟持板31よりも治具芯22側において、突出軸30に
同心上にその軸方向に往復移動可能に嵌合されている。
コイルばね33により第二挟持板32は第一挟持板31
側に向かって付勢されている。第一挟持板31と第二挟
持板32はそれぞれ、互いに近づくにつれ小径となるテ
ーパ壁を有する。図1(A)に示すように、第一挟持板
31と第二挟持板32とは、各々のテーパ壁の間に線材
60をコイルばね33の付勢力により挟持することで、
その線材60を保持部16に固定する。
【0017】腕部19は、治具芯22の中央部に治具芯
22と一体回転可能に設けられている。具体的には、腕
部19はロッド状に形成されている。腕部19の一端部
19aは、保持部16の回転軸線Oとねじれの位置にあ
る回動軸線Q周りに回動可能に保持部16の治具芯22
に支持されている。尚、回動軸線Qは、図1(A)にお
いて紙面に垂直な方向に延びる軸線である。腕部19の
他端部19b側は、図1(A)及び図2(A)に示すよ
うに、スリーブ24のスリット26内を回動軸線Q周り
に回動可能である。図1(A)に示すように腕部19
は、保持部16が回転していないとき他端部19b側が
同図の上方を向く回動位置にセットされる。以下、この
腕部19のセット位置を初期位置という。
【0018】重量部20は腕部19の他端部19bに設
けられ、その他端部19bの重量を増加させている。こ
れにより、重量部20は腕部19を介して保持部16
(治具芯22)に回動可能に支持され、保持部16の回
転時に遠心力を受けることで図1(A)及び図2(A)
に示すように回動軸線Q周りに回転することができる。
また、腕部19の初期位置において重量部20はスリッ
ト26の底壁部27に当接する。重量部20の設定重量
Mについては、保持部16を所定の角速度ωで回転させ
るときに重量部20に作用させたい遠心力Fを実現する
ように、下記の[式1]を用いて算出できる。尚、[式
1]においてRは、重量部20の重心と回転軸線Oとの
距離を表している。 M=F/(Rω2) [式1]
【0019】次に、コイル製造装置10を用いてソレノ
イドコイル50を製造する方法について説明する。 (1)巻線装置14のチャック25にボビン52を保持
させて固定する。このときボビン52の切欠き58とス
リット26とが接続されるようにボビン52を位置決め
する。この工程(1)が保持工程に相当する。 (2)巻線装置14の腕部19を初期位置にセットす
る。 (3)トラバース装置12について、巻芯54外周に設
定される巻線領域αのフランジ56a側端部に線材60
を供給する位置に移動させる。
【0020】(4)テンション装置11より供給されト
ラバース装置12に保持される線材60の先端部60a
をトラバース装置12から引き出す。そして巻線装置1
4において、上記引き出した線材60を巻芯54の外周
上に引き込み、切欠き58に通すことでフランジ56a
に係合させた後、スリット26を通し、その線材60の
先端部60aを第一挟持板31と第二挟持板32との間
に挟持させて保持部16に固定する。あるいは巻線装置
14において、線材60の先端部60aを第一挟持板3
1と第二挟持板32との間に挟持させて保持部16に固
定した後、線材60をスリット26及び切欠き58に順
に入り込ませてフランジ56aに係合させ、さらに巻芯
54の外周上に引き込んでトラバース装置12側に延伸
させる。いずれの場合にも線材60は、図1(A),
(B)に示すように、巻芯54の外周上から巻芯一端部
54a側のフランジ56aに係合して屈曲し巻芯他端部
54bとは反対側に向かって延伸する状態となる。この
状態において、フランジ56aへの係合により形成され
る屈曲部60bは、図1(A)に示すように巻芯54外
周の巻線領域αに突出している。また、その屈曲部60
bと延伸先端部60aとの間において線材60は、図1
(A)に示すように、初期位置にある腕部19の端部1
9bの重量部20にスリット26の底壁部27とは反対
側から接触する。この工程(4)が固定工程に相当す
る。
【0021】(5)テンション装置11で線材60にテ
ンションを掛けると共にトラバース装置12を巻線位置
に応じて移動させつつ、駆動部17の駆動源により駆動
軸28を通じて保持部16を回転駆動する。このとき保
持部16は、トラバース装置12から線材60を引き出
す側(図1(B)の矢印β方向)に所定の角速度ωで回
転させられる。これにより、ボビン52が保持部16と
一体に回転し、巻芯54外周の巻線領域αのうちトラバ
ース装置12の移動位置に応じた位置に線材60が積層
状に巻線される。また保持部16の回転により、上記
[式1]に従う遠心力Fが重量部20に作用するため、
重量部20がスリット26の底壁部27から離間する側
(図1(A)の矢印γ方向)に回転し保持部16に対し
て相対変位する。すると、屈曲部60bと延伸先端部6
0aとの間において重量部20に接する線材60が重量
部20により押圧され、その線材60にテンションが掛
けられる。これにより、線材60の屈曲部60bは図2
(A)及び図4に矢印δで示すように先端部60a側に
向かって引張られるため、巻線領域αへの突出量が減少
する。したがって、線材60は図4に示すように、屈曲
部60bに干渉されることなく所望の層に正しく整列巻
線される。すなわち線材60の乱巻きが防止されるの
で、巻線領域αにおいて高い線材占積率を実現すること
ができる。また本実施例では、このような効果を生む重
量部20の変位について、遠心力を利用した腕部19の
回転という比較的簡素な構成で実現しているので、重量
部20を採用することによるコストアップを軽減でき
る。
【0022】尚、重量部20により線材60に掛けるテ
ンションの大きさは、重量部20による線材60の押圧
力の大きさに依存する。また、その線材60の押圧力の
大きさは、重量部20が受ける遠心力F及び重力の合力
の大きさにほぼ等しくなる。したがって、線材60の屈
曲部60bを引張るのに必要なテンションを決定する上
記押圧力から、重量部20に作用させる遠心力Fを推定
できるので、そのようにして推定した遠心力Fから上記
[式1]に基づいて重量部20の重量Mを算定すること
ができる。以上説明した工程(5)が巻線工程に相当す
る。
【0023】上述した第一実施例では、腕部19及び重
量部20の回動軸線Qとして、保持部16の回転軸線O
に対しねじれの位置にある軸線を採用しているが、回転
軸線Oに対し平行な軸線、すなわち回転軸線Oに対し偏
心する軸線を腕部19及び重量部20の回動軸線として
採用してもよい。
【0024】(第二実施例)本発明の第二実施例による
ソレノイドコイルの製造装置(以下、コイル製造装置と
いう)を図5及び図6に示す。第一実施例と実質的に同
一の構成部分には同一符号を付す。第二実施例のコイル
製造装置100は、第一実施例の場合と同様、図3に示
すフランジ付きソレノイドコイル50を製造する。
【0025】コイル製造装置100において、ロッド状
に形成された腕部102の一端部102aは、保持部1
6の回転軸線Oに垂直に交差する移動軸線Lに沿って往
復移動可能に保持部16の治具芯22に支持されてい
る。腕部102の他端部102b側は、図5及び図6に
示すように、スリーブ24のスリット26の底壁部27
からスリット26内に突出可能である。図5に示すよう
に腕部102は、保持部16が回転していないときスリ
ット26内への突出量を最小にする位置にセットされ
る。以下、この腕部102のセット位置を初期位置とい
う。
【0026】またコイル製造装置100の重量部20
は、腕部102の突出端部102bに設けられ、その突
出端部102bの重量を増加させている。これにより、
重量部20は腕部102を介して保持部16(治具芯2
2)に往復移動可能に支持され、保持部16の回転時に
遠心力を受けることで腕部102の突出側に、すなわち
図5に矢印εで示す遠心力方向に直線移動できる。腕部
102の初期位置において、重量部20はそれの腕部1
02側でスリット26の底壁部27に当接する。重量部
20の設定重量については、第一実施例の[式1]と同
様な計算式を用いて算出できる。
【0027】コイル製造装置100を用いてソレノイド
コイル50を製造するには、まず、第一実施例の工程
(1)〜(4)に準ずる工程を実施する。尚、第一実施
例の工程(4)に準ずる工程においてフランジ56aに
係合されると共に保持部16に固定される線材60は、
図5に示すように、屈曲部60bと延伸先端部60aと
の間において、初期位置にある腕部102の端部102
bの重量部20にスリット26の底壁部27とは反対側
から接触する。また、フランジ56aへの係合により形
成される線材60の屈曲部60bは、図5に示すように
巻芯54外周の巻線領域αに突出している。
【0028】次に、第一実施例における工程(5)に代
わる工程として、以下(5’)の内容を実施する。 (5’)テンション装置11で線材60にテンションを
掛けると共にトラバース装置12を巻線位置に応じて移
動させつつ、駆動部17の駆動源により保持部16を第
一実施例の矢印β方向に対応する方向に角速度ωで回転
駆動する。これにより保持部16と一体に回転するボビ
ン52の巻芯54に線材60が積層状に巻線される。こ
のとき本実施例のコイル製造装置100では、保持部1
6の回転により遠心力が重量部20に作用することで、
重量部20がスリット26の底壁部27から離間する側
となる図5の遠心力方向εに移動し保持部16に対して
相対変位する。屈曲部60bと延伸先端部60aとの間
で重量部20に接する線材60は、変位する重量部20
により押圧されてテンションが掛けられる。すると屈曲
部60bは、図6に矢印δで示すように先端部60a側
に向かって引張られるため、巻線領域αへの突出量が減
少させられる。これにより、屈曲部60bの干渉による
乱巻きが防止され線材60が正確に整列巻線されるの
で、巻線領域αにおいて線材60の高占積率を実現でき
る。また本実施例では、このような効果を生む重量部2
0の変位について、遠心力を利用した腕部102の直線
移動という比較的簡素な構成で実現しているので、重量
部20を採用することによるコストアップを軽減でき
る。
【0029】尚、本実施例において重量部20による線
材60の押圧力の大きさは、重量部20の受ける遠心力
の大きさに実質的に等しくなる。したがって、線材60
の屈曲部を引張るために必要なテンションを決定する上
記押圧力に基づいて、重量部20に作用させる遠心力を
推定することで、その推定した遠心力から重量部20の
重量を算定することができる。以上説明した工程
(5’)が巻線工程に相当する。
【0030】上述した第二実施例では、腕部102及び
重量部20の移動軸線Lとして、保持部16の回転軸線
Oに対し垂直に交差する軸線を採用しているが、回転軸
線Oに対し鋭角に交差する軸線あるいは回転軸線Oに対
しねじれの位置にある軸線を腕部102及び重量部20
の移動軸線として採用してもよい。
【0031】また上述した第一及び第二実施例では、ボ
ビン52における巻芯54の両端部54a,54bにフ
ランジ56a,56bを有するソレノイドコイル50の
製造に本発明を適用した例を説明したが、ボビン52に
おける巻芯54の一端部54aのみにフランジ56aを
有するソレノイドコイル50の製造に本発明を適用して
もよい。
【0032】(第三実施例)本発明の第三実施例による
ソレノイドコイルの製造装置(以下、コイル製造装置と
いう)を図7及び図8に示す。第一実施例と実質的に同
一の構成部分には同一符号を付す。第三実施例のコイル
製造装置150は、第一実施例の場合とは異なり、図9
に示すようなボビン202にフランジのないソレノイド
コイル200を製造する。尚、ソレノイドコイル200
のボビン202には、巻芯54の一端部54aから軸方
向外側に向かって巻芯54よりも小径の円筒状に突出す
る突部204が設けられている。
【0033】コイル製造装置150において保持部16
のチャック151には、概ね円環板状の把持爪152が
設けられている。チャック151はその把持爪152の
内周壁でボビン202の突部204を回転軸線Oと同心
上に一体回転可能に保持する。図7に示すように、チャ
ック151の反治具芯側端面壁となる把持爪152の外
壁部154は、保持したボビン52の巻芯一端部54a
の端面に当接することで巻芯54の径方向外側に突出し
た形態を呈する。把持爪152が当接部を構成してい
る。チャック151及びスリーブ24には、各々の外周
壁に開口するように、且つチャック151に保持された
ボビン202の巻芯一端部54aの近傍から巻芯他端部
54bとは反対側に向かって延びるように、スリット2
6が形成されている。尚、本実施例のスリット26は、
チャック151の把持爪152部分でその把持爪152
を板厚方向に貫通すると共に外周縁部から径方向内側に
向かって延びる形態を呈する。このスリット26の把持
爪152部分については、挿入される線材60がその長
さ方向に摺動可能な大きさに形成されている。
【0034】コイル製造装置150の巻線装置14は、
補助部160をさらに備えている。この補助部160
は、本体部161と嵌入部162とから構成されてい
る。補助部160は、チャック151で保持されたボビ
ン202の巻芯他端部54bの端面に本体部161を当
接させ、ボビン202の内周に嵌入部162を嵌入させ
ることで、ボビン202を相対回転可能に補助的に支持
する。本体部161はボビン202への当接により、巻
芯54の径方向外側に突出した形態を呈する。
【0035】次に、コイル製造装置150を用いてソレ
ノイドコイル200を製造する方法について説明する。 (i)巻線装置14のチャック151にボビン202を
保持させて固定すると共に、補助部160でボビン20
2を支持する。この工程(i)が保持工程に相当する。 (ii)巻線装置14の腕部19を初期位置にセットす
る。 (iii)トラバース装置12について、巻芯54外周に
設定される巻線領域αの突部204側端部に線材60を
供給する位置に移動させる。
【0036】(iv)テンション装置11より供給されト
ラバース装置12に保持される線材60の先端部60a
をトラバース装置12から引き出す。そして巻線装置1
4において、上記引き出した線材60を巻芯54の外周
上に引き込み、スリット26の把持爪152部分に通す
ことで把持爪152に係合させた後、スリット26の他
の部分を通し、その線材60の先端部60aを第一挟持
板31と第二挟持板32との間に挟持させて保持部16
に固定する。あるいは巻線装置14において、線材60
の先端部60aを第一挟持板31と第二挟持板32との
間に挟持させて保持部16に固定した後、線材60をス
リット26にスリーブ24側から入り込ませて把持爪1
52に係合させ、さらに巻芯54の外周上に引き込んで
トラバース装置12側に延伸させる。いずれの場合にも
線材60は、図7(A),(B)に示すように、巻芯5
4の外周上から巻芯一端部54aが当接する把持爪15
2に係合して屈曲し巻芯他端部54bとは反対側に向か
って延伸する状態となる。この状態において、把持爪1
52への係合により形成される屈曲部60bは、図7
(A)に示すように巻芯54外周の巻線領域αに突出し
ている。また、その屈曲部60bと延伸先端部60aと
の間において線材60は、図7(A)に示すように、初
期位置にある腕部19の端部19bの重量部20にスリ
ット26の底壁部27とは反対側から接触する。この工
程(iv)が固定工程に相当する。
【0037】(v)第一実施例の工程(5)に準ずる工
程を実施して、ボビン202を図7(B)の矢印β方向
に回転させて線材60を巻線する。このとき、第一実施
例の場合と同様に、遠心力を受けて保持部16に対し相
対変位する重量部20は、線材60のうち屈曲部60b
と延伸先端部60aとの間となる部分に押圧力を及ぼし
て、その線材60にテンションを掛ける。これにより、
把持爪152に係合してできる線材60の屈曲部60b
は、図8(A)に矢印δで示すように先端部60a側に
向かって引張られるため、その屈曲部60bの巻線領域
αへの突出量が減少する。したがって、線材60は屈曲
部60bに邪魔されることなく正確に整列巻線され、巻
線領域αにおける線材60の占積率が高められる。以上
説明した工程(v)が巻線工程に相当する。 尚、上述した第三実施例において、重量部20の保持部
16への支持構造を保持部16に対し相対回動可能な構
造から、第二実施例のような保持部16に対し往復移動
可能な構造に置き換えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例によるソレノイドコイルの
製造装置を示す図であって、(A)は一部切欠き正面図
であり、(B)は(A)におけるB1−B1断面図に相当
する模式図である。
【図2】本発明の第一実施例によるソレノイドコイルの
製造装置を示す図であって、(A)は一部切欠き正面図
であり、(B)は(A)におけるB2−B2断面図に相当
する模式図である。
【図3】本発明の第一及び第二実施例において製造する
ソレノイドコイルを示す図であって、(A)は一部切欠
き正面図であり、(B)は(A)におけるB3−B3断面
図である。
【図4】本発明の第一実施例によるソレノイドコイルの
製造装置の作動を説明するための模式図である。
【図5】本発明の第二実施例によるソレノイドコイルの
製造装置を示す一部切欠き正面図である。
【図6】本発明の第二実施例によるソレノイドコイルの
製造装置を示す一部切欠き正面図である。
【図7】本発明の第三実施例によるソレノイドコイルの
製造装置を示す図であって、(A)は一部切欠き正面図
であり、(B)は(A)におけるB7−B7断面図に相当
する模式図である。
【図8】本発明の第三実施例によるソレノイドコイルの
製造装置を示す図であって、(A)は一部切欠き正面図
であり、(B)は(A)におけるB8−B8断面図に相当
する模式図である。
【図9】本発明の第三実施例において製造するソレノイ
ドコイルを示す図であって、(A)は一部切欠き正面図
であり、(B)は底面図である。
【図10】従来のソレノイドコイルの製造装置を示す図
であって、(A)は一部切欠き正面図であり、(B)は
(A)におけるB10−B10断面図に相当する模式図であ
る。
【図11】従来のソレノイドコイルの製造装置の作動を
説明するための模式図である。
【符号の説明】
10,100,150 ソレノイドコイルの製造装置 14 巻線装置 16 保持部 17 駆動部 18 固定部 19,102 腕部 20 重量部 50,200 ソレノイドコイル 52,202 ボビン 54 巻芯 56a フランジ 60 線材 60a 先端部 60b 屈曲部 152 把持爪(当接部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯の一端部に径方向外側に突出するフ
    ランジを有するボビンの前記巻芯に導電性の線材が積層
    状に巻線されるソレノイドコイルを製造する製造装置で
    あって、 回転軸線周りに回転可能に設けられ、前記ボビンを前記
    回転軸線と同心上に一体回転可能に保持する保持部と、 前記保持部を回転駆動する駆動手段と、 前記線材を前記保持部に固定する固定手段と、 前記保持部と一体回転可能に、且つ前記保持部との一体
    回転により受ける遠心力によって前記保持部に対し相対
    変位可能に前記保持部に支持される重量部と、を備え、 前記保持部に保持される前記ボビンの前記巻芯の外周上
    から前記フランジに係合して屈曲し前記巻芯の他端部と
    は反対側に向かって延伸する前記線材についてその延伸
    先端部を前記固定手段は固定し、 前記重量部は、一体に回転する前記保持部に対し前記遠
    心力により相対変位することで、前記線材のうち前記屈
    曲部と前記延伸先端部との間にテンションを掛けること
    を特徴とするソレノイドコイルの製造装置。
  2. 【請求項2】 ボビンの巻芯に導電性の線材が積層状に
    巻線されるソレノイドコイルを製造する製造装置であっ
    て、 回転軸線周りに回転可能に設けられ、前記ボビンを前記
    回転軸線と同心上に一体回転可能に保持する保持部であ
    って、その保持する前記ボビンの前記巻芯の一端部に当
    接して前記巻芯の径方向外側に突出する当接部を有する
    保持部と、 前記保持部を回転駆動する駆動手段と、 前記線材を前記保持部に固定する固定手段と、 前記保持部と一体回転可能に、且つ前記保持部との一体
    回転により受ける遠心力によって前記保持部に対し相対
    変位可能に前記保持部に支持される重量部と、を備え、 前記保持部に保持される前記ボビンの前記巻芯の外周上
    から前記当接部に係合して屈曲し前記巻芯の他端部とは
    反対側に向かって延伸する前記線材についてその延伸先
    端部を前記固定手段は固定し、 前記重量部は、一体に回転する前記保持部に対し前記遠
    心力により相対変位することで、前記線材のうち前記屈
    曲部と前記延伸先端部との間にテンションを掛けること
    を特徴とするソレノイドコイルの製造装置。
  3. 【請求項3】 一端部が回動軸線周りに回動可能に前記
    保持部に支持される腕部をさらに備え、 前記重量部は、前記腕部の他端部側に一体回動可能に設
    けられ、前記遠心力により前記回動軸線周りに回転する
    ことで前記屈曲部と前記延伸先端部との間で前記線材を
    押圧することを特徴とする請求項1又は2に記載のソレ
    ノイドコイルの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記回動軸線は、前記回転軸線に対し平
    行である又はねじれの位置にあることを特徴とする請求
    項3に記載のソレノイドコイルの製造装置。
  5. 【請求項5】 一端部が移動軸線に沿って往復移動可能
    に前記保持部に支持される腕部をさらに備え、 前記重量部は、前記腕部の他端部側に一体移動可能に設
    けられ、前記遠心力により前記移動軸線に沿う一方向に
    移動することで前記屈曲部と前記延伸先端部との間で前
    記線材を押圧することを特徴とする請求項1又は2に記
    載のソレノイドコイルの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記移動軸線は、前記回転軸線に対し交
    差する又はねじれの位置にあることを特徴とする請求項
    5に記載のソレノイドコイルの製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載のソ
    レノイドコイルの製造装置を用いて前記ソレノイドコイ
    ルを製造する方法であって、 前記保持部に前記ボビンを保持させる保持工程と、 前記線材が前記巻芯の外周上から前記フランジ又は前記
    当接部に係合して屈曲し前記巻芯の他端部とは反対側に
    向かって延伸するようにその線材の延伸先端部を前記保
    持部に前記固定手段で固定する固定工程と、 前記駆動手段により前記保持部を回転駆動することで、
    前記遠心力により前記重量部を前記保持部に対し相対変
    位させて前記線材のうち前記屈曲部と前記延伸先端部と
    の間にテンションを掛けつつ、その線材を前記巻芯に積
    層状に巻線する巻線工程と、を含むことを特徴とするソ
    レノイドコイルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107973190A (zh) * 2016-10-24 2018-05-01 住友电气工业株式会社 线条体的卷绕装置及卷绕方法
CN116072420A (zh) * 2023-03-08 2023-05-05 珠海市日创工业自动化设备有限公司 一种无引脚工字型骨架的绕线机及绕线方法

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