JP2003300138A - レンズ加工方法及びレンズ加工装置並びに眼鏡レンズ - Google Patents

レンズ加工方法及びレンズ加工装置並びに眼鏡レンズ

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JP2003300138A
JP2003300138A JP2002105244A JP2002105244A JP2003300138A JP 2003300138 A JP2003300138 A JP 2003300138A JP 2002105244 A JP2002105244 A JP 2002105244A JP 2002105244 A JP2002105244 A JP 2002105244A JP 2003300138 A JP2003300138 A JP 2003300138A
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lens
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JP2002105244A
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English (en)
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Koji Daimaru
孝司 大丸
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め仕上加工するレンズの設計デ−タを必要
とせず、ガラスレンズ、プラスチックレンズ双方の周面
の加工精度の向上を図る。 【解決手段】 被加工レンズを保持する工程(S3)と、保
持した被加工レンズを眼鏡フレ−ムのレンズ枠形状デ−
タ又は眼鏡に適合できる形状デ−タに基づいて荒加工
し、荒加工レンズを得る工程(S7)と、得られた荒加工レ
ンズの形状を保持した状態で測定して、荒加工レンズの
形状デ−タを得る工程(S8)と、得られた形状デ−タに基
づいて、荒加工レンズを保持した状態で、眼鏡フレ−ム
のレンズ枠に適合した形状又は眼鏡に適合できる形状に
仕上加工する工程(S9)と、を有するレンズ加工方法を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工レンズを眼
鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に加工するレンズ
加工方法と、その方法の実施に使用するレンズ加工装置
とに関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ周面の加工精度の向上を図るた
め、荒加工後にレンズ形状を測定し、この測定によって
得られたレンズ形状デ−タに基づいて仕上げ加工する方
法が知られている。その方法の例として、特開2001-473
48号公報には、回転切削工具を用いて、荒加工を一次荒
加工工程と二次荒加工工程とに分け、最初に一次荒加工
工程でレンズを、レンズ測定工程を実施できるだけの寸
法を残したところまで周面加工して、その状態でレンズ
測定工程を実施し、次いで二次荒加工工程で被加工レン
ズを仕上げ加工する手前まで加工し、最後に、レンズ設
計デ−タ及びレンズ測定工程で取得した測定デ−タなど
に基づいて仕上げ加工を実施して、レンズを所定の周縁
形状に仕上げることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開20
01-47348号公報記載の方法は、段落番号〔0004〕にも記
載されているように、プラスチックレンズの加工の場合
に有効な回転切削工具でレンズ周面を強制切削する切削
式レンズ加工装置である。ガラスレンズにこの方法を適
用した場合、回転切削工具とガラスレンズの接触により
ガラスレンズが割れてしまう可能性が大きく、ガラスレ
ンズを加工することは困難である。また、このような装
置は、従来一般的に知られている、砥石でレンズ周面を
研削する装置と比べ、価格が高価であり、眼鏡店に普及
しずらいという課題を有していた。また、特開2001-473
48号公報記載の方法は、段落番号〔0005〕に記載されて
いるように、ヤゲンを施す仕上げ加工をするには、あら
かじめ、被加工レンズの設計デ−タを必要とする。かか
る被加工レンズの設計デ−タを眼鏡店にある加工装置で
得るのは困難である。
【0004】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、安価で、あらかじめ仕上げ加工するレンズ
の設計デ−タを必要とせず、ガラスレンズ、プラスチッ
クレンズ双方の周面の加工精度の向上が図れるレンズ加
工方法及びレンズ加工装置を提供することを目的とす
る。さらに、本発明は、レンズの溝掘り加工の加工精度
の向上が図れるレンズ加工方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、切削手段とし
て、従来、一般的に知られている砥石でレンズ周面を研
削する研削式を用いて、仕上げ加工の直前段階における
レンズを測定して、仕上げレンズの形状情報を得ると共
に、その測定結果に基づいて仕上げ加工を行うようにし
たことを基本思想とする。
【0006】即ち、本発明の第一の発明は、被加工レン
ズを、ヤゲン溝を有しない荒加工用砥石及びヤゲン溝を
有する仕上げ加工用砥石にて眼鏡フレ−ムのレンズ枠に
適合した形状に加工するレンズ加工方法であって、前記
被加工レンズの凹凸面を挟持することにより、前記被加
工レンズを保持する保持工程と、前記保持工程において
保持した前記被加工レンズを、前記眼鏡フレ−ムのレン
ズ枠形状デ−タに基づいて前記荒加工用砥石にて荒加工
し、荒加工レンズを得る荒加工工程と、前記荒加工工程
で得た荒加工レンズを、前記保持工程において保持した
状態で、前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠形状デ−タに基づ
いて、仕上げレンズにおけるヤゲンの頂点位置及び麓位
置に対応する位置を測定して、仕上げレンズの形状デ−
タを得る形状デ−タ取得工程と、前記形状データ取得工
程で得た形状デ−タに基づいて、前記荒加工レンズを、
前記保持工程において保持した状態で前記眼鏡フレ−ム
のレンズ枠に適合した形状に前記仕上げ加工用砥石にて
加工する仕上げ加工工程と、を有するレンズ加工方法で
ある。この第一の発明は、ヤゲンを施すレンズの加工方
法に使用される。かかる方法によって、レンズ設計デ−
タを測定により得ることが可能となり、眼鏡店でレンズ
加工を行った場合でも加工精度の向上が図れる。
【0007】第二の発明は、被加工レンズを眼鏡に適合
できる形状に加工する加工方法であって、前記被加工レ
ンズの凹凸面を挟持することにより、前記被加工レンズ
を保持する保持工程と、前記保持工程において保持した
前記被加工レンズを、前記眼鏡に適合できる形状デ−タ
に基づいて荒加工用砥石にて荒加工し、荒加工レンズを
得る荒加工工程と、前記荒加工工程で得た荒加工レンズ
を、前記保持工程において保持した状態で、前記眼鏡に
適合できる形状デ−タに基づいて、仕上げレンズにおけ
る周縁位置を測定して、仕上げレンズの形状デ−タを得
る形状デ−タ取得工程と、前記形状データ取得工程で得
た形状デ−タに基づいて、前記荒加工レンズを、前記保
持工程において保持した状態で、前記眼鏡に適合できる
形状に仕上げ加工用砥石にて加工する仕上げ加工工程
と、を有するレンズ加工方法である。かかる方法は平摺
り加工及び溝掘り加工に適用される。
【0008】第三の発明は、被加工レンズを、ヤゲン溝
を有しない荒加工用砥石及びヤゲン溝を有する仕上げ加
工用砥石にて眼鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に
加工するレンズ加工装置であって、前記被加工レンズの
凹凸面を挟持することにより、前記被加工レンズを保持
する保持手段と、前記保持手段によって保持された前記
被加工レンズを、前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠形状デ−
タに基づいて、前記荒加工用砥石にて荒加工し、荒加工
レンズを形成する荒加工手段と、前記荒加工手段によっ
て形成された荒加工レンズを、前記保持手段によって保
持された状態で、仕上げレンズにおけるヤゲンの頂点位
置及び麓位置に対応する位置を測定して、仕上げレンズ
の形状デ−タを求める仕上げレンズ形状測定手段と、前
記仕上げレンズ形状測定手段によって求められた前記形
状デ−タに基づいて、前記荒加工レンズを、前記仕上げ
加工用砥石にて前記保持手段によって保持された状態で
前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に加工する
仕上げ加工手段と、を備えたレンズ加工装置である。か
かる装置は、ヤゲンを施すレンズの加工に適用される。
【0009】第四の発明は、被加工レンズを眼鏡に適合
できる形状に加工する加工装置であって、前記被加工レ
ンズの凹凸面を挟持することにより、前記被加工レンズ
を保持する保持手段と、前記保持手段において保持した
前記被加工レンズを、前記眼鏡に適合できる形状デ−タ
に基づいて荒加工用砥石にて荒加工し、荒加工レンズを
得る荒加工手段と、前記荒加工手段で得た荒加工レンズ
を、前記保持手段において保持した状態で、前記眼鏡に
適合できる形状デ−タに基づいて、仕上げレンズにおけ
る周縁位置を測定して、仕上げレンズの形状デ−タを得
る形状デ−タ取得手段と、前記形状データ取得手段で得
た形状デ−タに基づいて、前記荒加工レンズを、前記保
持手段において保持した状態で、前記眼鏡に適合できる
形状に仕上げ加工用砥石にて加工する仕上げ加工手段
と、を有するレンズ加工装置である。かかる装置は、平
摺り加工及び溝掘り加工に適用される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、実施の形態によるレンズ
加工装置の機能を説明するために模式的に示したブロッ
ク図である。このレンズ加工装置1は、被加工レンズを
眼鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に加工するレン
ズ加工部2、操作パネル3、制御部4、及び記憶部5を
備える。
【0011】レンズ加工部2は、保持手段としてのレン
ズ保持ユニット21、仕上げレンズ形状測定手段、形状
データ取得手段、及び予備測定手段としてのレンズ測定
部22、荒加工手段としての荒加工部23、並びに仕上
げ加工手段としてのヤゲン/平摺り加工部24、ポリッ
シュ加工部25、溝堀加工手段としての溝堀加工部2
6、及び面取り加工手段としての面取り加工部27を備
える。
【0012】レンズ保持ユニット21は、図2に示すよ
うに、被加工レンズLの光軸方向に延在する一対のレン
ズ保持軸211,212を備え、これらレンズ保持軸2
11,212によって被加工レンズLの凹凸面を挟持す
る事により被加工レンズLを保持すると共に、レンズ周
方向の加工位置や測定位置などを移動させるために、被
加工レンズLをレンズ中心周りに周回させる。これによ
り、一旦レンズ保持ユニット21によって被加工レンズ
Lを保持したならば、測定から加工までチャッキングを
解除せずに、ワンチャックでの作業が実現される。
【0013】レンズ測定部22は、図3に示すように、
被加工レンズLを挟んで相対向する一対のスタイラス2
21,222を備え、これらスタイラス221,222
をそれぞれ被加工レンズLの凹面及び凸面に接触させる
事により、その接触位置(レンズ面位置)と当該位置で
のレンズ厚さとを測定する。
【0014】荒加工部23は、図2に示すように、プラ
スチックレンズ用の荒ずり砥石231、及びガラスレン
ズ用の荒ずり砥石232を備える。ヤゲン/平摺り加工
部24は、研削面にヤゲンに対応する溝が形成されたヤ
ゲン加工部と、研削面が平らに形成された平摺り加工部
とからなるヤゲン/平摺り加工用砥石241を備える。
ポリッシュ加工部25は、ポリッシュ用砥石251を備
える。これら砥石231,232,241,251は、
同一の回転軸に取り付けられている。この回転軸の回転
に伴って回転している当該各砥石の何れかに、レンズ保
持ユニット21によって保持された被加工レンズLを圧
接することにより、その砥石に応じた加工が行われるよ
うになっている。
【0015】溝堀加工部26は、図4に示すような溝堀
加工ツール261を備える。溝堀加工ツール261は、
図5に示すように、エンドミル261aを有していて、
所定の周面形状に加工されたレンズLの周面をこのエン
ドミル261aによって所定深さで切り込みながら、当
該レンズLを回転させることにより、溝を連続的に形成
できる。
【0016】面取り加工部27は、図4に示すような面
取り加工ツール271を備える。面取り加工ツール27
1は、図6に示すように、略半球状に形成された研削部
271を有していて、平摺り加工又はヤゲン加工された
レンズLにおける周面とレンズ面との境のエッジをこの
半球状研削部271aで削りおとしながら当該レンズL
を回転させることにより、連続的に面取りを行える。
【0017】操作パネル3は、加工後におけるレンズの
予想形状や各種設定値等が表示される表示部31と、被
加工レンズLの加工に必要な情報を入力すると共に所望
の加工指定を行うための入力部32とからなる。
【0018】制御部3は、CPU等を備えており、記憶部
5に格納されている制御プログラムの実行などに基づい
て、このレンズ加工装置1の動作を司る。また、後述す
るように、この制御部3は判定手段としての機能を有す
る。記憶部4は、ROMやRAM等から構成されており、この
レンズ加工装置1の制御ブログラムや、レンズの画像デ
ータ等を記憶する。
【0019】なお図1中、符号Fはレンズ加工装置1に
通信可能に外付けされたフレームトレーサである。フレ
ームトレーサFは、これにセットされた所望の眼鏡フレ
ームを測定して、そのレンズ枠の3次元形状を現すレン
ズ枠形状データをレンズ加工装置1へ送信する。従っ
て、レンズ加工装置1は、そのための通信インターフェ
ースを備える。なお、フレームトレーサFはレンズ加工
装置1の構成要素ではないが、レンズ加工装置1がフレ
ームトレーサFの機能を有するようにしてもよい。
【0020】以下、図7を参照してレンズ加工装置1の
作用の一例について説明する。 〔S1〕先ず、フレームトレーサFから眼鏡フレ−ムのレ
ンズ枠形状デ−タを取得する。
【0021】〔S2〕次いで操作者は、入力部32を用い
て、いまから加工しようとするレンズが左眼用か右眼用
かを指定すると共に、平摺り加工やヤゲン加工等の加工
タイプを指定する。また操作者は、入力部32を用い
て、装用者の処方データと、幾何学中心間距離データを
含むレイアウト情報とを入力する。すると、制御部3
は、それら入力されたデータに基づく演算により被加工
レンズLの荒摺り加工後のレンズ形状を表す加工形状デ
ータを求める。また操作者は、入力部32を用いて、仕
上げ加工のオプションとして面取り加工及び/又は溝堀
加工を指定する。
【0022】ここでは、加工タイプとしてヤゲン加工を
指定すると共に、オプションとして面取り加工を指定し
た場合について以下説明する。
【0023】なお前述した処方データとしては、瞳孔中
心間距離(PD;pupillary distance)、フレームの幾何学
中心に対するアイポイント高さ等を含むアイポイント情
報、及び乱視軸等を表すデータ等が挙げられる。また幾
何学中心間距離データとしては、レンズ枠の幾何学中心
間距離を表すフレームPD(FPD)や、レンズ間の距離(い
わゆる鼻幅)を表すDBL(Distance Between Lenses)等の
データが挙げられる。
【0024】〔S3〕次いで操作者は、被加工レンズLを
レンズ保持ユニット21にセットすると共に、入力部3
2を用いてレンズの保持を指定する。これにより、被加
工レンズLがレンズ保持ユニット21によってチャック
された状態で保持される(保持工程)。この際、レンズ
Lの光学中心は、レンズ保持ユニット21の保持軸22
1、222の軸方向にあるようにする。その後、操作者
は、入力部32を用いて加工開始を指示する。
【0025】〔S4〕次いで制御部3は、加工開始の指示
を検知すると、少なくとも眼鏡フレ−ムのレンズ枠形状
デ−タ及び装用者のアイポイント情報に基づいて、被加
工レンズLの形状を測定させる制御を行う(予備測定工
程)。これにより、被加工レンズLの凹凸面上における
スタイラス221,222の接触位置が、丁度仕上がっ
たレンズのコバ位置と略同一の軌跡を描くように、保持
軸211,212によって保持された被加工レンズLと
スタイラス221,222とが相対移動しながら、その
接触位置(レンズ面位置)と当該位置でのレンズ厚さと
が測定される。
【0026】〔S5〕次いで制御部3は、上記予備測定工
程における測定結果に基づいて、被加工レンズLが、眼
鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に加工可能か否か
を判定する(判定工程)。なお、レンズ枠に対して被加
工レンズLのサイズが小さすぎた場合には、スタイラス
221,222の接触位置が被加工レンズLの凹凸面上
からそれることになる。
【0027】〔S6〕制御部3は、上記判定工程におい
て、被加工レンズLがレンズ枠に適合した形状に加工可
能でないと判定した場合には(ステップS5;NO)、表示
部31にエラーを表示すると共に、再びステップS3に戻
る。
【0028】〔S7〕一方、制御部3は、上記判定工程に
おいて、被加工レンズLがレンズ枠に適合した形状に加
工可能であると判定した場合には(ステップS5;YE
S)、被加工レンズLを荒加工させる制御を行う。具体
的には、制御部3は、ステップS1で求めたレンズ枠形状
データとに基づく演算により、荒加工データを求める。
ここで、この荒加工データには、荒加工での削り代を表
すデータ等が含まれる。そして、制御部3は、求めた荒
加工データに従って被加工レンズを荒加工するようレン
ズ加工部2を制御する。これにより、プラスチックレン
ズ用の荒ずり砥石231又はガラスレンズ用の荒ずり砥
石232により、被加工レンズLの周縁が研削加工され
て、眼鏡レンズの中間生成体である荒加工レンズを得る
(荒加工工程)。
【0029】〔S8〕次いで、制御部3は、荒加工が終了
すると、上記荒加工工程で得られた荒加工レンズをレン
ズ枠形状デ−タ及び砥石のヤゲン溝形状デ−タなどに基
づいて、測定する。これにより、荒加工レンズの凹凸面
上におけるスタイラス221,222の接触位置が、丁
度仕上がったレンズ(以下、仕上げレンズという。)の
コバ位置(ヤゲン麓位置ともいう。以下、単にコバ位置
という。)及びヤゲンの頂点に対応する凹凸面位置と略
同一の軌跡を描くように、保持軸211,212によっ
て保持された荒加工レンズとスタイラス221,222
とが相対移動しながら、仕上げレンズの形状デ−タを得
る(形状デ−タ取得工程)。
【0030】具体的には、この場合における形状データ
取得工程では図8に示すように、スタイラス221,2
22により、凸面におけるコバ位置a1及びヤゲンの頂
点に対応する位置b1と、凹面におけるコバ位置a2及
びヤゲンの頂点に対応する位置b2の少なくとも4箇所
の測定を行う。これにより、動径デ−タ、凸面側レンズ
面形状デ−タ、凹面側レンズ面形状デ−タ、周縁厚デ−
タ、外径デ−タなどのレンズ設計デ−タが得られる。そ
して、これらレンズ設計デ−タ及びヤゲン加工デ−タを
基に、仕上げレンズの形状デ−タを算出する。なお、測
定の過程で、コバ位置a1,a2にスタイラス221,
222が接触することにより、仮に当該コバ位置a1,
a2にキズ(接触痕)などが付いてしまったとしても、後
述するように、この部分は面取り加工で削りおとすの
で、なんら支障はない。
【0031】このように荒加工が終了した後に、荒加工
レンズを測定することにより、仮に荒加工の過程でレン
ズがひずむこと等によりその保持状態が変化した場合で
あっても、その影響を受けていない仕上げレンズ形状デ
ータを得ることができる。従って、本発明では、レンズ
設計デ−タを測定により求めるので、レンズ設計デ−タ
の蓄積を必要とせずに、ガラスレンズ、プラスチックレ
ンズ双方の周面の加工精度の向上が図れる。
【0032】〔S9〕次いで制御部3は、該仕上げ加工デ
ータに基づいて、荒加工レンズを眼鏡フレ−ムのレンズ
枠に適合した形状に仕上げ加工させる制御を行う(仕上
げ加工工程)。これにより、ヤゲン/平摺り加工用砥石
241の仕上げ加工用砥石及び仕上げ加工用砥石に形成
されたヤゲン溝によって荒加工レンズの周縁がヤゲン加
工されて、眼鏡レンズの中間生成体である仕上げ加工レ
ンズを得る。
【0033】〔S11〕次いで制御部3は、上記形状デ−
タ取得工程において取得された仕上げ加工レンズの形状
デ−タに基づいて、面取り加工データを算出する。ここ
で、この面取り加工データには、面取り加工での削り代
を表すデータ等が含まれる。さらに制御部3は、該面取
り加工データに基づいて、面取り加工を実行させる制御
を行う。これにより、面取り加工部27によって、仕上
げ加工レンズのエッジ部分が面取りされる(面取り加工
工程)。
【0034】以上のステップにより、右眼レンズを得
る。その後、再びステップS3に戻って左眼レンズ用の被
加工レンズをチャックして以下同様の工程を経て左眼レ
ンズを得る。
【0035】次に、加工タイプとして平摺り加工を指定
すると共に、オプションとして面取り加工と溝堀加工の
双方を指定した場合について図7を参照しながら以下説
明する。 〔S1〕先ず、フレームトレーサF等から眼鏡に適合でき
る形状データを取得する。
【0036】〔S2〕次いで操作者は、入力部32を用い
て、いまから加工しようとするレンズが左眼用か右眼用
かを指定する。また操作者は、入力部32を用いて、加
工タイプとして平摺り加工を指定すると共に、オプショ
ンとして面取り加工と溝堀加工の双方を指定する。さら
に操作者は、入力部32を用いて、装用者の処方データ
と、幾何学中心間距離データを含むレイアウト情報とを
入力する。すると、制御部3は、それら入力されたデー
タに基づく演算により被加工レンズLの荒摺り加工後の
レンズ形状を表す加工形状データを求める。
【0037】〔S3〕操作者は、被加工レンズLをレンズ
保持ユニット21にセットすると共に、入力部32を用
いてレンズの保持を指定する。これにより、被加工レン
ズLがレンズ保持ユニット21によってチャックされた
状態で保持される(保持工程)。この際、レンズLの光
学中心は、レンズ保持ユニット21の保持軸221、2
22の軸方向にあるようにする。その後、操作者は、入
力部32を用いて加工開始を指示する。
【0038】〔S4〕次いで制御部3は、加工開始の指示
を検知すると、少なくとも形状データ及び装用者のアイ
ポイント情報に基づいて、被加工レンズLの形状を測定
させる制御を行う(予備測定工程)。これにより、被加
工レンズLの凹凸面上におけるスタイラス221,22
2の接触位置が、丁度仕上がったレンズのコバ位置と略
同一の軌跡を描くように、保持軸211,212によっ
て保持された被加工レンズLとスタイラス221,22
2とが相対移動しながら、その接触位置(レンズ面位
置)と当該位置でのレンズ厚さとが測定される。
【0039】〔S5〕次いで制御部3は、上記予備測定工
程における測定結果に基づいて、被加工レンズLが、眼
鏡に適合できる形状に加工可能か否かを判定する(判定
工程)。
【0040】〔S6〕制御部3は、上記判定工程におい
て、被加工レンズLが眼鏡に適合した形状に加工可能で
ないと判定した場合には(ステップS5;NO)、表示部3
1にエラーを表示すると共に、再びステップS3に戻る。
【0041】〔S7〕一方、制御部3は、上記判定工程に
おいて、被加工レンズLが眼鏡に適合した形状に加工可
能であると判定した場合には(ステップS5;YES)、被
加工レンズLを荒加工させる制御を行う。具体的には、
制御部3は、ステップS1で得た形状データに基づく演算
により、荒加工データを求める。ここで、この荒加工デ
ータには、荒加工での削り代を表すデータ等が含まれ
る。そして、制御部3は、求めた荒加工データに従って
被加工レンズを荒加工するようレンズ加工部2を制御す
る。これにより、プラスチックレンズ用の荒ずり砥石2
31又はガラスレンズ用の荒ずり砥石232により、被
加工レンズLの周縁が研削加工されて、眼鏡レンズの中
間生成体である荒加工レンズを得る(荒加工工程)。
【0042】〔S8〕次いで、制御部3は、荒加工が終了
すると、上記荒加工工程で得られた荒加工レンズを形状
デ−タなどに基づいて測定する。これにより、荒加工レ
ンズの凹凸面上におけるスタイラス221,222の接
触位置が、丁度仕上がったレンズのコバ位置と略同一の
軌跡を描くように、保持軸211,212によって保持
された荒加工レンズとスタイラス221,222とが相
対移動しながら、仕上げレンズの形状デ−タを得る(形
状データ取得工程)。
【0043】具体的には、この場合における形状データ
取得工程では図9に示すように、スタイラス221,2
22により、凸面におけるコバ位置c1と、凹面におけ
るコバ位置c2の少なくとも2箇所の測定を行う。これ
により、動径デ−タ、凸面側レンズ面形状デ−タ、凹面
側レンズ面形状デ−タ、周縁厚デ−タ、外径デ−タなど
のレンズ設計デ−タが得られる。そして、これらレンズ
設計デ−タ及びヤゲン加工デ−タを基に、仕上げレンズ
の形状デ−タを算出する。なお、測定の過程で、コバ位
置c1,c2にスタイラス221,222が接触するこ
とにより、仮に当該コバ位置c1,c2にキズ(接触痕)
などが付いてしまったとしても、後述するように、この
部分は面取り加工で削りおとすので、なんら支障はな
い。
【0044】このように、本実施例では、ヤゲン加工と
は異なり、丁度仕上がったレンズのコバ位置を測定し、
かかる測定結果を加工デ−タとするのでレンズ設計デ−
タは算出しない。このように荒加工が終了した後に、荒
加工レンズを測定することにより、仮に荒加工の過程で
レンズがひずむこと等によりその保持状態が変化した場
合であっても、その影響を受けていない仕上げレンズ形
状データを得ることができる。
【0045】〔S9〕次いで制御部3は、該仕上げ加工デ
ータに基づいて、荒加工レンズを眼鏡に適合した形状に
仕上げ加工させる制御を行う(仕上げ加工工程)。これ
により、ヤゲン/平摺り加工用砥石241の仕上げ加工
用砥石によって荒加工レンズの周縁が平摺り加工され
て、眼鏡レンズの中間生成体である仕上げ加工レンズを
得る。
【0046】〔S10〕次いで制御部3は、上記形状デ−
タ取得工程において取得された荒仕上げ加工レンズの形
状デ−タと、溝掘り位置デ−タとに基づいて、溝堀加工
データを算出する。ここで、この溝堀加工データには、
溝堀加工での切り込み量を表すデータ等が含まれる。さ
らに制御部3は、該溝堀加工データに基づいて、溝堀加
工を実行させる制御をおこなう。これにより、溝堀り加
工部26によって、仕上げ加工レンズの周縁に溝が形成
される(溝堀加工工程)。
【0047】〔S11〕次いで制御部3は、上記形状デ−
タ取得工程において取得された仕上げ加工レンズの形状
デ−タに基づいて、面取り加工データを算出する。ここ
で、この面取り加工データには、面取り加工での削り代
を表すデータ等が含まれる。さらに制御部3は、該面取
り加工データに基づいて、面取り加工を実行させる制御
を行う。これにより、面取り加工部27によって、仕上
げ加工レンズのエッジ部分が面取りされる(面取り加工
工程)。
【0048】以上のステップにより、右眼レンズを得
る。その後、再びステップS3に戻って左眼レンズ用の被
加工レンズをチャックして以下同様の工程を経て左眼レ
ンズを得る。
【0049】レンズ加工装置1によれば、次のような効
果が得られる。 (1)仕上げ加工の直前段階における荒加工レンズの形状
を測定すると共に、その測定結果に基づいて仕上げ加工
を行うようにしたから、仮に荒加工を行う過程でレンズ
保持状態が変形した場合であっても、その影響を受けず
に正確に仕上げ加工を行うことができる。従って、この
レンズ加工装置1は、レンズ保持状態の変形が起こり易
い両凹レンズ、レンチキュラー、-8D程度の強度のレン
ズ、若しくは加入度の強いプラスチックのバイフォーカ
スレンズその他の特殊レンズ、又は所謂蟹眼レンズのよ
うに荒加工で取り除く部分が比較的大きいレンズの加工
に用いて好適である。
【0050】(2)面取り加工では、レンズのエッジ部分
を僅かな切り込み量で削り落とすので、レンズ保持状態
の変形に起因する加工誤差を生じやすく、従来のレンズ
加工方法においては所定以上にレンズを削り落としてし
まったり、又は切り込み量が極端に少なくなるか若しく
は面取り加工が行われない部分が出来てしまう懸念があ
ったが、本発明によれば、レンズ保持状態が変形した後
に測定して得られた形状データに基づく面取り加工を行
うので、それら懸念の一切が回避され、所望どおりの正
確な面取り加工が実現される。
【0051】(3)溝掘り加工では、レンズの周面にナイ
ロン糸等を係着するのに充分な程度の僅かな深さ及び幅
の溝を全周にわたって所定のコバ位置に形成するので、
レンズ保持状態の変形に起因する加工誤差を生じやす
く、従来のレンズ加工方法においては、深すぎる溝を形
成してしまったり、又は浅すぎるか若しくは溝が形成さ
れない部分が出来てしまったり、又は所期のコバ位置に
溝を形成できないと云った懸念があったが、本発明によ
れば、レンズ保持状態が変形した後に測定して得られた
形状データに基づく溝掘り加工を行うので、それら懸念
の一切が回避され、所望どおりの正確な溝掘り加工が実
現される。
【0052】(4)荒加工を行う前に、予備測定工程を行
うと共に判定工程で、被加工レンズが眼鏡フレ−ムのレ
ンズ枠に適合した形状に加工可能か否かを判定するよう
にしたから、第1に予めとりきれることが判っているレ
ンズのみを加工する専用型のレンズ加工装置に比べて、
様々なサイズのレンズの加工に対応できることとなって
レンズ加工装置の汎用性を向上でき、第2に熟練者によ
らない場合であっても、被加工レンズを荒加工して初め
て所望のレンズがとりきれなかったことを知ると云った
事態を回避できる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、安価で、あらかじめ仕
上げ加工するレンズの設計デ−タを必要とせず、ガラス
レンズ、プラスチックレンズ双方の周面の加工精度を向
上できる。また本発明によれば、レンズの溝掘り加工の
加工精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態によるレンズ加工装置の機能を説明
するために模式的に示したブロック図。
【図2】実施の形態によるレンズ加工装置の内部構成を
示す斜視概略図。
【図3】実施の形態によるレンズ加工装置のレンズ測定
部周りの構成を示す図。
【図4】実施の形態によるレンズ加工装置の溝堀り加工
部及び面取り加工部周りの構成を示す図。
【図5】溝掘り加工ツールによってレンズの周縁を溝掘
り加工している状態を示す図。
【図6】面取り加工ツールによってレンズのエッジ部分
を面取り加工している状態を示す図。
【図7】実施の形態によるレンズ加工装置の動作を説明
するためのフローチャート。
【図8】仕上加工としてヤゲン加工を行う場合に形状デ
ータ取得工程で測定する箇所を説明する為の図である。
【図9】仕上加工として平摺り加工を行う場合に形状デ
ータ取得工程で測定する箇所を説明する為の図である。
【符号の説明】
21…レンズ保持ユニット、22…レンズ測定部、23
…荒加工部、24…ヤゲン/平摺り加工部、4…制御
部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工レンズを、ヤゲン溝を有しない荒加
    工用砥石及びヤゲン溝を有する仕上げ加工用砥石にて眼
    鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に加工するレンズ
    加工方法であって、 前記被加工レンズの凹凸面を挟持することにより、前記
    被加工レンズを保持する保持工程と、 前記保持工程において保持した前記被加工レンズを、前
    記眼鏡フレ−ムのレンズ枠形状デ−タに基づいて前記荒
    加工用砥石にて荒加工し、荒加工レンズを得る荒加工工
    程と、 前記荒加工工程で得た荒加工レンズを、前記保持工程に
    おいて保持した状態で、前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠形
    状デ−タに基づいて、仕上げレンズにおけるヤゲンの頂
    点位置及び麓位置に対応する位置を測定して、仕上げレ
    ンズの形状デ−タを得る形状デ−タ取得工程と、 前記形状データ取得工程で得た形状デ−タに基づいて、
    前記荒加工レンズを、前記保持工程において保持した状
    態で前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に前記
    仕上げ加工用砥石にて加工する仕上げ加工工程と、 を有するレンズ加工方法。
  2. 【請求項2】被加工レンズを眼鏡に適合できる形状に加
    工する加工方法であって、 前記被加工レンズの凹凸面を挟持することにより、前記
    被加工レンズを保持する保持工程と、 前記保持工程において保持した前記被加工レンズを、前
    記眼鏡に適合できる形状デ−タに基づいて荒加工用砥石
    にて荒加工し、荒加工レンズを得る荒加工工程と、 前記荒加工工程で得た荒加工レンズを、前記保持工程に
    おいて保持した状態で、前記眼鏡に適合できる形状デ−
    タに基づいて、仕上げレンズにおける周縁位置を測定し
    て、仕上げレンズの形状デ−タを得る形状デ−タ取得工
    程と、 前記形状データ取得工程で得た形状デ−タに基づいて、
    前記荒加工レンズを、前記保持工程において保持した状
    態で、前記眼鏡に適合できる形状に仕上げ加工用砥石に
    て加工する仕上げ加工工程と、 を有するレンズ加工方法。
  3. 【請求項3】前記保持工程の後、少なくとも前記眼鏡フ
    レ−ムのレンズ枠形状デ−タ及び装用者のアイポイント
    情報に基づいて、前記被加工レンズの形状を前記保持工
    程において保持した状態で測定する予備測定工程と、 前記予備測定工程の後、測定した前記被加工レンズが、
    前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状または眼鏡
    に適合できる形状に加工可能か否かを判定する判定工程
    と、を有し、 前記判定工程において加工可能と判定した場合に、前記
    荒加工工程で前記被加工レンズを荒加工する請求項1ま
    たは2記載のレンズ加工方法。
  4. 【請求項4】前記仕上げレンズの形状デ−タに基づき、
    仕上げ加工をしたレンズを溝掘り加工する請求項2記載
    のレンズ加工方法。
  5. 【請求項5】前記仕上げレンズの形状デ−タに基づき、
    仕上げ加工をしたレンズを面取り加工する請求項1から
    4のいずれか1項記載のレンズ加工方法。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか1項記載のレン
    ズ加工方法を用いて得られた眼鏡レンズ。
  7. 【請求項7】被加工レンズを、ヤゲン溝を有しない荒加
    工用砥石及びヤゲン溝を有する仕上げ加工用砥石にて眼
    鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に加工するレンズ
    加工装置であって、 前記被加工レンズの凹凸面を挟持することにより、前記
    被加工レンズを保持する保持手段と、 前記保持手段によって保持された前記被加工レンズを、
    前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠形状デ−タに基づいて、前
    記荒加工用砥石にて荒加工し、荒加工レンズを形成する
    荒加工手段と、 前記荒加工手段によって形成された荒加工レンズを、前
    記保持手段によって保持された状態で、仕上げレンズに
    おけるヤゲンの頂点位置及び麓位置に対応する位置を測
    定して、仕上げレンズの形状デ−タを求める仕上げレン
    ズ形状測定手段と、 前記仕上げレンズ形状測定手段によって求められた前記
    形状デ−タに基づいて、前記荒加工レンズを、前記仕上
    げ加工用砥石にて前記保持手段によって保持された状態
    で前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状に加工す
    る仕上げ加工手段と、 を備えたレンズ加工装置。
  8. 【請求項8】被加工レンズを眼鏡に適合できる形状に加
    工する加工装置であって、 前記被加工レンズの凹凸面を挟持することにより、前記
    被加工レンズを保持する保持手段と、 前記保持手段において保持した前記被加工レンズを、前
    記眼鏡に適合できる形状デ−タに基づいて荒加工用砥石
    にて荒加工し、荒加工レンズを得る荒加工手段と、 前記荒加工手段で得た荒加工レンズを、前記保持手段に
    おいて保持した状態で、前記眼鏡に適合できる形状デ−
    タに基づいて、仕上げレンズにおける周縁位置を測定し
    て、仕上げレンズの形状デ−タを得る形状デ−タ取得手
    段と、 前記形状データ取得手段で得た形状デ−タに基づいて、
    前記荒加工レンズを、前記保持手段において保持した状
    態で、前記眼鏡に適合できる形状に仕上げ加工用砥石に
    て加工する仕上げ加工手段と、 を有するレンズ加工装置。
  9. 【請求項9】少なくとも前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠形
    状デ−タ及び装用者のアイポイント情報に基づいて、前
    記被加工レンズの形状を前記保持手段において保持した
    状態で測定する予備測定手段と、 前記予備測定手段により測定した前記被加工レンズが、
    前記眼鏡フレ−ムのレンズ枠に適合した形状または眼鏡
    に適合できる形状に加工可能か否かを判定する判定手段
    と、 を有する請求項7または8記載のレンズ加工装置。
  10. 【請求項10】前記仕上げレンズの形状デ−タに基づ
    き、仕上げ加工をしたレンズを溝掘り加工する溝掘り加
    工手段を備えた請求項8記載のレンズ加工装置。
  11. 【請求項11】前記仕上げレンズの形状デ−タに基づ
    き、仕上げ加工をしたレンズを面取り加工する面取り加
    工手段を備えた請求項7から10のいずれか1項記載の
    レンズ加工装置。
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