JP2003299511A - 指 輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】２個一対のリングを嵌め合わせると、端面に文
字や模様が表示され、結婚指輪や恋人同士のペアリング
として好適な指輪を提供する。 【解決手段】内輪２とこれに嵌合できる外輪３とよりな
る一対の指輪で、内輪および外輪の各端面２ａ、３ａ
に、内輪と外輪を嵌め合わせた状態で、互いに一致させ
ることにより完全表示体４となるハーフ表示体４ａ、４
ｂを彫刻により設け、内輪２と外輪３が分離している状
態では各ハーフ表示体４ａ、４ｂが何を示しているか分
からないが、内輪と外輪を嵌め合わせてハーフ表示体が
互いに一致すると完全表示体４となって文字や模様を読
み取ることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】

【０００１】本発明は２個一対よりなるペア指輪に関す
る。

【０００２】

【従来の技術とその問題点】内外二重のリングよりなる
指輪についてはいくつか公開されている。その一つを例
に挙げると、登録実用新案公報第３０１５８２６号があ
る。

【０００３】同公報のペアリングは第一リングとこれに
嵌合する第二リングとよりなり、第一リングには外周面
の適所に立体模様を、第二リングには内周面の適所に立
体模様部を形成したものとしてある。

【０００４】しかしこのペアリングは第一のリングの外
周に第二リングを嵌合させると、両リングの折角の立体
模様部が相手方リングによって隠蔽されてしまうという
欠点がある。

【０００５】

【目的】本発明の目的とするところは、２個一対のリン
グを嵌め合わせると、端面に文字や模様が表示され、結
婚指輪や恋人同士のペアリングとして好適な指輪を提供
することにある。

【０００６】

【本発明の構成】上記目的を達成するために、本発明に
係る指輪は、内輪とこれに嵌合できる外輪とよりなる一
対の指輪で、内輪および外輪の各端面に、内輪と外輪を
嵌め合わせた状態で、互いに一致させることにより完全
表示体となるハーフ表示体を設けてなるものとしてあ
る。また、前記ハーフ表示体は彫刻により形成されたも
のとしてある。

【０００７】

【実施例】以下、本発明に係る指輪の実施例を添付図面
に示す具体例に基づいて説明する。本発明に係る指輪１
は、内輪２とこれに嵌合できる内径寸法の外輪３とより
なる２個一対のペアリングとしてあり、内輪２の端面２
ａと外輪３の端面３ａにそれぞれ例えば彫刻によってハ
ーフ表示体４ａ、４ｂが設けられている。

【０００８】これら内外のハーフ表示体４ａ、４ｂは内
輪２と外輪３とを嵌め合わせた状態で互いに一致させる
と、完全表示体４になるものとしてあり、この完全表示
体４は文字や模様を彫刻によって永久的に消えることが
ないように表示してある。

【０００９】しかして、内輪２と外輪３とにそれぞれ設
けられたハーフ表示体４ａ、４ｂはそれぞれ内輪、外輪
単独では文字や模様が何を示しているのか分からない
が、内輪と外輪を嵌め合わせて２つのハーフ表示体を１
つの完全表示体とした場合にだけ文字や模様を読み取る
ことができるようになっており、例えば上記完全表示体
４として内輪と外輪を持つ二人の名前や二人の誓いのこ
とばを文字で彫刻したり、あるいはハートマークなどの
模様を彫刻する。

【００１０】

【発明の効果】本発明に係る指輪は、内輪と外輪の各端
面に設けたハーフ表示体が単独では何を示しているか分
からないが、内輪と外輪を嵌め合わせてハーフ表示体が
互いに一致すると完全表示体として文字や模様を読み取
ることができるようになり、結婚指輪や恋人同士のペア
リングとして好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る指輪の内輪と外輪を分離した状態
を示す斜視図。

【図２】本発明に係る指輪の内輪と外輪とを嵌め合わせ
た状態を示す側面図。

【符号の説明】

１ 指輪 ２ 内輪 ３ 外輪 ４ 完全表示体 ４ａ、４ｂ ハーフ表示体

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】内輪とこれに嵌合できる外輪とよりなる一
   対の指輪で、内輪および外輪の各端面に、内輪と外輪を
   嵌め合わせた状態で、互いに一致させることにより完全
   表示体となるハーフ表示体を設けてなる指輪。
2. 【請求項２】前記ハーフ表示体が彫刻により形成されて
   なる請求項１に記載の指輪。