JP2003299295A - ギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造方法 - Google Patents

ギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造方法

Info

Publication number
JP2003299295A
JP2003299295A JP2002095770A JP2002095770A JP2003299295A JP 2003299295 A JP2003299295 A JP 2003299295A JP 2002095770 A JP2002095770 A JP 2002095770A JP 2002095770 A JP2002095770 A JP 2002095770A JP 2003299295 A JP2003299295 A JP 2003299295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
geared motor
torque arm
external member
bolt
mounting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002095770A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Hirose
拓哉 廣瀬
Masanori Egawa
正則 江川
Tetsushi Isozaki
哲志 磯崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002095770A priority Critical patent/JP2003299295A/ja
Publication of JP2003299295A publication Critical patent/JP2003299295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト、且つ、コンパクトで組付け性が良
いギヤドモータの固定構造を提供する。 【解決手段】 トルクアーム10は、出力軸106の方
向のボルト114でギヤドモータ100のケーシング1
10に連結されると共に出力軸106の回転方向に沿う
方向のボルト18で外部部材19に連結されるように、
ギヤドモータ側取付面12Aと外部部材側取付面16A
とを垂直に形成し、且つ、各面に垂直にギヤドモータ側
ボルト孔12B、外部部材側ボルト孔16Bを形成し、
更に、ギヤドモータ100のケーシング110の4箇所
に、トルクアーム10を固定するための出力軸106の
方向のボルト孔110Aを、矩形の4頂点の位置関係と
なるように形成し、該ボルト孔110Aの2箇所におい
てトルクアーム10をボルト114で固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギヤドモータの出
力軸回りの回転を防止する、ギヤドモータの固定構造及
びトルクアームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ギヤドモータが反力で出力軸回り
に回転することを防止するためにトルクアームが用いら
れている。
【0003】図7はギヤドモータの固定構造の一例を示
す平面図、図8は同正面図である。
【0004】ギヤドモータ100は、モータ102及び
減速機104を一体に組合わせて構成されている。減速
機104はハイポイドギヤセット(図示省略)を内蔵し
ており、ホロータイプの出力軸106がモータ102の
軸方向と直角な方向に配置されている。
【0005】出力軸106に相手機械の被駆動軸107
を挿入・固定することで、ギヤドモータ100は出力軸
106に沿う方向及び該出力軸106と直角方向の動き
が拘束されるが、このままの状態でモータ102を駆動
すると該出力軸106回りの回転反力がギヤドモータ1
00に作用し、ギヤドモータ100が回転する。この回
転反力によるギヤドモータ100の回転を防止するため
に、一般的にトルクアーム108がギヤドモータ100
に取付られる。
【0006】トルクアーム108は板状部材で、ギヤド
モータ100のケーシング110に出力軸106の方向
の2本のボルト114で締結されている。又、トルクア
ーム108は、外部部材112に出力軸106の方向の
1本のボルト116で締結されている。
【0007】外部部材112は、本体112Aと、連結
部材112Bと、を含んで構成されており、該連結部材
112Bは本体112Aとトルクアーム108とを間接
的に連結するためのアダプタの役割を担っている。外部
部材、ギヤドモータの形状により、連結部材を介するこ
となく、トルクアームと外部部材本体とを直接連結する
こともある。
【0008】このように、板状体で簡単な形状のトルク
アーム108を用いることで、容易にギヤドモータ10
0の回転を防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、トルクアーム
108を外部部材112に締結するボルト116が出力
軸106の方向に配置されており、トルクアーム108
に回転反力が作用すると該ボルト116にせん断力が作
用する。ボルト116は一般的に材質が鉄鋼で引張り強
度に対してせん断強度が小さいため、せん断強度を確保
するためにボルト116のサイズ(外径)を大きくする
必要があった。更に、該ボルト116を取付けるための
連結部材112Bもそれだけサイズを大きくする必要が
あり、高コストであった。
【0010】又、トルクアーム108のボルト孔とボル
ト116との遊びを大きくするとボルト116及びトル
クアーム108の嵌合部がへたることがある。従って、
嵌合部の遊びを小さくしてへたりを防止していた。小さ
な遊びで組付け性を確保するためには、トルクアーム1
08、連結部材112Bをそれだけ高精度で製造する必
要があり、この点でも高コストであった。
【0011】これに対して、出力軸106の径方向にト
ルクアーム108を延長すれば、ボルト116に作用す
る荷重を低減でき、それだけボルト116のサイズを小
さくすることができる。
【0012】しかしながら、トルクアーム108を延長
すると、ギヤドモータ100を設置するためのスペース
が大きくなるという問題がある。
【0013】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであって、低コスト、且つ、コンパクトで組付け性
が良いギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造
方法を提供することをその課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ギヤドモータ
のケーシング及び外部部材にトルクアームを連結して前
記ギヤドモータの出力軸回りの回転を防止するギヤドモ
ータの固定構造において、前記トルクアームは、前記出
力軸の方向のボルトで前記ギヤドモータのケーシングに
連結されると共に前記出力軸の回転方向に沿う方向のボ
ルトで前記外部部材に連結されるように、ギヤドモータ
側取付面と外部部材側取付面とを垂直に形成し、且つ、
前記ギヤドモータ側取付面に垂直にギヤドモータ側ボル
ト孔を形成すると共に前記外部部材側取付面に垂直に外
部部材側ボルト孔を形成し、更に、前記ギヤドモータの
ケーシングの4箇所に、該トルクアームを固定するため
の前記出力軸の方向のボルト孔を、矩形(正方形及び長
方形のいずれか)の4頂点の位置関係となるように形成
し、少なくとも該ボルト孔の2箇所において前記トルク
アームをボルトで固定したことにより、上記課題を解決
したものである。
【0015】このように、出力軸の回転方向に沿う方向
のボルトでトルクアームを外部部材に連結すれば、ボル
トには引張り荷重だけが作用し、せん断荷重が作用しな
いのでボルトのサイズをそれだけ小さくすることがで
き、コスト低減を図ることができる。
【0016】一方、ボルトのサイズを従来と同等に保持
した場合、従来よりもボルトの取付位置を出力軸に近づ
けることができるため、それだけトルクアームを短縮、
小型化することができ、これによりトルクアームのコス
トを低減することができると共に従来よりも小さなスペ
ース内にギヤドモータを設置することが可能となる。
【0017】又、これらの中間の構成として、ボルトの
サイズの小型化及びトルクアームの短縮、小型化を両立
させた設計も当然可能であり、設計の自由度を高めるこ
ともできる。
【0018】又、ギヤドモータ側取付面と外部部材側取
付面とを垂直に形成しているので、外部部材側ボルト孔
を従来よりも外部部材側に近づけることができ、それだ
けトルクアームと外部部材との間に介在する連結部材も
小型化、低コスト化することができる。更に、トルクア
ームの外部部材側ボルト孔の位置を適宜設計することに
より、外部部材の形状によっては、連結部材を介するこ
となくトルクアームと外部部材とを直接連結することも
可能である。
【0019】又、トルクアームと外部部材とを連結する
ボルトに作用する荷重が引張り荷重のみでせん断荷重が
作用しないため、該ボルトとトルクアームとの嵌合部が
へたることがない。このため、該ボルトと外部部材側ボ
ルト孔との遊びを従来よりも大きくすることができる。
これにより、トルクアーム、連結部材等の組付けが従来
よりも容易になると共にトルクアーム、連結部材の寸法
精度を従来よりも緩和することができ、この点でも低コ
スト化を図ることができる。
【0020】又、この構成によれば、ギヤドモータに対
してトルクアームを2方向に取付けることが可能であ
り、使用態様の自由度を高めることができる。特に、ケ
ーシングのボルト孔が正方形の4頂点の位置関係となる
ようにすれば、トルクアームを4方向に取付けることが
可能であり、使用態様の自由度を一層高めることができ
る。尚、ケーシングのボルト孔が長方形の4頂点の位置
関係となるようにした場合であっても、トルクアームに
3以上のボルト孔を形成し、いずれか2つのボルト孔の
間隔が長方形の長辺の長さと等しく、且つ、いずれか2
つのボルト孔の間隔が長方形の短辺の長さと等しくなる
ようにすれば、トルクアームを4方向に取付けることが
可能である。
【0021】又、前記ギヤドモータ側ボルト孔は、前記
外部部材側取付面を含む平面の両側に位置するように複
数形成するとよい。
【0022】このようにすることで、該ギヤドモータ側
ボルト孔に嵌合する複数のボルトに回転反力がバランス
よく分散され、各ボルトの負荷を均一化することができ
る。
【0023】尚、この場合、前記ギヤドモータ側ボルト
孔は、前記外部部材側取付面を含む平面に対して対称的
に複数形成することが好ましい。
【0024】このように構成すれば、同サイズの複数の
ボルトで同等に荷重を負担することができ、部品共通
化、設計容易化を図ることができる。
【0025】又、本発明は、プレス成形により板状素材
を略V字形状に切断して両端部及び角部近傍の3箇所に
ボルト孔を形成し、一辺を前記ギヤドモータ側取付面と
し、他辺における該ギヤドモータ側取付面から離反する
側の端部近傍を前記外部部材側取付面として前記該ギヤ
ドモータ側取付面に対して垂直に曲折した、前記トルク
アームの製造方法により、上記課題を解決したものであ
る。
【0026】本発明にかかるトルクアームは、従来のよ
うな単純な板状体と異なり、ギヤドモータ側取付面と外
部部材側取付面とが垂直であるが、この製造方法によれ
ば、本発明にかかるトルクアームを容易、且つ、低コス
トで製造することができる。特に、本発明にかかるトル
クアームは上記のように、従来よりもボルト孔の大き
さ、形成位置等の精度を緩和できるため、総てプレス成
形で製造することも可能であり、従来よりも低コストで
製造することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は本実施形態に係るギヤドモータの固
定構造を示す平面図、図2は同正面図である。
【0029】このギヤドモータの固定構造は、トルクア
ーム10の構造及び該トルクアーム10の支持構造に特
徴を有している。他の構造については前記従来のギヤド
モータの固定構造と同様であるので、同様の構造につい
ては図7及び図8と同一符号を付することとして説明を
適宜省略する。
【0030】図3はトルクアーム10を拡大して示す背
面図、図4は同底面図、図5は同側面図である。
【0031】トルクアーム10は、ギヤドモータ側取付
部12、中間部14、外部部材側取付部16を一体成形
した構成とされている。
【0032】該トルクアーム10は、出力軸106の方
向のボルト114でギヤドモータ100のケーシング1
10に連結されると共に出力軸106の回転方向に沿う
方向のボルト18で外部部材19に連結されるように構
成されている。
【0033】ギヤドモータ側取付部12は細長い板形状
で、片面がギヤドモータ側取付面12Aとされている。
該ギヤドモータ側取付面12Aはギヤドモータ100の
ケーシング110における被駆動軸107が挿入される
側の面、若しくは出力軸106が突出する側の面に取付
けられる。
【0034】又、該ギヤドモータ側取付部12の長手方
向の両端近傍には厚さ方向に貫通するギヤドモータ側ボ
ルト孔12Bが1個ずつ形成されている。尚、該ギヤド
モータ側取付部12の長手方向中央近傍、且つ、出力軸
106側は、ケーシング110における凸部120との
干渉を回避するために切り欠かれた切り欠部12Cとさ
れている。
【0035】中間部14は略直角三角形の板状で、直角
をなす一辺がギヤドモータ側取付部12の長手方向に沿
うように、且つ、直角をなす他辺が該ギヤドモータ側取
付部12の長手方向中央近傍に位置するように、該ギヤ
ドモータ側取付部12の出力軸106から離反する側に
突出して形成されている。
【0036】外部部材側取付部16は略台形の板状で、
中間部14の前記他辺から外部部材19側に垂直に、且
つ、先細りに突出している。該外部部材側取付部16の
片面は外部部材側取付面16Aとされている。又、該外
部部材側取付部16には厚さ方向に貫通する外部部材側
ボルト孔16Bが1個形成されている。尚、該外部部材
側取付面16Aを含む平面の両側に対称的に位置するよ
うに前記ギヤドモータ側ボルト孔12Bが形成されてい
る。
【0037】ギヤドモータ100のケーシング110に
は、トルクアーム10を固定するためのボルト孔110
Aが正方形の4頂点の位置関係となるようにケーシング
110を貫通して形成されており、該ボルト孔110A
の2箇所においてトルクアーム10をボルト114で固
定するようにされている。各ボルト孔110A同志の
(正方形の辺に沿う)間隔は、トルクアーム10におけ
る2箇所のギヤドモータ側ボルト孔12Bの間隔と等し
くされている。
【0038】外部部材19は、本体112Aと、連結部
材20と、を含んで構成されている。該連結部材20は
いずれも長方形板状の基部22及び突出部24を直角に
組合わせて溶接した構造とされている。基部22の両端
近傍に厚さ方向に貫通するボルト孔22Aが1個ずつ形
成され、基部22は該ボルト孔22Aを挿通するボルト
26で本体112Aに固定されている。突出部24は、
厚さ方向に貫通するボルト孔24Aが1個形成されると
共に片面がトルクアーム10の外部部材側取付面16A
に当接するようにされ、該ボルト孔24Aを挿通するボ
ルト18でトルクアーム10に連結されている。
【0039】次に、本実施形態に係るギヤドモータの固
定構造の作用について説明する。
【0040】まず、ギヤドモータ100に回転反力が作
用する時の作用について説明する。
【0041】出力軸106を駆動すると該出力軸106
回りの回転反力がギヤドモータ100を介してトルクア
ーム10に作用する。
【0042】ボルト18には引張り荷重だけが作用し、
せん断荷重は作用しない。従って、ボルト18のサイズ
は従来よりも小さくされており、それだけコスト低減が
図られている。
【0043】又、ボルト18のサイズが小さくされてい
るので、それだけトルクアーム10と外部部材19の本
体112Aとの間に介在する連結部材20も小型化、低
コスト化されている。
【0044】更に、外部部材側取付面16Aがギヤドモ
ータ側取付面12Aに対して垂直に形成され外部部材1
9側に突出しているので、外部部材側ボルト孔16Bが
従来よりも外部部材19側に近づくことになり、この点
でも連結部材20が小型化、低コスト化されている。
【0045】更に、トルクアーム10と連結部材20と
を連結するボルト18に作用する荷重が引張り荷重のみ
でせん断荷重が作用しないため、該ボルト18とトルク
アーム10との嵌合部がへたることがない。従って、該
ボルト18と外部部材側ボルト孔16Bとの遊びが従来
よりも大きくされている。このため、トルクアーム1
0、連結部材20の組付けが容易であると共にトルクア
ーム10、連結部材20の寸法精度が従来よりも緩和さ
れており、この点でも低コスト化が図られている。
【0046】又、ギヤドモータ側ボルト孔12Bを、外
部部材側取付面16Aを含む平面の両側に位置するよう
に対称的に形成したので、ボルト114に回転反力がバ
ランスよく分散され、各ボルト114の負荷が均一化さ
れている。このため、2本のボルト114は同サイズと
されており部品共通化、及び品質の適正化が図られてい
る。
【0047】又、ケーシング110の正方形の頂点位置
にボルト孔110Aを配置すると共に各ボルト孔110
A同志の(正方形の辺に沿う)間隔とトルクアーム10
における2箇所のギヤドモータ側ボルト孔12Bの間隔
とを等しくしたので、ギヤドモータ100に対してトル
クアーム10を4方向に取付けることができ、それだけ
多様な形態でギヤドモータ100を設置することができ
る。尚、4方向のうちいずれの方向に取付けた場合で
も、ボルト18に作用する荷重は引張り荷重のみであ
り、せん断力は作用しない。
【0048】次に、トルクアーム10の製造方法につい
て説明する。
【0049】まず、プレス成形により板状素材を略V字
形状に形成して両端部及び角部近傍の3箇所にボルト孔
を形成する(図6参照)。尚、ボルト孔は機械加工して
もよく、プレス成形してもよい。
【0050】このV字形状の一辺をギヤドモータ側取付
部12とし、他辺における該ギヤドモータ側取付部12
から離反する側の端部近傍を外部部材側取付部16とす
る。又、他辺における該外部部材側取付部16以外の部
分を中間部14とする。
【0051】次に、外部部材側取付部16を中間部14
に対して垂直に曲折する。これにより、トルクアーム1
0の製造が完了する。
【0052】トルクアーム10は、従来のような単純な
板状体と異なり、ギヤドモータ側取付面12Aと外部部
材側取付面16Aとが垂直であるが、この製造方法によ
れば上記のように、トルクアーム10を容易、且つ、低
コストで製造することができる。特に、トルクアーム1
0は上記のように、従来よりもボルト孔16Bの大き
さ、形成位置等の精度が緩和されているので、孔あけも
含めて総てプレス成形で製造することも可能であり、従
来よりも低コストで製造することもできる。
【0053】尚、本実施形態において、トルクアーム1
0には2個のギヤドモータ側ボルト孔12Bが形成さ
れ、2本のボルトでギヤドモータ100に連結されてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、3個又
は4個のギヤドモータ側ボルト孔をトルクアームに形成
し、3本又は4本のボルトでギヤドモータ100に連結
するようにしてもよい。この場合も、トルクアームとギ
ヤドモータとを4方向に連結でき、トルクアームとギヤ
ドモータとの連結強度をアップすることができる。
【0054】又、ギヤドモータ側ボルト孔12Bは、外
部部材側取付面16Aを含む平面に対して対称的に形成
されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、外部部材側取付面16Aを含む平面の両側に位置す
るように形成すれば非対称であってもよい。この場合も
各ボルトに作用する荷重を均一化する効果がある程度得
られる。
【0055】又、3本のボルトでギヤドモータ100に
連結する場合には、3本のボルトのうち2本が存在する
側に外部部材側取付面をより近づけて配置すると、荷重
をより均一化できる。
【0056】又、本実施形態において、ボルト18が従
来よりも小型化され、トルクアーム10の短縮は図られ
ていないが、本発明はこれに限定されるものではなく、
ボルトのサイズを従来と同等に保持し、従来よりもボル
トの取付位置を出力軸に近づけ、それだけトルクアーム
を短縮、小型化してもよい。このようにすることで、ト
ルクアームのコストを低減できると共に従来よりも小さ
なスペース内にギヤドモータを設置することができる。
【0057】更に、これらの中間の構成として、ボルト
のサイズの小型化及びトルクアームの短縮、小型化を両
立させた設計も当然可能である。
【0058】又、本実施形態において、ギヤドモータ1
00のケーシング110には、トルクアーム10を固定
するためのボルト孔110Aが正方形の4頂点の位置関
係となるように形成されているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、長方形の4頂点の位置関係となる
ようにギヤドモータのケーシングにボルト孔を形成して
もよい。この場合も、ギヤドモータに対してトルクアー
ムを2方向に取付けることができ、それだけ多様な形態
でギヤドモータを設置することができるという効果が得
られる。尚、この場合、トルクアームに3以上のボルト
孔を形成し、いずれか2つのボルト孔の間隔が長方形の
長辺の長さと等しく、且つ、いずれか2つのボルト孔の
間隔が長方形の短辺の長さと等しくなるようにすれば、
トルクアームを4方向に取付けることも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コスト、且つ、コンパクトで組付け性が良いギヤドモ
ータの固定構造を実現することが可能となるという優れ
た効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るギヤドモータの固定構
造を示す平面図
【図2】同正面図
【図3】本発明の実施形態に係るトルクアームの構造を
拡大して示す背面図
【図4】同底面図
【図5】同側面図
【図6】同トルクアームの製造過程における形状を示す
平面図
【図7】従来のギヤドモータの固定構造を示す平面図
【図8】同正面図
【符号の説明】
10、108…トルクアーム 12A…ギヤドモータ側取付面 12B…ギヤドモータ側ボルト孔 16A…外部部材側取付面 16B…外部部材側ボルト孔 18、114…ボルト 19、112…外部部材 20、112B…連結部材 100…ギヤドモータ 106…出力軸 110…ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯崎 哲志 愛知県大府市朝日町六丁目1番地 住友重 機械工業株式会社名古屋製造所内 Fターム(参考) 5H605 AA08 BB05 CC01 CC08 DD09 EA02 FF01 GG06 5H607 AA12 BB01 CC01 DD18 EE36 JJ05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギヤドモータのケーシング及び外部部材に
    トルクアームを連結して前記ギヤドモータの出力軸回り
    の回転を防止するギヤドモータの固定構造において、 前記トルクアームは、前記出力軸の方向のボルトで前記
    ギヤドモータのケーシングに連結されると共に前記出力
    軸の回転方向に沿う方向のボルトで前記外部部材に連結
    されるように、ギヤドモータ側取付面と外部部材側取付
    面とが垂直に形成され、且つ、前記ギヤドモータ側取付
    面に垂直にギヤドモータ側ボルト孔が形成されると共に
    前記外部部材側取付面に垂直に外部部材側ボルト孔が形
    成され、 更に、前記ギヤドモータのケーシングの4箇所に、該ト
    ルクアームを固定するための前記出力軸の方向のボルト
    孔が、矩形の4頂点の位置関係となるように形成され、
    少なくとも該ボルト孔の2箇所において前記トルクアー
    ムがボルトで固定されたことを特徴とするギヤドモータ
    の固定構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ギヤドモータ側ボルト孔は、前記外部部材側取付面
    を含む平面の両側に位置するように複数形成されたこと
    を特徴とするギヤドモータの固定構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記ギヤドモータ側ボルト孔は、前記外部部材側取付面
    を含む平面に対して対称的に複数形成されていることを
    特徴とするギヤドモータの固定構造。
  4. 【請求項4】プレス成形により板状素材を略V字形状に
    切断して両端部及び角部近傍の3箇所にボルト孔を形成
    し、一辺を前記ギヤドモータ側取付面とし、他辺におけ
    る該ギヤドモータ側取付面から離反する側の端部近傍を
    前記外部部材側取付面として前記該ギヤドモータ側取付
    面に対して垂直に曲折したことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のトルクアームの製造方法。
JP2002095770A 2002-03-29 2002-03-29 ギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造方法 Pending JP2003299295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002095770A JP2003299295A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002095770A JP2003299295A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003299295A true JP2003299295A (ja) 2003-10-17

Family

ID=29387300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002095770A Pending JP2003299295A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003299295A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100737168B1 (ko) * 2005-03-07 2007-07-10 한국과학기술연구원 관절 토오크 측정을 위한 액츄에이터 일체형 관절 토오크센서
JP2008002475A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 動力伝達機構付回転電機
JP2014128168A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd ギヤモータ
JP2014134220A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd 駆動装置
US20150226313A1 (en) * 2014-02-12 2015-08-13 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Torque arm structure

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100737168B1 (ko) * 2005-03-07 2007-07-10 한국과학기술연구원 관절 토오크 측정을 위한 액츄에이터 일체형 관절 토오크센서
JP2008002475A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 動力伝達機構付回転電機
JP2014128168A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd ギヤモータ
US9260250B2 (en) 2012-12-27 2016-02-16 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Gear motor having an antirotation member
JP2014134220A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd 駆動装置
US20150226313A1 (en) * 2014-02-12 2015-08-13 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Torque arm structure
US9897191B2 (en) * 2014-02-12 2018-02-20 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Torque arm structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100473861C (zh) 用于助力转向系统的机动泵机组的橡胶支承
WO2016076166A1 (ja) ブラシレスワイパモータ
CN100473875C (zh) 电机与齿轮组的结构连接
US20090267276A1 (en) Vibration Reducing Bracket
JP4561894B2 (ja) 圧電モータ及びその製造方法
JP2003299295A (ja) ギヤドモータの固定構造及びトルクアームの製造方法
JP4657849B2 (ja) 直交軸タイプの減速機付電動機の固定構造
KR19990083285A (ko) 토크컨버터베어링
JP2000104350A (ja) 横架材接合金具
JPH08284250A (ja) 木部材の柱と鉄骨梁の接合部
JP2007162712A (ja) 機械部品取付ブラケット
KR19990083284A (ko) 토크컨버터베어링
JP6933027B2 (ja) 電動アクチュエータ
JP2002308056A (ja) ワイパ装置
JP4231384B2 (ja) 外装材取付具及び外装材の施工方法
JP3647090B2 (ja) 回転機の支持構造
JP2568357B2 (ja) 束と傾斜部材との接合構造
KR200182018Y1 (ko) 환풍기 날개
JP2603593Y2 (ja) ユニバーサルジョイントの固定具
JP4137763B2 (ja) 木造家屋の壁パネル工法
JP2004052333A (ja) 鋼管杭の接合構造
JP2002250085A (ja) 住宅ユニット構造
JP2001020390A (ja) 連結構造、部材および継手
JP3717338B2 (ja) 回転電機の固定構造及び防振連結具
JP4984826B2 (ja) 建築用連結金具及びこれを使用した連結構造