JP2003298874A - 画像同期化装置及び方法、並びにプログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像同期化装置及び方法、並びにプログラム及び記録媒体

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JP2003298874A
JP2003298874A JP2002104415A JP2002104415A JP2003298874A JP 2003298874 A JP2003298874 A JP 2003298874A JP 2002104415 A JP2002104415 A JP 2002104415A JP 2002104415 A JP2002104415 A JP 2002104415A JP 2003298874 A JP2003298874 A JP 2003298874A
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム単位の画像と付加情報とを基準同期
信号に同期して出力する。 【解決手段】 信号復号部140は、Input_Lock_Frame
により、復号したベースバンド信号のバッファへの書き
込みを制御し、Ref_Lock_Frameに同期してベースバンド
信号を出力する。この際、カウンタ350は、Input_Lo
ck_Frameに同期してカウント値をインクリメントし、こ
のカウント値をフレームのIDを示すInput_Labelとして
出力し、Input_LabelとVITCデータとを対応付けて
記憶させる。FIFO360は、カウンタ350から供
給されたカウント値を順次記憶し、出力モジュール34
0からの制御信号に応じて、フレームのIDを示すRef_
Labelを生成する。そして、このRef_Labelで指定される
VITCデータが読み出され、出力されるベースバンド
信号に付加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像同期化装置及
び方法、並びにプログラム及び記録媒体に関し、特に、
フレーム単位の画像情報と付加情報とを基準同期信号に
同期して出力する画像同期化装置及びその方法、並びに
画像同期化処理をコンピュータに実行させるプログラム
及びそのプログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば放送局等のスタジオ機
器間で画像信号を伝送するための方式としては、SDI
(Serial Digital Interface)方式が広く用いられてい
る。このSDI方式は、SMPTE(Society of Motio
n Picture and Television Engineers)によりSMPT
E−259Mとして標準化されており、特性インピーダ
ンスが75Ωの同軸ケーブルを用いて信号が伝送され
る。
【0003】ところで、例えば放送局内ではハウスシン
クを使用し、編集や放送の時刻の同期を図っている。こ
のため、符号化された画像信号を復号するデコーダにフ
レームシンクロナイズ機能を持たせ、復号した画像信号
の同期をとって上述したSDI方式に従って伝送するこ
とが行われている。
【0004】このフレームシンクロナイズ機能は、入力
された画像信号に追従したフレームパルスであるInput_
Lock_Frameを用いて当該画像信号をバッファに書き込
み、リファレンスのフレームパルスであるRef_Lock_Fra
meを用いてバッファに書き込まれた画像信号を読み出す
ことにより、入力された画像信号をリファレンスのフレ
ームパルスに同期したタイミングの画像信号に変換する
ようになされている。
【0005】このようなデコーダとしてESデコーダを
用いた場合、リファレンスのフレームパルスであるRef_
Lock_Frameに同期して出力されるため、出力すべき時刻
を指定することができない。そこで、外付けのハードウ
ェアを設け、Input_Lock_FrameとRef_Lock_Frameとの位
相差を求めることにより、ベースバンドの管理を行う。
【0006】具体的には、Ref_Lock_Frameに同期して出
力する必要がない場合には、図15(A)に示すよう
に、Input_Lock_Frameに同期してエレメンタリーストリ
ームESが入力され、この例では2フレーム部分遅れてか
らInput_Lock_Frameに同期してベースバンド信号が出力
される。
【0007】また、Ref_Lock_Frameに同期して出力する
場合であって、図15(B)に示すように、Ref_Lock_F
rameの周期がInput_Lock_Frameの周期よりも長い場合に
は、その位相差が1H(=64μs)以下になると、出
力するフレームを1枚飛ばす処理(スキップ処理)が行
われる。また、図15(C)に示すように、Input_Lock
_Frameの周期がRef_Lock_Frameの周期よりも長い場合に
は、その位相差が1H以下になると、同じフレームを再
度繰り返す処理(リピート処理)が行われる。
【0008】また、デコーダとしてPESデコーダを用
いた場合、デコーダ内部でSTC(System Time Code)
を生成すると共にPESヘッダからベースバンド信号の
出力すべき時刻を示すPTS(Presentation Time Stam
p)を検出し、Ref_Lock_Frameの立ち下がりでのSTC
とPTSとを比較することにより、出力の際の同期制御
を行っている。
【0009】具体的には、STCに対してPTSが遅れ
ている場合、すなわちSTCがPTSを過ぎている場合
には、PTSからSTCを減算した値が−(1フレーム
+1/2フィールド)分以下であるときにスキップ処理
が行われる。また、STCに対してPTSが進んでいる
場合、すなわちSTCがまだPTSに到達していない場
合には、PTSからSTCを減算した値が0よりも大き
くなり、リピート処理が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
コーダに入力される画像信号に、VITC(Vertical I
nterval Time Code)データやクローズド・キャプショ
ン(Closed Caption)データ等のフレーム又はフィール
ド固有の付加情報が重畳されているような場合がある。
このような場合、復号した画像情報についても、正確に
対応付けられた付加情報が重畳されている必要がある。
【0011】しかしながら、上述したように出力するフ
レームを1枚飛ばすスキップ処理や、同じフレームを再
度繰り返すリピート処理が行われた場合には、このスキ
ップ処理やリピート処理のアルゴリズムを考慮する必要
があり、正確に対応付けることが困難であるという問題
があった。
【0012】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、フレーム単位の画像情報と付加
情報とを基準同期信号に同期して出力する際に、スキッ
プ処理やリピート処理のアルゴリズムを考慮することな
く、付加情報を正確に画像情報に対応付けることを可能
とする画像同期化装置及びその方法、並びに画像同期化
処理をコンピュータに実行させるプログラム及びそのプ
ログラムが記録された記録媒体を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像同期化
装置は、上述した目的を達成するために、フレーム単位
の入力画像信号に対してフレーム又はフィールド固有の
付加情報を付加し、基準同期信号に同期させて出力する
画像同期化装置において、複数フレームの画像信号を記
憶する画像記憶手段と、書込同期信号に同期させて上記
入力画像信号を上記画像記憶手段に書き込む書込手段
と、上記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を
上記画像記憶手段から読み出す読出手段と、上記入力画
像信号に対して、当該入力画像信号のフレームに対応す
る第1のラベルを上記書込同期信号に同期して付加する
と共に、出力画像信号のフレームに対して上記入力画像
信号の同一フレームに付加された上記第1のラベルと同
一の第2のラベルを上記基準同期信号に同期して付加す
るラベル付加手段とを備えることを特徴とする。
【0014】ここで、この画像同期化装置は、上記入力
画像信号に付加されている付加情報を上記第1のラベル
に対応付けて記憶する付加情報記憶手段と、上記基準同
期信号に同期して上記第2のラベルに対応付けられる付
加情報を上記付加情報記憶手段から読み出して上記出力
画像信号に付加する制御手段とをさらに備えることがで
きる。
【0015】このような画像同期化装置は、入力画像信
号に付加されている付加情報を、入力画像信号のフレー
ムに対応する第1のラベルに対応付けて記憶し、出力画
像信号のフレームに対して上記入力画像信号の同一フレ
ームに付加された上記第1のラベルと同一の第2のラベ
ルに対応付けられる付加情報を出力画像信号に付加す
る。
【0016】また、本発明に係る画像同期化方法は、上
述した目的を達成するために、フレーム単位の入力画像
信号に対してフレーム又はフィールド固有の付加情報を
付加し、基準同期信号に同期させて出力する画像同期化
方法において、複数フレームの画像信号を記憶する画像
記憶手段に対して、書込同期信号に同期させて上記入力
画像信号を書き込む書込工程と、上記基準同期信号に同
期させて上記入力画像信号を上記画像記憶手段から読み
出す読出工程と、上記入力画像信号に対して、当該入力
画像信号のフレームに対応する第1のラベルを上記書込
同期信号に同期して付加すると共に、出力画像信号のフ
レームに対して上記入力画像信号の同一フレームに付加
された上記第1のラベルと同一の第2のラベルを上記基
準同期信号に同期して付加するラベル付加工程とを有す
ることを特徴とする。
【0017】ここで、この画像同期化方法は、上記基準
同期信号に同期して上記第2のラベルに対応付けられる
付加情報を、上記入力画像信号に付加されている付加情
報が上記第1のラベルに対応付けて記憶された付加情報
記憶手段から読み出して上記出力画像信号に付加する情
報付加工程をさらに有することができる。
【0018】このような画像同期化方法では、入力画像
信号に付加されている付加情報が、入力画像信号のフレ
ームに対応する第1のラベルに対応付けて記憶され、出
力画像信号のフレームに対して上記入力画像信号の同一
フレームに付加された上記第1のラベルと同一の第2の
ラベルに対応付けられる付加情報が出力画像信号に付加
される。
【0019】また、本発明に係るプログラムは、上述し
た目的を達成するために、フレーム単位の入力画像信号
に対してフレーム又はフィールド固有の付加情報を付加
し、基準同期信号に同期させて出力する処理をコンピュ
ータに実行させるプログラムにおいて、複数フレームの
画像信号を記憶する画像記憶手段に対して、書込同期信
号に同期させて上記入力画像信号を書き込む書込工程
と、上記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を
上記画像記憶手段から読み出す読出工程と、上記入力画
像信号に対して、当該入力画像信号のフレームに対応す
る第1のラベルを上記書込同期信号に同期して付加する
と共に、出力画像信号のフレームに対して上記入力画像
信号の同一フレームに付加された上記第1のラベルと同
一の第2のラベルを上記基準同期信号に同期して付加す
るラベル付加工程とを有することを特徴とする。
【0020】ここで、このプログラムは、上記基準同期
信号に同期して上記第2のラベルに対応付けられる付加
情報を、上記入力画像信号に付加されている付加情報が
上記第1のラベルに対応付けて記憶された付加情報記憶
手段から読み出して上記出力画像信号に付加する情報付
加工程をさらに有することができる。
【0021】このようなプログラムは、入力画像信号に
付加されている付加情報を、入力画像信号のフレームに
対応する第1のラベルに対応付けて記憶し、出力画像信
号のフレームに対して上記入力画像信号の同一フレーム
に付加された上記第1のラベルと同一の第2のラベルに
対応付けられる付加情報を出力画像信号に付加する。
【0022】また、本発明に係る記録媒体は、上述した
目的を達成するために、フレーム単位の入力画像信号に
対してフレーム又はフィールド固有の付加情報を付加
し、基準同期信号に同期させて出力する処理をコンピュ
ータに実行させるプログラムが記録されたコンピュータ
読み取り可能な記録媒体において、複数フレームの画像
信号を記憶する画像記憶手段に対して、書込同期信号に
同期させて上記入力画像信号を書き込む書込工程と、上
記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記画
像記憶手段から読み出す読出工程と、上記入力画像信号
に対して、当該入力画像信号のフレームに対応する第1
のラベルを上記書込同期信号に同期して付加すると共
に、出力画像信号のフレームに対して上記入力画像信号
の同一フレームに付加された上記第1のラベルと同一の
第2のラベルを上記基準同期信号に同期して付加するラ
ベル付加工程とを有することを特徴とするプログラムが
記録されている。
【0023】ここで、この記録媒体に記録されたプログ
ラムは、上記基準同期信号に同期して上記第2のラベル
に対応付けられる付加情報を、上記入力画像信号に付加
されている付加情報が上記第1のラベルに対応付けて記
憶された付加情報記憶手段から読み出して上記出力画像
信号に付加する情報付加工程をさらに有することができ
る。
【0024】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムは、入力画像信号に付加されている付加情報を、入力
画像信号のフレームに対応する第1のラベルに対応付け
て記憶し、出力画像信号のフレームに対して上記入力画
像信号の同一フレームに付加された上記第1のラベルと
同一の第2のラベルに対応付けられる付加情報を出力画
像信号に付加する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この実施の形態は、本発明を、信号符号化装置にお
いて符号化された画像信号を復号し、リファレンス信号
に同期して出力する信号復号装置に適用したものであ
る。この画像信号には、VITC(Vertical Interval
Time Code)データやクローズド・キャプション(Close
d Caption)データ等のフレーム又はフィールド固有の
付加情報が重畳されており、信号復号装置は、画像信号
からこの付加情報を分離して復号処理を行い、復号した
画像情報に付加情報を再び重畳して出力する。なお、以
下の説明では、画像信号にVITCデータが重畳されて
いるものとして説明するが、これに限定されるものでは
なく、クローズド・キャプションデータ等の他の付加情
報が重畳されている場合についても適用できることは勿
論である。
【0026】先ず、この信号符号化装置と信号復号装置
とを有する信号伝送システムの概略構成を図1に示す。
図1に示す信号伝送システム1において、信号符号化装
置10は、VITCデータの重畳されたSDI(Serial
Digital Interface)信号を符号化し、ASI(Asynch
ronous Serial Interface)信号を生成する。
【0027】ここでSDIとは、SMPTE(Society
of Motion Picture and TelevisionEngineers)により
SMPTE−259Mとして標準化された伝送フォーマ
ットであり、ベースバンドを量子化した映像信号及び/
又は音声信号が特性インピーダンス75Ωの同軸ケーブ
ルを用いて伝送される。
【0028】このSDIの信号フォーマットについて図
2を用いて説明する。なお、図2における種々の数値
は、525/60システムでの値であり、625/50
システムでの値については括弧書きにて示す。図2
(A)、(B)に示すように、SDI方式の映像信号
は、水平方向に1ライン当たり10ビット×1724
(1716)ワード、垂直方向に525(625)ライ
ンの構造となっている。
【0029】各ラインにおいて第1ワードから第4ワー
ドまでの4ワードは、アクティブビデオ部ACVとアンシ
ラリデータ部ANCとを分離する分離符号EAV(End of Act
ive Video)として用いられる。また、第5ワードから
第272ワードまでの268ワード(第5ワードから第
284ワードまでの280ワード)は、アンシラリデー
タ部ANCとして用いられ、補助データ及び音声データ等
を含んでいる。また、第273ワードから第276ワー
ドまでの4ワード(第285ワードから第288ワード
までの4ワード)は、アクティブビデオ部ACVとアンシ
ラリデータ部ANCとを分離する分離符号SAV(Start of A
ctive Video)として用いられている。さらに、第27
7ワードから第1716ワードまでの1440ワード
(第289ワードから第1728ワードまでの1440
ワード)は、映像信号等を伝送するアクティブビデオ部
ACVとして用いられる。
【0030】また、図2(A)に示すように、垂直方向
において、第1ラインから第9ラインまでの9ライン
(第1ラインから第24ラインまでの24ライン)は、
垂直ブランキング部VBKとして用いられ、第10ライン
から第19ラインまでの10ラインは、オプショナルブ
ランキング部OBKとして用いられる。第20ラインから
第263ラインまでの244ライン(第25ラインから
第312ラインまでの288ライン)は、第1フィール
ド映像信号が含まれるアクティブビデオ部ACVとして
用いられる。また、第264ラインから第272ライン
までの9ライン(第313ラインから第337ラインま
での25ライン)は、垂直ブランキング部VBKとして用
いられ、第273ラインから第282ラインまでの10
ラインは、オプショナルブランキング部OBKとして用い
られる。また、第283ラインから第525ラインまで
の243ライン(第338ラインから第625ラインま
での288ライン)は、第2フィールドの映像信号が含
まれるアクティブビデオ部ACVとして用いられる。
【0031】なお、上述したVITCデータは、第10
ラインから第20ライン(第7ラインから第22ライ
ン)までの区間内に90ビットのタイムコードとして挿
入される。このような区間内にタイムコードが挿入され
ることにより、低速走行或いは静止状態でもタイムコー
ドの読み取りが可能とされる。
【0032】このようなフレーム構成のSDI方式の映
像信号は、図2(C)に示すように、270Mbpsの
シリアル形式の伝送信号に変換されて伝送される。
【0033】一方、上述したASIとは、映像信号及び
/又は音声信号をMPEG2(Moving Picture Experts
Group 2)方式で圧縮符号化し、さらに複数の符号化デ
ータを多重化したトランスポートストリームTSを非同期
シリアル伝送するためのフォーマットであり、特性イン
ピーダンスが75Ωの同軸ケーブルを用いて270Mb
psで信号が伝送される。このトランスポートストリー
ムTSとPESストリーム及びエレメンタリーストリーム
ESとの関係について、図3を用いて説明する。
【0034】図3に示すように、エレメンタリーストリ
ームESは、適当なバイト位置で分割され、分割されたデ
ータの先頭にPESヘッダが付加されて可変長のPES
パケットが生成される。このPESパケットが連続した
ものがPESストリームである。また、PESパケット
は、184バイト毎に分割され、分割されたデータの先
頭にTSヘッダが付加されて固定長のTSパケットが生
成される。このTSパケットが連続したものがトランス
ポートストリームTSである。
【0035】ここで、PESパケットは、図4に示すよ
うな階層構造をしている。すなわち、PESパケット
は、PESヘッダとPESパケットデータとで構成され
ており、PESヘッダは、先頭開始コード(24ビッ
ト)と、ストリームID(8ビット)と、PESパケッ
ト長(16ビット)と、各種フラグ(16ビット)と、
PESヘッダ長(8ビット)と、PTS/DTS(0,
40,80ビット)と、オプショナルフィールドと、ス
タッフィング・バイト(m×8ビット)とで構成されて
いる。
【0036】図4において、PTS(Presentation Tim
e Stamp)は、そのPESパケットに含まれる映像信号
の表示時刻を表す時間情報であり、DTS(Decode Tim
e Stamp)は、そのPESパケットに含まれるピクチャ
データの復号時刻を表す時間情報である。すなわち、デ
コーダは、DTSが示す時刻でピクチャデータを復号
し、PTSが示す時刻で復号されたピクチャを出力す
る。
【0037】また、TSパケットは、図5に示すような
階層構造をしている。すなわち、TSパケットは、4バ
イト固定長のTSヘッダと、可変長のアダプテーション
フィールド及びペイロードで構成されており、TSヘッ
ダは、同期バイト(8ビット)と、誤り表示(1ビッ
ト)と、ユニット開始表示(1ビット)と、トランスポ
ート・パケット・プライオリティ(1ビット)と、PI
D(13ビット)と、スクランブル表示フラグ(2ビッ
ト)と、アダプテーション・フィールド制御フラグ(2
ビット)と、巡回カウンタ(4ビット)とで構成されて
いる。
【0038】図5において、アダプテーション・フィー
ルド制御フラグは、アダプテーションフィールド及びペ
イロードの有無を示すためのフラグであり、“01”の
場合にはペイロードのみが存在し、“10”の場合には
アダプテーションフィールドのみが存在し、“11”の
場合にはその両方が存在する。このアダプテーションフ
ィールドには、PCR(Program Clock Reference)フ
ィールド(42ビット)が含まれている。このPCR
は、パケットがデコーダに到着する時刻を表す時間情報
である。
【0039】また、ASI信号には上述したようにVI
TCデータが含まれており、このVITCデータにより
VITCパケットが生成される。生成されたVITCパ
ケットは、トランスポートストリームTS中の各フレーム
毎に組み込まれる。
【0040】図1に示す信号符号化装置10は、上述の
ようにVITCパケットの組み込まれたトランスポート
ストリームTSをASIフォーマットに従って信号復号装
置20に出力する。
【0041】一方、信号復号装置20は、信号符号化装
置10からASI信号を入力し、これをSDI信号に復
号して出力する。この際、信号復号装置20は、VIT
CデータをSDI信号に重畳する。また、詳しくは後述
するが、信号復号装置20は、リファレンス同期信号Re
f_Syncを入力し、このリファレンス同期信号Ref_Syncに
同期して、復号したSDI信号を出力する。
【0042】次に、以下では本実施の形態における信号
復号装置20の構成及び動作について詳細に説明する。
図6に示すように、信号復号装置20は、同期信号生成
部110と、前処理部120と、VITC抽出部130
と、信号復号部140と、VITC選択部150と、V
ITC付加部160とにより構成されている。
【0043】同期信号生成部110は、ベースバンド信
号であるリファレンス同期信号Ref_Syncからリファレン
スのフレームパルスを生成する。これがRef_Lock_Frame
であり、前述した525/60システムでは29.97
フレーム/秒、625/50システムでは25フレーム
/秒の周期を有する。同期信号生成部110は、このRe
f_Lock_Frameを信号復号部140及びVITC選択部1
50に供給する。
【0044】前処理部120は、信号符号化装置10か
らASI信号を入力し、エレメンタリーストリームES及
びVITCデータを生成する。また、前処理部120
は、後述するようにして信号符号化装置10のクロック
に同期したフレームパルスであるInput_Lock_Frameを生
成し、これを信号復号部140及びVITC選択部15
0に供給する。
【0045】VITC抽出部130は、前処理部120
から供給されたエレメンタリーストリームES及びVIT
Cデータのうち、VITCデータのみを抽出し、VIT
C選択部150に供給する。
【0046】信号復号部140は、前処理部120から
供給されたエレメンタリーストリームESをベースバンド
信号であるSDI信号に復号する。また、信号復号部1
40は、Input_Lock_Frameにより、復号されたベースバ
ンド信号のバッファへの書き込みを制御し、Ref_Lock_F
rameに同期してベースバンド信号を出力する。さらに、
信号復号部140は、Input_Lock_Frameに同期してフレ
ームのIDを示す0〜7のInput_LabelをVITC選択
部150に供給すると共に、Ref_Lock_Frameに同期して
0〜7のRef_LabelをVITC選択部150に供給す
る。このInput_Label及びRef_Labelについての詳細は後
述する。
【0047】VITC選択部150は、Input_Labelと
VITCデータとを対応付けて、Input_Lock_Frameに同
期して図示しないメモリに記憶する。そして、VITC
選択部150は、Ref_Lock_Frameに同期してRef_Label
で指定されるVITCデータをメモリから読み出し、V
ITC付加部160に供給する。
【0048】VITC付加部160は、信号復号部14
0から供給されたSDI信号に、VITC選択部150
から供給されたVITCデータを付加し、VITCデー
タの重畳されたSDI信号を出力する。
【0049】信号復号装置20は、以上のような構成を
有することにより、入力したVITCデータの含まれた
ASI信号をSDI信号に復号し、Ref_Lock_Frameに同
期して出力することができる。
【0050】ここで、前処理部120の内部構成を図7
に示す。図7に示すように、前処理部120は、TS抽
出部210と、TS検出部220と、ES変換部230
と、STC(System Time Code)生成部240と、フレ
ームパルス生成部250とを有している。
【0051】TS抽出部210は、前処理部120に入
力されたASIからトランスポートストリームTSを抽出
し、このトランスポートストリームTSをTS検出部22
0に供給する。また、TS抽出部210は、ASI中の
VITCデータをVITC抽出部130(図6)に出力
する。
【0052】TS検出部220は、供給されたトランス
ポートストリームTSから、上述した時間情報であるPC
R及びPTSを検出し、PCRをSTC生成部240に
供給すると共に、PTSをフレームパルス生成部250
に供給する。また、TS検出部220は、トランスポー
トストリームTSをES変換部230に供給する。
【0053】ES変換部230は、供給されたトランス
ポートストリームTSをエレメンタリーストリームES及び
VITCデータに変換してVITC抽出部130(図
6)に出力する。
【0054】STC生成部240は、TS検出部220
から供給されたPCRに基づいてSTCを生成する。具
体的には、図8に示すように、位相比較器241におい
てPCRからSTCが減算され、その差分値がローパス
・フィルタ242を介して水晶付き電圧制御発振器(VC
XO:Voltage Controlled Crystal Oscillator)243の
入力側に負帰還される。そして、PCRにロックした2
7MHzのクロックが水晶付き電圧制御発振器243か
らSTCカウンタ244に供給され、これによりSTC
がPCRの示す値にセットされる。このように、STC
と一体となったPLL(Phase Locked Loop)回路を構
成することにより、符号化側のシステムクロックと完全
に周波数の一致したSTCが生成される。
【0055】図7に戻って、フレームパルス生成部25
0は、TS検出部220から供給されたPTSとSTC
生成部240から供給されたSTCのベース部分(33
ビット)とを比較し、それらの値が一致した時にフレー
ムパルスを生成する。これがInput_Lock_Frameであり、
525/60システムでは29.97フレーム/秒、6
25/50システムでは25フレーム/秒の周期を有す
る。
【0056】以上のようにして生成されたエレメンタリ
ーストリームES及びVITCデータは、VITC抽出部
130(図6)を介して信号復号部140に供給され、
Input_Lock_Frameは、直接、信号復号部140に供給さ
れる。そして、このInput_Lock_Frameにより、復号され
たベースバンド信号のバッファへの書き込みが制御され
る。
【0057】この信号復号部140の内部構成を図9に
示す。図9に示すように、信号復号部140は、ストリ
ームバッファ310と、復号モジュール320と、ベー
スバンドバッファ330と、出力モジュール340と、
カウンタ350と、FIFO(First In First Out)3
60とを有している。
【0058】ストリームバッファ310は、前処理部1
20から供給されたエレメンタリーストリームESを一時
的に格納する。
【0059】復号モジュール320は、ストリームバッ
ファ310に格納されたエレメンタリーストリームESを
読み出して復号し、前処理部120(図6)から供給さ
れたInput_Lock_Frameの立ち下がりのタイミングで、復
号されたフレームをベースバンドバッファ330に格納
する。なお、このベースバンドバッファ330は、例え
ば4面のバンクを有し、4フレーム分のベースバンド信
号が格納できる。また、復号モジュール320は、スト
リームバッファ310にエレメンタリーストリームESが
供給されていない場合、又は読み出したエレメンタリー
ストリームESのシーケンスヘッダ、ピクチャヘッダ若し
くはGOP(Group Of Pictures)ヘッダを解析し、そ
のエレメンタリーストリームESの復号を行わないと判断
した場合、FIFO360に制御信号Aを与える。この
制御信号Aについての詳細は後述する。
【0060】出力モジュール340は、Input_Lock_Fra
meに同期してベースバンドバッファ330に格納された
ベースバンド信号を、上述した同期信号生成部110か
ら供給されたRef_Lock_Frameに同期して出力するフレー
ムシンクロナイズ機能を有する。すなわち、出力モジュ
ール340は、Ref_Lock_Frameの立ち下がりのタイミン
グでベースバンドバッファ330からベースバンド信号
を順に読み出し、SDI信号に変換して出力する。ま
た、出力モジュール340は、FIFO360の出力を
制御する制御信号BをRef_Lock_Frameの立ち下がりのタ
イミングでFIFO360に与える。
【0061】カウンタ350は、前処理部120から供
給されたInput_Lock_Frameの立ち下がりのタイミングで
0〜7の値を取り得るカウンタのカウント値をインクリ
メントする。なお、カウント値7の次にInput_Lock_Fra
meが与えられると、カウント値は、0に戻る。カウンタ
350は、このカウント値をフレームのIDを示すInput_
LabelとしてVITC選択部150(図6)に出力する
と共に、カウント値をFIFO360に供給する。
【0062】FIFO360は、カウンタ350から供
給されたカウント値を順次記憶し、出力モジュール34
0からの制御信号Bに応じて、フレームのIDを示すRef_
Labelとして、順次VITC選択部150(図6)に出
力する。また、FIFO360は、復号モジュール32
0から上述した制御信号Aが与えられた場合、カウント
値の記憶を一時的に停止する。これにより、エレメンタ
リーストリームESの無入力時やエレメンタリーストリー
ムESの破損時であっても、VITCデータの対応付けが
正確に行えるようになる。
【0063】VITC選択部150は、Input_Labelと
VITCデータとを対応付けて、Input_Lock_Frameに同
期して図示しないメモリに記憶しており、Ref_Lock_Fra
meに同期してRef_Labelが与えられると、このRef_Label
で指定されるVITCデータをメモリから読み出し、V
ITC付加部160に供給する。これにより、VITC
付加部160は、信号復号部140から供給されたSD
I信号にVITC選択部150から供給されたVITC
データを付加し、VITCデータの重畳されたSDI信
号をRef_Lock_Frameに同期して出力することができる。
【0064】具体的に、Input_Label及びRef_LabelとV
ITC選択部150から読み出されるVITCデータと
の関係について、図10を用いて説明する。なお、図1
0において、[n]とは、Ref_Label=nに対応するVI
TCデータがVITC選択部150から読み出されるこ
とを表すものとする。
【0065】図10に示すように、Input_Labelの値
は、Input_Lock_Frameに同期して、0,1,2・・・の
順に変化する。また、Ref_Lock_Frameに同期して出力モ
ジュール340からFIFO360に制御信号Bが与え
られると、FIFO360からRef_Labelが例えば7,
0,1・・・の順に出力される。そして、Ref_Labelの
値で指定されるVITCデータがVITC選択部150
のメモリから読み出される。
【0066】ここで、例えば、Input_Lock_FrameとRef_
Lock_Frameとの周期にずれがある場合、出力するフレー
ムを1枚飛ばす処理(スキップ処理)や、同じフレーム
を再度繰り返す処理(リピート処理)を行う必要性が生
じる。そこで、以下では、フレームシンクロナイズ機能
におけるスキップ処理及びリピート処理について説明す
る。
【0067】図9に示した出力モジュール340は、ベ
ースバンドバッファ330の占有バンク数を監視し、占
有バンク数が0になった場合にリピート処理の判断を行
う。このリピート処理では、直前のフレームが再度繰り
返される。
【0068】具体的には、Ref_Lock_Frameの立ち下がり
からSDI信号の垂直方向に266ライン目の時刻にお
いて割り込み信号がCPU140に入力され、これをト
リガとしてベースバンドバッファ330の占有バンク数
を確認し、リピート処理を行うか否かを判断する。すな
わち、図11(A)に示すように、Input_Lock_Frameに
同期して入力されたエレメンタリーストリームESが順に
復号され、ベースバンドバッファ330に格納される。
そして、Ref_Lock_Frameに同期してベースバンドバッフ
ァ330からベースバンド信号が順に読み出される。但
し、この際、上述したようにRef_Lock_Frameの立ち下が
りからSDI信号の垂直方向に266ライン目の時刻、
すなわち時刻tR1、tR2・・・でベースバンドバッ
ファ330の占有バンク数が確認され、リピート処理を
行うか否かが判断される。図11(A)の例では、時刻
R5の時点で3枚目のフレームを出力しているにも関
わらず4枚目のフレームの復号処理が終了していないた
め、3枚目のフレームを再度繰り返して読み出すリピー
ト処理が行われる。
【0069】また、出力モジュール340は、図12の
フローチャートに示すようにしてスキップ処理の判断を
行う。なお、図12における一連の動作は、Ref_Lock_F
rameに同期して行われるものである。すなわち、Ref_Lo
ck_Frameのパルスが与えられる毎に、この一連の動作が
行われる。
【0070】先ずステップS1において、ベースバンド
信号の出力開始時であるか否かが判別される。デコーダ
ブロックリセット解除後、ベースバンド出力開始時に
は、各デバイスのリセット解除のタイミングの違いや内
部PLLによるクロックがロックしていないこと等によ
る不確定動作により、ベースバンドバッファ330の占
有バンク数が一定にならない。そこでステップS1にお
いて、ベースバンド出力開始時である場合(Yes)には
ステップS2に進み、出力バンク管理ルーチンに入る。
一方、ステップS1において、ベースバンド出力開始時
でない場合(No)にはステップS4に進み、割り込み回
数管理ルーチンに入る。
【0071】ステップS2では、ベースバンドバッファ
330の占有バンク数が一定値を超えたか否かが判別さ
れる。ここで一定値は、例えばフレーム内符号化画像、
フレーム間順方向予測符号化画像及びフレーム間双方向
予測符号化画像を含むLong GOP構造である場合
には2に設定し、フレーム内符号化画像及びフレーム間
順方向予測符号化画像を含むLow Delay構造で
ある場合には1に設定する。ステップS2において、占
有バンク数が一定値を超えた場合(Yes)には、続くス
テップS3で出力するフレームを1枚飛ばすスキップ処
理を行い、スキップ処理の判断を終了する。一方、ステ
ップS2において、占有バンク数が一定値を超えていな
い場合(No)にも、スキップ処理の判断を終了する。
【0072】ステップS4の割り込み回数管理ルーチン
では、図示しない割り込みカウンタのカウント値と前回
のカウント値との差が1以上であるか否かが判別され
る。ここで、割り込みカウンタは、復号モジュール32
0においてInput_Lock_Frameに同期してインクリメント
され、出力モジュール340においてRef_Lock_Frameに
同期してデクリメントされるものである。
【0073】このステップS4において出力モジュール
340では、Ref_Lock_Frameに同期して図13のフロー
チャートに示すような処理が行われる。すなわち、ステ
ップS10において、割り込みカウンタがデクリメント
され、ステップS11において、そのカウント値が保持
される。そしてステップS12において、前回Ref_Lock
_Frameのパルスが与えられた際のカウント値と今回のカ
ウント値とが比較される。
【0074】ステップS4において、割り込みカウンタ
のカウント値と前回のカウント値との差が1以上である
場合(Yes)には、続くステップS5においてスキップ
許可が与えられ、ステップS6に進んで再び出力バンク
管理ルーチンに入る。一方、ステップS4において、割
り込みカウンタのカウント値と前回のカウント値との差
が1以上でない場合(No)には、スキップ処理の判断を
終了する。
【0075】ステップS6では、ベースバンドバッファ
330の占有バンク数が一定値を超えたか否かが判別さ
れる。ステップS6において、占有バンク数が一定値を
超えた場合(Yes)には、続くステップS7で出力する
フレームを1枚飛ばすスキップ処理を行い、スキップ処
理の判断を終了する。一方、ステップS6において、占
有バンク数が一定値を超えていない場合(No)にも、ス
キップ処理の判断を終了する。
【0076】上述したステップS4乃至ステップS7に
おけるスキップ処理の判断の具体例を図11(B)に示
す。リピート処理の判断と同様に、Ref_Lock_Frameの立
ち下がりからオフセット(SDI信号の垂直方向266
ライン目)を付けた時刻において割り込み信号がCPU
140に入力され、これをトリガとしてスキップ処理を
行うか否かを判断する。すなわち、図11(B)に示す
ように、Input_Lock_Frameに同期して入力されたエレメ
ンタリーストリームESが順に復号され、ベースバンドバ
ッファ330に格納される。そして、Ref_Lock_Frameに
同期してベースバンドバッファ330からベースバンド
信号が順に読み出される。但し、この際、Ref_Lock_Fra
meの立ち下がりからオフセットを付けた時刻、すなわち
時刻t 、tS2・・・で割り込みカウンタのカウン
ト値が前回のカウント値と比較される。図11(B)の
例では、時刻tS5の時点でのカウント値が時刻tS4
の時点のカウント値よりも1大きいため、スキップ許可
が出され、且つベースバンドバッファ330の占有バン
ク数が所定値(この例では1)を超えているため、3枚
目のフレームを飛ばして4枚目のフレームを読み出すス
キップ処理が行われる。
【0077】ここで、このようなリピート処理及びスキ
ップ処理により、出力される画像信号とVITCデータ
との対応付けがずれることを防止するため、出力モジュ
ール340(図9)は、FIFO360の出力を制御す
る制御信号をRef_Lock_Frameの立ち下がりのタイミン
グでFIFO360に与える。この制御信号により、
例えばリピート処理が行われた際には、直前のフレーム
と同じカウント値がFIFO360から読み出され、Re
f_LabelとしてVITC選択部150(図6)に供給さ
れる。また、スキップ処理が行われた際には、1つ飛ば
したカウント値がFIFO360から読み出され、Ref_
LabelとしてVITC選択部150に供給される。
【0078】具体的に、リピート処理又はスキップ処理
が行われる場合のInput_Label及びRef_LabelとVITC
選択部150から読み出されるVITCデータとの関係
について、図14を用いて説明する。なお、図14にお
いて、[n]とは、Ref_Label=nに対応するVITCデ
ータがVITC選択部150から読み出されることを表
すものとする。
【0079】リピート処理が行われる場合の一例を図1
4(A)に示す。Input_Labelの値は、Input_Lock_Fram
eに同期して、0,1,2・・・の順に変化する。ま
た、Ref_Lock_Frameに同期して出力モジュール340か
らFIFO360に制御信号Bが与えられると、FIF
O360からRef_Labelが例えば7,0,1・・・の順
に出力されるが、Ref_Label=2を出力した際に、リピ
ート処理が行われたことを示す制御信号BがFIFO3
60に与えられると、FIFO360からは、再びRef_
Label=2が出力される。そして、Ref_Labelの値で指定
されるVITCデータがVITC選択部150のメモリ
から読み出されるが、この場合にも、Ref_Label=2に
対応するVITCデータが繰り返して読み出される。
【0080】一方、スキップ処理が行われる場合の一例
を図14(B)に示す。Input_Labelの値は、Input_Loc
k_Frameに同期して、0,1,2・・・の順に変化す
る。また、Ref_Lock_Frameに同期して出力モジュール3
40からFIFO360に制御信号Bが与えられると、
FIFO360からRef_Labelが例えば6,7,0・・
・の順に出力されるが、Ref_Label=1を出力した際
に、スキップ処理が行われたことを示す制御信号BがF
IFO360に与えられると、FIFO360からは、
Ref_Label=2を飛ばしてRef_Label=3が出力される。
そして、Ref_Labelの値で指定されるVITCデータが
VITC選択部150のメモリから読み出されるが、こ
の場合にも、Ref_Label=2に対応するVITCデータ
を飛ばして、Ref_Label=3に対応するVITCデータ
が読み出される。
【0081】このように、リピート処理やスキップ処理
に応じたVITCデータがVITC選択部150から読
み出され、VITC付加部160においてSDI信号に
付加されるため、出力される画像信号とVITCデータ
との対応付けがずれることはない。
【0082】以上のように、本実施の形態によれば、V
ITCデータにInput_Labelが振られ、Ref_Lock_Frame
に同期してスキップ処理やリピート処理を考慮したRef_
Labelが指定され、そのRef_Labelで指定されたVITC
データが選択される。これにより、VITC抽出部13
0やVITC選択部150は、スキップ処理やリピート
処理のアルゴリズムを意識することなく、VITCデー
タを復号後のピクチャに正確に対応付けることが容易に
可能となる。
【0083】さらに、そのスキップ処理やリピート処理
も、Input_Lock_Frame数及びRef_Lock_Frame数と、ベー
スバンドバッファの占有バンク数とを管理するのみで実
現することができるため、アルゴリズムを簡略化するこ
とができる。また、デコーダ入力時刻や出力時刻の管理
を行わないため、ソフトウェアの割り込みに対する応答
性の揺らぎ、すなわち割り込みの優先順位や他タスクの
待ち時間等による処理開始時刻の揺らぎを考慮する必要
がなく、アルゴリズムを簡略化することができる。
【0084】なお、本発明は上述した実施の形態のみに
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0085】例えば、上述の実施の形態では、ハードウ
ェア表現の機能ブロック図を用いて説明したが、これに
限定されるものではなく、任意の機能をソフトウェアに
よって実現することも可能である。この場合、用いられ
るコンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供
することも可能であり、また、インターネットその他の
伝送媒体を介して伝送することにより提供することも可
能である。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
画像同期化装置は、フレーム単位の入力画像信号に対し
てフレーム又はフィールド固有の付加情報を付加し、基
準同期信号に同期させて出力する画像同期化装置におい
て、複数フレームの画像信号を記憶する画像記憶手段
と、書込同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記
画像記憶手段に書き込む書込手段と、上記基準同期信号
に同期させて上記入力画像信号を上記画像記憶手段から
読み出す読出手段と、上記入力画像信号に対して、当該
入力画像信号のフレームに対応する第1のラベルを上記
書込同期信号に同期して付加すると共に、出力画像信号
のフレームに対して上記入力画像信号の同一フレームに
付加された上記第1のラベルと同一の第2のラベルを上
記基準同期信号に同期して付加するラベル付加手段とを
備えることを特徴とする。
【0087】ここで、この画像同期化装置は、上記入力
画像信号に付加されている付加情報を上記第1のラベル
に対応付けて記憶する付加情報記憶手段と、上記基準同
期信号に同期して上記第2のラベルに対応付けられる付
加情報を上記付加情報記憶手段から読み出して上記出力
画像信号に付加する制御手段とをさらに備えることがで
きる。
【0088】このような画像同期化装置によれば、入力
画像信号に付加されている付加情報を、入力画像信号の
フレームに対応する第1のラベルに対応付けて記憶し、
出力画像信号のフレームに対して上記入力画像信号の同
一フレームに付加された上記第1のラベルと同一の第2
のラベルに対応付けられる付加情報を出力画像信号に付
加することにより、画像記憶手段から読み出される画像
信号がずれた場合であっても、付加情報を正確に対応付
けることが可能となる。
【0089】また、本発明に係る画像同期化方法は、上
述した目的を達成するために、フレーム単位の入力画像
信号に対してフレーム又はフィールド固有の付加情報を
付加し、基準同期信号に同期させて出力する画像同期化
方法において、複数フレームの画像信号を記憶する画像
記憶手段に対して、書込同期信号に同期させて上記入力
画像信号を書き込む書込工程と、上記基準同期信号に同
期させて上記入力画像信号を上記画像記憶手段から読み
出す読出工程と、上記入力画像信号に対して、当該入力
画像信号のフレームに対応する第1のラベルを上記書込
同期信号に同期して付加すると共に、出力画像信号のフ
レームに対して上記入力画像信号の同一フレームに付加
された上記第1のラベルと同一の第2のラベルを上記基
準同期信号に同期して付加するラベル付加工程とを有す
ることを特徴とする。
【0090】ここで、この画像同期化方法は、上記基準
同期信号に同期して上記第2のラベルに対応付けられる
付加情報を、上記入力画像信号に付加されている付加情
報が上記第1のラベルに対応付けて記憶された付加情報
記憶手段から読み出して上記出力画像信号に付加する情
報付加工程をさらに有することができる。
【0091】このような画像同期化方法によれば、入力
画像信号に付加されている付加情報が、入力画像信号の
フレームに対応する第1のラベルに対応付けて記憶さ
れ、出力画像信号のフレームに対して上記入力画像信号
の同一フレームに付加された上記第1のラベルと同一の
第2のラベルに対応付けられる付加情報が出力画像信号
に付加されるため、画像記憶手段から読み出される画像
信号がずれた場合であっても、付加情報を正確に対応付
けることが可能となる。
【0092】また、本発明に係るプログラムは、上述し
た目的を達成するために、フレーム単位の入力画像信号
に対してフレーム又はフィールド固有の付加情報を付加
し、基準同期信号に同期させて出力する処理をコンピュ
ータに実行させるプログラムにおいて、複数フレームの
画像信号を記憶する画像記憶手段に対して、書込同期信
号に同期させて上記入力画像信号を書き込む書込工程
と、上記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を
上記画像記憶手段から読み出す読出工程と、上記入力画
像信号に対して、当該入力画像信号のフレームに対応す
る第1のラベルを上記書込同期信号に同期して付加する
と共に、出力画像信号のフレームに対して上記入力画像
信号の同一フレームに付加された上記第1のラベルと同
一の第2のラベルを上記基準同期信号に同期して付加す
るラベル付加工程とを有することを特徴とする。
【0093】ここで、このプログラムは、上記基準同期
信号に同期して上記第2のラベルに対応付けられる付加
情報を、上記入力画像信号に付加されている付加情報が
上記第1のラベルに対応付けて記憶された付加情報記憶
手段から読み出して上記出力画像信号に付加する情報付
加工程をさらに有することができる。
【0094】このようなプログラムによれば、入力画像
信号に付加されている付加情報を、入力画像信号のフレ
ームに対応する第1のラベルに対応付けて記憶し、出力
画像信号のフレームに対して上記入力画像信号の同一フ
レームに付加された上記第1のラベルと同一の第2のラ
ベルに対応付けられる付加情報を出力画像信号に付加す
ることにより、画像記憶手段から読み出される画像信号
がずれた場合であっても、付加情報を正確に対応付ける
ことが可能となる。
【0095】また、本発明に係る記録媒体は、上述した
目的を達成するために、フレーム単位の入力画像信号に
対してフレーム又はフィールド固有の付加情報を付加
し、基準同期信号に同期させて出力する処理をコンピュ
ータに実行させるプログラムが記録されたコンピュータ
読み取り可能な記録媒体において、複数フレームの画像
信号を記憶する画像記憶手段に対して、書込同期信号に
同期させて上記入力画像信号を書き込む書込工程と、上
記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記画
像記憶手段から読み出す読出工程と、上記入力画像信号
に対して、当該入力画像信号のフレームに対応する第1
のラベルを上記書込同期信号に同期して付加すると共
に、出力画像信号のフレームに対して上記入力画像信号
の同一フレームに付加された上記第1のラベルと同一の
第2のラベルを上記基準同期信号に同期して付加するラ
ベル付加工程とを有することを特徴とするプログラムが
記録されている。
【0096】ここで、この記録媒体に記録されたプログ
ラムは、上記基準同期信号に同期して上記第2のラベル
に対応付けられる付加情報を、上記入力画像信号に付加
されている付加情報が上記第1のラベルに対応付けて記
憶された付加情報記憶手段から読み出して上記出力画像
信号に付加する情報付加工程をさらに有することができ
る。
【0097】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムによれば、入力画像信号に付加されている付加情報
を、入力画像信号のフレームに対応する第1のラベルに
対応付けて記憶し、出力画像信号のフレームに対して上
記入力画像信号の同一フレームに付加された上記第1の
ラベルと同一の第2のラベルに対応付けられる付加情報
を出力画像信号に付加することにより、画像記憶手段か
ら読み出される画像信号がずれた場合であっても、付加
情報を正確に対応付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の説明に供する信号伝送システム
の概略構成を説明する図である。
【図2】SDIフォーマットを説明する図であり、同図
(A)は、SDI方式の映像信号のフレーム構成を示
し、同図(B)は、SDI方式の伝送用パケットの構成
を示し、同図(C)は、伝送されるSDI方式の映像信
号のデータ速度を示す。
【図3】ASIフォーマットで伝送されるトランスポー
トストリームとPESストリーム及びエレメンタリース
トリームとの関係について説明する図である。
【図4】PESパケットの階層構造を説明する図であ
る。
【図5】TSパケットの階層構造を説明する図である。
【図6】本実施の形態における信号復号装置の概略構成
を説明する図である。
【図7】同信号復号装置における前処理部の内部構成を
説明する図である。
【図8】同信号復号装置のSTC生成部におけるSTC
生成処理を説明する図である。
【図9】同信号復号装置における信号復号部の内部構成
を説明する図である。
【図10】Input_Label及びRef_LabelとSDI信号に付
加されるVITCデータとの関係について説明する図で
ある。
【図11】リピート処理又はスキップ処理が行われる場
合のタイミングチャートを説明する図であり、同図
(A)は、リピート処理が行われる例を示し、同図
(B)は、スキップ処理が行われる例を示す。
【図12】同信号復号部の出力モジュールにおけるスキ
ップ処理の判断について説明するフローチャートであ
る。
【図13】同出力モジュールにおける割り込み回数管理
ルーチンについて説明するフローチャートである。
【図14】リピート処理又はスキップ処理が行われる場
合のInput_Label及びRef_LabelとSDI信号に付加され
るVITCデータとの関係について説明する図であり、
同図(A)は、リピート処理の場合の一例を示し、同図
(B)は、スキップ処理の場合の一例を示す。
【図15】フレームシンクロナイズ処理におけるタイミ
ングチャートを説明する図であり、同図(A)は、Ref_
Lock_Frameに同期して出力する必要がない例を示し、同
図(B)は、Ref_Lock_Frameの周期がInput_Lock_Frame
の周期よりも長く、スキップ処理が行われる例を示し、
同図(C)は、Input_Lock_Frameの周期がRef_Lock_Fra
meの周期よりも長く、リピート処理が行われる例を示
す。
【符号の説明】
1 信号伝送システム、10 信号符号化装置、20
信号復号装置、110同期信号生成部、120 前処理
部、130 VITC抽出部、140 信号復号部、1
50 VITC選択部、160 VITC付加部、21
0 TS抽出部、220 TS検出部、230 ES変
換部、240 STC生成部、241位相比較器、24
2 ローパス・フィルタ、243 水晶付き電圧制御発
振器、244 STCカウンタ、250 フレームパル
ス生成部、310 ストリームバッファ、320 復号
モジュール、330 ベースバンドバッファ、340出
力モジュール、350 カウンタ、360 FIFO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C020 AA14 5K047 AA01 DD02 GG41 HH01 HH54 MM02 MM11 MM26 MM50 MM56

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム単位の入力画像信号に対してフ
    レーム又はフィールド固有の付加情報を付加し、基準同
    期信号に同期させて出力する画像同期化装置において、 複数フレームの画像信号を記憶する画像記憶手段と、 書込同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記画像
    記憶手段に書き込む書込手段と、 上記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記
    画像記憶手段から読み出す読出手段と、 上記入力画像信号に対して、当該入力画像信号のフレー
    ムに対応する第1のラベルを上記書込同期信号に同期し
    て付加すると共に、出力画像信号のフレームに対して上
    記入力画像信号の同一フレームに付加された上記第1の
    ラベルと同一の第2のラベルを上記基準同期信号に同期
    して付加するラベル付加手段とを備えることを特徴とす
    る画像同期化装置。
  2. 【請求項2】 上記入力画像信号に付加されている付加
    情報を上記第1のラベルに対応付けて記憶する付加情報
    記憶手段と、 上記基準同期信号に同期して上記第2のラベルに対応付
    けられる付加情報を上記付加情報記憶手段から読み出し
    て上記出力画像信号に付加する制御手段とを備えること
    を特徴とする請求項1記載の画像同期化装置。
  3. 【請求項3】 上記画像記憶手段から読み出される上記
    入力画像信号が1フレーム分飛んだ場合、上記ラベル付
    加手段は、1フレーム分飛んだ先の上記入力画像信号と
    対応する上記第2のラベルを上記出力画像信号のフレー
    ムに付加することを特徴とする請求項2記載の画像同期
    化装置。
  4. 【請求項4】 上記画像記憶手段から読み出される上記
    入力画像信号が1フレーム分繰り返された場合、上記ラ
    ベル付加手段は、当該繰り返された入力画像信号と対応
    する上記第2のラベルを上記出力画像信号のフレームに
    付加することを特徴とする請求項2記載の画像同期化装
    置。
  5. 【請求項5】 フレーム単位の入力画像信号に対してフ
    レーム又はフィールド固有の付加情報を付加し、基準同
    期信号に同期させて出力する画像同期化方法において、 複数フレームの画像信号を記憶する画像記憶手段に対し
    て、書込同期信号に同期させて上記入力画像信号を書き
    込む書込工程と、 上記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記
    画像記憶手段から読み出す読出工程と、 上記入力画像信号に対して、当該入力画像信号のフレー
    ムに対応する第1のラベルを上記書込同期信号に同期し
    て付加すると共に、出力画像信号のフレームに対して上
    記入力画像信号の同一フレームに付加された上記第1の
    ラベルと同一の第2のラベルを上記基準同期信号に同期
    して付加するラベル付加工程とを有することを特徴とす
    る画像同期化方法。
  6. 【請求項6】 上記基準同期信号に同期して上記第2の
    ラベルに対応付けられる付加情報を、上記入力画像信号
    に付加されている付加情報が上記第1のラベルに対応付
    けて記憶された付加情報記憶手段から読み出して上記出
    力画像信号に付加する情報付加工程を有することを特徴
    とする請求項5記載の画像同期化方法。
  7. 【請求項7】 上記画像記憶手段から読み出される上記
    入力画像信号が1フレーム分飛んだ場合、上記ラベル付
    加工程では、1フレーム分飛んだ先の上記入力画像信号
    と対応する上記第2のラベルが上記出力画像信号のフレ
    ームに付加されることを特徴とする請求項6記載の画像
    同期化方法。
  8. 【請求項8】 上記画像記憶手段から読み出される上記
    入力画像信号が1フレーム分繰り返された場合、上記ラ
    ベル付加工程では、当該繰り返された入力画像信号と対
    応する上記第2のラベルが上記出力画像信号のフレーム
    に付加されることを特徴とする請求項6記載の画像同期
    化方法。
  9. 【請求項9】 フレーム単位の入力画像信号に対してフ
    レーム又はフィールド固有の付加情報を付加し、基準同
    期信号に同期させて出力する処理をコンピュータに実行
    させるプログラムにおいて、 複数フレームの画像信号を記憶する画像記憶手段に対し
    て、書込同期信号に同期させて上記入力画像信号を書き
    込む書込工程と、 上記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記
    画像記憶手段から読み出す読出工程と、 上記入力画像信号に対して、当該入力画像信号のフレー
    ムに対応する第1のラベルを上記書込同期信号に同期し
    て付加すると共に、出力画像信号のフレームに対して上
    記入力画像信号の同一フレームに付加された上記第1の
    ラベルと同一の第2のラベルを上記基準同期信号に同期
    して付加するラベル付加工程とを有することを特徴とす
    るプログラム。
  10. 【請求項10】 上記基準同期信号に同期して上記第2
    のラベルに対応付けられる付加情報を、上記入力画像信
    号に付加されている付加情報が上記第1のラベルに対応
    付けて記憶された付加情報記憶手段から読み出して上記
    出力画像信号に付加する情報付加工程を有することを特
    徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 【請求項11】 上記画像記憶手段から読み出される上
    記入力画像信号が1フレーム分飛んだ場合、上記ラベル
    付加工程では、1フレーム分飛んだ先の上記入力画像信
    号と対応する上記第2のラベルが上記出力画像信号のフ
    レームに付加されることを特徴とする請求項10記載の
    プログラム。
  12. 【請求項12】 上記画像記憶手段から読み出される上
    記入力画像信号が1フレーム分繰り返された場合、上記
    ラベル付加工程では、当該繰り返された入力画像信号と
    対応する上記第2のラベルが上記出力画像信号のフレー
    ムに付加されることを特徴とする請求項10記載のプロ
    グラム。
  13. 【請求項13】 フレーム単位の入力画像信号に対して
    フレーム又はフィールド固有の付加情報を付加し、基準
    同期信号に同期させて出力する処理をコンピュータに実
    行させるプログラムが記録されたコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 複数フレームの画像信号を記憶する画像記憶手段に対し
    て、書込同期信号に同期させて上記入力画像信号を書き
    込む書込工程と、 上記基準同期信号に同期させて上記入力画像信号を上記
    画像記憶手段から読み出す読出工程と、 上記入力画像信号に対して、当該入力画像信号のフレー
    ムに対応する第1のラベルを上記書込同期信号に同期し
    て付加すると共に、出力画像信号のフレームに対して上
    記入力画像信号の同一フレームに付加された上記第1の
    ラベルと同一の第2のラベルを上記基準同期信号に同期
    して付加するラベル付加工程とを有することを特徴とす
    るプログラムが記録された記録媒体。
  14. 【請求項14】 上記プログラムは、上記基準同期信号
    に同期して上記第2のラベルに対応付けられる付加情報
    を、上記入力画像信号に付加されている付加情報が上記
    第1のラベルに対応付けて記憶された付加情報記憶手段
    から読み出して上記出力画像信号に付加する情報付加工
    程を有することを特徴とする請求項13記載の記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 上記画像記憶手段から読み出される上
    記入力画像信号が1フレーム分飛んだ場合、上記ラベル
    付加工程では、1フレーム分飛んだ先の上記入力画像信
    号と対応する上記第2のラベルが上記出力画像信号のフ
    レームに付加されることを特徴とする請求項14記載の
    記録媒体。
  16. 【請求項16】 上記画像記憶手段から読み出される上
    記入力画像信号が1フレーム分繰り返された場合、上記
    ラベル付加工程では、当該繰り返された入力画像信号と
    対応する上記第2のラベルが上記出力画像信号のフレー
    ムに付加されることを特徴とする請求項14記載の記録
    媒体。
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