JP2003298852A - 色変換定義決定方法および評価画像作成装置 - Google Patents

色変換定義決定方法および評価画像作成装置

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JP2003298852A
JP2003298852A JP2002095513A JP2002095513A JP2003298852A JP 2003298852 A JP2003298852 A JP 2003298852A JP 2002095513 A JP2002095513 A JP 2002095513A JP 2002095513 A JP2002095513 A JP 2002095513A JP 2003298852 A JP2003298852 A JP 2003298852A
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Kiyomi Sugawa
清巳 珠川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被視感度特性の変化に対して見た目が敏感に
変化する色材が用いられる場合であっても良好な色再現
を得る。 【解決手段】 第2デバイスによって出力された画像の
分光特性R(λ)を取得し、その分光特性と、複数の被
視感度特性x1(λ),x2(λ),x3(λ)それぞ
れとを用いて色変換定義を複数作成し、それら複数の色
変換定義221a,221b,221cそれぞれに従っ
た色変換を1つのグレーチャートデータ231に施して
複数のグレーチャート95a,95b,95cを第2デ
バイスで出力し、出力した複数のグレーチャート95
a,95b,95cそれぞれの色と、上記グレーチャー
トデータ231に従って第1のデバイスで出力されたグ
レーチャートの色とを目視によって比較して色の一致不
一致を評価し、最も評価が高かったグレーチャート95
a,95b,95cに対応する色変換定義221a,2
21b,221cを色変換に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適切な色変換定義
を決定する色変換定義決定方法、および色変換定義決定
方法の実行に適した評価画像作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印画紙上をレーザ光で露光して
その印画紙を現像することにより印画紙上に画像を記録
する写真プリンタ、電子写真方式やインクジェット方式
などの方式で用紙上に画像を記録するプリンタ、輪転機
を回して多量の印刷物を作成する印刷機、画像データに
基づいて表示画面上に画像を表示するCRTディスプレ
イやプラズマディスプレイ等の画像表示装置などという
ように、画像データに基づいて画像を出力する様々なタ
イプの出力デバイスが知られている。これらの出力デバ
イスには、各出力デバイスに応じた色表現領域が存在す
る。すなわち、出力デバイスは、例えばR、G、B3色
を表現する画像データやC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、K(墨)の4色を表現する画像
データに基づいて様々な色を表現することができるが、
その表現できる色は、出力デバイス色空間(例えばRG
B空間、CMYK空間等)の立方体や直方体で表される
色表現領域内(例えばR、G、Bそれぞれについて0〜
255の範囲の数値で表わされる色表現領域内等)に制
限される。
【0003】また、例えばある1つの画像データ(例え
ば(R、G、B)=(50,100,200)を表わす
画像データ)であってもその画像データに基づいて得ら
れる画像の色は出力デバイスの種類により異なる。即
ち、ある出力デバイスに入力される(R、G、B)=
(50,100,200)の画像データをそのまま用い
て、別の出力デバイスで画像を出力しても、元の出力デ
バイスで出力された画像の色と別の出力デバイスで出力
された画像の色は一般には一致しない。したがって、あ
る出力デバイスで画像の出力に用いられた画像データを
得、その画像データを基にして、別の出力デバイスで元
の画像を再現しようとしたとき、元の出力デバイスで用
いられた画像データをそのまま別の出力デバイスに送る
のではなく、その間で画像データを変換する必要があ
る。ここでは画像の色に着目した変換を行っており、こ
の画像データの変換を色変換と称する。また、この色変
換前後の画像データの相互関係を定義するLUT(ルッ
クアップテーブル)などのことを色変換定義(カラープ
ロファイル)と称する。この色変換定義は、換言する
と、2つの色空間について座標値の対応を定義するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような色変換に用
いられる色変換定義を決定する際には、一般に、画像の
色を客観的に表す、色度値や測色値と称される指標が用
いられ、この指標の値が元の画像と再現画像とで一致す
るような色変換定義が決定される。このような指標とし
ては、例えば、Lab値やXYZ値などが知られてい
る。
【0005】ところで、色度値や測色値と称される指標
の値と人の見た目の色とは、通常は一意に対応してい
る。しかし、人間の網膜の中央部分に黄斑という組織が
存在し、網膜に写る視野の範囲が変わると、視野に占め
る黄斑の割合が変わって被視感度が変化することが知ら
れている。このために、被視感度の変化が大きい波長域
における反射率が大きい色材が用いられて出力された画
像の色は、視野の範囲に応じて見た目の色が変わってし
まうこととなり、上述した指標の値と見た目の色との対
応関係が崩れてしまう。
【0006】このような現象が存在するので、色度値や
測色値と称される指標の値が元の画像と再現画像とで一
致するような色変換定義を決定しても、視野範囲の変化
に対して見た目が敏感に変化する色材が用いられた出力
デバイスでは、画像の色再現精度が低くなる場合があ
る。
【0007】また、指標の値が示す色は、多くの観察者
による色の観察結果に基づいた平均的な見た目の色を表
しているので、被視感度の個人差によって微妙に色が異
なって見えることもある。この場合にも、上述した指標
の値と見た目の色との対応関係が崩れており、画像の色
再現精度が低くなる場合がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、被視感度特性
の変化に対して見た目が敏感に変化する色材が用いられ
る場合であっても良好な色再現が得られる適切な色変換
定義を決定することができる色変換定義決定方法、およ
びそのような色変換定義決定方法を容易に実行すること
ができる評価画像作成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の色変換定義決定方法は、所定の第1の色空間上の座
標で画像が色表現される第1画像データに従って画像を
出力する第1デバイスにおける画像の色と、所定の第2
の色空間上の座標で画像が色表現される第2画像データ
に従って画像を出力する第2デバイスにおける画像の色
とを一致させるように第1画像データを第2画像データ
に変換する色変換における第1の色空間上の座標と第2
の色空間上の座標との間の対応を定義した色変換定義を
決定する色変換定義決定方法であって、前記第1デバイ
スおよび前記第2デバイスそれぞれによって出力された
画像のうち少なくともいずれか一方について分光特性を
取得する取得過程と、取得過程で取得された分光特性
と、複数の被視感度特性それぞれとを用いて色変換定義
を複数作成する定義作成過程と、定義作成過程で作成さ
れた複数の色変換定義それぞれに従った色変換を1つの
第1画像データに施すことにより複数の第2画像データ
を得、それら複数の第2画像データそれぞれに基づく複
数の画像を前記第2デバイスで出力する出力過程と、出
力過程で出力された複数の画像それぞれの色と、上記1
つの第1画像データに従って第1のデバイスで出力され
た画像の色とを目視によって比較して色の一致の程度を
評価する評価過程と、評価過程における評価の結果に基
づいて、上記複数の色変換定義のうち色変換に用いられ
る色変換定義を決定する決定過程とを有することを特徴
とする。
【0010】本発明の色変換定義決定方法によれば、第
2デバイスで出力される複数の画像の色を、第1のデバ
イスで出力された元の画像の色と目視で比較した結果に
基づいて、色変換に用いられる色変換定義を決定するの
で、良好な色再現が得られる適切な色変換定義を決定す
ることができる。そして、このように決定された色変換
定義が色変換に用いられると、被視感度特性の変化に対
して見た目が敏感に変化する色材が用いられる場合であ
っても良好な色再現が得られる。
【0011】ここで、本発明にいう第1デバイスや第2
デバイスには、いわゆる出力デバイスであれば任意のデ
バイスが適用可能であるが、特に、上記第1デバイス
が、第1画像データに従って画像を印刷する印刷システ
ムであり、上記第2デバイスが、印刷システムによって
得られる印刷物の色を再現するプルーファである場合に
は、色の再現精度として高い精度が要求されるので、本
発明の効果の価値が高い。
【0012】また、本発明における出力過程で出力され
る画像は、いわゆる実技画像やモンドリアン図形などで
あってもよい。しかし、本発明における出力過程は、上
記複数の画像として、グレーのパッチが配列されてなる
複数のグレーチャートを出力するものであることが好適
である。人間は、有彩色の色が多少変化することより
も、無彩色(グレー)に多少色が混じることを、より敏
感に感知するので、上述したような複数のグレーチャー
トが出力されて目視評価に用いられることにより、高い
評価精度が保証される。
【0013】また、本発明において、上記出力過程が、
上記複数の画像として、5度以上の視野角を有するパッ
チが配列されてなる複数のチャートを出力するものであ
ることが望ましく、さらには、上記出力過程が、上記複
数の画像として、10度以上の視野角を有するパッチが
配列されてなる複数のチャートを出力するものであるこ
とが望ましい。
【0014】人間は、色の面積が広いほど敏感に色を感
じることが知られているので、広い面積のパッチで色が
再現されていれば、色の面積が小さい画像では、たとえ
色が多少ずれていても人の目に認識されにくく、全体と
してよく色再現された画像となる。なお、5度以上の視
野角では、黄斑の占める割合が約5割以下であるので、
5度以上の視野角を有するパッチで色再現が確認された
ならば、もっと広い視野角を有する色でも、ほぼ正確な
色再現が期待できる。更に、10度以上の視野角となる
と、黄斑の占める割合が十分に小さいので、10度以上
の視野角を有するパッチで色再現が確認されたならば、
もっと広い視野角を有する色についての色再現は保証さ
れたと考えてよい。
【0015】上記目的を達成する本発明の評価画像作成
装置は、所定の第2の色空間上の座標で画像が色表現さ
れる第2画像データに従って画像を出力する第2デバイ
ス、および所定の第1の色空間上の座標で画像が色表現
される第1画像データに従って画像を出力する第1デバ
イスそれぞれによって出力された画像のうち少なくとも
いずれか一方について分光特性を取得する取得部と、第
1デバイスにおける画像の色と、第2デバイスにおける
画像の色とを一致させるように第1画像データを第2画
像データに変換する色変換における第1の色空間上の座
標と第2の色空間上の座標との間の対応を定義した色変
換定義を、取得部で取得された分光特性と、複数の被視
感度特性それぞれとを用いて複数作成する定義作成部
と、定義作成部で作成された複数の色変換定義それぞれ
に従った色変換を1つの第1画像データに施すことによ
り複数の第2画像データを得、それら複数の第2画像デ
ータそれぞれに基づく複数の画像を第2デバイスに出力
させる出力部とを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明の評価画像作成装置を用いることに
より、本発明の色変換定義決定方法を容易に実行するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態が適用される
印刷およびプルーフ画像作成システムの全体構成図であ
る。
【0019】カラースキャナ10では、原稿画像11が
読み取られて、その読み取った原稿画像11をあらわす
CMYK4色の色分解画像データが生成される。このC
MYKの画像データはワークステーション20に入力さ
れる。ワークステーション20では、オペレータによ
り、入力された画像データに基づく、電子的な集版が行
なわれ、印刷用の画像をあらわす画像データが生成され
る。この印刷用の画像データは、印刷を行なう場合は、
フィルムプリンタ30に入力され、フィルムプリンタ3
0では、その入力された画像データに対応した、CMY
K各版の印刷用フィルム原版が作成される。
【0020】この印刷用フィルム原版からは刷版が作成
され、その作成された刷版が印刷機40に装着される。
この印刷機40に装着された刷版にはインクが塗布さ
れ、その塗布されたインクが印刷用の用紙上に転移され
てその用紙上に印刷画像41が形成される。
【0021】このフィルムプリンタ30によりフィルム
原版を作成し、さらに刷版を作成して印刷機40に装着
し、その刷版にインクを塗布して用紙上に印刷を行なう
一連の作業は、大がかりな作業であり、コストもかか
る。このため、実際の印刷作業を行なう前に、プリンタ
60により、以下のようにしてプルーフ画像61を作成
し、印刷画像41の仕上りの事前確認が行なわれる。
【0022】プルーフ画像を作成するにあたっては、ワ
ークステーション20上の電子集版により作成された画
像データがパーソナルコンピュータ80に入力される。
ここで、このパーソナルコンピュータ80に入力される
画像データは、いわゆるPDL(Page Descr
iption Language)で記述された記述言
語データであり、パーソナルコンピュータ80では、い
わゆるRIP(Raster Image Proce
ssor)により、ビットマップに展開されたCMYK
4色の画像データに変換される。このCMYK4色の画
像データは、実質的には、フィルムプリンタ30に入力
される印刷用の画像データと同一である。
【0023】このCMYK4色の印刷用の画像データ
は、このパーソナルコンピュータ80の内部で、LUT
(Look Up Table)の形式を持つ色変換定
義(プロファイル)が参照され、プリンタ60に適合し
たCMYK4色の画像データに変換される。上述したよ
うに、この変換は画像の色に着目した変換であり、この
画像データの変換を色変換と称する。プリンタ60に
は、そのプリンタ用のCMYK4色の画像データが入力
され、プリンタ60では、その入力されたプリンタ用の
CMYK4色の画像データに基づくプルーフ画像61が
作成される。
【0024】ここで、印刷機40による印刷で得られた
画像41とプリンタ60で得られたプルーフ画像の色の
一致の程度は、パーソナルコンピュータ80内のプロフ
ァイルにより定まる。
【0025】また、この図1には印刷機は1台のみ示さ
れているが印刷機は複数台存在していてもよく、あるい
は1台の印刷機であっても異なる複数の印刷条件が存在
してもよく、プロファイルは、印刷機の相異を含めた複
数の印刷条件それぞれに応じて作成される。この図1に
示す分光測色計70およびパーソナルコンピュータ80
はそのプロファイルの作成と決定に関連するものであ
る。
【0026】このようにしてプルーフ画像を作成してそ
のプルーフ画像を確認することにより、印刷の仕上りを
事前に確認することができる。
【0027】ここで、この図1に示す印刷およびプルー
フ画像作成システムに適用される、本発明の一実施形態
の特徴は、パーソナルコンピュータ80の内部で実行さ
れる処理内容に関連があり、以下、先ず、このパーソナ
ルコンピュータ80について説明する。
【0028】図2は、図1にブロックで示す分光測色計
70およびパーソナルコンピュータ80の外観斜視図、
図3は、そのパーソナルコンピュータ80のハードウェ
ア構成図である。
【0029】この図2に示す分光測色計70には、複数
のカラーパッチが配列されたカラーチャート90が乗せ
られ、そのカラーチャート90を構成する複数のカラー
パッチのそれぞれについて分光反射率R(λ)が測定さ
れる。この分光測色計70での測定により得られた各カ
ラーパッチの分光反射率R(λ)を表す測定データは、
ケーブル92を経由してパーソナルコンピュータ80に
入力される。
【0030】なお、分光反射率R(λ)は、本発明にい
う分光特性の一例であって、分光特性としては例えば、
フィルム上にプリントされたカラーチャートの分光透過
率や、CRT画面上に表示されたカラーチャートの発光
スペクトルなどが測定されてもよい。但し、ここでは分
光反射率R(λ)が測定されるものとして以下説明す
る。
【0031】このカラーチャート90は、図1に1つの
ブロックで示すプリンタ60での印刷により作成された
ものであり、ここでは、図1に示すパーソナルコンピュ
ータ80で、各色について例えば0%,10%,…,1
00%と順次変化させた、CMYK4色の網%データを
生成し、そのように生成した網%データをプリンタ60
に送り、プリンタ60でその網%データに基づくカラー
チャートをプリント出力することにより作成する。な
お、網%データは、10%刻み以外の他の間隔刻みに順
次変化するものであってもよい。但し、以下では説明の
便宜上、10%刻みの網%データが用いられるものとす
る。
【0032】図1に示す画像61は、カラーチャートを
あらわしている画像ではないが、プリンタ60では、こ
の画像61に代えてカラーチャートを出力したものと
し、そのカラーチャートを構成する各カラーパッチの分
光反射率R(λ)が分光測色計70で測定される。
【0033】上述したようにカラーチャート90が作成
されるので、パーソナルコンピュータ80は、このカラ
ーチャート90を構成する各カラーパッチに対応する網
%データ(デバイス色空間上の座標;CMYKの各値)
を知っており、このパーソナルコンピュータ80では、
そのカラーチャート90の各カラーパッチの網%データ
と分光測色計70で得られた測定データとに基づいて、
プリンタ60における網%データと色度値(XYZ値)
との対応関係が得られる。この点に関する詳細説明は後
に譲る。
【0034】一方、図1に示すワークステーション20
でも、各色について例えば0%,10%,…,100%
と順次変化させた、CMYK4色の網%データが生成さ
れ、その網%データに基づくカラーチャートがフィルム
プリンタ30および印刷機40を経た印刷により作成さ
れる。このように印刷で作成されるカラーチャートは、
図1に示す画像41に替えて印刷機40によって出力さ
れ、今度は、分光測色計70によって測色されて色度値
(XYZ値)が得られる。これにより、印刷における網
%データと色度値との対応関係が得られ、その対応関係
がパーソナルコンピュータ80内に格納される。
【0035】パーソナルコンピュータ80では、プリン
タ60における網%データと色度値との対応関係と、印
刷における網%データと色度値との対応関係とに基づい
て、上述したプロファイルが作成される。このプロファ
イルは、プリンタ用の網%データを印刷用の網%データ
に、色度値が一致するように変換する色変換を定義した
ものである。
【0036】次に、パーソナルコンピュータ80のハー
ドウェア構成について説明する。
【0037】このパーソナルコンピュータ80は、外観
構成上、本体装置81、その本体装置81からの指示に
応じて表示画面82a上に画像を表示する画像表示装置
82、本体装置81に、キー操作に応じた各種の情報を
入力するキーボード83、および、表示画面82a上の
任意の位置を指定することにより、その位置に表示され
た、例えばアイコン等に応じた指示を入力するマウス8
4を備えている。この本体装置81は、外観上、フレキ
シブルディスク(FD)を装填するためのFD装填口8
1a、およびCD−ROMを装填するためのCD−RO
M装填口81bを有する。
【0038】本体装置81の内部には、図3に示すよう
に、各種プログラムを実行するCPU811、ハードデ
ィスク装置813に格納されたプログラムが読み出され
CPU811での実行のために展開される主メモリ81
2、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディ
スク装置813、フレキシブルディスク100が装填さ
れその装填されたフレキシブルディスク100をアクセ
スするFDドライブ814、CD−ROM110が装填
され、その装填されたCD−ROM110をアクセスす
るCD−ROMドライブ815、分光測色計70(図
1,図2参照)と接続され、分光測色計70から測色デ
ータを受け取るI/Oインタフェース816が内蔵され
ており、これらの各種要素と、さらに図2にも示す画像
表示装置82、キーボード83、マウス84は、バス8
5を介して相互に接続されている。
【0039】ここで、CD−ROM110には、このパ
ーソナルコンピュータ80を評価画像作成装置として動
作させる評価画像作成プログラムが記憶されており、そ
のCD−ROM110はCD−ROMドライブ815に
装填され、そのCD−ROM110に記憶された評価画
像作成プログラムがこのパーソナルコンピュータ80に
アップロードされてハードディスク装置813に記憶さ
れる。
【0040】次に、このパーソナルコンピュータ80上
の評価画像作成プログラムが起動されて実現される、本
発明の評価画像作成装置の一実施形態と、そのように実
現された評価画像作成装置が用いられて実行される、本
発明の色変換定義決定方法の一実施形態について説明す
る。
【0041】図4は、上述したパーソナルコンピュータ
上で実現される、本発明の評価画像作成装置の一実施形
態と、そのように実現された評価画像作成装置が用いら
れて実行される、本発明の色変換定義決定方法の一実施
形態とを表す図である。
【0042】この図4に示す評価画像作成装置200
は、プロファイルを作成するプロファイル作成部210
と、そのプロファイル作成部210が作成したプロファ
イルを記憶するプロファイル記憶部220と、プロファ
イル作成部210が作成したプロファイルを使って所定
のチャートデータに色変換を施す第1の色変換部230
と、上述したプルーフ画像を作成するときの色変換を行
う第2の色変換部240と、その第2の色変換部240
で用いられるプロファイルを決定するプロファイル決定
部250とを備えている。
【0043】上述したように、図1に示すプリンタ60
によって出力されたカラーチャート90を構成する各カ
ラーパッチの分光反射率R(λ)が分光測色計70で測
定され、その分光反射率R(λ)を表す測定データ91
が評価画像作成装置200のプロファイル作成部210
に入力される。
【0044】図5および図6は、分光反射率R(λ)の
例を示すグラフである。
【0045】これら図5、図6のグラフの横軸は波長λ
をnm単位で示しており、縦軸は分光反射率を任意単位
で示している。また、これら図5、図6のグラフには、
2種類のプリンタによって出力された、見た目には同じ
グレーに見える2つのパッチそれぞれを測定した結果を
表す曲線G1,G2が示されている。
【0046】図5のグラフに示されている曲線G1と、
図6のグラフに示されている曲線G2とを比較すると、
図6の曲線G2には500nm付近にピークが存在する
のに対して、図5の曲線G1にはそのようなピークが存
在しない。このような差は、2つのパッチを出力した2
種類のプリンタそれぞれで用いられているインクの色材
の分光特性に由来している。
【0047】このような分光反射率の測定データが、図
4に示す評価画像作成装置200に入力されると、プロ
ファイル作成部210では、その測定データが表す分光
反射率R(λ)と、参照光のスペクトルS(λ)と、被
視感度特性が用いられて色度値XYZが算出される。こ
こで、色度値XYZを算出する式は、
【0048】
【数1】
【0049】と表される。ここで、x(λ)、y
(λ)、z(λ)(式ではバー付きで表記されている
が、文中ではバー無しで表記する)は、人間の被視感度
特性を表しているが、以下では、説明の簡便のため、x
(λ)を被視感度特性の代表として用いて説明を行う場
合がある。
【0050】図4に示す評価画像作成装置200には、
参照光のスペクトルS(λ)を表すスペクトルデータ2
11は1種類だけ用意されており、このスペクトルデー
タ211が表すスペクトルS(λ)は、測定データ91
を得た分光測色計に内蔵されている参照光源のスペクト
ルS(λ)である。
【0051】これに対し、人間の被視感度特性を表す感
度データとしては、3種類の被視感度特性x1(λ),
x2(λ),x3(λ)それぞれを表す3種類の感度デ
ータ212a,212b,212cが用意されており、
これら3種類の被視感度特性x1(λ),x2(λ),
x3(λ)は、2度、5度、10度という3種類の視野
角それぞれにおける被視感度特性である。
【0052】図7は、被視感度特性の例を示す図であ
る。
【0053】この図7の横軸は光の波長を表しており、
縦軸は被視感度を表している。そして、この図7には、
色度値XYZそれぞれを算出するための被視感度特性x
(λ),y(λ),z(λ)が2種類例示されている。
第1の種類の被視感度特性は、視野角が10度である時
の被視感度特性であり、白丸が付された3つの曲線L
1,L2,L3で示されている。また、第2の種類の被
視感度特性は、視野角が2度である時の被視感度特性で
あり、黒丸が付された3つの曲線L4,L5,L6で示
されている。被視感度特性を表す3つの曲線L1,L
2,L3;L4,L5,L6は、それぞれ、色度値の
X、Y、Zに対応する被視感度特性x(λ),y
(λ),z(λ)を表している。Xに対応する被視感度
特性x(λ)を表す曲線L1,L4は、600nm付近
の大きなピークと450nm付近の小さなピークを有
し、Yに対応する被視感度特性y(λ)を表す曲線L
2,L5は、550nm付近の大きなピークを有し、Z
に対応する被視感度特性z(λ)を表す曲線L3,L6
は、450nm付近の非常に大きなピークを有してい
る。
【0054】また、視野角が10度である時の被視感度
特性は、視野角が2度である時の被視感度特性よりも短
波長側に存在し、特に、450nm付近において両者の
差が大きい。このため、図6に示したような、450n
m付近にピークを持つ分光反射率を示す色材による画像
の色は、被視感度特性の変化に対し、敏感に見た目の色
が変化することとなる。
【0055】ここでは、視野角の変化に応じた被視感度
特性の変化の例を示したが、被視感度特性は、画像を見
る者の個人差等によっても変化するものである。
【0056】図4に示す実施形態では、上述したよう
に、2度、5度、10度という3種類の視野角それぞれ
における被視感度特性x1(λ),x2(λ),x3
(λ)を表す3つの感度データ212a,212b,2
12cが用意されている。このうち、視野角5度におけ
る被視感度特性x2(λ)は、ここでは、視野角2度に
おける被視感度特性x1(λ)と視野角10度における
被視感度特性x3(λ)が合成されて作成されたものと
して説明するが、実験などによって得られたものであっ
てもよい。
【0057】評価画像作成装置200のプロファイル作
成部210は、測定データ91と、スペクトルデータ2
11と、3つの感度データ212a,212b,212
cそれぞれとを、上述した、色度値を求める式に代入し
て色度値を算出する。また、カラーチャート90を作成
したときの網%データは、予め用意されている。従っ
て、図1に示すプリンタ60における網%データと色度
値との対応関係が得られることとなる。ここでは、3つ
の感度データ212a,212b,212cが用いられ
ているので、3種類の対応関係が得られる。
【0058】一方、評価画像作成装置200には、図1
に示す印刷機40によって出力されたカラーチャートに
基づいて得られた、印刷における網%データと色度値と
の対応関係が格納されており、この印刷における対応関
係と、上述したプリンタにおける3種類の対応関係とが
用いられて、3種類のプロファイル221a,221
b,221cがプロファイル作成部210で作成され
る。これらのプロファイル221a,221b,221
cは、プロファイル記憶部220に記憶される。
【0059】このように複数種類(ここでは3種類)の
プロファイルが作成されると、第1の色変換部230
は、10度の視野角を有するグレーパッチが配列された
グレーチャートを印刷における網%データによって色表
現したグレーチャートデータ231に対し、それら3種
類のプロファイル221a,221b,221cそれぞ
れを用いて色変換を施して、プリンタ用のグレーチャー
トデータを3種類作成する。そして、これら3種類のグ
レーチャートデータが、図1に示すプリンタ60に入力
され、3種類のグレーチャート95a,95b,95c
が出力される。
【0060】評価画像作成装置200のユーザは、この
ように出力された3種類のグレーチャート95a,95
b,95cそれぞれの色を、上述したグレーチャートデ
ータ231に従って印刷されたグレーチャートの色と目
視で比較して、印刷されたグレーチャートの色に最も近
い色のグレーチャートを選択する。
【0061】評価画像作成装置200のプロファイル決
定部250は、図2に示す画像表示装置82上に、以下
説明するプロファイル決定ウィンドウを表示し、ユーザ
は、このプロファイル決定ウィンドウを介してプロファ
イル決定部250に、選択したグレーチャートを指定す
る。
【0062】図8は、プロファイル決定ウィンドウを表
す図である。
【0063】このプロファイル決定ウィンドウ260に
は、3種類のグレーチャートそれぞれに対応した3つの
ラジオボタン261と、プロファイルの決定を指示する
決定ボタン262が備えられている。なお、ここで、3
つのラジオボタン261に添えて表記されている「2°
視野」などは、各グレーチャートの作成に用いられたプ
ロファイルの基となった各被視感度特性を表すものであ
って、グレーチャートを構成するグレーパッチの視野角
は、上述したようにいずれも10度である。
【0064】ユーザは、3つのラジオボタン261のう
ち、印刷されたグレーチャートの色に最も近い色のグレ
ーチャートに対応するラジオボタンをクリックし、さら
に決定ボタン262をクリックすることにより、グレー
チャートを指定する。
【0065】図4に示すプロファイル決定部250で
は、ユーザによって指定されたグレーチャートの出力に
当たって用いられたプロファイルが、第2の色変換部2
40における色変換に用いられるプロファイルとして決
定される。
【0066】このように決定されたプロファイルが用い
られて第2の色変換部240によって色変換が実行され
ることにより、図1に示すプリンタ60では、印刷機4
0で印刷される印刷画像41の色を良好に再現したプル
ーフ画像61が得られることとなる。このようにして得
られるプルーフ画像61は、図6に示すような分光特性
を有する色材がプリンタ60で用いられる場合であって
も、良好に印刷画像41の色を再現する。
【0067】上記説明した実施形態とは異なる別の実施
形態について以下説明する。上記説明した実施形態で
は、予め3つの被視感度特性が用意されているのに対
し、以下説明する別の実施形態では、ユーザの操作によ
って複数の被視感度特性が作成される。この点を除き、
以下説明する別の実施形態は、上記説明した実施形態と
ほぼ同等の形態であるので、重複説明は省略し、相違点
のみ説明する。
【0068】この別の実施形態では、図2に示す画像表
示装置82上に、被視感度特性を調整して新たな被視感
度特性を作成するための被視感度調整ウィンドウが表示
される。
【0069】図9は、被視感度調整ウィンドウを表す図
である。
【0070】この別の実施形態では、例えば、図7に示
す10度視野の被視感度特性が記憶されており、その被
視感度特性が調整されて新たな被視感度特性が作成され
る。
【0071】この図9に示す被視感度調整ウィンドウ2
70には、RGB3色それぞれの波長領域における被視
感度の強度を調整する3つの強度調整つまみ271と、
被視感度特性の波長分布位置を調整する波長調整つまみ
272が備えられており、ユーザは、これら強度調整つ
まみ271および波長調整つまみ272を操作すること
により新たな被視感度特性を作成する。そして、出力ボ
タン273をユーザがクリックすると、図4に示すプロ
ファイル作成部210で、その新たな被視感度特性に基
づいたプロファイルが作成され、第1の色変換部230
で、そのプロファイルに従った色変換が上記グレーチャ
ートデータに施され、図1に示すプリンタ60によって
グレーチャートが出力される。
【0072】ユーザは、このように出力されたグレーチ
ャートの色を、印刷によって得られたグレーチャートの
色と目視で比較し、色がずれていると判断した場合に
は、強度調整つまみ271および波長調整つまみ272
を再度操作して、更に新たな被視感度特性を作成する。
このような操作とグレーチャートの出力が繰り返される
ことにより、本発明にいう複数の被視感度特性が順次に
作成されるとともに、それら複数の被視感度特性それぞ
れに基づいた、本発明にいう複数の画像が順次に出力さ
れる。
【0073】プリンタによって出力されたグレーチャー
トの色が、印刷によって得られたグレーチャートの色を
十分に再現しているとユーザが判断した場合には、ユー
ザは決定ボタン274をクリックし、この結果、図4に
示すプロファイル決定部250によって、そのときの被
視感度特性に基づいたプロファイルが、第2の色変換部
240における色変換に用いられるプロファイルとして
決定される。以上説明した別の実施形態では、被視感度
特性の個人差によって見た目の色が異なる場合などにも
対処することができる。なお、上記説明した各実施形態
では、本発明にいう第2デバイスの一例に相当するプリ
ンタによって出力された画像の分光特性を取得し、複数
の感度特性をその分光特性に適用して複数のプロファイ
ル(色変換定義)を作成するが、本発明では、上記説明
における印刷機などといったような、本発明にいう第1
デバイスによって出力された画像の分光特性を取得し、
複数の被視感度特性をその分光特性に適用して複数のプ
ロファイル(色変換定義)を作成するものであってもよ
い。
【0074】また、上記説明した各実施形態では、印刷
機によって出力される画像の色とプリンタによって出力
される画像の色とを一致させるための色変換を定義した
色変換定義の決定について、本発明の色変換定義決定方
法を直接に適用している。これに対し、例えば、上述し
た印刷機およびプリンタとは異なる、被視感度特性が既
知であるような第3デバイスを用意して、その第3デバ
イスによって出力される画像の色と、印刷機およびプリ
ンタそれぞれによって出力される画像の色とを一致させ
るための各色変換を定義した各色変換定義の決定につい
て本発明の色変換定義決定方法を適用し、決定されたそ
れらの色変換定義を結合することにより、印刷機によっ
て出力される画像の色とプリンタによって出力される画
像の色とを一致させるための色変換を定義した色変換定
義を得るというように、本発明の色変換定義決定方法を
間接的に適用することもできる。
【0075】また、上記説明した各実施形態では、色を
客観的に表す指標として色度値XYZが用いられるが、
本発明の色変換定義決定方法や評価画像作成装置では、
Lab値などといった別の指標が用いられてもよい。
【0076】また、上記説明した各実施形態では、目視
による色比較用にグレーチャートが用いられるが、本発
明の色変換定義決定方法や評価画像作成装置では、モン
ドリアン図形や実技画像が用いられて目視比較が行われ
てもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の色変換定
義決定方法によれば、被視感度特性の変化に対して見た
目が敏感に変化する色材が用いられる場合であっても良
好な色再現が得られる適切な色変換定義を決定すること
ができる。
【0078】また、本発明の評価画像作成装置によれ
ば、本発明の色変換定義決定方法を容易に実行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用される印刷およびプ
ルーフ画像作成システムの全体構成図である。
【図2】分光測色計およびパーソナルコンピュータの外
観斜視図である。
【図3】パーソナルコンピュータ80のハードウェア構
成図である。
【図4】パーソナルコンピュータ上で実現される、本発
明の評価画像作成装置の一実施形態と、そのように実現
された評価画像作成装置が用いられて実行される、本発
明の色変換定義決定方法の一実施形態とを表す図であ
る。
【図5】分光反射率R(λ)の第1例を示すグラフであ
る。
【図6】分光反射率R(λ)の第2例を示すグラフであ
る。
【図7】被視感度特性の例を示す図である。
【図8】プロファイル決定ウィンドウを表す図である。
【図9】被視感度調整ウィンドウを表す図である。
【符号の説明】
10 カラースキャナ 20 ワークステーション 30 フィルムプリンタ 40 印刷機 50 パーソナルコンピュータ 60 プリンタ 70 分光測色計 80 パーソナルコンピュータ 90 カラーチャート 91 測定データ 95a,95b,95c グレーチャート 100 フレキシブルディスク 110 CD−ROM 200 評価画像作成装置 210 プロファイル作成部 211 スペクトルデータ 212a,212b,212c 感度データ 220 プロファイル記憶部 221a,221b,221c プロファイル(色変
換定義) 230 第1の色変換部 231 グレーチャートデータ 240 第2の色変換部 250 プロファイル決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 510 B41J 3/00 B 5C077 H04N 1/60 B41F 33/14 G 5C079 Fターム(参考) 2C187 AE07 AF03 BF10 CC08 CD13 CD14 GA02 GA05 2C250 EB46 2C262 AA29 AB11 BA01 BA02 BA15 BA20 BC11 BC19 EA12 FA12 FA13 GA02 2G020 AA08 DA14 DA43 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH07 CH08 5C077 LL11 MM27 MP08 PP32 PP33 PP37 PQ12 PQ23 SS05 SS06 TT02 5C079 HB01 HB03 HB11 LB02 MA05 MA10 MA11 MA17 MA19 NA03 PA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の第1の色空間上の座標で画像が色
    表現される第1画像データに従って画像を出力する第1
    デバイスにおける画像の色と、所定の第2の色空間上の
    座標で画像が色表現される第2画像データに従って画像
    を出力する第2デバイスにおける画像の色とを一致させ
    るように該第1画像データを該第2画像データに変換す
    る色変換における該第1の色空間上の座標と該第2の色
    空間上の座標との間の対応を定義した色変換定義を決定
    する色変換定義決定方法であって、 前記第1デバイスおよび前記第2デバイスそれぞれによ
    って出力された画像のうち少なくともいずれか一方につ
    いて分光特性を取得する取得過程と、 前記取得過程で取得された分光特性と、複数の被視感度
    特性それぞれとを用いて前記色変換定義を複数作成する
    定義作成過程と、 前記定義作成過程で作成された複数の色変換定義それぞ
    れに従った色変換を1つの第1画像データに施すことに
    より複数の第2画像データを得、それら複数の第2画像
    データそれぞれに基づく複数の画像を前記第2デバイス
    で出力する出力過程と、 前記出力過程で出力された複数の画像それぞれの色と、
    前記1つの第1画像データに従って前記第1のデバイス
    で出力された画像の色とを目視によって比較して色の一
    致の程度を評価する評価過程と、 前記評価過程における評価の結果に基づいて、前記複数
    の色変換定義のうち前記色変換に用いられる色変換定義
    を決定する決定過程とを有することを特徴とする色変換
    定義決定方法。
  2. 【請求項2】 前記第1デバイスが、前記第1画像デー
    タに従って画像を印刷する印刷システムであり、 前記第2デバイスが、前記印刷システムによって得られ
    る印刷物の色を再現するプルーファであることを特徴と
    する請求項1記載の色変換定義決定方法。
  3. 【請求項3】 前記出力過程が、前記複数の画像とし
    て、グレーのパッチが配列されてなる複数のグレーチャ
    ートを出力するものであることを特徴とする請求項1記
    載の色変換定義決定方法。
  4. 【請求項4】 前記出力過程が、前記複数の画像とし
    て、5度以上の視野角を有するパッチが配列されてなる
    複数のチャートを出力するものであることを特徴とする
    請求項1記載の色変換定義決定方法。
  5. 【請求項5】 所定の第2の色空間上の座標で画像が色
    表現される第2画像データに従って画像を出力する第2
    デバイス、および所定の第1の色空間上の座標で画像が
    色表現される第1画像データに従って画像を出力する第
    1デバイスそれぞれによって出力された画像のうち少な
    くともいずれか一方について分光特性を取得する取得部
    と、 前記第1デバイスにおける画像の色と、前記第2デバイ
    スにおける画像の色とを一致させるように該第1画像デ
    ータを前記第2画像データに変換する色変換における該
    第1の色空間上の座標と該第2の色空間上の座標との間
    の対応を定義した色変換定義を、前記取得部で取得され
    た分光特性と、複数の被視感度特性それぞれとを用いて
    複数作成する定義作成部と、 前記定義作成部で作成された複数の色変換定義それぞれ
    に従った色変換を1つの第1画像データに施すことによ
    り複数の第2画像データを得、それら複数の第2画像デ
    ータそれぞれに基づく複数の画像を前記第2デバイスに
    出力させる出力部とを備えたことを特徴とする評価画像
    作成装置。
JP2002095513A 2002-03-29 2002-03-29 色変換定義決定方法および評価画像作成装置 Withdrawn JP2003298852A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108969A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Brother Ind Ltd 記録装置および記録装置制御プログラム
JP2007322850A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像信号処理装置及び画像表示装置
JP2008234325A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 National Univ Corp Shizuoka Univ 情報処理装置、画像印刷システム、及び画像印刷方法

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