JP2003298417A - 送受信用2系統pll回路 - Google Patents

送受信用2系統pll回路

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JP2003298417A
JP2003298417A JP2002100910A JP2002100910A JP2003298417A JP 2003298417 A JP2003298417 A JP 2003298417A JP 2002100910 A JP2002100910 A JP 2002100910A JP 2002100910 A JP2002100910 A JP 2002100910A JP 2003298417 A JP2003298417 A JP 2003298417A
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Seigo Sato
成悟 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一半導体基板上の送信受信用2系統PLL
回路における各ブロックの電源供給で、一方のPLL回
路の影響が他方のPLL回路に生じることを防ぐ。 【解決手段】 第1のPLL回路1はチャンネルデータ
8a入力で、出力信号9aの周波数がAチャンネルでロ
ック時、第1のPLL回路1のアナログ部電源5a、デ
ジタル部電源6a、VCO部電源7aの出力が変動。ま
た第2のPLL回路2はチャンネルデータ8b入力で、
出力信号9bの周波数がBチャンネルでロック時、第2
のPLL回路2のアナログ部電源5b、デジタル部電源
6b、VCO部電源7bの出力が変動。この変動時にお
いて、第1のPLL回路1のアナログ部電源5a、デジ
タル部電源6a、VCO部電源7aは別電源構成である
ことから、第1のPLL回路1の各部電源に影響はな
く、出力信号9aの周波数に影響することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信,信号処理の
分野に使用される電源供給手段に係り、特に、同一の半
導体基板上に集積化を実現した時の無線装置に対応の送
信受信用2系統PLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線装置に対応の送信受信用2系
統PLL回路は、2つの半導体集積回路によって構成さ
れていた。ところが、近年の通信機器の小型化の傾向に
伴い、2つの半導体集積回路を1つの半導体集積回路に
まとめることが要求されている。
【0003】図11は、従来の無線装置に対応の送信受
信用2系統PLL回路に電源供給を行う概略を示し、従
来の送信受信用2系統PLL回路を、1つの半導体集積
回路で構成した時の構成図である。
【0004】図11に示すように、第1,第2のPLL
回路1,2を同一の半導体基板3上に集積化し、第1,
第2のPLL回路1,2の各アナログ部に電力を供給す
る電源5と、第1,第2のPLL回路1,2の各デジタ
ル部に電力を供給する電源6と、第1,第2のPLL回
路1,2の各VCO部に電力を供給する電源7とからな
る電源構成である。また、図12は従来例における同一
の半導体基板3上に構成した無線装置対応の送受信用2
系統PLL回路における各部のタイミングチャートであ
る。
【0005】図11,図12において、8aは第1のP
LL回路1に対するチャンネルデータ、8bは第2のP
LL回路2に対するチャンネルデータ、9aは第1のP
LL回路1の出力信号、9bは第2のPLL回路2の出
力信号である。
【0006】第1のPLL回路1に対するチャンネルデ
ータ8aを入力することで、第1のPLL回路1の出力
信号9aの周波数はAチャンネルでロックする。この
時、第1,第2のPLL回路1,2の各アナログ部に電
力を供給するアナログ部電源5と、第1,第2のPLL
回路1,2の各デジタル部に電力を供給するデジタル部
電源6と、第1,第2のPLL回路1,2の各VCO部
に電力を供給するVCO部電源7の各出力が変動する。
【0007】また、第2のPLL回路2に対するチャン
ネルデータ8bを入力することで、第2のPLL回路2
の出力信号9bの周波数はBチャンネルでロックする。
この時、第1,第2のPLL回路1,2の各アナログ部
に電力を供給するアナログ部電源5と、第1,第2のP
LL回路1,2の各デジタル部に電力を供給するデジタ
ル部電源6と、第1,第2のPLL回路1,2の各VC
O部に電力を供給するVCO部電源7とが変動する。こ
の電源の変動により第1のPLL回路1の出力信号9a
に影響を及ばし、通信の妨げになるような周波数の変動
が起こる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したような同一の
半導体基板上に集積してなる無線装置に対応の送信受信
用2系統PLL回路の電源供給手段においては、一方の
PLL回路が送信バースト動作時等のオン/オフやチャ
ンネル切替を行った場合に、他方のPLL回路のロック
している周波数が外れ、受信動作などが正常に動作しな
くなる等の不具合の発生があり実現されていなかった。
【0009】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ことに指向するものであり、同一の半導体基板上で構成
される無線装置に用いられ対応の送信受信用2系統PL
L回路において、各ブロック毎に電力を供給する複数の
電源供給手段によって構成することにより、前記不具合
を低減または解消した同一半導体基板に構成される送受
信用2系統PLL回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る送受信用2系統PLL回路は、無線装
置で使用する位相同期ループ回路である第1のPLL回
路および第2のPLL回路を同一の半導体基板上に集積
化してなる送受信用2系統PLL回路において、第1の
PLL回路のバイポーラトランジスタ回路で構成された
回路部(以下、アナログ部という)に電力を供給する電
源供給手段と、第1のPLL回路のMOSトランジスタ
回路で構成された回路部(以下、デジタル部という)に
電力を供給する電源供給手段と、第1のPLL回路の電
圧制御発振器部(以下、VCO部という)に電力を供給
する電源供給手段と、第2のPLL回路のアナログ部に
電力を供給する電源供給手段と、第2のPLL回路のデ
ジタル部に電力を供給する電源供給手段と、第2のPL
L回路のVCO部に電力を供給する電源供給手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0011】また、無線装置で使用する位相同期ループ
回路である第1のPLL回路および第2のPLL回路を
同一の半導体基板上に集積化してなる送受信用2系統P
LL回路において、第1,第2のPLL回路の各アナロ
グ部に電力を供給する電源供給手段と、第1のPLL回
路のデジタル部に電力を供給する電源供給手段と、第1
のPLL回路のVCO部に電力を供給する電源供給手段
と、第2のPLL回路のデジタル部に電力を供給する電
源供給手段と、第2のPLL回路のVCO部に電力を供
給する電源供給手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、無線装置で使用する位相同期ループ
回路である第1のPLL回路および第2のPLL回路
と、第1,第2のPLL回路の共通部である水晶発振子
の信号を増幅するリファレンスアンプ回路と、リファレ
ンスアンプ回路の出力信号をアナログ信号からデジタル
信号に変換する変換回路とを、同一の半導体基板上に集
積化してなる送受信用2系統PLL回路において、第1
のPLL回路のデジタル部に電力を供給する電源供給手
段と、第1のPLL回路のVCO部に電力を供給する電
源供給手段と、第2のPLL回路のデジタル部に電力を
供給する電源供給手段と、第2のPLL回路のVCO部
に電力を供給する電源供給手段と、第1,第2のPLL
回路の各アナログ部、およびリファレンスアンプ回路、
および変換回路に電力を供給する電源供給手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0013】また、無線装置で使用する位相同期ループ
回路である第1のPLL回路および第2のPLL回路
と、第1,第2のPLL回路の共通部である水晶発振子
の信号を増幅するリファレンスアンプ回路と、リファレ
ンスアンプ回路の出力信号をアナログ信号からデジタル
信号に変換する変換回路とを、同一の半導体基板上に集
積化してなる送受信用2系統PLL回路において、第1
のPLL回路のデジタル部およびVCO部に電力を供給
する電源供給手段と、第2のPLL回路のデジタル部お
よびVCO部に電力を供給する電源供給手段と、第1,
第2のPLL回路の各アナログ部、およびリファレンス
アンプ回路、および変換回路に電力を供給する電源供給
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、無線装置で使用する位相同期ループ
回路である第1のPLL回路および第2のPLL回路
と、第1,第2のPLL回路の共通部である水晶発振子
の信号を増幅するリファレンスアンプ回路と、リファレ
ンスアンプ回路の出力信号をアナログ信号からデジタル
信号に変換する変換回路とを、同一の半導体基板上に集
積化してなる送受信用2系統PLL回路において、第
1,第2のPLL回路の各アナログ部、および第1のP
LL回路のデジタル部およびVCO部、およびリファレ
ンスアンプ回路、および変換回路に電力を供給する電源
供給手段と、第2のPLL回路のデジタル部およびVC
O部に電力を供給する電源供給手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0015】前記の電源構成によれば、同一の半導体基
板上に2つのPLL回路を備えた送信受信用2系統PL
L回路において、一方のPLL回路で送信バースト動作
等のオン/オフやチャンネル切替等を行った場合に、他
方のPLL回路にてロックしている周波数の外れ、例え
ば、受信動作等が正常に動作しなくなるなどの不具合の
発生することを防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態1における同一
の半導体基板上に構成した無線装置に対応の送受信用2
系統PLL回路に電源を供給する構成を示す図である。
ここで、前記従来例を示す図11において説明した構成
要件に対応し実質的に同等の機能を有するものには同一
の符号を付してこれを示し、以下の各図においても同様
とする。
【0018】図1において、1は第1のPLL回路、2
は第2のPLL回路、3は半導体基板、4は水晶発振
子、5aは第1のPLL回路1のアナログ部に電力を供
給するアナログ部電源、5bは第2のPLL回路2のア
ナログ部に電力を供給するアナログ部電源、6aは第1
のPLL回路1のデジタル部に電力を供給するデジタル
部電源、6bは第2のPLL回路2のデジタル部に電力
を供給するデジタル部電源、7aは第1のPLL回路1
のVCO部に電力を供給するVCO部電源、7bは第2
のPLL回路2のVCO部に電力を供給するVCO部電
源、8aは第1のPLL回路1に対するチャンネルデー
タ、8bは第2のPLL回路2に対するチャンネルデー
タ、9aは第1のPLL回路1の出力信号、9bは第2
のPLL回路の出力信号である。
【0019】以上のように構成された送受信用2系統P
LL回路において、第1のPLL回路1に対するチャン
ネルデータ8aを入力することで、第1のPLL回路1
の出力信号9aの周波数はAチャンネルでロックする。
この時、各部に電力を供給する第1のPLL回路1のア
ナログ部電源5aと、第1のPLL回路1のデジタル部
電源6aと、第1のPLL回路1のVCO部電源7aの
出力が変動する(図2参照)。
【0020】さらに、第2のPLL回路2に対するチャ
ンネルデータ8bを入力することで、第2のPLL回路
2の出力信号9bの周波数はBチャンネルでロックす
る。この時も、前述したように、各部に電力を供給する
第2のPLL回路2のアナログ部電源5bと、第2のP
LL回路2のデジタル部電源6bと、第2のPLL回路
2のVCO部電源7bの出力が変動する(図2参照)。
【0021】しかしながら、図2に示すように第2のP
LL回路2のアナログ部電源5b、デジタル部電源6
b、VCO部電源7bとが変動した時、第1のPLL回
路1のアナログ部電源5a、デジタル部電源6a、VC
O部電源7aを別電源として構成していることから、第
1のPLL回路1の各部電源には影響を及ぼすことはな
く、第1のPLL回路1の出力信号9aの周波数に影響
することはない。
【0022】以上のように、本実施の形態1によれば、
無線装置に対応の送受信用2系統PLL回路において、
第1のPLL回路1のアナログ部の電源供給手段である
アナログ部電源5aと、第1のPLL回路1のデジタル
部の電源供給手段であるデジタル部電源6aと、第1の
PLL回路1のVCO部の電源供給手段であるVCO部
電源7aと、第2のPLL回路2のアナログ部の電源供
給手段であるアナログ部電源5bと、第2のPLL回路
2のデジタル部の電源供給手段であるデジタル部電源6
bと、第2のPLL回路2のVCO部の電源供給手段で
あるVCO部電源7bをそれぞれ単独電源とし、各部に
電力を供給することで、互いの電源電圧に影響を及ぼす
ことがなく各出力周波数に対する影響をなくすことがで
きる。
【0023】図3は本発明の実施の形態2における同一
の半導体基板上に構成した無線装置に対応の送受信用2
系統PLL回路に電源を供給する構成を示す図である。
【0024】図3において、1は第1のPLL回路、2
は第2のPLL回路、3は半導体基板、4は水晶発振
子、5は第1,第2のPLL回路1,2のアナログ部に
電力を供給するアナログ部電源、6aは第1のPLL回
路1のデジタル部電源、6bは第2のPLL回路2のデ
ジタル部電源、7aは第1のPLL回路1のVCO部電
源、7bは第2のPLL回路2のVCO部電源、8aは
第1のPLL回路1に対するチャンネルデータ、8bは
第2のPLL回路2に対するチャンネルデータ、9aは
第1のPLL回路1の出力信号、9bは第2のPLL回
路2の出力信号である。
【0025】本実施の形態2において、第1のPLL回
路1に対するチャンネルデータ8aを入力することで、
第1のPLL回路1の出力信号9aの周波数はAチャン
ネルでロックする。この時、第1のPLL回路1のアナ
ログ部と、第2のPLL回路2のアナログ部に電力を供
給するアナログ部電源5と、第1のPLL回路1のデジ
タル部電源6aと、第1のPLL回路1のVCO部電源
7aの出力が変動する(図4参照)。
【0026】また、第2のPLL回路2に対するチャン
ネルデータ8bを入力することで、第2のPLL回路2
の出力信号9bの周波数はBチャンネルでロックする。
この時、第1,第2のPLL回路1,2のアナログ部電
源5と、第2のPLL回路2のデジタル部電源6bと、
第2のPLL回路2のVCO部電源7bとが変動する。
この影響で、第1のPLL回路1の出力信号9aの出力
が変動する(図4参照)。
【0027】しかしながら、アナログ部電源5の変動に
よる出力信号9aの周波数変動は小さいもので、通信の
妨げになる周波数の変動とはならない。
【0028】以上のように、本実施の形態2によれば、
送受信用2系統PLL回路において、第1,第2のPL
L回路1,2のアナログ部の電源供給手段であるアナロ
グ部電源5と、第1のPLL回路1のデジタル部の電源
供給手段であるデジタル部電源6aと、第1のPLL回
路1のVCO部の電源供給手段となるVCO部電源7a
と、第2のPLL回路2のデジタル部の電源供給手段で
あるデジタル部電源6bと、第2のPLL回路2のVC
O部の電源供給手段であるVCO部電源7bをそれぞれ
単独電源とし、各部に電力を供給することで、互いの電
源電圧に影響を及ぼす干渉を最小限に抑えることがで
き、通信の妨げとなる各出力周波数の変動をなくすこと
ができる。
【0029】図5は本発明の実施の形態3における同一
の半導体基板上に構成した無線装置に対応の送受信用2
系統PLL回路に電源を供給する構成を示す図である。
【0030】図5において、1は第1のPLL回路、2
は第2のPLL回路、3は半導体基板、4は水晶発振
子、6aは第1のPLL回路1のデジタル部電源、6b
は第2のPLL回路2のデジタル部電源、7aは第1の
PLL回路1のVCO部電源、7bは第2のPLL回路
2のVCO部電源、8aは第1のPLL回路1に対する
チャンネルデータ、8bは第2のPLL回路2に対する
チャンネルデータ、9aは第1のPLL回路1の出力信
号、9bは第2のPLL回路2の出力信号、10は水晶
発振子4の信号を増幅するリファレンスアンプ回路、1
1はリファレンスアンプ回路の出力信号をアナログ信号
からデジタル信号に変換する変換回路であるECL−C
MOS変換回路、12は、第1,第2のPLL回路1,
2のアナログ部、リファレンスアンプ回路10、および
ECL−CMOS変換回路11の各部に電力を供給する
アナログ部,リファレンスアンプ回路,ECL−CMO
S変換回路電源である。
【0031】本実施の形態3において、第1のPLL回
路1に対するチャンネルデータ8aを入力することで、
第1のPLL回路1の出力信号9aの周波数はAチャン
ネルでロックする。この時、第1,第2のPLL回路
1,2のアナログ部と、共通部のリファレンスアンプ回
路部10と、共通部のECL-CMOS変換回路部とに
電力を供給するアナログ部,リファレンス回路,ECL
−CMOS変換回路電源12と、第1のPLL回路1の
デジタル部電源6aと、第1のPLL回路1のVCO部
電源7aの出力が変動する(図6参照)。
【0032】また、第2のPLL回路2に対するチャン
ネルデータ8bを入力することで、第2のPLL回路2
の出力信号9bの周波数はBチャンネルでロックする。
この時、アナログ部,リファレンスアンプ回路,ECL
-CMOS変換回路電源12と、第2のPLL回路2の
デジタル部電源6bと、第2のPLL回路2のVCO部
電源7bとが変動する。この影響で、第1のPLL回路
1の出力信号9aの出力が変動する(図6参照)。
【0033】しかしながら、アナログ部,リファレンス
アンプ回路,ECL-CMOS変換回路電源12の変動
による出力信号9aの周波数変動は小さいもので、通信
の妨げになる周波数の変動とはならない。
【0034】以上のように、本実施の形態3によれば、
無線装置に対応の送受信用2系統PLL回路において、
第1,第2のPLL回路1,2のアナログ部、リファレ
ンスアンプ回路10、ECL−CMOS変換回路11の
電源供給手段であるアナログ部,リファレンスアンプ回
路,ECL−CMOS変換回路電源12と、第1のPL
L回路1のデジタル部の電源供給手段であるデジタル部
電源6aと、第1のPLL回路1のVCO部の電源供給
手段であるVCO部電源7aと、第2のPLL回路2の
デジタル部の電源供給手段であるデジタル部電源6b
と、第2のPLL回路2のVCO部の電源供給手段であ
るVCO部電源7bをそれぞれ単独電源とし、各部に電
力を供給することで、互いの電源電圧に影響を及ぼす干
渉を最小限に抑えることができ、通信の妨げとなる各出
力周波数の変動をなくすことができる。
【0035】図7は本発明の実施の形態4における同一
の半導体基板上に構成した無線装置に対応の送受信用2
系統PLL回路に電源を供給する構成を示す図である。
【0036】図7において、1は第1のPLL回路、2
は第2のPLL回路、3は半導体基板、4は水晶発振
子、8aは第1のPLL回路1に対するチャンネルデー
タ、8bは第2のPLL回路2に対するチャンネルデー
タ、9aは第1のPLL回路1の出力信号、9bは第2
のPLL回路2の出力信号、10はリファレンスアンプ
回路、11はECL−CMOS変換回路、12はアナロ
グ部,リファレンスアンプ回路,ECL−CMOS変換
回路電源、13aは第1のPLL回路1のデジタル部お
よびVCO部に電力を供給するデジタル部,VCO部電
源、13bは第2のPLL回路2のデジタル部およびV
CO部に電力を供給するデジタル部,VCO部電源であ
る。
【0037】本実施の形態4において、第1のPLL回
路1に対するチャンネルデータ8aを入力することで、
第1のPLL回路1の出力信号9aの周波数はAチャン
ネルでロックする。この時、第1,第2のPLL回路
1,2のアナログ部と、共通部のリファレンスアンプ回
路10と、共通部のECL−CMOS変換回路11とに
電力を供給するアナログ部,リファレンスアンプ回路,
ECL−CMOS変換回路電源12と、第1のPLL回
路1のデジタル部およびVCO部に電力を供給するデジ
タル部,VCO部電源13aの出力が変動する(図8参
照)。
【0038】また、第2のPLL回路2に対するチャン
ネルデータ8bを入力することで、第2のPLL回路2
の出力信号9bの周波数はBチャンネルでロックする。
この時、アナログ部,リファレンスアンプ回路,ECL
−CMOS変換回路電源12と、第2のPLL回路2の
デジタル部およびVCO部に電力を供給するデジタル
部,VCO部電源13bの出力が変動する。この影響
で、第1のPLL回路1の出力信号9aの出力が変動す
る(図8参照)。
【0039】しかしながら、アナログ部,リファレンス
アンプ回路,ECL-CMOS変換回路電源12の変動
による出力信号9aの周波数変動は小さいもので、通信
の妨げになる周波数の変動とはならない。
【0040】以上のように、本実施の形態4によれば、
無線装置に対応の送受信用2系統PLL回路において、
第1,第2のPLL回路1,2のアナログ部、リファレ
ンスアンプ回路10、ECL-CMOS変換回路11の
電源供給手段であるアナログ部,リファレンスアンプ回
路,ECL-CMOS変換回路電源12と、第1のPL
L回路1のデジタル部およびVCO部の電源供給手段で
あるデジタル部,VCO部電源13aと、第2のPLL
回路2のデジタル部およびVCO部の電源供給手段であ
るデジタル部,VCO部電源13bをそれぞれ単独電源
とし、各部に電力を供給することで、互いの電源電圧に
影響を及ぼす干渉を最小限に抑えることができ、通信の
妨げとなる各出力周波数の変動をなくすことができる。
【0041】図9は本発明の実施の形態5における同一
の半導体基板上に構成した無線装置に対応の送受信用2
系統PLL回路に電源を供給する構成を示す図である。
【0042】図9において、1は第1のPLL回路、2
は第2のPLL回路、3は半導体基板、4は水晶発振
子、8aは第1のPLL回路1に対するチャンネルデー
タ、8bは第2のPLL回路2に対するチャンネルデー
タ、9aは第1のPLL回路1の出力信号、9bは第2
のPLL回路2の出力信号、10はリファレンスアンプ
回路、11はECL−CMOS変換回路、13bは第2
のPLL回路2のデジタル部およびVCO部に電力を供
給するデジタル部,VCO部電源、14は第1のPLL
回路1のデジタル部およびVCO部、第1,第2のPL
L回路1,2のアナログ部、リファレンスアンプ回路1
0、およびECL−CMOS変換回路11に電力を供給
するデジタル部,VCO部,アナログ部,リファレンス
アンプ回路,ECL−CMOS変換回路電源である。
【0043】本実施の形態5において、第1のPLL回
路1に対するチャンネルデータ8aを入力することで、
第1のPLL回路1の出力信号9aの周波数はAチャン
ネルでロックする。この時、デジタル部,VCO部,ア
ナログ部,リファレンスアンプ回路,ECL−CMOS
変換回路電源14の出力が変動する(図10参照)。
【0044】また、第2のPLL回路2に対するチャン
ネルデータ8bを入力することで、第2のPLL回路2
の出力信号9bの周波数はBチャンネルでロックする。
この時、デジタル部,VCO部,アナログ部,リファレ
ンスアンプ回路,ECL−CMOS変換回路電源14
と、第2のPLL回路2のデジタル部およびVCO部に
電力を供給するデジタル部,VCO部電源13bの出力
が変動する。この影響で、第1のPLL回路1の出力信
号9aの周波数が変動する(図10参照)。
【0045】しかしながら、デジタル部,VCO部,ア
ナログ部,リファレンスアンプ回路,ECL−CMOS
変換回路電源14の変動による出力信号9aの周波数変
動は小さいもので、通信の妨げになる周波数の変動は起
こらない。
【0046】以上のように、本実施の形態5によれば、
無線装置に対応の送受信用2系統PLL回路において、
第1のPLL回路1のデジタル部およびVCO部、第
1,第2のPLL回路1,2のアナログ部、リファレン
スアンプ回路、ECL−CMOS変換回路の電源供給手
段であるデジタル部,VCO部,アナログ部,リファレ
ンスアンプ回路,ECL−CMOS変換回路電源14
と、第2のPLL回路2のデジタル部およびVCO部の
電源供給手段である第2のPLL回路2のデジタル部,
VCO部電源13bをそれぞれ単独電源とし、各部に電
力を供給することで、互いの電源電圧に影響を及ぼす干
渉を最小限に抑えることができ、通信の妨げになるよう
な各出力周波数の変動をなくすことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一半導体基板に構成される送受信用2系統PLL回路
において、第1のPLL回路のアナログ部,デジタル
部,VCO部、第2のPLL回路のアナログ部,デジタ
ル部,VCO部、リファレンスアンプ回路、ECL−C
MOS変換回路に電力を供給する複数の電源供給手段を
備えることで、お互いの電源供給手段の周波数変動を抑
制することができる優れた送受信用2系統PLL回路を
実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における同一半導体基板
上に構成した送受信用2系統PLL回路に電源を供給す
る構成を示す図
【図2】本実施の形態1における同一半導体基板上に構
成した送受信用2系統PLL回路における各部のタイミ
ングチャート
【図3】本発明の実施の形態2における同一半導体基板
上に構成した送受信用2系統PLL回路に電源を供給す
る構成を示す図
【図4】本実施の形態2における同一半導体基板上に構
成した送受信用2系統PLL回路における各部のタイミ
ングチャート
【図5】本発明の実施の形態3における同一半導体基板
上に構成した送受信用2系統PLL回路に電源を供給す
る構成を示す図
【図6】本実施の形態3における同一半導体基板上に構
成した送受信用2系統PLL回路における各部のタイミ
ングチャート
【図7】本発明の実施の形態4における同一半導体基板
上に構成した送受信用2系統PLL回路に電源を供給す
る構成を示す図
【図8】本実施の形態4における同一半導体基板上に構
成した送受信用2系統PLL回路における各部のタイミ
ングチャート
【図9】本発明の実施の形態5における同一半導体基板
上に構成した送受信用2系統PLL回路に電源を供給す
る構成を示す図
【図10】本実施の形態5における同一半導体基板上に
構成した送受信用2系統PLL回路における各部のタイ
ミングチャート
【図11】従来の無線装置に対応の送信受信用2系統P
LL回路を1つの半導体集積回路で構成し、電源供給を
行う概略を示す構成図
【図12】従来の同一半導体基板上に構成した送受信用
2系統PLL回路における各部のタイミングチャート
【符号の説明】
1 第1のPLL回路 2 第2のPLL回路 3 半導体基板 4 水晶発振子 5,5a,5b アナログ部電源 6,6a,6b デジタル部電源 7,7a,7b VCO部電源 8a 第1のPLL回路に対するチャンネルデータ 8b 第2のPLL回路に対するチャンネルデータ 9a 第1のPLL回路の出力信号 9b 第2のPLL回路の出力信号 10 リファレンスアンプ回路 11 ECL−CMOS変換回路 12 アナログ部,リファレンスアンプ回路,ECL−
CMOS変換回路電源 13a,13b デジタル部,VCO部電源 14 デジタル部,VCO部,アナログ部,リファレン
スアンプ回路,ECL−CMOS変換回路電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線装置で使用する位相同期ループ回路
    である第1のPLL(Phase Locked Loop)回路およ
    び第2のPLL回路を同一の半導体基板上に集積化して
    なる送受信用2系統PLL回路において、 前記第1のPLL回路のバイポーラトランジスタ回路で
    構成された回路部(以下、アナログ部という)に電力を
    供給する電源供給手段と、 前記第1のPLL回路のMOSトランジスタ回路で構成
    された回路部(以下、デジタル部という)に電力を供給
    する電源供給手段と、 前記第1のPLL回路の電圧制御発振器部(以下、VC
    O部という)に電力を供給する電源供給手段と、 前記第2のPLL回路のアナログ部に電力を供給する電
    源供給手段と、 前記第2のPLL回路のデジタル部に電力を供給する電
    源供給手段と、 前記第2のPLL回路のVCO部に電力を供給する電源
    供給手段と、を備えたことを特徴とする送受信用2系統
    PLL回路。
  2. 【請求項2】 無線装置で使用する位相同期ループ回路
    である第1のPLL回路および第2のPLL回路を同一
    の半導体基板上に集積化してなる送受信用2系統PLL
    回路において、 前記第1,第2のPLL回路の各アナログ部に電力を供
    給する電源供給手段と、 前記第1のPLL回路のデジタル部に電力を供給する電
    源供給手段と、 前記第1のPLL回路のVCO部に電力を供給する電源
    供給手段と、 前記第2のPLL回路のデジタル部に電力を供給する電
    源供給手段と、 前記第2のPLL回路のVCO部に電力を供給する電源
    供給手段と、を備えたことを特徴とする送受信用2系統
    PLL回路。
  3. 【請求項3】 無線装置で使用する位相同期ループ回路
    である第1のPLL回路および第2のPLL回路と、前
    記第1,第2のPLL回路の共通部である水晶発振子の
    信号を増幅するリファレンスアンプ回路と、前記リファ
    レンスアンプ回路の出力信号をアナログ信号からデジタ
    ル信号に変換する変換回路とを、同一の半導体基板上に
    集積化してなる送受信用2系統PLL回路において、 前記第1のPLL回路のデジタル部に電力を供給する電
    源供給手段と、 前記第1のPLL回路のVCO部に電力を供給する電源
    供給手段と、 前記第2のPLL回路のデジタル部に電力を供給する電
    源供給手段と、 前記第2のPLL回路のVCO部に電力を供給する電源
    供給手段と、 前記第1,第2のPLL回路の各アナログ部、および前
    記リファレンスアンプ回路、および前記変換回路に電力
    を供給する電源供給手段と、を備えたことを特徴とする
    送受信用2系統PLL回路。
  4. 【請求項4】 無線装置で使用する位相同期ループ回路
    である第1のPLL回路および第2のPLL回路と、前
    記第1,第2のPLL回路の共通部である水晶発振子の
    信号を増幅するリファレンスアンプ回路と、前記リファ
    レンスアンプ回路の出力信号をアナログ信号からデジタ
    ル信号に変換する変換回路とを、同一の半導体基板上に
    集積化してなる送受信用2系統PLL回路において、 前記第1のPLL回路のデジタル部およびVCO部に電
    力を供給する電源供給手段と、 前記第2のPLL回路のデジタル部およびVCO部に電
    力を供給する電源供給手段と、 前記第1,第2のPLL回路の各アナログ部、および前
    記リファレンスアンプ回路、および前記変換回路に電力
    を供給する電源供給手段と、を備えたことを特徴とする
    送受信用2系統PLL回路。
  5. 【請求項5】 無線装置で使用する位相同期ループ回路
    である第1のPLL回路および第2のPLL回路と、前
    記第1,第2のPLL回路の共通部である水晶発振子の
    信号を増幅するリファレンスアンプ回路と、前記リファ
    レンスアンプ回路の出力信号をアナログ信号からデジタ
    ル信号に変換する変換回路とを、同一の半導体基板上に
    集積化してなる送受信用2系統PLL回路において、 前記第1,第2のPLL回路の各アナログ部、および前
    記第1のPLL回路のデジタル部およびVCO部、およ
    び前記リファレンスアンプ回路、および前記変換回路に
    電力を供給する電源供給手段と、 前記第2のPLL回路のデジタル部およびVCO部に電
    力を供給する電源供給手段と、を備えたことを特徴とす
    る送受信用2系統PLL回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7042259B2 (en) * 2004-03-31 2006-05-09 Intel Corporation Adaptive frequency clock generation system
US7323942B2 (en) 2005-01-06 2008-01-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dual loop PLL, and multiplication clock generator using dual loop PLL
CN112087230A (zh) * 2020-09-17 2020-12-15 中国科学院空天信息创新研究院 宽带线性调频信号发生装置及方法

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