JP2003298179A - 発光素子駆動装置および画像形成装置 - Google Patents
発光素子駆動装置および画像形成装置Info
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Abstract
ーザダイオードに異常電流が流れると、レーザダイオー
ドの寿命を縮めることになる。 【解決手段】 レーザダイオードの駆動装置において、
電圧電圧VCCを監視する回路を2系統(COMP1,
COMP2)設けるとともに、出力電流を制御する系の
モニター電圧V2に対して内部バイアス電圧Vbias
をオン/オフ制御する系のモニター電圧V1を高く設定
し、電源オン時は内部バイアス電圧Vbiasが安定に
なるまで、電源オフ時は内部バイアス電圧Vbiasが
切れて回路動作が不安定になる前に、電圧−電流変換回
路14の基準電圧Vrefとして基準電圧Vref2に
代えて基準電圧Vref1を与えることで、レーザダイ
オードLDに流す電流を減らす方向に電圧−電流変換回
路14の出力状態を制御し、電源電圧VCCの立ち上が
り時にレーザダイオードLDに異常電流が流れるのを防
止する。
Description
および画像形成装置に関し、特にレーザダイオード(半
導体レーザ)等の発光素子を駆動する駆動装置およびレ
ーザダイオードを光源として搭載したレーザプリンタや
複写機等に代表される画像形成装置に関する。
オードは、注入電流を増加させていくと、しきい値電流
(発振開始電流)Ithで光出力が立ち上がる特性を持
っており、活性領域が小さいとしきい値電流Ithは小
さい。また、レーザダイオードの温度が高いほどしきい
値電流Ithは大きくなり、ある温度以上になると光出
力の増加の割合は小さくなる。レーザダイオードの寿命
は、一般に、低い温度で使用している方が長いとされて
いる。また、寿命の原因には、結晶内部の劣化と結晶端
面の酸化などによる劣化とが考えられる。
オードはサージ電流に弱いことが知られている。特に、
駆動装置の電源電圧の立ち上がり時や立ち下がり時には
回路状態が安定しないことから、レーザダイオードに異
常電流が流れる可能性が大である。したがって、特に電
流出力タイプの駆動装置の場合には、電源電圧の立ち上
がり時や立ち下がり時にレーザダイオードに異常電流が
流れることによってレーザダイオードの寿命を縮めるこ
とがないようにする工夫が必要となる。
であり、その目的とするところは、電源電圧の立ち上が
り時や立ち下がり時に異常電流が駆動素子に流れないよ
うにした発光素子駆動装置およびこれを光源であるレー
ザダイオードの駆動に用いた画像形成装置を提供するこ
とにある。
動装置は、発光素子に供給するための電流を出力する電
流出力回路と、電源電圧が第1のモニター電圧以上であ
ることを検出する第1の検出手段と、この前記第1の検
出手段の検出出力に応答して動作状態となり、前記電流
出力回路を含む内部回路に対して内部バイアスを供給す
る内部バイアス供給手段と、電源電圧が第1のモニター
電圧よりも高い第2のモニター電圧以上であることを検
出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段による検
出時と前記第2の検出手段による検出時との間の期間に
おいて前記発光素子に流す電流を減らす方向に前記電流
出力回路の出力状態を制御する制御手段とを備えた構成
となっている。この発光素子駆動装置は、レーザダイオ
ードを光源とする画像形成装置において、そのレーザダ
イオードの駆動装置として用いられる。
源電圧が第1のモニター電圧以上であることを第1の検
出手段が検出すると、この検出出力を受けて内部バイア
ス供給手段が動作状態となり、電流出力回路を含む内部
回路に対して内部バイアスを供給する。また、電源電圧
が第2のモニター電圧以上であることを第2の検出手段
が検出すると、この検出出力を受けて電流出力回路が発
光素子への電流の出力を開始する。なお、第1の検出手
段による検出時と第2の検出手段による検出時との間の
期間、即ち電源電圧の立ち上がり時および立ち下がり時
における内部バイアスの不安定期間においては、制御手
段は、発光素子に流す電流を減らす方向に電流出力回路
の出力状態を制御することで、発光素子に異常電流が流
れないようにする。
て図面を参照して詳細に説明する。
子駆動装置の構成を示すブロック図である。ここでは、
駆動対象の発光素子が例えばレーザダイオードLDの場
合を例に挙げて説明するものとする。
流特性には、温度変化や経年劣化による変動があるため
に、レーザダイオードの駆動装置においては、一般的
に、レーザダイオードLDの発振出力を常に安定にする
ための制御、即ちAPC(Automatic Power Control;自
動出力制御)が行われている。このAPCは、レーザダ
イオードLDの光出力をフォトダイオードPDで受光
し、その受光出力に基づいて行われる。
ードPDに対して抵抗Rが電源VCC−グランド間で直
列に接続されており、レーザダイオードLDの光出力が
フォトダイオードPDで光電変換され、その光電変換に
よって得られる電流が抵抗Rで電圧(以下、モニター電
圧と示す)に変換され、本レーザダイオード駆動装置1
0にモニター端子11を介して入力される。
レータ12、サンプルホールド(S/H)回路13、電
圧−電流(V−I)変換回路14、スイッチ回路15、
電流加算器16、駆動回路17および異常出力防止回路
18を有する構成となっており、例えば電流出力ドライ
バーICとしてIC化されて用いられる。
介して入力されるフォトダイオードPDのモニター電圧
Vmonを非反転(+)入力とし、外部から基準入力端
子19を介して反転(−)入力として与えられる基準電
圧VREFと比較し、その差分電圧を出力する。サンプ
ルホールド回路13は、コンパレータ12から出力され
る差分電圧をサンプル&ホールドする。
ルド回路13のホールド電圧を電流に変換して出力する
電流出力回路であり、例えばgm アンプによって構成さ
れている。この電圧−電流変換回路14から出力される
電流、即ち基準電圧VREFに対するモニター電圧Vm
onの差分に応じた電流はスイッチ回路15に供給され
る。スイッチ回路15は、データ入力端子20を介して
入力されるデータに応じてオン/オフ(スイッチング)
動作し、電圧−電流変換回路14から供給される電流に
応じたスイッチング電流Iswを、電流加算器16にそ
の一方の加算入力として与える。
状の電流を流したとすると、レーザ発振はある時間だけ
遅れて立ち上がる。すなわち、発振立ち上がりに時間遅
れ、即ち発振遅れが生ずる。この発振遅れの時間を短く
するために、レーザダイオードLDの駆動に当たって、
常時バイアス電流を流すようにしているのが一般的であ
る。そこで、電流加算器16は、このバイアス電流Ib
iasをその他方の加算入力とし、スイッチング電流I
swに加算して得られる出力電流を駆動回路17に供給
する。
される電流に応じた駆動電流を、出力端子21を介して
レーザダイオードLDのアノードに流し込むことによっ
て当該レーザダイオードLDを駆動する。ここで、フォ
トダイオードPD→コンパレータ12→サンプルホール
ド回路13→電圧−電流変換回路14→スイッチ回路1
5→電流加算器16→駆動回路17→レーザダイオード
LDのループが、レーザダイオードLDの発振出力を常
に安定にするための制御を行うAPCループとなる。
置10はさらに、電源端子22を介して入力される電源
電圧VCCをモニターし、電源電圧VCCの立ち上がり
時や立ち下がり時にレーザダイオードLDに異常電流が
流れるのを防止するための異常出力防止回路18を備え
ている。
体例を示す。なお、同図から明らかなように、サンプル
ホールド回路13および電圧−電流変換回路14を含む
各内部回路には内部バイアス供給回路23から、当該内
部バイアス供給回路23において電源電圧VCCに基づ
いて生成される内部バイアス電圧Vbiasが供給され
るようになっている。
電源電圧VCCをモニター(監視)する電源モニター回
路181と、gm アンプからなる電圧−電流変換回路1
4に基準電圧Vrefとして、電圧値が異なる2つの基
準電圧Vref1,Vref2のいずれかを選択して与
える切り替えスイッチ182とを有する構成となってい
る。電源モニター回路181は、電源電圧VCCが第1
のモニター電圧V1以上になったことを検出するコンパ
レータCOMP1と、電源電圧VCCが第2のモニター
電圧V2以上になったことを検出するコンパレータCO
MP2とから構成されている。
Cを第1のモニター電圧V1と比較し、電源電圧VCC
の立ち上がり時には、当該電源電圧VCCがモニター電
圧V1以上になったときに高レベルとなる検出信号XL
V1を出力する。また、このコンパレータCOMP1は
ヒステリシス特性を持っており、電源電圧VCCの立ち
下がり時には、当該電源電圧VCCがモニター電圧V1
よりも所定の電圧ΔVαだけ低いモニター電圧V1′を
下回ったときに検出信号XLV1を低レベルとする。
出信号XLV1は、内部バイアス供給回路23に対して
そのオン/オフ制御信号として供給される。内部バイア
ス供給回路23は、検出信号XLV1が高レベルのとき
に動作(オン)状態となり、サンプルホールド回路13
および電圧−電流変換回路14を含む各内部回路に対し
て内部バイアス電圧Vbiasを供給し、検出信号XL
V1が低レベルのときは非動作状態となって内部バイア
ス電圧Vbiasの供給を停止する。すなわち、モニタ
ー電圧V1,V1′は、内部バイアス供給回路23をオ
ン/オフ制御する閾値電圧となっている。
圧VCCを第1のモニター電圧V1よりも高い第2のモ
ニター電圧V2(V1<V2)と比較し、電源電圧VC
Cの立ち上がり時には、当該電源電圧VCCがモニター
電圧V2以上になったときに高レベルとなる検出信号X
LV2を出力する。また、このコンパレータCOMP2
はコンパレータCOMP1と同様にヒステリシス特性を
持っており、電源電圧VCCの立ち下がり時には、当該
電源電圧VCCがモニター電圧V2よりも所定の電圧Δ
Vβだけ低いモニター電圧V2′を下回ったときに検出
信号XLV2を低レベルとする。
出信号XLV2は、切り替えスイッチ182に対してそ
の切り替え制御信号として供給される。切り替えスイッ
チ182は、検出信号XLV2に基づいて電圧−電流変
換回路14の出力状態を制御する制御手段としての機能
を持っている。具体的には、検出信号XLV2が低レベ
ルのときには第1の基準電圧Vref1を選択して電圧
−電流変換回路14にその基準電圧Vrefとして与
え、検出信号XLV2が高レベルのときには第1の基準
電圧Vref1よりも電圧値が低く設定されている第2
の基準電圧Vref2(Vref1>Vref2)を選
択して電圧−電流変換回路14にその基準電圧Vref
として与える。すなわち、モニター電圧V2,V2′
は、電圧−電流変換回路14の出力電流の出力状態を制
御する閾値電圧となっている。
CループにてレーザダイオードLDの光量制御を行う際
に、基準電圧Vrefとして基準電圧Vref2を用
い、サンプルホールド回路13のホールド電圧Vcsh
の基準電圧Vref2に対する差分電圧ΔVdに応じた
電流を出力するものである。このAPC時に基準電圧V
refとして用いられる第2の基準電圧Vref2に対
して、第1の基準電圧Vref1はその電圧値が高く設
定されている。なお、コンパレータCOMP1,COM
P2がヒステリシス特性を持つことで、電源オン/オフ
時のチャタリングによる誤動作を防止できる。
電圧V1,V1′,V2,V2′の関係、検出信号XL
V1,XLV2および基準電圧Vref(Vref1/
Vref2)の各波形を示す。
回路動作について、図3の波形図を用いて説明する。
は、当該電源電圧VCCが上昇し、第1のモニター電圧
V1に達すると、コンパレータCOMP1は高レベルの
検出信号XLV1を出力する。この高レベルの検出信号
XLV1を受けて、内部バイアス供給回路23がオン状
態となり、サンプルホールド回路13および電圧−電流
変換回路14を含む各内部回路に対して内部バイアス電
圧Vbiasの供給を開始する。
ー電圧V2未満であるため、コンパレータCOMP2か
ら出力される検出信号XLV2は低レベルの状態にあ
る。これにより、切り替えスイッチ182は、基準電圧
Vref1を選択して電圧−電流変換回路14にその基
準電圧Vrefとして与える。ここで、基準電圧Vre
f1の電圧値が基準電圧Vref2のそれよりも高く設
定されている。したがって、電圧−電流変換回路14の
基準電圧Vrefが強制的に持ち上げられることから、
サンプルホールド回路13のホールド電圧Vcshの基
準電圧Vref1に対する差分電圧ΔVdが大きくなる
(ΔVd>0)。これにより、電圧−電流変換回路14
は出力電流を減らす方向に動作する。
において、電源電圧VCCが第2のモニター電圧V2に
達するまでは、電流変換回路14の基準電圧Vrefと
して第1の基準電圧Vref1を与え、当該基準電圧V
refを強制的に持ち上げることで、電圧−電流変換回
路14の出力状態がレーザダイオードLDに流す電流を
減らす方向、即ち電流を吸い込む方向に制御されること
になる。この電圧−電流変換回路14の出力状態の制御
により、最終的にレーザダイオードLDに流れる電流が
減ることになる。
ニター電圧V2に達すると、コンパレータCOMP2は
高レベルの検出信号XLV2を出力する。この高レベル
の検出信号XLV2を受けて、切り替えスイッチ182
は基準電圧Vref1に代えて基準電圧Vref2を選
択して電圧−電流変換回路14にその基準電圧Vref
として与える。基準電圧Vref2はAPC動作時の基
準電圧Vrefであることから、電圧−電流変換回路1
4では以降、この基準電圧Vref2に基づいて電圧−
電流変換が行われる。
ホールド電圧Vcshが基準電圧Vref2よりも小さ
いとき、即ち差分電圧ΔVdが>0のときには、電圧−
電流変換回路14は出力電流を減らす方向にΔVdの電
圧値に応じた大きさの電流を流す。一方、サンプルホー
ルド回路13のホールド電圧Vcshが基準電圧Vre
f2よりも大きいとき、即ち差分電圧ΔVdが<0のと
きには、電圧−電流変換回路14は出力電流を増やす方
向にΔVdの電圧値に応じた大きさの電流を流す。
ける異常出力防止回路18の回路動作であるが、続い
て、電源電圧VCCの立ち下がり時における異常出力防
止回路18の回路動作について説明する。
第2のモニター電圧V2′を下回ると、コンパレータC
OMP2は低レベルの検出信号XLV2を出力する。こ
の低レベルの検出信号XLV2を受けて、切り替えスイ
ッチ182は基準電圧Vref2に代えて基準電圧Vr
ef1を選択して電圧−電流変換回路14にその基準電
圧Vrefとして与える。これにより、電圧−電流変換
回路14の基準電圧Vrefが強制的に持ち上げられ、
差分電圧ΔVdが大きくなる(ΔVd>0)ため、電圧
−電流変換回路14は出力電流を減らす方向に動作す
る。
ター電圧V1′を下回ると、コンパレータCOMP1は
低レベルの検出信号XLV1を出力する。この低レベル
の検出信号XLV1を受けて、内部バイアス供給回路2
3がオフ状態となり、サンプルホールド回路13および
電圧−電流変換回路14を含む各内部回路に対する内部
バイアス電圧Vbiasの供給を停止する。
ダイオードの駆動装置において、電圧電圧VCCを監視
する回路を2系統設けるとともに、出力電流を制御する
系のモニター電圧V2に対して内部バイアス電圧Vbi
asをオン/オフ制御する系のモニター電圧V1を高く
設定し、電源オン時は内部バイアス電圧Vbiasが安
定になるまでレーザダイオードLDに流す電流を減らす
方向に電圧−電流変換回路14の出力状態を制御するこ
とで、電源電圧VCCの立ち上がり時に異常電流がレー
ザダイオードLDに流れるのを防止できる。
iasが切れて回路動作が不安定になる前にレーザダイ
オードLDに流す電流を減らす方向に電圧−電流変換回
路14の出力状態を制御することで、電源電圧VCCの
立ち下がり時に異常電流がレーザダイオードLDに流れ
るのを防止できる。特に、電源オフ時においては、サン
プルホールド回路13のホールド電圧Vcshが容量に
溜まった電荷で決まることから、当該ホールド電圧Vc
shを瞬時にコントロールすることが不可能であるた
め、基準電圧Vrefを持ち上げることで、レーザダイ
オードLDに異常電流が流れるのを確実に防止できる。
路動作が不安定な状態にあっても、異常電流がレーザダ
イオードLDに流れるのを確実に防止できることで、レ
ーザダイオードLDの長寿命化に大きく寄与できる。特
に、基準電圧Vrefを持ち上げる(シフトする)こと
によって、電圧−電流変換回路14の出力状態を制御す
る構成を採っていることで、電圧−電流変換回路14に
ついては回路構成上何ら変更を加える必要がないため、
簡単な構成にて所期の目的を達成できることになる。
レーザダイオードを駆動する場合を例に挙げて説明した
が、レーザダイオードに限られるものではなく、特に電
流駆動の発光素子全般に適用可能である。
置は、レーザプリンタや複写機等の画像形成装置におい
て、その光源として搭載されるレーザダイオードの駆動
装置として用いて好適なものである。
ばレーザプリンタの基本構成を示す概斜視図である。図
4において、レーザダイオードLDから出射されるレー
ザビームは、コリメータレンズ31を通過した後、ポリ
ゴンミラー(回転多面鏡)32によって主走査方向に走
査されつつfθレンズ33を通して、帯電器34によっ
てコロナ帯電されている感光ドラム35上に照射される
ことで、原画像を露光し、感光ドラム35上に潜像を形
成する。
走査を行う。感光ドラム35上に電荷パターンによって
形成された潜像は、現像器36による現像によって可視
像に顕像化される。この顕像化されたトナー像は、転写
器37によって用紙38上に転写される。この転写され
たトナー像は、定着器39によって用紙38の表面に定
着される。
像形成装置において、レーザダイオードLDの駆動装置
40として、先述した実施形態に係る発光素子駆動装置
が用いられる。これによれば、当該発光素子駆動装置
は、電源オン時や電源オフ時に回路動作が不安定な状態
にあっても、異常電流がレーザダイオードLDに流れる
のを確実に防止できるため、光源の長寿命化に大きく寄
与できる。特に、画像形成装置が複写機の場合には、コ
ピー中にカバーが開けられた際に、レーザダイオードが
異常発光しないようにするために電源を遮断する構成を
採っていることから、その電源オフ時にもレーザダイオ
ードに異常電流が流れるのを確実に防止できることにな
る。
路を2系統設けるとともに、出力電流を制御する系のモ
ニター電圧に対して内部バイアス電圧をオン/オフ制御
する系のモニター電圧を高く設定し、電源オン時には内
部バイアス電圧が安定になるまで、電源オフ時には内部
バイアス電圧が切れて回路動作が不安定になる前に、レ
ーザダイオードに流す電流を減らす方向に電流出力回路
の出力状態を制御することで、電源電圧の立ち上がり時
や立ち下がり時にレーザダイオードに異常電流が流れる
のを確実に防止できるため、レーザダイオードの長寿命
化に大きく寄与できることになる。
構成を示すブロック図である。
ク図である。
波形図である。
概斜視図である。
COMP2…コンパレータ、13…サンプルホールド
(S/H)回路、14…電圧−電流(V−I)変換回
路、15…スイッチ回路、16…電流加算器、17…駆
動回路、18…異常出力防止回路、23…内部バイアス
供給回路、181…電源モニター回路、182…切り替
えスイッチ、LD…レーザダイオード、PD…フォトダ
イオード
Claims (9)
- 【請求項1】 発光素子に供給するための電流を出力す
る電流出力回路と、 電源電圧が第1のモニター電圧以上であることを検出す
る第1の検出手段と、 前記第1の検出手段の検出出力に応答して動作状態とな
り、前記電流出力回路を含む内部回路に対して内部バイ
アスを供給する内部バイアス供給手段と、 前記電源電圧が前記第1のモニター電圧よりも高い第2
のモニター電圧以上であることを検出する第2の検出手
段と、 前記第1の検出手段による検出時と前記第2の検出手段
による検出時との間の期間において前記電流出力回路の
出力状態を前記発光素子に流す電流を減らす方向に制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする発光素子駆動
装置。 - 【請求項2】 前記第1の検出手段は、前記電源電圧の
立ち上がり時は当該電源電圧が前記第1のモニター電圧
に達したことを検出し、前記電源電圧の立ち下がり時は
当該電源電圧が前記第1のモニター電圧よりも低いモニ
ター電圧に達したことを検出することを特徴とする請求
項1記載の発光素子駆動装置。 - 【請求項3】 前記第2の検出手段は、前記電源電圧の
立ち上がり時は当該電源電圧が前記第2のモニター電圧
に達したことを検出し、前記電源電圧の立ち下がり時は
当該電源電圧が前記第2のモニター電圧よりも低いモニ
ター電圧に達したことを検出することを特徴とする請求
項1記載の発光素子駆動装置。 - 【請求項4】 前記電流出力回路は、前記発光素子の光
出力を検出し、その検出出力の基準電圧に対する誤差電
圧に基づいて前記発光素子の光出力を制御する制御ルー
プにおいて、前記誤差電圧を電流に変換して出力する電
圧−電流変換回路であることを特徴とする請求項1記載
の発光素子駆動装置。 - 【請求項5】 前記発光素子はレーザダイオードである
ことを特徴とする請求項1記載の発光素子駆動装置。 - 【請求項6】 光源としてのレーザダイオードと、この
レーザダイオードを駆動する駆動装置とを具備する画像
形成装置において、 前記駆動装置は、 前記レーザダイオードに供給するための電流を出力する
電流出力回路と、 電源電圧が第1のモニター電圧以上であることを検出す
る第1の検出手段と、 前記第1の検出手段の検出出力に応答して動作状態とな
り、前記電流出力回路を含む内部回路に対して内部バイ
アスを供給する内部バイアス供給手段と、 前記電源電圧が前記第1のモニター電圧よりも高い第2
のモニター電圧以上であることを検出する第2の検出手
段と、 前記第1の検出手段による検出時と前記第2の検出手段
による検出時との間の期間において前記電流出力回路の
出力状態を前記レーザダイオードに流す電流を減らす方
向に制御する制御手段とを有することを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項7】 前記第1の検出手段は、前記電源電圧の
立ち上がり時は当該電源電圧が前記第1のモニター電圧
に達したことを検出し、前記電源電圧の立ち下がり時は
当該電源電圧が前記第1のモニター電圧よりも低いモニ
ター電圧に達したことを検出することを特徴とする請求
項6記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記第2の検出手段は、前記電源電圧の
立ち上がり時は当該電源電圧が前記第2のモニター電圧
に達したことを検出し、前記電源電圧の立ち下がり時は
当該電源電圧が前記第2のモニター電圧よりも低いモニ
ター電圧に達したことを検出することを特徴とする請求
項6記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記電流出力回路は、前記レーザダイオ
ードの光出力を検出し、その検出出力の基準電圧に対す
る誤差電圧に基づいて前記レーザダイオードの光出力を
制御する制御ループにおいて、前記誤差電圧を電流に変
換して出力する電圧−電流変換回路であることを特徴と
する請求項6記載の画像形成装置。
Priority Applications (3)
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