JP4460980B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、感光体等の潜像担持体に対して静電潜像を形成するレーザ光源の光量を自動調整する画像形成装置に関する。
デジタル複写機、デジタルプリンタ及びデジタルファクシミリ装置等の画像形成装置では、高品質の画像を高速に記録するために、半導体レーザ等のレーザ光源から出射したレーザ光を用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が普及している。
このような電子写真方式の画像形成装置においては、画像品質を良好なものとするために、レーザ光源の出力を一定に保つ必要があり、従来からAPC(Auto Power Control:自動光出力制御)回路を用いて、レーザ光源の出力を一定にしている。
すなわち、半導体レーザ等のレーザ光源にあっては、その光出力特性が周囲温度の変化に敏感であるため、一定電流でレーザ光源を駆動しても、周囲温度の変化や自己発熱等により、光出力が変動する。この光出力の変動を一定に保つために、レーザ光源のパッケージ中にレーザ光源の光出力をモニタするモニタダイオードを組み込んで、このモニタダイオードの検出結果に基づいて、レーザ光源の駆動電流を制御し、光出力を一定に保つフィードバック機構を備えた半導体レーザの駆動回路としてのAPC回路が用いられるものである。
また、電子写真方式の画像形成装置においては、画像データに応じてレーザ光源をオン/オフさせることが行われるが、このような画像形成装置においては、レーザ光源の点灯時間が不規則なため、一般に、画像領域外で一定時間レーザ光源を点灯させて、APC動作を行っている。この場合、レーザの光量を検出する光量モニタ素子のモニタ電流を使用してコンデンサを充放電し、このコンデンサの充電と放電を利用してAPC動作を行っている。
このようなコンデンサの充放電によってAPC動作を行う画像形成装置においては、APC動作が適切に行われない場合が発生し、画像濃度に異常が発生することがある。これに対し、特許文献1には、レーザ光源から出射されるレーザ光の光量を検出する光量モニタ素子のモニタ電流を使用してコンデンサを充放電し、このコンデンサの充電と放電を利用してレーザ光源の自動光量調整を行うに際して、2つのコンデンサの電位に基づいて自動光量調整の制御状態を判定して画像品質を向上させる画像形成装置が記載されている。
特開2003−25624号公報
一般に、APC動作時においては、レーザ光源に供給する電流にリミット値を設けないと、電源投入順序の不具合等によってレーザ光源が過発光して劣化している。これに加えて、レーザ光源では、温度に応じて流れる電流が変化する特性があるため、リミット値を温度に応じて調整する必要がある。
上述した特許文献1の構造では、温度変化に対応できるものではないため、このような温度に応じたリミット値の調整ができず、過発光によるレーザ光源に劣化が発生する問題を有している。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたものであり、温度の変化に応じた対応が可能であり、これによりレーザ光源の過発光を防止して、劣化を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、レーザ光源及び潜像担持体が装置本体の内部に配置されており、画像データにより変調したレーザ光をレーザ光源から潜像担持体上に走査して、潜像担持体上に静電潜像を形成し、潜像担持体上の静電潜像を現像剤で現像して画像形成する画像形成装置において、レーザ光源から出射されるレーザ光の光量を検出する光量モニタ素子と、光量モニタ素子のモニタ電流を電圧に変換した第1の電圧値と第1の基準値とを比較した結果、第1の電圧値が第1の基準値よりも大きいときには放電し、第1の電圧値が第1の基準値よりも小さいときには充電されるコンデンサと、コンデンサに保持された第2の電圧値を第2の基準値と誤差増幅することにより レーザ光源を駆動する駆動電流を増減させる駆動電流増減手段と、装置本体の内部の温度を測定する温度測定手段と、温度測定手段により測定された温度が設定値よりも小さい場合には第1のリミット値を選択し、測定された温度設定値よりも大きいときには第1のリミット値よりも大きな第2のリミット値を選択することにより駆動電流を制限する駆動電流制限手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置において、潜像担持体を走査するレーザ光を検知して同期検知信号を出力する同期検知手段を備え、コンデンサは、同期検知信号がハイレベルのときは電荷を保持し、同期検知信号がローレベルのときは第1の電圧値が第1の基準値より大きいときには放電して小さいときには充電されることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置において、駆動電流を検知し、検知した値が規定値以上のとき、レーザ光源の異常を警告することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置において、コンデンサは、第1のコンデンサと第1のコンデンサと容量値が異なる第2のコンデンサとが並列に配置されたものであり、切り替え手段により第1のコンデンサと第2のコンデンサとが切り替え能となっていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置において、モニタ電流を第1の電圧値に変換する手段が可変抵抗であり、可変抵抗は、第1の可変抵抗と第1の可変抵抗と容量値が異なる第2の可変抵抗とが並列に配置されたものであり、切り替え手段により第1の可変抵抗と第2の可変抵抗とが切り替え能となっていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、レーザ光源を格納する装置本体の内部の温度に応じて自動光量調整時におけるレーザ光源に供給する電流のリミット値を変更するため、リミット値を装置本体内の温度変化に対応することができ、レーザ光源の過発光を防止しレーザ光源の劣化を抑制することができる。
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。図1は、この実施の形態における画像形成装置1の主走査光学系の平面図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、LD(レーザダイオード)基板2に取り付けられたレーザ光源としてのLD3、コリメートレンズ4、ポリゴンスキャナ5、fθレンズ6、潜像担持体としての感光体7及び同期検知素子部8等を備えており、これらの部材が装置本体(図示省略)の内部に配置されている。
LD3は、発散性レーザ光を出射し、コリメートレンズ4は、LD3から出射された発散性レーザ光を平行性レーザ光に変換してポリゴンスキャナ5に照射させる。
ポリゴンスキャナ5は、画像形成装置1の画像密度に応じた角速度で高速回転駆動され、ポリゴンスキャナ5から入射されるレーザ光を主走査方向に偏向してfθレンズ6に反射する。
fθレンズ6は、ポリゴンスキャナ5で反射偏向されたレーザ光を感光体(潜像担持体)7上に結像させるとともに、レーザ光の走査線上であって画像形成領域から外れた位置でかつ感光体7に近接して配設された同期検知素子部8にも照射させる。感光体7は、回転駆動されて、図示しない帯電部で一様に帯電された後、上記レーザ光が照射されることで、静電潜像が形成され、その後、図示しない現像部でトナー(現像剤)が付与されてトナー画像が形成される。画像形成装置1は、感光体7上のトナー画像を記録紙に転写し、記録紙上のトナー画像を定着部で定着させることで画像形成する。そして、トナー画像の転写された感光体7をクリーニングした後、帯電部で一様に帯電させて、再度、画像形成を行う。
図2に示すように、同期検知素子部(同期検知手段)8は、フォトダイオード等の同期検知素子10、抵抗R1及びコンパレータ11等を備えており、レーザ光が同期検知素子10に入射される。同期検知素子10にレーザ光が入射されると、同期検知素子10及び抵抗R1に電流Idが流れ、コンパレ−タ11の入力に電圧Vdが入力される。コンパレータ11は、入力電圧Vdが比較電圧Vrefaよりも大きくなると、パルス出力である同期検知信号XDETPを出力する。この同期検知信号XDETPは、図3に示すように、1ライン周期T2において、幅T1の間だけ1回出力され、当該幅T1の間だけローとなる信号である。
画像形成装置1は、図4に示すAPC回路20を備えている。APC回路20は、PD(フォトダイオード)21、スイッチ回路22、可変抵抗器VR1、VR2、コンパレータ23、スイッチ回路24、コントロール回路25、スイッチSW1、SW2、充電用定電流源26、放電用定電流源27、スイッチ回路28、コンデンサC1、C2、誤差増幅器29、トランジスタTr1、抵抗R2、バイアス電源30、抵抗R3及びA/Dコンバータ31等を備えているとともに、図示しないが、S/H信号制御回路を備えて、当該S/H信号制御回路からコントロール回路25にS/H信号(サンプル/ホールド信号)が入力される。
PD(光量モニタ素子)21は、LD3のパッケージ内に組み込まれており、LD3の出射するレーザ光が入射されることで、モニタ電流Imが流れる。このPD21は、スイッチ回路22に接続されているとともに、コンパレータ23の入力に接続されている。スイッチ回路22は、スイッチSW21とスイッチSW22を備えており、切替信号IN1によりスイッチSW21とスイッチSW22を選択的にPD21に接続する。スイッチ回路22は、そのスイッチSW21にLD3の光量設定用の可変抵抗器VR1が接続されており、そのスイッチSW22にLD3の光量設定用の可変抵抗器VR2が接続されている。スイッチ回路22は、切替信号IN1がロー(Low)のとき、スイッチSW21をオン、スイッチSW22をオフにして、PD21をスイッチSW21を介して可変抵抗器VR1に接続し、切替信号INがハイ(High)のとき、スイッチSW21をオフ、スイッチSW22をオンにして、PD21をスイッチSW22を介して可変抵抗器VR2に接続する。
画像形成装置1は、後述するように、光量切替時には、切替信号IN1をハイからロー、あるいは、ローからハイに変化させて、PD21に接続する可変抵抗器VR1と可変抵抗器VR2を切り替え、光量の切り替えを行う。したがって、可変抵抗器VR1及び可変抵抗器VR2は、光量設定用抵抗として機能している。
PD21のモニタ電流Imは、切替信号IN1信号により、可変抵抗器VR1に流れるラインと可変抵抗器VR2に流れるラインに切り替えられ、スイッチ回路22により、可変抵抗器VR1に接続されると、コンパレータ23の入力電圧V1の電位は、V1=Im*VR1になり、スイッチ回路22により、可変抵抗器VR2に接続されると、コンパレータ23の入力電圧V1の電位は、V1=Im*VR2になる。
コンパレータ23の比較入力には、スイッチ回路24を介して基準電圧Vref1と基準電圧Vref2が選択的に入力され、スイッチ回路24は、切替信号IN2により、入力される基準電圧Vref1と基準電圧Vref2を選択的に切り替えて、コンパレータ23の比較入力に基準電圧Vrefbとして出力する。コンパレータ23は、入力電圧V1が基準電圧Vrefbよりも小さいときには、ハイ(High)の比較出力V2をコントロール回路25に出力し、入力電圧V1が基準電圧Vrefbよりも大きいときには、ロー(Low)の比較出力V2をコントロール回路25に出力する。
コントロール回路25には、上記コンパレータ23から比較出力V2が入力されるとともに、図示しないS/H信号制御回路からS/H信号が入力され、コントロール回路25は、その出力がスイッチSW1とスイッチSW2に接続されている。コントロ−ル回路25は、S/H信号によりサンプリングモードとホ−ルドモードを切り替える。S/H信号は、ロー(Low)で、サンプリングモード、ハイ(High)で、ホ−ルドモ−ドである。すなわち、コントロール回路25は、S/H信号がローのときには、コンパレータ23からの比較出力V2のハイ/ローに応じて、スイッチSW1とスイッチSW2を選択的にクローズさせるサンプリングモードとなり、S/H信号がハイのときには、スイッチSW1とスイッチSW2をともにオ−プンさせるホールドモードとなる。コントロール回路25は、S/H信号がローであるサンプリングモードにおいては、コンパレータ23の入力電圧V1が基準電圧Vrefbより小さく、コンパレータ23の比較出力V2がハイのときには、スイッチSW2をオフ、スイッチSW1をオンにし、コンパレータ23の入力電圧Vが基準電圧Vrefbよりも大きく、コンパレータ23の比較出力V2がローのときには、スイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオンにする。
スイッチSW1とスイッチSW2は、充電用定電流源26と放電用定電流源27の間に直列に接続されており、スイッチSW1とスイッチSW2との間は、スイッチ回路28に接続されているとともに、誤差増幅器29の入力端子及びA/Dコンバータ31に接続されている。
スイッチ回路28には、さらに、そのスイッチ端子にコンデンサC1とコンデンサC2が接続されており、スイッチ回路28は、切替信号IN3により、スイッチSW1とスイッチSW2の間、誤差増幅器29の入力端子及びA/Dコンバータ31をコンデンサC1またはコンデンサC2に選択的に接続する。
すなわち、コントロ−ル回路25がスイッチSW1とスイッチSW2がともにオープンするホ−ルドモ−ドのとき、切替信号IN3で選択されたコンデンサC1またはコンデンサC2に充電されている電圧(出力電圧)が、スイッチ回路28を通して誤差増幅器29の入力端子とA/Dコンバータ31に入力電圧V3として入力される。
誤差増幅器29は、上述のように、その入力端子に入力電圧V3が入力されるとともに、その基準入力端子に基準電圧Vref3が入力され、入力電圧V3の電位を基準電圧Vref3と誤差増幅してトランジスタTr1のコレクタ電流を増減する。トランジスタTr1のコレクタには、LD3が接続されており、トランジスタTr1のコレクタ電流が増減することで、LD3の駆動電流(LD電流)が増減して、LD3の光量が設定値に調整・保持される。すなわち、APC回路20は、LD3の光量が設定光量より少ないときには、LD電流を増加させ、LD3の光量が設定光量より多いときには、LD電流を減少させる。
さらに、トランジスタTr1のベースには、2つのリミット値1及びリミット値2が入力される。これらのリミット値は、図示を省略した電流リミット回路によって供給され、自動光量調整時における装置本体の内部の温度に応じて変更される。装置本体の内部の温度は、温度測定素子37によって測定され、測定された測定値は、A/Dコンバータに入力されてA/D変換された後、CPU(Central Processing Unit )に出力される。
LD3には、バイアス電流源30により、バイアス電流が流れ、このバイアス電流の値は、固定抵抗R3の値を変えることにより、変更することができる。バイアス電流を流すことにより、LD変調の速度を高速にすることができる。
上記コンデンサC1、C2の容量値が大きいときには、誤差増幅器29の入力電圧V3は、その電位が長い時間一定にホ−ルドされ、コンデンサC1、C2の容量値が小さいときには、誤差増幅器29の入力電圧V3は、その電位が短い時間一定にホ−ルドされる。ただし、APC回路20としては、コンデンサC1、C2の容量値が小さいときには、誤差増幅器29の入力電圧V3の電位が設定値に充電される時間が短くてすむという利点がある。例えば、コンデンサC1を1uF、コンデンサC2を0.1uFとし、コントロ−ル回路25のサンプル信号として同期検知信号XDETPを使用する場合、同期検知信号XDETPの周期が長い場合には、コンデンサC1を選択し、同期検知信号XDETPの周期が短い場合には、コンデンサC2を選択するようにすると好適である。
このように、コンデンサC1の容量値が大きく、コンデンサC2の容量値が小さい場合、スイッチ回路28を切替信号IN3で、コンデンサC2を選択するようにすると、短い時間で設定光量に到達するが、光量が一定にホ−ルドされる時間が短い、また、コンデンサC1を選択すると、設定光量に達する時間は、長くかかるが、光量が一定にホ−ルドされる時間が長くなる。
コントロール回路25は、上述のように、S/H信号がローでサンプリングモードのときには、コンパレータ23の入力電圧V1が基準電圧Vrefbよりも小さく、コンパレータ23の比較出力V2がハイであると、スイッチSW2をオフ、スイッチSW1をオンにし、スイッチSW1を通して充電用定電流源26により、スイッチ回路28の選択に応じて、コンデンサC1またはコンデンサC2を充電して、誤差増幅器29の入力電圧V3を上昇させ、コンパレータ23の入力電圧V1が基準電圧Vrefbよりも大きく、コンパレータ23の比較出力V2がローであると、スイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオンにし、スイッチSW2を通して、スイッチ回路28の選択に応じて、コンデンサC1またはコンデンサC2の電荷を放電させて、誤差増幅器29の入力電圧V3を下降させることで、PD21によるLD3の光量の検出結果に基づいて、コンデンサC1またはコンデンサC2に当該LD3の光量に応じた電荷量をサンプリングして充電させる。このコンデンサC1またはコンデンサC2にサンプリングして充電した電荷量に対応した電圧を、サンプリングモードで誤差増幅器29の入力端子に入力電圧V3として出力して、光量の自動調整を行う。
A/Dコンバータ31には、上述のように、入力電圧V3が入力され、A/Dコンバータ31は、この入力電圧V3をA/D(アナログ/デジタル)変換して、図示しないCPUに出力する。
XDATAはビデオデ−タであり、XDATAがLOWの時LD3にはISW(トランジスタTr1のコレクタ電流)+IBが流れる。XDATAがハイ(H)の時、LD3の電流はIBのみとなり、オフセット発光するのみで、画像は形成されない。APC動作を行う時も、LD3の電流は、トランジスタTr1のコレクタ電流とバイアス電流の和が電流になる。
この実施の形態では、LD3に供給される電流を検知するものであり、このため、LD3とトランジスタTr1との間には、電位差測定回路35が挿入されている。電位差測定回路35は、LD3に印加される電位を測定し、この電位差データをCPUに出力する。CPUでは、入力された電位差に基づいてLD3に供給される電流を検知する。
以上のような画像形成装置においては、図1に示すように、LD3から出射された発散性レーザ光をコリメートレンズ3で平行性レーザ光に変換してポリゴンスキャナ5に照射させ、ポリゴンスキャナ5で主走査方向に偏向させて、fθレンズ6で感光体7上に照射させて画像形成を行うとともに、照射光を同期検知素子部8の同期検知素子10にも照射し、同期検知素子部8の出力する同期検知信号XDETPに基づいて主走査方向の同期調整を行う。
図4に示すAPC回路20では、同期検知信号XDETPがローとなってローのS/H信号がコントロール回路25に入力されるサンプリングモードでは、LD3のパッケージ内に組み込まれたPD21でLD3の光量をサンプリングし、そのときの画像解像度(画素密度)に応じて設定された可変抵抗器VR1または可変抵抗器VR2によって発生する入力電圧V1をコンパレータ23で当該可変抵抗器VR1、VR2に応じて基準電圧Vref1または基準電圧Vref2から選択された基準電圧Vrefbと比較して、入力電圧V1が基準電圧Vrefbよりも大きいか否かで、コントロール回路25がスイッチSW1とスイッチSW2を選択的にオンさせる。スイッチSW1またはスイッチSW2が選択的にオンすることで、同期検知信号XDETPの周期の長短に応じてスイッチ回路28で選択されるコンデンサC1またはコンデンサC2に充電あるいは放電が行われて、コンデンサC1またはコンデンサC2の電位が上昇あるいは下降するとともに、このコンデンサC1またはコンデンサC2の電位が誤差増幅器29の入力端子に入力電圧V3として入力される。
画像形成時には、同期検知信号XDETPがハイとなってハイのS/H信号がコントロール回路25に入力されるホールドモードでは、コントロール回路25がスイッチSW1とスイッチSW2をともにオフさせ、スイッチ回路28で選択されているコンデンサC1またはコンデンサC2の電位がコンデンサC1またはコンデンサC2の容量値に応じた時間だけ一定にホールドされて、誤差増幅器29の入力端子に入力電圧V3として入力される。
誤差増幅器29は、この入力電圧V3の電位を、基準電圧Vref3と誤差増幅してトランジスタTr1のコレクタ電流を増減し、トランジスタTr1のコレクタ電流が増減することで、LD3の駆動電流(LD電流)が増減して、LD3の光量を一定値に保持する。
画素密度の切替を行う場合、例えば、600dpiと1200dpiの切り替えを行う場合)、1200dpiでは、ポリゴンスキャナ5を回転駆動させるポリゴンモ−タ回転数が高速になり、ビデオクロック周波数が高速になるため、線速を、600dpiの1/2にする場合がある。このような場合には、LD3の光量は、1200dpiのときは、600dpiのときの、1/2になる。
そこで、上記可変抵抗器VR1と可変抵抗器VR2を切り替えて、LD3の光量を調整する。例えば、可変抵抗器VR1が1KΩ、可変抵抗器VR2が2KΩであるとすると、600dpiのときに可変抵抗器VR1を選択し、1200dpiのときに可変抵抗器VR2を選択するように、切替信号IN1を制御すると、APC回路20は、コンパレータ23の入力電圧V1が基準電圧Vrefbと同じ値(入力電圧V1=基準電圧Vrefb)になるように制御するため、1200dpiのときのLD3の光量は、600dpiのときのLD3の光量の1/2になる。
LD3は、電流が供給されることによりレーザ光を発光するが、温度に応じて流れる電流が変化する特性を有している。図5は、これを防止するためのフローであり、温度測定素子37(図4)が測定したAPC動作時の装置本体内部の温度がA/Dコンバータ31を介してCPUに入力される。CPUはこの温度を設定値HK1と比較する(ステップS10)。比較の結果、LD3に供給する電流のリミット値が選択されるものであり、装置本体内の温度が設定値HK1よりも小さい場合には、リミット値1が選択され(ステップS11)、設定値HK1よりも大きい場合には、リミット値2が選択される(ステップS12)。この場合、リミット値2はリミット値1よりも大きな値に設定されている。このようにLD3に供給する電流のリミット値を装置本体内の温度に応じて選択することにより、LD3の過発光を防止することができる。このため、LD3の劣化を抑制することができる。
図6は、同期検知信号XDETPを用いて2つのコンデンサC1、C2のサンプル時間とホールド時間を変更する構成を示す。パルス幅変換回路40は、パルス幅がT1aの信号XDETPが入力されると、これよりも大きな幅T1bの信号XDETP1を出力する。この信号XDETP1をS/H信号に用いることにより、APCを行うコンデンサC1、C2のサンプル時間とホールド時間を変更することができる。これにより、ライン周期が相違する場合にも、良好に対応することができる。
図7は、図4における電位差測定回路35の作用を示すフローチャートである。電位差測定回路35は、LD3と直列となっている抵抗器R5の両端の電位差を測定し、CPUに出力する。この電位差データは、LD3に供給される電流に対応し、CPUでは、この電位差データを設定されている規定値と比較する(ステップS20)。比較の結果、電位差データが規定値を上回っている場合には、LD3が劣化していることからその旨の警告を行う(ステップS21)。警告は、ディスプレイあるいは音声等の適宜の手段によって行うことができる。これにより、LD3の劣化を早期に発見することができるため、画像品質が低下することを防止することができる。
この実施の形態において、図4に示すように、スイッチSW1及びSW2からの信号IN3がスイッチ回路28に入力されることにより、コンデンサC1、C2の切り替えが行われる。このような、コンデンサC1、C2の切り替えを行うことにより、作動に必要な容量を有するコンデンサの選択を行うことができる。これにより、例えば、画像形成装置1のプリント速度が異なる場合に対しても良好に対応することができる。
さらに、この実施の形態では、スイッチ回路22への入力信号IN1によって可変抵抗器VR1、VR2が選択される。可変抵抗器VR1、VR2は、容量値がそれぞれ異なるものである。このような可変抵抗器VR1、VR2の選択によって、LD3の発光光量を切り替えることができ、例えば、プリント速度が異なる場合に良好に対応することができる。
本発明の一実施の形態における走査光学系の平面図である。 同期検知素子部の回路図である。 同期検知信号の波形図である。 APC回路を示す回路図である。 装置本体の内部温度に応じてリミット値を選択するフローチャートである。 パルス幅変換回路の作用を示す説明図である。 LDへの電流を検知する場合のフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
3 LD
5 ポリゴンスキャナ
7 感光体
8 同期検知素子部
10 同期検知素子
11 コンパレータ
20 APC回路
21 PD
22 スイッチ回路
23 コンパレータ
24 スイッチ回路
25 コントロール回路
28 スイッチ回路
29 誤差増幅器
30 バイアス電源
31 A/Dコンバータ
R1、R2、R3、R5 抵抗
VR1、VR2 可変抵抗器
SW1、SW2 スイッチ
C1、C2 コンデンサ
Tr1 トランジスタ

Claims (5)

  1. レーザ光源及び潜像担持体が装置本体の内部に配置されており、画像データにより変調したレーザ光をレーザ光源から前記潜像担持体上に走査して、前記潜像担持体上に静電潜像を形成し、前記潜像担持体上の静電潜像を現像剤で現像して画像形成する画像形成装置において、
    前記レーザ光源から出射されるレーザ光の光量を検出する光量モニタ素子と、
    前記光量モニタ素子のモニタ電流を電圧に変換した第1の電圧値と第1の基準値とを比較した結果、前記第1の電圧値が前記第1の基準値よりも大きいときには放電し、前記第1の電圧値が前記第1の基準値よりも小さいときには充電されるコンデンサと、
    前記コンデンサに保持された第2の電圧値を第2の基準値と誤差増幅することにより 前記レーザ光源を駆動する駆動電流を増減させる駆動電流増減手段と、
    前記装置本体の内部の温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段により測定された温度が設定値よりも小さい場合には第1のリミット値を選択し、前記測定された温度前記設定値よりも大きいときには前記第1のリミット値よりも大きな第2のリミット値を選択することにより前記駆動電流を制限する駆動電流制限手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記潜像担持体を走査するレーザ光を検知して同期検知信号を出力する同期検知手段を備え、
    前記コンデンサは、前記同期検知信号がハイレベルのときは電荷を保持し、前記同期検知信号がローレベルのときは前記第1の電圧値が前記第1の基準値より大きいときには放電して小さいときには充電されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動電流を検知し、検知した値が規定値以上のとき、前記レーザ光源の異常を警告することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記コンデンサは、第1のコンデンサと前記第1のコンデンサと容量値が異なる第2のコンデンサとが並列に配置されたものであり、切り替え手段により第1のコンデンサと第2のコンデンサとが切り替え能となっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記モニタ電流を第1の電圧値に変換する手段が可変抵抗であり、前記可変抵抗は、第1の可変抵抗と前記第1の可変抵抗と容量値が異なる第2の可変抵抗とが並列に配置されたものであり、切り替え手段により第1の可変抵抗と第2の可変抵抗とが切り替え能となっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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