JP2003297858A - ハーメチックシールカバーとその製造方法 - Google Patents

ハーメチックシールカバーとその製造方法

Info

Publication number
JP2003297858A
JP2003297858A JP2002100792A JP2002100792A JP2003297858A JP 2003297858 A JP2003297858 A JP 2003297858A JP 2002100792 A JP2002100792 A JP 2002100792A JP 2002100792 A JP2002100792 A JP 2002100792A JP 2003297858 A JP2003297858 A JP 2003297858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
cover
recesses
recess
dummy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002100792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Nagata
浩章 永田
Yoshitaka Sueshige
由隆 末繁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2002100792A priority Critical patent/JP2003297858A/ja
Publication of JP2003297858A publication Critical patent/JP2003297858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、整列時・選別時にダミー材が
ネックとなり、多くの工数を必要とするという問題点を
含まないロウ材付きカバーの製造を可能とする治具の提
案を目的とする。 【解決手段】 所望形状の凹部か所望個数設けられた下
パレットと、該凹部内に挿入可能なダミー材が該凹部内
に挿入され得るように、該凹部と相対する位置に弾性体
で取り付けられた上パレットとからなり、下パレットと
上パレットとが、前記凹部内にダミー材が挿入される状
態で固定可能になっているものである。本発明におい
て、パレット材料としては腐食しがたく、耐熱性、剛性
に富むものを用いることが好ましく、SUS材を用いる
ことがより好ましい。また、バネ材としても耐熱性、耐
腐食性に富むものを用いることが好ましく、例えば、S
US631J1等を用いることがより好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低コスト高信頼性
のハーメチックシールカバーとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体パッケージにおいて、素子搭載部
の気密封止を必要とする場合に使用されるカバーをハー
メチックシールカバーと呼ぶ。この使用に際しては、ロ
ウ材をパッケージ上に乗せ、その上に金属製、あるいは
セラミック製のカバー(以下、単に「カバー」とい
う。)を乗せ、加熱処理してロウ材を融解させ、カバー
をパッケージ上に固定する。
【0003】この作業では、ロウ材とカバーとをそれぞ
れ別々にパッケージ上に載せて封止しするが、この際に
ロウ材が軽量なため取り扱いにくく、わずかな振動でも
位置ズレを生じるので作業が非常に困難であるばかり
か、ロウ材を融解させるための横持ち作業で位置ずれを
生じ、融解処理後にカバーの位置ズレ欠陥が確認できる
こともある。
【0004】こうした欠点を回避するために、あらかじ
めロウ材とカバーもしくはパッケージとを一体化してお
くことが行われている。こうすることによりロウ材の位
置ズレによる収率低下を抑制できるとともに、工程の簡
素化ができる。
【0005】予めロウ材とカバーとを接合する方法の1
つとして圧着法がある。これは、ロウ材とカバーとを治
具により圧着させ、ロウ材の融点直下の温度で圧着させ
る方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうした圧着法におけ
る利点としては、ロウ材形状及び接合位置が安定すると
言うことがあげられる。そして、圧着法の問題点として
は、連続工程への組み込みが困難、ロウ材とカバーとを
挟み込む際に、ロウ材面にダミー材を当てる必要がある
ということがあげられる。また、このダミー材は圧着品
製造時に製品同士がくっつかないようにする役割も持っ
ている。また、従来の圧着法では整列時・選別時にダミ
ー材がネックとなり、多くの工数を必要とするという問
題がある。
【0007】本発明では、こうした問題点を含まないロ
ウ材付きカバーの製造を可能とする治具の提案を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、所望形状の
凹部か所望個数設けられた下パレットと、該凹部内に挿
入可能なダミー材が該凹部内に挿入され得るように、該
凹部と相対する位置に弾性体で取り付けられた上パレッ
トとからなり、下パレットと上パレットとが、前記凹部
内にダミー材が挿入される状態で固定可能になっている
ものである。
【0009】本発明において、パレット材料としては腐
食しがたく、耐熱性、剛性に富むものを用いることが好
ましく、SUS材を用いることがより好ましい。また、
バネ材としても耐熱性、耐腐食性に富むものを用いるこ
とが好ましく、例えば、SUS631J1等を用いるこ
とがより好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の使用に際しては、下パレ
ットの凹部内にロウ材とカバーとを投入し、下パレット
と上パレットとを重ね合わせ、固定する。そして、加熱
処理してロウ材とカバーとを圧着する。このため、凹部
内にダミー材が挿入されるようになっていることが必要
である。ダミー材をバネ等の弾性体で上パレットに取り
付けるのは、下パレットと上パレットとを固定した際に
ダミー材に所望の圧力がかかるようにすためである。
【0011】下パレットに設ける凹部の形状は処理対象
とかるカバー形状と合わせることが好ましい。ダミー材
形状についても同様なことが言える。
【0012】これらの材質は熱処理を行うことから対応
する温度での耐腐食性等が求められる。一般的に言って
SUS系材料を用いることが簡便である。特にバネ部
は、高温に保持しても特性が変化しにくい高温特性の優
れているSUS631J1を用いることが好ましい。
【0013】下パレットと上パレットを重ね合わせて固
定する手段としては、ボルト・ナット、クランプ、クリ
ップ等の治具を用いる。ボルト・ナットでパレットの四
隅を固定する場合にはボルトの締め込み具合で上下パレ
ットの高さ管理することが出来、圧着力の調節及び均一
化が図れる。
【0014】本発明の実施の一例を図により説明する。
図1は本発明の上下パレットを示した図であり、図2は
両者をボルト・ナットで固定した図であり、図3は凹部
にロウ材とカバーとを投入した状態を示した図である。
【0015】下パレットには、カバーとほぼ同形状、同
サイズの孔があり、上パレットは、パレット部、バネ
部、ダミー材の3つで構成されている。バネ部は、高温
に保持しても特性が変化しにくい高温特性の優れている
SUS631J1を用いる。ダミー材は下パレット孔と1対1
で対応するように作製されており、位置あわせをして、
下パレットと上パレットとを重ね合わせ、固定すること
により振り込まれた部材を圧下する。
【0016】両パレットには、ともに四隅にボルト・ナ
ット用の穴があいている。この穴にボルトを通すことに
よって、上下パレットの位置合わせが出来、ボルトとナ
ットとを締め込む具合によって上下パレットの間隔を調
節することが出来る。これにより、各孔に均一な圧力が
かけられるとともに上下パレットの間隔の調節により圧
着力の調節も行う事が出来る。
【0017】
【実施例】次に実施例を用いて本発明をさらに説明す
る。
【0018】本発明において、ロウ材の材質は何ら限定
されるものではなく、又、カバーの材質も限定されず、
形状も平板状に限定されるものではない。
【0019】(実施例1)指定サイズのカバーが入り、
深さ0.4mmの凹部が指定個数開いている下パレット
と、先端にダミー材を有するバネが凹部と対応した数だ
けついている上パレットを使用する。また、各パレット
の四隅には上下パレットの固定のためのボルト穴がつい
ている。パレットの材質は、耐久性の良いSUS304鋼
を使用した。
【0020】圧着するものは、2.85mm角のコバール
材の全面に厚み2μmの金メッキを施した金属製カバー
と、2.1mm角の開口を有する2.85mm角のAu/2
0Snロウ材である。まず、ロウ材を、次にカバーを順
に振込機により下パレットの各凹部内に振り込んだ後、
上パレットについたダミー材でしっかりと部材を押さえ
ながら、上パレットを下パレットに押さえつけて圧着し
た状態にした。その後、上パレットと下パレットを固定
するため、四方の穴にボルトを通して、締め付けた。下
パレットと上パレットとの間隔は5mmとした。
【0021】次に、これをベルト炉に投入し、250℃
以上で5分間、還元性雰囲気中で保持して加熱圧着を行
った。冷却後、パレット上で目視選別を行ったが、特に
外観上問題のあるものはなく、接合状態も良好であるこ
とが確認された。
【0022】
【発明の効果】本発明では、所望形状の凹部が所望数設
けられた下パレットと、これらの凹部に対応してダミー
材を弾性体で固定した上パレットとを用い、凹部内にロ
ウ材とカバーとを投入し、下パレットと上パレットとを
重ねて固定し、熱圧着するため、安定して多量の圧着品
を得ることができる。このため、本発明の治具を用いれ
ば、連続工程と圧着工程とを擬似的ではあるが、効率よ
く結びつけることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上下パレットを示した例図である。
【図2】上下パレットをボルト・ナットで固定した図で
ある。
【図3】凹部にロウ材とカバーとを投入した状態を示し
た図である。
【符号の説明】
1セラミック基板 2金属リード 3メタライズ層 4半導体素子 5金属またはセラミック製カバー 6金メッキ 7ロウ材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望形状の凹部か所望個数設けられた下パ
    レットと、該凹部内に挿入可能なダミー材が該凹部内に
    挿入され得るように、該凹部と相対する位置に弾性体で
    取り付けられた上パレットとからなり、下パレットと上
    パレットとが、前記凹部内にダミー材が挿入される状態
    で固定可能になっていることを特徴とするハーメチック
    シールカバー作製用治具。
  2. 【請求項2】パレット材料が腐食しがたく、耐熱性、剛
    性に富む材質で作成されている請求項1記載の治具。
  3. 【請求項3】バネ材がSUS631J1により作成され
    ている請求項1または2記載の治具。
JP2002100792A 2002-04-03 2002-04-03 ハーメチックシールカバーとその製造方法 Pending JP2003297858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002100792A JP2003297858A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 ハーメチックシールカバーとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002100792A JP2003297858A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 ハーメチックシールカバーとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003297858A true JP2003297858A (ja) 2003-10-17

Family

ID=29388502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002100792A Pending JP2003297858A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 ハーメチックシールカバーとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003297858A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010031563A (ko) 소자 및 소자의 제조 방법
JP3705159B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003297858A (ja) ハーメチックシールカバーとその製造方法
TWI791013B (zh) 用於對半導體元件進行超音波接合的方法
WO2005091363A1 (ja) ヒートシンク基板とその製造方法
TWI752187B (zh) 用於對半導體元件進行接合的系統及其方法
JP5035265B2 (ja) 電子部品実装構造体の製造方法
JP2021167004A (ja) シートはんだ、およびはんだ付け方法
JP2007250566A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4378227B2 (ja) フリップチップ実装方法
WO2024111058A1 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP3051598B2 (ja) Agろう付きシールリング及びその製造方法
JPS58173854A (ja) 半導体素子用冷却装置
JP6782375B1 (ja) 金属回路パターンおよび金属回路パターンの製造方法
JPS61251045A (ja) 半導体チツプのダイボンデイング方法
JPS61104644A (ja) 半導体装置封止用治具
JPH0483370A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS58173855A (ja) 半導体素子用冷却装置
JPH02111056A (ja) 封止装置
JPS6297341A (ja) ボンディング装置及びボンディング方法
JP2002151642A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS58173857A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6136181A (ja) セラミツク部材と金属部材との結合方法
JPS58173856A (ja) 半導体素子用冷却装置
JPH01175759A (ja) 半導体装置の製造方法