JP2003297688A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JP2003297688A
JP2003297688A JP2002097856A JP2002097856A JP2003297688A JP 2003297688 A JP2003297688 A JP 2003297688A JP 2002097856 A JP2002097856 A JP 2002097856A JP 2002097856 A JP2002097856 A JP 2002097856A JP 2003297688 A JP2003297688 A JP 2003297688A
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Shuichi Tanno
修一 丹野
Yutaka Harashima
豊 原島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体電解コンデンサの小型化と静電容量の拡
大を図る。 【解決手段】 陽極となる弁作用金属基体の表面に誘電
体酸化皮膜を形成したコンデンサ素子を、3,4−エチ
レンジオキシチオフェン等の重合性モノマー溶液に浸漬
し、酸化剤水溶液に30分以上浸漬した後、コンデンサ
素子を酸化剤水溶液から引き上げ、低湿度の大気中で重
合反応を進行させる。低湿度の大気中で重合反応を進行
させると、コンデンサ素子の周囲での導電性高分子の異
常成長がなくなるとともに、コンデンサ素子内部での重
合が進行して、コンデンサ素子の大きさのばらつきをな
くすことができるとともに、固体電解コンデンサの静電
容量の拡大を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は固体電解コンデン
サの製造方法に関するもので、特に固体電解質として導
電性高分子を用いた固体電解コンデンサの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】電解コンデンサは、アルミニウム等から
なる陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回してなる
コンデンサ素子に、電解液を含浸または固体電解質を保
持してなるいわゆる巻回型の電解コンデンサや、タンタ
ル微粉末を焼結してなるコンデンサ素子の表面に固体電
解質層を形成してなる焼結型の電解コンデンサが知られ
ている。
【0003】このような電解コンデンサに用いられる固
体電解質としては、近年、低ESR化を目的として導電
性高分子が着目され、導電性高分子を固体電解質として
用いる固体電解コンデンサが実用化されている。一般
に、これら導電性高分子としては、ポリチオフェン、ポ
リピロール、ポリアニリン又はそれらの誘導体等があ
り、中でもポリチオフェンは、ポリピロールやポリアニ
リンと比較して、導電率が高く、かつ熱安定性が特に優
れていることから近年注目されており、ポリチオフェン
を固体電解質として用いた固体電解コンデンサとして特
開平2−15611号公報等に開示されているものがあ
る。
【0004】このようなポリチオフェンは、化学酸化重
合及び電解重合によって製作できるが、電解重合手段を
講じた場合、一個に数点の重合用電極を取り付けること
が必要であることと、導電性高分子が電極上にフィルム
状に形成されるため大量に製造することに困難性が伴う
問題を抱えているのに。一方で、化学酸化重合手段の場
合は、そのような問題はなく、電解重合と比較して大量
の導電性高分子層を容易に得ることができることは当業
者の中では良く知られている。
【0005】化学酸化重合を行う場合、チオフェン又は
その誘導体のモノマーと酸化剤を接触させて、モノマー
の重合を行う方法が採用されており、その酸化剤として
は、アルカリ金属、アンモニウム等の過硫酸塩、若しく
は、Fe3+、Cu3+、Cr6+、Ce4+、Ru3+およびM
7+等の遷移金属の塩が用いられ、これらを純水や有機
溶媒に溶解して用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化学重
合で得られる導電性高分子層は、電解重合法のように導
電性高分子の形成を制御する作用は無いため、自然に任
せた化学反応により微小な粒子の集合体となり、かつそ
れらの微小粒子を核として一方向に異常成長する場合が
ある。
【0007】特に、固体電解コンデンサの静電容量の増
加およびESR等の電気的特性の向上を図るためには、
コンデンサ素子の内部に十分な量の導電性高分子層を形
成する必要があるが、このためには、一般的に高濃度の
モノマー溶液を含浸し、その後、高濃度酸化剤溶液中に
浸漬し、長時間放置することにより化学酸化重合が行わ
れることになる。しかし、このような方法の場合には、
同時にコンデンサ素子表面部にも導電性ポリマーが形成
され、かつ導電性高分子の微小粒子を核として導電性高
分子が一方向に異常成長することが多い。
【0008】このため、コンデンサ素子の外周に導電性
高分子が異常成長した場合には、図3に示すように、コ
ンデンサ素子の外観の凹凸が大きなものとなり、コンデ
ンサ素子寸法が大きく、またばらつく等の問題を抱える
結果となっていた。コンデンサ素子をモールド成形する
製品においては、このようなコンデンサ素子の表面の凹
凸が大きい場合には、成形樹脂層を厚さにマージンをと
ることが必要となり、製品寸法を大きく設計せざるを得
ない問題があった。今後、ますます部品の小型化が望ま
れる中で、このような欠点は大きな問題であった。
【0009】本発明は、上記問題を解決するもので、コ
ンデンサ素子表面に均一な導電性高分子層を形成して寸
法精度の高いコンデンサ素子を形成し、固体電解コンデ
ンサの小型化とともに電気的特性の向上を図ることので
きる固体電解コンデンサの製造方法を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
陽極となる弁作用金属基体の表面に誘電体酸化皮膜を形
成したコンデンサ素子を、重合性モノマー溶液と酸化剤
溶液に順次浸漬し、前記重合性モノマーの化学重合によ
り、前記誘電体酸化皮膜の表面に導電性高分子層を形成
してなる固体電解コンデンサの製造方法において、コン
デンサ素子を前記重合性モノマー溶液および酸化剤溶液
に浸漬した後、気中に引き上げ、気中で重合を行う工程
を含むことを特徴とする固体電解コンデンサによって、
前述の課題を解決できることを見いだしたものである。
ここで、気中とは液体から引き上げ、気体の雰囲気中で
あることを指し、大気中あるいはその他の気体雰囲気中
であっても良い。
【0011】コンデンサ素子を重合性モノマーに浸漬
し、さらに酸化剤溶液に浸漬すると、酸化剤溶液の浸漬
した直後より重合性モノマーの化学重合が開始するが、
重合開始からある一定の時間までは導電性高分子が異常
成長することはない。この異常成長を開始する時間は、
重合性モノマーや酸化剤の濃度、また温度によって変化
する。そこで、導電性高分子が異常成長を開始する前に
コンデンサ素子を引き上げると、余分な酸化剤溶液はコ
ンデンサ素子から滴下し、コンデンサ素子が酸化剤溶液
で薄く濡れた状態となる。このため、コンデンサ素子の
外周方向には導電性高分子は異常成長することが無い。
また、コンデンサ素子の表面に付着した酸化剤溶液によ
って、コンデンサ素子の内部では重合性モノマーの重合
反応が進行するため、コンデンサ素子の内部では十分な
導電性高分子が形成されるようになる。
【0012】また、気中で重合させる際の雰囲気の温度
を0℃以上20℃以下とすると好適である。
【0013】雰囲気が20℃以下の場合には、完成した
固体電解コンデンサのESRが低減する。この理由は必
ずしも明らかではないが、重合反応の速度が緩やかなも
のとなり、コンデンサ素子の微細な構造の細部にまで緻
密な導電性高分子が形成され、誘電体酸化皮膜との界面
での抵抗が低減するためと考えられる。一方、0℃未満
の場合には、コンデンサ素子の重合反応の速度が低下
し、コンデンサ素子内部で重合反応を十分進行させるに
のに時間がかかりすぎるため、実用的でない。
【0014】さらに、気中で重合させる際の雰囲気の湿
度を30%RH以下とすると好適である。
【0015】湿度が30%RHを超えると、気中に引き
上げたコンデンサ素子が吸湿し、液中の場合と同様に、
導電性高分子が異常成長する場合があるため、30%R
H以下の低湿度条件が好ましい。
【0016】さらに、前記重合性モノマーがチオフェン
又はその誘導体であると好適である。
【0017】チオフェンの誘導体としては次に掲げる構
造のものを例示できる、チオフェン又はその誘導体は、
ポリピロール又はポリアニリンと比較して、導電率が高
いとともに熱安定性が特に優れているため、低ESRで
耐熱特性に優れた固体電解コンデンサを得ることができ
る。
【0018】
【化1】 XはOまたはS XがOのとき、Aはアルキレン、又はポリオキシアルキ
レン Xの少なくとも一方がSのとき、Aはアルキレン、ポリ
オキシアルキレン、置換アルキレン、置換ポリオキシア
ルキレン:ここで、置換基はアルキル基、アルケニル
基、アルコキシ基
【0019】チオフェンの誘導体の中でも、3,4−エ
チレンジオキシチオフェンを用いると好適である。
【0020】3,4−エチレンジオキシチオフェンは、
酸化剤と接触することで、緩やかな重合反応によってポ
リ−(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PED
T)を生成するため、3,4−エチレンジオキシチオフ
ェンのモノマー溶液を微細な構造を有するコンデンサ素
子の内部にまで浸透した状態で重合させることができ
る。この結果、コンデンサ素子の内部にまで導電性高分
子層を形成することができるようになり、固体電解コン
デンサの静電容量の増大を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施に形態につい
て図1、図2とともに説明する。
【0022】コンデンサ素子1はタンタル微粉末を直方
体形状に成型し、焼結して形成されたものである。この
コンデンサ素子1にはタンタルよりなる陽極導出線8が
植設され、外部に導出されている。このコンデンサ素子
1のタンタルの表面には、公知の方法により誘電体酸化
皮膜が形成される。
【0023】このようなコンデンサ素子1を形成するに
は、タンタルの他、アルミニウム、ニオブ、チタン等の
弁作用金属の粉末を用いることができる。
【0024】このコンデンサ素子1に導電性高分子層2
を形成するために、図2(a)に示すように、まずコン
デンサ素子1を重合性モノマー溶液11に浸漬する。重
合性モノマー溶液11は3,4−エチレンジオキシチオ
フェンをイソプロピルアルコールを所定の割合で希釈し
たものである。希釈することによって重合性モノマー溶
液11の粘性が低くなり、コンデンサ素子1の内部にま
で重合性モノマーが浸透しやすくなる。この重合性モノ
マー溶液11にはコンデンサ素子1を30秒〜1分程度
浸漬する。この際、コンデンサ素子1の浸漬深さは、図
2(a)に示すように、コンデンサ素子1の陽極導出線
8の導出端面と重合性モノマー溶液11の液面が同レベ
ルとなる深さまで浸漬する。
【0025】コンデンサ素子1を重合性モノマー溶液1
1に所定時間浸漬した後、コンデンサ素子1を重合性モ
ノマー溶液より引き上げ(図2(b))、大気中で放置
する。この大気中への放置によって重合性モノマー溶液
のイソプロピルアルコールが揮発し、3,4−エチレン
ジオキシチオフェンがコンデンサ素子1に付着した状態
となる。
【0026】さらに、図2(c)に示すように、コンデ
ンサ素子1を酸化剤溶液12に浸漬する。酸化剤溶液1
2は純水等の所定溶媒に、過硫酸アンモニウム等の過硫
酸塩やスルホン酸塩を溶解した溶液を用いることができ
る。
【0027】この酸化剤溶液12にコンデンサ素子1を
浸漬する際のコンデンサ素子1の浸漬深さは、コンデン
サ素子1の陽極導出線8が植設された端面と液面がほぼ
同レベルとなる深さに浸漬する。この酸化剤溶液12へ
の浸漬によって、重合性モノマーの重合が進行し、高分
子化する。
【0028】なお、酸化剤水溶液への浸漬時間を長くす
ると、導電性高分子が一方向に異常成長し、導電性高分
子層2がコンデンサ素子1の外周で凹凸を形成するよう
になるため、異常成長を開始する前にコンデンサ素子1
を酸化剤溶液より引き上げる(図2(d))。この状態
でコンデンサ素子内部での重合性モノマーの重合を進行
させる。
【0029】この気中でコンデンサ素子を重合反応させ
る場合には、雰囲気は0℃以上20℃以下とする。ま
た、湿度は30%RH以下とする。
【0030】以上のような工程によって、コンデンサ素
子の内部にまで、導電性高分子を形成する。
【0031】そして、導電性高分子の重合を終えたコン
デンサ素子を純水による流水で洗浄する。その後コンデ
ンサ素子を乾燥し、1回の重合を終える。
【0032】以上のような、重合性モノマー溶液への浸
漬から乾燥までの工程(図2(a)〜(d))を複数回
繰り返し、所望の厚さの導電性高分子層を得る。
【0033】さらに、純水洗浄、乾燥まで行った後、導
電性高分子層2の上にカーボン層3、銀ペースト層4を
形成する。さらに、陽極導出線8に陽極リード線5を溶
接するとともに、銀ペースト層4上に、陰極リード線6
を取り付ける。そして、外装樹脂7で樹脂被覆して、外
装樹脂7に沿って陽極リード線5、陰極リード線6を折
り曲げて、固体電解コンデンサを得る。
【0034】
【実施例】次に、この発明のより具体的な実施例につい
て説明する。陽極として大きさが3.9×3.3×1.
6mm3のタンタル焼結体を用い、陽極線としてタンタ
ル線を用いた重量が約100mgの陽極体を0.05w
t%燐酸水溶液中で90℃、40Vで180分陽極酸化
し、脱イオン水の流水により洗浄して、乾燥を行いコン
デンサ素子とした。なお、この状態をコンデンサと見立
て化成液中の容量を測定した結果104μFであった。
【0035】次に、このコンデンサ素子を2−プロパノ
ール50gと3,4−エチレンジオキシチオフェン50
gとを混ぜ合わせてなるモノマー溶液に30秒間浸漬し
た。このモノマー溶液の温度は25℃とした。次に過硫
酸イオンを含む酸化剤として過硫酸アンモニウム40g
と硫酸4gを100gの純水に溶解して得た酸化剤溶液
に60分間浸漬し、化学酸化重合を行った。この酸化剤
溶液の温度は15℃とした。
【0036】この後に、コンデンサ素子を酸化剤溶液か
ら引き上げ、気中に30分間放置し、コンデンサ素子内
でのPEDTからなる導電性高分子の重合を進行させ
た。
【0037】このようにしてコンデンサ素子を構成する
陽極酸化皮膜上に導電性高分子層を形成し、さらに流水
洗浄を行った後、コンデンサ素子を乾燥した。その後前
記高分子層が所望の厚さになるまで、モノマー溶液への
浸漬−乾燥までの重合回数を5回繰り返した。
【0038】次に、このコンデンサ素子の導電性高分子
層の上に、カーボン層、このカーボン層の上に陰極とな
る銀塗料層を形成し、この銀塗料層の上に陰極引出端子
を、前記陽極体から引出した陽極線に陽極引出端子をそ
れぞれ取付け、トランスファーモールドにより樹脂外装
を行い、前記陰極引出端子及び陽極引出端子を所定の位
置に折曲げてチップ状の固体電解コンデンサを完成し
た。
【0039】(比較例1)前述した実施例と同様の工程
を経てコンデンサ素子を作成し、酸化剤溶液への浸漬時
間を90分として重合を終了したこと以外は、実施例1
と同様とし、固体電解コンデンサを作成した。
【0040】(比較例2)前述した実施例と同様の工程
を経てコンデンサ素子を作成し、酸化剤溶液への浸漬時
間を60分として重合を終了したこと以外は、実施例1
と同様とし、固体電解コンデンサを作成した。
【0041】上記の実施例1、比較例1、比較例2の製
造工程の差異を表1、それぞれの製造プロセスでコンデ
ンサ素子の外観を観察した結果、および完成した固体電
解コンデンサの電気的特性を表2に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1および表2より明らかなように、実施
例1と比較例1とを対比すると、トータルの重合時間は
同じであるにも関わらず、実施例1では導電性高分子の
異常成長が無かったのに対し、比較例1では導電性高分
子に異常成長が発生している。このため、比較例1で
は、固体電解コンデンサの外装樹脂を厚く形成する必要
があり、固体電解コンデンサの小型化を阻害するもので
あることが判った。
【0045】一方、実施例1と比較例2を対比すると、
比較例2は実施例1に比べ、固体電解コンデンサの静電
容量が低い。これは、コンデンサ素子の内部でPEDT
の重合が十分に進行していないため、PEDTが緻密な
ものとならずに、静電容量が低下してしまったもの考え
られる。
【0046】
【発明の効果】この発明によると、弁作用金属粉末を焼
結してなる焼結体の表面に誘電体酸化皮膜を形成したコ
ンデンサ素子を、重合性モノマー溶液と酸化剤溶液に順
次浸漬し、前記重合性モノマーの化学重合により、前記
誘電体酸化皮膜の表面に導電性高分子層を形成してなる
固体電解コンデンサの製造方法において、コンデンサ素
子を前記重合性モノマー溶液および酸化剤溶液に浸漬し
た後、気中に引き上げ、気中で重合を行うことにより、
コンデンサ素子の外周での導電性高分子の異常成長を防
止でき、コンデンサ素子の凹凸を小さくすることができ
る。このため、固体電解コンデンサの小型化を図ること
ができる。また、コンデンサ素子内部での重合反応を十
分に進めることができ、固体電解コンデンサの電気的特
性も良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体電解コンデンサの内部構造を示す断面図で
ある。
【図2】この発明の固体電解コンデンサに製造工程を示
す図面で、(a)〜(d)は各工程を示す。
【図3】従来の固体電解コンデンサで製造した際のコン
デンサ素子を示す図面である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 導電性高分子層 3 カーボン層 4 銀塗料層 5 陽極引出端子 6 陰極引出端子 7 樹脂外装層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁作用金属粉末を焼結してなる焼結体の
    表面に誘電体酸化皮膜を形成したコンデンサ素子を、重
    合性モノマー溶液と酸化剤溶液に順次浸漬し、前記重合
    性モノマーの化学重合により、前記誘電体酸化皮膜の表
    面に導電性高分子層を形成してなる固体電解コンデンサ
    の製造方法において、 コンデンサ素子を前記重合性モノマー溶液および酸化剤
    溶液に順次浸漬した後、気中に引き上げ、気中で重合性
    モノマーの化学重合を行う工程を含む固体電解コンデン
    サの製造方法。
  2. 【請求項2】 気中で重合させる際の雰囲気の温度を0
    ℃以上20℃以下とした請求項1記載の固体電解コンデ
    ンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 気中で重合させる際の雰囲気の湿度を3
    0%RH以下とした請求項1記載の固体電解コンデンサ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記重合性モノマーがチオフェン又はそ
    の誘導体からなるモノマーであることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の固体電解コンデンサの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記チオフェンの誘導体が3,4−エチ
    レンジオキシチオフェンであることを特徴とする請求項
    4に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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