JP2003297528A - 加熱装置及び画像形成装置及び温度測定装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置及び温度測定装置

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JP2003297528A JP2002095141A JP2002095141A JP2003297528A JP 2003297528 A JP2003297528 A JP 2003297528A JP 2002095141 A JP2002095141 A JP 2002095141A JP 2002095141 A JP2002095141 A JP 2002095141A JP 2003297528 A JP2003297528 A JP 2003297528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加熱材の特徴抽出による加熱条件の自動制
御および非接触温度測定の精度向上。 【解決手段】 被加熱材の熱容量と熱処理後の表面温度
検知手段を設け、被加熱材の接触熱抵抗と熱容量の組み
合わせに応じて定められた最適加熱温度テーブル、各熱
容量毎に求められた前記表面温度と被加熱材の接触熱抵
抗の相関テーブルを用い、被加熱材の接触熱抵抗として
特定の値を仮定して被加熱材の検知された熱容量に応じ
て最適加熱温度テーブルを基に加熱処理を開始し、被加
熱材先端部の表面温度が相関テーブルから予測された温
度より低い場合と高い場合でで加熱温度を切り替える。
また、この際用いる非接触温度センサの測定面に結露防
止手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多種多様な記録材
を通紙させる記録材搬送装置を有する装置に関するもの
で、特に電子写真方式のプリンタ−、複写機、ファクシ
ミリなどの定着装置を有する画像形成装置及び電子レン
ジなどの調理機器で水蒸気の介在する環境における物体
の表面温度を非接触に測定する温度測定手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いたプリンタ
ー、複写機、ファクシミリなどの装置における画像形成
工程の概要は図4に示すようになっている。即ち、帯電
ローラ1で感光ドラム2の表面を一様にある極性に帯電
させた後、レーザ等の露光手段3により、感光ドラムを
露光した領域のみを除電して潜像を形成し、現像器4の
トナー5を現像ブレード4aと現像スリーブ4bの間で
感光ドラムの帯電表面と同極性に摩擦帯電させ、感光ド
ラムと現像スリーブが対向する現像ギャップ部において
DC及びACバイアスを重畳印加して、電界の作用によ
りトナーを浮遊振動させつつ感光ドラムの潜像形成部に
選択的に付着させた後、転写ローラ10と感光ドラムで
形成される転写ニップ部まで感光ドラムの回転によって
搬送させる。
【0003】一方、画像を記録される紙等の記録材7
は、記録材収納箱7’から給紙ローラ対7”によって垂
直搬送ローラ対6’まで先端部を給紙された後、この垂
直搬送ローラ対により転写前搬送ローラ6まで搬送さ
れ、更にこの転写前搬送ローラにより、転写ガイド板9
を通じて予め規定された進入角度で転写ニップ部まで搬
送される。この転写前搬送ローラから転写ニップ部まで
記録材が搬送されるまでの間には、記録材がこの領域に
搬送されて来るまでに接触した様々な部材との摺擦によ
り、記録材表面が帯電している可能性がある為、静電的
記録を行うに際して画像を乱す要因となるこのような不
要な帯電を取り除く為の除電ブラシ8が、搬送中の記録
材の背面側に接するように設けられ、接地されている。
【0004】このように搬送されてきた記録材は転写部
において感光ドラム上のトナーを静電的に引き付けて記
録材側に移動させるようにトナーと逆極性の高電圧が記
録材背面の転写ローラに印加されて記録材の裏面にトナ
ーを静電的に引き付けて画像を転写されるとともに、記
録材裏面はトナーと逆極性に帯電され、転写されたトナ
ーを保持し続ける為の転写電荷が記録材裏面に付与され
る。
【0005】最後に、トナー画像を転写された記録材
は、加熱回転体13とニップ部を形成する加圧ローラ1
4で構成される定着器12まで搬送され、このニップ部
で予め設定されている定着温度を保持するように加熱回
転体側に設けられた温度検知手段によって定温制御され
ながら加熱加圧されてトナー像を記録材表面に永久固着
させる。一方、転写後の感光ドラム表面には極性の異な
るトナー等の付着物がわずかに残るため、転写ニップ部
を通過した後の感光ドラム表面はクリーニング容器11
で感光ドラム表面にカウンター当接されるクリーニング
ブレード11aにより付着物を掻き落とされて清掃され
た後、次回の画像形成に待機する。
【0006】以上の工程の中で、画像の定着方式として
は熱効率、安全性が良好な接触加熱型の定着装置が広く
知られており、従来は主に、金属性円筒芯金表面に離型
性層を形成し、円筒内部にハロゲンヒータを内包する熱
定着ローラと金属芯金に耐熱性ゴムからなる弾性層、そ
の表面に加圧側離型性層を形成した加圧ローラを加圧当
接して構成される熱ローラ定着器が用いられてきたが、
近年更に高い方式として図4(B)に示すような、低熱
容量の耐熱性樹脂フィルム13’c、その上に導電性プ
ライマー層13’b、更にその表面に離型性層を形成し
た定着フィルム13’とその内側のセラミックヒータ1
5’とフィルムガイド部材を兼ねるヒータホルダー1
3’dと均一加圧する為の金属ステー13’eで構成さ
れる定着フィルムユニット13’に、加圧芯金14cの
上にシリコンゴム層14bとPFAチューブ層14aを
形成した加圧ローラを加圧当接させるフィルム加熱型定
着器が用いられるようになっており、そのセラミックヒ
ータ15は図4(C)の断面図に示すように、アルミナ
等を材料とするセラミック基板の片面に銀パラジウム
(Ag/Pd)、RuO2、Ta2N等を材質とした帯
状パターンからなる通電発熱体15bが2列で形成され
ており、その表面は保護ガラス15cで覆われ、発熱体
形成面と逆側の面には温度検知手段としてサーミスタ1
5dが形成されている。
【0007】後者は近年の省エネルギー推進の観点か
ら、従来のハロゲンヒータを内包する円筒状の金属を定
着ローラとして用いる熱ローラ方式に比べて熱伝達効率
が高く、装置の立上りも速い方式として注目され、より
高速の機種にも適用されるようになってきている。
【0008】以上のような定着装置を用いたプリンター
等の各種画像形性装置は、画質の向上やプリント速度の
高速化が進められ、今日では小型で安価な製品において
も十分な高性能が実現されるようになってきた。しかし
ながら、このような改良を進めて行くと、同時に定着部
において様々な弊害が生じ易くなる。その弊害の一つと
して高速化に伴い紙の種類の違いによって定着性の差が
顕著になるという問題がある。この問題は、紙の種類に
よってその表面性に差があり、紙表面に凹凸が少ない平
滑度の高い紙(以下平滑紙と称する)では、表面の接触
熱抵抗が少なくなる為、定着部において熱の伝播が良好
で、トナーを溶融させる為に必要な定着エネルギーが紙
側に十分伝わりやすく良好な定着性が得られるが、逆に
紙表面が粗く、平滑度の低い紙(以下ラフ紙と称する)
を用いると表面の接触熱抵抗が大きくなる為、定着部に
おいて熱の伝播が鈍化してトナーを溶融させる為に必要
な定着エネルギーが紙側に十分伝わらなくなり、定着性
が不足してしまうという問題である。
【0009】この問題は基本的には速度の遅い装置にお
いても存在する問題であり、ユーザが使用しようとする
紙種に応じて、予め適正な定着モードをユーザ自身がプ
リンタに入力してやる必要がある。図5はこのような従
来の装置の画像形成工程における定着工程を簡略化した
フローチャートを示している。ここでは単純に紙種設定
として、通常の平滑紙と粗い表面を有するラフ紙の2通
りの選択を可能とした例を示している。このフローチャ
ートにおいて、ラフ紙を選択した場合には通常の紙の定
着温度Tに対してα分だけ温度を高くして定着するよう
になっており、プリント信号を受け取ってから、各モー
ドの定着温度に達するまでヒータの定格電力上限値でフ
ルパワー加熱し、目標値に達した後は、紙の通紙に伴っ
て奪われる熱量に応じて低下するヒータ温度を一定に維
持して定着温度を保つように最後の紙の定着が終了する
まで定温制御されるようになっている。尚、このような
フローチャートによる定着工程の流れは上記の熱ローラ
定着器もフィルム加熱型定着器も基本的に同じである
が、後者ではヒータ基板裏の温度を検知して温度制御し
ている為、連続通紙に伴う定着全体の蓄熱効果によって
加圧ローラ等のヒータ以外の部材による加熱作用が働く
ようになり、実際の定着ニップ部の温度がヒータの制御
温度より高くなる場合が生じる(従って、厳密にはこの
方式の定着器における制御温度は定着温度と称するのは
適正ではなく、今後この制御温度を温調温度と称す
る)。
【0010】この為、過剰加熱によるホットオフセット
等の弊害を防止する対策として、ヒータの加熱温度を通
紙枚数に従って予め定めた割合で段階的に低下させる必
要があり、この時、ラフ紙の定着開始温度を通常の紙の
定着開始温度より高くするとともに、温度を下げる通紙
枚数の量も各紙の特性に応じて、個々に適正値を求めて
設定している。図6はこのように段階的に温調温度を低
下させるように設計された従来の画像形成装置の各紙及
び各通紙枚数における温調温度の変化を示すグラフであ
り、このような設定に従うことで1分間に16枚の定着
速度を有するフィルム加熱型定着器が実現されている。
【0011】しかしながら、このように使用する紙の種
類によってその都度定着条件を切り替える為にユーザに
モード選択を強いることはユーザの作業負担の増加にな
るとともに、選択モードを間違えた場合にはそのプリン
ト分の定着性が不足したり、逆に過剰に加熱して電力を
無駄にするとともに高温オフセットによる画像不良を生
じたり、定着器のトナー汚染を招く等の危険があった。
また、近年のように、1台のネットワークプリンターを
複数のユーザが共有するような使用環境においては、一
人のユーザが特殊な紙を用いてそれに応じたモード設定
切り替えを行った後、その特殊紙を装置に残したままに
なることも生じ得るため、そのことを知らない他のユー
ザが使用する際にモードが一致せず、適切な定着がなさ
れず上記のような問題を生じてしまう可能性も高くなっ
ている。一方、設定可能な定着モードの数に関しても、
実際の紙の平滑度には厳密には様々なレベルが存在し、
その各々に対して最適な条件を設けることは不可能な
為、ある範囲の平滑度を有する紙をまとめて同一モード
で定着させることで設定モードの数を制限しているた
め、特定の紙に対しては必要以上の電力を用いて定着さ
せている場合があり、紙と設定の組み合わせによっては
効率の悪い定着が行われる場合もある。
【0012】以上のような課題に対する解決策の一つと
して特開平6−308854では定着ニップ部の下流側
にニップで定着された後の記録材表面度を測定するため
の温度検知手段を設け、その測定温度に応じて加熱温度
を変更することでどのような記録材が通紙されても記録
材に与える熱エネルギーを一定とすることを可能とする
方式の提案がなされており、本提案によれば使用される
記録材の特性差にかかわらず、加熱不足による定着不良
や過剰加熱によってトナーが溶け過ぎて定着回転体側に
付着し、次回の定着時の記録材に不要な汚れとして定着
されてしまう高温オフセットと呼ばれる画像不良を招く
ことなく、安定した定着性を得ることができると説明さ
れている。
【0013】しかしながら、この提案によるといかなる
記録材に対しても与える熱エネルギーを一定にすれば良
いように記載されている(環境によって変更する必要性
は述べられている)が、実際には定着に要する熱エネル
ギー、即ち定着時の消費電力と記録材の熱容量には明確
な相関があり、記録材の熱容量が大きくなるほど、即ち
記録材の坪量や厚みが増すほどその記録材の定着に必要
な熱量は大きくしなければず、また,定着後の記録材の
表面温度の減衰特性も記録材の熱容量によって異なり、
熱容量の大きな記録材ほど与えられた熱量が体積方向に
すばやく拡散されやすくなるため、定着温度が同じであ
っても定着後の表面温度はより低くなる傾向がある。ま
た、この提案では定着ニップ下流側で温度測定した後の
定着温制御については述べられているが、温度測定され
る前の記録材先端部の温度制御については言及されてお
らず、単に従来の方法で定着器を立ち上げて定着させる
程度の記載に留まっている。更にこの提案では、定着直
後の記録材表面温度の測定用センサとして非接触赤外線
温度計測器を用いているが、測定精度上及び装置本体内
にこのセンサを設ける必要性からこのセンサは小型のも
のを使用して定着ニップから排紙される記録材表面近傍
に配置しなければならない、しかしながら定着ニップか
ら排紙されてくる記録材が通常の紙である場合には紙に
含まれている水分が定着ニップ部の加熱によって多量の
水蒸気を発生させるため、測定系全体の温度が十分に上
昇していない定着初期にはこの記録材表面近傍に設けら
れたセンサ表面は多量の水蒸気によって容易に結露を招
き、その結露による水の膜がセンサの赤外線入射窓を覆
うことにより放射率を変換するフィルターの役割を果た
すようになるため、センサは真の測定対象が発する赤外
線と異なる値を検出してしまい、本来の制御と全くずれ
た制御を行う危険がある。
【0014】また、類似の問題として、このセンサを電
子レンジのような調理器に採用して被調理材の加熱温度
をきめ細かく制御できる製品が開発されているが、この
ような製品においても被調理材表面から水蒸気が多量に
発生するような使用方法を用いた場合にはやはりセンサ
の赤外線受光窓部が結露し、温度検知を失敗する危険が
あり、特願平7−330226ではこの点を考慮して装
置内部の吸気口の近辺にセンサを配置することを規定し
ているが、この程度の対策では多量の水蒸気が発生した
場合には効果が不十分であり、センサを積極的に被調理
材に近づけて高精度の測定を行うことも不可能であっ
た。また、特願平9−24460ではやはり水蒸気に配
慮しているが、本件の測定対象は定着フィルムであり、
紙表面に近接する必要が無いため、やはり積極的に水蒸
気を除去する構成を用いていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、紙の種類に応じて複数の定着条件を設け、
この条件の切り替えの為に、使用する紙に応じてユーザ
がその都度その紙に適したモードを選択しなければなら
ない点と、このような画像形成装置において、 ・ユーザが設定を間違えた場合 ・ネットワークプリンターで紙の種類が変更されたこと
を知らなかった場合 等の場合に定着性が不足したり、逆に過剰に加熱して電
力を無駄にするとともに高温オフセットによる画像不良
を生じたり、定着器のトナー汚染を招く場合がある点。
【0016】また、設定モードが有限の為、紙との組み
合わせによっては定着効率が悪くなる場合があるという
点。
【0017】更に、以上の課題の一つの解決策としてす
でに提案されている定着直後の記録材の温度を測定し、
その結果を基に加熱温度制御を切り替える方式におい
て、 ・使用される記録剤の熱容量差を考慮していない点 ・最初の記録材の定着制御があいまいになる点 ・温度測定に用いるセンサに生じる結露を考慮していな
い点 である。
【0018】本発明の目的は、上記問題点を解決し、ユ
ーザによる紙種選択設定作業の手間を不要とし、装置を
高速化しても良好な定着画像が効率良く実現されるよう
な加熱装置及びそれらを用いた画像形成装置、を提供す
ることにあり、加えてこれらの用途に最適な温度測定装
置を提供することにあり、更に類似の問題を有する調理
装置にこの温度測定装置を応用して信頼性の高い調理装
置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、被加熱材を、加熱手段と加圧手段によって形成さ
れたニップ部に狭持搬送して接触加熱し、該被加熱材表
面に熱処理を施す装置において、前記ニップ部の前記被
加熱材搬送方向上流側に前記被加熱材の熱容量または熱
容量との相関が高い物理量を検知する熱容量検知手段、
前記ニップ部の前記被加熱材搬送方向下流側に被加熱材
の表面温度検知手段を各々設け、検知された前記被加熱
材の熱容量情報と前記ニップ部通過後の被加熱材の表面
温度情報を基に、前記被加熱材に対する最適加熱温度を
算出し、前記被加熱材後半部及び以後連続して搬送され
る複数の同種の前記被加熱材を該最適加熱温度で熱処理
する。また、前記熱容量検知手段が予め設定された許容
値の上限を越えた値を検知した場合、その被加熱材の加
熱を設定可能な上限温度で熱処理し、以後同じ種類の被
加熱材を連続処理する際には搬送速度を低下させるかま
たは搬送間隔を延長するように搬送条件を切り替える。
【0020】また、前記表面温度が予め設定された許容
値の下限を越えた値を検知した場合、その被加熱材の加
熱を設定可能な上限温度で熱処理し、以後同じ種類の被
加熱材を連続処理する際には搬送速度を低下させるかま
たは搬送間隔を延長するように搬送条件を切り替える。
また、トナー像を形成された記録材を、加熱回転体と加
圧回転体によって形成されたニップ部に狭持搬送して接
触加熱して記録材上にトナー像を定着させる定着装置に
おいて、前記記録材の紙厚を検知する紙厚検知手段と、
前記ニップ部の前記記録材搬送方向下流側に記録材の表
面温度検知手段、前記記録材の平滑度と紙厚の組み合わ
せに応じて所望の定着性が得られるように予め定められ
た最適加熱温度テーブル、各紙厚毎に求められた前記ニ
ップ部通過後の各記録材の表面温度と平滑度の相関テー
ブルを各々設け、前記熱処理を施す前記記録材の平滑度
として装置に使用しうる記録材の内の中間的な平滑度を
仮定したうえで該記録材の紙厚に応じて前記最適加熱温
度テーブルを基に加熱処理を開始し、前記ニップ部を通
過した前記記録材先端余白部の表面温度が前記相関テー
ブルから予測された温度より低い場合にはより平滑度の
低い記録材に対する最適加熱温度に切り替えて以後の熱
処理を行い、前記表面温度が前記相関テーブルから予測
された温度より高い場合にはより平滑度の高い記録材に
対する最適加熱温度に切り替えて以後の熱処理を行い、
前記記録材後半部及び以後連続して搬送される複数の同
種の前記被加熱材を該最適加熱温度で熱処理する。
【0021】また、トナー像を形成された記録材を、加
熱回転体と加圧回転体によって形成されたニップ部に狭
持搬送して接触加熱して記録材上にトナー像を定着させ
る定着装置において、前記記録材の紙厚を検知する紙厚
検知手段と、前記ニップ部の前記記録材搬送方向下流側
に記録材の表面温度検知手段、前記記録材の平滑度と紙
厚の組み合わせに応じて所望の定着性が得られるように
予め定められた最適加熱温度テーブル、各紙厚毎に求め
られた前記ニップ部通過後の各記録材の表面温度と平滑
度の相関テーブルを各々設け、前記熱処理を施す前記記
録材の平滑度として装置に使用しうる記録材の内で最も
低い平滑度を仮定したうえで該記録材の紙厚に応じて前
記最適加熱温度テーブルを基に加熱処理を開始し、前記
ニップ部を通過した前記記録材先端余白部の表面温度が
前記相関テーブルから予測された温度より高い場合には
平滑度の高い記録材に対する最適加熱温度に切り替えて
以後の熱処理を行い、前記記録材後半部及び以後連続し
て搬送される複数の同種の前記被加熱材を該最適加熱温
度で熱処理する。また、前記表面温度検知手段として定
着ニップ部下流側近傍に結露防止手段を付与した輻射熱
センサを設け、非接触温度測定する。また、前記表面温
度検知手段として定着ニップ部下流側近傍に結露防止手
段を付与した輻射熱センサを設け、非接触温度測定す
る。
【0022】また、前記結露防止手段として、前記輻射
熱センサの温度検知窓部と前記記録材表面間から水平方
向に空気を吸引してこの間に生じる水蒸気を除去するフ
ァンを用いる。また、前記結露防止手段として、前記輻
射熱センサの温度検知窓部と前記記録材表面間に水平方
向に風を吹き付けてこの間に生じる水蒸気を除去するフ
ァンを用いる。また、前記結露防止手段として、前記輻
射熱センサの温度検知窓部に対して検知領域の外から斜
めに風を吹き付け、該温度検知窓部に結露が成長する前
に付着した水分を吹き飛ばすためのファンを用いる。ま
た、前記ファンの少なくとも作用部側をカバー部材で覆
った風路を形成し、該風路の先端にファンの口径よりも
小さな断面積を有するノズルを設け、ファンで生じた風
を狭い隙間に集中させて作用させる。また、前記ファン
は輻射熱センサを内包する筒状容器の上部に取り付けら
れ、容器内部に上から下へ流れる風路を形成するととも
に、容器下端の一部に風を斜め下方の非測定対象領域に
導くための導風板を設けて輻射熱センサと記録材間に生
じる水蒸気を斜め下方に除去する。また、前記ファンに
よって生じる風の風下側には前記定着装置の加熱部周辺
部材が無いようにファンの作用方向を規定する。また、
前記ファンの風上側に防塵フィルターを設ける。
【0023】また、加熱源またはマイクロ波発生源と、
調理中の食材の表面温度を非接触に測定する温度検知手
段とを有し、前記食材の表面温度を所望の温度に維持ま
たは変更するように前記加熱源またはマイクロ波発生源
を制御しながら容器内の食材を調理する調理装置におい
て、前記温度検知手段として輻射熱センサを用い、該輻
射熱センサ自体の昇温防止と該輻射熱センサの温度測定
窓部への水蒸気の進入を防止しつつ測定対象の食材表面
にはエアーが到達しないような風路の形成を兼ねるエア
ー吹き付け手段を設けることにより実現される。
【0024】(作 用)本発明によれば、被加熱材を接
触加熱する前に被加熱材の熱容量または熱容量との相関
が高い物理量を測定する手段と、加熱直後の被加熱材の
表面温度を測定する手段を有し、各被加熱材の表面熱抵
抗に合わせて所望の熱処理効果が得られるように最適加
熱温度で加熱した後の各表面温度を熱容量別に求めたテ
ーブルを参照しながら、まず被加熱材の熱容量検知後、
各熱容量別に使用しうる全被加熱材の平均的な熱抵抗の
被加熱材に対する最適加熱温度で全ての被加熱材を加熱
し、そのときの各被加熱材の加熱直後の表面温度と予め
求められている平均的な熱抵抗の被加熱材を最適加熱温
度で加熱した際の加熱直後の表面温度との比較により、
各被加熱材の加熱直後の測定温度が平均的な熱抵抗の被
加熱材に対する表面温度よりも低ければ実際に加熱した
被加熱材の熱抵抗はより高いものと判断してそれ以降の
加熱温度を上げて最適加熱温度に修正可能となり、逆に
各被加熱材の加熱直後の測定温度が平均的な熱抵抗の被
加熱材に対する表面温度よりも高ければ実際に加熱した
被加熱材の熱抵抗はより低いものと判断してそれ以降の
加熱温度を下げて最適加熱温度に修正可能となるので、
どのような熱容量や熱抵抗の被加熱材が使用されても少
なくとも温度測定後の被加熱材の加熱条件を自動的に最
適化できる。また、この構成を画像形成装置の定着制御
に適用することでどのような熱容量と熱抵抗を有する記
録材を用いても少なくとも温度測定後の記録材の加熱条
件を自動的に最適化でき、良好な定着性を維持すること
ができる。また、定着後の記録材表面温度測定のよう
に、測定環境に多量の水蒸気が存在するような環境にお
いて被加熱材の表面温度を非接触に測定するためにサー
モパイルを用いても、サーモパイル近傍に設けたファン
のエアーがサーモパイルの測定部周辺の水蒸気を除去す
るように作用するのでサーモパイルの測定窓部に結露が
発生することを防止して、正確な測定を可能とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0026】(実施例1)図1(A)、(B)、(C)
及び(D)と図2(A)、(B)と図3は各々本発明の
第1の実施例を表す画像形成装置の装置断面図、紙厚検
知概念図、非接触温度測定手段の正面図及び側面図と結
露防止手段構成図、結露防止効果比較グラフである。図
1(A)において、図4と同一番号の部材は同一の構成
要素を示しており、本実施例では、図1(A)に示すよ
うに転写前記録材搬送ローラ対6の下流側に紙厚検知手
段17、定着ニップから50mm下流側の記録材搬送面
から5mm離れた垂直上方に非接触温度測定手段18を
設けている。紙厚検知手段は図1(B)に示すように、
磁気センサユニット17cの対向部にフェライトまたは
鉄などの磁性体からなる磁性コア17bを配置し、この
磁性コアを記録材の通紙に応じて上下動可能且つ通紙さ
れた記録材に隙間無く当接するための加圧弾性部材17
aによって保持する構成になっており、通紙された記録
材の厚みによって磁性コアが磁気センサユニットから離
れる距離に応じて変動する相互インダクタンス変化量を
ユニット内の回路で検出して紙厚に換算するシステムを
用いている。
【0027】また、非接触温度測定手段には図1(C)
と(D)に示すサーモパイルを用いており、温度測定の
対象に対する正面部から見ると、回路基盤18b上に実
装された信号処理IC18cと測定対象から放射される
赤外線を不図示の内部サーモパイル素子に導くための1
0mm角サイズの赤外線透過フィルタ18aを有し、側
面から見るとフィルターから取り込んだ赤外線はパラボ
ラ集光ミラー18dを介して集光されて内部サーモパイ
ル素子に到達し、素子部の熱変換膜で熱に変換された
後、膜上に形成された多数の微小熱電対によって温度と
して検出される構造になっており、この原理上の制約か
らセンサの測定視野は図中の破線で示されているように
フィルタ表面から一定の角度で広がり、遠のくほど測定
対象面の面積が広くなる。このとき測定結果はその面積
内で平均された温度を測定することになるため、測定位
置のわずかな差で温度が大きく変化するような測定対象
に対してはセンサを可能な限り測定対象表面に近づけて
使用しなければ正確な評価が困難となる。
【0028】しかしながら前述したように紙を定着させ
た場合、定着直後の紙表面近傍の領域には多量の水蒸気
が発生し、それによってフィルタ表面に結露が生じて赤
外線が吸収され、センサは測定温度を誤検知してしま
う。これを防ぐため、本実施例では図2(A)に示すよ
うにサーモパイルの紙搬送方向下流側にファン19aと
ノズル19bで構成され、センサと紙表面の間に生じる
水蒸気をエアーごと除去してセンサ表面の結露を防ぐエ
アー吸引式結露防止手段19が設けられている。本図で
はノズルの形状は単純化して記載しているが、実際には
水蒸気除去に十分な性能を得るためには今回の設定では
ファンの性能として毎分20リットル以上の風量が必要
であり、大型のファンを用いても装置内部の適当なスペ
ースにファン部分を収められるようにノズルの途中部分
をフレキシブルな弾性チューブで構成し、チューブを引
き回してセンサと紙の5mmのわずかな隙間に先端断面
積10mm2のノズル先端を固定し、エアーを吸引でき
るようにしている。
【0029】また、紙が定着ニップから排紙された後の
紙は空気中に熱をうばわれて急速にその温度が低下し、
定着ニップから離れるほど低くなって真の定着部におけ
る加熱温度との相関が失われやすくなるため、紙温度測
定の紙搬送方向の位置としては可能な限り定着ニップに
近づけた方が良いが、サーモパイル自体の耐熱温度が1
00℃までであり、それ以上に昇温する場所には設定で
きないため、本実施例では定着ニップの下流側端部から
50mm離れた位置で比較的断熱性の高い定着器後端の
耐熱樹脂フレーム12‘の外側表面に取り付けている。
図2(B)はこのようにして結露防止手段を用いた場合
と用いなかった場合のセンサの温度測定結果を連続で1
6枚の紙を定着させた際の非画像領域の紙表面温度及び
紙間の搬送路表面温度の推移の仕方の差で比較したグラ
フであり、グラフ中の細線の波形は結露対策の無いセン
サで測定した結果、太線の波形が結露防止手段を作用さ
せた場合の測定結果である。グラフからわかるように結
露対策の無い細線の波形は、水蒸気の量がまだ少なく結
露が成長するまでに時間を要している最初の紙のときの
み太線の結露防止を行った場合に近い温度が検出できて
いるが、2枚目以降から結露の成長に伴って減衰カーブ
を描きながら検知温度が低下していく様子が示されてい
る。このとき波形の谷部は紙間でセンサが紙搬送路表面
の温度を測定した結果を示しているが、やはり搬送路の
温度検知時にも結露によって低い温度に誤検知されてい
る。
【0030】一方、結露防止手段を作用させた場合の太
線の波形では定着を続けるにつれて検知温度が上昇傾向
を示しながらやがて飽和していく様子をほぼ正確に捉え
ている。ここで検知温度が上昇する理由はこの比較テス
トの際に定着期間中の定着温度を一定温度に固定してい
たため定着器全体の蓄熱に伴って紙に付与できる熱量が
増えたためである。図3はこのようにして構成された測
定系を用い、定着後の表面温度のデータを基に通紙中の
紙に対する定着温度の最適化を施す一連のプリンターの
動作を示すフローチャートである。ここでは最初の定着
器の立ち上げを使用しうる紙の中の平均的な特性に合わ
せて設定された目標温度T1に最短時間で立ち上げられ
るように制御を行った後、最初の紙の給紙後すぐに紙厚
検知を行い、測定した紙の厚さがどの紙厚領域に該当す
るかを分類した後、その紙厚範囲で平均的な平滑度を有
する紙の定着に最適な定着温度T2を予め用意されたデ
ータテーブルを参照して求め、定着温度を修正する。
【0031】つぎにその定着温度で最初の紙の先端を定
着させた際の紙先端の定着直後の表面温度を測定し、予
め求められている紙種と表面温度の相関データテーブル
を用いてその温度がそのまま想定した紙の定着直後の表
面温度T3の範囲に収まっている場合には、その定着温
度で定着を完了し、以後その紙種を連続定着させる場合
には2枚目以降の紙先端温度がその表面温度T3を維持
するようフィードバック制御によって微調整を行う。一
方、最初の紙先端の定着直後の表面温度がT3より低か
った場合には実際の紙の平滑度がより低いラフ紙である
と判断してデータテーブルからより平滑度が低い紙の最
適定着温度に上昇させて定着を完了し、以後その紙種を
連続定着させる場合には2枚目以降の紙先端温度がその
紙を最適に定着させた場合の表面温度T4を維持するよ
うフィードバック制御によって微調整を行う。更に、最
初の紙先端の定着直後の表面温度がT3より高かった場
合には実際の紙の平滑度がより平滑な紙であると判断し
てデータテーブルからより平滑度が高い紙の最適定着温
度に低下させて定着を完了し、以後その紙種を連続定着
させる場合には2枚目以降の紙先端温度がその紙を最適
に定着させた場合の表面温度T5を維持するようフィー
ドバック制御によって微調整を行う。
【0032】以上の装置構成とフローチャートに従って
定着制御することにより、結露防止手段を用いることで
水蒸気が発生している紙表面にセンサを近接配置可能と
して精度の高い温度測定を実現しながら、各紙の厚みと
その紙の定着後の温度測定結果を基に、いかなる特性の
紙が使用されても各紙に最適な定着制御ができるように
なるので、ユーザの手を煩わせることなく、定着性不足
や過剰な電力消費を生じない効率的で安定した定着性能
を実現できるようになる。
【0033】尚、本実施例において、上記の制御は使用
する紙が全て定着温度の切り替えで対処できる場合に関
するものであるが、著しく熱容量の高い厚紙を使用した
場合には紙厚検知部で予め定めた紙厚上限を超えたこと
を検知してその紙の定着を設定可能な上限温度で定着さ
せ、それ以降同じ紙を連続して定着しなければならない
場合には、紙の搬送速度を低下させるか搬送間隔を延長
するように制御し、紙によって奪われる定着器の熱量の
単位時間あたりの割合を抑制したり、一度奪われた熱量
の回復時間を確保して定着を行うようにしている。ま
た、同様に異常に表面熱抵抗の高い紙を使用した場合に
は定着後の紙表面温度が予め定めた温度の下限を下回る
ため、それを検知した時にその紙の定着を設定可能な上
限温度で定着させ、それ以降同じ紙を連続して定着しな
ければならない場合には、紙の搬送速度を低下させるか
搬送間隔を延長するように制御し、紙によって奪われる
定着器の熱量の単位時間あたりの割合を抑制したり、一
度奪われた熱量の回復時間を確保して定着を行うように
している。
【0034】(実施例2)図7は本発明の第2の実施例
を表す画像形成装置の一連のプリンターの動作を示すフ
ローチャートであり、実施例1と異なり、装置に使用さ
れる紙の平滑度を、平滑紙とラフ紙の2種類のみに大別
して制御をより簡潔にさせたものである。ここでは最初
の定着器の立ち上げをラフ紙に合わせて設定された目標
温度T1‘に最短時間で立ち上げられるように制御を行
った後、最初の紙の給紙後すぐに紙厚検知を行い、測定
した紙の厚さがどの紙厚領域に該当するかを分類した
後、その紙厚範囲のラフ紙の定着に最適な定着温度T
2’を予め用意されたデータテーブルを参照して求め、
定着温度を修正する。つぎにその定着温度で最初の紙の
先端を定着させた際の紙先端の定着直後の表面温度を測
定し、その温度がそのまま想定したラフ紙の定着直後の
表面温度T3‘以下に収まっている場合には、その定着
温度で定着を完了し、以後その紙種を連続定着させる場
合には2枚目以降の紙先端温度がその表面温度T3’を
維持するようフィードバック制御によって微調整を行
う。
【0035】一方、最初の紙先端の定着直後の表面温度
がT3‘より高かった場合には実際の紙の平滑度がより
高い平滑紙であると判断してデータテーブルからより平
滑度が高い紙の最適定着温度に修正して定着を完了し、
以後その紙種を連続定着させる場合には2枚目以降の紙
先端温度がその紙を最適に定着させた場合の表面温度T
4’を維持するようフィードバック制御によって微調整
を行う。尚、以上の工程において最初に仮定する紙種と
してラフ紙を選択しているが、これは通常、短時間に制
御を切り替えて対処しなければならない場合、温度を急
速に上げるよりも下げる方が容易であり、更に万一制御
が間に合わず平滑紙に対してラフ紙対応の定着制御が行
われても最初の1枚のみであれば電力をわずかに余分に
消費するだけで済むのに対し、逆の場合には定着不良を
招く危険が高いからである。
【0036】以上、本実施例では実際に使用される紙の
平滑度が平滑かラフかのいずれかにほぼ大別できる場合
に好適に使用されるものであるが、現状の装置に使用さ
れる通常の紙種の範囲では本実施例に従って制御するこ
とでも十分な性能が得られる。即ち現状の装置に一般に
使用されている紙の中で定着性が低下するラフ紙の平滑
度をJIS規格の測定方法で評価すると、現状使用して
いるすべてのラフ紙の平滑度は10秒以下に収まってお
り、その他の大半の平滑紙は20秒から30秒の間に集
中している。紙厚が130μm以上の厚紙の中で特に平
滑度の高い紙に中には50秒〜90秒に達するものもあ
るが、これらの平滑度が20秒以上の平滑紙の間ではそ
れ以上の平滑度の差による定着性の差はほとんど無く
(但し、平滑度が100秒以上に達し、表面材質の特性
も異なるOHP用紙や特殊なコート紙は対象外)、むし
ろ紙厚が厚くなって熱容量が増えることの方が適正定着
温度に対しては支配的になってくる。このため、通常の
使用する紙種範囲で平滑度を上記基準を基に2通りに大
別し、本実施例のフロ−チャートに従って実施例1と同
様の構成で定着制御を行うことにより、ユーザの手を煩
わせることなく、定着性不足や過剰な電力消費を生じな
い効率的で安定した定着性能を実現できるようになる。
【0037】(実施例3)図8は本発明の第3の実施例
を表す画像形成装置の結露防止手段構成図である。図8
において、図2と同一番号の部材は同一の構成要素を示
しており、本実施例では、図8に示すように定着器の下
流側から排紙部を見た構図になっており、実施例1の結
露防止手段の構成と異なり、ファンの作用方向を逆転し
てノズル先端からエアーを吹き付けてサーモパイルと紙
表面の間の水蒸気を反対方向に吹き飛ばす構成を用いた
エアー吹き付け式結露防止手段20が設けられている。
本実施例ではエアーを吹き付ける構成のため、吹き付け
た前方に定着器の加熱部部があるとこのエアーによる冷
却効果で定着性能が低下する恐れがあるため、エアーを
吹き付ける方向は紙の搬送方向と直角な定着及び加圧回
転体の長手方向と平行に設定している。本構成のように
エアーを吹き付けて水蒸気を除去する方式はエアーを吸
引するよりも比較的弱い送風力(今回の構成で実施例1
の1/2以下の風量)で同等の効果が得られるうえ、高
温の水蒸気がファンの内部に進入しないためファンの耐
久性の面や故障発生率の面からもより信頼性を高くする
ことができる。
【0038】(実施例4)図9は本発明の第4の実施例
を表す画像形成装置の結露防止手段構成図である。図9
において、図8と同一番号の部材は同一の構成要素を示
しており、本実施例では、図9に示すように、ノズル先
端の設定角度をフィルタ面側に向けてエアーを直接フィ
ルター表面に吹き付け、フィルター表面に成長しかける
結露を吹き飛ばすエアー直接吹き付け式結露防止手段2
1を用いている。本実施例ではエアーを直接フィルター
面にエアー中にゴミなどの不純物が含まれているとフィ
ルター表面を汚す危険があるため、ファンの吸引口に防
塵フィルター21‘を装着している。本構成を用いるこ
とにより結露防止に必要なエアーをフィルター表面に限
定できるため更に少ない風量で同等の効果が得られるう
え、このエアーの吹き付けにより、常にフィルター表面
を清掃する作用が働くため、逆にフィルター表面へのゴ
ミの付着を防止できるようになる。
【0039】(実施例5)図10は本発明の第5の実施
例を表す画像形成装置の結露防止手段構成図である。図
10において、図9と同一番号の部材は同一の構成要素
を示しており、本実施例では、図10に示すように、セ
ンサ全体をファンを内蔵する筒状容器内に収納したセン
サ一体型結露防止手段22を用いており、容器の上部に
防塵フィルターとファンを取り付けて上から下に向けて
流れる風路を形成し、容器の底の片側には上から降りて
くる風をセンサのフィルタ表面の横からを斜め下方(被
測定面には風が達しない角度に設定)に向けてかすめる
ような方向に導くための導風板22‘が設けられてい
る。本構成により、センサのフィルタ表面には常に横か
ら斜め下方にエアーが流れるため、水蒸気がセンサのフ
ィルター表面に達して結露を生じることは無く、同時に
他のゴミの付着も防止できるうえ、ファンによって取り
込まれる風をセンサ全体に吹き付けてセンサを冷却する
作用も働くため、本構成ではセンサをさらに定着ニップ
部よりに配置することができ、更に正確な温度測定が可
能となる。
【0040】(実施例6)図11及び図12は本発明の
第6の実施例を表す調理装置断面構成図である。各図に
おいて、図10と同一番号の部材は同一の構成要素を示
しており、本実施例では、図11に示すように、実施例
10のセンサ一体型結露防止手段22をマグネトロン2
3を用いて受け皿26上の被調理材25を内部から加熱
する電子レンジ24の被調理材表面温度検知用センサと
して用いた場合の例を示しており、図12は被調理材を
調理用ヒータ28によって外部から加熱するオーブンの
被調理材表面温度検知用センサとして用いた場合の例を
示している。本構成を用いることで、電子レンジやオー
ブンなどの加熱調理器具において調理中に被調理材表面
から多量の水蒸気が発生(基本的に被調理材表面にラッ
プをかけて使用する電子レンジにおいても被調理材表面
にラップを全くかけない調理法やラップの一部に部分的
に穴をあけて調理する方法を指定した製品が存在する)
してもセンサ表面の結露の発生を専用のファンによる風
で積極的に防止できるので温度検知を間違える心配が無
く、更にオーブンのように被調理材の外部から加熱する
調理器では装置内部の昇温が激しく、非接触温度センサ
を用いることが困難であったが、本実施例の構成では結
露防止用の専用ファンがセンサ自体の冷却手段を兼ねる
のでこのような温度が高くなる装置に対してもそのまま
用いることができる。また、本構成によって脂肪を多く
含む被調理材を調理した際に発生するオイルミストがセ
ンサの受光窓部に付着することも防止できるため、装置
内部の油汚れの蓄積によるセンサの検知性能の経年変化
も防止できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被加熱材
を接触加熱する前に被加熱材の熱容量または熱容量との
相関が高い物理量を測定する手段と、加熱直後の被加熱
材の表面温度を測定する手段を用い、各被加熱材の表面
熱抵抗に合わせて所望の熱処理効果が得られるように最
適加熱温度で加熱した後の各表面温度を熱容量別に求め
たテーブルを参照しながら、熱容量検知後、各熱容量別
に使用しうる全被加熱材の平均的な熱抵抗の被加熱材に
対する最適加熱温度で全ての被加熱材を加熱し、そのと
きの各被加熱材の加熱直後の表面温度と予め求められて
いる平均的な熱抵抗の被加熱材を最適加熱温度で加熱し
た際の加熱直後の表面温度との比較により、各被加熱材
の加熱直後の測定温度が平均的な熱抵抗の被加熱材に対
する表面温度よりも低ければ実際に加熱した被加熱材の
熱抵抗はより高いものと判断してそれ以降の加熱温度を
上げて最適加熱温度に修正可能となり、逆に各被加熱材
の加熱直後の測定温度が平均的な熱抵抗の被加熱材に対
する表面温度よりも高ければ実際に加熱した被加熱材の
熱抵抗はより低いものと判断してそれ以降の加熱温度を
下げて最適加熱温度に修正可能となるので、どのような
熱容量や熱抵抗の被加熱材が使用されても少なくとも温
度測定後の被加熱材の加熱条件を自動的に最適化でき、
また、この構成を画像形成装置の定着制御に適用するこ
とでどのような熱容量と熱抵抗を有する記録材を用いて
も少なくとも温度測定後の記録材の加熱条件を自動的に
最適化でき、また、定着後の記録材表面温度測定のよう
に、測定環境に多量の水蒸気が存在するような環境にお
いて被加熱材の表面温度を非接触に測定するためにサー
モパイルを用いても、サーモパイル近傍に設けたファン
のエアーがサーモパイルの測定部周辺の水蒸気を除去す
るように作用するのでサーモパイルの測定窓部に結露が
発生することを防止して、正確な測定を可能となり、こ
のセンサ構成を電子レンジなどの加熱調理器具に用いる
ことで従来の製品余オリも更に信頼性を向上し、合わせ
て経年変化にも強い製品が実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1の実施例を表す画像形
成装置断面図、(B)は本発明の第1の実施例を表す紙
厚検知概念図、(C)は本発明の第1の実施例を表す非
接触温度測定手段正面図、(D)は本発明の第1の実施
例を表す非接触温度測定手段断面図
【図2】 (A)は本発明の第1の実施例を表す結露防
止手段構成図、(B)は本発明の第1の実施例を表す結
露防止効果比較グラフ
【図3】 本発明の第1の実施例を表す定着制御工程フ
ローチャート図
【図4】 (A)は従来例の画像形成装置断面図、
(B)は従来例のフィルム加熱定着器断面図、(C)は
従来例のフィルム加熱定着器のヒータ断面図
【図5】 従来例の定着制御工程フローチャート図
【図6】 従来例の紙種及び通紙枚数による温調設定変
更図
【図7】 本発明の第2の実施例を表す定着制御工程フ
ローチャート図
【図8】 本発明の第3の実施例を表す結露防止手段構
成図
【図9】 本発明の第4の実施例を表す結露防止手段構
成図
【図10】 本発明の第5の実施例を表す結露防止手段
構成図
【図11】 本発明の第6の実施例を表す調理装置構成
断面図
【図12】 本発明の第6の実施例を表す調理装置構成
断面図
【符号の説明】
1・・・帯電ローラ、2・・・感光ドラム、3・・・露
光手段、4・・・現像器、4a・・・現像ブレード、4
b・・・現像スリーブ、5・・・トナー、6・・・転写
前搬送ローラ、6’・・・垂直搬送ローラ 7・・・記録材、7’・・・記録材収納箱、7”・・・
給紙ローラ、8・・・除電ブラシ、9・・・転写ガイド
板、10・・・転写ローラ、11・・・クリーニング容
器、11’・・・クリーニングブレード 12・・・定着器、13・・・加熱回転体、13’・・
・定着フィルム 13’a・・・絶縁性離型性層、13’b・・・導電性
プライマー層 13’c・・・耐熱性樹脂フィルム、14・・・加圧ロ
ーラ、14a・・・PFAチューブ層、14b・・・シ
リコンゴム層 14c・・・加圧芯金、15・・・セラミックヒータ、
15a・・・セラミック基板、15b・・・通電発熱
体、15c・・・保護ガラス、15d・・・サーミス
タ、16・・・低温制御回路、16’・・・定電力制御
回路、17・・・紙厚検知手段、17a・・・加圧弾性
部材、17b・・・磁性コア、17c・・・磁気センサ
ユニット、18・・・非接触温度検知手段、18a・・
・赤外線透過フィルタ、18b・・・パラボラ集光ミラ
ー、19・・・エアー吸引式結露防止手段 19a・・・ファン、17b・・・ノズル、20・・・
エアー吹き付け式結露防止手段 21・・・エアー直接吹き付け式結露防止手段、21
‘・・・防塵フィルター22・・・センサ一体型結露防
止手段、23・・・マグネトロン、24・・・電子レン
ジ、25・・・被調理材、26・・・受け皿、27・・
・オーブン、28・・・調理用ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 5/02 G01J 5/02 J 3K058 G03G 15/00 303 G03G 15/00 303 3L086 15/20 109 15/20 109 21/14 21/00 372 21/20 534 Fターム(参考) 2G066 AC05 AC16 BA08 BA30 BB15 BB20 CA15 2H027 DA12 DC02 DE07 EA12 EC06 EC11 ED25 EE03 JA12 JB13 JB16 JC08 JC13 2H033 AA02 AA09 AA18 AA32 AA47 BA25 BA29 BA31 BA32 BE03 CA07 CA09 CA16 CA30 CA36 CA37 CA48 CA53 3F048 AA01 AB01 BA06 CA02 CC12 3F049 AA05 DA12 EA10 LA01 LB03 3K058 AA04 AA42 AA45 AA62 AA65 BA06 BA18 CA12 CA22 CA31 CA70 CB12 CB15 CB22 CB23 CC06 CE02 CE04 CE12 CE13 CE17 CE19 DA02 DA05 DA22 3L086 AA01 CB17 DA17 DA18 DA20 DA26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱材を、加熱手段と加圧手段によっ
    て形成されたニップ部に狭持搬送して接触加熱し、該被
    加熱材表面に熱処理を施す装置において、前記ニップ部
    の前記被加熱材搬送方向上流側に前記被加熱材の熱容量
    または熱容量との相関が高い物理量を検知する熱容量検
    知手段、前記ニップ部の前記被加熱材搬送方向下流側に
    被加熱材の表面温度検知手段を各々設け、検知された前
    記被加熱材の熱容量情報と前記ニップ部通過後の被加熱
    材の表面温度情報を基に、前記被加熱材に対する最適加
    熱温度を算出し、前記被加熱材後半部及び以後連続して
    搬送される複数の同種の前記被加熱材を該最適加熱温度
    で熱処理することを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、前記熱容量検
    知手段が予め設定された許容値の上限を越えた値を検知
    した場合、その被加熱材の加熱を設定可能な上限温度で
    熱処理し、以後同じ種類の被加熱材を連続処理する際に
    は搬送速度を低下させるかまたは搬送間隔を延長するよ
    うに搬送条件を切り替えることを特徴とする加熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の装置において、前記表面温度
    が予め設定された許容値の下限を越えた値を検知した場
    合、その被加熱材の加熱を設定可能な上限温度で熱処理
    し、以後同じ種類の被加熱材を連続処理する際には搬送
    速度を低下させるかまたは搬送間隔を延長するように搬
    送条件を切り替えることを特徴とする加熱装置。
  4. 【請求項4】 トナー像を形成された記録材を、加熱回
    転体と加圧回転体によって形成されたニップ部に狭持搬
    送して接触加熱して記録材上にトナー像を定着させる定
    着装置において、前記記録材の紙厚を検知する紙厚検知
    手段と、前記ニップ部の前記記録材搬送方向下流側に記
    録材の表面温度検知手段、前記記録材の平滑度と紙厚の
    組み合わせに応じて所望の定着性が得られるように予め
    定められた最適加熱温度テーブル、各紙厚毎に求められ
    た前記ニップ部通過後の各記録材の表面温度と平滑度の
    相関テーブルを各々設け、前記熱処理を施す前記記録材
    の平滑度として装置に使用しうる記録材の内の中間的な
    平滑度を仮定したうえで該記録材の紙厚に応じて前記最
    適加熱温度テーブルを基に加熱処理を開始し、前記ニッ
    プ部を通過した前記記録材先端余白部の表面温度が前記
    相関テーブルから予測された温度より低い場合にはより
    平滑度の低い記録材に対する最適加熱温度に切り替えて
    以後の熱処理を行い、前記表面温度が前記相関テーブル
    から予測された温度より高い場合にはより平滑度の高い
    記録材に対する最適加熱温度に切り替えて以後の熱処理
    を行い、前記記録材後半部及び以後連続して搬送される
    複数の同種の前記被加熱材を該最適加熱温度で熱処理す
    ることを特徴とする加熱装置。
  5. 【請求項5】 トナー像を形成された記録材を、加熱回
    転体と加圧回転体によって形成されたニップ部に狭持搬
    送して接触加熱して記録材上にトナー像を定着させる定
    着装置において、前記記録材の紙厚を検知する紙厚検知
    手段と、前記ニップ部の前記記録材搬送方向下流側に記
    録材の表面温度検知手段、前記記録材の平滑度と紙厚の
    組み合わせに応じて所望の定着性が得られるように予め
    定められた最適加熱温度テーブル、各紙厚毎に求められ
    た前記ニップ部通過後の各記録材の表面温度と平滑度の
    相関テーブルを各々設け、前記熱処理を施す前記記録材
    の平滑度として装置に使用しうる記録材の内で最も低い
    平滑度を仮定したうえで該記録材の紙厚に応じて前記最
    適加熱温度テーブルを基に加熱処理を開始し、前記ニッ
    プ部を通過した前記記録材先端余白部の表面温度が前記
    相関テーブルから予測された温度より高い場合には平滑
    度の高い記録材に対する最適加熱温度に切り替えて以後
    の熱処理を行い、前記記録材後半部及び以後連続して搬
    送される複数の同種の前記被加熱材を該最適加熱温度で
    熱処理することを特徴とする加熱装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5の各装置において、前記
    表面温度検知手段として定着ニップ部下流側近傍に結露
    防止手段を付与した輻射熱センサを設け、非接触温度測
    定することを特徴とする定着装置及び温度測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の装置において、前記結露防止
    手段として、前記輻射熱センサの温度検知窓部と前記記
    録材表面間から水平方向に空気を吸引してこの間に生じ
    る水蒸気を除去するファンを用いることを特徴とする定
    着装置及び温度測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項6の装置において、前記結露防止
    手段として、前記輻射熱センサの温度検知窓部と前記記
    録材表面間に水平方向に風を吹き付けてこの間に生じる
    水蒸気を除去するファンを用いることを特徴とする定着
    装置及び温度測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項6の装置において、前記結露防止
    手段として、前記輻射熱センサの温度検知窓部に対して
    検知領域の外から斜めに風を吹き付け、該温度検知窓部
    に結露が成長する前に付着した水分を吹き飛ばすための
    ファンを用いることを特徴とする定着装置及び温度測定
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれかの装置にお
    いて、前記ファンの少なくとも作用部側をカバー部材で
    覆った風路を形成し、該風路の先端にファンの口径より
    も小さな断面積を有するノズルを設け、ファンで生じた
    風を狭い隙間に集中させて作用させることを特徴とする
    定着装置及び温度測定装置。
  11. 【請求項11】 請求項6の装置において、前記ファン
    は輻射熱センサを内包する筒状容器の上部に取り付けら
    れ、容器内部に上から下へ流れる風路を形成するととも
    に、容器下端の一部に風を斜め下方の非測定対象領域に
    導くための導風板を設けて輻射熱センサと記録材間に生
    じる水蒸気を斜め下方に除去することを特徴とする定着
    装置及び温度測定装置。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11のいずれかの装置に
    おいて、前記ファンによって生じる風の風下側には前記
    定着装置の加熱部周辺部材が無いようにファンの作用方
    向を規定することを特徴とする定着装置及び温度測定装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至12のいずれかの装置に
    おいて、前記ファンの風上側に防塵フィルターを設ける
    ことを特徴とする定着装置及び温度測定装置。
  14. 【請求項14】 加熱源またはマイクロ波発生源と、調
    理中の食材の表面温度を非接触に測定する温度検知手段
    とを有し、前記食材の表面温度を所望の温度に維持また
    は変更するように前記加熱源またはマイクロ波発生源を
    制御しながら容器内の食材を調理する調理装置におい
    て、前記温度検知手段として輻射熱センサを用い、該輻
    射熱センサ自体の昇温防止と該輻射熱センサの温度測定
    窓部への水蒸気の進入を防止しつつ測定対象の食材表面
    にはエアーが到達しないような風路の形成を兼ねるエア
    ー吹き付け手段を有することを特徴とする調理装置。
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