JP2003297472A - モールドコネクタ - Google Patents

モールドコネクタ

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JP2003297472A
JP2003297472A JP2002101466A JP2002101466A JP2003297472A JP 2003297472 A JP2003297472 A JP 2003297472A JP 2002101466 A JP2002101466 A JP 2002101466A JP 2002101466 A JP2002101466 A JP 2002101466A JP 2003297472 A JP2003297472 A JP 2003297472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減を図る。 【解決手段】 外装体40は、シールド層13と接続部
材20(ブラケット)との接続部分から導体11と端子
金具30との圧着部分に亘る範囲を包囲する形態で樹脂
モールドされている。端子金具30に付着した油が導体
11との圧着部分に向かって伝い流れても、その圧着部
分は外装体40で包囲されているので、油が毛細管現象
により導体11内に浸入してコア12に接触する、とい
うことが防止される。したがって、コア12の材料を、
耐油性を有する高価なフッ素樹脂ではなくて、安価な絶
縁性樹脂とし、コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モールドコネクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド電線を機器に取り付けるための
モールドコネクタとして、シールド電線の導体に端子金
具を圧着により接続するとともに、シールド層に導電性
のブラケットを接続し、そのシールド層とブラケットと
の接続部分を包囲する外装体を樹脂モールドにより成形
した構造のものが知られている。シールド層とブラケッ
トの接続部分を樹脂モールドによる外装体で包囲するこ
とで、シールド層とブラケットとの接続部分に対する外
部からの浸水などを防止するとともに、可撓性を有する
シールド電線をブラケットに対して固定できるようにな
っている。
【0003】かかるモールドコネクタを機器に取り付け
る際には、機器のシールドケースの取付孔に端子金具を
差し込んでシールドケース内の機器側端子に接続すると
ともに、外装体を取付孔に嵌合し、かかる状態でブラケ
ットをシールドケースに対して導通可能に固定するよう
になっている。これにより、シールド電線のシールド層
とシールドケースとが導通可能に接続されるとともに、
シールド電線の導体から機器のシールドケース内の機器
側端子に至る導電経路がシールドされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにシールド
層とブラケットとの接続部分を外装体で包囲したモール
ドコネクタでは、機器のシールドケース内において、シ
ールド電線の導体及び導体に圧着接続された端子金具が
剥き出し状態となる。そのため、シールドケース内に貯
留されている潤滑油がシールドケース内で飛び散るよう
になっている場合には、その潤滑油が端子金具に付着
し、その付着した潤滑油が端子金具の表面を伝って電線
圧着部に到達すると、その潤滑油が、毛細管現象により
導体を構成する多数の金属細線の隙間を伝ってコアの内
部に浸入する可能性がある。コアは可撓性を有する合成
樹脂からなるが、一般に電線のコアとして用いられる合
成樹脂材料としては耐油性の低いものが多い。そのた
め、コア内に浸入した潤滑油がコアの内周面に接触する
と、コアが劣化する虞がある。
【0005】コア内に浸入した油によるコアの劣化を回
避する手段としては、フッ素電線を用いることが考えら
れる。このフッ素電線は、導体を、耐油性の高いフッ素
樹脂からなるコアで包囲したものであって、導体の隙間
に浸入した油がコアの内周に接触しても、コアが劣化し
ないようになっている。ところが、フッ素樹脂は一般的
にコアとして用いられる合成樹脂に比べると高価である
ため、コストが高くなるという問題がある。特に、潤滑
油がシールド電線内に浸入し得る長さ、即ちフッ素電線
としての特性が有効に活きるのは、最長でも僅か数セン
チ程度であることに鑑みると、通常数十センチの長さが
必要とされるシールド電線全体をフッ素電線にすること
は、コスト的に大きな無駄となる。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、コ
スト低減を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導体
を合成樹脂製のコアで包囲するとともにそのコアの外周
に沿ってシールド層を配してなるシールド電線を、機器
に取り付けるためのモールドコネクタであって、前記導
体に圧着により接続される端子金具と、前記シールド層
に接続される導電性のブラケットと、前記シールド層と
前記ブラケットとの接続部分を包囲するように樹脂モー
ルドにより成形された外装体とを備え、前記機器のシー
ルドケースの取付孔に前記端子金具を差し込んで機器側
端子に接続するとともに、前記外装体を前記取付孔に嵌
合した状態で前記ブラケットを前記シールドケースに導
通可能に固定することで、前記シールド層と前記シール
ドケースとを導通可能に接続して前記シールド電線の前
記導体から前記機器側端子に至る導電経路をシールドす
るようにしたものにおいて、前記外装体は、前記シール
ド層と前記ブラケットとの接続部分から前記導体と前記
端子金具との圧着部分に亘る範囲を包囲する形態とされ
ている構成とした。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記シールド層と前記ブラケットとの接続部分より
も前方には筒状の前記コアが延出されているとともに、
このコアの前端から突出した前記導体に対して前記端子
金具が圧着されているものであって、前記コアの延出部
分と前記外装体との間には絶縁リングが設けられている
構成とした。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記端子金具の外面と前記外装体の内
面との間には、圧着部分よりも前方に位置するようにシ
ール部材が設けられている構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]シールドケ
ース内で端子金具に付着した油がシールド電線との圧着
部分に向かって伝い流れても、その圧着部分は外装体で
包囲されているので、油は圧着部分の導体に到達するこ
とができず、また、コアの外周側は外装体で包囲されて
いるので、コアの内周面と外周面のいずれに対しても油
が接触する虞はない。これにより、コアの材料を、耐油
性を有する高価なフッ素樹脂ではなく、安価な絶縁性樹
脂とし、コストを低減することができる。
【0010】[請求項2の発明]導体に対する端子金具
の圧着部分と、シールド層とブラケットとの接続部分と
の間に介在させた絶縁リングにより、シールド層と導体
との間を電気的に絶縁することができる。したがって、
絶縁を図る目的で、導体に対する端子金具の圧着部分
と、シールド層とブラケットとの接続部分とを前後方向
に大きく離間させる必要がなく、これにより、ブラケッ
トから端子金具の前端までの長さを短くすることがで
き、ひいては、シールドケース内における端子金具やシ
ールド電線の端末部の収容スペースを小さくすることが
できる。
【0011】[請求項3の発明]端子金具に付着した油
が、万一、端子金具と外装体との隙間に浸入しても、そ
の油はシール部材においてそれ以上の浸入が阻止される
ので、その油が導体やコアに到達することが確実に防止
される。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明す
る。本実施形態のモールドコネクタAはシールド電線1
0を機器50(例えば、電気自動車のインバータ装置
等)に接続するためのものである。まず、機器50につ
いて説明すると、機器50は、導電性材料からなるシー
ルドケース51内に機器本体52を収容したものであ
り、シールドケース51の側壁には、円形をなす複数の
取付孔53が左右に(水平に)並んで形成されていると
ともに、各取付孔53の上方位置に袋小路状(シールド
ケース51の内面に開口していない形態)の雌ネジ孔5
4が形成されている。シールドケース51の内部には、
機器本体52に接続された機器側端子55が待ち受けて
いる。この機器側端子55は、図8に示すように、屈曲
されたバスバーからなり、端子台50aに対して上下左
右方向への若干の遊動を許容された状態で設けられてい
る。機器側端子55の下端部は、機器本体52の端子部
52aにボルト58aとナット58bにより導通可能に
固定され、機器側端子55の上端部にはボルト孔56が
形成されている。
【0013】本実施形態のモールドコネクタAは、シー
ルド電線10、接続部材20、端子金具30及び外装体
40を備えて構成されている。尚、本実施形態において
前後方向については、図1における左側を前側というこ
とにする。また、前後方向と軸方向とは同義で用いる。
シールド電線10は、複数の金属細線からなる導体11
を、絶縁性合成樹脂材料からなる筒状のコア12で包囲
するとともに、そのコア12の外周に沿って編組線から
なる筒状のシールド層13を配し、さらに、このシール
ド層13を絶縁性の合成樹脂材料からなるシース14で
包囲した構成になる。シールド電線10の前端部におい
ては、シース14が大きく剥き取られてシース14の前
端縁からコア12とシールド層13が露出して突出さ
れ、さらに、そのコア12の前端部が剥き取られてその
コア12の前端縁から導体11が露出した状態で突出さ
れている。
【0014】シース14の前端部には導電性のスリーブ
15が外嵌されており、このスリーブ15の略前半部分
には、シース14の前端から露出されているシールド層
13が後方へ折り返された状態で外嵌され、さらに、こ
の折り返されたシールド層13には、金属製のカシメ筒
16がカシメ付けにより固着されている。このカシメ筒
16により、スリーブ15とシールド層13がシース1
4の前端部に対して遊動規制された状態で固定されてい
る。
【0015】また、コア12の外周のうち、シールド層
13を後方へ折り返すことによって露出された前端部に
は、Oリングからなるゴム製の絶縁リング17が外嵌さ
れている。この絶縁リングは、後述するようにシールド
層13と接続部材20との接続部分と、シールド電線1
0の導体11と端子金具30の電線接続部33との圧着
部分との間に介在する。さらに、スリーブ15の略後半
部分には、接続部材20(本発明の構成要件であるブラ
ケット)が導通可能に取り付けられている。接続部材2
0は、導電性材料(金属又は導電性樹脂)からなり、軸
線をシールド電線10と平行に向けた円形の筒部21
と、シールド電線10の軸方向と直交する平板状をなす
板部22とを一体成形したものであり、板部22は、筒
部21の外周における前後方向のほぼ中央位置から全周
に亘って径方向外向きに延出する形態とされている。換
言すると、筒部21と板部22とは、筒部21が板部2
2を貫いてその前後両方向へ突出する形態の一体部品と
されたものである。
【0016】また、筒部21の外周における板部22よ
りも前方の位置及び板部22よりも後方の位置には、夫
々、全周に亘って凹ませた形態の溝23が形成され、各
溝23には、夫々、接着剤24が塗布されている。この
ように筒部21の外周には接着剤24と対応する溝23
を形成し、その溝23内に接着剤24を塗布しているの
で、接着剤24が乾燥するまでの間に前後方向へ流れて
いくのを防止することができる。
【0017】板部22には、その周方向に等角度ピッチ
で間隔を空けた4箇所を前後方向に貫通させた形態の扇
状の樹脂流通孔25が形成されている。各樹脂流通孔2
5の内面のうち、内側の円弧状周面は、筒部21の外周
面に対して面一状に連続しているので、筒部21の外周
面に沿って流れる溶融樹脂は、板部22への突当たりに
起因して流れを阻害されることが殆どなく、成形が良好
に行われる。また、板部22は全体として略卵形をなし
ており、その上方へ延出した頭頂部分はシールドケース
51に対する固定部26とされていて、この固定部26
にはボルト孔27が形成されている。
【0018】かかる接続部材20の筒部21は、スリー
ブ15に対して軸方向及び径方向への遊動を規制された
状態で外嵌されるとともに導通可能に接続されている。
これにより、シールド電線10と接続部材20とが一体
的に組み付けられるとともに、シールド層13と接続部
材20とがスリーブ15を介して導通可能に接続されて
いる。端子金具30は、所定形状に打ち抜いた金属板材
を曲げ加工することで全体として前後方向に細長い形状
に成形されている。端子金具30の略前半部分は、水平
な平板状をなすとともにボルト孔32の形成された機器
接続部31とされ、略後半部分はオープンバレル状をな
す電線接続部33とされている。かかる端子金具30
は、上記シールド電線10の導体11に対し電線接続部
33をカシメ付けることで圧着により接続されている。
接続状態では、シールド電線10の前端部から端子金具
30が前方へほぼ一直線状に延出する形態となる。ま
た、機器接続部31の後端部には、その外面を全周に亘
って溝状に凹ませた形態のくびれ部34が形成されてお
り、このくびれ部34には接着剤35(本発明の構成要
件であるシール部材)が塗布されるようになっている。
【0019】外装体40は、樹脂モールドにより、シー
ルド電線10の前端部及び端子金具30の後端部に対し
てこれらを全周に亘って隙間なく包囲する形態で一体化
されたものである。この樹脂製の外装体40による包囲
領域は、端子金具30の機器接続部31の後端部におけ
るくびれ部34よりも前方の位置から、接続部材20の
筒部21の後端よりも後方の位置に亘っている。つま
り、外装体40は、くびれ部34に塗布した接着剤3
5、導体11と電線接続部33との圧着部分、コア12
の露出した前端部に外嵌した絶縁リング17、シールド
層13と接続部材20との接続部分を一括して包囲して
いる。また、外装体40の外周からは接続部材20の板
部22の固定部26が上方へ突出されている。さらに、
外装体40の外周における板部22よりも前方の位置に
はシール溝41が形成され、このシール溝41にシール
リング42が装着されている。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。モー
ルドコネクタAの製造に際しては、図2に示すように、
シールド電線10にスリーブ15を外嵌してその上にシ
ールド層13を折り返して重ね合わせ、さらにそのシー
ルド層13の外嵌したカシメ筒16をプレスによりカシ
メ加工することで、シールド層13とスリーブ15とを
接続する。また、このシールド電線10の導体11には
端子金具30を接続するとともに、その端子金具30の
くびれ部34に接着剤35を塗布して乾燥させておく。
さらに、図3に示すように、スリーブ15に接続部材2
0の筒部21を外嵌してシールド層13と接続部材20
とを接続させるとともに、コア12の絶縁リング17を
外嵌する。
【0021】この後、上記した端子金具30、シールド
電線10及び接続部材20をモールド金型(図示せず)
にセットして外装体40をモールド成形する。モールド
成形された外装体40は、端子金具30、シールド電線
10及び接続部材20に対しこれらを包囲するように一
体化される。これをモールド金型から取り出した後、シ
ール溝41にシールリング42を装着する(図4を参
照)。以上により、モールドコネクタAの製造が完了す
る。
【0022】製造されたモールドコネクタAは、機器5
0に取り付けられる。取付けに際しては、端子金具30
の機器接続部31を先に向けてモールドコネクタAを取
付孔53に差し込み、シールドケース51の外面に板部
22の固定部26を当接させてそのボルト孔27をシー
ルドケース51の雌ネジ孔54に対応させるとともに、
機器接続部31をシールドケース51内の機器側端子5
5に重ね合わせて双方のボルト孔32,56同士を対応
させる。そして、板部22のボルト孔27に差し込んだ
ボルト57を雌ネジ孔54に螺合することにより接続部
材20がシールドケース51に対して導通可能に固定さ
れる。また、この接続部材20を介して、外装体40、
シールド電線10及び端子金具30もシールドケース5
1に固定される。固定された外装体40の外周と取付孔
53の内周との隙間はシールリング42によって液密状
にシールされる。尚、板部22のボルト孔27は寸法公
差や組付け公差を考慮してボルト57よりも大径として
もよい。さらに、機器接続部31と機器側端子55を、
その両ボルト孔32,56に貫通させたボルト59aと
ナット59bの締付けによって接続する。尚、この機器
接続部31と機器側端子55のボルト孔32,56は寸
法公差や組付け公差を考慮してボルト58の外径よりも
幅広で且つ長孔状としてもよい。以上により、シールド
電線10が機器50に取り付けられる。
【0023】さて、外装体40の外面からは接続部材2
0の板部22が突出しているため、外装体40の外周面
に付着した液体が、板部22の前面又は後面に沿いつつ
板部22と外装体40との界面の隙間を通って外装体4
0の内部へ浸入することが懸念されるが、万一浸入して
も、その液体は、筒部21の外周の接着剤24に達した
ところでそれ以上の浸入を阻止されるため、スリーブ1
5、シース14、シールド層13、コア12、導体1
1、電線接続部33などに接触することが防止される。
このように、外装体40の外周から板部22と外装体4
0との隙間内に液体が浸入するのを阻止する手段とし
て、筒部21の外周に接着剤24を塗布し、その接着剤
24と外装体40との界面が径方向に密着する形態とし
ている。したがって、前後方向に長い外装体40が、樹
脂モールドの際に前後方向に熱収縮しても、接着剤24
と外装体40との界面に剥離(隙間)が生じる虞はな
い。しかも、外装体40は径方向にも熱収縮することか
ら、外装体40が接着剤24に対して外周側から押圧す
る状態となるので、この外装体40の径方向の収縮によ
って接着剤と外装体40との隙間のシール性が高められ
ている。
【0024】また、シールド電線10のシース14と外
装体40との界面においては、シース14の弾性により
密着度が高いので、外装体40の後端からシース14と
の隙間内に液体が浸入する虞はない。さらに、シールド
ケース51の内部において端子金具30の機器接続部3
1の表面に付着した油などの液体が、外装体40側へ伝
い流れ、端子金具30と外装体40との隙間に浸入した
としても、その液体は、くびれ部34の接着剤35に到
達したところでそれ以上の浸入を阻止されるので、導体
11、コア12、シールド層13、シース14、スリー
ブ15などに接触する虞はない。さらに、コア12の外
周に装着した絶縁リング17は、ゴム製なのでコア12
及び外装体40に対する密着度が高く、したがって、電
線接続部33とシールド層13との間は液密状にシール
されている。
【0025】上述のように本実施形態においては、外装
体40が、シールド層13と接続部材20との接続部分
から、導体11と端子金具30との圧着部分に亘る範囲
を一括して包囲する形態とされている。そのため、シー
ルドケース51内で端子金具30の機器接続部31に付
着した油がシールド電線10との圧着部分に向かって伝
い流れても、その圧着部分は外装体40で包囲されてい
るので、油は導体11の前端まで到達することができ
ず、油が毛細管現象により導体11内に浸入してコア1
2に接触する、ということが防止される。また、コア1
2の外周面は外装体40で包囲されている。したがっ
て、コア12の内周面と外周面のいずれに対しても油が
接触する虞はない。これにより、コアの材料として、耐
油性を有する高価なフッ素樹脂ではなく、安価な絶縁性
樹脂を用い、コストの低減を図ることができる。
【0026】また、本実施形態では、シールド層13と
接続部材20との接続部分よりも前方には筒状のコア1
2が延出されているとともに、このコア12の前端から
突出した導体11に対して端子金具30が圧着されてい
て、導体11とシールド層13とが剥き出しの状態でコ
ア12を介して前後に配されているのであるが、コア1
2の延出部分と外装体40との間には、導体11とシー
ルド層13との間に位置するように絶縁リング17が設
けられている。このように導体11に対する端子金具3
0の圧着部分と、シールド層13と接続部材20との接
続部分との間に絶縁リング17を介在させたので、シー
ルド層13と導体11との間を電気的に絶縁することが
できる。したがって、絶縁を図る目的で、導体11に対
する端子金具30の圧着部分と、シールド層13と接続
部材20との接続部分とを前後方向に大きく離間させる
必要がなく、これにより、接続部材20から端子金具3
0の前端までの長さを短くすることができ、ひいては、
シールドケース51内における端子金具30やシールド
電線10の端末部の収容スペースを小さくすることが可
能となっている。
【0027】また、端子金具30の外面と外装体40の
内面との間には、圧着部分よりも前方に位置するように
シール部材としての接着剤35が設けられているので、
端子金具30の前端部に付着した油が、万一、端子金具
30と外装体40との隙間に浸入しても、その油は接着
剤35においてそれ以上の浸入が阻止される。したがっ
て、端子金具30の前端部に付着した油が導体11やコ
ア12に到達することが確実に防止されている。
【0028】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図9乃至図12を参照して説明する。本実
施形態2のモールドコネクタBは、接続部材60及び接
続部材60とシールド電線10との接続形態を上記実施
形態1とは異なる構成とし、さらに、実施形態1におい
てコア12の外周に装着されていた絶縁リング17を設
けない構成としたものである。その他の構成については
上記実施形態1と同じであり、同じ構成については、同
一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0029】本実施形態2の接続部材60は、筒部61
と板部62とを一体化させたという基本的な形態につい
ては上記実施形態1の接続部材20と同じであるが、筒
部61の外周に形成した溝63,64のうち、板部62
よりも後方の位置に形成された溝64は、深さ寸法及び
前後方向の幅寸法が実施形態1のものよりも大きくなっ
ている。尚、接続部材60には、固定部65と樹脂流通
孔66も形成されている。
【0030】また、シース14の先端縁から突出するコ
ア12の長さは実施形態1よりも長い寸法とされ、シー
ス14からのシールド層13の延出寸法はコア12の突
出寸法よりも短い寸法とされている。そして、コア12
の外周にはスリーブ15が外嵌され、そのスリーブ15
の略後半部分にはシールド層13が折り返さずに外嵌さ
れ、さらにこのシールド層13にはカシメ筒16が外嵌
され、このカシメ筒16に対するカシメ加工によってシ
ールド層13とスリーブ15とが導通可能に且つ前後方
向への遊動を規制された状態で固着される(図10を参
照)。
【0031】そして、スリーブ15の外周のうちシール
ド層13が外嵌されていない略前半部分には、上記接続
部材60の筒部61が導通可能に且つ軸方向及び径方向
への遊動を規制された状態で外嵌されている。これによ
り、シールド層13と接続部材60とがスリーブ15を
介して導通可能に接続される。このようにしてシールド
電線10に接続部材60を取り付けた後、予めシールド
電線10に外嵌されていた筒状のゴムブーツ68が前方
へ引き寄せられ、そのゴムブーツ68の前端部内周の係
止部69を、筒部61の後側の溝に引っ掛けるように外
嵌させる。このようにして接続部材60に取り付けられ
たゴムブーツ68は、接続部材60の後方に位置するシ
ールド層13及びシールド層13にカシメ付けられてい
るスリーブ15及びカシメ筒16を包囲し、さらに、ゴ
ムブーツ68の略後半部分はシールド電線10のシース
14の外周に対して液密状に密着される。この密着部分
では、ゴムブーツ68の弾性とシース14の弾性とによ
って高いシール性が発揮される(図11を参照)。
【0032】このようにしてシールド電線10に接続部
材60とゴムブーツ68を取り付けるとともに端子金具
30を接続したものは、モールド金型(図示せず)内に
セットされ、外装体70(本発明の構成要件であるブラ
ケット)により包囲される。この外装体70による包囲
範囲は、端子金具30のくびれ部34に塗布した接着剤
35よりも前方の位置から、導体11と端子金具30と
の圧着部分、及びシールド層13と接続部材20との接
続部分を含み、ゴムブーツ68の後端よりも前方であり
且つシース14の前端よりも後方の位置までとなってい
る。
【0033】そして、最後に、外装体70のシール溝7
1にシールリング72が装着されると、モールドコネク
タBの製造が完了し、モールドコネクタBは機器50に
取り付けられる。取付けに際しては、シールドケース5
1内の機器本体52が直接延出された機器側端子55に
対し、端子金具30の機器接続部31が直接ボルト58
とナット59により導通可能に接続される。尚、本実施
形態2では、機器側端子55が機器本体52から直接延
出されている場合について説明したが、これに替えて、
実施形態1で説明した機器50の構造を適用することも
できる。また、本実施形態2の機器50の構造を上記実
施形態1に適用することもできる。
【0034】上述のように本実施形態においても、外装
体70が、導体11と端子金具30との圧着部分から、
シールド層13と接続部材20との接続部分に至る範囲
を一括して包囲する形態とされているので、実施形態1
と同様に、端子金具30に付着した油が外装体70内の
導体11に到達してコア12に接触することが防止さ
れ、コア12の材料を耐油性を有しない安価なものとし
てコスト低減を図ることができる。
【0035】尚、本実施形態では、筒部61の後端側に
設けたシール手段は、筒部61から後方へ延出するとと
もに、その延出部分を外装体70とシールド電線10の
シース14の外周との間に介装されるゴムブーツ68と
なっており、このゴムブーツ68は、シース14の外周
と外装体70との隙間をシールする機能を有する。この
ように、筒部61の後端側に設けたシール手段が、外装
体70とシールド電線10との隙間をシールする機能を
兼ね備えているので、外装体70とシールド電線10と
の隙間のシール手段を別体部品として設けた場合に比べ
ると、部品点数が少なくて済んでいる。
【0036】また、シールド層が筒部61よりも後方に
配されているので、シールドケース51の外面に固定さ
れる板部62から、シールド電線10に接続された端子
金具30の前端までの距離が短くなり、シールドケース
51内に確保すべきモールドコネクタBの収容スペース
が実施形態1よりも小さくなっている。しかも、シール
ド層13と筒部61は、双方に内嵌されるスリーブ15
を介して接続されているとともに、その接続部分がゴム
ブーツ68で覆われた構造となっているので、シールド
層13とスリーブ15との接続部分は、樹脂モールド時
における溶融樹脂の射出圧を受けずに済み、接続信頼性
が確保されている。
【0037】[実施形態3]次に、本発明を具体化した
実施形態3を図13を参照して説明する。本実施形態3
のモールドコネクタCは、ブラケット82の形態、ブラ
ケット82とシールド電線10との接続形態、及び外装
体80の形態が実施形態1とは異なり、また、実施形態
1においてコア12の外周に装着されていた絶縁リング
17を設けない構成したものである。その他の構成につ
いては上記実施形態1と同じであるため、同じ構成につ
いては、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は
省略する。
【0038】シールド電線10のコア12の外周には、
導電性のスリーブ84が外嵌され、このスリーブ84の
後端部外周にシールド層13が被せられ、そのシールド
層13及びシース14の前端部にカシメ筒85が外嵌さ
れ、このカシメ筒85がスリーブ84の外周に加締め付
けられることで、シールド層13がスリーブ84に対し
て導通可能に固着されている。スリーブ84の前端部に
は、導電性を有する平板状略卵型のブラケット82の嵌
合孔83がガタ付きなく嵌合されており、このブラケッ
ト82とシールド層13とがスリーブ84を介して導通
可能に接続されている。尚、嵌合孔83には、樹脂モー
ルドの際に溶融樹脂を流通させるための塾流通用切欠部
86が形成されている。また、ブラケット82の上端部
には、ブラケット82をシールドケース51に固定する
ためのボルト孔87が形成されている。
【0039】外装体80は、一次モールド部80aと二
次モールド部80bとの二層構造となっている。一次モ
ールド部80aは、端子金具30における導体11との
圧着部分(電線接続部33)から、シールド層13とブ
ラケット82との接続部分(スリーブ84を含む)に亘
る範囲を一括して包囲しており、この一次モールド部8
0aの後端部はシース14の前端部を包囲している。こ
の一次モールド部80aの材料としては、例えば比較的
柔軟なポリウレタン樹脂が用いられる。二次モールド部
80bは、一次モールド部80aの外周における前端よ
りも僅かに後方の位置から、一次モールド部80aの外
周におけるその後端よりも僅かに前方の位置に亘って連
続して包囲している。この二次モールド部80bの材料
としては、例えば耐油性の高い6−12ポリアミドが用
いられる。
【0040】モールドコネクタCの製造に際しては、ま
ず、シールド電線10と端子金具30とを圧着により接
続するとともに、シールド層13とブラケット82とを
スリーブ84を介して接続し、これを一次モールド用金
型(図示せず)にセットし、一次モールド部80aを樹
脂モールド成形する。次いで、一次モールド成形済みの
ものを二次モールド用金型(図示せず)にセットし、二
次モールド部80bを二次モールド成形する。二次モー
ルドが済んだら、外装体80の二次モールド部80bの
外周にOリング88を装着すれば、モールドコネクタC
の製造が完了する。
【0041】かかるモールドコネクタCは、シールドケ
ース51の取付孔53に端子金具30を差し込むととも
に、外装体80の外周から突出しているブラケット82
をシールドケース51の外面に宛がい、ボルト孔87に
貫通させたボルト57をシールドケース51の雌ネジ孔
54に螺合することにより、ブラケット82をシールド
ケース51に固定する。これにより、シールドケース5
1とシールド層13とがブラケット82及びスリーブ8
4を介して導通可能に接続される。また、シールドケー
ス51の内部では、実施形態2と同様に、端子金具30
の機器接続部31が機器本体52の機器側端子55に対
してボルト58とナット59により導通可能に固定され
る。
【0042】本実施形態3では、外装体80を一次モー
ルド部80aと二次モールド部80bの二層構造とし、
この2つのモールド部80a,80bの材質を変えるこ
とができるようにしたので、例えば、一次モールド部8
0aは端子金具30との密着性に優れた合成樹脂材と
し、二次モールド部80bを耐油性の高い合成樹脂材と
するれば、シール性能と耐油性能とを両立させることが
可能となる。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0043】(1)実施形態1において、シール部材を
設けない構成としてもよい。 (2)実施形態1において、絶縁リングを設けない構成
としてもよい。 (3)実施形態2において、実施形態1と同様に、コア
と外装体との間に絶縁リングを設けてもよい。 (4)実施形態3において、実施形態1と同様に、コア
と外装体との間に絶縁リングを設けてもよい。 (5)実施形態3において、シール部材を設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコネクタをシールドケースに取り
付けた状態の断面図
【図2】シールド電線に端子金具、スリーブ、カシメ筒
を組み付けた状態の断面図
【図3】図2のものに接続部材を組み付けた状態の断面
【図4】図3のものに外装体を樹脂モールドした状態の
断面図
【図5】コネクタの正面図
【図6】接続部材の斜視図
【図7】接続部材の正面図
【図8】シールドケース内の機器側端子と端子金具との
接続状態をあらわす断面図
【図9】実施形態2のコネクタをシールドケースに取り
付けた状態の断面図
【図10】シールド電線に端子金具、スリーブ、カシメ
筒を組み付けた状態の断面図
【図11】図9のものに接続部材とゴムブーツを組み付
けた状態の断面図
【図12】図10のものに外装体を樹脂モールドした状
態の断面図
【図13】実施形態3のコネクタをシールドケースに取
り付けた状態の断面図
【符号の説明】
A…モールドコネクタ(コネクタ) 10…シールド電線 11…導体 12…コア 13…シールド層 17…絶縁リング 20…接続部材(ブラケット) 35…接着剤(シール部材) 40…外装体 50…機器 51…シールドケース 53…取付孔 55…機器側端子 B,C…モールドコネクタ 60…接続部材(ブラケット) 70,80…外装体 82…ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近田 一元 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 宮崎 正 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E087 EE06 FF13 GG02 JJ01 LL03 LL16 MM05 RR03 RR12 RR18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体を合成樹脂製のコアで包囲するとと
    もにそのコアの外周に沿ってシールド層を配してなるシ
    ールド電線を、機器に取り付けるためのモールドコネク
    タであって、 前記導体に圧着により接続される端子金具と、 前記シールド層に接続される導電性のブラケットと、 前記シールド層と前記ブラケットとの接続部分を包囲す
    るように樹脂モールドにより成形された外装体とを備
    え、 前記機器のシールドケースの取付孔に前記端子金具を差
    し込んで機器側端子に接続するとともに、前記外装体を
    前記取付孔に嵌合した状態で前記ブラケットを前記シー
    ルドケースに導通可能に固定することで、前記シールド
    層と前記シールドケースとを導通可能に接続して前記シ
    ールド電線の前記導体から前記機器側端子に至る導電経
    路をシールドするようにしたものにおいて、 前記外装体は、前記シールド層と前記ブラケットとの接
    続部分から前記導体と前記端子金具との圧着部分に亘る
    範囲を包囲する形態とされていることを特徴とするモー
    ルドコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記シールド層と前記ブラケットとの接
    続部分よりも前方には筒状の前記コアが延出されている
    とともに、このコアの前端から突出した前記導体に対し
    て前記端子金具が圧着されているものであって、 前記コアの延出部分と前記外装体との間には絶縁リング
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモー
    ルドコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記端子金具の外面と前記外装体の内面
    との間には、圧着部分よりも前方に位置するようにシー
    ル部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のモールドコネクタ。
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