JP2003296562A - 家計簿情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
家計簿情報処理装置、方法及びコンピュータプログラムInfo
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
るとともに、ユーザに対してその目的を達成するための
具体的な改善点を提供できる仕組みを得る。 【解決手段】ユーザ情報登録の際に、ユーザ情報登録処
理部15がユーザが基準とする基準家計簿情報を設定
し、乖離情報処理部17がユーザが登録した家計簿情報
とこの基準家計簿情報との乖離情報を抽出して、家計簿
情報提供処理部18が家計簿情報と共に抽出した乖離情
報をユーザに対して提供することとした。
Description
援するための技術に関する。
作成し、これをもとに収入に対する支出の割合や、貯蓄
の割合、支出項目の割合などを算定し、家計の自己分析
を行っていた。また、家計簿作成等を支援するため、特
開2001−350913号等に記載のシステムなどが
既に提案されている。この特開2001−350913
号には、ネットワークを利用して、ユーザの収入、支出
情報を収集して家計簿を作成すると共に、その対収入総
額比で家計簿を分析して家計簿を評価すること、及びこ
の家計簿情報に基づいて商品販売者から商品情報の提供
を受けるシステムが提案されている。
ムでは、各ユーザは家計簿を作成することができても、
例えば、家を購入したいとか、車を購入したいといった
各ユーザの志向に配慮して具体的にどの支出項目を、ど
の程度削減すればよいのかなどの具体的な改善の仕方を
提供していなかった。即ち、上述の公報記載の技術は、
一般的な家計簿の分析を行ってくれるが、例えば、ユー
ザが住宅や車の購入などのどのような志向をもっている
のかといった情報や、ユーザの年齢、居住地域、家族構
成、趣味、嗜好などのユーザの属性情報などを考慮して
家計の分析や、評価を行うものではなかった。そのた
め、単に家計簿分析しても、ユーザの志向に必ずしも合
致しているとは限らず、ユーザに対する適切なフィード
バックができていなかった。
報としては、自分と同じ志向をもち、かつ、同様な属性
を有している他のユーザの家計簿情報を参考にしたいと
いう要望があったが、家計簿は個人的なものであるため
公開されておらず、これを参考にすることが不可能であ
った。
じ商品をより安く購入したい場合でも、どの店で購入す
ればよいのかといった情報はユーザ自身が収集しなけれ
ばならならなかった。そのため、この情報収集が煩わし
く、せっかく家計簿をつけても家計の改善に繋がらない
という問題があった。
なされたものであって、ユーザの目的に応じた家計簿情
報の分析ができるとともに、ユーザに対してその目的を
達成するための具体的な改善点を提供できる仕組みを得
ることを課題とする。
め、本発明の一の観点にかかる家計簿情報処理装置は、
ユーザが基準とする基準家計簿情報を設定する設定手段
と、上記ユーザの収支情報を表す家計簿情報を登録する
登録手段と、上記ユーザが登録した家計簿情報と上記基
準家計簿情報との乖離情報を抽出する乖離情報処理手段
と、抽出した乖離情報を上記ユーザに対して提供する提
供手段とを有することを特徴とする。
と同じ志向を持った他のユーザの家計簿情報であっても
よい。
志向を持った他のユーザのうち、上記ユーザの特徴を表
わす属性情報に適合する属性を有する他のユーザの家計
簿情報を基準家計簿情報として設定してもよい。
要求に応じて他のユーザの家計情報を匿名で提供しても
よい。
で情報を送受信するための情報交換処理手段を更に有し
てもよい。
他のユーザとの間で匿名で情報を送受信ができるように
してもよい。
簿情報に関連付けて、上記ユーザが取引した商品又はサ
ービスに関する取引情報をさらに登録し、上記乖離情報
は、上記取引情報ごとの基準家計簿情報とユーザの家計
簿情報の差分の金額情報としてもよい。
各取引情報の取引金額を変更して家計簿情報のシュミレ
ーションを行うシュミレーション手段を更に有してもよ
い。
抽出し、上記ユーザが消費した食品の栄養評価情報を算
定し、算定した栄養評価情報をユーザに提供する健康管
理手段を更に有してもよい。
広告情報を上記ユーザに提供する広告情報提供手段を更
に有してもよい。
該広告情報の提供対象となるユーザを特定するターゲッ
ト情報を記憶した広告情報記憶手段を有し、上記広告情
報提供手段は、上記広告情報記憶手段を参照して、上記
ユーザの属性情報に適合した広告情報を抽出して上記ユ
ーザに提供してもよい。
だ家庭であり、上記登録手段は、家計簿情報に含まれる
各項目情報を、上記構成員の識別情報と関連付けて登録
し、上記乖離情報処理手段は、上記構成員毎に乖離情報
を抽出してもよい。
方法は、コンピュータにより、ユーザが基準とする基準
家計簿情報を設定する処理と、上記ユーザの実際の収支
情報を表す家計簿情報を登録する処理と、上記ユーザが
登録した家計簿情報と上記基準家計簿情報との乖離情報
を抽出し、抽出した乖離情報を上記ユーザに対して提供
する処理と、を実行することを特徴とする。
タプログラムは、コンピュータに対して、ユーザが基準
とする基準家計簿情報を設定する処理と、上記ユーザの
実際の収支情報を表す家計簿情報を登録する処理と、上
記ユーザが登録した家計簿情報と上記基準家計簿情報と
の乖離情報を抽出し、抽出した乖離情報を上記ユーザに
対して提供する処理と、を実行させること特徴とする。
かかる実施形態について説明する。図1に本発明にかか
る家計簿情報処理装置を、ユーザの家計簿情報を分析・
管理するシステムに適用した一実施形態を例に説明す
る。図1において、本実施形態にかかるシステムは、ユ
ーザ管理装置1と、このユーザ管理装置1と所定の通信
回線、インターネット等のネットワークを介して接続可
能に構成された店舗端末2及びユーザ端末3から構成さ
れている。
する店舗が管理する端末である。この店舗端末2は、コ
ンピュータにより構成され、商品等の広告情報及びその
ターゲットのユーザ属性情報とをユーザ管理装置1へ送
信して、広告情報の登録要求を行うことができる。ま
た、店舗端末2は、店舗内に配置されたPOS端末等を
介して、商品等を購入したユーザのユーザID、ユーザ
が購入した商品等の品名、金額、購入日付、店舗名など
の店舗識別情報等をユーザ管理装置1に送信し、これに
より家計簿作成の支援を行うことができる。
あって、コンピュータにより構成され、インターネット
を介してユーザ管理装置1に接続可能となっている。こ
のユーザ端末3は、ブラウザーによりインターネット接
続可能で、かつ、所定のメーラーにより電子メール等の
送受信ができるようになっている。このユーザ端末3と
しては、例えば、いわゆるパソコンや、携帯電話、PD
A(Personal Digital Assistance)端末などにより実現
することができる。
簿情報処理装置を構成する。このユーザ管理装置1は、
コンピュータにより構成され、CPU(Central Process
ing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM
(Read Only Memory)などの内部メモリ、ハードディスク
装置などの外部記憶装置、ネットワークインターフェー
スなどにより、図2に示した機能ブロックを構成するこ
とができる。図2に示した機能ブロックは、ユーザ情報
データベース11、家計簿情報データベース12、広告
情報データベース13、コミュニティ情報データベース
14、ユーザ情報登録処理部15、家計簿情報登録処理
部16、乖離情報処理部17、家計簿情報提供処理部1
8、シュミレーション処理部19、健康情報管理部2
0、広告情報処理部21、メール処理部22から構成さ
れている。
関する情報をデータベース化した記憶部である。このユ
ーザ情報データベース11に記憶されるデータの一例を
図3に示す。図3に示すように、ユーザ情報データベー
ス11には、ユーザとしての各家庭を識別するためのユ
ーザID、その家庭の年収、家族構成、住所、そのユー
ザの志向情報としての目標情報、メールアドレス、その
家庭に属する個人を識別するための個人ID、氏名及び
年齢などの情報が記憶できるようになっている。
の家計簿情報をデータベース化した記憶部である。この
家計簿情報データベース12に記憶されるデータの一例
を図4に示す。図4に示すように、家計簿情報データベ
ース12には、取引したユーザを特定するためのユーザ
ID、その商品等を使用・消費等した個人を識別する個
人ID、取引の日付、金額、取引の種別を表す収支情
報、具体的な取引内容を表す科目情報、取引先等の情報
を表す取引先情報などが記憶できるようになっている。
なお、個人IDが特に指定されていないものについて
は、特定の個人向けの取引でなく、ユーザ(家庭)に共
通の項目を表している。
録された商品又はサービス等に関する広告情報等をデー
タベース化した記憶部である。この広告情報データベー
ス13に記憶されるデータの一例を図5に示す。図5に
示すように、広告情報データベース13には、広告情報
を識別するための広告ID、広告対象の商品又はサービ
スを提供する店舗情報、広告の内容を表す広告情報、当
該広告のターゲットとなるユーザを特定するターゲット
情報、広告情報の有効期間を表す有効期間情報などを記
憶することができる。なお、ターゲット情報を指定する
か否かは任意であり、特に指定がない場合には、全ての
ユーザ向けの広告情報として扱ってもよい。
じ目標情報をもったユーザのコミュニティに関する情報
をデータベース化した記憶部である。このコミュニティ
情報データベース14には、各コミュニティを識別する
ためのコミュニティID、各コミュニティ用のWebペ
ージURLと、各コミュニティに属するユーザのユーザ
ID、各ユーザが基準として設定した基準家計簿情報、
基準家計簿情報に対するユーザの実際の家計簿の評価点
情報などが記憶できるようになっている。なお、基準家
計簿情報としては、ユーザが目標として他のユーザの家
計簿を基準家計簿として設定した場合には、当該他のユ
ーザのユーザIDが基準家計簿情報として記憶されるよ
うになっている。
の要求等によりユーザ情報等の登録処理を行う。この際
登録する情報としては、年収、家族構成などのユーザ情
報データベース11に記憶される情報と、基準家計簿情
報が含まれる。
取引等を行った取引情報を家計簿情報として家計簿情報
データベース12に登録する処理を行う。この処理とし
ては、例えば、家計簿情報登録処理部16が、ユーザに
対して所定のWeb画面上に入力フォームを表示して入
力を要求することなどにより行うことができる。また、
ユーザがクレジットカード使用して商品等を購入した情
報については、家計簿情報登録処理部16が、購入した
ユーザ名、商品等の名称、取引日、金額などの情報を図
示しないクレジットカード会社から取得して登録しても
よい。なお、この場合には、後で取引情報に個人IDな
どの情報をユーザが個別に入力することもできる。ま
た、予めユーザIDと個人IDが記憶されたカードをユ
ーザに配布しておき、店舗で商品等を購入した際にカー
ドに記憶されているユーザID及び個人IDを店舗端末
3で読み取って、家計簿情報登録処理部16が収集して
登録するようにしてもよい。
家計簿情報とユーザが設定した基準家計簿情報との乖離
を抽出する処理を行う。この処理としては、例えば、乖
離情報処理部17が、ユーザの家計簿情報の取引項目毎
に、基準家計簿情報との乖離が生じているか否か、その
乖離は金額としてどの程度の金額か、金額が適正範囲内
か否かを判別することなどにより行うことができる。な
お、この処理は、項目ごと、個人ごとに行うことができ
る。また、乖離情報処理部17は、基準家計簿情報との
乖離の程度を評価点として数値化することができる。
して当該ユーザ或いは他のユーザの家計簿情報を所定の
Webページ上で提供する処理を行う。自己の家計簿情
報を提供する際には、家計簿情報提供処理部18が、乖
離情報処理部17が算定した評価点もあわせて提供する
ことができる。また、他のユーザの家計簿情報を提供す
る場合には、家計簿情報提供処理部18が名前の部分を
削除、或いは別の名前に変換して匿名で提供することが
できる。
取引情報に基づいて、各取引情報の取引金額として任意
の金額に変更して家計簿のシュミレーションを行い、ユ
ーザに提供する処理を行う。このシュミレーションとし
ては、例えば、シュミレーション処理部19が、あと数
万円を貯金すれば目標額までどの程度の期間で到達でき
るかなど、所定の計算アルゴリズムにより算定してユー
ザに提供してもよい。
食品情報を抽出し、これからユーザが消費した食品の栄
養バランス情報を計算し、計算した栄養バランス情報を
ユーザに提供するを行う。この処理としては、例えば、
ユーザ(家庭)で購入された食品の総カロリー数から、
家庭全体のカロリー数を計算し、これが標準的な家庭の
消費カロリー数に対してどの程度の割合になるかを表示
したり、購入された食品情報から、野菜や肉、魚などバ
ランスをレーダーチャート化して、購入された食品の栄
養バランス情報を提供するようにしてもよい。
報に適合した広告情報をユーザに提供する処理を行う。
この処理としては、広告情報処理部21が、広告情報デ
ータベース13を参照して、ユーザの目標情報や家計簿
情報に適合した広告情報を抽出して提供するようにして
もよい。なお、広告情報を提供する形態としては、ユー
ザに対して広告情報或いは広告情報が掲載されているW
ebページのURLなどをメールにより送信してもよい
し、またユーザ用のWebページに当該広告情報のバナ
ーを提供してもよく、任意である。
との間でメールによる情報交換を行うための処理を行
う。このメール処理部22は、例えば、フリーメールの
ように、各ユーザのメールアドレス等が他方のユーザに
知られないように、連絡用の匿名のメールアドレス等を
用意しておき、このメールアドレスを用いてユーザ間で
情報交換ができるようにしてもよい。
の実施形態について説明する。まず、ユーザ情報の登録
処理について図7を参照して説明する。図7において、
まず、ユーザがユーザ管理装置1が提供するWebペー
ジ等に対してアクセスしユーザ登録を要求すると、ユー
ザ情報登録処理部15は当該ユーザ登録要求を受付ける
(S101)。ユーザ登録要求を受付けると、ユーザ情
報登録処理部15は、Webページ上に登録フォームを
表示してユーザ情報の入力を要求する(S102)。こ
の際入力を要求する情報としては、例えば、年収、家族
構成、目標情報、メールアドレス、家族の氏名、年齢、
住所などの情報である。ユーザ情報の入力が完了する
と、ユーザ情報登録処理部15は、入力された情報をユ
ーザ情報データベース11に登録すると共に、その目標
情報に応じて、コミュニティ情報データベース14の所
定の目標情報を有するコミュニティにユーザIDを登録
する(S103)。
されたユーザの目標情報及び、ユーザの年収、家族構成
等の属性情報に基づいて、この属性情報と同じか或いは
近似する属性情報を有する複数の他のユーザの家計簿情
報を抽出して匿名で表示し、ユーザに対してこの中から
基準家計簿情報を選択するように要求する(S10
4)。なお、他のユーザの家計簿情報を抽出する際は、
ユーザ情報登録処理部15が、同じ或いは最も近似する
他のユーザの家計簿情報を一つだけ抽出して、これを基
準家計簿としてもよい。そして、ユーザ情報登録処理部
15は、選択された家計簿情報を基準家計簿情報とし
て、コミュニティ情報データベース14に記憶して(S
105)、ユーザ情報登録及び基準家簿の設定処理を終
了する。
処理について図8を参照して説明する。図8において、
まず、所定のタイミングで店舗端末2からユーザが商品
等を購入した取引情報が送信されると、家計簿情報登録
処理部16は送信されたこれらの取引情報を受信し、家
計簿情報データベース12に記憶する(S201)。ま
た、ユーザから家計簿情報の登録要求があると、家計簿
情報登録処理部16は、店舗端末2から送信された家計
簿情報をWebページ上に表示し、ユーザに確認を要求
する(S202)。
16は、表示した情報に対して追加情報(例えば、商品
に対してそれを利用した個人ID、或いは登録されてい
ない取引情報など)の登録要求があるか否か判別する
(S203)。判別の結果、追加情報がない場合には、
家計簿情報登録処理部16は家計簿情報登録処理を終了
する。また、追加情報がある場合には、家計簿情報登録
処理部16は所定の入力フォーム等をWebページ上に
表示して入力を要求する(S204)。
16は、全ての取引情報を入力したか否かユーザに確認
する(S205)。入力が完了していない場合には、家
計簿情報登録処理部16は、S204の処理に戻って処
理を繰り返す。また、入力が完了した場合には、家計簿
情報登録処理部16は家計簿情報登録処理を終了する。
説明する。まず、図9において、ユーザからWebペー
ジ上で家計簿情報の表示が要求されると、家計簿情報提
供処理部18がこの要求を受付ける(S301)。表示
要求を受付けると、乖離情報処理部17は、家計簿情報
データベース12から、当該ユーザの家計簿情報を取得
する(S302)。また、乖離情報処理部17は、コミ
ュニティ情報データベース14を参照して、当該ユーザ
の基準家計簿情報を特定し、特定した基準家計簿となっ
ている他のユーザの家計簿情報を家計簿情報データベー
ス12から取得する(S303)。
家計簿情報と、基準家計簿情報との収支の乖離を計算す
る(S304)。この計算としては、例えば、食費や光
熱費などの取引項目ごとに基準家計簿金額に対するユー
ザの家計簿情報の各金額の差分を計算してもよい。そし
て、乖離情報処理部17は、全ての取引項目について処
理したか否か判定する(S305)。判定の結果、全て
の取引項目について処理していない場合には、S304
の処理に戻って処理を繰り返す。
した場合には、乖離情報処理部17は、基準家計簿情報
に対するユーザの家計簿情報の評価点を計算する(S3
06)。この処理としては、例えば、基準家計簿の支出
を1として、それに対する全体の乖離金額の大きさか
ら、1%以下であれば100点、5%以下であれば90
点等の所定のアルゴリズムにより評価してもよい。
供処理部18は、Webページ上に当該ユーザの家計簿
情報と、各項目の乖離度、全体の評価点などを表示する
と共に、他の処理を選択するためのアイコンを表示する
(S307)。この画面表示の一例を図11に示す。図
11の例では、ユーザの家計簿情報として収入と支出に
分け、支出は更に各項目(図示の例では、食費、光熱
費、教育費など)に分けて支出した金額と、各項目毎の
乖離金額と、最後に評価点を表示している。
示した状態で、家計簿情報提供処理部18は、ユーザに
より次の処理が選択されたか否か判別する(S30
8)。判別の結果、終了が選択された場合には、家計簿
情報提供処理部18は家計簿情報提供処理を終了する。
た場合の処理について、図10を参照して説明する。図
10において、ユーザが個人家計簿情報を選択した場合
(S310)には、家計簿情報提供処理部18が家計簿
情報データベース12の家計簿情報を参照し、各個人I
Dに基づいて取引項目をソートする(S311)。そし
て、家計簿情報提供処理部18は、図13に示すよう
に、各個人毎の取引項目を抽出してWebページ上に表
示して(S312)、処理を終了する。
ンが選択された場合(S320)には、シュミレーショ
ン処理部19が、図13に示すようなシュミレーション
金額の入力画面を表示して、各項目についてシュミレー
ション金額の入力を要求する(S321)。ユーザによ
りシュミレーション金額が入力され、実行アイコンが選
択されると、シュミレーション処理部19は、入力され
た金額に基づいて計算を行い、ユーザの目標情報をどの
程度で達成できるか計算する(S322)。この計算と
しては、例えば、実際の貯蓄額からの目標達成までの期
間と、シュミレーションで入力された貯蓄金額から目標
達成までの期間を計算し、この差分がどの程度になるか
を計算することなどにより行うことができる。そして、
シュミレーション処理部19は、シュミレーションの計
算結果を、例えば、「目標の車購入を目標より1年2月
早く購入できます!」といったように、Web画面上に
表示して(S323)、処理を終了する。
計簿参照が選択された場合(S330)には、家計簿情
報提供処理部18が、コミュニティ情報データベース1
4を参照して、当該コミュニティに属する他のユーザを
特定し、当該他のユーザのうち同じ目標情報を持つユー
ザのうち、属性情報がユーザと近い順に、当該他のユー
ザの家計簿情報を表示する(S331)。この表示の一
例を図14に示す。図14に示したように、家計簿情報
提供処理部18が、各コミュニティに属する他のユーザ
の家計簿を匿名で表示する。また、各項目の詳細内容が
見たい場合にはユーザが見たい項目の「詳細」ボタンを
選択することにより、図15に示したように詳細内容
と、詳細内容について問い合わせを行うためのメール送
信のアイコンを表示するようにしてもよい。
15の画面で他のユーザへメール送信を選択したか否か
を判別する(S332)。判別の結果、メールの送信を
行わない場合には、コミュニティ家計簿参照の処理を終
了する。また、判別の結果、メール送信を行う場合に
は、メール送信部22が、ユーザ情報データベース11
に記憶されているメールアドレスに基づいて他のユーザ
にメールを送信して(S333)、処理を終了する。な
お、他のユーザとの間でメールやりとりする場合には、
メール送信部22が予め問い合わせ用のメールアドレス
を用意しておき、これを使用することにより互いにメー
ルの交換ができるようにしてもよい。これにより、互い
に匿名で情報の交換を行うことができる。
れた場合(S340)には、健康情報管理部20が、家
計簿情報データベース12を参照して、ユーザが購入し
た食品から、例えば1ヶ月の総カロリー数を計算する
(S341)。なお、このカロリー計算は、例えば、健
康情報管理部20が販売した店舗等が提供する食品のカ
ロリー情報を取得し、これに基づいて総カロリー数を計
算することができる。
例えば、炭水化物、肉、魚、緑黄色野菜、ビタミン類な
ど所定の項目に分類し、各品目毎の摂取量のバランス情
報を作成する(S342)。そして、健康情報管理部2
0は、計算した総カロリー数や、品目の摂取バランスの
情報を、例えば、図16に示したように数字とレーダー
チャートとして画面に表示し(S343)、健康管理の
処理を終了する。
7を参照して説明する。図17において、店舗から、店
舗端末2を介して広告情報の登録要求がされると、広告
情報処理部21は所定の広告情報の登録画面を表示する
(S401)。この画面に従い、店舗側で広告ターゲッ
ト情報および広告情報を入力して送信すると、広告情報
処理部21は、送信された広告情報を受付け、これを広
告情報データベース13に登録する(S402)。
ミングで広告情報データベースを参照して、有効期限内
の広告情報を抽出する(S403)。広告情報の抽出が
完了すると、広告情報処理部21は、ユーザ情報データ
ベース11を参照して、各広告情報のターゲット情報に
適合するユーザを特定する(S404)。ユーザの特定
が完了すると、広告情報処理部21は当該ユーザに対し
て広告情報データベース13に登録されている広告情報
を提供する(S405)。この提供の方法としては、例
えば、広告情報処理部21がメールにより広告情報を配
信してもよいし、当該ユーザ或いは当該ユーザ属するコ
ミュニティのWebページ上にバナー広告を表示するな
どしてもよい。
全ての広告情報について処理が完了したか否か判別し
(S406)、完了していない場合にはS404の処理
に戻って処理を繰り返す。また、全ての広告情報につい
て処理が完了した場合には、広告情報提供処理を終了す
る。
情報登録の際に、ユーザ情報登録処理部15がユーザが
基準とする基準家計簿情報を設定し、乖離情報処理部1
7がユーザが登録した家計簿情報とこの基準家計簿情報
との乖離情報を抽出して、家計簿情報提供処理部18が
家計簿情報と共に抽出した乖離情報をユーザに対して提
供するようにしたから、ユーザは目標とする家計簿情報
との乖離を明確に把握でき、ユーザに対してその目的に
合った家計改善の仕方を提供することができる。
家計簿情報を設定することにより、ユーザはより現実的
な目標を立てやすくなるし、その改善点も実例に沿った
適切な改善点を抽出して指摘することができる。
ーザの属性情報に基づいて、ユーザに適合する属性情報
を有する他のユーザの家計情報を基準家計簿情報として
設定するようにすれば、各ユーザの属性に応じた適切な
基準家計簿を設定することができる。
ユーザの家計情報を提供する際に匿名で提供するように
したことから、他のユーザを特定できない形で家計簿情
報を公開することができる。これにより、公開される側
としても、匿名であることにより、安心して家計簿情報
を公開することができる。
基準家計簿としている他のユーザとの間で情報交換を可
能としたことから、ユーザが最も知りたい役立つ情報を
情報交換することができる。また、メール処理部22
が、ユーザと他のユーザとの間でメール交換する際、送
受信用のメールアドレスを設けたことから、匿名で自由
に情報交換ができ、これにより家計簿の匿名性も保つこ
とができる。なお、情報交換の手段としては、メールに
限らず、例えば、インターネット上の掲示板や、チャッ
トを利用してもよい。
ザの家計簿情報に関連付けて、ユーザが取引した商品又
はサービスに関する取引情報を登録し、乖離情報処理部
17により取引項目ごとに乖離が生じている金額情報を
ユーザに提供するようにしたことから、ユーザに対し
て、各取引項目について具体的にどの程度の金額を削減
或いは増加させればよいのか明確にすることができる。
り、ユーザの取引情報に基づいて、各取引情報の取引金
額を変更して家計簿のシュミレーションを行うようにし
たことから、ユーザに対して、各項目をどの程度の金額
とすれば、どの程度の時期に目標を達成できるかなど、
将来の見通しを与えることができる。
報に含まれる食品情報を抽出し、この食品情報から、ユ
ーザの家庭が消費した食品の栄養バランス情報を計算
し、計算した栄養バランス情報をユーザに提供するよう
にしたことから、ユーザの健康管理も合わせて行うこと
ができる。
計簿情報に適合した広告情報を上記ユーザに提供するよ
うにしたことから、ユーザとしては自己の目的に合った
商品等の情報を簡単に得ることができる。そのため、わ
ざわざユーザ自身で各店舗の広告情報を集める必要がな
く、家計の状況に合った適切な広告情報を収集すること
ができる。また店舗等の商品販売者としても、商品等に
合った適切なユーザに広告情報を提供することができ、
広告効果を向上させることができる。
場合には、家計簿情報登録処理部16が、家計簿情報に
含まれる各項目情報を個人IDと関連付けて登録し、乖
離情報処理部17が個人毎に各項目の乖離情報を抽出す
るようにしたことから、家庭全体でなく、個人毎にどの
点を改善すればよいのかを分析、把握することができ
る。
報を作成するようにしてもよい。この場合の例を図1
8、図19を参照して説明する。図18に示すように、
家計簿情報提供処理部18が、家計簿情報データベース
12に記憶されている各ユーザの家計簿情報に基づい
て、貸借対照表情報を作成するようにしてもよい。図1
8の例では、資産の部の勘定科目として、現金、普通預
金、定期預金、給与天引積立金、社内預金、生命保険
(保険を解約したとき解約金)、車両(減価償却又は下
取り価格)、住宅(減価償却又は売買価格)、敷金、株
式(時価を株数に乗じた金額)の科目を設定している。
また、負債の部の勘定科目として、住宅ローン、学資ロ
ーン、自動車ローンの各ローンの返済表の残高、その他
借入金などの科目を設定している。なお、車両や住宅等
家計簿情報データベース12のデータだけでは特定でき
ない金額は、所定のWebページ上から中古車の販売価
格情報などを取得して、これを利用してデータを生成し
てもよいし、ユーザが入力してもよい。これにより、各
ユーザは自分の家庭の資産状況を客観的に把握すること
ができる。特に、今までユーザが全く意識しないで支払
っていたローンや税金、給与天引積立金、社内預金など
の金額を各ユーザが把握して分析することができ、税金
等の項目を入れることにより納税等に対する意識を高め
ることができる。
の貸借対照表の比較を行うようにしてもよい。図19に
示した例では、家計簿情報提供処理部19が各科目ごと
に年初の金額と、年末の金額とその差額を計算し、これ
を表示した例である。このように、年初と年度末とで比
較することにより、ユーザの1年間の財産状況の変化を
一目で分からせることができる。また、図20に示すよ
うに、家計簿情報提供処理部19が各科目について1年
間の各月の金額と、その合計金額を一覧表にしてユーザ
に提供してもよい。これにより、ユーザは各月の収支や
その合計金額を一目で把握することができるし、また翌
年度の年次の家計計画を行う際の資料として活用するこ
とができる。なお、図20には、一覧表にした例につい
て説明したが、これを所定のグラフ化して表示するよう
にしてもよい。
専用装置であってもよいし、また、汎用のコンピュータ
とコンピュータプログラムを用いて実現してもよい。汎
用のコンピュータを利用して実現する場合には、例え
ば、汎用のコンピュータに対して上述の動作を実行する
ためのコンピュータプログラムやこれを格納したコンピ
ュータ読み取り可能な媒体(FD、CD−ROM等)か
らコンピュータプログラムをインストールすることによ
り上述の処理を実行する各装置を構成するようにしても
よい。なお、上述の機能をOS(Operating System)が
分担又はOSとアプリケーションプログラムの共同によ
り実現する場合等には、OS以外の部分のみをコンピュ
ータプログラムとして、またこのコンピュータプログラ
ムをコンピュータ読み取り可能な媒体に格納してもよ
い。
タプログラムを搬送波に重畳し、通信ネットワークを介
して配信することも可能である。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、こ
れをネットワークを介して配信するようにしてもよい。
そして、このコンピュータプログラムを起動し、OS制
御下で他のアプリケーションプログラムと同様に実行さ
せることにより上述の処理を実行させるようにしてもよ
い。
家計簿情報の分析ができるとともに、ユーザに対してそ
の目的を達成するための具体的な改善点を提供できる。
の家計簿情報を分析・管理するシステムに適用した一実
施形態の全体構成を示す概念図。
ロック図。
に記憶されるデータの一例を示した図。
に記憶されるデータの一例を示した図。
記憶されるデータの一例を示した図。
ベースに記憶されるデータの一例を示した図。
一例を示した処理フロー図。
録する際の処理の一例を示した処理フロー図。
抽出してユーザに提供する際の処理の一例を示した処理
フロー図。
示した処理フロー図。
表示した際の画面の一例を示した図。
報を表示した際の画面の一例を示した図。
を行う際の画面の一例を示した図。
報を表示した際の画面の一例を示した図。
報の詳細情報を表示した際の画面の一例を示した図。
を表示した際の画面の一例を示した図。
供する際の処理の一例を示した処理フロー図。
照表を作成して表示した際の画面の一例を示した図。
借対照表を作成して表示した際の画面の一例を示した
図。
との月別の金額の推移を一覧表を作成して表示した際の
画面の一例を示した図。
Claims (14)
- 【請求項1】 ユーザが基準とする基準家計簿情報を設
定する設定手段と、 上記ユーザの収支情報を表す家計簿情報を登録する登録
手段と、 上記ユーザが登録した家計簿情報と上記基準家計簿情報
との乖離情報を抽出する乖離情報処理手段と、 抽出した乖離情報を上記ユーザに対して提供する提供手
段と、 を有することを特徴とする家計簿情報処理装置。 - 【請求項2】 上記基準家計簿情報は、上記ユーザと同
じ志向を持った他のユーザの家計簿情報である、 請求項1記載の家計簿情報処理装置。 - 【請求項3】 上記設定手段は、上記ユーザと同じ志向
を持った他のユーザのうち、上記ユーザの特徴を表わす
属性情報に適合する属性を有する他のユーザの家計簿情
報を基準家計簿情報として設定する、 請求項2記載の家計簿情報処理装置。 - 【請求項4】 上記提供手段は、上記ユーザからの要求
に応じて他のユーザの家計情報を匿名で提供する、 請求項1〜3のいずれかの項に記載の家計簿情報処理装
置。 - 【請求項5】 上記ユーザが上記他のユーザとの間で情
報を送受信するための情報交換処理手段を更に有する、 請求項4記載の家計簿情報処理装置。 - 【請求項6】 上記情報交換手段は、ユーザと上記他の
ユーザとの間で匿名で情報を送受信ができる、 請求項5記載の家計簿情報処理装置。 - 【請求項7】 上記登録手段は、上記ユーザの家計簿情
報に関連付けて、上記ユーザが取引した商品又はサービ
スに関する取引情報をさらに登録し、 上記乖離情報は、上記取引情報ごとの基準家計簿情報と
ユーザの家計簿情報の差分の金額情報である、 請求項1〜6のいずれかの項に記載の家計簿情報処理装
置。 - 【請求項8】 上記ユーザの取引情報に基づいて、各取
引情報の取引金額を変更して家計簿情報のシュミレーシ
ョンを行うシュミレーション手段を更に有する、 請求項7記載の家計簿情報処理装置。 - 【請求項9】 上記取引情報のうちから食品情報を抽出
し、上記ユーザが消費した食品の栄養評価情報を算定
し、算定した栄養評価情報をユーザに提供する健康管理
手段を更に有する、 請求項7又は8に記載の家計簿情報処理装置。 - 【請求項10】 上記ユーザの家計簿情報に適合した広
告情報を上記ユーザに提供する広告情報提供手段を更に
有する、 請求項1〜9のいずれかの項に記載の家計簿情報処理装
置。 - 【請求項11】 商品又はサービスの広告情報と、当該
広告情報の提供対象となるユーザを特定するターゲット
情報を記憶した広告情報記憶手段を有し、 上記広告情報提供手段は、上記広告情報記憶手段を参照
して、上記ユーザの属性情報に適合した広告情報を抽出
して上記ユーザに提供する、 請求項10記載の家計簿情報処理装置。 - 【請求項12】 上記ユーザは、複数の構成員を含んだ
家庭であり、 上記登録手段は、家計簿情報に含まれる各項目情報を、
上記構成員の識別情報と関連付けて登録し、 上記乖離情報処理手段は、上記構成員毎に乖離情報を抽
出する、 請求項1〜11のいずれかの項に記載の家計簿情報処理
装置。 - 【請求項13】 コンピュータにより、 ユーザが基準とする基準家計簿情報を設定する処理と、 上記ユーザの実際の収支情報を表す家計簿情報を登録す
る処理と、 上記ユーザが登録した家計簿情報と上記基準家計簿情報
との乖離情報を抽出し、抽出した乖離情報を上記ユーザ
に対して提供する処理と、 を実行することを特徴とする家計簿情報処理方法。 - 【請求項14】 コンピュータに対して、 ユーザが基準とする基準家計簿情報を設定する処理と、 上記ユーザの実際の収支情報を表す家計簿情報を登録す
る処理と、 上記ユーザが登録した家計簿情報と上記基準家計簿情報
との乖離情報を抽出し、抽出した乖離情報を上記ユーザ
に対して提供する処理と、 を実行させるコンピュータプログラム。
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