JP2003296529A - メモ情報管理プログラム及びメモ情報管理装置 - Google Patents

メモ情報管理プログラム及びメモ情報管理装置

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JP2003296529A
JP2003296529A JP2002096630A JP2002096630A JP2003296529A JP 2003296529 A JP2003296529 A JP 2003296529A JP 2002096630 A JP2002096630 A JP 2002096630A JP 2002096630 A JP2002096630 A JP 2002096630A JP 2003296529 A JP2003296529 A JP 2003296529A
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Kazuaki Moriya
和明 森谷
Takeo Kawai
豪雄 河合
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間のタイムラグを経て処理すべき作業、
又は通常運用の処理作業ではなく突発的にあるいは一時
的に生ずる処理作業であっても、オペレータによる確認
の不備や引継ぎ・連絡の不行き届きに基づく処理の誤操
作や見過ごしを無くすようにしたこと。 【解決手段】 メモ情報登録修正部10、メモ情報自動
呼出部11、画面ロック制御部12、画面ロック情報解
除部13、及び処理済み情報セット部14までのメモ機
能を実行する制御部1にて既存の給与処理データファイ
ルのテーブルと入力操作に基づきメモ情報データファイ
ルにメモ情報を登録し、かつメモ情報データファイルに
メモ情報を表示する。ここでメモ情報の発生に伴いこの
メモ情報にリンクする情報処理アプリケーションに係る
業務画面とメモ情報の表示時期とを登録し、後日程での
表示時期において前記情報処理アプリケーションの業務
画面上に登録したメモ情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理システ
ムにおいて突発的あるいは一時的なシステムの変更事由
が発生し、しかもその変更事由が発生した時からシステ
ムの変更処理までに長期間のタイムラグがある場合に有
効なメモ情報管理プログラム及びメモ情報管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、備忘録としてのメモは、個人的な
あるいは場合によってはグループ単位の管理のもとで、
メモ帳にメッセージを書き込み、あるいはパソコンでの
市販のメモ管理システムを利用してメッセージを登録す
ることによって、作成されている。そして、オペレータ
は、メモすべき事象が発生したときにメモを作成した
後、そのメモの内容を確認して処理するまでには普通タ
イムラグがあるので、処理が必要となった時点でメモ帳
を見てあるいは人から口頭でメモ内容を伝えられてメモ
の有無を確認しその内容を処理する、というのが現在の
状況である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での備忘録としてのメモは、原則的にはメモの内容をオ
ペレータが見て確認し、ついでその内容に係わる処理を
オペレータが処理するためのものである。このため、メ
モの作成とメモの内容に係わる処理とはオペレータが介
在しなければ何ら関係を持たない。従って、オペレータ
がメモの内容を確認し忘れたり、あるいは人事異動等に
てオペレータが代わり新たなオペレータへの引継ぎや連
絡が不十分な場合には、オペレータはメモの内容に係わ
る処理の誤操作をしたり見過ごしてしまうことがあっ
た。
【0004】殊に、突発的にあるいは一時的に生ずる処
理作業では、通常運用の処理作業を前提として一部処理
の変更を加えたり前処理を行う等することになるので、
オペレータに起因する確認の不備や引継ぎ・連絡の不行
き届きが生じやすく、うっかりミスにより処理の誤操作
や見過ごしが生じやすい。そして、このことはまた長期
間のタイムラグを経て処理すべき作業についても同様
で、長時間を経ているためこの種のうっかりミスによる
処理の誤操作や見過ごしが生じやすい。
【0005】この発明は、上述した従来技術による問題
点を解消するためになされたものであり、たとえ長期間
のタイムラグを経て処理すべき作業、又は通常運用の処
理作業ではなく突発的にあるいは一時的に生ずる処理作
業であっても、オペレータによる確認の不備や引継ぎ・
連絡の不行き届きに基づく処理の誤操作や見過ごしを無
くすようにしたメモ情報管理プログラム及びメモ情報管
理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係るメモ情報管
理プログラムは、例えば人事給与システムの通常運用に
かかる情報処理アプリケーションを経時的に実行するに
際し、メモすべき事象が発生した現日程よりメモ内容を
処理する後日程にて実行される情報処理アプリケーショ
ンに関するメモ情報を管理するプログラムにおいて、例
えばイレギュラー処理やイベント処理に基づくメモ情報
(時期、内容、使用者制限、関連情報処理アプリケーシ
ョン、等)の発生に伴いこのメモ情報にリンクする情報
処理アプリケーションに係る業務画面とメモ情報の表示
時期とを登録し、後日程での表示時期において前記情報
処理アプリケーションの業務画面上に登録したメモ情報
を表示することを特徴とする。
【0007】この請求項1の発明によれば、後日程での
表示時期において前記情報処理アプリケーションの業務
画面上にメモ内容を含めたメモ情報確実に表示すること
ができ、長期間のタイムラグを経て処理すべき作業、又
は通常運用の処理作業ではなく突発的にあるいは一時的
に生ずる処理作業であっても、オペレータによる確認の
不備や引継ぎ・連絡の不行き届きに基づく処理の誤操作
や見過ごしを無くすことができる。
【0008】また、請求項2の発明に係るメモ情報管理
プログラムは、請求項1の発明において、例えば通常運
用にかかる情報処理アプリケーションの処理の実行をロ
ックするメモ情報の登録をし、情報処理アプリケーショ
ン業務画面上に表示されたメモ情報にてロックが解除さ
れるまで情報処理アプリケーションの処理を実行できな
いようにしたことを特徴とする。
【0009】この請求項2の発明によれば、誤って処理
が行われることがなく、表示されたメモ情報の機密性を
保つことができる。
【0010】また、請求項3の発明に係るメモ情報管理
プログラムは、請求項2の発明において、情報処理アプ
リケーションの処理の実行をロックするメモ情報の登録
の際、例えば給与担当者とか管理者等の解除権限者を登
録することを特徴とする。
【0011】この請求項3の発明によれば、解除権限者
以外の者がメモを見て混乱し不適切な対応を取ることを
防止できかつ機密性を保つことができる。更に、引継ぎ
があった場合の情報漏れを防止することができる。
【0012】また、請求項4の発明に係るメモ情報管理
プログラムは、請求項1ないし3のいずれかの発明にお
いて、情報処理アプリケーションに係るメモ情報の登録
の際、例えばオペレータやグループなど表示対象者を登
録し、この表示対象者が前記情報処理アプリケーション
の業務画面を開いたときのみメモ情報を表示することを
特徴とする。
【0013】この請求項4の発明によれば、表示対象者
以外の者がメモを見て混乱し不適切な対応を取ることを
防止できかつ機密性を保つことができる。また、表示さ
れたメモ情報を確認し対処することなく情報処理アプリ
ケーションの処理を実行するということがない。更に、
引継ぎがあった場合の情報漏れを防止することができ
る。
【0014】また、請求項5の発明に係るメモ情報管理
装置は、情報処理アプリケーションの業務画面に関連し
てメモ情報を作成しかつ前記情報処理アプリケーション
の処理前の業務画面表示時に前記メモ情報を表示する処
理をする処理装置と、この処理装置にメモ情報を提供す
る既存のデータを格納した既存データファイルと、この
既存データファイルのメモ情報と処理装置への入力操作
にて作成したメモ情報をデータとして登録するメモ用デ
ータファイルと、を有することを特徴とする。
【0015】この請求項5の発明によれば、現日程にて
メモ情報を確実に登録することができ、ネットワークの
サーバを構成することにより例えば自治体の一律なる情
報の授受が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るメモ情報管理プログラム、及びメモ情報管理
装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下
に示す実施の形態では、人事給与システムについて必要
となるメモ情報管理プログラム、及びメモ情報管理装置
について説明する。そしてここでは、人事給与システム
での通常運用の各情報処理アプリケーションを実行する
に当たり、該当するアプリケーションの業務画面にメモ
情報(メッセージの有無、ロックの有無、使用者限定の
有無、等の情報)をリンクさせ直結させてメモ内容の誤
操作や見過ごしを防止しすることを骨子とする。この場
合、実施の形態としては長期間のタイムラグがあって突
発的にあるいは一時的に生ずる処理作業をあげるが、具
体例には後述のイレギュラー処理及びイベント処理を例
にとって説明する。
【0017】(実施の形態1)まず、本実施の形態に係
るメモ情報管理装置の概念について説明する。図1は、
本実施の形態に係るメモ情報管理装置の概念を説明する
ためのブロック構成図である。図1に示すように、この
ブロック構成としては、制御部(処理装置)1を中心と
して入出力制御インターフェース部2を介してキーボー
ドやマウスなどの入力部3及びディスプレイ等の出力部
4が接続され、更に制御部1に接続される記憶装置5に
はメモ機能(メモを取りそして取ったメモの内容を処理
する機能)を実現するために必要となるメモ情報データ
ファイルが備えられ、記憶装置6には通常の給与運用処
理を行うための既存の給与処理データファイルが備えら
れている。
【0018】制御部1のうちメモ情報登録修正部10
は、記憶装置6に記憶された既存の給与処理データファ
イルのうち、使用者管理テーブル61から使用者に関す
る情報を取り出し、また画面管理テーブル62から情報
処理アプリケーションの業務(開始)画面に関する情報
を取り出し、入力部3にて入力操作を行うことによって
メモ情報を作成し、作成されたメモ情報をメモ情報デー
タファイルの有効期限・ロック情報テーブル51、メモ
画面連携テーブル52、及びメッセージテーブル53に
登録する処理を行う。また、このメモ情報登録修正部1
0は、メモ情報データファイル内の登録した有効期限・
ロック情報テーブル51、メモ画面連携テーブル52、
及びメッセージテーブル53の内容を修正する処理も行
う。
【0019】制御部1にあってメモ情報自動呼出部11
は、前述の情報処理アプリケーションの業務(開始)画
面を開いた時点で、登録あるいは修正した有効期限・ロ
ック情報テーブル51、メモ画面連携テーブル52、及
びメッセージテーブル53内にあるメモ情報の内容を識
別し、判定し、そして表示する処理を行う。
【0020】また、制御部1にあって画面ロック制御部
12は、前述の情報処理アプリケーションの業務(開
始)画面を開いた時点で、登録あるいは修正した有効期
限・ロック情報テーブル51、メモ画面連携テーブル5
2、及びメッセージテーブル53内にあるメモ情報の内
容に基づき、業務(開始)画面に関する情報処理アプリ
ケーションを実行させないようにロック情報にて制御し
表示をする処理を行う。言い換えればメモ情報の内容
(メッセージ)にかかる処理をしなければその後の情報
処理アプリケーションによる処理を実行不可とする制御
と表示をする。
【0021】制御部1にあって画面ロック情報解除部1
3は、前述のロック情報に基づく情報処理アプリケーシ
ョンの業務(開始)画面のロックを解除する処理を行
う。また、処理済み情報セット部14は、ロックを解除
し、メモ情報を反映した情報処理アプリケーションの処
理終了のセットを行う処理をする。
【0022】なお制御部1にあって給与処理部15は、
従来から既存の給与処理データファイル内のデータを用
いて給与についての通常運用処理を行うものである。
【0023】このように、制御部1の処理作業を大別す
ると、将来突発的にあるいは一時的に生ずる処理作業を
行わなければならない事象が発生した時点(現日程とい
う)でのメモ情報に係わる登録作業と、突発的にあるい
は一時的に生ずる処理作業を実際に行なわねばならない
後の時点(後日程という)でのメモの内容の確認・処理
作業に区別される。
【0024】またこの場合、例えば給与システムは、多
くの情報処理アプリケーションが存在すると共に複数人
のオペレータやグループに係わるので、オペレータやグ
ループについてワークステーションを設定してLANあ
るいはイントラネット等のネットワークが組まれてお
り、ここでは図1に示す給与処理データファイルやメモ
情報データファイルは例えばネットワークのサーバを構
成する。
【0025】図2(a)〜(e)は、図1に示す記憶装
置5に記憶されたメモ情報データファイル、及び記憶装
置6に記憶された既存の給与処理データファイルの各テ
ーブルのデータ構造図である。まず、(a)に示すメモ
情報データファイルのうち有効期限・ロック情報テーブ
ル51は、メモ情報を登録した日付と整理のための枝番
とをキー項目として、メモの表示有効期限日、ロック有
効期限日、及びロック解除権限者IDが特定される。ま
た、(b)に示すメモ画面連携テーブル52では、やは
りメモ情報を登録した日付と整理のための枝番とをキー
項目として、画面ID、メモやロックの有無を示すフラ
グ、メモの表示開始日、オペレータである使用者IDや
グループID及び処理済みフラグが特定される。更に、
(c)に示すメッセージテーブル53には、メモ内容
(メッセージ)が格納される。
【0026】また、図1に示す記憶装置6に記憶された
既存のデータファイルのうち使用者管理テーブル61で
は、図2(d)に示すようにオペレータである使用者あ
るいはグループのID、パスワードや使用書の名称が特
定される。また、画面管理テーブル62では、図2
(e)に示すように各情報処理アプリケーションの各業
務(開始)画面の画面IDとその画面名称が特定され
る。
【0027】図1に示すメモ情報管理装置と図2に示す
データ構造図の概要は以上のごとくであるが、ここで図
1に示すメモ情報管理装置とメモ機能との具体的関係を
若干述べる。
【0028】例えば給与システムに関してメモすべき事
象が発生し、長期間のタイムラグの後メモの内容に係わ
る情報処理アプリケーションの処理を、メモ情報に関連
付けて実行させるために、発明者は次の条件を考察し
た。すなわち、その条件はメモの内容に係る情報処理ア
プリケーションの業務画面を開いたときメモ情報の表示
が出現すること、そしてその業務画面にかかる情報処理
アプリケーションを実行する時にはメモの内容が処理さ
れていることを必要とすること、である。
【0029】そしてこのような条件を具体化するために
次の項目を取り上げた。すなわち、その項目は、メモす
べき事象が生じた時、メモの表題、メモの内容、メモに
係る情報処理アプリケーションの開始業務画面にメモの
内容が表示されること、メモの表示期間が定まること、
メモの内容によっては以後の処理が実行できずロックが
かかること、ロックの期間が定まること、情報処理アプ
リケーションの開始業務画面を取り扱うオペレータやグ
ループが特定されること、ロック解除権限者が特定され
ること、である。そしてこれらのメモ情報にかかる項目
については、前述した図1に示すように従来から存在す
る給与処理データファイルから必要な項目を取り出し、
残りのメモ情報に必要な項目を入力することによってメ
モ情報データファイルとして創成しデータ化した。そし
て、図1に示す制御部1では、現日程にて突発的にある
いは一時的に生ずる処理作業を行わなければならない事
象が発生した時メモ情報について登録作業を行い、その
後の後日程にて突発的にあるいは一時的に生ずる処理作
業を実際に行う際にメモ情報の内容の確認とメモ情報に
係わる処理作業を確実に行なうこととした。
【0030】なお、本実施の態様について対象は人事給
与システムであるが、この発明はメモすべき事象が発生
しメモの処理までにタイムラグが生じる他のシステムに
ついても適用することができる。その場合には、そのシ
ステムに応じたメモ情報の項目が当然必要となる。もっ
ともこの場合でも、業務画面とメモ表示時期は必要不可
欠な項目になると考えられる。
【0031】以下、図1の制御部1にあって、年末調整
時の所得税還付処理を例にとったイレギュラー処理を具
体例として、メモ情報登録修正部10による処理から詳
細に説明する。ここでは、例えば給与システム上所得税
についての入力ミスが生じ、そのミスに関して年末調整
にて処理を行う場合、イレギュラー処理を行わなければ
ならない事象が発生した現日程では、その入力ミスに関
するメモ情報の登録作業を行う必要がある。つまり入力
ミスが発生し判明した時、まずメモ情報の登録を行う。
この現日程での登録に当たっては、図1に示す従来から
存在する給与処理データファイルの各テーブル61、6
2から、年末調整に関係する情報処理アプリケーション
の業務画面と、給与を取り扱うことができるオペレータ
(取り扱うべき使用者)が抽出される。図2(e)に示
す画面管理テーブル62では、情報処理アプリケーショ
ンに関係する業務画面に関して、例えば画面ID:「3
1110」、画面名称:「年末調整ファイル作成」の項
目が挙がる。また、図2(d)に示す使用者管理テーブ
ル61では、取り扱うべき使用者に関して、例えば使用
者ID:「001」、パスワード:「001001」、
使用者が所属するグループのグループID:「0000
0001」、使用者名称:「給与担当者1」等の項目が
挙がる。
【0032】このような給与処理データファイルの各テ
ーブル61、62からの情報に基づき、所得税入力ミス
判明時点に係る登録日付を基準にして、オペレータはメ
モ情報データファイルの各テーブル51、52、53を
作成し登録する。すなわち、図2(a)に示す有効期限
・ロック情報テーブル51では、例えば登録日付:「2
0010615」(2001年6月15日のこと)、整
理のための枝番:「001」をキー項目として、イベン
ト名称:「年末調整時の操作」、メモ内容をいつまで表
示するかを示す表示有効期限日:「2001122
5」、ロックがかかった場合のロック解除をするロック
解除権限者のID:「999」(テーブル61より管理
者である)、処理に対しいつまでロックを掛けるかを示
すロック有効期限日:「20011205」を登録す
る。
【0033】また、図2(b)に示すメモ画面連携する
テーブル52では、その上欄にて、例えば登録日付:
「20010615」、枝番:「001」、業務画面を
特定する画面ID:「31110」(テーブル62から
「年末調整ファイル作成」画面である)をキー項目とし
て、ロックがあるか否かのロックフラグ:「1」(1は
フラグが立つことでロックされていること)、メッセー
ジがあるか否かのメッセージフラグ:「1」(1はメッ
セージ有りを示す)、メモ内容の表示開始日:「200
11115」、取り扱い可能な使用者のID:「00
1」(テーブル61より得られる)、取り扱い可能なグ
ループのID:ここでは空欄(テーブル61より得られ
る)、処理が終了した場合の処理済フラグ:「0」(処
理済みの場合は1となる)を登録する。なお、テーブル
(b)の他の中欄及び下欄はこの所得税入力ミスに関係
する業務画面を抽出しており、ここでは年末調整情報
(画面ID:31111)、年税額計算(画面ID:3
1113)のキー項目が挙がっている。そしてここで
は、年末調整情報(画面ID:31111)及び年税額
計算(画面ID:31113)の両欄共各項目について
それぞれメモ情報の登録が行われている。
【0034】更に、図2(c)に示すメッセージテーブ
ル53では、例えば登録日付:「20010615」、
枝番:「001」をキー項目として、メッセージである
メモ内容が登録される。
【0035】こうして図2に示す(a)(b)(c)の
各テーブル共登録日付と枝番がキー項目として管理さ
れ、(b)(c)のテーブルから判明するように一つの
メッセージに対して複数の給与処理画面(ここでは画面
ID31110の他31111、31113も入る)の
関連付けが可能であり、またメッセージがあるときはメ
ッセージフラグをセットし、処理の実行を制限するとき
はロック解除まではロックフラグをセットし、使用者及
びグループを特定する登録が行われる。
【0036】図3は、メモ情報登録修正部10による処
理を示すフローチャートである。図3にて、まずメモ情
報データファイルから今まで登録されたテーブル51の
内容を読込み、図8(a)に示す一覧表示画面にて登録
日付、枝番、イベント名称にて特定されるメモ情報が一
覧となって現れる(ステップS1)。ついで、ステップ
S2にて登録か修正かいずれの作業かの判断をする。一
覧表示画面にて「登録」がクリックされた場合にはステ
ップS3にて図8(a)に示すメモ情報の一覧表示画面
の末尾空欄が指定されると共に図8(b)に示す登録画
面に遷移しこれを表示する。ステップS4ではこの登録
画面の空欄(図8(b)は空欄記入後の画面となってい
る)を埋め込みメモ情報の受け付けをする。すなわち、
一覧表示画面での「登録」へのクリックにより、登録画
面では、図2(e)に示すテーブルの一部「画面ID及
び画面名称」を補助画面として抽出し、それ以外のメモ
情報部分は空欄となっている。そしてオペレータの操作
によって登録画面の各空欄が埋められる。すなわち、イ
ベント名称「年末調整時の操作」、メモ登録日付「20
010615」、枝番「001」、有効年月「2001
12」、解除権限者「999/管理者」、メモの内容、
画面ID「31110/年末調整ファイル作成」、ロッ
クの有無、メッセージの有無と表示開始年月「2001
11」、使用者ID「001」とその氏名、グループI
D「00000001」とその名称が入力される。そし
てこの入力と共に前記データ5の一部「画面ID及び画
面名称」の補助画面に連なる項目「ロック」「メッセー
ジ表示」「使用者ID「使用者名称」「グループID」
「グループ名称」が埋まり、かつ一覧表示画面の末尾空
欄の「登録日付」「枝番」「イベント名称」が埋まる。
そして、このメモ情報の受付後この情報をメモ情報デー
タファイルでの図2(a)(b)(c)に示す各テーブ
ル51、52、53に登録する(ステップS5)。この
ようにして一覧表示画面及び登録画面にて登録作業がお
こなわれ空欄が埋まることによって、メモ情報データフ
ァイルの各テーブル51、52、53が新たに作成され
てデータ化される。これが登録処理である。
【0037】また、図3でのステップS2にて修正と判
断された場合(一覧表示画面での欄を指定しての「選
択」のクリックの場合)、ステップS6では既に登録さ
れた登録画面について選択されたメモ情報を識別し、ス
テップS7にて登録画面で選択されたメモ情報を表示す
る。ついで、ステップS8にてメモ情報の修正の受け付
けを行い、ステップS9にて図2に示す該当テーブルの
更新を行う。
【0038】なお、図8に示す一覧表示画面でのメニュ
ーとしては、例えば「検索」「登録」「選択」「CSV
読込」「CSV出力」「閉じる」を有し、登録の際は
「登録」をクリックすることで、一覧表示の末尾空欄が
指定され登録の準備がなされることは、前述したとおり
である。なお、この一覧表示画面のメニューにあって、
「検索」のクリックはメモの存在を示す一覧の全データ
を表示して検索すること、「選択」のクリックは一覧表
示画面に表示された所望の欄を選択して登録画面に遷移
し、登録画面のメモ情報の修正あるいは削除を可能とす
ること、「CSV読込」のクリックは法改正時などに外
部からのCSV形式のファイル(任意フォルダやFPD
など)からパターン情報を取り込みメモ情報データファ
イルに登録すること、「CSV出力」のクリックは一覧
表示画面の一覧にあって選択された欄(ここでは複数欄
の選択が可能である)のメモ情報をCSV形式のファイ
ルとして任意フォルダやFPDなどに出力すること、を
その内容とする。そして、CSV読込やCSV出力の利
用は、ネットワークを通じてのデータの授受に都合がよ
く、特に複数の自治体等を対象とした一律のイベント処
理やイレギュラー処理に有用である。なお、CSV読込
の処理については後述する。
【0039】次に、後日程ではイレギュラー処理を実際
に行なわねばならないためメモ情報の確認・処理作業を
行う。つまりこの具体例における所得税についての入力
ミスに関して年末調整にて実際に処理を行う。図1の制
御部1に示すメモ情報自動呼出部11、画面ロック制御
部12、画面ロック情報解除部13、処理済み情報セッ
ト部14それぞれにおける処理は、この後日程について
の処理作業である。後日程にてオペレータが情報処理ア
プリケーションを実行しようとして業務画面を開いたと
き、すなわち本具体例では年末調整ファイル作成処理を
実行するために画面ID:31110の業務画面を開い
たとき、そしてその時がメモ情報の表示有効期間内であ
るときは、メモ情報データファイルのメッセージテーブ
ル53にあるメモ内容(メッセージ)が図9に示すよう
に業務画面上に表示される。同時にロックの有効期限内
にあって処理のロックがかかっているときには、業務画
面上にロックされている旨の表示がされる。なお、メッ
セージの表示もロック表示も有効期限を過ぎれば、自動
的に削除される。
【0040】ここで、図4〜図7のフローチャートを参
照しながらメモ情報自動呼出部11、画面ロック制御部
12、画面ロック情報解除部13、処理済み情報セット
部14の処理について説明する。図4は、メモ情報自動
呼出部11による表示処理フローチャートである。図4
において、オペレータにより本具体例における年末調整
ファイル作成処理の業務画面が図9に示すように開けら
れた状態で、ステップS11では、現在開いている画面
IDを識別する。すなわち画面ID:31110を識別
する。そしてステップ12にてメモ画面連携テーブル5
2から画面IDを検索してその有無を調べる。ステップ
S13では現在開いている画面IDとメモ画面連携テー
ブル52の画面IDとの一致を判断する。この判断の結
果画面IDが一致しない場合には、この業務画面はメモ
情報の処理対象画面ではないのでこの表示処理フローチ
ャートは終了する(表示処理終了という)。現在開いて
いる画面IDとメモ画面連携テーブル52の画面IDと
が一致した場合には、次にステップS14にてメモ画面
連携テーブル52である該当レコードの処理済みフラグ
が立っているか否か判断する。処理済みフラグが立って
いる場合には、処理済みであるので表示処理終了とな
る。未処理の場合には、ステップS15に至りメモ画面
連携テーブル52である該当レコードでの使用者IDあ
るいはグループIDの有無が判断される。使用者IDあ
るいはグループIDが有る場合にはステップS16にて
使用者IDあるいはグループIDを識別する。この後、
ステップS17にてログインしているオペレータのID
は対象となる使用者(ユーザ)のIDであるか否かを判
定する。対象ユーザでない場合ユーザが不適格であるた
め表示処理終了となり、対象ユーザである場合には、ス
テップS18にてメモ画面連携テーブル52である該当
レコードのメッセージフラグが立っているか否か判断す
る。なお、前記ステップS15にて使用者IDあるいは
グループIDがない場合にはこの業務画面が不特定の者
に開放されることになるので、この場合もステップS1
8に移行する。こうして、業務画面が一致しているか、
処理済みか、対象ユーザかが確認される。
【0041】次に、ステップS18にてメッセージフラ
グが立っていない場合には表示対象メッセージがないの
でメモ表示は行われない(メモ表示処理終了という)。
メッセージフラグが立っている場合には、ステップS1
9に至りメモ画面連携テーブル52である該当レコード
の表示開始日を識別する。この後ステップS20では、
現在開いている業務画面について表示開始日以降になっ
ているか否か判断する。表示開始日以降になっていない
場合には表示する必要がないのでメモ表示処理終了とな
る。表示開始日以降になっている場合には、ステップS
21にて有効期限・ロック情報テーブル51から該当レ
コードの表示有効期限を識別する。ついで、ステップS
22では表示有効期限か否かを判断し、期限外の場合に
はメモ表示処理終了となる。期限内の場合にはメッセー
ジテーブル53に格納されたメッセージの内容を表示す
る(ステップS23)。こうして、メッセージフラグの
有りか、表示開始日以降表示有効期限内かの確認の上、
業務画面にメッセージの内容が表示される。なお、メッ
セージが複数ある場合には、例えばステップS18から
ステップS23までの処理が複数のメッセージ数だけ繰
り返される。
【0042】次いで図5に示す画面ロック制御部12に
よる表示処理フローチャートは、画面でのロック表示の
処理に移る。フローチャートにおいてステップS24で
は、メモ画面連携テーブル52である該当レコードのロ
ックフラグを識別する。そしてステップS25にてロッ
クフラグが立っているか否か判定する。ロックフラグが
降りている場合にはロックの必要がないのでロック表示
処理は終了する。ロックフラグが立っている場合にはス
テップS26に至りロック有効期限内を識別する。そし
てステップS27にてロック有効期限内であるか否か判
断され、ロックの有効期限を外れているときロック表示
処理は終了する。有効期限内のときステップS28に至
り図9に示すロック対象画面である年末調整ファイル作
成画面の実行ボタンの操作を不可能にする。その後、画
面上にロックのメッセージを表示する(ステップS2
9)。こうして図9のように業務画面にロックメッセー
ジの内容が表示される。
【0043】次に、図6にて画面ロック情報解除部13
による処理を行う場合について述べる。画面ロック情報
解除部13による処理フローチャートでは、まず図9に
示す業務画面に表示されたロック表示内にあって、ロッ
ク解除ボタンがクリックされたか否かを判定する(ステ
ップS31)。ここでロック解除ボタンがクリックされ
ていないときは、ロックは解除されないままである。ロ
ック解除ボタンがクリックされたときは、ステップS3
2にてロック解除のログインIDを識別する。そして、
ステップS33にて図2に示す有効期限・ロック情報テ
ーブル51の該当レコードからロック解除権限者を識別
する。ステップS34では、ログインIDがロック解除
権限者か否かを判定する。ここでロック解除権限者でな
い場合にはロックは解除されずロックされたままであ
る。ロック解除権限者の場合には、図2に示すメモ画面
連携テーブル52のロックフラグを0にセットし(ステ
ップS35)、ロックされていた対象画面の実行ボタン
を操作可能にする(ステップS36)。このようにし
て、ロック解除権限者を確認しつつロックの解除が可能
となる。なお、このロック解除権限者はオペレータであ
る給与担当者以外に管理者の場合もあるので、その場合
には例えばサーバ内にロック中の情報処理アプリケーシ
ョンの一覧を置き、その一覧の中から選択してロック解
除を行えるようにしても良い。この場合は、図6に示す
各ステップにおいてロック解除は管理者によって行わ
れ、ログインIDは管理者のIDを対象として判断され
る。
【0044】図7に示す処理済み情報セット部14の処
理済みフローチャートにあっては、年末調整ファイル作
成の情報処理アプリケーションにあって、ロックが解除
され年末調整時の操作としてメモ情報のメッセージの内
容が処理されたか否かステップS40にて判断され、そ
の後、図2に示すメモ画面連携テーブル52の処理済フ
ラグが1にセットされ(ステップS41)、年末調整時
の操作処理が完了する。
【0045】以上、図3〜図7にて登録から処理済みま
での流れを説明した。次に、図9、図10にて年末調整
時の所得税還付処理を例にとったイレギュラー処理につ
き、図10に示す現日程での画面である一覧表示画面及
び登録画面と後日程での図9に示すメモ情報自動呼出の
画面とで画面上での処理の流れを主に示す。ここでは、
図10に示す登録時の一覧表示画面について、メニュー
「登録」をクリックすることによって登録画面に遷移し
て登録画面の空欄を図示のように埋めた状態では、図1
のメモ情報データファイルを示すメモ情報マスタMには
図2に示す各テーブル51、52、53が登録されて格
納される。そして、図9に示す後日程でのメモ情報自動
呼出画面の表示では、業務画面の表示と共にメモ情報マ
スタMからのメモ情報であるメッセージ及びロックの各
ダイアログが表示される。ここで、ダイアログの「確
認」あるいは業務画面の「確認」のクリックにより図1
0の登録画面が表示され内容が確認できる。またダイア
ログの「解除」のクリックは解除権限がなければ解除で
きないようになっている。この場合、このイレギュラー
処理である「年末調整時の操作」の後日程の処理に関連
して図10の登録画面の表示にて示されるように「年末
調整情報」及び「年税額計算」についての各情報処理ア
プリケーションが実行されるが、この各情報処理アプリ
ケーションについても業務画面にてメモ情報が付されて
おり、実行に当たってメモ情報の処理が必要である。
【0046】上述してきたように本実施の形態1では、
イレギュラー処理について現日程の登録及び後日程の処
理を行うにつき、この後日程の処理にあって登録したメ
モ情報を業務画面に自動的に表示し、更には、処理が誤
って行われないようロックをかけたので、例え長期間の
タイムラグがあっても、誤操作やイレギュラー処理の見
過ごしはない。
【0047】(実施の形態2)本実施の形態2では、上
記実施の形態1の説明を前提とするものであるが、例え
ば年末調整時の所得税還付処理を例にとったイレギュラ
ー処理についてではなく、例えば法改正によって運用パ
ターンが特定時期のみ変更されるイベント処理、具体的
には一例として自治体における特例一時金の期末手当処
理について説明する。
【0048】図11、図12は、本実施の形態2に係る
法改正による特例一時金の期末手当処理に関する現日程
での一覧表示画面及び登録画面と後日程でのメモ情報自
動呼出の画面を主に示す。例えば、人事院の勧告により
国家公務員向け法改正に準拠した地方自治体の法改正に
対応する特例一時金の支給については、改定時期や内容
あるいは実施までの期間が短いことに起因して公務員給
与の通常運用処理に対して、処理の追加、内容変更、あ
るいは割愛などのイベント処理の対象とされる。ここに
おいて、法改正により特例一時金の公示があると、その
時点で現日程の登録作業が行われる。その内容は、一例
として3月の期末手当処理時に特例一時金を支給するた
め、3月のみ期末手当処理の運用方法が変更になるとい
うものである。これを受けて、自治体の給与担当者であ
るオペレータは、図11(b)に示す登録画面によって
登録をする。この際、例えば図1に示す給与処理データ
ファイルの画面管理テーブル62での画面IDと画面名
称とは、期末手当処理にかかる「11011:コードメ
ンテ」、「30510:期末勤勉手当前処理」、「30
512:期末勤勉計算」からなる各情報処理アプリケー
ションの業務画面が抽出され、登録画面にて補助画面と
して表示される。ここで、期末勤勉手当前処理及び期末
勤勉計算の各アプリケーションは、通常運用処理である
が、コードメンテはイベント処理の内容に係わるアプリ
ケーションであり、前もって法改正などを予測して作ら
れる。
【0049】登録にあたっては、一覧表示画面から登録
画面に遷移し補助画面の「期末勤勉手当前処理」である
情報処理アプリケーションを対象として、「イベント名
称:特例一時金対応」から始まる登録画面の空欄が埋め
られ、同時にメモ情報マスタM内の有効期限・ロック情
報テーブル51であるメインマスタ(図11(a))、
メモ画面連携テーブル52であるサブマスタ(図11
(a))、及びメモ情報のメッセージ内容が登録され
る。この登録作業は、実施の形態1と同様である。
【0050】他方、法改正に伴う特例一時金の運用制御
に必要なサポート情報も、画面1の「特例一時金対応」
を特定したCSV読込のクリックにてメモ情報マスタM
に読み込まれる。この場合、サポート情報はコードメン
テ情報としてサポートセンタより例えば全国の各自治体
に配信されることになるが、サポートセンタでは図12
(a)に示すように法改正に伴う運用フロー変更画面に
基づき工程変更によるCSV出力によるメモ情報を創成
し、パターン情報として記憶されている。なお、このサ
ポート情報は、登録された使用者、グループによって取
り扱われ、解除権者によってロック解除が行われなけれ
ばならない。従って、登録時での変更が生じた場合には
「選択」のクリックにより修正を掛けなければならな
い。
【0051】後日程では図12(b)に示すように業務
画面と共にメモ情報自動呼出画面が表示される。このメ
モ情報自動呼出画面でもメモ情報マスタMからのメモ情
報であるメッセージ及びロックの各ダイアログが表示さ
れる。そして、ダイアログの「確認」あるいは業務画面
の「確認」のクリックにて登録画面が表示され内容が確
認できる。またダイアログの「解除」のクリックは解除
権限がなければ解除できないようになっている。この場
合、このイベント処理である「特例一時金対応」の後日
程の処理に関連して図11(b)に示す登録画面及び図
11(a)に示すサブマスタの表示にて示されるように
「コードメンテ」及び「期末勤勉計算」についての各情
報処理アプリケーションが実行されるが、この各情報処
理アプリケーションについても業務画面にてメモ情報が
付されており、実行に当たってメモ情報の処理が必要で
ある。因みに、補助画面の「11011:コードメン
テ」にかかる情報処理アプリケーションは、図11
(b)の登録画面にかかる期末勤勉手当前処理の前に処
理すべきことが、図12(b)のメモ情報自動呼出画面
のメモ内容から判明する。
【0052】このように実施の形態2でも、イベント処
理について現日程の登録及び後日程の処理を行い、この
後日程の処理にあって登録したメモ情報を業務画面に自
動的に表示し、更には、処理が進まないようロックをか
けており、例えタイムラグがあっても、誤操作やイベン
ト処理の見過ごしはない。
【0053】これまでの説明はメモ情報管理装置に基づ
き述べたものである。本発明は図3から図7までの処理
を実行するためのプログラムについても、図13及び図
14に示すコンピュータシステムにて実行可能である。
図13に示すコンピュータシステム100は、本体部1
01、本体部101からの指示により表示画面102a
に画像等の情報を表示するディスプレイ102、このコ
ンピュータシステム100に種々の情報を入力するため
のキーボード103、ディプレイ102の表示画面10
2a上の任意の位置を指定するマウス104、ローカル
エリアネットワーク(LAN)106または広域エリア
ネットワーク(WAN)に接続するLANインターフェ
ース、インターネットなどの公衆回線107に接続する
モデム105が備えられている。ここで、LAN106
は、ほかのコンピュータシステム(PC)111、サー
バ112、プリンタ113等とコンピュータシステム1
00とを接続している。また、図14に示すように、本
体部101は、CPU121、RAM122、ROM1
23、ハードディスクドライブ(HDD)124、CD
−ROMドライブ125、FDドライブ126、I/O
インターフェース127およびLANインターフェース
128を備えている。
【0054】このコンピュータシステム100において
メモ情報管理プログラムを実行する場合、フレキシブル
ディスク(FD)108、CD−ROM109、DVD
ディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶
媒体、モデム105およびLANインターフェースを利
用し回線を介して接続されたサーバ112のデータベー
ス、あるいは、ほかのコンピュータシステム(PC)1
11のデータベースに格納等の記憶媒体に記憶されたメ
モ情報管理プログラムをコンピュータシステム100に
インストールする。インストールされたメモ情報管理プ
ログラムは、HDD124に記憶され、RAM122、
ROM123などを利用してCPU121により実行さ
れる。ここで、記憶媒体とは、CD−ROM109、フ
レキシブルディスク108、DVDディスク、光磁気デ
ィスク、ICカード等の可搬型記憶媒体やコンピュータ
システム100の内外に備えられたハードディスク12
4等の記憶装置のほか、LAN106を介して接続され
たインストール元のモデル構築プログラムを保持するサ
ーバ112のデータベース、あるいは、ほかのコンピュ
ータシステム111並びにそのデータベースや、さらに
公衆回線107上の伝送媒体をも含むものである。
【0055】(付記1)情報処理アプリケーションを経
時的に実行するに際し、現日程より後日程にて実行され
る情報処理アプリケーションに関するメモ情報を管理す
るプログラムにおいて、メモ情報の発生に伴いこのメモ
情報にリンクする情報処理アプリケーションに係る業務
画面とメモ情報の表示時期とを登録し、後日程での表示
時期において前記情報処理アプリケーションの業務画面
上に登録したメモ情報を表示することを特徴とするメモ
情報管理プログラム。
【0056】(付記2)メモ情報の表示時期はメッセー
ジの表示有効期限及びロック有効期限の少なくとも一つ
を有することを特徴とする付記1に記載のメモ情報管理
プログラム。
【0057】(付記3)業務画面は既存のデータの中か
ら画面IDにて特定されることを特徴とする付記1に記
載のメモ情報管理プログラム。
【0058】(付記4)情報処理アプリケーションの処
理の実行をロックするメモ情報の登録をし、業務画面上
に表示されたメモ情報にてロックが解除されるまで情報
処理アプリケーションの処理を実行できないようにした
ことを特徴とする、付記1に記載のメモ情報管理プログ
ラム。
【0059】(付記5)情報処理アプリケーションの処
理の実行をロックするメモ情報の登録の際、解除権限者
を登録することを特徴とする、付記4に記載のメモ情報
管理プログラム。
【0060】(付記6)情報処理アプリケーションに係
るメモ情報の登録の際、表示対象者を登録し、この表示
対象者が前記情報処理アプリケーションの業務画面を開
いたときのみメモ情報を表示することを特徴とする付記
1または4に記載のメモ情報管理プログラム。
【0061】(付記7)メモ情報の表示のうちメッセー
ジの表示は、表示開始日と有効期限日との間にて行われ
ることを特徴とする付記1に記載のメモ情報管理プログ
ラム。
【0062】(付記8)情報処理アプリケーションの業
務画面に関連してメモ情報を作成しかつ前記情報処理ア
プリケーションの処理前の業務画面表示時に前記メモ情
報を表示する処理をする処理装置と、この処理装置にメ
モ情報を提供する既存のデータを格納した既存データフ
ァイルと、この既存データファイルのメモ情報と処理装
置への入力操作にて作成したメモ情報をデータとして登
録するメモ用データファイルと、を有するメモ情報管理
装置。
【0063】(付記9)メモ用データファイルには入力
操作にてメモ情報に関係する外部ファイルからの情報を
格納する機能を有することを特徴とする付記8に記載の
メモ情報管理装置。
【0064】(付記10)メモ情報データファイルには
ロック解除権限者が扱えるロック情報一覧テーブルを備
えたことを特徴とする付記8に記載のメモ情報管理装
置。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、メモ情報の発生に伴いこのメモ情報にリンクす
る情報処理アプリケーションに係る業務画面とメモ情報
の表示時期とを登録し、後日程での表示時期において前
記情報処理アプリケーションの業務画面上に登録したメ
モ情報を表示することにより、後日程での表示時期にお
いて前記情報処理アプリケーションの業務画面上にメモ
内容を含めたメモ情報確実に表示することができ、長期
間のタイムラグを経て処理すべき作業、又は通常運用の
処理作業ではなく突発的にあるいは一時的に生ずる処理
作業であっても、オペレータによる確認の不備や引継ぎ
・連絡の不行き届きに基づく処理の誤操作や見過ごしを
無くすことができるという効果を奏する。
【0066】また、請求項2の発明によれば、情報処理
アプリケーションの処理の実行をロックするメモ情報の
登録をし、情報処理アプリケーション業務画面上に表示
されたメモ情報にてロックが解除されるまで情報処理ア
プリケーションの処理を実行できないようにしたことに
より、表示されたメモ情報の機密性を保つことができる
という効果を奏する。
【0067】また、請求項3の発明によれば、情報処理
アプリケーションの処理の実行をロックするメモ情報の
登録の際、解除権限者を登録することにより、解除権限
者以外の者がメモを見て混乱し不適切な対応を取ること
を防止できかつ機密性を保つことができる。更に、引継
ぎがあった場合の情報漏れを防止することができる効果
を奏する。
【0068】また、請求項4の発明によれば、情報処理
アプリケーションに係るメモ情報の登録の際、例えばオ
ペレータやグループなど表示対象者を登録し、この表示
対象者が前記情報処理アプリケーションの業務画面を開
いたときのみメモ情報を表示することにより、表示対象
者以外の者がメモを見て混乱し不適切な対応を取ること
を防止できかつ機密性を保つことができる。また、表示
されたメモ情報を確認し対処することなく情報処理アプ
リケーションの処理を実行するということがない。更
に、引継ぎがあった場合の情報漏れを防止することがで
きる、という効果を奏する。
【0069】また、請求項5の発明によれば、情報処理
アプリケーションの業務画面に関連してメモ情報を作成
しかつ前記情報処理アプリケーションの処理前の業務画
面表示時に前記メモ情報を表示する処理をする処理装置
と、この処理装置にメモ情報を提供する既存のデータを
格納した既存データファイルと、この既存データファイ
ルのメモ情報と処理装置への入力操作にて作成したメモ
情報をデータとして登録するメモ用データファイルと、
を有することにより、現日程にてメモ情報を確実に登録
することができ、ネットワークのサーバを構成すること
により例えば自治体の一律なる情報の授受が可能になる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係るメモ情報管理装置の概念
を示すブロック構成図である。
【図2】本実施の形態1に係るメモ情報管理装置のメモ
情報データファイル及び給与処理データファイル内のデ
ータ構造図である。
【図3】メモ情報登録修正部による処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】メモ情報自動呼出部による表示処理フローチャ
ートである。
【図5】画面ロック制御部による表示処理フローチャー
トである。
【図6】画面ロック情報解除部による処理を示すフロー
チャートである。
【図7】処理済み情報セット部による処理を示すフロー
チャートである。
【図8】一覧表示画面と登録画面を示す表示状態図であ
る。
【図9】メモ情報自動呼出画面の表示状態図である。
【図10】一覧表示画面と登録画面を示す表示状態図で
ある。
【図11】(a)データ構造図と(b)一覧表示画面と
登録画面を示す表示状態図である。
【図12】(a)サポート処理の説明図と(b)メモ情
報自動呼出画面の表示状態図である。
【図13】コンピュータシステムの構成図である。
【図14】コンピュータシステムのブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部(処理装置) 10 メモ情報登録修正部 11 メモ情報自動呼出部 12 画面ロック制御部 13 画面ロック情報解除部 14 処理済み情報セット部 51 有効期限・ロック情報テーブル 52 メモ画面連携テーブル 53 メッセージテーブル 61 使用者管理テーブル 62 画面管理テーブル
フロントページの続き (72)発明者 河合 豪雄 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目2番3号 株式会社富士通東北システムエンジニア リング内 Fターム(参考) 5B076 FB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理アプリケーションを経時的に実
    行するに際し、現日程より後日程にて実行される情報処
    理アプリケーションに関するメモ情報を管理するプログ
    ラムにおいて、 メモ情報の発生に伴いこのメモ情報にリンクする情報処
    理アプリケーションに係る業務画面とメモ情報の表示時
    期とを登録し、 後日程での表示時期において前記情報処理アプリケーシ
    ョンの業務画面上に登録したメモ情報を表示することを
    特徴とするメモ情報管理プログラム。
  2. 【請求項2】 情報処理アプリケーションの処理の実行
    をロックするメモ情報の登録をし、業務画面上に表示さ
    れたメモ情報にてロックが解除されるまで情報処理アプ
    リケーションの処理を実行できないようにしたことを特
    徴とする、請求項1に記載のメモ情報管理プログラム。
  3. 【請求項3】 情報処理アプリケーションの処理の実行
    をロックするメモ情報の登録の際、解除権限者を登録す
    ることを特徴とする、請求項2に記載のメモ情報管理プ
    ログラム。
  4. 【請求項4】 情報処理アプリケーションに係るメモ情
    報の登録の際、表示対象者を登録し、この表示対象者が
    前記情報処理アプリケーションの業務画面を開いたとき
    のみメモ情報を表示することを特徴とする、請求項1な
    いし3のいずれか一つに記載のメモ情報管理プログラ
    ム。
  5. 【請求項5】 情報処理アプリケーションの業務画面に
    関連してメモ情報を作成しかつ前記情報処理アプリケー
    ションの処理前の業務画面表示時に前記メモ情報を表示
    する処理をする処理装置と、 この処理装置にメモ情報を提供する既存のデータを格納
    した既存データファイルと、 この既存データファイルのメモ情報と処理装置への入力
    操作にて作成したメモ情報をデータとして登録するメモ
    用データファイルと、を有するメモ情報管理装置。
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