以下、本発明によるサーバ装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、メニューを構成するメニュー項目や、端末装置にて入力した情報、アイコンの位置などを、サーバ装置にて保持し、当該情報を用いて、メニューやアイコンなどを、端末装置にて出力する情報システム1について説明する。
図1は、本実施の形態における情報システム1の概念図である。図1において、サーバ装置11と、端末装置12とは、ネットワーク13を介して接続されている。サーバ装置11は、例えば、端末装置12で使用する情報や、端末装置12で入力された情報などを集中的に管理するためのサーバである。また、端末装置12は、例えば、ユーザがいわゆる記帳を行うためのパソコンなどである。当該パソコンは、例えば、デスクトップ型や、ノート型、タブレット型などであり、形態は、問わない。また、ネットワーク13は、有線または無線の通信回線であり、例えば、インターネットや、イントラネット、LAN(Local Area Network)などである。また、情報システム1は、例えば、いわゆるクラウドシステムであり、端末装置12を使用するユーザは、通常、サーバ装置11が提供する情報処理サービスを、ネットワーク13を経由して利用する。
図2は、本実施の形態におけるサーバ装置11のブロック図である。サーバ装置11は、入力候補管理情報格納部1101、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102、ユーザ入力管理情報格納部1103、アイコン位置管理情報格納部1104、受信部1105、入力候補管理情報蓄積部1106、ユーザ使用キー種類管理情報蓄積部1107、入力状況判断部1108、ユーザ入力管理情報蓄積部1109、ユーザ使用キー種類情報取得部1110、メニュー項目取得部1111、ユーザ入力管理情報取得部1112、アイコン位置情報取得部1113、送信部1114を備える。
また、図3は、本実施の形態における端末装置12のブロック図である。端末装置12は、ユーザ識別子格納部1201、画面情報格納部1202、端末受付部1203、UI識別子取得部1204、端末ユーザ入力管理情報取得部1205、端末送信部1206、端末受信部1207、画面出力部1208、メニュー出力部1209、入力候補情報出力部1210、ユーザ入力管理情報出力部1211、入力支援画面表示アイコン出力部1212、入力支援画面出力部1213を備える。
入力候補管理情報格納部1101には、2種類以上のキーと、入力候補情報とを有する2以上の入力候補管理情報が格納される。キーとは、2以上の入力候補情報から1つの入力候補情報を選択するための情報である。キーは、通常、ユーザが入力する情報である。また、入力候補情報とは、入力フィールドに入力され得る情報の候補である。また、所定の2以上の情報を有することには、当該2以上の各情報が対応付いていることも含まれる。また、入力候補管理情報は、ユーザ識別子を有していてもよい。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報であり、例えば、いわゆるIDや、氏名などである。ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報であれば、その形式や内容などは、問わない。
また、キーは、通常、入力候補情報と対になる情報である。キーは、例えば、1以上のひらがなや、1以上のカタカナ、1以上の数字、1以上のアルファベットなどである。また、キーは、これらの文字の1以上の組み合わせであってもよい。1以上のカタカナは、例えば、入力候補情報の読み仮名である。また、1以上の数字は、例えば、入力候補情報に対応するコードである。また、1以上のひらがなや、1以上のカタカナは、「インデックス」と呼んでもよい。また、1以上の数字は、「コード」と呼んでもよい。
また、入力管理情報が有する2種類以上のキーのうち、1種類のキーがカスタマイズ不可であり、残りの1種類以上のキーがカスタマイズ可であることは、好適である。当該カスタマイズ不可のキーは、例えば、コードである。また、当該カスタマイズ可のキーは、例えば、インデックスである。コードは、例えば、会計士や、税理士などの士業ユーザが使用するキーである。また、インデックスは、例えば、企業の会計担当者などの担当者ユーザが使用するキーである。
また、入力フィールドとは、情報が入力されるユーザインターフェースである。入力フィールドは、例えば、いわゆるテキストボックスや、表、表が有する1以上の各セルなどである。また、入力フィールドは、通常、画面が有する。画面とは、例えば、いわゆるフォームや、ダイアログ、ウィンドウなどと呼ばれるものである。また、画面には、通常、入力フィールドや、ボタン、メニュー、アイコンなどが配置されている。
また、入力候補情報は、通常、一の入力フィールドに対応するメニューが含む一の項目となる情報である。入力候補情報が示す情報の内容は問わないが、入力候補情報は、会計処理における勘定科目であることが好適である。
また、入力候補管理情報格納部1101には、例えば、2つのユーザ識別子で識別される各ユーザが使用する2種類のキーと、当該キーと対になる入力候補情報とを有する1以上のレコードを有する2以上の入力候補管理情報が格納されてもよい。
ここで、例えば、当該2以上の入力候補管理情報のうちの2つの入力候補管理情報を、第一の入力管理情報、第二の入力管理情報とする。この場合、第一の入力候補管理情報は、通常、第一のユーザ識別子で識別されるユーザが使用するキー(以下、適宜、第一のキー)と、第二のユーザ識別子で識別されるユーザが使用するキー(以下、適宜、第二のキー)と、当該両キーと対になる入力候補情報とを有する1以上のレコードを有する。また、第二の入力候補管理情報は、通常、第一のユーザ識別子で識別されるユーザが使用するキーと、第三のユーザ識別子で識別されるユーザが使用するキー(以下、適宜、第三のキー)と、当該両キーと対になる入力候補情報とを有する1以上のレコードを有する。
また、第一のユーザ識別子で識別されるユーザは、例えば、士業ユーザである。また、第二のユーザ識別子、および第三のユーザ識別子で識別されるユーザは、例えば、担当者ユーザである。また、例えば、第一のキーの種類と、第二のキーの種類とが異なることは、好適である。また、例えば、第一のキーの種類と、第三のキーの種類とが異なることは、好適である。また、第二のキーの種類と、第三のキーの種類とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
なお、第一の入力候補管理情報のデータ構造、および第二の入力管理情報のデータ構造は問わない。例えば、第一の入力候補管理情報を構成するレコードは、第一のキーへのポインタまたは第一のキーの識別情報、第二のキー、および入力候補情報を有してもよい。また、同様に、例えば、第二の入力候補管理情報を構成するレコードは、第一のキーへのポインタまたは第一のキーの識別情報、第三のキー、および入力候補情報を有してもよい。この様な場合、第一のキー自体は、例えば、いわゆるマスタとして、第一の入力候補管理情報や第二の入力候補管理情報とは別に管理されている。そして、第一のキーが修正された場合、第一の入力候補管理情報が有する第一のキー、および第二の入力候補管理情報が有する第一のキーが同時に修正されることとなる。
また、例えば、第一の入力候補管理情報を構成するレコードは、第一のキー、第二のキー、および入力候補情報を有してもよい。また、同様に、例えば、第二の入力候補管理情報を構成するレコードは、第一のキー、第三のキー、および入力候補情報を有してもよい。この様な場合、第一の入力候補管理情報に含まれる第一のキー、または第二の入力候補管理情報に含まれる第一のキーが修正された場合、図示しない修正手段は、第二の入力候補管理情報に含まれる第一のキー、または第一の入力候補管理情報に含まれる第一のキーも同時に修正するものとする。
以上の処理により、情報システム1を用いて、例えば、一の士業ユーザが2以上の異なる企業の会計処理を円滑に行うことができる。つまり、2以上の異なる企業の担当者ユーザが異なる入力候補管理情報を用いる場合でも、一の士業ユーザは、常に、同一のキーのセット(2以上のキー)を用いて、2以上の入力候補情報から一の情報を選択し、入力することができる。
ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102には、ユーザ識別子と、ユーザ使用キー種類情報とを有する2以上のユーザ使用キー種類管理情報が格納される。ユーザ使用キー種類情報とは、ユーザが使用するキーであるユーザ使用キーの種類を示す情報である。ユーザ使用キー種類情報は、例えば、ユーザ使用キーがひらがなであることや、カタカナであること、数字であること、アルファベットであることなどを示す情報である。また、ユーザ使用キー種類情報は、通常、キーの種類を識別するキー種類識別情報である。また、ユーザ使用キー種類情報は、例えば、ユーザ使用キーがコードであることや、ユーザ使用キーがインデックスであることなどを示す情報であってもよい。
ユーザ入力管理情報格納部1103には、ユーザ識別子と、1以上の入力情報と、UI識別子とを有する1以上のユーザ入力管理情報が格納される。入力情報とは、1以上の各入力フィールドに入力された情報である。また、UI識別子とは、画面に対応する識別子である。
入力情報は、例えば、日付や、勘定科目、科目コード、金額、伝票番号、摘要などを示す情報である。また、入力情報には、これらの項目名(入力情報の種類)を示す情報が対応付いていてもよい。また、当該項目名は、例えば、「借方」や、「貸方」など、2以上の項目を1つにまとめるための項目名であってもよい。
また、UI識別子は、例えば、画面を識別する画面識別子や、当該画面の呼び出し元であるメニュー項目を識別するメニュー項目識別子などである。
また、一のユーザ入力管理情報は、通常、一の仕訳伝票を示す。一の仕訳伝票とは、通常、一の識別子により識別される仕訳伝票である。当該識別子は、例えば、伝票番号や、日付などである。また、一のユーザ入力管理情報は、例えば、いわゆるRDB(リレーショナル・データベース:Relational Database)における一のテーブルや、当該テーブルが有する一のレコードであってもよい。
また、ユーザ入力管理情報は、例えば、当該ユーザ入力管理情報を識別する識別子(以下、適宜、レコードID)、日時や、日付、時刻などを示す情報を有していてもよい。また、ユーザ入力管理情報は、例えば、入力状況情報を有していてもよい。入力状況情報とは、ユーザ入力管理情報が新規作成されたものであるか、修正されたものであるかを示す情報である。「修正された」とは、例えば、ユーザ入力管理情報が有する一部の情報が更新されたことや、ユーザ入力管理情報が有する一部の情報が削除されたことなどを意味する。
また、入力状況情報を有する場合、ユーザ入力管理情報は、通常、当該入力状況情報と対になるUI識別子や、同対になる日時などを示す情報などを有する。また、ユーザ入力管理情報は、通常、1または2以上の入力状況情報を有する。1つの入力状況情報を有する場合、当該入力状況情報は、通常、新規作成されたものであることを示す。また、2以上の入力状況情報を有する場合、当該入力状況情報のうちの1つは、新規作成されたものであることを示し、残りの1以上は、修正されたものであることを示す。
また、ユーザ入力管理情報は、例えば、入力情報を管理するためのテーブルであり、いわゆるトランザクションテーブルであると捉えてもよい。
アイコン位置管理情報格納部1104には、入力属性情報と、アイコン位置情報とを有する1以上のアイコン位置管理情報が格納される。入力属性情報とは、入力フィールドに入力される入力情報の属性を示す情報である。入力属性情報は、例えば、いわゆるデータタイプである。また、アイコン位置情報とは、画面におけるアイコンの位置を示す情報である。
アイコンとは、図柄、絵柄、記号、文字などを表現したものである。アイコンは、通常、いわゆる画像であるが、当該画像の形式は問わない。つまり、当該画像は、ラスタデータであってもよいし、ベクタデータであってもよいし、その他のデータであってもよい。また、アイコンは、アイコンの属性を示す1以上の属性情報を有していてもよい。当該属性は、例えば、色や、大きさ、形状などである。また、アイコンは、アイコンを識別するアイコン識別子を有していてもよい。
また、当該アイコンは、通常、後述の入力支援画面を表示するための入力支援画面表示アイコンである。また、当該アイコンは、いわゆるボタンであってもよい。
また、入力属性情報は、例えば、入力フィールドに入力される入力情報が、数値であることや、日付であること、1以上の文字(文字列)であることなどを示す情報である。数値は、例えば、金額であってもよい。
また、アイコン位置情報は、通常、入力フィールドにおけるアイコンの位置を示す情報である。アイコン位置情報は、例えば、入力フィールドにおいてアイコンを右寄せにするか、左寄せにするかなどを示す情報や、入力フィールドにおける座標、画面における座標などを示す情報である。
また、アイコン位置管理情報は、アイコンの種類を示すアイコン種類情報を有していてもよい。アイコン種類情報は、例えば、アイコンをクリックすることにより表示される画面の種類や、アイコンをクリックすることにより動作する機能の名称などを示す情報である。また、アイコン位置管理情報は、入力フィールドを識別する入力フィールド識別子を有していてもよい。当該入力フィールド識別子は、入力フィールドを識別することができれば、内容や形式などは、問わない。
受信部1105は、入力候補管理情報、ユーザ使用キー種類管理情報、メニュー取得指示、ユーザ入力管理情報、ユーザ入力管理情報取得指示、入力支援画面表示アイコン出力指示を、端末装置12から受信する。受信部1105は、通常、これらの指示や情報を、同時には受信せず、それぞれを別個に受信する。
入力候補管理情報、ユーザ使用キー種類管理情報、ユーザ入力管理情報は、通常、ユーザ識別子を有する。
また、メニュー取得指示とは、入力フィールドに対応するメニューを取得する指示である。当該入力フィールドに対応するメニューとは、1以上の入力候補情報をメニュー項目として含むメニューである。また、当該メニューは、当該入力候補情報と対になる2種類以上のキーを有していてもよい。また、メニュー取得指示は、通常、ユーザ識別子と、キーの一部である部分キーとを有する。部分キーとは、例えば、入力フィールドにおいて入力途中であるキーなどである。
また、ユーザ入力管理情報取得指示とは、ユーザ入力管理情報を取得する指示である。ユーザ入力管理情報取得指示は、通常、ユーザ識別子を少なくとも有する。また、ユーザ入力管理情報取得指示は、例えば、レコードIDや、入力情報の種類を示す情報、UI識別子、1または2の日付により示される期間を示す情報などを有していてもよい。
また、入力支援画面表示アイコン出力指示とは、入力支援画面を表示するためのアイコンである入力支援画面表示アイコンを出力する指示である。入力支援画面とは、入力フィールドへの情報の入力を支援するための画面である。入力支援画面は、例えば、電卓状の画面や、カレンダー状の画面、50音表状の画面、キーボード状の画面などである。また、当該「状」とは、おおよそそのような形状をしていればよいことを意味する。例えば、「電卓状」であれば、おおよそ電卓の形状であればよいことを意味する。また、例えば、「電卓状の画面」であれば、「1」から「9」までの数字、および「+」や「−」などの演算記号の配置が、一般的に「電卓である」と判断できる配置になっておらず、一見、電卓とは判断できない画面ではあるが、電卓が有する数字や演算記号などを有する画面も含む。
また、入力支援画面表示アイコン出力指示は、通常、入力属性情報を有する。また、入力支援画面表示アイコン出力指示は、例えば、当該入力支援画面表示アイコンの種類を示す情報や、入力フィールド識別子などを有していてもよい。当該種類を示す情報は、例えば、入力支援画面表示アイコンが、電卓状の入力支援画面を表示するためのものであることや、カレンダー状の入力支援画面を表示するためのものであること、50音表状の入力支援画面を表示するためのものであることなどを示す情報である。
入力候補管理情報蓄積部1106は、受信部1105が受信した入力候補管理情報を、入力候補管理情報格納部1101に蓄積する。蓄積の方法や手順などは、問わない。
ユーザ使用キー種類管理情報蓄積部1107は、受信部1105が受信したユーザ使用キー種類管理情報を、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102に蓄積する。蓄積の方法や手順などは、問わない。
入力状況判断部1108は、受信部1105がユーザ入力管理情報を受信した場合に、当該ユーザ入力管理情報が、新規に作成されたものであるのか、または既存のユーザ入力管理情報が修正されたものであるのかを判断する。そして、入力状況判断部1108は、当該判断の結果を示す入力状況情報を取得する。また、入力状況判断部1108は、通常、ユーザ入力管理情報格納部1103に格納されている1以上のユーザ入力管理情報を用いて、上記の判断を行う。なお、上記の判断の方法や手順などは、問わない。
入力状況判断部1108は、例えば、まず、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報が有するレコードIDを取得する。そして、入力状況判断部1108は、当該取得したレコードIDと同一のレコードIDを有するユーザ入力管理情報が、ユーザ入力管理情報格納部1103に格納されているか否かを判断する。そして、格納されていない場合、入力状況判断部1108は、当該ユーザ入力管理情報は新規に作成されたものであると判断する。また、格納されている場合、入力状況判断部1108は、当該ユーザ入力管理情報は既存のユーザ入力管理情報が修正されたものであると判断する。
また、入力状況判断部1108は、例えば、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報が有する1以上の入力情報のうち、1以上が異なるユーザ入力管理情報が、ユーザ入力管理情報格納部1103に格納されているか否かを判断する。そして、格納されていない場合、入力状況判断部1108は、当該ユーザ入力管理情報は新規に作成されたものであると判断する。また、格納されている場合、入力状況判断部1108は、当該ユーザ入力管理情報は既存のユーザ入力管理情報が修正されたものであると判断する。
なお、入力状況判断部1108は、例えば、ユーザ入力管理情報が、新規に作成されたものであるのか、または既存のユーザ入力管理情報が修正されたものであるのかを、少なくとも判断できればよく、その方法や手順などは、問わない。
また、入力状況判断部1108は、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報が、新規に作成されたものであるのか、または既存のユーザ入力管理情報が修正されたものであるのか、または既存のユーザ入力管理情報の一部の情報を削除したものであるのかを判断してもよい。
また、上記の様な判断の結果、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報は新規に作成されたものであると判断した場合、入力状況判断部1108は、例えば、入力状況情報である「新規」や、新規作成されたものであることを示すフラグなどを取得する。また、例えば、上記の様な判断の結果、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報は既存のユーザ入力管理情報が修正されたものであると判断した場合、入力状況判断部1108は、例えば、入力状況情報である「修正」や、修正されたものであることを示すフラグなどを取得する。また、例えば、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報は既存のユーザ入力管理情報の一部の情報が削除されたものであると判断した場合、入力状況判断部1108は、例えば、入力状況情報である「削除」や、削除されたものであることを示すフラグなどを取得する。また、「新規」や「修正」、「削除」などの入力状況情報は、通常、入力状況判断部1108が保持しているが、任意の記憶領域や所定の記憶領域に格納されていてもよい。
ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、受信部1105がユーザ入力管理情報を受信した場合に、当該受信部1105が受信したユーザ入力管理情報を、ユーザ入力管理情報格納部1103に蓄積する。また、入力状況判断部1108が入力状況情報を取得した場合、ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、当該入力状況判断部1108が取得した入力状況情報を対応付けて、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報を、ユーザ入力管理情報格納部1103に蓄積する。
また、ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、通常、ユーザ入力管理情報を、いわゆる追記にて蓄積する。また、例えば、入力状況判断部1108が「新規」を取得した場合、ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、ユーザ入力管理情報を、いわゆる追記にて蓄積する。また、例えば、入力状況判断部1108が「修正」または「削除」を取得した場合、ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、ユーザ入力管理情報を、いわゆる上書きにて蓄積する。このとき、ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報が有するレコードIDと同一のレコードIDを有するユーザ入力管理情報に、当該受信部1105が受信したユーザ入力管理情報を上書きする。
ユーザ使用キー種類情報取得部1110は、受信部1105が受信したメニュー取得指示が有するユーザ識別子に対応するユーザ使用キー種類情報を、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102から取得する。ユーザ使用キー種類情報取得部1110は、通常、受信部1105が受信したメニュー取得指示が有するユーザ識別子が、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102に格納されている1以上の各ユーザ使用キー種類管理情報が有するユーザ識別子のいずれに一致するか否かを判断する。そして、ユーザ使用キー種類情報取得部1110は、一致すると判断したユーザ識別子に対応付いているユーザ使用キー種類情報を、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102から取得する。
メニュー項目取得部1111は、キーと、当該キーと対になる入力候補情報とを、メニュー項目として入力候補管理情報格納部1101から取得する。メニュー項目取得部1111は、例えば、まず、ユーザ使用キー種類情報取得部1110が取得したユーザ使用キー種類情報が示すキーの種類と同一の種類であるキーを、入力候補管理情報格納部1101に格納されている1以上の各入力候補管理情報について特定する。そして、メニュー項目取得部1111は、特定した1以上のキーのうち、受信部1105が受信したメニュー取得指示が有する部分キーを含むキーを特定する。このとき、「部分キーを含むキー」は、部分キーが前方一致するキーであることが好適である。そして、メニュー項目取得部1111は、特定した1以上の各キーを含む入力候補管理情報を、入力候補管理情報格納部1101から取得する。このとき、メニュー項目取得部1111は、通常、入力候補管理情報が有する2種類以上のキーと、入力候補情報とを取得する。
また、受信部1105が受信したメニュー項目取得指示がユーザ識別子を有している場合、メニュー項目取得部1111は、例えば、まず、当該ユーザ識別子を有する1以上の入力候補管理情報を、入力候補管理情報格納部1101から取得してもよい。そして、メニュー項目取得部1111は、当該取得した1以上の各入力候補管理情報について、ユーザ使用キー種類情報取得部1110が取得したユーザ使用キー種類情報が示すキーの種類と同一の種類である1以上のキーを特定する。そして、メニュー項目取得部1111は、特定した1以上のキーのうち、受信部1105が受信したメニュー取得指示が有する部分キーを含むキーを特定する。そして、メニュー項目取得部1111は、特定した1以上の各キーを含む入力候補管理情報を、入力候補管理情報格納部1101から取得する。
また、例えば、入力候補管理情報格納部1101に、2つのユーザ識別子で識別される各ユーザが使用する2種類のキーと、当該キーと対になる入力候補情報とを有する1以上のレコードを有する2以上の入力候補管理情報が格納されている場合、メニュー項目取得部1111は、例えば、当該2以上の入力候補管理情報から、メニュー項目取得指示が有するユーザ識別子で識別されるユーザが使用するキーを有する入力候補管理情報を特定する。そして、メニュー項目取得部1111は、特定した入力候補管理情報が有する1以上のレコードから、ユーザ識別子で識別されるユーザが使用するキーであり、メニュー取得指示が有する部分キーを含むキーを有する1以上のレコードを特定する。そして、メニュー項目取得部1111は、特定した1以上のレコードを、メニュー項目として取得する。
また、メニュー項目取得部1111は、通常、1種類または2種類以上のキーと、当該キーと対になる入力候補情報とを有する1以上のレコードであり、受信部1105が受信したメニュー取得指示が有するユーザ識別子に対応する1以上のレコードを、メニュー項目として入力候補管理情報格納部1101から取得できればよく、その取得の手順や方法などは、問わない。
ユーザ入力管理情報取得部1112は、受信部1105がユーザ入力管理情報取得指示を受信した場合に、当該ユーザ入力管理情報取得指示に対応する1以上のユーザ入力管理情報を取得する。
ユーザ入力管理情報取得指示は、通常、少なくともユーザ識別子を有する。従って、ユーザ入力管理情報取得部1112は、通常、ユーザ入力管理情報取得指示が有するユーザ識別子に対応する1以上のユーザ入力管理情報を取得する。この場合、ユーザ入力管理情報取得部1112は、通常、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報取得指示が有するユーザ識別子が、ユーザ入力管理情報格納部1103に格納されている1以上の各ユーザ入力管理情報が有するユーザ識別子のいずれに一致するか否かを判断する。そして、ユーザ入力管理情報取得部1112は、一致すると判断したユーザ識別子を有する1以上のユーザ入力管理情報を、ユーザ入力管理情報格納部1103から取得する。
また、ユーザ入力管理情報取得指示が、ユーザ識別子とレコードIDとを有する場合、ユーザ入力管理情報取得部1112は、例えば、上記の様にして取得した1以上のユーザ入力管理情報から、当該レコードIDと同一のレコードIDを有するユーザ入力管理情報を取得する。
また、例えば、ユーザ入力管理情報取得指示が、ユーザ識別子とUI識別子とを有する場合、ユーザ入力管理情報取得部1112は、例えば、上記の様にして取得した1以上のユーザ入力管理情報から、当該UI識別子と同一のUI識別子を有するユーザ入力管理情報を取得する。
また、例えば、ユーザ入力管理情報取得指示が、ユーザ識別子とレコードIDと入力情報の種類を示す情報とを有する場合、ユーザ入力管理情報取得部1112は、例えば、上記の様にして取得した1以上のユーザ入力管理情報から、当該レコードIDと同一のレコードIDを有するユーザ入力管理情報を取得する。そして、ユーザ入力管理情報取得部1112は、当該取得したユーザ入力管理情報から、当該入力情報の種類に一致する1以上の入力情報を取得する。ここで、例えば、当該入力情報の種類を示す情報が「売掛金」である場合、ユーザ入力管理情報取得部1112は、勘定科目が「売掛金」である金額を、当該「売掛金」と対にして取得する。
以上より、ユーザ入力管理情報取得部1112は、ユーザ入力管理情報取得指示が有する1以上の情報を取得の条件とし、当該条件に合致する1以上のユーザ入力管理情報を、ユーザ入力管理情報格納部1103から取得できればよい。
また、ユーザ入力管理情報取得部1112は、通常、1以上の入力情報と、UI識別子とを少なくとも有する1以上のユーザ入力管理情報を取得する。つまり、ユーザ入力管理情報取得部1112は、例えば、1以上の入力情報と、UI識別子と、入力状況情報とを有するユーザ入力管理情報を取得してもよい。また、ユーザ入力管理情報取得部1112は、例えば、1以上の入力情報と、UI識別子と、入力状況情報と、日時情報とを有するユーザ入力管理情報を取得してもよい。
アイコン位置情報取得部1113は、受信部1105が受信した入力支援画面表示アイコン出力指示に対応するアイコン位置情報を、アイコン位置管理情報格納部1104から取得する。アイコン位置情報取得部1113は、通常、受信部1105が受信した入力支援画面表示アイコン出力指示が有する入力属性情報が、アイコン位置管理情報格納部1104に格納されている1以上の各アイコン位置管理情報が有する入力属性情報のいずれに一致するか否かを判断する。そして、アイコン位置情報取得部1113は、一致すると判断した入力属性情報に対応付いているアイコン位置情報を、アイコン位置管理情報格納部1104から取得する。
例えば、受信部1105が受信した入力属性情報が、入力フィールドに入力される情報が数値であることを示す場合、アイコン位置情報取得部1113は、入力フィールドに入力される情報が数値であることを示す入力属性情報に対応するアイコン位置情報を取得する。
また、例えば、受信部1105が受信した入力属性情報が、入力フィールドに入力される情報が日付であることを示す場合、アイコン位置情報取得部1113は、入力フィールドに入力される情報が日付であることを示す入力属性情報に対応するアイコン位置情報を取得する。
また、例えば、受信部1105が受信した入力属性情報が、入力フィールドに入力される情報が1以上の文字であることを示す場合、アイコン位置情報取得部1113は、入力フィールドに入力される情報が1以上の文字であることを示す入力属性情報に対応するアイコン位置情報を取得する。
また、アイコン位置情報取得部1113は、例えば、入力支援画面表示アイコン出力指示が有する入力支援画面表示アイコンの種類を示す情報に対応するアイコン位置情報を、アイコン位置管理情報格納部1104から取得してもよい。この場合、アイコン位置管理情報は、通常、入力支援画面表示アイコンの種類を示す情報を有する。また、アイコン位置情報取得部1113は、例えば、入力支援画面表示アイコン出力指示が有する入力フィールド識別子に対応するアイコン位置情報を、アイコン位置管理情報格納部1104から取得してもよい。この場合、アイコン位置管理情報は、通常、入力フィールド識別子を有する。
送信部1114は、メニュー項目取得部1111が取得した1以上のメニュー項目、アイコン位置情報取得部1113が取得したアイコン位置情報を、所定の端末装置12に送信する。所定の端末装置12とは、入力候補管理情報や、ユーザ使用キー種類管理情報、メニュー取得指示などを送信してきた端末装置12である。また、送信部1114は、通常、これらの情報を、同時には送信せず、それぞれを別個に送信する。
ユーザ識別子格納部1201には、ユーザ識別子が格納される。
画面情報格納部1202には、画面を示す情報である1以上の画面情報が格納される。また、画面情報格納部1202には、入力支援画面を示す1以上の入力支援画面情報も格納される。なお、入力支援画面情報も、通常、画面情報である。また、画面情報の形式は、問わない。画面情報は、例えば、プログラムであってもよいし、HTMLであってもよい。また、画面は、通常、1以上の入力フィールドを有する。従って、画面情報は、当該1以上の各入力フィールドに入力される情報の属性を示す1以上の入力属性情報を有する。また、画面情報は、当該1以上の各入力フィールドに入力される入力情報の配置を示す入力配置情報を有していてもよい。入力配置情報は、例えば、「右」や、「左」、「右寄せ」、「左寄せ」などである。
端末受付部1203は、所定の情報や、所定の指示を受け付ける。所定の情報とは、例えば、部分キーや、ユーザ使用キー種類情報、キー、入力候補情報、入力情報などである。また、所定の指示とは、例えば、メニュー取得指示や、ユーザ入力管理情報取得指示、入力支援画面表示アイコン出力指示などである。また、受け付けとは、タッチパネルや、キーボードなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
また、端末受付部1203は、例えば、入力フィールドに対応するメニューが有するメニュー項目がユーザに選択されることにより、入力候補情報を受け付ける。また、端末受付部1203は、例えば、一の入力フィールドのフォーカスがONになることで、入力支援画面表示アイコン出力指示を受け付ける。
また、端末受付部1203は、例えば、2種類以上のキーと、当該キーと対になる入力候補情報とを有する1以上の入力候補管理情報を受け付けてもよい。また、このとき、端末受付部1203は、受け付けた入力候補情報の読み仮名を取得し、当該読み仮名を、当該入力候補情報に対応するキーとして取得してもよい。
また、端末受付部1203は、その他の情報や指示などを受け付けてもよい。その他の情報や指示などとは、例えば、ユーザ識別子や、受け付けたユーザ使用キー種類情報をサーバ装置11に送信するユーザ使用キー種類情報送信指示、受け付けた入力候補情報を対になるキーと共にサーバ装置11に送信する入力候補情報送信指示、受け付けた入力情報をサーバ装置11に送信する入力情報送信指示、入力支援画面を出力する入力支援画面出力指示、画面を出力する画面出力指示などである。
端末受付部1203における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。端末受付部1203は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーなどで実現され得る。
UI識別子取得部1204は、端末受付部1203が入力情報を受け付けた場合に、後述の画面出力部1208が出力している画面に対応するUI識別子を取得する。入力情報を受け付けた場合とは、例えば、入力フィールドに情報が入力された場合や、入力情報送信指示を受け付けた場合などである。また、例えば、UI識別子である画面識別子を取得する場合、UI識別子取得部1204は、通常、後述の画面出力部1208が画面の出力に用いている画面情報から画面識別子を取得する。また、例えば、UI識別子であるメニュー項目識別子を取得する場合、UI識別子取得部1204は、例えば、任意の記憶領域や所定の記憶領域などに格納されているメニュー項目識別子を取得する。
端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、端末受付部1203が受け付けた入力情報と、UI識別子取得部1204が取得したUI識別子とを少なくとも有するユーザ入力管理情報を取得する。このとき、端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、例えば、日時や、日付などを示す情報を取得してもよい。
端末送信部1206は、メニュー取得指示、ユーザ入力管理情報取得指示、入力支援画面表示アイコン出力指示、ユーザ使用キー種類管理情報、入力候補管理情報、ユーザ入力管理情報を、サーバ装置11に送信する。端末送信部1206は、通常、これらの指示や情報を、同時には送信せず、それぞれを別個に送信する。
メニュー取得指示を送信する場合、端末送信部1206は、通常、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、端末受付部1203が受け付けた部分キーとを有するメニュー取得指示を取得する。そして、端末送信部1206は、取得したメニュー取得指示を送信する。
また、ユーザ入力管理情報取得指示を送信する場合、端末送信部1206は、通常、端末受付部1203が受け付けたユーザ入力管理情報取得指示に、画面識別子や、取得する情報の種類などを示す情報を対応付け、これらの情報を有するユーザ入力管理情報取得指示を取得する。そして、端末送信部1206は、取得したユーザ入力管理情報取得指示を送信する。
また、入力支援画面表示アイコン出力指示を送信する場合、端末送信部1206は、通常、端末受付部1203が受け付けた入力支援画面表示アイコン出力指示に、画面が有する1以上の各入力フィールドに対応する入力属性情報を対応付け、当該情報を有する入力支援画面表示アイコン出力指示を取得する。そして、端末送信部1206は、取得した入力支援画面表示アイコン出力指示を送信する。
また、ユーザ使用キー種類管理情報を送信する場合、端末送信部1206は、通常、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、端末受付部1203が受け付けたユーザ使用キー種類情報とを有するユーザ使用キー種類管理情報を取得する。そして、端末送信部1206は、取得したユーザ使用キー種類管理情報を送信する。
また、入力候補管理情報を送信する場合、端末送信部1206は、通常、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、端末受付部1203が受け付けたキーおよび入力候補情報とを有する入力候補管理情報を取得する。そして、端末送信部1206は、取得した入力候補管理情報を送信する。
また、ユーザ入力管理情報を送信する場合、端末送信部1206は、通常、端末ユーザ入力管理情報取得部1205が取得したユーザ入力管理情報を送信する。
また、端末送信部1206は、通常、端末受付部1203が一の入力フィールドにおける文字の入力を受け付けるたびに、当該1以上の文字を、部分キーとして送信する。
端末受信部1207は、メニュー取得指示の送信に対応して、1以上のメニュー項目を、サーバ装置11から受信する。また、端末受信部1207は、ユーザ入力管理情報取得指示の送信に対応して、1以上のユーザ入力管理情報を、サーバ装置11から受信する。また、端末受信部1207は、入力支援画面表示アイコン出力指示の送信に対応して、アイコン位置情報を、サーバ装置11から受信する。
画面出力部1208は、画面情報格納部1202に格納されている画面情報を用いて画面を出力する。出力とは、通常、ディスプレイへの表示や、プロジェクターを用いた投影などであるが、外部の装置への送信や、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどであってもよい。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。なお、画面情報を用いての画面の出力方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、以下のメニューの出力や、入力候補情報の出力などについても同様である。
メニュー出力部1209は、端末受信部1207が受信した1以上のメニュー項目を含むメニューを、画面上に出力する。メニュー出力部1209は、通常、キーが入力されている入力フィールドの所定の位置にメニューを出力する。当該キーは、部分キーであってもよい。また、「キーが入力されている入力フィールド」とは、フォーカスがONになっている入力フィールドのことである。また、所定の位置とは、通常、入力フィールドの下端に隣接する位置である。
入力候補情報出力部1210は、メニュー項目の選択により受け付けた入力候補情報を、入力フィールド上に出力する。当該メニュー項目は、通常、当該入力フィールドに対応するメニューが含むメニュー項目である。また、「入力フィールド上に出力する」とは、当該入力フィールドに代入することや、当該入力フィールド上に表示することなどであってもよい。
ユーザ入力管理情報出力部1211は、端末受信部1207が受信した1以上の各ユーザ入力管理情報を、画面上の所定の位置に出力する。ユーザ入力管理情報出力部1211は、例えば、ユーザ入力管理情報が有する1以上の各入力情報を、当該各入力情報に対応する入力フィールドに出力する。当該入力情報と入力フィールドとの対応は、通常、予め決められている。また、ユーザ入力管理情報出力部1211は、例えば、ユーザ入力管理情報が有するUI識別子を、UI識別子を出力する領域に出力する。また、ユーザ入力管理情報出力部1211は、例えば、ユーザ入力管理情報が有する入力状況情報や、日付情報などを、UI識別子との対応がわかる様式にて、UI識別子を出力する領域に出力する。
入力支援画面表示アイコン出力部1212は、入力支援画面表示アイコンを、1以上の各入力フィールド上の位置であり、端末受信部1207が受信したアイコン位置情報が示す位置に出力する。
例えば、入力属性情報が、入力フィールドに入力される情報が数値であることを示す場合、入力支援画面表示アイコン出力部1212は、電卓状の入力支援画面を表示するための入力支援画面表示アイコンを出力する。この場合、端末受信部1207が受信したアイコン位置情報は、通常、左寄せであることを示す。
また、例えば、入力属性情報が、入力フィールドに入力される情報が日付であることを示す場合、入力支援画面表示アイコン出力部1212は、カレンダー状の入力支援画面を表示するための入力支援画面表示アイコンを出力する。この場合、端末受信部1207が受信したアイコン位置情報は、通常、右寄せであることを示す。
また、例えば、入力属性情報が、入力フィールドに入力される情報が文字であることを示す場合、入力支援画面表示アイコン出力部1212は、50音表状の入力支援画面を表示するための入力支援画面表示アイコンを出力する。この場合、端末受信部1207が受信したアイコン位置情報は、通常、左寄せであることを示す。
また、以上の様に、入力フィールドに入力される情報の属性と、出力する入力支援画面表示アイコンの種類との対応は、予め決められていてもよいし、そうでなくてもよい。
また、入力支援画面表示アイコン出力部1212は、通常、フォーカスがONになっている入力フィールドを特定し、当該入力フィールドに対応する入力支援画面表示アイコンを出力する。また、入力支援画面表示アイコンは、通常、入力支援画面表示アイコン出力部1212が保持している。
入力支援画面出力部1213は、端末受付部1203が、入力支援画面表示アイコンの選択により入力支援画面出力指示を受け付けた場合、画面情報格納部1202に格納されている入力支援画面情報を用いて、入力支援画面を出力する。
例えば、端末受付部1203が、電卓状の入力支援画面を表示するためのアイコンの選択により入力支援画面出力指示を受け付けた場合、入力支援画面出力部1213は、入力支援画面情報を用いて、電卓状の入力支援画面を出力する。
また、例えば、端末受付部1203が、カレンダー状の入力支援画面を表示するためのアイコンの選択により入力支援画面出力指示を受け付けた場合、入力支援画面出力部1213は、入力支援画面情報を用いて、カレンダー状の入力支援画面を出力する。
また、例えば、端末受付部1203が、50音表状の入力支援画面を表示するためのアイコンの選択により入力支援画面出力指示を受け付けた場合、入力支援画面出力部1213は、入力支援画面情報を用いて、50音表状の入力支援画面を出力する。
また、入力支援画面出力部1213は、通常、入力フィールドの下端に隣接する位置に入力支援画面情報を出力する。また、入力支援画面出力部1213は、例えば、入力フィールドの上端や、右端、左端に隣接する位置に入力支援画面情報を出力してもよい。
なお、入力候補管理情報格納部1101、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102、ユーザ入力管理情報格納部1103、アイコン位置管理情報格納部1104、ユーザ識別子格納部1201、画面情報格納部1202は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、入力候補管理情報格納部1101などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して入力候補管理情報格納部1101などに記憶されてもよい。
また、受信部1105、端末受信部1207は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
また、入力候補管理情報蓄積部1106、ユーザ使用キー種類管理情報蓄積部1107、入力状況判断部1108、ユーザ入力管理情報蓄積部1109、ユーザ使用キー種類情報取得部1110、メニュー項目取得部1111、ユーザ入力管理情報取得部1112、アイコン位置情報取得部1113、UI識別子取得部1204、端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。入力候補管理情報蓄積部1106などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
また、送信部1114、端末送信部1206は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
また、画面出力部1208、メニュー出力部1209、入力候補情報出力部1210、ユーザ入力管理情報出力部1211、入力支援画面表示アイコン出力部1212、入力支援画面出力部1213は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。画面出力部1208は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
次に、情報システム1の動作について説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、サーバ装置11の全体動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)入力候補管理情報蓄積部1106は、受信部1105が入力候補管理情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS402に進み、そうでない場合は、ステップS403に進む。
(ステップS402)入力候補管理情報蓄積部1106は、ステップS401で受信した入力候補管理情報を、入力候補管理情報格納部1101に蓄積する。
(ステップS403)ユーザ使用キー種類管理情報蓄積部1107は、受信部1105がユーザ使用キー種類管理情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS404に進み、そうでない場合は、ステップS405に進む。
(ステップS404)ユーザ使用キー種類管理情報蓄積部1107は、ステップS403で受信したユーザ使用キー種類管理情報を、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102に蓄積する。
(ステップS405)メニュー項目取得部1111は、受信部1105がメニュー取得指示を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS406に進み、そうでない場合は、ステップS408に進む。
(ステップS406)ユーザ使用キー種類情報取得部1110は、ステップS405で受信したメニュー取得指示が有するユーザ識別子に対応するユーザ使用キー種類情報を、ユーザ使用キー種類管理情報格納部1102から取得する。
(ステップS407)メニュー項目取得部1111は、ステップS405で受信したメニュー取得指示に対応する1以上の入力候補管理情報を、メニュー項目として入力候補管理情報格納部1101から取得する。この処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS408)送信部1114は、ステップS407で取得した1以上のメニュー項目を、端末装置12に送信する。
(ステップS409)ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、受信部1105がユーザ入力管理情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS410に進み、そうでない場合は、ステップS413に進む。
(ステップS410)入力状況判断部1108は、ステップS409で受信したユーザ入力管理情報が、新規作成されたものであるか修正されたものであるかを判断する。
(ステップS411)入力状況判断部1108は、ステップS410での判断の結果を示す入力状況情報を取得する。
(ステップS412)ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、ステップS409で受信したユーザ入力管理情報を、ステップS411で取得した入力状況情報を対応付けて、ユーザ入力管理情報格納部1103に蓄積する。
(ステップS413)ユーザ入力管理情報取得部1112は、受信部1105がユーザ入力管理情報取得指示を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS414に進み、そうでない場合は、ステップS415に進む。
(ステップS414)ユーザ入力管理情報取得部1112は、ステップS413で受信したユーザ入力管理情報取得指示に対応する1以上のユーザ入力管理情報を、ユーザ入力管理情報格納部1103から取得する。この処理の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS415)送信部1114は、ステップS414で取得した1以上のユーザ入力管理情報を、端末装置12に送信する。
(ステップS416)アイコン位置情報取得部1113は、受信部1105が入力支援画面表示アイコン出力指示を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS417に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS417)アイコン位置情報取得部1113は、ステップS416で取得した入力支援画面表示アイコン出力指示に対応するアイコン位置情報を、アイコン位置管理情報格納部1104から取得する。
(ステップS418)送信部1114は、ステップS417で取得したアイコン位置情報を、端末装置12に送信する。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図5は、図4のフローチャートのステップS407のメニュー項目の取得処理を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにおいて、入力候補管理情報格納部1101には、m個の入力候補管理情報が格納されているものとする。また、当該m個の各入力候補管理情報は、n種類のキーを有しているものとする。
(ステップS501)メニュー項目取得部1111は、カウンタjに1をセットする。
(ステップS502)メニュー項目取得部1111は、j番目のキーの種類であるキー種類[j]が、ステップS406で取得したユーザ使用キー種類情報が示す種類と一致するか否かを判断する。一致する場合は、ステップS503に進み、そうでない場合は、ステップS511に進む。
(ステップS503)メニュー項目取得部1111は、カウンタcに0をセットする。
(ステップS504)メニュー項目取得部1111は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS505)メニュー項目取得部1111は、入力候補管理情報格納部1101に格納されている入力候補管理情報[i]が有するユーザ識別子が、ステップS405で受信したメニュー取得指示が有するユーザ識別子と一致するか否かを判断する。一致する場合は、ステップS506に進み、そうでない場合は、ステップS509に進む。
(ステップS506)メニュー項目取得部1111は、入力候補管理情報[i]が有するキー[j]が、ステップS405で受信したメニュー取得指示が有する部分キーを含むか否かを判断する。含む場合は、ステップS507に進み、そうでない場合は、ステップS509に進む。
(ステップS507)メニュー項目取得部1111は、cを1インクリメントする。
(ステップS508)メニュー項目取得部1111は、取得した入力候補管理情報である取得入力候補管理情報[c]に入力候補管理情報[i]をセットする。
(ステップS509)メニュー項目取得部1111は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS510に進む。
(ステップS510)メニュー項目取得部1111は、iを1インクリメントし、ステップS505に戻る。
(ステップS511)メニュー項目取得部1111は、jがnであるか否かを判断する。nである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS512に進む。
(ステップS512)メニュー項目取得部1111は、jを1インクリメントし、ステップS502に戻る。
図6は、図4のフローチャートのステップS414のユーザ入力管理情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートにおいて、ユーザ入力管理情報格納部1103には、m個のユーザ入力管理情報が格納されているものとする。
(ステップS601)ユーザ入力管理情報取得部1112は、ステップS413で受信したユーザ入力管理情報取得指示を、取得条件にセットする。
(ステップS602)ユーザ入力管理情報取得部1112は、カウンタcに0をセットする。
(ステップS603)ユーザ入力管理情報取得部1112は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS604)ユーザ入力管理情報取得部1112は、ユーザ入力管理情報格納部1103に格納されているユーザ入力管理情報[i]が、取得条件に合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS605に進み、そうでない場合は、ステップS607に進む。
(ステップS605)ユーザ入力管理情報取得部1112は、cを1インクリメントする。
(ステップS606)ユーザ入力管理情報取得部1112は、取得したユーザ入力管理情報である取得ユーザ入力管理情報[c]にユーザ入力管理情報[i]をセットする。
(ステップS607)ユーザ入力管理情報取得部1112は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS608に進む。
(ステップS608)ユーザ入力管理情報取得部1112は、iを1インクリメントし、ステップS604に戻る。
次に、サーバ装置11の全体動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)画面出力部1208は、端末受付部1203が画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。当該画面出力指示は、通常、画面に対応するUI識別子を有する。そして、受け付けた場合は、ステップS702に進み、そうでない場合は、ステップS703に進む。
(ステップS702)画面出力部1208は、ステップS701で受け付けた画面出力指示が有するUI識別子に対応する画面情報を画面情報格納部1202から取得し、当該画面情報を用いて、画面を出力する。
(ステップS703)端末送信部1206は、端末受付部1203が部分キーを受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS704に進み、そうでない場合は、ステップS709に進む。
(ステップS704)端末送信部1206は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、ステップS703で受け付けた部分キーとを有するメニュー取得指示を取得し、当該メニュー取得指示を、サーバ装置11に送信する。
(ステップS705)メニュー出力部1209は、端末受信部1207が1以上のメニュー項目を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS706に進み、そうでない場合は、ステップS705に戻る。
(ステップS706)メニュー出力部1209は、ステップS705で受信した1以上のメニュー項目を含むメニューを出力する。
(ステップS707)入力候補情報出力部1210は、ステップS706で出力したメニュー項目がユーザに選択されることにより、端末受付部1203が入力候補情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS708に進み、そうでない場合は、ステップS709に進む。
(ステップS708)入力候補情報出力部1210は、ステップS707で受け付けた入力候補情報を、所定の入力フィールドに出力する。当該所定の入力フィールドとは、通常、フォーカスがONである入力フィールドである。
(ステップS709)端末送信部1206は、端末受付部1203がユーザ入力管理情報取得指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS710に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS710)端末送信部1206は、ステップS706で受け付けたユーザ入力管理情報取得指示に、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子を対応付け、ユーザ識別子を有するユーザ入力管理情報取得指示を取得し、当該ユーザ入力管理情報取得指示を、サーバ装置11に送信する。
(ステップS711)ユーザ入力管理情報出力部1211は、端末受信部1207が1以上のユーザ入力管理情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS712に進み、そうでない場合は、ステップS711に戻る。
(ステップS712)ユーザ入力管理情報出力部1211は、ステップS711で受信した1以上のユーザ入力管理情報を出力する。
(ステップS713)端末送信部1206は、端末受付部1203が入力支援画面表示アイコン出力指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS714に進み、そうでない場合は、ステップS719に進む。
(ステップS714)端末送信部1206は、ステップS713で受け付けた入力支援画面表示アイコン出力指示に、1以上の入力属性情報を対応付け、入力属性情報を有する入力支援画面表示アイコン出力指示を取得し、当該入力支援画面表示アイコン出力指示を、サーバ装置11に送信する。
(ステップS715)入力支援画面表示アイコン出力部1212は、端末受信部1207がアイコン位置情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS716に進み、そうでない場合は、ステップS715に戻る。
(ステップS716)入力支援画面表示アイコン出力部1212は、ステップS715で受信したアイコン位置情報が示す入力フィールド上の位置に、所定の入力支援画面表示アイコンを出力する。
(ステップS717)入力支援画面出力部1213は、ステップS716で出力した入力支援画面表示アイコンがユーザに選択されることにより、端末受付部1203が入力支援画面出力指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS718に進み、そうでない場合は、ステップS719に進む。
(ステップS718)入力支援画面出力部1213は、ステップS717で受け付けた入力支援画面出力指示に対応する入力支援画面情報を画面情報格納部1202から取得し、当該入力支援画面情報を用いて、入力支援画面を出力する。
(ステップS719)端末受付部1203は、所定の情報を受け付け、また、端末送信部1206は、所定の情報を送信する。この処理の詳細は、図8のフローチャートを用いて説明する。
なお、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図8は、図7のフローチャートのステップS719の情報の受け付けと送信処理を示すフローチャートである。
(ステップS801)端末送信部1206は、端末受付部1203がユーザ使用キー種類情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS802に進み、そうでない場合は、ステップS804に進む。
(ステップS802)端末送信部1206は、端末受付部1203がユーザ使用キー種類情報送信指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS803に進み、そうでない場合は、ステップS804に進む。
(ステップS803)端末送信部1206は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、ステップS801で受け付けたユーザ使用キー種類情報とを有するユーザ使用キー種類管理情報を取得し、当該ユーザ使用キー種類管理情報を、サーバ装置11に送信する。
(ステップS804)端末送信部1206は、端末受付部1203がキーおよび入力候補情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS805に進み、そうでない場合は、ステップS807に進む。
(ステップS805)端末送信部1206は、端末受付部1203が入力候補情報送信指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS806に進み、そうでない場合は、ステップS807に進む。
(ステップS806)端末送信部1206は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、ステップS804で受け付けたキーおよび入力候補情報とを有する入力候補管理情報を取得し、当該入力候補管理情報を、サーバ装置11に送信する。
(ステップS807)端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、端末受付部1203が入力情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS808に進み、そうでない場合は、上位処理にリターンする。
(ステップS808)端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、端末受付部1203が入力情報送信指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS809に進み、そうでない場合は、上位処理にリターンする。
(ステップS809)UI識別子取得部1204は、画面出力部1208が出力している画面に対応するUI識別子を取得する。
(ステップS810)端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、ステップS807で受け付けた入力情報と、ステップS809で取得したUI識別子とを有するユーザ入力管理情報を取得する。
(ステップS811)端末送信部1206は、ステップS810で取得したユーザ入力管理情報を、サーバ装置11に送信する。
(具体例)
次に、情報システム1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、情報システム1は、いわゆる会計管理や会計処理を行うためのクラウドシステムである。また、ユーザ識別子格納部1201には、ユーザ識別子「user002」が格納されているものとする。
(例1)
本例において、入力フィールドに対応するメニューを出力する例について説明する。
まず、ユーザが、端末装置12を操作し、図9の画面を表示する操作を行ったとする。図9の画面は、1以上の入力候補情報のリストを作成するための画面である。図9において、「勘定科目」の列は、勘定科目を入力する入力フィールドであり、当該入力フィールドに入力された情報は、入力候補情報となる。また、「インデックス」および「コード」の列は、それぞれ、インデックスとコードとを入力する入力フィールドであり、当該入力フィールドに入力された情報は、それぞれ、種類の異なるキーとなる。
次に、端末受付部1203は、図9の画面を識別する画面識別子を有する画面出力指示を受け付ける。そして、画面出力部1208は、端末受付部1203が受け付けた画面出力指示が有する画面識別子に対応する画面情報を、画面情報格納部1202から取得する。当該画面情報格納部1202に格納されている画面情報は、通常、サーバ装置11から受信し、蓄積されたものである。そして、画面出力部1208は、取得した画面情報を用いて、図9の画面を出力する。なお、以下、画面の出力の方法や手順などについては、上記と同様であるので、説明を省略する。
次に、ユーザが、図9の画面において勘定科目などを入力したとする。すると、端末受付部1203は、当該入力のたびに、入力候補情報またはキーを受け付ける。そして、ユーザが入力を完了し「OK」のボタンをクリックしたとする。すると、端末受付部1203は、入力候補情報送信指示を受け付ける。そして、端末送信部1206は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子「user002」と、端末受付部1203が受け付けた1以上の入力候補情報およびキーとを有する1以上の入力候補管理情報を取得する。当該入力候補管理情報は、図10に示すものであるものとする。図10において、一の入力候補管理情報は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、ユーザ識別子(項目名:ユーザID)と、2種類のキー(項目名:インデックス、コード)と、入力候補情報(項目名:勘定科目)とを有する。そして、端末送信部1206は、図10の入力候補管理情報を、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1105は、図10の入力候補管理情報を受信し、入力候補管理情報蓄積部1106は、当該入力候補管理情報を入力候補管理情報格納部1101に蓄積する。
次に、ユーザが、端末装置12を操作し、図11の画面を表示する操作を行ったとする。図11の画面は、いわゆるユーザオプションの画面である。そして、ユーザは、当該画面の「科目の指定方法」の行において、「インデックス指定」を選択したとする。当該「科目の指定方法」は、ユーザ使用キーの種類を選択するメニューである。すると、端末受付部1203は、ユーザ使用キー種類情報「インデックス」を受け付ける。そして、ユーザが「OK」のボタンをクリックしたとする。すると、端末受付部1203は、ユーザ使用キー種類情報送信指示を受け付ける。そして、端末送信部1206は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子「user002」と、端末受付部1203が受け付けたユーザ使用キー種類情報「インデックス」とを有するユーザ使用キー種類管理情報を取得する。そして、端末送信部1206は、取得したユーザ使用キー種類管理情報を、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1105は、ユーザ使用キー種類管理情報を受信し、ユーザ使用キー種類管理情報蓄積部1107は、当該ユーザ使用キー種類情報をユーザ使用キー種類管理情報格納部1102に蓄積する。当該蓄積の結果、ユーザ使用キー種類管理情報蓄積部1107には、例えば、図12のユーザ使用キー種類管理情報が格納される。
次に、ユーザが、端末装置12を操作し、図13の仕訳帳入力の画面における一の入力フィールドにおいて、「ゲ」を入力したとする。当該ユーザは、例えば、会計担当者などである。すると、端末受付部1203は、部分キー「ゲ」を受け付ける。そして、端末送信部1206は、ユーザ識別子「user002」と当該部分キー「ゲ」とを有するメニュー取得指示を、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1105は、メニュー取得指示を受信し、ユーザ使用キー種類情報取得部1110は、当該メニュー取得指示が有するユーザ識別子「user002」に対応するユーザ使用キー種類情報「インデックス」を、図12のユーザ使用キー種類管理情報から取得する。
次に、メニュー項目取得部1111は、図10の入力候補管理情報から、受信部1105が受信したメニュー取得指示が有するユーザ識別子「user002」を有し、かつ、項目名「インデックス」において部分キー「ゲ」を含む「ID=011」や、「ID=012」、「ID=015」などの入力候補管理情報を、メニュー項目として取得する。なお、ここでは、メニュー項目取得部1111は、「ID」と「ユーザID」とは取得しない。そして、送信部1114は、メニュー項目取得部1111が取得したメニュー項目を、端末装置12に送信する。
次に、端末装置12の端末受信部1207は、メニュー項目を受信し、メニュー出力部1209は、当該メニュー項目を含むメニューを、ユーザが部分キー「ゲ」を入力した入力フィールドの下端に隣接するように出力する。このときの出力例は、例えば、図13である。
次に、ユーザが、表示されているメニューから、例えば、「現金」のメニュー項目を選択したとする。すると、端末受付部1203は、入力候補情報「現金」を受け付ける。そして、入力候補情報出力部1210は、当該「現金」を、ユーザが「ゲ」を入力した入力フィールド上に出力する。
また、例えば、ユーザ使用キー種類情報が「コード」であり、ユーザが、図13の仕訳帳入力の画面における一の入力フィールドにおいて、「3」を入力したとする。当該ユーザは、例えば、会計士や、税理士などの士業ユーザである。この場合、メニュー出力部1209は、例えば、図14に示すメニューを出力する。また、この場合、サーバ装置11のメニュー項目取得部1111は、部分キー「3」を用いて図14の各メニュー項目を取得するが、上記と同様であるので、説明を省略する。また、ユーザが図14の様に、「3」の入力後、「45」と入力し、「345」を入力した場合、メニュー出力部1209は、メニューの中からコード「345」を有するメニュー項目を選択してもよい。
(例2)
本例において、画面上に出力する情報の編集履歴を出力する例について説明する。編集履歴とは、画面上に出力する情報が、どの画面においてどのような編集が行われたかを示すものであり、通常、画面識別子や、入力状況情報などである。また、本例において、ユーザ入力管理情報格納部1103には、図15と図16に示すユーザ入力管理情報が格納されているものとする。図15と図16とにおける同一行のレコードは、1つのレコードである。当該ユーザ入力管理情報は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、伝票の日付(項目名:伝票日付)と、伝票の番号(項目名:伝票No)と、借方の勘定科目などに対応するコード(項目名:コード(借方))と、借方の勘定科目など(項目名:科目等(借方))と、借方の勘定科目などに対応する金額(項目名:金額(借方))と、貸方の勘定科目などに対応するコード(項目名:コード(貸方))と、貸方の勘定科目など(項目名:科目等(貸方))と、貸方の勘定科目などに対応する金額(項目名:金額(貸方))と、摘要(項目名:摘要)と、新規作成されたものであることを示すフラグ(項目名:新規)と、新規作成された際の画面に対応するUI識別子(項目名:新規UI)と、新規作成された日時を示す日時情報(項目名:新規日時)と、修正されたものであることを示すフラグ(項目名:修正)と、最後に修正された際の画面に対応するUI識別子(項目名:修正UI)と、最後に修正された日時を示す日時情報(項目名:修正日時)とを有する。
まず、ユーザが、端末装置12を操作し、例えば、図17に示す画面に、伝票番号が「000078」である仕訳伝票の情報を表示する操作を行ったとする。ここで、当該伝票番号は、ユーザ入力管理情報のレコードIDとなる情報である。すると、端末受付部1203は、ユーザ入力管理情報取得指示を受け付け、端末送信部1206は、当該ユーザ入力管理情報取得指示にユーザ識別子「user002」を対応付けてサーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1105は、ユーザ入力管理情報取得指示を受信する。そして、ユーザ入力管理情報取得部1112は、当該ユーザ入力管理情報取得指示が有する伝票番号「000078」と、ユーザ識別子「user002」とに対応するユーザ入力管理情報を、図15、図16のユーザ入力管理情報から取得する。そして、ユーザ入力管理情報取得部1112は、図15、図16の「ID=011」のユーザ入力管理情報を取得する。そして、送信部1114は、当該取得したユーザ入力管理情報を端末装置12に送信する。
次に、端末装置12の端末受信部1207は、図15、図16の「ID=011」のユーザ入力管理情報を受信する。そして、ユーザ入力管理情報出力部1211は、当該受信したユーザ入力管理情報が有する各情報を、図17の画面が有する所定の入力フィールドに出力する。このときの出力例は、例えば、図18である。図18において、1は、入力状況情報である。また、2は、日時情報である。また、3は、UI識別子である。これらの情報により、ユーザは、図18の各入力フィールドに出力されている情報が、いつ、どの画面で新規作成されたのか、いつ、どの画面で修正されたのかを知ることができる。また、ユーザ入力管理情報出力部1211は、例えば、図18の画面上のどこかに、最後に修正したユーザを識別するユーザ識別子を出力してもよい。
次に、ユーザが、図18の画面において、「売掛金」を「立替金」に修正したとする。そして、ユーザが、当該修正を保存するための操作を行ったとする。すると、端末受付部1203は、入力情報送信指示を受け付ける。そして、UI識別子取得部1204は、UI識別子「仕訳処理」を取得し、端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、図18の画面が有する1以上の各入力フィールドに入力されている情報であり、端末受付部1203が受け付けた1以上の入力情報などを有するユーザ入力管理情報を取得する。また、このとき、端末ユーザ入力管理情報取得部1205は、日時情報「2012/06/08 14:30:20」を取得したものとする。そして、端末送信部1206は、端末ユーザ入力管理情報取得部1205が取得したユーザ入力管理情報を、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の入力状況判断部1108は、受信部1105が受信したユーザ入力管理情報の入力状況を判断する。当該ユーザ入力管理情報は、上記より、ユーザ入力管理情報格納部1103に格納されていたものであるため、入力状況判断部1108は、当該ユーザ入力管理情報は既存のユーザ入力管理情報が修正されたものであると判断する。そして、入力状況判断部1108は、当該判断結果より、修正されたものであることを示す入力状況情報「○」を取得する。
次に、ユーザ入力管理情報蓄積部1109は、図18の画面において入力されている1以上の入力情報や、UI識別子「仕訳処理」、日時情報「2012/06/08 14:30:20」、入力状況情報「修正」を有するユーザ入力管理情報を、ユーザ入力管理情報格納部1103に蓄積する。このときの蓄積例は、例えば、図15、図16と同様である。つまり、このときの蓄積例は、図15の「ID=011」の「科目等(貸方)」が「第一営業部,立替金,ほじょ1」に書き換わり、図16の「修正UI」が「仕訳処理」に、「修正日時」が「2012/06/08 14:30:20」に書き換わる。
(例3)
本例において、入力支援画面表示アイコンの出力、および入力支援画面の出力の例について説明する。なお、本例において、アイコン位置管理情報格納部1104には、3つのアイコン位置管理情報が格納されているものとする。当該3つのアイコン位置管理情報は、それぞれ、「数値|左」、「日付|右」、「文字列|右」であるものとする。
まず、ユーザが、図19の画面を表示し、当該画面が有する1以上の入力フィールドのうち、金額を入力する入力フィールドのフォーカスをONにし、当該入力フィールドに金額を入力しようとしたとする。当該入力フィールドには、入力属性情報「数値」が対応付いているものとする。すると、端末受付部1203は、入力支援画面表示アイコン出力指示を受け付ける。そして、端末送信部1206は、当該入力属性情報「数値」を、当該入力支援画面表示アイコン出力指示に対応付け、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11のアイコン位置情報取得部1113は、受信部1105が受信した入力支援画面表示アイコン出力指示が有する入力属性情報「数値」に対応するアイコン位置情報「左」を、アイコン位置管理情報格納部1104から取得する。そして、送信部1114は、当該アイコン位置情報を、端末装置12に送信する。
次に、端末装置12の入力支援画面表示アイコン出力部1212は、端末受信部1207が受信したアイコン位置情報「左」に従い、電卓状の入力支援画面を表示するための入力支援画面表示アイコンを、フォーカスがONである入力フィールドの左側に出力する。
次に、ユーザが、表示された入力支援画面表示アイコンをクリックしたとする。すると、端末受付部1203は、入力支援画面出力指示を受け付ける。そして、入力支援画面出力部1213は、当該入力支援画面出力指示に対応する入力支援画面情報を、画面情報格納部1202から取得する。そして、入力支援画面出力部1213は、取得した入力支援画面情報を用いて、電卓状の入力支援画面を、フォーカスがONである入力フィールドの下端に隣接するように出力する。このときの出力例は、例えば、図19である。
また、上記と同様に、例えば、ユーザが、日付を入力する入力フィールドのフォーカスをONにした場合、アイコン位置情報取得部1113は、アイコン位置情報「右」を取得し、入力支援画面表示アイコン出力部1212は、当該入力フィールドの右側に、カレンダー状の入力支援画面を表示するための入力支援画面表示アイコンを出力し、入力支援画面出力部1213は、カレンダー状の入力支援画面を、当該入力フィールドの下端に隣接するように出力する。このときの出力例は、図20である。
以上、本実施の形態による情報システム1によれば、一の入力候補に対応する2種類以上のキーを使用することができる。また、ユーザが使用するキーなどを、集中的に管理することができる。例えば、会計士などの士業ユーザが使用するキー(例えば、コード)と、会計担当者などの2以上の各担当者ユーザが使用するキー(例えば、インデックス)との対応関係を、いわゆるクラウド上にあるサーバ装置11にて集中的に管理することができる。
また、本実施の形態による情報システム1によれば、入力候補の取得のために使用するキーや、そのキーの種類を、カスタマイズすることができる。
また、本実施の形態による情報システム1によれば、ユーザが操作を行った画面を識別する情報を表示することができる。これにより、ユーザは、例えば、複数のユーザが一の情報を異なる画面にて編集した場合に、当該編集した画面を知ることができる。
また、本実施の形態による情報システム1によれば、ユーザが操作を行った画面を識別する情報と、その操作の内容とを表示することができる。これにより、ユーザは、例えば、複数のユーザが一の情報を異なる画面にて編集した場合に、当該編集した画面や、その画面における編集内容などを知ることができる。
また、本実施の形態による情報システム1によれば、情報の入力を支援するための画面を表示するためのアイコンを、入力を妨げない適切な位置に表示することができる。また、例えば、いわゆるクラウド上にあるサーバ装置11が、アイコン位置管理情報を保持しておくことで、例えば、新たなアイコンの種類や入力属性が増えた場合でも、各ユーザが個別に更新等の作業をすることなく、新たなアイコンを適切な位置に表示することができる。
なお、本実施の形態において、サーバ装置11は、1以上の画面情報が格納されるサーバ画面情報格納部(図示せず)を備えていてもよい。この場合、端末装置12は、通常、画面情報格納部1202を備えない。また、この場合、端末装置12は、例えば、UI識別子をサーバ装置11に送信し、サーバ装置11は、受信したUI識別子に対応する画面情報を取得し、端末装置12に送信し、端末装置12は、受信した画面情報を用いて、画面を出力する。
これは、つまり、画面情報を、サーバ装置11、端末装置12のどちらが保持していてもよく、端末装置12は、当該画面情報を用いて画面を出力することができればよいことを意味する。
また、本実施の形態において、サーバ装置11は、例えば、入力属性情報と、アイコン位置情報と、入力支援画面の種類を示す入力支援画面種類情報とを有するアイコン表示管理情報が格納されるアイコン表示管理情報格納部(図示せず)を備えていてもよい。この場合、サーバ装置11は、受信した入力属性情報に対応するアイコン位置情報と、入力支援画面種類情報とを、アイコン表示管理情報格納部から取得し、当該アイコン位置情報と、入力支援画面種類情報とを、端末装置12に送信する。そして、端末装置12は、受信したアイコン位置情報が示す入力フィールド上の位置に、受信した入力支援画面種類情報に対応する入力支援画面表示アイコンを出力し、当該アイコンが選択された場合は、受信した入力支援画面種類情報が示す種類の入力支援画面を出力する。
また、本実施の形態において、端末装置12は、例えば、1以上の入力候補管理情報が格納される端末入力候補管理情報格納部(図示せず)を備えていてもよい。この場合、端末装置12は、例えば、メニュー取得指示の受け付けに応じて、サーバ装置11が保持している1以上の入力候補管理情報と、当該メニュー取得指示に対応するユーザ使用キー種類情報とを、サーバ装置11から受信してもよい。この場合、当該受信された1以上の入力管理情報は、通常、端末ユーザ入力管理情報格納部に蓄積される。また、この場合、端末装置12は、通常、前記受信したユーザ使用キー種類情報が示すキーの種類と同一の種類のキーであり、前記メニュー取得指示が有する部分キーを含むキーと、当該キーと対になる入力候補情報とを、メニュー項目として前記端末入力候補管理情報格納部から取得する。
これは、つまり、端末装置12からサーバ装置11へ部分キーを送信することなく、端末装置12において、入力フィールドに入力された部分キーに対応する1以上の入力候補管理情報を、メニュー項目として含むメニューを出力することができればよいことを意味する。
また、本実施の形態において、端末装置12は、例えば、端末ユーザ入力管理情報取得部1205を備えていなくてもよい。この場合、端末送信部1206は、ユーザ識別子格納部1201に格納されているユーザ識別子と、端末受付部1203が受け付けた入力情報と、UI識別子取得部1204が取得したUI識別子とを少なくとも有するユーザ入力管理情報を取得し、当該ユーザ入力管理情報を、サーバ装置11に送信する。
また、本実施の形態において、メニュー出力部1209は、例えば、端末受付部1203が入力候補情報を受け付けた後や、入力候補情報出力部1210が入力フィールドに入力候補情報を出力した後などに、出力しているメニューを消去してもよい。
また、本実施の形態において、入力支援画面表示アイコン出力部1212は、例えば、端末受付部1203が、入力支援画面を閉じる指示を受け付けた後などに、出力している入力支援画面表示アイコンを消去してもよい。
また、本実施の形態において、入力支援画面出力部1213は、例えば、端末受付部1203が、入力支援画面を閉じる指示を受け付けた後などに、出力している入力支援画面を消去してもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態におけるサーバ装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、2種類以上のキーと、入力フィールドに入力され得る情報の候補である入力候補情報とを有する2以上の入力候補管理情報と、ユーザを識別するユーザ識別子と、当該ユーザが使用するキーであるユーザ使用キーの種類を示すユーザ使用キー種類情報とを有する2以上のユーザ使用キー種類管理情報とが格納されており、コンピュータを、ユーザ識別子と、キーの一部である部分キーとを有する指示であり、入力フィールドに対応するメニューを取得する指示であるメニュー取得指示を受信する受信部と、前記メニュー取得指示が有するユーザ識別子に対応するユーザ使用キー種類情報を、前記記録媒体から取得するユーザ使用キー種類情報取得部と、前記ユーザ使用キー種類情報取得部が取得したユーザ使用キー種類情報が示すキーの種類と同一の種類のキーであり、前記メニュー取得指示が有する部分キーを含むキーと、当該キーと対になる入力候補情報とを、メニュー項目として前記記録媒体から取得するメニュー項目取得部と、前記メニュー項目取得部が取得した1以上のメニュー項目を送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における端末装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、ユーザを識別するユーザ識別子と、1以上の入力フィールドを有する画面を示す情報である1以上の画面情報とが格納されており、コンピュータを、前記画面情報を用いて画面を出力する画面出力部と、キーを含む入力を受け付ける受付部と、前記ユーザ識別子と、前記受付部が受け付けたキーの一部である部分キーとを有するメニュー取得指示を送信する送信部と、前記メニュー取得指示の送信に対応して、1以上のメニュー項目を受信する受信部と、前記1以上のメニュー項目を含むメニューを、前記画面上に出力するメニュー出力部として機能させるためのプログラムであり、前記受付部は、前記メニューから一のメニュー項目の選択をも受け付け、前記受付部が受け付けたメニュー項目の選択に対応する入力候補情報を、入力フィールド上に出力する入力候補情報出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、ハードウェアでしか行われない処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図21は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態のサーバ装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図21において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図22は、コンピュータシステム9のブロック図である。図22において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、MPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。