JP2003296052A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003296052A JP2002097108A JP2002097108A JP2003296052A JP 2003296052 A JP2003296052 A JP 2003296052A JP 2002097108 A JP2002097108 A JP 2002097108A JP 2002097108 A JP2002097108 A JP 2002097108A JP 2003296052 A JP2003296052 A JP 2003296052A
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祥宏 大島
Yasuaki Mitobe
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順子 大内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差込み処理等を行うときに、差込みフォーム
又は処理結果のセキュリティ性の向上を図る。 【解決手段】 パスコードが設定されたフォームデータ
ないしパスワードが設定されている差込みデータを用い
た画像合成が終了すると、合成データを暗号化して保持
する(ステップ150〜154、168、170、18
2)。この後に、画像合成が終了したことをメールでク
ライアント端末へ通知する(ステップ156、172、
182)。この後に出力要求が入力されると、パスワー
ドの照合を行い、パスワードが一致したときに、暗号化
している合成データの復号化及び印刷出力又は、暗号化
した合成データの送信を行う(ステップ158〜16
6、174〜180、184〜190)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データないし
描画命令に基づいて画像処理を行う画像処理装置に関す
る。詳細には、画像処理端末から入力される画像データ
ないし描画命令に基づいた画像と予め記憶している画像
とを合成して出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷処理の分野におけるデジタル化とし
て、DTP(Desktop Publishing)化が浸透している。
DTPは、パーソナルコンピュータやワークステーショ
ン等の処理装置上で、画像の作成、加工、編集等を行う
ことによりページレイアウトを作成し、このページレイ
アウトに基づいて印刷版を露光するためのフィルムの作
成を行ったり(CEPS)、印刷版に直接書き込んで印
刷用の刷版を作成する(CTP:Computer to Plat
e)。
【0003】一方、DTPの普及やレーザプリンタやペ
ージプリンタ等のデジタルプリンタ(以下「プリンタ」
とする)の画質向上に伴って、印刷機のシミュレーショ
ンを行なうためにプリンタを用いて印刷出力するように
なっている。
【0004】すなわち、コンピュータ上のアプリケーシ
ョンで作成した画像や文書を印刷出力するときには、画
像処理装置へ出力して、この画像処理装置で所定の画像
処理を行なってプリンタから印刷出力する。
【0005】ところで、コンピュータ上で使用されるア
プリケーションには、コンピュータ上で作成した画像や
文書などを印刷出力するときに、予め設定されているフ
ォーム上に重ねて印刷出力する所謂差込み印刷機能を備
えたものがある。
【0006】この差込み印刷機能を用いることにより、
予め外枠や所定のマーク等をフォームとして保存してお
ければ、このフォームと、別に作成した画像や文書など
とを合成することができ、また、合成した画像を印刷出
力することができる。
【0007】一方、特開平9−244828号公報等で
は、印刷処理等におけるセキュリティシステムが提案さ
れている。このプリンタのセキュリティシステムでは、
パスワード等を指定して印刷出力が依頼されると、ジョ
ブ番号を設定して印刷データをHD等に記憶しておき、
後に、ジョブ番号とパスワードを入力することにより該
当する印刷データに基づいた印刷処理を実行するように
しており、これにより、印刷出力した内容が、第三者に
見られてしまうのを防止することができるようにしてい
る。
【0008】また、特開2001−125760号公報
などでは、フォームデータにセキュリティ性を持たせる
ことができる印刷システムが提案されている。この印刷
システムでは、フォームデータとして例えば署名データ
や認証印データをパスワードと共に記憶させておき、こ
の署名データや認証印データをフォームデータとして用
いるときには、使用するフォームデータのパスワードを
合わせて入力することにより、該当するフォームデータ
の利用が可能となるようにしている。これにより、署名
データや認証印データなどにセキュリティ性を持たせ
て、無闇に使用されないようにしている。
【0009】しかしながら、従来の提案では、差込みデ
ータと合成する差込みフォームには、セキュリティ性が
あっても、差込み処理によって合成された合成データ
や、合成データに基づいた印刷出力は、セキュリティ性
を持つものではなかった。すなわち、フォームデータに
対するセキュリティ性は考慮されているが、差込み処理
によって合成されたデータに対しては、セキュリティ性
は考慮されておらず、クライアントの要求するタイミン
グで印刷出力されないことがあり、合成データや印刷出
力が第三者に閲覧される可能性が高く、また、合成デー
タのスプールや、再印刷等に対してもセキュリティ性が
得られるものではなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、差込み印刷に用いるフォーム
データのみならず、このフォームデータを合成した合成
データや、合成データに基づいた印刷出力等に対して所
望のセキュリティ性を確保させることができる画像処理
装置を提案することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、画像処理端末から入力される処理ジョブに
基づいて処理ジョブの画像データ又は描画命令に基づい
た差込み画像を所定の差込みフォームに合成する差込み
処理を行って出力する画像処理装置であって、予め登録
されている前記差込みフォームのフォームデータを記憶
するときに差込みフォームに対して認証符号が設定され
ているフォームデータを認証符号と共に記憶する記憶手
段と、前記処理ジョブ上で差込み処理を行う差込みフォ
ームの認証符号が入力されたときに、該認証符号と前記
記憶手段に記憶している認証符号をフォーム照合手段に
よって照合して、認証符号が一致するフォームデータを
前記記憶手段から読み出すフォーム管理手段と、前記フ
ォーム管理手段が読み出したフォームデータに前記差込
み画像に基づいた差込みデータを合成して合成データを
生成する合成手段と、前記合成手段によって生成された
合成データを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化され
た合成データを保持する保持手段と、出力要求が入力さ
れることにより、前記保持手段に保持している暗号化さ
れた合成データに応じたデータを出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、記憶手段に記憶してい
るフォームデータを読出して差込み処理を行って出力す
る。このとき、認証符号が設定されているフォームデー
タを使用するときには、処理ジョブによって認証符号を
指定する。
【0013】フォーム管理手段は、フォーム照合手段に
よって認証符号を照合して、一致したときに、該当する
フォームデータを記憶手段から読み出して、差込み手段
へ出力する。差込み手段は、差込みデータをこのフォー
ムデータに合成することにより、差込み画像を差込みフ
ォームに重ねた画像データを合成データとして生成す
る。
【0014】この合成データは、暗号化手段によって暗
号化られた状態で保持し、出力要求が入力されることに
より、暗号化された合成データに応じたデータを出力す
る。
【0015】このように、合成データを暗号化して保持
することにより、認証符号が設定されている差込みフォ
ームを用いた画像が、容易に閲覧されてしまうのを防止
することができる。
【0016】また、請求項2に係る発明は、前記処理ジ
ョブ上で前記差込み画像に対する認証符号が設定されて
いるときに、前記フォームデータに関わらず前記差込み
処理手段によって生成された合成データを、前記暗号化
手段によって暗号化して、前記保持手段に保持すること
を特徴とする。
【0017】この発明によれば、認証符号が設定されて
いる差込みフォームを用いたときのみならず、差込みデ
ータに対して認証符号が設定されているときにも、合成
データを暗号化して保持し、合成データないし合成デー
タに応じた画像が容易に閲覧されてしまうのを防止して
いる。
【0018】さらに、請求項3に係る発明は、前記出力
要求が入力されたときに、前記差込み画像に対する認証
符号ないし前記差込みフォームの認証符号と出力要求と
共に入力される認証符号を照合する出力照合手段を含
み、前記出力手段が前記出力照合手段の照合結果に基づ
いて出力処理を行うことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、暗号化されて保持され
ている合成データ又は合成データに応じた画像の出力を
要求するときに、認証符号の入力を要求し、認証符号が
一致したときに、出力処理を行う。
【0020】これにより、認証符号が設定されている差
込みフォーム又は差込み画像に基づいた合成データ又は
合成画像が、無闇に閲覧されてしまうのを確実に防止す
るようにしている。
【0021】このような本発明では、前記出力手段が、
前記暗号化された合成データを復号化手段によって復号
化して、印刷出力装置へ出力するものであっても良く、
前記出力手段が、前記暗号化された合成データを前記画
像処理端末へ出力するものであっても良い。
【0022】このとき、合成データに応じたデータを画
像処理端末に出力するときには、暗号化された状態で出
力することが好ましい。この場合には、画像処理端末に
復号化手段を設けることにより、合成データに応じた画
像を画像処理端末上で確認することができる。
【0023】さらに、本発明では、前記保持手段が前記
合成データを暗号化して保持したことを前記画像処理端
末に通知する通知手段を含むことが好ましい。
【0024】このとき、通知手段は、画像処理端末から
の要求に基づいて、合成データに応じた合成画像のプレ
ビュー画像を出力するようにしても良く、これにより、
印刷出力等を行う前に、差込み処理された画像を容易に
かつ的確に確認することができる。
【0025】又、このような本発明においては、保持手
段として、HD等の機械的記憶媒体や、半導体メモリ等
の記憶媒体を用いることができる。また、保持手段とし
てHDを用いるか半導体メモリを用いるかを、差込みジ
ョブ上の出力の設定に基づいて選択するようにしても良
い。
【0026】すなわち、差込みジョブ上で、すぐに印刷
出力が要求されると想到しうるときには半導体メモリ上
に保持し、実際の出力要求があるまでに時間があると判
断しうるときには、HD等の記憶媒体に保持するように
することが好ましい。
【0027】さらに、本発明では、記憶手段に登録され
ている差込みフォームのリストを所定のタイミングで画
像処理端末に転送して、画像処理端末から差込み処理を
依頼するときに、この差込みフォームのリストから選択
可能とするようにしても良く、これにより、差込み処理
の依頼を容易にかつ的確に行うようにできる。
【0028】さらに、本発明のフォーム管理手段は、登
録されている差込みフォーム毎の処理頻度を判定し、こ
の判定結果に基づいて、例えばHD等の記憶媒体から半
導体メモリ等への記憶媒体へ転送しておいても良く、こ
れにより、頻繁に使用される差込みフォームを用いたと
きには、差込み処理を迅速に行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適
用したネットワーク10の概略構成を示している。この
ネットワーク10は、本発明を適用した画像処理装置と
して設けられているプリントサーバ12と、画像処理端
末として設けられている複数のクライアント端末14と
が、通信回線16を介してネットワーク接続されてい
る。
【0030】また、プリントサーバ12には、印刷出力
装置としてプリンタ18が接続されており、プリントサ
ーバ12は、クライアント端末14から出力される印刷
ジョブを受信すると、この印刷ジョブに応じた印刷出力
を実行可能となっている。なお、以下では、画像処理装
置をプリントサーバとして用いて説明するが、本発明の
画像処理装置は、これに限らずクライアント端末14と
ネットワーク接続されたファイルサーバ等の各種の中間
サーバとして設けて、所定の画像処理を行うものであっ
ても良い。
【0031】図2に示すように、プリントサーバ12及
びクライアント端末14には、ネットワークインターフ
ェイス(ネットワークI/F)20、22が設けられて
おり、このネットワークI/F20、22を介してそれ
ぞれが通信回線16に接続している。また、プリントサ
ーバ12は、Ethernet(R)などの双方向インターフェ
イス(双方向I/F)24を備えており、この双方向I
/F24を介してプリンタ18に接続している。
【0032】なお、このプリントサーバ12に接続する
プリンタ18は複数でも良く、使用する双方向I/F2
4も複数ないし複数種類でも良い。また、複数のクライ
アント端末14とプリントサーバ12のネットワーク接
続は、Apple Talk(アップルトーク)、Ethernet(R)
(イーサーネット)等のLAN(Local Area Network)
接続を適用してもよく、また、WAN(Wide Area Netw
ork)接続を適用してもよい。すなわち、任意のネット
ワークプロトコルによる接続を適用することができる。
【0033】このようなプリントサーバ12は、パーソ
ナルコンピュータ(PC)に所定の機能を備えたPCI
ボードを追加するなどして構成することができる。ま
た、プリントサーバ12は、キーボード、マウス等の入
力デバイスやCRTディスプレイやLCDディスプレイ
等の表示デバイスを備えており、表示デバイスに表示し
た画像に対する処理及び表示画像を印刷出力するWYS
IWYG機能を備えたものであっても良い。
【0034】プリントサーバ12には、プリンタ18及
びプリンタ18を用いた印刷処理を制御するプリントコ
ントローラ26と共に画像処理部28が設けられてい
る。画像処理部28は、例えば、クライアント端末14
から印刷ジョブとして入力される画像データや描画デー
タ、描画命令などに基づいてラスタデータを生成するR
IP処理を行なう。
【0035】また、プリントサーバ12では、入力され
た印刷ジョブを処理待ちキューに格納すると共に、処理
待ちキューに格納している印刷ジョブを順に読み出し
て、画像処理(RIP処理)を実行し、画像処理されて
プリンタ18へ出力されるデータ(ラスタデータ)を印
刷待ちキューに格納して、この印刷待ちキューからプリ
ンタ18へ順に出力する。また、プリントサーバ12で
は、印刷処理が指定されていないか印刷処理の実行が別
に指定されるジョブなどを保持キューに格納して保持す
る一般的構成となっている。なお、このようなプリント
サーバ12は、従来公知の種々の構成を用いることがで
き、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
【0036】一方、クライアント端末14は、各種のア
プリケーション30を備えており、アプリケーション3
0を用いて、画像の作成、加工、編集等の画像処理や文
書作成等を行う。また、作成した画像データ又は描画デ
ータと各種の処理指示とを印刷ジョブとしてプリントサ
ーバ12へ送信することにより、プリントサーバ12
は、この印刷ジョブに対して指定された画像処理を施し
てプリンタ18へ出力する。これにより、印刷ジョブに
応じた印刷物が得られる。
【0037】プリントサーバ12には、印刷機能設定部
32が設けられており、各種の印刷機能が設定されるこ
とにより、設定された印刷機能に基づいた印刷処理が可
能となっている。
【0038】また、クライアント端末14には、各種の
印刷機能の設定を可能とするプリンタドライバ34が設
けられており、クライアント端末14では、このプリン
タドライバ34を用いた各種の印刷機能の設定が可能と
なっている。
【0039】なお、プリントサーバ12では、従来公知
の各種の印刷機能の設定が可能となっており、これらの
印刷機能は、例えばクライアント端末14に設けている
各種のユーザインターフェイスを用いて設定可能となっ
ている。印刷機能設定部32では、印刷ジョブで設定さ
れている印刷機能を判断し、それぞれの印刷機能が画像
処理部28及びプリンタコントローラ26で実行される
ように設定する。
【0040】ところで、プリントサーバ12では、クラ
イアント端末14から入力される画像データ又は描画命
令に応じた画像(以下「差込み画像」とする)を、所定
の差込みフォームに重ねる差込み処理が可能となってお
り、以下に、プリントサーバ12に設けている差込み機
能を説明する。
【0041】プリントサーバ12には、差込みフォーム
を管理するフォーム管理部36と、差込みフォームのフ
ォームデータを記憶する記憶手段としてHD38が設け
られている。
【0042】フォーム管理部36では、差込み画像に対
する差込み処理設定されていると、該当するフォームデ
ータをHD38から読み出して、画像処理部28へ出力
する。これにより、画像処理部28では、差込み画像の
画像データ(以下「差込みデータ」とする)とフォーム
データを合成する画像処理(差込み合成)を行って、合
成データを生成する。
【0043】一方、プリントサーバ12には、差込み処
理に対してセキュリティ機能が設けられており、差込み
フォームに認証符号(以下「パスコード」とする)を設
定することにより、該当する差込みフォームのフォーム
データを、パスコードと共にHD38に記憶するように
している。
【0044】また、プリントサーバ12には、認証部4
0が設けられている。この認証部40では、差込み処理
を行うときに、差込みフォームが指定されてこの差込み
フォームのパスコードが入力されることにより、入力さ
れたパスコードと差込みフォームのパスコードとの照合
を行う。この結果、パスコードが一致することにより、
フォーム管理部36が、該当する差込みフォームのフォ
ームデータをHD38から読み出し、画像処理部28へ
出力するようにしている。
【0045】すなわち、プリントサーバ12では、パス
コードが設定されているフォームデータ(差込みフォー
ム)を使用するときには、該当するフォームデータのパ
スコードの入力を要求し、パスコードが一致することに
より、該当するフォームデータの使用が可能となるよう
にしている。
【0046】一方、プリントサーバ12では、差込み処
理に対して認証符号(以下「パスワード」とする)の指
定が可能となっており、パスワードが設定されていると
きには、このパスワードを入力手段として設けているキ
ーボード42から入力することにより、印刷出力等の処
理が可能となるようにしている。
【0047】このときに、認証部40は、キーボード4
2から入力されるパスワードと差込みジョブ上で設定さ
れているパスワードの照合も行う。
【0048】また、プリントサーバ12には、暗号/復
号化処理部44及びメモリ46が設けられている。プリ
ントサーバ12では、パスワードが設定された差込み処
理ないしパスコードが設定されているフォームデータを
用いた差込み処理が選択されると、差込みデータとフォ
ームデータを合成した合成データを、暗号/復号化処理
部44で暗号化し、メモリ46又はHD38に記憶する
ようにしている。
【0049】また、プリントサーバ12では、この復号
化した合成データを、差込み処理での設定に基づいて印
刷処理等を行うときに、パスコードないしパスワードが
認証されることにより、暗号化している合成データを復
号化して所定の処理を行うようにしている。
【0050】一方、プリントサーバ12には、メール処
理部48が設けられている。このメール処理部48で
は、クライアント又はクライアント端末14毎のユーザ
名と、これに対応したメールアドレスをHD38に記憶
するなどして管理しており、予め設定した任意のタイミ
ングで、ユーザ毎、予め設定しているグループ毎等にメ
ール送信を行う。
【0051】例えば、プリントサーバ12では、合成デ
ータの生成及び暗号化が終了すると、クライアント端末
14から送信されたジョブからユーザ名等を取得して、
該当するユーザへ、所定の処理を終了したことを通知す
るメールを発送する。このとき、プリントサーバ12で
は、クライアント端末14上で合成データに応じた画像
のプレビュー表示が可能となるようにしており、クライ
アント端末14からプレビュー画像が要求されると、プ
レビュー画像データを生成してクライアント端末14へ
送信するようにしている。
【0052】一方、クライアント端末14では、差込み
処理を設定するユーザインターフェイスが設けられてお
り、このユーザインターフェイスを用いて差込み処理の
設定が可能となっている。
【0053】図3には、差込み処理の設定に用いるユー
ザインターフェイスの一例とする設定ダイアログ50の
概略を示している。この設定ダイアログ50では、プリ
ンタドライバ34に設けられているプリントオプション
が選択されることにより表示される。プリントサーバ1
2では、この設定ダイアログ50を用いることにより、
差込み印刷等の差込み処理の設定及び差込み処理に用い
る差込みフォームの登録が可能となっている。
【0054】この設定ダイアログ50では、差込み印刷
の設定用として、「しない」、「フォームを使う」及び
「フォームとして登録」の各項目が設けられており、そ
れぞれの項目に対するチェックボックス52A、52
B、52Cの何れかをマーク(チェック)することによ
り、該当する処理の選択設定が可能となっている。
【0055】このときに、チェックボックス52Aをマ
ークして「フォームを使う」を選択することにより、フ
ォーム設定ボックス54A内に使用する差込みフォーム
あるいはフォーム番号の入力が可能となると共に、使用
する差込みフォーム(あるいはフォーム番号)にパスコ
ードが設定されているときには、パスコード入力ボック
ス54B内にバスコードの入力が可能となる。
【0056】また、チェックボックス52Cをマークし
て「フォームとして登録」を選択することにより、クラ
イアント端末14からプリントサーバ12へ送信する画
像データを差込みフォームとして登録することが可能と
なっている。このとき、フォーム設定ボックス54A内
に登録する差込みフォーム名あるいはフォーム番号を入
力することができ、また、登録する差込みフォームに対
してパスコードの設定を希望するときには、パスコード
入力ボックス54Bへパスコードを入力することによ
り、この差込みフォームにパスコードを設定することが
できるようになっている。
【0057】これにより、例えば、承認印画像や、各種
のロゴ、マーク等の無闇な使用を制限したい画像を差込
みフォームとして登録するときに、使用制限を付加する
ことができる。
【0058】一方、設定ダイアログ50では、出力方法
の選択が可能となっている。このときの出力方法として
は、「即プリント」、「後でプリント」及び「データを
(クライアント端末へ)戻す」の各項目が設定されてお
り、チェックボックス56A、56B、56Cの何れか
をマークすることにより、該当する項目の選択設定が可
能となるようにしている。
【0059】また、設定ダイアログ50では、差込み処
理に対するパスワードの設定が可能となっており、この
パスワードの設定を行うときには、入力ボックス58へ
任意のパスワードを入力する。
【0060】ここで、差込み印刷を行うときに、チェッ
クボックス56Aをマークして「即プリント」を選択す
ることにより、プリントサーバ12では、差込み処理
(画像合成)を行った後に、引き続いて該当画像データ
(合成データ)をプリンタ18へ出力して印刷処理を行
う。
【0061】このとき、パスワードが指定されているか
パスコードが設定されている差込みフォームを用いてい
ると、プリントサーバ12では、画像合成を行って生成
した合成データに対する暗号化処理及びメモリ46への
格納を行い、これを終了すると、印刷出力が可能となっ
た旨を示す通知を行う。
【0062】これにより、クライアント端末14のオペ
レータが、プリントサーバ12のキーボード42等から
印刷出力の要求を入力することにより、プリントサーバ
12が、該当する合成データに基づいた印刷処理を実行
する。
【0063】これに対して、チェックボックス56Bを
マークして、「後でプリント」を選択することにより、
プリントサーバ12では、差込み処理(画像合成)を行
うと、印刷出力が指示されるまで、該当画像データ(合
成データ)をHD38に保存する。
【0064】このとき、パスワードが指定されているか
パスコードが設定されている差込みフォームを用いてい
ると、プリントサーバ12では、画像合成を行って生成
した合成データに対する暗号化処理を行った後に、HD
38に保存し、HD38に保存して印刷出力の要求があ
るまで待機している旨を示す通知を行う。
【0065】これにより、プリントサーバ12のキーボ
ード42等から印刷出力の要求を入力することにより、
プリントサーバ12は、該当する合成データをHD38
から読み出して印刷処理を実行する。
【0066】また、チェックボックス56Cをマークし
て「データを戻す」を選択することにより、プリントサ
ーバ12では、差込み処理(画像合成)を行って、合成
した画像データを、クライアント端末14からの要求に
応じて、クライアント端末14へ転送する。
【0067】このとき、パスワードが指定されているか
パスコードが設定されている差込みフォームを用いてい
ると、プリントサーバ12では、画像合成を行って生成
した合成データに対する暗号化処理を行って、データ転
送が可能となったことをクライアント端末14へ通知す
る。
【0068】これにより、クライアント端末14からプ
リントサーバ12への転送指示の入力、または、プリン
トサーバ12上で図示しないユーザインターフェイスを
用いて合成データの転送が入力されることにより、プリ
ントサーバ12は、該当する合成データを、例えばメー
ルの添付ファイルとしてクライアント端末14へ送信す
るようにしている。
【0069】なお、クライアント端末14には、暗号/
復号化処理部60が設けられており、プリントサーバ1
2から暗号化された合成データが送られたときには、こ
の暗号/復号化処理部60で復号化可能とあっている。
【0070】また、クライアント端末14に設けている
プリンタドライバ34では、予め設定されているタイミ
ングで、プリントサーバ12のフォーム管理部36との
間で通信を行い、プリントサーバ12の登録されている
差込みフォームの更新を行うようにしており、これによ
り、設定ダイアログ50のフォーム指定ボックス54A
に、プルダウンメニュー等によって登録されている差込
みフォームのリスト表示を行い、このリスト上で差込み
フォームの選択が可能となるようにしている。
【0071】以下に図面を参照しながらプリントサーバ
12が設けられたネットワーク10上での差込み処理を
説明する。なお、プリントサーバ12の基本的構成は、
従来公知の構成であり、ここでは、差込み機能に対する
処理を主に説明して、その他の処理の説明を省略する。
【0072】また、以下では、前記したように差込み処
理時の下地となる画像を差込みフォーム、画像データを
差込みデータとし、差込みフォームに合成する画像を差
込み画像、画像データを差込みデータとすると共に、差
込みフォームを登録するジョブをフォームジョブ、差込
み処理を依頼するジョブを差込みジョブとする。
【0073】図4に示すように、プリントサーバ12で
は、ネットワーク10上の何れかのクライアント端末1
4からジョブが送信されると、ステップ100でこのジ
ョブを受信する。このとき、例えば、プリントサーバ1
2では、受信したジョブを保持キューに保持して、受信
順に処理を行う。
【0074】プリントサーバ12では、ジョブを受信す
ると、ステップ102へ移行して、差込みフォームの登
録を依頼するフォームジョブであるか否かを判断する。
【0075】ここで、差込みフォームの登録を依頼する
ジョブであるときには、ステップ102で肯定判定し
て、ステップ104へ移行し、差込みフォームの登録処
理を行う。
【0076】差込みフォームの登録は、例えば、登録要
求された差込みフォームに対して順にフォーム番号を付
与するなどして、順に格納することにより登録する。こ
のとき、差込みフォームと共にパスコードが設定されて
いるときには、パスコードも合わせて登録する。
【0077】なお、差込みフォームの登録は、従来公知
の任意の方法を用いることができる。また、プリントサ
ーバ12では、差込みフォームを登録するときに、フォ
ームデータをRIP処理してラスタデータ(RIP済み
データ)としてHD38に保存するようにしても良く、
保存するデータ形式をPDF形式やPostScript形式等か
ら選択可能としても良い。さらに、フォーム管理部36
での差込みフォーム(フォームデータ)の管理方法は、
従来公知の任意の構成を適用することができる。
【0078】一方、ステップ102で否定判定される
と、ステップ106へ移行する。このステップ106で
は、受信したジョブが差込み処理の指定のある差込みジ
ョブか否かを判断し、差込みジョブでなければ、ステッ
プ106で否定判定してステップ108へ移行し、差込
みジョブ以外の通常のジョブとしての処理を行う。
【0079】これに対して、受信したジョブが差込みジ
ョブであるときには、ステップ106で肯定判定してス
テップ110へ移行し、差込み処理を実行する。
【0080】図5には、差込みジョブに対する処理(差
込み処理)の概略を示している。このフローチャートで
は、最初のステップ120で、設定されているフォーム
データ(差込みフォーム)にパスコードが設定されてい
るかを確認し、ステップ122では、差込みデータにパ
スワードの設定があるか否かを確認する。
【0081】ここで、フォームデータにパスコードの設
定がなく、また、差込みデータにパスワードの設定がな
いときには、ステップ120、122で否定判定して、
ステップ124へ移行する。
【0082】このステップ124では、設定されている
フォームデータをHD38から読み出して、ステップ1
26で差込みデータとフォームデータの合成処理を行
う。この後に、ステップ128へ移行することにより、
印刷処理等の差込みジョブ上での設定に基づいた通常の
差込み処理を行う。すなわち、セキュリティの設定のな
い通常の差込み処理を行う。
【0083】なお、フォームデータと差込みデータの合
成は、各ページのそれぞれについて行われる。また、画
像合成は、設定されている差込みフォームのフォームデ
ータ(HD38から読み出したフォームデータ)が、R
IP処理されていないものであれば、RIP処理を施
し、RIP処理された差込みデータと合成するようにし
ても良い。
【0084】このようにして合成したラスタデータを、
プリンタ18へ出力することにより、差込み印刷ジョブ
の画像に、指定された差込みフォームが重ねられた印刷
物が得られる。
【0085】これに対して、フォームデータに対してパ
スコードが設定されていたり、パスコードが入力されて
いるときには、ステップ120で肯定判定して、ステッ
プ130へ移行する。
【0086】このステップ130では、フォームデータ
のパスコードと差込みジョブ上で入力されているパスコ
ードの照合を行い、ステップ132では、パスコードが
一致するか一致するパスコードのフォームデータがある
か否かを確認する。ここで、パスコードが不一致であれ
ば、ステップ132で否定判定して、ステップ134へ
移行し、差込みジョブを依頼したクライアント端末14
ないしユーザに、パスコードが不一致であることを警告
するメールを送信して、差込み処理を終了する。
【0087】これによって、パスコードが設定されてい
るフォームデータが、誤って使用されてしまうのを確実
に防止できるようにしている。
【0088】また、パスコードが一致すると、ステップ
132で肯定判定してステップ136へ移行する。この
ステップ136では、該当するフォームデータをHD3
8から読み出して、ステップ138で、差込みデータと
フォームデータの画像合成処理を行って、合成データを
生成する。
【0089】一方、フォームデータに対するパスコード
が入力されていないが、差込みデータにパスワードが設
定されているときには、ステップ120で否定判定され
てステップ122で肯定判定されることにより、ステッ
プ136へ移行して、設定されているフォームデータを
HD38から読み出して、画像合成を行う(ステップ1
38)。
【0090】このようにして画像合成を終了すると、ス
テップ140へ移行して、セキュリティ処理を実行す
る。
【0091】図6には、プリントサーバ12で実行され
るセキュリティ処理の概略を示している。このフローチ
ャートでは、最初のステップ150で、差込みデータを
フォームデータに合成した合成データに対して暗号化処
理を行う。
【0092】暗号化処理が終了すると、ステップ152
では、差込み処理の設定が、「即プリント」となってい
るか否かを確認し、肯定判定されることにより、ステッ
プ154へ移行して、暗号化した合成データをメモリ1
46に格納する。この後にステップ156では、例えば
プリントサーバ12上での識別用の文書番号等と共に印
刷処理が可能となったことをクライアント端末14へメ
ールで通知する。
【0093】これにより、クライアント端末14から差
込み処理を依頼したユーザは、印刷出力が可能となった
ことを的確に判断することができる。このとき、プリン
トサーバ12では、合成データに基づいたプレビュー画
像の表示が可能となっており、クライアント端末14か
らプレビュー画像が要求されたときには、プレビュー画
像を生成して、クライアント端末14へ送信する。この
とき、プレビュー画像は、暗号化して送信することが好
ましい。
【0094】一方、差込み処理を依頼したユーザは、プ
リントサーバ12からの通知(メール)を受け取ると、
プリントサーバ12に設けているキーボード42から、
例えば差込みジョブを指定する文書番号を入力すること
により、合成データに基づいた印刷出力を実行させるこ
とができる。
【0095】このとき、差込みデータに対してパスワー
ドを設定しているときには、合わせてパスワードを入力
する。
【0096】プリントサーバ12では、ステップ158
でキーボード42から印刷出力の実行指示が入力された
か否かを確認し、印刷出力の実行指示が入力されると、
ステップ158で肯定判定してステップ160へ移行す
る。
【0097】このステップ160では、差込みデータに
対してパスワードが設定されているか否かを確認し、パ
スワードが設定されているときには、ステップ160で
肯定判定してステップ162へ移行する。このとき、印
刷出力の指示と共にパスワードが入力されていれば、ス
テップ164でパスワードの照合を行う。
【0098】これにより、パスワードが一致すると、ス
テップ162で肯定判定してステップ164へ移行し、
メモリ46に格納している暗号化した合成データに対す
る復号化処理を行い、ステップ166では、復号化した
合成データに基づいた印刷処理を実行する。なお、差込
みデータに対してパスワードが設定されていないときに
は、ステップ160で否定判定されてステップ164へ
移行して、合成データに対する復号化処理及び印刷処理
を実行する。
【0099】このように、「即プリント」を指定した時
には、合成データをメモリ46に格納しているので、速
やかに印刷処理を実行することができる。このとき、メ
モリ46上には、合成データを暗号化して格納している
ので、この合成データの内容が第3者に確認されてしま
うのを確実に防止することができる。
【0100】一方、差込みジョブ上で「即プリント」が
設定されていないときには、ステップ152で否定判定
して、ステップ168へ移行し、「後でプリント」に設
定されているか否かを確認し、ステップ168で肯定判
定されることにより、ステップ170へ移行して、暗号
化した合成データをHD38に保存する。
【0101】この後、ステップ172では、前記したス
テップ156と同様に、メール送信を行う。
【0102】この後、プリントサーバ12に設けている
キーボードから印刷出力の指示が入力されることによ
り、ステップ174で肯定判定して、ステップ176へ
移行する。このステップ176では、差込みデータに対
してパスワードが設定されているか否かを確認し、パス
ワードが設定されているとき(ステップ176で肯定判
定)には、ステップ178でキーボード42から入力さ
れたパスワードを照合する。
【0103】これにより、パスワードが一致すると、ス
テップ178で肯定判定して、ステップ180へ移行
し、HD38に保存している暗号化した合成データを読
み出して、復号化処理(ステップ164)及び印刷出力
(ステップ166)を実行する。
【0104】このときにも、合成データを暗号化してH
D38に保存するので、合成データが無闇に閲覧されて
しまうのを確実に防止することができる。また、合成デ
ータメモリ46に格納せずにHD38に保存することに
より、メモリ46が開放されるので、メモリ46の有効
利用が可能となる。
【0105】すなわち、合成データを印刷出力するまで
に時間に余裕があるときには、メモリ46を使用せずに
HD38を使用することにより、メモリ46を効率的に
使用することができる。
【0106】一方、差込みジョブ上で「データを戻す」
に設定されているときには、ステップ152、168で
否定判定してステップ182へ移行し、データ転送が可
能となったことを差込みジョブを依頼したクライアント
端末14(ユーザ)にメールで通知する。なお、この場
合も、プレビュー画像の要否の確認を行い、プレビュー
画像が要求されたときには、プレビュー画像を送信す
る。
【0107】この後に、例えば、プリントサーバ12に
設けている図示しないユーザインターフェイスから送信
が指示されることにより、ステップ184で肯定判定し
てステップ186へ移行する。ステップ166では、差
込みジョブ上で差込みデータに対してパスワードが設定
されているか否かを確認し、パスワードが設定されてい
るときには、肯定判定してステップ168へ移行し、パ
スワードの照合を行う。なお、データの転送指示が入力
されたときに、パスワードが入力されていないときに
は、パスワードの入力要求を行うようにすれば良い。
【0108】これによりパスワードが一致すると、ステ
ップ188で肯定判定してステップ190へ移行し、指
定された転送先へ暗号化した合成データを転送する。な
お、送信先は、予め差込みジョブ上で設定されていても
良く、また、キーボード42から入力するようにしても
良い。また、送信先は、複数のユーザや予め設定されて
いるグループ単位で行うようにしても良い。
【0109】このようにして、合成データを送信すると
きにも、合成データを暗号化しているので、ネットワー
ク10上で無闇に閲覧されてしまうのを確実に防止する
ことができる。
【0110】このように、プリントサーバ12では、差
込み処理を行うときに、パスコードが設定されているフ
ォームデータを用いたときや、差込みデータに対してパ
スワードを設定することにより、合成データを暗号化し
て処理する。これにより、合成データが無闇に閲覧され
てしまうのを確実に防止することができる。特に、差込
みデータに対してパスワードが設定されていなくても、
パスコードが設定されているフォームデータを用いるこ
とにより、合成データを暗号化して保持するようにする
ので、フォームデータが無闇に閲覧に供されてしまうの
を確実に防止して、的確なセキュリティ性の確保が可能
となるようにしている。
【0111】すなわち、フォームデータ(差込みフォー
ム)として、認証印画像やロゴ、マーク等を登録してお
いても、これらの差込みフォームが無闇に使用されるの
を防止することができると共に、去れらの差込みフォー
ムを用いた画像データないし印刷出力が自由な閲覧に供
されてしまうのを確実に防止することができる。
【0112】また、差込みデータに対してパスワードを
設定することにより、このパスワードが一致しない限り
印刷出力やデータ送信を行わないようにしているため、
例えば、各種の顧客情報や試験問題等を差込みデータと
して用いて差込み処理を行うときにも、内容が漏洩して
しまうのを確実に防止して、高いセキュリティ性を確保
することができる。
【0113】なお、差込みデータに対してパスワードが
設定されていないときには、フォームデータのパスコー
ドの入力を要求し、パスコードが一致したときに、合成
データの復号化及び印刷出力を実行するものであっても
良い。また、差込みジョブ上で差込みデータに対するパ
スワードとして、使用するフォームデータのパスコード
を用いるようにしても良い。
【0114】また、差込みジョブに応じた印刷出力を実
行するときに、パスワードのみならずパスコードの入力
も要求するするようにしても良い。すなわち、印刷出力
等を行うときに、差込みデータに設定されているパスワ
ードとフォームデータに設定されているパスコードの照
合を行うようにしても良い。
【0115】一方、フォーム管理部36としては、設定
されたフォームデータをHD36から読み出すのみでな
く、フォームデータの使用頻度を判断し、使用頻度の高
いフォームデータに対しては、予めHD38から読み出
しておくようにしても良い。
【0116】すなわち、図7に示すフォーム管理部62
には、フォーム管理部36に加えて、使用状況管理部6
4及びRAM等を用いたメモリ66を設けている。
【0117】このフォーム管理部62では、差込みジョ
ブで設定されているフォームデータをHD38から読み
出すときに、使用状況管理部64が登録されているフォ
ームデータ毎に、例えば使用頻度をカウントする。
【0118】また、使用状況管理部64では、カウント
値が所定値を越えたときに、カウント値の大きい複数の
フォームデータを予めHD38から読み出してメモリ6
6に格納しておく。
【0119】フォーム管理部36では、使用頻度の高い
フォームデータが設定された差込みジョブが入力される
と、このフォームデータをHD38ではなくメモリ66
から読み出す。
【0120】これにより、フォームデータの読出し時間
を短くすることができるので、差込みジョブに対する処
理時間の短縮化が可能となる。
【0121】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではない。前記した如く、本実
施の形態では、プリントサーバ12を例に説明したが、
本発明の画像処理装置は、プリントサーバ12等のプリ
ントサーバに限らず、画像処理端末と共にネットワーク
に接続されてかつ画像処理が可能とな各種の中間サーバ
等を適用することができる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、認
証符号が設定されている差込みフォームを用いたとき
に、合成データを暗号化して保持する。また、認証符号
が設定されている差込み画像に対する差込み処理を行っ
たときに合成データを暗号化して保持する。これによ
り、合成データの内容の閲覧が容易となるのを防止する
ことができる。
【0123】また、本発明では、出力要求が成されたと
きに、差込みフォームの認証符号又は差込み画像に対す
る認証符号の入力を要求するので、合成した画像が簡単
に閲覧されてしまうのを確実に防止することができると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に適用したネットワークの概略
構成図である。
【図2】 本発明を適用したプリントサーバとクライア
ント端末の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 クライアント端末上でユーザインターフェイ
スとして表示するダイアログの一例を示す概略図であ
る。
【図4】 クライアント端末から入力されるジョブに対
するプリントサーバ上での処理の概略を示す流れ図であ
る。
【図5】 プリントサーバで差込みジョブに対する処理
の概略を示す流れ図である。
【図6】 パスコード又はパスワードが設定されている
差込みジョブに基づいた合成データに対する処理の概略
を示す流れ図である。
【図7】 フォーム管理部として好ましい他の一例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 12 プリントサーバ(画像処理装置) 14 クライアント端末(画像処理端末) 18 プリンタ 28 画像処理部(差込み処理手段) 36 フォーム管理部(フォーム管理手段) 38 HD(記憶手段) 40 認証部(フォーム認証手段、出力認証手段) 42 キーボード 44 暗号/復号化処理部(暗号化手段、復号化手
段) 46 メモリ 48 メール処理部(通知手段) 50 設定ダイアログ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04L 9/00 673A (72)発明者 大島 祥宏 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 水戸部 保明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 大内 順子 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 奥岡 貴典 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 5B017 AA07 BA05 5B021 AA01 BB04 BB09 LA01 5B085 AE01 AE02 5C076 AA14 5J104 AA07 AA12 KA01 KA04 NA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理端末から入力される処理ジョブ
    に基づいて処理ジョブの画像データ又は描画命令に基づ
    いた差込み画像を所定の差込みフォームに合成する差込
    み処理を行って出力する画像処理装置であって、 予め登録されている前記差込みフォームのフォームデー
    タを記憶するときに差込みフォームに対して認証符号が
    設定されているフォームデータを認証符号と共に記憶す
    る記憶手段と、 前記処理ジョブ上で差込み処理を行う差込みフォームの
    認証符号が入力されたときに、該認証符号と前記記憶手
    段に記憶している認証符号をフォーム照合手段によって
    照合して、認証符号が一致するフォームデータを前記記
    憶手段から読み出すフォーム管理手段と、 前記フォーム管理手段が読み出したフォームデータに前
    記差込み画像に基づいた差込みデータを合成して合成デ
    ータを生成する合成手段と、 前記合成手段によって生成された合成データを暗号化す
    る暗号化手段と、 前記暗号化された合成データを保持する保持手段と、 出力要求が入力されることにより、前記保持手段に保持
    している暗号化された合成データに応じたデータを出力
    する出力手段と、 を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理ジョブ上で前記差込み画像に対
    する認証符号が設定されているときに、前記フォームデ
    ータに関わらず前記差込み処理手段によって生成された
    合成データを、前記暗号化手段によって暗号化して、前
    記保持手段に保持することを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力要求が入力されたときに、前記
    差込み画像に対する認証符号ないし前記差込みフォーム
    の認証符号と出力要求と共に入力される認証符号を照合
    する出力照合手段を含み、前記出力手段が前記出力照合
    手段の照合結果に基づいて出力処理を行うことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段が、前記暗号化された合成
    データを復号化手段によって復号化して、印刷出力装置
    へ出力することを特徴とする請求項1から請求項3の何
    れかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記出力手段が前記暗号化された合成デ
    ータを前記画像処理端末へ出力することを特徴とする請
    求項1から請求項3の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記保持手段が前記合成データを暗号化
    して保持したことを前記画像処理端末に通知する通知手
    段を含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れ
    かに記載の画像処理装置。
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