JPH11149511A - 電子伝票処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

電子伝票処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラムを記録した媒体

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JPH11149511A
JPH11149511A JP9313779A JP31377997A JPH11149511A JP H11149511 A JPH11149511 A JP H11149511A JP 9313779 A JP9313779 A JP 9313779A JP 31377997 A JP31377997 A JP 31377997A JP H11149511 A JPH11149511 A JP H11149511A
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voucher
electronic
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Ko Kondo
香 近藤
Tetsuya Masuishi
哲也 増石
Masasuke Tominaga
雅介 冨永
Rie Kobayashi
り恵 小林
Takashi Odajima
孝 小田島
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子伝票の暗号化及び復号化に要する時間を
短縮し、暗号化された伝票データの表示を特定の担当者
に対してのみ行うことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 複数の伝票データを有する電子伝票を複
数の担当者に渡って回覧する電子伝票処理方法におい
て、電子伝票中の複数の伝票データの内の特定の伝票デ
ータを特定の担当者に対応する暗号鍵を用いて暗号化
し、前記暗号化された特定の伝票データを有する電子伝
票をネットワークを介して送受信し、電子伝票中の前記
暗号化された特定の伝票データを前記特定の担当者に対
応する復号鍵を用いて復号化し、前記暗号化された特定
の伝票データの復号化が正常に行われたかどうかまたは
当該伝票データの有無に応じて当該伝票データを表示し
て伝票処理を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子化された伝票の
作成及び処理を行う電子伝票処理システムに関し、特に
ネットワーク環境で分散する複数の担当者間に渡って伝
票処理を行う電子伝票処理システムに適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年WWW(World Wide We
b)を用いたオンライン・ショッピングが行えるインタ
ーネット上の店舗が増えており、今後ますます増加する
ことが見込まれている。
【0003】オンライン・ショッピングでは、商品購入
者は、商品を紹介する世界中のホームページを家庭等に
いながら好きな時間に見て購入したい商品を選び、バス
ケット等と呼ばれる電子伝票に商品名や個数を入力して
インターネット上の電子メールで申し込んでいる。
【0004】支払いはクレジットカードを用いることに
より、キャッシュレスで決済できることが理想である
が、クレジットカードの番号等の情報をそのままインタ
ーネットに流してしまうと、それを途中で盗み見た人物
に悪用される危険性がある。この為、現在クレジットカ
ードの情報は、FAX等の別の手段で相手に連絡をして
いる。
【0005】この様な不便な状況を解決する為に、WW
Wに暗号化機能を組み込んだツールとして、SSL(S
ecure Socket Layer)の開発が進んで
いる(Open Design No.14最新の暗号化
技術によるセキュリティの実現1996.6 p.10
0)。
【0006】SSLは認証技術や暗号化技術等が応用さ
れており、「通信をしている相手が本当に目的の相手か
どうか?」や「簡単に通信内容を見られない」、「通信
内容を変更できない」といった「なりすまし」や「盗み
見」、「改竄」といったものの防止策として有効であ
る。
【0007】SSLは暗号化プロトコルの1つであり、
特定の情報を暗号化するのではなく、インターネットの
基礎であるTCP/IP(Transmission
Control Protocol/Internet
Protocol)で通信される内容を全て暗号化す
る。この為、ホームページを見る為のHTTP(Hyp
er Text Transfer Protoco
l)や電子メールを読む為のSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)及び
POP(Post Office Protocol)
等、さまざまな通信プロトコルに対応できる。担当者の
認証が正しく行なわれているかは、WWWブラウザの場
合には鍵マークの表示等により画面から確認することが
できる。
【0008】電子伝票を複数の担当者間に回覧し、編集
や認証、管理等を遂行する作業形態は以前から存在して
おり、インターネットを利用したオンライン・ショッピ
ングにおいても申し込みに使用する電子伝票が担当者間
で回覧されている。
【0009】電子伝票は複数の表や文字列(以後これを
伝票書式と記す)と、表内の各セルのデータ(以後これ
を伝票データと記す)から構成されている。また処理定
義として、他のセルの伝票データを参照し、特定のセル
内の伝票データを求める計算方法が定義されている場合
が多い。
【0010】この電子伝票を処理する電子伝票処理にお
いてネットワーク上で電子伝票の伝票データを転送する
場合、転送する途中での伝票データの信頼性が問題にな
る。
【0011】伝票データを暗号化し、正当性を確保する
捺印機能付き電子伝票処理システムについては特開平7
−182431号公報に記載されている。その概要は、
1枚の電子伝票の全体若しくは選択された任意の部分に
対して公開鍵暗号方式を用いて暗号化し、電子捺印技術
を利用して捺印・認証し、伝票データの改竄を検出した
場合、担当者に改竄があったこと通知するものである。
【0012】上記2つの暗号化の従来技術はデータ伝送
中における不正行為を防止を目的とするものであるが、
一方、データ受信後においても伝票データの内容の開示
を制限する場合がある。
【0013】電子伝票処理においては、同一伝票データ
を各担当者にそのまま回覧・処理させることが一般的で
あるが、担当者の職務権限に基づいて伝票データの内容
の開示範囲を予め制限する必要がある。
【0014】特開平8−329151号公報に記載され
ているワークフローシステムの制御方法では、ワークフ
ローシステムにおいて作業開始前にデータの分割・統合
情報を予め定義することにより、コンピュータネットワ
ーク中で回覧・処理されるデータを任意に分割・統合で
きる様にしている。
【0015】例えばデータの内容をセキュリティのレベ
ルに応じて切り分け、個々の担当者の職務権限に応じて
データの一部のみを選択的に回覧する等の処理を可能と
し、複数の担当者に回覧されるデータに関するセキュリ
ティを向上させている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記SSLは暗号化プ
ロトコルであり、通信する内容の全てを複雑な計算を必
要とする公開鍵暗号方式を用いて暗号化するので、暗号
化及び復号化に時間がかかってしまうという問題点があ
る。
【0017】そこで電子伝票データの暗号化を行う前記
捺印機能付き電子伝票処理システムは、暗号化の必要が
ある伝票データのみ暗号化することで上記問題を解決し
た。しかし、前記捺印機能付き電子伝票処理システムで
は、その主目的が送信途上で行われる改竄の検出である
ので、受信された伝票データは担当者の職務権限にかか
わらず全て復号化されて画面上に表示される。伝票デー
タには住所や氏名等の一般的に他人にも見られて良い情
報と、クレジットカードの番号等、他人に知られると不
利益を被る恐れのある情報とがあるが、前記捺印機能付
き電子伝票処理システムはこれら全てを表示してしまう
という問題点がある。
【0018】また前記ワークフローシステムの制御方法
では職務権限に対応する伝票書式を個々に作成する必要
があり、個々の伝票書式の作成や各伝票書式に対応する
電子伝票の作成に多大な工数がかかるという問題があ
る。
【0019】更に電子伝票は限られた画面上のスペース
に多くの項目が設定されており、備考欄等の様に比較的
大きな領域をとっていながら伝票データが空白の場合が
ある為、回覧されてきた電子伝票をチェックする場合に
情報のない部分を表示することは事務処理上効率が悪い
というも問題もある。
【0020】本発明の目的は上記問題を解決し、電子伝
票の暗号化及び復号化に要する時間を短縮し、暗号化さ
れた伝票データの表示を特定の担当者に対してのみ行う
ことが可能な技術を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は各担当者の職務権限に
応じて特定の伝票データの表示状態を制御することが可
能な技術を提供することにある。
【0022】本発明の他の目的は電子伝票を表示する為
の伝票書式の定義作業の工数を減らすことが可能な技術
を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は複数の伝票デー
タを有する電子伝票を複数の担当者に渡って回覧する電
子伝票処理システムにおいて、複数の伝票データの内の
特定の伝票データを特定の担当者に対応した暗号鍵で暗
号化して複数の担当者間で回覧し、前記暗号化された伝
票データを各担当者の復号鍵で復号化し、復号化された
伝票データを含む伝票データを表示して電子伝票処理を
行うものである。
【0024】本発明の電子伝票処理システムでは、電子
伝票中の複数の伝票データの内の特定の伝票データを特
定の担当者に対応する暗号鍵を用いて暗号化し、前記暗
号化された特定の伝票データを有する電子伝票をネット
ワークを介して担当者に送信する。
【0025】暗号化された伝票データを含む電子伝票を
受信した担当者は、その担当者が持つ復号鍵を用いてそ
の電子伝票中の前記暗号化された特定の伝票データを復
号化する。
【0026】その電子伝票を受信した担当者が暗号化の
際に用いられた暗号鍵に対応する復号鍵を持っている場
合には復号化は正常に行われ、そうでない場合には復号
化は行われない。
【0027】前記暗号化された特定の伝票データの復号
化が正常に行われた場合には復号化された伝票データを
含む電子伝票の内容を表示して担当者に対応した伝票処
理を行う。
【0028】前記暗号化された特定の伝票データの復号
化が正常に行われなかった場合には、暗号化されたまま
の伝票データやその伝票データを表示する際の表示枠と
なるセルの表示を抑止して電子伝票の表示を行い、その
担当者に対応した伝票処理を行う。このとき元々伝票デ
ータが格納されていないセルの表示を抑止しても良い。
【0029】また各担当者の職務権限に応じて復号鍵を
配布しておけば、当該伝票データを参照する職務権限を
有する担当者のみがその伝票データを参照できる様にす
ることができる。
【0030】更に伝票書式中に各伝票データの表示属性
を示す情報を設定し、前記暗号化された特定の伝票デー
タの復号化が正常に行われたかどうかまたは当該伝票デ
ータの有無に応じて伝票書式の表示属性を変更して当該
伝票データ及びそのセルの表示を抑止すれば、各担当者
に応じて複数の伝票書式を用意することなく、各担当者
毎に異なる書式の表示を行うことができる。
【0031】以上の様に本発明の電子伝票処理システム
によれば、電子伝票中の複数の伝票データの内の特定の
伝票データを特定の担当者に対応する鍵を用いて暗号化
及び復号化するので、電子伝票の暗号化及び復号化に要
する時間を短縮し、暗号化された伝票データの表示を特
定の担当者に対してのみ行うことが可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に複数の伝票データを有する
電子伝票を複数の担当者に渡って回覧する一実施形態の
電子伝票処理システムについて説明する。
【0033】図1は本実施形態の電子伝票処理システム
の概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態
の電子伝票処理システムは、伝票処理装置1と、伝票処
理装置2と、伝票処理装置3と、電子モールサーバ4
と、出庫部門サーバ5と、決済用サーバ6と、伝票処理
作成装置7とを有している。
【0034】伝票処理装置1は担当者Bが参照可能な伝
票データに対して入力内容のチェックを行った後に電子
伝票を担当者C宛に送付する装置である。伝票処理装置
2は担当者Cが承認業務を行って電子伝票の内容に問題
がなければ電子伝票を出庫部門サーバ5へ送る装置であ
る。
【0035】伝票処理装置3は商品購入者Aが商品の申
し込み用紙である電子伝票に必要事項として伝票データ
を入力し、商品を販売する担当者B宛へ電子メールで電
子伝票を送る装置である。電子モールサーバ4はインタ
ーネット22を利用して商品を販売する処理を行うサー
バである。
【0036】出庫部門サーバ5は販売する商品の出庫処
理を行うサーバである。決済用サーバ6は商品購入者A
への決済処理を行い、商品購入者Aが発行した電子伝票
の伝票データを請求控えとして蓄積するサーバである。
伝票処理作成装置7は鍵生成処理及び伝票定義処理を行
う装置である。
【0037】ローカルエリアネットワーク21は伝票処
理装置1、伝票処理装置2、伝票処理作成装置7及び電
子モールサーバ4を接続するネットワークである。イン
ターネット22は電子モールサーバ4、出庫部門サーバ
5、決済用サーバ6及びローカルエリアネットワーク2
3を接続するネットワークである。ローカルエリアネッ
トワーク23は伝票処理装置3及びインターネット22
を接続するネットワークである。
【0038】本実施形態の電子伝票処理システムは電子
伝票を処理する1つ以上(ここでは3つ)の処理装置で
ある伝票処理装置1、伝票処理装置2及び伝票処理装置
3と、電子モールサーバ4、出庫部門サーバ5、決済用
サーバ6及び伝票処理作成装置7とから構成され、これ
らはネットワークで物理的に接続されている。この環境
下で複数の担当者は電子伝票を回覧し、伝票データの入
力やチェック及び内容の審査・承認を行っている。
【0039】本実施形態の電子伝票処理システムにおい
てインターネット22を利用したオンライン・ショッピ
ングを行う場合には、まず伝票処理装置3で商品購入者
Aが商品の申し込み用紙である電子伝票に必要事項とし
て伝票データを入力し、商品を販売する担当者B宛へ電
子メールでその電子伝票を送る。
【0040】伝票処理装置1において担当者Bは参照可
能な伝票データに対して入力内容のチェックを行った
後、電子伝票を担当者C宛に送付する。担当者Cは伝票
処理装置2において承認業務を行い、電子伝票の内容に
問題がなければ電子伝票を商品の出庫部門サーバ5へ送
る。出庫の処理が終了すると、電子伝票は決済用サーバ
6宛に送付され、決済用サーバ6のデータベースに蓄積
される。
【0041】本実施形態の電子伝票処理システムでは、
各担当者が受信する伝票データは部分的に暗号化がなさ
れており、暗号化された伝票データを復号化する為の秘
密鍵は職務権限に応じて配布され、その秘密鍵を所持し
ているか否かによって画面上に表示される伝票書式がそ
れぞれ異なるものになる。
【0042】図2は本実施形態の伝票処理作成装置7の
概略構成を示す図である。図2に示す様に本実施形態の
伝票処理作成装置7は、CPU46と、メインメモリ4
9と、ディスプレイ41と、キーボード42と、マウス
43と、フロッピーディスク駆動装置44と、フロッピ
ーディスク45と、ハードディスク47と、LANアダ
プタ48と、バス40と、秘密鍵ファイル451と、伝
票書式ファイル470と、処理定義ファイル471と、
公開鍵ファイル472と、ワークエリア475とを有し
ている。
【0043】CPU46は伝票処理作成装置7全体の動
作を制御する処理装置である。メインメモリ49は鍵生
成処理や処理定義の作成等を行う各種処理プログラムや
データをロードする記憶装置である。ディスプレイ41
は前記処理プログラムの処理内容を表示する装置であ
る。
【0044】キーボード42は前記処理プログラムに伴
う操作やデータの入力を行う装置である。マウス43は
前記処理プログラムに伴う指示入力を行う装置である。
フロッピーディスク駆動装置44は秘密鍵FD作成プロ
グラム494で生成した秘密鍵のフロッピーディスク4
5への書き込みを行う装置である。
【0045】フロッピーディスク45は秘密鍵FD作成
プログラム494で生成した秘密鍵を格納する媒体であ
る。ハードディスク47は定義結果として伝票書式ファ
イル470及び処理定義ファイル471を少なくとも一
時的に記憶し、公開鍵ファイル作成プログラム495で
作成した公開鍵ファイル472を記憶する装置である。
【0046】LANアダプタ48は伝票処理作成装置7
をローカルエリアネットワーク21に接続するアダプタ
である。バス40はCPU46等の各部を相互に接続す
る信号路である。秘密鍵ファイル451は秘密鍵(復号
鍵)を格納するファイルである。
【0047】伝票書式ファイル470は電子伝票がディ
スプレイ41の画面上や印刷装置等へ出力されるときの
レイアウトを示す書式である伝票書式を格納するファイ
ルである。処理定義ファイル471は電子伝票に対して
行われる処理の内容を定義した処理定義を格納するファ
イルである。
【0048】公開鍵ファイル472は公開鍵(暗号鍵)
を格納するファイルである。ワークエリア475は前記
処理プログラムの実行時に一時的なデータを格納する作
業領域である。
【0049】また伝票処理作成装置7は、全体制御プロ
グラム490と、鍵生成処理制御プログラム491と、
鍵生成プログラム492と、担当者ID登録プログラム
493と、秘密鍵FD作成プログラム494と、公開鍵
ファイル作成プログラム495と、伝票定義処理制御プ
ログラム496と、伝票書式定義プログラム497と、
処理定義プログラム498と、項目処理定義プログラム
499と、後処理定義プログラム476とを有してい
る。
【0050】全体制御プログラム490は鍵生成処理及
び伝票定義処理全体の動作を制御する処理部である。鍵
生成処理制御プログラム491は秘密鍵及び公開鍵の生
成を行う鍵生成処理全体を制御する処理部である。
【0051】鍵生成プログラム492は公開鍵暗号方式
に基づいて秘密鍵及び公開鍵のペアを生成する処理部で
ある。担当者ID登録プログラム493は秘密鍵及び公
開鍵のペアと担当者とを対応付ける為の担当者のID番
号を登録する処理部である。
【0052】秘密鍵FD作成プログラム494は秘密鍵
を格納したフロッピーディスク45を作成する処理部で
ある。公開鍵ファイル作成プログラム495は公開鍵を
格納した公開鍵ファイル472を作成する処理部であ
る。
【0053】伝票定義処理制御プログラム496は電子
伝票の伝票書式やその処理定義を作成する伝票定義処理
全体を制御する処理部である。伝票書式定義プログラム
497は電子伝票の伝票書式を定義する処理部である。
【0054】処理定義プログラム498は項目処理及び
後処理の定義を制御する処理部である。項目処理定義プ
ログラム499は各項目の伝票データを算出する項目処
理を定義する処理部である。後処理定義プログラム47
6は項目処理や伝票データ入力の終了後に行われる処理
の内容を定義する処理部であり、電子伝票中の複数の伝
票データの内の特定の伝票データを、特定の担当者に対
応する公開鍵を用いて暗号化する伝票データとして指定
する処理部である。
【0055】伝票処理作成装置7を前記各処理部として
機能させる為の全体制御プログラム490、鍵生成処理
制御プログラム491、鍵生成プログラム492、担当
者ID登録プログラム493、秘密鍵FD作成プログラ
ム494、公開鍵ファイル作成プログラム495、伝票
定義処理制御プログラム496、伝票書式定義プログラ
ム497、処理定義プログラム498、項目処理定義プ
ログラム499及び後処理定義プログラム476は、C
D−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格
納された後、メモリにロードされて実行されるものとす
る。なお前記プログラムを記録する媒体はCD−ROM
以外の他の媒体でも良い。
【0056】図3は本実施形態の伝票処理装置1の概略
構成を示す図である。図3に示す様に本実施形態の伝票
処理装置1は、CPU16と、メインメモリ19と、デ
ィスプレイ11と、キーボード12と、マウス13と、
フロッピーディスク駆動装置14と、ハードディスク1
7と、LANアダプタ18と、バス10と、伝票データ
ファイル172と、伝票データテーブル196と、ワー
クエリア197と、表示座標テーブル198と、伝票書
式テーブル199とを有している。
【0057】CPU16は伝票処理装置1全体の動作を
制御する処理装置である。メインメモリ19は伝票デー
タの暗号化及び復号化や処理定義内容を実行する各種処
理プログラムやデータをロードする記憶装置である。
【0058】ディスプレイ11は前記処理プログラムの
処理内容を表示する装置である。キーボード12は前記
処理プログラムに伴う操作やデータの入力を行う装置で
ある。マウス13は前記処理プログラムに伴う指示入力
を行う装置である。
【0059】フロッピーディスク駆動装置14はフロッ
ピーディスク45中の秘密鍵を読み出す装置である。ハ
ードディスク17は伝票書式ファイル470、処理定義
ファイル471及び伝票データファイル172を少なく
とも一時的に記憶する装置である。
【0060】LANアダプタ18は伝票処理装置1をロ
ーカルエリアネットワーク21に接続するアダプタであ
る。バス10はCPU16等の各部を相互に接続する信
号路である。伝票データファイル172は電子伝票中の
伝票データを格納するファイルである。
【0061】伝票データテーブル196は伝票データフ
ァイル172中の伝票データを格納するテーブルであ
る。ワークエリア197は前記処理プログラムの実行時
に一時的なデータを格納する作業領域である。表示座標
テーブル198は伝票書式編集プログラム193が伝票
データテーブル196を参照して伝票書式テーブル19
9の編集を行う際に伝票データの表示座標を格納する編
集用作業エリアである。伝票書式テーブル199は伝票
書式ファイル470中の伝票書式を格納するテーブルで
ある。
【0062】また伝票処理装置1は、全体制御プログラ
ム190と、データ入出力プログラム191と、伝票デ
ータ復号化プログラム192と、伝票書式編集プログラ
ム193と、伝票処理定義実行プログラム194と、伝
票データ暗号化プログラム195とを有している。
【0063】全体制御プログラム190は伝票データの
暗号化及び復号化や処理定義内容の実行等の処理全体の
動作を制御する処理部である。データ入出力プログラム
191は伝票書式ファイル470、処理定義ファイル4
71及び伝票データファイル172の内容を、それぞれ
伝票書式テーブル199、ワークエリア197及び伝票
データテーブル196に読み込む処理や、暗号化された
特定の伝票データを有する電子伝票をネットワークを介
して送受信する処理部である。
【0064】伝票データ復号化プログラム192は電子
伝票中の暗号化された特定の伝票データを特定の担当者
に対応する秘密鍵を用いて復号化する処理部である。伝
票書式編集プログラム193は暗号化された特定の伝票
データの復号化が正常に行われたかどうかに応じて伝票
書式テーブル199中の伝票書式の編集を行う処理部で
ある。
【0065】伝票処理定義実行プログラム194は処理
定義ファイル471の項目処理として定義されている処
理を実行し、伝票処理装置1のディスプレイ11上に伝
票書式テーブル199及び伝票データテーブル196の
内容を電子伝票として表示する処理部である。伝票デー
タ暗号化プログラム195は処理定義ファイル471の
内容にしたがって伝票データテーブル196の特定の伝
票データを特定の担当者に対応する公開鍵を用いて暗号
化する処理部である。
【0066】伝票処理装置1を前記各処理部として機能
させる為の全体制御プログラム190、データ入出力プ
ログラム191、伝票データ復号化プログラム192、
伝票書式編集プログラム193、伝票処理定義実行プロ
グラム194及び伝票データ暗号化プログラム195
は、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク
等に格納された後、メモリにロードされて実行されるも
のとする。なお前記プログラムを記録する媒体はCD−
ROM以外の他の媒体でも良い。
【0067】伝票処理装置1は、電子伝票の回覧業務に
必要な前記ハードウェアを備えており、伝票処理装置2
も伝票処理装置1と同様の構成であるものとする。
【0068】メインメモリ19には全体制御プログラム
190、データ入出力プログラム191、伝票データ復
号化プログラム192、伝票書式編集プログラム19
3、伝票処理定義実行プログラム194及び伝票データ
暗号化プログラム195がロードされ、伝票データテー
ブル196、ワークエリア197、表示座標テーブル1
98及び伝票書式テーブル199の領域が確保される。
【0069】フロッピーディスク45は秘密鍵を格納し
た秘密鍵ファイル451を記録する媒体であり、その秘
密鍵はフロッピーディスク駆動装置14を介してメイン
メモリ19のワークエリア197に読み込まれる。
【0070】伝票処理装置1において、担当者によりキ
ーボード12或いはマウス13から業務の実行を指示さ
れると、全体制御プログラム190がデータ入出力プロ
グラム191を起動し、ハードディスク17上の伝票書
式ファイル470を伝票書式テーブル199に、処理定
義ファイル471をワークエリア197にそれぞれ読み
込み、更に伝票データファイル172の内容を伝票デー
タテーブル196に読み込む。
【0071】次に伝票データ復号化プログラム192を
起動し、伝票データテーブル196の伝票データが暗号
化されている場合、ワークエリア197の秘密鍵ファイ
ル451を参照し、復号化が可能であれば伝票データの
復号化を行う。
【0072】伝票書式編集プログラム193では、伝票
データテーブル196を参照し、表示座標テーブル19
8を編集用作業エリアとして使用して伝票書式テーブル
199の編集を行う。
【0073】次に伝票処理定義実行プログラム194を
起動し、伝票書式テーブル199を参照し、ディスプレ
イ11に電子伝票の内容を表示する。
【0074】担当者は入力内容のチェックや承認業務を
行い、それらの終了が指示されると、伝票データ暗号化
プログラム195を起動し、処理定義ファイル471の
内容にしたがって伝票データテーブル196の特定の伝
票データを公開鍵を使用して暗号化し、指定されたメー
ルアドレスへLANアダプタ18を介して伝票データテ
ーブル196を送出する。なおLANアダプタ18はロ
ーカルエリアネットワーク21を介してインターネット
22に接続されているものとする。
【0075】図4は本実施形態の伝票処理装置3の概略
構成を示す図である。図4に示す様に本実施形態の伝票
処理装置3は、CPU136と、メインメモリ139
と、ディスプレイ131と、キーボード132と、マウ
ス133と、ハードディスク137と、LANアダプタ
138と、バス130とを有している。
【0076】CPU136は伝票処理装置3全体の動作
を制御する処理装置である。メインメモリ139は伝票
データの暗号化や処理定義内容を実行する各種処理プロ
グラムやデータをロードする記憶装置である。ディスプ
レイ131は前記処理プログラムの処理内容を表示する
装置である。
【0077】キーボード132は前記処理プログラムに
伴う操作やデータの入力を行う装置である。マウス13
3は前記処理プログラムに伴う指示入力を行う装置であ
る。ハードディスク137は伝票書式ファイル470及
び処理定義ファイル471を少なくとも一時的に記憶す
る装置である。
【0078】LANアダプタ138は伝票処理装置3を
ローカルエリアネットワーク23に接続するアダプタで
ある。バス130はCPU136等の各部を相互に接続
する信号路である。
【0079】メインメモリ139には全体制御プログラ
ム190、データ入出力プログラム191、伝票処理定
義実行プログラム194及び伝票データ暗号化プログラ
ム195がロードされ、ワークエリア197、伝票デー
タテーブル196及び伝票書式テーブル199の領域が
確保される。
【0080】商品購入者Aにより業務の実行をキーボー
ド132から指示されると、全体制御プログラム190
がデータ入出力プログラム191を起動し、ハードディ
スク137上の伝票書式ファイル470を伝票書式テー
ブル199に、処理定義ファイル471をワークエリア
197に読み込む。
【0081】次に伝票処理定義実行プログラム194を
起動し、伝票書式テーブル199を参照し、ディスプレ
イ131に電子伝票の内容を表示する。キーボード13
2を介して伝票データが入力されると、処理定義ファイ
ル471の内容にしたがって伝票データの加工を行い、
結果を伝票データテーブル196に一時的に記憶する。
【0082】伝票データの入力の終了が指示されると、
伝票データ暗号化プログラム195を起動し、処理定義
ファイル471の内容にしたがって伝票データテーブル
196の特定の伝票データを公開鍵を使用して暗号化
し、指定されたメールアドレスへLANアダプタ138
を介して伝票データテーブル196を送出する。なおL
ANアダプタ138はローカルエリアネットワーク23
を介して、インターネット22に接続されているものと
する。
【0083】次に本実施形態の電子伝票処理システムの
伝票データの暗号化及び復号化について説明する。伝票
データの暗号化及び復号化は、暗号化及び復号化に異な
る鍵を用いる公開鍵暗号方式アルゴリズム(OPEND
ESIGN No.14 CQ出版1996.6 pp.
23〜26)を使用する。このアルゴリズムでは秘密鍵
と公開鍵の一組の鍵を用い、公開鍵で暗号化した伝票デ
ータは対応する秘密鍵でしか復号化できない。
【0084】図5は本実施形態の秘密鍵ファイル451
及び公開鍵ファイル472の概要を示す図である。図5
に示す様に本実施形態の秘密鍵ファイル451は、ID
番号61と、暗証番号62と、発行番号63と、秘密鍵
64とを有している。
【0085】ID番号61は担当者を識別する番号であ
る。暗証番号62は担当者本人を確認する番号である。
発行番号63は発行した秘密鍵64を識別する番号であ
る。秘密鍵64は暗号化された伝票データの復号化を行
う為の鍵である。
【0086】公開鍵ファイル472は、ID番号65
と、発行番号66と、公開鍵67とを有している。ID
番号65は担当者を識別する番号である。発行番号66
は発行した公開鍵67を識別する番号である。公開鍵6
7は特定の伝票データの暗号化を行う為の鍵である。
【0087】秘密鍵ファイル451には担当者のID番
号61、暗証番号62、発行番号63及び秘密鍵64が
格納され、公開鍵ファイル472には担当者のID番号
65、発行番号66及び公開鍵67が格納されている。
秘密鍵64と公開鍵67の対応関係は担当者のID番号
61及びID番号65で管理する。
【0088】図6は本実施形態の鍵生成処理の処理手順
を示すフローチャートである。秘密鍵64及び公開鍵6
7の作成を図6のフローチャートで説明する。ここでは
N個の鍵の作成を行うものとする。
【0089】鍵生成の指示を業務構築者から受けるとス
テップ501において全体制御プログラム490は鍵生
成処理制御プログラム491を起動し、鍵生成処理制御
プログラム491はワークエリア475内のプログラム
カウンタKを“0”にセットする。
【0090】ステップ502で鍵生成処理制御プログラ
ム491は、Kに“1”を加算して発行番号63をカウ
ントする。ステップ503で鍵生成処理制御プログラム
491はKの値とNの値を比較し、K≦Nならばステッ
プ504以降の処理を行い、そうでなければ処理を終了
する。
【0091】ステップ504で鍵生成処理制御プログラ
ム491は、鍵生成プログラム492を用いて公開鍵暗
号方式に基づいた秘密鍵64及び公開鍵67のペアを作
成し、作成した秘密鍵64及び公開鍵67のペアをワー
クエリア475内に格納する。
【0092】公開鍵67と秘密鍵64のペアはお互いに
素な2つの大きな整数を作り出すこと等によって得ら
れ、その詳しい作成アルゴリズムは、後藤他、「RSA
暗号鍵高速生成方式」(電子情報通信学会論文誌、D−
1、Vol72−d−1、No3、pp.213〜22
0、1989)に開示されている。
【0093】ステップ505で鍵生成処理制御プログラ
ム491は、担当者ID登録プログラム493を実行
し、キーボード42から業務構築者が入力した対象とす
る担当者のID番号61及び暗証番号62をワークエリ
ア475に格納する。暗証番号62は業務構築者が担当
者から予め聞いておくものとするが、担当者が直接入力
する様にしても良い。
【0094】ステップ506において鍵生成処理制御プ
ログラム491は、秘密鍵FD作成プログラム494を
実行し、ワークエリア475に格納されたデータを利用
して業務構築者が新しく挿入した秘密鍵格納用のフロッ
ピーディスク45内の秘密鍵ファイル451に1人の担
当者を表すID番号61、その人の暗証番号62、発行
番号63及び公開鍵暗号方式に基づく秘密鍵64を書き
込む。
【0095】ステップ507において鍵生成処理制御プ
ログラム491は、公開鍵ファイル作成プログラム49
5を実行し、ワークエリア475に格納されたデータを
用いてハードディスク47内の公開鍵ファイル472に
担当者のID番号65、発行番号66及び公開鍵67を
書き込む。
【0096】鍵生成処理制御プログラム491が上記ス
テップ502からステップ507を担当者全員分(N
個)だけ繰り返すことにより、フロッピーディスク45
とハードディスク47には図5の秘密鍵ファイル451
及び公開鍵ファイル472に示す様な内容が格納され
る。
【0097】復号化の為の秘密鍵64を格納したフロッ
ピーディスク45は予め業務開始前に担当者の職務権限
に応じて配布される。ここでは担当者Cと決済用サーバ
6にそれぞれ異なる秘密鍵64が配布されているものと
し、電子モールサーバ4の公開鍵ファイル472には少
なくともこの2つの秘密鍵64に対応する公開鍵67が
それぞれ格納されているものとする。
【0098】図7は本実施形態の電子伝票の一例を示す
図である。図7に示す様に本実施形態の電子伝票30
は、顧客名31と、お買い上げ年月日32と、会員番号
33と、顧客住所34と、決済クレジットカード番号3
5と、合計金額36と、明細部37と、伝票名称文字領
域38と、商品番号371と、商品名372と、単価3
73と、数量374と、金額375と、備考376とを
有している。
【0099】顧客名31は商品購入者の氏名を示す伝票
データである。お買い上げ年月日32は商品購入の年月
日を示す伝票データである。会員番号33は商品購入者
である会員を識別する番号を示す伝票データである。
【0100】顧客住所34は商品購入者の住所を示す伝
票データである。決済クレジットカード番号35は決済
を行うクレジットカード番号を示す伝票データである。
合計金額36は購入する商品の合計価格を示す伝票デー
タである。
【0101】明細部37は商品購入の申し込み内容の明
細を示す伝票データである。伝票名称文字領域38は電
子伝票30の名称を示す文字列を表示する領域である。
商品番号371は購入商品の番号を示す伝票データであ
る。
【0102】商品名372は購入商品の名称を示す伝票
データである。単価373は購入商品の単品価格を示す
伝票データである。数量374は購入商品の数を示す伝
票データである。金額375は購入商品毎の価格の小計
を示す伝票データである。備考376は購入商品に関す
るその他の情報を示す伝票データである。次に図7に示
した電子伝票30の作成方法について説明する。
【0103】図8は本実施形態の電子伝票30の作成処
理の処理手順を示すフローチャートである。業務構築者
が全体制御プログラム490起動中に伝票定義処理制御
プログラム496の起動を指示すると、ステップ701
において、画面上のレイアウトを示す伝票書式と伝票デ
ータの加工方法を記述した処理定義を定義する伝票定義
処理制御プログラム496が起動する。
【0104】ステップ702において定義する処理の種
類が指定され、ステップ703の判定で伝票書式定義が
指定されたと判定した場合には、ステップ704で伝票
定義処理制御プログラム496は伝票書式定義プログラ
ム497を起動し、ステップ705において伝票書式定
義プログラム497を実行して伝票書式を定義する。
【0105】なお伝票書式は伝票データを表示するセル
の表示位置や領域及び属性に関するセル情報及び伝票を
装飾するレイアウト情報から構成されているものとす
る。
【0106】またステップ703において判定した結
果、処理定義が選択されたと判定すると、ステップ70
6において伝票定義処理制御プログラム496は処理定
義プログラム498を起動する。なお処理定義は電子伝
票30を受信したときに行われる処理の内容を定義した
もので処理定義ファイル471に格納される。
【0107】ステップ707において処理定義の種類を
入力し、各項目の伝票データの算出方法を示す項目処理
や伝票データ入力終了指示後の処理方法を示す後処理を
指定する。
【0108】ステップ708で項目処理定義が指定され
ると、ステップ709において処理定義プログラム49
8は項目処理定義プログラム499を起動し、ステップ
710で項目処理定義プログラム499を実行して項目
処理定義を行う。
【0109】またステップ708において後処理定義が
指定されると、ステップ711において処理定義プログ
ラム498は後処理定義プログラム476を起動し、ス
テップ712で後処理定義プログラム476を実行して
後処理定義を行う。
【0110】ステップ705、ステップ710またはス
テップ712の処理終了後、引き続き他の定義を行う指
示がある場合にはステップ713からステップ702へ
戻り、全ての定義を終了する場合には、ステップ714
に進み、前記定義した内容を伝票書式ファイル470ま
たは処理定義ファイル471に登録して処理を終了す
る。
【0111】次に前記ステップ705の伝票書式定義プ
ログラム497での処理について説明する。伝票書式定
義プログラム497では画面上でマウス43やキーボー
ド42を用いて、セルの位置や領域及び文字列の入力を
行う。これは一般のドローイングソフトウェアと同様の
操作方法で定義可能である。
【0112】次に伝票処理実行時に伝票データが暗号化
されている場合や伝票データが無い場合に、セルを表示
するか否かをセル属性として定義する。図9に定義画面
を示す。
【0113】図9は本実施形態のセル属性の定義画面を
示す図である。図9に示す様に本実施形態のセル属性定
義画面は、ダイアログ80と、セル情報81及び82
と、OKボタン83と、キャンセルボタン84と、選択
メニュー85とを有している。
【0114】ダイアログ80はセル情報81及び82の
内容を設定する画面である。セル情報81及び82はセ
ルの表示を行うか否かを設定する情報である。OKボタ
ン83はセル情報81及び82で選択した内容に設定を
変更するボタンである。
【0115】キャンセルボタン84はセル情報81及び
82で選択した内容への設定の変更を中止するボタンで
ある。選択メニュー85は項目属性を定義する処理を選
択するメニューである。
【0116】図9に示す様に、特定のセル、例えば決済
クレジットカード番号35等のセルを選択した後、選択
メニュー85でコマンド[属性]−[項目属性]−[編
集属性]を選択するとダイアログ80が表示される。
【0117】セル情報81は暗号化された伝票データが
復号化できない場合にセルを表示するか否かを示してお
り、ここでは「表示しない」を選択している。またセル
情報82ではセルに伝票データが無い場合にセルを表示
するのか否かの指定を行っており、ここでは「表示しな
い」を選択している。
【0118】セル情報81及び82で選択した内容にセ
ル属性を変更する場合にはOKボタン83、変更しない
場合にはキャンセルボタン84を選び、ダイアログ80
を閉じる。
【0119】次に前記定義したセル属性を含む伝票書式
ファイル470のデータ構造を示す。なお以下の説明で
セルの上部に項目名を表示する項目を表頭項目、セルの
左側に項目名を表示する項目を表側項目と記すものとす
る。電子伝票30では、顧客名31や会員番号33のセ
ルは表側、商品番号371や商品名372は表頭項目と
なる。
【0120】図10は本実施形態の伝票書式ファイル4
70のデータ構造を示す図である。図10に示す様に本
実施形態の伝票書式ファイル470は、伝票情報51
と、テーブルリスト52と、文字領域リスト53と、項
目リスト54とを有している。
【0121】伝票情報51は伝票書式全体を管理する情
報である。テーブルリスト52は伝票書式中のテーブル
の内容をテーブルの個数分格納するリストである。文字
領域リスト53は伝票書式中の文字領域の情報を文字領
域の個数分格納するリストである。項目リスト54はテ
ーブル中の項目の情報を項目の個数分格納するリストで
ある。
【0122】伝票情報51は、伝票名511と、大きさ
512と、テーブル個数513と、テーブルリストポイ
ンタ情報514と、文字領域個数515と、文字領域リ
ストポインタ情報516とを有している。
【0123】伝票名511は電子伝票30の名称を示す
情報である。大きさ512は電子伝票30の縦横のサイ
ズを示す情報である。テーブル個数513は伝票書式中
のテーブルの個数を示す情報である。テーブルリストポ
インタ情報514はテーブルリスト52へのポインタを
示す情報である。
【0124】文字領域個数515は伝票書式中の文字領
域の個数を示す情報である。文字領域リストポインタ情
報516は文字領域リスト53へのポインタを示す情報
である。
【0125】テーブルリスト52は、テーブル名521
と、位置情報522と、大きさ523と、外枠表示情報
524と、次元数525と、項目リストポインタ情報5
26と、項目スタイル情報527とを有している。
【0126】テーブル名521は伝票書式中のテーブル
の名称を示す情報である。位置情報522は当該テーブ
ルの位置を示す情報である。大きさ523は当該テーブ
ルのサイズを示す情報である。外枠表示情報524は当
該テーブルの外枠を表示するか否かや外枠の線幅及び色
等を示す情報である。
【0127】次元数525は当該テーブル内のセルの次
元を示す情報である。項目リストポインタ情報526は
項目リスト54へのポインタを示す情報である。項目ス
タイル情報527は当該テーブル内の項目が表頭項目か
表側項目かを示す情報である。
【0128】文字領域リスト53は、位置情報531
と、大きさ532と、文字列533と、外枠表示情報5
34と、文字形式情報535とを有している。
【0129】位置情報531は伝票書式中の文字領域の
位置を示す情報である。大きさ532は当該文字領域の
サイズを示す情報である。文字列533は当該文字領域
中の「お買い上げ伝票」等の文字を示す情報である。
【0130】外枠表示情報534は当該文字領域の外枠
を表示するか否かや外枠の線幅及び色等を示す情報であ
る。文字形式情報535は当該文字領域中の文字列53
3のフォント等の形式を示す情報である。
【0131】項目リスト54は、項目名541と、位置
情報542と、大きさ543と、外枠表示情報544
と、セル情報545と、伝票データ格納エリア546と
を有している。
【0132】項目名541は当該テーブル中の項目の名
称を示す情報である。位置情報542は当該項目の位置
を示す情報である。大きさ543は当該項目のサイズを
示す情報である。外枠表示情報544は当該項目の外枠
を表示するか否かや外枠の線幅及び色等を示す情報であ
る。
【0133】セル情報545は当該項目の伝票データを
表示するか否かの表示属性を示す情報である。伝票デー
タ格納エリア546は表示を行う伝票データを格納する
エリアである。
【0134】図11は本実施形態の図7に示した電子伝
票30の場合の伝票書式ファイル470のデータ構造を
示す図である。図11に示す様に伝票書式ファイル47
0では、伝票情報51として伝票名511に伝票作成者
が決めた名称である「お買い上げ伝票」、伝票の大きさ
512に(100、80)、テーブルは顧客名31から
明細部37までの7つあるのでテーブル個数513に
“7”、伝票名称文字領域38は文字領域の1つなので
文字領域個数515に“1”がそれぞれ記憶される。
【0135】明細部37の場合のテーブルリスト52で
は、名称としてテーブル名521に“Table6”、
テーブルの位置情報522に(5、35)、テーブルの
大きさ523に(90、5)、商品番号371〜金額3
75の5項目が5レコードあるので次元数525に
(5、5)が記憶される。また項目スタイル情報527
は表頭項目を示している。
【0136】伝票名称文字領域38の文字領域リスト5
3では、位置情報531が(28、10)、伝票名称文
字領域38の大きさ532は(45、6)、文字列53
3は伝票上に表示されている「お買い上げ伝票」とな
る。
【0137】商品番号371の項目リスト54では、項
目名541が「商品番号」、項目の位置情報542は
(5、35)、大きさ543は(15、5)、セル情報
545はセルの伝票データがどの様な状態でもセルの表
示を行う設定になっている。
【0138】図12は本実施形態の項目処理定義プログ
ラム499の実行画面を示す図である。図12に示す様
に本実施形態の項目処理定義実行画面は、ダイアログ1
10と、項目処理内容111〜115と、OKボタン1
16と、キャンセルボタン117と、選択メニュー11
8とを有している。
【0139】ダイアログ110は項目処理内容111〜
115の内容を設定する画面である。項目処理内容11
1〜115は各項目処理の内容を示す情報である。OK
ボタン116は項目処理内容111〜115をダイアロ
グ110で定義した内容に変更するボタンである。
【0140】キャンセルボタン117は項目処理内容1
11〜115のダイアログ110で定義した内容への変
更を中止するボタンである。選択メニュー118は処理
定義の内容を選択するメニューである。
【0141】ここでは商品購入者Aが商品の申し込み用
紙である電子伝票30に必要事項として伝票データを入
力したときの項目処理の内容を例として説明する。選択
メニュー118でコマンド[処理定義]−[項目処理]
を選択するとダイアログ110が表示される。
【0142】ここでは会員番号33や商品番号371の
セルへの伝票データ入力に対し、該当する顧客名31、
顧客住所34、商品名372及び単価373の値をデー
タベースから表引きし、それぞれ顧客名31や顧客住所
34、商品名372及び単価373のセルへ伝票データ
を表示する。また数量374のセルへの伝票データの入
力に対して金額375の算出が行われ、算出した値をセ
ルに表示する。
【0143】項目処理内容111〜115は、顧客名3
1、顧客住所34、金額375、商品名372及び単価
373の検索または算出をそれぞれ定義したものであ
る。項目処理内容111〜115をダイアログ110に
定義した内容に変更する場合にはOKボタン116、変
更しない場合にはキャンセルボタン117を選び、ダイ
アログ110を閉じる。
【0144】図13は本実施形態の後処理定義プログラ
ム476の実行画面を示す図である。図13に示す様に
本実施形態の後処理定義実行画面は、ダイアログ120
と、暗号化対象項目121と、伝票項目名122と、O
Kボタン123と、キャンセルボタン124と、選択メ
ニュー125と、追加ボタン126と、削除ボタン12
7と、公開鍵ID128とを有している。
【0145】ダイアログ120は暗号化対象項目121
の内容を設定する画面である。暗号化対象項目121は
暗号化の対象を示す項目である。伝票項目名122は電
子伝票30中の伝票データの名称である。OKボタン1
23は暗号化対象項目121をダイアログ120で定義
した内容に変更するボタンである。
【0146】キャンセルボタン124は暗号化対象項目
121のダイアログ120で定義した内容への変更を中
止するボタンである。選択メニュー125は処理定義の
内容を選択するメニューである。追加ボタン126は暗
号化対象項目121に特定の項目を追加するボタンであ
る。
【0147】削除ボタン127は暗号化対象項目121
から特定の項目を削除するボタンである。公開鍵ID1
28は暗号化に使用する公開鍵67に対応した担当者を
識別する番号である。
【0148】図13に示す様にここでは後処理として伝
票データの暗号化の定義を行う。選択メニュー125で
コマンド[処理定義]−[後処理]−[暗号化]を選択
するとダイアログ120が表示される。
【0149】なおここでは他人に知られると不利益を被
る恐れのある決済クレジットカード番号35や、改竄さ
れる恐れのある数量374、金額375及び合計金額3
6を、不正なオーダを防止する為に暗号化するものとす
る。
【0150】伝票項目名122の一覧から暗号化する項
目を選択し、追加ボタン126で暗号化対象項目121
に登録する。登録を取り消す場合には暗号化対象項目1
21の一覧から取り消す項目を選択し、削除ボタン12
7を選ぶことにより取り消しを行う。
【0151】暗号化に使用する公開鍵67に対応した担
当者のIDを公開鍵ID128に指定する。ここでは担
当者Cが所持する秘密鍵64のID番号61である“1
357”を指定したとする。ここで暗号化した伝票デー
タは担当者Cの所持する秘密鍵64でしか復号できな
い。
【0152】定義した内容を記憶して終了する場合には
OKボタン123、定義した内容を取り消すときはキャ
ンセルボタン124を選択し、ダイアログ120を閉じ
る。
【0153】本実施形態の電子伝票処理システムでは以
上述べた手順で電子伝票30の定義を行う。伝票書式フ
ァイル470は全ての担当者に共通であり、処理定義フ
ァイル471は担当者毎に異なっている。業務開始前に
予め商品購入者A以外の担当者にフロッピーディスク4
5等の記録媒体或いは電子メールを使用してこれらのフ
ァイルを配布する。
【0154】以上が電子伝票処理業務を行う為の定義の
作業の説明である。この定義作業を行った後、商品購入
者Aは商品の購入申し込みの為に伝票処理装置3を用い
て電子伝票30へ伝票データの入力を行う。商品購入者
Aが伝票処理装置3で行う処理の手順の詳細を図14の
フローチャートで説明する。
【0155】図14は本実施形態の商品購入者Aによる
購入申し込み処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。ステップ1401において、インターネット22に
接続可能な伝票処理装置3上で、商品購入者Aから伝票
発行業務の開始が指示されることにより、全体制御プロ
グラム190からデータ入出力プログラム191を起動
する。
【0156】ステップ1402では、WWWブラウザに
おいて所望する電子モールのホームページのアドレスを
示すURL(Uniform Resource Loc
ator)が指定されることにより、データ入出力プロ
グラム191はそのURLを持つ電子モールサーバ4に
情報の転送要求をかけ、電子モールサーバ4から転送さ
れてきた伝票書式ファイル470と処理定義ファイル4
71を受信し、ハードディスク137に一時的に書込
む。更に伝票書式ファイル470はメインメモリ139
上の伝票書式テーブル199に、処理定義ファイル47
1はワークエリア197にそれぞれ読み込まれる。
【0157】ステップ1403で全体制御プログラム1
90は伝票処理定義実行プログラム194を起動し、伝
票処理装置3のディスプレイ131上に伝票書式テーブ
ル199の内容を電子伝票30として表示する。
【0158】伝票処理定義実行プログラム194は、商
品購入者Aより伝票データが入力されることにより、処
理定義ファイル471の項目処理として定義されている
処理を実行する。項目処理はワークエリア197で実行
し、入力した伝票データ及び項目処理の結果得られた伝
票データを伝票データテーブル196に記憶する。
【0159】図15は本実施形態の伝票データ入力後の
処理画面の一例を示す図である。電子伝票30の伝票デ
ータには、顧客名31や顧客住所34等の一般的な他人
にも見られて良い情報と、決済クレジットカード番号3
5等の人に知られると不利益を被る恐れのある情報とが
ある。
【0160】伝票処理定義実行プログラム194は、こ
の様な人に知られると不利益を被る恐れのある情報は極
力人目に触れない様にする為に入力時に当該情報を“*
**”で表示し、誤入力を防止する為に2回入力させる
等の処理を行う。なおここでは決済クレジットカード番
号35の伝票データを“***”で表示している。
【0161】図16は本実施形態のメインメモリ139
上の伝票データテーブル196の状態を示す図である。
図16に示す様に本実施形態の伝票データテーブル19
6は、ID番号記憶エリア1203と、伝票データ格納
エリア1204〜1221と、暗号化フラグ1222と
を有している。
【0162】ID番号記憶エリア1203は暗号化の際
に使用する公開鍵67に対応した担当者のID番号65
を記憶するエリアである。伝票データ格納エリア120
4〜1221は各伝票データを格納するエリアである。
暗号化フラグ1222は伝票データを暗号化するか否か
を指示するフラグである。
【0163】伝票処理定義実行プログラム194は、伝
票データ格納エリア1204には顧客名31のデータ、
伝票データ格納エリア1205には顧客住所34のデー
タ、伝票データ格納エリア1206にはお買い上げ年月
日32のデータ、伝票データ格納エリア1207には会
員番号33のデータ、伝票データ格納エリア1208に
は決済クレジットカード番号35のデータを格納する。
【0164】また伝票処理定義実行プログラム194
は、伝票データ格納エリア1209及び1215には商
品番号371のデータ、伝票データ格納エリア1210
及び1216には商品名372のデータ、伝票データ格
納エリア1211及び1217には単価373のデー
タ、伝票データ格納エリア1212及び1218には数
量374のデータ、伝票データ格納エリア1213及び
1219には金額375のデータ、伝票データ格納エリ
ア1214及び1220には備考376のデータ、伝票
データ格納エリア1221には合計金額36のデータを
記憶する。
【0165】更に伝票処理定義実行プログラム194
は、処理定義時に暗号化が指定された項目の暗号化フラ
グ1222に対してフラグ“1”を立てている。
【0166】商品購入者Aから処理の終了が指示される
とステップ1404で伝票処理定義実行プログラム19
4は、処理定義の後処理として定義されている内容にし
たがって伝票データの暗号化を行う。
【0167】すなわち伝票処理定義実行プログラム19
4は、伝票データ暗号化プログラム195を起動し、伝
票データ暗号化プログラム195により電子モールサー
バ4上の公開鍵ファイル472のID番号65を検索
し、ID番号記憶エリア1203のID番号65に対応
する公開鍵67をワークエリア197に格納する。ここ
ではID番号65が“1357”の担当者Cの公開鍵6
7を検索する。
【0168】伝票データ暗号化プログラム195は、暗
号化フラグ1222で“1”となっている決済クレジッ
トカード番号35、数量374、単価373、金額37
5及び合計金額36を、担当者のID番号65が“13
57”の公開鍵67と公開鍵暗号方式アルゴリズムで暗
号化し、当該伝票データを参照できる担当者を担当者C
に制限する。
【0169】ステップ1405において全体制御プログ
ラム190はデータ入出力プログラム191を再び起動
し、暗号化した伝票データを含む電子伝票30をネット
ワークに送出して担当者Bへ送る。
【0170】なおステップ1402ではネットワークを
介して伝票書式ファイル470と処理定義ファイル47
1をハードディスク137に読み込んだが、CD−RO
M等の記録媒体を介して伝票書式ファイル470と処理
定義ファイル471を配布し、ハードディスク137に
記憶させても良い。
【0171】担当者Bは、商品購入者Aが入力し、その
一部分(決済クレジットカード番号35、単価373、
数量374、金額375及び合計金額36の伝票デー
タ)を暗号化した伝票データをネットワークを介して受
信し、受け取った伝票データの内容をチェックする。
【0172】この担当者Bにおける処理について図17
のフローチャートで説明する。なお担当者Bは復号化の
為の秘密鍵64を配布されておらず、また担当者Bの処
理定義ファイル471には後処理として暗号化は設定さ
れていないものとする。
【0173】図17は本実施形態の担当者Bによるチェ
ック処理の処理手順を示すフローチャートである。ステ
ップ1701において、インターネット22に接続可能
な伝票処理装置1上で担当者Bから伝票処理業務の開始
が指示されることにより、全体制御プログラム190か
らデータ入出力プログラム191を起動する。
【0174】ステップ1702において、データ入出力
プログラム191が、ネットワークを介して商品購入者
Aから送付された電子伝票30の伝票データをメインメ
モリ19上の伝票データテーブル196に読み込む。更
に伝票書式ファイル470を伝票書式テーブル199
に、処理定義ファイル471をワークエリア197にそ
れぞれ読み込む。
【0175】ステップ1703において伝票データ復号
化プログラム192を起動して伝票データテーブル19
6の復号化を行い、ステップ1704で伝票書式編集プ
ログラム193を起動して伝票書式テーブル199の編
集を行う。
【0176】ステップ1705で伝票処理定義実行プロ
グラム194を起動し、伝票処理装置1のディスプレイ
11上に伝票書式テーブル199及び伝票データテーブ
ル196の内容を電子伝票30として表示する。
【0177】図18は本実施形態の担当者Bの処理画面
の一例を示す図である。図18に示す様に担当者Bの伝
票処理画面1800では、暗号化されている決済クレジ
ットカード番号35、単価373、数量374、金額3
75及び合計金額36並びにそのセルは表示されていな
い。
【0178】ステップ1705で伝票処理定義実行プロ
グラム194は処理定義ファイル471の項目処理とし
て定義されている処理を実行し、担当者Bは必要な伝票
データが入力されているか等を目視によりチェックす
る。
【0179】担当者Bによって処理の終了が指示される
と、処理定義の後処理として暗号化が定義されている場
合には、ステップ1706で後処理の内容にしたがって
伝票データの暗号化を行う。ここでは暗号化は定義され
ていないので暗号化を行わない。
【0180】ステップ1707においてデータ入出力プ
ログラム191を再び起動し、暗号化された伝票データ
を含む電子伝票30をネットワークに送出し、担当者C
宛に転送する。以上が担当者Bによる伝票処理の流れで
ある。次にステップ1703の伝票データの復号化の詳
細を図19のフローチャートで説明する。
【0181】図19は本実施形態の伝票データ復号化の
処理手順を示すフローチャートである。ステップ190
1でフロッピーディスク駆動装置14に挿入されている
フロッピーディスク45に秘密鍵ファイル451が記録
されているか否かをチェックする。フロッピーディスク
45に秘密鍵ファイル451がなければステップ190
6に進み、秘密鍵ファイル451があればステップ19
02で秘密鍵ファイル451をワークエリア197に読
み込む。
【0182】ステップ1903で秘密鍵ファイル451
のID番号61と伝票データテーブル196のID番号
記憶エリア1203中のID番号65とが一致するかど
うかを判定し、一致する場合には(ここでは、担当者の
ID番号61が“1357”の秘密鍵64があれば)ス
テップ1904へ処理を進め、一致しない場合には処理
を終了する。
【0183】ステップ1904では、公開鍵暗号方式ア
ルゴリズムと秘密鍵64を用いて、伝票データテーブル
196中の暗号化されている伝票データの復号化を行
う。ステップ1905では、伝票データテーブル196
中の復号化した伝票データの暗号化フラグ1222を
“0”にする。
【0184】ステップ1906において、伝票データテ
ーブル196の暗号化フラグ1222が“0”の伝票デ
ータを伝票書式テーブル199の伝票データ格納エリア
546に転記する次にステップ1704の伝票書式の編
集の詳細を図20のフローチャートで説明する。この処
理は伝票上のテーブル毎に行うが、ここでは図18の伝
票処理画面1800において明細部37を編集する場合
について説明する。
【0185】図20は本実施形態の伝票書式の編集の処
理手順を示すフローチャートである。ステップ2001
において、メインメモリ19上に展開した伝票書式テー
ブル199の項目リスト54の最初の項目の位置情報5
42−aの値を参照し、当該項目を表示する横座標及び
縦座標をメインメモリ19上の表示座標テーブル198
に記憶する。
【0186】ステップ2002においてセル情報545
の内容を調べ、セル情報545が“全て表示”ではない
場合にはステップ2003へ進み、セル情報545が
“全て表示”の場合にはステップ2005へ進む。
【0187】ステップ2003では、伝票データ格納エ
リア546に伝票データが格納されているかどうかを調
べ、伝票データ格納エリア546に伝票データがない場
合にはステップ2004へ進み、当該項目の位置情報5
42にNULLを書き込む。ステップ2003で伝票デ
ータ格納エリア546に伝票データがある場合にはステ
ップ2005へ進む。
【0188】ステップ2005では、表示座標テーブル
198の値を当該項目の位置情報542に書き込み、ス
テップ2006で表示座標テーブル198の表示座標
を、当該項目の大きさ543の値に応じて更新する。
【0189】すなわち、当該項目が表頭項目である場合
には、当該項目の大きさ543の内、横の数値のみを表
示座標テーブル198の横座標の値に足す。表側項目の
場合には当該項目の大きさ543の内、縦の数値のみを
表示座標テーブル198の縦座標の値に足す。
【0190】ステップ2008において次のセルがある
場合にはステップ2002に戻り、セルがない場合には
伝票書式の編集処理を終了する。
【0191】以下に、本実施形態の電子伝票処理システ
ムの伝票書式の編集処理の具体例について説明する。
【0192】図21は本実施形態の伝票書式テーブル1
99の明細部37の状態を示す図である。編集前明細部
2101は編集前の明細部37の内容を示すテーブルで
ある。編集後明細部2102は編集後の明細部37の内
容を示すテーブルである。
【0193】(1)商品番号371の項目の場合 ステップ2001において、メインメモリ19上に展開
した伝票書式テーブル199の項目リスト54の最初の
項目の位置情報542−aの値を参照し、当該項目を表
示する横座標及び縦座標をメインメモリ19上の表示座
標テーブル198に記憶する。
【0194】ステップ2002においてセル情報545
−aの内容を調べ、セル情報545−aが“全て表示”
ではない場合にはステップ2003へ進み、セル情報5
45−aが“全て表示”の場合にはステップ2005へ
進む。図21に示す様にセル情報545−aは“全て表
示”なのでステップ2005へ進む。
【0195】ステップ2005では、表示座標テーブル
198の値を位置情報542−aに書き込み、ステップ
2006で表示座標テーブル198の表示座標を大きさ
543−aの値に応じて更新する。
【0196】すなわち当該項目が表頭項目である場合に
は、大きさ543−aの内、横の数値のみを表示座標テ
ーブル198の横座標の値に足す。表側項目の場合には
大きさ543−aの内、縦の数値のみを表示座標テーブ
ル198の縦座標の値に足す。
【0197】商品番号371は表頭項目であり、位置情
報542−aは(5、40)、大きさ543−aは(1
5、5)なので、表示座標テーブル198の値を(2
0、40)に更新する。
【0198】表示表示座標テーブル198の値を更新し
た後、ステップ2008に進み、商品番号371の次に
商品名372の項目があるのでステップ2008からス
テップ2002に戻る。
【0199】(2)商品名372の項目の場合 ステップ2002においてセル情報545−bが“全て
表示”なので、ステップ2005へ進む。ステップ20
05において表示座標テーブル198の値(20、4
0)を位置情報542−bに書き込む。
【0200】ステップ2006では表示座標テーブル1
98の表示座標を大きさ543−bの値に応じて更新す
る。すなわち商品名372は表頭項目であり、位置情報
542−bは(20、40)、大きさ543−bは(3
0、5)なので、表示座標テーブル198の値を(5
0、40)に更新する。更新した後、ステップ2008
からステップ2002に戻る。
【0201】(3)単価373の項目の場合 ステップ2002からステップ2006まで商品名37
2と同様の処理である。なおステップ2006では前記
の様に表示座標テーブル198の表示座標を(60、4
0)に更新する。
【0202】(4)数量374の項目の場合 ステップ2002においてセル情報545−dが“全て
表示”ではないので、ステップ2003へ進み、伝票デ
ータ格納エリア546−dに伝票データが格納されてい
るかどうかを調べる。
【0203】当該項目の伝票データは暗号化されてお
り、伝票データ格納エリア546−dに復号化された伝
票データが格納されいてない為、ステップ2003から
ステップ2004へ進み、位置情報542−dをNUL
Lに書き換える。ステップ2008において次にセルが
あるのでステップ2002に戻る。
【0204】(5)金額375の項目の場合 ステップ2002からステップ2004まで数量374
と同様の処理である。
【0205】(6)備考376の項目の場合 ステップ2002からステップ2006まで商品名37
2と同様の処理である。なお表示座標テーブル198の
表示座標は単価373のステップ2006で(60、4
0)に更新されたままなので、備考376の表示座標は
(60、40)となり、図18に示した様な表示とな
る。
【0206】上記処理により、暗号化されている為に参
照できない伝票データは、画面上には表示されず、担当
者にとって業務上不必要な項目の表示は行われない。
【0207】担当者Cは、担当者Bが内容チェックした
電子伝票30をネットワーク経由で受け取って承認す
る。電子伝票30を表示するまでの処理の流れは担当者
Bで説明した通りである。
【0208】担当者Cは秘密鍵64を所持しているの
で、業務開始前にフロッピーディスク45をフロッピー
ディスク駆動装置14にセットしておく。担当者Cによ
って電子伝票30の表示が指示されると、受信した電子
伝票30の伝票データを画面上に表示する。
【0209】担当者Cの所持する秘密鍵64のID番号
61は“1357”であり、商品購入者Aによって暗号
化された伝票データを復号化することが可能である。電
子伝票30の暗号化された伝票データは復号化され、全
ての伝票データを参照することができるので処理画面は
図22の様になる。
【0210】図22は本実施形態の担当者Cの処理画面
の一例を示す図である。決済クレジットカード番号35
は有効なものであるか(盗難届けが出ていないか、利用
金額が上限を超えていないかどうか等)を担当者Cが審
査し、正当なものであれば承認処理を行う。
【0211】担当者Cによる承認後、決済クレジットカ
ード番号35、金額375及び合計金額36を決済担当
者の公開鍵67で、数量374を出庫担当者の公開鍵6
7で再び暗号化する。なおこの様に伝票データ毎に異な
る公開鍵67で暗号化する場合には、各伝票データ毎に
ID番号記憶エリア1203を設けるものとする。
【0212】商品の発送を行う為、電子伝票30は出庫
部門サーバ5に転送される。出庫部門サーバ5側では担
当者Cが暗号化した伝票データの内の数量374を復号
化する出庫担当者の秘密鍵64が配布されているので、
商品の発送に関係する数量374を参照することができ
るが、商品の発送に関係のない決済クレジットカード番
号35等の伝票データを見ることができない。
【0213】出庫処理終了後、出庫担当者は数量374
を決済担当者の公開鍵67で再び暗号化し、クレジット
カードの請求処理として伝票データをクレジット会社
(決済用サーバ6)へ送信する。
【0214】決済用サーバ6では担当者Cや出庫担当者
が暗号化した伝票データを復号化する秘密鍵64が配布
されているので、決済担当者は、決済クレジットカード
番号35を含め、全ての伝票データを参照することがで
きる。決済担当者は商品購入者Aへの決済処理を行い、
商品購入者Aが発行した電子伝票30の伝票データをそ
のまま請求控えとして決済用サーバ6に蓄積する。
【0215】この様に本実施形態の電子伝票処理システ
ムによれば回覧型の電子伝票処理業務において、伝票デ
ータの一部分を暗号化することにより、決済クレジット
カード番号35等、業務上一部の担当者のみに必要であ
り、かつ他人には知られては困る様な伝票データだけを
暗号化でき、伝送途中の覗き見を防ぎ、安全に回覧する
ことができる。また参照できる伝票データに応じて、人
手を介さずに伝票書式を動的に変更が可能な為、担当者
毎に伝票書式を作成する必要がない。
【0216】よって本実施形態の電子伝票処理システム
は、他人には知られては困る伝票データを含む伝票を電
子メールベースで複数部署に回覧し、回覧後の伝票デー
タを欠落させることなく、保存する必要がある業務に最
適である。
【0217】本実施形態の電子伝票処理システムでは、
暗号化された伝票データの場合にはセルの表示を行わな
い例として説明したが、暗号化された伝票データの場合
にはセルのみの表示を行っても良い。
【0218】以上説明した様に本実施形態の電子伝票処
理システムによれば、電子伝票中の複数の伝票データの
内の特定の伝票データを特定の担当者に対応する鍵を用
いて暗号化及び復号化するので、電子伝票の暗号化及び
復号化に要する時間を短縮し、暗号化された伝票データ
の表示を特定の担当者に対してのみ行うことが可能であ
る。
【0219】また本実施形態の電子伝票処理システムに
よれば、暗号化された伝票データを参照する職務権限を
有する特定の担当者の暗号鍵を用いて暗号化を行うの
で、各担当者の職務権限に応じて特定の伝票データの表
示状態を制御することが可能である。
【0220】また本実施形態の電子伝票処理システムに
よれば、当該伝票データの表示属性を変更することによ
り当該伝票データの表示状態を制御するので、電子伝票
を表示する為の伝票書式の定義作業の工数を減らすこと
が可能である。
【0221】
【発明の効果】本発明によれば電子伝票中の複数の伝票
データの内の特定の伝票データを特定の担当者に対応す
る鍵を用いて暗号化及び復号化するので、電子伝票の暗
号化及び復号化に要する時間を短縮し、暗号化された伝
票データの表示を特定の担当者に対してのみ行うことが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電子伝票処理システムの概略構成
を示す図である。
【図2】本実施形態の伝票処理作成装置7の概略構成を
示す図である。
【図3】本実施形態の伝票処理装置1の概略構成を示す
図である。
【図4】本実施形態の伝票処理装置3の概略構成を示す
図である。
【図5】本実施形態の秘密鍵ファイル451及び公開鍵
ファイル472の概要を示す図である。
【図6】本実施形態の鍵生成処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本実施形態の電子伝票の一例を示す図である。
【図8】本実施形態の電子伝票30の作成処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態のセル属性の定義画面を示す図であ
る。
【図10】本実施形態の伝票書式ファイル470のデー
タ構造を示す図である。
【図11】本実施形態の図7に示した電子伝票30の場
合の伝票書式ファイル470のデータ構造を示す図であ
る。
【図12】本実施形態の項目処理定義プログラム499
の実行画面を示す図である。
【図13】本実施形態の後処理定義プログラム476の
実行画面を示す図である。
【図14】本実施形態の商品購入者Aによる購入申し込
み処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】本実施形態の伝票データ入力後の処理画面の
一例を示す図である。
【図16】本実施形態のメインメモリ139上の伝票デ
ータテーブル196の状態を示す図である。
【図17】本実施形態の担当者Bによるチェック処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【図18】本実施形態の担当者Bの処理画面の一例を示
す図である。
【図19】本実施形態の伝票データ復号化の処理手順を
示すフローチャートである。
【図20】本実施形態の伝票書式の編集の処理手順を示
すフローチャートである。
【図21】本実施形態の伝票書式テーブル199の明細
部37の状態を示す図である。
【図22】本実施形態の担当者Cの処理画面の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1…伝票処理装置、2…伝票処理装置、3…伝票処理装
置、4…電子モールサーバ、5…出庫部門サーバ、6…
決済用サーバ、7…伝票処理作成装置、21…ローカル
エリアネットワーク、22…インターネット、23…ロ
ーカルエリアネットワーク、46…CPU、49…メイ
ンメモリ、41…ディスプレイ、42…キーボード、4
3…マウス、44…フロッピーディスク駆動装置、45
…フロッピーディスク、47…ハードディスク、48…
LANアダプタ、40…バス、451…秘密鍵ファイ
ル、470…伝票書式ファイル、471…処理定義ファ
イル、472…公開鍵ファイル、475…ワークエリ
ア、490…全体制御プログラム、491…鍵生成処理
制御プログラム、492…鍵生成プログラム、493…
担当者ID登録プログラム、494…秘密鍵FD作成プ
ログラム、495…公開鍵ファイル作成プログラム、4
96…伝票定義処理制御プログラム、497…伝票書式
定義プログラム、498…処理定義プログラム、499
…項目処理定義プログラム、476…後処理定義プログ
ラム、16…CPU、19…メインメモリ、11…ディ
スプレイ、12…キーボード、13…マウス、14…フ
ロッピーディスク駆動装置、17…ハードディスク、1
8…LANアダプタ、10…バス、172…伝票データ
ファイル、196…伝票データテーブル、197…ワー
クエリア、198…表示座標テーブル、199…伝票書
式テーブル、190…全体制御プログラム、191…デ
ータ入出力プログラム、192…伝票データ復号化プロ
グラム、193…伝票書式編集プログラム、194…伝
票処理定義実行プログラム、195…伝票データ暗号化
プログラム、136…CPU、139…メインメモリ、
131…ディスプレイ、132…キーボード、133…
マウス、137…ハードディスク、138…LANアダ
プタ、130…バス、61…ID番号、62…暗証番
号、63…発行番号、64…秘密鍵、65…ID番号、
66…発行番号、67…公開鍵、30…電子伝票、31
…顧客名、32…お買い上げ年月日、33…会員番号、
34…顧客住所、35…決済クレジットカード番号、3
6…合計金額、37…明細部、38…伝票名称文字領
域、371…商品番号、372…商品名、373…単
価、374…数量、375…金額、376…備考、80
…ダイアログ、81及び82…セル情報、83…OKボ
タン、84…キャンセルボタン、85…選択メニュー、
51…伝票情報、52…テーブルリスト、53…文字領
域リスト、54…項目リスト、511…伝票名、512
…大きさ、513…テーブル個数、514…テーブルリ
ストポインタ情報、515…文字領域個数、516…文
字領域リストポインタ情報、521…テーブル名、52
2…位置情報、523…大きさ、524…外枠表示情
報、525…次元数、526…項目リストポインタ情
報、527…項目スタイル情報、531…位置情報、5
32…大きさ、533…文字列、534…外枠表示情
報、535…文字形式情報、541…項目名、542…
位置情報、543…大きさ、544…外枠表示情報、5
45…セル情報、546…伝票データ格納エリア、11
0…ダイアログ、111〜115…項目処理内容、11
6…OKボタン、117…キャンセルボタン、118…
選択メニュー、120…ダイアログ、121…暗号化対
象項目、122…伝票項目名、123…OKボタン、1
24…キャンセルボタン、125…選択メニュー、12
6…追加ボタン、127…削除ボタン、128…公開鍵
ID、1500…伝票処理画面、1203…ID番号記
憶エリア、1204〜1221…伝票データ格納エリ
ア、1222…暗号化フラグ、1800…伝票処理画
面、2101…編集前明細部、2102…編集後明細
部、2300…伝票処理画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 り恵 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報・通信開発本部内 (72)発明者 小田島 孝 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝票データを有する電子伝票を複
    数の担当者に渡って回覧する電子伝票処理方法におい
    て、 電子伝票中の複数の伝票データの内の特定の伝票データ
    を特定の担当者に対応する暗号鍵を用いて暗号化し、前
    記暗号化された特定の伝票データを有する電子伝票をネ
    ットワークを介して送受信し、電子伝票中の前記暗号化
    された特定の伝票データを前記特定の担当者に対応する
    復号鍵を用いて復号化し、前記暗号化された特定の伝票
    データの復号化が正常に行われたかどうかまたは当該伝
    票データの有無に応じて当該伝票データを表示して伝票
    処理を行うことを特徴とする電子伝票処理方法。
  2. 【請求項2】 前記指定された特定の伝票データを暗号
    化する際に当該伝票データを参照する職務権限を有する
    特定の担当者の暗号鍵を用いて暗号化することを特徴と
    する請求項1に記載された電子伝票処理方法。
  3. 【請求項3】 前記暗号化された特定の伝票データの復
    号化が正常に行われたかどうかまたは当該伝票データの
    有無に応じて伝票書式の表示属性を変更して当該伝票デ
    ータ表示状態を制御することを特徴とする請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載された電子伝票処理方法。
  4. 【請求項4】 複数の伝票データを有する電子伝票を複
    数の担当者に渡って回覧する電子伝票処理システムにお
    いて、 電子伝票中の複数の伝票データの内の特定の伝票データ
    を特定の担当者に対応する暗号鍵を用いて暗号化する伝
    票データ暗号化処理部と、前記暗号化された特定の伝票
    データを有する電子伝票をネットワークを介して送受信
    するデータ入出力処理部と、 電子伝票中の前記暗号化された特定の伝票データを前記
    特定の担当者に対応する復号鍵を用いて復号化する伝票
    データ復号化処理部と、前記暗号化された特定の伝票デ
    ータの復号化が正常に行われたかどうかまたは当該伝票
    データの有無に応じて当該伝票データを表示して伝票処
    理を行う伝票処理定義実行処理部とを備えることを特徴
    とする電子伝票処理システム。
  5. 【請求項5】 複数の伝票データを有する電子伝票を複
    数の担当者に渡って回覧する電子伝票処理システムとし
    てコンピュータを機能させる為のプログラムを記録した
    媒体において、 電子伝票中の複数の伝票データの内の特定の伝票データ
    を特定の担当者に対応する暗号鍵を用いて暗号化する伝
    票データ暗号化処理部と、前記暗号化された特定の伝票
    データを有する電子伝票をネットワークを介して送受信
    するデータ入出力処理部と、 電子伝票中の前記暗号化された特定の伝票データを前記
    特定の担当者に対応する復号鍵を用いて復号化する伝票
    データ復号化処理部と、前記暗号化された特定の伝票デ
    ータの復号化が正常に行われたかどうかまたは当該伝票
    データの有無に応じて当該伝票データを表示して伝票処
    理を行う伝票処理定義実行処理部としてコンピュータを
    機能させる為のプログラムを記録したことを特徴とする
    媒体。
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