JP2003295889A - 情報処理端末、サーバ、情報処理プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理端末、サーバ、情報処理プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003295889A
JP2003295889A JP2002101778A JP2002101778A JP2003295889A JP 2003295889 A JP2003295889 A JP 2003295889A JP 2002101778 A JP2002101778 A JP 2002101778A JP 2002101778 A JP2002101778 A JP 2002101778A JP 2003295889 A JP2003295889 A JP 2003295889A
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敦 清水
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丹一 安藤
Naoya Yasugi
直也 矢杉
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信幸 阪谷
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/28Constructional details of speech recognition systems
    • G10L15/30Distributed recognition, e.g. in client-server systems, for mobile phones or network applications
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/26Speech to text systems
    • GPHYSICS
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    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/28Constructional details of speech recognition systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 専門知識を有しない利用者から、効率的かつ
自然に空間関連情報を取得/活用する。 【解決手段】 端末11において、情報タグ14a〜1
4bからの波動を検出することにより、自位置が領域間
を移動したことを検出する領域移動検出手段と、前記領
域移動検出手段における領域移動検出に応じて、利用者
に「ココはどこ?」の音声などにより自位置を問う出力
を行う出力手段と、前記出力手段の出力に応じた利用者
の回答を認識する回答認識手段と、前記回答認識手段に
よる認識情報を情報処理サーバ13に送信する情報送信
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の情報処理を
行うことにより、外部機器や利用者への情報提供等を行
う情報処理端末、サーバ、情報処理プログラムおよびこ
れを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、センサフィールドと呼ばれるセン
サシステムが提案されている。図12は、従来のセンサ
フィールドの構成を示す概念図である。同図に示される
ように、前記センサフィールドでは、情報タグ124
(センサ)からの固定情報を受信する利用端末121
が、ネットワーク122を介して情報処理サーバ123
と各種の情報を送受信する構成となっている。
【0003】すなわち、利用端末121は、利用者に対
する情報提供機能と共に、情報タグからの情報収集機能
を有しており、情報タグ124から固定情報とよばれる
空間関連情報を収集して情報処理サーバ123に送信す
る一方、情報処理サーバ123から処理情報(利用端末
121の現在位置に応じた各種情報)を受信して利用者
に提供するものである。利用端末121としては、携帯
電話機やロボット型端末など、各種の端末形態を採用す
ることができる。
【0004】図12において、情報タグ124から送信
される固定情報(空間関連情報)とは、情報タグ124
に記憶されている位置座標情報や位置座標に対応する名
称情報などであって、管理者によってあらかじめ付与さ
れた情報をいう。前記固定情報(空間関連情報)は、情
報タグ124にあらかじめ記憶させることができるもの
であれば形式を問わない。なお、情報タグ124は、利
用端末121からの要求に応じて前記固定情報(空間関
連情報)を送信するものである。
【0005】このようなセンサフィールドでは、利用者
が希望し、利用端末121に指示するタイミングのみに
おいて、情報タグ124から前記固定情報(空間関連情
報)が利用端末121に提供され、さらに情報処理サー
バ123に送信される。したがって、常時、情報タグ1
24から前記固定情報(空間関連情報)を受信して、情
報処理サーバ123に送信するシステムと比較すれば、
システム全体の制御負担が小さいだけでなく、必要以上
の情報提供によって利用者のプライバシーを侵すことが
ないという利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のセンサフィールドには、次のような問題点が存在し
ていた。
【0007】前記センサフィールドでは、あらかじめ、
各情報タグに、その設置位置に応じた固定情報(空間関
連情報)を登録する必要がある。したがって、多数の情
報タグを設置する場合、例えば広域での情報提供サービ
スの実現を図る場合には、各情報タグを設置するだけで
なく、これらに対する固定情報(空間関連情報)の登録
作業を行う必要があり、この登録作業は極めて煩雑なも
のとなっていた。
【0008】一般に、固定情報(空間関連情報)の登録
作業には、高度の専門知識を必要とするため、駅や街角
のような公共性が高く、専門家を派遣しやすい場所への
情報タグの設置は比較的容易である一方、一般家庭内の
ような私的な場所であって、専門家を派遣しにくいとこ
ろへの情報タグの設置が困難となっていた。
【0009】これらの理由によって、情報タグの多数設
置などのインフラ整備が妨げられ、前記センサフィール
ドを用いたネットワークサービスの普及が遅れる原因と
なっていた。
【0010】また、各情報タグに一旦登録した固定情報
(空間関連情報)の変更/再登録が必要になった場合に
も、前記と同様、変更/再登録の煩雑さや困難さが問題
となっていた。一旦登録した固定情報(空間関連情報)
の変更/再登録が必要になる例としては、固定情報(空
間関連情報)として登録された駅名が、その後変更され
る場合などが挙げられる。
【0011】さらに、専門家によって各情報タグに登録
される固定情報(空間関連情報)の内容は、利用者にと
って馴染みの薄いものであることも多く、そのような場
合、利用者に親しみ易い語調や日常的な名称を通じて、
利用者にネットワークサービスを提供することはできな
かった。
【0012】本発明は前記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、専門知識を有しない利用者
から、効率的かつ自然に空間関連情報を取得/活用する
情報処理端末、サーバ、情報処理プログラムおよびこれ
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
情報処理端末は、前記の課題を解決するために、波動を
検出することにより、自位置が領域間を移動したことを
検出する領域移動検出手段と、前記領域移動検出手段に
おける領域移動検出に応じて、利用者に自位置を問う出
力を行う出力手段と、前記出力手段の出力に応じた利用
者の回答を認識する回答認識手段と、前記回答認識手段
による認識情報を外部機器に送信する情報送信手段とを
備えることを特徴としている。
【0014】上記の構成において、領域移動検出手段と
は、受信波の波形,周波数,強度などを解析することに
よって、自位置が特定の波動状態(無波動の状態を含
む)を有する領域Aから、異なる波動状態を有する領域
Bに移動したことを検出するものである。例えば、電磁
波,赤外線,超音波などの波動を検出する送受信機と検
出波の識別/解析等を行う駆動回路との組み合わせなど
が挙げられる。
【0015】ここで、「領域」とは、前記波動の検出に
よって識別される任意の空間領域をいう。例えば、壁に
よって周囲を仕切られ、それぞれ固有の波動が出力され
ている複数の部屋の一つ一つを前記「領域」とみなすこ
とができる。
【0016】上記出力手段は、利用者に、「ここはどこ
?」と自位置を問いかける音声出力を行ったり、「現在
の位置を入力してください」と自位置を問いかけるディ
スプレイ出力を行ったりするものである。例えば、各種
のスピーカやディスプレイとその制御装置との組み合わ
せなどが挙げられる。
【0017】上記回答認識手段としては、利用者の回答
音声を認識する音声認識システムや、利用者からの入力
操作を受け付けるキーボードなどが挙げられる。この回
答認識手段により、前記出力手段の出力に応じた情報が
得られる。
【0018】また、上記情報送信手段としては、無線通
信手段,有線通信手段のいずれを採用してもよい。無線
通信手段としては、例えば、無線LAN(Local Area N
etwork)規格やBlue−Tooth(登録商標)規格
の微弱電波、特定小電力無線等の近距離無線を利用する
もの、光無線を利用するもの、近距離赤外線通信等が考
えられる。有線通信手段としては、LANを利用するも
のや専用の配線を利用するものなどが考えられる。
【0019】上記端末の形態は、上記手段を備えるもの
であれば特に限定されるものではなく、携帯電話機,P
DA(Personal Digital Assistants),パーソナルコ
ンピュータ,ペットロボット型端末など、各種の形態を
採用することができる。
【0020】上記の構成によれば、前記領域移動検出手
段により、ある領域Aから異なる領域Bへの移動が波動
状態の変化を通じて検出され、この領域移動検出に応じ
て、利用者に自位置を問う出力が前記出力手段によって
なされる。この出力に応じて、利用者が声や入力操作を
通じて回答すると、その回答内容が前記回答認識手段に
よって認識される。さらに、前記情報送信手段によっ
て、前記認識情報が外部機器に送信されることになる。
【0021】これにより、利用者は、高度な知識や専門
技能がなくとも、情報処理端末からの問いかけに自然に
応じるだけで、現在位置に対応する空間関連情報(例え
ば、領域の呼称や通称など)を外部機器に提供すること
ができる。したがって、外部機器は、特別のシステム負
担を投じる必要はなく、情報処理端末からの送信情報を
受信したり、データベースに記憶,保管したりするだけ
で空間関連情報を取得することができる。この結果、空
間関連情報の変化にも、利用者に大きな負担をかけるこ
となく、臨機応変に対応できることになる。
【0022】また、情報処理端末や外部機器は、問いか
けに対する利用者の自然な回答を認識することにより、
利用者に親しみ易い語調や日常的な名称などで空間関連
情報を得ることができる。外部機器は、このような空間
関連情報に基づいて、緊急時に利用者に理解しやすい領
域名称を用いた避難案内を行うなど、より効果的なネッ
トワークサービスなどを提供することが可能になる。
【0023】本発明の請求項2に係る情報処理端末は、
前記の課題を解決するために、請求項1の構成におい
て、前記情報送信手段は、前記回答認識手段による認識
情報と共に、前記領域移動検出手段の検出結果を前記外
部機器に送信することを特徴としている。
【0024】上記の構成において、前記領域移動検出手
段の検出結果とは、領域移動情報のほか、検出波動の波
形,周波数,強度などに関する情報であってもよい。
【0025】上記の構成によれば、情報を受信した外部
機器は、情報処理端末の現在位置に関する情報を包括的
に取得することが可能になるため、個々の情報を関連づ
けた形で取得することができる。例えば、外部機器は、
検出波動から解析した情報処理端末の現在座標位置(空
間情報)と、その周辺領域の通称である認識情報(空間
関連情報)とを関連づけた形で取得し、格納することな
どが可能になる。
【0026】本発明の請求項3に係る情報処理端末は、
前記の課題を解決するために、請求項1または2の構成
において、前記出力手段の出力は、音声出力であること
を特徴としている。
【0027】上記の構成によれば、情報処理端末から利
用者に対して行われる、自位置についての問いかけが極
めて自然な形態でなされるため、利用者にとっても違和
感がなく認識やすいものとなる。この結果、例えば低年
齢の子供などでも、本情報処理端末を利用することが可
能となる。
【0028】本発明の請求項4に係る情報処理端末は、
前記の課題を解決するために、請求項1乃至3のいずれ
か1項の構成において、前記回答認識手段の認識は、音
声認識であることを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、情報処理端末は、発
話という利用者にとって極めて自然な形態による回答を
認識できるので、利用者は、親しみ易い語調や日常的な
名称などで空間関連情報を簡便に提供することができ
る。この結果、例えば低年齢の子供などでも、本情報処
理端末を利用することが可能となる。
【0030】本発明の請求項5に係る情報処理端末は、
前記の課題を解決するために、請求項1乃至4のいずれ
か1項の構成において、前記波動は、電磁波であること
を特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、電磁波送信機として
の情報タグを各所に採用することにより、簡便に、情報
処理端末に領域間移動を検出させることができる。一般
に、電磁波は赤外線などよりも送信範囲が広いため、前
記情報タグの設置をより少なく、効果的なものとするこ
とが可能になる。
【0032】本発明の請求項6に係る情報処理端末は、
前記の課題を解決するために、請求項1乃至5のいずれ
か1項の構成に加えて、前記領域間を移動する移動手段
を備えていることを特徴としている。
【0033】上記の構成によれば、情報処理端末が自ら
領域間を移動することができるので、利用者の指示に従
い、または自発的に、各領域を移動しながら空間関連情
報を収集することが可能になる。例えば、各種モータな
どの駆動系を移動手段として備えるペットロボット型端
末を、前記情報処理端末として採用することができる。
【0034】本発明の請求項7に係るサーバは、前記の
課題を解決するために、請求項1乃至6に記載の情報処
理端末からの送信情報を受信する情報受信部と、前記情
報受信部による受信情報を処理する情報処理部と、前記
情報処理部による処理情報を前記情報処理端末に送信す
る情報送信部とを備えることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、上記情報処理端末か
ら送信される空間関連情報その他の情報を上記情報受信
部で受信した後、上記情報処理部の機能によって、これ
ら情報を蓄積したり、適宜加工したりする。その後、上
記情報送信部で前記情報処理部による処理情報を前記情
報処理端末に送信することによって、情報処理端末の利
用者に各種情報やネットワークサービスを提供すること
が可能になる。
【0036】なお、情報処理プログラムを実行させるこ
とにより、コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか
1項に記載の情報処理端末として、または、請求項7に
記載のサーバとして機能させることができる。
【0037】さらに、前記情報処理プログラムをコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておけば、前記
情報処理プログラムをコンピュータに読み取り実行させ
ることにより、コンピュータを、請求項1乃至6のいず
れか1項に記載の情報処理端末として、または、請求項
7に記載のサーバとして機能させることが可能になる。
【0038】本発明の請求項11に係る情報処理方法
は、前記の課題を解決するために、波動を検出すること
により、自位置が領域間を移動したことを検出する領域
移動検出段階と、前記領域移動検出段階における検出に
応じて、利用者に自位置を問う出力を行う出力段階と、
前記出力段階の出力に応じた利用者の回答を認識する回
答認識段階と、前記回答認識段階における認識情報を外
部機器に送信する情報送信段階とを備えることを特徴と
している。
【0039】上記の構成において、領域移動検出段階と
は、受信波の波形,周波数,強度などを解析することに
よって、自位置が特定の波動状態(無波動の状態を含
む)を有する領域Aから、異なる波動状態を有する領域
Bに移動したことを検出するする段階である。例えば、
電磁波,赤外線,超音波などの波動を検出し、検出波の
識別/解析等を行う処理が行われる。
【0040】ここで、「領域」とは、前記波動の検出に
よって識別される任意の空間領域をいう。例えば、壁に
よって周囲を仕切られ、それぞれ固有の波動が出力され
ている複数の部屋の一つ一つを前記「領域」とみなすこ
とができる。
【0041】上記出力段階は、利用者に、「ここはどこ
?」と自位置を問いかける音声出力を行ったり、「現在
の位置を入力してください」と自位置を問いかけるディ
スプレイ出力を行ったりする段階である。
【0042】上記回答認識段階では、利用者の回答音声
を認識する音声認識や、利用者からの入力操作受け付け
などが実行される。この回答認識段階において、前記出
力段階の出力に応じた情報が得られる。
【0043】また、上記情報送信段階では、無線通信,
有線通信のいずれが実行されてもよい。無線通信手段と
しては、例えば、無線LAN(Local Area Network)規
格やBlue−Tooth(登録商標)規格の微弱電
波、特定小電力無線等の近距離無線を利用するもの、光
無線を利用するもの、近距離赤外線通信等が考えられ
る。有線通信手段としては、LANを利用するものや専
用の配線を利用するものなどが考えられる。
【0044】上記の構成によれば、前記領域移動検出段
階において、ある領域Aから異なる領域Bへの移動が波
動状態の変化を通じて検出され、この領域移動検出に応
じて、利用者に自位置を問う出力が前記出力段階におい
て実行される。この出力に応じて、利用者が声や入力操
作を通じて回答すると、その回答内容が前記回答認識段
階によって認識される。さらに、前記情報送信段階にお
いて、前記認識情報が外部機器に送信されることにな
る。
【0045】これにより、利用者は、高度な知識や専門
技能がなくとも、情報処理端末からの問いかけに自然に
応じるだけで、現在位置に対応する空間関連情報(例え
ば、領域の呼称や通称など)を外部機器に提供すること
ができる。したがって、外部機器は、特別のシステム負
担を投じる必要はなく、情報処理端末からの送信情報を
受信したり、データベースに記憶,保管したりするだけ
で空間関連情報を取得することができる。この結果、空
間関連情報の変化にも、利用者に大きな負担をかけるこ
となく、臨機応変に対応できることになる。
【0046】また、情報処理端末や外部機器は、問いか
けに対する利用者の自然な回答を認識することにより、
利用者に親しみ易い語調や日常的な名称などで空間関連
情報を得ることができる。外部機器は、このような空間
関連情報に基づいて、緊急時に利用者に理解しやすい領
域名称を用いた避難案内を行うなど、より効果的なネッ
トワークサービスなどを提供することが可能になる。
【0047】
【発明の実施の形態】(1.システムの概略構成)本発
明の実施の一形態に係るネットワークサービスシステム
(以下、「本ネットワークサービスシステム」という)
について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0048】図2は、本ネットワークサービスシステム
の構成を示す概念図である。同図に示されるように、本
ネットワークサービスシステムの構成は、端末11(情
報処理端末),ネットワーク12,情報処理サーバ13
(外部機器,サーバ),情報タグ14から構成されてい
る。
【0049】上記各構成の詳細については後述するが、
まず、本発明の情報処理端末に該当する端末11の動作
について説明しておく。端末11は、情報タグ14から
「空間情報」を受け取った後、利用者に対して質問を行
い、利用者からの回答を「空間関連情報」として認識
し、これらを関連付けた「空間認識情報」として、ネッ
トワーク12を介して情報処理サーバ13に送信する。
上記質問は、利用者に自位置を問う内容であれば、その
表現方法や言語、データ形式などは限定されない。上記
回答についても、利用者が行うものであれば、その表現
方法や言語、データ形式などは限定されない。
【0050】その後、端末11は、情報処理サーバ13
が受信した「空間認識情報」に基づいて生成する各種の
処理情報を、再びネットワーク12を介して受領し、適
宜の形態で利用者に提供する。
【0051】端末11の形態は、上記手段を備えるもの
であれば特に限定されるものではなく、携帯電話機,P
DA,パーソナルコンピュータ,ペットロボット型端末
など、各種の形態を採用することができる。本実施形態
では、端末11は、各種モータなどの駆動系を移動手段
として備えるペットロボット型端末であるものとする。
この構成によれば、端末11が自ら領域間を移動するこ
とができるので、利用者の指示に従い、または自発的
に、各領域を移動しながら「空間関連情報」を収集する
ことが可能になる。また、端末11の形態として、犬ロ
ボットなどペットロボット型の端末を採用することによ
って、本ネットワークサービスシステムに対する利用者
の心理的抵抗感を緩和することができる。
【0052】上記「空間認識情報」とは、図3に示され
るように、情報タグ14から提供される「空間情報」
と、利用者から提供される「空間関連情報」とを関連付
けて一体化したものである。
【0053】ここで、「空間情報」とは、端末11が位
置する領域(空間)を一意的に特定するものであれば、
その種類は問わない。例えば、複数の情報タグ14・・
・を識別するための番号/符号情報や、端末11やその
最寄りの情報タグ14の位置座標を示す数値情報などが
「空間情報」の例に該当する。
【0054】また、「空間関連情報」とは、利用者から
提供される、端末11が位置する領域(空間)に対応す
る一般的情報(例えば、領域の呼称や通称など)であ
る。
【0055】なお、図2乃至3では、上記「空間情報」
と上記「空間関連情報」とが一体のデータ(「空間認識
情報」)として情報処理サーバ13に送信されている
が、上記「空間情報」と上記「空間関連情報」とは関連
付けられてさえいれば、別々に情報処理サーバ13に送
信され、情報処理サーバ13上で一体のデータとして取
り扱われてもよい。また、上記「空間認識情報」は、情
報処理サーバ13以外にも情報タグ14に送信されても
よい。
【0056】(2.端末の構成)次に、図4を用いて、
端末11の構成について詳細に説明する。
【0057】図4に示されるように、端末11は、ネッ
トワーク通信部41(情報送信手段),入出力部42
(出力手段,回答認識手段),空間情報感知部43(領
域移動検出手段),情報DB(データベース)管理部4
4,アプリケーションプログラム45a(記録媒体),
その他のプログラム・データ45b(記録媒体),演算
部46(領域移動検出手段,回答認識手段),メモリ部
47(記録媒体)から構成されている。
【0058】ネットワーク通信部41は、ネットワーク
12(図2参照)を介して、情報処理サーバ13などの
外部と情報通信を行うインタフェースであって、前記ネ
ットワーク12の種類に応じて、無線通信,有線通信,
いずれのインタフェースを採用してもよい。無線通信と
しては、例えば、無線LAN(Local Area Network)規
格やBlue−Tooth(登録商標)規格の微弱電
波、特定小電力無線等の近距離無線を利用するもの、光
無線を利用するもの、近距離赤外線通信等が考えられ
る。有線通信としては、LANを利用するものや専用の
配線を利用するものなどが考えられる。
【0059】入出力部42は、演算部46との強調動作
のもとで、利用者に対して、音声や表示による出力を行
ったり、利用者からの回答(「空間関連情報」)を、キ
ーボード,各種スイッチの入力や音声の認識などによっ
て入力したりするための構成である。したがって、入出
力部42は、入出力する情報の形態に応じて、スピー
カ,ディスプレイ,プリンタ,マイク,キーボード,テ
ンキー,マウス,音声認識システム,バーコードリー
ダ,各種の制御装置などの組み合わせによって実現され
る。
【0060】入出力部42の出力例としては、利用者に
対して、「ここはどこ?」と自位置を問いかける音声出
力を行う例や、「現在の位置を入力してください」と自
位置を問いかけるディスプレイ出力を行う例などが挙げ
られる。一方、入出力部42における入力例としては、
利用者の回答音声を検出する例や、利用者からの入力操
作を受け付ける例などが挙げられる。
【0061】空間情報感知部43は、端末11の外部に
設けられる情報タグ14からの送信情報を取得する構成
である。情報タグ14からの情報送信は、電磁波,赤外
線,超音波などの任意の波動通信形態を採用することが
できるが、本実施形態では、電磁波によって情報送信が
行われるものとする。電磁波は、赤外線などに比べて一
般に送信範囲が広いため、特定領域内に設置する情報タ
グ14の数をより少なく、効果的なものとすることがで
きる。
【0062】情報DB管理部44は、情報処理サーバ1
3,利用者,情報タグ14などから得られた各種情報や
演算部46による演算結果などの管理、およびアプリケ
ーションプログラム45a,その他のプログラム・デー
タ45bなどの管理を制御する論理ブロックである。
【0063】アプリケーションプログラム45a,その
他のプログラム・データ45bは、演算部46の制御の
もとで、端末11が実行すべき各種の情報処理プログラ
ム群が格納/記憶されている構成である。アプリケーシ
ョンプログラム45aには、オペレーションシステム
(OS)も含まれている。また、その他のプログラム・
データ45bには、端末11で利用者が利用する各種プ
ログラム(例えば、端末11が電話機能を有する場合に
おける通話プログラムなど)やそれらに付随するデータ
が含まれる。
【0064】ここでは、アプリケーションプログラム4
5a,その他のプログラム・データ45bは、ハードデ
ィスクや各種の半導体メモリに記憶されているものとす
るが、これらの内容は、メモリ部47に記憶されていて
もよい。
【0065】演算部46は、例えばCPU(中央演算処
理装置)によって構成されており、その演算機能に基づ
いて、各種データ処理や各種制御回路への指示を行うも
のである。これにより、演算部46は、端末11全体の
制御を司っている。また、演算部46は、アプリケーシ
ョンプログラム45a,その他のプログラム・データ4
5bなどを実行することによって、各種の機能ブロック
として機能する。
【0066】メモリ部47は、演算部46の演算結果や
各種のプログラム/データを一時的にあるいは継続的に
記憶するための構成であって、RAM/ROMなど、揮
発性または不揮発性の半導体メモリによって構成され
る。
【0067】続いて、端末11の機能を理解するため
に、図5を用いて、端末11において演算部46を中心
とする構成が、どのような機能ブロックとして動作する
かについて説明する。同図に示されるように、端末11
の機能ブロックは、(1)「空間情報を取得する機
能」,(2)「空間関連情報を取得する機能」,(3)
「空間認識情報を取得する機能」に大別される。
【0068】(1)「空間情報を取得する機能」 最初の機能ブロックにおいて、端末11は、まず、情報
タグ14からの空間情報を感知する。例えば、端末11
が情報タグ14に接近することによって、情報タグ14
から位置座標情報や識別符号情報が端末11に送信され
る。
【0069】例えば、所定の空間に、通常、複数の情報
タグ14・・・が設けられ、端末11は、それぞれの情
報タグ14・・・から送信される固有の波動情報(波
動)を取得する。この場合、各情報タグ14・・・によ
ってそれぞれの空間(領域)は特徴づけられることにな
る。例えば、壁によって周囲を仕切られ、それぞれ固有
の波動が出力されている複数の部屋の一つ一つを「領
域」とみなすことができる。
【0070】このような「領域」は、各情報タグ14・
・・の設置形態に応じて、自由に識別できるものであ
り、家屋内部の各部屋(例えば、台所や居間),個人ご
との生活領域を区分けできる庭などの他、駅のホームや
電車内における所定範囲など公共性の高い空間を対象と
してもよい。
【0071】続いて、端末11は、検知した空間情報に
基づいて、自機の空間移動を認識する。すなわち、端末
11は、波動を検出することにより、各情報タグ14・
・・との位置関係の変化を検知することが可能になり、
自位置の領域間移動を検出することができる。
【0072】例えば、端末11は、受信波の波形,周波
数,強度などを解析することによって、自位置が特定の
波動状態(無波動の状態を含む)を有する領域Aから、
異なる波動状態を有する領域Bに移動したことを検出す
ることができる。例えば、端末11(演算部46)は、
情報タグAからの受信波動強度が所定レベル以上に弱ま
り(消滅し)、情報タグBからの受信波動強度が所定レ
ベル以上に強まった場合には、自位置が、情報タグAで
特徴付けられた領域から、情報タグBで特徴付けられた
領域に移動したことを検出する。
【0073】さらに、複数の情報タグ14・・からの波
動を受信できる空間を特定の「領域」として認識しても
よい。例えば、情報タグAと情報タグBとの両者から波
動を検出可能な領域を領域Cとして検出することもでき
る。
【0074】その他、情報タグ14・・・として、例え
ば、赤外線を発するラインセンサを採用する場合には、
家屋の各部屋(領域)の出入り口に情報タグA,情報タ
グB,情報タグC・・・を設けておき、端末11は、情
報タグA,情報タグB,情報タグC・・・からの赤外線
波動を検出することによって、自位置が領域間を移動し
たことを検出することが可能になる。
【0075】本機能ブロックの最後で、端末11は、情
報タグ14・・・から取得した空間情報を一時的に記憶
しておく。ここでは、端末11は、空間情報として、自
位置が領域Aから領域Bに移動したことを検出したもの
とする。
【0076】(2)「空間関連情報を取得する機能」 次の機能ブロックにおいて、端末11は、自位置の空間
移動(領域間移動)を検出すると、利用者に対して、自
位置を問う質問を出力する。例えば、利用者に、「ここ
はどこ?」と自位置を問いかける音声出力を行ったり、
「現在の位置を入力してください」と自位置を問いかけ
るディスプレイ出力を行ったりする。
【0077】これに対して、利用者は応答し、端末11
はこの応答内容を、質問に対応した空間関連情報として
認識する。この場合、利用者は、高度な知識や専門技能
がなくとも、情報処理端末からの問いかけに自然に応じ
るので、利用者に親しみ易い語調や日常的な名称などで
空間関連情報を提供することになる。
【0078】ここでは、利用者の回答音声を認識した結
果、「ここは居間です」という情報を空間関連情報とし
て認識したものとする。なお、認識した空間関連情報の
うち、一部のみ(例えば「居間」の語)が重要である場
合には、適宜のアルゴリズムを用いて重要部分のみを抽
出し、これを新たな空間関連情報としてもよい。
【0079】本機能ブロックの最後で、端末11は、上
記空間関連情報を一時的に記憶しておく。
【0080】(3)「空間認識情報を取得する機能」 最後の機能ブロックにおいて、端末11は、既に取得し
た、前記空間情報(ここでは、端末11が領域Aから領
域Bに移動したこと)と前記空間関連情報(ここでは、
「ここは居間です」という音声認識情報)とを関連付け
て一体化した空間認識情報を生成する。空間認識情報の
形式は、前記空間情報と前記空間関連情報との対応づけ
が明確であれば、特に限定されない。
【0081】本機能ブロックの最後で、端末11は、生
成した空間認識情報を外部の情報処理サーバ13に送信
する。
【0082】(3.情報処理サーバの構成)次に、図6
を用いて、情報処理サーバ13の構成について詳細に説
明する。
【0083】図6に示されるように、情報処理サーバ1
3は、ネットワーク通信部61(情報受信部,情報送信
部),情報DB(データベース)管理部62(情報処理
部),アプリケーションプログラム63a(記録媒
体),空間認識情報DB(データベース)63b(記録
媒体),その他のプログラム・データ63c(記録媒
体),演算部64(情報処理部),メモリ部65(記録
媒体)から構成されている。
【0084】ネットワーク通信部61は、ネットワーク
12(図2参照)を介して、端末11などの外部と情報
通信を行うインタフェースであって、ネットワーク12
の種類に応じて、無線通信,有線通信,いずれのインタ
フェースを採用してもよい。無線通信としては、例え
ば、無線LAN(Local Area Network)規格やBlue
−Tooth(登録商標)規格の微弱電波、特定小電力
無線等の近距離無線を利用するもの、光無線を利用する
もの、近距離赤外線通信等が考えられる。有線通信とし
ては、LANを利用するものや専用の配線を利用するも
のなどが考えられる。
【0085】情報DB(データベース)管理部62は、
端末11などから得られた各種情報や演算部64による
演算結果などの管理、および、アプリケーションプログ
ラム63a,空間認識情報DB(データベース)63
b,その他のプログラム・データ63cなどの管理を制
御する論理ブロックである。
【0086】アプリケーションプログラム63a,空間
認識情報DB(データベース)63b,その他のプログ
ラム・データ63cは、演算部64の制御のもとで、情
報処理サーバ13が実行すべき各種の情報処理プログラ
ム群が格納/記憶されている構成である。
【0087】アプリケーションプログラム45aには、
利用者に、端末11から送信された前記空間認識情報に
基づく処理情報を提供するためのプログラムやオペレー
ションシステム(OS)が含まれている。空間認識情報
DB63bは、前記空間認識情報を蓄積するデータベー
スである。その他のプログラム・データ63cには、情
報処理サーバ13の操作者などが利用するワードプロセ
ッサ用プログラムや表計算プログラムなどのアプリケー
ションソフトウェア,それらに付随するデータが含まれ
ている。
【0088】ここでは、アプリケーションプログラム6
3a,空間認識情報DB63b,その他のプログラム・
データ63cは、ハードディスクや各種の半導体メモリ
に記憶されているものとするが、これらの内容は、メモ
リ部65に記憶されていてもよい。
【0089】演算部64は、例えばCPU(中央演算処
理装置)によって構成されており、その演算機能に基づ
いて、各種データ処理や各種制御回路への指示を行うも
のである。これにより、演算部64は、情報処理サーバ
13全体の制御を司っている。また、演算部64は、ア
プリケーションプログラム63a,その他のプログラム
・データ63cなどを実行することによって、各種の機
能ブロックとして機能する。
【0090】メモリ部65は、演算部64の演算結果や
各種のプログラム/データを一時的にあるいは継続的に
記憶するための構成であって、RAM/ROMなど、揮
発性または不揮発性の半導体メモリによって構成され
る。
【0091】続いて、情報処理サーバ13の機能を理解
するために、図7を用いて、情報処理サーバ13におい
て演算部64を中心とする構成が、どのような機能ブロ
ックとして動作するかについて説明する。同図に示され
るように、情報処理サーバ13は、(1)「空間認識情
報を蓄積する機能」,(2)「情報処理を提供する機
能」に大別される。
【0092】(1)「空間情報を取得する機能」 最初の機能ブロックにおいて、情報処理サーバ13は、
まず、端末11から送信された前記空間認識情報を受け
取り、空間認識情報DB63bに蓄積する。この蓄積を
繰り返すことにより、空間認識情報DB63bには、数
多くの領域に対応する前記空間認識情報が蓄積されるこ
とになる。
【0093】(2)「情報処理を提供する機能」 次の機能ブロックにおいて、情報処理サーバ13は、端
末11を通じて、利用者からの要求や指示を受け取り、
その内容を解釈する。続いて、利用者の要求に応えるた
めの情報を、空間認識情報DB63bの蓄積情報の中か
ら取得する。そして、上記要求にあわせて取得情報を処
理し、その処理情報を端末11に送信することによって
利用者に提供する。なお、利用者と情報処理サーバ13
との間で、上記要求や上記処理情報をやり取りするため
の構成は端末11に限られるものではなく、任意の端末
やコンピュータなどを用いることもできる。
【0094】(4.端末および情報処理サーバの動作フ
ロー例)続いて、図8乃至11を用いて、端末11およ
び情報処理サーバ13の動作フロー例を時系列に沿って
説明しておく。
【0095】図8乃至9は、端末11に関する動作フロ
ー例を示すフローチャートであって、図8は端末11が
前記空間情報を取得する際の動作フロー例、図9は端末
11が前記空間関連情報を取得し、情報処理サーバ13
に送信する際の動作フロー例を示している。
【0096】図8に示すように、端末11は、まず、情
報タグ14(図2参照)から空間情報を受信したか否か
を判定する(S81)。この判定の結果、空間情報を受
信していれば(Yes)、次のステップ(S82)に進
む一方、空間情報を受信していなければ(No)、その
他の処理を行いながらS81のステップを繰り返す。
【0097】次のステップでは、端末11は、受信した
空間情報が情報処理サーバ13にないことを確認判定す
る。この判定を行うためには、端末11は、情報処理サ
ーバ13とリアルタイム,または事前に通信しておき、
その空間情報の登録状態を把握しておく必要がある。上
記確認判定の結果、受信した空間情報がまだ情報処理サ
ーバ13になければ(Yes)、次のステップ(S8
3)に進む一方、受信した空間情報が既に情報処理サー
バ13に登録されていれば(No)、その他の処理を行
いながらS81のステップに戻る。本ステップの存在に
より、既に情報処理サーバ13に登録済みの空間情報に
ついては、重複したデータ取得作業や利用者に対する問
いかけを省略することができる。
【0098】次のステップでは、端末11は、受信した
空間情報を一時的に記憶する(S83)。
【0099】続いて、図9の動作フローに移り、端末1
1は、前記質問の要求があったか、すなわち、波動の検
出による自位置の領域間移動を検出したか否かを判定す
る(S91)。上記判定の結果、質問の要求、つまり領
域間移動の検出があれば(Yes)、次のステップ(S
92)に進む一方、質問の要求、つまり領域間移動の検
出がなければ(No)、その他の処理を行いながらS9
1のステップを繰り返す。
【0100】次のステップでは、端末11は、利用者に
自位置を問う質問を出力し(S92)、質問に対応する
回答を受信したか否かを判定する(S93)。この判定
の結果、質問に対応する回答を受信すれば(Yes)、
次のステップ(S94)に進む一方、質問に対応する回
答を受信していなければ(No)、S92のステップに
戻って再び上記質問を出力する。
【0101】続いて、端末11は、受信した回答を認識
して、その内容を空間関連情報として一時的に記憶する
(S94)。その後、端末11は、前記空間情報と前記
空間関連情報とに基づいて空間認識情報を生成し(S9
5)、生成した空間認識情報を情報処理サーバ13に送
信する(S96)図10乃至11は、情報処理サーバ1
3に関する動作フロー例を示すフローチャートであっ
て、図10は情報処理サーバ13が前記空間認識情報を
取得する際の動作フロー例を示し、図11は情報処理サ
ーバ13が利用者の要求に応じて処理情報を提供する際
の動作フロー例を示している。
【0102】図10に示すように、情報処理サーバ13
は、まず、端末11から前記空間認識情報が送信されて
きたか否かを判定する(S101)。この判定の結果、
前記空間認識情報が送信されていれば(Yes)、次の
ステップ(S82)に進む一方、前記空間認識情報が送
信されていなければ(No)、その他の処理を行いなが
らS101のステップを繰り返す。
【0103】次のステップでは、情報処理サーバ13
は、送信された空間認識情報の内容を受信し(S10
2)、空間認識情報DB63b(図6参照)に保存する
(S103)。
【0104】続いて、図11の動作フローでは、情報処
理サーバ13は、端末11から処理要求が送信されてき
たか否かを判定する(S111)。この判定の結果、端
末11から処理要求が送信されてきていれば(Ye
s)、次のステップ(S112)に進む一方、端末11
から処理要求が送信されていなければ(No)、その他
の処理を行いながらS111のステップを繰り返す。
【0105】続いて、情報処理サーバ13は、処理要求
を受信して(S112)、その内容を解釈する(S11
3)。そして、情報処理サーバ13は、上記処理要求に
応えるための情報を空間認識情報DB63b(図6参
照)から取得し(S114)、その取得情報を上記処理
要求に応じて処理する(S115)。
【0106】最後に、情報処理サーバ13は、S115
で得られた処理情報を端末11およびその利用者に送信
する。
【0107】(5.システムの具体的利用例)以上、本
発明の一実施形態として、ネットワークサービスシステ
ムについて説明したが、最後に、図1を用いて、上記ネ
ットワークサービスシステムの具体的利用例を示してお
く。
【0108】図1において、犬ロボット型の端末11
は、各種モータ等からなる移動手段を備えており、家屋
内の各部屋(領域)を自律的に移動する構成となってい
る。上記端末11は、情報タグ14a,情報タグ14b
からの波動を検出することにより、上記各部屋間の移
動、および家屋内における現在位置を検出する。
【0109】例えば、端末11が情報タグ14aからの
波動を横切ると、端末11は、自位置の領域間移動を検
出し、近くの利用者に対して、「ココはどこ?」と自位
置を問う音声出力を行う。これに対して、利用者が「コ
コは居間」と応えるとこれを空間関連情報として認識
し、情報タグ14aから得た前記空間情報と関連づけた
前記空間認識情報として情報処理サーバ13に送信す
る。
【0110】すなわち、端末11は、回答認識手段によ
る認識情報(空間関連情報)と共に、領域移動検出手段
の検出結果(空間情報)を情報処理サーバ13に送信す
るものである。これにより、情報を受信した情報処理サ
ーバ13は、端末11の現在位置に関する情報を包括的
に取得することが可能になる。この結果、情報処理サー
バ13は、個々の情報を関連づけた形で取得することが
できる。なお、端末11は、前記領域移動検出手段の検
出結果には、領域移動情報のほか、検出波動の波形,周
波数,強度などに関する情報を含めてもよい。
【0111】続いて、端末11が情報タグ14bからの
波動を横切ると、端末11は、さらに、自位置の領域間
移動を検出し、近くの利用者に対して、「ココはどこ
?」と自位置を問う音声出力を行う。これに対して、利
用者が「ココは寝室」と応えるとこれを空間関連情報と
して認識し、情報タグ14bから得た前記空間情報と関
連づけた前記空間認識情報として情報処理サーバ13に
送信する。
【0112】このように、音声を通じて、利用者に対す
る出力や利用者からの回答認識を行うことにより、極め
て自然な形態で利用者との応答を行うことになり、利用
者は、親しみ易い語調や日常的な名称などで空間関連情
報を簡便に提供することができる。この結果、例えば低
年齢の子供などでも、本情報処理端末を利用することが
可能となる。
【0113】以上のように、利用者は、高度な知識や専
門技能がなくとも、端末11からの問いかけに自然に応
じるだけで、現在位置に対応する空間関連情報(例え
ば、領域の呼称や通称など)を情報処理サーバ13に提
供することができる。したがって、情報処理サーバ13
は、特別のシステム負担を投じる必要はなく、端末11
からの送信情報を受信したり、空間認識情報DB63b
(図6参照)に記憶,保管したりするだけで空間認識情
報を蓄積することができる。
【0114】また、端末11や情報処理サーバ13は、
問いかけに対する利用者の自然な回答を認識することに
より、利用者に親しみ易い語調や日常的な名称などで空
間関連情報を得ることができる。その後、情報処理サー
バ13は、このような空間関連情報に基づいて、緊急時
に利用者に理解しやすい領域名称を用いた避難案内を行
うなど、より効果的なネットワークサービスなどを提供
することが可能になる。
【0115】(6.補足)以上、本発明の一実施形態
を、各機能ブロックを備える、情報処理端末(端末1
1)およびサーバ(情報処理サーバ13)として説明し
たが、本発明を情報処理方法として表現すれば、波動を
検出することにより、自位置が領域間を移動したことを
検出する領域移動検出段階と、前記領域移動検出段階に
おける検出に応じて、利用者に自位置を問う出力を行う
出力段階と、前記出力段階の出力に応じた利用者の回答
を認識する回答認識段階と、前記回答認識段階における
認識情報を外部機器に送信する情報送信段階とを備える
情報処理方法として表現できる。
【0116】また、情報処理端末(端末11)およびサ
ーバ(情報処理サーバ13)の各機能ブロックを実現す
るための情報処理プログラムは、端末11のアプリケー
ションプログラム45a,その他のプログラム・データ
45b、情報処理サーバ13のアプリケーションプログ
ラム63a,空間認識情報DB(データベース)63
b,その他のプログラム・データ63cの他、各種のコ
ンピュータで読み取り可能なプログラムメディア(記録
媒体)やそのドライブ装置を通じて、情報処理端末やサ
ーバに提供することができる。
【0117】上記プログラムメディアとは、本体と分離
可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセッ
トテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディス
クやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/
MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、IC
カード(メモリカードを含む)/光カード等のカード
系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPRO
M、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固
定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0118】また、前記情報処理プログラムは、インタ
ーネットを含む通信ネットワークを通じて、情報処理端
末やサーバにダウンロードされるものであってもよい。
通信ネットワークから前記情報処理プログラムをダウン
ロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは
予め情報処理端末やサーバに格納されていてもよいし、
別の記録媒体からインストールされてもよい。なお、記
録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定
されず、データであってもよい。
【0119】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る情報処理端末
は、以上のように、波動を検出することにより、自位置
が領域間を移動したことを検出する領域移動検出手段
と、前記領域移動検出手段における領域移動検出に応じ
て、利用者に自位置を問う出力を行う出力手段と、前記
出力手段の出力に応じた利用者の回答を認識する回答認
識手段と、前記回答認識手段による認識情報を外部機器
に送信する情報送信手段とを備える構成である。
【0120】それゆえ、前記領域移動検出手段により、
ある領域Aから異なる領域Bへの移動が波動状態の変化
を通じて検出され、この領域移動検出に応じて、利用者
に自位置を問う出力が前記出力手段によってなされる。
この出力に応じて、利用者が声や入力操作を通じて回答
すると、その回答内容が前記回答認識手段によって認識
される。さらに、前記情報送信手段によって、前記認識
情報が外部機器に送信されることになる。
【0121】これにより、利用者は、高度な知識や専門
技能がなくとも、情報処理端末からの問いかけに自然に
応じるだけで、現在位置に対応する空間関連情報(例え
ば、領域の呼称や通称など)を外部機器に提供すること
ができる。したがって、外部機器は、特別のシステム負
担を投じる必要はなく、情報処理端末からの送信情報を
受信したり、データベースに記憶,保管したりするだけ
で空間関連情報を取得することができる。この結果、空
間関連情報の変化にも、利用者に大きな負担をかけるこ
となく、臨機応変に対応できることになるという効果を
奏する。
【0122】また、情報処理端末や外部機器は、問いか
けに対する利用者の自然な回答を認識することにより、
利用者に親しみ易い語調や日常的な名称などで空間関連
情報を得ることができる。外部機器は、このような空間
関連情報に基づいて、緊急時に利用者に理解しやすい領
域名称を用いた避難案内を行うなど、より効果的なネッ
トワークサービスなどを提供することが可能になるとい
う効果を併せて奏する。
【0123】本発明の請求項2に係る情報処理端末は、
以上のように、請求項1の構成において、前記情報送信
手段は、前記回答認識手段による認識情報と共に、前記
領域移動検出手段の検出結果を前記外部機器に送信する
構成である。
【0124】それゆえ、情報を受信した外部機器は、情
報処理端末の現在位置に関する情報を包括的に取得する
ことが可能になるため、個々の情報を関連づけた形で取
得することができる。例えば、外部機器は、検出波動か
ら解析した情報処理端末の現在座標位置(空間情報)
と、その周辺領域の通称である認識情報(空間関連情
報)とを関連づけた形で取得し、格納することなどが可
能になるという効果を奏する。
【0125】本発明の請求項3に係る情報処理端末は、
以上のように、請求項1または2の構成において、前記
出力手段の出力は、音声出力である構成である。
【0126】それゆえ、情報処理端末から利用者に対し
て行われる、自位置についての問いかけが極めて自然な
形態でなされるため、利用者にとっても違和感がなく認
識やすいものとなる。この結果、例えば低年齢の子供な
どでも、本情報処理端末を利用することが可能となると
いう効果を奏する。
【0127】本発明の請求項4に係る情報処理端末は、
以上のように、請求項1乃至3のいずれか1項の構成に
おいて、前記回答認識手段の認識は、音声認識である構
成である。
【0128】それゆえ、情報処理端末は、発話という利
用者にとって極めて自然な形態による回答を認識できる
ので、利用者は、親しみ易い語調や日常的な名称などで
空間関連情報を簡便に提供することができる。この結
果、例えば低年齢の子供などでも、本情報処理端末を利
用することが可能となるという効果を奏する。
【0129】本発明の請求項5に係る情報処理端末は、
以上のように、請求項1乃至4のいずれか1項の構成に
おいて、前記波動として電磁波を用いている。
【0130】それゆえ、電磁波送信機としての情報タグ
を各所に採用することにより、簡便に、情報処理端末に
領域間移動を検出させることができる。一般に、電磁波
は赤外線などよりも送信範囲が広いため、前記情報タグ
の設置をより少なく、効果的なものとすることが可能に
なるという効果を奏する。
【0131】本発明の請求項6に係る情報処理端末は、
以上のように、請求項1乃至5のいずれか1項の構成に
加えて、前記領域間を移動する移動手段を備えている構
成である。
【0132】それゆえ、情報処理端末が自ら領域間を移
動することができるので、利用者の指示に従い、または
自発的に、各領域を移動しながら空間関連情報を収集す
ることが可能になる。例えば、各種モータなどの駆動系
を移動手段として備えるペットロボット型端末を、前記
情報処理端末として採用することができるという効果を
奏する。
【0133】本発明の請求項7に係るサーバは、以上の
ように、請求項1乃至6に記載の情報処理端末からの送
信情報を受信する情報受信部と、前記情報受信部による
受信情報を処理する情報処理部と、前記情報処理部によ
る処理情報を前記情報処理端末に送信する情報送信部と
を備える構成である。
【0134】それゆえ、上記情報処理端末から送信され
る空間関連情報その他の情報を上記情報受信部で受信し
た後、上記情報処理部の機能によって、これら情報を蓄
積したり、適宜加工したりする。その後、上記情報送信
部で前記情報処理部による処理情報を前記情報処理端末
に送信することによって、情報処理端末の利用者に各種
情報やネットワークサービスを提供することが可能にな
るという効果を奏する。
【0135】なお、以上のように、情報処理プログラム
を実行させることにより、コンピュータを、請求項1乃
至6のいずれか1項に記載の情報処理端末として、また
は、請求項7に記載のサーバとして機能させることがで
きる。
【0136】さらに、前記情報処理プログラムをコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておけば、前記
情報処理プログラムをコンピュータに読み取り実行させ
ることにより、コンピュータを、請求項1乃至6のいず
れか1項に記載の情報処理端末として、または、請求項
7に記載のサーバとして機能させることが可能になる。
【0137】本発明の請求項11に係る情報処理方法
は、以上のように、波動を検出することにより、自位置
が領域間を移動したことを検出する領域移動検出段階
と、前記領域移動検出段階における検出に応じて、利用
者に自位置を問う出力を行う出力段階と、前記出力段階
の出力に応じた利用者の回答を認識する回答認識段階
と、前記回答認識段階における認識情報を外部機器に送
信する情報送信段階とを備えることを特徴としている。
【0138】それゆえ、前記領域移動検出段階におい
て、ある領域Aから異なる領域Bへの移動が波動状態の
変化を通じて検出され、この領域移動検出に応じて、利
用者に自位置を問う出力が前記出力段階において実行さ
れる。この出力に応じて、利用者が声や入力操作を通じ
て回答すると、その回答内容が前記回答認識段階によっ
て認識される。さらに、前記情報送信段階において、前
記認識情報が外部機器に送信されることになる。
【0139】これにより、利用者は、高度な知識や専門
技能がなくとも、情報処理端末からの問いかけに自然に
応じるだけで、現在位置に対応する空間関連情報(例え
ば、領域の呼称や通称など)を外部機器に提供すること
ができる。したがって、外部機器は、特別のシステム負
担を投じる必要はなく、情報処理端末からの送信情報を
受信したり、データベースに記憶,保管したりするだけ
で空間関連情報を取得することができる。この結果、空
間関連情報の変化にも、利用者に大きな負担をかけるこ
となく、臨機応変に対応できることになるという効果を
奏する。
【0140】また、情報処理端末や外部機器は、問いか
けに対する利用者の自然な回答を認識することにより、
利用者に親しみ易い語調や日常的な名称などで空間関連
情報を得ることができる。外部機器は、このような空間
関連情報に基づいて、緊急時に利用者に理解しやすい領
域名称を用いた避難案内を行うなど、より効果的なネッ
トワークサービスなどを提供することが可能になるとい
う効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るネットワークサー
ビスシステムの具体的利用例を示す概念図である。
【図2】上記ネットワークサービスシステムの構成を示
す概念図である。
【図3】空間情報,空間関連情報,空間認識情報の関係
を示す模式図である。
【図4】端末(情報処理端末)の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】上記端末の機能構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図6】情報処理サーバ(外部機器,サーバ)の概略構
成を示すブロック図である。
【図7】上記情報処理サーバの機能構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図8】上記端末が空間情報を取得する際の動作フロー
例を示すフローチャートである。
【図9】上記端末が空間関連情報を取得し、上記情報処
理サーバに送信する際の動作フロー例を示すフローチャ
ートである。
【図10】上記情報処理サーバが空間認識情報を取得す
る際の動作フロー例を示すフローチャートである。
【図11】上記情報処理サーバが利用者の要求に応じて
処理情報を提供する際の動作フロー例を示すフローチャ
ートである。
【図12】従来のセンサフィールドの構成を示す概念図
である。
【符号の説明】
11 端末(情報処理端末) 13 情報処理サーバ(外部機器,サーバ) 41 ネットワーク通信部(情報送信手段) 42 入出力部(出力手段,回答認識手段) 43 空間情報感知部(領域移動検出手段) 45a アプリケーションプログラム(記録媒体) 45b プログラム・データ(記録媒体) 46 演算部(領域移動検出手段,回答認識手段) 47 メモリ部(記録媒体) 61 ネットワーク通信部(情報受信部,情報送信部) 62 情報DB管理部(情報処理部) 62a アプリケーションプログラム(記録媒体) 63b 空間認識情報DB(記録媒体) 63c プログラム・データ(記録媒体) 64 演算部(情報処理部) 65 メモリ部(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 丹一 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 矢杉 直也 京都府京都市下京区西洞院木津屋橋通東入 ル(番地なし) オムロンソフトウェア株 式会社内 (72)発明者 阪谷 信幸 京都府京都市下京区西洞院木津屋橋通東入 ル(番地なし) オムロンソフトウェア株 式会社内 Fターム(参考) 5D015 KK01 LL02 5K067 AA21 BB02 BB21 DD11 DD17 DD51 EE02 EE12 FF03 FF25 HH22 HH24 JJ53 JJ66 KK13 KK15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波動を検出することにより、自位置が領域
    間を移動したことを検出する領域移動検出手段と、 前記領域移動検出手段における領域移動検出に応じて、
    利用者に自位置を問う出力を行う出力手段と、 前記出力手段の出力に応じた利用者の回答を認識する回
    答認識手段と、 前記回答認識手段による認識情報を外部機器に送信する
    情報送信手段とを備えることを特徴とする情報処理端
    末。
  2. 【請求項2】前記情報送信手段は、前記回答認識手段に
    よる認識情報と共に、前記領域移動検出手段の検出結果
    を前記外部機器に送信することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理端末。
  3. 【請求項3】前記出力手段の出力は、音声出力であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理端
    末。
  4. 【請求項4】前記回答認識手段の認識は、音声認識であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載の情報処理端末。
  5. 【請求項5】前記波動は、電磁波であることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理端
    末。
  6. 【請求項6】前記領域間を移動する移動手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の情報処理端末。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6に記載の情報処理端末から
    の送信情報を受信する情報受信部と、 前記情報受信部による受信情報を処理する情報処理部
    と、 前記情報処理部による処理情報を前記端末に送信する情
    報送信部とを備えることを特徴とするサーバ。
  8. 【請求項8】コンピュータを、請求項1乃至6のいずれ
    か1項に記載の情報処理端末として機能させることを特
    徴とする情報処理プログラム。
  9. 【請求項9】コンピュータを、請求項7に記載のサーバ
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】請求項8または9に記載の情報処理プロ
    グラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】波動を検出することにより、自位置が領
    域間を移動したことを検出する領域移動検出段階と、 前記領域移動検出段階における検出に応じて、利用者に
    自位置を問う出力を行う出力段階と、 前記出力段階の出力に応じた利用者の回答を認識する回
    答認識段階と、 前記回答認識段階における認識情報を外部機器に送信す
    る情報送信段階とを備えることを特徴とする情報処理方
    法。
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