JP2003294994A - 双方向通信光モジュール - Google Patents

双方向通信光モジュール

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JP2003294994A
JP2003294994A JP2002101608A JP2002101608A JP2003294994A JP 2003294994 A JP2003294994 A JP 2003294994A JP 2002101608 A JP2002101608 A JP 2002101608A JP 2002101608 A JP2002101608 A JP 2002101608A JP 2003294994 A JP2003294994 A JP 2003294994A
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JP
Japan
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light
beam splitter
base plate
positioning
optical fiber
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JP2002101608A
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Inventor
Shigemi Mio
恵己 美尾
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Hitachi Information Technology Co Ltd
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Hitachi Hybrid Network Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各部材間の相対的位置決めに要する作業時間を
少なくし、製造コストの低減化を図った双方向光モジュ
ールを提供する。 【解決手段】光ファイバ20と、送信光のみを透過し、
且つ受信光のみを反射するビームスプリッタ40と、発
光素子60と、受光素子70と、送信光を光ファイバに
結合させる結合レンズ30と、受信光を受光素子へ集光
する集光レンズ50とからなり、ビームスプリッタ4
0、光ファイバ20・・・をそれぞれブロック台25・
・に固定し、それぞれのブロック台25・・とベースプ
レート10に位置決め十字溝11,21・・を付し、両
位置決め十字溝が一致するようにそれぞれのブロック台
25・をベースプレート10上に取付けて構成したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを用い
た光通信等に用いられる双方向光通信モジュールに係わ
り、さらに詳しくは双方向光通信モジュールを精度良く
動作させるための各部材の位置合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の双方向光通信モジュールの例を説
明する。図8は、従来の双方向光通信モジュールの説明
図である。図8に示すように、ケース内の基板2上に配
置されるガラスブロックの端面に薄膜を形成したビーム
スプリッタ3と、送信光を発生する半導体レーザ等の発
光素子5及び受信光を受光するフォトダイオード、フォ
トトランジスタなどからなる受光素子4と、前記送信
光、受信光の共通光路に配置されている結合レンズ7を
介して結合している光ファイバ6などからなり、外部と
の光伝送が行われている。
【0003】このような構成において、発光素子5から
送信光がビームスリッタ3を通過して光伝送路に入射
し、光ファイバ6で相手方に送られる。また、相手方に
送られた信号を受信する場合は、光伝送路からビームス
リッタ3を反射した受信光を受光素子4により受信する
ことができ、光通信が行われていた。この光通信ガスム
ースに行われるためにはビームスリッタ3、受光素子
4、発光素子5、光ファイバ6等の光軸が一致していな
ければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の光モジュ
ール1は、ビームスプリッタ3、受光素子4、発光素子
5と、光ファイバ6、結合レンズ7、ベースプレート2
等の部材が多いためにそれぞれ光軸の調整が面倒であっ
た。また、光モジュール1として組み立てるにも前記ビ
ームスプリッタ3、受光素子4、発光素子5と、光ファ
イバ6、結合レンズ7、ベースプレート2等を図示X,
Y,Z方向についてそれぞれ調整しなければならない。
実際には、発光素子5から送信光を発光させまたは光フ
ァイバ6から受信光を受信させて受光素子4との光軸を
合わせる必要があり、この光軸合わせを各部材、各軸に
ついて行う必要があり、合計では18軸方向の調整が必
要であった。このため、光モジュール1の組み立てに
は、長時間が必要であると共に、熟練が必要という問題
があった。
【0005】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、光モジュールを構成す
るビームスプリッタ、発光素子、受光素子と、光ファイ
バ、結合レンズ、ベースプレート等の各光軸のずれ方向
と大きさに従い、前記各部材間の相対的位置決めに要す
る作業時間を少なくし、製造コストの低減化を図った双
方向通信光モジュール及び位置決め方法の提供をその目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すするた
め、本発明に係わる双方向光通信モジュールの構成は、
送受信光を伝送する光ファイバと、所望波長の送信光の
みを透過し、且つ所望波長の受信光のみを反射するビー
ムスプリッタと、前記所望波長の送信光を発生させる発
光素子及び前記所望波長の受信光を受光する受光素子
と、前記ビームスプリッタで反射させた送信光を前記光
ファイバに結合させる結合レンズと、前記ビームスプリ
ッタを透過した前記受信光を前記受光素子へ集光する集
光レンズとからなり、前記ビームスプリッタ、光ファイ
バ、発光素子及び受光素子、結合レンズ、集光レンズを
それぞれブロック台に固定し、前記それぞれのブロック
台とベースプレートに位置決めマークを付し、前記両位
置決めマークが一致するように前記それぞれのブロック
台を前記ベースプレート上に取付けて構成したことを特
徴とするものである。
【0007】本発明に係わる双方向光通信モジュールの
他の構成は、送受信光を伝送する光ファイバと、所望波
長の送信光のみを反射し、且つ所望波長の受信光のみを
透過するビームスプリッタと、該ビームスプリッタへの
送信光を発生させる発光素子及び前記ビームスプリッタ
を透過した所望波長の受信光を受光する受光素子と、前
記ビームスプリッタで反射させた送信光を前記光ファイ
バに結合させる結合レンズと、前記ビームスプリッタを
透過させた前記受信光を前記受光素子へ集光する集光レ
ンズとからなり、前記ビームスプリッタ、光ファイバ、
発光素子及び受光素子、結合レンズ、集光レンズをそれ
ぞれブロック台に固定し、前記それぞれのブロック台と
ベースプレートに位置決めマークを付し、前記両位置決
めマークが一致するように前記それぞれのブロック台を
前記ベースプレート上に取付けて構成したことを特徴と
するものである。である。
【0008】本発明に係わる双方向光通信モジュール位
置決め方法の構成は、送受信光を伝送する光ファイバ
と、所望波長の送信光のみを透過し、且つ所望波長の受
信光を反射するビームスプリッタと、該ビームスプリッ
タへの送信光を発生させる発光素子及び前記ビームスプ
リッタからの所望波長の受信光を受光する受光素子と、
前記ビームスプリッタで反射させた受信光を光ファイバ
に結合させる結合レンズと、前記ビームスプリッタを透
過した前記送信光を前記受光素子へ集光する集光レンズ
とをそれぞれブロック台に固定し、該それぞれのブロッ
ク台とベースプレートに位置決めマークを付し、撮像手
段により前記ベースプレートの位置決めマークを撮像
し、制御手段により前記ベースプレートを載置した移動
ステージを制御して前記撮像上の基準マークとベースプ
レートの位置決めマークと一致させ、さらに、前記それ
ぞれのブロック台を把持した据付手段を制御し、前記撮
像上それぞれのブロック台上の位置決めマークと前記ベ
ースプレートの位置決めマークとを一致させて前記それ
ぞれのブロック台の位置決めすることを特徴とするもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる双方向光モ
ジュールの一実施形態について、図1乃至図7を参照し
て説明する。図1は、本発明に係わる双方向光モジュー
ルの一実施形態の説明図、図2は図1の双方向光モジュ
ールのA−A‘矢断面図、図3は、図1の双方向光モジ
ュールに用いられるビームスプリッタの説明図、図4
は、図1の双方向光モジュールに用いられるビームスプ
リッタの原理図、図4は、図1の双方向光モジュールの
B−B‘断面図、図6は、図1の双方向光モジュールの
位置決め装置の説明図、図7は、図1の双方向光モジュ
ールの位置決め方法のフローシートである。
【0010】図1、2、3に示すように、双方向光モジ
ュールMは、各素子や部材類が配設される基板となる平
板状のベースプレート10と、該ベースプレート10の
一端に配設され、送信光λ1を発生させる発光素子60
と、該発光素子60からの送信光λ1を送信する集合球
レンズ50と、前記ベースプレート10の他端に配設さ
れ外部と送受信をする光ファイバ20と、該光ファイバ
20と結合される結合球レンズ30と、前記ベースプレ
ート10のほぼ中央に位置し、前記集合球レンズ50か
らの送信光λ1を光ファイバ20側に透過させると共
に、該光ファイバ20から結合球レンズ30を介する受
信光λ2を受光素子70側に反射するビームスプリッタ
40と、前記発光素子60とビームスプリッタ40に対
し相対向しない位置に配設され、前記ビームスプリッタ
40から反射された受信光λ2を受光する受光素子70
とからなり、前記発光素子60、集合球レンズ50、光
ファイバ20、結合球レンズ30、ビームスプリッタ4
0、受光素子70は、それぞれの発光素子60のブロッ
ク台65、集合球レンズ50のブロック台55、光ファ
イバ20のブロック台25、結合球レンズ30のブロッ
ク台35、ビームスプリッタ40のブロック台45、受
光素子70のブロック台75を介してベースプレート1
0の平板上の所定位置に配設されて構成されている。な
お、発光素子60から波長λ1の送信光は、その波長λ1
をとり、送信光λ1という。波長λ2の受信光は、その波
長λ2をとり、受信光λ2という。
【0011】光ファイバ20は、光通信媒体のひとつで
あり、円形断面をもち、光学的に透明で屈折率が均一な
分布をもつクラッドと呼ばれる部分の中に、コアと呼ば
れるクラッドよりもわずかに屈折率の高い部分が存在
し、この中を光エネルギが通るようになっている。
【0012】ビームスプリッタ40は、ガラス板に、例
えばSiO2、TiO2などの多層膜を形成し、各膜の屈
折率と厚さとにより、λ1の波長帯光を透過させ、λ2の
波長帯光を反射させることができる。図4に透過波長帯
光λ1及び反射波長帯光λ2の対反射率特性曲線が示され
ているが、明確な反射、透過特性を示している。発光素
子60は、発光面からレーザビームを放射するチップを
シリコン基板等に取付けられて構成され、受光素子70
はたとえばフォトダイオード、フォトトランジスタ等か
ら構成される。本実施形態は集合球レンズ50、結合球
レンズ30は、構造が簡単な、球レンズが用いられてい
るが、光結合効率のよい非球面レンズを用いてもよい。
【0013】ブロック台25等は、いずれも立方体形状
をなし、表面が所定精度の平坦度を有するように加工さ
れている。ベースプレート10は、長方形の平板形状を
なし、表面が所定精度の平坦度を有するように加工され
ており、その対角線上の隅部にはそれぞれベースプレー
ト10の位置決めマーク11、12が刻印されている。
この位置決めマーク11、12は、ベースプレート10
の位置を定めるために用いるものである。この位置決め
マーク11、12は光ファイバ20の送受信光軸の方向
及びこれに直交する方向に、微細な十字溝を設けたもの
である。前記の如く、本実施形態における位置決めマー
クは、微細な十字溝を設けたものであるので、以下、全
ての位置決めマークを位置決め十字溝ということにす
る。
【0014】次に、ビームスプリッタ40用ブロック台
45、発光素子60用ブロック台65、集合球レンズ5
0用ブロック台55、光ファイバ20用ブロック台2
5、結合球レンズ30用ブロック台35、受光素子70
用ブロック台75の位置合わせマークについて説明す
る。図5は、光ファイバ20に結合する結合球レンズ3
0用ブロック台35の近傍を示している。
【0015】結合球レンズ30用ブロック台35には、
その中央部には球レンズ位置決め溝36を設けられてお
り、この溝36に結合球レンズ30が固定されるように
なっている。前記ブロック台35には光ファイバ20の
送受信光軸に直交する方向の両端にブロック台位置決め
十字溝1である33、ブロック台位置決め十字溝2である
34が設けられている。ベースプレート10上には、前
記光軸に対し直交する方向の線上で、位置決め十字溝3
3、34にそれぞれ相対向する位置に、対となる位置決
め十字溝31、32が設けられている。
【0016】発光素子60用ブロック台65、集合球レ
ンズ50用ブロック台55、ビームスプリッタ40用ブ
ロック台45、光ファイバ20用ブロック台25及びベ
ースプレート10上には、光ファイバ20の送受信光軸
に直交する方向の線上に、それぞれ相対向する位置に、
対となる位置決め十字溝63、61,64、62,5
3、51,54、52,43、41,44、42,2
3、21,24、22が設けられ、同様にして受光素子
70用ブロック台75とベースプレート10上にも位置
決め十字溝73、71,74、72が設けられている。
なお、集合球レンズ50用ブロック台55には、前記結
合球レンズ30用ブロック台35と同様に、その中央部
には球レンズ位置決め溝56が設けられており、この溝
56に集合球レンズ30が固定されるようになっている
【0017】次に、図6を参照して、図1の双方向通信
光モジュールのマーク位置合わせに用いられる位置合わ
せ装置を説明する。位置合わせ装置100は、据え付け
ようとするブロック台5(発光素子60用ブロック台6
5・・・等の総称)それぞれを把持し、その位置決めを
するブロック位置決め部105と、該ブロック位置決め
部105が取付けられる基台106と、該基台106上
に設けられたベースプレート10が載置される三次元に
移動可能なXYZステージ104と、該XYZステージ
104の上方の所定位置に適宜な手段で吊り下げられて
いる撮像カメラ101と、該撮像カメラ101で撮像さ
れた映像を処理する画像処理部102と、該画像処理部
102の処理信号を受信し制御信号を発信する制御部1
03とからなり、該制御部103は、制御信号により、
X,Y,Zステージ104とブロック位置決め部105
とを制御するようになっている。
【0018】ブロック位置決め部105は、基台106
の一つの端部に固定部材105aが立設して固定されて
いる。該固定部材105aにはその内部から上下方向に
伸縮すると共に、自らを軸として回動する伸縮部材10
5bと、該伸縮部材105bより側方に突設し、当該伸
縮部材105bの回動により水平面を回動する側方アー
ム105cと、該側方アーム105cには上下方向及び
水平方向への回動並びに突出し、引き込みの微動調整が
可能な微動アーム105dとを有している。
【0019】微動アーム105dの先端には、マニュピ
レータ部(符号なし)が設けられ、該マニュピレータ部
により上述のブロック台5が把持状態になったり、非把
持状態になったりするようになっている。前記マニュピ
レータ部で把持されたブロック台5は、撮像カメラ10
1とXYZステージ上のベースプレート10間に位置さ
れるようになっている。これらの各部材の伸縮機能や微
動機能、マニュピレータの把持機能等は、詳細な説明及
び図示を省略するが、電子回路や形状合金等を組み込ん
だ駆動体や関節構造により実現することができる。
【0020】撮像カメラ101は、ベースプレート10
の上方に適宜な手段で設置され、前記ベースプレート1
0上のブロック台5を撮像する。また、撮像カメラ10
1は、焦点位置調整機構(図示せず)を備えており、ブ
ロック台5上の位置決め十字溝63、61,64、6
2,53・・・に焦点が合うように調整され、前記撮像
カメラ101の検出情報は画像処理部102に入力さ
れ、該画像処理部102に設けたモニター(図示せず)
に位置決め十字溝63、61,64、62,53・・・
等の画像情報が取り込まれる。
【0021】このようにして取り込まれた位置決め十字
溝63、61・・の画像情報は、画像処理部102で演
算され、ベースプレート上の位置決め十字溝11と12
及びベースプレート上の位置決め十字溝61、62に対
するとブロック台5上の63、64,・・・・設計位置
と検出した位置とが一致するようにXYZステージ10
4を移動し、さらに、位置決め部105で側方アーム1
05cの回動及び微動アーム105dの上下,回動,突
出、後退により微動調整されるようになっている。
【0022】図1の双方向通信光モジュールMを図6の
位置合わせ装置100を用いる位置合わせ動作を図7の
フローシートを参照して説明する。S1において、搭載
されているブロック台5(以下、簡単のため、ブロック
5という)の位置合わせ処理を開始するため、ベースプ
レート10(以下、プレート10という)をXYZステ
ージ104に載置し、電源等をONし、準備を完了す
る。また、プレート10とブロック5との相接する面の
平坦度及び高さ方向の仕上がり寸法の精度を向上させて
あるので、Z方向については位置決めを行わないものと
し、X,Y方向の位置合わせについて説明する。
【0023】S2において、プレート10の位置決め十
字溝11,12が撮像カメラ101で撮像できるように
制御部103によりXYZステージを移動する。S3に
おいて、前記位置決め十字溝11,12の画像を撮像カ
メラ101で取り込み、画像処理部102へ入力する。
S4において、前記入力させた位置決め十字溝11,1
2の画像から、位置決め十字溝の設計位置と実位置との
X、Y方向のずれ量差を算出し、制御部103によりX
YZステージを移動し、プレート10の位置を補正す
る。
【0024】S5において、プレート10上の当該ブロ
ック5(位置決めしようとするブロック5)との位置決
め十字溝が撮像できるように制御部103によりXYZ
ステージを移動する。
【0025】S6において、制御部103により当該ブ
ロック5を位置合わせ装置100の微動アーム105で
把持させ、大凡の位置で非把持状態にし、プレート10
上に載置する。S7において、当該ブロック5の位置決
め十字溝と、プレート10上の当該ブロック5との位置
決め十字溝とを撮像カメラ101で取り込む。
【0026】S8において、再び、制御部103により
位置合わせ装置100の微動アーム105dで当該ブロ
ック5を把持させ、プレート10上の当該ブロック5と
の位置決め十字溝を基準として位置合わせ装置100の
位置決め部105を制御して当該ブロック5を正確な位
置に移動する。このとき、XYZステージ104と位置
合わせ装置100の位置決め部105を制御して、プレ
ート10と当該ブロック5との干渉を回避する。
【0027】S9において、プレート10上の当該ブロ
ック5との位置決め十字溝と、当該ブロック5の位置決
め十字溝とを撮像カメラ101で取り込まれる。S10
において、プレート10上の当該ブロック5との位置決
め十字溝と、当該ブロック5の位置決め十字溝との位置
ずれ設計値に対応する実ずれ値を算出し、制御部103
により当該ブロック5を移動し、前記位置ずれ設計値と
実ずれ値との差が0となるようにXY方向の位置補正を
する。
【0028】S11において、S1からS10までの手
順を位置決め十字溝21、23,・・・・62、64ま
での各部材の位置決め十字溝について行い、且つ光ファ
イバ20の送受信光軸の方向及びこれに直交する方向に
設けた十字状の溝の両方について行われる。さらに、必
要があれば、Z方向の補正も自動焦点付カメラの画像の
明確差、不明確さで調整しうる。当該ブロックとのプレ
ート10上への固定は樹脂系接着材で固定する。このよ
うにして、光モジュールの各部材間の相対的位置決めに
要する作業時間を少なくし、製造コストの低減化を図っ
た双方向通信光モジュールが組み立てられることにな
る。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明の構
成によれば、光モジュールを構成するビームスプリッ
タ、発光素子、受光素子と、光ファイバ、結合レンズ、
ベースプレート等の各光軸のずれ方向と大きさに従い、
前記各部材間の相対的位置決めに要する作業時間を少な
くし、製造コストの低減化を図った双方向光モジュール
及び位置決め方法の提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる双方向光モジュールの一実施形
態の説明図である。
【図2】図1の双方向光モジュールのA−A‘矢断面図
である。
【図3】図1の双方向光モジュールに用いられるビーム
スプリッタの説明図である。
【図4】図1の双方向光モジュールに用いられるビーム
スプリッタの原理図である。
【図5】図1の双方向光モジュールのB−B‘断面図で
ある。
【図6】図1の双方向光モジュールの位置決め装置の説
明図である。
【図7】図1の双方向光モジュールの位置決め方法のフ
ローシートである。
【図8】従来の双方向光通信モジュールの説明図であ
る。
【符号の説明】
M 双方向通信光モジュール 5 ブロック台 25、35、45、55、65、75 ブロック台 23、24、33、34、43、44、53、54、6
3、64 ブロック台の位置決め十字溝 10 ベースプレート 11、12 ベースプレートの位置決め十字溝 21、22、31、32、41、42、51、52、6
1、62 ベースプレー ト上のブロック台との位置決め十字溝 20 光ファイバ 30 結合レンズ 40 ビームスプリッタ 50 集合レンズ 60 発光素子 70 受光素子 100 位置合わせ装置 101 撮像手段 103 制御部 104 XYZステージ 105 ブロック位置決め部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送受信光を伝送する光ファイバと、所望波
    長の送信光のみを透過し、且つ所望波長の受信光のみを
    反射するビームスプリッタと、該ビームスプリッタへの
    送信光を発生させる発光素子及び前記ビームスプリッタ
    で反射させた所望波長の受信光を受光する受光素子と、
    前記ビームスプリッタを透過させた送信光を前記光ファ
    イバに結合させる結合レンズと、前記ビームスプリッタ
    で反射させた前記受信光を前記受光素子へ集光する集光
    レンズとからなり、前記ビームスプリッタ、光ファイ
    バ、発光素子及び受光素子、結合レンズ、集光レンズを
    それぞれブロック台に固定し、前記それぞれのブロック
    台とベースプレートに位置決めマークを付し、前記両位
    置決めマークが一致するように前記それぞれのブロック
    台を前記ベースプレート上に取付けて構成したことを特
    徴とする双方向通信光モジュール。
  2. 【請求項2】送受信光を伝送する光ファイバと、所望波
    長の送信光のみを反射し、且つ所望波長の受信光のみを
    透過するビームスプリッタと、該ビームスプリッタへの
    送信光を発生させる発光素子及び前記ビームスプリッタ
    を透過した所望波長の受信光を受光する受光素子と、前
    記ビームスプリッタで反射させた送信光を前記光ファイ
    バに結合させる結合レンズと、前記ビームスプリッタを
    透過させた前記受信光を前記受光素子へ集光する集光レ
    ンズとからなり、前記ビームスプリッタ、光ファイバ、
    発光素子及び受光素子、結合レンズ、集光レンズをそれ
    ぞれブロック台に固定し、前記それぞれのブロック台と
    ベースプレートに位置決めマークを付し、前記両位置決
    めマークが一致するように前記それぞれのブロック台を
    前記ベースプレート上に取付けて構成したことを特徴と
    する双方向通信光モジュール。
  3. 【請求項3】送受信光を伝送する光ファイバと、所望波
    長の送信光のみを透過し、且つ所望波長の受信光を反射
    するビームスプリッタと、該ビームスプリッタへの送信
    光を発生させる発光素子及び前記ビームスプリッタから
    の所望波長の受信光を受光する受光素子と、前記ビーム
    スプリッタで反射させた受信光を光ファイバに結合させ
    る結合レンズと、前記ビームスプリッタを透過した前記
    送信光を前記受光素子へ集光する集光レンズと、をそれ
    ぞれブロック台に固定し、該それぞれのブロック台とベ
    ースプレートに位置決めマークを付し、撮像手段により
    前記ベースプレートの位置決めマークを撮像し、制御手
    段により前記ベースプレートを載置した移動ステージを
    制御して前記撮像上の基準マークとベースプレートの位
    置決めマークと一致させ、さらに、前記それぞれのブロ
    ック台を把持した据付手段を制御し、前記撮像上それぞ
    れのブロック台上の位置決めマークと前記ベースプレー
    トの位置決めマークとを一致させて前記それぞれのブロ
    ック台の位置決めすることを特徴とする双方向通信光モ
    ジュールの位置決め方法。
JP2002101608A 2002-04-03 2002-04-03 双方向通信光モジュール Pending JP2003294994A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7886438B2 (en) 2003-01-20 2011-02-15 Fujikura Ltd. Process for producing multilayer printed wiring board
JP2014010172A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光トライプレクサモジュール

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