JP2003294991A - 光学部品 - Google Patents

光学部品

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JP2003294991A
JP2003294991A JP2002097157A JP2002097157A JP2003294991A JP 2003294991 A JP2003294991 A JP 2003294991A JP 2002097157 A JP2002097157 A JP 2002097157A JP 2002097157 A JP2002097157 A JP 2002097157A JP 2003294991 A JP2003294991 A JP 2003294991A
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optical
light
optical fiber
block
light shielding
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JP2002097157A
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Susumu Nomoto
進 野本
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバアレイと光素子アレイ(複数の発光
素子や受光素子が整列されて構成されたアレイ)との間
隔に関係なく、光ファイバや光素子の配列ピッチを一定
に設定することができ、製造工程の簡略化並びにサイズ
の小型化を図る。 【解決手段】内部に2本以上の光ファイバ12が整列さ
れてなる光ファイバアレイ14を有する光ファイバブロ
ック16を具備した光学部品において、光ファイバブロ
ック16の端面のうち、光ファイバ12が露出する端面
であって、かつ、少なくとも2本以上の光ファイバ12
の間に光遮蔽部52を有する。光遮蔽部52は、複数の
例えば直方体状の光遮蔽部材54が、光ファイバ12の
整列方向に沿って配列されて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に2本以上の
光ファイバが整列されてなる光ファイバアレイを有する
光ファイバブロックを具備した光学部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2本以上の光ファイバが整列され
てなる光ファイバアレイを有する光学部品200として
は、例えば図15及び図16に示すように、方形ベース
202の上面にクランプ基板204とサブマウント20
6を設け、クランプ基板204上にV溝基板208を固
定した光学部品200が提案されている(特開平8−1
79171号公報参照)。
【0003】そして、V溝基板208の各V溝210に
それぞれ光ファイバ212を挿通して整列させ、クラン
プ基板204で各光ファイバ212を支持することで、
光ファイバアレイ214を構成し、更に、サブマウント
206上に例えば複数のレーザダイオードが整列された
レーザダイオードアレイ216を実装し、各レーザダイ
オードに対応してそれぞれ光ファイバ212が対向する
ように位置決めされている。
【0004】この光ファイバアレイ214については、
また、次のような構成もある。クランプ基材204とV
溝基板208とを合わせた構造を持つ樹脂材料のブロッ
クに、各光ファイバ212を支持するためのV溝210
と同機能を持つ円筒穴を整列形成する。その穴に該光フ
ァイバ212を挿通し整列させ構成させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、光ファイバアレイ214とレーザダイオードアレイ
216とが対向された光学部品200においては、例え
ば1つのレーザダイオードからの出射光が、対応する光
ファイバのほかに、該光ファイバに隣接する光ファイバ
にも入射する、いわゆるクロストークが発生するおそれ
がある。
【0006】そこで、光ファイバやレーザダイオードの
配列ピッチを設定する場合は、レーザダイオードからの
出射光の距離に対する拡散状態を事前に解析し、前記ク
ロストークが生じない配列ピッチを設定する必要があ
る。その逆に、まず、配列ピッチを設定した場合は、前
記クロストークを生じさせないレーザダイオードとの距
離を設定する必要がある。
【0007】この場合、前記出射光は、光ファイバアレ
イ214とレーザダイオードアレイ216との間隔に応
じて放射方向に拡散することから、該間隔を長くするほ
ど配列ピッチも長くする必要がある。同様に、配列ピッ
チを短くする場合には、前記間隔を短くする必要があ
る。
【0008】しかも、設計段階において、光ファイバア
レイ214とレーザダイオードアレイ216との間隔に
最適な光ファイバやレーザダイオードの配列ピッチを設
定したとしても、実際の製造ばらつきによって、前記間
隔がばらついた場合、クロストークが発生するというお
それがある。
【0009】これを解決するには、例えば予め前記配列
ピッチを大きめに設定しておいて、前記間隔のばらつき
を吸収する手法が考えられるが、サイズの大型化を招く
おそれがあり、また、レーザ光の減衰も大きくなる。
【0010】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、光ファイバアレイと光素子アレイ(複数
の発光素子や受光素子が整列されて構成されたアレイ)
との間隔をレーザ光の減衰やクロストークを抑えつつ柔
軟に設定でき、光ファイバや光素子の配列ピッチを一定
に設定することができ、製造工程の簡略化並びにサイズ
の小型化を図ることができる光学部品を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】内部に2本以上の光ファ
イバが整列されてなる光ファイバアレイを有する光ファ
イバブロックを具備した光学部品において、前記光ファ
イバブロックの端面のうち、前記光ファイバが露出する
端面であって、かつ、少なくとも前記2本以上の光ファ
イバの間に光遮蔽部を有することを特徴とする。
【0012】これにより、光ファイバから出射する光あ
るいは光ファイバに入射する光が光遮蔽部にて反射ある
いは吸収されることから、光ファイバから出射する光あ
るいは光ファイバに入射する光に指向性を持たせること
ができ、複数の光ファイバが狭い配列ピッチで整列して
いたとしても、光ファイバ間でのクロストークを効率よ
く低減させることができる。
【0013】前記光遮蔽部は、光ファイバから出射する
光あるいは光ファイバに入射する光を反射又は減衰させ
る部材で構成されることが好ましい。光遮蔽部を光が反
射する部材で構成することで、光ファイバから出射する
光あるいは光ファイバに入射する光を反射させることが
でき、効率よく光ファイバに入射あるいは対向する光素
子等に入射させることができる。また、光遮蔽部を光が
減衰する部材で構成することで、光ファイバを保持する
部材の端面や光ファイバにおけるクラッド端面からの乱
反射光を減衰させることができ、不要光に伴うノイズの
発生・混入を防止することができる。
【0014】そして、前記構成において、2つ以上の光
素子が整列された光素子アレイを有する光素子ブロック
を具備し、前記光ファイバブロックにおける前記光ファ
イバが露出する端面前に前記光素子ブロックが固定さ
れ、前記光ファイバの端面と光素子の機能面とが互いに
対向していてもよい。なお、前記2以上の光素子は、発
光素子及び/又は受光素子であってもよい。
【0015】通常、光ファイバブロックと光素子ブロッ
ク間の間隔を長くすると、例えば光素子からの光が間隔
に応じて拡散することから、クロストークが発生しやす
くなる。しかし、本発明では、光ファイバブロックの端
面のうち、光素子ブロックと対向する端面であって、か
つ、少なくとも前記2本以上の光ファイバの間に光遮蔽
部を有するようにしたので、光素子から出射した光は、
光遮蔽部によって対応する光ファイバに指向され、効率
よく対応する光ファイバに入射することとなる。これ
は、光ファイバからの光が光素子に入射する場合も同様
である。
【0016】従って、本発明においては、光ファイバブ
ロックと光素子ブロック間の間隔をレーザ光の減衰やク
ロストークを抑えつつ柔軟に設定することができ、光フ
ァイバや光素子の配列ピッチを一定に設定することがで
き、製造工程の簡略化並びにサイズの小型化を図ること
ができる。
【0017】そして、前記光遮蔽部は、複数の光遮蔽部
材が、前記光ファイバの整列方向に沿って配列されて構
成されていてもよい。この場合、横方向(光ファイバの
配列方向)に拡散する光を効率よく光ファイバあるいは
光素子に入射させることができる。
【0018】また、前記光遮蔽部は、複数の光遮蔽部材
が、それぞれ対応する光ファイバの光軸を囲むように円
筒状に形成されていてもよい。この場合、横方向並びに
縦方向を含む全方向に拡散する光を効率よく光ファイバ
に入射あるいは光素子に入射させることができ、例えば
光ファイバブロックと光素子ブロック間の光損失を大幅
に低減することができる。
【0019】前記光遮蔽部材は、少なくとも樹脂層を有
するようにしてもよい。この場合、例えば光記録用ディ
スク材、レーザ光防護サングラス等に使用されるポリカ
ーボネイト、ポリオレフィン、アセタール・コポリマ
ー、ABS等の樹脂そのもの、もしくは該樹脂にレーザ
光吸収色素(例えばC、Cr、Fe、Cu、シアニン色
素、アザアヌレン色素、金属キレート色素等)が含有さ
れた樹脂を用いることができる。この場合、例えば光フ
ァイバブロックと光素子ブロック間の間隔が狭い場合な
どにおいて、光遮蔽部の高さを簡単に低くする場合に好
適である。
【0020】前記光遮蔽部材は、金属製のマスク及び/
又はガラス製のマスクが積層されて構成されていてもよ
い。この場合、例えば光ファイバブロックと光素子ブロ
ック間の間隔が広い場合などにおいて、光遮蔽部の高さ
を簡単に高くする場合に好適である。
【0021】また、本発明において、前記光ファイバか
ら光が出射する場合に、前記光ファイバのコア端面にお
ける中心と、当該光ファイバに対向する受光素子(対向
受光素子という)の隣に配置された受光素子(隣接受光
素子という)における受光面の前記対向受光素子から最
も近い位置の端縁とを結ぶ線分を第1の臨界線分と定義
したとき、前記光遮蔽部の高さは、該光遮蔽部の上端部
のいずれかの部分が前記第1の臨界線分と接する程度の
高さ以上であることが好ましい。これにより、光ファイ
バからの出射光を効率よく対向受光素子に入射させるこ
とができ、隣接受光素子へのクロストークも抑えること
ができる。
【0022】また、本発明において、前記光ファイバブ
ロックと光素子ブロックを有し、該光素子ブロックに配
列された光素子のすべてあるいはその一部の光素子から
光が出射する場合に、前記光素子の中心と、当該光素子
に対向する光ファイバ(対向光ファイバという)の隣に
配置された光ファイバ(隣接光ファイバという)のコア
端面における前記対向光ファイバから最も遠い位置の端
部とを結ぶ線分を第2の臨界線分としたとき、前記光遮
蔽部の高さは、該光遮蔽部の上端部のいずれかの部分が
前記第2の臨界線分と接する程度の高さ以上であること
が好ましい。
【0023】これにより、光素子からの出射光を効率よ
く対向光ファイバに入射させることができ、隣接光ファ
イバへのクロストークも抑えることができる。
【0024】そして、これは、光素子がその機能を有し
ている角度、例えば広がり角度(半角)や、光ファイバ
の持つ「N/A(開口数)」などから導出される条件か
ら、クロストークの発生がないと予想される場合におい
てさえ、適用することが可能である。例えば、前述の2
つのパラメータ(広がり角度及び開口数)数値が不明な
場合とか、それら数値が製造バラツキや温度ドリフトに
よって予測できない場合とか、光軸上へのレンズなどの
他の部品を挿入した場合などである。このような場合に
おいても、上述した簡単な幾何学的設計にてクロストー
ク抑制のための条件設定が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光学部品の実
施の形態例を図1〜図14を参照しながら説明する。
【0026】本実施の形態に係る光学部品10は、図1
に示すように、内部に複数本(例えば8本)の光ファイ
バ12が整列されてなる光ファイバアレイ14を有する
光ファイバブロック16と、2つ以上の光素子が整列さ
れた光素子アレイ18を有する光素子ブロック20とを
有する。
【0027】光ファイバブロック16は、ブロック下部
22がヒートシンク部材(例えば金属部材)で構成さ
れ、ブロック上部24が結晶化ガラスで構成されてい
る。ブロック上部24は、図2の断面図に示すように、
2つの部材(第1及び第2の部材26及び28)が貼り
合わされて構成され、上部に位置する第1の部材26の
下面には複数の光ファイバ12を互いに平行に保持する
ための複数(例えば8つ)のV溝30が形成され、下部
に位置する第2の部材28の上面(第1の部材26のV
溝30と対向する面)は平坦面となっている。
【0028】そして、前記複数のV溝30にそれぞれ光
ファイバ12を配置し、第1及び第2の部材26及び2
8を例えば接着剤にて互いに貼り合わせ、複数の光ファ
イバ12をV溝30内に保持固定することで、複数の光
ファイバ12が互いに平行に整列された光ファイバアレ
イ14が構成される。また、図1に示すように、ブロッ
ク上部24とブロック下部22も例えば接着剤にて互い
に貼り合わされる。なお、光ファイバブロック16の背
面(光素子ブロック20が貼着された端面と反対側の
面)には光コネクタ32を介して光ファイバリボン34
が結合される。
【0029】このブロック上部24については、また、
次のような構成もある。即ち、2つの部材(第1及び第
2の部材26及び28)を合わせた構造を持つ樹脂材料
のブロックに、各光ファイバ12を支持するためのV溝
30と同機能を持つ円筒穴を整列形成し、該複数の整列
穴に該光ファイバ12を挿通し整列させ、例えば接着材
を該円筒穴内壁と光ファイバ12との間に充填し固定さ
せるものである。
【0030】一方、光素子ブロック20は、ブロック下
部36がヒートシンク部材(例えば金属部材)で構成さ
れ、ブロック上部38が例えば窒化アルミニウム基板
(AlN基板)又はアルミナ基板で構成されている。該
ブロック上部38の上面には、光素子アレイ18が例え
ば高い熱伝導性を有する接着剤によって固着されてい
る。
【0031】光素子アレイ18を構成する光素子として
は、例えばレーザダイオード40(図3参照)やフォト
ダイオード42(図4参照)を使用することができる。
【0032】光素子としてレーザダイオード40を使用
した場合は、図3に示すように、半導体基板44自体に
複数のレーザダイオード40をモノリシックに、かつ、
整列させて形成させることで構成することができる。光
素子としてフォトダイオード42を使用した場合は、図
4に示すように、基板46自体に半導体のpn接合によ
る複数のフォトダイオード42をモノリシックに、か
つ、整列させて形成することで構成することができる。
なお、光素子がレーザダイオード40かフォトダイオー
ド42かで具体的な外形が異なるため、図1では仮想線
(二点鎖線)によって光素子アレイ18を示すこととす
る。もちろん、単一素子としてのレーザダイオードある
いはフォトダイオードを複数配列させて光素子アレイ1
8を構成してもよいし、上述のように、複数のレーザダ
イオードあるいは複数のフォトダイオードを半導体基板
などにモノリシックに配列させて光素子アレイ18を構
成してもよい。
【0033】また、単一素子としてのレーザダイオード
を複数配列させた光素子アレイ18と単一素子としての
フォトダイオードを複数配列させた光素子アレイ18を
併設するようにしてもよいし、複数のレーザダイオード
を半導体基板などにモノリシックに配列させた光素子ア
レイ18と複数のフォトダイオードを半導体基板などに
モノリシックに配列させた光素子アレイ18を併設する
ようにしてもよい。これらの各種構成は、使用する光通
信システムの仕様に応じて適宜選択可能である。
【0034】そして、図1に示すように、光ファイバブ
ロック16の前面に光素子ブロック20の前面を例えば
高い熱伝導性を有する接着剤にて互いに貼り合わせ、更
に、光ファイバブロック16のブロック下部22と光素
子ブロック20のブロック下部36とを例えばYAGレ
ーザ等によるスポット溶接(溶接ポイント48)するこ
とで、この実施の形態に係る光学部品10が構成される
ことになる。
【0035】光ファイバブロック16と光素子ブロック
20との貼り合わせについては、光素子としてレーザダ
イオード40を使用した場合は、図5に示すように、レ
ーザダイオード42の光出射面を光ファイバブロック1
6側に向けて、かつ、レーザダイオード42の光軸(光
出射面の中心)と光ファイバ12の光軸とがほぼ一致す
るように位置決めされて貼り合わされる。但し、レーザ
の出射光量が過大な場合は、レーザダイオード42の光
軸と光ファイバ12の光軸とを意識して一致させるのを
避け、光ファイバへの入射光量を制限することもある。
【0036】光素子としてフォトダイオード42を使用
した場合は、図示しないが、フォトダイオード42の受
光面を光ファイバブロック16側に向けて、かつ、フォ
トダイオード42の光軸(受光面の中心)と光ファイバ
12の光軸とがほぼ一致するように位置決めされて貼り
合わされる。ただ、入射光量がフォトダイオードの最大
許容入光量を超える場合は、フォトダイオード42の光
軸と光ファイバ12の光軸を意識して一致させるのを避
け、入射光量を制限することもある。
【0037】更に、この実施の形態に係る光学部品10
では、光ファイバブロック16に光素子ブロックを固定
する際に、図5に示すように、光ファイバブロック16
におけるブロック上部24の前面(光素子ブロック20
が対向する端面)50に対して光素子アレイ18の送受
光面を予め後退させて光素子ブロック20を固定するよ
うにしている。前記後退させた距離が間隔dとなる。
【0038】そして、この実施の形態に係る光学部品1
0は、図5、図6及び図7に示すように、光ファイバブ
ロック16におけるブロック上部24の前面において、
少なくとも複数の光ファイバ12の間に光遮蔽部52を
有する。この光遮蔽部52としては、図6に示すよう
に、複数の例えば直方体状の光遮蔽部材54が、光ファ
イバ12の整列方向に沿って配列されて構成される場合
や、図7に示すように、それぞれ対応する光ファイバ1
2の光軸を囲むように円筒状に形成される場合がある。
光遮蔽部材54の先端形状としては、平坦面としてもよ
いし、テーパ面あるいは丸みを帯びた面としてもよい。
【0039】ここで、光遮蔽部52の具体例について図
8A〜図10Eを参照しながら説明する。なお、以下に
示す具体例においては、図6の直方体状や図7に示す円
筒状を含む。
【0040】まず、第1の具体例に係る光遮蔽部52A
は、図8Bに示すように、光遮蔽部材54として光を減
衰させる樹脂層を用い、例えば光記録用ディスク材、レ
ーザ光防護サングラス等に使用されるポリカーボネイ
ト、ポリオレフィン、アセタール・コポリマー、ABS
等の樹脂そのもの、もしくは該樹脂にレーザ光吸収色素
(例えばC、Cr、Fe、Cu、シアニン色素、アザア
ヌレン色素、金属キレート色素等)が含有された樹脂を
スクリーン印刷技術によって形成することによって構成
されている。この第1の具体例に係る光遮蔽部52A
は、光遮蔽部52Aの高さ(厚み)が〜300μmの場
合に好適に採用される。
【0041】この第1の具体例に係る光遮蔽部52Aの
形成方法は、まず、図8Aに示すように、光ファイバブ
ロック16におけるブロック上部24の少なくとも光素
子ブロック20と対向する端面(前面)を研磨し、その
後、図8Bに示すように、上述した樹脂層による光遮蔽
部材54をスクリーン印刷技術によって形成する。
【0042】次に、第2の具体例に係る光遮蔽部52B
は、図9Eに示すように、光遮蔽部材54としてUV硬
化樹脂層60そのもの、もしくは該UV硬化樹脂層60
にレーザ光吸収色素(例えばC、Cr、Fe、Cu、シ
アニン色素、アザアヌレン色素、金属キレート色素等)
が含有されたUV硬化樹脂層62を用い、該UV硬化樹
脂層60(又は62)に対して選択的に紫外線を照射
し、現像することによって構成されている。この第2の
具体例に係る光遮蔽部52Bの高さは、前述の第1の具
体例と同じ〜300μmの場合に好適に採用される。
【0043】スクリーン印刷技術を用いるか次の第2の
具体例であるフォトリソグラフィ技術を用いるかについ
ては、例えば光遮蔽部材54の配列ピッチの粗密によっ
て決定することができ、具体的には、配列ピッチが長い
場合はスクリーン印刷を用い、配列ピッチが短い場合は
フォトリソグラフィ技術を用いることができる。
【0044】この第2の具体例に係る光遮蔽部52Bの
形成方法は、まず、図9Aに示すように、光ファイバブ
ロック16におけるブロック上部24の少なくとも光素
子ブロック20と対向する端面(前面)を研磨し、その
後、図9Bに示すように、前記ブロック上部24の前面
にUV硬化樹脂層60(又は62)を塗布又は印刷形成
する。
【0045】その後、図9Cに示すように、UV硬化樹
脂層60(又は62)上にマスク64を位置合わせして
載置する。このマスク64は、光ファイバ12の露出部
に対応した位置に紫外線遮蔽部66が配置されたものが
使用される。
【0046】その後、図9Dに示すように、マスク64
を介してUV硬化樹脂層60(又は62)に紫外線を照
射する。このとき、マスク64の紫外線遮蔽部66と対
応する部分以外の部分、即ち、紫外線がマスク64で遮
蔽されずに透過し照射された部分が硬化する。その後、
図9Eに示すように、現像を行う。このとき、UV硬化
樹脂層60(又は62)のうち、溶融部分(光ファイバ
12の露出部に対応した部分)が除去され、残存したU
V硬化樹脂層60(又は62)による第2の具体例に係
る光遮蔽部52Bが形成されることになる。
【0047】次に、第3の具体例に係る光遮蔽部52C
は、図10Eに示すように、光遮蔽部材54として金属
あるいはガラス製の遮光マスク72が積層されて構成さ
れている。この第3の具体例に係る光遮蔽部52Cは、
光遮蔽部52Cの高さが〜数mmの場合に好適に採用さ
れる。
【0048】この第3の具体例に係る光遮蔽部52Cの
形成方法は、まず、図10Aに示すように、光ファイバ
ブロック16におけるブロック上部24の少なくとも光
素子ブロック20と対向する端面(前面)を研磨し、そ
の後、図10Bに示すように、前記ブロック上部24の
前面のうち、光ファイバ12が露出する部分を含む連続
した領域にレジスト膜80を形成する。
【0049】その後、図10Cに示すように、レジスト
膜80を含む全面に例えばAu膜82をスパッタ法にて
成膜する。その後、図10Dに示すように、Au膜82
のうち、レジスト膜80上のAu膜82をレジスト膜8
0と共に除去する(リフトオフ)。
【0050】その後、図10Eに示すように、残存する
Au膜82上にろう付け材あるいは半田付け材70を載
置する。このろう付け材あるいは半田付け材70は、光
ファイバ群が露出する部分に対応した位置に窓84を有
する。このとき、Au膜とろう付け材あるいは半田付け
材70の合計厚みは10〜20μmである。次いで、ろ
う付け材あるいは半田付け材70上に金属製の遮光マス
クあるいは片面に金属膜を成膜した遮光ガラス製のマス
ク72を位置合わせして載置する。このマスク72は、
各光ファイバ12が露出する部分に対応した位置に窓8
6を有する。これらろう付け材あるいは半田付け材70
及び金属又はガラス製の遮光マスク72が積層された
後、同時に全体を加熱し、ろう付け材あるいは半田付け
材70を溶融させてブロック上部24と遮光マスク72
とを接合させて第3の具体例に係る光遮蔽部52Cが形
成される。また、図10Eに示される残存するAu膜と
同位置に、ブロック上部24の研磨後、例えば接着材を
塗布して、ブロック上部24と遮光マスク72とを位置
合わせして載置して接合する方法も可能である。ろう付
け材あるいは半田つけ材などの金属材を使うか、接着材
を使うかについては、光遮蔽部52Cの高さに依存す
る。低い場合は接着材でもよいが、高い場合は接着強度
の高い金属材を使用し遮光マスク72の自重を支持でき
ることが必要である。
【0051】上述の第1及び第2の具体例に係る光遮蔽
部52A及び52Bにおいては、光遮蔽部材54として
光を減衰させる樹脂層を使用した例を示し、第3の具体
例では遮光マスク72を使用することで光を反射させる
ことが可能である例を示した。いずれも信頼度の高い形
成方法である。
【0052】このように、本実施の形態に係る光学部品
10においては、光ファイバブロック16の前面(光素
子ブロック20と対向する端面)であって、かつ、複数
の光ファイバ12の間に光遮蔽部52を有するようにし
ている。
【0053】そのため、光ファイバ12から出射する光
あるいは光ファイバ12に入射する光が光遮蔽部52に
て反射あるいは吸収されることから、光ファイバ12か
ら出射する光あるいは光ファイバに入射する光に指向性
を持たせることができ、複数の光ファイバ12が狭い配
列ピッチで整列していたとしても、光ファイバ12間で
のクロストークを効率よく低減させることができる。
【0054】また、光ファイバブロック16と光素子ブ
ロック20間の間隔dを長くすると、レーザダイオード
40からの光あるいは光ファイバ12からの光が前記間
隔dに応じて拡散することから、クロストークが発生し
やすくなるが、本実施の形態では、光ファイバ12の間
に光遮蔽部52を有するようにしたので、レーザダイオ
ード40から出射した光は、光遮蔽部52によって対応
する光ファイバ12に指向され、効率よく対応する光フ
ァイバ12に入射することとなる。これは、光ファイバ
12からフォトダイオード42に入射する光においても
同様である。従って、光ファイバブロック16と光素子
ブロック20間の間隔dに関係なく、光ファイバ12や
レーザダイオード40(又はフォトダイオード42)の
配列ピッチを一定に設定することができ、製造工程の簡
略化並びにサイズの小型化を図ることができる。
【0055】前記光遮蔽部52を構成する光遮蔽部材5
4として、図8Bや図9Eに示すように、光を減衰させ
る樹脂層を使用することで、光ファイバ12を保持する
部材(V溝30の部分や接着剤)の端面や光ファイバ1
2におけるクラッド端面からの乱反射光、並びにレーザ
ダイオード40(あるいはフォトダイオード42)の端
面(受光面や光出射面と異なる面)からの乱反射を減衰
させることができ、乱反射に伴うノイズの発生・混入を
防止することができる。また、樹脂層を用いることで、
この場合、例えば光ファイバブロック16と光素子ブロ
ック20間の間隔dが狭い場合などにおいて、光遮蔽部
52の高さを簡単に小さくする場合に好適である。
【0056】前記光遮蔽部52を構成する光遮蔽部材5
4として、図10Eに示すように、金属あるいはガラス
製の遮光マスク72を積層したものを使用すれば、例え
ば光ファイバブロック16と光素子ブロック20間の間
隔dが広い場合などにおいて、光遮蔽部52の高さを簡
単に大きくすることができる。
【0057】また、前記光遮蔽部52を構成する光遮蔽
部材54として、光を反射させる金属材料を使用するこ
とで、光ファイバ12から出射する光をフォトダイオー
ド42の受光面に向けて反射させ、あるいはレーザダイ
オード40から出射する光を光ファイバ12のコアに向
けて反射させることができ、光を効率よく光ファイバ1
2に入射あるいはフォトダイオード42に入射させるこ
とができる。
【0058】図6に示すように、複数の光遮蔽部材54
を、光ファイバ12の整列方向に沿って配列して光遮蔽
部52を構成した場合、横方向(光ファイバ12の配列
方向)に拡散する光を効率よく光ファイバ12に入射あ
るいはフォトダイオード42に入射させることができ
る。
【0059】また、図7に示すように、複数の光遮蔽部
材54を、それぞれ対応する光ファイバ12の光軸を囲
むように円筒状に形成して光遮蔽部52を構成した場
合、横方向並びに縦方向を含む全方向に拡散する光を効
率よく光ファイバ12に入射あるいはフォトダイオード
42に入射させることができ、例えば光ファイバブロッ
ク16と光素子ブロック20間の光損失を大幅に低減す
ることができる。
【0060】ここで、光遮蔽部材54の高さhの設定に
ついて図11〜図14を参照しながら説明する。
【0061】まず、図11に示すように、ある1つの光
ファイバ12aから該光ファイバ12aに対向するフォ
トダイオード42a(対向フォトダイオード42aと記
す)に向けて光が出射される場合を想定する。なお、前
記対向フォトダイオード42aの隣に位置するフォトダ
イオード42bを隣接フォトダイオード42bと記す。
【0062】このような場合に、前記光ファイバ12a
のコア90の端面における中心92と、隣接フォトダイ
オード42bにおける受光面94の前記対向フォトダイ
オード42aから最も近い位置の端縁96とを結ぶ線分
を第1の臨界線分98と定義する。
【0063】そして、光遮蔽部材54の高さhは、該光
遮蔽部材54の上端部のいずれかの部分が前記第1の臨
界線分98と接する程度の高さh1以上であることが好
ましい。
【0064】具体的には、例えば図11に示すように、
光遮蔽部材54の断面形状が矩形あるいは図示しないが
台形のような形状であれば、光遮蔽部材54の高さh
は、この光遮蔽部材54の上端面54aにおけるいずれ
かの部分が前記第1の臨界線分98に接する高さh1以
上に設定する。
【0065】図12に示すように、光遮蔽部材54の断
面形状が三角形状であれば、光遮蔽部材54の高さh
は、この光遮蔽部材54の頂部54bが前記第1の臨界
線分98に接する高さh1以上に設定する。
【0066】図13に示すように、光遮蔽部材54の断
面形状のうち、上部が円形状のような丸まった形状であ
れば、光遮蔽部材54の高さhは、この光遮蔽部材54
の上部(丸まった形状部分)54cのいずれかの部分が
前記第1の臨界線分98に接する高さh1以上に設定す
る。
【0067】上述の例は、説明を簡単にするために光遮
蔽部材54の断面形状が幾何学的な形状である場合を想
定しているが、実際には、製造ばらつき等によって、一
部にだれが生じたり、変形部分等があり様々な形状とな
る。しかし、このような場合においても、光遮蔽部材5
4の高さhは、この光遮蔽部材54の上端部におけるい
ずれかの部分が前記第1の臨界線分98に接する高さh
1以上であればよい。
【0068】このように、光遮蔽部材54の高さhを設
定することによって、光ファイバ12aからの出射光を
効率よく対向フォトダイオード42aに入射させること
ができ、隣接フォトダイオード42bへのクロストーク
も抑えることができる。
【0069】次に、図14に示すように、ある1つのレ
ーザダイオード40aから該レーザダイオード40aに
対向する光ファイバ12a(対向光ファイバ12aと記
す)に向けて光が出射される場合を想定する。なお、前
記対向光ファイバ12aの隣に位置する光ファイバを隣
接光ファイバ12bと記す。
【0070】このような場合に、前記レーザダイオード
40aの出射中心100と、隣接光ファイバ12bにお
けるコア90の端面の前記対向光ファイバ12aから最
も遠い位置の端部106とを結ぶ線分を第2の臨界線分
108と定義する。
【0071】そして、光遮蔽部材54の高さhは、該光
遮蔽部材54の上端部のいずれかの部分が前記第2の臨
界線分108と接する程度の高さh2以上であることが
好ましい。この場合も光遮蔽部材54の断面形状が矩形
あるいは図示しないが台形のような形状であれば、光遮
蔽部材54の高さhは、この光遮蔽部材54の上端面5
4a(図11参照)におけるいずれかの部分が前記第2
の臨界線分108に接する高さh2以上に設定する。
【0072】また、光遮蔽部材54の断面形状が三角形
状であれば、光遮蔽部材54の高さhは、この光遮蔽部
材54の頂部54b(図12参照)が前記第2の臨界線
分108に接する高さh2以上に設定し、光遮蔽部材5
4の上部が丸まっている場合であれば、光遮蔽部材54
の高さhは、この光遮蔽部材54の上部54c(図13
参照)のいずれかの部分が前記第2の臨界線分108に
接する高さh2以上に設定する。
【0073】このように、光遮蔽部材54の高さhを設
定することによって、レーザダイオード40aからの出
射光を効率よく対向光ファイバ12aに入射させること
ができ、隣接光ファイバ12bへのクロストークも抑え
ることができる。
【0074】そして、これは、光素子がその機能を有し
ている角度、例えば広がり角度(半角)や、光ファイバ
の持つ「N/A(開口数)」などから導出される条件か
ら、クロストークの発生がないと予想される場合におい
てさえ、適用することが可能である。例えば、前述の2
つのパラメータ(広がり角度及び開口数)数値が不明な
場合とか、それら数値が製造バラツキや温度ドリフトに
よって予測できない場合とか、光軸上へのレンズなどの
他部品を挿入した場合などである。このような場合にお
いても、上述した簡単な幾何学的設計にてクロストーク
抑制のための条件設定が可能である。
【0075】なお、この発明に係る光学部品は、上述の
実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することな
く、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光学
部品によれば、光ファイバアレイと光素子アレイ(複数
の発光素子や受光素子が整列されて構成されたアレイ)
との間隔に関係なく、光ファイバや光素子の配列ピッチ
を一定に設定することができ、製造工程の簡略化並びに
サイズの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る光学部品を示す斜視図であ
る。
【図2】本実施の形態に係る光学部品の光ファイバブロ
ックにおけるブロック上部の構成を示す断面図である。
【図3】光素子をレーザダイオードとした場合の光素子
ブロックの構成を示す斜視図である。
【図4】光素子をフォトダイオードとした場合の光素子
ブロックの構成を示す斜視図である。
【図5】本実施の形態に係る光学部品を示す側面図であ
る。
【図6】光ファイバブロックの端面に設けられる光遮蔽
部の一例を示す正面図である。
【図7】光ファイバブロックの端面に設けられる光遮蔽
部の他の例を示す正面図である。
【図8】図8A及び図8Bは、第1の具体例に係る光遮
蔽部の製造過程を示す工程図である。
【図9】図9A〜図9Eは、第2の具体例に係る光遮蔽
部の製造過程を示す工程図である。
【図10】図10A〜図10Eは、第3の具体例に係る
光遮蔽部の製造過程を示す工程図である。
【図11】光ファイバからフォトダイオードに光が出射
される場合における光遮蔽部材の高さの設定例を示す説
明図である。
【図12】光遮蔽部が角錐状などの形状である場合での
光遮蔽部材の高さの設定例を示す説明図である。
【図13】光遮蔽部の上部が半球状に丸まっている場合
での光遮蔽部材の高さの設定例を示す説明図である。
【図14】レーザダイオードから光ファイバに光が出射
される場合における光遮蔽部材の高さの設定例を示す説
明図である。
【図15】従来例に係る光学部品の構成を示す斜視図で
ある。
【図16】従来例に係る光学部品の構成を示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
10…光学部品 12…光ファイバ 14…光ファイバアレイ 16…光ファイバ
ブロック 18…光素子アレイ 20…光素子ブロ
ック 30…V溝 40…レーザダイ
オード 42…フォトダイオード 52、52A〜5
2C…光遮蔽部 54…光遮蔽部材 98…第1の臨界
線分 108…第2の臨界線分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に2本以上の光ファイバが整列されて
    なる光ファイバアレイを有する光ファイバブロックを具
    備した光学部品において、 前記光ファイバブロックの端面のうち、前記光ファイバ
    が露出する端面であって、かつ、少なくとも前記2本以
    上の光ファイバの間に光遮蔽部を有することを特徴とす
    る光学部品。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学部品において、 2つ以上の光素子が整列された光素子アレイを有する光
    素子ブロックを具備し、 前記光ファイバブロックにおける前記光ファイバが露出
    する端面前に前記光素子ブロックが固定され、 前記光ファイバの端面と光素子の機能面とが互いに対向
    していることを特徴とする光学部品。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光学部品において、 前記光素子アレイに整列された光素子は、発光素子及び
    /又は受光素子であることを特徴とする光学部品。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学
    部品において、 前記光遮蔽部は、複数の光遮蔽部材が、前記光ファイバ
    の整列方向に沿って配列されて構成されていることを特
    徴とする光学部品。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学
    部品において、 前記光遮蔽部は、複数の光遮蔽部材が、それぞれ対応す
    る光ファイバの光軸を囲むように円筒状に形成されてい
    ることを特徴とする光学部品。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の光学部品において、 前記光遮蔽部材は、少なくとも樹脂層を有することを特
    徴とする光学部品。
  7. 【請求項7】請求項6記載の光学部品において、 前記光遮蔽部材は、金属製のマスク及び/又はガラス製
    のマスクが積層されて構成されていることを特徴とする
    光学部品。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の光学部品において、 前記光ファイバから光が出射する場合に、 前記光ファイバのコア端面における中心と、当該光ファ
    イバに対向する受光素子(対向受光素子という)の隣に
    配置された受光素子(隣接受光素子という)における受
    光面の前記対向受光素子から最も近い位置の端縁とを結
    ぶ線分を第1の臨界線分と定義したとき、 前記光遮蔽部の高さは、該光遮蔽部の上端部のいずれか
    の部分が前記第1の臨界線分と接する程度の高さ以上で
    あることを特徴とする光学部品。
  9. 【請求項9】請求項6又は7記載の光学部品において、 前記光ファイバブロックと光素子ブロックを有し、該光
    素子ブロックに配列された光素子のすべてあるいはその
    一部の光素子から光が出射する場合に、 前記光素子の中心と、当該光素子に対向する光ファイバ
    (対向光ファイバという)の隣に配置された光ファイバ
    (隣接光ファイバという)のコア端面における前記対向
    光ファイバから最も遠い位置の端部とを結ぶ線分を第2
    の臨界線分としたとき、 前記光遮蔽部の高さは、該光遮蔽部の上端部のいずれか
    の部分が前記第2の臨界線分と接する程度の高さ以上で
    あることを特徴とする光学部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018084755A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 富士通株式会社 光ファイバアレイコネクタ及び光モジュール
JPWO2021112248A1 (ja) * 2019-12-06 2021-06-10

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