JP2003294618A - 赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置 - Google Patents

赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置

Info

Publication number
JP2003294618A
JP2003294618A JP2002100816A JP2002100816A JP2003294618A JP 2003294618 A JP2003294618 A JP 2003294618A JP 2002100816 A JP2002100816 A JP 2002100816A JP 2002100816 A JP2002100816 A JP 2002100816A JP 2003294618 A JP2003294618 A JP 2003294618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
light
visible
sample
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002100816A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahito Narita
貴人 成田
Shigeyuki Kimura
茂行 木村
Yasunobu Yoshiki
泰信 吉城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jasco Corp
Original Assignee
Jasco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jasco Corp filed Critical Jasco Corp
Priority to JP2002100816A priority Critical patent/JP2003294618A/ja
Publication of JP2003294618A publication Critical patent/JP2003294618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は赤外光と可視光を合成、分離
する技術を応用した新たな赤外顕微分光装置及び近接場
赤外分光装置を提供することにある。 【解決手段】 ラマンスペクトルを測定するため又は試
料を目視観察するための可視光学系と、赤外光及び可視
光の一方を反射し他方を透過する反射/透過手段を備え
た赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外顕微分光装置及
び近接場赤外顕微分光装置、特に可視光を利用する技術
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試料中の微小部位の赤外情報を得
るために赤外顕微分光装置、近接場赤外顕微分光装置が
用いられている。図8には、従来の赤外顕微分光装置の
概略構成が示されている。同図の赤外顕微分光装置2
は、赤外光源4からの赤外光をステージ6上に載置され
た試料8の微小部位に照射し、該微小部位を透過した赤
外光を検出して赤外分光スペクトルを測定するための赤
外光学系を構成する干渉計5、反射鏡10、集光鏡1
2、可視反射鏡14、反射鏡16、カセグレン鏡18,
20、反射鏡22,24、集光鏡26を備えている。ま
た、赤外測定の前に可視光源28からの可視光を試料に
照射し、該試料の拡大像を目視観察するための可視光学
系を構成する反射鏡11、集光鏡13、可視反射鏡1
4、反射鏡16、カセグレン鏡18,20、可視反射鏡
21を備えている。
【0003】赤外顕微分光装置2による測定は次のよう
にして行われる。赤外分光スペクトルを測定するため
の、赤外光源4からの赤外光はFTIRの干渉計5で変
調され、反射鏡10、集光鏡12、反射鏡16で反射さ
れた後カセグレン鏡18へ導かれ試料8へ照射される。
試料8を透過した赤外光はカセグレン鏡20で集光さ
れ、アパーチャ30へ導かれる。アパーチャ30を通過
した赤外光は反射鏡22,24、集光鏡26で反射され
赤外検出器32で検出される。赤外検出器32で検出さ
れた信号はA/D変換された後コンピュータ34へ送ら
れ、記憶される。このようにして試料8の微小部位の赤
外分光スペクトルが得られる。その後ステージ6をX−
Y方向に移動して、試料8の他の微小部位での測定を同
様に行う。試料の各微小部位における赤外分光スペクト
ルを測定して得られた赤外マッピングデータはディスプ
レイ38に画像として出力される。
【0004】このように赤外光による測定を行う前に、
試料の測定部位を定め、赤外測定光がその測定する微小
部位に集光するように調節するため、可視光を試料に照
射して試料観察を行う。このため、可視光源28からの
可視光をあらかじめ機械駆動により移動設置された可視
反射鏡14で反射し、反射鏡16で反射後カセグレン鏡
18へ導き試料8へ照射する。試料を透過した可視光は
カセグレン鏡20で集光され、アパーチャ30へ導かれ
る。アパーチャ30を通過後、あらかじめ機械駆動によ
り移動設置された可視反射鏡21で反射して接眼レンズ
40を介して試料の目視観察を行う。
【0005】図9には従来の近接場赤外顕微分光装置の
概略構成が示されている。同図の近接場赤外顕微分光装
置52はステージ54上に載置された試料56に赤外光
を照射して該試料表面にエバネッセント場を発生させる
ための赤外光源58と、該エバネッセント場にその先端
を接触させ、該接触部位から赤外散乱光を発生させるた
めのプローブ60と、該赤外散乱光を赤外検出器64に
導くための赤外光学系を構成するカセグレン鏡62と、
試料56の拡大像を目視観察するために可視光源82か
ら照射した可視光の反射光を集光して接眼レンズ74に
導く可視光学系を構成するカセグレン鏡62及び可視反
射鏡63を備えている。
【0006】この近接場赤外顕微分光装置52により次
のようにして測定を行う。赤外光源58から発した赤外
光は、FTIRの干渉計59で変調され、反射鏡66,
68を経てカセグレン鏡70へ導かれ、試料56上に照
射される。すると赤外光を照射された試料56の表面か
ら光波長以下の微小領域には、エバネッセント場が生じ
る。このエバネッセント場が生じている試料表面の近傍
に、ステージ54をZ方向に駆動して金属製の先鋭状プ
ローブ60先端を近づけていく。プローブ60先端がエ
バネッセント場と接触するまで近づけると、該接触部位
から赤外散乱光が発生する。この赤外散乱光は、カセグ
レン鏡62で集光され、赤外検出器64で検出される。
検出信号はコンピュータ72へ送られ記憶、解析され赤
外スペクトルが得られる。その後ステージ54をX−Y
方向に移動して、試料56の他の微小部位での測定を同
様に行う。試料56の各微小部位における赤外分光スペ
クトルを測定して得られた赤外マッピングデータはディ
スプレイ86に出力される。
【0007】このようにして測定が行われるが、測定を
行う前に、プローブと試料との位置調整を行う必要があ
る。このために、可視光源82からの可視光を試料56
に照射し、該試料表面からの可視反射光をカセグレン鏡
62で集光し、あらかじめ機械駆動により光路中に移動
設置した可視反射鏡63で反射し、接眼レンズ74を介
して該試料の拡大像を目視観察しながらプローブと試料
との位置調整を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】赤外光と可視光はおお
よそ760〜830nmを境としてその波長領域が異な
り互いに干渉することがない。したがって、赤外測定光
と可視測定光を同一光路に合成し、また同一光路上のこ
れらを互いに分離する技術を利用できれば赤外顕微分光
装置に新たな応用が期待できる。
【0009】また、前述した従来の赤外顕微分光装置、
近接場赤外顕微分光装置では、可視光による試料の目視
観察時に機械駆動で可視反射鏡を光路中に移動しなけれ
ばならず、また赤外測定時には可視反射鏡が赤外光を遮
断してしまうため光路外に移動しなければならなかっ
た。したがって精密な駆動機械を必要とし、コストを要
した。本発明は前記従来技術の課題に鑑み為されたもの
であり、その目的は赤外光と可視光を合成、分離する技
術を応用した新たな赤外顕微分光装置及び近接場赤外分
光装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の赤外顕微分光装置は、赤外光源からの赤外光
を試料の微小部位に照射して赤外分光スペクトルを測定
するするための赤外光学系を備えた赤外顕微分光装置に
おいて、可視光源からの可視光を前記微小部位に照射し
てラマンスペクトルを測定するための可視光学系と、前
記赤外光及び可視光の一方を反射し他方を透過する反射
/透過手段を備えたことを特徴とする。
【0011】前記装置において、前記反射/透過手段は
前記赤外光学系及び可視光学系の光路の交差点に設置さ
れ、前記試料の同一の微小部位に前記赤外光及び可視光
が照射されるように、該反射/透過手段により前記赤外
光及び可視光が同一光路上に合成されて該試料に照射さ
れることが好適である。また、前記反射/透過手段は前
記赤外光学系及び可視光学系の同一光路上に設置され、
前記試料の同一の微小部位からの前記赤外光及び可視光
の光路を分離することが好適である。
【0012】また、本発明の近接場赤外顕微分光装置
は、試料に赤外光を照射して該試料表面にエバネッセン
ト場を発生させるための赤外光源と、該エバネッセント
場にその先端を接触させて、該接触部位からの赤外散乱
光を発生させるためのプローブと、前記赤外散乱光を集
光して赤外検出器へ導くための赤外光学系を備えた近接
場赤外顕微分光装置において、前記プローブは、先鋭状
に加工されたガラスファイバの先端を遮光性膜で被覆
し、その突端のみ微小光学開口を設けて構成され、前記
ガラスファイバの先端と逆側から可視光を導光して前記
微小開口近傍にエバネッセント場を発生させ、該エバネ
ッセント場を前記試料表面に接触させて可視散乱光を発
生させるための可視光源と、該接触部位からの可視散乱
光を集光して可視検出器へ導きラマンスペクトルを測定
するための可視光学系を備えたことを特徴とする。
【0013】前記装置において、前記赤外光学系と可視
光学系の同一光路上に前記赤外散乱光及び可視散乱光の
一方を反射し他方を透過する反射/透過手段を備えるこ
とが好適である。
【0014】また、本発明の赤外顕微分光装置は、赤外
光源からの赤外光を試料の微小部位に照射して赤外分光
スペクトルを測定するするための赤外光学系と、可視光
源からの可視光を試料に照射し、該試料の拡大像を目視
観察するための可視光学系を備えた赤外顕微分光装置に
おいて、前記赤外光及び可視光の一方を反射し他方を透
過する反射/透過手段を備えたことを特徴とする。
【0015】前記装置において、前記反射/透過手段は
前記赤外光学系及び可視光学系の光路の交差点に設置さ
れ、前記試料の同一の微小部位に前記赤外光及び可視光
が照射されるように、該反射/透過手段により前記赤外
光及び可視光が同一光路上に合成されて該試料に照射さ
れることが好適である。また、前記反射/透過手段は前
記赤外光学系及び可視光学系の同一光路上に設置され、
前記試料の同一の微小部位からの前記赤外光及び可視光
の光路を分離することが好適である。
【0016】また、本発明の近接場赤外顕微分光装置
は、試料に赤外光を照射して該試料表面にエバネッセン
ト場を発生させるための赤外光源と、該エバネッセント
場にその先端を接触させて、該接触部位からの赤外散乱
光を発生させるためのプローブと、前記赤外散乱光を集
光して赤外検出器へ導くための赤外光学系と、試料に可
視光を照射して該試料の拡大像を目視観察するための可
視光源と、前記試料に照射した可視光を集光して目視観
察位置へ導くための可視光学系を備えた近接場赤外顕微
分光装置において、前記赤外光学系と可視光学系の同一
光路上に前記赤外散乱光及び可視光の一方を反射し他方
を透過する反射/透過手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】ラマンスペクトルの同時測定 赤外顕微分光装置では試料の透過、反射測定により赤外
分光スペクトルを得、試料中の分子振動に関する情報が
得られる。一方ラマンスペクトルも同様に試料中の分子
振動に関する情報を与えるが、光を照射された分子の振
動モードの活性が前記透過、反射測定の場合とは異なる
のでこれら両方のスペクトルを測定することで相補的な
情報を得ることができる。以下に説明する本発明の赤外
顕微分光装置では、試料の同一の微小部位において赤外
分光スペクトルだけでなくラマンスペクトルも測定する
ことができる。
【0018】図1には本発明の赤外顕微分光装置の概略
構成が示されている。同図の赤外顕微分光装置102
は、赤外光源104からの赤外光をステージ106上に
載置された試料108の微小部位に照射し、該微小部位
からの赤外透過光を検出して赤外分光スペクトルを測定
するための赤外光学系を構成する干渉計105、反射鏡
110、集光鏡112、赤外透過/可視反射鏡114、
反射鏡116、カセグレン鏡118,120、反射鏡1
22,124、集光鏡126を備えている。そして、可
視光源128からの可視光を前記と同一の微小部位に照
射し、該微小部位からの可視散乱光を検出してラマンス
ペクトルを測定するための可視光学系を構成する反射鏡
111、集光鏡113、赤外透過/可視反射鏡114、
反射鏡116、カセグレン鏡118、赤外透過/可視反
射鏡121を備えている。
【0019】赤外顕微分光装置102による測定は次の
ようにして行われる。赤外分光スペクトルを測定するた
めの、赤外光源104からの赤外光はFTIRの干渉計
105で変調され、反射鏡110、集光鏡112で反射
され、赤外透過/可視反射鏡114を透過して反射鏡1
16で反射された後カセグレン鏡118へ導かれ試料1
08へ照射される。試料108を透過した赤外光はカセ
グレン鏡120で集光され、アパーチャ130へ導かれ
る。アパーチャ130を通過後反射鏡122,124、
集光鏡126で反射され赤外検出器132で検出され
る。赤外検出器132で検出された信号はA/D変換さ
れた後コンピュータ134へ送られ記憶、解析され、試
料の微小部位の赤外分光スペクトルが得られる。
【0020】そして、ラマンスペクトルを測定するため
の、可視光源128からの可視光は反射鏡111、集光
鏡113、赤外透過/可視反射鏡114で反射され、反
射鏡116で反射された後カセグレン鏡118へ導かれ
試料108の微小部位へ照射される。該微小部位からの
可視散乱光は赤外透過/可視反射鏡121で反射され、
分光器135で分光された後、可視検出器136で検出
される。可視検出器136で検出された信号はA/D変
換された後コンピュータ134へ送られ、記憶、解析さ
れる。このようにして試料の微小部位のラマンスペクト
ルが得られる。その後ステージ106をX−Y方向に移
動して、試料108の他の微小部位での測定を同様に行
う。試料108の各微小部位における赤外分光スペクト
ル及びラマンスペクトルを測定して得られた赤外マッピ
ングデータ及びラマンマッピングデータはディスプレイ
138に出力される。
【0021】本実施形態では、赤外測定光と可視測定光
を同一光路上に合成する手段として、赤外光学系と可視
光学系の光路の交差点に赤外光と可視光の一方を透過し
て他方を反射する反射/透過手段(赤外透過/可視反射
鏡114)を設置している。このような反射/透過手段
として図2に示した、赤外透過性のZnSe基板140
上にBaF,ZnS,YF層を積層した多層膜層1
42を形成したものを使用している。この透過スペクト
ルは図3に示すように赤外光を高い透過率で透過し、可
視光をほとんど透過しないで反射する。したがって、透
過赤外光と反射可視光を合成して同一光路上に合成する
ことができる。なお、基板、多層膜層の構成材料はこれ
に限らず、赤外光、可視光の一方を反射し他方を透過す
るように選択することができる。
【0022】このような構成の赤外顕微分光装置102
は、試料の同一の微小部位において赤外分光スペクトル
だけでなくラマンスペクトルも測定することができる。
したがって、赤外顕微分光装置で試料の赤外分光スペク
トルを測定後にラマンスペクトル測定装置に試料を移動
してラマンスペクトルを測定する必要もない。さらに、
赤外光源及び可視光源を共に試料に照射した状態で、赤
外分光スペクトルとラマンスペクトルを同時間で測定す
ることもでき、或いは各微小部位で交互にほぼ同時間で
の測定が可能である。
【0023】また、上述の実施形態では透過スペクトル
を測定する場合を示したが、反射スペクトルを測定する
場合でも同様に、赤外光学系と可視光学系の光路の交差
点に赤外光と可視光の一方を透過して他方を反射する反
射/透過手段を設置し、赤外測定光と可視測定光を同一
光路上に合成した後試料に照射することで、試料の同一
微小部位における赤外分光スペクトル及びラマンスペク
トルを測定することができる。
【0024】次に、ラマンスペクトルが測定可能な本発
明の近接場赤外顕微分光装置について説明する。図4に
は本発明の近接場赤外顕微分光装置の概略構成が示され
ている。同図の近接場赤外顕微分光装置152はステー
ジ154上に載置された試料156に赤外光を照射して
該試料表面にエバネッセント場を発生させるための赤外
光源158と、該エバネッセント場にその先端を接触さ
せ、該接触部位から赤外散乱光を発生させるためのプロ
ーブ160と、該赤外散乱光を検出するためのカセグレ
ン鏡162と赤外検出器164を備えている。
【0025】この近接場赤外顕微分光装置152による
測定は次のようにして行われる。赤外光源158からの
赤外光は、FTIRの干渉計159で変調され、反射鏡
166,168を経てカセグレン鏡170へ導かれ、試
料156上に照射される。すると赤外光を照射された試
料156の表面から光波長以下の微小領域には、エバネ
ッセント場が生じる。このエバネッセント場が生じてい
る試料表面の近傍に、ステージ154をZ方向に駆動し
て先鋭状プローブ160の先端を近づけていく。プロー
ブ160先端がエバネッセント場と接触するまで近づけ
ると、該接触部位からから赤外散乱光が発生する。この
赤外散乱光は、カセグレン鏡162で集光され、赤外検
出器164で検出される。検出信号はコンピュータ17
2へ送られ記憶、解析され、赤外分光スペクトルが得ら
れる。
【0026】ここで、プローブ160はガラスファイバ
の先端を先鋭状に加工したものが使用される。図5には
プローブ160先端の軸方向断面図が示されている。化
学エッチングによりクラッド174から突出させた先鋭
状コア部176には、金属膜等の遮光性膜178が被覆
されており、その突端のみ光波長以下の微小光学開口1
80が形成されている。
【0027】このプローブ内に、ファイバの前記先端と
逆側からラマン測定用の可視光源182からの可視光を
導入し、先端側まで導光すると、先端側まで導光された
可視光は前記微小開口からプローブ外へしみだしてエバ
ネッセント場を発生させる。そして試料表面をこのエバ
ネッセント場が生じているプローブ先端に、ステージ1
54をZ方向に駆動して近づけていく。試料表面がエバ
ネッセント場と接触するまで近づけると、該接触部位か
ら可視散乱光が発生する。カセグレン鏡162と赤外検
出器164の間には図2に示した赤外透過/可視反射鏡
163が設置されており、可視散乱光はここで反射さ
れ、分光器183で分光され可視検出器184で検出さ
れる。検出信号はコンピュータ172へ送られ記憶、解
析され、ラマンスペクトルが得られる。なお、赤外散乱
光と可視散乱光の集光系は本実施形態のようにカセグレ
ン鏡262で共用せず別個に構成してもよい。その後ス
テージ154をX−Y方向に移動して、試料156の他
の微小部位での測定を同様に行う。試料156の各微小
部位における赤外分光スペクトル及びラマンスペクトル
を測定して得られた赤外マッピングデータ及びラマンマ
ッピングデータはディスプレイ186に出力される。
【0028】このような構成の近接場赤外顕微分光装置
152は、試料の同一の微小部位において赤外分光スペ
クトルだけでなくラマンスペクトルも測定することがで
きる。さらに、赤外光源及び可視光源を共に試料に照射
した状態で、赤外分光スペクトルとラマンスペクトルを
同時間で測定することもでき、或いは各微小部位で交互
にほぼ同時間での測定が可能である。
【0029】可視光による目視観察 図6には、前述の反射/透過手段を目視観察用の可視光
学系に適用した、本発明の赤外顕微分光装置の概略構成
が示されている。同図の赤外顕微分光装置202は、赤
外光源204からの赤外光をステージ206上に載置さ
れた試料208の微小部位に照射し、該微小部位からの
赤外光を検出して赤外分光スペクトルを測定するための
赤外光学系を構成する干渉計205、反射鏡210、集
光鏡212、赤外透過/可視反射鏡214、反射鏡21
6、カセグレン鏡218,220、赤外透過/可視反射
鏡221、反射鏡222,224、集光鏡226を備え
ている。また、可視光源228からの可視光を試料に照
射し、該試料の拡大像を目視観察するための可視光学系
を構成する反射鏡211、集光鏡213、赤外透過/可
視反射鏡214、反射鏡216、カセグレン鏡218,
220、赤外透過/可視反射鏡221を備えている。
【0030】赤外顕微分光装置202による測定は次の
ようにして行われる。赤外分光スペクトルを測定するた
めの、赤外光源204からの赤外光はFTIRの干渉計
205で変調された後、反射鏡210、集光鏡212で
反射され、赤外透過/可視反射鏡214を透過して反射
鏡216で反射された後カセグレン鏡218へ導かれ試
料208へ照射される。試料208を通過した赤外光は
カセグレン鏡220で集光され、アパーチャ230へ導
かれる。アパーチャ230を通過した赤外光は、赤外透
過/可視反射鏡221を透過して反射鏡222,22
4、集光鏡226で反射され赤外検出器232で検出さ
れる。赤外検出器232で検出された信号はA/D変換
された後コンピュータ234へ送られ、記憶、解析され
る。このようにして試料208の微小部位の赤外分光ス
ペクトルが得られる。その後ステージ206をX−Y方
向に移動して、試料208の他の微小部位での測定を同
様に行う。試料の各微小部位における赤外分光スペクト
ルを測定して得られた赤外マッピングデータはディスプ
レイ238に出力される。
【0031】このように赤外光による測定を行う前に、
試料の測定部位を定め、赤外測定光がその測定する微小
部位に集光するように調節するため、可視光を試料に照
射して試料観察を行う。このため、可視光源228から
の可視光を反射鏡211、集光鏡213、赤外透過/可
視反射鏡214、反射鏡216で反射しカセグレン鏡2
18へ導き試料208へ照射する。試料を透過した可視
光はカセグレン鏡220で集光され、アパーチャ230
へ導かれる。アパーチャ230を通過後赤外透過/可視
反射鏡221で反射して接眼レンズ240を介して試料
の目視観察を行う。
【0032】本実施形態では、赤外測定光と試料観察の
ための可視光を合成、分離する手段として赤外透過/可
視反射鏡214,221を設置している。従来は図8に
示したように、試料の測定部位を定めるために可視光に
より試料観察を行った後、赤外光学系の光路上に設置し
た、可視光を反射する反射鏡を該光路外に移動したり、
或いは赤外光を反射する反射鏡を該光路内へ導入しなけ
ればならなかった。このため、反射鏡を精密に移動する
ための駆動装置が必要でありコストを要した。しかし、
本発明では赤外光と可視光の一方を反射し、他方を透過
する反射/透過手段を設置することとしたので、可視光
による試料観察後反射鏡を移動することなくそのまま測
定に入ることができる。このような反射/透過手段とし
て、本実施形態では図2に示した、赤外透過性のZnS
e基板上にBaF,ZnS,YF層を積層した多層
膜層を形成したものを使用している。
【0033】また、本実施形態では透過スペクトルを測
定する場合を示したが、反射スペクトルを測定する場合
でも同様に、光路上の適切な位置に反射/透過手段を設
置することで、可視光による試料観察後反射鏡を移動す
ることなくそのまま測定を行うことができる。
【0034】次に、上述の技術を近接場赤外顕微分光装
置に適用した例を説明する。図7には本発明の近接場赤
外顕微分光装置の概略構成が示されている。同図の近接
場赤外顕微分光装置252はステージ254上に載置さ
れた試料256に赤外光を照射して該試料表面にエバネ
ッセント場を発生させるための赤外光源258と、該エ
バネッセント場にその先端を接触させ、該接触部位から
赤外散乱光を発生させるためのプローブ260と、該赤
外散乱光を赤外検出器264に導くためのカセグレン鏡
262、赤外透過/可視反射鏡263(赤外光学系)
と、試料256の拡大像を目視観察するために可視光源
282から照射した可視光の反射光を集光して接眼レン
ズ274に導く可視光学系を構成するカセグレン鏡26
2及び赤外透過/可視反射鏡263を備えている。
【0035】この近接場赤外顕微分光装置252により
次のようにして測定を行う。赤外光源258から発した
赤外光は、FTIRの干渉計259で変調され、反射鏡
266,268を経てカセグレン鏡270へ導かれ、試
料256上に照射される。すると赤外光を照射された試
料256の表面から光波長以下の微小領域には、エバネ
ッセント場が生じる。このエバネッセント場が生じてい
る試料表面の近傍に、ステージ254をZ方向に駆動し
て金属製の先鋭状プローブ260先端を近づけていく。
プローブ260先端がエバネッセント場と接触するまで
近づけると、該接触部位から赤外散乱光が発生する。こ
の赤外散乱光は、カセグレン鏡262で集光され、赤外
検出器264で検出される。検出信号はコンピュータ2
72へ送られ記憶、解析され赤外スペクトルが得られ
る。その後ステージ254をX−Y方向に移動して、試
料256の他の微小部位での測定を同様に行う。試料2
56の各微小部位における赤外分光スペクトルを測定し
て得られた赤外マッピングデータはディスプレイ286
に出力される。
【0036】このようにして測定が行われるが、測定を
行う前に、プローブと試料との位置調整を行う必要があ
る。このために、可視光源282からの可視光を試料2
56に照射し、該試料表面からの可視反射光をカセグレ
ン鏡262で集光し、赤外反射/可視透過鏡263で反
射し、接眼レンズ274を介して該試料の拡大像を目視
観察しながらプローブと試料との位置調整を行う。
【0037】このように赤外反射/可視透過鏡263を
備えたことで、従来のように可視光による位置調整時に
可視反射鏡を機械駆動により移動設置して接眼レンズ2
74へ可視光を導き、さらに測定の前に可視反射鏡を赤
外光学系外へ移動させる必要なくそのまま測定を行うこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の赤外顕微分
光装置及び近接場赤外顕微分光装置によれば、第一に試
料の同一の微小部位において赤外分光スペクトルだけで
なくラマンスペクトルも測定することができる。さら
に、赤外光源及び可視光源を共に試料に照射した状態
で、赤外分光スペクトルとラマンスペクトルを同時間で
測定することもでき、或いは各微小部位で交互にほぼ同
時間での測定が可能である。第二に、赤外測定光と試料
観察のための可視光を合成、分離する手段として反射/
透過手段を用いることとしたので、可視光を反射する反
射鏡を駆動する装置を要することなく該手段を設置した
まま測定に入ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の赤外顕微分光装置の概略構成図であ
る。
【図2】 赤外透過/可視反射鏡の概略構成図である。
【図3】 赤外透過/可視反射鏡の透過スペクトルであ
る。
【図4】 本発明の近接場赤外顕微分光装置の概略構成
図である。
【図5】 プローブ先端の軸方向断面図である。
【図6】 本発明の赤外顕微分光装置の概略構成図であ
る。
【図7】 本発明の近接場赤外顕微分光装置の概略構成
図である。
【図8】 従来の赤外顕微分光装置の概略構成図であ
る。
【図9】 従来の近接場赤外顕微分光装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
4,104,204:赤外光源、5,105,205:
干渉計、8,108,208:試料、14,21:可視
反射鏡、114,214,221:赤外透過/可視反射
鏡、28,128,228:可視光源、32,132,
232:赤外検出器、135:分光器、136:可視検
出器、40,240:接眼レンズ56,156,25
6:試料、58,158,258:赤外光源、59,1
59,259:干渉計、63:可視反射鏡、163,2
63:赤外透過/可視反射鏡、64,164,264:
赤外検出器、74,274:接眼レンズ、82,18
2,282:可視光源、183:分光器、184:可視
検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉城 泰信 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光株式会社内 Fターム(参考) 2G043 EA03 FA01 FA02 GA02 GA04 GB01 HA02 HA03 HA05 HA09 HA15 JA01 KA01 KA02 NA01 NA06 2G059 AA02 EE01 EE02 EE03 EE10 EE12 FF01 FF03 HH01 HH02 JJ01 JJ02 JJ13 JJ14 JJ17 JJ22 KK01 KK07 LL01 MM01 MM09 MM10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外光源からの赤外光を試料の微小部位
    に照射して赤外分光スペクトルを測定するするための赤
    外光学系を備えた赤外顕微分光装置において、 可視光源からの可視光を前記微小部位に照射してラマン
    スペクトルを測定するための可視光学系と、 前記赤外光及び可視光の一方を反射し他方を透過する反
    射/透過手段を備えたことを特徴とする赤外顕微分光装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記反射
    /透過手段は前記赤外光学系及び可視光学系の光路の交
    差点に設置され、前記試料の同一の微小部位に前記赤外
    光及び可視光が照射されるように、該反射/透過手段に
    より前記赤外光及び可視光が同一光路上に合成されて該
    試料に照射されることを特徴とする赤外顕微分光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、前記反射
    /透過手段は前記赤外光学系及び可視光学系の同一光路
    上に設置され、前記試料の同一の微小部位からの前記赤
    外光及び可視光の光路を分離することを特徴とする近接
    場赤外顕微分光装置。
  4. 【請求項4】 試料に赤外光を照射して該試料表面にエ
    バネッセント場を発生させるための赤外光源と、 該エバネッセント場にその先端を接触させて、該接触部
    位からの赤外散乱光を発生させるためのプローブと、 前記赤外散乱光を集光して赤外検出器へ導くための赤外
    光学系を備えた近接場赤外顕微分光装置において、 前記プローブは、先鋭状に加工されたガラスファイバの
    先端を遮光性膜で被覆し、その突端のみ微小光学開口を
    設けて構成され、 前記ガラスファイバの先端と逆側から可視光を導光して
    前記微小開口近傍にエバネッセント場を発生させ、該エ
    バネッセント場を前記試料表面に接触させて可視散乱光
    を発生させるための可視光源と、 該接触部位からの可視散乱光を集光して可視検出器へ導
    きラマンスペクトルを測定するための可視光学系を備え
    たことを特徴とする近接場赤外顕微分光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、前記赤外
    光学系と可視光学系の同一光路上に前記赤外散乱光及び
    可視散乱光の一方を反射し他方を透過する反射/透過手
    段を備えたことを特徴とする近接場赤外顕微分光装置。
  6. 【請求項6】 赤外光源からの赤外光を試料の微小部位
    に照射して赤外分光スペクトルを測定するするための赤
    外光学系と、 可視光源からの可視光を試料に照射し、該試料の拡大像
    を目視観察するための可視光学系を備えた赤外顕微分光
    装置において、 前記赤外光及び可視光の一方を反射し他方を透過する反
    射/透過手段を備えたことを特徴とする赤外顕微分光装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置において、前記反射
    /透過手段は前記赤外光学系及び可視光学系の光路の交
    差点に設置され、前記試料の同一の微小部位に前記赤外
    光及び可視光が照射されるように、該反射/透過手段に
    より前記赤外光及び可視光が同一光路上に合成されて該
    試料に照射されることを特徴とする赤外顕微分光装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の装置において、前記反射
    /透過手段は前記赤外光学系及び可視光学系の同一光路
    上に設置され、前記試料の同一の微小部位からの前記赤
    外光及び可視光の光路を分離することを特徴とする近接
    場赤外顕微分光装置。
  9. 【請求項9】 試料に赤外光を照射して該試料表面にエ
    バネッセント場を発生させるための赤外光源と、 該エバネッセント場にその先端を接触させて、該接触部
    位からの赤外散乱光を発生させるためのプローブと、 前記赤外散乱光を集光して赤外検出器へ導くための赤外
    光学系と、 試料に可視光を照射して該試料の拡大像を目視観察する
    ための可視光源と、 前記試料に照射した可視光を集光して目視観察位置へ導
    くための可視光学系を備えた近接場赤外顕微分光装置に
    おいて、 前記赤外光学系と可視光学系の同一光路上に前記赤外散
    乱光及び可視光の一方を反射し他方を透過する反射/透
    過手段を備えたことを特徴とする赤外顕微分光装置。
JP2002100816A 2002-04-03 2002-04-03 赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置 Pending JP2003294618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002100816A JP2003294618A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002100816A JP2003294618A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003294618A true JP2003294618A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29241508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002100816A Pending JP2003294618A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003294618A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010085382A (ja) * 2008-10-03 2010-04-15 Toray Res Center:Kk 赤外顕微鏡装置および分光分析方法
CN107044959A (zh) * 2017-02-16 2017-08-15 江苏大学 显微多模态融合光谱检测系统
CN107314978A (zh) * 2017-07-28 2017-11-03 浙江大学 微区可见光谱仪及光谱测量方法
WO2019092772A1 (ja) * 2017-11-07 2019-05-16 株式会社島津製作所 赤外分光光度計用付属品
CN109799222A (zh) * 2019-01-17 2019-05-24 华东师范大学 一种拉曼面阵高光谱的图像采集方法
CN109827946A (zh) * 2019-02-28 2019-05-31 华北水利水电大学 土壤成分原位分析系统及方法
JP2020511646A (ja) * 2017-03-09 2020-04-16 ブルカー ナノ インコーポレイテッドBruker Nano,Inc. 光熱効果に基づく赤外線走査型近接場光学顕微鏡のための方法および装置
WO2020075548A1 (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 株式会社島津製作所 顕微分光装置、及び顕微分光方法
CN111562249A (zh) * 2020-05-25 2020-08-21 重庆冠雁科技有限公司 一种可同时探测拉曼光谱与近红外光谱的二合一探头
CN111579544A (zh) * 2020-05-25 2020-08-25 重庆冠雁科技有限公司 一种可同时测量物质的可见近红外光谱和拉曼光谱的方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010085382A (ja) * 2008-10-03 2010-04-15 Toray Res Center:Kk 赤外顕微鏡装置および分光分析方法
CN107044959A (zh) * 2017-02-16 2017-08-15 江苏大学 显微多模态融合光谱检测系统
JP2020511646A (ja) * 2017-03-09 2020-04-16 ブルカー ナノ インコーポレイテッドBruker Nano,Inc. 光熱効果に基づく赤外線走査型近接場光学顕微鏡のための方法および装置
CN107314978A (zh) * 2017-07-28 2017-11-03 浙江大学 微区可见光谱仪及光谱测量方法
JPWO2019092772A1 (ja) * 2017-11-07 2020-10-22 株式会社島津製作所 赤外分光光度計用付属品
WO2019092772A1 (ja) * 2017-11-07 2019-05-16 株式会社島津製作所 赤外分光光度計用付属品
JP6992816B2 (ja) 2017-11-07 2022-01-13 株式会社島津製作所 赤外分光光度計用付属品
US11137290B2 (en) 2017-11-07 2021-10-05 Shimadzu Corporation Accessory for infrared spectrophotometer
CN111328373A (zh) * 2017-11-07 2020-06-23 株式会社岛津制作所 红外分光光度计用配件
CN112823279A (zh) * 2018-10-11 2021-05-18 株式会社岛津制作所 显微分光装置、以及显微分光方法
WO2020075548A1 (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 株式会社島津製作所 顕微分光装置、及び顕微分光方法
JPWO2020075548A1 (ja) * 2018-10-11 2021-09-02 株式会社島津製作所 顕微分光装置、及び顕微分光方法
JP7028335B2 (ja) 2018-10-11 2022-03-02 株式会社島津製作所 顕微分光装置、及び顕微分光方法
US11585758B2 (en) 2018-10-11 2023-02-21 Shimadzu Corporation Microspectroscopic device and microspectroscopic method
CN109799222A (zh) * 2019-01-17 2019-05-24 华东师范大学 一种拉曼面阵高光谱的图像采集方法
CN109827946A (zh) * 2019-02-28 2019-05-31 华北水利水电大学 土壤成分原位分析系统及方法
CN111579544A (zh) * 2020-05-25 2020-08-25 重庆冠雁科技有限公司 一种可同时测量物质的可见近红外光谱和拉曼光谱的方法
CN111562249A (zh) * 2020-05-25 2020-08-21 重庆冠雁科技有限公司 一种可同时探测拉曼光谱与近红外光谱的二合一探头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7196339B2 (en) Light-receiving unit and measuring apparatus including the same
US8199332B2 (en) Apparatus for measuring thickness
US7999935B2 (en) Laser microscope with a physically separating beam splitter
JP2002527742A (ja) 薄膜材料を光学的に測定する装置
JP5145357B2 (ja) 標本を分析するシステム及びプロセス
JP2003294618A (ja) 赤外顕微分光装置及び近接場赤外顕微分光装置
JP3187386B2 (ja) 蛍光染料を検出する装置
JP2005017282A (ja) 受光ユニットおよびそれを含む測定装置
US7692798B2 (en) Method for biomolecular detection and system thereof
TW200827702A (en) Apparatus and method for detecting surface plasmon resonance
WO2004040272A1 (ja) 表面プラズモン蛍光顕微鏡、および表面プラズモンにより励起された蛍光を測定する方法
JPH1090064A (ja) 顕微ラマン装置
JP3196945B2 (ja) 走査型光学顕微装置
JP2004117298A (ja) 全反射減衰を利用した測定方法および測定装置
JP2006284448A (ja) 光測定装置
JP3736361B2 (ja) 異物特定方法、異物特定装置、および発塵源特定方法
JPH01188816A (ja) 分光型走査顕微鏡
JP2007187477A (ja) 蛍光検出装置
JP2012098184A (ja) ラマン分光測定用プローブ
JP2009115474A (ja) 多層膜構造観察方法及び多層膜構造観察装置
CN111965152A (zh) 一种用于刑侦现场生物斑迹检测的识别仪
JPH102803A (ja) 光学装置
JP2005331419A (ja) 顕微分光測定装置
JP4713391B2 (ja) 赤外顕微鏡
JPH10232352A (ja) レーザ走査顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403