JP2003293768A - 車輌用温水式蓄熱装置 - Google Patents

車輌用温水式蓄熱装置

Info

Publication number
JP2003293768A
JP2003293768A JP2002101060A JP2002101060A JP2003293768A JP 2003293768 A JP2003293768 A JP 2003293768A JP 2002101060 A JP2002101060 A JP 2002101060A JP 2002101060 A JP2002101060 A JP 2002101060A JP 2003293768 A JP2003293768 A JP 2003293768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
heat storage
internal combustion
engine
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002101060A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yamazaki
誠 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2002101060A priority Critical patent/JP2003293768A/ja
Publication of JP2003293768A publication Critical patent/JP2003293768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水式蓄熱装置により温水が回収される際に
機関冷却系の冷却水の温度が急激に低下すること及びこ
れに起因して機関の運転や冷却水を利用するヒータの如
き装置に悪影響が及ぶ虞れを低減する。 【解決手段】 内燃機関12の冷却系より蓄熱タンク6
4へ温水を回収し、内燃機関の冷間始動時に内燃機関の
冷却系へ温水を供給する温水式蓄熱装置62に於いて、
温水の回収開始時に(S20、30)機関冷却水温Tc
と蓄熱タンク内水温Thとの差ΔT(=Tc−Th)が演
算され(S40)、温度差ΔTに基づき温水の回収を開
始すべきか否かを判定するための機関回転数の上限値N
emaxsが演算され(S50)、機関回転数Neがその上限
値Nemaxs以下であることを必要条件に温水の回収が開
始され(S60、70)、上限値Nemaxsは温度差ΔT
が大きいほど小さくなるよう可変設定される(S5
0)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輌の
蓄熱装置に係り、更に詳細には温水式の蓄熱装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の温水式蓄熱装置の一つ
として、例えば本願出願人の出願にかかる特開2001
−65384号公報に記載されている如く、内燃機関の
冷間始動性を向上させると共に排気エミッションを低減
すべく、機関の暖機後に温められた機関冷却水の一部を
温水として抽出し蓄熱タンクに蓄える温水回収を行い、
機関の冷間始動時に機関冷却水の一部を蓄熱タンクに蓄
えられた温水に置き換え、これにより機関を温める温水
式蓄熱装置が従来より知られている。
【0003】かかる温水式蓄熱装置によれば、内燃機関
の運転により温められた機関冷却水の一部が温水として
蓄熱タンクに蓄えられ、機関の冷間始動時には機関冷却
水の一部が蓄熱タンクに蓄えられていた温水に置き換え
られることより機関の昇温が促進されるので、温水式蓄
熱装置が設けられていない場合に比して内燃機関の冷間
始動性を向上させると共に排気エミッションを低減する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、温水式蓄熱装
置による温水の回収は、昇温した機関冷却水の一部が温
水として機関の冷却系より抽出され蓄熱タンクへ供給さ
れると共に、その温水と同量の冷却水が蓄熱タンクより
排出され機関の冷却系へ戻されることにより行われ、蓄
熱タンクより排出される冷却水の温度は蓄熱タンクへ回
収される温水の温度よりも低い。また機関の冷却系に於
ける冷却水の循環は、機関回転軸に連動して駆動される
冷却水循環ポンプによって行われるので、蓄熱タンクへ
の温水の回収流量及び蓄熱タンクよりの冷却水の排出流
量は冷却水循環ポンプの回転速度、従って機関回転数に
応じて変動する。
【0005】従って温水が回収される際に於ける機関回
転数が高い場合には、温水の回収及び冷却水の排出が急
激に行われ、多量の低温の冷却水が急激に機関の冷却系
へ戻されてしまうため、機関の冷却系に於ける冷却水の
温度が急激に低下することに起因して内燃機関の運転や
冷却水を利用するヒータの如き装置に悪影響が及ぶ虞れ
がある。
【0006】本発明は、機関回転軸に連動して駆動され
る冷却水循環ポンプにより冷却水が循環される冷却系を
備えた内燃機関を有する車輌のための従来の温水式蓄熱
装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであ
り、本発明の主要な課題は、温水が回収される際に於け
る機関回転数が高い場合には温水の回収を抑制すること
により、温水が回収される際に機関冷却系の冷却水の温
度が急激に低下すること及びこれに起因して内燃機関の
運転や冷却水を利用するヒータの如き装置に悪影響が及
ぶ虞れを低減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、請求項1の構成、即ち機関回転軸に連動
して駆動される冷却水循環ポンプにより冷却水が循環さ
れる冷却系を備えた内燃機関を有する車輌のための温水
式蓄熱装置であって、前記内燃機関の運転により温めら
れ前記冷却系を循環する冷却水の一部を温水として回収
し蓄える蓄熱タンクを有し、機関回転数が所定値よりも
低いことを必要条件として温水を前記蓄熱タンクに回収
することを特徴とする温水式蓄熱装置によって達成され
る。
【0008】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、機
関回転数が所定値よりも低いことを必要条件として温水
の回収を開始するよう構成される(請求項2の構成)。
【0009】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、温
水の回収中に機関回転数が所定値よりも高くなったとき
には温水の回収を中断するよう構成される(請求項3の
構成)。
【0010】
【発明の作用及び効果】上記請求項1の構成によれば、
機関回転数が所定値よりも低いことを必要条件として温
水が蓄熱タンクに回収されるので、機関回転数が高い状
況にて温水の回収が行われることを確実に防止すること
ができ、従って温水の回収によって機関冷却系の冷却水
の温度が急激に低下されること及びこれに起因して内燃
機関の運転や冷却水を利用するヒータの如き装置に悪影
響が及ぶ虞れを確実に低減することができる。
【0011】また上記請求項2の構成によれば、機関回
転数が所定値よりも低いことを必要条件として温水の回
収が開始されるので、機関回転数が所定値よりも高い状
況に於いて温水の回収が開始されることを確実に防止す
ることができ、また機関回転数が所定値よりも低い状況
に於いて確実に温水を回収することができる。
【0012】また上記請求項3の構成によれば、温水の
回収中に機関回転数が所定値よりも高くなったときには
温水の回収が中断されるので、機関回転数が所定値より
も高い状況に於いて温水の回収が継続されることを確実
に防止することができ、また機関回転数が所定値よりも
低い状況に於いて温水の回収が中断されることを防止し
て確実に温水を回収することができる。
【0013】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、
温水式蓄熱装置は内燃機関の冷間始動時に蓄熱タンクよ
り内燃機関の冷却系へ温水を供給し内燃機関の暖機を促
進する温水供給手段を有する温水式暖機促進装置の一部
を構成するよう構成される(好ましい態様1)。
【0014】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、内燃機関は補
助動力源と共働してハイブリッド装置を構成しているよ
う構成される(好ましい態様2)。
【0015】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、所定値は内燃
機関の冷却系の冷却水の温度と蓄熱タンク内の温水の温
度との差が大きいほど小さくなるよう、前記温度差に応
じて可変設定されるよう構成される(好ましい態様
3)。
【0016】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、所定値は蓄熱
タンク内の温水の温度が低いほど小さくなるよう、蓄熱
タンク内の温水の温度に応じて可変設定されるよう構成
される(好ましい態様4)。
【0017】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1の構成に於いて、機関回転数が所定値
よりも低いことを必要条件として温水の回収を開始し、
温水の回収中に機関回転数が所定値よりも高くなったと
きには温水の回収を中断するよう構成される(好ましい
態様5)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明す
る。
【0019】第一の実施形態 図1は温水式暖機促進装置に適用された本発明による温
水式蓄熱装置の第一の実施形態が組み込まれたハイブリ
ッド装置を示す概略構成図、図2は本発明による温水式
蓄熱装置の第一の実施形態を内燃機関及びその冷却系と
共に示す概略構成図である。
【0020】図1に於いて、10はハイブリッド装置を
示しており、ハイブリッド装置10はガソリンエンジン
の如き内燃機関12と補助動力源としての電動モータ
(電動機)14とを有している。内燃機関12の出力回
転軸12A及び電動モータ14の回転軸14Aは動力分
配装置16に機械的に接続されており、動力分配装置1
6には発電機18の回転軸18Aも機械的に接続されて
いる。動力分配装置16は遊星歯車機構を含み、内燃機
関12の動力を回転軸14Aへ伝達するモードと、回転
軸18Aへ伝達するモードと、回転軸14A及び18A
へ伝達するモードとに切り替るようになっている。
【0021】回転軸14Aは差動歯車装置を内蔵する減
速機20を介して左右のドライブシャフト22L及び2
2Rの内端に駆動接続され、ドライブシャフト22L及
び22Rの外端は図1には示されていない等速ジョイン
トを介して左右の駆動輪24L及び24Rに連結されて
いる。車輌の走行時には回転軸14Aの動力が減速機2
0、ドライブシャフト22L及び22Rを介して駆動輪
24L及び24Rへ走行用駆動力として伝達され、車輌
の減速制動時には駆動輪24L及び24Rが路面より受
ける回転駆動力がドライブシャフト22L及び22R、
減速機20を介して回転軸14Aへ伝達される。
【0022】電動モータ14及び発電機18は交流仕様
のものであり、インバータ26を介してバッテリ28と
電気的に接続されている。電動モータ14はバッテリ2
8より供給されインバータ26により交流に変換された
駆動電流が供給されることにより必要に応じて動力を発
生し、また車輌の減速制動時には回生発電機として機能
し、その発電電流はインバータ26により直流に変換さ
れた後バッテリ28へ供給されバッテリが充電される。
発電機18は内燃機関12より動力分配装置16を介し
て動力が供給されることにより発電し、その発電電流は
インバータ26により直流に変換された後バッテリ28
へ供給されバッテリが充電され、或いは必要に応じてそ
の発電電流がインバータ26を介して電動モータ14へ
供給され電動モータが駆動される。
【0023】図示のハイブリッド装置10に於いては、
内燃機関12は内燃機関制御装置30により制御され、
電動モータ14、動力分配装置16、発電機18、イン
バータ26はハイブリッド制御装置32により制御され
る。内燃機関制御装置30及びハイブリッド制御装置3
2はそれらの間に於いて必要な信号の通信を行うと共
に、車輌の走行状況に応じて互いに共働して下記の車輌
走行モードを達成する。尚内燃機関制御装置30及びハ
イブリッド制御装置32はそれぞれCPUとROMとR
AMと入出力ポート装置とを有しこれらが双方向性のコ
モンバスにより互いに接続された一般的な構成のマイク
ロコンピュータであってよい。
【0024】(A)発進及び低速走行モード 車輌の発進時及び低速走行時に於いては、内燃機関の効
率が他の運転域に比して低いので、内燃機関12が停止
され又は空転される状態にて電動モータ14がバッテリ
28よりインバータ26を経て供給される駆動電流によ
り駆動され、車輌は電気自動車として走行する。尚内燃
機関12が低温状態にあるときには、一定の温度以上に
なるまで内燃機関12がアイドリング運転されるが、そ
の動力は外部へ伝達されない。
【0025】(B)通常走行モード 車輌の通常走行時には、内燃機関12の動力が動力分配
装置16により発電機18及び減速機20へ分配され、
発電機18により発電された電力により電動モータ14
が駆動され、駆動輪24L及び24Rは動力分配装置1
6より減速機20へ供給される動力及び電動モータ14
により発生され減速機20へ供給される動力の両者によ
り駆動される。
【0026】(C)高負荷走行モード 車輌が全開加速時や急坂登坂時の如き高負荷走行状態に
あるときには、通常走行モードの場合と同様、内燃機関
12の動力が動力分配装置16により発電機18及び減
速機20へ分配されるが、電動モータ14は発電機18
により発電された電力及びバッテリ28よりインバータ
26を経て供給される駆動電流の両者によって駆動さ
れ、これにより駆動輪24L及び24Rは高い駆動力に
て駆動される。
【0027】(D)減速制動モード 車輌の減速制動時には、前述の如く駆動輪24L及び2
4Rが路面より受ける回転駆動力がドライブシャフト2
2L及び22R、減速機20、回転軸14Aを介して電
動モータ14へ伝達され、電動モータ14が回生発電機
として機能することにより発電された電力がインバータ
26を経てバッテリ28へ供給されバッテリが充電され
る。
【0028】(E)バッテリ充電モード バッテリ28は常に一定の充電状態を維持するよう制御
される。従ってバッテリ28の充電量が所定値以下に低
下したことがSOCメータ28Aにより検出されると、
上記通常走行モード時に内燃機関12の出力が増大され
ると共に、動力分配装置16により発電機18への分配
動力が増大され、発電機18による発電電力の増大分が
インバータ26を経てバッテリ28へ供給されバッテリ
が充電される。
【0029】(F)エコランモード 例えば信号待ち時の如く、減速制動により車速が所定値
以下に低下し車輌が停止すると、内燃機関12による無
駄な燃料消費を防止すべく、内燃機関12の温度が一定
の温度以上であれば、図には示されていないイグニッシ
ョンスイッチがオン状態にあっても内燃機関12が自動
的に停止される。
【0030】図には示されていないが、内燃機関12内
には周知の要領にて冷却水通路が設けられており、冷却
水通路は内燃機関12の出力回転軸12Aよりこれに連
動して駆動される冷却水循環ポンプ40及び導管42、
44によりラジエータ46に接続され、これらと共働し
て内燃機関12の冷却系を構成している。図2に於い
て、48はラジエータ46をバイパスするバイパス通路
を示し、50は導管42に設けられたサーモスタット弁
を示している。
【0031】サーモスタット弁50は冷却水温度が低い
ときには冷却水循環ポンプ40の吸入側をバイパス通路
48に接続し、冷却水はラジエータ46を通過すること
なく内燃機関12内の冷却水通路及びバイパス通路48
のみを循環する。またサーモスタット弁50は冷却水温
度がある程度以上に上昇すると冷却水循環ポンプ40の
吸入側を導管42に接続し、冷却水はラジエータ46及
び内燃機関12内の冷却水通路を直列式に通過して循環
し、ラジエータ46に於いて冷却される。
【0032】また内燃機関12内の冷却水通路は導管5
2により三方向切換弁54に接続され、三方向切換弁5
4は途中に電動ポンプ56及び室内暖房用のヒータ58
を有する導管60により冷却水循環ポンプ40とサーモ
スタット弁50との間の導管42に接続され、これによ
り導管52、60等はヒータ用温水循環系を構成してい
る。ヒータ58を作動させる際には、三方向切換弁54
により導管52と導管60とが接続され、内燃機関12
内の冷却水通路を通過することにより温められた冷却水
(温水)の一部がヒータ58に通され、導管60、42
及び冷却水循環ポンプ40を経て内燃機関12内へ戻さ
れる。
【0033】一般に、内燃機関12の運転に伴う機関本
体の昇温はシリンダブロック側よりもシリンダヘッド側
の方に於いて大きいので、導管52は内燃機関12のシ
リンダヘッド側に接続されている。また図示の実施形態
に於いては、導管52は導管44とは独立に内燃機関1
2内の冷却水通路に接続されているが、これらの導管は
それらに共通の部分にて内燃機関12内の冷却水通路に
接続されていてもよい。
【0034】図2に示されている如く、内燃機関12の
冷却系には本発明による温水式蓄熱装置62が併設され
ており、蓄熱装置62は内燃機関12内にて温められた
冷却水の一部を温水として内燃機関12の冷却系より回
収し、内燃機関12の冷間始動時に回収していた温水を
内燃機関12の冷却系へ供給し、これにより内燃機関1
2の昇温を補助することによりその暖機を促進する温水
式暖機促進装置の一部を構成している。
【0035】蓄熱装置62は断熱性に優れた材料にて形
成された蓄熱タンク64を有し、蓄熱タンク64は導管
66により三方向切換弁54に接続され、また途中に電
動ポンプ68を有する導管70によりヒータ58と導管
42との間の導管60に接続されている。尚導管70は
冷却水循環ポンプ40とサーモスタット弁50との間の
導管42に直接接続されてもよく、また導管42に直接
接続された導管70に導管60が接続されてもよい。
【0036】三方向切換弁54は図には示されていない
イグニッションスイッチがオン状態にあるときには、導
管52と導管60とを接続し且つ導管52と導管66と
の連通を遮断する状態に維持され、温水回収時には導管
52と導管60及び66とを接続し、イグニッションス
イッチがオフ状態に切り換えられると、導管52と導管
60との連通を遮断し且つ導管52と導管66とを接続
する。
【0037】蓄熱装置62が内燃機関12の冷却系より
蓄熱タンク64へ温水を回収する際には、三方向切換弁
54により導管52と導管60との接続状態が維持され
たまま導管52と導管66とが接続され、冷却水循環ポ
ンプ40の循環作用により内燃機関12の冷却系の温水
が導管52、三方向切換弁54、導管66を経て蓄熱タ
ンク64内へ導入され、蓄熱タンク64内の冷却水が導
管70を経て内燃機関12の冷却系へ戻される。
【0038】三方向切換弁54及び電動ポンプ56、6
8は内燃機関制御装置30により制御される。内燃機関
制御装置30には、機関回転数センサ72により検出さ
れた機関回転数Neを示す信号が入力され、また機関冷
却水温センサ74により検出された内燃機関12内の冷
却水通路の出口に於ける冷却水温Tcを示す信号及び蓄
熱タンク内水温センサ76により検出された蓄熱タンク
64内の冷却水(温水)の温度Thを示す信号が入力さ
れ、これにより内燃機関12の冷却系及び蓄熱装置62
を以下のモードにて作動させる。
【0039】尚内燃機関制御装置30及びハイブリッド
制御装置32には上記センサ以外のセンサにより検出さ
れた値を示す信号も入力されるが、図1及び図2に於い
ては簡略化の目的で、後述の温水回収制御に関連する検
出値を検出するセンサのみが図示されている。
【0040】(a)冷間始動(温水非供給)モード 内燃機関12の冷間始動時に於ける蓄熱タンク64内の
温水の温度Thが基準値未満であるときには、内燃機関
12へ蓄熱タンク64内の温水を供給しても十分な暖機
効果が得られないので、温水の供給は行われない。尚内
燃機関12の冷間始動時に於ける循環冷却水の温度は低
いので、サーモスタット弁50は冷却水循環ポンプ40
の吸入側をバイパス通路48に接続し、従って冷却水は
ラジエータ46を通過することなく内燃機関12内の冷
却水通路及びバイパス通路48のみを循環する。また三
方向切換弁54は導管52を導管60に接続した状態に
維持される。
【0041】(b)冷間始動(温水供給)モード 内燃機関12の冷間始動時に於ける蓄熱タンク64内の
温水の温度Thが基準値以上であるときには、三方向切
換弁54により導管52と導管66との連通が維持され
た状態にて電動ポンプ68が駆動され、これにより蓄熱
タンク64内の温水が導管66及び52を経て内燃機関
12の冷却系へ供給され、内燃機関12内の冷却水の一
部が温水に置き換えられることにより内燃機関の暖機が
促進される。尚この場合にもサーモスタット弁50は冷
却水循環ポンプ40の吸入側をバイパス通路48に接続
した状態を維持するので、冷却水はラジエータ46を通
過することなく内燃機関12内の冷却水通路及びバイパ
ス通路48を循環し、その一部は導管70を経て蓄熱タ
ンク64へ導入される。
【0042】(c)通常運転(温水回収)モード 内燃機関12の暖機が完了すると、サーモスタット弁5
0が冷却水循環ポンプ40の吸入側を導管42に接続
し、冷却水はラジエータ46及び内燃機関12内の冷却
水通路を直列式に通過して循環し、ラジエータ46に於
いて冷却される。また所定の温水回収開始条件が成立す
ると、例えば冷却水温Tcにより内燃機関12の暖機が
完了したことが確認されると、導管52と導管60との
連通が維持された状態にて所定の時間に亘り導管66が
三方向切換弁54により導管52に接続され、冷却水循
環ポンプ40の循環作用により内燃機関12の冷却系よ
り蓄熱タンク64内へ温水が回収される。この場合所定
の時間は蓄熱タンク64内の冷却水が完全に温水に置き
換えられるに必要な時間に設定される。
【0043】(d)通常運転(温水非回収)モード 温水の回収が完了すると、三方向切換弁54が導管52
と導管60とを接続し且つ導管52と導管66との連通
を遮断する標準状態に戻され、冷却水は冷却水循環ポン
プ40によりラジエータ46及び内燃機関12内の冷却
水通路を直列式に通過して循環され、ラジエータ46に
於いて冷却される。
【0044】(e)通常運転(ヒータ作動)モード 室内暖房用のヒータ58が作動される場合には、三方向
切換弁54により導管52が導管60に接続された状態
にて図には示されていない電動ファンが駆動され、これ
により内燃機関12内の昇温した冷却水の一部が導管5
2及び60を経て循環されることによりヒータ58が加
熱されると共に、ヒータ58の熱が電動ファンによる送
風により車室内へ供給される。尚ヒータ58が作動され
ている状況に於いてハイブリッド装置10がエコランモ
ードになり内燃機関12が自動的に停止されると、電動
ポンプ56が駆動され、これにより昇温した冷却水の循
環が継続される。
【0045】次に図3に示されたフローチャートを参照
して第一の実施形態に於いて内燃機関制御装置により達
成される温水回収制御ルーチンについて説明する。尚図
3に示されたフローチャートによる制御は図には示され
ていないイグニッションスイッチの閉成により開始さ
れ、所定の時間毎に繰返し実行される。
【0046】まずステップ10に於いては機関回転数セ
ンサ72により検出された機関回転数Neを示す信号等
の読み込みが行われ、ステップ10に於いては温水の回
収中であるか否かの判別、即ち既に蓄熱タンク64内へ
の温水の回収が開始されているか否かの判別が行われ、
肯定判別が行われたときにはステップ80へ進み、否定
判別が行われたときにはステップ30へ進む。
【0047】ステップ30に於いては例えば内燃機関1
2が運転されており機関冷却水温センサ74により検出
された冷却水温Tcが基準値以上であるか否かの判別に
より、温水回収の開始条件が成立したか否かの判別が行
われ、否定判別が行われたときにはそのまま図3に示さ
れたルーチンによる制御を一旦終了し、肯定判別が行わ
れたときにはステップ40へ進む。
【0048】ステップ40に於いては機関冷却水温セン
サ74により検出された冷却水温Tcと蓄熱タンク内水
温センサ76により検出された蓄熱タンク64内の温水
の温度Thとの差ΔT(=Tc−Th)が演算され、ステ
ップ50に於いては温度差ΔTに基づき図4に示された
グラフに対応するマップより温水の回収を開始すべきか
否かを判定するための機関回転数の上限値Nemaxsが演
算される。
【0049】ステップ60に於いては機関回転数Neが
その上限値Nemaxs以下であるか否かの判別が行われ、
否定判別が行われたときにはそのまま図3に示されたル
ーチンによる制御を一旦終了し、肯定判別が行われたと
きにはステップ70に於いて導管66が三方向切換弁5
4により導管52に接続され、これにより内燃機関12
の冷却系より導管52及び66を経て蓄熱タンク64内
への温水の回収が開始される。
【0050】ステップ80に於いては例えば温水の回収
が開始された時点より所定の時間が経過したか否かの判
別により、温水回収の終了条件が成立したか否かの判別
が行われ、否定判別が行われたときにはそのまま図3に
示されたルーチンによる制御を一旦終了し、肯定判別が
行われたときにはステップ90に於いて三方向切換弁5
4により導管66と導管52との連通が遮断され、これ
により温水の回収が終了される。
【0051】かくして図示の第一の実施形態によれば、
ステップ20及び30に於いて温水の回収開始時である
か否かが判定され、温水の回収開始時であるときにはス
テップ40及び50に於いて機関冷却水温Tcと蓄熱タ
ンク内水温Thとの差ΔTが大きいほど小さくなるよう
温水の回収を開始すべきか否かを判定するための機関回
転数の上限値Nemaxsが演算され、ステップ60及び7
0に於いて機関回転数Neがその上限値Nemaxs以下であ
ることを必要条件として温水の回収が開始される。
【0052】従って温水回収の開始条件が成立した段階
に於ける機関回転数Neが高く、冷却水循環ポンプ40
により昇温した機関冷却水が急激に蓄熱タンク64へ供
給されると共に蓄熱タンク64内の低温の冷却水が急激
に内燃機関12の冷却系に供給され、これにより機関冷
却系の冷却水温度が急激に低下すること及びこれに起因
して内燃機関12の運転が不安定になったりヒータ58
の作動に悪影響を及ぼしたりする虞れを確実に低減する
ことができる。
【0053】特に図示の実施形態によれば、温水の回収
を開始すべきか否かを判定するための機関回転数の上限
値Nemaxsは、温水の回収開始時に於ける機関冷却水温
Tcと蓄熱タンク内水温Thとの差ΔTが大きいほど小さ
くなるよう演算されるので、温度差ΔTが大きく温水の
回収により機関冷却系の冷却水温度が急激に低下する虞
れが高いほど機関回転数Neが低くなければ温水の回収
が開始されず、従って例えば機関回転数の上限値Nemax
sが一定値に設定される場合に比して、機関冷却系の冷
却水温度が急激に低下する虞れを確実に低減することが
できると共に、温度差ΔTが比較的小さく温水回収に起
因して機関冷却系の冷却水温度が急激に低下する虞れ低
い状況に於いて温水回収が行われなくなる虞れを確実に
低減することができる。
【0054】第二の実施形態 図5は本発明による温水式蓄熱装置の第二の実施形態に
於いて内燃機関制御装置により達成される温水回収制御
ルーチンを示すフローチャート、図6は機関冷却水温及
び蓄熱タンク内水温の差ΔTと温水回収中断判定のたの
機関回転数の上限値Nemaxeとの間の関係を示すグラフ
である。尚図5に於いて図3に示されたステップと同一
のステップには図3に於いて付されたステップ番号と同
一のステップ番号が付されている。
【0055】この第二の実施形態に於いては、ステップ
10〜90は上述の第一の実施形態の場合と同様に実行
され、ステップ80に於いて否定判別が行われたときに
はステップ100に於いてステップ40の場合と同様、
機関冷却水温センサ74により検出された冷却水温Tc
と蓄熱タンク内水温センサ76により検出された蓄熱タ
ンク64内の温水の温度Thとの差ΔT(=Tc−Th)
が演算され、ステップ110に於いて温度差ΔTに基づ
き図6に示されたグラフに対応するマップより温水の回
収を中断すべきか否かを判定するための機関回転数の上
限値Nemaxeが演算される。尚図4と図6との比較より
解る如く、同一の温度差ΔTについて見て機関回転数の
上限値Nemaxeは機関回転数の上限値Nemaxsよりも大き
い。
【0056】ステップ120に於いては機関回転数Ne
がその上限値Nemaxeを越えているか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときにはそのまま図5に示され
たルーチンによる制御を一旦終了し、肯定判別が行われ
たときにはステップ130に於いて三方向切換弁54に
よって導管66と導管52との連通が遮断されることに
より、内燃機関12の冷却系より蓄熱タンク64内への
温水の回収が中断される。
【0057】尚、温水の回収が終了された場合には、蓄
熱タンク64よりの温水の供給がされない限り、温水の
回収は行われないが、温水の回収が中断された場合に
は、蓄熱タンク64内の温度が十分に上昇していないの
で、ステップ30に於いて温水の回収開始条件が成立し
たと判定されることにより温水の回収がやり直されても
よく、また温水回収の時間が所定の時間になるまで温水
の回収が再開されてもよい。
【0058】かくして図示の第二の実施形態によれば、
ステップ20及び80に於いて温水回収中であるか否か
が判定され、温水回収中であるときにはステップ100
及び110に於いて機関冷却水温Tcと蓄熱タンク内水
温Thとの差ΔTが大きいほど小さくなるよう温水の回
収を中断すべきか否かを判定するための機関回転数の上
限値Nemaxeが演算され、ステップ120及び130に
於いて機関回転数Neがその上限値Nemaxeを越えている
ことを必要条件として温水の回収が中断される。
【0059】従って温水の回収中に機関回転数Neが高
くなったときには温水の回収が中断されるので、冷却水
循環ポンプ40により昇温した機関冷却水が急激に蓄熱
タンク64へ供給されると共に蓄熱タンク64内の低温
の冷却水が急激に内燃機関12の冷却系に供給され、こ
れにより機関冷却系の冷却水温度が急激に低下すること
及びこれに起因して内燃機関12の運転が不安定になっ
たりヒータ58の作動に悪影響を及ぼしたりする虞れを
確実に低減することができる。
【0060】特に図示の実施形態によれば、温水の回収
を中断すべきか否かを判定するための機関回転数の上限
値Nemaxeは、温水の回収中に於ける機関冷却水温Tcと
蓄熱タンク内水温Thとの差ΔTが大きいほど小さくな
るよう演算されるので、温度差ΔTが大きく温水の回収
により機関冷却系の冷却水温度が急激に低下する虞れが
高いほど温水の回収が中断され易くなり、従って例えば
機関回転数の上限値Nemaxeが一定値に設定される場合
に比して、機関冷却系の冷却水温度が急激に低下する虞
れを確実に低減することができると共に、温度差ΔTが
比較的小さく温水回収に起因して機関冷却系の冷却水温
度が急激に低下する虞れ低い状況に於いて温水回収が不
必要に中断される虞れを確実に低減することができる。
【0061】第三の実施形態 図7は本発明による温水式蓄熱装置の第三の実施形態に
於いて内燃機関制御装置により達成される温水回収制御
ルーチンを示すフローチャート、図8は温水回収開始後
の経過時間Δtと温水回収中断判定のたの機関回転数の
上限値Nemaxeとの間の関係を示すグラフである。尚図
7に於いて図3及び図5に示されたステップと同一のス
テップには図3及び図5に於いて付されたステップ番号
と同一のステップ番号が付されている。
【0062】この第三の実施形態に於いては、ステップ
10〜90、120、130は上述の第一の実施形態の
場合と同様に実行され、ステップ80に於いて否定判別
が行われたときにはステップ105に於いて温水の回収
が開始された時点よりの経過時間Δtが演算され、ステ
ップ115に於いて経過時間Δtに基づき図8に示され
たグラフに対応するマップより温水の回収を中断すべき
か否かを判定するための機関回転数の上限値Nemaxeが
演算される。
【0063】かくして図示の第三の実施形態によれば、
ステップ20及び80に於いて温水回収中であるか否か
が判定され、温水回収中であるときにはステップ105
及び115に於いて温水回収開始時点よりの経過時間Δ
tが大きいほど大きくなるよう温水の回収を中断すべき
か否かを判定するための機関回転数の上限値Nemaxeが
演算され、ステップ120及び130に於いて機関回転
数Neがその上限値Nemaxeを越えていることを必要条件
として温水の回収が中断される。
【0064】一般に、温水回収開始時点よりの経過時間
Δtが大きくなるほど機関冷却水温Tcと蓄熱タンク内
水温Thとの差が小さくなるので、温水回収開始時点よ
りの経過時間Δtが大きくなるほど蓄熱タンク64内へ
の昇温した冷却水の回収流量及び蓄熱タンク64内より
機関冷却系への温水の排出流量が高くてもよい。図示の
第三の実施形態によれば、温水の回収を中断すべきか否
かを判定するための機関回転数の上限値Nemaxeは温水
回収開始時点よりの経過時間Δtが大きいほど大きくな
るよう演算されるので、温水の回収開始直後に冷却水循
環ポンプ40により昇温した機関冷却水が急激に蓄熱タ
ンク64へ供給されると共に蓄熱タンク64内の低温の
冷却水が急激に内燃機関12の冷却系に供給され、これ
により機関冷却系の冷却水温度が急激に低下すること及
びこれに起因して内燃機関12の運転が不安定になった
りヒータ58の作動に悪影響を及ぼしたりする虞れを確
実に低減することができると共に、温水の回収中に温水
の回収が不必要に中断される虞れを低減することができ
る。
【0065】特に上述の第二及び第三の実施形態によれ
ば、上述の第一の実施形態の場合と同様にステップ10
〜90が実行されるので、上述の第一の実施形態の作用
効果を確保しつつ、それぞれ第二及び第三の実施形態の
格別の作用効果を達成することができる。
【0066】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【0067】例えば上述の各実施形態に於いては、車輌
は内燃機関12を主動力源とし電動モータ14を補助動
力源とするハイブリッド装置10を有するハイブリッド
車であるが、本発明による温水式蓄熱装置は水冷式の冷
却系を備えた内燃機関のみを駆動源とする車輌に適用さ
れてもよい。
【0068】また上述の第一乃至第三の実施形態に於い
ては、温水の回収を開始すべきか否かを判定するための
機関回転数の上限値Nemaxsは機関冷却水温Tcと蓄熱タ
ンク内水温Thとの差ΔTが大きいほど小さくなるよう
演算され、また上述の第二の実施形態に於いては、温水
の回収を中断すべきか否かを判定するための機関回転数
の上限値Nemaxeが温度差ΔTが大きいほど小さくなる
よう演算されるようになっているが、一般に蓄熱タンク
内水温Thが低いほど温度差ΔTが大きくなるので、こ
れらの上限値は蓄熱タンク内水温Thが低いほど小さく
なるよう蓄熱タンク内水温Thに基づいて演算されるよ
う修正されてもよい。
【0069】更に上述の各実施形態に於いては、導管6
6が三方向切換弁54により導管52に接続されること
により温水の回収及び供給が行われるようになっている
が、本発明による温水式蓄熱装置に於いては温水の回収
及び供給は任意の態様にて行われてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】温水式暖機促進装置に適用された本発明による
温水式蓄熱装置の第一の実施形態が組み込まれたハイブ
リッド装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明による温水式蓄熱装置の第一の実施形態
を内燃機関及びその冷却系と共に示す概略構成図であ
る。
【図3】第一の実施形態に於いて内燃機関制御装置によ
り達成される温水回収制御ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図4】機関冷却水温及び蓄熱タンク内水温の差ΔTと
温水回収開始判定のたの機関回転数の上限値Nemaxsと
の間の関係を示すグラフである。
【図5】第二の実施形態に於いて内燃機関制御装置によ
り達成される温水回収制御ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図6】機関冷却水温及び蓄熱タンク内水温の差ΔTと
温水回収中断判定のたの機関回転数の上限値Nemaxeと
の間の関係を示すグラフである。
【図7】第三の実施形態に於いて内燃機関制御装置によ
り達成される温水回収制御ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図8】温水回収開始後の経過時間Δtと温水回収中断
判定のたの機関回転数の上限値Nemaxeとの間の関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
10…ハイブリッド装置 12…内燃機関 14…電動モータ 16…動力分配装置 18…発電機 26…インバータ 28…バッテリ 30…内燃機関制御装置 32…ハイブリッド制御装置 40…冷却水循環ポンプ 46…ラジエータ 50…サーモスタット弁 54…三方向切換弁 56、68…電動ポンプ 58…ヒータ 62…温水式蓄熱装置 64…蓄熱タンク 72…機関回転数センサ 74…機関冷却水温センサ 76…蓄熱タンク内水温センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関回転軸に連動して駆動される冷却水循
    環ポンプにより冷却水が循環される冷却系を備えた内燃
    機関を有する車輌のための温水式蓄熱装置であって、前
    記内燃機関の運転により温められ前記冷却系を循環する
    冷却水の一部を温水として回収し蓄える蓄熱タンクを有
    し、機関回転数が所定値よりも低いことを必要条件とし
    て温水を前記蓄熱タンクに回収することを特徴とする温
    水式蓄熱装置。
  2. 【請求項2】機関回転数が所定値よりも低いことを必要
    条件として温水の回収を開始することを特徴とする請求
    項1に記載の温水式蓄熱装置。
  3. 【請求項3】温水の回収中に機関回転数が所定値よりも
    高くなったときには温水の回収を中断することを特徴と
    する請求項1に記載の温水式蓄熱装置。
JP2002101060A 2002-04-03 2002-04-03 車輌用温水式蓄熱装置 Pending JP2003293768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101060A JP2003293768A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 車輌用温水式蓄熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101060A JP2003293768A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 車輌用温水式蓄熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003293768A true JP2003293768A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29241629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002101060A Pending JP2003293768A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 車輌用温水式蓄熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003293768A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151105A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Motor Corp 車両の蓄熱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151105A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyota Motor Corp 車両の蓄熱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8069827B2 (en) Vehicle cooling controller and cooling control method
JP3904135B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP4023729B2 (ja) エンジンの自動停止再始動制御装置
EP2205458B1 (en) Hybrid system control apparatus and hybrid system control method
JP4095786B2 (ja) ハイブリッド電気自動車用電動冷媒ポンプの制御システム
JP5783080B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3757892B2 (ja) ハイブリッド車輌用温水式蓄熱装置
JP4508281B2 (ja) 電池制御装置及び蓄電池の充放電制御方法
US20090063009A1 (en) Vehicle and control method of vehicle
US20100131152A1 (en) System, device and method for automatically stopping and starting engines of motor vehicles
JP2008049877A (ja) 電池制御装置
JP2012101616A (ja) シリーズハイブリッド車両の制御装置
US20150104687A1 (en) Battery warming-up system
JP2008126970A (ja) 車両用加熱装置
JP3211595B2 (ja) ハイブリッド型電気自動車
KR100951980B1 (ko) 마일드 하이브리드 차량 및 그 제어 방법
JP2001234840A (ja) ハイブリッド自動車
JP2004270618A (ja) 車両の油温制御装置
JP2006051852A (ja) ハイブリッド車両の暖房装置
JP6973934B2 (ja) 車両の暖房システム
JP2005163545A (ja) ハイブリッド電気自動車のエンジン制御装置
JP2003293768A (ja) 車輌用温水式蓄熱装置
JP2007137328A (ja) 自動車及びその制御方法
JP4274658B2 (ja) エンジンのアイドル制御装置
JP2007182175A (ja) 冷却装置